JPH11340533A - 高温超電導コイル永久電流スイッチ - Google Patents
高温超電導コイル永久電流スイッチInfo
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- JPH11340533A JPH11340533A JP10141679A JP14167998A JPH11340533A JP H11340533 A JPH11340533 A JP H11340533A JP 10141679 A JP10141679 A JP 10141679A JP 14167998 A JP14167998 A JP 14167998A JP H11340533 A JPH11340533 A JP H11340533A
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- Japan
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- superconducting coil
- temperature superconducting
- permanent current
- current switch
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルの単位面積あたりの電流値を高くで
き、ひいては磁場を高くできるように改良された、高温
超電導コイル永久電流スイッチを提供することを主要な
目的とする。 【解決手段】 超電導コイルの端子A,B間に取付けら
れる高温超電導コイル永久電流スイッチ7は、基板7を
備える。基板7の上に、超電導コイルの端子A,Bが接
続される高温超電導薄膜9が設けられる。高温超電導薄
膜9を、ヒータ4が加熱するようになっている。
き、ひいては磁場を高くできるように改良された、高温
超電導コイル永久電流スイッチを提供することを主要な
目的とする。 【解決手段】 超電導コイルの端子A,B間に取付けら
れる高温超電導コイル永久電流スイッチ7は、基板7を
備える。基板7の上に、超電導コイルの端子A,Bが接
続される高温超電導薄膜9が設けられる。高温超電導薄
膜9を、ヒータ4が加熱するようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般に、高温超
電導コイル永久電流スイッチに関するものであり、より
特定的には、コイルの高臨界電流密度が実現できるよう
に改良された高温超電導コイル永久電流スイッチに関す
る。
電導コイル永久電流スイッチに関するものであり、より
特定的には、コイルの高臨界電流密度が実現できるよう
に改良された高温超電導コイル永久電流スイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】超電導マグネットを一定励磁するとき、
端子に直流電源を接続し、電流を流すが、通常の運転で
は、定格電流値までの励磁完了後も電源を接続したまま
とし、必要なレベルで定電流制御を行なう。発生する磁
界の強さを精密に一定に保つ必要がある場合には、電源
の制御性と安定性を非常に良くする必要があるが、これ
には技術およびコスト面から限界がある。また、磁気浮
上列車のような移動体にマグネットを搭載する場合に
は、電源および給電法は大きな制約条件となる。
端子に直流電源を接続し、電流を流すが、通常の運転で
は、定格電流値までの励磁完了後も電源を接続したまま
とし、必要なレベルで定電流制御を行なう。発生する磁
界の強さを精密に一定に保つ必要がある場合には、電源
の制御性と安定性を非常に良くする必要があるが、これ
には技術およびコスト面から限界がある。また、磁気浮
上列車のような移動体にマグネットを搭載する場合に
は、電源および給電法は大きな制約条件となる。
【0003】超電導マグネットでは、永久電流モードで
の運転により、これらの限界あるいは制約を緩和でき
る。これは、超電導マグネットの端子間に短絡スイッチ
を設け、定格電流値まで励磁後、短絡し、励磁電源を取
外しても、マイスナー効果により、一定電流の通電が継
