JPH11342677A - 熱転写シ―ト - Google Patents
熱転写シ―トInfo
- Publication number
- JPH11342677A JPH11342677A JP11048403A JP4840399A JPH11342677A JP H11342677 A JPH11342677 A JP H11342677A JP 11048403 A JP11048403 A JP 11048403A JP 4840399 A JP4840399 A JP 4840399A JP H11342677 A JPH11342677 A JP H11342677A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- resin
- transfer sheet
- wax
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 箔持ち性と転写感度がともに優れ、かつ、剥
離音が高くなることなく良好な印字が行える熱転写シー
トを提供する。 【解決手段】 基材の一方の面に、少なくともウレタン
樹脂の微粒子を10重量%以上60重量%以下の範囲で
含有するプライマー層を介して熱溶融性インキ層を形成
することにより熱転写シートを構成する。
離音が高くなることなく良好な印字が行える熱転写シー
トを提供する。 【解決手段】 基材の一方の面に、少なくともウレタン
樹脂の微粒子を10重量%以上60重量%以下の範囲で
含有するプライマー層を介して熱溶融性インキ層を形成
することにより熱転写シートを構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写シートに係
り、特に箔持ち性と転写性及びに優れた熱転写シートに
関する。
り、特に箔持ち性と転写性及びに優れた熱転写シートに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターやワードプロセッ
サー等の出力プリント等に、熱溶融転写方式を利用した
熱転写シートが使用されている。一般に、熱溶融転写方
式を利用した熱転写シートは、基材として厚さ3〜20
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、バ
インダに着色剤を分散させた熱溶融性インキを基材に塗
布して熱溶融性インキ層を形成したものである。
サー等の出力プリント等に、熱溶融転写方式を利用した
熱転写シートが使用されている。一般に、熱溶融転写方
式を利用した熱転写シートは、基材として厚さ3〜20
μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、バ
インダに着色剤を分散させた熱溶融性インキを基材に塗
布して熱溶融性インキ層を形成したものである。
【0003】従来の熱転写シートでは、熱溶融性インキ
層のバインダとして樹脂を使用したもの、ワックスを使
用したものがある。バインダとして樹脂を使用した熱溶
融性インキ層を備える熱転写シートは、基材への熱溶融
性インキ層の密着性(箔持ち性)が良好で、形成された
画像の耐擦過性が高いものであるが、転写感度が低くラ
フ紙対応が不十分であり、印字画像の耐溶剤性が低いと
いう欠点があった。一方、バインダとしてワックスを使
用した熱溶融性インキ層を備える熱転写シートは、転写
感度が良好でラフ紙に対して良好な画像形成を行うこと
ができ、印字画像は耐溶剤性に優れるものであるが、基
材への熱溶融性インキ層の箔持ち性が不十分であり、画
像の耐擦過性が低いという欠点があった。
層のバインダとして樹脂を使用したもの、ワックスを使
用したものがある。バインダとして樹脂を使用した熱溶
融性インキ層を備える熱転写シートは、基材への熱溶融
性インキ層の密着性(箔持ち性)が良好で、形成された
画像の耐擦過性が高いものであるが、転写感度が低くラ
フ紙対応が不十分であり、印字画像の耐溶剤性が低いと
いう欠点があった。一方、バインダとしてワックスを使
用した熱溶融性インキ層を備える熱転写シートは、転写
感度が良好でラフ紙に対して良好な画像形成を行うこと
ができ、印字画像は耐溶剤性に優れるものであるが、基
材への熱溶融性インキ層の箔持ち性が不十分であり、画
像の耐擦過性が低いという欠点があった。
【0004】上記の欠点の中で箔持ち性は基材と熱溶融
性インキ層との間にプライマー層を形成して両者の密着
性を高めることで解消できるが、バインダとして樹脂あ
るいはワックスを使用したいずれの場合も、材料に起因
した欠点が存在した。
性インキ層との間にプライマー層を形成して両者の密着
性を高めることで解消できるが、バインダとして樹脂あ
るいはワックスを使用したいずれの場合も、材料に起因
した欠点が存在した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため、バインダと
して樹脂とワックスの双方を使用することにより、両者
の欠点を補い合った熱転写シートが開発されている。例
えば、樹脂として石油樹脂を用い、ワックスとしてカル
ナバワックスを用いた熱溶融性インキ層を備える熱転写
シートが使用されている。ところで、バインダとして樹
脂とワックスを使用しても、基材に対する熱溶融性イン
キ層の箔持ち性と熱溶融性インキ層の転写感度は相反す
るものであり、このため、熱溶融性インキ層の転写感度
を十分なレベルで設定しておき、基材と熱溶融性インキ
層との間にプライマー層を形成することにより箔持ち性
を引き上げることが考えられる。しかし、従来から使用
されていたプライマー層では、バインダとして樹脂とワ
ックスを使用した熱溶融性インキ層と基材との箔持ち性
を良好なレベルまで引き上げることができないという問
題があった。また、箔持ち性の改良を行うにあたり印字
時の剥離音が高くなりすぎないように考慮する必要があ
る。
して樹脂とワックスの双方を使用することにより、両者
の欠点を補い合った熱転写シートが開発されている。例
えば、樹脂として石油樹脂を用い、ワックスとしてカル
ナバワックスを用いた熱溶融性インキ層を備える熱転写
