JPH113429A - 観察者トラッキング自動立体表示装置、画像トラッキングシステム、および画像トラッキング方法 - Google Patents
観察者トラッキング自動立体表示装置、画像トラッキングシステム、および画像トラッキング方法Info
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Abstract
ワーを必要とせずに、ターゲット画像の位置を高速に示
す、画像トラッキングシステム、観察者トラッキング自
動立体表示装置、および画像トラッキング方法を提供す
る。 【解決手段】 画像シーケンスを与える第1の手段と、
該第1の手段から前に与えられた画像内におけるターゲ
ット画像の位置を求める第2の手段とを備えた画像トラ
ッキングシステムは、該第1の手段から前に与えられた
該画像と後に与えられた画像との間における該ターゲッ
ト画像の動きを求める第3の手段と、該第2の手段によ
って求められた該位置を該第3の手段によって求められ
た該動きで修正したものとして、該後に与えられた画像
内における該ターゲット画像の位置を示す第4の手段と
をさらに備える。
Description
のシステムおよび方法に関する。本発明は、このような
システムおよび方法を使用できる観察者トラッキング自
動立体表示装置にも関する。本発明のシステムおよび方
法は、セキュリティ監視、映像および画像圧縮、テレビ
会議、コンピュータゲーム、ドライバーモニタリング、
グラフィカルユーザインターフェース、カメラオートフ
ォーカスシステムおよびマルチメディアなどの他の用途
にも使用できる。
例は、EP0602934、EP0656555、EP0708351、EP0726482、
およびGB9619097.0に開示されている。添付の図1は、
典型的な自動立体表示装置の基本的な構成要素を模式的
に示す。この表示装置は、表示装置システム1およびト
ラッキングシステム2を有する。トラッキングシステム
2は、センサ信号をトラッキングプロセッサ4に与える
トラッキングセンサ3を有する。トラッキングプロセッ
サは、センサ信号から観察者位置データ信号を求める。
観察者位置データ信号は、表示装置システム1の表示装
置制御プロセッサ5に与えられる。プロセッサ5は、位
置データ信号をウィンドウステアリング信号に変換し、
これを、表示装置7と協働するステアリングメカニズム
6に与える。これにより、観察者8は、広範囲にわたる
観察者位置において自動立体的に表示装置を観察するこ
とができる。
置7およびステアリングメカニズム6を含む表示装置シ
ステム1の一部を示す。ステアリングメカニズム6は光
源10を有し、光源10は、個々に制御可能な発光素子
の直線状アレイを有する。部分的に銀メッキされたミラ
ー等のビームスプリッタ11は、光源10からの光をミ
ラー12に向けて透過するとともに、光源10からの光
をもう1つのミラー13に向けて反射する。ミラー12
によって反射された光は、レンズ14を通過し、そし
て、立体対(stereoscopic pair)の内の右目用画像を有
する液晶装置(LCD)の形態である空間光変調器(S
LM)によって変調される。同様に、ミラー13によっ
て反射された光は、レンズ16を通過し、立体対の内の
左目用画像を有するLCD17によって空間的に変調さ
れる。例えば部分的に銀メッキされたミラーの形態であ
るビーム結合器18によって、LCD15からの光は、
観察者8の右目用観察ウィンドウ19に向けて反射され
る。LCD17からの光は、ビーム結合器18を透過
し、観察者8の左目用観察ウィンドウ20を形成する。
各観察ウィンドウ19および20の幅は、あらゆる可能
性のある眼の間の間隔をカバーするように十分に大き
い。典型的な眼の間の間隔の値は、約55〜約70ミリ
メートルである。図3に示すように、表示装置7および
観察者8を含む3次元(3D)空間は、デカルト座標に
よって表すことができる。但し、Xは横方向、Yは縦方
向、Zは長手方向を表す。
llumination)領域21および22が形成されており、観
察者の右目が領域21内にあり且つ観察者の左目が領域
22内にあれば、表示装置7全体にわたって3D画像が
知覚されるようになっている。これらの菱形領域は観察
ゾーンと呼ばれ、その幅は、両観察ウィンドウ19およ
び20を含む「最良観察」ウィンドウ平面23において
最大である。観察ゾーン21および22は、表示装置7
の長手方向における理論上の観察自由度を示している。
記のように、観察者トラッキングおよび表示装置の制御
部(control)を設けることが可能である。観察者の頭の
動きを追従して、観察者の目が適切な観察ゾーン内に維
持されるように、観察ウィンドウ19および20の位置
が「ステアリング」される。このような表示装置におい
て不可欠な部分は、観察者の頭および/または目の位置
を特定するトラッキングシステム2である。実際には、
観察者の両目の間の中心点をトラッキングすればよい場
合が一般的である。なぜなら、図4bの左側に示すよう
に、この中心点が左右の観察ウィンドウの境界位置だか
らである。図4bの右側に示すように比較的大きく頭が
回転した場合でも、このようなシステムは、観察ウィン
ドウ19および20を正確に位置決めし、自動立体観察
を維持する。
うに照度(illumination)プロファイルによって特徴づけ
られる有効観察領域(useful viewing region)を有す
る。横軸は平面23内の位置を表し、縦軸は照度を表
す。理想的な照度プロファイルは、隣接ウィンドウ同士
がすき間なく隣接した矩形のプロファイルであるが、こ
れは、実際には得られない。
おける照度プロファイル幅をウィンドウ幅とする。隣接
観察ウィンドウのプロファイルは、常にすき間なく隣接
するわけではなく、(図のように)アンダーラップ、ま
たはオーバーラップを有する。プロファイルの「最上
部」には均一性にばらつきがあるが、これが、有効幅を
表している。強度は、有効幅の外で突然0になるのでは
なく、急峻に低下してエッジ幅を規定する。プロファイ
ルは、すぐに0にはならず、隣接プロファイルとオーバ
ーラップし、これにより、クロストークを生じる。理想
的な矩形の照度プロファイルと実際のプロファイルとの
差は、光学系における収差、散乱、デフォーカス、回
折、および表示装置の光学素子における幾何学的な誤差
を含む複数の劣化メカニズムの組合せによって生じる。
トラッキングシステム2の目的の1つは、観察者の目を
常に最良観察領域内に維持することである。
動き得ることが理想的であるが、実際には、観察ウィン
ドウは、固定位置間において不連続な「ステップ」単位
で動き得る。ステアリングメカニズム6は、光源10の
移動または切替えを制御することにより、観察ウィンド
ウ位置を制御する。これらの位置を切り替えるのに必要
な位置の数および時間は、表示装置およびステアリング
メカニズムによって異なる。添付の図6は、光源10が
14個のすき間なく隣接したイルミネータを有し、各観
察ウィンドウの幅がイルミネータ4個分である、図2に
示すタイプの表示装置の場合に実現可能な観察ウィンド
ウ位置の範囲(range)の一例を示す。この例の場合、観
察ウィンドウが取り得る位置は11個であるが、その代
表的な位置を参照符号25で示す。1つのイルミネータ
が結像すると、参照符号26で示すように、ウィンドウ
平面23において幅約16ミリメートルの「ストリッ
プ」または「ステップ」となり、4つの隣接するストリ
ップによってウィンドウ幅は約64ミリメートルにな
る。トラッキングシステム2は、観察者の目の瞳孔を、
参照符号27で示すような2つのストリップの中間に維
持しようとする。観察者が、領域27の中心から離れて
横方向に1ステップ分動く前に、トラッキングシステム
2は、移動方向の次のストリップ26を照射するととも
に、反対側即ち最後尾のストリップを消灯する。
位置データを、表示装置ウィンドウ位置に合わせるため
には、例えばEP0769881に開示される較正処理が必要と
なる。典型的な表示装置7は、添付の図7の28のよう
に、表示装置の光心29と呼ばれる共通の原点から拡が
る、複数の円錐またはくさび形の観察ゾーンを与える。
観察者の両目の中心が、あるウィンドウから別のウィン
ドウに移動する度に切替えが行われなければならない位
置がこれらの観察ゾーンによって決まる。この場合、観
察ゾーンは、表示装置に対する観察者の横方向(X)と
長手方向(Z)によって特定される水平方向平面内にお
いて、角度的に隔てられている。
テムは、あらゆる頭の動きに即座に応答する。実際に
は、あらゆる実用的なトラッキングおよび表示装置シス
テムが頭の動きを検出しこれに応答するには、常に、あ
る有限時間が必要となる。観察ウィンドウが移動するス
テップが有限個しかない場合には、即時的な応答は必ず
しも必要ではない。この場合、トラッキングシステムの
性能要件は、観察ウィンドウの位置の更新を必要とせず
に観察者が目を動かし得る距離に関係する。
図2に示す自動立体表示装置の場合、システムが応答し
