JPH11342045A - マットレス装置およびベッド装置 - Google Patents

マットレス装置およびベッド装置

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JPH11342045A
JPH11342045A JP10217345A JP21734598A JPH11342045A JP H11342045 A JPH11342045 A JP H11342045A JP 10217345 A JP10217345 A JP 10217345A JP 21734598 A JP21734598 A JP 21734598A JP H11342045 A JPH11342045 A JP H11342045A
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茂 池田
Noboru Sasaki
登 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は床板上に仰臥した利用者を診察し
たり、介護する場合、診察者や介護者が利用者の身体を
容易に動かすことができるベッド装置を提供することに
ある。 【解決手段】 ベッドフレ−ム5を有し、このベッドフ
レ−ムには床板21が設けられるベッド装置において、
上記床板の幅方向両側部のうちの少なくとも一側部に上
記ベッドフレ−ムの幅方向内方へ凹んで形成された凹部
24と、上記床板の上記凹部と対応する部分に設けられ
この凹部に対して突没自在かつ突出方向に弾性的に付勢
された支持体61と、上記床板上に載置されるとともに
少なくとも上記凹部に対応する部分に圧縮変形可能な補
助部材が設けられたマットレス装置51とを具備したこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自力で身体を動か
すことが不自由な病人や老人などを長期にわたって就寝
させるのに適したベッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、病院などに老人や病人などの
自力で身体を自由に動かすことができない利用者が入院
した場合には病院用のベッド装置が用いられる。この種
のベッド装置には種々のタイプがあるが、その1つとし
て起床式のベッド装置が知られている。
【0003】起床式のベッド装置は、周知のようにベッ
ドフレ−ムを有し、このベッドフレ−ム上に複数の床部
に分割された床板が設けられている。複数の床部のうち
の1つは上記フレ−ムに固定され、利用者の上半身に対
応する床部は駆動機構によって起伏駆動されるようにな
っている。
【0004】したがって、利用者は自力で上半身を起こ
すことができなくとも、上記駆動機構によって床部を起
上させることで、上半身を起こすことができるから、食
事や読書などをするときに便利である。
【0005】ところで、ベッド装置上に横たわった利用
者は定期的に診察を受けたり、排泄のための介護をして
もらわなければならないことがある。診察や介護を受け
る際、利用者が自力で身体を動かすことが不自由な場合
には、診察者や介護者が利用者の身体を部分的に持ち上
げたり、寝返りを打たせるなどのことを行わなければな
らない。
【0006】利用者の身体を部分的に持ち上げたり、寝
返りを打たせるなどの作業を行う場合、診察者や介護者
は、身体をできるだけ利用者に接近させた方がその作業
がし易く、たとえば身体を利用者から離した状態でその
ような作業を行うと、力が入りにくいため、作業がしに
くいということがあったり、作業者の腰に大きな負担が
掛るため、腰を痛めるなどのことがある。
【0007】そこで、利用者を介護する場合、診察者や
介護者は身体を利用者にできるだけ近付けて作業した方
がよい。しかしながら、ベッド装置の床板は所定の幅寸
法を有するから、利用者がその床板の幅方向中央部分や
幅方向一端部側に仰臥しているような場合には、診察者
や介護者は上記床板の幅方向他端側から身体を利用者に
十分に近付けることができない状態で作業をしなければ
ならないことがある。そのため、その作業がしにくかっ
たり、腰を痛めるなどのことがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のベ
ッド装置は床板上に仰臥した利用者を診察したり、介護
するなどの作業を行う場合、上記床板が所定の幅寸法を