シートが使用されている。ところで、バインダとして樹
脂とワックスを使用しても、基材に対する熱溶融性イン
キ層の箔持ち性と熱溶融性インキ層の転写感度は相反す
るものであり、このため、熱溶融性インキ層の転写感度
を十分なレベルで設定しておき、基材と熱溶融性インキ
層との間にプライマー層を形成することにより箔持ち性
を引き上げることが考えられる。しかし、従来から使用
されていたプライマー層では、バインダとして樹脂とワ
ックスを使用した熱溶融性インキ層と基材との箔持ち性
を良好なレベルまで引き上げることができないという問
題があった。また、箔持ち性の改良を行うにあたり印字
時の剥離音が高くなりすぎないように考慮する必要があ
る。
【0006】本発明は、上記のような実情に鑑みてなさ
れたものであり、箔持ち性と転写感度がともに優れ、か
つ、印字時の剥離音も最適な範囲におさえた熱転写シー
トを提供することを目的とする。
れたものであり、箔持ち性と転写感度がともに優れ、か
つ、印字時の剥離音も最適な範囲におさえた熱転写シー
トを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は基材の一方の面にプライマー層を介
して熱溶融性インキ層を備え、前記プライマー層は少な
くともウレタン樹脂の微粒子を10重量%以上60重量
%以下の範囲で含有するような構成とする。また、本発
明の熱転写シートは、前記プライマー層がウレタン樹脂
の微粒子とともにワックスの微粒子を含有するような構
成とした。また、本発明の熱転写シートは、ウレタン樹
脂微粒子の平均粒径が0.05〜5μmの範囲にあるよ
うな構成とした。
るために、本発明は基材の一方の面にプライマー層を介
して熱溶融性インキ層を備え、前記プライマー層は少な
くともウレタン樹脂の微粒子を10重量%以上60重量
%以下の範囲で含有するような構成とする。また、本発
明の熱転写シートは、前記プライマー層がウレタン樹脂
の微粒子とともにワックスの微粒子を含有するような構
成とした。また、本発明の熱転写シートは、ウレタン樹
脂微粒子の平均粒径が0.05〜5μmの範囲にあるよ
うな構成とした。
【0008】さらに、本発明の熱転写シートは、ウレタ
ン樹脂微粒子のガラス転移温度が−50℃〜50℃の範
囲にあるような構成とした。このような本発明では、プ
ライマー層に含有されるウレタン樹脂の微粒子が基材と
熱溶融性インキ層とを点接着に近い状態で接着させてい
るので箔持ち性を高め、かつ、該構成により転写時には
プライマー層の凝集破壊を促進し、エネルギー量が少な
くても転写感度を向上させる作用をなす。また、プライ
マー層にウレタン樹脂の微粒子を適量配合することによ
り、印字時の剥離音も最適な範囲におさえる作用をな
す。
ン樹脂微粒子のガラス転移温度が−50℃〜50℃の範
囲にあるような構成とした。このような本発明では、プ
ライマー層に含有されるウレタン樹脂の微粒子が基材と
熱溶融性インキ層とを点接着に近い状態で接着させてい
るので箔持ち性を高め、かつ、該構成により転写時には
プライマー層の凝集破壊を促進し、エネルギー量が少な
くても転写感度を向上させる作用をなす。また、プライ
マー層にウレタン樹脂の微粒子を適量配合することによ
り、印字時の剥離音も最適な範囲におさえる作用をな
す。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の熱転写シートの
一例を示す断面図である。図1において、本発明の熱転
写シート1は、基材2と、この基材2の一方の面にプラ
イマー層3を介して形成された熱溶融性インキ層4と、
基材2の他方の面に形成された背面層5とを備えてい
る。
一例を示す断面図である。図1において、本発明の熱転
写シート1は、基材2と、この基材2の一方の面にプラ
イマー層3を介して形成された熱溶融性インキ層4と、
基材2の他方の面に形成された背面層5とを備えてい
る。
【0010】本発明の熱転写シート1を構成する基材2
としては、従来の熱転写シートに使用されている基材を
使用することができ、特に限定されることはない。使用
する基材の具体例としては、ポリエステル、ポリプロピ
レン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアル
コール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラ
スチックフィルム、グラシン紙、コンデンサー紙、パラ
フィン紙等の紙類、不織布等を挙げることができる。ま
た、これらの複合体を基材2として使用することもでき
る。このような基材2の厚さは、要求される強度、熱伝
導性が得られるように適宜決定することができ、例え
ば、1〜100μm程度とすることができる。
としては、従来の熱転写シートに使用されている基材を
使用することができ、特に限定されることはない。使用
する基材の具体例としては、ポリエステル、ポリプロピ
レン、セロハン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ナイロ
ン、ポリイミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアル
コール、フッ素樹脂、塩化ゴム、アイオノマー等のプラ
スチックフィルム、グラシン紙、コンデンサー紙、パラ
フィン紙等の紙類、不織布等を挙げることができる。ま
た、これらの複合体を基材2として使用することもでき
る。このような基材2の厚さは、要求される強度、熱伝
導性が得られるように適宜決定することができ、例え
ば、1〜100μm程度とすることができる。
【0011】本発明の熱転写シート1を構成するプライ
マー層3は、基材2と熱溶融性インキ層4との箔持ち性
(密着性)を良好な状態で維持するとともに、熱転写時
にサーマルヘッドによって加熱された領域の熱溶融性イ
ンキ層4を被転写体に容易かつ確実に転写するための層
である。このプライマー層3は、少なくともウレタン樹
脂の微粒子を10重量%以上60重量%以下の範囲で含
有するものである。プライマー層3中に含有されるウレ
