JPH11335437A - 光沢と除去性に優れた水性ウレタン樹脂 - Google Patents

光沢と除去性に優れた水性ウレタン樹脂

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JPH11335437A
JPH11335437A JP10145550A JP14555098A JPH11335437A JP H11335437 A JPH11335437 A JP H11335437A JP 10145550 A JP10145550 A JP 10145550A JP 14555098 A JP14555098 A JP 14555098A JP H11335437 A JPH11335437 A JP H11335437A
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JP
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urethane resin
compound
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removability
average molecular
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JP10145550A
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Tatsuhiko Kobayashi
龍彦 小林
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基材に塗布した際に優れた光沢性を有する皮
膜を形成し、かつ該皮膜の基材からの除去性に優れた水
性ウレタン樹脂を提供する。 【解決手段】 有機ジイソシアネート化合物、ポリオー
ル化合物、イオン基形成化合物及び必要に応じて鎖延長
剤からなる水性ウレタン樹脂において、ポリオール化合
物がビスフェノール化合物に炭素数2〜4のアルキレン
オキシドを反応させることにより得られる数平均分子量
300〜2500のビスフェノール骨格含有ポリエーテ
ルポリオールであり、該水性ウレタン樹脂の数平均分子
量が2000〜15000の範囲である光沢と除去性に
優れた水性ウレタン樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光沢と除去性に優れ
た水性ウレタン樹脂に関する。更に詳しくは、基材に塗
布後、乾燥した際に光沢の優れた皮膜を形成すると共
に、基材から皮膜を除去する際には水で再溶解しやすい
ため容易に除去可能な水性ウレタン樹脂に関する。
【0002】
【従来の技術】床用ワックスや家具用ワックス等として
用いられる水性艶出し剤には様々な性能が要求される。
例えば床用ワックスを例に挙げると、要求される重要な
特性は、先ず基材の表面への光沢・美観の付与性能、皮
膜物性及び耐久性等が挙げられるが、その他にもメンテ
ナンス時における塗り替え作業等の際に古い皮膜が再溶
解しやすく容易に除去できること、そしてその上に新た
な塗膜を再塗布できることが必要である。
【0003】従来の水性艶出し剤は基材に塗布した際の
光沢が良好であっても、基材からの除去性に乏しく水で
の除去が困難であるため、アルカリ洗浄剤を使用する必
要があった。その結果、基材表面を傷めたり除去作業に
手間がかかる等の問題があった。また逆に除去性を良く
しようとすると光沢が必ずしも満足されず、光沢と除去
性の両者を満足するものは見出されていない。
【0004】これまで水性艶出し剤として、水性アクリ
ル樹脂、水性ウレタン樹脂等を用いた種々の組成物が提
案されている。例えば、特開昭62−205168号公
報にはカルボン酸及び/又はカルボン酸塩を含む酸価が
40〜200mgKOH/gのウレタン系樹脂を使用す
ることが開示されているが、アルカリ洗浄剤による皮膜
の除去性は良好なものの、水による除去性は必ずしも十
分ではなく、また塗布後の光沢についても十分とは言え
なかった。
【0005】特開平8−92529号公報には水性ウレ
タン樹脂をカルシウム架橋することにより、床の表面に
塗布した際に形成される皮膜が強靱化し、耐久性及び耐
摩耗性が向上することが開示されている。しかしなが
ら、架橋構造の導入によって各種耐久性は向上するもの
の、皮膜の除去性は満足されるものではなかった。ま
た、特開平8−109353号公報には、分子内にカル
ボキシル基又はその塩とカルボニル基を有するα, β-
不飽和カルボン酸系ポリマー又はウレタン系ポリマーを
用いヒドラジン基含有化合物等で架橋することが開示さ
れているが、上記と同様、得られる皮膜の除去性につい
ては満足されるものではなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、その目的は、従来の水性ウレ
