JPH11343113A - 低シリカフォージャサイト型ゼオライトおよびその製造方法 - Google Patents
低シリカフォージャサイト型ゼオライトおよびその製造方法Info
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- JPH11343113A JPH11343113A JP10164375A JP16437598A JPH11343113A JP H11343113 A JPH11343113 A JP H11343113A JP 10164375 A JP10164375 A JP 10164375A JP 16437598 A JP16437598 A JP 16437598A JP H11343113 A JPH11343113 A JP H11343113A
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- Japan
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- lsx
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
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- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】高純度な低シリカフォージャサイト型ゼオライ
ト(LSXと略す)を大規模で短時間に製造する方法を
提供する。 【解決手段】X線回折法にてフォージャサイト単相であ
り、SiO2/Al2O3モル比が1.9〜2.1であ
り、Na型のときの水分吸着量が35.0%以上であ
り、一次粒子径が1.0μm以上10.0μm未満のL
SX、及び、アルミネートを含む溶液とシリケートを含
む溶液を混合し、ゲル化後熟成、結晶化を行って、Si
O2/Al2O3モル比が1.9〜2.1のLSXの製造
法において、あらかじめ10℃以上60℃以下の温度で
10分以上3時間以内の熟成を行った10〜20Na2
O・Al2O3・5〜20SiO2・100〜250H2O
の組成の溶液を、生成するLSXに対しAl2O3基準で
0.001%以上0.03%未満ゲル化後あるいは熟成
の初期に加えるか、または、0.01%以上10.0%
以下ゲル化前に加えることを特徴とする。
ト(LSXと略す)を大規模で短時間に製造する方法を
提供する。 【解決手段】X線回折法にてフォージャサイト単相であ
り、SiO2/Al2O3モル比が1.9〜2.1であ
り、Na型のときの水分吸着量が35.0%以上であ
り、一次粒子径が1.0μm以上10.0μm未満のL
SX、及び、アルミネートを含む溶液とシリケートを含
む溶液を混合し、ゲル化後熟成、結晶化を行って、Si
O2/Al2O3モル比が1.9〜2.1のLSXの製造
法において、あらかじめ10℃以上60℃以下の温度で
10分以上3時間以内の熟成を行った10〜20Na2
O・Al2O3・5〜20SiO2・100〜250H2O
の組成の溶液を、生成するLSXに対しAl2O3基準で
0.001%以上0.03%未満ゲル化後あるいは熟成
の初期に加えるか、または、0.01%以上10.0%
以下ゲル化前に加えることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れたガス吸着性
能、特に窒素吸着性能に優れ、酸素と窒素の混合ガスか
ら吸着法によって酸素を分離濃縮するゼオライト吸着分
離剤として有用な、SiO2/Al2O3モル比が1.9
〜2.1の低シリカフォージャサイト型ゼオライト及び
その製造方法に関する。
能、特に窒素吸着性能に優れ、酸素と窒素の混合ガスか
ら吸着法によって酸素を分離濃縮するゼオライト吸着分
離剤として有用な、SiO2/Al2O3モル比が1.9
〜2.1の低シリカフォージャサイト型ゼオライト及び
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】SiO2/Al2O3モル比が1.9〜
2.1の低シリカフォージャサイト型ゼオライト(以
下、「LSX」という)の製造方法については種々の方
法が開示されている。例えば、特開昭53−8400号
公報にはナトリウム、カリウム、アルミネート、及びシ
リケートを含む混合物を50℃以下の温度で結晶化する
か、あるいは50℃以下の温度で15時間から72時間
と極めて長い時間熟成し、ついで60〜100℃の温度
範囲で結晶化する方法が開示されている。
2.1の低シリカフォージャサイト型ゼオライト(以
下、「LSX」という)の製造方法については種々の方
法が開示されている。例えば、特開昭53−8400号
公報にはナトリウム、カリウム、アルミネート、及びシ
リケートを含む混合物を50℃以下の温度で結晶化する
か、あるいは50℃以下の温度で15時間から72時間
と極めて長い時間熟成し、ついで60〜100℃の温度
範囲で結晶化する方法が開示されている。
【0003】ZEOLITES,7巻,Septemb
er,451〜457頁(1987年)には、原料のS
iO2/Al2O3モル比、K/(Na+K)のモル比、
アルカリ濃度、熟成条件、結晶化条件が低シリカフォー
ジャサイト型ゼオライトの生成に与える影響について詳
細に開示されており、熟成・結晶化はシールされたプラ
スチック容器で行われている。
er,451〜457頁(1987年)には、原料のS
iO2/Al2O3モル比、K/(Na+K)のモル比、
アルカリ濃度、熟成条件、結晶化条件が低シリカフォー
ジャサイト型ゼオライトの生成に与える影響について詳
細に開示されており、熟成・結晶化はシールされたプラ
スチック容器で行われている。
【0004】また、特公平5−25527号公報には、
ナトリウム、カリウム、アルミネートを含む混合物とシ
リケートを含む混合物を4〜12℃という低温で混合、
ゲル化し、次いでこのゲルを36℃で48時間熟成した
後、70℃に昇温し結晶化する方法が開示されており、
最終混合における冷却及び過大な機械的エネルギー発生
の回避が重要であると明示されている。
ナトリウム、カリウム、アルミネートを含む混合物とシ
リケートを含む混合物を4〜12℃という低温で混合、
ゲル化し、次いでこのゲルを36℃で48時間熟成した
後、70℃に昇温し結晶化する方法が開示されており、
最終混合における冷却及び過大な機械的エネルギー発生
の回避が重要であると明示されている。
【0005】以上のように低シリカフォージャサイト型
ゼオライトの製造は、ナトリウム、カリウム、アルミネ
ートを及びシリケートを含む溶液を低温で混合し、ゲル
化させた後は、静置状態で長時間熟成し、さらに静置状
態で結晶化温度まで昇温・結晶化することが必須の条件
であると考えられてきた。しかし、原料を低温まで冷却
することは工業的に不利であり、さらに、ゲルは伝熱特
性が極めて悪いために、大規模での合成においては静置
状態で温度の均一化に非常に長時間を必要とするという
困難さがあった。
ゼオライトの製造は、ナトリウム、カリウム、アルミネ
ートを及びシリケートを含む溶液を低温で混合し、ゲル
化させた後は、静置状態で長時間熟成し、さらに静置状
態で結晶化温度まで昇温・結晶化することが必須の条件
であると考えられてきた。しかし、原料を低温まで冷却
することは工業的に不利であり、さらに、ゲルは伝熱特
性が極めて悪いために、大規模での合成においては静置
状態で温度の均一化に非常に長時間を必要とするという
困難さがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
記載の背景において、高純度なLSXを提供することに
あり、さらにそのLSXを短時間に合成する方法、特に
高純度なLSXを大規模で短時間に製造する方法を提供
することにある。
記載の背景において、高純度なLSXを提供することに
あり、さらにそのLSXを短時間に合成する方法、特に
高純度なLSXを大規模で短時間に製造する方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、高純度な
LSXを短時間に合成する方法、特に高純度なLSXを
大規模に、連続的かつ安定的に合成する方法について鋭
意検討した結果、以下の点を見い出し本発明を完成する
に至った。すなわち、アルミネートを含む溶液とシリケ
ートを含む溶液を混合し、ゲル化し、その後、熟成、結
晶化を行うことによりSiO2/Al2O3モル比が1.
