JPH11344000A - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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JPH11344000A
JPH11344000A JP15436998A JP15436998A JPH11344000A JP H11344000 A JPH11344000 A JP H11344000A JP 15436998 A JP15436998 A JP 15436998A JP 15436998 A JP15436998 A JP 15436998A JP H11344000 A JPH11344000 A JP H11344000A
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opening
electric blower
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康則 秦野
Tadashi Ozawa
正 小澤
Tsutomu Murata
勉 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、電動機の冷却効果を高めること
により小型化と高性能化を可能とした電動送風機を提供
することにある。 【解決手段】 主フレーム120と副フレーム130と
からなるフレーム111内に、主フレーム120の軸方
向投影外形を略方形状に形成された固定子鉄心141を
収納するとともに、固定子鉄心141の各外側面143
に対向する側の主フレーム120の環状壁121を開口
122側から軸方向に沿わせ膨出させて前記軸方向に沿
う風路128の風路断面積を大きくする膨出部222を
前記開口122から少なくとも固定子鉄心141の外周
面143の軸方向途中まで形成することにより、冷却風
の単位時間当たりの流量を多くして冷却効果を高めるこ
とにより小型かつ高性能とした電動送風機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機等に
使用される電動送風機に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機と、送風ファンから構成される電
動送風機は、電気掃除機等の各種の機器に使用されてい
る。
【0003】そして、電気掃除機等の機器においては、
市場の要求により小型でかつ高性能つまり吸塵力等を大
きくしたものが要求されている。そして、これら機器の
この小型化と高性能化を図るためには、電動送風機の小
型化と高性能化を図ることが必要である。この電動送風
機の小型化と高性能化を図るための一つの要素として、
電動機の小型化と高性能化つまり高出力化を図ることが
必要である。
【0004】しかし、電動機の小型化と高出力化とは相
反するものである。つまり電動機の高出力化を図るため
には、固定子巻線との関係等から固定子の外形を大きく
する必要が有り、この固定子の外形を大きくするとこの
固定子を収納するフレームの外形を大きくしなければな
らないことから小型化が図れないことになる。
【0005】一方、電動機の高出力化を図るなかで小型
化を図るようにすると、電動機の発熱量も大きくなるこ
とからその冷却を十分になすことが必要となる。このた
め、従来よりこの冷却をできるだけ効果的になすため
に、送風ファンから吸引された空気流を電動機のフレー
ムの内部つまりフレームの内周壁面と固定子の外側面と
の間に形成される空間によって風路を形成し、この風路
内に前記空気流つまり冷却風を通し冷却をするようにし
ているものがある。
【0006】ここで、上記のように電動機のフレームの
内部に風路を形成し、この風路内に冷却風を通し冷却を
するように構成した電動送風機を図6および図7を参照
して説明する。なお、図6は電動送風機の中心から一方
側を断面した図であり、図7は図6のY−Y線方向から
見た図である。また、図7では回転子は省略してある。
【0007】図6に示すように、電動送風機100は、
電動機110と送風ファン160によって構成されてい
る。
【0008】そして、電動機110は、主フレーム12
0と副フレーム130からなるフレーム111、前記主
フレーム120内に収納された固定子140および回転
子150等から構成されている。
【0009】前記主フレーム120は、鉄板からなり図
6に示すように、環状壁121、この環状壁121の一