有するから、利用者が仰臥している位置によっては利用
者に身体を十分に接近させて作業を行うことができない
ため、その作業がしにくかったり、腰に負担が掛かるな
どのことがあった。
【0009】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とすることは、利用者の診察や介護などを
する場合、身体を利用者に十分に接近させることができ
るようにしたベッド装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、クッ
ション体を袋状に形成された布製の外装体によって被覆
して形成されるマットレス装置において、上記クッショ
ン体は、本体部と、この本体部の幅方向両側の少なくと
も一側部に設けられ上記幅方向に圧縮変形可能な補助部
材とからなることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記本体部の少なくとも幅方向一側には窪み部が形
成され、この窪み部に上記補助部材が設けられることを
特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、ベッドフレ−ムを有
し、このベッドフレ−ムには床板が設けられるベッド装
置において、上記床板の幅方向両側部のうちの少なくと
も一側部に上記ベッドフレ−ムの幅方向内方へ凹んで形
成された凹部と、上記床板の上記凹部と対応する部分に
設けられこの凹部に対して弾性的に突没自在な支持手段
と、上記床板上に載置されるとともに少なくとも上記凹
部に対応する部分が上記床板の幅方向に圧縮変形可能な
マットレス装置とを具備したことを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、上記床板は複数の床部に分割されていて、この床板
の幅方向端部には、1つの床部の端面に取り付け固定さ
れる取付部及びこの取付部に回動自在に連結されるとと
もに上記1つの床部と隣り合う床部に連結された回動部
とを有する支持部材が設けられていることを特徴とす
る。
【0014】請求項5の発明は、請求項4または請求項
5の発明において、上記床板の凹部が形成された部分の
下面側には、この床板の幅方向に沿ってガイド体が設け
られ、このガイド体にはスライダが所定の範囲内でスラ
イド自在かつ一端を上記凹部に臨ませて設けられ、この
スライダの一端には上記支持手段が設けられ、他端側と
上記ガイド体との間にはこのガイド体を弾性的にスライ
ドさせるばねが設けられていることを特徴とする。
【0015】請求項1と請求項2の発明によれば、クッ
ション体の側部に圧縮変形可能な補助部材を設けるよう
にしたことで、介護者はこの補助部材を圧縮変形させる
ことで、身体をマットレス装置上の利用者に近づけるこ
とができる。
【0016】請求項3の発明によれば、床板に形成され
た凹部には支持手段が弾性的に突没自在に設けられ、マ
ットレス装置の上記凹部に対応する部分は床板の幅方向
に圧縮変形可能であるから、介護者は上記マットレス装
置の上記凹部に対応する部分を圧縮変形させながら上記
支持手段を没入方向へ弾性的に押し込むことで、身体を
利用者に近づけることができ、しかも通常は上記補助部
材が上記支持手段によって保持されているから、この補
助部材によって利用者の支持状態が損なわれることがな
い。
【0017】請求項4の発明によれば、床板を複数の床
部に分割した場合、隣り合う床部を取付部と回動部とを
有する支持部材によって連結するようにしたことで、た
とえば背上げ式のベッド装置用の床板などにおいて、隣
り合う床部を簡単かつ確実に回動自在に連結することが
できる。
【0018】請求項5の発明によれば、支持手段を、床
板の凹部が形成された部分の下面側にガイド体にスライ
ド自在に設けられたスライダに連結し、このスライダを
ばねによって弾性的に支持したから、上記支持体を突没
方向に対して円滑にしかも確実に変位させることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1乃至図6はこの発明の第1
の実施の形態を示し、図5と図6に示すベッド装置は下
面四隅部に脚2が設けられたベ−スフレ−ム1を備えて
いる。このベ−スフレ−ム1の四隅部には取付部3が設
けられ、各取付部3には上下駆動ア−ム4の一端が回動
自在に連結されている。各上下駆動ア−ム4の他端はベ