9〜2.1の低シリカフォージャサイト型ゼオライトを
製造する方法において、あらかじめ10℃以上60℃以
下の温度で10分以上3時間以下の時間で熟成を行った
10〜20Na2O・Al2O3・5〜20SiO2・10
0〜250H2Oの組成を有する溶液を熟成終了までに
加えることで、極めて短時間の熟成時間で高純度なLS
Xを合成することができることを見いだし、本発明を完
成させた。
LSXを短時間に合成する方法、特に高純度なLSXを
大規模に、連続的かつ安定的に合成する方法について鋭
意検討した結果、以下の点を見い出し本発明を完成する
に至った。すなわち、アルミネートを含む溶液とシリケ
ートを含む溶液を混合し、ゲル化し、その後、熟成、結
晶化を行うことによりSiO2/Al2O3モル比が1.
9〜2.1の低シリカフォージャサイト型ゼオライトを
製造する方法において、あらかじめ10℃以上60℃以
下の温度で10分以上3時間以下の時間で熟成を行った
10〜20Na2O・Al2O3・5〜20SiO2・10
0〜250H2Oの組成を有する溶液を熟成終了までに
加えることで、極めて短時間の熟成時間で高純度なLS
Xを合成することができることを見いだし、本発明を完
成させた。
【0008】なお、本発明における低シリカフォージャ
サイト型ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比は理論
的には2.0であるが、化学組成分析の測定上の誤差等
を考慮した場合、1.9〜2.1の組成の低シリカフォ
ージャサイト型ゼオライトが本発明の範囲に入ることは
明らかである。
サイト型ゼオライトのSiO2/Al2O3モル比は理論
的には2.0であるが、化学組成分析の測定上の誤差等
を考慮した場合、1.9〜2.1の組成の低シリカフォ
ージャサイト型ゼオライトが本発明の範囲に入ることは
明らかである。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明における第一の発明は、X線回折法
においてフォージャサイト単相であり、SiO2/Al2
Oモル比が1.9〜2.1であり、Na型としたときの
水分吸着量が35.0%以上であり、かつ、一次粒子径
が1.0μm以上10.0μm未満であることを特徴と
する低シリカフォージャサイト型ゼオライトである。
においてフォージャサイト単相であり、SiO2/Al2
Oモル比が1.9〜2.1であり、Na型としたときの
水分吸着量が35.0%以上であり、かつ、一次粒子径
が1.0μm以上10.0μm未満であることを特徴と
する低シリカフォージャサイト型ゼオライトである。
【0011】ゼオライトの純度を求めるためにX線回折
法を用いることは一般的に行われている。LSXの合成
時に副生する不純物としてはA型ゼオライトやソーダラ
イト、Breck「ZeoliteMolecular
Sieves」Krieger1974の144ページ
に示されているF型ゼオライト、356ページに示され
ているE型ゼオライト等がある。本発明における高純度
なLSXの特徴の一つは、X線回折法においてフォージ
ャサイト単相であり、上記の不純物を含まないことにあ
る。
法を用いることは一般的に行われている。LSXの合成
時に副生する不純物としてはA型ゼオライトやソーダラ
イト、Breck「ZeoliteMolecular
Sieves」Krieger1974の144ページ
に示されているF型ゼオライト、356ページに示され
ているE型ゼオライト等がある。本発明における高純度
なLSXの特徴の一つは、X線回折法においてフォージ
ャサイト単相であり、上記の不純物を含まないことにあ
る。
【0012】しかし、不純物の結晶性が悪い場合や微量
の不純物が複数存在する場合は、若干の純度が低下があ
ってもX線回折法では不純物のピークが現れないため、
X線回折法においてフォージャサイト単相であること
は、純度が高いことを特徴づけるための必要条件の1つ
にすぎない。
の不純物が複数存在する場合は、若干の純度が低下があ
ってもX線回折法では不純物のピークが現れないため、
X線回折法においてフォージャサイト単相であること
は、純度が高いことを特徴づけるための必要条件の1つ
にすぎない。
【0013】一方、純粋なゼオライトの水分吸着量はゼ
オライトの種類とカチオンの種類により一定の値を示
す。例えば、ナトリウム型のゼオライトではゼオライト
100gに対して28gの水を吸着し、ナトリウム型の
F型ゼオライトではゼオライト100gに対して27g
の水を吸着する。一方、ナトリウム型のLSXは、ゼオ
ライト100gに対し36gの水を吸着し、不純物とし
て生じやすいゼオライトよりも水分吸着量が多い。従っ
て、合成したLSXは水分吸着量を基に純度を推定する
ことが可能である。本発明における高純度なLSXは、
X線回折法においてフォージャサイト単相であるだけで
なく、Na型としたときの水分吸着量が35.0%以
上、より好ましくは35.5%以上の値を示すことが特
徴である。
オライトの種類とカチオンの種類により一定の値を示
す。例えば、ナトリウム型のゼオライトではゼオライト
100gに対して28gの水を吸着し、ナトリウム型の
F型ゼオライトではゼオライト100gに対して27g
の水を吸着する。一方、ナトリウム型のLSXは、ゼオ
ライト100gに対し36gの水を吸着し、不純物とし
て生じやすいゼオライトよりも水分吸着量が多い。従っ
て、合成したLSXは水分吸着量を基に純度を推定する
ことが可能である。本発明における高純度なLSXは、
X線回折法においてフォージャサイト単相であるだけで
なく、Na型としたときの水分吸着量が35.0%以
上、より好ましくは35.5%以上の値を示すことが特
徴である。
【0014】ゼオライトを走査型電子顕微鏡(以降、S
EMと記す)により観察した場合、ゼオライト粒子の最
小単位である一次粒子単独、あるいは複数の一次粒子が
凝集した二次粒子で存在する。一般にゼオライトの一次
粒子はその種類によって形状が決まっている。例えばA
型ゼオライトであれば立方体であり、また、フォージャ
サイト型ゼオライトでは8面体あるいは球状で角が発達
した多面体の形状をしている。
EMと記す)により観察した場合、ゼオライト粒子の最
小単位である一次粒子単独、あるいは複数の一次粒子が
凝集した二次粒子で存在する。一般にゼオライトの一次
粒子はその種類によって形状が決まっている。例えばA
型ゼオライトであれば立方体であり、また、フォージャ
サイト型ゼオライトでは8面体あるいは球状で角が発達
した多面体の形状をしている。
【0015】通常これらの粒子の粒子径はある値を中心
に分布をもっている。分布を持った粒子から平均粒子径
を求める方法としては、例えば、三輪茂雄著「粉体工学
通論」1981年日刊工業新聞社発行1〜30ページに
