JPH11343945A - 燃料ポンプ - Google Patents
燃料ポンプInfo
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- JPH11343945A JPH11343945A JP10151559A JP15155998A JPH11343945A JP H11343945 A JPH11343945 A JP H11343945A JP 10151559 A JP10151559 A JP 10151559A JP 15155998 A JP15155998 A JP 15155998A JP H11343945 A JPH11343945 A JP H11343945A
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- pump
- pressure
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、エンジン始動時の圧送量不足に
伴う始動不良および高回転域におけるポンプ室への燃料
供給不足に伴うプランジャのキャビテーション壊食を未
然に防止できる燃料ポンプを得る。 【解決手段】 オーバーフローバルブ70は、バルブ本
体71に設けられた流路72がギャラリ41に臨むよう
にシリンダ14に取り付けられている。このオーバーフ
ローバルブ70は、流路72を閉塞する方向にボール7
4を付勢するようにバルブ本体71内に配設された第1
および第2のバルブスプリングが、燃料溜まり19内の
燃料の圧力の上昇に伴い順次作動してボール74により
流路72を開閉させ、排出孔73からの燃料の排出量を
制御するように構成されている。
伴う始動不良および高回転域におけるポンプ室への燃料
供給不足に伴うプランジャのキャビテーション壊食を未
然に防止できる燃料ポンプを得る。 【解決手段】 オーバーフローバルブ70は、バルブ本
体71に設けられた流路72がギャラリ41に臨むよう
にシリンダ14に取り付けられている。このオーバーフ
ローバルブ70は、流路72を閉塞する方向にボール7
4を付勢するようにバルブ本体71内に配設された第1
および第2のバルブスプリングが、燃料溜まり19内の
燃料の圧力の上昇に伴い順次作動してボール74により
流路72を開閉させ、排出孔73からの燃料の排出量を
制御するように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポンプ室内の燃
料を昇圧して吐出する燃料ポンプに関し、特にポンプ室
に流入する燃料の圧力を変更できる燃料ポンプ構造に関
するものである。この燃料ポンプは、例えばコモンレー
ル内に蓄圧された高圧燃料をインジェクタによりディー
ゼルエンジンの各気筒へ噴射するコモンレール式燃料噴
射装置のコモンレール内に高圧燃料を圧送する可変吐出
量高圧ポンプとして適用できるものである。
料を昇圧して吐出する燃料ポンプに関し、特にポンプ室
に流入する燃料の圧力を変更できる燃料ポンプ構造に関
するものである。この燃料ポンプは、例えばコモンレー
ル内に蓄圧された高圧燃料をインジェクタによりディー
ゼルエンジンの各気筒へ噴射するコモンレール式燃料噴
射装置のコモンレール内に高圧燃料を圧送する可変吐出
量高圧ポンプとして適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の吐出量可変高圧ポンプの
構成を示す断面図である。図10において、ポンプハウ
ジング10の下端にカム室11が形成されている。この
カム室11には、内燃機関によって回転駆動されるカム
軸12が挿通されており、このカム軸12にはカム13
が形成されている。このカム13はカム軸12の1回転
に2度の上昇工程をなす。ポンプハウジング10内に
は、シリンダ14が取り付けられており、このシリンダ
14内には、プランジャ15が往復動かつ摺動自在に嵌
挿されている。このプランジャ15の上端面とシリンダ
14の内周面とによりポンプ室16が形成され、シリン
ダ14とポンプハウジング10との間に燃料溜まり19
が形成されている。シリンダ14には、燃料溜まり19
に連通するスピル溝17およびこのスピル溝17より図
10中上方の位置でポンプ室16に連通する吐出孔18
が形成されている。また、導入管28がスピル溝17に
連通するようにポンプハウジング10に取り付けられて
いる。シリンダ14には、吐出弁20が取り付けられて
おり、この吐出弁20が吐出孔18を介してポンプ室1
6に連通している。プランジャ15の下端は弁座24に
連結されており、この弁座24は復帰用スプリング25
によって摺動子26に押し付けられている。摺動子26
はカムローラ27を有し、このカムローラ27はカム1
3に摺接している。なお、プランジャ15の往復ストロ
ークはカム13の工程差によって決定される。
構成を示す断面図である。図10において、ポンプハウ
ジング10の下端にカム室11が形成されている。この
カム室11には、内燃機関によって回転駆動されるカム
軸12が挿通されており、このカム軸12にはカム13
が形成されている。このカム13はカム軸12の1回転
に2度の上昇工程をなす。ポンプハウジング10内に
は、シリンダ14が取り付けられており、このシリンダ
14内には、プランジャ15が往復動かつ摺動自在に嵌
挿されている。このプランジャ15の上端面とシリンダ
14の内周面とによりポンプ室16が形成され、シリン
ダ14とポンプハウジング10との間に燃料溜まり19
が形成されている。シリンダ14には、燃料溜まり19
に連通するスピル溝17およびこのスピル溝17より図
10中上方の位置でポンプ室16に連通する吐出孔18
が形成されている。また、導入管28がスピル溝17に
連通するようにポンプハウジング10に取り付けられて
いる。シリンダ14には、吐出弁20が取り付けられて
おり、この吐出弁20が吐出孔18を介してポンプ室1
6に連通している。プランジャ15の下端は弁座24に
連結されており、この弁座24は復帰用スプリング25
によって摺動子26に押し付けられている。摺動子26
はカムローラ27を有し、このカムローラ27はカム1
3に摺接している。なお、プランジャ15の往復ストロ
ークはカム13の工程差によって決定される。
【0003】シリンダ14には、プランジャ15の上端
面に対向した位置に低圧通路閉塞手段としての電磁弁3
0が螺合固定されている。この電磁弁30は、ソレノイ
ド(図示せず)およびスプリング(図示せず)により駆
動される弁体38を有し、この弁体38により一端がポ
ンプ室16に開口し、他端が低圧側に連通する低圧通路
31を連通・遮断する。この電磁弁30は、所定のタイ
ミングでソレノイドに通電されることにより、プランジ
ャ15の加圧開始時期を設定するプレストローク式の電
磁弁で、この電磁弁30への通電タイミングを制御する
ことにより吐出量を変化させることができる。なお、低
圧通路31は、ギャラリ41および通路42を介して燃
料溜まり19に連通している。また、燃料溜まり19、
低圧通路31、ギャラリ41および通路42から低圧燃
料通路が構成されている。さらにシリンダ14には、ギ
ャラリ41に臨むようにオーバーフローバルブ60が螺
合固定されている。このオーバーフローバルブ60は、
図11に示すように、ギャラリ41に連通する流路62
およびこの流路62に連通する排出孔63が設けられた
バルブ本体61と、このバルブ本体61内に収容され、
流路62を連通・遮断するボール64と、バルブ本体6
1内に縮設され、ボール64を流路62を遮断する方向
に付勢するバルブスプリング65とから構成されてい
る。なお、排出孔63は、実機搭載時には、配管を介し
てポンプドレンに接続される。
面に対向した位置に低圧通路閉塞手段としての電磁弁3
0が螺合固定されている。この電磁弁30は、ソレノイ
ド(図示せず)およびスプリング(図示せず)により駆
動される弁体38を有し、この弁体38により一端がポ
ンプ室16に開口し、他端が低圧側に連通する低圧通路
31を連通・遮断する。この電磁弁30は、所定のタイ
ミングでソレノイドに通電されることにより、プランジ
ャ15の加圧開始時期を設定するプレストローク式の電
磁弁で、この電磁弁30への通電タイミングを制御する
ことにより吐出量を変化させることができる。なお、低
圧通路31は、ギャラリ41および通路42を介して燃
料溜まり19に連通している。また、燃料溜まり19、
低圧通路31、ギャラリ41および通路42から低圧燃
料通路が構成されている。さらにシリンダ14には、ギ
ャラリ41に臨むようにオーバーフローバルブ60が螺
合固定されている。このオーバーフローバルブ60は、
図11に示すように、ギャラリ41に連通する流路62
およびこの流路62に連通する排出孔63が設けられた
バルブ本体61と、このバルブ本体61内に収容され、
流路62を連通・遮断するボール64と、バルブ本体6
1内に縮設され、ボール64を流路62を遮断する方向
に付勢するバルブスプリング65とから構成されてい
る。なお、排出孔63は、実機搭載時には、配管を介し
てポンプドレンに接続される。
【0004】このように構成された燃料ポンプとしての
吐出量可変高圧ポンプ7では、低圧燃料が図示しないフ
ィードポンプにより導入管28およびスピル溝17を介
して燃料溜まり19に供給される。そして、カム軸12
の回転によりカム13が回転すると、カムローラ27お
よび弁座24を通じてプランジャ15が往復移動され
る。そこで、燃料溜まり19に供給された低圧燃料は、
電磁弁30により低圧通路31が連通されている時に、
通路42、ギャラリ41および低圧通路31を介してポ
ンプ室16に供給される。そして、電磁弁30により低
圧通路31が遮断されている時に、プランジャ15が上
昇し、ポンプ室16内の燃料が加圧される。このポンプ
室16内で加圧された燃料は、吐出弁20の弁体21を
復帰用スプリング22の付勢力に抗して押し開き、これ
により加圧された高圧燃料は吐出口体23を通じて吐出
される。この高圧燃料の吐出量は、電磁弁30による低
圧通路31の連通・遮断時期の制御により調整される。
また、燃料溜まり19に供給された燃料の圧力がバルブ
スプリング65の付勢力に打ち勝つと、燃料はバルブス
プリング65の付勢力に抗してボール64を押し開き、
流路62を介して排出孔63から排出される。これによ
り、燃料溜まり19内の燃料、即ちポンプ室16に供給
される燃料の圧力が制御される。
吐出量可変高圧ポンプ7では、低圧燃料が図示しないフ
ィードポンプにより導入管28およびスピル溝17を介
して燃料溜まり19に供給される。そして、カム軸12
の回転によりカム13が回転すると、カムローラ27お
よび弁座24を通じてプランジャ15が往復移動され
る。そこで、燃料溜まり19に供給された低圧燃料は、
電磁弁30により低圧通路31が連通されている時に、
通路42、ギャラリ41および低圧通路31を介してポ
ンプ室16に供給される。そして、電磁弁30により低
圧通路31が遮断されている時に、プランジャ15が上
昇し、ポンプ室16内の燃料が加圧される。このポンプ
室16内で加圧された燃料は、吐出弁20の弁体21を
復帰用スプリング22の付勢力に抗して押し開き、これ
により加圧された高圧燃料は吐出口体23を通じて吐出
される。この高圧燃料の吐出量は、電磁弁30による低
圧通路31の連通・遮断時期の制御により調整される。
また、燃料溜まり19に供給された燃料の圧力がバルブ
スプリング65の付勢力に打ち勝つと、燃料はバルブス
プリング65の付勢力に抗してボール64を押し開き、
流路62を介して排出孔63から排出される。これによ
り、燃料溜まり19内の燃料、即ちポンプ室16に供給
される燃料の圧力が制御される。
【0005】つぎに、このように構成された従来の可変
吐出量高圧ポンプ7を採用した燃料噴射装置について図
12を参照しつつ説明する。この燃料噴射装置では、3
つの可変吐出量高圧ポンプ7が各々のカム13のカムリ
フトの角度に対する位相を120度ポンプ回転角づつ相
互に異ならせて配設されている。3つの可変吐出量高圧
ポンプ7の駆動軸であるカム軸12は、エンジンの回転
数の1/2の速度で回転する。各可変吐出量高圧ポンプ
7のスピル溝17には、フィードポンプ9により吸い上
げられた燃料8がそれぞれ燃料溜まり19に供給され
る。この燃料溜まり19に供給された燃料はその圧力が
徐々に上昇し、オーバーフローバルブ60のスプリング
65の付勢力に打ち勝つとボール64を押し開き、流路
62および排出孔63からポンプドレンに排出される。
つまり、燃料溜まり19内の燃料の圧力は、スプリング
65の付勢力に一致するまでエンジンの回転数の上昇と
ともに直線的に上昇し、該燃料の圧力がスプリング65
の付勢力と一致した後、その勾配が緩やかになってエン
ジンの回転数の上昇とともに直線的に上昇する。この燃
料溜まり19内の燃料は、通路42、ギャラリ41およ
