JPH11343602A - 舗装層及びその形成方法 - Google Patents

舗装層及びその形成方法

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JPH11343602A
JPH11343602A JP16613098A JP16613098A JPH11343602A JP H11343602 A JPH11343602 A JP H11343602A JP 16613098 A JP16613098 A JP 16613098A JP 16613098 A JP16613098 A JP 16613098A JP H11343602 A JPH11343602 A JP H11343602A
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Masaaki Oikawa
正明 及川
Shinichi Goto
信一 後藤
Takashi Sakai
隆 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境に優しく、しかも、通水性に秀れて水溜
まり等ができず、更に、耐候性にも秀れた実用性に秀れ
た舗装層及びその形成方法を提供するものである。 【解決手段】 木質繊維を生分解性のバインダーで固め
て構成された木質繊維層1の上面に樹脂層2が設けられ
ているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環境に優しくしか
も耐候性に秀れた舗装層及びその形成方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】樹木の
伐採や剪定等によって発生した木質系廃材を処理する方
法としては、廃棄物として焼却処分する方法、或いは堆
肥化して肥料とする方法などが一般的である。
【0003】しかし、上記処理方法において、堆肥化し
て肥料とする方法には木質系廃材が肥料となるまでに時
間がかかるため、処理スピードが遅いという問題点があ
る。
【0004】また、最近、伐採現場における焼却(野焼
き)が原則的に禁止されたため、焼却できない木質系廃
材が大量に発生しており、この木質系廃材は一般廃棄物
として運搬,処分費用をかけて処理することを余儀なく
されている。
【0005】ところで、このような木質系廃材をリサイ
クルする方法として木質舗装方法が提案されている。
【0006】しかし、従来の木質舗装方法には下記の欠
点がある。
【0007】 粉砕した木質系廃材を合成樹脂性のバ
インダーで固めているが、これらのバインダーが生分解
せず環境に悪影響を及ぼす。また、これらのバインダー
を使用した場合、木質舗装層の通水性が悪い。
【0008】 木質舗装層の耐候性が悪いため、短期
間で木質舗装層の表面が凸凹になり易い。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するもので、
木質繊維もバインダーも生分解するため環境に優しく、
しかも、通水性に秀れて水溜まり等ができず、更に、耐
候性にも秀れた実用性に秀れた舗装層及びその形成方法
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0011】木質繊維を生分解性のバインダーで固めて
構成された木質繊維層1の上面に樹脂層2が設けられて
いることを特徴とする舗装層に係るものである。
【0012】また、木質繊維を生分解性のバインダーで
固めて木質繊維層1を形成する工程と、該木質繊維層1
の上面に樹脂を塗布して樹脂層2を形成する工程とを有
することを特徴とする舗装層の形成方法に係るものであ
る。
【0013】また、請求項2記載の舗装層の形成方法に
おいて、バインダーとして植物系のバインダーを使用す
ることを特徴とする舗装層の形成方法に係るものであ
る。
【0014】また、請求項2,3いずれか1項に記載の
舗装層の形成方法において、バインダーに水酸化カルシ
ウムを混入して固化速度を速めることを特徴とする舗装
層の形成方法に係るものである。
【0015】また、請求項2〜4いずれか1項に記載の
舗装層の形成方法において、木質繊維として工事現場で
発生した木質廃材を使用することを特徴とする舗装層の
形成方法に係るものである。
【0016】また、請求項2〜5いずれか1項に記載の
舗装層の形成方法において、樹脂として常温硬化性樹脂
を使用することを特徴とする舗装層の形成方法に係るも
のである。
【0017】
【発明の作用及び効果】木質繊維層1を構成する木質繊
維もバインダーも生分解するため、環境に優しく、しか
も、木質繊維層1がアスファルトなどの一般的な舗装材
に比して通水性に秀れており、水溜まりができない。
【0018】また、木質繊維層1の上面には樹脂層2が
設けられているため、木質繊維層1の上方(舗装層の表
面)は耐候性に秀れることになる。
【0019】本発明は上述のように構成したから、木質
繊維もバインダーも生分解するため環境に優しく、しか
も、通水性に秀れて水溜まり等ができず、更に、耐候性
にも秀れた実用性に秀れた舗装層及びその形成方法とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0021】本実施例は、木質繊維を生分解性のバイン
ダーで固めて構成された木質繊維層1の上面に樹脂層2
が設けられているものである。
【0022】木質繊維は、工事現場等で発生した木質系
廃材を粉砕機により粉砕した小片状の木質繊維(ウッド
チップ)や繊維状の木質繊維(ウッドファイバー)を使
用する。
【0023】生分解性のバインダーは、植物系粘着剤を
使用する。この植物系粘着剤としては、コンニャク製粉
時に大量に発生するコンニャク飛粉を主成分としたもの
を使用すると極めて低コストとなる(従来、このコンニ
ャク飛粉は、壁土の粘着材,蚊取り線香の繋ぎ材,家畜
の飼料などに一部使用されているが、大半は廃棄処分さ
れているのが現状である。)。
【0024】樹脂層2を形成する樹脂は、常温で硬化す
る合成高分子剤(エポキシ系樹脂剤など)を使用する。
この樹脂は、あらゆる天候(降雨,高温,低温等の気象
