JPH11336522A - 可変動弁装置 - Google Patents

可変動弁装置

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JPH11336522A
JPH11336522A JP14108598A JP14108598A JPH11336522A JP H11336522 A JPH11336522 A JP H11336522A JP 14108598 A JP14108598 A JP 14108598A JP 14108598 A JP14108598 A JP 14108598A JP H11336522 A JPH11336522 A JP H11336522A
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JP
Japan
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camshaft
vane rotor
supply
valve
oil passage
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Pending
Application number
JP14108598A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Sanpei
和久 三瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吸排気弁のリフト量の可変幅を大きくしつつ、
内燃機関の全長を短くする。 【解決手段】バルブタイミング調整機構1とカムシャフ
ト移動機構2を備えた可変動弁装置は、必然的にカムシ
ャフト110の軸方向の長さが長くなる。しかし、第2
スプライン137を含むベーンロータ130の内径部
は、スプロケット100側に延出された環状凸部136
を有し、環状凸部136は、スプロケット100に形成
された環状凹部に挿入されている。このため、吸排気弁
のリフト量の可変幅を大きくするために必要なスプライ
ンの長さを確保しつつ、ベーンロータ130の軸方向の
幅は必要最小限にすることができ、エンジン全長を短く
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変動弁装置に係
わり、詳しくは、内燃機関におけるバルブの開閉タイミ
ングならびにリフト量を運転状態に応じて変更する可変
動弁装置に関する。
【0002】
【従来技術】クランクシャフトと同期回転するタイミン
グプーリやチェーンスプロケットを介してカムシャフト
を駆動し、タイミングプーリやチェーンスプロケットと
カムシャフトとを相対回転させることにより、内燃機関
におけるバルブの開閉タイミングを変化させるベーン式
の可変バルブタイミング装置として、特開平9−605
08号公報に開示されているものが知られている。
【0003】特開平9−60508号公報に開示される
可変バルブタイミング装置では、タイミングプーリとカ
ムシャフトをベーンロータで連結し、ベーンロータをカ
ムシャフトに固定し、また、ベーンロータはタイミング
プーリに相対回転可能に設けることにより、クランクシ
ャフトからの駆動力をカムシャフトに伝達し、カムシャ
フトをタイミングプーリに対して進角方向または遅角方
向に回転可能にしている。
【0004】一方、軸方向に外形の異なるカムをカムシ
ャフトに設け、カムシャフトを軸方向に移動することに
より、内燃機関におけるバルブのリフト量を変化させる
可変リフト装置として、特開平9−32519号公報に
開示されるものが知られている。
【0005】特開平9−32519号公報に開示される
可変リフト装置では、タイミングプーリとカムシャフト
をスリーブで連結し、スリーブをタイミングプーリ固定
し、スリーブとカムシャフトをスプライン結合すること
により、クランクシャフトからの駆動力をカムシャフト
に伝達し、カムシャフトを軸方向に往復移動可能にして
いる。
【0006】しかしながら、特開平9−60508号公
報に開示されるような可変バルブタイミング装置では、
内燃機関におけるバルブの開閉タイミングは変化させる
ことが可能であるが、バルブのリフト量を変化させるこ
とができないという問題があった。また、特開平9−3