ッドフレ−ム5に連結されている。
【0020】つまり、ベッドフレ−ム5の両側の長手方
向両端部にはそれぞれブラケット6が垂設されている。
ベッドフレ−ム5の幅方向において対応する各一対のブ
ラケット6には横軸7が回転自在に架設されている。各
横軸7には上記上下駆動ア−ム4の他端が固着されてい
る。
【0021】上記一対の横軸7は図示しない上下駆動機
構によって回転駆動されるようになっている。横軸7が
回転駆動されれば、上記上下駆動ア−ム4が起伏駆動さ
れる。それによって、上記ア−ム4の他端に連結された
ベッドフレ−ム5が上下駆動されるようになっている。
【0022】上記ベッドフレ−ム5は、その長手方向に
沿う一対の長尺杆8と幅方向に沿う一対の短尺杆(図示
せず)との端部を連結部材11によって連結した矩形枠
状をなしている。長手方向一端側に位置する一対の連結
部材11にはヘッドボ−ド枠12が取り付けられ、他端
側に位置する一対の連結部材11にはフットボ−ド枠1
3が取り付けられている。
【0023】上記ベッドフレ−ム5の上面には床板21
が設けられている。この床板21はベッドフレ−ム5の
長手方向に沿って分割された5つの床部22a〜22e
からなる。この床板21の長手方向中央部分は上記ベッ
ドフレ−ム5に固定された固定床部22aとなってい
て、この固定床部22aの一側には腰床部22bと背床
部22cとが順次回動自在に連結されている。上記固定
床部22aの他側には第1の脚床部22dと第2の脚床
部22eとが順次回動自在に連結されている。
【0024】上記各床部22a〜22eは合成樹脂をブ
ロ−成形して中空状に形成されていて、互いに回動自在
に連結される端部は図1や図3に示すように凹部23a
と凸部23bとが交互に形成された凹凸状になってい
る。つまり、隣り合う床部は互いの凹部23aと凸部2
3bとを組み込み、その部分が図3に示す中空連結軸2
0によって回動自在に連結されている。さらに、床板2
1の上面には図1に示すように長手方向に沿う凸条23
cが幅方向に所定間隔で形成されている。
【0025】上記床板21の幅方向両側の長手方向中央
部には平面形状が矩形状の凹部24が形成されている。
つまり、上記凹部24は固定床部22aをその両側の腰
床部22bおよび第1の脚床部22dよりも短尺にする
とともに、腰床部22bと第1の脚床部22dの上記固
定床部22aに隣接する部分を角型に除去することで、
固定床部22a,腰床部22bおよび第1の脚床部22
dにわたって矩形状に形成されている。
【0026】なお、上記ベッドフレ−ム5の一対の長尺
杆8の間隔は図1に示すように上記固定床部22aの長
さ寸法とほぼ同じ幅寸法に設定されている。それによっ
て、上記長尺杆8は上記凹部24に露出することがな
い。
【0027】図5に示すように、上記ベッドフレ−ム5
の下面側には背上げ駆動機構41が設けられている。こ
の背上げ駆動機構41は一側面に駆動源40が設けられ
たボックス42を有し、このボックス42の一端側と他
端側とにはそれぞれ軸線をベッドフレ−ム5の幅方向に
沿わせた第1の駆動軸43と第2の駆動軸44とが設け
られている。
【0028】ヘッドボ−ド枠12側に位置する第1の駆
動軸43には第1のア−ム45の一端が固着されてい
る。この第1のア−ム45の他端部には一対の第1のロ
−ラ46が所定間隔で回転自在に設けられている。この
ロ−ラ46は上記背床部22cの下面に設けられた断面
コ字状のレ−ル47に転動自在に係合している。
【0029】上記第2の駆動軸44には第2のア−ム4
8の一端が連結されている。この第2のア−ム48の他
端には第2のロ−ラ49が回転自在に設けられている。
この第2のロ−ラ49は上記第1の脚床部22dの下面
に当接している。
【0030】上記第1の駆動軸43と第2の駆動軸44
は上記背上げ駆動機構41によって回転駆動されるよう
になっている。第1の駆動軸43が回転駆動されて第1
のア−ム45が起上方向に回動すると、腰床部22bと
背床部22cとが起上させられる。第2の駆動軸44が
回転駆動されて第2のア−ム48が起上方向に回動する
と、第1の脚床部22dが起上方向に駆動され、この第
1の脚床部22dに第2の脚床部22eが連動する。
【0031】第2の脚床部22eとベッドフレ−ム5と
の間にはリンク38が回動自在に設けられている。それ
によって、第2の脚床部22eは第1の脚床部22dに