タン樹脂や水性アクリル樹脂では満足されなかった、高
い光沢性と優れた除去性の両者を併せ持つ水性ウレタン
樹脂を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、水性ウレタン樹脂
の構成成分として特定構造のポリエーテルポリオールを
用い、かつ樹脂の数平均分子量を従来より低目の特定範
囲とすることにより、光沢と除去性の両方を満足する水
性ウレタン樹脂が得られることを見出して本発明に到達
した。即ち本発明の要旨は、有機ジイソシアネート化合
物、ポリオール化合物、イオン基形成化合物及び必要に
応じて鎖延長剤からなる水性ウレタン樹脂において、ポ
リオール化合物がビスフェノール化合物に炭素数2〜4
のアルキレンオキシドを反応させることにより得られる
数平均分子量300〜2500のビスフェノール骨格含
有ポリエーテルポリオールであり、該水性ウレタン樹脂
の数平均分子量が2000〜15000の範囲であるこ
とを特徴とする光沢と除去性に優れた水性ウレタン樹
脂、に存する。なお、ビスフェノール骨格含有のポリエ
ーテルポリオールを共重合させた水溶ウレタン樹脂は知
られているが、従来のものは、分子量が2〜3万以上と
高く、本発明の目的とする除去性の点において不十分な
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明につきさらに詳細に
説明する。本発明における水性ウレタン樹脂は有機ジイ
ソシアネート化合物、ポリオール化合物、イオン基形成
化合物及び必要に応じて鎖延長剤から構成される。有機
ジイソシアネート化合物としては、2,4-トリレンジイソ
シアネート及びこれと2,6-トリレンジイソシアネートの
混合物(略してTDI)、4,4 ´- ジフェニルメタンジ
イソシアネート(MDI)、1,5-ナフタレンジイソシア
ネート(NDI)、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)、4,4 ´- ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート( H12MDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート
(HMDI)、キシリレンジイソシアネート(XD
I)、TDIの水素添加物等があげられ、これらは単独
または併用して使用することができる。これら有機ジイ
ソシアネート化合物の使用量は、ウレタン樹脂を構成す
る全成分に対し、通常15〜50重量%程度である。
【0009】本発明の水性ウレタン樹脂の構成成分であ
るポリオール化合物は、ビスフェノール骨格含有ポリエ
ーテルポリオールであることが必要である。該ポリエー
テルポリオールは、ビスフェノール化合物にエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド等から
選ばれる炭素数2〜4のアルキレンオキシドを1種類ま
たは2種類以上を付加反応させることにより得られる。
【0010】前記ビスフェノール化合物としては、ビス
フェノールA(4,4 ′- ジヒドロキシジフェニル-2,2-
プロパン)、ビスフェノールF(4,4 ′- ジヒドロキシ
ジフェニルメタン)、ビスフェノールS(4,4 ′- ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン)、ビスフェノールAF
(4,4 ′- ヘキサフロロイソプロピリデンジフェノー
ル)、4,4 ′- ビフェノール、4,4 ′- チオジフェノー
ル、4,4 ′- ジヒドロキシジフェニルエーテル等やこれ
らの置換誘導体があげられる。
【0011】また、このポリオール化合物の数平均分子
量は300〜2500であることが必要である。この分
子量が小さ過ぎると、得られるウレタン樹脂を基材に塗
布した際の皮膜の連続性が低下し平滑な皮膜を形成する
ことができない。また樹脂の凝集力が大きくなるため除
去性が低下する傾向がある。逆にこの分子量が大き過ぎ
ると、ウレタン樹脂を基材に塗布した際の光沢性が十分
でなく、また粘着性の上昇や皮膜強度の低下等、皮膜物
性が悪化する傾向がある。この分子量の好ましい範囲は
500〜2000であり、より好ましくは500〜15
00である。
【0012】このようなポリエーテルポリオールは市販
品を入手することもできる。例えば前記ビスフェノール
Aにプロレンオキシドを付加した数平均分子量で300
〜2500のものとして、旭電化工業(株)製の商品
名:アデカポリエーテルBPX-11,BPX-33,BPX-55,BPX-100
0,BPX-2000等を使用することができる。ポリオール化合
物の主成分は該ポリエーテルポリオールであるが、性能
上支障のない範囲で他のポリオールを加えることもでき
る。これらポリオール化合物の使用量は、ウレタン樹脂