2519号公報に開示されるような可変リフト装置で
は、バルブのリフト量は変化させることが可能である
が、バルブの開閉タイミングを変化させることができな
いという問題があった。
【0007】そこで、軸方向に外形の異なるカムをカム
シャフトに取付け、カムシャフトを軸方向に移動させ、
また、クランクシャフトと同期回転するタイミングプー
リを介してカムシャフトを駆動し、タイミングプーリと
カムシャフトとを相対回動させることにより、内燃機関
におけるバルブの開閉タイミングおよびバルブのリフト
量を変化させる可変動弁装置を先に出願した(特願平9
−250615)。
【0008】特願平9−250615号に記載される可
変動弁装置では、ベーンロータとカムシャフトとの間に
スリーブを介在させ、カムシャフトとスプライン結合す
ることにより、カムシャフトをタイミングプーリに対し
て進角方向または遅角方向に回動可能にし、且つ、カム
シャフトを軸方向に往復移動可能にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸排気弁の
リフト量の可変幅を大きくするためには、カムの外形の
傾きを大きくするか、あるいは、カムの軸方向の移動量
を大きくする必要がある。
【0010】しかしながら、カムの外形の傾きを大きく
するのには限界があり、カムの軸方向の移動量を大きく
すること、すなわち、カムシャフトの移動を許容するカ
ムシャフトとベーンロータとの軸方向可動結合部の長さ
を長くすることが要求される。一方、前述した先願(特
願平9−250615)のベーンロータは、機械的強度
とカムシャフトを回転させるために必要な駆動力が考慮
されて、必要最小限の幅が決められている。吸排気弁の
リフト量の可変幅を大きくするためにカムシャフトとベ
ーンロータとの軸方向可動結合部の長さを長くしている
が、この軸方向可動結合部の長さに合わせて、ベーンロ
ータの幅を設定しているため、不必要にベーンロータの
軸方向の幅が長くなっている。これにより、内燃機関の
全長が長くなり、車両へのエンジン搭載が困難という問
題があった。
【0011】そこで、このような従来の問題に鑑みて、
本発明は、カムシャフトとベーンロータとの軸方向可動
結合部の移動許容領域をベーンロータに隣接するチェー
ンスプロケットあるいはタイミングプーリといった駆動
力伝達部材の内方まで広げることで、内燃機関における
バルブのリフト量の可変幅を大きくするために必要な軸
方向可動結合部の長さを確保しつつ、内燃機関の全長を
短くできる可変動弁装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の可変動弁装置
は、上記目的を達成するためになされたものであり、内
燃機関のクランクシャフトにより回転駆動される駆動力
伝達部材と、該駆動力伝達部材に隣接して配置されると
ともに前記駆動力伝達部材と相対回転可能なベーンロー
タと、前記駆動力伝達部材及び前記ベーンロータに対し
て軸方向へ可動に設けられるとともに駆動力伝達部材と
相対回転可能に配置されたカムシャフトとを備え、前記
カムシャフトは軸方向に外形の異なるカムを有する可変
動弁装置において、前記カムシャフトとベーンロータと
の軸方向可動結合部が前記駆動力伝達部材の内方へ延在
するものとした。
【0013】本発明によれば、カムシャフトとベーンロ
ータとの軸方向可動結合部の長さによって定まるカムシ
ャフトの移動領域を駆動力伝達部材の内方まで広げたこ
とにより、内燃機関におけるバルブのリフト量の可変幅
を大きくするために必要な軸方向可動結合部の長さを確
保しつつ、ベーンロータの軸方向の幅は必要最小限にす
ることができ、ベーンロータと駆動力伝達部材の軸方向
の長さを短くし、しいてはエンジン全長を短くすること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3の図面を用い
て本発明における可変動弁装置の一実施の形態について
説明する。
【0015】図1は、本実施例の形態における可変動弁
装置を示す縦断面図である。この図において、駆動力伝
達部材としてのスプロケット100に形成されたタイミ
ングギア101は、タイミングチェーン102によりエ
ンジンのクランクシャフト(不図示)と連結されてい
る。これにより、タイミングギア101は、クランクシ
ャフトと同期して回転する。
