JPH1134182A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JPH1134182A JPH1134182A JP9190214A JP19021497A JPH1134182A JP H1134182 A JPH1134182 A JP H1134182A JP 9190214 A JP9190214 A JP 9190214A JP 19021497 A JP19021497 A JP 19021497A JP H1134182 A JPH1134182 A JP H1134182A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- rubber
- pneumatic tire
- compound
- active hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリエステル繊維をタイヤカバー層に用い
た、接着性及び高速走行耐久性に優れ、タイヤの軽量化
を達成する空気入りタイヤの提供。 【解決手段】 ビード部、サイドウォール部と、トレッ
ド部、カーカス層及びベルト層から成る空気入りタイヤ
において、ポリエステル繊維を(a)エポキシ化合物、
(b)スチレン−ブタジエン共重合体ゴムラテックスお
よび(c)熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂を、特定の
割合で配合した第1処理液で処理し、次にレゾルシン・
ホルマリン縮合物およびゴムラテックスからなる第2処
理液で処理して得られるポリエステルコードをゴム被覆
しタイヤトレッド部のベルト層の外側にカバー層として
タイヤ周方向に対してほぼ0°の角度で配置した空気入
りタイヤ。
た、接着性及び高速走行耐久性に優れ、タイヤの軽量化
を達成する空気入りタイヤの提供。 【解決手段】 ビード部、サイドウォール部と、トレッ
ド部、カーカス層及びベルト層から成る空気入りタイヤ
において、ポリエステル繊維を(a)エポキシ化合物、
(b)スチレン−ブタジエン共重合体ゴムラテックスお
よび(c)熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂を、特定の
割合で配合した第1処理液で処理し、次にレゾルシン・
ホルマリン縮合物およびゴムラテックスからなる第2処
理液で処理して得られるポリエステルコードをゴム被覆
しタイヤトレッド部のベルト層の外側にカバー層として
タイヤ周方向に対してほぼ0°の角度で配置した空気入
りタイヤ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエステルコード
をタイヤカバー層に用い、接着性に優れ、高速走行耐久
性に優れかつタイヤの軽量化を達成することのできる空
気入りタイヤに関する。
をタイヤカバー層に用い、接着性に優れ、高速走行耐久
性に優れかつタイヤの軽量化を達成することのできる空
気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】空気入りタイヤの高速耐久性に対するニ
ーズが高まっているなかで、現在はベルト層の外側に実
質的にタイヤ周方向に対し0°のナイロンカバー層を配
置して用いているが、そのカバー材は必要に応じてプラ
イ数やコード打ち込み本数をまして対処しているため、
高速性を重視したタイヤでは重量が重くなるという欠点
があった。それに対し、ナイロンよりもモジュラスの高
いポリエステルコードを用いることも提案されている
が、ナイロンよりも接着性が低いために実用上使えない
のが実情である(例えば特開昭59−124407号公
報参照)。
ーズが高まっているなかで、現在はベルト層の外側に実
質的にタイヤ周方向に対し0°のナイロンカバー層を配
置して用いているが、そのカバー材は必要に応じてプラ
イ数やコード打ち込み本数をまして対処しているため、
高速性を重視したタイヤでは重量が重くなるという欠点
があった。それに対し、ナイロンよりもモジュラスの高
いポリエステルコードを用いることも提案されている
が、ナイロンよりも接着性が低いために実用上使えない
のが実情である(例えば特開昭59−124407号公
報参照)。
【0003】ポリエステル繊維は抗張力および弾性率が
高く、寸法安定性、耐熱性などに優れるが、ポリエステ
ル繊維はゴムとの接着性に劣るという問題があった。こ
のため例えばポリエステル繊維(例えばポリエチレンテ
レフタレート)とゴムとの接着方法としてポリエステル
繊維をエポキシ化合物で処理した後、従来からゴムとの
接着剤として汎用されているレゾルシン・ホルマリン・
ゴムラテックス(RFL)で処理する方法や特開昭54
−82492号公報に提案されているように、ポリエポ
キシド化合物、ビニルピリジンラテックス、ブロックド
イソシアネート化合物の混合液で処理した後RFLで処
理する方法などが提案されているが、その接着力は未だ