を構成する全成分に対し、通常25〜75重量%程度で
ある。イオン基形成化合物は、アニオン型、カチオン型
のどちらも使用することができる。
【0013】アニオン型としては、カルボキシル基を含
有するものとして例えばジメチロールプロピオン酸、ジ
メチロールブタン酸、1-カルボキシ-1,5- ペンチレンジ
アミン、3,5-ジアミノ安息香酸等、ポリオキシプロピレ
ントリオールと無水マレイン酸や無水フタル酸とのハー
フエステル化合物等が挙げられ、またスルホン酸アルカ
リ金属塩基を有するものとしては、2-スルホ-1,4- ブタ
ンジオールナトリウム塩、5-スルホ- ジ- β- ヒドロキ
シエチルイソフタレートナトリウム塩等が挙げられる。
【0014】カルボキシル基を含有する化合物を使用し
た場合、カルボキシル基塩を形成し親水性化するために
中和剤としてトリエチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリ
エチレンジアミン、ジメチルアミノエタノール等のアミ
ン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ
金属化合物を用いる。カルボキシル基に対する中和率は
通常50〜100モル%である。
【0015】カチオン型としては、N-メチルジエタノー
ルアミン、N-メチルエタノールアミン、トリエタノール
アミン等があげられる。これら3級窒素化合物を使用す
る場合は中和剤として塩酸、酢酸、プロピオン酸、乳酸
等を用いる。3級窒素に対する中和率は通常50〜10
0モル%である。前記イオン基形成化合物のうち、カル
ボキシル基を含有するアニオン型が原料の入手、取扱い
易さと樹脂の製造し易さの点から好ましい。また皮膜の
除去性を高めるためには前記中和剤の中でも揮発性の小
さいアルカリ金属化合物や高沸点のアミン類を使用する
ことが望ましい。これらイオン基形成化合物の使用量
は、ウレタン樹脂を構成する全成分に対し、通常、3〜
20重量%程度である。
【0016】鎖延長剤としては、例えば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4-ブタンジオール、
1,3-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、3-メチ
ルペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール等の短鎖ジ
オール、ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、フェニレンジアミ
ン、キシリレンジアミン、イソホロンジアミン、ピペラ
ジン等のジアミン、水等が挙げられる。これらは単独で
用いてよいし2種以上を併用することもできる。これら
鎖延長剤の使用量は、ウレタン樹脂を構成する全成分に
対し、通常、2〜20重量%程度であるが、前記のイオ
ン基形成化合物も鎖延長剤の役目を果たすので、場合に
よっては上記鎖延長剤を用いなくてもよい。
【0017】本発明において対象とする水性ウレタン樹
脂の数平均分子量は2000〜15000の範囲にであ
ることが必要である。より好ましい分子量は3000〜
12000であり、最も好ましくは3000〜1000
0の範囲である。数平均分子量が2000未満であると
皮膜の除去性は良いが物性が劣り実用的でなくなる。ま
た数平均分子量が15000を越えると皮膜物性は良い
が除去性が悪くなる。
【0018】またウレタン樹脂中のイオン基の量は、重
量換算で樹脂固形分当たり、通常1〜7重量%程度、好
ましくは1〜5重量%、より好ましくは1.5〜3.5
重量%である。イオン基含有量が少な過ぎるとウレタン
樹脂の自己乳化性が不足しウレタン樹脂の平均粒子径が
大きくなり分散安定性が悪くなるばかりでなく、皮膜が
緻密かつ平滑に形成しにくいため光沢も出にくくなる傾
向がある。一方イオン基含有量が多過ぎると皮膜物性や
耐水性が低下する傾向がある。ウレタン樹脂の平均粒子
径は、光沢の点から小さいほうが好ましく、通常0.4
μm 以下、好ましくは0.2μm 以下である。
【0019】本発明の水性ウレタン樹脂の製造方法とし
ては、前記の有機ジイソシアネート化合物、ポリオール
化合物、イオン基形成化合物及び必要に応じて鎖延長剤
を、N-メチル-2- ピロリドン、アセトン、メチルエチル
ケトン等の溶剤の単独または併用系でジブチルチンジラ
ウレート、ジブチルチンジオクトエート、スタナスオク
トエート等の有機スズ化合物やトリエチルアミン、トリ
エチレンジアミン等の3級アミン化合物等の触媒存在下
または非存在下で50〜100℃で反応させた後、前記
中和剤で中和して水を加えて転相・乳化し、必要に応じ
て脱溶剤処理を行い水性ウレタン樹脂を製造する方法
(溶液法)が挙げられる。
【0020】別の方法としては、前記の有機ジイソシア
