JPH11343802A - 往復ピストン式流体機械 - Google Patents
往復ピストン式流体機械Info
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- JPH11343802A JPH11343802A JP19641998A JP19641998A JPH11343802A JP H11343802 A JPH11343802 A JP H11343802A JP 19641998 A JP19641998 A JP 19641998A JP 19641998 A JP19641998 A JP 19641998A JP H11343802 A JPH11343802 A JP H11343802A
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- Compressor (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピストンピン用穴のボス部外壁面とクランク
軸外壁面との最接近距離を縮小化し、連接棒大端部との
干渉を防ぐ切欠きをシリンダーに形成することによって
流体機械の全高を低減すること. 【構成】 ピストンピン用穴のボス部外壁面とクランク
軸外壁面との最接近距離lをシリンダー内径の0.4倍
以下とし、連接棒6の大端部との干渉を防ぐシリンダー
内径の0.5倍以下の幅を有する切欠き10をシリンダ
ー1に形成する.ピストン−クランク機構の運動により
生じる不釣り合い慣性力を軽減する為のカウンターウエ
イトについては、第1の場合として低回転型として構造
の簡素化の為に備えない、第2の場合としてカウンター
ウエイト14,14′をクランク室2内に備える、第3
の場合として一方のカウンターウエイトはクランク室2
内に備え、他方のカウンターウエイトはクランク室2の
外部に備えることとした.
軸外壁面との最接近距離を縮小化し、連接棒大端部との
干渉を防ぐ切欠きをシリンダーに形成することによって
流体機械の全高を低減すること. 【構成】 ピストンピン用穴のボス部外壁面とクランク
軸外壁面との最接近距離lをシリンダー内径の0.4倍
以下とし、連接棒6の大端部との干渉を防ぐシリンダー
内径の0.5倍以下の幅を有する切欠き10をシリンダ
ー1に形成する.ピストン−クランク機構の運動により
生じる不釣り合い慣性力を軽減する為のカウンターウエ
イトについては、第1の場合として低回転型として構造
の簡素化の為に備えない、第2の場合としてカウンター
ウエイト14,14′をクランク室2内に備える、第3
の場合として一方のカウンターウエイトはクランク室2
内に備え、他方のカウンターウエイトはクランク室2の
外部に備えることとした.
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気圧縮機や油圧ポンプ
等として用いられる往復ピストン式流体機械に係わり、
ピストンピン用穴のボス部外壁面とクランク軸外壁面と
の最接近距離を従来よりも遥かに小さくして全高を低減
させたものに関する.
等として用いられる往復ピストン式流体機械に係わり、
ピストンピン用穴のボス部外壁面とクランク軸外壁面と
の最接近距離を従来よりも遥かに小さくして全高を低減
させたものに関する.
【0002】
【従来の技術】一般に空気圧縮機や油圧ポンプ等として
用いられる往復ピストン式流体機械において小型化を達
成する為には、ピストンピンとクランク軸との中心間距
離を縮小化する事が望まれるが、連接棒大端部とシリン
ダーとが干渉し合う、ピストンとカウンターウエイトと
が干渉し合う等の問題を生じ、小型化には限界があっ
た.
用いられる往復ピストン式流体機械において小型化を達
成する為には、ピストンピンとクランク軸との中心間距
離を縮小化する事が望まれるが、連接棒大端部とシリン
ダーとが干渉し合う、ピストンとカウンターウエイトと
が干渉し合う等の問題を生じ、小型化には限界があっ
た.
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、ピ
ストンピン用穴のボス部外壁面とクランク軸外壁面との
最接近距離を縮小化し、連接棒の大端部との干渉を防ぐ
切欠きをシリンダーに形成する事によって往復ピストン
式流体機械の全高を低減するところにある.
ストンピン用穴のボス部外壁面とクランク軸外壁面との
最接近距離を縮小化し、連接棒の大端部との干渉を防ぐ
切欠きをシリンダーに形成する事によって往復ピストン
式流体機械の全高を低減するところにある.
