JPH11335596A - 遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物、基板、フィルム及び遠赤外線輻射パネル - Google Patents

遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物、基板、フィルム及び遠赤外線輻射パネル

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JPH11335596A
JPH11335596A JP14282498A JP14282498A JPH11335596A JP H11335596 A JPH11335596 A JP H11335596A JP 14282498 A JP14282498 A JP 14282498A JP 14282498 A JP14282498 A JP 14282498A JP H11335596 A JPH11335596 A JP H11335596A
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JP
Japan
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far
infrared radiation
resin
antibacterial deodorizing
coating composition
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Application number
JP14282498A
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English (en)
Inventor
Taketoshi Odawa
武利 小田和
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗菌性の寿命が長く、かつ、毒性が低く、抗
菌剤による塗膜の着色がなく、抗菌剤の塗料への分散性
が良好であり、得られる塗膜の外観が良好であり、人体
に対しては、金属イオンによるかぶれ等の皮膚疾患等を
引き起こさず、快適な住空間を提供することができる遠
赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物、該遠赤外線輻射型
抗菌脱臭性塗料組成物から形成される塗膜を表面に有す
る基材、フィルム、及び、遠赤外線輻射パネルを提供す
る。 【解決手段】 平均粒径が100μm以下であるセラミ
ックス(A)、及び、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂か
らなる樹脂成分(B)を含有してなる遠赤外線輻射型抗
菌脱臭性塗料組成物であって、上記熱硬化性樹脂又は熱
可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)の配合量は、上記セ
ラミックス(A)100重量部に対して、25〜550
重量部である遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠赤外線輻射型抗
菌脱臭性塗料組成物、並びに、その遠赤外線輻射型抗菌
脱臭性塗料組成物からなる塗膜を有する基板、フィルム
及び遠赤外線輻射パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】住空間の快適性は、その空間内の環境に
依存している。住空間の環境を形成する重要なものの一
つとしては、内装用の塗料組成物が挙げられ、この内装
用の塗料組成物は、室内に意匠性や美粧性を付与するこ
とにより、住空間の快適性を提供している。
【0003】また、近年、住空間の快適性として重要視
されているものは、住空間内でのカビ等の雑菌の増殖を
抑制すること、たばこの臭い、ペットの臭い等の悪臭を
除去すること、空間内が心地よい温度に保たれることで
あり、これらの性能も内装用の塗料組成物の性能として
要求されるようになってきている。
【0004】ところで、従来の塗料組成物においては、
ホルムアルデヒドを放出するものが多く、住空間を構成
する内装建材、家具、壁紙、フィルム等から長期間にわ
たってホルムアルデヒドが発生し、これによって引き起
こされるシックハウス症候群や化学物質過敏症等の害が
広がっている。
【0005】国立医薬品食品衛生研究所の調査による
と、ホルムアルデヒドの個人の平均暴露濃度が52pp
bであり、また、新築の住宅ではなくても、室内に設置
される石油ファンヒーター等の室内排気型の暖房機器、
厨房機器等を用いた場合にはホルムアルデヒドによる汚
染濃度が高まるとされている。このような状況から、ホ
ルムアルデヒド等の汚染物質をも吸収することができる
脱臭性を有した内装用の塗料組成物の開発が期待されて
いる。
【0006】現在までに、抗菌性を有する塗料として抗
菌性物質を配合した塗料が、数多く提案されている。こ
れらの塗料のほとんどが、ゼオライト類、モルデナイト
類、無定型アルミノけい酸塩、非ゼオライト構造のアル
ミノシリケート、アパタイト、ほう酸塩、けい酸塩等の
各種の無機物質に抗菌性の金属イオン、例えば、銀、
銅、亜鉛等のイオンをイオン交換等で担持させたものを
配合したものである。これらは、金属イオンを溶出する
ことにより抗菌性を発揮するものであり、これらの金属
イオンが徐々に溶出されるので、抗菌性の寿命が長い。
【0007】しかしながら、抗菌性を有する金属イオン
は、人体に悪影響を及ぼすおそれがあり、例えば、アト
ピー性皮膚炎、かぶれ等の皮膚疾患や、金属イオン自体
の毒性も懸念される。また、このような抗菌性の金属イ
オンを含む塗料組成物は、金属イオンにより塗膜が着色
すること、金属イオンの塗料への分散性、分散安定性が
悪いこと、塗料中に粗大粒子が多いため塗膜の肌が悪く
なること等があり、金属イオンを多量に配合することが
できない問題がある。
【0008】特開平3−247674号公報には、抗菌
性、脱臭性を兼ね備えた無機材料を配合した成形物品が
開示されている。しかしながら、このものは、けい酸
塩、ジルコニウム系りん酸塩、オルガノアルコキシシラ
ン系の無機バインダーに、Ag、Cu、Zn等の抗菌材
を配合したものであり、上述の抗菌性を有する塗料と同
様の問題を有している。
【0009】特開平3−81375号公報には、抗菌
性、脱臭性、遠赤外線放射機能を有するコーティングを
形成する塗料が開示されている。また、特開平3−20
2343号公報、特開平3−84070号公報には、こ
のような抗菌性、脱臭性、遠赤外線放射機能を有するコ
ーティングを形成する塗料が塗装された金属や広告体が
開示されている。これらの技術において、塗料は、シリ
カ、アルミナ、酸化チタン、Cu、Ag等の金属イオ
ン、ゼオライト、変性ポリプロピレンを単に混合したも
のをセラミック系添加材として塗料成分に配合したもの
である。しかしながら、この塗料もまた、溶解性の金属
イオンを用いているので、上述の抗菌性を有する塗料と
同様の問題を有しており、この塗料が塗装された金属や
広告体は、人体に悪影響を及ぼすおそれがある金属イオ
ンを溶出させることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、抗菌性の寿命が長く、かつ、毒性が低く、抗菌剤に
よる塗膜の着色がなく、抗菌剤の塗料への分散性が良好
であり、得られる塗膜の外観が良好であり、人体に対し
ては、金属イオンによるかぶれ等の皮膚疾患等を引き起
こさず、快適な住空間を提供することができる遠赤外線
輻射型抗菌脱臭性塗料組成物、該遠赤外線輻射型抗菌脱
臭性塗料組成物から形成される塗膜を表面に有する基
材、フィルム、及び、遠赤外線輻射パネルを提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、平均粒径が1
00μm以下であるセラミックス(A)、及び、熱硬化
性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)を含有
してなる遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物であっ
て、上記熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる樹脂成
分(B)の配合量は、上記セラミックス(A)100重
量部に対して、25〜550重量部である遠赤外線輻射
型抗菌脱臭性塗料組成物である。
【0012】また、本発明は、接着剤層を有する基板又
は接着剤層を有しない基板の表面に、上記本発明の遠赤
外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物を塗装してなる遠赤外
線輻射型抗菌脱臭性塗膜を有する基板である。
【0013】更に、本発明は、接着剤層を有するフィル
ム又は接着剤層を有しないフィルムの表面に、上記本発
明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物を塗装してな
る遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を有するフィルムであ
る。
【0014】また、本発明は、亜鉛めっき鋼、合金化亜
鉛、めっき鋼、亜鉛/アルミニウム合金めっき鋼、アル
ミニウムめっき鋼、アルミニウム又はアルミニウム合
金、ステンレス鋼、冷間圧延鋼、銅めっき鋼、銅又は銅
合金、チタン又はチタン合金、及び、蒸着金属からなる
群より選択される少なくとも1種の金属からなるパネル
の表面に、上記本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料
組成物を塗装してなる遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を
有する遠赤外線輻射パネルである。以下に本発明を詳述
する。
【0015】本明細書中、「遠赤外線」とは、熱線を意
味し、波長0.76〜1000μmの赤外線のうち、2
5μm以上の長波長のものである。また、「遠赤外線輻