連動した状態、つまり第1の脚床部22dとでほぼへの
字状をなした状態で保持されるようになっている。
【0032】上記床板21上にはマットレス装置51が
載置される。このマットレス装置51は図4に示すよう
にクッション体52を袋状に縫製された布製の外装体5
2aに収容されてなる。
【0033】上記クッション体52は、発泡ウレタンフ
ォーム、サイザル繊維あるいは圧縮成形された綿などの
弾性材料によってほぼ矩形状に形成された本体部53
と、この本体部53の両側の長手方向中途部に形成され
た凹状の窪み部54に接着固定された補助部材55とか
らなる。この補助部材55は上記本体部53よりも十分
に軟質になるよう発泡成形されたウレタンフォームなど
によって形成されていて、幅方向(マットレス装置51
の幅方向と同方向)に圧縮変形し易いよう、その側面だ
けが上記窪み部54の内側面に接着され、両端面は接着
されていない。
【0034】さらに、上記補助部材55には上下方向に
貫通する複数の中空部57が形成されている。そのこと
によっても、補助部材55は厚さ方向に圧縮変形し易い
ようになっている。なお、補助部材55に中空部57は
形成しなくてもよい。
【0035】上記マットレス装置51の両側に設けられ
た補助部材55は、このマットレス装置51の左右方向
および前後方向において対称形状に形成されている。そ
れによって、床板21上に載置されたマットレス装置5
1を裏返したり、前後の向きを変えて使用しても、床板
21の凹部24に対してマットレス装置51の補助部材
55の位置がずれることがないようになっている。
【0036】上記床板21の凹部24には支持手段とし
ての支持体61が弾性的に変位自在に設けられている。
この支持体61は、図3(a)に示すように帯状の連結
プレート62の長手方向両端に一端が連結された一対の
ガイドロッド63および中央に一端が連結されたストッ
パロッド64からなる。一対のガイドロッド63は上記
固定床部22aに背床部22cおよび第1の脚床部22
dを回動自在に連結した一対の中空連結軸20にスライ
ド自在に挿入されている。つまり、中空連結軸20の端
部が上記支持体61をスライド自在に保持するガイド部
となっている。
【0037】上記中空連結軸20にはばね65が収容さ
れている。このばね65は上記ガイドロッド63の末端
と、上記中空連結軸20に設けられたピン66との間に
設けられ、上記支持体61を上記凹部24に突出するよ
う弾性的に付勢している。つまり、支持体61は図3
(a)に実線で示すように上記凹部24に突出した状態
から上記ばね65の付勢力に抗して矢印方向に押し込む
ことができるようになっている。
【0038】上記ストッパロッド64は上記固定床部2
2aの一側面および下面に開放して形成されたスライド
溝66にスライド自在に挿入されている。このスライド
溝66には図3(b)に示すように段部67が形成さ
れ、この段部67には上記ストッパロッド64の末端に
設けられたストッパ68が係合している。それによっ
て、上記ストッパロッド64の突出方向の位置が規制さ
れるから、上記支持体61が上記固定床部22aから抜
出するのを阻止している。
【0039】なお、上記固定床部22aの端部下面には
上記スライド溝66を閉塞してストッパロッド64がス
ライド溝66から外れるのを防止する押え板69が設け
られている。
【0040】上記構成のベッド装置によれば、床板21
の両側の長手方向中途部には幅方向に凹んだ凹部24が
形成され、マットレス装置51のクッション体52の長
手方向中央部分の幅方向両側は補助部材55によって形
成されている。
【0041】上記マットレス装置51の補助部材55は
圧縮変形可能な柔らかさであるが、その補助部材55の
下面側は上記床板21の凹部24に突出した支持体61
によって支持されている。
【0042】そのため、支持体61によって支持された
補助部材55は、荷重によって変形し過ぎるようなこと
がないから、通常のベッド面の一部として有効に利用す
ることができる。つまり、補助部材55を設けること
で、マットレス装置55の有効使用面積が減少するとい
うことがない。しかも、補助部材55は本体部53の窪
み部54に接着固定され、本体部53と一体化されてい
るから、そのことによっても利用者に与える違和感を減
少させ、寝心地の低下を招くのが防止される。
【0043】一方、マットレス装置51上に仰臥した図