詳細に述べられている。本発明における一次粒子径と
は、SEMで観察されるフォージャサイト型ゼオライト
の一次粒子を球に近似しその直径の個数平均粒子径とし
て定義されるものである。
に分布をもっている。分布を持った粒子から平均粒子径
を求める方法としては、例えば、三輪茂雄著「粉体工学
通論」1981年日刊工業新聞社発行1〜30ページに
詳細に述べられている。本発明における一次粒子径と
は、SEMで観察されるフォージャサイト型ゼオライト
の一次粒子を球に近似しその直径の個数平均粒子径とし
て定義されるものである。
【0016】本発明のLSXは、高純度であるだけでな
く、その一次粒子径に特徴がある。本発明のLSXの一
次粒子径は1μm以上10μm未満である。
く、その一次粒子径に特徴がある。本発明のLSXの一
次粒子径は1μm以上10μm未満である。
【0017】次に本発明の低シリカフォージャサイト型
ゼオライトを製造する方法を説明する。
ゼオライトを製造する方法を説明する。
【0018】本発明における、アルミネートを含む溶液
とシリケートを含む溶液を混合、ゲル化、熟成し、結晶
化を行いLSXを製造する方法としては、ナトリウム、
カリウム、アルミネート及びシリケートの各イオンを含
有する溶液を、ゲル化開始後の粘度を10〜10000
cpになるように保ち熟成し、その後結晶化を行う方
法、あるいは、アルミネートを含む溶液とシリケートを
含む溶液を20〜60℃の温度で混合、ゲル化して、ゲ
ル化開始後粘度が10〜10000cpのスラリーを調
製した後、熟成し、その後結晶化を行う方法を用いるこ
とが望ましい。なぜならば、この方法以外ではLSXを
工業的に有利で規模の拡大が容易な条件で合成すること
が困難であるためである。
とシリケートを含む溶液を混合、ゲル化、熟成し、結晶
化を行いLSXを製造する方法としては、ナトリウム、
カリウム、アルミネート及びシリケートの各イオンを含
有する溶液を、ゲル化開始後の粘度を10〜10000
cpになるように保ち熟成し、その後結晶化を行う方
法、あるいは、アルミネートを含む溶液とシリケートを
含む溶液を20〜60℃の温度で混合、ゲル化して、ゲ
ル化開始後粘度が10〜10000cpのスラリーを調
製した後、熟成し、その後結晶化を行う方法を用いるこ
とが望ましい。なぜならば、この方法以外ではLSXを
工業的に有利で規模の拡大が容易な条件で合成すること
が困難であるためである。
【0019】本発明者らは、LSXを短時間で合成する
ために検討を加えた結果、上記した方法において、あら
かじめ10℃以上60℃以下の温度で10分以上3時間
以下の時間で熟成を行った10〜20Na2O・Al2O
3・5〜20SiO2・100〜250H2Oの組成を有
する溶液を、熟成終了までに加えることで、極めて短時
間の熟成時間でLSXが生成することを見いだし、本発
明を完成させた。 なお、本発明において、10〜20
Na2O・Al2O3・5〜20SiO2・100〜250
H2Oの組成を有する溶液を単に「加える溶液」と略し
て使用する。
ために検討を加えた結果、上記した方法において、あら
かじめ10℃以上60℃以下の温度で10分以上3時間
以下の時間で熟成を行った10〜20Na2O・Al2O
3・5〜20SiO2・100〜250H2Oの組成を有
する溶液を、熟成終了までに加えることで、極めて短時
間の熟成時間でLSXが生成することを見いだし、本発
明を完成させた。 なお、本発明において、10〜20
Na2O・Al2O3・5〜20SiO2・100〜250
H2Oの組成を有する溶液を単に「加える溶液」と略し
て使用する。
【0020】「加える溶液」の組成は、10〜20Na
2O・Al2O3・5〜20SiO2・100〜250H2
Oの範囲にあることが必須である。加える溶液の組成が
この範囲を外れた場合、高純度で微細なLSXを合成す
るためには長時間の熟成時間が必要となるために好まし
くなく、また、不純物が生じやすくなる可能性もある。
2O・Al2O3・5〜20SiO2・100〜250H2
Oの範囲にあることが必須である。加える溶液の組成が
この範囲を外れた場合、高純度で微細なLSXを合成す
るためには長時間の熟成時間が必要となるために好まし
くなく、また、不純物が生じやすくなる可能性もある。
【0021】「加える溶液」は、あらかじめ10℃以上
60℃以下の温度で10分以上3時間以下の時間で熟成
を行っておく必要がある。熟成を行った加える溶液中に
はProc.7th Int Conf. Zeoli
tes,ページ185〜192 1986年に記載され
ているようにSiO2/Al2O3モル比が2.4前後の
微細なX型ゼオライトの微小結晶が生成していると考え
られる。本発明において原因は不明であるが、「加える
溶液」に含まれるこの様な微細なX型ゼオライトの微小
結晶が何らかの作用を行い、高純度なLSXを短時間の
熟成時間で合成することを可能としたものと推定され
る。
60℃以下の温度で10分以上3時間以下の時間で熟成
を行っておく必要がある。熟成を行った加える溶液中に
はProc.7th Int Conf. Zeoli
tes,ページ185〜192 1986年に記載され
ているようにSiO2/Al2O3モル比が2.4前後の
微細なX型ゼオライトの微小結晶が生成していると考え
られる。本発明において原因は不明であるが、「加える
溶液」に含まれるこの様な微細なX型ゼオライトの微小
結晶が何らかの作用を行い、高純度なLSXを短時間の
熟成時間で合成することを可能としたものと推定され
る。
【0022】また、本発明者らは「加える溶液」の添加
時期とその量に関し詳細に検討を行った結果、以下の点
を見いだした。
時期とその量に関し詳細に検討を行った結果、以下の点
を見いだした。
【0023】「加える溶液」の添加時期としては、熟成
終了時点の前であればいかなる時期ににおいても加えて
もよいが、この内でもゲル化終了時ないし生成したゲル
を熟成する際の熟成工程の初期、または、ゲル化前に加
えるとよい。
終了時点の前であればいかなる時期ににおいても加えて
もよいが、この内でもゲル化終了時ないし生成したゲル
を熟成する際の熟成工程の初期、または、ゲル化前に加
えるとよい。
【0024】「加える溶液」の添加時期がゲル化終了
後、すなわちアルミネートを含む溶液とシリケートを含
む溶液の混合が終了した時点で加える場合、ゲル化直後
に加えることが最も好ましいが、若干の添加の遅れは問
題ではなく、ゲル化終了後ないしは生成したゲルを熟成
する際の熟成工程の初期に加える。このときの「加える
溶液」の量に関し詳細に検討を行った結果、非常に小量
より効果を示すことを見いだした。「加える溶液」の量
が生成する低シリカフォージャサイト型ゼオライトに対
しAl2O3基準で0.001%以上あれば、短時間の熟
成時間で高純度なLSXを合成することができ、「加え