てウィンドウ位置を更新することを必要とせずに、観察
者が動くことができるのは、1ステップに等しい距離d
である。観察者の頭の移動距離dおよび最大速度vによ
って、要求されるトラッキングシステムのシステム応答
時間tは、 t=d/v として求められる。
約300ミリメートル/秒未満であるが、観察者がこれ
よりも速い速度で動くことも珍しくはない。これは、表
示された立体画像内のオブジェクトの急な動きに観察者
が反応するときに最もよく起こる。典型的な最大頭移動
速度は、約500ミリメートル/秒である。この速度に
おいて、dの値が典型的な約16ミリメートルである場
合、トラッキングおよび表示装置システムが、観察者の
頭の動きを検出してこれに応答するのに有する時間は約
32ミリ秒である。この応答時間が達成されなかった場
合、観察者が、フリッカ等の不快な視覚的アーチファク
ト(visual artifacts)を見る場合がある。添付の図8に
おいて、参照符号30は、ミリメートル/秒単位の最大
頭移動速度の関数としての要求されるシステム応答時間
をミリ秒単位で示す。
ステムの実際の応答時間は、観察者の位置を求めるのに
必要な時間だけでなく、この情報をステアリングメカニ
ズムに送るのに必要な通信時間、ならびに現ウィンドウ
位置と次のウィンドウ位置との切換えに必要な時間をも
含む。
ングシステムの精度によっては、上記より短くなる。測
定誤差の影響は、観察ウィンドウが移動されるまでに観
察者が移動し得るステップ距離dの減少に等価であるの
で、要求されるシステム応答時間は、 T=(d−e)/v となる。但し、eは測定誤差である。図8の破線31
は、eが約5ミリメートルである場合の応答時間を示
す。従って、要求される応答時間は、約500ミリメー
トル/秒の最大頭移動速度の場合、約22ミリ秒にまで
低減される。
実際には、これを0にまで低減することは不可能であ
り、トラッキングに用いられる画像解像度およびアルゴ
リズムを含む複数の要因により、この誤差をどこまで小
さくできるかには限界がある。一般に、位置データを測
定するアルゴリズムが実行されるまでは、測定誤差を求
めるのは困難である。この理由から、上記式は、 v=(d−e)/T と書き換えられる。
見ることができる最大頭移動速度が、所与の測定誤差お
よび所与の応答時間について与えられる。測定誤差が小
さく応答時間が短い程、観察者が頭を動かし得る速度が
大きくなる。従って、ステップの大きさ、測定誤差、お
よびシステム応答時間は、例えば約500ミリメートル
/秒の所望の基準を満たすvの値が得られるようにする
べきである。
ットによって反射される赤外線放射(infrared radiatio
n)を検出して行われる公知のタイプの赤外線トラッキン
グシステムの1つは、DynaSightセンサと呼ばれ、Origi
n Instrumentsから入手可能である。赤外線センサに対
する逆反射スポットの3D座標は、最大約64Hzのレ
ートで得られる。これにより、逆反射スポットに対する
観察者の頭の位置に関する必要な情報が与えられ、頭が
動いても左画像および右画像を正しい方の目に向けるこ
とができる。
使用した観察者の頭の位置の検出は、WO96/18925および
US5016282に開示されている。その他のこのようなシス
テムは、IScanおよびHHIから入手可能である。しかし、
赤外線を利用した全てのシステムは、赤外線ビデオカメ
ラシステムが必要になること、制御された赤外線光源の
使用、およびそれに伴う部品のコスト、赤外線源とその
センサの間の複雑な構成、マーカーを観察者に装着する
不便さ、赤外線源のために付加的な電源が必要になるこ
と、近距離から観察者の目に赤外線光が入ることによる
不快さ、の問題のいくつかまたは全てを有する。
グシステムもいくつかある。例えば、US4975960は、小
鼻をトラッキングすることによって口の位置を特定し、
視覚強化型音声認識(vision-augmented speech recogni
tion)を行うシステムを開示している。しかし、この技
術の精度は多くの用途、特に、観察者トラッキング自動
立体表示装置の制御には不十分である。
1996年11月にCVPRに提出されたT.S. Jebara and A. Pen
tlandの"ParametrizedStructure from Motion for 3D A
daptive Feedback Tracking of Faces", MITMedia Labo
ratories, Perceptual Computing Technical Report 40
1、 A. Azarbayejaniらの"Real-Time 3D tracking of th
e Human Body", MIT Laboratories, Perceptual Comput
ing Section Technical Report No. 374, Proc IMAGE'C
OM 1996, Bordeaux, France, 1996年5月、Computer Visi
on and Pattern Recognition Conference、CVPR'96に提
出されたN. Oliver and A. Pentlandの"LAFTER:Lips an
d Face Real Time Tracker", MIT Media Laboratories,
Perceptual ComputingSection Technical Report No.
396、および、A. Pentlandの"Smart Rooms", Scientifi
c American, Volume 274, No. 4, pp.68-76,1996年4
月。しかし、これらの技術においては、商品化には非現
実的である高度なアルゴリズムを複数使用しなければな
らない。さらに、信頼性を確保するには、ある程度の照
明管理が必要である。
t technique for videophone and Videoconference ter
minal", JEEE Workshop on Visual Signal Processing
andCommunications, 21-22、1993年9月, Melbourne, A
ustraliaは、ビデオカメラを用いた別の技術を開示す
る。この技術は、スキンカラーアルゴリズム(skin colo
ur algorithm)を用いた映像圧縮向上システム(video co
mpression enhancement system)を提供し、頭の位置の
近似トラッキングを行うことにより、テレビ電話用途に
おける圧縮比を向上する。しかし、そのトラッキング精
度は多くの用途において不十分である。
ナログであり、コンピュータ処理を行うためには、これ
をデジタルデータに変換する必要がある。商業上魅力的
な市販のビデオカメラは、各フレーム32をインターレ
ースされた2つのフィールド33および34で構成する
添付の図9に示すようなインターレースラスタスキャン
技術を利用している。各フィールドについて、そのフィ
ールドを処理する前に、そのフィールドをデジタル化す
るのにある固定時間がかかる。これを、添付の図10に
示す。第1のフィールドは期間35の間にデジタル化さ
れ、計算を開始できるのは時間36であるので、第1の
フィールドは、第2のフィールドをデジタル化し得る期
間37において処理できる。画像のデジタル化の開始か
ら位置データが得られるまでの時間間隔を待ち時間(tim
e latency)と呼ぶ。図中、この待ち時間を参照符号38
で示す。更新頻度は、位置データの更新頻度に関連す
る。図10に示す場合のように、計算時間が1フィール
ドをデジタル化する時間を上回らない場合、更新頻度
は、フィールドデジタル化レートと同じである。
間は、待ち時間38だけでなく、位置情報をウィンドウ
ステアリングメカニズムに送るのに必要な通信時間、な
らびに現ウィンドウ位置と次のウィンドウ位置との切換
えに必要な時間をも含む。
ファ(ring buffer)」を用いて、計算処理と並行して行
われる。図11に模式的に示すように、リングバッファ
39は、2つのメモリブロック40および41を含むメ
モリバッファである。メモリブロック40および41
は、それぞれが、フィールドバッファであり、1フィー
ルド分のデジタル画像を格納するのに十分な大きさであ
る。従って、バッファ40および41の一方を現フィー
ルドのデジタル化に使用している間、他方のバッファに
よって前フィールドを処理することができる。
な時間は、約50フィールド/秒で動作するPALカメ
ラを使用した場合には約20ミリ秒であり、約60フィ
ールド/秒で動作するNTSCカメラを使用した場合に
は約16.7ミリ秒である。上記および図8に示したよ
うに、典型的な自動立体表示装置において、最大頭移動
速度が約500ミリメートル/秒であり、測定誤差が約
5ミリメートルである場合、図1に示したトラッキング
システム2、表示装置制御プロセッサ5およびステアリ
ングメカニズム6が、頭の動きを検出してこれに応答す
