JPH11335896A5 - - Google Patents

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JPH11335896A5
JPH11335896A5 JP1998143019A JP14301998A JPH11335896A5 JP H11335896 A5 JPH11335896 A5 JP H11335896A5 JP 1998143019 A JP1998143019 A JP 1998143019A JP 14301998 A JP14301998 A JP 14301998A JP H11335896 A5 JPH11335896 A5 JP H11335896A5
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Description

【発明の名称】ウエハメッキ方法及びウエハメッキ装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】ウエハの表面に形成された溝及び/又は穴にメッキを施すウエハメッキ方法において、
1つのメッキ槽の中で酸化膜を除去するための処理液と、メッキを施すメッキ液を順次入れ替えてメッキを施すことを特徴とするウエハメッキ方法
【請求項2】請求項1に記載のウエハメッキ方法において、
前記酸化膜を除去する処理液は、濃度0.1〜20重量%のH2SO4、HCl、HNO3、H3PO4、HF等の無機酸又は該無機酸とNa又はKとの塩、CH3COOH、オキシカルボン酸等の有機酸又は該有機酸とNa又はKとの塩、NaOH又はKOHの塩基類を含む溶液であり、前記ウエハを陰極とし水素還元反応により酸化膜を除去し、表面を活性化することを特徴とするウエハメッキ方法
【請求項3】請求項1又は2に記載のウエハメッキ方法において、
前記メッキ液は硫酸銅50〜250g/l、硫酸40〜220g/lを主成分とした電解メッキ液であることを特徴とするウエハメッキ方法
【請求項4】請求項1乃至3のいずれか1に記載のウエハメッキ方法において、
前記酸化膜を除去する処理液を前記メッキ槽から排出し、新たにメッキ液を充填する間、該メッキ槽内に不活性ガスを充填しておくことを特徴とするウエハメッキ方法
【請求項5】請求項1乃至4のいずれか1に記載のウエハメッキ方法において、
前記酸化膜を除去するための処理液を前記メッキ槽から排出し、前記メッキ液を充填する前に、該メッキ槽内に溶存酸素量が1ppm以下にした純水を供給し、メッキ槽内を洗浄することを特徴としたウエハメッキ方法
【請求項6】ウエハの表面に形成された溝及び/又は穴にメッキを施すメッキ槽を有するウエハメッキ装置において、
前記メッキ槽に酸化膜除去のための処理液を供給する処理液収容容器と、該メッキ槽にメッキ液を供給するメッキ液収容容器を備えることを特徴とするウエハメッキ装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表面に配線用の溝やコンタクトホールが形成されたウエハの表面や溝及び穴の内壁面に銅等のメッキを施すウエハメッキ方法及びウエハメッキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ウエハ表面に形成される配線溝のバリア材に用いられるTiN、TaN、WN等のセラミック系材料は大気中のO2や水中に溶存するO2の影響で瞬時にその表面に酸化膜が形成される。この酸化膜が膜抵抗値を上げ電解メッキを行う際の障害になるばかりではなく、メッキ膜界面での密着力を低下させるという問題がある。従来、該酸化膜を除去するため別の処理槽を設け、電解メッキを行う前に該処理槽で酸化膜の除去処理を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記酸化膜を除去する処理槽と電解メッキ槽を一列に並べた装置では、該処理槽で酸化膜の除去処理をしたウエハを電解メッキ槽に移動させる時に該ウエハを空中に曝すため、たとえ酸化膜を完全に除去したとしても、再度酸化膜が形成されるという問題があった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、ウエハの表面、該表面に形成された溝や穴の下地の表面に存在する酸化膜を除去する処理をした後、再度酸化膜が形成される前にメッキ膜を形成できるウエハメッキ方法及びウエハメッキ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1に記載の発明は、ウエハの表面に形成された溝及び/又は穴にメッキを施すウエハメッキ方法において、1つのメッキ槽の中で酸化膜を除去するための処理液と、メッキを施すメッキ液を順次入れ替えてメッキを施すことを特徴とする。このように1つのメッキ槽の中で酸化膜除去とメッキ膜形成とを連続して行うことにより、酸化膜の除去処理後、ウエハを空中に曝すことがなくメッキ処理を行うことができるから、再度酸化膜が形成されないうちにメッキ膜を形成することができる。