タン樹脂の微粒子が、10重量%未満であると箔持ち性
が不十分なものとなる。60重量%を超えると、剥離音
が高くなる傾向にある。
マー層3は、基材2と熱溶融性インキ層4との箔持ち性
(密着性)を良好な状態で維持するとともに、熱転写時
にサーマルヘッドによって加熱された領域の熱溶融性イ
ンキ層4を被転写体に容易かつ確実に転写するための層
である。このプライマー層3は、少なくともウレタン樹
脂の微粒子を10重量%以上60重量%以下の範囲で含
有するものである。プライマー層3中に含有されるウレ
タン樹脂の微粒子が、10重量%未満であると箔持ち性
が不十分なものとなる。60重量%を超えると、剥離音
が高くなる傾向にある。
【0012】そして、このウレタン樹脂微粒子により基
材2と熱溶融性インキ層4とが点接着に近い状態で接着
される。プライマー層3を構成するウレタン樹脂微粒子
は、平均粒径が0.05〜5μm、好ましくは0.1〜
2μmの範囲内、ガラス転移温度が−50℃〜50℃、
好ましくは0〜−35℃の範囲内にあるものを使用する
ことができる。ウレタン樹脂微粒子の平均粒径が0.0
5μm未満であると基材2と熱溶融性インキ層4との点
接着が困難で箔持ち性と転写感度の向上が不可能とな
り、5μmを超えると転写画像の表面にマット感が生じ
て好ましくない。また、ウレタン樹脂微粒子のガラス転
移温度が−50℃未満である熱溶融性インキ層4の転写
感度や膜切れ性が低下し、50℃を超えると箔持ち性が
不十分なものとなる。
材2と熱溶融性インキ層4とが点接着に近い状態で接着
される。プライマー層3を構成するウレタン樹脂微粒子
は、平均粒径が0.05〜5μm、好ましくは0.1〜
2μmの範囲内、ガラス転移温度が−50℃〜50℃、
好ましくは0〜−35℃の範囲内にあるものを使用する
ことができる。ウレタン樹脂微粒子の平均粒径が0.0
5μm未満であると基材2と熱溶融性インキ層4との点
接着が困難で箔持ち性と転写感度の向上が不可能とな
り、5μmを超えると転写画像の表面にマット感が生じ
て好ましくない。また、ウレタン樹脂微粒子のガラス転
移温度が−50℃未満である熱溶融性インキ層4の転写
感度や膜切れ性が低下し、50℃を超えると箔持ち性が
不十分なものとなる。
【0013】基材2と熱溶融性インキ層4との間に、ウ
レタン樹脂微粒子を10重量%以上60重量%以下の割
合で配合するプライマー層を設けることによりことによ
り、転写時、プライマー層中での凝集破壊を促進すると
ともに、基材2と熱溶融性インキ層4が良好な点接着状
態で接着され、剥離音の低減が可能となる。
レタン樹脂微粒子を10重量%以上60重量%以下の割
合で配合するプライマー層を設けることによりことによ
り、転写時、プライマー層中での凝集破壊を促進すると
ともに、基材2と熱溶融性インキ層4が良好な点接着状
態で接着され、剥離音の低減が可能となる。
【0014】また、プライマー層3は、ウレタン樹脂の
微粒子とともにワックスやアクリル樹脂の微粒子を含有
するものでもよい。この場合、プライマー層3における
ウレタン樹脂微粒子とワックス微粒子等他の微粒子との
割合は固形分比で10:90〜90:10の範囲で設定
することができる。使用するワックス微粒子としては、
従来から熱転写シートに使用されているワックスからな
るものでよく、例えば、マイクロクリスタリンワック
ス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシ
ャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、
木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セ
ラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタ
ム、ポリエステルワックス、部分変性ワックス、脂肪酸
エステル、脂肪酸アミド等のワックスの微粒子であって
よい。このようなワックス微粒子の平均粒径は、0.1
〜2μmの範囲が好ましい。
微粒子とともにワックスやアクリル樹脂の微粒子を含有
するものでもよい。この場合、プライマー層3における
ウレタン樹脂微粒子とワックス微粒子等他の微粒子との
割合は固形分比で10:90〜90:10の範囲で設定
することができる。使用するワックス微粒子としては、
従来から熱転写シートに使用されているワックスからな
るものでよく、例えば、マイクロクリスタリンワック
ス、カルナバワックス、パラフィンワックス、フィッシ
ャートロプシュワックス、各種低分子量ポリエチレン、
木ロウ、ミツロウ、鯨ロウ、イボタロウ、羊毛ロウ、セ
ラックワックス、キャンデリラワックス、ペトロラクタ
ム、ポリエステルワックス、部分変性ワックス、脂肪酸
エステル、脂肪酸アミド等のワックスの微粒子であって
よい。このようなワックス微粒子の平均粒径は、0.1
〜2μmの範囲が好ましい。
【0015】上述のようなプライマー層3は、ウレタン
樹脂の水系エマルジョンに、あるいは、ウレタン樹脂の
水系エマルジョンとワックスの水系エマルジョンとの混
合物に、必要な添加剤を加えたものを基材2上に公知の
手段により塗布・乾燥させて形成することができる。プ
ライマー層3形成時の塗布量は0.1〜1g/m2(固
形分)程度が好ましい。
樹脂の水系エマルジョンに、あるいは、ウレタン樹脂の
水系エマルジョンとワックスの水系エマルジョンとの混
合物に、必要な添加剤を加えたものを基材2上に公知の
手段により塗布・乾燥させて形成することができる。プ
ライマー層3形成時の塗布量は0.1〜1g/m2(固
形分)程度が好ましい。
【0016】本発明の熱転写シート1を構成する熱溶融
性インキ層4は、着色剤とバインダとからなり、また、
これらに加えて金属微粒子、炭酸カルシウム、ガラスフ
リット等の無機物を含有してもよく、さらに必要に応じ
て種々の添加剤を加えたものでもよい。熱溶融性インキ
層4に使用する着色剤は、ブラック単色印字用にはカー
ボンブラックや金属顔料が好ましく、多色印字用には、
イエロー、マゼンタ、シアン等の有彩色顔料を使用す
る。多色印字用の場合、例えばイエローのインキ層、マ