十分とはいえなかった。特に今後、米国の燃費規制CA
FEに対応する軽量化タイヤなどの開発でポリエステル
繊維をタイヤコードとして用いる場合には、接着性が益
々重要となることは確実で、ポリエステル繊維とゴムと
の接着の改善が一層必要である。
高く、寸法安定性、耐熱性などに優れるが、ポリエステ
ル繊維はゴムとの接着性に劣るという問題があった。こ
のため例えばポリエステル繊維(例えばポリエチレンテ
レフタレート)とゴムとの接着方法としてポリエステル
繊維をエポキシ化合物で処理した後、従来からゴムとの
接着剤として汎用されているレゾルシン・ホルマリン・
ゴムラテックス(RFL)で処理する方法や特開昭54
−82492号公報に提案されているように、ポリエポ
キシド化合物、ビニルピリジンラテックス、ブロックド
イソシアネート化合物の混合液で処理した後RFLで処
理する方法などが提案されているが、その接着力は未だ
十分とはいえなかった。特に今後、米国の燃費規制CA
FEに対応する軽量化タイヤなどの開発でポリエステル
繊維をタイヤコードとして用いる場合には、接着性が益
々重要となることは確実で、ポリエステル繊維とゴムと
の接着の改善が一層必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は従来
技術におけるポリエステル繊維とゴムとの接着性の問題
を解決してポリエステルコードをタイヤカバー層として
用いることによって高速走行耐久性に優れかつタイヤの
軽量化を達成することのできる空気入りタイヤを提供す
ることを目的とする。
技術におけるポリエステル繊維とゴムとの接着性の問題
を解決してポリエステルコードをタイヤカバー層として
用いることによって高速走行耐久性に優れかつタイヤの
軽量化を達成することのできる空気入りタイヤを提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、左右一
対のビード部と、該ビード部に連らなる左右一対のサイ
ドウォール部と該サイドウォール部間に位置するトレッ
ド部、該左右一対のビード部間に設けられたカーカス層
及び該トレッド部におけるカーカス層上に設けられたベ
ルト層から成る空気入りタイヤにおいて、ポリエステル
繊維を(a)エポキシ化合物、(b)スチレン/ブタジ
エン比が5/95〜45/55(重量比)のスチレン−
ブタジエン共重合体ゴムラテックスおよび(c)式
(1)が提供される。
対のビード部と、該ビード部に連らなる左右一対のサイ
ドウォール部と該サイドウォール部間に位置するトレッ
ド部、該左右一対のビード部間に設けられたカーカス層
及び該トレッド部におけるカーカス層上に設けられたベ
ルト層から成る空気入りタイヤにおいて、ポリエステル
繊維を(a)エポキシ化合物、(b)スチレン/ブタジ
エン比が5/95〜45/55(重量比)のスチレン−
ブタジエン共重合体ゴムラテックスおよび(c)式
(1)が提供される。
【0006】
【化2】
【0007】〔式中、Aは官能基数3〜5の有機ポリイ
ソシアネート化合物のイソシアネート残基を示し、Yは
熱処理によりイソシアネート基を遊離するブロック剤化
合物の活性水素残基を示し、Zは分子中、少なくとも1
個の活性水素原子および少なくとも1個のアニオン形成
性基を有する化合物の活性水素残基を示し、Xは2〜4
個の水酸基を有し平均分子量が5000以下のポリオー
ル化合物の活性水素残基であり、nは2〜4の整数であ
り、p+mは2〜4の整数(m≧0.25)である〕で
示される熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂を、成分
(a)、(b)および(c)を固形分重量比で、 (1)0.1≦(a)/〔(b)+(c)〕≦2および (2)(c)/(b)≦2 の割合で配合してなる第1処理液で処理し、次にレゾル
シン・ホルマリン縮合物およびゴムラテックスからなる
第2処理液で処理して得られるポリエステルコードをゴ
ム被覆しタイヤトレッド部のベルト層の外側にカバー層
としてタイヤ周方向に対してほぼ0°の角度で配置した
ことを特徴とする空気入りタイヤが提供される。
ソシアネート化合物のイソシアネート残基を示し、Yは
熱処理によりイソシアネート基を遊離するブロック剤化
合物の活性水素残基を示し、Zは分子中、少なくとも1
個の活性水素原子および少なくとも1個のアニオン形成
性基を有する化合物の活性水素残基を示し、Xは2〜4
個の水酸基を有し平均分子量が5000以下のポリオー
ル化合物の活性水素残基であり、nは2〜4の整数であ
り、p+mは2〜4の整数(m≧0.25)である〕で
示される熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂を、成分
(a)、(b)および(c)を固形分重量比で、 (1)0.1≦(a)/〔(b)+(c)〕≦2および (2)(c)/(b)≦2 の割合で配合してなる第1処理液で処理し、次にレゾル