条件)においても樹脂層2が一定の表層状態を確保でき
るもの、即ち耐候性が良好なものを選択する。
【0025】以下、本実施例の形成方法について詳述す
る。尚、図1に形成方法のフローチャートを示す。
【0026】木質系廃材を粉砕機により粉砕して小片状
の木質繊維や繊維状の木質繊維とする。尚、舗装層を形
成する工事現場で発生した木質系廃材をそのまま粉砕し
て使用することもできる。
【0027】続いて、木質繊維に植物系粘着剤としてコ
ンニャク飛粉を混合する。また、水(若しくは温水)も
混合する。また、この際、水酸化カルシウム(Ca(O
H)2)を添加すると該木質繊維の固化速度を速めること
ができる。尚、この混合工程は施工現場でも簡単に行う
ことができる。また、バインダーの接着作用を高めるた
めに砂など混入しても良い。
【0028】続いて、該混合物を、地面に設けた舗装用
掘削部の敷均し、所定時間放置して固化させ、木質繊維
層1を形成する(固化時間は、通常4〜5日、水酸化カ
ルシウムを添加した場合は1日程度である。)。
【0029】続いて、木質繊維層1の上面(表層)にエ
ポキシ系樹脂剤などの合成高分子剤をコーティングして
硬化させ、樹脂層2を形成する。この際、合成高分子剤
が常温硬化性であるため、特別な硬化工程は必要としな
い。
【0030】このような工程によって形成された舗装層
は下記のような特徴を有することになる。
【0031】 従来の木質舗装方法で形成された舗装
層と異なり、木質繊維を固めるバインダーとして生分解
性のものを使用しているため、木質繊維もバインダーも
生分解されて土に戻り、環境に優しいことになる。
【0032】 バインダーとして使用される植物系粘
着剤(コンニャク飛粉)は従来使用されていたバインダ
ーに比して特に弾力性に秀れているため、より一層クッ
ション性に秀れて歩径路(場)等に適することになる。
【0033】 木質繊維もバインダーとして使用され
るコンニャク飛粉も元々は廃棄処分されるものであるた
め、原料コストが極めて安価であり、極めて低コストで
舗装層を形成することができる。
【0034】 木質繊維層1の通水性が高く、水溜ま
り等が発生しない。
【0035】 木質繊維層1の上面に樹脂層2が設け
られているため耐候性に秀れている。
【0036】 樹脂層2によって木質繊維層1が保護
されているため、従来の木質舗装方法において問題とな
っていた、歩行等によって削れた木質繊維の飛散が抑制
されることになる。
【0037】 舗装層の形成作業は、施工現場で簡単
に行うことができるため、作業性が容易となる。
【0038】また、本実施例は自動車の通行荷重には耐
えられず、公園や山林の遊歩道,ゴルフ場合の舗装路,
自転車用道路,学校内の舗装路,運動広場の舗装面など
に使用するものである。
【0039】本実施例は上述のように構成したから、環
境に優しく、通水性に秀れ、耐候性にも秀れた極めて実
用性に秀れた舗装層及びその形成方法となる。
【0040】以下、本実施例の作用効果を確認した実験
結果について詳述する。
【0041】下記表1に実験例において使用した各成分
比を示す。尚、木質繊維層1の厚さは3〜5cm、トッ
プコート(樹脂層2)の塗布量は1.5〜2.0kg/
2(厚さ数mm以下程度)とした。また、樹脂層2を
形成する樹脂はエポキシ系樹脂剤を使用した。
【表1】 上記の実験例はいずれも上記特徴を有し、舗装層として
良好なものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の形成方法のフローチャートである。
【図2】本実施例の説明部分断面斜視図である。
【符号の説明】
1 木質繊維層 2 樹脂層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質繊維を生分解性のバインダーで固め
    て構成された木質繊維層の上面に樹脂層が設けられてい
    ることを特徴とする舗装層。
  2. 【請求項2】 木質繊維を生分解性のバインダーで固め
    て木質繊維層を形成する工程と、該木質繊維層の上面に
    樹脂を塗布して樹脂層を形成する工程とを有することを
    特徴とする舗装層の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の舗装層の形成方法におい
    て、バインダーとして植物系のバインダーを使用するこ
    とを特徴とする舗装層の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項2,3いずれか1項に記載の舗装
    層の形成方法において、バインダーに水酸化カルシウム
    を混入して固化速度を速めることを特徴とする舗装層の
    形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4いずれか1項に記載の舗装
    層の形成方法において、木質繊維として工事現場で発生
    した木質廃材を使用することを特徴とする舗装層の形成
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5いずれか1項に記載の舗装
    層の形成方法において、樹脂として常温硬化性樹脂を使
    用することを特徴とする舗装層の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003105710A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Hasegawa Taiiku Shisetsu Corp 人工芝面舗装方法
JP2024169737A (ja) * 2023-05-17 2024-12-06 大建工業株式会社 マルチング材の施工方法

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JP2639398B2 (ja) 1995-02-15 1997-08-13 島根県 耐水性及び生分解性素材の製造方法

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