続されることを利用する運転モードである。短絡部、導
体接続部等に有限の抵抗Rがあっても、電流の減衰時定
数τ=L/R[s]を十分長くできるからである(Lは
インダクタンス)。
の運転により、これらの限界あるいは制約を緩和でき
る。これは、超電導マグネットの端子間に短絡スイッチ
を設け、定格電流値まで励磁後、短絡し、励磁電源を取
外しても、マイスナー効果により、一定電流の通電が継
続されることを利用する運転モードである。短絡部、導
体接続部等に有限の抵抗Rがあっても、電流の減衰時定
数τ=L/R[s]を十分長くできるからである(Lは
インダクタンス)。
【0004】このための短絡スイッチを永久電流スイッ
チ(persistent current switch )と呼び、短絡時の抵
抗を低くするため、通常、超電導体を用いる。また、ス
イッチ機構としては、熱式、磁気式、機械式等の方式が
考案されているが、本発明は、熱式に関する。
チ(persistent current switch )と呼び、短絡時の抵
抗を低くするため、通常、超電導体を用いる。また、ス
イッチ機構としては、熱式、磁気式、機械式等の方式が
考案されているが、本発明は、熱式に関する。
【0005】熱式永久電流スイッチを用いた永久電流モ
ード運転法を図6に示す。超電導線材とヒータ線を、一
緒にコイル状に巻き、エポキシ樹脂などで熱絶縁を施し
た永久電流スイッチを用いる。ヒータ加熱時には、超電
導線は臨海温度Tc以上となり、抵抗が発生してスイッ
チはOFF状態となり、非加熱時には、超電導状態で、
スイッチはONの状態となる。
ード運転法を図6に示す。超電導線材とヒータ線を、一
緒にコイル状に巻き、エポキシ樹脂などで熱絶縁を施し
た永久電流スイッチを用いる。ヒータ加熱時には、超電
導線は臨海温度Tc以上となり、抵抗が発生してスイッ
チはOFF状態となり、非加熱時には、超電導状態で、
スイッチはONの状態となる。
【0006】この永久電流スイッチを、図6のように、
超電導マグネットの両端P,Q点で接続しておく。P,
Q点は電流リードよりコイル側とし、永久電流スイッチ
も同一のクライオスタット内に納めるのが通例である。
超電導マグネットの両端P,Q点で接続しておく。P,
Q点は電流リードよりコイル側とし、永久電流スイッチ
も同一のクライオスタット内に納めるのが通例である。
【0007】永久電流モード運転は、次の手順で得られ
る。図6(a)のように、ヒータをONし、永久電流ス
イッチをOFF状態にして、励磁電源でマグネットを定
格電流まで励磁する。
る。図6(a)のように、ヒータをONし、永久電流ス
イッチをOFF状態にして、励磁電源でマグネットを定
格電流まで励磁する。
【0008】図6(b)のように、ヒータをOFF、永
久電流スイッチをON状態にし、励磁電源の電流を0ま
で下げる。このとき、永久電流スイッチの電流はマグネ
ットの定格電流値まで上昇する。この状態で励磁電源は
取外し可能である。
久電流スイッチをON状態にし、励磁電源の電流を0ま
で下げる。このとき、永久電流スイッチの電流はマグネ
ットの定格電流値まで上昇する。この状態で励磁電源は
取外し可能である。
【0009】超電導マグネットの永久電流モード運転に
は次のような特徴がある。 (1) 発明磁界の安定度が非常によい。電流の減衰時
定数τが長く、電源の制御では困難、0.1ppm/h
以上の高安定度を得ることができる。
は次のような特徴がある。 (1) 発明磁界の安定度が非常によい。電流の減衰時
定数τが長く、電源の制御では困難、0.1ppm/h
以上の高安定度を得ることができる。
【0010】(2) 冷媒(液体ヘリチウム)消費量を
低くできる。電流リードのジュール熱がなくなるからで
ある。さらに、着脱式電流リードを使用すれば、永久電
流モード運転時には電流リードを取外すことができるの
で、電流リードからの熱侵入もなくなり、冷媒の消費量
を抑えることができる。
低くできる。電流リードのジュール熱がなくなるからで
ある。さらに、着脱式電流リードを使用すれば、永久電
流モード運転時には電流リードを取外すことができるの
で、電流リードからの熱侵入もなくなり、冷媒の消費量