【0004】
【問題点を解決する為の手段】従来の欠点を解決する
為、第1の発明はピストンピン用穴のボス部外壁面とク
ランク軸外壁面との最接近距離をシリンダー内径の0.
4倍以下とし、かつ連接棒の大端部との干渉を防ぐシリ
ンダー内径の0.5倍以下の幅を有する切欠きをシリン
ダーに形成してピストンスカート部が前記切欠きを通過
している時でもシリンダー内壁面と広い面積で接触し得
る様に構成した.第2の発明は第1の発明の構造に加え
てピストン−クランク機構の運動により生じる不釣り合
い慣性力を軽減する為のカウンターウエイトをクランク
室の内部のクランク軸に、かつピストンと干渉しない位
置に備える様にした。第3の発明は第1の発明の構造に
加えて、一方のカウンターウエイトをクランク室の内部
のクランク軸に、かつピストンと干渉しない位置に備
え、他方のカウンターウエイトを位置を変えてクランク
室の外部のクランク軸に備える様にした.
為、第1の発明はピストンピン用穴のボス部外壁面とク
ランク軸外壁面との最接近距離をシリンダー内径の0.
4倍以下とし、かつ連接棒の大端部との干渉を防ぐシリ
ンダー内径の0.5倍以下の幅を有する切欠きをシリン
ダーに形成してピストンスカート部が前記切欠きを通過
している時でもシリンダー内壁面と広い面積で接触し得
る様に構成した.第2の発明は第1の発明の構造に加え
てピストン−クランク機構の運動により生じる不釣り合
い慣性力を軽減する為のカウンターウエイトをクランク
室の内部のクランク軸に、かつピストンと干渉しない位
置に備える様にした。第3の発明は第1の発明の構造に
加えて、一方のカウンターウエイトをクランク室の内部
のクランク軸に、かつピストンと干渉しない位置に備
え、他方のカウンターウエイトを位置を変えてクランク
室の外部のクランク軸に備える様にした.
【0005】
【実施例】図1は本発明による往復ピストン式流体機械
の一実施例で、クランク軸9の軸心から偏心した位置に
あるクランクピン7とピストンピン4とを連結する連接
棒6を備え、ピストン3の下降行程によりシリンダー1
内に吸入弁11(図ではリード弁式)を介して吸入した
流体(気体又は液体)を上昇行程により圧縮した後に吐
出弁12(図ではリード弁式)を介して吐出する様にな
っている.本構造ではA−A′線で分割され、各々はボ
ルトによりしっかりと締結されている.本発明では図1
(ニ)の如くピストンピン用穴のボス部5の外壁面とク
ランク軸外壁面との最接近距離l(下死点における距
離)を非常に小さくして小型化を徹底追求している。即
ち、一般にシリンダー内径をDとするとピストンスカー
ト高さL=0.46×(1.15+0.08)・D≒
0.57・D,ピストンピン用穴のボス部外径=0.4
4・Dとして与えられる(内燃機関Vol16,No1
93,臨時増刊,p78,又はコンプレッサーの設計,
パワー社,p47,但し、後者は極めて大まかな値で示
されている為、相矛盾しない範囲内で前者を参照し
た)。従って、ピストンスカート端部とクランク軸外壁
面との干渉防止の為の余裕SをD=30〜100mmク
ラスで2mmとするとS=(0.02〜0.067)・
Dであるから、l=L− 0.44・D/2 +S≒
0.4・Dとなる.本発明ではピストンスカート端部と
クランク軸外壁面との干渉がない範囲内での一般的限界
という意味で前記lの値を0.4・D以下としていると
ころに特徴がある。図1(イ)は本発明を極限にまで追
求したもので、ピストン3のスカート端部にクランク軸
9がくい込むのを許す切欠き13を形成し(切欠き13
により両者は干渉し合わない)、ピストンピン用穴のボ
ス部外壁面とクランク軸外壁面との最接近距離lを非常