端側に底壁123を有し、他端側を開口122とした有
底筒状に形成されている。また、前記環状壁121の底
壁123側には流出口124が形成されている。また、
前記環状壁121の底壁123側には図6に示すように
貫通孔125が形成され、この貫通孔125にはブラシ
ホルダー170がねじ174によって取り付けられてお
り、このブラシホルダー170にはコイルスプリング1
73によって後述する整流子154の整流子片154a
に勢付されてブラシ171が収納されている。
【0010】また、前記底壁123には軸受凹部126
が形成され、この軸受凹部126には、軸受としてのボ
ールベアリング176が圧入して設けられている。
【0011】また、主フレーム120の前記開口122
の周縁には円形状のフランジ部127が形成されてい
る。
【0012】つぎに、前記副フレーム130は鉄板から
なり短冊状に形成され、図6に示すように軸受凹部13
1が設けられており、この軸受凹部131には、軸受と
してのボールベアリング177が圧入されて設けられて
いる。また、前記軸受凹部131の底壁には後述する回
転軸を貫通させる貫通孔132が形成されている。な
お、この副フレーム130は長手方向を図6において紙
面と直交する方向として主フレーム120の開口122
に橋架して、図示しないねじによって前記フランジ部1
27に取り付けられているものである。
【0013】つぎに、前記固定子140は、磁性鋼板を
打ち抜いて図7に示すように外形を略正方形状とすると
ともに、図示しないが互いに対向する一対の磁極が形成
されたコアーを積層して形成した固定子鉄心141、こ
の固定子鉄心141の前記図示しない磁極に巻装された
固定子巻線144から構成されている。
【0014】また、前記固定子鉄心141の各角部14
5は、前記主フレーム120の環状壁121に圧入する
圧入代分だけ大きい外形に形成されており、固定子鉄心
141はこれら角部145を前記主フレーム120の環
状壁121に圧入することによって主フレーム120内
に収納されているものである。
【0015】そして、固定子140を主フレーム120
内に収納した状態においては、図6および図7に示すよ
うに、前記主フレーム120の円弧状に形成されている
内周壁面つまり環状壁121の内周面121aと前記固
定子鉄心141のそれぞれ直線状の外側面143によっ
て囲まれ、主フレーム120の軸方向に沿う空間によっ
て風路128が形成され、この風路128は前記流出口
124に連通している。
【0016】つぎに、回転子150は、磁性鋼板を打ち
抜いて形成されたコアーを積層して形成した回転子鉄心
151、この回転子鉄心151の中心部に形成した軸孔
152に、圧入した回転軸155、この回転軸155に
取り付けられた多数の整流子片154aと絶縁体154
bとからなる整流子154、前記回転子鉄心151に巻
装された回転子巻線153から構成されている。
【0017】また、前記回転軸155の一方の先端部に
はねじ156が形成されている。そして、回転子150
は、前記回転軸155の整流子154が取り付けられて
いる側の端部を前記ボールベアリング176の内輪に圧
入するとともに、前記ねじ156が設けられている側の
端部近傍を前記副フレーム130に取り付けたボールベ
アリング177の内輪に圧入してフレーム111内に回
転自在に配置されている。また、回転子150がフレー
ム111内に配設された状態では、前記回転軸155の
ねじ156が設けられた部分は副フレーム130から外
方に突出している。
【0018】つぎに、送風ファン160は、回転ファン
161、この回転ファン161の下流側つまり図6にお
いて副フレーム130側に配置される整流板165、こ
の整流板165および前記回転ファン161を覆うファ
ンカバー167とから構成されている。
【0019】そして、前記回転ファン161は、主プレ
ート162と副プレート163およびこれら主プレート
162と副プレート163との間に配置された複数のブ
レード164から構成されている。また、主プレート1
62の中央部には前記回転軸155に嵌合する嵌合孔1
62aが形成されている。また、副プレート163の中
央部には吸込開口163aが形成されており、回転ファ
ン161が電動機110によって回転すると、この吸込
開口163aから空気が吸込まれこの空気は回転ファン
161の外周部から吐出されるようになっている。
【0020】また、前記整流板165は図示しないが前
記回転ファン161の外周部から吐出される空気流を前