る溶液」の量としては0.001%以上0.03%未満
である。「加える溶液」の量が0.001%未満でもL
SXを合成することは可能であるが、本発明の主旨、す
なわち高純度のLSXを短時間の熟成時間で得るために
は効果が不十分である。
後、すなわちアルミネートを含む溶液とシリケートを含
む溶液の混合が終了した時点で加える場合、ゲル化直後
に加えることが最も好ましいが、若干の添加の遅れは問
題ではなく、ゲル化終了後ないしは生成したゲルを熟成
する際の熟成工程の初期に加える。このときの「加える
溶液」の量に関し詳細に検討を行った結果、非常に小量
より効果を示すことを見いだした。「加える溶液」の量
が生成する低シリカフォージャサイト型ゼオライトに対
しAl2O3基準で0.001%以上あれば、短時間の熟
成時間で高純度なLSXを合成することができ、「加え
る溶液」の量としては0.001%以上0.03%未満
である。「加える溶液」の量が0.001%未満でもL
SXを合成することは可能であるが、本発明の主旨、す
なわち高純度のLSXを短時間の熟成時間で得るために
は効果が不十分である。
【0025】「加える溶液」の添加時期をゲル化前とす
ることも可能である。例えば、原料であるアルミネート
を含む溶液やシリケートを含む溶液のどちらか一方ある
いは両方に「加える溶液」を加えておきゲル化を行いそ
の後熟成する方法や、あらかじめ反応容器に「加える溶
液」を加えておきアルミネートを含む溶液とシリケート
を含む溶液を混合する方法が例示される。このときの
「加える溶液」の量に関し詳細に検討を行った結果、非
常に小量より効果を示すことを見いだした。「加える溶
液」の量が生成する低シリカフォージャサイト型ゼオラ
イトに対しAl2O3基準で0.01%以上あれば、短時
間の熟成時間で高純度なLSXを合成することができ、
「加える溶液」の量としては0.01%以上10.0%
以下である。「加える溶液」の量が0.01%未満でも
LSXを合成することは可能であるが、本発明の主旨、
すなわち高純度のLSXを短時間の熟成時間で得るため
には効果が不十分である。また、「加える溶液」の量が
10.0%を越えた場合、工業的にLSXを生産する場
合、大がかりな投入設備が必要となり現実的でないだけ
でなく、得られるLSXの組成がSiO2/Al2O3モ
ル比で1.9〜2.1とならなくなる可能性があり、好
ましくない。
ることも可能である。例えば、原料であるアルミネート
を含む溶液やシリケートを含む溶液のどちらか一方ある
いは両方に「加える溶液」を加えておきゲル化を行いそ
の後熟成する方法や、あらかじめ反応容器に「加える溶
液」を加えておきアルミネートを含む溶液とシリケート
を含む溶液を混合する方法が例示される。このときの
「加える溶液」の量に関し詳細に検討を行った結果、非
常に小量より効果を示すことを見いだした。「加える溶
液」の量が生成する低シリカフォージャサイト型ゼオラ
イトに対しAl2O3基準で0.01%以上あれば、短時
間の熟成時間で高純度なLSXを合成することができ、
「加える溶液」の量としては0.01%以上10.0%
以下である。「加える溶液」の量が0.01%未満でも
LSXを合成することは可能であるが、本発明の主旨、
すなわち高純度のLSXを短時間の熟成時間で得るため
には効果が不十分である。また、「加える溶液」の量が
10.0%を越えた場合、工業的にLSXを生産する場
合、大がかりな投入設備が必要となり現実的でないだけ
でなく、得られるLSXの組成がSiO2/Al2O3モ
ル比で1.9〜2.1とならなくなる可能性があり、好
ましくない。
【0026】「加える溶液」を加えた後、引き続き熟成
を行う。熟成は静置状態あるいは撹拌状態のどちらで行
ってもよいが、本発明の主旨、すなわち高純度なLSX
を短時間の熟成時間で得るためには撹拌状態で行うこと
が必要である。静置状態で熟成を行った場合、高純度な
LSXを得るためには長時間の熟成時間が必要となるた
めである。従来の知見では熟成及び結晶化は静置あるい
は静置に近い状態で行うことが必要と考えられてきた。
ところが、本発明においてはこの知見とはとはまったく
逆の傾向、すなわち熟成時の撹拌が強力であるほど高純
度なLSXが生成しやすくなり、従来技術では不可能と
されていた短時間の熟成時間でLSXを得ることが可能
となる。本発明において熟成時の撹拌は一般に知られて
いるプロペラやタービン、パドルといった撹拌羽根を用
いて行うことができる。撹拌は強力であればあるほどよ
く、最低でも反応槽中にスラリーの停滞部分があると好
ましくない。具体的な撹拌の強さとしては、化学工学で
定義されている「スラリー単位体積当たりの撹拌所要動
力:単位kW/m3」を用いて表現することができ、最
低でも0.1kW/m3以上の撹拌の強さが必要であ
り、好ましくは0.2kW/m3以上、より好ましくは
0.4kW/m3以上、さらに好ましくは化学工学にお
いて強い撹拌と呼ばれている0.8kW/m3以上の撹
拌を行うことが望ましい。また、撹拌は強ければ強いほ
うがよいが、強い撹拌を行うためには強力なモーターが
必要となるため、例えば、工業的に可能な3.0kW/
m3程度をスラリー単位体積当たりの撹拌所要動力の上
限として例示することができる。本発明における熟成時
間としては、「加える溶液」を加える時期やその量、熟
成時の温度、撹拌強度等により変化するため一義的に決
めることはできないが、本発明の主旨、すなわち、高純
度なLSXを短時間に合成する方法を提供することより
考えた場合、長時間の熟成時間は意味がなく、少なくと
も24時間以下であることが好ましく、より好ましくは
15時間以下、さらに好ましくは12時間以下の熟成時
間とすることがよい。また、驚くべきことに本発明を用
いた場合、従来のLSXの合成において高純度なLSX
を得ることは不可能とされてきた短時間の熟成時間、す
なわち0.5h以上10h以下であっても、加える溶液
の量や熟成温度、撹拌強度しだいでは、高純度なLSX
を合成することが可能となる。
を行う。熟成は静置状態あるいは撹拌状態のどちらで行
ってもよいが、本発明の主旨、すなわち高純度なLSX
を短時間の熟成時間で得るためには撹拌状態で行うこと
が必要である。静置状態で熟成を行った場合、高純度な
LSXを得るためには長時間の熟成時間が必要となるた
めである。従来の知見では熟成及び結晶化は静置あるい
は静置に近い状態で行うことが必要と考えられてきた。
ところが、本発明においてはこの知見とはとはまったく
逆の傾向、すなわち熟成時の撹拌が強力であるほど高純
度なLSXが生成しやすくなり、従来技術では不可能と
されていた短時間の熟成時間でLSXを得ることが可能
となる。本発明において熟成時の撹拌は一般に知られて
いるプロペラやタービン、パドルといった撹拌羽根を用