示しない老人や病人などの利用者を診察したり、介護す
る場合、診察者や介護者は床板21の凹部24に突出し
た支持体61の連結プレート62と、マットレス装置5
1の支持体61上に載置された補助部材55とを身体の
一部、たとえば太腿の部分で押圧する。それによって、
上記支持体61がばね65の付勢力に抗して没入方向へ
スライドするとともに、マットレス装置51の補助部材
55が圧縮変形されるから、診察者や観察者は床板21
の凹部24内へ入り込み、マットレス装置51に横臥し
た利用者に近付くことができる。
【0044】それによって、診察者や介護者は、利用者
の身体を部分的に持ち上げたり、寝返りを打たせるなど
の作業を、腰に負担が掛かることのない態勢で容易に行
うことができる。しかも、マットレス装置51の補助部
材55には中空部57が形成されていることで圧縮変形
し易くなっているから、そのことによっても診察者や介
護者は凹部24内へ入り込み易い。
【0045】さらに、足腰が弱った利用者がマットレス
装置51上から降りる場合、床板21の凹部24の箇所
から降りるようにする。それによって、利用者が立ち上
がるとき、利用者の大腿部が支持体61や補助部材55
によって弾性的に保持されるから、保持されない場合に
比べて立ち上がるときの安定性が得られる。
【0046】つまり、上記構成のベッド装置によれば、
利用者を診察したり、介護する場合には床板22の凹部
24に突出した支持体61をばね65の復元力に抗して
弾性的に押し込むと同時に、マットレス装置51の補助
部材55を圧縮変形させる。それによって、診察者や介
護者は上記凹部24に入り込んで利用者に近付くことが
できるから、診察や介護を楽な姿勢で容易に行うことが
可能となる。
【0047】図7乃至図9はこの発明の第2の実施の形
態を示す。この実施の形態は床板21の5つの床部22
a〜22eの隣り合う側面の一方にはコ字状の第1の連
結具71が設けられ、他方には上記連結具71に連結軸
72によって回動自在に連結される舌片73が設けら
れ、それによって5つの床部が互いに回動自在に連結さ
れている。
【0048】ベッドフレーム5に固定される固定床部2
2aは、その下面側が開放していて、長手方向両端部内
にはケース74(一方のみ図示)が設けられている。こ
のケース74には支持体61Aが設けられている。この
支持体61Aは上記第1の実施の形態と同様、連結プレ
ート62の両端にガイドロッド63が連結されるととも
に、中央部にはストッパロッド64が連結されている。
【0049】上記ケース74には一対のガイド筒75が
一端面を上記固定床部22aの端面に開口させて設けら
れ、さらに固定床部22aの一対のガイド筒75の間の
部分にはスライド溝66が上記ケース74の端面および
下面に開放して形成されている。
【0050】上記ガイド筒75には上記支持体61Aの
一対のガイドロッド63がスライド自在に挿通され、上
記スライド溝66には上記ストッパロッド64がスライ
ド自在に挿通されている。
【0051】上記ガイド筒75には支持体61Aを突出
方向に弾性的に付勢したばね65が収容され、上記スラ
イド溝66には上記ストッパロッド64の末端に設けら
れたストッパ68が係合して支持体61Aの突出方向へ
のスライド位置を規制する段部67が形成されている。
上記スライド溝66の一端部は押え板69によって閉塞
され、それによって上記スライド溝66からストッパロ
ッド64が外れるのを阻止している。
【0052】なお、床板21には、上記固定床部22a
の長さ寸法を他の床部よりも短くすることで、その長手
方向両端に凹部24Aが形成されている。このような構
成においても、上記第1の実施の形態と同様、支持体6
1Aをばね65の付勢力に抗して押し込みながらマット
レス装置51の補助部材55を圧縮変形させることで、
診察者や介護者は床板21の凹部24Aに入り込むこと
ができる。
【0053】図10はこの発明の第3の実施の形態を示
すマットレス装置51Aの変形例である。この実施の形
態のマットレス装置51Aは、本体部53の幅方向両側
に長手方向全長にわたって補助部材55を設けることで
クッション体52を形成するようにしたものである。
【0054】このような構成のマットレス装置51Aに
よれば、上記第1の実施の形態に示されたベッド装置の
床板21上に載置して利用することができるばかりか、
マットレス装置51Aの幅寸法を床板21の幅寸法より