を抑えることができる。
【0011】(3) 運転時に励磁電源が不要となる。
磁気浮上列車等では、励磁電源を車両に搭載する必要が
なくなり、列車ターミナルにおいてのみ超電導マグネッ
トの励磁を行なう方式が可能となる。
磁気浮上列車等では、励磁電源を車両に搭載する必要が
なくなり、列車ターミナルにおいてのみ超電導マグネッ
トの励磁を行なう方式が可能となる。
【0012】このような特徴を持つ永久電流モード運転
は、磁気浮上列車、MRI(磁気共鳴断層撮像装置)、
結晶引上げ装置等の超電導マグネットに効果的に利用さ
れている。
は、磁気浮上列車、MRI(磁気共鳴断層撮像装置)、
結晶引上げ装置等の超電導マグネットに効果的に利用さ
れている。
【0013】上述のような永久電流スイッチには、Nb
Tiコイル等合金系超電導コイルとともに使用するもの
と、(BiPb)2 Ca2 Sr2 Cu3 O10(以下、B
i2223と略す)銀シーステープ等の、高温超電導
(以下HTcと略す)系超電導コイルに使用するものと
の、2つに大別される。本発明は、後者に関する。
Tiコイル等合金系超電導コイルとともに使用するもの
と、(BiPb)2 Ca2 Sr2 Cu3 O10(以下、B
i2223と略す)銀シーステープ等の、高温超電導
(以下HTcと略す)系超電導コイルに使用するものと
の、2つに大別される。本発明は、後者に関する。
【0014】図7を参照して、HTcコイル用の永久ス
イッチは、FRP芯材1の壁面に螺旋状に形成された溝
2に、後述する銀シーステープ3を巻線したものに、ヒ
ータ4を巻付け、その上に、分厚い断熱材5を被覆した
構造となっている((a)は正面図であり、(b)は溝
2の様子を示している。)。図6と図7を参照して、ヒ
ータ4で加熱して、銀シーステープ3の螺旋部を超電導
転移させて、抵抗を発生させ、本体のコイル(超電導マ
グネット)に定電流源より電流を流し込む。ヒータ4を
OFFすることで、銀シーステープ3は超電導状態とな
り、スイッチはONの状態となる。これによって、永久
電流モード状態となる。
イッチは、FRP芯材1の壁面に螺旋状に形成された溝
2に、後述する銀シーステープ3を巻線したものに、ヒ
ータ4を巻付け、その上に、分厚い断熱材5を被覆した
構造となっている((a)は正面図であり、(b)は溝
2の様子を示している。)。図6と図7を参照して、ヒ
ータ4で加熱して、銀シーステープ3の螺旋部を超電導
転移させて、抵抗を発生させ、本体のコイル(超電導マ
グネット)に定電流源より電流を流し込む。ヒータ4を
OFFすることで、銀シーステープ3は超電導状態とな
り、スイッチはONの状態となる。これによって、永久
電流モード状態となる。
【0015】なお、銀シーステープ3は、図8を参照し
て、銀シース6に、Bi2223を充填し、これを、図
9に示すように、圧延して形成される。
て、銀シース6に、Bi2223を充填し、これを、図
9に示すように、圧延して形成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の永久電流スイッ
チでは、図9を参照して、スイッチ線が銀シース線であ
り、銀の抵抗が低いため、線材の長さを長くしても、あ
まり抵抗が上がらない。銀シースの代わりに、合金シー
ス線を使っても抵抗が上がらない。ひいては、図6
(a)を参照して、超電導コイルに電流を流そうとして
も、スイッチの方に電流がほとんど流れ、コイルが励磁
できないという問題点があった。
チでは、図9を参照して、スイッチ線が銀シース線であ
り、銀の抵抗が低いため、線材の長さを長くしても、あ
まり抵抗が上がらない。銀シースの代わりに、合金シー
ス線を使っても抵抗が上がらない。ひいては、図6
(a)を参照して、超電導コイルに電流を流そうとして
も、スイッチの方に電流がほとんど流れ、コイルが励磁
できないという問題点があった。
【0017】また、図7を参照して、銀シース線3を螺
旋状に巻くときの曲げ歪により、Ic(臨界電流とい
い、これ以上になると常電導になる)が劣化するので、
FRP芯材1の径は100mmφ以上の巻き径となる。