ゼンタのインキ層、シアンのインキ層を面順次に形成す
ることができる。これらの着色剤の使用量は、熱溶融性
インキ層4中で1〜80重量%、好ましくは5〜25重
量%程度とする。
性インキ層4は、着色剤とバインダとからなり、また、
これらに加えて金属微粒子、炭酸カルシウム、ガラスフ
リット等の無機物を含有してもよく、さらに必要に応じ
て種々の添加剤を加えたものでもよい。熱溶融性インキ
層4に使用する着色剤は、ブラック単色印字用にはカー
ボンブラックや金属顔料が好ましく、多色印字用には、
イエロー、マゼンタ、シアン等の有彩色顔料を使用す
る。多色印字用の場合、例えばイエローのインキ層、マ
ゼンタのインキ層、シアンのインキ層を面順次に形成す
ることができる。これらの着色剤の使用量は、熱溶融性
インキ層4中で1〜80重量%、好ましくは5〜25重
量%程度とする。
【0017】バインダとしては、樹脂単独、ワックス単
独、樹脂とワックスの併用が可能であり、必要に応じ
て、乾性油、樹脂、鉱油、セルロースおよびゴムの誘導
体等の混合物が用いられる。バインダとしての樹脂の具
体例は、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポロプ
ロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー樹脂、エチ
レン−アクリレート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリスチ
レン樹脂、石油樹脂等を挙げることができる。
独、樹脂とワックスの併用が可能であり、必要に応じ
て、乾性油、樹脂、鉱油、セルロースおよびゴムの誘導
体等の混合物が用いられる。バインダとしての樹脂の具
体例は、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポロプ
ロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー樹脂、エチ
レン−アクリレート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリスチ
レン樹脂、石油樹脂等を挙げることができる。
【0018】また、バインダとしてのワックスの具体例
は、プライマー層3に使用するワックスとして上述した
ものを挙げることができる。バインダとして樹脂とワッ
クスを併用する場合、熱溶融性インキ層4中で樹脂は1
〜90重量%、好ましくは20〜80重量%程度、ワッ
クスは1〜70重量%、好ましくは2〜20重量%程度
とすることができる。基材2に設けたプライマー層3上
に熱溶融性インキ層4を形成する方法としては、ホット
メルトコートの他に、ホットラッカーコート、グラビア
コート、グラビアリバースコート、ロールコート、エマ
ルジョンコート、その他の公知の手段が挙げられる。上
述のようにして形成する熱溶融性インキ層4の厚さは、
0.5〜20μm程度が好ましい。
は、プライマー層3に使用するワックスとして上述した
ものを挙げることができる。バインダとして樹脂とワッ
クスを併用する場合、熱溶融性インキ層4中で樹脂は1
〜90重量%、好ましくは20〜80重量%程度、ワッ
クスは1〜70重量%、好ましくは2〜20重量%程度
とすることができる。基材2に設けたプライマー層3上
に熱溶融性インキ層4を形成する方法としては、ホット
メルトコートの他に、ホットラッカーコート、グラビア
コート、グラビアリバースコート、ロールコート、エマ
ルジョンコート、その他の公知の手段が挙げられる。上
述のようにして形成する熱溶融性インキ層4の厚さは、
0.5〜20μm程度が好ましい。
【0019】背面層5は、サーマルヘッドの滑り性を良
くし、かつスティッキングを防止する目的で形成される
ものである。このような背面層5は、バインダとその他
の必要な添加剤から形成される。バインダとしては、例
えばエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿等のセルロー
ス系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルピロリドン、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体等のビニル系樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性
またはフッ素変性ウレタン樹脂等が挙げられる。これら
の中では、若干の反応性基、例えば水酸基を有している
ものを使用し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併
用して架橋樹脂層とすることが好ましい。尚、背面層5
には、帯電防止剤等の他の必要な添加剤を添加してもよ
い。
くし、かつスティッキングを防止する目的で形成される
ものである。このような背面層5は、バインダとその他
の必要な添加剤から形成される。バインダとしては、例
えばエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢酪酸セルロース、硝化綿等のセルロー
ス系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルピロリドン、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド、ア
クリロニトリル−スチレン共重合体等のビニル系樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性
またはフッ素変性ウレタン樹脂等が挙げられる。これら
の中では、若干の反応性基、例えば水酸基を有している
ものを使用し、架橋剤としてポリイソシアネート等を併
用して架橋樹脂層とすることが好ましい。尚、背面層5
には、帯電防止剤等の他の必要な添加剤を添加してもよ
い。
【0020】本発明の熱転写シートは上述の実施形態に
限定されるものではない。例えば、非平滑な被転写体