るのに有する時間は、わずかに約22ミリ秒である。P
ALカメラを使用する場合、画像を処理し、通信および
ウィンドウステアリングに起因する他の待ち時間をカバ
ーするのに残された時間は、約2ミリ秒である。NTS
Cカメラを使用した場合、この時間を約5.3ミリ秒ま
で延長することができる。このように、利用可能な時間
によって、商業上魅力的な標準ハードウェアを用いる場
合に使用可能な処理技術が制限される。実際にかかる時
間が上記の制限時間を越える場合には、観察者がフリッ
カの無い立体画像を見るために、頭の動きを制限する必
要が生じ得る。
ールドをデジタル化するのに必要な時間は低減される
が、これは、コストが実質的に増大するので望ましくな
い。高速カメラを使用しても、それを動作させる速度に
は限界があり得る。コストを削減し、使い易さを高める
ためには、可視光または赤外線の特別な光源を必要とし
ないことが非常に望ましい。従って、トラッキングシス
テム2は、通常の電源を使用したときに光源の強度が約
100Hzまたは約120Hzで振動する通常の光源で
使用可能であるべきである。これは、例えばイギリスの
電源周波数50Hz、あるいはアメリカの電源周波数6
0Hzの2倍である。カメラがこの周波数に近いあるい
はそれを上回る速度で動作する場合、異なる時間におけ
る画像の強度は大幅に異なり得る。この影響を解消する
には、さらに複雑な計算が必要になり、高速カメラを使
用する利点が相殺されてしまう。
利用可能な計算パワーには実用上限界がある。従って、
画像データ量をできるだけ少なくするために、低解像度
カメラが好ましい。しかし、観察者の頭が画像の中の小
さい部分しか占めないように、ビデオカメラは、少なく
とも自動立体表示装置の観察領域と同程度の大きさの視
野をカバーしなければならない。従って、目等の対象画
像領域の解像度は非常に低くなる。フィールドレートの
使用によって、垂直方向の解像度は半分になる。
ット画像」の位置を特定する公知技術が多数存在する。
これらの技術の多くは複雑であり、有用な特徴を抽出す
るために過度の計算パワーおよび/または高い解像度の
画像を必要とする。従って、このような技術は、多くの
商業的用途において非実用的である。
BrunelliおよびT. Poggioの"FaceRecognition: Featur
es Versus Templates", IEEE Trans on Pattern Analys
isand Machine Intelligence, Volume 15, No. 10, 199
3年10月に開示されている。この技術を添付の図12に
示す。第1の工程45において、位置特定の対象である
ターゲット画像を1つ含む「テンプレート」を捕捉す
る。図13は、サーチ対象画像46と、ターゲット画像
を含むテンプレート47とを示す。テンプレートを捕捉
した後、それを用いて、各画像フィールドのサブセクシ
ョンの全てを順番に調べる(interrogate)。工程48に
おいて、最後にデジタル化された画像を取得し、工程4
9において、テンプレートと「その下にある(underlyin
g)」画像エリアの最良の相関関係が存在する位置を検索
することによってテンプレートマッチングを行う。具体
的には、テンプレートと同じ大きさおよび同じ形状であ
る画像46のサブセクションを画像の左上コーナーから
選択し、これをテンプレート47と相関させる。この相
関関係を格納し、画素1列分右のサブセクションを選択
することにより上記処理を繰り返す。これを、画像の最
上行について繰り返し、その後、画素1行分下に移動し
てこの処理を繰り返す。従って、添付の図14に示すよ
うに、M×N画素の画像およびm×n画素のテンプレー
トの場合、位置の数は(M−m+1)×(N−n+1)
となる。これらの位置についての交差相関(cross-corre
lation)関係は、これらの位置の2次関数を形成し、添
付の図15に示す面のようにプロットされ得る。この面
のピークは、最良マッチング位置を示す。
良相関関係が所定の閾値よりも大きいかどうかを判定す
る。そうである場合、最後にデジタル化された画像内に
ターゲット画像が検索されたと仮定でき、この情報を、
例えば図12の参照符号51のように使用することによ
り、観察者トラッキング自動立体表示装置を制御するこ
とができる。次のデジタル化画像が捕捉されると、工程
48〜工程51が繰り返され、その後も同様の処理が繰
り返される。
28122に開示されている。US3828122は、航空機搭載ミサ
イル用の、一連の画像を提供するビデオカメラを有する
ターゲットトラッキング装置を開示する。ユーザは、表
示装置の画像上で(小さい矩形を含んだ)大きい矩形を
動かすことによって、第1の画像上にターゲットを特定
する。小さい矩形がターゲットに重なったとき、小さい
矩形の中の画像がターゲットメモリに格納される。次の
画像を受け取ると、大きい矩形の中の画像の位置を現フ
レームメモリに格納し、装置はターゲットが大きい矩形
の中心にあるかどうかを判定する。具体的には、ターゲ
ットメモリの内容を、大きい矩形の中における小さい矩
形の全ての位置について、現フレームメモリの内容に相
関させ、最大相関値を示す位置を選択する。
で実施するには比較的容易な処理であるが、計算集約型
の処理である。直接テンプレートマッチングを行うに
は、非常に高性能なコンピュータハードウェアが必要で
あり、これは、商品化のためには非実用的である。
像において顔の動きをトラッキングする方法を開示す
る。第1のフレームにおいて、顔の画像についての重心
(centroid)および動きベクトルを求め、これを用いて、
次のフレームの重心を推定する。第1のフレームと次の
フレームとにおける重心の周りのエリアを比較すること
により、推定した重心の周りに画像を形成する。第1の
フレームと前フレームの顔の位置を比較することによ
り、動きベクトルを推定する。
えば、重心を中心として形成される画像の形状およびサ
イズが、フレーム毎に異なり得る。従って、重心が、例
えば観察者の目と目の中間点である顔の画像中の同じ位
置を指さない。この結果、トラッキングにおける実質的
な誤差を生じる。さらに、第1のフレームにおいて重心
の初期位置を求めた後、それ以降の重心位置推定は、動
きベクトルを求めることによって行われる。従って、動
きベクトルを求める際に誤差が累積し得る。このよう
に、この技術は、テレビ電話の用途には適しているかも
しれないが、観察者トラッキング自動立体表示装置にお
ける使用には精度が不十分である。
のであって、その目的は、望ましくないまたは非実用的
な大きい計算パワーを必要とせずに、ターゲット画像の
位置を高速に示す、画像トラッキングシステム、観察者
トラッキング自動立体表示装置および画像トラッキング
方法を提供することである。
キングシステムは、画像シーケンスを与える第1の手段
と、該第1の手段から前に与えられた画像内におけるタ
ーゲット画像の位置を求める第2の手段とを備えた画像
トラッキングシステムであって、該第1の手段から前に
与えられた該画像と後に与えられた画像との間における
該ターゲット画像の動きを求める第3の手段と、該第2
の手段によって求められた該位置を該第3の手段によっ
て求められた該動きで修正したものとして、該後に与え
られた画像内における該ターゲット画像の位置を示す第
4の手段とをさらに備えるシステムであり、これによ
り、上記目的が達成される。
較的速く検出できるが、誤差が累積するので、これを単
独で用いることはできない。ターゲット画像の位置を求
めるには比較的時間がかかるが、より多くの時間が利用
可能な前画像に基づいて行うことができる。各トラッキ
ングサイクルについて、示される位置は、第2の手段に
よって正確に求められた位置と、第3の手段によって求
められた動きに基づいているので、誤差が累積すること
はなく、ターゲット画像の位置が高い精度で比較的速く
示される。トラッキングシステムが多くの用途において
商業上魅力的になるように、商業上許容可能な計算パワ
ーを用いることも可能である。
画像は、シーケンスからの任意の2つの画像であり得る
が、前記後に与えられた画像が、前記前に与えられた画
像と連続していてもよい。
スの画像のそれぞれを順番に含んでいてもよい。
るように前記第1の手段が構成されていてもよい。
ている画像であってもよい。
いてもよい。
像および前記後に与えられた画像を格納するメモリを含
んでいてもよい。
れたフィールドである連続するフィールドを含んでいて
もよい。
グラムドデータプロセッサを含んでいてもよい。
前記第2の手段によって求められた位置に加算するよう
に前記第4の手段が構成されていてもよい。
によって与えられるとすぐに前記動きを求めるように前
記第3の手段が構成されていてもよい。
に、後に与えられた画像上における前記ターゲット画像
の位置を求めるように前記第2の手段が構成されていて
もよい。
4の手段によって示される位置を含む第1の画像部分内
において前記ターゲット画像をサーチするように前記第
