JPH1134019A - コルク板及びその製造方法 - Google Patents

コルク板及びその製造方法

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JPH1134019A
JPH1134019A JP30054497A JP30054497A JPH1134019A JP H1134019 A JPH1134019 A JP H1134019A JP 30054497 A JP30054497 A JP 30054497A JP 30054497 A JP30054497 A JP 30054497A JP H1134019 A JPH1134019 A JP H1134019A
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cork
powder
weight
cork board
paint
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JP30054497A
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Tadahiro Akita
忠宏 秋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築内装材、靴の中敷き、枕用のシート等様
々な目的に用いることができ、使用者の健康増進につな
がる新規なコルク板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 破砕されたコルク材を樹脂バインダーに
よって板状に成形すると共に、コルク板に加圧及び/又
は温度変化によりマイナスイオンを発生する鉱石のパウ
ダを含有させる。このようなパウダを含有するコルク板
は、断熱性、弾力性、防虫性、吸音性、通気性に優れる
ばかりでなく、マイナスイオンを放射する作用があり、
居住者や使用者の健康増進をはかることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コルク板及びその製造
方法に関し、詳しくは、例えば建築内装材として有用な
コルク化粧板、靴の中敷き、枕用のシート、患部貼付用
のシート等の様々な用途に用いて従来にない効果を生ず
るコルク板に関する。
【0002】
【従来の技術】コルク材を粉砕した粒を樹脂で固めて成
形したコルク板は、独特の風合いを有すること、断熱
性、弾力性、吸音性、防虫性に優れること等の特長を有
し、建築内装材や家具等、特にインテリアの分野で用い
られている。
【0003】例えば、本願出願人は、先に特開平2−1
17831号公報に記載されるように、コルク基板の表
面に種々の色調を有し耐光性を有する不透明顔料を含有
する塗料を塗布して褪色防止塗膜を形成し、この褪色防
止塗膜にコルク基板の塗料に対する吸収性の差によりコ
ルク模様を生起せしめることにより、コルク独特の模様
や色調が維持され、しかも紫外線による褪色を抑えたコ
ルク板を提案した。
【0004】このコルク板は、コルクの特徴を生かした
外観を有し、しかも耐久性にも優れたものであるので、
例えば床材としての用途が期待される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コルク板を
建築内装材として広く普及させるためには、コルク自体
が有する特徴を生かすだけではなく、なんらかの付加価
値を付与して商品価値を高めることが要求される。勿
論、このときコルク独特の風合いが消失しては無意味で
ある。
【0006】そこで本発明は、前述のようなコルク板
に、これまで全く考えられていなかった付加価値を付与
してその商品価値を高め、床材等の建築内装材としての
普及を図るとともに、さらに建築内装材のみならず様々
な用途に使用できるコルク板の提供を目的とする。
【0007】具体的には、コルク独特の風合いを有し、
断熱性、弾力性、吸音性、防虫性に優れるばかりでな
く、床材等の建築内装材、靴の中敷き、枕用のシート、
患部貼付用のシート等に使用して、居住者等の健康増進
につながる新規なコルク板及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るコルク板及び本発明に係るコルク板
製造方法により製造されたコルク板は、破砕されたコル
ク材が樹脂バインダーによって板状に成形されてなり、
加圧及び/又は温度変化によりマイナスイオンを発生す
る鉱物のパウダを含有する。
【0009】例えば、トルマリンパウダを含有するコル
ク板は、コルク独特の風合いを有し、断熱性、弾力性、
防虫性、吸音性、通気性に優れるばかりでなく、マイナ
スイオンを放射する作用があり、床材や壁材等の建築内
装材、靴の中敷き、枕用のシート、患部貼付用のシート
等として使用するだけで居住者等の健康増進をはかるこ
とができる。
【0010】特に、トルマリンパウダを含有する塗料を
ロールコータによりコルク基板表面に加圧浸透せしめれ
ば、前記の健康増進作用のみならず、トルマリンパウダ
を含有する層は、表面保護層としても機能し、耐光性が
改善される。
【0011】また、本発明の他の実施の形態では、本発
明に係るコルク板は、破砕されたコルク材が樹脂バイン
ダーによって板状に成型されてなり、無機質抗菌剤を含
有することを特徴とするものであり、さらに加圧及び/