記主フレーム120の開口122側に流出させる案内流
路が設けられており、また、中央部には前記副フレーム
130の軸受凹部131の外周に嵌合する嵌合孔165
aが形成されている。
【0021】そして、この整流板165は前記嵌合孔1
65aを前記軸受凹部131の外周に嵌合させて、ねじ
166によって前記副フレーム130に取り付けられて
いるものである。
【0022】また、前記ファンカバー167は、図6に
示すように主フレーム120側を開口168とした有底
筒状に形成され、その底部には前記回転ファン161の
副プレート163に形成された吸込開口163aに対応
して形成された開口167aが設けられている。また、
ファンカバー167の前記開口168の開口縁内周面は
前記主フレーム120のフランジ部127の嵌合縁部1
27aに気密的に嵌合している。
【0023】そして、上記のように構成された送風ファ
ン160の電動機110への取り付けはつぎのようにし
てなされる。
【0024】まず、整流板165を上記したように、嵌
合孔165aを副フレーム130の軸受凹部131の外
周に嵌合させてねじ166によって副フレーム130に
取り付ける。
【0025】つぎに、回転ファン161の主プレート1
62に設けた嵌合孔162aを回転軸155に嵌合さ
せ、ついでナット169を回転軸155のねじ156に
締結することにより、回転ファン161を回転軸155
に取り付ける。
【0026】ついで、この回転ファン161および整流
板165を覆って、前記ファンカバー167を前記主フ
レーム120の嵌合縁部127aに嵌合することにより
送風ファン160は電動機110に取り付けられ、そし
て電動送風機100として組みたてられる。
【0027】そして、電動送風機100の電動機110
が駆動されると、回転ファン161が回転し、この回転
により外部の空気はファンカバー167の開口167
a、回転ファン161の副プレート163の吸入開口1
63aから吸込まれ、ついで回転ファン161の外周部
から吐出され、そして吐出された空気流は前記整流板1
65の図示しない案内流路に案内されて主フレーム12
0の開口122へと導かれ主フレーム120内に流入す
る。
【0028】ついで、開口122に流入した空気流は前
記風路128を通って流出口124から外部に排気され
る。そして、空気流が前記風路128を通る際に、電動
機110は前記空気流によって冷却されるようになって
いる。
【0029】このように電動機110は、送風ファン1
60から流入した空気を冷却風として電動機110内に
形成した風路128を通過させることによって冷却する
ものであることから、電動機110の効果的な冷却は前
記風路128を流れる冷却風の単位時間当たりの流量を
大きくすることによってなされるものである。換言すれ
ば、電動機110の冷却を効果的に行うためには、前記
風路128の流路断面積を大きくする必要がある。
【0030】ところで、電動機110の小型化かつ高出
力化を図るためには、上述したように主フレーム120
の環状壁121の直径を大きくすることなく、しかも固
定子鉄心141の外形を大きくしなければならい。そし
て、このように主フレーム120の環状壁121の直径
を大きくすることなく、しかも固定子鉄心141の外形
を大きくすると、前記風路128の流路断面積が小さく
なり、風路128を流れる冷却風の流量が少なくなり十
分な冷却ができず、電動機110に使用されている絶縁
物の劣化等を招き、電動機110の耐久性に影響を与
え、場合によっては電動機110の焼損を引き起こす等
の虞がある。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、電気掃
除機等の機器に使用されている電動送風機は、小型化か
つ高性能化とすることが要請され、このためには電動機
の小型化と高出力化が必要となる。そして、電動機を小
型とするために主フレームの外形つまり直径を大きくす
ることなく、また、高出力とするために固定子鉄心の外
形を大きくすると、上述したように主フレーム内に形成
される冷却風を通す風路の流路断面積が大きくとれない
ことから、電動機を十分に冷却できないこととなり、結
局小型化と高出力化を図ることができないという問題が
ある。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1記載の発明は、環状壁の
一端側を開口し他端側に底壁を有する有底筒状に形成さ
れるとともに底壁側に流出口を有する主フレームとこの