2の手段が構成されていてもよい。
が、実質的に前記第1の画像部分の中心であってもよ
い。
が不成功であった場合に、前記前に与えられた画像全体
において前記ターゲット画像をサーチするように前記第
2の手段が構成されていてもよい。
記ターゲット画像をサーチするように前記第2の手段が
構成されていてもよい。
において前記ターゲット画像のテンプレートマッチング
を行って最良一致を検索するように前記第2の手段が構
成されていてもよい。
記最良一致に対応する位置の近傍に配された複数の第2
の位置において前記ターゲット画像のテンプレートマッ
チングを行うように前記第2の手段が構成されていても
よい。
応する領域との間の相関値、および、該ターゲット画像
と前記第2の位置に対応する領域との間の相関値の少な
くとも一方を求めて、最大相関値を選択するように前記
第2の手段が構成されていてもよい。
と比較するように前記第2の手段が構成されていてもよ
い。
することにより、前記ターゲット画像を捕捉する第5の
手段を備えていてもよい。
表示する表示装置と、該表示装置上に境界画像を生成す
る画像生成装置と、該境界画像内の画像領域の捕捉を始
動するためのユーザが操作できる制御装置とを含んでい
てもよい。
境界画像の位置を制御するためのユーザが操作できるさ
らなる制御装置を含んでいてもよい。
該ターゲット画像よりも小さい第2の画像部分内の複数
の画像要素において動きを求めるように前記第3の手段
が構成されていてもよい。
るように前記第3の手段が構成されていてもよい。
いて、xiおよびyiはi番目の画像要素のデカルト座標
であり、iは1≦i≦jである整数であり、jは1より
も大きい整数であり、f1およびf2は前記前に与えられ
た画像および前記後に与えられた画像を表す関数であ
り、ΔxおよびΔyは前記動きのデカルト成分であって
もよい。
装置は、上記のシステムを含む観察者トラッキング自動
立体表示装置であり、これにより、上記目的が達成され
る。
配置されたビデオカメラを含んでいてもよい。
えられた画像内におけるターゲット画像の位置を求める
工程と、該前に与えられた画像と後に与えられた画像の
間における該ターゲット画像の動きを求める工程と、該
前に与えられた画像内の位置を該求められた動きで修正
したものとして、該後に与えられた画像内における該タ
ーゲット画像の位置を示す工程とを包含するシーケンシ
ャルに与えられる画像の画像トラッキング方法であり、
これにより、上記目的が達成される。
ンスをプロセッサに与えるためのビデオカメラまたは他
の装置を備えている。画像は、映像フィールドシーケン
スの形態でリアルタイムに与えられる。プロセッサは、
例えば画像フィールドの中のターゲット画像の位置が特
定され得る領域に限定してテンプレートマッチング技術
を用いることによって、前画像フレーム内におけるター
ゲット画像の位置を求める。その後、プロセッサは、例
えば微分技術を用いることによって、前フィールドと次
のフィールドの間の動きを求める。その後、前フィール
ド内におけるターゲット画像の位置と、前フィールドと
それに連続する次のフィールドの間の動きとの和とし
て、更新されたターゲット画像位置を形成する。この位
置データを、例えば自動立体3D表示装置のウィンドウ
ステアリングメカニズムに供給する。これにより、観察
者の目をトラッキングし、観察者の動きの自由度が拡大
された表示装置の自動立体観察を確実にする。
ら、実施例によって本発明をさらに説明する。全ての図
面において、同一の参照符号は同一の部材を示す。
察者トラッキング自動立体表示装置を示す。観察者トラ
ッキング自動立体表示装置は、これも本発明の実施形態
を構成するビデオ画像トラッキングシステムを含む。図
16に示すトラッキングシステム2は、図1のものとは
異なり、トラッキングセンサ3が、約60Hzのフィー
ルドレートで動作するSONY XC999 NTSCカ
メラを含み、トラッキングプロセッサ4にはマウス60
が設けられている。トラッキングプロセッサ4は、約1
50MHzで動作するR4400プロセッサを備えたI
ndyシリーズのSilicon Graphicsエ
ントリーレベルマシン(entry level machine)と、カメ
ラ3によって捕捉される各フィールド毎に640×24
0画素(ピクセル)の解像度を持つ映像デジタイザおよ
びフレーム記憶装置とを有する。カメラ3は、3D表示
装置7の上に配置され、表示装置の正面に座っている観
察者8に向けられる。観察者8とカメラ3の間の通常の
距離は、約0.85メートルであり、この距離におい
て、観察者は、横方向即ちX方向において約500ミリ
メートルの移動自由度を有する。カメラ3によって形成
される画像における2つの画素間の距離は、X方向およ
びY方向において、それぞれ、約0.7および約1.4
ミリメートルに相当する。それぞれインターレースされ
たフィールドが個々に用いられるので、Y方向の解像度
は半分になる。後述のテンプレートは、150×50画
素の大きさに選択される。これは、約105×70ミリ
メートルの領域に相当する。マウス60は、後述のテン
プレート捕捉の際に用いられる。カメラ3は、周囲照明
下におけるユーザの画像の連続的なシーケンスを捕捉
し、これをプロセッサ4に与える。
グ方法を概括的に記載する。初期化ステージの工程61
において、ターゲット画像を有するテンプレートをイン
タラクティブに捕捉する。初期化ステージに続いて、工
程62のグローバルテンプレートサーチからトラッキン
グステージが始まり、引き続き、動き検出工程63およ
びローカルターゲットサーチが行われる。工程65で
は、トラッキングが失なわれたかどうかをチェックす
る。トラッキングが失われていた場合、制御部は、工程
62に戻り、もう1度グローバルテンプレートサーチを
行う。トラッキングが失われていなかった場合、制御部
は、動き検出工程63に戻る。このように、工程63〜
工程65はトラッキングループを形成し、これは、トラ
ッキングが維持されている限り行われる。動き検出工程
63は、微分動き測定法(differential movement metho
d)によって、位置データ66を供給する。微分動き測定
法は、連続するフィールド間におけるターゲット画像の
動きを求め、これを、先行フィールドについて先行の工
程64のグローバルテンプレートマッチングによって検
索された位置に加算する。
り詳細に示す。インタラクティブテンプレート捕捉工程
61では、ユーザに、表示装置7およびマウス60を用
いてテンプレートを形成するターゲット画像を選択させ
る。この動作モードの間、図19に示すように、表示装
置7は、ビデオカメラ3によって捕捉される観察者8の
画像を表示している。プロセッサ4は、この画像に、必
要なテンプレートサイズのグラフィカルガイド67と、
観察者の目を表示装置7上の矩形67内に入れて中心線
68に合わせるように観察者に指示するテキストとをオ
ーバーレイする。観察者は、観察者自身がグラフィカル
ガイド67に対して正しい位置になったところで、マウ
ス60のボタンを操作する。これにより、グラフィカル
ガイド67内の観察者の画像の一部をプロセッサ4が捕
捉および格納し、これをテンプレートまたはターゲット
画像として使用する。
カルガイド67を、観察者の目に対して正しい位置にな
るようにドラッグして、その後、マウスボタンを押して
ターゲット画像を格納するようにしてもよい。
利点の1つは、観察者が、許容可能な位置精度で、テン
プレートの選択に関する決定を行うことができることで
ある。これは、人間の顔の認識、および、目の領域のよ
うな対象画像領域の選択を含む。人間の視覚によればこ
の処理は簡単であるが、コンピュータにとっては、年
齢、性別、目の形状および様々な照明条件の下での肌の
色が異なる可能性のある全ての種類の人間について、テ
ンプレート捕捉を行うことは困難である。テンプレート
捕捉は、あらゆる形状および色の眼鏡をかけた観察者に
対して行うことができるが、他の公知のタイプのトラッ
キングシステムは、眼鏡をかけた観察者には対応できな
い。
デジタル画像をプロセッサ4のフレーム記憶装置から取
り出す工程69を含む。工程70において、テンプレー
ト位置を示すグラフィックスオーバーレイを描画する。
工程71では、マウスボタン等の入力装置が操作された
かどうかを検出することによって、テンプレート位置が
正しいかどうかをテストする。正しくない場合には、制
御部は工程69に戻る。ターゲット画像が捕捉される
と、制御部は、グローバルテンプレートサーチ工程62
に進む。
次の利用可能なデジタル画像を取得し、工程73におい
て、この画像全体にテンプレートマッチングを適用し
て、テンプレートを形成するターゲット画像の開始位置
(座標:X0、Y0)を検索する。後述するように、開始
位置は、テンプレートとその下にある画像エリアとの最
良相関値が得られる位置である。工程74において、工
程73で求めた最良相関値が所定の閾値よりも大きいか
どうかを判定する。最良相関値が閾値を越えない場合に