又は温度変化によりマイナスイオンを発生する鉱物のパ
ウダを併せて含有することを特徴とするものである。
【0012】コルク板に含有される無機質抗菌剤は、大
腸菌や黄色ブドウ球菌等の細菌やカビを死滅させ、この
コルク板をコルク化粧板として用いた場合、居住空間の
清潔な環境を維持する。すなわち、このコルク板には、
カビや細菌が発生せず、またダニやシロアリがつくこと
もないので、アレルギ体質やアトピー性皮膚炎、小児喘
息、鼻炎、じんましん等を患う居住者の病状を改善す
る。
【0013】また、このコルク板を靴の中敷き、枕用の
シート、患部貼付用のシート等に用いても上述と同様の
作用が得られる。
【0014】なお、本発明に係るコルク板及びその製造
方法において、塗料用の樹脂としてフッ素樹脂やシリコ
ン樹脂を用いて、コルク基板表面にフッ素樹脂加工やシ
リコン樹脂加工を施せば、前記健康増進作用のみなら
ず、耐汚染性・耐光性・耐久性保護層としても機能し、
表面の機能が大幅に改善される。すなわち、フッ素樹脂
加工やシリコン樹脂加工することにより耐汚染性、耐光
性、耐久性を飛躍的に改善することができ、無機質抗菌
剤の抗菌性と相まって、カビや細菌の侵入をさらに防止
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコルク板及び
その製造方法について説明する。
【0016】本発明を適用したコルク板は、加圧及び/
又は温度変化によりマイナスイオンを発生する鉱物のパ
ウダを含有する。このような性質を持った鉱石として
は、例えばトルマリンがある。本発明は、このトルマリ
ン等の鉱石とコルクの特性を組み合わせ、両者の特性か
ら得られる効果を最大限に活用するコルク板を提供する
ものである。
【0017】そこで、まずトルマリンの特性について説
明する。トルマリンはホウ素を含むシクロケイ酸塩鉱物
であり、電気石とも呼ばれ、その化学組成式は、 XY93Si627(O,OH,F)4 (X=Ca,Na,K,Mn Y=Mg,Fe,Al,
Cr,Mn,Ti,Li) である。
【0018】このトルマリンにおいては、結晶の単位格
子のプラス電荷の中心とマイナス電荷の中心とが大きく
ずれているため、結晶の両端に電極が形成され、電位が
永久的に保持される。
【0019】さらに、トルマリンは、僅かな温度差や加
圧或いは衝撃により波長4〜14μ程度の人体に適度な
遠赤外線及びマイナスイオンを発生する。
【0020】マイナスイオンの働きとしては、空気や水
を浄化する作用、人体内において酸化老化物を活性化
し、酸性体質を弱アルカリ性体質に変化させる作用、水
の活性化で血液を浄化し、体液、細胞を活性化する作
用、植物等を浄化する作用等が知られている。
【0021】トルマリンからこのマイナスイオンを有効
に発生させるためには、トルマリンの周囲に空気の流れ
が存在することが望ましい。また、温度の変化、光、湿
気、水分、圧力、軽い衝撃及び摩擦等によりマイナスイ
オンは効率よく発生する。
【0022】まず、トルマリンの周囲に空気が常に存在
し、また空気の流れをよくするために、本発明ではコル
ク基板の特性である通気性とコルク細胞に多く混在する
空気細胞の気泡をそのまま活用する製造方法によりコル
ク板を製造する。すなわち、本発明では、後述するよう
に、例えばロールコータを用いてトルマリンパウダを含
有する塗料をコルク基板に加圧浸透させている。
【0023】また、本発明を適用したコルク板は、特に
住居等の床材として用いて好適であり、この場合、マイ
ナスイオンを効率よく発生させるために必要な光は、室
内に差し込む日光や室内に備えられた照明器等から得ら
れる。さらに、居住頻度の高い室内では外気や湿度の流
通があり、これらも上述のようにマイナスイオンの発生
効率を高める。また、居住者の歩行等のあらゆる生活動
作に伴う床面への加圧や摩擦もまたトルマリンから効率
的にマイナスイオンを発生させる。
【0024】本発明を適用したコルク板は、例えば室内
温度27度、湿度50%の環境において、適度な加圧に
より1g立方センチメートルにつき100乃至500個
程度のマイナスイオンを発生させる。また、例えばコル
ク板におけるトルマリンパウダの含有量を増加させる
等、条件を変更することによりマイナスイオンの発生量
をさらに増加させることも可能である。
【0025】また、本発明を適用したコルク板を靴底の
形状に合わせて切断し、靴の内部に挿入して靴の中敷き
として用いることもできる。この場合、コルクの通気性
が靴の中の蒸れを防ぎ、水虫等の治療や防止に最適な環
境となる。また、歩行による適度な加圧や、使用者の発
汗による適度な湿気により、トルマリンから効率よくマ
イナスイオンが発生される。このマイナスイオンによ
り、靴内部の汚れた酸性の空気や水分が清浄化されてア
ルカリ性となり、皮膚呼吸によりイオンが足の内部に入
り、イオンの微弱電流が足の裏を刺激して足の新陳代謝
を促進して血行を良くし、使用者の疲労が軽減される。
【0026】さらに、本発明を適用したコルク板をシー
ト状に形成し、枕本体と枕カバーとの間に挿入する枕用
のシートとして用いることもできる。コルクシートは、
天然のコルクを用いたコルク板の備える通気性、柔軟
性、クッション性を備え、枕用のシートとして用いても
快適な使用感が得られる。
【0027】このコルクシートから発生するマイナスイ
オンは、皮膚呼吸等により体内に入り、イオンにより生