主フレームの前記開口に設けられた副フレームとからな
るフレーム、互いに対向する磁極を有し前記環状壁の軸
方向の投影外形を略方形状に形成された固定子鉄心とこ
の固定子鉄心に巻装された固定子巻線とからなり前記固
定子鉄心の角部外周を前記環状壁の内周壁に圧入して前
記主フレーム内に収納された固定子、前記主フレームの
底壁および副フレームに設けられた軸受に回転軸を支持
されて前記固定子の磁極間に配設された回転子からなる
電動機と、前記主フレームの開口側に設けられ前記回転
軸の一端に取り付けられた回転ファン、この回転ファン
の下流側に配設された整流板、吸入口を有し前記回転フ
ァンおよび整流板を覆うとともに前記フレームに取り付
けられたファンカバーとからなる送風ファンとからな
り、前記電動機の回転によって前記ファンカバーの吸入
口から吸引された空気流を前記主フレームの内周壁面と
前記略方形状の固定子鉄心の各外側面によって主フレー
ムの軸方向に沿う空間によって形成される風路を通して
前記流出口から流出させる電動送風機において、前記固
定子鉄心の外側面に対向する主フレームの環状壁を前記
開口側から軸方向に沿わせ外方に膨出させて前記軸方向
に沿う風路の風路断面積を大きくする膨出部を形成する
とともに、この膨出部を前記開口から少なくとも前記外
側面の軸方向途中まで形成した電動送風機としたもので
ある。
【0033】このように請求項1記載の発明は、主フレ
ームとこの主フレームの前記開口に設けられた副フレー
ムとからなるフレーム内に、主フレームの軸方向の投影
外形を略方形状に形成した固定子鉄心を収納するととも
に、固定子鉄心の外側面に対向する主フレームの環状壁
を前記開口側から軸方向に沿わせ外方に膨出させて前記
軸方向に沿う風路の風路断面積を大きくする膨出部を前
記開口から少なくとも固定子鉄心の外周面の軸方向途中
まで形成するようにしたことから、前記風路内を流れる
冷却風の風量を多くすることができ、電動機の冷却効果
を上げることができるという作用を有するものである。
したがって、電動機つまり電動送風機の小型化と高性能
化を図ることができるものである。
【0034】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、主フレームの環状壁に形成した膨出
部は、主フレームの開口から固定子鉄心の主フレームの
底壁側の端面を超える位置まで形成した電動送風機とし
たものである。
【0035】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明において、主フレームの環状壁に形成した
膨出部は、主フレームの開口から固定子鉄心の主フレー
ムの底壁側の端面を超える位置まで形成したことから、
請求項1記載の発明の作用に加えて、さらに、風路内を
流れる冷却風の風量を多くできることから、電動機の冷
却効果をさらに上げることができるという作用を有する
ものである。
【0036】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、膨出部と環状壁との
周方向境界部を滑らかな曲面とした電動送風機としたも
のである。
【0037】このように請求項3記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明において、膨出部と環状壁
との周方向境界部を滑らかな曲面としたことから、請求
項1または請求項2記載の発明の作用に加えて、冷却風
の風路内への流入をスムーズにできるとともに、冷却風
の流れに起因する騒音の発生を抑制できるという作用を
有するものである。
【0038】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、軸方向に沿う風路の
風路断面の形状は、回転子の回転方向上流側よりも下流
側をを大きくした電動送風機としたものである。
【0039】このように請求項4記載の発明は、請求項
1ないし請求項3記載の発明において、軸方向に沿う風
路の風路断面の形状は、回転子の回転方向上流側よりも
下流側を大きく形成したことから、請求項1ないし請求
項3記載の発明の作用に加えて、冷却風の風路内への流
入をさらにスムーズにできるとともに、冷却風の流れに
起因する騒音の発生をさらに抑制できるものである。
【0040】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第一の実施の
形態を図1および図2に基いて説明する。
【0041】なお、この実施の形態において上記従来の