に小さく(例えば2mm)したものである.更に連接棒
6の大端部との干渉を防ぐ切欠き10をシリンダー1に
形成してあるが、A−A′線断面を示す図2(イ)の如
く連接棒6の大端部の両端面は切欠き10内で各々2m
m位の間隔が必要であり、一方切欠き10の幅Wが過大
であるとピストンスカート部とシリンダーとの接触面積
が少なくなって、振動・打音発生の恐れがある.この様
な事情を鑑み、本発明では切欠き10の幅Wをシリンダ
ー内径の0.5倍以下とした(より好ましくは0.4倍
以下とする).クランクアーム8はシリンダー1のピス
トンスカート端部と摺動すべき部分とは干渉しない大き
さを有する形状としてある(両者の干渉を許す構成とな
ると、下死点位置でピストンスカート部とシリンダー内
壁面との接触面積が少なくなって振動・打音の原因とな
る).空気圧縮機や油圧ポンプ等として用いられる往復
ピストン式流体機械は一般には低回転型であり、ピスト
ン−クランク機構の運動により生じる不釣り合い慣性力
を軽減する為のカウンターウエイトは備えない事が多
く、図1(イ)でも備えていないが、図1(ロ)の如く
クランク室2の内部のクランク軸に、かつピストン3と
干渉しない位置にカウンターウエイト14,14′を備
える様にすれば動的バランスが良好となり、高速回転が
可能となるから、一段と小型化が進む(カウンターウエ
イト14,14′を収納する空間はクランク室2と連通
している為、この空間もクランク室の一部と考える).
この場合、クランク軸9の一端部には(図では右端部)
駆動用プーリが装着されるから、カウンターウエイト1
4をこの駆動用プーリに備えても良い(駆動用プーリに
内蔵させる)。即ち、カウンターウエイトの内の一方は
クランク室2の外部のクランク軸に備え、他方はクラン
ク室2の内部のクランク軸に、かつピストン3と干渉し
ない位置に備える様にするのである.クランク軸の支持
方法については図1(ハ)の如く片持ち支持とする事も
考えられ(B−B′線断面を図2(ロ)に示す)、この
場合、連接棒6の組み付けは一方のクランクアームがな
い為、極めて容易であり、大端部を二分割する必要はな
く、一体型で良い.図1(イ)では連接棒6は大端部が
クランクピン7への組付けの関係から二分割され、各々
はボルトによりしっかりと締結されているのである.1
4はクランク室2内に備えられたカウンターウエイトで
(低回転で使用する場合は省略する事ができる)、距離
hに起因する偶力モーメントの発生が避けられない為、
クランク室2の外部のクランク軸上に図3(ハ)の如く
もう1つのカウンターウエイト(これが発生する慣性力
をf2とする)を備えても良い。f1はピストン−クラ
ンク機構が発生する慣性力、f3はカウンターウエイト
14が発生する慣性力で、これらの慣性力をどの様に釣
り合わせるかは公知であるので省略する。本発明では連
接棒長さ(大端部と小端部との中心間距離)とクランク
半径との比が小さい為、往復慣性質量を減らして二次振
動を抑制する必要上、Al合金等の軽合金製連接棒が望
ましい.次に図2(イ)では何らかの理由があれば、図
2(ハ)の如くクランクアーム8のクランクピン近傍の
部分が回転に従って切欠き10内に嵌り込んで来る構造
であっても良い(この部分は位置決めに使う).又、図
2(イ)においてクランク軸中心からクランクピン外周
面までの最短距離rを一定にしつつ図2(ニ)の如くク
ランクピン7の一部がシリンダー内壁面に相当する部分
を越えてクランク軸を中心に回転する様に構成すると
(クランクピン直径を増す)、クランクピン7とクラン
ク軸9との中心間距離が増加するから、クランク半径が
大となり、同一排気量であれば小型化する事ができる.