び低圧通路31を通ってポンプ室16に供給される。そ
こで、ポンプ室16の燃料の圧力は、燃料溜まり19内
の燃料の圧力によって決まり、図13に示すようにな
る。なお、ポンプ室16内の燃料圧力とエンジン回転数
との関係を示す図13において、直線の勾配はスプリン
グ65のばね力によって決まり、変曲点はオーバーフロ
ーバルブ60の作動開始点を示している。そして、各可
変吐出量高圧ポンプ7の吐出口体23が、コモンレール
4に接続されている。
吐出量高圧ポンプ7を採用した燃料噴射装置について図
12を参照しつつ説明する。この燃料噴射装置では、3
つの可変吐出量高圧ポンプ7が各々のカム13のカムリ
フトの角度に対する位相を120度ポンプ回転角づつ相
互に異ならせて配設されている。3つの可変吐出量高圧
ポンプ7の駆動軸であるカム軸12は、エンジンの回転
数の1/2の速度で回転する。各可変吐出量高圧ポンプ
7のスピル溝17には、フィードポンプ9により吸い上
げられた燃料8がそれぞれ燃料溜まり19に供給され
る。この燃料溜まり19に供給された燃料はその圧力が
徐々に上昇し、オーバーフローバルブ60のスプリング
65の付勢力に打ち勝つとボール64を押し開き、流路
62および排出孔63からポンプドレンに排出される。
つまり、燃料溜まり19内の燃料の圧力は、スプリング
65の付勢力に一致するまでエンジンの回転数の上昇と
ともに直線的に上昇し、該燃料の圧力がスプリング65
の付勢力と一致した後、その勾配が緩やかになってエン
ジンの回転数の上昇とともに直線的に上昇する。この燃
料溜まり19内の燃料は、通路42、ギャラリ41およ
び低圧通路31を通ってポンプ室16に供給される。そ
こで、ポンプ室16の燃料の圧力は、燃料溜まり19内
の燃料の圧力によって決まり、図13に示すようにな
る。なお、ポンプ室16内の燃料圧力とエンジン回転数
との関係を示す図13において、直線の勾配はスプリン
グ65のばね力によって決まり、変曲点はオーバーフロ
ーバルブ60の作動開始点を示している。そして、各可
変吐出量高圧ポンプ7の吐出口体23が、コモンレール
4に接続されている。
【0006】電磁弁30a、30b、30cを制御する
ために、エンジン気筒数に対応する個数(この例では6
ケ)の突起をもつ回転円盤51がカム軸12と同軸に取
り付けられ、この突起に対峙してカム角度センサ50が
配置され、突起がカム角度センサ50の近傍を通過する
ごとに信号が電子制御ユニット(ECU)40に送られ
る。ここで、回転円盤51の取付位相はカム13の各下
死点近傍の回転位相でセンサ50に接近するように決め
られている。さらに、カム軸12には、一対の円盤61
と気筒判別センサ62が同じく同軸に取り付けられてい
る。この円盤61には1ケのみの突起が形成されてお
り、従ってECU40はセンサ62よりポンプ1回転に
つき1ケの信号を受け取る。この気筒判別センサ62と
カム角度センサ50の信号からECU40は正確にポン
プ特定気筒の下死点信号を判別入手することができる。
ために、エンジン気筒数に対応する個数(この例では6
ケ)の突起をもつ回転円盤51がカム軸12と同軸に取
り付けられ、この突起に対峙してカム角度センサ50が
配置され、突起がカム角度センサ50の近傍を通過する
ごとに信号が電子制御ユニット(ECU)40に送られ
る。ここで、回転円盤51の取付位相はカム13の各下
死点近傍の回転位相でセンサ50に接近するように決め
られている。さらに、カム軸12には、一対の円盤61
と気筒判別センサ62が同じく同軸に取り付けられてい
る。この円盤61には1ケのみの突起が形成されてお
り、従ってECU40はセンサ62よりポンプ1回転に
つき1ケの信号を受け取る。この気筒判別センサ62と
カム角度センサ50の信号からECU40は正確にポン
プ特定気筒の下死点信号を判別入手することができる。
【0007】そこで、内燃機関によりカム軸12が内燃
機関の回転数の1/2の回転数で回転される。そして、
プランジャ15がこのカム軸12の回転に伴って回転す
るカム13により往復動される。プランジャ15が下降
するとき、フィードポンプ9から送り込まれた燃料がポ
ンプ室16内に供給される。そして、プランジャ15が
上昇する際、電磁弁30には通電されていないため、電
磁弁30の弁体38は開弁している。そこで、ポンプ室
16内の燃料は低圧通路31、ギャラリ41、通路42
を順次介して溢流し、加圧されない。このポンプ室16
内の燃料の溢流中に、電磁弁30に制御パルスが送られ
ると、弁体38が低圧通路31を閉塞し、プランジャ1
5によるポンプ室16内の燃料の加圧が開始される。そ
して、ポンプ室16内の燃料圧力が吐出弁20のスプリ
ング22の付勢力に打ち勝つと、吐出孔18を介して圧
送された燃料は吐出弁20を押し開き、吐出口体23を
通じてコモンレール4内へ吐出される。
機関の回転数の1/2の回転数で回転される。そして、
プランジャ15がこのカム軸12の回転に伴って回転す
るカム13により往復動される。プランジャ15が下降
するとき、フィードポンプ9から送り込まれた燃料がポ
ンプ室16内に供給される。そして、プランジャ15が
上昇する際、電磁弁30には通電されていないため、電
磁弁30の弁体38は開弁している。そこで、ポンプ室
16内の燃料は低圧通路31、ギャラリ41、通路42
を順次介して溢流し、加圧されない。このポンプ室16
内の燃料の溢流中に、電磁弁30に制御パルスが送られ
ると、弁体38が低圧通路31を閉塞し、プランジャ1
5によるポンプ室16内の燃料の加圧が開始される。そ
して、ポンプ室16内の燃料圧力が吐出弁20のスプリ
ング22の付勢力に打ち勝つと、吐出孔18を介して圧
送された燃料は吐出弁20を押し開き、吐出口体23を
通じてコモンレール4内へ吐出される。
【0008】ECU40は、気筒判別センサ62の信号
およびカム角度センサ50の信号からポンプ特定気筒の
特定カム位相を検知することができる。そして、3気筒
×2山カム構成で、カム軸12の1回転の間に、エンジ
ン気筒数に対応する6回の圧送が行われる。そして、E
CU40は、カム角信号から所定のタイミングで各々の
電磁弁30a、30b、30cに制御信号を送り、この
制御信号は次のカム角信号で遮断される。そこで、電磁
弁30に制御信号が送られている間は電磁弁30は閉弁
しているので、閉弁後のカムリフトの間にプランジャ1
5によって加圧されたポンプ室16内の燃料が吐出弁2
0を経てコモンレール4内に流入し、コモンレール4内
に蓄圧される。そして、電磁弁30a、30b、30c
への通電のタイミングをエンジン負荷(図示しない負荷
センサにて検出)、エンジン回転数(図示しない回転数
センサにて検出)あるいはコモンレール圧(圧力センサ
37にて検出)に応じて制御することにより、目標とす
るコモンレール圧の生成・維持に必要な燃料の吐出量の
制御ができ、所望のコモンレール圧を達成することがで
きる。つまり、通電タイミングを長くすれば、ポンプ室
16と低圧通路31との連通時間が長くなり、いわゆる
プレストローク時間が長くなり、燃料の吐出量が減少す
る。逆に、通電タイミングを短くすれば、ポンプ室16
と低圧通路31との連通時間が短くなり、いわゆるプレ
ストローク時間が短くなり、燃料の吐出量が増加する。
およびカム角度センサ50の信号からポンプ特定気筒の
特定カム位相を検知することができる。そして、3気筒
×2山カム構成で、カム軸12の1回転の間に、エンジ
ン気筒数に対応する6回の圧送が行われる。そして、E
CU40は、カム角信号から所定のタイミングで各々の
電磁弁30a、30b、30cに制御信号を送り、この
制御信号は次のカム角信号で遮断される。そこで、電磁
弁30に制御信号が送られている間は電磁弁30は閉弁
しているので、閉弁後のカムリフトの間にプランジャ1
5によって加圧されたポンプ室16内の燃料が吐出弁2
0を経てコモンレール4内に流入し、コモンレール4内
に蓄圧される。そして、電磁弁30a、30b、30c
への通電のタイミングをエンジン負荷(図示しない負荷
センサにて検出)、エンジン回転数(図示しない回転数
センサにて検出)あるいはコモンレール圧(圧力センサ
37にて検出)に応じて制御することにより、目標とす
るコモンレール圧の生成・維持に必要な燃料の吐出量の
制御ができ、所望のコモンレール圧を達成することがで
きる。つまり、通電タイミングを長くすれば、ポンプ室
16と低圧通路31との連通時間が長くなり、いわゆる
プレストローク時間が長くなり、燃料の吐出量が減少す
る。逆に、通電タイミングを短くすれば、ポンプ室16
と低圧通路31との連通時間が短くなり、いわゆるプレ
ストローク時間が短くなり、燃料の吐出量が増加する。
【0009】ついで、フィードポンプ9および可変吐出
量高圧ポンプ7の吐出量とオーバーフローバルブ60の
バルブスプリング65のセット圧との関係を図14を参
照しつつ説明する。図中、可変吐出量高圧ポンプ7の吐
出量は、最大吐出量(プランジャ15の最下降位置で電
磁弁30を閉弁)の場合を表している。図14のA0〜
A3は、フィードポンプ9の吐出量とオーバーフローバ
ルブ60のスプリング65のセット圧との関係を示すも
ので、A0はフィードポンプ9の理論吐出量を、A1〜
A3はそれぞれバルブスプリング65のセット圧が弱、
中、強の場合を示している。また、図14のB0〜B3
は、可変吐出量高圧ポンプ7の吐出量とオーバーフロー
バルブ60のバルブスプリング65のセット圧との関係
を示すもので、B0は可変吐出量高圧ポンプ7の理論吐
出量を、B1〜B3はそれぞれバルブスプリング65の
セット圧が弱、中、強の場合を示している。
量高圧ポンプ7の吐出量とオーバーフローバルブ60の
バルブスプリング65のセット圧との関係を図14を参
照しつつ説明する。図中、可変吐出量高圧ポンプ7の吐
出量は、最大吐出量(プランジャ15の最下降位置で電
磁弁30を閉弁)の場合を表している。図14のA0〜
A3は、フィードポンプ9の吐出量とオーバーフローバ
ルブ60のスプリング65のセット圧との関係を示すも
ので、A0はフィードポンプ9の理論吐出量を、A1〜
A3はそれぞれバルブスプリング65のセット圧が弱、
中、強の場合を示している。また、図14のB0〜B3
は、可変吐出量高圧ポンプ7の吐出量とオーバーフロー
バルブ60のバルブスプリング65のセット圧との関係
を示すもので、B0は可変吐出量高圧ポンプ7の理論吐
出量を、B1〜B3はそれぞれバルブスプリング65の
セット圧が弱、中、強の場合を示している。
【0010】図14のA0〜A3から、フィードポンプ
9のポンプ回転数は、エンジンの回転数の上昇とともに
上昇し、その吐出量も増加することがわかる。このフィ
ードポンプ9の吐出量は、バルブスプリング65のセッ
ト圧が強くなる程低下している。これは、バルブスプリ
ング65のセット圧が強くなる程フィードポンプ9内で
のもれ量が増加することによる。可変吐出量高圧ポンプ
7の吐出量は、図14のB0に示すように、理論上、エ
ンジンの回転数の上昇とともに増加する。しかしなが
ら、可変吐出量高圧ポンプ7の吐出量は、実際には、B
1〜B3に示すように、ポンプ回転数が低回転数の領域
では、バルブスプリング65のセット圧が弱い程多く、
ポンプ回転数が高回転数側にシフトするに従い、バルブ
スプリング65のセット圧が強い程多くなっている。こ
れは、ポンプ回転数が低回転数の領域では、プランジャ
15の昇降時間が長く、電磁弁30の開弁時間が長くな
ることから、フィードポンプ9から燃料溜まり19に供
給された燃料のポンプ室16への流入時間が十分長くな
る。そこで、もれ量が少なく、フィードポンプ9から燃
料溜まり19に供給される燃料が多くなるバルブスプリ
ング65のセット圧が弱い程、ポンプ室16への燃料流
入量が多くなる。一方、ポンプ回転数が高回転数の領域
では、プランジャ15の昇降時間が短く、電磁弁30の
開弁時間が短くなることから、フィードポンプ9から燃
料溜まり19に供給される燃料のポンプ室16への流入
時間が短くなる。そこで、燃料溜まり19内の燃料の圧
力が高い程、即ちバルブスプリング65のセット圧が強
い程、ポンプ室16への燃料の流入量が多くなる。
9のポンプ回転数は、エンジンの回転数の上昇とともに
上昇し、その吐出量も増加することがわかる。このフィ
ードポンプ9の吐出量は、バルブスプリング65のセッ
ト圧が強くなる程低下している。これは、バルブスプリ
ング65のセット圧が強くなる程フィードポンプ9内で
のもれ量が増加することによる。可変吐出量高圧ポンプ
7の吐出量は、図14のB0に示すように、理論上、エ
ンジンの回転数の上昇とともに増加する。しかしなが
ら、可変吐出量高圧ポンプ7の吐出量は、実際には、B
1〜B3に示すように、ポンプ回転数が低回転数の領域
では、バルブスプリング65のセット圧が弱い程多く、
ポンプ回転数が高回転数側にシフトするに従い、バルブ
スプリング65のセット圧が強い程多くなっている。こ