射型」とは、遠赤外線を吸収又は放出することにより、
周辺環境の温度を調節することができるものを意味す
る。「抗菌脱臭性」とは、カビ、細菌等の増殖を抑制す
ることができ、かつ、住空間で発生するたばこのヤニ、
ペットの臭い等の不快な臭いのほか、内装塗料から発生
する汚染物質であるホルムアルデヒド等のガスを吸収し
て消臭することができる性質を意味する。従って、「遠
赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物」とは、上述した遠
赤外線輻射作用、抗菌脱臭性作用を有した塗料組成物で
あり、この塗料組成物からなる塗膜で囲まれた空間は、
夏は涼しく、冬は暖かい室内温度を感じることができ、
カビや細菌が増殖して外観を損なうことがなく、不快な
臭いもなく、また、ホルムアルデヒド等の有害なガスが
高濃度になることがない。すなわち、遠赤外線輻射型抗
菌脱臭性塗料組成物は、快適住空間を提供するための塗
料組成物として非常に好適なものである。
【0016】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物は、平均粒径が100μm以下であるセラミックス
(A)、及び、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる
樹脂成分(B)を含有してなる。上記セラミックス
(A)は、平均粒径が100μm以下である。100μ
mを超えると、セラミックス(A)が均一に分散配置し
た塗膜が得られなくなったり、塗膜外観が低下すること
があるので、上記範囲に限定される。好ましくは、50
μm以下であり、より好ましくは、15μm以下であ
る。
【0017】上記セラミックス(A)としては特に限定
されないが、例えば、SiO2 、Al 23 、TiO
2 、ZrO2 、Fe23 、CuO、MgO、NiO、
CaO、Li2 O、CoO等からなる遠赤外線輻射性を
有する焼成セラミックス等を使用することが好ましい。
これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用しても
よい。なかでも、遠赤外線輻射効果が顕著に優れている
ので、SiO2 、Al2 3 、TiO2 が好ましい。
【0018】上記セラミックス(A)は、2種以上の金
属酸化物からなるものである場合、SiO2 、Al2
3 及びTiO2 からなるものが好ましい。なかでも、A
2 3 100重量部に対して、SiO2 10〜50重
量部、及び、TiO2 0〜100重量部を含んでなるも
のが好ましい。配合比率が上記範囲内であると、抗菌
性、脱臭性、遠赤外線輻射性が非常に優れたセラミック
スとなる。
【0019】上記樹脂成分(B)は、熱硬化性樹脂又は
熱可塑性樹脂からなる。上記熱硬化性樹脂としては特に
限定されないが、イソシアネート化合物又はブロックイ
ソシアネート化合物(B−2)と反応しうる水酸基を有
する樹脂(B−1)が好ましく、例えば、水酸基を有す
るポリエステル樹脂、水酸基を有するアクリル樹脂等を
挙げることができる。これらは単独で使用してもよく、
2種以上を併用してもよい。
【0020】上記水酸基を有するポリエステル樹脂は、
多価カルボン酸を主体とした酸成分と、多価アルコール
を主体としたアルコール成分との重縮合物である。
【0021】上記酸成分としては特に限定されず、例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸又はその無
水物、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカ
ルボン酸又はその無水物;こはく酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪
族ジカルボン酸等を挙げることができる。
【0022】上記酸成分には、上記のほか、例えば、γ
−ブチロラクトン、ε−カプロラクトン等のラクトン
類;ヒドロキシカルボン酸;p−オキシエトキシ安息香
酸等の芳香族オキシモノカルボン酸;トリメリット酸、
トリメジン酸、ピロメリット酸等の3価以上の多価カル
ボン酸等を小割合で含んでいてもよい。
【0023】上記アルコール成分としては特に限定され
ず、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジ
オール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,5−ヘキサンジオール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、1,4−シクロヘキサ
ンジオール、ビスフェノールAアルキレンオキシド付加
物;1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,2−ペンタンジオール、1,4−ヘキサンジオ
ール等の側鎖を有する脂肪族グリコール等を挙げること
ができる。
【0024】上記アルコール成分には、上記のほか、例
えば、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエ
リスリトール等の3価以上の多価アルコール等を小割合
で含んでいてもよい。
【0025】上記水酸基を有するポリエステル樹脂とし
ては、例えば、高分子ポリエステル、油変性ポリエステ
ル、オイルフリーポリエステル、シリコーン変性ポリエ
ステル樹脂等を挙げることができる。
【0026】上記水酸基を有するポリエステル樹脂とし
ては、市販されているものもあり、例えば、ベッコライ
トM−6003−60(大日本インキ化学工業社製)、
ベッコライトM−6601−60−S(大日本インキ化
学工業社製)、バイロンGK−13CS(東洋紡績社
製)、アロプラッツ1711(日触アロー化学社製)、
アロセット5534−SB60(日本触媒社製)等を挙
げることができる。
【0027】上記水酸基を有するポリエステル樹脂は、
上記酸成分、上記アルコール成分のほか、必要に応じ
て、他の成分、例えば、シリコーン成分、アクリル成分
等を導入させてもよい。上記シリコーン成分の導入は、
ヒドロキシアルキル基を有する(ポリ)シロキサンをア
ルコール成分として酸成分との通常の縮合反応させるこ
とにより行うことができる。
【0028】上記シリコーン成分が導入された水酸基を
有するポリエステル樹脂としては、市販されているもの
もあり、例えば、TA22−293J(水酸基価170
mgKOH/g、数平均分子量約2400、日立化成工
業社製)等を挙げることができる。
【0029】上記水酸基を有するアクリル樹脂としては
特に限定されず、例えば、水酸基含有アクリルモノマー
と、上記水酸基含有アクリルモノマーと共重合可能なエ
チレン性不飽和モノマーとを常法により共重合すること
により得られるもの等を挙げることができる。また、フ
ッ素で変性したフッ素系アクリル樹脂を使用することも
できる。
【0030】上記水酸基含有アクリルモノマーとしては
特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート等の
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類等を挙げる
ことができる。
【0031】上記水酸基含有アクリレートと共重合可能
なエチレン性不飽和モノマーとしては特に限定されず、
例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、t−ブ
チル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート等の
アルキル(メタ)アクリレート類;スチレン、ビニルト
ルエン等の芳香族ビニル化合物;アクリロニトリル、酢
酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸;グリシジル(メ
タ)アクリレート;ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メ
タ)アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド等のア
ミノ基含有モノマー;アクリルアミド類等を挙げること
ができる。
【0032】上記水酸基を有するアクリル樹脂は、上記
水酸基含有アクリルモノマーのほか、塗膜の物性を調整
するために、種々のモノマーを用いてもよい。例えば、
塗膜に柔軟性を与え、プレコートメタル(PCM)とし
ての加工性を高めるためには、ソフトセグメントを含ん
でいるモノマー、例えば、ε−カプロラクトン変性アク
リルモノマー等を用いることができる。上記ε−カプロ
ラクトン変性アクリルモノマーとしては、市販されてい
るものもあり、例えば、プラクセルFAシリーズ〔2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート/ε−カプロラ
クトン付加体、ダイセル化学工業社製〕、プラクセルF
Mシリーズ〔2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト/ε−カプロラクトン付加体、ダイセル化学工業社
製〕等を挙げることができる。上記ε−カプロラクトン
変性アクリルモノマーは、ポリアルキレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレートと併用して用いることができ
る。
【0033】上記水酸基を有する樹脂(B−1)は、水
酸基価が5〜300mgKOH/gであることが好まし
い。5mgKOH/g未満であると、硬化性反応基量が
少なすぎて硬化性が低下し、300mgKOH/gを超
えると、硬化膜に親水性基が残留し、塗膜の耐水性、耐
酸性、耐アルカリ性が低下する。より好ましくは、30
〜200mgKOH/gである。
【0034】上記水酸基を有する樹脂(B−1)は、酸
価が0〜200mgKOH/gであることが好ましい。
200mgKOH/gを超えると、耐水性等の塗膜性能
が低下する。より好ましくは、0〜50mgKOH/g
である。
【0035】上記水酸基を有する樹脂(B−1)は、数
平均分子量が500〜20000であることが好まし