【0016】タイミングギア101から駆動力を伝達さ
れたカムシャフト110は吸気弁を開閉駆動する。カム
シャフト110は、軸方向に所定の間隔をおいて軸方向
に外形の異なる3次元カム111を有する。図では1つ
の3次元カムを記載しているが、実際には、各気筒毎に
2つづつの吸気弁開閉用の3次元カムが設けられてい
る。また、カムシャフト110の一端部には、スプロケ
ット100とカムシャフト110との相対回転を可能に
するバルブタイミング調整機構1が設けられ、他端部に
はスプロケット100に対して矢印X、Yで示す軸方向
に往復移動を可能にするカムシャフト移動手段2が設け
られている。バルブタイミング調整機構1とカムシャフ
ト移動手段2は、後述する油圧回路によって制御され
る。なお、スプロケット100およびカムシャフト11
0は図1の左方向から見て反時計方向に回転し、以下、
この回転方向を進角方向とする。
【0017】まず、バルブタイミング調整機構1につい
て説明する。図1に示すように、スプロケット100
は、小径部103と大径部104より形成され、小径部
103と大径部104は一体に形成されている。大径部
104の一端の外周には、タイミングギア101が形成
され、タイミングギア101にはタイミングチェーン1
02が取り付けられる。また、大径部104の他端の内
周には、円盤状に形成された環状凹部105が軸方向に
設けられている。大径部104の環状凹部105が形成
される側には、円筒状に形成されたシューハウジング1
20が設けられている。シューハウジング120はベー
ンロータ130を収容するとともに一側面がスプロケッ
ト100の大径部104によって閉塞され、他側面がカ
バー127によって閉塞される。ベーンロータ130、
シューハウジング120、カバー127は予め組付けら
れた状態で、ボルト106によってスプロケット100
に螺着固定される。
【0018】また、カムシャフト110の一方の端部に
は、外スプライン112とシザーズスプライン113と
からなる軸方向可動結合部としての第1スプライン11
7が設けられており、後述するベーンロータ130の軸
方向可動結合部としての第2スプライン137と係合さ
れている。外スプライン112はノックピン118によ
って回転方向の位置を位置決めされている。シザーズス
プライン113はカムシャフト110と外スプライン1
12の間に取り付けられており、シザーズスプライン1
13は、第1スプライン117の第2スプラインに対す
るバックラッシュの防止を図っている。外スプライン1
12およびシザーズスプライン113はカムボルト11
6によりカムシャフト110に対し固定されている。上
述の構成により、シザーズスプライン113および外ス
プライン112を有するカムシャフト110はベーンロ
ータ130と相対回転不能に回転するとともに、ベーン
ロータ130に対して軸方向に往復移動可能となってい
る。
【0019】また、ベーンロータ130の内周壁には前
述した第2スプライン137が形成されている。第2ス
プライン137の長さは、吸気弁のリフト量の可変幅を
大きくするために必要な長さが確保され、その長さは、
3次元カムの軸方向の移動距離に略等しく構成されてい
る。第2スプライン137を含むベーン内径部は、スプ
ロケット100側に延出された環状凸部136を有し、
環状凸部136は、前述したスプロケット100の環状
凹部105に挿入されている。
【0020】ここで、従来では、吸気弁のリフト量の可
変幅を大きくするために、ベーンロータ130の幅を広
げることにより、カムシャフト110の軸方向の移動量
を確保していた。しかし、前述のように、環状凸部13
6を環状凹部105に挿入することで、環状凸部136
の軸方向の長さ分、カムシャフト110の軸方向の長さ
は短くなる。
【0021】図2は、図1におけるA−A断面図であ
る。この図において、シューハウジング120の内周面
には、カムシャフト110の軸線Lに向かって突出し
て、周方向にほぼ等間隔に台形状に形成されたシュー1
21、122、123、124が形成されている。この
各シュー121、122、123、124の周方向の間
には扇状空間部150がシューハウジング120の周方
向に等間隔に形成されている。また、シュー121、1
22、123、124には、それぞれ、ボルト106が
挿入されるボルト穴125が穿設されている。