れは、ポンプ回転数が低回転数の領域では、プランジャ
15の昇降時間が長く、電磁弁30の開弁時間が長くな
ることから、フィードポンプ9から燃料溜まり19に供
給された燃料のポンプ室16への流入時間が十分長くな
る。そこで、もれ量が少なく、フィードポンプ9から燃
料溜まり19に供給される燃料が多くなるバルブスプリ
ング65のセット圧が弱い程、ポンプ室16への燃料流
入量が多くなる。一方、ポンプ回転数が高回転数の領域
では、プランジャ15の昇降時間が短く、電磁弁30の
開弁時間が短くなることから、フィードポンプ9から燃
料溜まり19に供給される燃料のポンプ室16への流入
時間が短くなる。そこで、燃料溜まり19内の燃料の圧
力が高い程、即ちバルブスプリング65のセット圧が強
い程、ポンプ室16への燃料の流入量が多くなる。
【0011】このように、オーバーフローバルブ60の
バルブスプリング65のセット圧を強くすると、低回転
・低燃温時には、フィードポンプ9は、その圧送量が少
なく、ポンプ室16を満たす量を圧送できなくなる。そ
の結果、エンジン始動時にインジェクタから噴射する燃
料を可変吐出量高圧ポンプ7がコモンレール4へ圧送で
きなくなり、始動不良を招くことになる。一方、オーバ
ーフローバルブ60のバルブスプリング65のセット圧
を弱くすると、エンジン高回転域では、電磁弁30の開
弁時間が短く、ポンプ室16を満たす量を供給できなく
なる。その結果、十分な燃料がポンプ室16に供給され
ず、図15に示されるハッチング領域(本来ポンプ室1
6に流入されるべき量と実際の可変吐出量高圧ポンプ9
の吐出量との差)に相当する量が泡(キャビテーショ
ン)となってポンプ室16内に燃料と混在し、この泡の
破壊によってプランジャ15がキャビテーション壊食を
起こすことになる。
バルブスプリング65のセット圧を強くすると、低回転
・低燃温時には、フィードポンプ9は、その圧送量が少
なく、ポンプ室16を満たす量を圧送できなくなる。そ
の結果、エンジン始動時にインジェクタから噴射する燃
料を可変吐出量高圧ポンプ7がコモンレール4へ圧送で
きなくなり、始動不良を招くことになる。一方、オーバ
ーフローバルブ60のバルブスプリング65のセット圧
を弱くすると、エンジン高回転域では、電磁弁30の開
弁時間が短く、ポンプ室16を満たす量を供給できなく
なる。その結果、十分な燃料がポンプ室16に供給され
ず、図15に示されるハッチング領域(本来ポンプ室1
6に流入されるべき量と実際の可変吐出量高圧ポンプ9
の吐出量との差)に相当する量が泡(キャビテーショ
ン)となってポンプ室16内に燃料と混在し、この泡の
破壊によってプランジャ15がキャビテーション壊食を
起こすことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変吐出量高圧
ポンプは以上のように、1つのバルブスプリング65を
有するオーバーフローバルブ60を用いているので、オ
ーバーフローバルブ60のセット圧が1種類となり、エ
ンジンの低回転域から高回転域までを包含できず、エン
ジン始動時にインジェクタから噴射する燃料をコモンレ
ール4へ圧送できなくなって始動不良を発生したり、あ
るいは、エンジン高回転域にプランジャ15のキャビテ
ーション壊食を発生してしまうという課題があった。
ポンプは以上のように、1つのバルブスプリング65を
有するオーバーフローバルブ60を用いているので、オ
ーバーフローバルブ60のセット圧が1種類となり、エ
ンジンの低回転域から高回転域までを包含できず、エン
ジン始動時にインジェクタから噴射する燃料をコモンレ
ール4へ圧送できなくなって始動不良を発生したり、あ
るいは、エンジン高回転域にプランジャ15のキャビテ
ーション壊食を発生してしまうという課題があった。
【0013】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、オーバーフローバルブのセット
圧をポンプ回転数に応じて変更できるようにし、エンジ
ン始動時の圧送量不足に伴う始動不良および高回転域に
おけるポンプ室への燃料供給不足に伴うプランジャのキ
ャビテーション壊食を未然に防止できる燃料ポンプを得
ることを目的とする。
ためになされたもので、オーバーフローバルブのセット
圧をポンプ回転数に応じて変更できるようにし、エンジ
ン始動時の圧送量不足に伴う始動不良および高回転域に
おけるポンプ室への燃料供給不足に伴うプランジャのキ
ャビテーション壊食を未然に防止できる燃料ポンプを得
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る燃料ポン
プは、シリンダと、このシリンダ内に往復動かつ摺動自
在に嵌挿されたプランジャと、上記シリンダ内に設けら
れ、上記シリンダの内周面と上記プランジャの上面とで
構成されるポンプ室に流入する低圧燃料の通路となる低
圧燃料通路と、エンジンにより回転駆動されるカム軸に
固着され、上記プランジャを昇降駆動するカムと、上記
シリンダに取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞して
上記プランジャの上昇工程による上記ポンプ室内の燃料
の昇圧期間を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、流路お
よび流路に連通する排出孔を有し、該流路が上記低圧燃
料通路に臨むように上記シリンダに取り付けられたバル
ブ本体、該流路を開閉可能にバルブ本体内に収納された
弁体、および、該流路を閉塞する方向に該弁体を付勢す
るように該バルブ本体内に配設され、上記低圧燃料通路
内の燃料の圧力の上昇に伴い順次作動して該弁体により
該流路を開閉させ、該排出孔からの燃料の排出量を制御
する複数のバルブスプリングから構成され、上記エンジ
ンの回転数の上昇に連動して吐出量が増加するフィード
ポンプから供給された該低圧燃料通路内の燃料の圧力を
該エンジンの回転数に応じて調整するオーバーフローバ
ルブとを備えたものである。
プは、シリンダと、このシリンダ内に往復動かつ摺動自
在に嵌挿されたプランジャと、上記シリンダ内に設けら
れ、上記シリンダの内周面と上記プランジャの上面とで
構成されるポンプ室に流入する低圧燃料の通路となる低
圧燃料通路と、エンジンにより回転駆動されるカム軸に
固着され、上記プランジャを昇降駆動するカムと、上記
シリンダに取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞して
上記プランジャの上昇工程による上記ポンプ室内の燃料
の昇圧期間を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、流路お
よび流路に連通する排出孔を有し、該流路が上記低圧燃
料通路に臨むように上記シリンダに取り付けられたバル
ブ本体、該流路を開閉可能にバルブ本体内に収納された
弁体、および、該流路を閉塞する方向に該弁体を付勢す
るように該バルブ本体内に配設され、上記低圧燃料通路
内の燃料の圧力の上昇に伴い順次作動して該弁体により
該流路を開閉させ、該排出孔からの燃料の排出量を制御
する複数のバルブスプリングから構成され、上記エンジ
ンの回転数の上昇に連動して吐出量が増加するフィード
ポンプから供給された該低圧燃料通路内の燃料の圧力を
該エンジンの回転数に応じて調整するオーバーフローバ
ルブとを備えたものである。
【0015】また、この発明に係る燃料ポンプは、シリ
ンダと、このシリンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿さ
れたプランジャと、上記シリンダ内に設けられ、上記シ
リンダの内周面と上記プランジャの上面とで構成される
ポンプ室に流入する低圧燃料の通路となる低圧燃料通路
と、エンジンにより回転駆動されるカム軸に固着され、
上記プランジャを昇降駆動するカムと、上記シリンダに
取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞して上記プラン
ジャの上昇工程による上記ポンプ室内の燃料の昇圧期間
を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、流路および流路に
連通する排出孔を有し、該流路が上記低圧燃料通路に臨
むように上記シリンダに取り付けられたバルブ本体、該
流路を開閉可能にバルブ本体内に収納された弁体、該バ
ルブ本体内に配設され、該弁体を該流路を閉塞する方向
に付勢するバルブスプリング、および、該バルブスプリ
ングのバネ力を上記エンジンの回転数に応じて調整して
該弁体により該流路を開閉させ、該排出孔からの燃料の
排出量を制御するバネ力調整手段から構成され、上記エ
ンジンの回転数の上昇に連動して吐出量が増加するフィ
ードポンプから供給された該低圧燃料通路内の燃料の圧
力を該エンジンの回転数に応じて調整するオーバーフロ
ーバルブとを備えたものである。
ンダと、このシリンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿さ
れたプランジャと、上記シリンダ内に設けられ、上記シ
リンダの内周面と上記プランジャの上面とで構成される
ポンプ室に流入する低圧燃料の通路となる低圧燃料通路
と、エンジンにより回転駆動されるカム軸に固着され、
上記プランジャを昇降駆動するカムと、上記シリンダに
取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞して上記プラン
ジャの上昇工程による上記ポンプ室内の燃料の昇圧期間
を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、流路および流路に
連通する排出孔を有し、該流路が上記低圧燃料通路に臨
むように上記シリンダに取り付けられたバルブ本体、該
流路を開閉可能にバルブ本体内に収納された弁体、該バ
ルブ本体内に配設され、該弁体を該流路を閉塞する方向
に付勢するバルブスプリング、および、該バルブスプリ
ングのバネ力を上記エンジンの回転数に応じて調整して
該弁体により該流路を開閉させ、該排出孔からの燃料の
排出量を制御するバネ力調整手段から構成され、上記エ
ンジンの回転数の上昇に連動して吐出量が増加するフィ
ードポンプから供給された該低圧燃料通路内の燃料の圧
力を該エンジンの回転数に応じて調整するオーバーフロ
ーバルブとを備えたものである。
【0016】また、上記バネ力調整手段は、上記バルブ
スプリングの伸縮方向に往復移動可能に上記バルブ本体
に設けられたロッドと、該ロッドを上記バルブスプリン
グの伸縮方向に往復移動させるステッピングモータとか
ら構成されているものである。
スプリングの伸縮方向に往復移動可能に上記バルブ本体
に設けられたロッドと、該ロッドを上記バルブスプリン
グの伸縮方向に往復移動させるステッピングモータとか
ら構成されているものである。
【0017】また、上記低圧燃料通路閉塞手段が、電磁
弁で構成されているものである。
弁で構成されているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る可
変吐出量高圧ポンプの構成を示す断面図、図2はその可
変吐出量高圧ポンプに用いられるオーバーフローバルブ
の構成を示す断面図である。
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る可
変吐出量高圧ポンプの構成を示す断面図、図2はその可
変吐出量高圧ポンプに用いられるオーバーフローバルブ
の構成を示す断面図である。
【0019】図1において、燃料ポンプとしての可変吐
出量高圧ポンプ100では、オーバーフローバルブ70
がギャラリ41に臨むようにシリンダ14に螺合固定さ
れている。このオーバーフローバルブ70は、図2に示
すように、ギャラリ41に連通する流路72およびこの
流路72に連通する排出孔73が設けられたバルブ本体
71と、このバルブ本体71内に収容され、流路72を
連通・遮断する弁体としてのボール74と、バルブ本体
71内に縮設され、ボール74を流路72を遮断する方
向に付勢する第1のバルブスプリング75と、バルブ本
体71内にボール74の排出孔73側に配設され、ボー
ル74が当接してボール74と共働して流路72を連通
・遮断する環状のストッパ76と、バルブ本体71内に
縮設され、ストッパ76をボール74側に付勢する第2
のバルブスプリング77とから構成されている。ここ
で、第1のバルブスプリング75の付勢力は第2のバル
ブスプリング77の付勢力より弱く設定されている。な
お、この実施の形態1による可変吐出量高圧ポンプ10
0は、オーバーフローバルブ60に代えてオーバーフロ
ーバルブ70を用いている点を除いて、従来の可変吐出
量高圧ポンプ7と同様に構成されている。
出量高圧ポンプ100では、オーバーフローバルブ70