電動送風機と同一構成部分については同一符号を付し、
その説明は省略する。また、説明においては上記従来の
電動送風機に付した符号用いることとする。
【0042】図1に示すように、電動送風機100Aの
主フレーム120の環状壁121の固定子鉄心141の
各外側面143と対向する部分には、図2に示すように
軸方向投影を略コ字状とした軸方向に沿う溝状凹部22
1を形成するように外方に向けて膨出させた膨出部22
2が形成されている。そして、前記膨出部222は、図
1に示すように前記固定子鉄心141の外周面の軸方向
中間部すなわち途中まで形成されている。
【0043】この膨出部222によって形成された溝状
凹部221は、前記開口122に連通しており、このこ
とによって、固定子鉄心141の各外側面143と対向
する環状壁121の内周面121aによって囲まれて形
成される風路128の流路断面積は、前記溝状凹部22
2が形成される部分はこの溝状凹部222の断面積の分
だけ大きく形成されることになる。
【0044】したがって、この風路128を流れる冷却
風の単位時間当たりの流量は大きくなり、電動機110
の冷却効果を高めることができるものである。
【0045】また、前記膨出部222は送風ファン16
0を取り付けるフランジ部127の外周縁よりも内側に
位置するように形成されていることから、この膨出部2
22を形成したとしても電動送風機100Aの外周方向
の外形を大きくすることにはならないものである。ま
た、前記膨出部222は電動送風機100Aが電気掃除
機等の機器に組み込まれたときに送風ファン160の電
動機110側にできるデッドスペース部となる部分を利
用して形成されていることから、前記機器に組み込む場
合においても組み込むためのスペースを大きくする必要
はないものである。
【0046】また、前記溝状凹部222は、開口122
から固定子鉄心141の外側面の軸方向の途中までつま
り風路の上流側の部分に形成されているものであって、
風路の流路断面積の大きい部分は風路の上流側のみであ
るが、前記溝状凹部222は主フレーム120の開口1
22に開口させて形成されているため、風路128の開
口面積は大きく、したがって、送風ファン160から流
入する空気流は風路128にスムーズに流れ込み、一旦
流れ込んだ空気流つまり冷却風は風路128の下流側に
向けて強制的に押し出されることになるため、単位時間
当たりの冷却風の流量は大きくなり、したがって、上述
したように電動機の冷却効果を高めることができるもの
である。
【0047】なお、電動送風機100Aの動作は上記従
来の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0048】このように、主フレーム120とこの主フ
レーム120の前記開口122に設けられた副フレーム
130とからなるフレーム111内に、主フレーム12
0の軸方向の投影外形を略正方形に形成された固定子1
40の固定子鉄心141に圧入して収納するとともに、
固定子鉄心141の各外周面143に対向する主フレー
ム120の環状壁121を前記開口122側から軸方向
に沿わせ、外方に向けて膨出させて前記軸方向に沿う風
路128の風路断面積を大きくする膨出部222を前記
開口122から少なくとも固定子鉄心141の外周面1
43の軸方向途中まで形成したことから、前記風路12
8内を流れる冷却風の風量つまり単位時間当たりの流量
を多くできることから、電動機110の冷却効果を高め
ることができるものである。したがって、電動機110
つまり電動送風機100Aの小型化と高性能化を図るこ
とができるものである。
【0049】また、上記実施の形態においては、前記溝
状凹部222を形成する膨出部222を固定子鉄心14
1の外側面143の途中まで形成し、風路128の上流
側のみの流路断面を大きくする構成としたが、これは図
3に示すように、前記開口122の開口面つまりフラン
ジ部127の端面から固定子鉄心141の前記主フレー
ム120の底壁123側の端面までの距離L1よりも膨
出部222の終端内側面までの距離L2を大きく形成、
つまり、膨出部222を固定子鉄心141の主フレーム
120の底壁123側の端面を超える位置まで形成し、
風路128の軸方向全長に亘って流路断面積を大きく形
成するようにしてもよく、このように風路128の軸方
向全長に亘って流路断面積を大きく形成した場合は、さ
らに風路128を流れる冷却風の単位時間当たりの流量
を大きくできることから、電動機110の冷却効果を更