も大きくし、その両側部の補助部材55を床板22の幅
方向から突出させるようにすれば、診察者や介護者は床
板の幅方向のどの位置からでも、上記補助部材55を圧
縮変形させて利用者に近付くことができる。
【0055】なお、この第3の実施の形態の変形例とし
て、補助部材55をマットレス装置51Aの幅方向一側
だけに設けるようにしてもよい。図11は第1の実施の
形態において用いられた補助部材55Aの変形例で、こ
の補助部材55Aは軟質シート81の間に硬質シート8
2と介在させ、これらを一体的に接着固定して形成する
ようにした。
【0056】このような構成によれば厚さ方向には軟質
シート81の柔らかさによって圧縮変形し易いが、上下
方向には硬質シート82の硬さによって変形しにくくな
るから、通常の使用時における支持性能を向上させるこ
とができる。
【0057】図12乃至図14はこの発明の第5の実施
の形態を示す。この実施の形態は、第2の実施の形態に
示された床板21の固定床部22aの下面側に、その幅
方向全長にわたる長さでチャンネル部材からなるガイド
体81が設けられている。また、固定床部22aの幅方
向両端には保持部材82が取り付けられる。
【0058】上記ガイド体81には図13と図14に示
すように一対のスライダ83がスライド自在に設けられ
ている。このスライダ83は角筒部83a及びこの角筒
部83aのほぼ半分の形状のコ字状部83bとからな
る。上記角筒部83aの両側壁には長手方向に沿って所
定の長さの長孔84が形成され、上記コ字状部83bの
端部には支軸85が設けられている。
【0059】上記ガイド体81の一端側と他端側にはそ
れぞれガイド軸86が幅方向に架設され、各ガイド軸8
6は上記ガイド体81に設けられたスライダ83の長孔
84に挿通されている。したがって、上記スライダ83
は上記長孔84の範囲内でスライド可能となっている。
【0060】上記支軸85と上記ガイド軸86との間に
はコイルばね87が張設されている。したがって、各ス
ライダ83は図14(a)に示すように、上記コイルば
ね87によって一端部がガイド体81から突出した状態
で弾性的に保持されている。
【0061】上記スライダ83の一端部は図12に示す
ように、上記保持部材82に形成された溝部82aに通
されて床板21の凹部24に突出し、その端面には支持
体61Bが設けられている。
【0062】上記支持体61Bは、上記スライダ83の
端面に長手方向中途部の内面が固着された連結プレート
87を有し、この連結プレート87の下端面にはロッド
をコ字状に曲成したコ字状杆88の中途部が固着され、
上端面には3本の支持杆89の一端部が固着されてい
る。
【0063】上記コ字状杆88の両端部と上記支持杆8
9の他端部とは上記保持部材82に形成された通孔90
にスライド自在に挿通支持されている。上記構成によれ
ば、支持体61Bを、ガイド体81にスライド自在に設
けられたスライダ83に取り付けるようにしたから、上
記支持体61Bのスライド変位が円滑に行われる。しか
も、支持体61Bを凹部24に没入する方向へ変位させ
たときに、突出方向への復元力を与えるコイルばね87
を上記ガイド体81内に設けたから、全体の構成をコン
パクト化することができる。
【0064】この第5の実施の形態において、固定床部
22aを合成樹脂で成形する場合、上記ガイド体81を
別部材とせずに、固定床部22aと一体成形するように
してもよい。
【0065】図15はこの発明の第6の実施の形態で、
この実施の形態は第5の実施の形態で用いられたコイル
ばね87に代わり、ガススプリング91を用いるように
した。すなわち、ガイド体81にスライド自在に支持さ
れた一対のスライダ83Aは角筒部83aだけからな
り、一対のスライダ83Aの上記ガイド体81内に位置
する端部に上記ガススプリング91の一端と他端とが連
結れている。
【0066】上記ガススプリング91は一対のスライダ
83Aの支持体61B(図12に示すものと同じ構成)
が設けられた端部が上記ガイド体81から突出した状態
で、これらスライダ83Aを弾性的に保持し、没入方向
に変位させると、上記ガススプリング91が圧縮されて
復元力を生じるようになっている。なお、スライダ83
Aのスライド範囲は長孔84及びガイド軸86によって
制限されていることは上記第5の実施の形態と同じであ
る。
【0067】図16はこの発明の第7の実施の形態で、