い。500未満であると、硬化膜の強度が低下し、20
000を超えると、得られる遠赤外線輻射型抗菌脱臭性
塗料組成物の粘度が高くなりすぎて塗装性が低下する。
より好ましくは、1800〜20000である。
【0036】上記水酸基を有する樹脂(B−1)は、得
られる遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物の適用目的
に応じて、他のセグメント、例えば、通常、塗料に用い
られるシリコーン等の他種のセグメントで変性されてい
てもよい。また、上記水酸基を有する樹脂(B−1)
は、水酸基以外の官能基、例えば、カルボキシル基、ア
ルコキシシリル基等を有するように変性されていてもよ
い。このような変性は、得られる塗膜に要求される性能
に応じて、適宜行うことができる。
【0037】本発明においては、上記水酸基を有する樹
脂(B−1)に、イソシアネート化合物又はブロックイ
ソシアネート化合物(B−2)が硬化剤として併用され
る。上記イソシアネート化合物及び上記ブロックイソシ
アネート化合物は、水酸基を有する樹脂との反応性に富
み、また、上記セラミックス(A)に対して優れた吸着
・固着特性を有する塗料成分である。
【0038】上記イソシアネート化合物は、分子中に少
なくとも2個のイソシアネート基を有するポリイソシア
ネート化合物が好ましい。上記イソシアネート化合物と
しては特に限定されず、例えば、ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HMDI)、トリメチルヘキサメチレンジ
イソシアネート(TMDI)等の脂肪族ジイソシアネー
ト類;イソホロンジイソシアネート(IPDI)等の脂
環族ジイソシアネート類;キシリレンジイソシアネート
(XDI)等の芳香族脂肪族ジイソシアネート類;トリ
レンジイソシアネート(TDI)、4,4−ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)等の芳香族ジイソシ
アネート類;ダイマー酸ジイソシアネート(DDI)、
水素化されたTDI(HTDI)、水素化されたXDI
(H6XDI)、水素化されたMDI(H12MDI)
等の水素添加ジイソシアネート類;これらのジイソシア
ネート化合物の2量体、3量体、更に高分子量のポリイ
ソシアネート類;これらのジイソシアネート化合物と、
トリメチロールプロパン等の多価アルコール、水又は低
分子量ポリエステル樹脂との付加物等を挙げることがで
きる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を併用
してもよい。
【0039】なかでも、ヘキサメチレンイソシアネート
(HMDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート(TMDI)、イソホロンジイソシアネート(IP
DI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、4,
4−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)が好
ましい。
【0040】上記イソシアネート化合物は、遠赤外線輻
射型抗菌脱臭性塗料組成物の安定性を高めるために、通
常、イソシアネート基を適当なブロック剤でブロックし
た形のブロックイソシアネート化合物として使用され
る。
【0041】上記ブロックイソシアネート化合物は、上
記イソシアネート化合物と上記ブロック剤とを、常法に
より、フリーのイソシアネート基がなくなるまで反応さ
せることにより得られるものである。上記ブロック剤と
しては特に限定されず、例えば、メチルエチルケトオキ
シム、アセトキシム、シクロヘキサノンオキシム等のオ
キシム類;m−クレゾール、キシレノール等のフェノー
ル類;ブタノール、2−エチルヘキサノール、シクロヘ
キサノール、エチレングリコールモノエチルエーテル等
のアルコール類;ε−カプロラクタム等のラクタム類;
マロン酸ジエチル、アセト酢酸エステル等のジケトン
類;チオフェノール等のメルカプタン類;チオ尿酸等の
尿素類;イミダゾール類;カルバミン酸類等を挙げるこ
とができる。なかでも、オキシム類、フェノール類、ア
ルコール類、ラクタム類、ジケトン類が好ましい。
【0042】上記ブロックイソシアネート化合物として
は、市販されているものもあり、例えば、デスモジュー
ルシリーズ(住友バイエルウレタン社製)、バーノック
Dシリーズ(大日本インキ化学工業社製)、タケネート
Bシリーズ(武田薬品工業社製)、コロネート2500
シリーズ(日本ポリウレタン工業社製)等を挙げること
ができる。なかでも、オキシム又はラクタムでブロック
されたブロックイソシアネート化合物が好ましい。
【0043】本発明において、上記水酸基を有する樹脂
(B−1)と上記イソシアネート化合物又はブロックイ
ソシアネート化合物(B−2)との配合重量比は、(B
−1)/(B−2)=15/85〜90/10が好まし
い。水酸基を有する樹脂(B−1)が15重量部未満で
あると、軟弱な塗膜となり、90重量部を超えると、塗
膜の硬化不良が生じる。より好ましくは、50/50〜
80/20である。
【0044】上記水酸基を有する樹脂(B−1)と上記
イソシアネート化合物又はブロックイソシアネート化合
物(B−2)との系においては、触媒を添加することに
よって、硬化を促進させることができる。
【0045】上記触媒としては特に限定されず、例え
ば、ジブチルすずラウレート、ジブチルすずオクテー
ト、ジブチルすずジアセテート等の有機すず化合物;ア
ルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、チタニウ
ムテトラキス(アセチルアセトネート)、ジルコニウム
ビス(ブトキシ)ビス(アセチルアセトネート)等の金
属キレート化合物類等を挙げることができる。なかで
も、すず系の触媒が一般的である。
【0046】上記触媒の添加量は、上記水酸基を有する
樹脂(B−1)及び上記イソシアネート化合物又はブロ
ックイソシアネート化合物(B−2)の合計量に対し
て、0.5〜2.0PHRが好ましい。
【0047】上記イソシアネート化合物又はブロックイ
ソシアネート化合物(B−2)として上記イソシアネー
ト化合物を用いる場合には、上記水酸基を有する樹脂
(B−1)との反応性が高いため、1液型の塗料組成物
とすると、塗料組成物の貯蔵安定性が低下するので、上
記イソシアネート化合物を、セラミックス(A)及び水
酸基を有する樹脂(B−1)からなる成分(第1成分)
とは別のパッケージ(第2成分)として、2液型の塗料
組成物とすることが好ましい。上記2液型の塗料組成物
は、主に、常温乾燥型塗料や強制乾燥型塗料として用い
ることができる。
【0048】本発明で使用される樹脂成分(B)を構成
する熱可塑性樹脂としては特に限定されないが、塩化ビ
ニル樹脂、ポリエチレン樹脂が好ましい。上記塩化ビニ
ル樹脂としては、塩化ビニルモノマーのみからなる樹脂
であってもよく、塩化ビニルモノマーとその他のモノマ
ーとの共重合体であってもよい。上記共重合体としては
特に限定されず、例えば、塩化ビニル−エチレン−酢酸
ビニル共重合体等を挙げることができる。また、上記塩
化ビニル樹脂は、その他の樹脂との混合物であってもよ
い。上記塩化ビニル樹脂と混合することができるその他
の樹脂としては、例えば、スチレン−アクリロニトリル
共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体等を挙げるこ
とができる。
【0049】上記塩化ビニル樹脂は、どのような製造方
法によって製造されていてもよいが、例えば、乳化重合
法によりペーストレジンとして製造されることが好まし
い。また、マイクロサスペンジョン法、懸濁重合法によ
り製造される粗粒のパウダー、例えば、平均粒径35μ
mのもの等を併用してもよく、一般に架橋塩化ビニル樹
脂と呼ばれる一部に橋かけ構造を有する塩化ビニルポリ
マー、例えば、ゲル粒子が約50%であり平均粒径が2
〜3μmであるもの等を使用してもよい。
【0050】上記塩化ビニル樹脂は、可塑剤と併用され
ることが好ましい。上記可塑剤としては特に限定され
ず、例えば、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DO
P)、フタル酸ジヘプチル(DHP)、フタル酸ジノル
マルオクチル(n−DOP)、フタル酸ジイソデシル
(DIDP)、りん酸トリクレジル(TCP)、アジピ
ン酸ジオクチル(DOA)、セバシン酸ジオクチル(D
OS)、テクサノールイソブチレート(TXIB);ポ
リエステル可塑剤、エポキシ可塑剤等を挙げることがで
きる。
【0051】上記可塑剤の配合量は、上記塩化ビニル樹
脂100重量部に対して、30〜100重量部が好まし
い。30重量部未満であると、流動性のある組成物性状
を得ることが困難であるため、意匠性が不充分となり、
100重量部を超えると、粘度が低くなりすぎ、所定の
膜厚を得ることが困難であり、また、得られた塗膜も柔
らかく弱くなる。実際には、得られる塗膜の柔軟性に応
じて、上記範囲内で適宜選択される。
【0052】本発明において、上記熱硬化性樹脂又は熱
可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)として上記塩化ビニ
ル樹脂を用いる場合には、紫外線や熱による塩化ビニル
樹脂の分解を抑制するために、安定剤を添加してもよ
い。上記安定剤としては特に限定されず、例えば、ジブ
チルすずラウレート、マレート、メルカプチド等の有機
すず系化合物;ステアリン酸、ラウリン酸、ナフテン
酸、2−エチルヘキソエ酸等の有機酸の鉛、カドミウ
ム、バリウム、亜鉛、カルシウム等の金属塩である金属
石ケン類;塩基性炭酸鉛、三塩基性硫酸鉛、二塩基性フ
タル酸鉛、二塩基性亜りん酸鉛、三塩基性マレイン酸
鉛、けい酸鉛等の鉛塩類等を挙げることができる。これ
らは単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよ
い。
【0053】安定剤は、得られる塗膜の用途に応じて適
宜選択され、特に太陽光線中の紫外線による塩化ビニル