以上は図2(ロ)にも適用される.本発明では図3
(イ)の如くピストンピン用穴のボス部5にクランク軸
との干渉を防ぐ切欠き15を形成すれば、ピストンピン
用穴のボス部外壁面とクランク軸外壁面との最接近距離
を更に短縮できるから、小型化は一段と進む。図3
(ロ)はクランク軸9の軸心をシリンダーの軸心からス
ラスト側に偏心させたもので(模式的に示した)、ピス
トン側面に働くスラストを減少させ、磨耗と摩擦力を軽
減する事ができる.本発明の様に連接棒の長さが短かい
場合は特に有効である。本発明は多気筒往復ピストン式
流体機械にも適用されるもので、直列型、V型、水平対
向型が考えられ、図3(ニ)はV型・2気筒の場合を模
式的に示すものである.カウンターウエイトは図では備
えられていないが、動的バランスを良好にして高速回転
化する為、備えても良い(これにより、V型である事と
相まって動的バランスは非常に良くなる).
の一実施例で、クランク軸9の軸心から偏心した位置に
あるクランクピン7とピストンピン4とを連結する連接
棒6を備え、ピストン3の下降行程によりシリンダー1
内に吸入弁11(図ではリード弁式)を介して吸入した
流体(気体又は液体)を上昇行程により圧縮した後に吐
出弁12(図ではリード弁式)を介して吐出する様にな
っている.本構造ではA−A′線で分割され、各々はボ
ルトによりしっかりと締結されている.本発明では図1
(ニ)の如くピストンピン用穴のボス部5の外壁面とク
ランク軸外壁面との最接近距離l(下死点における距
離)を非常に小さくして小型化を徹底追求している。即
ち、一般にシリンダー内径をDとするとピストンスカー
ト高さL=0.46×(1.15+0.08)・D≒
0.57・D,ピストンピン用穴のボス部外径=0.4
4・Dとして与えられる(内燃機関Vol16,No1
93,臨時増刊,p78,又はコンプレッサーの設計,
パワー社,p47,但し、後者は極めて大まかな値で示
されている為、相矛盾しない範囲内で前者を参照し
た)。従って、ピストンスカート端部とクランク軸外壁
面との干渉防止の為の余裕SをD=30〜100mmク
ラスで2mmとするとS=(0.02〜0.067)・
Dであるから、l=L− 0.44・D/2 +S≒
0.4・Dとなる.本発明ではピストンスカート端部と
クランク軸外壁面との干渉がない範囲内での一般的限界
という意味で前記lの値を0.4・D以下としていると
ころに特徴がある。図1(イ)は本発明を極限にまで追
求したもので、ピストン3のスカート端部にクランク軸
9がくい込むのを許す切欠き13を形成し(切欠き13
により両者は干渉し合わない)、ピストンピン用穴のボ
ス部外壁面とクランク軸外壁面との最接近距離lを非常
に小さく(例えば2mm)したものである.更に連接棒
6の大端部との干渉を防ぐ切欠き10をシリンダー1に
形成してあるが、A−A′線断面を示す図2(イ)の如
く連接棒6の大端部の両端面は切欠き10内で各々2m
m位の間隔が必要であり、一方切欠き10の幅Wが過大
であるとピストンスカート部とシリンダーとの接触面積
が少なくなって、振動・打音発生の恐れがある.この様
な事情を鑑み、本発明では切欠き10の幅Wをシリンダ
ー内径の0.5倍以下とした(より好ましくは0.4倍
以下とする).クランクアーム8はシリンダー1のピス
トンスカート端部と摺動すべき部分とは干渉しない大き
さを有する形状としてある(両者の干渉を許す構成とな
ると、下死点位置でピストンスカート部とシリンダー内
壁面との接触面積が少なくなって振動・打音の原因とな
る).空気圧縮機や油圧ポンプ等として用いられる往復
ピストン式流体機械は一般には低回転型であり、ピスト
ン−クランク機構の運動により生じる不釣り合い慣性力
を軽減する為のカウンターウエイトは備えない事が多
く、図1(イ)でも備えていないが、図1(ロ)の如く
クランク室2の内部のクランク軸に、かつピストン3と
干渉しない位置にカウンターウエイト14,14′を備
える様にすれば動的バランスが良好となり、高速回転が
可能となるから、一段と小型化が進む(カウンターウエ
イト14,14′を収納する空間はクランク室2と連通
している為、この空間もクランク室の一部と考える).