また、図7のようなスイッチを作る際には、まず、FR
P芯材1の代わりに、巻き枠としてセラミック等を使
い、コイルの両端と銀シーステープとを熱処理して接続
する必要がある。接続が完了した後、セラミックの芯材
をFRP芯材1に交換し、図7に示すスイッチを得る必
要があるため、構造が複雑になるという問題点があっ
た。
旋状に巻くときの曲げ歪により、Ic(臨界電流とい
い、これ以上になると常電導になる)が劣化するので、
FRP芯材1の径は100mmφ以上の巻き径となる。
また、図7のようなスイッチを作る際には、まず、FR
P芯材1の代わりに、巻き枠としてセラミック等を使
い、コイルの両端と銀シーステープとを熱処理して接続
する必要がある。接続が完了した後、セラミックの芯材
をFRP芯材1に交換し、図7に示すスイッチを得る必
要があるため、構造が複雑になるという問題点があっ
た。
【0018】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、コンパクトで、かつ容易にヒ
ータON時の常電導抵抗の高い永久電流スイッチを提供
することを目的とする。
るためになされたもので、コンパクトで、かつ容易にヒ
ータON時の常電導抵抗の高い永久電流スイッチを提供
することを目的とする。
【0019】この発明の他の目的は、高温超電導コイル
の磁場をより高くすることができるように改良された、
高温超電導コイル永久電流スイッチを提供することにあ
る。
の磁場をより高くすることができるように改良された、
高温超電導コイル永久電流スイッチを提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
超電導コイルの端子間に取付けられる高温超電導コイル
永久電流スイッチに係る。高温超電導コイル永久電流ス
イッチは基板を備える。上記基板の上に、上記超電導コ
イルの上記端子が接続される高温超電導薄膜が設けられ
ている。当該高温超電導コイル永久電流スイッチは、上
記高温超電導薄膜を加熱する加熱手段を備える。
超電導コイルの端子間に取付けられる高温超電導コイル
永久電流スイッチに係る。高温超電導コイル永久電流ス
イッチは基板を備える。上記基板の上に、上記超電導コ
イルの上記端子が接続される高温超電導薄膜が設けられ
ている。当該高温超電導コイル永久電流スイッチは、上
記高温超電導薄膜を加熱する加熱手段を備える。
【0021】請求項2に係る発明によれば、上記高温超
電導薄膜の上に、銀コートをさらに設けられる。
電導薄膜の上に、銀コートをさらに設けられる。
【0022】請求項3に係る発明によれば、上記超電導
コイルは銀シーステープにより形成されており、上記超
電導コイルの上記端子と上記高温超電導薄膜は、上記銀
コートを介して、拡散接合により接続されている。
コイルは銀シーステープにより形成されており、上記超
電導コイルの上記端子と上記高温超電導薄膜は、上記銀
コートを介して、拡散接合により接続されている。
【0023】請求項4に係る発明によれば、上記基板は
単結晶基板を含む。請求項5に係る発明によれば、上記
基板は、合金テープにより形成される。
単結晶基板を含む。請求項5に係る発明によれば、上記
基板は、合金テープにより形成される。
【0024】請求項6に係る発明によれば、上記高温超
電導薄膜は、80K以上で常電導になるような材料で形
成されている。
電導薄膜は、80K以上で常電導になるような材料で形
成されている。
【0025】請求項7に係る発明によれば、上記基板と
上記超電導薄膜の間には、バッファ層が設けられてい
る。
上記超電導薄膜の間には、バッファ層が設けられてい
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。
について説明する。
【0027】実施の形態1 図1は、実施の形態1に係る高温超電導コイル永久電流
スイッチの断面図である。図2は、その平面図である。
スイッチの断面図である。図2は、その平面図である。
【0028】これらの図を参照して、高温超電導コイル
永久電流スイッチ7は、LaAlO 3 等で形成される単
結晶基板27を備える。単結晶基板27の上には、Mg