がギャラリ41に臨むようにシリンダ14に螺合固定さ
れている。このオーバーフローバルブ70は、図2に示
すように、ギャラリ41に連通する流路72およびこの
流路72に連通する排出孔73が設けられたバルブ本体
71と、このバルブ本体71内に収容され、流路72を
連通・遮断する弁体としてのボール74と、バルブ本体
71内に縮設され、ボール74を流路72を遮断する方
向に付勢する第1のバルブスプリング75と、バルブ本
体71内にボール74の排出孔73側に配設され、ボー
ル74が当接してボール74と共働して流路72を連通
・遮断する環状のストッパ76と、バルブ本体71内に
縮設され、ストッパ76をボール74側に付勢する第2
のバルブスプリング77とから構成されている。ここ
で、第1のバルブスプリング75の付勢力は第2のバル
ブスプリング77の付勢力より弱く設定されている。な
お、この実施の形態1による可変吐出量高圧ポンプ10
0は、オーバーフローバルブ60に代えてオーバーフロ
ーバルブ70を用いている点を除いて、従来の可変吐出
量高圧ポンプ7と同様に構成されている。
【0020】つぎに、このように構成された可変吐出量
高圧ポンプ100の動作について説明する。低圧燃料が
図示しないフィードポンプにより導入管28およびスピ
ル溝17を介して燃料溜まり19に供給される。そし
て、カム軸12の回転によりカム13が回転すると、カ
ムローラ27および弁座24を通じてプランジャ15が
往復移動される。そこで、燃料溜まり19に供給された
低圧燃料は、電磁弁30により低圧通路31が連通され
ている時に、通路42、ギャラリ41および低圧通路3
1を介してポンプ室16に供給される。そして、電磁弁
30により低圧通路31が遮断されている時に、プラン
ジャ15が上昇し、ポンプ室16内の燃料が加圧され
る。このポンプ室16内で加圧された燃料は、吐出弁2
0の弁体21を復帰用スプリング22の付勢力に抗して
押し開き、これにより加圧された高圧燃料は吐出口体2
3を通じて吐出される。この高圧燃料の吐出量は、電磁
弁30による低圧通路31の連通・遮断時期の制御によ
り調整される。また、燃料溜まり19に供給された燃料
の圧力が第1のバルブスプリング75の付勢力に打ち勝
つと、燃料は第1のバルブスプリング75の付勢力に抗
してボール74を押し開き、流路72を介して排出孔7
3から排出される。さらに燃料溜まり19内の燃料の圧
力が上昇すると、ボール74が第1のバルブスプリング
75を収縮させつつ移動し、ついにはストッパ76に当
接し、流路72を遮断する。そして、燃料溜まり19内
の燃料の圧力が第2のバルブスプリング77の付勢力に
打ち勝つと、燃料は第2のバルブスプリング77の付勢
力に抗してボール74およびストッパ76を押し開き、
流路72を介して排出孔73から排出される。これによ
り、燃料溜まり19内の燃料、即ちポンプ室16に供給
される燃料の圧力が制御される。
高圧ポンプ100の動作について説明する。低圧燃料が
図示しないフィードポンプにより導入管28およびスピ
ル溝17を介して燃料溜まり19に供給される。そし
て、カム軸12の回転によりカム13が回転すると、カ
ムローラ27および弁座24を通じてプランジャ15が
往復移動される。そこで、燃料溜まり19に供給された
低圧燃料は、電磁弁30により低圧通路31が連通され
ている時に、通路42、ギャラリ41および低圧通路3
1を介してポンプ室16に供給される。そして、電磁弁
30により低圧通路31が遮断されている時に、プラン
ジャ15が上昇し、ポンプ室16内の燃料が加圧され
る。このポンプ室16内で加圧された燃料は、吐出弁2
0の弁体21を復帰用スプリング22の付勢力に抗して
押し開き、これにより加圧された高圧燃料は吐出口体2
3を通じて吐出される。この高圧燃料の吐出量は、電磁
弁30による低圧通路31の連通・遮断時期の制御によ
り調整される。また、燃料溜まり19に供給された燃料
の圧力が第1のバルブスプリング75の付勢力に打ち勝
つと、燃料は第1のバルブスプリング75の付勢力に抗
してボール74を押し開き、流路72を介して排出孔7
3から排出される。さらに燃料溜まり19内の燃料の圧
力が上昇すると、ボール74が第1のバルブスプリング
75を収縮させつつ移動し、ついにはストッパ76に当
接し、流路72を遮断する。そして、燃料溜まり19内
の燃料の圧力が第2のバルブスプリング77の付勢力に
打ち勝つと、燃料は第2のバルブスプリング77の付勢
力に抗してボール74およびストッパ76を押し開き、
流路72を介して排出孔73から排出される。これによ
り、燃料溜まり19内の燃料、即ちポンプ室16に供給
される燃料の圧力が制御される。
【0021】つぎに、このように構成された可変吐出量
高圧ポンプ100を採用した燃料噴射装置について図3
を参照しつつ説明する。この燃料噴射装置では、3つの
可変吐出量高圧ポンプ100が各々のカム13のカムリ
フトの角度に対する位相を120度ポンプ回転角ずつ相
互に異ならせて配設されている。3つの可変吐出量高圧
ポンプ100の駆動軸であるカム軸12は、エンジンの
回転数の1/2の速度で回転する。各可変吐出量高圧ポ
ンプ100のスピル溝17には、フィードポンプ9によ
り吸い上げられた燃料8がそれぞれ燃料溜まり19に供
給される。そして、電磁弁30a、30b、30cの開
弁時に各ポンプ室16に導入される。各ポンプ室16に
導入された燃料は、プランジャ15の上昇移動により加
圧され、吐出口体23を介してコモンレール4に圧送さ
れる。
高圧ポンプ100を採用した燃料噴射装置について図3
を参照しつつ説明する。この燃料噴射装置では、3つの
可変吐出量高圧ポンプ100が各々のカム13のカムリ
フトの角度に対する位相を120度ポンプ回転角ずつ相
互に異ならせて配設されている。3つの可変吐出量高圧
ポンプ100の駆動軸であるカム軸12は、エンジンの
回転数の1/2の速度で回転する。各可変吐出量高圧ポ
ンプ100のスピル溝17には、フィードポンプ9によ
り吸い上げられた燃料8がそれぞれ燃料溜まり19に供
給される。そして、電磁弁30a、30b、30cの開
弁時に各ポンプ室16に導入される。各ポンプ室16に
導入された燃料は、プランジャ15の上昇移動により加
圧され、吐出口体23を介してコモンレール4に圧送さ
れる。
【0022】この燃料溜まり19に供給された燃料はそ
の圧力がエンジン回転数の上昇に伴って徐々に上昇し、
オーバーフローバルブ70の第1のバルブスプリング7
5の付勢力に打ち勝つとボール74を押し開き、流路7
2および排出孔73からポンプドレンに排出される。そ
して、エンジン回転数がさらに上昇し、燃料溜まり19
に供給された燃料の圧力が上昇してボール74がストッ
パ76に当接する。さらに、エンジン回転数が上昇し、
燃料溜まり19に供給された燃料の圧力が第1および第
2のバルブスプリング75、77の付勢力に打ち勝つと
ボール74およびストッパ76を押し開き、流路72お
よび排出孔73からポンプドレンに排出される。つま
り、この燃料溜まり19内の燃料の圧力は、第1のバル
ブスプリング75の付勢力に一致するまでエンジン回転
数の上昇とともに直線的に上昇し、該燃料の圧力が第1
のバルブスプリング75の付勢力と一致した後その勾配
が緩やかになってエンジン回転数の上昇とともにボール
74がストッパ76に当接するまで直線的に上昇する。
そして、該燃料の圧力は、ボール74がストッパ76に
当接した後その勾配が急峻となってエンジン回転数の上
昇とともに直線的に上昇し、該燃料の圧力が第1および
第2のバルブスプリング75、77の付勢力と一致した
後その勾配が緩やかになってエンジン回転数の上昇とと
もに直線的に上昇する。この燃料溜まり19内の燃料
は、通路42、ギャラリ41および低圧通路31を通っ
てポンプ室16に供給されるので、ポンプ室16の燃料
の圧力は、燃料溜まり19内の燃料の圧力によって決ま
り、図4に示すようになる。なお、図4において、点P
1は第1のバルブスプリング75の作動開始点を、点P
2はボール74がストッパ76に当接した時点を、点P
3は第2のバルブストッパ77の作動開始点を示してお
り、第1のバルブスプリング75は作動圧が0.3MP
aとなるようにバネ力が設定され、第2のバルブスプリ
ング77は作動圧が0.8MPaとなるようにバネ力が
設定されている。また、図4において、比較のために、
従来の可変吐出量高圧ポンプ7におけるポンプ室16の
燃料圧力を一点鎖線で示している。
の圧力がエンジン回転数の上昇に伴って徐々に上昇し、
オーバーフローバルブ70の第1のバルブスプリング7
5の付勢力に打ち勝つとボール74を押し開き、流路7
2および排出孔73からポンプドレンに排出される。そ
して、エンジン回転数がさらに上昇し、燃料溜まり19
に供給された燃料の圧力が上昇してボール74がストッ
パ76に当接する。さらに、エンジン回転数が上昇し、
燃料溜まり19に供給された燃料の圧力が第1および第
2のバルブスプリング75、77の付勢力に打ち勝つと
ボール74およびストッパ76を押し開き、流路72お
よび排出孔73からポンプドレンに排出される。つま
り、この燃料溜まり19内の燃料の圧力は、第1のバル
ブスプリング75の付勢力に一致するまでエンジン回転
数の上昇とともに直線的に上昇し、該燃料の圧力が第1
のバルブスプリング75の付勢力と一致した後その勾配
が緩やかになってエンジン回転数の上昇とともにボール
74がストッパ76に当接するまで直線的に上昇する。
そして、該燃料の圧力は、ボール74がストッパ76に
当接した後その勾配が急峻となってエンジン回転数の上
昇とともに直線的に上昇し、該燃料の圧力が第1および
第2のバルブスプリング75、77の付勢力と一致した
後その勾配が緩やかになってエンジン回転数の上昇とと
もに直線的に上昇する。この燃料溜まり19内の燃料
は、通路42、ギャラリ41および低圧通路31を通っ
てポンプ室16に供給されるので、ポンプ室16の燃料
の圧力は、燃料溜まり19内の燃料の圧力によって決ま
り、図4に示すようになる。なお、図4において、点P
1は第1のバルブスプリング75の作動開始点を、点P
2はボール74がストッパ76に当接した時点を、点P
3は第2のバルブストッパ77の作動開始点を示してお
り、第1のバルブスプリング75は作動圧が0.3MP
aとなるようにバネ力が設定され、第2のバルブスプリ
ング77は作動圧が0.8MPaとなるようにバネ力が
設定されている。また、図4において、比較のために、
従来の可変吐出量高圧ポンプ7におけるポンプ室16の
燃料圧力を一点鎖線で示している。
【0023】電磁弁30a、30b、30cを制御する
ために、エンジン気筒数に対応する個数(この例では6
ケ)の突起をもつ回転円盤51がカム軸12と同軸に取
り付けられ、この突起に対峙してカム角度センサ50が
配置され、突起がカム角度センサ50の近傍を通過する
ごとに信号が電子制御ユニット(ECU)40に送られ
る。ここで、回転円盤51の取付位相はカム13の各下
死点近傍の回転位相でセンサ50に接近するように決め
られている。さらに、カム軸12には、一対の円盤61
と気筒判別センサ62が同じく同軸に取り付けられてい
る。この円盤61には1ケのみの突起が形成されてお
り、従ってECU40はセンサ62よりポンプ1回転に
つき1ケの信号を受け取る。この気筒判別センサ62と
カム角度センサ50の信号からECU40は正確にポン
プ特定気筒の下死点信号を判別入手することができる。
ために、エンジン気筒数に対応する個数(この例では6
ケ)の突起をもつ回転円盤51がカム軸12と同軸に取
り付けられ、この突起に対峙してカム角度センサ50が
配置され、突起がカム角度センサ50の近傍を通過する
ごとに信号が電子制御ユニット(ECU)40に送られ
る。ここで、回転円盤51の取付位相はカム13の各下
死点近傍の回転位相でセンサ50に接近するように決め
られている。さらに、カム軸12には、一対の円盤61
と気筒判別センサ62が同じく同軸に取り付けられてい
る。この円盤61には1ケのみの突起が形成されてお
り、従ってECU40はセンサ62よりポンプ1回転に
つき1ケの信号を受け取る。この気筒判別センサ62と
カム角度センサ50の信号からECU40は正確にポン
プ特定気筒の下死点信号を判別入手することができる。
【0024】そこで、内燃機関によりカム軸12が内燃
機関の回転数の1/2の回転数で回転される。そして、
プランジャ15がこのカム軸12の回転に伴って回転す
るカム13により往復動される。プランジャ15が下降
するとき、フィードポンプ9から送り込まれた燃料がポ
ンプ室16内に供給される。そして、プランジャ15が
上昇する際、電磁弁30には通電されていないため、電
磁弁30の弁体38は開弁している。そこで、ポンプ室
16内の燃料は低圧通路31、ギャラリ41、通路42
を順次介して溢流し、加圧されない。このポンプ室16
内の燃料の溢流中に、電磁弁30に制御パルスが送られ