(ラフ紙等)への良好な転写を可能とし、また、ロール
状にされた状態でブロッキングが発生するのを防止する
ために、熱溶融性インキ層4上に表面層を形成してもよ
い。
限定されるものではない。例えば、非平滑な被転写体
(ラフ紙等)への良好な転写を可能とし、また、ロール
状にされた状態でブロッキングが発生するのを防止する
ために、熱溶融性インキ層4上に表面層を形成してもよ
い。
【0021】このような表面層は、従来の熱転写シート
に形成されていた表面層と同様のものであってもよい
が、接着性樹脂および離型性樹脂とから構成することが
好ましい。この場合、接着性樹脂としては、比較的低融
点の熱可塑性樹脂を用いることができる。具体的には、
エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エス
テル共重合体、ポリブテン、石油樹脂、塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル等が挙げられ、上記の
熱溶融性インキ層4の形成に使用するバインダよりも溶
融粘度の高い樹脂が好ましい。また、離型性樹脂は、シ
リコン系樹脂を使用することができる。シリコン樹脂と
しては、例えばシリコン変性アクリル樹脂、シリコン変
性ウレタン樹脂、シリコン変性エポキシ樹脂、シリコン
変性ウレア樹脂等を挙げることができる。
に形成されていた表面層と同様のものであってもよい
が、接着性樹脂および離型性樹脂とから構成することが
好ましい。この場合、接着性樹脂としては、比較的低融
点の熱可塑性樹脂を用いることができる。具体的には、
エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンアクリル酸エス
テル共重合体、ポリブテン、石油樹脂、塩化ビニル酢酸
ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル等が挙げられ、上記の
熱溶融性インキ層4の形成に使用するバインダよりも溶
融粘度の高い樹脂が好ましい。また、離型性樹脂は、シ
リコン系樹脂を使用することができる。シリコン樹脂と
しては、例えばシリコン変性アクリル樹脂、シリコン変
性ウレタン樹脂、シリコン変性エポキシ樹脂、シリコン
変性ウレア樹脂等を挙げることができる。
【0022】表面層中の接着性樹脂および離型性樹脂の
割合は、固形分比で接着性樹脂:離型性樹脂=10:
0.1〜10:20の範囲が好ましい。さらに、表面層
には、帯電防止剤等の他の必要な添加剤を添加してもよ
い。このような表面層の厚さは、0.1〜5μm程度が
好ましい。
割合は、固形分比で接着性樹脂:離型性樹脂=10:
0.1〜10:20の範囲が好ましい。さらに、表面層
には、帯電防止剤等の他の必要な添加剤を添加してもよ
い。このような表面層の厚さは、0.1〜5μm程度が
好ましい。
【0023】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。まず、平均粒径2μm、ガラス転移温度−23
℃のウレタン樹脂微粒子を分散させた水系エマルジョン
(旭電化(株)製アデカボンタイターHUX−290
H)をグラビアコーティング法により厚み4.5μmの
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に塗
布(塗布量0.6g/m2(固形分))し乾燥(60
℃)してプライマー層を形成した(試料A)。
明する。まず、平均粒径2μm、ガラス転移温度−23
℃のウレタン樹脂微粒子を分散させた水系エマルジョン
(旭電化(株)製アデカボンタイターHUX−290
H)をグラビアコーティング法により厚み4.5μmの
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に塗
布(塗布量0.6g/m2(固形分))し乾燥(60
℃)してプライマー層を形成した(試料A)。
【0024】また、上記のウレタン樹脂微粒子を含有す
る水系エマルジョンと、平均粒径0.3μmのカルナバ
ワックスの水系エマルジョンとを、下記の固形分比で混
合し、この混合物をロールコーティング法により厚み
4.5μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム上に塗布(塗布量0.6g/m2(固形分))、
乾燥(60℃)してプライマー層を形成した(試料B〜
E)。 (固形分比=ウレタン樹脂微粒子:カルナバワックス) 試料B =50:50 試料C =20:80 試料D =10:90 試料E = 5:95
る水系エマルジョンと、平均粒径0.3μmのカルナバ
ワックスの水系エマルジョンとを、下記の固形分比で混
合し、この混合物をロールコーティング法により厚み
4.5μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム上に塗布(塗布量0.6g/m2(固形分))、
乾燥(60℃)してプライマー層を形成した(試料B〜
E)。 (固形分比=ウレタン樹脂微粒子:カルナバワックス) 試料B =50:50 試料C =20:80 試料D =10:90 試料E = 5:95
【0025】比較として、平均粒径6μm、ガラス転移
温度−23〜−30℃のエチレン酢酸ビニル共重合体の
水系エマルジョン(三井石油化学(株)製ケミパールV
300)をロールコーティング法により厚み4.5μm
のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に
塗布(塗布量0.6g/m2(固形分))、乾燥(60
℃)してプライマー層を形成した(試料F)。
温度−23〜−30℃のエチレン酢酸ビニル共重合体の
水系エマルジョン(三井石油化学(株)製ケミパールV
300)をロールコーティング法により厚み4.5μm
のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に
塗布(塗布量0.6g/m2(固形分))、乾燥(60
℃)してプライマー層を形成した(試料F)。
【0026】さらに、比較として、平均粒径0.3μm