Oで形成されるバッファ層8が設けられる。バッファ層
8は、MgOで形成され、その厚みは1μmである。バ
ッファ層8は、その上に形成されるHTc薄膜の結晶化
を進めるために用いられる。バッファ層8の上に、HT
c薄膜9が形成されている。HTc薄膜9の厚みは、約
0.6μmである。HTc薄膜9は、たとえば、Y1 B
a2 Cu3 O7 (Tc=90K)で形成される。また、
Yの代わりに、希土類金属(Nd,Hf)に置換えても
よい。
永久電流スイッチ7は、LaAlO 3 等で形成される単
結晶基板27を備える。単結晶基板27の上には、Mg
Oで形成されるバッファ層8が設けられる。バッファ層
8は、MgOで形成され、その厚みは1μmである。バ
ッファ層8は、その上に形成されるHTc薄膜の結晶化
を進めるために用いられる。バッファ層8の上に、HT
c薄膜9が形成されている。HTc薄膜9の厚みは、約
0.6μmである。HTc薄膜9は、たとえば、Y1 B
a2 Cu3 O7 (Tc=90K)で形成される。また、
Yの代わりに、希土類金属(Nd,Hf)に置換えても
よい。
【0029】HTc薄膜9は、また、Bi2 Sr2 Ca
1 Cu2 Oy (Tc=85K)で形成されてもよい。ま
た、HTc薄膜9は、Tl2 Ba2 Ca2 Cu3 O
y (Tc=125K)で形成されてもよい。
1 Cu2 Oy (Tc=85K)で形成されてもよい。ま
た、HTc薄膜9は、Tl2 Ba2 Ca2 Cu3 O
y (Tc=125K)で形成されてもよい。
【0030】HTc薄膜9の材料としては、上述のもの
に限られず、80K以上で常電導になるような材料は、
いずれも使用できる。
に限られず、80K以上で常電導になるような材料は、
いずれも使用できる。
【0031】HTc薄膜9の上に、約1μmの銀コート
10が形成されている。HTc薄膜9は、銀コート10
を介して、超電導コイルの両端子A,B(銀シーステー
プで形成されている)と、拡散接合(650℃〜900
℃で、大気圧下または真空下で行なう)により接続され
ている。高温超電導コイル永久電流スイッチ7は、HT
c薄膜9を加熱するヒータ4を備える。
10が形成されている。HTc薄膜9は、銀コート10
を介して、超電導コイルの両端子A,B(銀シーステー
プで形成されている)と、拡散接合(650℃〜900
℃で、大気圧下または真空下で行なう)により接続され
ている。高温超電導コイル永久電流スイッチ7は、HT
c薄膜9を加熱するヒータ4を備える。
【0032】図3は、図1に示す高温超電導コイル永久
電流スイッチ7を組込んだ、超電導マグネットの概念図
である。超電導コイル11は、電極12を介して、定電
流源13に接続されている。超電導コイル11の端子
A,Bは、HTc薄膜7に拡散接合により接続されてい
る。ヒータ4は、HTc薄膜7を加熱するようになって
いる。
電流スイッチ7を組込んだ、超電導マグネットの概念図
である。超電導コイル11は、電極12を介して、定電
流源13に接続されている。超電導コイル11の端子
A,Bは、HTc薄膜7に拡散接合により接続されてい
る。ヒータ4は、HTc薄膜7を加熱するようになって
いる。
【0033】図4は、図3に示す超電導マグネットをさ
らに詳細に図示したものである。銅ボビン14に、超電
導コイル11が巻付けられている。超電導コイル11の
両端A,Bは永久電流スイッチ7に接続されている。永
久電流スイッチ7の全体は、樹脂15により被覆されて
いる。永久電流スイッチ7と並列になるように、超電導
コイル11には、定電流源13が接続されている。
らに詳細に図示したものである。銅ボビン14に、超電
導コイル11が巻付けられている。超電導コイル11の
両端A,Bは永久電流スイッチ7に接続されている。永
久電流スイッチ7の全体は、樹脂15により被覆されて
いる。永久電流スイッチ7と並列になるように、超電導
コイル11には、定電流源13が接続されている。
【0034】実施の形態1係る高温超電導コイル永久電
流スイッチの常電導抵抗は、従来の銀シーステープで形
成された永久電流スイッチに比べて、3桁以上の差があ
る。したがって、超電導コイルを励磁する場合、永久電