は、制御部は、工程72に戻り、次の利用可能なデジタ
ル画像についてこの処理を繰り返す。最良相関値が閾値
を越える場合、制御部は、ターゲット確認を伴った動き
検出を行う工程63、64および65に進む。
f1を格納し、次の利用可能な画像f2を取り出して処理
する。工程76において、画像f1およびf2について、
後述の微分法を適用して、両画像間におけるテンプレー
トの移動即ち動きを計算する。この動きは、デカルト成
分ΔXおよびΔYを持つ。工程77では、工程76にお
いて計算された動きを、前のテンプレートマッチングの
際に求めた位置に加算して位置データを更新する。これ
により、工程78で、表示装置制御プロセッサ5を介し
てウィンドウステアリングメカニズム6に出力される位
置データX0、Y0は、X0+ΔX、Y0+ΔYとして生成
される。
ように、画像f2にテンプレートマッチングを適用す
る。具体的には、位置X0、Y0を中心とした画像中の小
さい領域に対して階層サーチを適用する。このテンプレ
ートマッチングは、交差相関技術を含み、工程80にお
いて、工程79で求めた最良相関値を所定の閾値と比較
することによって、トラッキングが失なわれたかどうか
を検出する。最良相関値が所定の閾値未満である場合、
制御部は、グローバルテンプレートサーチ62の中の工
程72に戻り、次の利用可能なデジタル画像内における
ターゲット画像の位置を再び特定する。最良相関値が所
定の閾値よりも大きい場合、工程81において、最良相
関値位置をパラメータX0およびY0として入力すること
により位置データを更新する。その後、制御部は工程7
5に戻り、観察者トラッキングが必要である間、工程7
5〜工程81を繰り返す。
2〜図14を参照しながら上記したタイプのものであ
る。初期工程の際、および、工程80においてトラッキ
ングが失われたと判定される度に、全画像エリア中にお
けるターゲット画像の位置を特定する必要がある。具体
的には、画像全体中におけるターゲット画像の位置が分
かるまでの間は、微分動き測定法76を開始することは
できない。
しながら説明したように、テンプレート中のターゲット
画像を、テンプレートによってオーバーレイされた各サ
ブセクションに交差相関させることによってテンプレー
トマッチングが行われる。テンプレートと画像中の現サ
ブセクションとの相似性(similarity)は、あらゆる適切
な測定基準(metric)によって測定され得るが、好適な実
施形態においては正規化された交差相関を用いる。テン
プレートマッチングされる画像エリアの左上コーナーの
座標x0、y0に対する正規化された交差相関C(x0、
y0)は、
数、Tp(x、y)は、テンプレートのターゲット画像
を表す関数、(x、y)は、テンプレート内の各画素の
座標、Mは、テンプレート内の合計画素数 Cfは、f(x、y)の自己相関値 CTpは、テンプレートTp(x、y)の自己相関値とし
て計算される。
0,1.0]の範囲内にある。但し、最大値1.0は、
テンプレートがその下にある画像と同一であるときに得
られる。
工程79においても用いているが、工程79では、図2
0に示すように、現在利用可能な画像の中の比較的小さ
い領域に対してテンプレートマッチングを適用する。参
照符号85は、前画像フィールド内において特定された
ターゲット画像位置を示す。連続するビデオ画像フィー
ルド間の時間間隔において、生じ得る最大動きは、観察
者の最大移動速度によって制限される。上記した特定の
ハードウェア例の場合、これは、約8.33ミリメート
ルの最大垂直または水平移動86に相当する。従って、
観察者の目の領域は、テンプレートと同じ(矩形の)形
状を有するとともにテンプレートと同心であり、縦横の
サイズがそれぞれ約16.67ミリメートルだけ大きい
境界87内になければならない。このように、テンプレ
ートマッチング工程79は境界87内に限定されてお
り、計算時間が最少限に抑えられる。
ッチングをさらに最適化するには、図21に示すよう
に、最適化階層テンプレートマッチング技術を採用す
る。このテンプレートマッチングは、第1および第2の
サブ工程で行われる。第1のサブ工程において、工程7
3では画像全体(工程79では境界87)中の疎らな位
置においてテンプレートマッチングを行う。下にある画
像セクションとの交差相関を行うのに、テンプレート4
7の全画素を用いるのではなく、比較的粗いグリッドの
交点にある88および89のような画像要素を用いる。
これにより、テンプレートおよび下にある画像領域がサ
ブサンプリングされ、交差相関計算において処理しなけ
ればならないデータの量が低減される。各画像要素を表
すデータを切り捨て(truncate)ることによって計算時間
をさらに削減し得る。
ット画像の位置を示す。テンプレートマッチングの第1
のサブ工程が完了した時点で、例えば、位置91を中心
としたターゲット画像について相関値が最大となること
が分かる。
ット画像の位置を高精度化(refine)する。上記と同じ交
差相関計算を行うが、ここでは、より小さい領域92に
限定してサーチを行う。領域92の寸法は、縦横それぞ
れ、第1のサブ工程における疎らな段階(ステップ)の
2倍である。このサブ工程は、より細かい段階(ステッ
プ)およびより高い画像要素解像度を用いて行われ、こ
の結果、現処理中画像フィールド内のターゲット画像に
ついて高精度化された位置93が検索される。
多数のサブ工程に分割してもよいが、実際には、効率お
よび精度の観点から2サブ工程の構成が適当であること
が分かっている。これは、第1のサブ工程において2つ
の隣接する位置間のステップサイズを大きくし過ぎる
と、正しい「粗」位置を簡単に見過ごしてしまうからで
ある。
ては、それぞれ工程73および79において得られた最
良交差相関値を所定の閾値と比較することにより、ター
ゲット画像が、現画像内(工程74)あるいは画像の境
界87内(工程80)に存在するかどうかを判定する。
もし、頭の動きが並進的であり、強度変化が全くなく、
カメラが線形(linear)であり、光学系の故障が全くな
く、電子回路からのランダムノイズが全くなく、デジタ
ル化誤差が全くない場合、最良一致(best-matched)位置
における交差相関値は、理論上1となる。
可能であり、テンプレートによって画像内に完全な一致
が検索されることはない。従って、最良交差相関値を所
定の閾値と比較し、これにより、許容可能な一致が検索
されたかどうかを確立するとともに、交差相関値の比較
的低い、不適切な画像部分にシステムがロックすること
を防ぐ。予め設定される閾値は、様々な照明条件の下で
多数の異なる種類の人間を対象として実験を行うことに
よって発見的に求める。最大値1.0の正規化された交
差相関値を用いる場合、典型的な閾値の値は約0.5で
ある。
てもよいが、コンピュータ処理が容易な矩形が好まし
い。テンプレートのサイズは、ターゲット画像の位置を
求める効率および精度に影響し得るので重要である。テ
ンプレートが大きい程、より鋭いピーク相関が得られ、
ピーク位置がより正確に求められる。この主な理由は、
画像領域が大きい程、顔の特徴をより多く含み、このた
め、ピーク位置からの微少な移動でも交差相関値をより
実質的に変化させるからである。しかし、テンプレート
が大きい程、より多くの計算時間を必要とする。また、
テンプレートマッチングが画像の背景内容に影響される
ことを防ぐために、テンプレートは、画像内の観察者の
顔の境界を越えるべきではない。これらのファクタのバ
ランスがとれる典型的なサイズは、画像内の観察者の両
目の領域を丁度カバーする程度のサイズである。上記の
パラメータの場合、150×50画素のテンプレートサ
イズが適切である。
ドウのステアリングを制御しているが、上記の較正を人
間の観察者が行う場合には、コーナー等のテンプレート
の他の位置を用いることも可能である。較正の結果に
は、暗示的且つ自動的にオフセットが含まれる。
像フィールド間の相対移動を測定し、この移動が純粋に
並進的であると仮定する。この移動は、周知のテイラー
近似を用いて2つの連続する画像フィールドの強度の差
から求められる。テイラー近似は、例えば、T.S.Huang
(編), Image Sequence Analysis, ISBN 3-540-10919-
6, 1983年、に開示されている。f1(x、y)が、連続
するフィールドの内の第1のフィールドの点(x、y)
における画像特徴の強度であり、この画像特徴が(Δ
x、Δy)だけ移動して第2のフィールドにおいて位置
(x+Δx、y+Δy)にあるとすると、第2のフレー
ムのグレーレベルf2(x+Δx、y+Δy)は同じグ
レーレベルを有する、即ち、 f1(x、y)=f2(x+Δx、y+Δy) となる。
は、1次の微分項(first order differential terms)を
切り捨てたテイラー展開を用いて、
を表す未知数である。このように、2つの連続する画像
における1対の画素から1つの式が得られるので、2対
の画素からは2つの式の線形システムが得られる。この