この実施の形態は第5の実施の形態のコイルばね87に
代わりぜんまいばね92が用いられている点で相違し、
他の構成は同じである。
【0068】つまり、スライダ83のコ字状部83bの
先端部に設けられた支軸85には上記ぜんまいばね92
が保持され、このぜんまいばね92の先端がガイド軸8
6に連結されている。
【0069】したがって、スライダ83が没入方向へス
ライド変位する際、上記ぜんまいばね92が復元力に抗
して伸張するから、没入させるためにスライダ83に付
与した力を除去するれば、突出方向へ自動的に復元する
ようになっている。
【0070】図17はこの発明の第8の実施の形態を示
す。この実施の形態は、図12乃至図14に示す第5の
実施の形態とほぼ同じであるが、固定床部22bの幅方
向両端に設けられる保持部材82Aの形状が異なる。
【0071】すなわち、保持部材82Aは上記固定床部
22aの端面に取付け固定される取付け部91を有す
る。この取付け部91は厚肉部92aの両端に薄肉部9
2bが形成され、この薄肉部92b上に上記固定床部2
2aに隣接する腰床部22bと第1の脚床部22dとの
幅方向一端部が位置するようになっている。
【0072】上記厚肉部92aの両端部にはレバー状の
回動部93の一端がピン94によって回動自在に連結さ
れている。各回動部93は、上記薄肉部92b上に位置
する腰床部22bと第1の脚床部22dの幅方向端部の
上面にそれぞれ図示しないねじによって連結固定されて
いる。
【0073】上記厚肉部92aの両端部には取付孔94
が厚さ方向に貫通して形成され、この取付孔94に挿通
される図示しないねじによって上記保持部材82Aはベ
ッドフレーム8に取り付け固定されている。
【0074】上記構成によれば、支持体61Bをスライ
ド自在に支持するための保持部材82Aを、上記固定床
部22aに対して、この固定床部22aに隣接する腰床
部22bと第1の脚床部22cとを、回動自在に連結す
る連結部材としても利用することができる。
【0075】この発明は上記各実施の形態に限定され
ず、種々変形可能である。たとえばマットレス装置の本
体部はウレタンフォームやサイザルなどの弾性材料に代
わり、スプリングによって形成されたスプリングユニッ
トであってもよい。さらに、本体部の窪み部に設けられ
る補助部材は本体部に比べて軟らかな材料に限られず、
本体部と同じ硬さの弾性材料や硬い材料であっても、幅
方向に圧縮変形し易い形状、たとえば中空状などの形状
とすれば、補助部材として使用することができる。
【0076】さらに、マットレス装置としてはエアーマ
ットレス、ウオータマットレス、ポリウレタンフォー
ム、とくに低反発のものなどであってもよく、要は支持
体の変位によって幅方向内方へ弾性的に変形できる構成
のものであればよい。
【0077】しかも、マットレス装置を比較的硬質の弾
性材料で形成した場合、その弾性材料の床板の凹部に対
応する部分に、厚さ方向に貫通する複数の孔を穿設して
おけば、その部分を幅方向内方へ弾性変形させることが
可能となる。
【0078】
【発明の効果】請求項1と請求項2の発明によれば、ク
ッション体の側部に圧縮変形可能な補助部材を設けるよ
うにしたことで、介護者はこの補助部材を圧縮変形させ
ることで、身体をマットレス装置上の利用者に近づける
ことができる。
【0079】したがって、利用者の介護や診察を楽な姿
勢で容易に行うことが可能となる。請求項3の発明によ
れば、床板に形成された凹部には支持手段が突出方向に
弾性的に付勢され、マットレス装置の少なくとも上記凹
部に対応する部分を圧縮変形可能とした。
【0080】そのため、介護者や診察者などは上記マッ
トレス装置の上記凹部に対応する部分を圧縮変形させな
がら上記支持手段を没入方向へ弾性的に押し込むこと
で、身体を利用者に近づけることができるから、利用者
の介護や診察を利用者に身体を近付けて楽な姿勢で容易
に行うことができ、しかも通常は上記補助部材が上記支
持手段によって保持されているから、マットレス装置に
補助部材を設けるようにしても、利用者の支持状態が損
なわれることがない。
【0081】請求項4の発明によれば、床板を複数の床
部に分割した場合、隣り合う床部を取付部と回動部とを
有する支持部材によって連結するようにした。そのた
め、たとえば背上げ式のベッド装置用の床板などにおい
ては、隣り合う床部を簡単かつ確実に回動自在に連結す
ることができる。