いて行うことができる。撹拌は強力であればあるほどよ
く、最低でも反応槽中にスラリーの停滞部分があると好
ましくない。具体的な撹拌の強さとしては、化学工学で
定義されている「スラリー単位体積当たりの撹拌所要動
力:単位kW/m3」を用いて表現することができ、最
低でも0.1kW/m3以上の撹拌の強さが必要であ
り、好ましくは0.2kW/m3以上、より好ましくは
0.4kW/m3以上、さらに好ましくは化学工学にお
いて強い撹拌と呼ばれている0.8kW/m3以上の撹
拌を行うことが望ましい。また、撹拌は強ければ強いほ
うがよいが、強い撹拌を行うためには強力なモーターが
必要となるため、例えば、工業的に可能な3.0kW/
m3程度をスラリー単位体積当たりの撹拌所要動力の上
限として例示することができる。本発明における熟成時
間としては、「加える溶液」を加える時期やその量、熟
成時の温度、撹拌強度等により変化するため一義的に決
めることはできないが、本発明の主旨、すなわち、高純
度なLSXを短時間に合成する方法を提供することより
考えた場合、長時間の熟成時間は意味がなく、少なくと
も24時間以下であることが好ましく、より好ましくは
15時間以下、さらに好ましくは12時間以下の熟成時
間とすることがよい。また、驚くべきことに本発明を用
いた場合、従来のLSXの合成において高純度なLSX
を得ることは不可能とされてきた短時間の熟成時間、す
なわち0.5h以上10h以下であっても、加える溶液
の量や熟成温度、撹拌強度しだいでは、高純度なLSX
を合成することが可能となる。
【0027】次に、所定の時間熟成したスラリーを結晶
化の温度まで昇温する。本発明の方法により熟成したス
ラリーからはLSXが生成しやすく、昇温は一般に知ら
れている方法であればどの様な方法でも用いることがで
きる。ラボであれば撹拌を続けながら反応容器を入れた
ウォーターバスごと昇温してもよいし、また、反応容器
を所定の温度に保った乾燥器等に入れることにより昇温
してもよい。また、プラントであれば、化学工学で知ら
れている通常の操作、例えば、伝熱を良くするために撹
拌を継続しながら反応容器に付属しているジャケット等
の熱交換器にスチームあるいは熱媒体を通し昇温する方
法を例示することができる。また、昇温に必要な時間も
特に限定されず、0.5〜5時間を例示することができ
る。
化の温度まで昇温する。本発明の方法により熟成したス
ラリーからはLSXが生成しやすく、昇温は一般に知ら
れている方法であればどの様な方法でも用いることがで
きる。ラボであれば撹拌を続けながら反応容器を入れた
ウォーターバスごと昇温してもよいし、また、反応容器
を所定の温度に保った乾燥器等に入れることにより昇温
してもよい。また、プラントであれば、化学工学で知ら
れている通常の操作、例えば、伝熱を良くするために撹
拌を継続しながら反応容器に付属しているジャケット等
の熱交換器にスチームあるいは熱媒体を通し昇温する方
法を例示することができる。また、昇温に必要な時間も
特に限定されず、0.5〜5時間を例示することができ
る。
【0028】本発明の方法により熟成したスラリーから
は高純度なLSXが生成しやすく、結晶化は従来より知
られていた静置結晶化は必要条件ではなく、撹拌下で結
晶化を行ってもよいし、静置で行ってもよい。結晶化温
度は、従来より知られているLSXの結晶化温度を用い
ることができ、例えば60〜100℃の温度を例示する
ことができる。また、結晶化の時間としては、熟成の条
件や組成、結晶化温度により一定しないが、2〜12時
間程度で十分であり、これ以上の時間をかけてもよい。
は高純度なLSXが生成しやすく、結晶化は従来より知
られていた静置結晶化は必要条件ではなく、撹拌下で結
晶化を行ってもよいし、静置で行ってもよい。結晶化温
度は、従来より知られているLSXの結晶化温度を用い
ることができ、例えば60〜100℃の温度を例示する
ことができる。また、結晶化の時間としては、熟成の条
件や組成、結晶化温度により一定しないが、2〜12時
間程度で十分であり、これ以上の時間をかけてもよい。
【0029】以上のようにして、製造したSiO2/A
l2O3モル比が1.9〜2.1の高純度で微細な低シリ
カフォージャサイト型ゼオライトを、濾過、洗浄し、乾
燥する。濾過、洗浄、乾燥の方法としては公知の方法を
用いることができる。
l2O3モル比が1.9〜2.1の高純度で微細な低シリ
カフォージャサイト型ゼオライトを、濾過、洗浄し、乾
燥する。濾過、洗浄、乾燥の方法としては公知の方法を
用いることができる。
【0030】本発明の方法により得られるLSXは、粘
土バインダー等を用いて例えば球状や柱状のペレットに
成形したのち、LiイオンやCaイオン等で交換し、例
えば400℃で1時間程度活性化すれば、高い吸着性能
を有した吸着分離剤となり、その優れたガス吸着性能、
特に窒素吸着性能に優れていることから、酸素と窒素の
混合ガスから吸着法によって酸素を分離濃縮するゼオラ
イト吸着分離剤として好適に用いられる。
土バインダー等を用いて例えば球状や柱状のペレットに
成形したのち、LiイオンやCaイオン等で交換し、例
えば400℃で1時間程度活性化すれば、高い吸着性能
を有した吸着分離剤となり、その優れたガス吸着性能、
特に窒素吸着性能に優れていることから、酸素と窒素の
混合ガスから吸着法によって酸素を分離濃縮するゼオラ
イト吸着分離剤として好適に用いられる。
【0031】
【実施例】以下、実施例において本発明をさらに詳細に
説明する。しかし、本発明はこれら実施例のみに限定さ
れるものではない。尚、実施例における各測定方法は以
下の通りである。
説明する。しかし、本発明はこれら実施例のみに限定さ
れるものではない。尚、実施例における各測定方法は以
下の通りである。
【0032】(1)化学組成の測定方法 試料を硝酸とフッ酸を用い溶解した後、ICP発光分析
装置(パーキンエルマー社製、型式:optima 3
000)を用い、Na、K、Al、Siを測定し、これ
らをそれぞれ、Na2O、K2O、Al2O3、SiO2に
換算して求めた。
装置(パーキンエルマー社製、型式:optima 3
000)を用い、Na、K、Al、Siを測定し、これ
らをそれぞれ、Na2O、K2O、Al2O3、SiO2に
換算して求めた。
【0033】(2)結晶構造の測定方法 X線回折装置(マックサイエンス社製、型式:MXP−
3)を用い測定した。 (3)粒子の観察方法 走査型電子顕微鏡(日本電子株式会社製、型式:JSM
−T220A、以下SEMと略記する)を用い測定し
た。
3)を用い測定した。 (3)粒子の観察方法 走査型電子顕微鏡(日本電子株式会社製、型式:JSM
−T220A、以下SEMと略記する)を用い測定し
た。
【0034】(4)水分平衡吸着量の測定方法 100℃で乾燥した粉末を相対湿度80%のデシケータ