シン・ホルマリン縮合物およびゴムラテックスからなる
第2処理液で処理して得られるポリエステルコードをゴ
ム被覆しタイヤトレッド部のベルト層の外側にカバー層
としてタイヤ周方向に対してほぼ0°の角度で配置した
ことを特徴とする空気入りタイヤが提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る空気入りタイヤの構
造には特に限定はなく、従来から知られている任意の構
造の空気入りタイヤ、更には現在開発中の各種構造の空
気入りタイヤ構造とすることができ、要はトレッド部を
前記構成のものとすればよい。
造には特に限定はなく、従来から知られている任意の構
造の空気入りタイヤ、更には現在開発中の各種構造の空
気入りタイヤ構造とすることができ、要はトレッド部を
前記構成のものとすればよい。
【0009】以下、その一例を添付図1を参照して説明
する。図1は本発明の空気入りタイヤの好ましい一例の
子午線方向半断面説明図である。図1において、本発明
の空気入りタイヤAは、左右一対のビード部11,11
とこれらビード部11,11に連結する左右一対のサイ
ドウォール部12,12とこれらサイドウォール部1
2,12間に配されるトレッド部13からなり、更に左
右一対のビード部11,11間にはカーカス層14が装
架されており、トレッド部13においては、この外周を
取り囲むようにベルト層15が配置され、その外側にカ
バー層16が配置されている。10はトレッド表面であ
る。
する。図1は本発明の空気入りタイヤの好ましい一例の
子午線方向半断面説明図である。図1において、本発明
の空気入りタイヤAは、左右一対のビード部11,11
とこれらビード部11,11に連結する左右一対のサイ
ドウォール部12,12とこれらサイドウォール部1
2,12間に配されるトレッド部13からなり、更に左
右一対のビード部11,11間にはカーカス層14が装
架されており、トレッド部13においては、この外周を
取り囲むようにベルト層15が配置され、その外側にカ
バー層16が配置されている。10はトレッド表面であ
る。
【0010】ところで、本発明に従えば、前記カバー層
を構成する、ポリエステル繊維は先ずエポキシ化合物、
特定のスチレン・ブタジエンゴム(SBR)ラテックス
および前記式(1)の熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂
からなる第1処理液で処理され、次にレゾルシン・ホル
マリン縮合物およびゴムラテックスからなる第2処理液
(RFL処理液)で処理される。
を構成する、ポリエステル繊維は先ずエポキシ化合物、
特定のスチレン・ブタジエンゴム(SBR)ラテックス
および前記式(1)の熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂
からなる第1処理液で処理され、次にレゾルシン・ホル
マリン縮合物およびゴムラテックスからなる第2処理液
(RFL処理液)で処理される。
【0011】本発明において使用されるポリエステル繊
維の代表例はポリエチレンテレフタレートなどである
が、従来からゴム補強用として使用されているまたはそ
の使用が検討されている任意のポリエステル繊維とする
ことができ、市販品として、東レ(株)製テトロンなど
が知られている。
維の代表例はポリエチレンテレフタレートなどである
が、従来からゴム補強用として使用されているまたはそ
の使用が検討されている任意のポリエステル繊維とする
ことができ、市販品として、東レ(株)製テトロンなど
が知られている。
【0012】本発明において用いられる第1処理液は、
(a)エポキシ化合物、(b)SBRラテックスおよび
(c)熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂から成り、こら
れは以下の組成(固形分重量比)を満足するものでなけ
ればならない。 (1)0.1≦(a)/〔(b)+(c)〕≦2および (2)(c)/(b)≦2 特に好ましい配合は、各固形分がSBRラテックス10
0重量部に対し、エポキシ化合物20〜70重量部およ
び熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂10〜100重量部
である。
(a)エポキシ化合物、(b)SBRラテックスおよび
(c)熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂から成り、こら
れは以下の組成(固形分重量比)を満足するものでなけ
ればならない。 (1)0.1≦(a)/〔(b)+(c)〕≦2および (2)(c)/(b)≦2 特に好ましい配合は、各固形分がSBRラテックス10
0重量部に対し、エポキシ化合物20〜70重量部およ
び熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂10〜100重量部
である。