線形システムは、上記2つの未知数について解くことが
でき、これにより、動きが与えられる。実際には、ラン
ダムな誤差を低減するために、周知の最少2乗法を利用
して、多数の画素を用いる。例えば、約50〜約60個
の画素を用いることが可能である。
ト画像から選択するべきである。しかし、連続するフィ
ールド間の動きが求められるまでの間、ターゲットの実
際の位置は未知である。実際には、図20を参照しなが
ら上記したように、2つの連続するフィールド間の実際
の動きには限界があるので、図20に示す領域94から
画素対を選択することが可能である。観察者の移動速度
が設定最大速度未満であれば、領域94は、移動の方向
に関わらず、連続する画像フィールド内に頭の一部を常
に含んでいる。
元の例を図22に示す。この場合、テイラー近似は、
画像の連続するフィールドに対応する、時間t1および
t2における1次元動きターゲットの画像をそれぞれ表
している。この移動が行われた時点で、時間t1におい
て位置x0にある点P1は、時間t2においては位置x0+
Δxにある点P1’である。同様に、時間t1における点
P2は、時間t2において点P2’になる。図22におい
て簡単な三角形の幾何学形状で示すように、動きΔx
は、位置x0における強度差Δfおよびこの位置におけ
るターゲット強度の勾配から計算できる。
s)で表される2次元テイラー近似における勾配は、数値
の差、即ち、
る不可避のノイズの影響を受ける。この影響を低減する
方法の1つは、小さいウィンドウに対して多項式面(pol
ynominal surface)をフィッティングさせることであ
る。例えば、3×3画素のウィンドウに対して、 f(x、y)=ax2+by2+cxy+dx+ey+g の面をフィッティングさせることが可能である。
は、費用関数(cost function)
し、合算(summation)は、現画素を中心とした3×3の
ウィンドウに対して行われる。最小化は、各パラメータ
に関する偏導関数が0の場合に達成される。これによ
り、容易に解くことができる方程式系が得られる。する
と、f(x、y)の偏導関数は、
について、最終的な式は、
記載される特定の実施形態において、約2ミリ秒しか必
要とせず、適切な精度を提供するので、工程78におい
て供給される位置データの出力を用いて自動立体表示装
置のステアリングメカニズム6を制御することができ
る。しかし、動き検出法だけを用いて安定なトラッキン
グを行うことはできない。なぜなら、検出される動きに
は常に測定誤差があるからである。合間に訂正を行わず
に動き検出法を繰り返すだけでは、誤差が累積し、正確
なトラッキングがすぐに失われる。連続するフィールド
のそれぞれについて正確な位置測定を行うためにはテン
プレートマッチング工程79が必要である。微分法76
で1回の反復処理に生じる誤差は小さすぎて正確な観察
者トラッキングに影響しない。工程79で行われるター
ゲット確認において、検出された位置において、ターゲ
ット画像が本当にそこにあることを確認するとともに、
次の動き検出工程76の前に、位置データを高精度化す
る。上記のように、動き検出工程にかかる時間は約2ミ
リ秒であり、フィールド反復レートが約60Hzの場
合、次のデジタル化画像が用意されるまでに約14.7
ミリ秒が残る。この「待ち時間」は、テンプレートマッ
チング工程79がターゲット確認を行うのに十分であ
る。
動きを、前画像フィールドについて工程79において求
められた位置に加算する。このように、工程78におい
てターゲット画像位置を示すのに1回の微分法工程76
の結果(含まれる誤差は1組のみ)だけを用いるので、
微分法工程76における累積誤差が回避される。テンプ
レートマッチング工程79において、誤差を含むターゲ
ット画像位置が計算されるが、現ターゲット画像に対し
て1回毎にテンプレートマッチングを行うので、この誤
差は累積しない。従って、得られる位置データは、常
に、正しいターゲット位置+単一の測定誤差となる。
率的に協働する。動き検出は、高速に位置データを生成
し、これにより、待ち時間が最小限になる。動き検出の
結果によって、テンプレートマッチングのサーチエリア
が限定される。テンプレートマッチングを利用すること
によって、ターゲット位置を確認するとともに、動き検
出による測定誤差の累積を防ぐ。この効率的な組合せに
よって、短い待ち時間、高い更新頻度および十分な測定
精度の要件が満たされるので、観察者トラッキング自動
立体3D表示装置に適した信頼性の高いトラッキングシ
ステムを提供することが可能になる。
ジタル化のタイミングに関連した、工程76および79
のタイミングを示す。デジタル化は、時間97から開始
され、図16に示すようなフィールドレート60Hzの
NTSCビデオカメラを用いて、各フィールドが、約1
6.67ミリ秒の期間内にデジタル化される。プロセッ
サ4は、図11に示すタイプのリングバッファを含んで
おり、次のフィールドを捕捉している間に、各フィール
ドが各バッファメモリから利用可能である。
テンプレートサーチ62が既に行われてターゲット画像
の初期位置が与えられているとすると、約2ミリ秒以内
に工程76が行われ、位置データPmdが利用可能とな
り、これを前工程79においてテンプレートマッチング
によって求めた位置Ptmに加算することができる。従
って、新しいフィールドが捕捉およびデジタル化された
後すぐに、工程76が開始される。工程79は、工程7
6が完了した後すぐに終了し、これにかかる時間は約1
0ミリ秒である。従って、各画像フィールドについての
画像全体のトラッキングは、1つの画像フィールドをデ
ジタル化するのに必要な時間以内に完了するので、観察
者位置測定の反復レートは、約60Hzのフィールド反
復レートに等しい。位置測定の待ち時間は、約18.7
ミリ秒であり、約5ミリメートルよりも優れたX方向精
度を得ることが可能である。これは、例えば図2に示す
自動立体表示装置において使用される画像トラッキング
システムには十分である。
約60ミリ秒の固定時間がかかる。例えば観察者がビデ
オカメラ3の視野外に出ることにより、工程63、64
および65においてターゲット画像が失われた場合、ト
ラッキングシステムはターゲット画像が失われたことを
検出し、観察者が視野の中に戻ってトラッキングシステ
ムが再びその位置を特定するまでの間、グローバルテン
プレートサーチ62に切り換える。
間の動きが画素3〜4個分を越えない場合に良好に機能
する。これは、大凡、図2に示す自動立体サイズの典型
的な実施形態における観察者の平均速度であるが、実際
には、観察者がこの2倍の速度で動く場合も時々ある。
このような状況下では、微分法は、動きを過小評価する
傾向がある。この問題を解決する技術の1つは、反復微
分法(iterative differential method)を用いることで
ある。例えば、連続するフィールド間においてターゲッ
ト画像が7画素分動いたにも関わらず第1の反復処理に
おいて動きを4画素と推定した場合、次の反復処理まで
の間、第2の画像フィールドは4画素分だけシフトし得
る。このとき、シフトしたフィールドと前フィールドと
の間の相対的動きは約3画素であるが、これは、正確に
測定され得る。2回よりも多い反復処理を用いることも
可能であるが、実際には、2回の反復処理が適当である
ことが分かっている。
に示すようにデカルト座標で表すことができる。上記の
トラッキングシステムは、XY方向頭トラッキングを実
現するが、観察者がZ方向には移動せずに表示装置のウ
ィンドウ平面23内に留まっている場合には、X位置デ
ータのみでも十分な場合がある。通常、観察者がZ方向
に動く場合には、Z方向トラッキングが必要となる。し
かし、カメラ3のレンズ99の光心が表示装置の光心2
9と位置的に整合している特別な場合には、Z方向トラ
ッキングは明示的には必要でない。
平方向XZ平面において角度的に隔てられている。図2
4に示すように、カメラレンズ99の光心が表示装置の
光心29と位置的に整合している場合、参照符号100
等の同一の切替線上の全ての点が、参照符号101等の
カメラ3の結像面102上の同一の点に結像する。従っ
て、カメラのある画素のX位置は、観察者の角度的な位
置を示し、これを図7の光学系に直接供給することによ
り、観察者のZ位置を全く知る必要なく、正しくステア
リングされた観察ウィンドウを得ることができる。従っ
て、この特定の構成により、単一のカメラを使用して、
精度を高めて応答時間を短縮することが可能となり、ト
ラッキングシステムが、このタイプの自動立体表示装置
に特に適したものとなる。
典型的には、ある程度の長手方向の観察自由度を観察者
に与える。具体的には、観察者の目が適切な菱形観察ゾ
ーン21および22内に維持されている限り、観察者は
表示装置全体にわたって3D画像を知覚する。しかし、
長手方向即ちZ方向に移動した場合、観察者がビデオカ
メラ3に対して近づいたり離れたりするため、ターゲッ
ト画像のサイズが変化する。微分法76においては、タ
ーゲットが短い距離しか動かないように、最新の2つの