ー中で16時間以上放置し、900℃1時間強熱し測定
した。すなわち、水分吸着後の重量をX1、これを90
0℃1時間強熱した後の重量をX2とし、水分平衡吸着
量(%)は以下の式から求められる。
ー中で16時間以上放置し、900℃1時間強熱し測定
した。すなわち、水分吸着後の重量をX1、これを90
0℃1時間強熱した後の重量をX2とし、水分平衡吸着
量(%)は以下の式から求められる。
【0035】水分平衡吸着量(%)={(X1−X2)/
X2}×100 (5)Na型LSXへのイオン交換方法 ZEOLITES、7巻、September、456
頁(1987年)に記載されている方法で行った。水酸
化ナトリウムを加えpH=12に調製した1mol/L
の塩化ナトリウム水溶液を、LSX1mol当たり塩化
ナトリウムが1molとなるように加え、バッチ式で室
温でイオン交換した。この操作を5回行った。
X2}×100 (5)Na型LSXへのイオン交換方法 ZEOLITES、7巻、September、456
頁(1987年)に記載されている方法で行った。水酸
化ナトリウムを加えpH=12に調製した1mol/L
の塩化ナトリウム水溶液を、LSX1mol当たり塩化
ナトリウムが1molとなるように加え、バッチ式で室
温でイオン交換した。この操作を5回行った。
【0036】実施例1 「加える溶液」の調製 内容積0.5リットルのポリエチレン製反応容器にアル
ミン酸ナトリウム水溶液(Na2O=20.0重量%、
Al2O3=22.5重量%)36g、水酸化ナトリウム
(純度99%)66g、純水120gを加え撹拌溶解し
ウォーターバスを用いて40℃に保った。この溶液に3
号ケイ酸ナトリウム水溶液(Na2O=9.3重量%、
SiO2=28.9重量%)166gを加え40℃で6
0分熟成を行った。このときの「加える溶液」の組成は
15.0Na2O・Al203・10.0SiO2・180
H2Oである。
ミン酸ナトリウム水溶液(Na2O=20.0重量%、
Al2O3=22.5重量%)36g、水酸化ナトリウム
(純度99%)66g、純水120gを加え撹拌溶解し
ウォーターバスを用いて40℃に保った。この溶液に3
号ケイ酸ナトリウム水溶液(Na2O=9.3重量%、
SiO2=28.9重量%)166gを加え40℃で6
0分熟成を行った。このときの「加える溶液」の組成は
15.0Na2O・Al203・10.0SiO2・180
H2Oである。
【0037】LSXの合成 内容積3リットルのステンレス製反応容器にケイ酸ナト
リウム水溶液(Na2O=3.8重量%、SiO2=1
2.6重量%)896g、水777g、水酸化ナトリウ
ム(純度99%)231g、工業用水酸化カリウム水溶
液(純度48%)455gを入れ250rpmで撹拌し
ながらウォーターバスを用い40℃に保ち、上記した
「加える溶液」を25g添加した。このときの「加える
溶液」の量は、生成するLSXに対し、Al2O3基準で
0.5重量%である。この溶液に40℃に保ったアルミ
ン酸ナトリウム水溶液(Na2O=20.0重量%、A
l2O3=22.5重量%)462gを1分かけて投入し
た。投入直後より白濁しゲル化が始まった。投入終了直
前、ゲル全体の粘度は上昇し、反応容器上部でゲルの部
分的な停滞が生じかけたものの約1分後には全体が均一
に流動化した。このまま250rpmで撹拌を継続し4
0℃で4時間熟成を行った。攪拌モーターにかかるトル
クをもとに熟成中のスラリーの単位体積当りの攪拌所要
動力を計算したところ、0.4kW/m3であった。
リウム水溶液(Na2O=3.8重量%、SiO2=1
2.6重量%)896g、水777g、水酸化ナトリウ
ム(純度99%)231g、工業用水酸化カリウム水溶
液(純度48%)455gを入れ250rpmで撹拌し
ながらウォーターバスを用い40℃に保ち、上記した
「加える溶液」を25g添加した。このときの「加える
溶液」の量は、生成するLSXに対し、Al2O3基準で
0.5重量%である。この溶液に40℃に保ったアルミ
ン酸ナトリウム水溶液(Na2O=20.0重量%、A
l2O3=22.5重量%)462gを1分かけて投入し
た。投入直後より白濁しゲル化が始まった。投入終了直
前、ゲル全体の粘度は上昇し、反応容器上部でゲルの部
分的な停滞が生じかけたものの約1分後には全体が均一
に流動化した。このまま250rpmで撹拌を継続し4
0℃で4時間熟成を行った。攪拌モーターにかかるトル
クをもとに熟成中のスラリーの単位体積当りの攪拌所要
動力を計算したところ、0.4kW/m3であった。
【0038】熟成後、撹拌を継続しながら1時間かけて
70℃に昇温した。昇温後撹拌を停止し、70℃で4時
間結晶化を行った。得られた結晶を濾過し、純水で十分
に洗浄した後、70℃で1晩乾燥した。
70℃に昇温した。昇温後撹拌を停止し、70℃で4時
間結晶化を行った。得られた結晶を濾過し、純水で十分
に洗浄した後、70℃で1晩乾燥した。
【0039】得られた結晶粉末の構造は、X線回折の結
果フォージャサイト型ゼオライト単相であり、また組成
分析の結果、このものの化学組成は0.72Na2O・
0.28K2O・Al2O3・2.0SiO2であり、水分
平衡吸着量は33.4%であった。
果フォージャサイト型ゼオライト単相であり、また組成
分析の結果、このものの化学組成は0.72Na2O・
0.28K2O・Al2O3・2.0SiO2であり、水分
平衡吸着量は33.4%であった。
【0040】得られた粉末をSEMで観察した結果、一
次粒子径は2.0μmのLSXであった。そのSEM写
真(倍率=5000倍)を図1に示した。
次粒子径は2.0μmのLSXであった。そのSEM写
真(倍率=5000倍)を図1に示した。
【0041】また、Na型にイオン交換し、水分吸着量
を求めたところ、35.9%であった。
を求めたところ、35.9%であった。
【0042】実施例2 LSXの合成 内容積20リットルのステンレス製反応容器にケイ酸ナ
トリウム水溶液(Na2O=3.8重量%、SiO2=1
2.6重量%)7350g、水6000g、水酸化ナト
リウム(純度99%)1850g、工業用水酸化カリウ
ム水溶液(純度48%)3570gを入れ100rpm
で撹拌しながらウォーターバスを用い40℃に保った。
この溶液に40℃に保ったアルミン酸ナトリウム水溶液
(Na2O=20.0重量%、Al2O3=22.5重量
%)3666gを1分かけて投入した。投入直後より白
濁しゲル化が始まった。投入終了直前、ゲル全体の粘度
は上昇し、反応容器上部でゲルの部分的な停滞が生じか
けたものの約1分後には全体が均一に流動化した。スラ
リー全体が均一に流動化した時点で、実施例1と同じ方
法で調製した「加える溶液」を7.8g添加した。この
ときの「加える溶液」の量は、生成するLSXに対し、