流スイッチに流れる電流は、励磁速度にもよるが、従来
の銀シーステープに比べて3桁程度小さくなり、無視で
きる程度に小さくなる。一方、超電導状態では、HTc
薄膜の臨界電流密度は高く、1μm厚でも、従来の銀シ
ーステープと同等以上の臨界電流が得られる。ひいて
は、永久電流スイッチを介したコイルの永久電流モード
状態で、コイルの高臨界電流密度が実現できる。
流スイッチの常電導抵抗は、従来の銀シーステープで形
成された永久電流スイッチに比べて、3桁以上の差があ
る。したがって、超電導コイルを励磁する場合、永久電
流スイッチに流れる電流は、励磁速度にもよるが、従来
の銀シーステープに比べて3桁程度小さくなり、無視で
きる程度に小さくなる。一方、超電導状態では、HTc
薄膜の臨界電流密度は高く、1μm厚でも、従来の銀シ
ーステープと同等以上の臨界電流が得られる。ひいて
は、永久電流スイッチを介したコイルの永久電流モード
状態で、コイルの高臨界電流密度が実現できる。
【0035】また、NMRのように、高い磁場安定度の
要求される永久電流モード運転では、超電導コイルの永
久電流スイッチジョイントには、10-13 Ωオーダの低
抵抗のジョイントが必要である。
要求される永久電流モード運転では、超電導コイルの永
久電流スイッチジョイントには、10-13 Ωオーダの低
抵抗のジョイントが必要である。
【0036】実施の形態1に係る永久電流スイッチによ
れば、ジョイントを銀同士の拡散接合で行なっているた
め、このような要求を満足させることができる。
れば、ジョイントを銀同士の拡散接合で行なっているた
め、このような要求を満足させることができる。
【0037】なお、上記実施例では、超電導コイル11
とHTc薄膜9との接続を、銀の拡散接合で行なう場合
を例示したが、この発明はこれに限られるものでなく、
ジョイント方法としては、はんだ付けでもよい。
とHTc薄膜9との接続を、銀の拡散接合で行なう場合
を例示したが、この発明はこれに限られるものでなく、
ジョイント方法としては、はんだ付けでもよい。
【0038】実施の形態2 実施の形態1では、基板として、単結晶基板を用いる場
合を例示したが、実施の形態2では、基板として、合金
テープ(ハステロイ)を使用する。
合を例示したが、実施の形態2では、基板として、合金
テープ(ハステロイ)を使用する。
【0039】図5を参照して、20〜30mmφのFR
P芯材16に、HTc薄膜のついたハステロイの合金テ
ープ17が、螺旋状に巻付けられている。合金テープ1
7には、超電導コイルの両端A,Bが接続されている。
HTc薄膜のついた合金テープ17を用いると、従来の
銀シーステープを用いたもの(図7参照)に比べて、装
置をコンパクトにすることができる。すなわち、図7に
示す従来の装置では、銀シーステープを長くし、その抵
抗を大きくする必要があるため、FRP芯材1の径は1
00mmφ必要であったが、HTc薄膜のついた合金テ
ープ17を用いれば、その抵抗が大きいため、FRP芯
材16の径を20〜30mmφにすることができる。そ
の結果、装置をコンパクトにすることができるという効
果を奏する。また、曲げ歪に強くなる。
P芯材16に、HTc薄膜のついたハステロイの合金テ
ープ17が、螺旋状に巻付けられている。合金テープ1
7には、超電導コイルの両端A,Bが接続されている。
HTc薄膜のついた合金テープ17を用いると、従来の
銀シーステープを用いたもの(図7参照)に比べて、装
置をコンパクトにすることができる。すなわち、図7に
示す従来の装置では、銀シーステープを長くし、その抵
抗を大きくする必要があるため、FRP芯材1の径は1
00mmφ必要であったが、HTc薄膜のついた合金テ
ープ17を用いれば、その抵抗が大きいため、FRP芯
材16の径を20〜30mmφにすることができる。そ
の結果、装置をコンパクトにすることができるという効
果を奏する。また、曲げ歪に強くなる。
【図1】実施の形態1に係る高温超電導コイル永久電流
スイッチの断面図である。
スイッチの断面図である。
【図2】実施の形態1に係る高温超電導コイル永久電流
スイッチの平面図である。