【0022】ベーンロータ130の外周面には扇状空間
部150に挿入されるように外側方へ突出するベーン1
31,132,133,134がベーンロータ130の
周方向に等間隔に設けられている。この各ベーン13
1,132,133,134が挿入された扇状空間部1
50内は、ベーン131,132,133,134によ
り、遅角油圧室151、152、153、154と進角
油圧室155、156、157、158に区画されてい
る。各遅角油圧室には後述する遅角制御油路160より
作動油が供給され、各進角油圧室には後述する進角制御
油路170より作動油が供給される。この各油圧室の油
圧をコントロールすることにより、ベーンロータ130
とカムシャフト110との相対回転を制御している。図
2に示す遅角方向、進角方向を表す矢印は、シューハウ
ジング120に対するベーンロータ130の遅角方向、
進角方向を表している。図2において、各ベーンは各扇
状空間部150の一方の周方向端部に位置し、ベーンロ
ータ130はシューハウジング120に対し最遅角位置
にある。最遅角位置は、ベーン131の遅角側側面がシ
ュー121の進角側側面に当接されることにより規定さ
れ、後述するように、最遅角位置において、ベーンロー
タ130とシューハウジング120との相対回転を規制
するストッパ機構を備える。
【0023】また、ベーン131、132、133、1
34の外周壁には、シール部材128が設けらている。
ベーンロータ130の外周壁とシューハウジング120
の内周壁との間には、組付け上、微小なクリアランスを
設けざるを得ず、このクリアランスを介して油圧室間に
作動油が漏れることをシール部材128によって防止し
ている。シール部材128は板ばねの付勢力によりシュ
ーハウジング120の内周壁に向けて押されている。
【0024】次に、前述したストッパ機構について説明
する。図3は、図2におけるB−B断面図である。この
図において、ベーンロータ130のベーン131にはピ
ストン穴140が設けられており、ピストン穴140に
は図1に示すように、ストッパピストン141が挿入さ
れている。ストッパピストン141は有底円筒状に形成
されており、カムシャフト110の軸方向に摺動可能で
ある。ストッパピストン141はスプリング142によ
りスプロケット100側に付勢されている。スプロケッ
ト100の大径部104には、ストッパピストン141
が挿入可能なテーパ穴143が形成されており、ストッ
パピストン141は最遅角位置においてテーパ穴143
に挿入される。ストッパピストン141がテーパ穴14
3に嵌合した状態ではシューハウジング120に対する
ベーンロータ130の相対回動は拘束される。これによ
り、始動時等、油圧が足りないときに発生するベーンロ
ータ130のばたつきを防止している。
【0025】また、ストッパピストン141の外周壁と
ピストン穴140の内周壁との間には解除油圧室として
油圧室144が形成されている。油圧室144は図2に
示すように、油路169を介して遅角油圧室151と連
通されている。ストッパピストン141の受圧面が作動
油から受ける力はテーパ穴143からストッパピストン
141を抜け出させる方向に働く。遅角油圧室151に
所定圧以上の作動油が供給されると、作動油圧によりス
プリング142の付勢力に抗しストッパピストン141
はテーパ穴143から抜け出す。
【0026】ストッパピストン141の先端部に形成さ
れる解除油圧室としての油圧室145は、図2に示すよ
うに、油路179を介し後述する進角油圧室155と連
通している。ストッパピストン141の先端部の受圧面
が油圧室145の作動油から受ける力はテーパ穴143
からストッパピストン141を抜け出させる方向に働
く。進角油圧室155に所定圧以上の作動油が供給され
ると、作動油圧によりスプリング142の付勢力に抗し
ストッパピストン141はテーパ穴143から抜け出
す。
【0027】ストッパピストン141の位置とテーパ穴
143の位置は、シューハウジング120に対してベー
ンロータ130が最遅角位置にあるとき、すなわち、ク
ランクシャフトに対してカムシャフト110が最遅角位
置にあるときにスプリング142の付勢力によりストッ
パピストン141がテーパ穴143に挿入されるように
設定されている。
【0028】次に、前述した遅角制御油路160及び進
角制御油路170について説明する。図1に示すよう