Al2O3基準で0.02%である。このまま100rp
mで撹拌を継続し40℃で4時間熟成を行った。攪拌モ
ーターにかかるトルクをもとに熟成中のスラリーの単位
体積当りの攪拌所要動力を計算したところ、0.2kW
/m3であった。
トリウム水溶液(Na2O=3.8重量%、SiO2=1
2.6重量%)7350g、水6000g、水酸化ナト
リウム(純度99%)1850g、工業用水酸化カリウ
ム水溶液(純度48%)3570gを入れ100rpm
で撹拌しながらウォーターバスを用い40℃に保った。
この溶液に40℃に保ったアルミン酸ナトリウム水溶液
(Na2O=20.0重量%、Al2O3=22.5重量
%)3666gを1分かけて投入した。投入直後より白
濁しゲル化が始まった。投入終了直前、ゲル全体の粘度
は上昇し、反応容器上部でゲルの部分的な停滞が生じか
けたものの約1分後には全体が均一に流動化した。スラ
リー全体が均一に流動化した時点で、実施例1と同じ方
法で調製した「加える溶液」を7.8g添加した。この
ときの「加える溶液」の量は、生成するLSXに対し、
Al2O3基準で0.02%である。このまま100rp
mで撹拌を継続し40℃で4時間熟成を行った。攪拌モ
ーターにかかるトルクをもとに熟成中のスラリーの単位
体積当りの攪拌所要動力を計算したところ、0.2kW
/m3であった。
【0043】熟成後、撹拌を継続しながら1時間かけて
70℃に昇温した。昇温後撹拌を停止し、70℃で4時
間結晶化を行った。得られた結晶を濾過し、純水で十分
に洗浄した後、70℃で1晩乾燥した。
70℃に昇温した。昇温後撹拌を停止し、70℃で4時
間結晶化を行った。得られた結晶を濾過し、純水で十分
に洗浄した後、70℃で1晩乾燥した。
【0044】得られた結晶粉末の構造は、X線回折の結
果フォージャサイト型ゼオライト単相であり、また組成
分析の結果、このものの化学組成は0.72Na2O・
0.28K2O・Al2O3・2.0SiO2であり、水分
平衡吸着量は33.2%であった。
果フォージャサイト型ゼオライト単相であり、また組成
分析の結果、このものの化学組成は0.72Na2O・
0.28K2O・Al2O3・2.0SiO2であり、水分
平衡吸着量は33.2%であった。
【0045】得られた粉末をSEMで観察した結果、一
次粒子径は1.1μmのLSXであった。そのSEM写
真(倍率=5000倍)を図2に示した。
次粒子径は1.1μmのLSXであった。そのSEM写
真(倍率=5000倍)を図2に示した。
【0046】また、Na型にイオン交換し、水分吸着量
を求めたところ、36.1%であった。
を求めたところ、36.1%であった。
【0047】比較例1 内容積3リットルのステンレス製反応容器にケイ酸ナト
リウム水溶液(Na2O=3.8重量%、SiO2=1
2.6重量%)917g、水749g、水酸化ナトリウ
ム(純度99%)231g、工業用水酸化カリウム水溶
液(純度48%)446gを入れ250rpmで撹拌し
ながらウォーターバスを用い40℃に保った。この溶液
に40℃に保ったアルミン酸ナトリウム水溶液(Na2
O=20.0重量%、Al2O3=22.5重量%)45
8gを1分かけて投入した。投入直後より白濁しゲル化
が始まった。投入終了直前、ゲル全体の粘度は上昇し、
反応容器上部でゲルの部分的な停滞が生じかけたものの
約1分後には全体が均一に流動化した。このまま250
rpmで撹拌を継続し40℃で4時間熟成を行った。熟
成後、撹拌を継続しながら1時間かけて70℃に昇温し
た。昇温後撹拌を停止し、70℃で4時間結晶化を行っ
た。得られた結晶を濾過し、純水で十分に洗浄した後、
70℃で1晩乾燥した。
リウム水溶液(Na2O=3.8重量%、SiO2=1
2.6重量%)917g、水749g、水酸化ナトリウ
ム(純度99%)231g、工業用水酸化カリウム水溶
液(純度48%)446gを入れ250rpmで撹拌し
ながらウォーターバスを用い40℃に保った。この溶液
に40℃に保ったアルミン酸ナトリウム水溶液(Na2
O=20.0重量%、Al2O3=22.5重量%)45
8gを1分かけて投入した。投入直後より白濁しゲル化
が始まった。投入終了直前、ゲル全体の粘度は上昇し、
反応容器上部でゲルの部分的な停滞が生じかけたものの
約1分後には全体が均一に流動化した。このまま250
rpmで撹拌を継続し40℃で4時間熟成を行った。熟
成後、撹拌を継続しながら1時間かけて70℃に昇温し
た。昇温後撹拌を停止し、70℃で4時間結晶化を行っ
た。得られた結晶を濾過し、純水で十分に洗浄した後、
70℃で1晩乾燥した。
【0048】得られた結晶粉末の構造は、X線回折の結
果フォージャサイト型ゼオライトが主成分であり、痕跡
量のA型ゼオライト、F型ゼオライト、E型ゼオライ
ト、同定不明相が観察された。また組成分析の結果、こ
のものの化学組成は0.73Na2O・0.27K2O・
Al2O3・2.0SiO2であり、水分平衡吸着量は3
2.6%であった。
果フォージャサイト型ゼオライトが主成分であり、痕跡
量のA型ゼオライト、F型ゼオライト、E型ゼオライ
ト、同定不明相が観察された。また組成分析の結果、こ
のものの化学組成は0.73Na2O・0.27K2O・
Al2O3・2.0SiO2であり、水分平衡吸着量は3
2.6%であった。
【0049】得られた粉末をSEMで観察した結果、一
次粒子径は約10μmのLSX以外に不純物相が目立っ
た。
次粒子径は約10μmのLSX以外に不純物相が目立っ
た。
【0050】また、Na型にイオン交換し、水分吸着量
を求めたところ、34.9%であった。
を求めたところ、34.9%であった。
【0051】比較例2 熟成時間を24時間とした以外、比較例1と同様の操作
を行った。
を行った。
【0052】得られた結晶粉末の構造は、X線回折の結
果フォージャサイト型ゼオライト単相であり、このもの
の化学組成は0.73Na2O・0.27K2O・Al2
O3・2.0SiO2であり、水分平衡吸着量は33.3
%であった。
果フォージャサイト型ゼオライト単相であり、このもの
の化学組成は0.73Na2O・0.27K2O・Al2
O3・2.0SiO2であり、水分平衡吸着量は33.3
%であった。
【0053】得られた粉末をSEMで観察した結果、不
純物相がわずかに見られ、一次粒子径は約5μmのLS
Xであった。
純物相がわずかに見られ、一次粒子径は約5μmのLS
Xであった。
【0054】また、Na型にイオン交換し、水分吸着量
を求めたところ、35.8%であった。
を求めたところ、35.8%であった。
【0055】比較例1、2で示されるように、本発明以
外の方法でも高純度のLSXを得ることは可能である
が、長時間の熟成を必要とするため、生産性に乏しいも
のである。
外の方法でも高純度のLSXを得ることは可能である
が、長時間の熟成を必要とするため、生産性に乏しいも