に高めることができるものである。
【0050】また、上記実施の形態においては、主フレ
ーム120の環状壁121に膨出部222を形成するこ
とによって形成した軸方向投影を略コ字状の溝状凹部2
21の両側と環状壁121の内周面121aとの境界部
つまり角部223は、図2に示すように鋭角に形成した
が、これは図4に示すように滑らかな曲面223aに形
成してもよく、このように境界部を滑らかな曲面223
aとした場合は、送風ファン160から風路128内に
回転ファン161の回転方向(図4の矢印で示す方向)
に沿って流れ込む空気流はスムーズに流れることにな
り、各境界部の部分で生じる渦流等の乱流の発生を抑制
できることから、この乱流に起因する騒音の発生を抑制
できものである。
【0051】また、同様に、溝状凹部221の内側の角
部224も鋭角とすることなく滑らかな曲面224aと
することにより、この角部における空気流の流れをスム
ーズにできるものである。
【0052】また、上記実施の形態においては、主フレ
ーム120の環状壁121に膨出部222を形成するこ
とによって形成した軸方向投影を略コ字状の溝状凹部2
21の中心を、図2に示すように主フレーム120の中
心Oを通る線Aおよび線Bと一致させて形成し、前記線
Aおよび線Bの両側の面積を等しくするようにしたが、
これは図5に示すように、主フレーム120の中心Oを
通る線Aおよび線Bの両側の面積を、回転子150の回
転方向つまり回転ファン161の回転によって生じる空
気流が流れる方向(図5の矢印で示す方向) の上流側の
面積S1( 斜線を付した領) よりも下流側の面積S2
(線を付した領域)を大きく形成するようにしてもよ
く、このように上流側の面積S1よりも下流側の面積S
2を大きく形成した場合は、周方向に回転しつつ流れる
空気流によって、溝状凹部221の周方向下流側の空気
密度が密となる部分の流路断面が大きくなることから冷
却風の流れをスムーズにすることができるものである。
【0053】また、この場合も図5に示すように、溝状
凹部221の各境界部および内側の角部を滑らかな曲面
に形成することにより、上記図4に示した場合と同様、
各境界部および角部の部分で生じる渦流等の乱流の発生
を抑制できることから、この乱流に起因する騒音の発生
を抑制できるものである。
【0054】また、上記実施の形態においては、電動機
は、固定子および回転子をコアーを積層した鉄心を用い
る構成としたが、これはいずれか一方を永久磁石を用い
る構成としてもよいものである。
【0055】また、上記実施の形態においては、送風フ
ァンの回転ファンに遠心ファンを用いる構成としたが、
これは他の形式の回転ファンを用いた送風ファンとして
もよいものである。
【0056】
【発明の効果】上記のように請求項1記載の発明は、主
フレームとこの主フレームの前記開口に設けられた副フ
レームとからなるフレーム内に、主フレームの軸方向の
投影外形を略方形状に形成した固定子鉄心を収納すると
ともに、固定子鉄心の外側面に対向する主フレームの環
状壁を前記開口側から軸方向に沿わせ外方に膨出させて
前記軸方向に沿う風路の風路断面積を大きくする膨出部
を前記開口から少なくとも固定子鉄心の外側面の軸方向
途中まで形成するようにしたことから、前記風路内を流
れる冷却風の風量を多くできることから、電動機の冷却
効果を上げることができ、したがって、電動機つまり電
動送風機の小型化と高性能化を図ることができるという
効果を有するものである。
【0057】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、主フレームの環状壁に形成した膨出
部は、主フレームの開口から固定子鉄心の主フレームの
底壁側の端面を超える位置まで形成したことから、請求
項1記載の発明の効果に加えて、さらに、風路内を流れ
る冷却風の風量を多くできることから、電動機の冷却効
果をさらに上げることができるという効果を有するもの
である。
【0058】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは請求項2記載の発明において、膨出部と環状壁との
周方向境界部を滑らかな曲面としたことから、請求項1
または請求項2記載の発明の効果に加えて、冷却風の風
路内への流入をスムーズにできるとともに、冷却風の流
れに起因する騒音の発生を抑制できるという効果を有す
るものである。
【0059】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、軸方向に沿う風路の