に、スプロケット100やカムシャフト110等には、
バルブタイミング制御機構1に対して作動油を供給する
ための遅角制御油路160及び進角制御油路170が設
けられている。この遅角制御油路160及び進角制御油
路170は、バルブタイミング制御機構1の内部まで延
びるとともにスプロケット100の内部を通って、後述
するオイルコントロールバルブ(OCV)400を介し
て駆動源としての油圧ポンプ310またはドレイン32
0に接続される。OCV400はエンジン制御装置(E
CU)300からの指示により遅角制御油路160、進
角制御油路170と油圧ポンプ310およびドレイン3
20との接続状態を切り換える。
【0029】遅角制御油路160は、油路161、油路
162及び油孔163によって構成されている。上記油
路161は、スプロケット100の小径部103の内部
を通過し、スプロケット100の大径部104に形成さ
れた油路162と連通している。この油路162は、ス
プロケット100の大径部104の端に形成された油孔
163を介して、遅角油圧室151、152、153、
154に連通している。
【0030】一方、進角制御油路170は、油路17
1、油圧室172、油路173、油路174、油圧室1
75及び油孔176によって構成されている。上記油路
171は、スプロケット100の小径部103の内部を
通過し、カムシャフト110の外周壁の一部を切り欠い
て形成された油圧室172と連通している。この油圧室
172は、カムシャフト110の軸中心に向かって形成
された油路174を介して、カムシャフト100の端部
に形成された油圧室175連通している。この油圧室1
75は、ベーンロータ130の内周面に形成された油孔
176を介して、進角油圧室155、156、157、
158に連通している。
【0031】次に前述したOCV400について説明す
る。OCV400には、前述した遅角制御油路160及
び前述した進角制御油路170が接続されている。ま
た、OCV400には、供給通路330及び排出通路3
40が接続されている。そして、供給通路330は、例
えば、クランクシャフトの回転に伴って駆動されるオイ
ルポンプ310を介してエンジンの下部に設けられたド
レイン320につながっており、排出通路340は直接
ドレイン320につながっている。
【0032】OCV400は、ケーシング405を備
え、ケーシング405には、第1給排ポート410及び
第2給排ポート415と、第1排出ポート420と第2
排出ポート425と、供給ポート430とが設けられて
いる。その第1給排ポート410には、遅角制御油路1
60が連通し、第2給排ポート415には、進角制御油
路170が連通している。更に、供給ポート430に
は、供給通路330が連通し、第1排出ポート420及
び第2排出ポート425には、排出通路340が連通し
ている。また、ケーシング405内には、4つの弁部4
35を有してコイルスプリング440及び電磁ソレノイ
ド445によりそれぞれ逆の方向に付勢されるスプール
450が設けられている。
【0033】そして、電磁ソレノイド445の消磁状態
においては、スプール450がコイルスプリング440
の付勢力によりケーシング405の一端側に配置され
て、第1給排ポート410と第1排出ポート420とが
連通し、第2給排ポート415が供給ポート430と連
通する。この状態では、ドレイン320内の作動油がオ
イルポンプ320により供給通路330及びOCV40
0を介して進角制御油路170へ送り出され、且つ、遅
角制御油路160内にあった作動油がOCV400及び
排出油路340を介してドレイン320内へ戻される。
【0034】また、電磁ソレノイド445が励磁された
ときには、スプール450がコイルスプリング440の
付勢力に抗してケーシング405の他端側に配置され
て、第2給排ポート415が第2排出ポート425と連
通し、第1給排ポート410が供給ポート430と連通
する。この状態では、ドレイン320内の作動油はオイ
ルポンプ310により供給通路330及びOCV400
を介して遅角制御油路160へ送り出され、且つ、進角
制御油路170内にあった作動油がOCV400及び排
出通路340を介してドレイン320内へ戻される。
【0035】更に、電磁ソレノイド445への電圧印加
をデューティ制御し、スプール450をケーシング40