じる微弱電流が体液、細胞を刺激して新陳代謝を高め、
血液等の体液を酸性から弱アルカリ性に替え、成人病の
原因ともなる活性酸素の発生を抑制し、使用者の血行を
良くして疲労感を回復し、ストレス等を自然に解消す
る。
【0028】また、本発明を適用したコルク板を、可撓
性を有するように薄く形成し、一方の面に接着層を設
け、コルクシートとして腰や肩等の患部に直接貼付して
もよい。この場合も使用者の発汗によりトルマリンから
適度なマイナスイオンが発生し、マイナスイオンは皮膚
呼吸によって体内に入り、イオンにより生ずる微弱電流
の刺激により使用者の新陳代謝を促進し、血行を良くし
て疲労を回復し、肩のコリや腰の痛みを自然に解消す
る。このコルクシートは、通常の貼り薬と違い、長期間
効力が持続し、洗浄によっても効力を失うことはない。
【0029】ここで、本発明を適用したコルク板の製造
工程を説明する。
【0030】まず、コルク樫の樹皮を剥ぎ、乾燥して得
られたコルク原料を製粒機で破砕したのち、この破砕さ
れたコルクに例えばウレタン樹脂接着剤等の樹脂バイン
ダを加えて混合撹拌し、加圧して固めることによりコル
ク基板を形成する。
【0031】一方、樹脂成分とトルマリンパウダとを混
合して塗料を調整する。この塗料をロールコータを用い
て、コルク基板に加圧浸透させる。このロールコータ
は、図1に示すように、ゴムロール1と、ゴムロール1
に外接する第1のメッキロール2と、ゴムロール1との
間に間隙3が形成されるように配設された第2のメッキ
ロール4とを備える。
【0032】この間隙3の間隔は、例えば厚みが5mm
のコルク基板に対し加圧浸透を行う場合、約4mmとす
る。これにより好適な圧力で加圧浸透が行われる。ま
た、この間隙3の間隔を調整することで加圧の強弱、す
なわち塗料の浸透量を変化させることができる。
【0033】ここで、ゴムロール1と第1のメッキロー
ル2が接する部分に塗料6を注入し、ゴムロール1をP
方向に、第1のメッキロール2をQ方向に、第2のメッ
キロール4をR方向にそれぞれ回転させ、さらにコルク
基板5を間隙3に挿入する。
【0034】これにより、ゴムロール1は、外周面に塗
料が付着した状態で回転する。また、間隙3に挿入され
たコルク基板5はゴムロール1及び第2のメッキロール
4に挟まれた状態でS方向に送られる。このときゴムロ
ール1の外周面に付着している塗料がゴムロール1と接
するコルク基板5の表面に加圧浸透される。
【0035】このような加圧浸透による塗料の塗布を1
つのコルク基板に1回又は複数回行うことにより、表面
に樹脂成分とトルマリンパウダを含有する混合塗料の加
圧浸透層を有するコルク板が形成される。
【0036】この加圧浸透の手法によらず、コルク基板
に塗料を塗装する塗装法では、コルク基板の表面に厚い
塗膜が形成されてコルクの通気性が失われ、さらにコル
ク表面の感触等の風合いも損なわれてしまう。
【0037】一方、この加圧浸透法によりトルマリンパ
ウダをよく分散させた塗料をコルク基板に数回に分けて
少量ずつ浸透させる加圧浸透法によれば、これにより形
成される加圧浸透層の隅々までトルマリンパウダが網目
状にゆきわたり、トルマリンパウダが互いに密着せずに
間隔を置いてよく分散されるため、コルク基板の気泡を
密閉せず、コルク基板の通気性が保持できる。これによ
りトルマリンパウダは空気に接触し、上述のマイナスイ
オンの発生効果が高まる。また、コルク基板表面は、コ
ルク独特の風合いを保ち、さらにフッ素樹脂やシリコン
樹脂等を含有する塗料を用いることにより耐久性、耐水
性に優れ、コルクの風合いが長期間損なわれないコルク
板を提供できる。
【0038】ここで、コルク基板に加圧浸透させる塗料
に、さらに無機質抗菌剤を含有させてもよい。無機質抗
菌剤は微生物の発育や増殖を抑制するものであり、且つ
有機系の抗菌剤に比べ耐熱性、安定性に優れている。こ
の無機質抗菌剤を含有する塗料をコルク基板に加圧浸透
させてコルク板を形成すれば、そのコルク板を化粧板と
して床材に用いた住居の衛生環境を向上させることがで
きる。また、無機質抗菌剤を含有したコルク板を前述の
靴の中敷きや枕用のシートとして用いても、カビや雑菌
の発生が防がれ、非常に衛生的である。
【0039】この無機質抗菌剤としては、例えば株式会
社シナネンゼオミックから入手可能なゼオミック(商品
名)がある。
【0040】このときコルク基板に加圧浸透させる塗料
中、トルマリンパウダを1.5〜30重量%、好ましく
は5〜10重量%含有させる。塗料中のトルマリンパウ
ダの重量比が1.5重量%以下ではマイナスイオンが効
果的に発生せず、また塗料中のトルマリンパウダの重量
比が30重量%を超えると塗料の耐汚染性、耐水性、耐
磨耗性、柔軟性、密着性等の塗料の性能が低下するおそ
れがある。
【0041】さらに、塗料中の無機質抗菌剤の成分比
は、0.5〜10重量%、好ましくは1〜3重量%であ
る。塗料に含有される無機質抗菌剤の成分比が0.5重
量%以下であると、抗菌効果が薄れ、逆に塗料中に10
重量%以上無機質抗菌剤を含有させても抗菌効果が成分
比に比例して高まるわけではなく、また塗料の性能を劣
化させる等の理由により好ましくない。
【0042】そして、コルク基板に対しこの塗料を1又
は複数回に分けて加圧浸透させる。最終的な加圧浸透値
は11〜110g/m2 が好ましい。特に、無機質抗菌