【0013】本発明において用いられるエポキシ化合物
は、グリシジル基を分子中に1個またはそれ以上有する
公知のエポキシ化合物、好ましくはグリセロールポリグ
リシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエー
テル、ソルビトールポリグリシジルエーテルなどのポリ
オール系エポキシ化合物である。第1処理液中のエポキ
シ化合物の配合量が少な過ぎると十分な接着性が得られ
ないおそれがあり、逆に多過ぎると処理液の安定性を低
下させるおそれがあるので好ましくない。
は、グリシジル基を分子中に1個またはそれ以上有する
公知のエポキシ化合物、好ましくはグリセロールポリグ
リシジルエーテル、ジグリセロールポリグリシジルエー
テル、ソルビトールポリグリシジルエーテルなどのポリ
オール系エポキシ化合物である。第1処理液中のエポキ
シ化合物の配合量が少な過ぎると十分な接着性が得られ
ないおそれがあり、逆に多過ぎると処理液の安定性を低
下させるおそれがあるので好ましくない。
【0014】本発明の第1処理液に用いられるSBRラ
テックスは、スチレン/ブタジエンのモノマー比(重量
比)が5/95〜45/55、好ましくは10/90〜
30/70の範囲の共重合体ゴムラテックスである。ス
チレン/ブタジエン重量比においてスチレン含量が少な
過ぎるとディップ処理時のロールへのガムアップなどの
加工性低下のおそれがあり、逆に多過ぎると接着力が低
下するおそれがある。SBRラテックスは従来公知の任
意の乳化重合法で製造することができ、好ましい固形分
含量は30〜60重量%である。なお、第1処理液中に
配合されるSBRラテックスの量が少な過ぎると十分な
接着が得られないおそれがあり、逆に多過ぎるとディッ
プ処理時の加工性が低下するおそれがあるので好ましく
ない。
テックスは、スチレン/ブタジエンのモノマー比(重量
比)が5/95〜45/55、好ましくは10/90〜
30/70の範囲の共重合体ゴムラテックスである。ス
チレン/ブタジエン重量比においてスチレン含量が少な
過ぎるとディップ処理時のロールへのガムアップなどの
加工性低下のおそれがあり、逆に多過ぎると接着力が低
下するおそれがある。SBRラテックスは従来公知の任
意の乳化重合法で製造することができ、好ましい固形分
含量は30〜60重量%である。なお、第1処理液中に
配合されるSBRラテックスの量が少な過ぎると十分な
接着が得られないおそれがあり、逆に多過ぎるとディッ
プ処理時の加工性が低下するおそれがあるので好ましく
ない。
【0015】本発明の第1処理液に第三の成分として配
合される熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂の例として
は、例えば式(1)のXが2〜4個の水酸基を有するポ
リエーテルポリオール化合物(例えばビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物)の活性水素残基、または
式(1)のXが2〜4個の水酸基を有するポリエステル
ポリオール化合物(例えばカプロラクトンの開環重合で
得られるポリエステルポリオール化合物)の活性水素残
基であるポリウレタン樹脂などを挙げることができる。
合される熱反応型水溶性ポリウレタン樹脂の例として
は、例えば式(1)のXが2〜4個の水酸基を有するポ
リエーテルポリオール化合物(例えばビスフェノールA
のエチレンオキサイド付加物)の活性水素残基、または
式(1)のXが2〜4個の水酸基を有するポリエステル
ポリオール化合物(例えばカプロラクトンの開環重合で
得られるポリエステルポリオール化合物)の活性水素残
基であるポリウレタン樹脂などを挙げることができる。
【0016】本発明の第1処理液中に配合される熱反応
型水溶性ポリウレタン樹脂の配合量が少な過ぎると接着
力が低下するおそれがあり、逆に多過ぎるとコードが硬
くなり、耐疲労性低下のおそれがあるので好ましくな
い。
型水溶性ポリウレタン樹脂の配合量が少な過ぎると接着
力が低下するおそれがあり、逆に多過ぎるとコードが硬
くなり、耐疲労性低下のおそれがあるので好ましくな
い。
【0017】本発明に係る第1処理液は前記各成分を一
般的な方法で混合して調製することができ、必要に応じ
コードへの浸透性を良くするために界面活性剤(例えば
スルホコハク酸ナトリウム)などを配合することができ
る。第1処理液によるポリエステル繊維などの処理方法
は一般的な繊維の処理方法と同じく、液中への侵漬ロー
ル塗布、スプレー噴霧などによることができる。ポリエ
ステル繊維などへの第1処理液の付着量は好ましくは3
〜8重量%である。処理されたポリエステル繊維などは
例えば80〜150℃の温度で乾燥された後、更に例え
ば200〜250℃の温度で熱処理される。
般的な方法で混合して調製することができ、必要に応じ
コードへの浸透性を良くするために界面活性剤(例えば
スルホコハク酸ナトリウム)などを配合することができ