風路断面の形状は、回転子の回転方向上流側よりも下流
側を大きくしたことから、請求項1ないし請求項3記載
の発明の効果に加えて、冷却風の風路内への流入をさら
にスムーズにできるとともに、冷却風の流れに起因する
騒音の発生をさらに抑制できるという効果を有するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電動送風機の一部を断面
した側面図。
【図2】上記電動送風機の電動機の軸方向から見た平面
図(図1のX−X線で見た平面図)。
【図3】上記電動送風機の膨出部の他の実施の形態を示
した一部を断面した側面図。
【図4】上記電動送風機の風路の他の実施の形態を示し
た図。
【図5】上記電動送風機の風路の他の実施の形態を示し
た図。
【図6】従来の電動送風機の一部を断面した側面図。
【図7】上記従来の電動送風機の電動機の軸方向から見
た平面図(図6のY−Y線で見た平面図)。
【符号の説明】
100A 電動送風機 110 電動機 111 フレーム 120 主フレーム 121 環状壁 122 主フレームの開口 123 主フレームの底壁 124 流出口 128 風路 130 副フレーム 140 固定子 141 固定子鉄心 143 固定子鉄心の直線状の外側面 144 固定子巻線 150 回転子 151 回転子鉄心 155 回転軸 160 送付ファン 176 ボールベアリング(軸受) 177 ボールベアリング(軸受) 222 膨出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02K 5/20 H02K 5/20 9/06 9/06 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状壁の一端側を開口し他端側に底壁を
    有する有底筒状に形成されるとともに底壁側に流出口を
    有する主フレームとこの主フレームの前記開口に設けら
    れた副フレームとからなるフレーム、互いに対向する磁
    極を有し前記環状壁の軸方向の投影外形を略方形状に形
    成された固定子鉄心とこの固定子鉄心に巻装された固定
    子巻線とからなり前記固定子鉄心の角部外周を前記環状
    壁の内周壁に圧入して前記主フレーム内に収納された固
    定子、前記主フレームの底壁および副フレームに設けら
    れた軸受に回転軸を支持されて前記固定子の磁極間に配
    設された回転子からなる電動機と、前記主フレームの開
    口側に設けられ前記回転軸の一端に取り付けられた回転
    ファン、この回転ファンの下流側に配設された整流ファ
    ン、吸入口を有し前記回転ファンおよび整流板を覆うと
    ともに前記フレームに取り付けられたファンカバーとか
    らなる送風ファンとからなり、前記電動機の回転によっ
    て前記ファンカバーの吸入口から吸引された空気流を前
    記主フレームの内周壁面と前記略方形状の固定子鉄心の
    各外側面によって主フレームの軸方向に沿う空間によっ
    て形成される風路を通して前記流出口から流出させる電
    動送風機において、前記固定子鉄心の外側面に対向する
    主フレームの環状壁を前記開口側から軸方向に沿わせ外
    方に膨出させて前記軸方向に沿う風路の風路断面積を大
    きくする膨出部を形成するとともに、この膨出部を前記
    開口から少なくとも外側面の軸方向途中まで形成したこ
    とを特徴とする電動送風機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発明において、主フレー
    ムの環状壁に形成した膨出部は、主フレームの開口から
    固定子鉄心の主フレームの底壁側の端面を超える位置ま
    で形成したことを特徴とする電動送風機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の発明にお
    いて、膨出部と環状壁との周方向境界部を滑らかな曲面
    としたことを特徴とする電動送風機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の発明にお
    いて、軸方向に沿う風路の風路断面の形状は、回転子の
    回転方向上流側よりも下流側を大きくしたことを特徴と
    する電動送風機。
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