ると、弁体38が低圧通路31を閉塞し、プランジャ1
5によるポンプ室16内の燃料の加圧が開始される。そ
して、ポンプ室16内の燃料圧力が吐出弁20のスプリ
ング22の付勢力に打ち勝つと、吐出孔18を介して圧
送された燃料は吐出弁20を押し開き、吐出口体23を
通じてコモンレール4内へ吐出される。
機関の回転数の1/2の回転数で回転される。そして、
プランジャ15がこのカム軸12の回転に伴って回転す
るカム13により往復動される。プランジャ15が下降
するとき、フィードポンプ9から送り込まれた燃料がポ
ンプ室16内に供給される。そして、プランジャ15が
上昇する際、電磁弁30には通電されていないため、電
磁弁30の弁体38は開弁している。そこで、ポンプ室
16内の燃料は低圧通路31、ギャラリ41、通路42
を順次介して溢流し、加圧されない。このポンプ室16
内の燃料の溢流中に、電磁弁30に制御パルスが送られ
ると、弁体38が低圧通路31を閉塞し、プランジャ1
5によるポンプ室16内の燃料の加圧が開始される。そ
して、ポンプ室16内の燃料圧力が吐出弁20のスプリ
ング22の付勢力に打ち勝つと、吐出孔18を介して圧
送された燃料は吐出弁20を押し開き、吐出口体23を
通じてコモンレール4内へ吐出される。
【0025】ECU40は、気筒判別センサ62の信号
およびカム角度センサ50の信号からポンプ特定気筒の
特定カム位相を検知することができる。そして、3気筒
×2山カム構成で、カム軸12の1回転の間に、エンジ
ン気筒数に対応する6回の圧送が行われる。そして、E
CU40は、カム角信号から所定のタイミングで各々の
電磁弁30a、30b、30cに制御信号を送り、この
制御信号は次のカム角信号で遮断される。そこで、電磁
弁30に制御信号が送られている間は電磁弁30は閉弁
しているので、閉弁後のカムリフトの間にプランジャ1
5によって加圧されたポンプ室16内の燃料が吐出弁2
0を経てコモンレール4内に流入し、コモンレール4内
に蓄圧される。そして、電磁弁30a、30b、30c
への通電のタイミングをエンジン負荷(図示しない負荷
センサにて検出)、エンジン回転数(図示しない回転数
センサにて検出)あるいはコモンレール圧(圧力センサ
37にて検出)に応じて制御することにより、目標とす
るコモンレール圧の生成・維持に必要な燃料の吐出量の
制御ができ、所望のコモンレール圧を達成することがで
きる。
およびカム角度センサ50の信号からポンプ特定気筒の
特定カム位相を検知することができる。そして、3気筒
×2山カム構成で、カム軸12の1回転の間に、エンジ
ン気筒数に対応する6回の圧送が行われる。そして、E
CU40は、カム角信号から所定のタイミングで各々の
電磁弁30a、30b、30cに制御信号を送り、この
制御信号は次のカム角信号で遮断される。そこで、電磁
弁30に制御信号が送られている間は電磁弁30は閉弁
しているので、閉弁後のカムリフトの間にプランジャ1
5によって加圧されたポンプ室16内の燃料が吐出弁2
0を経てコモンレール4内に流入し、コモンレール4内
に蓄圧される。そして、電磁弁30a、30b、30c
への通電のタイミングをエンジン負荷(図示しない負荷
センサにて検出)、エンジン回転数(図示しない回転数
センサにて検出)あるいはコモンレール圧(圧力センサ
37にて検出)に応じて制御することにより、目標とす
るコモンレール圧の生成・維持に必要な燃料の吐出量の
制御ができ、所望のコモンレール圧を達成することがで
きる。
【0026】ついで、フィードポンプ9および可変吐出
量高圧ポンプ100の吐出量とポンプ回転数との関係を
図5を参照しつつ説明する。図中、可変吐出量高圧ポン
プ100の吐出量は、最大吐出量(プランジャ15の最
下降位置で電磁弁30を閉弁)の場合を表している。図
5において、A4はセット圧が弱の第1のバルブスプリ
ング75とセット圧が強の第2のバルブスプリング77
とを備えたオーバーフローバルブ70を用いた場合のフ
ィードポンプ9の吐出量を示すもので、比較のためにA
0はフィードポンプ9の理論吐出量を、A1はセット圧
が弱のバルブスプリング65を備えた従来のオーバーフ
ローバルブ60を用いた場合のフィードポンプ9の吐出
量を、A3はセット圧が強のバルブスプリング65を備
えた従来のオーバーフローバルブ60を用いた場合のフ
ィードポンプ9の吐出量を示している。また、B4はセ
ット圧が弱の第1のバルブスプリング75とセット圧が
強の第2のバルブスプリング77とを備えたオーバーフ
ローバルブ70を用いた場合の可変吐出量高圧ポンプ1
00の吐出量を示すもので、比較のためにB0は可変吐
出量高圧ポンプ100の理論吐出量を、B1はセット圧
が弱のバルブスプリング65を備えた従来のオーバーフ
ローバルブ60を用いた場合の可変吐出量高圧ポンプ7
の吐出量を、B3はセット圧が強のバルブスプリング6
5を備えた従来のオーバーフローバルブ60を用いた場
合の可変吐出量高圧ポンプ7の吐出量を示している。さ
らに、Cはエンジンに燃料を供給するために可変吐出量
高圧ポンプ100に要求される最低吐出量を表してい
る。
量高圧ポンプ100の吐出量とポンプ回転数との関係を
図5を参照しつつ説明する。図中、可変吐出量高圧ポン
プ100の吐出量は、最大吐出量(プランジャ15の最
下降位置で電磁弁30を閉弁)の場合を表している。図
5において、A4はセット圧が弱の第1のバルブスプリ
ング75とセット圧が強の第2のバルブスプリング77
とを備えたオーバーフローバルブ70を用いた場合のフ
ィードポンプ9の吐出量を示すもので、比較のためにA
0はフィードポンプ9の理論吐出量を、A1はセット圧
が弱のバルブスプリング65を備えた従来のオーバーフ
ローバルブ60を用いた場合のフィードポンプ9の吐出
量を、A3はセット圧が強のバルブスプリング65を備
えた従来のオーバーフローバルブ60を用いた場合のフ
ィードポンプ9の吐出量を示している。また、B4はセ
ット圧が弱の第1のバルブスプリング75とセット圧が
強の第2のバルブスプリング77とを備えたオーバーフ
ローバルブ70を用いた場合の可変吐出量高圧ポンプ1
00の吐出量を示すもので、比較のためにB0は可変吐
出量高圧ポンプ100の理論吐出量を、B1はセット圧
が弱のバルブスプリング65を備えた従来のオーバーフ
ローバルブ60を用いた場合の可変吐出量高圧ポンプ7
の吐出量を、B3はセット圧が強のバルブスプリング6
5を備えた従来のオーバーフローバルブ60を用いた場
合の可変吐出量高圧ポンプ7の吐出量を示している。さ
らに、Cはエンジンに燃料を供給するために可変吐出量
高圧ポンプ100に要求される最低吐出量を表してい
る。
【0027】図5のA4から、フィードポンプ9の吐出
量は、ポンプ回転数の低回転数の領域ではセット圧の弱
い第1のバルブスプリング75により規定され、ポンプ
回転数の高回転数の領域ではセット圧の強い第2のバル
ブスプリング77により規定されることがわかる。即
ち、この実施の形態1におけるフィードポンプ9の吐出
量は、ポンプ回転数の上昇とともに直線的に上昇(直線
A1に一致)し、第1のバルブスプリング75の作動開
始点P1を越えるとその勾配が緩やかとなってポンプ回
転数の上昇とともに上昇し、第2のバルブスプリング7
5の作動開始点P3を越えるとその勾配が急峻となって
ポンプ回転数の上昇とともに直線的に上昇(直線A3に
一致)する。図5のB4から、可変吐出量高圧ポンプ1
00の吐出量は、ポンプ回転数の低回転数の領域ではセ
ット圧の弱い第1のバルブスプリング75により規定さ
れ、ポンプ回転数の高回転数の領域ではセット圧の強い
第2のバルブスプリング77により規定されることがわ
かる。即ち、この実施の形態1における可変吐出量高圧
ポンプ100の吐出量は、ポンプ回転数の上昇とともに
直線的に上昇(直線B1に一致)し、第1のバルブスプ
リング75の作動開始点P1を越えるとその勾配が緩や
かとなってポンプ回転数の上昇とともに上昇し、第2の
バルブスプリング75の作動開始点P3を越えるとその
勾配が急峻となってポンプ回転数の上昇とともに上昇
(直線B3に一致)する。
量は、ポンプ回転数の低回転数の領域ではセット圧の弱
い第1のバルブスプリング75により規定され、ポンプ
回転数の高回転数の領域ではセット圧の強い第2のバル
ブスプリング77により規定されることがわかる。即
ち、この実施の形態1におけるフィードポンプ9の吐出
量は、ポンプ回転数の上昇とともに直線的に上昇(直線
A1に一致)し、第1のバルブスプリング75の作動開
始点P1を越えるとその勾配が緩やかとなってポンプ回
転数の上昇とともに上昇し、第2のバルブスプリング7
5の作動開始点P3を越えるとその勾配が急峻となって
ポンプ回転数の上昇とともに直線的に上昇(直線A3に
一致)する。図5のB4から、可変吐出量高圧ポンプ1
00の吐出量は、ポンプ回転数の低回転数の領域ではセ
ット圧の弱い第1のバルブスプリング75により規定さ
れ、ポンプ回転数の高回転数の領域ではセット圧の強い
第2のバルブスプリング77により規定されることがわ
かる。即ち、この実施の形態1における可変吐出量高圧
ポンプ100の吐出量は、ポンプ回転数の上昇とともに
直線的に上昇(直線B1に一致)し、第1のバルブスプ
リング75の作動開始点P1を越えるとその勾配が緩や
かとなってポンプ回転数の上昇とともに上昇し、第2の
バルブスプリング75の作動開始点P3を越えるとその
勾配が急峻となってポンプ回転数の上昇とともに上昇
(直線B3に一致)する。
【0028】そこで、この可変吐出量高圧ポンプ100
は、ポンプ回転数が低回転数の領域では、セット圧の弱
い第1のバルブスプリング75により規定されているの
で、フィードポンプ9から漏れを抑えて燃料溜まり19
に供給された燃料が電磁弁30の長い開弁時間の間にポ
ンプ室16内に十分に流入され、一方ポンプ回転数が高
回転数の領域では、セット圧の強い第2のバルブスプリ
ング77により規定されているので、フィードポンプ9
から燃料溜まり19に供給された高圧の燃料が電磁弁3
0の短い開弁時間の間にポンプ室16内に十分に流入さ
れ、ポンプ回転数の全域において、最低吐出量Cを確保
する吐出量が得られる。
は、ポンプ回転数が低回転数の領域では、セット圧の弱
い第1のバルブスプリング75により規定されているの
で、フィードポンプ9から漏れを抑えて燃料溜まり19
に供給された燃料が電磁弁30の長い開弁時間の間にポ
ンプ室16内に十分に流入され、一方ポンプ回転数が高
回転数の領域では、セット圧の強い第2のバルブスプリ
ング77により規定されているので、フィードポンプ9
から燃料溜まり19に供給された高圧の燃料が電磁弁3
0の短い開弁時間の間にポンプ室16内に十分に流入さ
れ、ポンプ回転数の全域において、最低吐出量Cを確保
する吐出量が得られる。
【0029】なお、図5のB1、B3、Cから、従来の
可変吐出量高圧ポンプ7においては、バルブスプリング
65のセット圧を弱くすると、ポンプ回転数の高回転数
域で最低吐出量Cを確保できず、バルブスプリング65
のセット圧を強くすると、ポンプ回転数の低回転数域で
最低吐出量Cを確保できないことがわかる。
可変吐出量高圧ポンプ7においては、バルブスプリング
65のセット圧を弱くすると、ポンプ回転数の高回転数
域で最低吐出量Cを確保できず、バルブスプリング65
のセット圧を強くすると、ポンプ回転数の低回転数域で
最低吐出量Cを確保できないことがわかる。
【0030】この実施の形態1によれば、セット圧の弱
い第1のバルブスプリング75とセット圧の強い第2の
バルブスプリング77とを備えたオーバーフローバルブ
70を用いてポンプ室16に流入する燃料圧力を制御す
るようにしている。そこで、可変吐出量高圧ポンプ10
0の吐出量は、ポンプ回転数の全域において、最低吐出
量Cを確保することができる。また、吐出量が、ポンプ
回転数が低回転数の領域ではセット圧の弱い第1のバル
ブスプリング75により規定されるので、低回転・低燃
温時にも、ポンプ室16に燃料を十分供給でき、エンジ
ン始動時にインジェクタから噴射する燃料を可変吐出量
高圧ポンプ100がコモンレール4へ圧送でき、始動不
良の発生を阻止することができる。一方、ポンプ回転数
が高回転数の領域ではセット圧の強い第2のバルブスプ
リング77により規定されるので、燃料が高圧となり、
電磁弁30の短い開弁時間の間にポンプ室16に燃料を
十分供給でき、ポンプ室16内の燃料の泡の混在が抑え
られ、プランジャ15のキャビテーション壊食を防止す
ることができる。
い第1のバルブスプリング75とセット圧の強い第2の
バルブスプリング77とを備えたオーバーフローバルブ
70を用いてポンプ室16に流入する燃料圧力を制御す
るようにしている。そこで、可変吐出量高圧ポンプ10
0の吐出量は、ポンプ回転数の全域において、最低吐出
量Cを確保することができる。また、吐出量が、ポンプ
回転数が低回転数の領域ではセット圧の弱い第1のバル