る。第1処理液によるポリエステル繊維などの処理方法
は一般的な繊維の処理方法と同じく、液中への侵漬ロー
ル塗布、スプレー噴霧などによることができる。ポリエ
ステル繊維などへの第1処理液の付着量は好ましくは3
〜8重量%である。処理されたポリエステル繊維などは
例えば80〜150℃の温度で乾燥された後、更に例え
ば200〜250℃の温度で熱処理される。
【0018】本発明に従って第1処理液で処理されたポ
リエステル繊維は、次に従来から繊維とゴムとの接着剤
として汎用されている第2処理液(RFL処理液)で処
理される。この第2処理液は従来から汎用されているも
のとすることができ、典型的にはレゾルシン・ホルマリ
ン/ゴムラテックス(例えばスチレン・ブタジエンラテ
ックス/ビニルピリジン・スチレン・ブタジエンタ−ポ
リマーラテックスなどの30〜60%エマルジョン)=
1/2〜1/10(重量比)であり、これらの成分に加
えて、必要に応じブロックドイソシアネート水分散体な
どを配合することができる。
リエステル繊維は、次に従来から繊維とゴムとの接着剤
として汎用されている第2処理液(RFL処理液)で処
理される。この第2処理液は従来から汎用されているも
のとすることができ、典型的にはレゾルシン・ホルマリ
ン/ゴムラテックス(例えばスチレン・ブタジエンラテ
ックス/ビニルピリジン・スチレン・ブタジエンタ−ポ
リマーラテックスなどの30〜60%エマルジョン)=
1/2〜1/10(重量比)であり、これらの成分に加
えて、必要に応じブロックドイソシアネート水分散体な
どを配合することができる。
【0019】本発明に従った第2処理液の処理方法は従
来の方法と同じとすることができる。ポリエステル繊維
への付着量は好ましくは2〜6重量%である。処理され
たポリエステル繊維などは例えば温度80〜150℃で
乾燥され、更に例えば温度200〜250℃で熱処理さ
れる。
来の方法と同じとすることができる。ポリエステル繊維
への付着量は好ましくは2〜6重量%である。処理され
たポリエステル繊維などは例えば温度80〜150℃で
乾燥され、更に例えば温度200〜250℃で熱処理さ
れる。
【0020】本発明に従って第1処理液および第2処理
液で処理されたポリエステル繊維は、汎用の未加硫ゴム
(例えば天然ゴム、SBRゴム、ポリイソプレンゴム、
ポリブタジエンゴム)に汎用の加硫配合剤(例えば加硫
剤、加硫促進剤、カーボンブラック、老化防止剤、充填
剤など)が配合されたゴム配合物と常法に従って一体化
加硫され、ゴム/コード複合体としてカバー層に使用す
ることができる。
液で処理されたポリエステル繊維は、汎用の未加硫ゴム
(例えば天然ゴム、SBRゴム、ポリイソプレンゴム、
ポリブタジエンゴム)に汎用の加硫配合剤(例えば加硫
剤、加硫促進剤、カーボンブラック、老化防止剤、充填
剤など)が配合されたゴム配合物と常法に従って一体化
加硫され、ゴム/コード複合体としてカバー層に使用す
ることができる。
【0021】以上の通り本発明に従えば、ポリエステル
繊維は、特定のエポキシ化合物、特定のスチレン・ブタ
ジエンゴムおよび特定の熱反応型水溶性ポリウレタン樹
脂からなる第1処理液で先ず処理され、次いでRFL処
理液で処理されることでゴムとの接着性に優れたものと
なり、例えばこのように処理したポリエステルコードを
すだれ状にゴム被覆し、ポリエステル繊維とゴム(例え
ば汎用の未加硫ゴムに、加硫剤、加硫促進剤、カーボン
ブラック、老化防止剤、充填剤等を適宜配合した配合
物)との複合体として前記カバー層に使用することによ
ってタイヤの耐久性が著しく高められる。なお、本発明
ではこの複合体を補強層としてタイヤ周方向に対し、ほ
ぼ0°で配置して用いる。
繊維は、特定のエポキシ化合物、特定のスチレン・ブタ
ジエンゴムおよび特定の熱反応型水溶性ポリウレタン樹
脂からなる第1処理液で先ず処理され、次いでRFL処
理液で処理されることでゴムとの接着性に優れたものと
なり、例えばこのように処理したポリエステルコードを
すだれ状にゴム被覆し、ポリエステル繊維とゴム(例え
ば汎用の未加硫ゴムに、加硫剤、加硫促進剤、カーボン
ブラック、老化防止剤、充填剤等を適宜配合した配合
物)との複合体として前記カバー層に使用することによ
ってタイヤの耐久性が著しく高められる。なお、本発明
ではこの複合体を補強層としてタイヤ周方向に対し、ほ
ぼ0°で配置して用いる。
【0022】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。
更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定さ
れるものではない。
【0023】以下の例において用いた接着性及び高速耐
久性は以下の方法で評価した。接着性評価法 タイヤからサンプルを切りだしベルト/カバー材間の1
00℃雰囲気下での剥離試験を行い、そのカバー層のゴ
ム付度合いをナイロン材を100として評価。指数が高