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のウエハメッキ方法において、酸化膜を除去する処理液は、濃度0.1〜20重量%のH2SO4、HCl、HNO3、H3PO4、HF等の無機酸又は該無機酸とNa又はKとの塩、CH3COOH、オキシカルボン酸等の有機酸又は該有機酸Na又はKとの塩、NaOH又はKOHの塩基類を含む溶液であり、ウエハを陰極とし水素還元反応により酸化膜を除去し、表面を活性化することを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のウエハメッキ方法において、メッキ液は硫酸銅50〜250g/l、硫酸40〜220g/lを主成分とした電解メッキ液であることを特徴とする。このようにメッキ液と酸化膜を除去する処理液にH2SO4を用いた場合は、酸化膜の除去処理後、水洗工程を必要としない。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1に記載のウエハメッキ方法において、酸化膜を除去する処理液をメッキ槽から排出し、新たにメッキ液を充填する間、該メッキ槽内に不活性ガスを充填しておくことを特徴とする。このように、メッキ槽内に不活性ガスを充填しておくことにより、酸化膜除去処理面がO2に曝されることがないから、新たにメッキ液を充填する間に再度酸化膜が形成することがない。
【0009】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載のウエハメッキ方法において、酸化膜を除去するための処理液をメッキ槽から排出し、メッキ液を充填する前に、該メッキ槽内に溶存酸素量が1ppm以下にした純水を供給し、メッキ槽内を洗浄することを特徴とした。このように酸化膜除去処理後に純水を充填した洗浄を行うことにより、酸化膜を除去する処理液とメッキ液がその主成分が異なる性質でも酸化膜除去処理とメッキ処理とが連続して行うことができると共に、溶存酸素量が1ppm以下であるから、酸化膜が再度形成されることもない。
【0010】
また、請求項6に記載の発明は、ウエハの表面に形成された溝及び/又は穴にメッキを施すメッキ槽を有するウエハメッキ装置において、メッキ槽に酸化膜除去のための処理液を供給する処理液収容容器と、該メッキ槽にメッキ液を供給するメッキ液収容容器を備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は本発明のウエハメッキ装置の概略構成を示す図である。図1において、1はメッキ槽であり、該メッキ槽1はメッキ槽本体2と底板3とからなる。メッキ槽本体2の下方は開口しており、該開口部をOリング等のシール部材4を介して底板3で閉じることにより、メッキ槽本体2内の空間5は密閉された空間となる。
【0012】
メッキ槽本体2には液流入口6、液流出口7及びガス流入口8が設けられている。底板3の上面にはウエハ9が載置され、メッキ槽本体2内には該ウエハ9と対向して陽極電極10が配置されている。また、ウエハ9と陽極電極10の間にはメッキ電源(直流電源)11から所定の電圧が印加されるようになっている。
【0013】
12はメッキ液が収容されるメッキ液収容容器であり、該メッキ液収容容器12に収容されたメッキ液はポンプ13により、液流入口6を通ってメッキ槽1内に供給されるようになっている。14は酸化膜除去処理液が収容される処理液収容容器であり、該処理液収容容器14に収容された酸化膜除去処理液はポンプ15により、液流入口6を通ってメッキ槽1内に供給されるようになっている。16、17はそれぞれ開閉弁であり、メッキ槽1内の空間5に収容されたメッキ液又は酸化膜除去処理液は開閉弁16又は17を開くことにより、容器12又は14に回収されるようになっている。
【0014】
18は減圧弁であり、該減圧弁18及びガス流入口8を通ってN2ガス等の不活性ガス源から不活性ガスがメッキ槽1内の空間5に供給されるようになっている。また、この不活性ガスは容器12及び14にも供給されるようになっている。19〜23はそれぞれチェック弁である。
【0015】
メッキ液収容容器12にはCuSO4(硫酸銅)液等の銅メッキ液、例えば硫酸銅50〜250g/l、硫酸40〜220g/lを主成分とした電解メッキ液が収容されている。また、処理液収容容器14には、濃度0.1〜20重量%のH2SO4、HCl、HNO3、H3PO4、HF等のいずれかの無機酸又は該無機酸とNa又はKとの塩、CH3COOH、オキシカルボン酸等のいずれかの有機酸又は該有機酸とNa又はKとの塩、NaOH、KOHの塩基類を含む酸化膜除去処理液が収容されている。
【0016】