【0082】請求項5の発明によれば、床板の凹部が形
成された部分の下面側にガイド体を設け、このガイド体
にスライド自在にスライダを設け、このスライダに支持
手段を連結するとともに、このスライダをばねによって
弾性的に支持したから、上記支持体を突没方向に対して
円滑にしかも確実に変位させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の全体構成を示す
ベッド装置の平面図。
【図2】同じく要部の斜視図。
【図3】(a)は同じく床板の支持手段が設けられた部
分を一部断面して下面側から見た平面図、(b)は同じ
く図3(a)のA−A線に沿う断面図、(c)は同じく
図3(b)のB−B線に沿う断面図。
【図4】同じくマットレス装置の外装体の一部を除去し
た斜視図。
【図5】同じくベッド装置の側面図。
【図6】同じくベッド装置の縦断面図。
【図7】この発明の第2の実施の形態を示すベッド装置
の平面図。
【図8】同じく支持体が設けられた部分の斜視図。
【図9】(a)は同じく図8のX−X線に沿う断面図、
(b)は同じくY−Y線に沿う断面図。
【図10】この発明の第3の実施の形態を示す外装体の
一部を除去したマットレス装置の斜視図。
【図11】この発明の第4の実施の形態を示す本体部の
斜視図。
【図12】この発明の第5の実施の形態を示す固定床部
の裏面側を示す斜視図。
【図13】同じくガイド体とスライダの分解斜視図。
【図14】(a)は同じくガイド体とスライダとの組立
て状態の平面図、(b)は同じくスライダをガイド体内
へスライドさせた状態の平面図。
【図15】この発明の第6の実施の形態を示すガイド体
とスライダとの組立て状態の平面図。
【図16】この発明の第7の実施の形態を示すガイド体
とスライダとの組立て状態の平面図。
【図17】この発明の第8の実施の形態を示す固定床部
の幅方向両端に設けられる一対の保持部材の斜視図。
【符号の説明】
5…ベッドフレーム 21…床板 24…凹部 51…マットレス装置 52…クッション体 52a…外装体 53…本体部 55…補助部材 61…支持体(支持手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション体を袋状に形成された布製の
    外装体によって被覆して形成されるマットレス装置にお
    いて、 上記クッション体は、本体部と、この本体部の幅方向両
    側の少なくとも一側部に設けられ上記幅方向に圧縮変形
    可能な補助部材とからなることを特徴とするマットレス
    装置。
  2. 【請求項2】 上記本体部の少なくとも幅方向一側には
    窪み部が形成され、この窪み部に上記補助部材が設けら
    れることを特徴とする請求項1記載のマットレス装置。
  3. 【請求項3】 ベッドフレ−ムを有し、このベッドフレ
    −ムには床板が設けられるベッド装置において、 上記床板の幅方向両側部のうちの少なくとも一側部に上
    記ベッドフレ−ムの幅方向内方へ凹んで形成された凹部
    と、 上記床板の上記凹部と対応する部分に設けられこの凹部
    に対して弾性的に突没自在な支持手段と、 上記床板上に載置されるとともに少なくとも上記凹部に
    対応する部分が上記床板の幅方向に圧縮変形可能なマッ
    トレス装置とを具備したことを特徴とするベッド装置。
  4. 【請求項4】 上記床板は複数の床部に分割されてい
    て、この床板の幅方向端部には、1つの床部の端面に取
    り付け固定される取付部及びこの取付部に回動自在に連
    結されるとともに上記1つの床部と隣り合う床部に連結
    された回動部とを有する支持部材が設けられていること
    を特徴とする請求項3記載のベッド装置。
  5. 【請求項5】 上記床板の凹部が形成された部分の下面
    側には、この床板の幅方向に沿ってガイド体が設けら
    れ、このガイド体にはスライダが所定の範囲内でスライ
    ド自在かつ一端を上記凹部に臨ませて設けられ、このス
    ライダの一端には上記支持手段が設けられ、他端側と上
    記ガイド体との間にはこのガイド体を弾性的にスライド
    させるばねが設けられていることを特徴とする請求項3
    または請求項4に記載のベッド装置。
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