スイッチの平面図である。
【図3】実施の形態1に係る高温超電導コイル永久電流
スイッチを組込んだ超電導マグネットの回路図である。
スイッチを組込んだ超電導マグネットの回路図である。
【図4】実施の形態1に係る高温超電導コイル永久電流
スイッチを組込んだ超電導マグネットの概念図である。
スイッチを組込んだ超電導マグネットの概念図である。
【図5】実施の形態2に係る高温超電導コイル永久電流
スイッチの概念図である。
スイッチの概念図である。
【図6】超電導マグネットの永久電流モード運転方法を
示す図である。
示す図である。
【図7】従来の高温超電導コイル永久電流スイッチの概
念図である。
念図である。
【図8】銀シーステープを製造する方法の第1の工程を
示す図である。
示す図である。
【図9】銀シーステープを製造する方法の第2の工程を
示す図である。
示す図である。
4 ヒータ 7 単結晶基板 8 バッファ層 9 HTc薄膜 10 銀コート A,B 超電導コイルの端子
Claims (7)
- 【請求項1】 超電導コイルの端子間に取付けられる高
温超電導コイル永久電流スイッチであって、 基板と、 前記基板の上に設けられ、前記超電導コイルの前記端子
が接続される高温超電導薄膜と、 前記高温超電導薄膜を加熱する加熱手段と、を備えた高
温超電導コイル永久電流スイッチ。 - 【請求項2】 前記高温超電導薄膜の上に設けられた銀
コートをさらに備える、請求項1に記載の高温超電導コ
イル永久電流スイッチ。 - 【請求項3】 前記超電導コイルは銀シーステープによ
り形成されており、 前記超電導コイルの前記端子と前記高温超電導薄膜は、
前記銀コートを介して、拡散接合により接続されてい
る、請求項2に記載の高温超電導コイル永久電流スイッ
チ。 - 【請求項4】 前記基板は、単結晶基板を含む、請求項
1に記載の高温超電導コイル永久電流スイッチ。 - 【請求項5】 前記基板は、合金テープを含む、請求項
1に記載の高温超電導コイル永久電流スイッチ。 - 【請求項6】 前記高温超電導薄膜は、80K以上で常
電導になるような材料で形成されている、請求項1に記
載の高温超電導コイル永久電流スイッチ。 - 【請求項7】 前記基板と前記超電導薄膜の間には、バ
ッファ層が設けられている、請求項1に記載の高温超電
導コイル永久電流スイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141679A JPH11340533A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 高温超電導コイル永久電流スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141679A JPH11340533A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 高温超電導コイル永久電流スイッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11340533A true JPH11340533A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15297692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10141679A Pending JPH11340533A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 高温超電導コイル永久電流スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11340533A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-05-22 JP JP10141679A patent/JPH11340533A/ja active Pending
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