のカルナバワックスの水系エマルジョンをロールコーテ
ィング法により厚み4.5μmのポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム上に塗布(塗布量0.6g/
m2(固形分))、乾燥(60℃)してプライマー層を
形成した(試料G)。
のカルナバワックスの水系エマルジョンをロールコーテ
ィング法により厚み4.5μmのポリエチレンテレフタ
レート(PET)フィルム上に塗布(塗布量0.6g/
m2(固形分))、乾燥(60℃)してプライマー層を
形成した(試料G)。
【0027】さらに、比較として、カルナバワックス:
SBR(Tg:2℃)=50:50(固形分比)で配合
したプライマー層用インキをロールコーティング法によ
り厚み4.5μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム上に塗布(塗布量0.6g/m2(固形
分))、乾燥(60℃)してプライマー層を形成した
(試料H)。
SBR(Tg:2℃)=50:50(固形分比)で配合
したプライマー層用インキをロールコーティング法によ
り厚み4.5μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム上に塗布(塗布量0.6g/m2(固形
分))、乾燥(60℃)してプライマー層を形成した
(試料H)。
【0028】次に、上述のように形成したプライマー層
(試料A〜H)上に、下記に示す3種の組成の熱溶融性
インキをロールコーティング法により塗布量が1.0〜
3.0g/m2(固形分)となるように塗布し乾燥(8
0℃)して熱溶融性インキ層を形成し、次いで、基材の
裏面に下記組成の背面層用インキをロールコーティング
法により塗布量が0.15g/m2(固形分)となるよ
うに塗布して背面層を形成し熱転写シート(試料A−1
〜A−3、B−1〜B−3、C−1〜C−3、D−1〜
D−3、E−1〜E−3、F−1〜F−3、G−1〜G
−3、H−1〜H−3)を得た。
(試料A〜H)上に、下記に示す3種の組成の熱溶融性
インキをロールコーティング法により塗布量が1.0〜
3.0g/m2(固形分)となるように塗布し乾燥(8
0℃)して熱溶融性インキ層を形成し、次いで、基材の
裏面に下記組成の背面層用インキをロールコーティング
法により塗布量が0.15g/m2(固形分)となるよ
うに塗布して背面層を形成し熱転写シート(試料A−1
〜A−3、B−1〜B−3、C−1〜C−3、D−1〜
D−3、E−1〜E−3、F−1〜F−3、G−1〜G
−3、H−1〜H−3)を得た。
【0029】 (熱溶融性インキ1の組成(固形分比)):ワックス系バインダ ・カーボンブラック(三菱化成(株)製#25) 20重量部 ・カルナバワックス 40重量部 ・パラフィンワックス(日本精蝋(株)製HNP−11) 35重量部 (熱溶融性インキ2の組成(固形分比)):樹脂系バインダ ・カーボンブラック(三菱化成(株)製#25) 20重量部 ・石油樹脂(日本ゼオン(株)製Quintone1925) 75重量部 (熱溶融性インキ3の組成(固形分比)):樹脂、ワックス混合バインダ ・カーボンブラック(三菱化成(株)製#25 20重量部 ・石油樹脂(日本ゼオン(株)製Quintone1925) 20重量部 ・カルナバワックス 55重量部 (背面層用インキの組成) ・シリコン変性ウレタン樹脂 10重量部 ・ポリイソシアネート 5重量部 ・メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 85重量部
【0030】上記のようにして作製した各熱転写シート
(試料A−1〜A−3、B−1〜B−3、C−1〜C−
3、D−1〜D−3、E−1〜E−3、F−1〜F−
3、G−1〜G−3、H−1〜H−3)について、下記
の方法で箔持ち性を評価して結果を下記の表1に示し
た。
(試料A−1〜A−3、B−1〜B−3、C−1〜C−
3、D−1〜D−3、E−1〜E−3、F−1〜F−
3、G−1〜G−3、H−1〜H−3)について、下記
の方法で箔持ち性を評価して結果を下記の表1に示し
た。
【0031】(箔持ち性の評価方法)熱転写シートから
短冊リボン状の試料を作成し、この試料を50g荷重、
一定速度の条件でカッター刃でしごき、目視により下記
の評価基準で評価する。評価基準 ○:熱溶融性インキ層が下層もしくは基材から浮いてい
ない △:熱溶融性インキ層が下層もしくは基材から浮いてい
る ×:熱溶融性インキ層が下層もしくは基材から剥れてい
る また、各熱転写シートを用いて下記の印字条件で印字を
行い、下記の方法で転写性と耐擦過性を評価して下記の
表1に結果を示した。
短冊リボン状の試料を作成し、この試料を50g荷重、
一定速度の条件でカッター刃でしごき、目視により下記
の評価基準で評価する。評価基準 ○:熱溶融性インキ層が下層もしくは基材から浮いてい
ない △:熱溶融性インキ層が下層もしくは基材から浮いてい
る ×:熱溶融性インキ層が下層もしくは基材から剥れてい
る また、各熱転写シートを用いて下記の印字条件で印字を
行い、下記の方法で転写性と耐擦過性を評価して下記の
表1に結果を示した。
【0032】(印字条件) ・印字装置 : ZEBRA−140 ・印字速度 : 2mm/秒 ・被転写体 : ラベル(FASSON 1C) (転写性の評価方法)印字エネルギーを最低エネルギー
から最高エネルギーまで変化させて印字し、目視により
下記の評価基準で評価する。評価基準 ○:印字の開始から終了まで転写性が良好 △:印字の開始部分で転写性が悪いが、実用レベルにあ
る ×:印字の開始から終了まで全体的に転写性が悪く、カ
ラミ、抜け等が見られる
から最高エネルギーまで変化させて印字し、目視により
下記の評価基準で評価する。評価基準 ○:印字の開始から終了まで転写性が良好 △:印字の開始部分で転写性が悪いが、実用レベルにあ
る ×:印字の開始から終了まで全体的に転写性が悪く、カ
ラミ、抜け等が見られる
【0033】(耐擦過性の評価方法)印字物を学振試験
機(スガ試験機(株)製)にセットし、摩耗素材にて5
00g荷重で300回擦り、目視により下記の評価基準