上記構成のウエハメッキ装置において、メッキを施そうとするウエハ9をメッキ槽1内に入れ、底板3の所定の位置に載置した後、ポンプ15を起動し、処理液収容容器14内の酸化膜除去処理液をメッキ槽1の空間5内に供給し、該空間5内を酸化膜除去処理液で満たす。この状態で、ウエハ9を陰極として、メッキ電源11から陽極電極10とウエハ9の間に所定の電圧を印加すると、水素還元反応により、ウエハ9の表面や該表面に形成された溝や穴の下地の表面に存在する酸化膜が除去され、該酸化膜が除去された面が活性化する。
【0017】
ここで酸化膜を除去する処理液の濃度は下地は浸蝕せず、表面の薄い酸化膜のみを除去するために、除去する酸化膜の厚さに応じて0.1〜20重量%の範囲で濃度を設定する。濃度が20重量%を越えると濃度が高すぎて下地をエッチングしてしまう。
【0018】
次に、開閉弁17を開いて、メッキ槽1内の酸化膜除去処理液を処理液収容容器14内に回収すると同時に、メッキ槽1の空間5を減圧弁18を通して供給される不活性ガスと置換する。その後開閉弁17を閉じ、ポンプ13を起動して、メッキ液収容容器12内のメッキ液をメッキ槽1の空間5内に供給し、該空間5内で不活性ガスとメッキ液の置換を行なう。次にメッキ電源11から陽極電極10とウエハ9の間に所定の電圧を印加してメッキを行なう。このように、酸化膜除去処理液をメッキ槽から排出し、新たにメッキ液を充填する間、該メッキ槽1の内部に不活性ガスを充填しておくことにより、酸化膜除去処理面がO2に曝されることがないから、新たにメッキ液を充填する間に再度酸化膜が形成することがない。
【0019】
なお、上記例では、酸化膜除去処理液をメッキ槽1から排出し、新たにメッキ液を充填する間、該メッキ槽1内に不活性ガスを充填しているが、酸化膜除去処理液にH2SO4を主成分とする処理液を用い、メッキ液に例えば、硫酸銅50〜250g/l、硫酸40〜220g/lを主成分とする電解メッキ液を用いるようにし、酸化膜除去処理液とメッキ液の主成分が同じものである場合、酸化膜除去処理液の排出とメッキ液の供給を同時に行なって、酸化膜除去処理液とメッキ液の置換を行ってもよい。
【0020】
また、図示は省略するが、酸化膜除去処理液をメッキ槽1から排出した後、メッキ液を充填する前に純水からなる洗浄水を供給して該メッキ槽1内を洗浄することにより、酸化膜除去処理液とメッキ液が異なる性質の場合でも酸化膜除去処理とメッキ処理とを連続して行うことができる。この場合、洗浄水中の溶存酸素により再度酸化膜が形成されるのを防止するために、洗浄水中の溶存酸素量が1ppm以下とする。
【0021】
【発明の効果】
以上、説明したように請求項1乃至3に記載の発明によれば、1つのメッキ槽の中で酸化膜を除去するための処理液と、メッキを施すメッキ液を順次入れ替えてメッキを施すので、酸化膜の除去処理後、ウエハを空中に曝すことがなくメッキ処理を行うことができるから、メッキの際の膜抵抗値が低くなり、好適な電解メッキを行うことができると同時に、メッキ膜界面での密着力の強いメッキ膜を形成できるウエハメッキ方法をできる。
【0022】
また、請求項4に記載の発明によれば、酸化膜を除去する処理液をメッキ槽から排出し、新たにメッキ液を充填する間、該メッキ槽内に不活性ガスを充填しておくので、酸化膜除去処理面がO2に曝されることがないから、メッキ液を充填する間に再度酸化膜が形成することがない。
【0023】
また、請求項5に記載の発明によれば、酸化膜を除去するための処理液をメッキ槽から排出し、メッキ液を充填する前に、該メッキ槽内に溶存酸素量が1ppm以下にした純水を供給し、メッキ槽内を洗浄するので、このように酸化膜除去処理後に純水を充填した洗浄を行うことにより、酸化膜を除去する処理液とメッキ液がその主成分が異なる場合でも酸化膜除去処理とメッキ処理とが連続して行うことができると共に、溶存酸素量が1ppm以下であるから、酸化膜が再度形成されることもない。
【0024】
また、請求項6に記載の発明によれば、メッキ槽に酸化膜除去のための処理液を供給する処理液収容容器と、該メッキ槽にメッキ液を供給するメッキ液収容容器を備えるので、ウエハ表面の酸化膜の除去処理後、ウエハを空中に曝すことがなくメッキ処理を行うことができるから、メッキの際の膜抵抗値が低くなり、好適な電解メッキを行うことができると同時に、メッキ膜界面での密着力の強いメッキ膜を形成できるウエハメッキ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハメッキ装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 メッキ槽
2 メッキ槽本体
3 底板
4 シール部材
5 空間
6 液流入口
7 液流出口
8 ガス流入口
9 ウエハ
10 陽極電極
11 メッキ電源(直流電源)
12 メッキ液収容容器
13 ポンプ
14 処理液収容容器
15 ポンプ
16 開閉弁
17 開閉弁
18 減圧弁
19〜23 チェック弁
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