樹脂の劣化を抑制する機能を重視して選択する場合に
は、例えば、Lフォス(二塩基性亜りん酸鉛)等を使用
することが好ましい。安定剤の添加量は、塩化ビニル樹
脂100重量部に対して、3〜10重量部が好ましい。
【0054】上記ポリエチレン樹脂としては特に限定さ
れないが、数平均分子量が15000〜70000であ
り、平均粒径が1〜50μmであるポリエチレン系樹脂
粉末100重量部、数平均分子量が10000以上であ
るアクリル樹脂30〜100重量部、及び、数平均分子
量が600〜1000の水素化石油樹脂10〜30重量
部を含有してなるものが好ましい。
【0055】上記ポリエチレン系樹脂粉末は、アクリル
樹脂ワニスと混合してゾル状の塗料を調製するために用
いられるものである。上記ポリエチレン系樹脂粉末をゾ
ル状にして流動性を付与することにより、得られる遠赤
外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物は、スプレーガンやロ
ールコーター等により均一に塗装することが可能なもの
となる。また、上記ポリエチレン系樹脂粉末は、焼き付
けにより溶融し、他の樹脂成分と一体化することができ
る。
【0056】上記ポリエチレン系樹脂粉末は、数平均分
子量が15000〜70000であるものが好ましい。
15000未満であると、塗膜の強度、耐食性及び密着
性が低く、70000を超えると、ゾル化が困難にな
る。より好ましくは、20000〜40000である。
【0057】上記ポリエチレン系樹脂粉末は、平均粒径
が1〜50μmであることが好ましい。1μm未満のも
のは、ポリエチレン系樹脂粉末の製造が事実上困難であ
り、50μmを超えると、ゾル化して均一に分散させる
のが困難である。より好ましくは、1〜30μmであ
る。
【0058】本発明において、上記ポリエチレン系樹脂
粉末としては、低密度ポリエチレン若しくは中密度ポリ
エチレン、又は、これらに相当するエチレンをベースと
する共重合体であって、密度が0.91〜0.94g/
cm2 のものが好ましい。
【0059】上記アクリル樹脂としては特に限定され
ず、例えば、(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチル、
(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシブチル、N−メチロールアクリルアミド
等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル系単量体;
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル
酸、マレイン酸等のカルボキシル基を有するエチレン性
不飽和単量体;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル
酸n−オクチル、アクリル酸n−ドデシル等の(メタ)
アクリル酸アルキルエステル等の単量体のうち少なくと
も1種を重合することにより得られるもの等を挙げるこ
とができる。
【0060】上記アクリル樹脂は、上記単量体のほか、
上記単量体と共重合可能な単量体、例えば、(メタ)ア
クリロニトリル、スチレン、(メタ)アクリル酸アミ
ド、ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルプロピ
ルアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド
等を含んでいてもよい。
【0061】上記アクリル樹脂は、数平均分子量が10
000以上であるものが好ましい。10000未満であ
ると、粘度が低くなりすぎて、得られる遠赤外線輻射型
抗菌脱臭性塗料組成物が塗装に適さないものとなる。よ
り好ましくは、35000〜50000である。
【0062】上記アクリル樹脂の配合量は、上記ポリエ
チレン系樹脂粉末100重量部に対して、固形分として
30〜100重量部が好ましい。30重量部未満である
と、得られる遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物が塗
料として好適な粘度を示さず、塗膜を形成しても必要と
される性能を有しないものとなり、100重量部を超え
ると、ポリエチレン系樹粉末の特性を活かすことができ
ず、厚膜の塗膜を形成することができない。より好まし
くは、40〜100重量部であり、更に好ましくは、6
0〜80重量部である。
【0063】上記水素化石油樹脂は、加工性付与剤とし
て作用する成分であり、塗膜に延展性を付与し、折り曲
げ等の加工の際の塗膜の割れや剥離を防止し、また、プ
レコート材としての性能を付与することができる。
【0064】上記水素化石油樹脂は、数平均分子量が6
00〜1000であるものが好ましい。600未満であ
ると、充分な加工性が得られず、1000を超えると、
水素化石油樹脂のブリードにより塗膜外観が低下する。
より好ましくは、610〜860である。
【0065】上記水素化石油樹脂としては特に限定され
ないが、芳香族核の50%以上が水素化されたものが好
ましい。上記芳香族核の水素化は、例えば、特開平1−
190704号に開示された方法等を用いて行うことが
できる。
【0066】上記水素化石油樹脂としては、市販品とし
て、例えば、アルコンP−125(荒川化学工業社
製)、アルコンP−100(荒川化学工業社製)、アル
コンP−140(荒川化学工業社製)等を挙げることが
できる。
【0067】上記水素化石油樹脂の配合量は、上記ポリ
エチレン系樹脂粉末100重量部に対して、固形分とし
て10〜30重量部が好ましい。10重量部未満である
と、塗膜の加工性が低下し、30重量部を超えると、効
果の著しい向上が得られないのでコスト的に不利であ
る。より好ましくは、15〜20重量部である。
【0068】上記ポリエチレン樹脂には、紫外線や熱に
よって塗膜が劣化するのを抑制するために、無機系酸化
防止剤を添加してもよい。上記無機系酸化防止剤として
は特に限定されず、例えば、酸化セリウム、酸化チタ
ン、酸化亜鉛の金属酸化物;シリカ、タルク、マイカ等
の粉末の表面に酸化セリウム微粒子を晶出させたもの等
を挙げることができる。なかでも、酸化防止効果が優れ
ているので、シリカ、タルク、マイカ等の粉末の表面に
酸化セリウム微粒子を晶出させたものが好ましい。上記
シリカ、タルク、マイカ等の粉末の表面に酸化セリウム
微粒子を晶出させたものとしては、市販されているもの
もあり、例えば、セリガード(日本無機化学工業社製)
等を挙げることができる。
【0069】上記無機系酸化防止剤の添加量は、ポリエ
チレン系樹脂粉末100重量部に対して、1〜10重量
部が好ましい。1重量部未満であると、耐候性向上の効
果がなく、10重量部を超えると、ブリード現象が著し
くなる。より好ましくは、3〜7重量部である。
【0070】本発明において、熱硬化性樹脂又は熱可塑
性樹脂からなる樹脂成分(B)として、熱可塑性樹脂を
使用する場合、上記熱可塑性樹脂としては、上記塩化ビ
ニル樹脂よりも上記ポリエチレン樹脂のほうが好まし
い。その理由を以下に記す。
【0071】塩化ビニル樹脂は、塗装が簡単であり、特
性が良好であるが、塩化ビニル樹脂系の塗料を塗装した
建材等を廃棄物として焼却する際に熱分解して塩素ガス
を発生する問題がある。塩素ガスは、腐食性を有するた
め、焼却やの排ガスに含まれないようにすることが必要
である。また、塩化ビニル樹脂は、安定剤として含硫黄
化合物を有している場合もあり、塗膜からメルカプタイ
ト臭が発生する問題もある。更に、焼き付けの際に可塑
剤からの発煙が多いため、焼き付け炉内で結露し、これ
が塗膜上に滴下して塗膜を汚染する問題もある。従っ
て、塩素ガスを発生させるおそれがなく、可塑剤を添加
する必要がないポリエチレン樹脂を使用することが好ま
しい。
【0072】本発明において、上記熱硬化性樹脂又は熱
可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)の配合量は、上記セ
ラミックス(A)100重量部に対して、25〜550
重量部である。25重量部未満であると、塗膜中でセラ
ミックス(A)を固着させることが困難となり、550
重量部を超えると、抗菌性能、脱臭性能、遠赤外線輻射
効果が不充分となるので、上記範囲に限定される。
【0073】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物は、更に、顔料(D)を含んでいることが好まし
い。上記顔料(D)としては特に限定されず、例えば、
着色顔料、体質顔料等を挙げることができる。
【0074】上記着色顔料としては、無機系着色顔料で
あってもよく、有機系着色顔料であってもよい。上記無
機系着色顔料としては特に限定されず、例えば、グラフ
ァイト、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、ルチル型チタン白、
カーボンブラック等を挙げることができる。上記有機系
着色顔料としては特に限定されず、例えば、フタロシア
ニンブルー、フタロシアニングリーン、キナクリドン、
インダンスロン、イソインドリノン、ペリレン、アンス
ラピリミジン、ベンズイミダゾロン、フラバンスロンエ
ロー等を挙げることができる。
【0075】上記体質顔料としては特に限定されず、例
えば、炭酸カルシウム、クレー、硫酸バリウム等を挙げ
ることができる。
【0076】上記顔料(D)の添加量は、セラミックス
(A)100重量部に対して、0.1〜30重量部が好
ましい。0.1重量部未満であると、顔料添加の効果を
得ることができず、30重量部を超えると、無機系着色
顔料にあっては、遠赤外線輻射効率が低下する。有機系
着色顔料の場合には、20重量部を超えると、遠赤外線
輻射効率が低下する。より好ましくは、1〜10重量部
である。
【0077】上記顔料(D)は、得られる塗膜の硬度、
強度を高めたり、塗膜の意匠性を向上させるために、大
きさが0.1〜40μmである無機骨材(E−1)及び
粒径が0.01〜30μmである有機高分子粒子(E−
2)からなる群より選択される少なくとも1種の骨材
(E)を含んでなるものが好ましい。
【0078】上記無機骨材(E−1)は、大きさが0.
