JPH11344603A - ブラックマスク、カラーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマスクの製造方法 - Google Patents
ブラックマスク、カラーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマスクの製造方法Info
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- JPH11344603A JPH11344603A JP15159498A JP15159498A JPH11344603A JP H11344603 A JPH11344603 A JP H11344603A JP 15159498 A JP15159498 A JP 15159498A JP 15159498 A JP15159498 A JP 15159498A JP H11344603 A JPH11344603 A JP H11344603A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 膜剥離等の発生しないブラックマスク、カラ
ーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマスクの
製造方法を提供する。 【解決手段】 このブラックマスクは、透明基板2上に
形成され、クロム化合物からなる反射防止膜3と、反射
防止膜3上に形成され、金属クロムからなる第1遮光膜
4、クロム化合物からなる分割膜5、金属クロムからな
る第2遮光膜6とを備える。反射防止膜3と第1遮光膜
4との間には、異なる組成のクロム化合物からなる反射
防止膜が介在してもよい。この反射防止膜、分割膜はク
ロム化合物は、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭
化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒
化炭化物、およびクロム酸化窒化炭化物からなる群から
選ばれる少なくとも1種を含む。
ーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマスクの
製造方法を提供する。 【解決手段】 このブラックマスクは、透明基板2上に
形成され、クロム化合物からなる反射防止膜3と、反射
防止膜3上に形成され、金属クロムからなる第1遮光膜
4、クロム化合物からなる分割膜5、金属クロムからな
る第2遮光膜6とを備える。反射防止膜3と第1遮光膜
4との間には、異なる組成のクロム化合物からなる反射
防止膜が介在してもよい。この反射防止膜、分割膜はク
ロム化合物は、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭
化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒
化炭化物、およびクロム酸化窒化炭化物からなる群から
選ばれる少なくとも1種を含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラックマスク、
カラーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマス
クの製造方法に関する。
カラーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマス
クの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】STN方式あるいはTFT方式のカラー
液晶ディスプレイは、液晶層に対向する位置にカラーフ
ィルターを備えている。カラーフィルターは、ブラック
マスクによって分離された着色樹脂を有しており、この
ブラックマスクの特性が液晶ディスプレイの視認性を左
右する。従来のブラックマスクは図5に示すように高い
遮光性と、可視光領域での反射率を低下させることを目
的として、酸化クロム膜等のクロム化合物からなる反射
防止膜を透明基板上に1、または2層形成し、その上に
クロム金属からなる遮光膜を形成した2層構造または3
層構造のブラックマスクが用いられている。
液晶ディスプレイは、液晶層に対向する位置にカラーフ
ィルターを備えている。カラーフィルターは、ブラック
マスクによって分離された着色樹脂を有しており、この
ブラックマスクの特性が液晶ディスプレイの視認性を左
右する。従来のブラックマスクは図5に示すように高い
遮光性と、可視光領域での反射率を低下させることを目
的として、酸化クロム膜等のクロム化合物からなる反射
防止膜を透明基板上に1、または2層形成し、その上に
クロム金属からなる遮光膜を形成した2層構造または3
層構造のブラックマスクが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】遮光膜は各画素間から
の光漏れを遮光する目的を有し、一般的には膜厚100
nm以上の金属クロム層から形成される。しかし、遮光
率を大きくするために金属クロム層の膜厚を大きくする
と、それに伴って膜応力が大きくなり、膜ひずみ、膜剥
離等が発生する。
の光漏れを遮光する目的を有し、一般的には膜厚100
nm以上の金属クロム層から形成される。しかし、遮光
率を大きくするために金属クロム層の膜厚を大きくする
と、それに伴って膜応力が大きくなり、膜ひずみ、膜剥
離等が発生する。
【0004】本発明は、膜応力を低減させることによ
り、膜ひずみ、膜剥離等の発生しないブラックマスク、
カラーフィルター及び液晶ディスプレイを提供すること
を目的とする。
り、膜ひずみ、膜剥離等の発生しないブラックマスク、
カラーフィルター及び液晶ディスプレイを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のブラックマスクは、透明基板上に形成さ
れ、少なくとも1層以上の金属化合物膜からなる反射防
止膜と、前記反射防止膜上に形成され、金属膜を少なく
とも1層以上の金属化合物膜で厚み方向に分割した遮光
膜を備えたブラックマスクは、発生する膜応力が緩和さ
れ、膜ひずみ、膜剥離等の発生が低減されることを見出
した。
め、本発明のブラックマスクは、透明基板上に形成さ
れ、少なくとも1層以上の金属化合物膜からなる反射防
止膜と、前記反射防止膜上に形成され、金属膜を少なく
とも1層以上の金属化合物膜で厚み方向に分割した遮光
膜を備えたブラックマスクは、発生する膜応力が緩和さ
れ、膜ひずみ、膜剥離等の発生が低減されることを見出
した。
【0006】また、前記遮光膜は、金属クロム膜を、少
なくとも1層以上のクロム化合物膜で厚み方向に分割す
ることが好ましい。
なくとも1層以上のクロム化合物膜で厚み方向に分割す
ることが好ましい。
【0007】前記遮光膜を分割する前記クロム化合物膜