剤が3.3〜6g/m2 、トルマリンパウダをこの10
倍量、すなわち33〜60g/m2 となるように加圧浸
透させると効果的である。この場合の塗料中のトルマリ
ンパウダ及び無機抗菌剤の含有量と塗料の塗布量によっ
てコルク基板のトルマリンパウダ含有量及び無機抗菌剤
含有量が決まる。
【0043】ところで、一般にコルク基板は、紫外線に
よる褪色が著しく、その防止が大きな課題となってい
る。したがって、コルク基板の表面に不透明塗料を塗布
して紫外線による褪色を防止する技術は有用であり、こ
の塗料中に前記トルマリンパウダや無機質抗菌剤を混入
すれば、コルク板の耐光性の向上とコルク板を用いた住
居の居住者の健康の増進作用が同時に達成されることと
なる。
【0044】ただし、前記トルマリンパウダや無機質抗
菌剤は、耐光性の向上には余り効果を発揮しないことか
ら、効果的に褪色を防止する無機顔料を塗料に混入する
ことが好ましい。
【0045】使用する顔料としては、紫外線を透過し難
く、耐光性に優れたものが好ましく、例えば黄鉛、カー
ボン、ベンガラ、ルチル型チタン等がある。その他、ベ
ンジンイエロー等の有機顔料や、有機系透明ベンガラ、
鉛白、亜鉛華アナーゼ型チタン等を用いてもよいが、こ
れらは耐光性においてやや劣る。また、白色、ピンク
色、オレンジ色、赤色等、これまでのコルクの色とは異
なる色の顔料を選択することにより、種々の色調のコル
ク板を形成することもできる。
【0046】一方、塗料に使用される樹脂成分として
は、塗料用の樹脂として知られるものがいずれも使用で
き、柔軟性等の観点からウレタン系樹脂やアクリル系樹
脂等を用いてもよいが、耐汚染性、耐水性、耐光性、耐
久性に優れるフッ素樹脂やシリコン樹脂が最も好適であ
る。
【0047】塗料用の樹脂としてこれらのフッ素樹脂や
シリコン樹脂を使用することにより、コルク板表面がフ
ッ素樹脂加工又はシリコン樹脂加工されることとなり、
撥水性や耐汚染性、耐水性、耐光性、耐久性が付与され
る。塗料用の樹脂は、コルク板の用途に応じて選択すれ
ばよい。
【0048】なお、上記フッ素樹脂やシリコン樹脂は、
表面加工にのみ用いてもよく、例えば塗料用の樹脂とし
てはウレタン系樹脂やアクリル系樹脂を用い、フッ素樹
脂やシリコン樹脂は表面に薄くコーティングするように
してもよい。この場合、表面にコーティングするフッ素
樹脂又はシリコン樹脂中にトルマリンパウダや無機質抗
菌剤を混入する方が一層効果的である。
【0049】上述の塗料をコルク板の表面に塗布するに
は、ロールコート、スプレーコート及びフローコート等
の塗布技術を用いることができるが、特に前述のロール
コータを使用してコルク基板の表面に塗料を加圧浸透す
るようにすれば、天然のコルク板表面の質感、通気性、
風合いが維持され、非常に好適である。
【0050】コルク基板は、コルク原料(コルク樫の樹
皮)を製粒機で粉砕したものを接着剤(樹脂バインダ)
を加えて加圧・加熱し成形したものである。したがっ
て、コルク基板の表面には、前記コルク樫の樹皮が有す
る非常に微細な孔が存在する。また、コルク基板は、前
述の通り多数のコルク粒の成形体であることから、通気
孔が多数存在する。
【0051】このようなコルク基板に、ロールコータを
用いてトルマリンパウダや無機質抗菌剤等を含有する塗
料を加圧浸透せしめると、前記微細な孔や凹部模様がそ
のまま表面に残り、通気性もあり、したがって未加工の
コルク板と見分けがつかない程度に、その表面の質感、
風合いが維持される。このような表面状態が得られるの
は、ロールコータを用いた場合に限られ、他の塗布方法
では表面に塗膜が形成されるために、前記効果を得るこ
とは難しい。
【0052】勿論、前述のような表面状態を得るために
は、ロールコータで塗布する際の塗布条件を適切に選定
する必要があり、1回の塗布量を22g/m2 〜44g
/m2 、このときの塗料の粘度を粘度カップで15秒〜
30秒とすることが好ましい。
【0053】また、コルク基板表面のコルク模様を維持
するためには、塗料に含有される顔料の割合が重要で、
顔料があまり多すぎると、表面全体のイメージが単調な
ものとなってしまう。そこで、塗料中に含まれる顔料全
体の割合(各種顔料の合計量)を5〜65重量%、特に
褪色防止作用を有する無機顔料の割合を5〜25重量%
ととし、残りを樹脂成分とする。
【0054】顔料の割合が前記範囲を超えると、コルク
基板の地肌模様が隠蔽され、コルクの質感、風合いを維
持することが難しくなる。逆に顔料の割合が前記範囲を
下回ると、褪色防止効果が不足し、耐光性に劣るものと
なる。
【0055】なお、前述の通り、ロールコータによる塗
料の塗布は、1回で行ってもよいし、複数回で行っても
よい。後者の場合、塗布回数を選定することにとによ
り、得られるコルク板の色調等を微妙に変えることがで
きる。
【0056】また、このロールコータによる加圧浸透法
によらず、コルク基板製造の工程で、樹脂バインダに予
めトルマリンパウダ及び無機質抗菌剤を混入してもよ
い。すなわち、コルク原料に、この樹脂バインダ及びト
ルマリンパウダを混入した樹脂バインダを加えて混合撹
拌し、加圧して固めることによりトルマリンパウダ及び
無機質抗菌剤を含有するコルク基板を形成してもよい。
【0057】この場合のコルク板に対するトルマリンパ
ウダの適正含有量は1.5〜30重量%、好ましくは5
〜10重量%であり、無機質抗菌剤の適正含有量は0.