1〜40μmであることが好ましい。ここで、大きさと
は、例えば、無機骨材の形状が粒子状のものである場合
には、径の長さを表し、鱗片状のものである場合には、
鱗片形状の幅の長さを表し、桿状又は繊維状のものであ
る場合には、桿又は繊維の直径(太さ)を表す。不定形
のものである場合には、通常、上述したいずれかの形状
と近似することができるので、近似させた形状の大きさ
を表す。
【0079】上記無機骨材(E−1)の大きさが0.1
μm未満であると、得られる塗膜の硬度、強度が不充分
となり、40μmを超えると、得られる塗膜が不均一と
なり、塗膜性能や外観に問題がある。より好ましくは、
1〜20μmである。従って、上記無機骨材(E−1)
には、通常の塗料用顔料、例えば、着色顔料、体質顔
料、防錆顔料等のように、粒径が0.1μm未満のもの
は含まれない。
【0080】上記無機骨材(E−1)は、モース硬度が
5〜8であることが好ましい。5未満であると、得られ
る塗膜の硬度、強度が不充分となる場合があり、8を超
えると、粉砕が困難であるので、塗料用骨材として大き
すぎて、塗膜性能が不充分となる。より好ましくは、6
〜7である。
【0081】上記無機骨材(E−1)としては特に限定
されず、例えば、けい酸カルシウム、長石等のけい酸
塩;セッコウ、硫酸バリウム等の硫酸塩;溶融シリカ、
石英、湿式シリカ、乾式シリカ等のシリカ;金属酸化
物;珪藻土;ガラス;天然又は合成の雲母;シラスバル
ーン;カオリン、クレー類、タルク等の無機物粉末の溶
融合金;シリカ担体にカルシウムイオンを担持したもの
等を挙げることができる。なかでも、けい酸塩、硫酸
塩、シリカ、金属酸化物、珪藻土、ガラス、天然又は合
成の雲母が好ましく、けい酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、ガラス繊維がより好ましい。これらは単独で使用し
てもよく、2種以上を併用してもよい。
【0082】上記ガラス繊維としては、モース硬度が5
〜8であり、直径が1〜30μmであり、繊維長が1〜
200μmであるものが好ましい。このものを使用した
場合には、得られる塗膜の硬度が非常に高く、塗膜強
度、柔軟性に優れているので、PCM用に好適である。
【0083】上記無機骨材(E−1)としては、市販さ
れているものもあり、例えば、ミクロマイカC4000
(雲母、大きさ10μm、鱗片状、モース硬度2.5、
白石カルシウム社製);マイクロセルC(けい酸カルシ
ウム、大きさ3.4μm、不定形、モース硬度5〜6、
島田商会社製)、ミネックス#7(長石、大きさ4.5
μm、モース硬度5〜6、白石工業社製);沈降性硫酸
バリウムB54(硫酸バリウム、大きさ1.2μm、モ
ース硬度3.0〜3.5、堺化学工業社製);シリカパ
ウダーSP−10(石英、大きさ8μm、モース硬度
7、大阪窯業社製)、ニプシールSS70B(湿式シリ
カ、大きさ3.8〜4.5μm、モース硬度7、日本シ
リカ工業社製);MIO#40(酸化鉄、大きさ21μ
m、鱗片状、モース硬度5.5、菊地カラー社製);マ
イクログラスサーフェストランドREV−1(無アルカ
リガラス繊維、径13μm、長さ35μm、繊維状、モ
ース硬度6.5、日本硝子繊維社製)、GB210(ガ
ラスビーズ、粒径30μm、球状、モース硬度6.5、
日本硝子繊維社製)等を挙げることができる。また、こ
れらのほか、サンキライトYO4(SiO2 ・Al2
3 の中空ビーズ、粒径40μm、球状、三機工業社製)
等を使用してもよい。
【0084】本発明においては、上記無機骨材(E−
1)の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物中での安定
性をより高めるために、無機骨材(E−1)としてシラ
ンカップリング処理されたものを使用することが好まし
い。上記シランカップリング処理としては、例えば、無
機骨材(E−1)100重量部に対して、シランカップ
リング剤10〜50重量部を加えて反応させること等に
より行うことができる。上述の方法においては、シラン
カップリング剤の添加量は、上記の範囲内が好ましい。
10重量部未満であると、得られる遠赤外線輻射型抗菌
脱臭性塗料組成物の貯蔵安定性、耐酸性、耐アルカリ性
及び光沢が改善されず、50重量部を超えると、塗膜硬
度、耐水性、耐湿性等の塗膜性能が低下する。
【0085】上記シランカップリング処理の反応条件と
しては、室温で1日以上反応させればよいが、反応時間
の短縮等のために反応を促進する必要がある場合には、
適当な温度に加温してもよい。この際、シランカップリ
ング剤が互いに縮合して粘度の上昇やゲル化の発生を起
こさない程度に加温する必要がある。
【0086】また、シランカップリング処理としては、
上述のほか、シランカップリング剤として作用するシリ
ケートを用いて塗料の製造をする際に、顔料分散ペース
トを調製する段階で処理することもできる。例えば、顔
料分散樹脂又は分散樹脂を兼用するメインバインダー
と、着色顔料、体質顔料等の顔料と、無機骨材(E−
1)と、シランカップリング剤として作用するシリケー
トとを、例えば、顔料100100重量部に対して、シ
ランカップリング剤として作用するシリケート1〜10
重量部、無機骨材(E−1)100重量部、メインバイ
ンダー10〜50重量部の割合で混合してガラスビーズ
ミル等の通常の手段で分散させればよい。この場合、上
記メインバインダー及びシランカップリング剤として作
用するシリケートの組み合わせによっては、分散時に凝
集する等の不具合をきたす場合があるので、組み合わせ
に留意する必要がある。
【0087】上記シランカップリング剤としては特に限
定されないが、アルコキシシラン化合物の部分加水分解
縮合物を使用することが好ましい。上記アルコキシシラ
ン化合物の具体例としては、例えば、テトラメトキシシ
ラン、テトラエトキシシラン等の4官能のアルコキシシ
ラン化合物;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエ
トキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロピルト
リメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、ベン
ジルトリメトキシシラン、γ−ジブチルアミノプロピル
トリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン等の3官
能のアルコキシシラン化合物;ジフェニルジメトキシシ
ラン、、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン等の2官能アルコキシシラン化合物;トリメチルメ
トキシシラン、トリメチルエトキシシラン等を挙げるこ
とができる。
【0088】なかでも、SiOH基と反応しやすいの
で、トリメトキシシリル型のものが好ましい。この場
合、Si原子と結合する残りの置換基は、γ−メタクリ
ロキシプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、メチ
ル基、エチル基、ビニル基、フェニル基、n−プロピル
基、i−プロピル基、i−ブチル基、n−デシル基、n
−ヘキサデシル基、トリメトキシシリルヘキシル基、γ
−ジブチルアミノプロピル基、ノナフルオロブチルエチ
ル基であるものが好ましく、例えば、γ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシ
ラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等
を挙げることができる。
【0089】上記無機骨材(E−1)をより安定化する
ためには、上記シランカップリング剤として、テトラメ
トキシシランを、加水分解率100%未満の条件で部分
加水分解縮合を行って得られるテトラメトキシシランの
部分加水分解縮合物であって、重量平均分子量が500
〜5000であるものを使用してもよい。
【0090】また、本発明においては、上記無機骨材
(E−1)としては、遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物への配合量が少量であっても硬度を高めることがで
き、塗膜外観も良好となるので、けい酸塩、硫酸塩、金
属酸化物、珪藻土、ガラス、天然又は合成の雲母等のシ
リカ以外の繊維状又は粒子状の無機骨材と、シリカとを
併用することが好ましい。この場合、上記シリカと上記
シリカ以外の繊維状又は粒子状の無機骨材との配合重量
比が、(シリカ)/(シリカ以外の無機骨材)=2/9
8〜30/70が好ましい。上記シリカの配合重量比が
2未満であると、シリカを併用する効果がなく、30を
超えると、硬度が不充分となる。
【0091】なお、上記無機骨材(E−1)のうち、上
記シリカは、大きさが1〜5μmが好ましい。一般に、
コロイダルシリカや気相法シリカのようなシリカ微粉末
は、粒径が0.01〜0.1μmと小さく、得られる塗
膜に必要な硬度を発現させるためには、大量に添加する
必要があり、遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物の貯
蔵安定性に問題が生じるので、本発明においてシリカを
使用する際には、大きさが1〜5μmのものを使用する
ことが好ましい。
【0092】本発明で使用される有機高分子粒子(E−
2)は、塗膜に強度を与え、耐傷つき性を付与するほ
か、塗膜に意匠性や滑り性を付加することができる。上
記有機高分子粒子(E−2)は、粒径が0.01〜30
μmである。0.01μm未満であると、コイル巻き取
り時のプレッシャーマーク、形成加工時の塗膜の傷つ
き、施工時の塗膜傷つきや、形成機の摩耗、塗膜洗浄時
の塗膜の傷に対して耐傷つき性の効果が不充分となり、
30μmを超えると、得られる塗膜が不均一となり、強
度に欠け、塗膜性能や外観に問題が生じる。より好まし
くは、1〜20μmである。
【0093】上記有機高分子粒子(E−2)を構成する
樹脂としては特に限定されないが、ポリテトラフルオロ
エチレン等のフッ素樹脂;スチレン/イソプレン共重合
体、エチレン/アクリル共重合体、ポリエチレン、ポリ
スチレン等のポリオレフィン樹脂;シリコーン樹脂;セ
ルロース樹脂;アクリルウレタン樹脂等のポリウレタン
樹脂;ポリアミド樹脂;ポリエステル樹脂;フェノール
樹脂;ポリメチルメタクリレート、スチレン/アクリル
樹脂、ポリアクリロニトリル等のアクリル樹脂;ベンゾ
グアナミン縮合物、メラミン/ホルムアルデヒド共重合
体、尿素/ホルムアルデヒド共重合体等のアミノ樹脂;
これらの変性樹脂等が好ましい。
【0094】上記有機高分子粒子(E−2)としては、
市販されているものもあり、例えば、ルブロンL2(ポ