い方が接着性が高い。
久性は以下の方法で評価した。接着性評価法 タイヤからサンプルを切りだしベルト/カバー材間の1
00℃雰囲気下での剥離試験を行い、そのカバー層のゴ
ム付度合いをナイロン材を100として評価。指数が高
い方が接着性が高い。
【0024】タイヤ試験法 下表に示すような2種類のタイヤについて試験した。 ───────────────────────────────── タイヤ種類 第1タイヤ(185/65R14) 第2タイヤ(225/60R16) ───────────────────────────────── 空気圧 220kPa 220kPa ───────────────────────────────── 荷 重 4.45kN 6.31kN ───────────────────────────────── リ ム 14×5J 16×61/2JJ ───────────────────────────────── 試験方法は、サンプルタイヤを、ステップ1として81
km/hで2時間、次にステップ2として121km/hで
30分間、そして更にステップ3として129km/hで
30分間、以後30分毎に8km/hづつ増速し、故障に
至るまで走行させる。このようにして故障に至るまでの
走行距離をナイロン材を100として、その指数で表
す。
km/hで2時間、次にステップ2として121km/hで
30分間、そして更にステップ3として129km/hで
30分間、以後30分毎に8km/hづつ増速し、故障に
至るまで走行させる。このようにして故障に至るまでの
走行距離をナイロン材を100として、その指数で表
す。
【0025】実施例1及び比較例1〜3 表Iに示すようにカバー材の有機繊維を種々変えた以外
は同一の構成の第一の空気入りタイヤ(185/65R
14)を製造して接着性及び高速耐久性を評価し、部材
重量を測定した。結果を表Iに示す。
は同一の構成の第一の空気入りタイヤ(185/65R
14)を製造して接着性及び高速耐久性を評価し、部材
重量を測定した。結果を表Iに示す。
【0026】
【表1】
【0027】なお、使用したタイヤの製造に用いたタイ
ヤの他の部材の材料は以下の通りである。
ヤの他の部材の材料は以下の通りである。
【0028】実施例3〜4及び比較例4〜6 表IIに示すようにカバー材の有機繊維を種々変えた以外
は同一の構成の第二の空気入りタイヤ(225/60R
16)を製造して接着性及び高速耐久性を前述のように
して評価し、部材重量を測定した。結果を表IIに示す。
は同一の構成の第二の空気入りタイヤ(225/60R
16)を製造して接着性及び高速耐久性を前述のように
して評価し、部材重量を測定した。結果を表IIに示す。
【0029】
【表2】
【0030】なお、使用したタイヤの製造に用いたタイ
ヤの他の部材は以下の通りである。
ヤの他の部材は以下の通りである。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に従えば高い
接着力が得られる特定の2段処理を用いることでポリエ
ステルコードをカバー層に利用可能となり、高速耐久性
を維持しつつタイヤの軽量化が達成出来る。
接着力が得られる特定の2段処理を用いることでポリエ
ステルコードをカバー層に利用可能となり、高速耐久性
を維持しつつタイヤの軽量化が達成出来る。
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例の子午線方向半
断説明図である。
断説明図である。
10…トレッド表面 11…ビード部 12…サイドウォール 13…トレッド部 14…カーカス層 15…ベルト層 16…カバー層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 75/04 C08L 75/04
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対のビード部と、該ビード部に連
らなる左右一対のサイドウォール部と該サイドウォール
部間に位置するトレッド部、該左右一対のビード部間に
設けられたカーカス層及び該トレッド部におけるカーカ
ス層上に設けられたベルト層から成る空気入りタイヤに
おいて、ポリエステル繊維を(a)エポキシ化合物、
(b)スチレン/ブタジエン比が5/95〜45/55
(重量比)のスチレン−ブタジエン共重合体ゴムラテッ
クスおよび(c)式(1): 【化1】 〔式中、Aは官能基数3〜5の有機ポリイソシアネート
化合物のイソシアネート残基を示し、Yは熱処理により
イソシアネート基を遊離するブロック剤化合物の活性水
素残基を示し、Zは分子中、少なくとも1個の活性水素
原子および少なくとも1個のアニオン形成性基を有する
化合物の活性水素残基を示し、Xは2〜4個の水酸基を
有し平均分子量が5000以下のポリオール化合物の活
性水素残基であり、nは2〜4の整数であり、p+mは
2〜4の整数(m≧0.25)である〕で示される熱反