連続する画像フィールドを用いている。従って、このス
ケーリングの影響(scaling effect)は最小限であり、重
大な問題を引き起こすことはない。
チング工程73および79にとってより重要である。な
ぜなら、各画像フィールドが、常に、テンプレート捕捉
工程61で得た固定テンプレートを用いてサーチされる
からである。このスケーリングの影響の結果、最大相関
値は、最適値1未満になる。上記した特定の実施形態の
場合、測定誤差が約5ミリメートルを上回らなければ、
トラッキングシステムは、約0.85メートルの最良観
察位置から前後に約150ミリメートルの長手方向の移
動を許容できる。
て、所定の閾値を用いて、ターゲット画像の位置が特定
されたかどうかをテストする。予め設定される閾値は、
様々な照明条件下において、異なる位置および方向の様
々な人間に対処できるように、十分に小さくなければな
らない。しかし、この閾値は、ターゲット画像を誤った
ターゲット画像から区別できる程度には大きくなければ
ならない。ターゲット確認は、図25および図26に示
す色調(H)、彩度(S)、明度(V)測定等の追加の
方法を用いてさらなるチェックを行うことによって向上
し得る。
および図18に示すものとは異なり、工程103および
104が挿入されている。人間の皮膚の彩度が均一にな
ることは周知である。この均一性は、グレーレベル等の
他の画像特徴と比べて、異なる照明条件による影響を受
けにくい。照明が均一であれば、顔の大部分にわたって
顔の色調および彩度は共に滑らかに変化する。照明が不
均一であっても、画像の彩度は観察者の顔の両側で非常
にバランスがとれた状態を維持するが、強度画像(inten
sity picture)は、目に見えて片側では暗く反対側では
明るくなり得る。また、観察者の顔の平均彩度値は、よ
り顕著に、背景の平均彩度値と異なる。観察者の顔の彩
度の平均値は、頭を移動する際にもほとんど変化しな
い。これにより、ターゲット確認をさらにチェックする
ことができる。
んだ二重円錐としてHSVを示す。二重円錐の軸は、黒
から白へのグレースケールの進行を表す。軸からの距離
は、彩度を表す。軸を中心とした角度方向は色調を表
す。
るビデオカメラ3の場合、HSVフォーマットへの変換
は、RGB信号の最大値および最小値を検索することに
よって行われる。この場合、V成分は最大信号の値によ
って得られる。彩度Sは、V成分が0である場合には0
になり、そうでない場合には、最大および最小RGB値
の差を最大値で割ったものになる。色調は、 V=0の場合、 H=0 c max=Rの場合、 H=(G−B)/d c max=Gの場合、 H=2+(B−R)/d c max=Bの場合、 H=4+(R−G)/d となる。但し、dは、RGB値の最大値と最少値の差で
あり、c maxは、RGB値の最大値である。
03において、テンプレートの下にある画像フィールド
の中の最適位置にある領域を、上記のようにRGBフォ
ーマットからHSVフォーマットに変換する。ターゲッ
ト画像の平均値s1を計算し、これを、テンプレートの
平均彩度と比較する(平均彩度は、固定であり、テンプ
レート捕捉工程61の間に計算することができる)。平
均彩度の差Sは、|s1−s2|/s2として計算し、
これを、工程104において、典型的に約0.7〜0.
8である別の所定の閾値と比較する。平均彩度が閾値よ
りも大きい場合、制御部は動き検出工程63に戻り、タ
ーゲット確認が成功したことを示す。Sが閾値未満であ
った場合には、制御部はグローバルテンプレートサーチ
工程62に戻る。このように、この追加的なチェックに
よって、正しくないターゲット画像に誤ってロックする
可能性が低くなる。
に顔がほぼ真っ直ぐな位置にある単一のユーザに対して
単一のテンプレートを用いている。実際には、ユーザ
は、少しであれば、頭を傾斜および/または回転させて
よい。顔の大きさ、顔の特徴および画像の信号対ノイズ
比等の複数のファクタに応じて、厳密な範囲はユーザに
よって異なる。複数のテンプレートを用いて、より大き
い回転および傾斜を許容するように、システムを改変す
ることが可能である。図27の初めの行は、ユーザが、
角度−A度から+A度まで傾斜し得る場合の単一のテン
プレートを示す。第2のテンプレートを角度2Aで作成
した場合、このテンプレートを用いて、A度〜3A度の
範囲で傾斜した目の領域に対してテンプレートマッチン
グを行うことができる。同様に、第3のテンプレートを
角度−2Aで作成することにより、傾斜範囲を−A〜−
3Aに拡張することができる。
トを用いて最良一致領域を検索し得る。最良相関値が所
定の閾値を上回る場合には、その目の領域を検索する。
そうでない場合には、第2のテンプレートを用いて、テ
ンプレートマッチング処理を適用する。最良相関値が所
定の閾値を上回る場合には、その目の領域を検索する。
そうでない場合には、第3のテンプレートを用いて、テ
ンプレートマッチング処理を適用する。
領域が検索された場合、次のフレームに対するテンプレ
ートマッチングは、第1のテンプレートではなく、第2
のテンプレートを用いて開始され得る。最良相関値が所
定の閾値を上回る場合には、その目の領域を検索する。
そうでない場合には、その目の領域が検索されるまで、
他の2つのテンプレートを順番に用いることができる。
される傾斜範囲がさらに拡張され得る。
記のインタラクティブな方法を適用して、第2および第
3のテンプレートを作成することが可能である。しか
し、これは不便であり、またその必要でもない。なぜな
ら、第2および第3のテンプレートは、第1のテンプレ
ートを所望の角度だけ回転させて計算によって作成する
ことが可能だからである。
ユーザが垂直方向軸を中心として頭を回転させる際の許
容される回転の範囲を拡張することが可能である。但
し、この付加的なテンプレートは、個々に手動で捕捉し
なければならない。
るテンプレートの数に等しいファクタ分だけ、必要な計
算パワーが増大する。同じ性能を維持するためには、よ
り高性能な逐次処理コンピュータ、または並列コンピュ
ータを用いる必要がある。上記のテンプレートマッチン
グ処理自体、および複数のテンプレートの使用は、並列
処理に非常に適している。将来、並列計算がもっと容易
に利用できるようになれば、このような多重テンプレー
ト技術が、実施および計算効率の点で有利になるであろ
う。
可能である。例えば、記載した実施形態におけるトラッ
キングシステムの大部分は、プログラムドデータプロセ
ッサとして実施されているが、他の実施態様としては、
カメラ、デジタル信号処理チップおよび適切な記憶装置
等の個別の部品の使用が挙げられる。システムを、少な
くとも部分的にカメラシステムに内蔵された専用のシリ
コンチップまたはチップセットとして実現することも可
能である。そのようなカメラは、標準映像信号用の第1
の出力と、位置データ用の第2の出力とを有し得る。C
MOSを利用したカメラシステム等のカメラセンサに直
接集積されたシステムは、アナログビデオデータの生成
および処理のためのデジタル/アナログコンバータおよ
びアナログ/デジタルコンバータを必要とせず、これに
より、コストを低減し、性能を向上させる機会を提供す
る。また、可視光カメラの使用を記載したが、赤外線光
システム等の他のセンサを用いてもよい。
実用的な大きい計算パワーを必要とせずに、ターゲット
画像の位置を高速に示す画像トラッキングシステムを提
供することができる。
は他の装置を装着する必要がなく邪魔にならない、自動
立体表示装置における観察者トラッキング技術が提供さ
れる。また、比較的安価な「受動的」ビデオカメラによ
って観察者を観察することができ、背景または照明を特
別に制御する必要もない。観察者トラッキングに必要な
全てのデータは、ビデオ画像のみからリアルタイムで抽
出することができる。
大約60Hzで、約20ミリ秒未満の待ち時間で動作す
ることができる。これにより、観察者は、頭移動速度を
事実上全く制限されることなく、表示装置の視野内で自
由に動くことができる。計算パワーに対する過度の要求
がなく、低コストで商品化することができる。
周囲光の下で動作できる。これにより、より広い使用環
境において使い易さが増す。能動的な可視または赤外線
光源からの光が目に入ることが全くないので、視覚的不
快感がない。能動的な光源のための部品および電源が不
要なので、コストが削減される。
来た際にも、トラッキングシステムは、非常に短い時間
でターゲットの位置を再特定できるので、ユーザは、立
体映像を再び見ることができるようになるまでに、実質
的な遅延を全く感じない。トラッキング処理を行ってい
る間に、機能が失われることもなく、周囲の照明が大幅
に変化しない限りはシステムを再起動する必要もない。
装置の模式図である。
である。
成を示す図である。
を示す平面図である。
して傾斜している場合における、観察ウィンドウと、観
察者の目との所望の相対位置を示す図である。
照度プロファイルを示すグラフである。
位置を示す図である。
示す平面図である。