リテトラフルオロエチレン、粒径5μm、ダイキン工業
社製);フロービーズEA209(エチレン/アクリル
共重合体、粒径1〜25μm、住友精化社製)、フロー
センUF(ポリエチレン、粒径25μm、岐阜セラック
社製)、ファインパールPB3006E(ポリスチレ
ン、粒径6μm、住友化学社製);トスパール120
(シリコーン樹脂、粒径2μm、東芝シリコーン社
製);SP104S(アクリルウレタン樹脂、粒径10
μm、日本触媒社製);オルガソール2002D(ナイ
ロン12、粒径18〜22μm、日本リルサン社製);
バリナックスFC600P(ポリエステル樹脂、粒径2
5μm以下、三井東圧化学社製);MP100シリーズ
(ポリメチルメタクリレート、粒径0.35〜2.0μ
m、綜研化学社製)、SGP−70C(スチレン/アク
リル共重合体、粒径20〜30μm、綜研化学社製);
エポスターS12(メラミン/ホルムアルデヒド共重合
体、粒径1.2μm、日本触媒社製)、エポスターM3
0(ホルムアルデヒド縮合体、粒径3μm、日本触媒社
製)、パーコパックM3(尿素/ホルムアルデヒド共重
合体、粒径5μm、ロンザジャパン社製)等を挙げるこ
とができる。
【0095】本発明においては、上記骨材(E)として
は、上記無機骨材(E−1)及び上記有機高分子粒子
(E−2)を組み合わせて使用することが好ましい。好
ましい組み合わせとしては、例えば、長石/ポリテトラ
フルオロエチレン、長石/湿式シリカ/ポリテトラフル
オロエチレン、長石/乾式シリカ/ポリテトラフルオロ
エチレン、ガラス繊維/ポリテトラフルオロエチレン、
ガラス繊維/湿式シリカ/ポリテトラフルオロエチレ
ン、ガラス繊維/乾式シリカ/ポリテトラフルオロエチ
レン、ガラス繊維/ナイロン12、ガラス繊維/湿式シ
リカ/ナイロン12、ガラス繊維/ポリメチルメタクリ
レート、ガラス繊維/湿式シリカ/ポリメチルメタクリ
レート、ガラス繊維/ポリアクリロニトリル、ガラス繊
維/湿式シリカ/ポリアクリロニトリル等を挙げること
ができる。
【0096】上記無機骨材(E−1)及び上記有機高分
子粒子(E−2)の混合比は、所望する塗膜性能、例え
ば、硬度、耐傷つき性、滑り性、外観等により、適宜設
定することができる。
【0097】上記骨材(E)の配合量は、塗料固形分1
00重量部に対して、0.5〜30重量部が好ましい。
0.5重量部未満であると、硬度、強度が発現されず、
耐傷つき性や意匠性が不充分となり、30重量部を超え
ると、塗膜強度及び加工性が低下し、表面の平滑性、光
沢が得られない。より好ましくは、1〜20重量部であ
る。
【0098】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物は、上記のほか、その種々の形態に応じて、有機溶
剤やその他の添加剤、例えば、垂れ防止剤、レベリング
調整剤、紫外線防止剤、消泡剤、表面調整剤、粘性調整
剤、分散剤、ワックス、金属粉、艶消し剤等を含んでい
てもよい。
【0099】上記有機溶剤としては特に限定されず、一
般に塗料用として用いられているものでよい。例えば、
芳香族炭化水素類、エステル類、ケトン類、アルコール
類、グリコール誘導体等を挙げることができる。これら
は、溶解性、蒸発速度、安全性等を考慮して、適宜選択
される。
【0100】上記金属粉としては特に限定されず、例え
ば、アルミニウム粉等を挙げることができる。上記艶消
し剤としては特に限定されず、例えば、シリカ、アルミ
ナ等を挙げることができる。
【0101】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物は、例えば、セラミックス(A)、及び、熱硬化性
樹脂又は熱可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)を均一に
混合し、顔料、その他の添加剤を添加することにより得
ることができる。また、予め、熱硬化性樹脂又は熱可塑
性樹脂からなる樹脂成分(B)又は専用の顔料分散用樹
脂を用いて調製した顔料分散ペーストを、熱硬化性樹脂
又は熱可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)に分散させ、
セラミックス(A)及びその他の添加剤を添加すること
により、1液型の塗料組成物とすることができる。
【0102】上記熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からな
る樹脂成分(B)として、水酸基を有する樹脂(B−
1)及びイソシアネート化合物からなる系を用いる場合
には、上述したように、2液型の塗料組成物とされる
が、この場合も、予め顔料分散ペーストを調製してお
き、これをセラミックス(A)及び水酸基を有する樹脂
(B−1)を混合して第1成分とし、イソシアネート化
合物を第2成分として、2液型の塗料組成物とすること
ができる。
【0103】上記顔料の分散は、ローラーミル、ペイン
トシェーカー、ポットミル、ディスパー、ビーズミル等
の一般に用いられている機械を用いて行うことができ
る。
【0104】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物を塗装する方法としては、特に限定されないが、基
材の表面に、乾燥膜厚が10〜30μmとなるように、
スプレーガン、ロールコーター、カーテンフローコータ
ー、ローラー、ハケ等を用いて塗装することが好まし
い。
【0105】なお、本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性
塗料組成物が塩化ビニル樹脂を含んでなるものである場
合には、意匠性の高い塗膜を得るために、ロールコータ
ーで塗装することが好ましい。上記ロールコーターとし
ては、鮮明な模様を得るために、ナチュラルコーター
(ダイレクトコーター)であることが好ましい。
【0106】上述のようにして塗装された基材は、加熱
乾燥することにより、表面に硬化塗膜を形成することが
できる。上記加熱乾燥の条件としては、例えば、加熱温
度が80〜150℃であれば10〜25分、加熱温度が
160〜250℃であれば0.5〜20分程度である。
【0107】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物を適用することができる基材としては特に限定され
ず、例えば、冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウム
亜鉛合金めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板、ステン
レス鋼板、すずめっき鋼板、クロム処理鋼板等の鋼板;
アルミニウム板等の金属基板;木質板、合成樹脂板、合
板、繊維板、珪酸カルシウムボード、石膏ボード、パル
プセメントボード等の基板;樹脂製フィルム、壁紙等を
挙げることができる。上記金属基板及び上記基板は、シ
ート状のものであってもよく、コイル状に巻き取られた
ものであってもよい。
【0108】上記金属基板は、必要に応じて、脱塩処
理、りん酸塩処理、塗布型クロム処理、クロム処理等の
前処理を行ったものであってもよい。また、上記金属基
板は、錆止めのためや、本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱
臭性塗料組成物からなる塗膜との長期にわたる密着性、
金属基板の耐食性、耐水性等の性能の向上を図るため、
必要により、下塗り塗装を施したものであってもよい。
【0109】上記下塗り塗装に使用される下塗塗料とし
ては特に限定されず、例えば、アクリル樹脂−エポキシ
樹脂、アクリル樹脂−フェノール樹脂−エポキシ樹脂、
アクリル樹脂−フェノール樹脂−エポキシ樹脂−ビニル
樹脂等の樹脂の混合物等を挙げることができる。これら
は、防錆顔料を含有したものであってもよい。
【0110】上記基材は、予め接着剤層が設けられてい
るものであってもよい。上記接着剤層を有する基材は、
天井、壁、床等の室内面に容易に接着させることができ
るので好ましい。
【0111】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物は、遠赤外線輻射性に優れ、かつ、抗菌性を有して
おり、また、たばこのヤニやペットの臭い、ホルムアル
デヒド等の汚染物質等を吸収する脱臭作用を有している
ので、例えば、一般住宅、事務所、病院、精密機器製造
工場、多目的ホール、ロビー、駅舎(コンコース、プラ
ットホーム、待合室)等の天井、壁、床等の建材;電
車、自動車、飛行機等の内装材に好適に用いることがで
きる。
【0112】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を
有する基板は、基板の表面に、上記本発明の遠赤外線輻
射型抗菌脱臭性塗料組成物を塗装してなるものである。
【0113】上記基板は、接着剤層を有しているもので
あってもよく、接着剤層を有していないものであっても
よい。上記基板としては特に限定されず、例えば、上記
基材として例示したもの等を挙げることができる。
【0114】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を
有するフィルムは、フィルムの表面に、上記本発明の遠
赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物を塗装してなるもの
である。
【0115】上記フィルムは、接着剤層を有しているも
のであってもよく、接着剤層を有していないものであっ
てもよい。上記フィルムとしては特に限定されず、例え
ば、塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィルム等を挙
げることができる。
【0116】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を
有する遠赤外線輻射パネルは、亜鉛めっき鋼、合金化亜
鉛、めっき鋼、亜鉛/アルミニウム合金めっき鋼、アル
ミニウムめっき鋼、アルミニウム又はアルミニウム合
金、ステンレス鋼、冷間圧延鋼、銅めっき鋼、銅又は銅
合金、チタン又はチタン合金、及び、蒸着金属からなる
群より選択される少なくとも1種の金属からなるパネル
の表面に、上記本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料
組成物を塗装してなるものである。
【0117】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を
有する基板、遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を有するフ