5〜10重量%、好ましくは1〜3重量%である。
【0058】トルマリンが1.5重量%以下であると、
適切なマイナスイオン発生効果が得られず、30重量%
を超えると樹脂バインダの接着効果が弱まるおそれがあ
る。また、無機質抗菌剤の成分比が0.5重量%以下で
あると抗菌作用が薄れ、逆に無機質抗菌剤の成分比を1
0重量%以上とすると製品の製造コストが高くなってし
まう。
【0059】上述のように、本発明においては、トルマ
リンパウダや無機質抗菌剤をコルク板を製造する際に樹
脂バインダ中に予め混入するするか、或いは成形された
コルク基板の表面に塗料化して塗布することにより含有
せしめるが、これらの手法は、単独でコルク基板に施し
てもよいし、或いは両者を併用してもよい。また、トル
マリンパウダや無機質抗菌剤を樹脂バインダ中に予め混
入してコルク基板を製造した後、このコルク基板の表面
に褪色防止作用を有する顔料を含有する塗料を塗布して
もよい。
【0060】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて説明する。
【0061】実施例1 本実施例は、トルマリンパウダを樹脂バインダー中に予
め混入してコルク基板を製造した実施例である。
【0062】先ず、コルク樫の樹皮を剥ぎ取り乾燥して
得られたコルク原料を製粒機で破砕した後、樹脂バイン
ダ(ウレタン樹脂接着剤)、無機質抗菌剤(商品名:ゼ
オミック)及びトルマリンパウダを加えて混合攪拌し、
加圧して固めた。なお、原料の配合量は下記の通りであ
る。
【0063】 コルク原料 70.0重量% 樹脂バインダ 20.0重量% トルマリンパウダ 10.0重量% 次いで、これを板状に裁断し、その表面を研磨してコル
ク板を得た。得られたコルク板は、多数のコルク破砕粒
の成形体として構成されるものであり、トルマリンパウ
ダを含有するにもかかわらず、外観は天然のコルク板と
全く変わらなかった。
【0064】また、トルマリンパウダに加えて各種色調
を有する有色顔料を添加して同様の方法によりコルク板
を作成したところ、トルマリンパウダを含有し、しかも
種々の色に彩色されたコルク板が得られた。
【0065】実施例2 本実施例は、通常のコルク基板の表面にトルマリンパウ
ダを含有する塗料を加圧浸透させた例である。
【0066】先ず、コルク樫の樹皮を剥ぎ取り乾燥して
得られたコルク原料を製粒機で破砕した後、樹脂バイン
ダ(ウレタン樹脂接着剤)を加えて混合攪拌し、加圧し
て固めてコルク基板を得た。
【0067】一方、樹脂成分とトルマリンパウダを下記
の割合で混合し、塗料を調製した。
【0068】 ウレタン樹脂塗料 64.0重量% トルマリンパウダ 8.0重量% 添加剤(硬化剤) 16.0重量% 溶剤 12.0重量% 次いで、この塗料をロールコータを用いて前記コルク基
板の表面に塗布量66g/m2 となるように2回に分け
て塗布した。なお、このときの塗料の粘度は粘度カップ
で20秒であった。
【0069】得られたコルク板は、表面の通気孔や木肌
がそのまま残存し、通気性があり、コルク独特の質感、
風合いを良好に維持しており、何ら表面処理を施さない
天然のままのコルク板と見分けがつかなかった。
【0070】実施例3 本実施例も、先の実施例2と同様、通常のコルク基板の
表面にトルマリンパウダを含有する塗料を塗布した例で
あるが、トルマリンパウダの他に各種顔料を添加するこ
とで、様々な色調を有するコルク板を製造した例であ
る。
【0071】なお、コルク板の製造方法は、実施例2と
同様であるが、塗料の組成を下記の通り変更した。
【0072】 自然色 ウレタン樹脂塗料 50.9重量% トルマリンパウダ 8.0重量% 調色顔料 11.6重量% 添加剤(硬化剤) 16.5重量% 溶剤 13.0重量% 茶色 ウレタン樹脂塗料 50.9重量% トルマリンパウダ 8.0重量% 調色顔料 11.6重量% 添加剤(硬化剤) 16.5重量% 溶剤 13.0重量% 白色 ウレタン樹脂塗料 45.0重量% トルマリンパウダ 8.0重量% 調色顔料 20.0重量% 添加剤(硬化剤) 14.0重量% 溶剤 11.0重量% その結果、先の実施例2と同様、表面の微細孔や凹部模
様がそのまま残存し、通気性もあり、コルク独特の質
感、風合いを良好に維持したコルク板が得られ、しかも
種々の色調に彩色されたコルク板を得ることができた。
【0073】実施例4 実施例1で作成したトルマリンパウダを含有するコルク
板の表面に、実施例2と同様の方法によりトルマリンパ
ウダ含有塗料を加圧浸透した。
【0074】これにより、コルク独特の質感、風合いを
良好に維持し、しかもコルク板内部と表面の両方にトル
マリンパウダを含有するコルク板が得られた。
【0075】実施例5 本実施例は、実施例1のコルク板の表面に、褪色防止塗
料を塗布した例である。
【0076】下記の組成を有する塗料Aと硬化剤Bとを
4:1の割合で混合し、さらに溶剤Cを粘度カップ15
〜20秒となるまで加え、不透明塗料を調製した。
【0077】 塗料A アクリルウレタン樹脂 28.0重量% コルク色調合顔料 3.0重量% 添加剤 0.3重量% 芳香族炭化水素 32.0重量% 酢酸エステル 33.0重量% ケトン 3.7重量% 硬化剤B ポリイソシアネート 75.0重量% 芳香族炭化水素 12.5重量% 酢酸エステル 12.5重量% 溶剤C 芳香族炭化水素 55.0重量% 酢酸エステル 35.0重量% メチルエチルケトン 10.0重量% なお、前記塗料A中、コルク色調合顔料の組成は次の3