ブスプリング75により規定されるので、低回転・低燃
温時にも、ポンプ室16に燃料を十分供給でき、エンジ
ン始動時にインジェクタから噴射する燃料を可変吐出量
高圧ポンプ100がコモンレール4へ圧送でき、始動不
良の発生を阻止することができる。一方、ポンプ回転数
が高回転数の領域ではセット圧の強い第2のバルブスプ
リング77により規定されるので、燃料が高圧となり、
電磁弁30の短い開弁時間の間にポンプ室16に燃料を
十分供給でき、ポンプ室16内の燃料の泡の混在が抑え
られ、プランジャ15のキャビテーション壊食を防止す
ることができる。
【0031】なお、上記実施の形態1では、第1および
第2のバルブスプリング75、77を備えたオーバーフ
ローバルブ70を用いるものとしているが、バルブスプ
リングは2つに限定されるものではなく、3つ以上のバ
ルブスプリングを用いてもよい。この場合、フィードポ
ンプや可変吐出量高圧ポンプの吐出量をエンジンの回転
数に応じてさらに最適に制御することができる。
第2のバルブスプリング75、77を備えたオーバーフ
ローバルブ70を用いるものとしているが、バルブスプ
リングは2つに限定されるものではなく、3つ以上のバ
ルブスプリングを用いてもよい。この場合、フィードポ
ンプや可変吐出量高圧ポンプの吐出量をエンジンの回転
数に応じてさらに最適に制御することができる。
【0032】実施の形態2.図6はこの発明の実施の形
態2に係る可変吐出量高圧ポンプの構成を示す断面図、
図7はこの発明の実施の形態2に係る可変吐出量高圧ポ
ンプを採用した燃料噴射装置を示す構成図である。この
実施の形態2では、オーバーフローバルブ80がギャラ
リ41に臨むようにシリンダ14に螺合固定されてい
る。このオーバーフローバルブ80は、ギャラリ41に
連通する流路82およびこの流路82に連通する排出孔
83が設けられたバルブ本体81と、このバルブ本体8
1内に収容され、流路82を連通・遮断する弁体として
のボール84と、バルブ本体81にボール84に対して
接離する方向に往復移動可能に配設されたバネ力調整手
段としてのロッド85と、バルブ本体81内のボール8
4とロッド85との間に縮設され、ボール84を流路8
2を遮断する方向に付勢するバルブスプリング86と、
ロッド85を駆動してバルブスプリング85のボール8
4に対する付勢力を調整するバネ力調整手段としてのス
テッピングモータ87とから構成されている。このステ
ッピングモータ87は、環状のロータ88と、ロータ8
8の外周に設けられてロータ88を回転駆動するコイル
89とから構成されている。そして、ロータ88の回転
トルクを直線移動力に変換してロッド85に伝達する手
段は図示されていないが、例えばピンをロッド85に立
設し、螺旋溝をロータ88の内周面に設け、ピンと螺旋
溝との嵌合により、ロッド85がロータ88の回転によ
り直線往復駆動されるように構成すればよい。なお、こ
の実施の形態2による可変吐出量高圧ポンプ101は、
オーバーフローバルブ70に代えてオーバーフローバル
ブ80を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同
様に構成されている。
態2に係る可変吐出量高圧ポンプの構成を示す断面図、
図7はこの発明の実施の形態2に係る可変吐出量高圧ポ
ンプを採用した燃料噴射装置を示す構成図である。この
実施の形態2では、オーバーフローバルブ80がギャラ
リ41に臨むようにシリンダ14に螺合固定されてい
る。このオーバーフローバルブ80は、ギャラリ41に
連通する流路82およびこの流路82に連通する排出孔
83が設けられたバルブ本体81と、このバルブ本体8
1内に収容され、流路82を連通・遮断する弁体として
のボール84と、バルブ本体81にボール84に対して
接離する方向に往復移動可能に配設されたバネ力調整手
段としてのロッド85と、バルブ本体81内のボール8
4とロッド85との間に縮設され、ボール84を流路8
2を遮断する方向に付勢するバルブスプリング86と、
ロッド85を駆動してバルブスプリング85のボール8
4に対する付勢力を調整するバネ力調整手段としてのス
テッピングモータ87とから構成されている。このステ
ッピングモータ87は、環状のロータ88と、ロータ8
8の外周に設けられてロータ88を回転駆動するコイル
89とから構成されている。そして、ロータ88の回転
トルクを直線移動力に変換してロッド85に伝達する手
段は図示されていないが、例えばピンをロッド85に立
設し、螺旋溝をロータ88の内周面に設け、ピンと螺旋
溝との嵌合により、ロッド85がロータ88の回転によ
り直線往復駆動されるように構成すればよい。なお、こ
の実施の形態2による可変吐出量高圧ポンプ101は、
オーバーフローバルブ70に代えてオーバーフローバル
ブ80を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同
様に構成されている。
【0033】この実施の形態2では、コイル89に通電
することによりロータ88が回転され、このロータ88
の回転によりロッド85が図6中左右方向の移動され、
このロッド85の移動によりバルブスプリング86が伸
縮される。そして、コイル89への通電量を制御するこ
とにより、バルブスプリング85の付勢力が調整され
る。また、ロッド85の移動方向は、ロータ88の回転
方向により決まる。そして、フィードポンプ9により燃
料溜まり19に供給された燃料はその圧力がエンジン回
転数の上昇に伴って徐々に上昇し、オーバーフローバル
ブ80のバルブスプリング86の付勢力に打ち勝つとボ
ール84を押し開き、流路82および排出孔83からポ
ンプドレンに排出される。この時、ECU40が、エン
ジンの回転数、燃料温度からポンプ室16内の燃料圧力
が最適となるようにコイル89への通電量を制御する。
即ち、エンジンの高回転域ではバルブスプリング85の
バネセット荷重が強くなり、低回転域ではバルブスプリ
ング85のバネセット荷重が弱くなるように調整する。
することによりロータ88が回転され、このロータ88
の回転によりロッド85が図6中左右方向の移動され、
このロッド85の移動によりバルブスプリング86が伸
縮される。そして、コイル89への通電量を制御するこ
とにより、バルブスプリング85の付勢力が調整され
る。また、ロッド85の移動方向は、ロータ88の回転
方向により決まる。そして、フィードポンプ9により燃
料溜まり19に供給された燃料はその圧力がエンジン回
転数の上昇に伴って徐々に上昇し、オーバーフローバル
ブ80のバルブスプリング86の付勢力に打ち勝つとボ
ール84を押し開き、流路82および排出孔83からポ
ンプドレンに排出される。この時、ECU40が、エン
ジンの回転数、燃料温度からポンプ室16内の燃料圧力
が最適となるようにコイル89への通電量を制御する。
即ち、エンジンの高回転域ではバルブスプリング85の
バネセット荷重が強くなり、低回転域ではバルブスプリ
ング85のバネセット荷重が弱くなるように調整する。
【0034】ここで、ECU40が、エンジンの低回転
域、中回転域および高回転域において、バルブスプリン
グ86の作動圧がそれぞれ0.3MPa、0.5MP
a、0.8MPaとなるように、コイル89への通電量
を制御して、バルブスプリング86のバネ力を調整する
ものとする。そこで、エンジン回転数が上昇し、燃料溜
まり19に供給された燃料の圧力が0.3MPaとなる
とボール84が押し開かれ、燃料が流路82および排出
孔83を介してポンプドレンへ排出される。さらに、エ
ンジン回転数が上昇し中回転域に入ると、バルブスプリ
ング86の作動圧が0.5MPaに設定され、ボール8
4が押し戻されて流路82が遮断される。そして、エン
ジン回転数が上昇し、燃料溜まり19に供給された燃料
の圧力が0.5MPaとなるとボール84が再び押し開
かれ、燃料が流路82および排出孔83を介してポンプ
ドレンへ排出される。さらにまた、エンジン回転数が上
昇し高回転域に入ると、バルブスプリング86の作動圧
が0.8MPaに設定され、ボール84が押し戻されて
流路82が遮断される。そして、エンジン回転数が上昇
し、燃料溜まり19に供給された燃料の圧力が0.8M
Paとなるとボール84が再び押し開かれ、燃料が流路
82および排出孔83を介してポンプドレンへ排出され
る。そこで、ポンプ室16内の燃料の圧力は、図8に示
すように、エンジン回転数の上昇とともに変動する。な
お、図8において、点Q1はバネ力が0.3MPaに設
定されたバルブスプリング86の作動開始点を、点Q2
はバネ力が0.5MPaに設定されたバルブスプリング
86の作動開始点を、点Q3はバネ力が0.8MPaに
設定されたバルブスプリング86の作動開始点を示して
いる。
域、中回転域および高回転域において、バルブスプリン
グ86の作動圧がそれぞれ0.3MPa、0.5MP
a、0.8MPaとなるように、コイル89への通電量
を制御して、バルブスプリング86のバネ力を調整する
ものとする。そこで、エンジン回転数が上昇し、燃料溜
まり19に供給された燃料の圧力が0.3MPaとなる
とボール84が押し開かれ、燃料が流路82および排出
孔83を介してポンプドレンへ排出される。さらに、エ
ンジン回転数が上昇し中回転域に入ると、バルブスプリ
ング86の作動圧が0.5MPaに設定され、ボール8
4が押し戻されて流路82が遮断される。そして、エン
ジン回転数が上昇し、燃料溜まり19に供給された燃料
の圧力が0.5MPaとなるとボール84が再び押し開
かれ、燃料が流路82および排出孔83を介してポンプ
ドレンへ排出される。さらにまた、エンジン回転数が上
昇し高回転域に入ると、バルブスプリング86の作動圧
が0.8MPaに設定され、ボール84が押し戻されて
流路82が遮断される。そして、エンジン回転数が上昇
し、燃料溜まり19に供給された燃料の圧力が0.8M
Paとなるとボール84が再び押し開かれ、燃料が流路
82および排出孔83を介してポンプドレンへ排出され
る。そこで、ポンプ室16内の燃料の圧力は、図8に示
すように、エンジン回転数の上昇とともに変動する。な
お、図8において、点Q1はバネ力が0.3MPaに設
定されたバルブスプリング86の作動開始点を、点Q2
はバネ力が0.5MPaに設定されたバルブスプリング
86の作動開始点を、点Q3はバネ力が0.8MPaに
設定されたバルブスプリング86の作動開始点を示して
いる。
【0035】ついで、フィードポンプ9および可変吐出
量高圧ポンプ101の吐出量とポンプ回転数との関係を
図9を参照しつつ説明する。図中、可変吐出量高圧ポン
プ101の吐出量は、最大吐出量(プランジャ15の最
下降位置で電磁弁30を閉弁)の場合を表している。図
9において、A5はこの実施の形態2によるフィードポ
ンプ9の吐出量を示すもので、比較のためにA0はフィ
ードポンプ9の理論吐出量を、A1はエンジン回転数の
全域においてバルブスプリング86のバネ力が0.3M
Paに設定された場合(セット圧が弱)のフィードポン
プ9の吐出量を、A2はエンジン回転数の全域において
バルブスプリング86のバネ力が0.5MPaに設定さ
れた場合(セット圧が中)のフィードポンプ9の吐出量
を、A3はエンジン回転数の全域においてバルブスプリ
ング86のバネ力が0.8MPaに設定された場合(セ
ット圧が強)のフィードポンプ9の吐出量を示してい
る。また、B5はこの実施の形態2による可変吐出量高
圧ポンプ101の吐出量を示すもので、比較のためにB
0は可変吐出量高圧ポンプ101の理論吐出量を、B1
はエンジン回転数の全域においてバルブスプリング86
のバネ力が0.3MPaに設定された場合(セット圧が
弱)の可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量を、B2は
エンジン回転数の全域においてバルブスプリング86の
バネ力が0.5MPaに設定された場合(セット圧が
中)の可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量を、B3は
エンジン回転数の全域においてバルブスプリング86の
バネ力が0.8MPaに設定された場合(セット圧が
強)の可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量を示してい
る。さらに、Cはエンジンに燃料を供給するために可変
吐出量高圧ポンプ101に要求される最低吐出量を表し
ている。
量高圧ポンプ101の吐出量とポンプ回転数との関係を
図9を参照しつつ説明する。図中、可変吐出量高圧ポン
プ101の吐出量は、最大吐出量(プランジャ15の最
下降位置で電磁弁30を閉弁)の場合を表している。図
9において、A5はこの実施の形態2によるフィードポ
ンプ9の吐出量を示すもので、比較のためにA0はフィ
ードポンプ9の理論吐出量を、A1はエンジン回転数の
全域においてバルブスプリング86のバネ力が0.3M