ィルム、及び、遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を有する
遠赤外線輻射パネルは、遠赤外線輻射性に優れ、かつ、
抗菌作用及び脱臭作用を有しているので、例えば、一般
住宅、事務所、病院、精密機器製造工場、多目的ホー
ル、ロビー、駅舎(コンコース、プラットホーム、待合
室)等の天井、壁、床等の建材;電車、自動車、飛行機
等の内装材、壁紙等として好適である。また、本発明の
遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を有する遠赤外線輻射パ
ネルは、天井冷暖房システムに用いられる輻射パネル等
に好適に使用することができる。
【0118】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物は、抗菌、脱臭機能を有する成分としてセラミック
ス(A)を含んでいるので、住空間を安全に、かつ、清
潔に保つことができる。また、上記セラミックス(A)
は、遠赤外線輻射性にも優れているので、本発明の遠赤
外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物からなる塗膜で囲まれ
た空間は、暑すぎたり寒すぎたりすることがなく、快適
な住空間とすることができる。
【0119】また、上記セラミックス(A)は、通常、
抗菌性や遠赤外線輻射性を付与するために用いられるA
g、Zn、Cu等の金属をイオン交換等で担持させてい
るものではなく、また、上記セラミックス(A)は、焼
成されているものを好適に用いているので、各金属成分
の混合物とは異なり、金属イオンの溶出による皮膚疾患
等の人体への影響がなく好ましい。
【0120】更に、本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性
塗料組成物は、樹脂成分(B)として上記セラミックス
(A)の分散性、分散安定性に優れたものを使用してい
るので、得られる塗膜の肌を向上させることができる。
【0121】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組
成物は、樹脂成分(B)として水酸基を有する樹脂(B
−1)及びイソシアネート化合物又はブロックイソシア
ネート化合物(B−2)からなるものを用いた場合、イ
ソシアネート化合物又はブロックイソシアネート化合物
(B−2)が水酸基を有する樹脂(B−1)との反応性
に富み、かつ、セラミックス(A)に対して優れた吸着
・固着特性を有しているので、セラミックス(A)を高
含有量で配合しても、塗料としての諸物性、例えば、付
着性、密着性等を低下させることがない。このため、比
較的薄い膜厚であっても、安全、清潔であり、かつ、快
適な住空間を提供することができる。
【0122】また、樹脂成分(B)として塩化ビニル樹
脂又はポリエチレン樹脂からなるものを用いた場合に
は、意匠性をより向上させることができ、住空間の快適
性を高めることができる。
【0123】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0124】製造例1 セラミックス粉末の調製 Al23 75重量部及びSiO2 25重量部を混合
し、1000〜1400℃で焼成後、オングミルAM−
15(ホソカワミクロン社製)を用いて粉砕・分級し
て、セラミックス粉末を得た。得られたセラミックス粉
末の粒径は、0.1〜3μmであった。焼成時間は、5
時間であった。
【0125】製造例2〜7 表1の配合組成に従って、各セラミックス材料を計量・
混合し、1000〜1400℃で焼成後、オングミルA
M−15(ホソカワミクロン社製)を用いて粉砕・分級
して、セラミックス粉末を得た。得られたセラミックス
粉末の粒径を表1に示した。
【0126】
【表1】
【0127】実施例1 製造例1で得られたセラミックス粉末100重量部、ブ
ロックされたヘキサメチレンジイソシアネート(コロネ
ート2515、日本ポリウレタン社製)30重量部、オ
イルフリーポリエステル樹脂(バイロンGK13CS、
分子量7000、東洋紡績社製)70重量部、酸化チタ
ン10重量部を配合し、更に、溶剤(シクロヘキサン/
キシレン=1/1)を加えて粘度を調製した後、ロール
ミルを用いて遠赤外線輻射塗料を得た。
【0128】実施例2〜12 表2に従って、セラミックス粉末(A)、ブロックイソ
シアネート(B)、樹脂(C)及び顔料(D)を配合
し、更に、溶剤(シクロヘキサン/キシレン=1/1)
を加えて粘度を調製した後、ロールミルを用いて遠赤外
線輻射塗料を得た。
【0129】
【表2】
【0130】
【表3】
【0131】表中、*1は、ブロックされたヘキサメチ
レンジイソシアネート(コロネート2515、日本ポリ
ウレタン社製)であり、*2は、ブロックされたイソホ
ロンジイソシアネート(デスモジュールTPLS270
4、住友バイエルウレタン社製)であり、*3は、ブロ
ックされた4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(コロネート2535、日本ポリウレタン社製)であ
り、*4は、オイルフリーポリエステル樹脂(アルマテ
ックスN−500、分子量3500、三井東圧化学社
製)であり、*5は、オイルフリーポリエステル樹脂
(バイロンGK13CS、分子量7000、東洋紡績社
製)であり、*6は、ダイヤナールHR634(三菱レ
ーヨン社製)であり、*7は、三菱カーボンMA−10
0(三菱化成社製)である。
【0132】実施例1〜12及び比較例1〜2で得られ
た各遠赤外線輻射塗料を用いて、遠赤外線輻射性試験、
脱臭試験、抗菌力試験、カビ抵抗性試験、折り曲げ密着
性試験及び碁盤目密着性試験を行った。
【0133】遠赤外線輻射性試験 遠赤外線輻射性試験は、ブリキ缶内部の温水の冷却時間
を測定して、冷却時間の差から遠赤外線輻射性を評価し
た。攪拌機及び温度計を備えた4Lのブリキ缶(厚み
0.27mm、表面積1225cm2 )の外面に乾燥膜
厚で25μmとなるように遠赤外線輻射塗料を塗装し
た。この缶に、3800gの温水を加え、この缶を無風
状態の室内(20℃)に放置して、缶内の温度変化を計
測した。缶内の温水が80℃から70℃になるまでの時
間(分)を測定した。結果を表4及び表5に示した。
【0134】脱臭試験 図1に示した密封可能な220Lのふた付きドラム缶を
用いた。0.3mm厚のアルミニウム鋼板上に遠赤外線
輻射塗料を塗装し、乾燥させた試料1.79cm 2 を、
ドラム缶の内部側面に張りつけた。パラホルムアルデヒ
ド(三井東圧社製)又は25%アンモニア水(試薬)を
滴下封入し、30分間循環させた後、パラホルムアルデ
ヒド又はアンモニアが約10ppmとなるように調整し
たものを、エアーポンプで20℃で5時間循環させ放置
した後のガス濃度を低濃度の検知管(ガスティック社
製)を用いて測定し、低下した値(ppm)を求め、減
少率(%)を算出した。結果を表4及び表5に示した。
【0135】抗菌力試験 銀等抗菌剤研究会自主規格「抗菌加工製品の抗菌力試験
法(1995年度版)」により行った。試験菌として
taphylococcus aureus IFO1
2732(黄色ブドウ球菌)を用い、1/200NB培
地フィルム密着法で行った。24時間後の生菌数/初期
菌数率を求めた。結果を表4及び表5に示した。 ◎:生菌数が1%以下 ○:生菌数が1〜2% △:生菌数が3〜5% ×:生菌数が6%以上
【0136】カビ抵抗性試験 JIS Z 2911−5の一般工業用製品の試験方法
に準じて行った。試験に用いたカビの種類は、Aspergillus niger(S−1)Penicillium citrinum(S−5)Rhizopus oryzae(S−7)Cladosporium cladosporioi
des(S−8)Chaetomium globosum(S−11) の5種類であった。28日後の試験結果を、以下の基準
に従って評価した。結果を表4及び表5に示した。 ○:顕微鏡による観察でカビの菌糸が認められない △:顕微鏡による観察でカビの菌糸が認められる ×:肉眼ではっきりとカビの菌糸、胞子の発育が認めら
れる
【0137】折り曲げ密着性試験 試験用基板として、亜鉛めっき鋼板(Z−25、厚み
0.5mm、りん酸亜鉛処理済)及びアルミニウム板
(A−50、厚み0.5mm)を用い、亜鉛めっき鋼板
には下塗り塗料として防錆顔料(ストロンチウムクロメ
ート、菊地色素社製)20重量部、チタン顔料(R−9
60、デュポン社製)40重量部及び体質顔料(クレ
ー、ネオライト興業社製)40重量部をシクロヘキサノ
ンに溶解したエポキシ樹脂(エピコート1009、シェ
ル社製)100重量部でロール分散し、これを5μmの
厚みに塗装し、200℃で1分間焼き付け乾燥した。ま
た、アルミニウム板については、クロム酸処理をした。
これらの試験用基板に、得られた遠赤外線輻射塗料をロ
ールコーター又はスプレーガンを用いて塗装し、160
〜230℃で1〜20分間乾燥して、15〜30μmの
膜厚の乾燥塗膜を得た。このようにして得られた試験用
基板(試料)の折り曲げ部に、同じ塗装板2枚を挟んで
から試料を180度折り曲げ、更に折り曲げ部にセロフ
ァンテープを貼り、セロファンテープを剥離した後に折
り曲げ部に剥離が生じるか否かを観察した。結果を表4
及び表5に示した。 ◎:全く剥離していない ○:ルーペで観察してはじめて塗膜の微小剥離を確認で
きる △:折り曲げ部の1/3未満で剥離が生じている ×:折り曲げ部1/3以上が剥離している
【0138】碁盤目密着性試験 折り曲げ密着性試験のときと同様にして作製した試料の
塗装面にカッターナイフを用いて1mm間隔で縦、横そ
れぞれ11本の線を引き、1mm四方の碁盤目(100
個)を作成した。この碁盤目部にセロファンテープを貼
り、セロファンテープを剥離した後に碁盤目部に剥離が
生じているか否かを観察し、剥離せずに残存している碁
盤目の数を数えた。結果を表4及び表5に示した。
【0139】更に、熱変化を伴った場合における遠赤外
線輻射塗料を塗装した試料の密着性を試験するために、
以下に示す(1)〜(4)のサイクルを50回繰り返し
た。(1)−20℃で1時間放置 (2)−20℃から+60℃に2時間かけて昇温 (3)+60℃で1時間放置 (4)+60℃から−20℃に2時間かけて降温 50回の繰り返しによる熱変化試験の終了後、上記と同
様に碁盤目を施した試料の碁盤目部にセロファンテープ
を貼り、セロファンテープを剥離した後に碁盤目部に剥
離を生じているか否かを観察し、剥離せずに残存してい
る碁盤目の数を数えた。結果を表4及び表5に示した。
【0140】
【表4】
【0141】
【表5】