この場合、クランク軸9の一端部には(図では右端部)
駆動用プーリが装着されるから、カウンターウエイト1
4をこの駆動用プーリに備えても良い(駆動用プーリに
内蔵させる)。即ち、カウンターウエイトの内の一方は
クランク室2の外部のクランク軸に備え、他方はクラン
ク室2の内部のクランク軸に、かつピストン3と干渉し
ない位置に備える様にするのである.クランク軸の支持
方法については図1(ハ)の如く片持ち支持とする事も
考えられ(B−B′線断面を図2(ロ)に示す)、この
場合、連接棒6の組み付けは一方のクランクアームがな
い為、極めて容易であり、大端部を二分割する必要はな
く、一体型で良い.図1(イ)では連接棒6は大端部が
クランクピン7への組付けの関係から二分割され、各々
はボルトによりしっかりと締結されているのである.1
4はクランク室2内に備えられたカウンターウエイトで
(低回転で使用する場合は省略する事ができる)、距離
hに起因する偶力モーメントの発生が避けられない為、
クランク室2の外部のクランク軸上に図3(ハ)の如く
もう1つのカウンターウエイト(これが発生する慣性力
をf2とする)を備えても良い。f1はピストン−クラ
ンク機構が発生する慣性力、f3はカウンターウエイト
14が発生する慣性力で、これらの慣性力をどの様に釣
り合わせるかは公知であるので省略する。本発明では連
接棒長さ(大端部と小端部との中心間距離)とクランク
半径との比が小さい為、往復慣性質量を減らして二次振
動を抑制する必要上、Al合金等の軽合金製連接棒が望
ましい.次に図2(イ)では何らかの理由があれば、図
2(ハ)の如くクランクアーム8のクランクピン近傍の
部分が回転に従って切欠き10内に嵌り込んで来る構造
であっても良い(この部分は位置決めに使う).又、図
2(イ)においてクランク軸中心からクランクピン外周
面までの最短距離rを一定にしつつ図2(ニ)の如くク
ランクピン7の一部がシリンダー内壁面に相当する部分
を越えてクランク軸を中心に回転する様に構成すると
(クランクピン直径を増す)、クランクピン7とクラン
ク軸9との中心間距離が増加するから、クランク半径が
大となり、同一排気量であれば小型化する事ができる.
以上は図2(ロ)にも適用される.本発明では図3
(イ)の如くピストンピン用穴のボス部5にクランク軸
との干渉を防ぐ切欠き15を形成すれば、ピストンピン
用穴のボス部外壁面とクランク軸外壁面との最接近距離
を更に短縮できるから、小型化は一段と進む。図3
(ロ)はクランク軸9の軸心をシリンダーの軸心からス
ラスト側に偏心させたもので(模式的に示した)、ピス
トン側面に働くスラストを減少させ、磨耗と摩擦力を軽
減する事ができる.本発明の様に連接棒の長さが短かい
場合は特に有効である。本発明は多気筒往復ピストン式
流体機械にも適用されるもので、直列型、V型、水平対
向型が考えられ、図3(ニ)はV型・2気筒の場合を模
式的に示すものである.カウンターウエイトは図では備
えられていないが、動的バランスを良好にして高速回転
化する為、備えても良い(これにより、V型である事と
相まって動的バランスは非常に良くなる).