5の中間に位置させると、第1給排ポート410及び第
2給排ポート415が閉塞され、それら給排ポート41
0第2給排ポート415を通じての作動油の移動が禁止
されるようになる。以上説明のように、バルブタイミン
グ制御機構1は連続的に制御が可能にされている。
【0036】次にカムシャフト移動機構2について説明
する。図1に示すように、カムシャフト移動機構2は、
筒状に形成されたシリンダチューブ201とシリンダチ
ューブ201内に設けられたピストン202と、シリン
ダチューブ201の両端開口部を塞ぐように設けられた
一対のエンドカバー203とから構成されている。ピス
トン202は一方のエンドカバー203を貫通したカム
シャフト110と連結されている。また、シリンダチュ
ーブ201内は、ピストン202により第1圧力室20
4と第2圧力室205に区画されている。第1圧力室2
04と第2圧力室205には、一対のエンドカバー20
3にそれぞれ形成された油路206、207が接続され
ている。
【0037】そして、油路206、207を介して第1
圧力室204と第2圧力室205に対し選択的に作動油
が供給されると、ピストン202はカムシャフト110
の軸方向へ移動する。このピストン202の移動に伴
い、3次元カム111が設けられたカムシャフト110
も軸方向へ移動するようになっている。 油路206、
207は、後述するOCV500を介して駆動源として
の油圧ポンプ310またはドレイン320に接続され
る。OCV500はECU300からの指示により油路
206、207と油圧ポンプ310およびドレイン32
0との接続状態を切り換える。
【0038】次に前述したOCV500について説明す
る。OCV500には、前述した油路206及び前述し
た油路207が接続されている。また、OCV500に
は、供給通路350及び排出通路360が接続されてい
る。そして、供給通路350は、オイルポンプ310を
介してドレイン320につながっており、排出通路36
0は直接ドレイン320につながっている。
【0039】OCV500は、ケーシング505を備
え、ケーシング505には、第1給排ポート510及び
第2給排ポート515と、第1排出ポート520と第2
排出ポート525と、供給ポート530とが設けられて
いる。その第1給排ポート510には、油路206が連
通し、第2給排ポート515には、油路207が連通し
ている。更に、供給ポート530には、供給通路350
が連通し、第1排出ポート520及び第2排出ポート5
25には、排出通路360が連通している。また、ケー
シング505内には、4つの弁部535を有してコイル
スプリング540及び電磁ソレノイド545によりそれ
ぞれ逆の方向に付勢されるスプール550が設けられて
いる。
【0040】そして、電磁ソレノイド545の消磁状態
においては、スプール550がコイルスプリング540
の付勢力によりケーシング505の一端側に配置され
て、第1給排ポート510と第1排出ポート520とが
連通し、第2給排ポート515が供給ポート530と連
通する。この状態では、ドレイン320内の作動油がオ
イルポンプ320により供給通路350及びOCV50
0を介して油路207へ送り出され、且つ、油路206
内にあった作動油がOCV500及び排出油路360を
介してドレイン320内へ戻される。
【0041】また、電磁ソレノイド545が励磁された
ときには、スプール550がコイルスプリング540の
付勢力に抗してケーシング505の他端側に配置され
て、第2給排ポート515が第2排出ポート525と連
通し、第1給排ポート510が供給ポート530と連通
する。この状態では、ドレイン320内の作動油はオイ
ルポンプ310により供給通路350及びOCV500
を介して油路206へ送り出され、且つ、油路207内
にあった作動油がOCV500及び排出通路360を介
してドレイン320内へ戻される。
【0042】更に、電磁ソレノイド545への電圧印加
をデューティ制御し、スプール550をケーシング50
5の中間に位置させると、第1給排ポート510及び第
2給排ポート515が閉塞され、それら給排ポート51
0第2給排ポート515を通じての作動油の移動が禁止
されるようになる。以上説明のように、カムシャフト移
動機構2は連続的に制御が可能にされている。
【0043】次に可変動弁装置のバルブタイミング調整