ラッキング応答時間を示すグラフである。
数フィールドで構成される1つの画像フレームを示す図
である。
ングを示す図である。
処理を同時に行う方法を示す図である。
チャートである。
マッチングを示す図である。
反復処理の回数を示す図である。
2次元の面を示す図である。
ング表示装置およびトラッキングシステムを示す模式図
である。
グ方法を示す概略フローチャートである。
ある。
を示す図である。
中の限定された領域を示す図である。
る。
す図である。
置を示す平面図である。
である。
示す図である。
技術を示す図である。
である。
Claims (29)
- 【請求項1】 画像シーケンスを与える第1の手段と、
該第1の手段から前に与えられた画像内におけるターゲ
ット画像の位置を求める第2の手段とを備えた画像トラ
ッキングシステムであって、 該第1の手段から前に与えられた該画像と後に与えられ
た画像との間における該ターゲット画像の動きを求める
第3の手段と、 該第2の手段によって求められた該位置を該第3の手段
によって求められた該動きで修正したものとして、該後
に与えられた画像内における該ターゲット画像の位置を
示す第4の手段とをさらに備えた画像トラッキングシス
テム。 - 【請求項2】 前記後に与えられた画像が、前記前に与
えられた画像と連続している、請求項1に記載の画像ト
ラッキングシステム。 - 【請求項3】 前記前に与えられた画像が、前記シーケ
ンスの画像のそれぞれを順番に含んでいる、請求項1ま
たは2に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項4】 前記画像シーケンスをリアルタイムで与
えるように前記第1の手段が構成されている、請求項1
から3のいずれかに記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項5】 前記後に与えられた画像が、現在与えら
れている画像である、請求項4に記載の画像トラッキン
グシステム。 - 【請求項6】 前記第1の手段が、ビデオカメラを含
む、請求項4または5に記載の画像トラッキングシステ
ム。 - 【請求項7】 前記第1の手段が、前記前に与えられた
画像および前記後に与えられた画像を格納するメモリを
含む、請求項1から6のいずれかに記載の画像トラッキ
ングシステム。 - 【請求項8】 前記画像シーケンスが、インターレース
されたフィールドである連続するフィールドを含む、請
求項1から7のいずれかに記載の画像トラッキングシス
テム。 - 【請求項9】 前記第2、第3および第4の手段が、プ
ログラムドデータプロセッサを含む、請求項1から8の
いずれかに記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項10】 前記第3の手段によって求められた動
きを前記第2の手段によって求められた位置に加算する
ように前記第4の手段が構成されている、請求項1から
9のいずれかに記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項11】 前記後に与えられる画像が前記第1の
手段によって与えられるとすぐに前記動きを求めるよう
に前記第3の手段が構成されている、請求項1から10
のいずれかに記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項12】 前記第3の手段が前記動きを求めると
すぐに、後に与えられた画像上における前記ターゲット
画像の位置を求めるように前記第2の手段が構成されて
いる、請求項11に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項13】 シーケンスの画像よりも小さく且つ前
記第4の手段によって示される位置を含む第1の画像部
分内において前記ターゲット画像をサーチするように前
記第2の手段が構成されている、請求項1から12のい
ずれかに記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項14】 前記第4の手段によって示される前記
位置が、実質的に前記第1の画像部分の中心である、請
求項13に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項15】 前記第1の画像部分内における前記サ
ーチが不成功であった場合に、前記前に与えられた画像
全体において前記ターゲット画像をサーチするように前
記第2の手段が構成されている、請求項13または14
に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項16】 初期の前に与えられた画像全体におい
て前記ターゲット画像をサーチするように前記第2の手
段が構成されている、請求項13から15のいずれかに
記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項17】 前記第1の画像部分内の複数の第1の
部分において前記ターゲット画像のテンプレートマッチ
ングを行って最良一致を検索するように前記第2の手段
が構成されている、請求項13から16のいずれかに記
載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項18】 前記第1の位置よりも細かく位置し且
つ前記最良一致に対応する位置の近傍に配された複数の
第2の位置において前記ターゲット画像のテンプレート
マッチングを行うように前記第2の手段が構成されてい
る、請求項17に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項19】 前記ターゲット画像と前記第1の位置
に対応する領域との間の相関値、および、該ターゲット
画像と前記第2の位置に対応する領域との間の相関値の
少なくとも一方を求めて、最大相関値を選択するように
前記第2の手段が構成されている、請求項17または1
8に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項20】 前記最大相関値を、許容可能性に対す
る閾値と比較するように前記第2の手段が構成されてい
る、請求項19に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項21】 前記シーケンスの画像の1つの一部を
格納することにより、前記ターゲット画像を捕捉する第
5の手段を備えている、請求項1から20のいずれかに
記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項22】 前記第5の手段が、前記画像シーケン
スを表示する表示装置と、該表示装置上に境界画像を生
成する画像生成装置と、該境界画像内の画像領域の捕捉
を始動するためのユーザが操作できる制御装置とを含
む、請求項21に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項23】 前記第5の手段が、前記表示装置上の
前記境界画像の位置を制御するためのユーザが操作でき
るさらなる制御装置を含む、請求項22に記載の画像ト
ラッキングシステム。 - 【請求項24】 全体が前記ターゲット画像の中にあり
且つ該ターゲット画像よりも小さい第2の画像部分内の
複数の画像要素において動きを求めるように前記第3の
手段が構成されている、請求項1から23のいずれかに
記載のシステム。 - 【請求項25】 前記ターゲット画像の並進的な動きを
求めるように前記第3の手段が構成されている、請求項
24に記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項26】 1組の方程式 【数1】 を解くように前記第3の手段が構成されていて、xiお
よびyiはi番目の画像要素のデカルト座標であり、i
は1≦i≦jである整数であり、jは1よりも大きい整
数であり、f1およびf2は前記前に与えられた画像およ
び前記後に与えられた画像を表す関数であり、Δxおよ
びΔyは前記動きのデカルト成分である、請求項25に
記載の画像トラッキングシステム。 - 【請求項27】 請求項1から26のいずれかに記載の
システムを含む観察者トラッキング自動立体表示装置。 - 【請求項28】 前記第1の手段が、前記表示装置の光
心に配置されたビデオカメラを含む、請求項27に記載
の観察者トラッキング自動立体表示装置。 - 【請求項29】 前に与えられた画像内におけるターゲ
ット画像の位置を求める工程と、 該前に与えられた画像と後に与えられた画像の間におけ
る該ターゲット画像の動きを求める工程と、 該前に与えられた画像内の位置を該求められた動きで修
正したものとして、該後に与えられた画像内における該
ターゲット画像の位置を示す工程とを包含する、シーケ
ンシャルに与えられる画像の画像トラッキング方法。
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