【0006】
【発明の効果】本発明ではピストンピン用穴のボス部外
壁面とクランク軸外壁面との最接近距離lをシリンダー
内径の0.4倍以下とした。従来はこの様な構成とする
と、連接棒の大端部がシリンダーと干渉し、本発明の構
成は不可能と考えられた.即ち、連接棒の大端部がシリ
ンダーと干渉する為、前記最接近距離lを一定値以上に
小さくするなどとは最初から考えないし、ましてや切欠
き10を形成する工夫などは考えもつかない.換言すれ
ば本発明のこの構成は最初から死角にあったと言う事が
できる.これに対し本発明では思い切った発想をし、連
接棒6の大端部との干渉を防ぐ切欠き10をシリンダー
に形成して前記最接近距離lを従来では考えられないほ
ど小さくした.この場合、切欠き10を形成しない単純
な発想で両者の干渉を防ごうとすればクランク半径を非
常に小さくしなければならず、実用性はない.即ち、ク
ランク半径を大きくする為に切欠き10は重要な役割を
果しているのである.かつ前記切欠き10の幅をシリン
ダー内径の0.5倍以下とした工夫があるから、ピスト
ンスカート部はシリンダーと広く接触し、振動・騒音の
発生が低くなっている.しかもカウンターウエイトを備
えて動的バランスを良好にして高速回転化する場合も、
カウンターウエイト14,14′をピストン3とは干渉
しない位置に備ええてあるから、前記最接近距離lを従
来では考えられないほど小さくする事ができる.図1
(イ)のものはピストン内径が40mm,クランク半径
が24mm,排気量が30ccであるが、同一排気量の
従来と比較するとピストン内径は4mm大である一方、
流体機械全高は約34mm減少する.以上の如く本発明
によれば往復ピストン式流体機械の全高は著しく低減
し、大幅な小型化・軽量化が成る.
壁面とクランク軸外壁面との最接近距離lをシリンダー
内径の0.4倍以下とした。従来はこの様な構成とする
と、連接棒の大端部がシリンダーと干渉し、本発明の構
成は不可能と考えられた.即ち、連接棒の大端部がシリ
ンダーと干渉する為、前記最接近距離lを一定値以上に
小さくするなどとは最初から考えないし、ましてや切欠
き10を形成する工夫などは考えもつかない.換言すれ
ば本発明のこの構成は最初から死角にあったと言う事が
できる.これに対し本発明では思い切った発想をし、連
接棒6の大端部との干渉を防ぐ切欠き10をシリンダー
に形成して前記最接近距離lを従来では考えられないほ
ど小さくした.この場合、切欠き10を形成しない単純
な発想で両者の干渉を防ごうとすればクランク半径を非
常に小さくしなければならず、実用性はない.即ち、ク
ランク半径を大きくする為に切欠き10は重要な役割を
果しているのである.かつ前記切欠き10の幅をシリン
ダー内径の0.5倍以下とした工夫があるから、ピスト
ンスカート部はシリンダーと広く接触し、振動・騒音の
発生が低くなっている.しかもカウンターウエイトを備
えて動的バランスを良好にして高速回転化する場合も、
カウンターウエイト14,14′をピストン3とは干渉
しない位置に備ええてあるから、前記最接近距離lを従
来では考えられないほど小さくする事ができる.図1
(イ)のものはピストン内径が40mm,クランク半径
が24mm,排気量が30ccであるが、同一排気量の
従来と比較するとピストン内径は4mm大である一方、
流体機械全高は約34mm減少する.以上の如く本発明
によれば往復ピストン式流体機械の全高は著しく低減
し、大幅な小型化・軽量化が成る.
【図1】本発明による往復ピストン式流体機械の断面図
である.
である.
【図2】図1のA−A′線、又はB−B′線断面図を示
す.
す.