機構の作動を説明する。エンジン始動時、油圧ポンプ3
10から作動油が油圧室144、145にまだ導入され
ていないとき、クランクシャフトの回転に伴いベーンロ
ータ130はシューハウジング120に対して図2に示
す最遅角位置にある。ストッパピストン141の先端部
はスプリング142の付勢力によりテーパ穴143に挿
入されており、ベーンロータ130とシューハウジング
120は拘束されている。
【0044】エンジン始動後、油圧ポンプ310から各
遅角油圧室に作動油が供給される。油圧室144にも油
路169を介して遅角油圧室151から作動油が供給さ
れるので、油圧室144の油圧が所定圧以上になるとス
プリング142の付勢力に抗してストッパピストン14
1がテーパ穴143から抜け出す。これによりベーンロ
ータ130はシューハウジング120に対し相対回動可
能になる。
【0045】次に図2に示す最遅角位置から進角側にベ
ーンロータ130を回転させるために、OCV400を
切り換えて各遅角油圧室を開放し、各進角油圧室に作動
油を供給する。このとき、油路179を介して進角油圧
室155から油圧室145に作動油が供給されるのでス
トッパピストン141がテーパ穴143から抜け出した
状態を保持する。そして、各進角油圧室の油圧が所定圧
以上なるとストッパピストン141がテーパ穴143か
ら抜けた状態でベーンロータ130が最遅角位置から進
角側に回転しストッパピストン141とテーパ穴143
の周方向位置がずれることにより、ストッパピストン1
41はテーパ穴143に嵌合しなくなる。
【0046】これ以後、エンジン運転状態に応じたEC
U300からの指示によりOCV400を切り換えて各
遅角油圧室および各進角油圧室の油圧を制御し、シュー
ハウジング120に対するベーンロータ130の回転位
相差、つまり、クランクシャフトに対するカムシャフト
110の回転位相差を制御する。これにより、吸気弁の
バルブタイミングを高精度に制御できる。
【0047】次に可変動弁装置のカムシャフト移動機構
2の作動を説明する。エンジン始動時、3次元カム11
1は、吸気弁が低リフト量となる位置にある。すなわ
ち、ピストン202は、カムシャフト110側のエンド
カバーに当接している。エンジン始動後、エンジン運転
状態に応じたECU300からの指示によりOCV50
0を切り換えて第1圧力室204、第2圧力室205の
油圧を制御し、ピストン202を介して、カムシャフト
110を軸方向に移動させる。これにより、吸気弁のリ
フト量が変化させることができる。
【0048】このように、バルブタイミング調整機構1
とカムシャフト移動機構2を備えた可変動弁装置は、必
然的にカムシャフト110の軸方向の長さが長くなる。
しかし、本実施の形態における可変動弁装置では、ベー
ンロータ130の内周壁に形成された第2スプライン1
37の長さによって定まるカムシャフト110の移動領
域をスプロケット100の内方まで拡げたことにより、
吸気弁のリフト量の可変幅を大きくするために必要なス
プラインの長さを確保しつつ、ベーンロータ130の軸
方向の幅は必要最小限にすることができ、カムシャフト
110の長さを短くし、しいてはエンジン全長を短くす
ることができる。
【0049】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、上記実施の形態において、タイミング
ギア101によりクランクシャフトの回転駆動力をカム
シャフト110に伝達する構成を採用したが、タイミン
グプーリなどに用いてもよい。さらに、上記実施の形態
において、吸気弁を駆動する可変動弁装置について説明
したが、排気弁のみ、あるいは、吸気弁と排気弁の両方
を駆動させる可変動弁装置に用いてもよい。また、バル
ブタイミング調整機構1とカムシャフト移動機構2は連
続的に制御可能な機構に変えて、2段階に制御可能な機
構を用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明の可変動弁装置によれば、カムシ
ャフトとベーンロータとの軸方向可動結合部の長さによ
って定まるカムシャフトの移動領域を駆動力伝達部材の
内方まで広げたことにより、吸排気弁のリフト量の可変
幅を大きくするために必要な軸方向可動結合部の長さを
確保しつつ、ベーンロータの軸方向の幅は必要最小限に