ネート化合物、ポリオール化合物及びイオン基形成化合
物を、N-メチル-2- ピロリドン、アセトン、メチルエチ
ルケトン等の溶剤の単独または併用系で前記触媒の存在
下または非存在下で50〜100℃で反応しイソシアネ
ート基末端のプレポリマーとした後、中和し水を加え転
相・乳化してジアミンや水で鎖延長し、必要に応じて脱
溶剤処理を行って製造する方法(プレポリマー混合法)
が挙げられる。
【0021】いずれの製造方法においても、本発明のウ
レタン樹脂は水への乳化分散液として得られるが、この
乳化分散液中の樹脂固形分は通常20〜50重量%であ
る。本発明においてはウレタン樹脂の数平均分子量を上
記範囲内にコントロールする必要があるため、製造方法
としては前者の溶液法がより分子量制御が容易な点で好
ましい。以下に、本発明のウレタン樹脂を構成する各成
分を用いて分子量2000〜15000のウレタン樹脂
を製造する際の処方の一例を示す。
【0022】ポリオール化合物としてBPX-1000(数平均
分子量1000)を1モル、イオン基形成化合物としてジメ
チロールプロピオン酸(分子量134 )を1モル、鎖延長
剤としてネオペンチルグリコール(分子量104 )を1モ
ル使用するとそれら活性水素含有化合物の混合物の数平
均分子量は以下のように計算される。 有機ジイソシアネート化合物として前記イソホロンジイ
ソシアネート(IPDI、分子量222 )を用い数平均分
子量6000のウレタン樹脂を設計する場合、IPDI
の必要分子数をnとすると、 (上記混合物の数平均分子量)×(n+1)+(IPDIの
分子量)×n=6000 413×(n+1)+222×n=6000 n≒9.52
【0023】したがって上記混合物に対するIPDIの
必要モル数は、以下のように計算される。 この場合の反応原料の仕込み量は以下の通りとなる。 BPX-1000 1モル 1000g ジメチロールプロピオン酸 1モル 134g ネオペンチルグリコール 1モル 104g IPDI 2.71モル 602g
【0024】本発明に係る水性ウレタン樹脂は前述のイ
オン基を含有する自己乳化型の水性ウレタン樹脂を主成
分とするが、性能に支障のない範囲で水性アクリル系樹
脂、水性スチレン・アクリル系樹脂、水性酢酸ビニル系
樹脂、水性エポキシ系樹脂、水性シリコーン系樹脂、水
性フッ素含有樹脂、オレフィン系ワックス等を配合する
ことができる。
【0025】さらに皮膜形成時の造膜性を高めるため
に、前記N-メチル-2- ピロリドンの他、エチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、3-エト
キシエチルプロピオネート等の助溶剤を含有させてもよ
い。また、基材とのヌレ性、レベリング性を向上させる
ため各種の界面活性剤や消泡剤等を配合することもでき
る。最終的に使用する際の配合液中の固形分は、通常2
〜30重量%程度である。
【0026】本発明の水性ウレタン樹脂は木材、石材、
金属、合成樹脂製の床材、壁材、家具等に塗布して表面
に光沢を与え美観を向上させる目的で使用される床用ワ
ックスや家具用ワックス、その他艶出し用洗浄剤等の樹
脂成分として適しており、一般家庭用並びに業務用とし
て広く利用することができる。基材への塗布方法は、流
し塗り、刷毛塗り、モップ塗布、ロール塗布、スプレー
塗布、ディッピング等如何なる方法も使用することがで
きる。塗布後の乾燥は室温で良く加熱乾燥、熱風乾燥等
は特に必要ない。また本発明の水性ウレタン樹脂は、基
材表面への光沢・美観の付与性能が優れるだけでなく、
基材からの除去性にも優れるので、表面皮膜の汚れや傷
付き等により再塗布が必要になった場合にも水拭き等に
より表面皮膜を容易に除去することができ再塗布が可能
である。
【0027】
【実施例】以下に実施例により本発明の具体的態様をよ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例によって限定されるものではない。以
下の実施例において、%とは重量%を示す。 実施例1 2Lの4つ口セパラブルフラスコにアデカポリエーテル
BPX-1000(数平均分子量1000)を200.0g、ジメチ
ロールプロピオン酸26.8g、ネオペンチルグリコー
ル20.8g、N-メチル-2- ピロリドン92.0g、ジ
ブチルチンジオクトエート0.18gを仕込み70℃で
均一に溶解した後、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)を120.4g加え80℃で10時間反応してポ
リウレタン樹脂溶液を得た。
【0028】次に水酸化ナトリウム6.4gを脱塩水7
66.7gに溶かした水溶液を徐々に加え中和しながら
転相・乳化させて固形分30%、粘度20mPa ・s/25℃
(株式会社東京計器製造所製EM型回転式粘度計で測定、
以下同様)の均一微濁液体を得た。平均粒子径は0.0