種類とした。
【0078】 コルク色調合顔料(自然色) 黄鉛 30.0重量% カーボン 4.0重量% ベンガラ 6.0重量% ルチル型チタン 60.0重量% コルク色調合顔料(茶色) 黄鉛 45.0重量% カーボン 33.0重量% ベンガラ 22.0重量% コルク色調合顔料(こげ茶色) 黄鉛 22.0重量% カーボン 46.0重量% ベンガラ 22.0重量% 次に、調製した不透明塗料をフローコータを用いて実施
例1で作成したコルク板(305mm×305mm)の
表面全体に均一に6gずつ2回塗布し、遠赤外線乾燥機
により乾燥した。
【0079】さらに、アクリルウレタン樹脂54重量
%、反応性希釈剤40重量%、懸架剤6重量%よりなる
光反応型ウレタン樹脂をフローコータにより70g/m
2 なる塗布量で塗布し、紫外線照射により硬化してコル
ク板を得た。
【0080】得られたコルク板は、トルマリンパウダを
含有し、且つコルク模様を維持しながらも耐光性に優れ
るものであった。実際、太陽光線に晒して褪色試験を行
ったところ、いずれも殆ど褪色が認められなかった。
【0081】実施例6 本実施例は、無機質抗菌剤及びトルマリンパウダを樹脂
バインダー中に予め混入してコルク基板を製造した実施
例である。
【0082】先ず、コルク樫の樹皮を剥ぎ取り乾燥して
得られたコルク原料を製粒機で破砕した後、樹脂バイン
ダ(ウレタン樹脂接着剤)、無機質抗菌剤(商品名:ゼ
オミック)及びトルマリンパウダを加えて混合攪拌し、
加圧して固めた。なお、原料の配合量は下記の通りであ
る。
【0083】 コルク原料 70.0重量% 樹脂バインダ 18.0重量% 無機質抗菌剤(商品名:ゼオミック) 2.0重量% トルマリンパウダ 10.0重量% 次いで、これを板状に裁断し、その表面を研磨してコル
ク板を得た。得られたコルク板は、多数のコルク破砕粒
の成形体として構成されるものであり、無機質抗菌剤や
トルマリンパウダを含有するにもかかわらず、外観は天
然のコルク板と全く変わらなかった。
【0084】また、無機質抗菌剤やトルマリンパウダに
加えて各種色調を有する有色顔料を添加して同様の方法
によりコルク板を作成したところ、無機質抗菌剤やトル
マリンパウダを含有し、しかも種々の色に彩色されたコ
ルク板が得られた。
【0085】実施例7 本実施例は、通常のコルク基板の表面に無機質抗菌剤及
びトルマリンパウダを含有する塗料を加圧浸透により塗
布した例である。
【0086】先ず、コルク樫の樹皮を剥ぎ取り乾燥して
得られたコルク原料を製粒機で破砕した後、樹脂バイン
ダ(ウレタン樹脂接着剤)を加えて混合攪拌し、加圧し
て固めてコルク基板を得た。
【0087】一方、樹脂成分とトルマリンパウダを下記
の割合で混合し、塗料を調製した。
【0088】 ウレタン樹脂塗料 60.0重量% 無機質抗菌剤(商品名:ゼオミック) 2.0重量% トルマリンパウダ 10.0重量% 添加剤(硬化剤) 15.0重量% 溶剤 13.0重量% 次いで、この塗料をロールコータを用いて前記コルク基
板の表面に塗布量66g/m2 となるように2回に分け
て塗布した。なお、このときの塗料の粘度は粘度カップ
で20秒であった。
【0089】得られたコルク板は、表面の通気孔や木肌
がそのまま残存し、通気性があり、コルク独特の質感、
風合を良好に維持しており、何ら表面処理を施さない天
然のままのコルク板と見分けがつかなかった。
【0090】さらに、この表面に無機質抗菌剤とトルマ
リンパウダを含有するフッ素樹脂塗料を表面コートし、
加圧浸透したところ、耐汚染性、耐光性、耐久性が一層
強固なものとなった。
【0091】実施例8 本実施例も、先の実施例7と同様、通常のコルク基板の
表面に無機質抗菌剤及びトルマリンパウダを含有する塗
料を加圧浸透させた例であるが、これら無機質抗菌剤や
トルマリンパウダの他に各種顔料を添加することで、様
々な色調を有するコルク板を製造した例である。
【0092】なお、コルク板の製造方法は、実施例2と
同様であるが、塗料の組成を下記の通り変更した。
【0093】 自然色 ウレタン樹脂塗料 52.0重量% 無機質抗菌剤(商品名:ゼオミック) 2.0重量% トルマリンパウダ 10.0重量% 調色顔料 10.0重量% 添加剤(硬化剤) 13.0重量% 溶剤 13.0重量% 茶色 ウレタン樹脂塗料 52.0重量% 無機質抗菌剤(商品名:ゼオミック) 2.0重量% トルマリンパウダ 10.0重量% 調色顔料 10.0重量% 添加剤(硬化剤) 13.0重量% 溶剤 13.0重量% 白色 ウレタン樹脂塗料 39.0重量% 無機質抗菌剤(商品名:ゼオミック) 2.0重量% トルマリンパウダ 10.0重量% 調色顔料 23.0重量% 添加剤(硬化剤) 13.0重量% 溶剤 13.0重量% その結果、先の実施例7と同様、表面の微細孔や凹部模
様がそのまま残存し、通気性もあり、コルク独特の質
感、風合を良好に維持したコルク板が得られ、しかも種
々の色調に彩色されたコルク板を得ることができた。
【0094】実施例9 実施例6で作成した無機質抗菌剤及びトルマリンパウダ
を含有するコルク基板の表面に、実施例7と同様の方法
により無機質抗菌剤・トルマリンパウダ含有塗料を加圧
浸透させた。