することができ、ベーンロータと駆動力伝達部材の軸方
向の長さを短くし、しいてはエンジン全長を短くするこ
とができる。これにより、エンジンの車両への搭載を良
好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の形態における可変動弁装置を示す縦
断面図。
【図2】図1におけるA−A断面図。
【図3】図2におけるB−B断面図。
【符号の説明】
1…バルブタイミング調整機構、2…カムシャフト移動
機構、100…スプロケット、101…タイミングギ
ア、102…タイミングチェーン、103…小径部、1
04…大径部、105…環状凹部、106…ボルト、1
10…カムシャフト、111…3次元カム、112…外
スプライン、113…シザーズスプライン、114…外
歯スプライン、115…外歯スプライン、116…カム
ボルト、117…第1スプライン、118…ノックピ
ン、120…シューハウジング、121、122、12
3、124…シュー、125…ボルト穴、127…カバ
128…シール部材、130…ベーンロータ、131、
132、133、134…ベーン、137…第2スプラ
イン、132、136…環状凸部、140…ピストン
穴、141…ストッパピストン、142…スプリング、
143…テーパ穴、145…油圧室、150…扇状空間
部、151、152、153、154…遅角油圧室、1
52、156、157、158…進角油圧室、160…
遅角制御油路、161…油路、162…油路、163…
油孔、169…油路、170…進角制御油路、171…
油路、172…油圧室、173…油路、174…油圧
室、175…油路、176…油孔、179…油路、20
1…シリンダチューブ、202…ピストン、203…エ
ンドカバー、204…第1圧力室、205…第2圧力
室、206、207…油路、300…ECU、310…
油圧ポンプ、320…ドレイン、330…供給通路、3
40…排出通路、350…供給通路、360…排出通
路、400…OCV、405…ケーシング、410…第
1給排ポート、415…第2給排ポート、420…第1
排出ポート、425…第2排出ポート、430…供給ポ
ート、435…弁部、440…コイルスプリング、44
5…電磁ソレノイド、450…スプール、500…OC
V、505…ケーシング、510…第1給排ポート、5
15…第2給排ポート、520…第1排出ポート、52
5…第2排出ポート、530…供給ポート、535…弁
部、540…コイルスプリング、545…電磁ソレノイ
ド、550…スプール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトにより回転
    駆動される駆動力伝達部材と、該駆動力伝達部材に隣接
    して配置されるとともに前記駆動力伝達部材と相対回転
    可能なベーンロータと、前記駆動力伝達部材及び前記ベ
    ーンロータに対して軸方向へ可動に設けられるとともに
    駆動力伝達部材と相対回転可能に配置されたカムシャフ
    トとを備え、前記カムシャフトは軸方向に外形の異なる
    カムを有する可変動弁装置において、 前記カムシャフトとベーンロータとの軸方向可動結合部
    が前記駆動力伝達部材の内方へ延在することを特徴とす
    る可変動弁装置。
JP14108598A 1998-05-22 1998-05-22 可変動弁装置 Pending JPH11336522A (ja)

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JP14108598A JPH11336522A (ja) 1998-05-22 1998-05-22 可変動弁装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001029377A1 (fr) * 1999-10-22 2001-04-26 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif d'ajustement a reglage de distribution
JP2022144701A (ja) * 2021-03-19 2022-10-03 ダイハツ工業株式会社 モータ

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