応型水溶性ポリウレタン樹脂を、成分(a)、(b)お
よび(c)を固形分重量比で、 (1)0.1≦(a)/〔(b)+(c)〕≦2および (2)(c)/(b)≦2 の割合で配合してなる第1処理液で処理し、次にレゾル
シン・ホルマリン縮合物およびゴムラテックスからなる
第2処理液で処理して得られるポリエステルコードをゴ
ム被覆しタイヤトレッド部のベルト層の外側にカバー層
としてタイヤ周方向に対してほぼ0°の角度で配置した
ことを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9190214A JPH1134182A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9190214A JPH1134182A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1134182A true JPH1134182A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16254376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9190214A Pending JPH1134182A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1134182A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6896930B2 (en) * | 2002-04-18 | 2005-05-24 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing a polyester fiber cord for reinforcing rubber materials |
| WO2006093182A1 (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ゴム補強用ポリエステルコードおよびその製造方法 |
| WO2007072703A1 (ja) * | 2005-12-22 | 2007-06-28 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリエステルタイヤキャッププライコードおよびその製造方法 |
| JP2012523341A (ja) * | 2009-04-09 | 2012-10-04 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | ベルトが熱可塑性ポリマーフィルムにより補強された空気入りタイヤ |
| WO2019124502A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | Toyo Tire株式会社 | ゴム組成物、及び空気入りタイヤ |
| CN110049881A (zh) * | 2016-12-09 | 2019-07-23 | 株式会社普利司通 | 重载用轮胎 |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP9190214A patent/JPH1134182A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6896930B2 (en) * | 2002-04-18 | 2005-05-24 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing a polyester fiber cord for reinforcing rubber materials |
| WO2006093182A1 (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-08 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ゴム補強用ポリエステルコードおよびその製造方法 |
| WO2007072703A1 (ja) * | 2005-12-22 | 2007-06-28 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | ポリエステルタイヤキャッププライコードおよびその製造方法 |
| JP2012523341A (ja) * | 2009-04-09 | 2012-10-04 | ソシエテ ド テクノロジー ミシュラン | ベルトが熱可塑性ポリマーフィルムにより補強された空気入りタイヤ |
| US9186871B2 (en) | 2009-04-09 | 2015-11-17 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Pneumatic tire, the belt of which is reinforced by a thermoplastic polymer film |