2μm (大塚電子株式会社製DLS-7000動的光散乱測定装
置で測定、以下同様)であった。これを樹脂Aとする。
【0029】実施例2 2Lの4つ口セパラブルフラスコにアデカポリエーテル
BPX-1000(数平均分子量1000)を100.0g、ジメチ
ロールプロピオン酸28.1g、ネオペンチルグリコー
ル62.4g、N-メチル-2- ピロリドン68.3g、ジ
ブチルチンジオクトエート0.034g、アセトン21
1.1gを仕込み40℃で均一に溶解した後、80- TD
I(2,4-体と2,6-体の比率が80:20のトリレンジイ
ソシアネート)151.0gを加え55℃で15時間反
応しポリウレタン樹脂溶液を得た。次に水酸化ナトリウ
ム6.3gを脱塩水728.5gに溶かした水溶液を徐
々に加え転相・乳化させた後、窒素流入によってアセト
ンを除去し固形分30%、粘度200mPa ・s/25℃の均
一微濁液体を得た。平均粒子径は0.08μm であっ
た。これを樹脂Bとする。
【0030】実施例3 2Lの4つ口セパラブルフラスコにアデカポリエーテル
BPX-33(数平均分子量590 )を147.5g、ジメチロ
ールブタン酸29.6g、ネオペンチルグリコール2
6.0g、N-メチル-2- ピロリドン69.1g、ジブチ
ルチンジオクトエート0.35g、アセトン161.4
gを仕込み40℃で均一に溶解した後、IPDIを14
2.6g加え55℃で20時間反応してポリウレタン樹
脂溶液を得た。次いで水酸化ナトリウム7.2gを脱塩
水737.5gに溶かした水溶液を徐々に加えて転相・
乳化させた後、窒素流入によってアセトンを除去し固形
分30%、粘度80mPa ・s/25℃の均一な乳濁液を得
た。平均粒子径は0.15μm であった。これを樹脂C
とする。
【0031】実施例4 2Lの4つ口セパラブルフラスコにアデカポリエーテル
BPX-1000(数平均分子量1000)を200.0g、ジメチ
ロールプロピオン酸26.8g、ネオペンチルグリコー
ル20.8g、ジブチルチンジオクトエート0.18
g、N-メチル-2-ピロリドン124.1gを仕込み70
℃で均一に溶解した後、IPDI124.8gを加えて
80℃で14時間反応してポリウレタン樹脂溶液を得
た。次いで水酸化ナトリウム6.4gを脱塩水744.
8gに溶かした水溶液を徐々に加えて転相・乳化し固形
分30%、粘度100mPa ・s/25℃の均一な微濁液体を
得た。平均粒子径は0.03μm であった。これを樹脂
Dとする。
【0032】実施例5 2Lの4つ口セパラブルフラスコにアデカポリエーテル
BPX-1000(数平均分子量1000)を200.0g、ジメチ
ロールプロピオン酸26.8g、ネオペンチルグリコー
ル20.8g、ジブチルチンジオクトエート0.18
g、N-メチル-2-ピロリドン90.2gを仕込み70℃
で均一に溶解した後、IPDI113.2gを加え80
℃で4時間反応してポリウレタン樹脂溶液を得た。次い
で水酸化ナトリウム6.4gを751.7gの脱塩水に
溶解した水溶液を徐々に加えて中和しながら転相・乳化
し固形分30%、粘度20mPa ・s/25℃の均一な微濁液
体を得た。平均粒子径は0.02μm であった。これを
樹脂Eとする。
【0033】比較例1 実施例1のアデカポリエーテルBPX-1000(数平均分子量
1000)をアデカポリエーテルP-1000(数平均分子量1000
のポリプロピレングリコール、旭電化工業(株)製)に
変え、その他の原料及び仕込量を同じにして同様に製造
を行い、固形分30%、粘度30mPa ・s/25℃の均一な
微濁液体を得た。平均粒子径は0.03μm であった。
これを樹脂Fとする。
【0034】比較例2 2Lの4つ口セパラブルフラスコにアデカポリエーテル
BPX-33(数平均分子量590 )を177.0g、ジメチロ
ールプロピオン酸40.2g、ネオペンチルグリコール
31.2g、ジブチルチンジオクトエート0.12g、
N-メチル-2- ピロリドン130.1gを仕込み70℃で
均一に溶解した後、IPDIを141.9g加え80℃
で4時間反応してポリウレタン樹脂溶液を得た。次に水
酸化ナトリウム9.6gを脱塩水780.6gに溶かし
た水溶液を徐々に加えて転相・乳化し固形分30%、粘
度20mPa ・s/25℃の均一微濁液体を得た。平均粒子径
は0.23μm であった。これを樹脂Gとする。
【0035】比較例3 2Lの4つ口セパラブルフラスコにアデカポリエーテル
BPX-1000(数平均分子量1000)を100.0g、ジメチ
ロールプロピオン酸28.1g、ネオペンチルグリコー
ル62.4g、N-メチル-2- ピロリドン69.4g、ジ
ブチルチンジオクトエート0.035g、アセトン16
1.8gを仕込み40℃で均一に溶解してから、80- T
DIを156.3g加え55℃で22時間反応してポリ
ウレタン樹脂溶液を得た。アセトン115.6gを追加
し希釈して水酸化ナトリウム6.3gを脱塩水739.