【0095】これにより、コルク独特の質感、風合を良
好に維持し、しかもコルク板内部と表面の加圧浸透層の
両方に無機質抗菌剤及びトルマリンパウダを含有すると
共に、耐汚染性、耐光性、耐久性に優れたコルク板が得
られた。
【0096】実施例10 本実施例は、実施例6のコルク基板の表面に、褪色防止
塗料を塗布した例である。
【0097】下記の組成を有する塗料Dと硬化剤Eとを
4:1の割合で混合し、さらに溶剤Fを粘度カップ15
〜20秒となるまで加え、不透明塗料を調製した。
【0098】 塗料D アクリルウレタン樹脂 28.0重量% コルク色調合顔料 3.0重量% 添加剤 0.3重量% 芳香族炭化水素 32.0重量% 酢酸エステル 33.0重量% ケトン 3.7重量% 硬化剤E ポリイソシアネート 75.0重量% 芳香族炭化水素 12.5重量% 酢酸エステル 12.5重量% 溶剤F 芳香族炭化水素 55.0重量% 酢酸エステル 35.0重量% メチルエチルケトン 10.0重量% なお、前記塗料A中、コルク色調合顔料の組成は次の3
種類とした。
【0099】 コルク色調合顔料(自然色) 黄鉛 30.0重量% カーボン 4.0重量% ベンガラ 6.0重量% ルチル型チタン 60.0重量% コルク色調合顔料(茶色) 黄鉛 45.0重量% カーボン 33.0重量% ベンガラ 22.0重量% コルク色調合顔料(こげ茶色) 黄鉛 22.0重量% カーボン 46.0重量% ベンガラ 22.0重量% 次に、調製した不透明塗料をフローコータを用いて実施
例6で作成したコルク基板(305mm×305mm)
の表面全体に均一に6gずつ2回塗布し、遠赤外線乾燥
機により乾燥した。
【0100】さらに、アクリルウレタン樹脂54重量
%、反応性希釈剤40重量%、懸架剤6重量%よりなる
光反応型ウレタン樹脂をフローコータにより70g/m
2 なる塗布量で塗布し、紫外線照射により硬化してコル
ク板を得た。
【0101】得られたコルク板は、無機質抗菌剤及びト
ルマリンパウダを含有し、且つコルク模様を維持しなが
らも耐光性に優れるものであった。実際、太陽光線に晒
して褪色試験を行ったところ、いずれも殆ど褪色が認め
られなかった。
【0102】
【発明の効果】本発明に係るコルク板及びその製造方法
により製造されたコルク板は、破砕されたコルク材が樹
脂バインダーによって板状に成形されてなり、加圧及び
/又は温度変化によりマイナスイオンを発生する例えば
トルマリン等の鉱石のパウダを含有する。
【0103】通気性の良好なコルク板にトルマリンパウ
ダを含有させることにより、トルマリンの周囲に空気の
流れが生じ、またコルク板の使用時の適度な加圧や湿気
により、トルマリンからマイナスイオンが効率よく発生
する。
【0104】トルマリンパウダを含有するコルク板を建
築内装材であるコルク化粧板として使用すると、居住者
の歩行等による適度な加圧や温度変化により、日常的に
マイナスイオンが放射され、居住空間の空気及び水が浄
化され、居住者等の健康増進の作用が得られる。
【0105】また、トルマリンパウダを含有するコルク
板を靴の中敷き、枕用シート、患部貼付用シート等に用
いることにより、使用者の疲労回復や健康増進を図るこ
とができる。
【0106】特に、トルマリンパウダを含有する塗料を
ロールコータによりコルク基板表面に加圧浸透せしめれ
ば、前記の健康増進作用のみならず、トルマリンパウダ
を含有する層は、表面保護層としても機能し、耐光性を
改善できる。
【0107】また、本発明の他の実施の形態では、本発
明に係るコルク板は、破砕されたコルク材が樹脂バイン
ダーによって板状に成型されてなり、無機質抗菌剤を含
有することを特徴とするものであり、さらにトルマリン
パウダを併せて含有することを特徴とするものである。
【0108】コルク板に含有される無機質抗菌剤は、一
般細菌やカビ等の細胞に作用してそれらを死滅させる働
きを有する。無機質抗菌剤を含有するコルク板は、大腸
菌や黄色ブドウ球菌等の細菌やカビを死滅させ、清潔な
環境を維持する。すなわち、このコルク板には、カビや
細菌が発生せず、またダニやシロアリがつくこともない
ので、アレルギ体質やアトピー性皮膚炎、小児喘息、鼻
炎、じんましん等を患う使用者の病状を改善できる。
【0109】なお、本発明に係るコルク板及びコルク板
の製造方法において、塗料用の樹脂としてフッ素樹脂や
シリコン樹脂を用いて、コルク基板表面にフッ素樹脂加
工やシリコン樹脂加工を施せば、前記健康増進作用のみ
ならず、耐汚染性・耐光性・耐久性保護層としても機能
し、表面の機能が大幅に改善される。すなわち、フッ素
樹脂加工やシリコン樹脂加工することにより耐汚染性、
耐光性、耐久性を飛躍的に改善することができ、無機質
抗菌剤の抗菌性と相まって、カビや細菌の侵入をさらに
防止することができる。
【0110】このように、本発明により、建築内装材に
用いて従来にない付加的効果を生ぜしめる商品価値の高
いコルク板を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロールコータを示す図である。
【符号の説明】
1 ゴムロール、2 第1のメッキロール、3 間隙、
4 第2のメッキロール、5 コルク基板、6 塗料

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 破砕されたコルク材が、加圧及び/又は