【0142】実施例14 溶融亜鉛めっき鋼板(厚さ0.35mm)に化成処理と
して、塗布型クロメート(サーフコートNRC300、
日本ペイント社製)を塗装し、ついで、アクリル樹脂系
プライマー(ビニゾール1000下塗、日本ペイント社
製)を塗装し、最高220℃で40秒間焼き付けること
により、膜厚5μmの下塗り塗膜を形成した。得られた
塗装物上に、以下の割合で配合してなるアクリル・ポリ
エチレン系樹脂塗料組成物をロールコート法で塗装し
た。ついで、最高220℃で50秒間焼き付けて、膜厚
200μmの上塗り塗膜を形成した。
【0143】アクリル・ポリエチレン系樹脂塗料組成物の配合割合 ・フローゼンUF−1.5 100重量部 (ポリエチレン系樹脂粉末、平均粒径15μm、密度0.92g/cm3 、数平 均分子量40000、住友精化社製) ・HA1105S 60重量部 (アクリル樹脂、数平均分子量45000、日立化成工業社製) ・アルコンP−125 20重量部 (水素化石油樹脂、分子量750、荒川化学工業社製) ・ソルベッソ150 150重量部 (溶剤、エクソン化学社製) ・セリガードS−3018−02S 6重量部 (安定剤、シリカ/酸化セリウム微粉末、日本無機化学工業社製) ・弁柄CM−25P 50重量部 (顔料、酸化鉄、日本弁柄工業社製) ・セラミックス粉末(製造例1) 200重量部
【0144】得られた塗装金属板(試験板)について、
実施例1と同様にして、遠赤外線輻射性試験、脱臭試
験、抗菌力試験、カビ抵抗性試験、折り曲げ密着性試験
及び熱変化後の碁盤目密着性試験を行った。また、塗膜
の臭気の評価及び碁盤目エリクセン試験を行った。結果
を表6に示した。
【0145】塗膜の臭気の評価 焼き付け後の塗膜の臭いを直接嗅ぐことにより、臭気を
評価した。 ○:メルカプタン臭等がない ×:メルカプタン臭等があり、不快である
【0146】碁盤目エリクセン試験 JIS K 5400 8.2に準拠して、塗膜表面に
5mm×5mmの井桁状の切れ目を入れ、エリクセン押
し出しを8mm行った後、井桁状の切れ目の溝にカッタ
ーナイフの先端を入れて塗膜を起こし、これを引っ張
り、塗膜の剥離を調べ、剥離せずに残存している碁盤目
の数を数えた。
【0147】
【表6】
【0148】
【発明の効果】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料
組成物は、上述の構成よりなるので、適用した室内は抗
菌作用があり、また、たばこのヤニやペットの臭い、ホ
ルムアルデヒド等の汚染物質等を吸収する脱臭作用があ
るので、非常に快適な空間を提供することができる。ま
た、本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物は、
遠赤外線輻射性に優れた効果を発揮するので、本発明の
遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物からなる塗膜で囲
まれた空間は、夏のような高温時であっても空間内は涼
しく、一方、冬のような低温時であっても空間内は暖か
い状態を保つことができ、快適住空間用塗料組成物とし
て好適である。
【0149】本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を
有する基板、フィルム及び遠赤外線パネルは、表面に、
本発明の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物からなる
塗膜を有しているので、遠赤外線輻射性、抗菌性、脱臭
性に優れており、一般住宅や病院、駅舎等の公共の建造
物の建材、自動車、電車、飛行機等の乗り物等の内装材
として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱臭試験に用いられる試験装置の概略構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 試料 2 エアーポンプ 3 ガス取り出し口 4 4mmφビニールホース 5 電源コード

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が100μm以下であるセラミ
    ックス(A)、及び、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂か
    らなる樹脂成分(B)を含有してなる遠赤外線輻射型抗
    菌脱臭性塗料組成物であって、前記熱硬化性樹脂又は熱
    可塑性樹脂からなる樹脂成分(B)の配合量は、前記セ
    ラミックス(A)100重量部に対して、25〜550
    重量部であることを特徴とする遠赤外線輻射型抗菌脱臭
    性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 セラミックス(A)は、SiO2 、Al
    23 、TiO2 、ZrO2 、Fe23 、CuO、M
    gO、NiO、CaO、Li2 O及びCoOからなる群
    より選択される少なくとも1種からなるものである請求
    項1記載の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 セラミックス(A)は、Al23 10
    0重量部に対して、SiO2 10〜50重量部、及び、
    TiO2 0〜100重量部を含んでなるものである請求
    項2記載の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる
    樹脂成分(B)は、水酸基を有する樹脂(B−1)、及
    び、イソシアネート化合物又はブロックイソシアネート
    化合物(B−2)からなるものであり、前記水酸基を有
    する樹脂(B−1)と前記イソシアネート化合物又はブ
    ロックイソシアネート化合物(B−2)との配合重量比
    は、(B−1)/(B−2)=15/85〜90/10
    である請求項1、2又は3記載の遠赤外線輻射型抗菌脱
    臭性塗料組成物。
  5. 【請求項5】 水酸基を有する樹脂(B−1)は、水酸
    基価が5〜300mgKOH/gであり、酸価が0〜2
    00mgKOH/gであるポリエステル樹脂、及び、水
    酸基価が5〜300mgKOH/gであり、酸価が0〜
    200mgKOH/gであるアクリル樹脂のうち少なく
    とも1種である請求項4記載の遠赤外線輻射型抗菌脱臭
    性塗料組成物。
  6. 【請求項6】 遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物
    は、セラミックス(A)及び水酸基を有する樹脂(B−
    1)からなる第1成分と、イソシアネート化合物からな
    る第2成分とにより構成される2液型の塗料組成物であ
    る請求項4又は5記載の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料
    組成物。
  7. 【請求項7】 熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなる
    樹脂成分(B)は、塩化ビニル樹脂又はポリエチレン樹
    脂からなるものである請求項1、2又は3記載の遠赤外
    線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物。
  8. 【請求項8】 ポリエチレン樹脂は、数平均分子量が1
    5000〜70000であり、平均粒径が1〜50μm
    であるポリエチレン系樹脂粉末100重量部、数平均分
    子量が10000以上であるアクリル樹脂30〜100
    重量部、及び、数平均分子量が600〜1000の水素
    化石油樹脂10〜30重量部を含有してなるものである
    請求項7記載の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物。
  9. 【請求項9】 更に、顔料(D)を、セラミックス
    (A)100重量部に対して、0.1〜30重量部含ん
    でなる請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の
    遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物。
  10. 【請求項10】 顔料(D)は、大きさが0.1〜40
    μmである無機骨材(E−1)及び粒径が0.01〜3
    0μmである有機高分子粒子(E−2)からなる群より
    選択される少なくとも1種の骨材(E)を含んでなるも
    のである請求項9記載の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料
    組成物。
  11. 【請求項11】 接着剤層を有する基板又は接着剤層を
    有しない基板の表面に、請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9又は10記載の遠赤外線輻射型抗菌脱臭
    性塗料組成物を塗装してなることを特徴とする遠赤外線
    輻射型抗菌脱臭性塗膜を有する基板。
  12. 【請求項12】 接着剤層を有するフィルム又は接着剤
    層を有しないフィルムの表面に、請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9又は10記載の遠赤外線輻射型
    抗菌脱臭性塗料組成物を塗装してなることを特徴とする
    遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を有するフィルム。
  13. 【請求項13】 亜鉛めっき鋼、合金化亜鉛、めっき
    鋼、亜鉛/アルミニウム合金めっき鋼、アルミニウムめ
    っき鋼、アルミニウム又はアルミニウム合金、ステンレ
    ス鋼、冷間圧延鋼、銅めっき鋼、銅又は銅合金、チタン
    又はチタン合金、及び、蒸着金属からなる群より選択さ
    れる少なくとも1種の金属からなるパネルの表面に、請
    求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載
    の遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗料組成物を塗装してなる
    ことを特徴とする遠赤外線輻射型抗菌脱臭性塗膜を有す
    る遠赤外線輻射パネル。
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