Paに設定された場合(セット圧が弱)のフィードポン
プ9の吐出量を、A2はエンジン回転数の全域において
バルブスプリング86のバネ力が0.5MPaに設定さ
れた場合(セット圧が中)のフィードポンプ9の吐出量
を、A3はエンジン回転数の全域においてバルブスプリ
ング86のバネ力が0.8MPaに設定された場合(セ
ット圧が強)のフィードポンプ9の吐出量を示してい
る。また、B5はこの実施の形態2による可変吐出量高
圧ポンプ101の吐出量を示すもので、比較のためにB
0は可変吐出量高圧ポンプ101の理論吐出量を、B1
はエンジン回転数の全域においてバルブスプリング86
のバネ力が0.3MPaに設定された場合(セット圧が
弱)の可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量を、B2は
エンジン回転数の全域においてバルブスプリング86の
バネ力が0.5MPaに設定された場合(セット圧が
中)の可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量を、B3は
エンジン回転数の全域においてバルブスプリング86の
バネ力が0.8MPaに設定された場合(セット圧が
強)の可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量を示してい
る。さらに、Cはエンジンに燃料を供給するために可変
吐出量高圧ポンプ101に要求される最低吐出量を表し
ている。
【0036】図9のA5から、フィードポンプ9の吐出
量は、ポンプ回転数の低回転数の領域ではバネ力が0.
3MPaに設定されたバルブスプリング86により規定
され、中回転数の領域ではバネ力が0.5MPaに設定
されたバルブスプリング86により規定され、高回転数
の領域ではバネ力が0.8MPaに設定されたバルブス
プリング86により規定されることがわかる。図9のB
5から、可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量は、ポン
プ回転数の低回転数の領域ではバルブスプリング86の
バネ力が0.3MPaに設定された場合のフィードポン
プ9の吐出量により規定され、中回転数の領域ではバル
ブスプリング86のバネ力が0.5MPaに設定された
場合のフィードポンプ9の吐出量により規定され、高回
転数の領域ではバルブスプリング86のバネ力が0.8
MPaに設定された場合のフィードポンプ9の吐出量に
より規定されることがわかる。
量は、ポンプ回転数の低回転数の領域ではバネ力が0.
3MPaに設定されたバルブスプリング86により規定
され、中回転数の領域ではバネ力が0.5MPaに設定
されたバルブスプリング86により規定され、高回転数
の領域ではバネ力が0.8MPaに設定されたバルブス
プリング86により規定されることがわかる。図9のB
5から、可変吐出量高圧ポンプ101の吐出量は、ポン
プ回転数の低回転数の領域ではバルブスプリング86の
バネ力が0.3MPaに設定された場合のフィードポン
プ9の吐出量により規定され、中回転数の領域ではバル
ブスプリング86のバネ力が0.5MPaに設定された
場合のフィードポンプ9の吐出量により規定され、高回
転数の領域ではバルブスプリング86のバネ力が0.8
MPaに設定された場合のフィードポンプ9の吐出量に
より規定されることがわかる。
【0037】そこで、この可変吐出量高圧ポンプ101
は、ポンプ回転数が低回転数の領域では、燃料の圧力は
低いが、フィードポンプ9の漏れが少なく燃料溜まり1
9に供給される燃料が多くなるので、燃料は電磁弁30
の長い開弁時間の間にポンプ室16内に十分に流入され
る。また、中回転数の領域では、フィードポンプ9の漏
れが多くなるが、その分燃料の圧力が高められるので、
燃料は電磁弁30の開弁時間の間にポンプ室16内に十
分に流入される。さらに、高回転数の領域では、フィー
ドポンプ9の漏れがさらに多くなるが、燃料の圧力がさ
らに高められるので、燃料が電磁弁30の短い開弁時間
の間にもポンプ室16内に十分に流入される。従って、
ポンプ回転数の全域において、最低吐出量Cを確保する
吐出量が得られる。
は、ポンプ回転数が低回転数の領域では、燃料の圧力は
低いが、フィードポンプ9の漏れが少なく燃料溜まり1
9に供給される燃料が多くなるので、燃料は電磁弁30
の長い開弁時間の間にポンプ室16内に十分に流入され
る。また、中回転数の領域では、フィードポンプ9の漏
れが多くなるが、その分燃料の圧力が高められるので、
燃料は電磁弁30の開弁時間の間にポンプ室16内に十
分に流入される。さらに、高回転数の領域では、フィー
ドポンプ9の漏れがさらに多くなるが、燃料の圧力がさ
らに高められるので、燃料が電磁弁30の短い開弁時間
の間にもポンプ室16内に十分に流入される。従って、
ポンプ回転数の全域において、最低吐出量Cを確保する
吐出量が得られる。
【0038】このように、この実施の形態2において
も、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。また、
この実施の形態2によれば、ステッピングモータ87を
用いてバルブスプリング86のバネ力をエンジン回転数
に応じて調整できるので、フィードポンプ9や可変吐出
量高圧ポンプ101の吐出量を最適に制御することがで
きる。また、エンジン始動時に、バルブスプリング86
のバネ力をさらに弱く設定すれば、フィードポンプ9で
の漏れが著しく低減されて圧送量が多くなり、スムーズ
なエンジン始動が実現できる。この実施の形態2では、
バルブスプリング86の設定値を3段階にすることによ
り、エンジン回転数が任意の回転数になれば、バルブス
プリング86の設定値が変化するので、ポンプ室内圧が
急激に変化する。そこで、エンジン回転数の上昇に伴
い、バルブスプリング86のセット圧を徐々に高くする
ことにより、ポンプ室内圧の急激な上昇がなく、滑らか
にポンプ室内圧を上昇することができる。
も、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。また、
この実施の形態2によれば、ステッピングモータ87を
用いてバルブスプリング86のバネ力をエンジン回転数
に応じて調整できるので、フィードポンプ9や可変吐出
量高圧ポンプ101の吐出量を最適に制御することがで
きる。また、エンジン始動時に、バルブスプリング86
のバネ力をさらに弱く設定すれば、フィードポンプ9で
の漏れが著しく低減されて圧送量が多くなり、スムーズ
なエンジン始動が実現できる。この実施の形態2では、
バルブスプリング86の設定値を3段階にすることによ
り、エンジン回転数が任意の回転数になれば、バルブス
プリング86の設定値が変化するので、ポンプ室内圧が
急激に変化する。そこで、エンジン回転数の上昇に伴
い、バルブスプリング86のセット圧を徐々に高くする
ことにより、ポンプ室内圧の急激な上昇がなく、滑らか
にポンプ室内圧を上昇することができる。
【0039】なお、上記各実施の形態では、低圧燃料通
路閉塞手段としての電磁弁30を用いるものとしている
が、低圧燃料通路閉塞手段は電磁弁30に限定されるも
のではなく、例えば逆止弁を用いてもよい。また、上記
各実施の形態では、電磁弁30の開閉時期については詳
細に述べていないが、電磁弁30は、カム13の上り傾
斜の途中あるいはカム底からカム頂点までの間閉弁させ
るように開閉制御している。そして、電磁弁30の閉弁
時期を調整することにより、吐出量を調整することがで
きる。
路閉塞手段としての電磁弁30を用いるものとしている
が、低圧燃料通路閉塞手段は電磁弁30に限定されるも
のではなく、例えば逆止弁を用いてもよい。また、上記
各実施の形態では、電磁弁30の開閉時期については詳
細に述べていないが、電磁弁30は、カム13の上り傾
斜の途中あるいはカム底からカム頂点までの間閉弁させ
るように開閉制御している。そして、電磁弁30の閉弁
時期を調整することにより、吐出量を調整することがで
きる。
【0040】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0041】この発明によれば、シリンダと、このシリ
ンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿されたプランジャ
と、上記シリンダ内に設けられ、上記シリンダの内周面
と上記プランジャの上面とで構成されるポンプ室に流入
する低圧燃料の通路となる低圧燃料通路と、エンジンに
より回転駆動されるカム軸に固着され、上記プランジャ
を昇降駆動するカムと、上記シリンダに取り付けられ、
上記低圧燃料通路を閉塞して上記プランジャの上昇工程
による上記ポンプ室内の燃料の昇圧期間を制御する低圧
燃料通路閉塞手段と、流路および流路に連通する排出孔
を有し、該流路が上記低圧燃料通路に臨むように上記シ
リンダに取り付けられたバルブ本体、該流路を開閉可能
にバルブ本体内に収納された弁体、および、該流路を閉
塞する方向に該弁体を付勢するように該バルブ本体内に
配設され、上記低圧燃料通路内の燃料の圧力の上昇に伴
い順次作動して該弁体により該流路を開閉させ、該排出
孔からの燃料の排出量を制御する複数のバルブスプリン
グから構成され、上記エンジンの回転数の上昇に連動し
て吐出量が増加するフィードポンプから供給された該低
圧燃料通路内の燃料の圧力を該エンジンの回転数に応じ
て調整するオーバーフローバルブとを備えているので、
エンジン始動時の圧送量不足に伴う始動不良および高回
転域におけるポンプ室への燃料料供給不足に伴うプラン
ジャのキャビテーション壊食を未然に防止できる燃料ポ
ンプが得られる。
ンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿されたプランジャ
と、上記シリンダ内に設けられ、上記シリンダの内周面
と上記プランジャの上面とで構成されるポンプ室に流入
する低圧燃料の通路となる低圧燃料通路と、エンジンに
より回転駆動されるカム軸に固着され、上記プランジャ
を昇降駆動するカムと、上記シリンダに取り付けられ、
上記低圧燃料通路を閉塞して上記プランジャの上昇工程
による上記ポンプ室内の燃料の昇圧期間を制御する低圧
燃料通路閉塞手段と、流路および流路に連通する排出孔
を有し、該流路が上記低圧燃料通路に臨むように上記シ
リンダに取り付けられたバルブ本体、該流路を開閉可能
にバルブ本体内に収納された弁体、および、該流路を閉
塞する方向に該弁体を付勢するように該バルブ本体内に
配設され、上記低圧燃料通路内の燃料の圧力の上昇に伴
い順次作動して該弁体により該流路を開閉させ、該排出
孔からの燃料の排出量を制御する複数のバルブスプリン
グから構成され、上記エンジンの回転数の上昇に連動し
て吐出量が増加するフィードポンプから供給された該低
圧燃料通路内の燃料の圧力を該エンジンの回転数に応じ
て調整するオーバーフローバルブとを備えているので、
エンジン始動時の圧送量不足に伴う始動不良および高回
転域におけるポンプ室への燃料料供給不足に伴うプラン
ジャのキャビテーション壊食を未然に防止できる燃料ポ
ンプが得られる。
【0042】また、この発明に係る燃料ポンプは、シリ
ンダと、このシリンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿さ
れたプランジャと、上記シリンダ内に設けられ、上記シ
リンダの内周面と上記プランジャの上面とで構成される
ポンプ室に流入する低圧燃料の通路となる低圧燃料通路
と、エンジンにより回転駆動されるカム軸に固着され、
上記プランジャを昇降駆動するカムと、上記シリンダに
取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞して上記プラン
ジャの上昇工程による上記ポンプ室内の燃料の昇圧期間
を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、流路および流路に
連通する排出孔を有し、該流路が上記低圧燃料通路に臨
むように上記シリンダに取り付けられたバルブ本体、該
流路を開閉可能にバルブ本体内に収納された弁体、該バ
ルブ本体内に配設され、該弁体を該流路を閉塞する方向
に付勢するバルブスプリング、および、該バルブスプリ
ングのバネ力を上記エンジンの回転数に応じて調整して
該弁体により該流路を開閉させ、該排出孔からの燃料の
排出量を制御するバネ力調整手段から構成され、上記エ
ンジンの回転数の上昇に連動して吐出量が増加するフィ
ードポンプから供給された該低圧燃料通路内の燃料の圧
力を該エンジンの回転数に応じて調整するオーバーフロ
ーバルブとを備えているので、エンジン回転数に応じて
ポンプ吐出量を最適に制御でき、エンジン始動時の圧送
量不足に伴う始動不良および高回転域におけるポンプ室
への燃料料供給不足に伴うプランジャのキャビテーショ
ン壊食を未然に防止できる燃料ポンプが得られる。