    温度変化によりマイナスイオンを発生する鉱物のパウダ
    を含有する樹脂バインダによって板状に成形されてなる
    ことを特徴とするコルク板。
  2. 【請求項2】 上記樹脂バインダは、さらに無機質抗菌
    剤を含有することを特徴とする請求項1記載のコルク
    板。
  3. 【請求項3】 上記パウダの成分比は1.5乃至30重
    量%であり、上記無機質抗菌剤の重量成分比は0.5乃
    至10重量%であり、残部が樹脂バインダ及びコルク材
    であることを特徴とする請求項2記載のコルク板。
  4. 【請求項4】 上記コルク板は、靴の内部に挿入される
    ような形状に切断され、靴の中敷きとして用いられるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコルク板。
  5. 【請求項5】 上記コルク板は、シート状に形成され、
    枕本体と枕カバーとの間に挿入される枕用のシートとし
    て用いられることを特徴とする請求項1記載のコルク
    板。
  6. 【請求項6】 上記コルク板は、可撓性を有するように
    形成され、一方の面に接着層が設けられることを特徴と
    する請求項1記載のコルク板。
  7. 【請求項7】 上記加圧及び/又は温度変化によりマイ
    ナスイオンを発生する鉱物は、トルマリンであることを
    特徴とする請求項1記載のコルク板。
  8. 【請求項8】 破砕されたコルク材が樹脂バインダーに
    よって板状に成形されたコルク基板を備え、上記コルク
    基板は、表面に不透明塗料と樹脂成分と加圧及び/又は
    温度変化によりマイナスイオンを発生する鉱物のパウダ
    を含有する混合塗料が加圧浸透されてなる加圧浸透層を
    有することを特徴とするコルク板。
  9. 【請求項9】 上記混合塗料はさらに無機抗菌剤を含有
    することを特徴とする請求項8記載のコルク板。
  10. 【請求項10】 上記混合塗料において、マイナスイオ
    ンを発生する鉱物のパウダ成分比は1.5乃至30重量
    %であり、無機質抗菌剤の成分比は0.5乃至10重量
    %であり、残部が不透明塗料及び樹脂成分であることを
    特徴とする請求項9記載のコルク板。
  11. 【請求項11】 上記コルク板は、靴の内部に挿入され
    るような形状に切断され、靴の中敷きとして用いられる
    ことを特徴とする請求項8記載のコルク板。
  12. 【請求項12】 上記コルク板は、シート状に形成さ
    れ、枕本体と枕カバーとの間に挿入される枕用のシート
    として用いられることを特徴とする請求項8記載のコル
    ク板。
  13. 【請求項13】 上記コルク板は、可撓性を有するよう
    に形成され、一方の面に接着層が設けられることを特徴
    とする請求項8記載のコルク板。
  14. 【請求項14】 上記加圧及び/又は温度変化によりマ
    イナスイオンを発生する鉱物は、トルマリンであること
    を特徴とする請求項8記載のコルク板。
  15. 【請求項15】 破砕されたコルク材と樹脂バインダと
    加圧及び/又は温度変化によりマイナスイオンを発生す
    る鉱物のパウダとを混合撹拌する工程と、 上記混合撹拌されたコルク材と樹脂バインダと上記鉱物
    のパウダとを加圧して固める工程とを有するコルク板製
    造方法。
  16. 【請求項16】 破砕されたコルク材と樹脂バインダと
    加圧及び/又は温度変化によりマイナスイオンを発生す
    る鉱物のパウダと無機質抗菌剤とを混合撹拌する工程
    と、 上記混合撹拌されたコルク材と樹脂バインダと上記パウ
    ダと無機質抗菌剤とを加圧して固める工程とを有するコ
    ルク板製造方法。
  17. 【請求項17】 破砕されたコルク材と樹脂バインダと
    を混合撹拌する工程と、 上記混合撹拌されたコルク材と樹脂バインダを加圧して
    固めてコルク基板を形成する工程と、 樹脂成分及び加圧及び/又は温度変化によりマイナスイ
    オンを発生する鉱物のパウダを含有する混合塗料を上記
    コルク基板に加圧浸透させる工程とを有するコルク板製
    造方法。
  18. 【請求項18】 上記混合塗料は、さらに無機抗菌剤を
    含有することを特徴とする請求項17記載のコルク板製
    造方法。
  19. 【請求項19】 上記加圧浸透させる工程において、上
    記混合塗料の上記コルク板に対する加圧浸透値は11乃
    至110g/m2 であることを特徴とする請求項17記
    載のコルク板製造方法。
JP30054497A 1997-05-23 1997-10-31 コルク板及びその製造方法 Pending JPH1134019A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003060034A1 (en) * 2001-12-27 2003-07-24 Litec Corporation Anion generating material and skin treating agent using the same

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