で評価する。評価基準 ○:転写画像に変化が生じない △:転写画像が部分的に削り取られるが、実用レベルに
ある ×:転写画像が著しく削れ取られる
機(スガ試験機(株)製)にセットし、摩耗素材にて5
00g荷重で300回擦り、目視により下記の評価基準
で評価する。評価基準 ○:転写画像に変化が生じない △:転写画像が部分的に削り取られるが、実用レベルに
ある ×:転写画像が著しく削れ取られる
【0034】(剥離音の評価方法)上記印字条件のう
ち、印字エネルギー:8で印字を行った場合の、熱転写
シートと被転写体を剥離する際の剥離音について、RI
ON NL−05A(Lp)(RION(株)製)を用
いて下記の条件により測定を行った。 周波数補正特性:フラット 単発騒音暴露レベル(E) dB 動特性:FAST 測定距離:印字部より水平1.5cm 評価基準 単発騒音暴露レベル(E) dBが100以上はNGとす
る。
ち、印字エネルギー:8で印字を行った場合の、熱転写
シートと被転写体を剥離する際の剥離音について、RI
ON NL−05A(Lp)(RION(株)製)を用
いて下記の条件により測定を行った。 周波数補正特性:フラット 単発騒音暴露レベル(E) dB 動特性:FAST 測定距離:印字部より水平1.5cm 評価基準 単発騒音暴露レベル(E) dBが100以上はNGとす
る。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示されるように、本発明の熱転写シ
ート(試料B−1〜B−3、C−1〜C−3、D−1〜
D−3)では、バインダとしてワックスのみを使用した
熱溶融性インキ層を備えるもの(試料B−1、C−1、
D−1)、樹脂のみを使用した熱溶融性インキ層を備え
るもの(試料B−2、C−2、D−2)、ワックスと樹
脂とを併用した熱溶融性インキ層を備えるもの(試料B
−3、C−3、D−3)のいずれにおいても、熱溶融性
インキ層の箔持ち性は良好であった。また、本発明の熱
転写シート(試料B−1〜B−3、C−1〜C−3、D
−1〜D−3)は、いずれも転写性および印字画像の耐
擦過性に優れることが確認された。
ート(試料B−1〜B−3、C−1〜C−3、D−1〜
D−3)では、バインダとしてワックスのみを使用した
熱溶融性インキ層を備えるもの(試料B−1、C−1、
D−1)、樹脂のみを使用した熱溶融性インキ層を備え
るもの(試料B−2、C−2、D−2)、ワックスと樹
脂とを併用した熱溶融性インキ層を備えるもの(試料B
−3、C−3、D−3)のいずれにおいても、熱溶融性
インキ層の箔持ち性は良好であった。また、本発明の熱
転写シート(試料B−1〜B−3、C−1〜C−3、D
−1〜D−3)は、いずれも転写性および印字画像の耐
擦過性に優れることが確認された。
【0037】また、剥離音の評価においても、本発明の
熱転写シート(試料B−1〜B−3、C−1〜C−3、
D−1〜D−3)は、いずれも単発騒音暴露レベル(E)
dBが100を超えることはなかった。一方、比較の
熱転写シート(A−1〜A−3)は、ウレタン樹脂微粒
子の含有量が多すぎることにより、剥離音の評価におい
てNGであり、熱転写シート(E−1〜E−3)は、ウ
レタン樹脂微粒子の含有量が不十分であり、溶融性イン
キ層の箔持ち性が悪いものであった。
熱転写シート(試料B−1〜B−3、C−1〜C−3、
D−1〜D−3)は、いずれも単発騒音暴露レベル(E)
dBが100を超えることはなかった。一方、比較の
熱転写シート(A−1〜A−3)は、ウレタン樹脂微粒
子の含有量が多すぎることにより、剥離音の評価におい
てNGであり、熱転写シート(E−1〜E−3)は、ウ
レタン樹脂微粒子の含有量が不十分であり、溶融性イン
キ層の箔持ち性が悪いものであった。
【0038】さらに、比較の熱転写シート(F−1〜F
−3、G−1〜G−3)では、プライマー層と熱溶融性
インキ層との組み合わせで箔持ち性に変動がみられ、ワ
ックスと樹脂とを併用した熱溶融性インキ層を備えるも
の(試料F−3、G−3)において熱溶融性インキ層の
箔持ち性が不十分であった。
−3、G−1〜G−3)では、プライマー層と熱溶融性
インキ層との組み合わせで箔持ち性に変動がみられ、ワ
ックスと樹脂とを併用した熱溶融性インキ層を備えるも
の(試料F−3、G−3)において熱溶融性インキ層の
箔持ち性が不十分であった。
【0039】また、比較の熱転写シート(H1〜H3)
においても、剥離音の評価においてNGであった。
においても、剥離音の評価においてNGであった。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ウレタン樹脂の微粒子を10重量%以上60重量%以下
の範囲で含有するプライマー層を設けることにより、基
材と熱溶融性インキ層とが良好な点接着状態で接着され
るとともに、加熱印字の際には、プライマー層の凝集破
壊が促進され、剥離音を高めることなく良好な状態で転
写が行われる。これにより、バインダとして樹脂のみを
使用、ワックスのみを使用、樹脂とワックスを併用する
いずれの熱溶融性インキ層であっても、箔持ち性が良好
であり、かつ、剥離音の評価においても良好な結果が得
られた。これは、同じような平均粒径または、ガラス転
移温度を有する他の樹脂粒子では得られなかった効果で
ある。
ウレタン樹脂の微粒子を10重量%以上60重量%以下
の範囲で含有するプライマー層を設けることにより、基
材と熱溶融性インキ層とが良好な点接着状態で接着され
るとともに、加熱印字の際には、プライマー層の凝集破
壊が促進され、剥離音を高めることなく良好な状態で転
写が行われる。これにより、バインダとして樹脂のみを
使用、ワックスのみを使用、樹脂とワックスを併用する
いずれの熱溶融性インキ層であっても、箔持ち性が良好
であり、かつ、剥離音の評価においても良好な結果が得
られた。これは、同じような平均粒径または、ガラス転
移温度を有する他の樹脂粒子では得られなかった効果で
ある。
【0041】
【図1】本発明の熱転写シートの一例を示す断面図であ
る。
る。
1…熱転写シート 2…基材 3…プライマー層 4…熱溶融性インキ層 5…背面層