| CN110049881A (zh) * | 2016-12-09 | 2019-07-23 | 株式会社普利司通 | 重载用轮胎 |
| CN110049881B (zh) * | 2016-12-09 | 2021-06-08 | 株式会社普利司通 | 重载用轮胎 |
| WO2019124502A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | Toyo Tire株式会社 | ゴム組成物、及び空気入りタイヤ |
| JPWO2019124502A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2020-11-19 | Toyo Tire株式会社 | ゴム組成物、及び空気入りタイヤ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1559587B1 (en) | Agricultural or industrial tire with reinforced rubber composition | |
| JP3372311B2 (ja) | ラジアルプライ空気入りタイヤ | |
| EP2042347A1 (en) | Pneumatic tire | |
| JPH10138720A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| KR20050002580A (ko) | 폴리에스터 코드 및 런플랫 타이어에서의 그의 용도 | |
| CA1061025A (en) | High-modulus rubber composition for pneumatic tires | |
| AU665111B2 (en) | Tire with apex rubber blend | |
| US20090151838A1 (en) | Tire containing an internal cord reinforced rubber component | |
| JPH05104678A (ja) | ベルト部耐久性を改良した空気入りラジアルタイヤ | |
| JP2716651B2 (ja) | インスレーション用ゴム組成物および空気入りタイヤ | |
| JP6208438B2 (ja) | 空気入り安全タイヤ | |
| JPH1134182A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| EP0677546B1 (en) | Rubber/polyester cord composite and tire with component thereof | |
| US3411970A (en) | Formation of laminates of rubber and cord | |
| CA1211696A (en) | Pneumatic tire with belt reinforcement | |
| EP2033811B1 (en) | Pneumatic tire | |
| JP3320004B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH10193910A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JP3868062B2 (ja) | ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維とクロロプレンゴムとの接着方法 | |
| JP3090185B2 (ja) | ゴム/コード複合体 | |
| US2798526A (en) | Tubeless tire | |
| JP2923807B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
| JPH11263102A (ja) | 空気入りタイヤ | |
| JPH06344466A (ja) | 乗用車用空気入りラジアルタイヤおよびその製造方法 | |
| JP3229388B2 (ja) | 空気入りタイヤ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040416 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051201 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051206 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060328 |