ンダと、このシリンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿さ
れたプランジャと、上記シリンダ内に設けられ、上記シ
リンダの内周面と上記プランジャの上面とで構成される
ポンプ室に流入する低圧燃料の通路となる低圧燃料通路
と、エンジンにより回転駆動されるカム軸に固着され、
上記プランジャを昇降駆動するカムと、上記シリンダに
取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞して上記プラン
ジャの上昇工程による上記ポンプ室内の燃料の昇圧期間
を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、流路および流路に
連通する排出孔を有し、該流路が上記低圧燃料通路に臨
むように上記シリンダに取り付けられたバルブ本体、該
流路を開閉可能にバルブ本体内に収納された弁体、該バ
ルブ本体内に配設され、該弁体を該流路を閉塞する方向
に付勢するバルブスプリング、および、該バルブスプリ
ングのバネ力を上記エンジンの回転数に応じて調整して
該弁体により該流路を開閉させ、該排出孔からの燃料の
排出量を制御するバネ力調整手段から構成され、上記エ
ンジンの回転数の上昇に連動して吐出量が増加するフィ
ードポンプから供給された該低圧燃料通路内の燃料の圧
力を該エンジンの回転数に応じて調整するオーバーフロ
ーバルブとを備えているので、エンジン回転数に応じて
ポンプ吐出量を最適に制御でき、エンジン始動時の圧送
量不足に伴う始動不良および高回転域におけるポンプ室
への燃料料供給不足に伴うプランジャのキャビテーショ
ン壊食を未然に防止できる燃料ポンプが得られる。
【0043】また、上記バネ力調整手段は、上記バルブ
スプリングの伸縮方向に往復移動可能に上記バルブ本体
に設けられたロッドと、該ロッドを上記バルブスプリン
グの伸縮方向に往復移動させるステッピングモータとか
ら構成されているので、エンジン回転数に応じてポンプ
吐出量を最適に制御できる。
スプリングの伸縮方向に往復移動可能に上記バルブ本体
に設けられたロッドと、該ロッドを上記バルブスプリン
グの伸縮方向に往復移動させるステッピングモータとか
ら構成されているので、エンジン回転数に応じてポンプ
吐出量を最適に制御できる。
【0044】また、上記低圧燃料通路閉塞手段が、電磁
弁で構成されているので、ポンプ吐出量を容易に高精度
に制御することができる。
弁で構成されているので、ポンプ吐出量を容易に高精度
に制御することができる。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る可変吐出量高
圧ポンプの構成を示す断面図である。
圧ポンプの構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る可変吐出量高
圧ポンプに用いられるオーバーフローバルブの構成を示
す断面図である。
圧ポンプに用いられるオーバーフローバルブの構成を示
す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る可変吐出量高
圧ポンプを採用した燃料噴射装置を示す構成図である。
圧ポンプを採用した燃料噴射装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る可変吐出量高
圧ポンプにおけるエンジン回転数とポンプ室内圧との関
係を示す図である。
圧ポンプにおけるエンジン回転数とポンプ室内圧との関
係を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る可変吐出量高
圧ポンプの吐出量とエンジン回転数との関係を示す図で
ある。
圧ポンプの吐出量とエンジン回転数との関係を示す図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る可変吐出量高
圧ポンプの構成を示す断面図である。
圧ポンプの構成を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る可変吐出量高
圧ポンプを採用した燃料噴射装置を示す構成図である。
圧ポンプを採用した燃料噴射装置を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る可変吐出量高
圧ポンプにおけるエンジン回転数とポンプ室内圧との関
係を示す図である。
圧ポンプにおけるエンジン回転数とポンプ室内圧との関
係を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態2に係る可変吐出量高
圧ポンプの吐出量とエンジン回転数との関係を示す図で
ある。
圧ポンプの吐出量とエンジン回転数との関係を示す図で
ある。
【図10】 従来の可変吐出量高圧ポンプの構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図11】 従来の可変吐出量高圧ポンプに用いられる
オーバーフローバルブの構成を示す断面図である。
オーバーフローバルブの構成を示す断面図である。
【図12】 従来の可変吐出量高圧ポンプを採用した燃
料噴射装置を示す構成図である。
料噴射装置を示す構成図である。
【図13】 従来の可変吐出量高圧ポンプにおけるエン
ジン回転数とポンプ室内圧との関係を示す図である。
ジン回転数とポンプ室内圧との関係を示す図である。
【図14】 従来の可変吐出量高圧ポンプの吐出量とエ
ンジン回転数との関係を示す図である。
ンジン回転数との関係を示す図である。
【図15】 従来の可変吐出量高圧ポンプにおけるプラ
ンジャのキャビテーション壊食を説明するための図であ
る。
ンジャのキャビテーション壊食を説明するための図であ
る。
9 フィードポンプ、12 カム軸、13 カム、14
シリンダ、15 プランジャ、16 ポンプ室、19
燃料溜まり(低圧燃料通路)、30 電磁弁(低圧燃
料通路閉塞手段)、31 低圧通路(低圧燃料通路)、
41 ギャラリ(低圧燃料通路)、42 通路(低圧燃
料通路)、70、80 オーバーフローバルブ、71、
81 バルブ本体、72、82 流路、73、83 排
出孔、74、84 ボール(弁体)、75 第1のバル
ブスプリング、77 第2のバルブスプリング、85
ロッド(バネ力調整手段)、86 バルブスプリング、
87 ステッピングモータ(バネ力調整手段)、10
0、101 可変吐出量高圧ポンプ(燃料ポンプ)。
シリンダ、15 プランジャ、16 ポンプ室、19
燃料溜まり(低圧燃料通路)、30 電磁弁(低圧燃
料通路閉塞手段)、31 低圧通路(低圧燃料通路)、
41 ギャラリ(低圧燃料通路)、42 通路(低圧燃
料通路)、70、80 オーバーフローバルブ、71、
81 バルブ本体、72、82 流路、73、83 排
出孔、74、84 ボール(弁体)、75 第1のバル
ブスプリング、77 第2のバルブスプリング、85
ロッド(バネ力調整手段)、86 バルブスプリング、
87 ステッピングモータ(バネ力調整手段)、10
0、101 可変吐出量高圧ポンプ(燃料ポンプ)。
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダと、 このシリンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿されたプラ
ンジャと、 上記シリンダ内に設けられ、上記シリンダの内周面と上
記プランジャの上面とで構成されるポンプ室に流入する
低圧燃料の通路となる低圧燃料通路と、 エンジンにより回転駆動されるカム軸に固着され、上記
プランジャを昇降駆動するカムと、 上記シリンダに取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞
して上記プランジャの上昇工程による上記ポンプ室内の
燃料の昇圧期間を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、 流路および流路に連通する排出孔を有し、該流路が上記
低圧燃料通路に臨むように上記シリンダに取り付けられ
たバルブ本体、該流路を開閉可能にバルブ本体内に収納
された弁体、および、該流路を閉塞する方向に該弁体を
付勢するように該バルブ本体内に配設され、上記低圧燃
料通路内の燃料の圧力の上昇に伴い順次作動して該弁体
により該流路を開閉させ、該排出孔からの燃料の排出量
を制御する複数のバルブスプリングから構成され、上記
エンジンの回転数の上昇に連動して吐出量が増加するフ
ィードポンプから供給された該低圧燃料通路内の燃料の
圧力を該エンジンの回転数に応じて調整するオーバーフ
ローバルブとを備えたことを特徴とする燃料ポンプ。 - 【請求項2】 シリンダと、 このシリンダ内に往復動かつ摺動自在に嵌挿されたプラ
ンジャと、 上記シリンダ内に設けられ、上記シリンダの内周面と上
記プランジャの上面とで構成されるポンプ室に流入する
低圧燃料の通路となる低圧燃料通路と、 エンジンにより回転駆動されるカム軸に固着され、上記
プランジャを昇降駆動するカムと、 上記シリンダに取り付けられ、上記低圧燃料通路を閉塞
して上記プランジャの上昇工程による上記ポンプ室内の
燃料の昇圧期間を制御する低圧燃料通路閉塞手段と、 流路および流路に連通する排出孔を有し、該流路が上記
低圧燃料通路に臨むように上記シリンダに取り付けられ
たバルブ本体、該流路を開閉可能にバルブ本体内に収納
された弁体、該バルブ本体内に配設され、該弁体を該流
路を閉塞する方向に付勢するバルブスプリング、およ
び、該バルブスプリングのバネ力を上記エンジンの回転
数に応じて調整して該弁体により該流路を開閉させ、該
排出孔からの燃料の排出量を制御するバネ力調整手段か
ら構成され、上記エンジンの回転数の上昇に連動して吐
出量が増加するフィードポンプから供給された該低圧燃
料通路内の燃料の圧力を該エンジンの回転数に応じて調
整するオーバーフローバルブとを備えたことを特徴とす
る燃料ポンプ。 - 【請求項3】 上記バネ力調整手段は、上記バルブスプ
リングの伸縮方向に往復移動可能に上記バルブ本体に設
けられたロッドと、該ロッドを上記バルブスプリングの
伸縮方向に往復移動させるステッピングモータとから構
成されていることを特徴とする請求項2記載の燃料ポン
プ。 - 【請求項4】 上記低圧燃料通路閉塞手段が、電磁弁で
構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載の燃料ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10151559A JPH11343945A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 燃料ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10151559A JPH11343945A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 燃料ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11343945A true JPH11343945A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15521182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10151559A Pending JPH11343945A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | 燃料ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11343945A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010190228A (ja) * | 2010-06-09 | 2010-09-02 | Denso Corp | 高圧ポンプ |
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| CN102124222A (zh) * | 2008-06-20 | 2011-07-13 | 阿尔特弥斯智能动力有限公司 | 流体工作机器及方法 |
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-
1998
- 1998-06-01 JP JP10151559A patent/JPH11343945A/ja active Pending
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