Claims (4)
- 【請求項1】 基材の一方の面にプライマー層を介して
熱溶融性インキ層を備え、前記プライマー層は少なくと
もウレタン樹脂の微粒子を10重量%以上60重量%以
下の範囲で含有することを特徴とする熱転写シート。 - 【請求項2】 前記プライマー層はウレタン樹脂の微粒
子とともにワックスの微粒子を含有することを特徴とす
る請求項1に記載の熱転写シート。 - 【請求項3】 ウレタン樹脂微粒子の平均粒径が0.0
5〜5μmの範囲にあることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の熱転写シート。 - 【請求項4】 ウレタン樹脂微粒子のガラス転移温度が
−50℃〜50℃の範囲にあることを特徴とする請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の熱転写シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11048403A JPH11342677A (ja) | 1998-03-30 | 1999-02-25 | 熱転写シ―ト |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-102185 | 1998-03-30 | ||
| JP10218598 | 1998-03-30 | ||
| JP11048403A JPH11342677A (ja) | 1998-03-30 | 1999-02-25 | 熱転写シ―ト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11342677A true JPH11342677A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=26388662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11048403A Withdrawn JPH11342677A (ja) | 1998-03-30 | 1999-02-25 | 熱転写シ―ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11342677A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021133546A (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-13 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート、及び該熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11048403A patent/JPH11342677A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021133546A (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-13 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート、及び該熱転写シートと、中間転写媒体との組合せ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2002067518A (ja) | 熱転写シート | |
| US5034438A (en) | Anti-stick layer for thermal printing | |
| JPH11342677A (ja) | 熱転写シ―ト | |
| WO2018105491A1 (ja) | 保護層転写シート及びその製造方法 | |
| US6190765B1 (en) | Thermal transfer sheet | |
| JP4069191B2 (ja) | 転写箔および転写像形成方法 | |
| JP3668315B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JPH11151869A (ja) | 感熱転写記録媒体 | |
| JP2002192839A (ja) | 熱転写シート | |
| JPH11277923A (ja) | 熱転写シート | |
| JP2009083298A (ja) | 熱転写受像シート | |
| JP3510370B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JPH11221972A (ja) | 熱転写シート | |
| JP3039871B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JP3545788B2 (ja) | 熱転写媒体 | |
| JP3357961B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JP2001138646A (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JPH07108797A (ja) | 熱転写シート | |
| JP2019171839A (ja) | 熱転写シート | |
| JPH0640167A (ja) | 熱転写シート | |
| JPH0440948Y2 (ja) | ||
| JP2005081635A (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JP4170470B2 (ja) | 熱転写シート | |
| JP4036368B2 (ja) | 熱転写記録媒体 | |
| JP2000025343A (ja) | 熱転写シート |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060509 |