のである。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、高純度なLSXを短時
間に合成することができ、特に反応工程中長時間を要し
ていた熟成工程の時間を短縮できるために高純度なLS
Xを大規模で短時間に製造することができ、工業的に有
用な製造方法である。
間に合成することができ、特に反応工程中長時間を要し
ていた熟成工程の時間を短縮できるために高純度なLS
Xを大規模で短時間に製造することができ、工業的に有
用な製造方法である。
【図1】実施例1で得られた粉末の結晶の構造をSEM
を用い、5000倍の倍率で観察した写真である。
を用い、5000倍の倍率で観察した写真である。
【図2】実施例2で得られた粉末の結晶の構造をSEM
を用い、5000倍の倍率で観察した写真である。
を用い、5000倍の倍率で観察した写真である。
Claims (3)
- 【請求項1】X線回折法においてフォージャサイト単相
であり、SiO2/Al2O3モル比が1.9〜2.1で
あり、Na型としたときの水分吸着量が35.0%以上
であり、かつ、一次粒子径が1.0μm以上10.0μ
m未満であることを特徴とする低シリカフォージャサイ
ト型ゼオライト。 - 【請求項2】アルミネートを含む溶液とシリケートを含
む溶液を混合し、ゲル化し、その後、熟成、結晶化を行
うことによりSiO2/Al2O3モル比が1.9〜2.
1の低シリカフォージャサイト型ゼオライトを製造する
方法において、あらかじめ10℃以上60℃以下の温度
で10分以上3時間以下の時間で熟成を行った10〜2
0Na2O・Al2O3・5〜20SiO2・100〜25
0H2Oの組成を有する溶液を、生成する低シリカフォ
ージャサイト型ゼオライトに対しAl2O3基準で0.0
01%以上0.03%未満ゲル化後あるいは熟成の初期
に加えるか、または、0.01%以上10.0%以下ゲ
ル化前に加えることを特徴とする請求項1記載の低シリ
カフォージャサイト型ゼオライトを製造する方法。 - 【請求項3】請求項2に記載の低シリカフォージャサイ
ト型ゼオライトの製造方法において、熟成の間、撹拌を
実施することを特徴とする低シリカフォージャサイト型
ゼオライトの製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10164375A JPH11343113A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 低シリカフォージャサイト型ゼオライトおよびその製造方法 |
| US09/320,830 US6306363B1 (en) | 1998-05-29 | 1999-05-26 | Fine low silica faujasite type zeolite and process for its production |
| EP99109308A EP0960854B1 (en) | 1998-05-29 | 1999-05-28 | Fine low silica faujasite type zeolite and process for its production |
| DE69910117T DE69910117T2 (de) | 1998-05-29 | 1999-05-28 | Feiner Zeolith des Faujasittstyps mit niedrigem Kieselsäuregehalt und Verfahren zu dessen Herstellung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10164375A JPH11343113A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 低シリカフォージャサイト型ゼオライトおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11343113A true JPH11343113A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15791946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10164375A Pending JPH11343113A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 低シリカフォージャサイト型ゼオライトおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11343113A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003034753A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Rengo Co Ltd | X型ゼオライト−親水性高分子複合体およびその製造方法 |
| JP2007039320A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-02-15 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラス繊維組成物、ガラス繊維及びガラス繊維含有複合材料 |
| JP2011506261A (ja) * | 2007-12-20 | 2011-03-03 | スサ・エス・アー | 制御された粒径分布を有するlsx型ゼオライト |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP10164375A patent/JPH11343113A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003034753A (ja) * | 2001-07-24 | 2003-02-07 | Rengo Co Ltd | X型ゼオライト−親水性高分子複合体およびその製造方法 |
| JP2007039320A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-02-15 | Nippon Electric Glass Co Ltd | ガラス繊維組成物、ガラス繊維及びガラス繊維含有複合材料 |
| JP2011506261A (ja) * | 2007-12-20 | 2011-03-03 | スサ・エス・アー | 制御された粒径分布を有するlsx型ゼオライト |
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