8gに溶かした水溶液を徐々に加えて転相・乳化し、窒
素流入でアセトンを除去し固形分30%。粘度550mP
a ・s/25℃の均一微濁液体を得た。平均粒子径は0.1
2μm であった。これを樹脂Hとする。表−1に実施例
1〜5及び比較例1〜3の樹脂固形分について原料仕込
み重量と数平均分子量を示す。
【0036】実施例6〜10 実施例1〜5で製造した水性ポリウレタン樹脂を用い、
皮膜性能評価を行った。黒色塩化ビニル製タイルを基材
として表−2に示した配合液処方で各液を調製し、50
μm の間隙を設けて各液を塗布し室温で24時間乾燥さ
せ試料とした。各評価方法は以下の通りである。 (非粘着性)指触により皮膜に粘着性のないものを良
好、粘着性のあるものを不良とした。 (光沢度)JIS Z8741に準拠して入射角60
度、受光角60度の反射率を測定し、鏡面光沢度基準面
の光沢度を100として百分率で表した。
【0037】(除去性)脱塩水をしみ込ませたガーゼで
試験片皮膜を10回擦り、擦った部分の除去程度を目視
により以下のように判定した。 優秀:完全に除去されている。 良好:半分以上除去されている。 不良:ほとんを除去されず残っている。 評価結果を表−2に示す。いずれも乾燥皮膜の光沢度は
高く、水拭きによる皮膜の除去性(再溶解性)は良好で
あった。 比較例4〜6 比較例1〜3で製造した水性ポリウレタン樹脂について
実施例6〜10と同様にして皮膜の評価を行った結果、
光沢度と除去性を両立するものはなかった。表−2に実
施例6〜10及び比較例4〜6の評価結果を示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の水性ポリウレタン樹脂は基材に
塗布した際の光沢性と除去性の両方をを兼備するもので
ある。従ってこれを床材、壁材、家具等に塗布すること
により基材の艶と美観を高めることができるとともに、
水に再溶解しやすいので、塗り替え等の際にアルカリ洗
浄剤を用いることなく、水拭き等により容易に古い皮膜
を除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C08G 65/28 C08G 65/28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ジイソシアネート化合物、ポリオー
    ル化合物、イオン基形成化合物及び必要に応じて鎖延長
    剤からなる水性ウレタン樹脂において、ポリオール化合
    物がビスフェノール化合物に炭素数2〜4のアルキレン
    オキシドを反応させることにより得られる数平均分子量
    300〜2500のビスフェノール骨格含有ポリエーテ
    ルポリオールであり、該水性ウレタン樹脂の数平均分子
    量が2000〜15000の範囲であることを特徴とす
    る光沢と除去性に優れた水性ウレタン樹脂。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533219A (ja) * 2005-02-15 2008-08-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 複合シート貼り合わせのためのポリウレタン分散体
JP2013544906A (ja) * 2010-09-28 2013-12-19 ローム アンド ハース カンパニー 除去可能なポリウレタン床コーティング
JP2017165884A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 三洋化成工業株式会社 ポリウレタン樹脂水分散体
KR20210125673A (ko) * 2020-04-09 2021-10-19 한국화학연구원 폴리우레탄 수분산물 및 이의 제조방법

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