【図3】本発明による往復ピストン式流体機械の各種実
施態様の模式図である.
施態様の模式図である.
1はシリンダー,2はクランク室,3はピストン,4は
ピストンピン,5はピストンピン用穴のボス部,6は連
接棒,7はクランクピン,8はクランクアーム,9はク
ランク軸,10は切欠き,11は吸入弁,12は吐出
弁,13は切欠き,14・14′はカウンターウエイ
ト,15は切欠きである.
ピストンピン,5はピストンピン用穴のボス部,6は連
接棒,7はクランクピン,8はクランクアーム,9はク
ランク軸,10は切欠き,11は吸入弁,12は吐出
弁,13は切欠き,14・14′はカウンターウエイ
ト,15は切欠きである.
Claims (7)
- 【請求項1】 クランク軸の軸心から偏心した位置にあ
るクランクピンとピストンピンとを連結する連接棒を備
え、シリンダー内に吸入弁を開して吸収した流体を圧縮
した後に吐出弁を介して吐出する往復ピストン式流体機
械において、前記ピストンピン用穴のボス部外壁面とク
ランク軸外壁面との最接近距離をシリンダー内径の0.
4倍以下とし、かつ前記連接棒の大端部との干渉を防ぐ
シリンダー内径の0.5倍以下の幅を有する切欠きをシ
リンダーに形成してピストンスカート部が前記切欠きを
通過している時でもシリンダー内壁面と広い面積で接触
し得る様に構成し、更にピストン−クランク機構の運動
により生じる不釣り合い慣性力を軽減する為のカウンタ
ーウエイトを備えるに当り、クランク室の内部のクラン
ク軸に、かつピストンと干渉しない位置に備えた事を特
徴とする往復ピストン式流体機械。 - 【請求項2】 請求項1記載の往復ピストン式流体機械
において、ピストン−クランク機構の運動により生じる
不釣り合い慣性力を軽減する為のカウンターウエイトを
最初から除去した構造の往復ピストン式流体機械。 - 【請求項3】 請求項1記載の往復ピストン式流体機械
において、ピストン−クランク機構の運動により生じる
不釣り合い慣性力を軽減する為のカウンターウエイトを
備えるに当り、一方のカウンターウエイトはクランク室
の内部のクランク軸に、かつピストンと干渉しない位置
に備え、他方のカウンターウエイトは位置を変えてクラ
ンク室の外部のクランク軸に備える様に構成した往復ピ
ストン式流体機械。 - 【請求項4】 ピストンのスカート端部にクランク軸が
くい込むのを許す切欠きを形成した請求項1ないし3の
いずれかに記載の往復ピストン式流体機械。 - 【請求項5】 ピストンピン用穴のボス部にクランク軸
との干渉を防ぎ切欠きを形成した請求項4記載の往復ピ
ストン式流体機械。 - 【請求項6】 クランクピンの一部がシリンダー内周面
に相当する部分を越えてクランク軸を中心に回転する様
に構成してクランク半径を増加させた請求項1ないし5
のいずれかに記載の往復ピストン式流体機械. - 【請求項7】 クランク軸の軸心をシリンダーの軸心か
らスラスト側へ偏心させた請求項1ないし6のいずれか
に記載の往復ピストン式流体機械.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19641998A JPH11343802A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 往復ピストン式流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19641998A JPH11343802A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 往復ピストン式流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11343802A true JPH11343802A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=16357553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19641998A Withdrawn JPH11343802A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | 往復ピストン式流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11343802A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7363902B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-04-29 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine overall height reduction |
| EP1533495A3 (en) * | 2003-11-19 | 2009-12-02 | Nissan Motor Company, Limited | Internal combustion engine |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP19641998A patent/JPH11343802A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1533495A3 (en) * | 2003-11-19 | 2009-12-02 | Nissan Motor Company, Limited | Internal combustion engine |
| US7363902B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-04-29 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine overall height reduction |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050802 |