は、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロ
ム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及
びクロム酸化窒化炭化物からなる群から選ばれる少なく
とも1種を含むことが好ましい。
は、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロ
ム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及
びクロム酸化窒化炭化物からなる群から選ばれる少なく
とも1種を含むことが好ましい。
【0008】また、前記反射防止膜は、クロム酸化物、
クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロ
ム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭
化物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含むこと
が好ましい。
クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロ
ム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭
化物からなる群から選ばれる少なくとも1種を含むこと
が好ましい。
【0009】このようなブラックマスクの製造方法は、
透明基板上に、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭
化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒
化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物からなる群から選ば
れる少なくとも1種を含む組成の異なる反射防止膜を1
層以上形成する工程と、反射防止膜上に金属クロムを含
む第1遮光膜を形成する工程と、第1遮光膜上にクロム
酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化
物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸
化窒化炭化物からなる群から選ばれる少なくとも1種を
含む分割膜を形成する工程と、分割膜上に金属クロムを
含む第2遮光膜を形成する工程と、を備える。
透明基板上に、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭
化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒
化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物からなる群から選ば
れる少なくとも1種を含む組成の異なる反射防止膜を1
層以上形成する工程と、反射防止膜上に金属クロムを含
む第1遮光膜を形成する工程と、第1遮光膜上にクロム
酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化
物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸
化窒化炭化物からなる群から選ばれる少なくとも1種を
含む分割膜を形成する工程と、分割膜上に金属クロムを
含む第2遮光膜を形成する工程と、を備える。
【0010】また、本発明に係るカラーフィルターは、
このようなブラックマスクと、ブラックマスクがその上
に形成された透明基板と、ブラックマスクの複数の開口
内に配置された着色樹脂とを備える。このカラーフィル
ターは、ブラックマスクが開口内に配置された着色樹脂
を分離するので、着色樹脂を透過する光を分離する。透
明基板を介してブラックマスクに照射される光の反射率
及び反射率の波長依存性は小さいため、着色樹脂を透過
した光に対する反射光の比率を低減させることができ、
着色樹脂を透過した光の視認性を向上させることができ
る。
このようなブラックマスクと、ブラックマスクがその上
に形成された透明基板と、ブラックマスクの複数の開口
内に配置された着色樹脂とを備える。このカラーフィル
ターは、ブラックマスクが開口内に配置された着色樹脂
を分離するので、着色樹脂を透過する光を分離する。透
明基板を介してブラックマスクに照射される光の反射率
及び反射率の波長依存性は小さいため、着色樹脂を透過
した光に対する反射光の比率を低減させることができ、
着色樹脂を透過した光の視認性を向上させることができ
る。
【0011】また、本発明に係る液晶ディスプレイは、
このカラーフィルターを備える第1基板と、複数の電極
を備える第2基板と、第1及び第2基板間に挟持され、
電極に所定の電位を印加することにより、ブラックマス
クの複数の開口に対向する領域毎にその配向を変化させ
ることができる液晶層とを備えることを特徴とする。
このカラーフィルターを備える第1基板と、複数の電極
を備える第2基板と、第1及び第2基板間に挟持され、
電極に所定の電位を印加することにより、ブラックマス
クの複数の開口に対向する領域毎にその配向を変化させ
ることができる液晶層とを備えることを特徴とする。
【0012】この液晶ディスプレイにおいては、電極に
所定の電位を印加することにより、液晶層のブラックマ
スクの複数の開口に対向する領域毎に配向を変化させる
ことができるため、液晶層に入力される光の光量をブラ
ックマスクの開口毎に制御することができる。ブラック
マスクの開口内には、着色樹脂が配置されているので、
上記領域毎に着色樹脂に対応した波長成分の光を発する
ことができる。この液晶ディスプレイのカラ−フィルタ
は、着色樹脂を透過した光の視認性を向上させることが
できるため、この液晶ディスプレイに鮮明な画像を表示
することができる。
所定の電位を印加することにより、液晶層のブラックマ
スクの複数の開口に対向する領域毎に配向を変化させる
ことができるため、液晶層に入力される光の光量をブラ
ックマスクの開口毎に制御することができる。ブラック
マスクの開口内には、着色樹脂が配置されているので、
上記領域毎に着色樹脂に対応した波長成分の光を発する
ことができる。この液晶ディスプレイのカラ−フィルタ
は、着色樹脂を透過した光の視認性を向上させることが
できるため、この液晶ディスプレイに鮮明な画像を表示
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係わ
るブラックマスクについて、ブラックマスクを有するカ
ラーフィルターを用いて説明する。なお、同一要素には
同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
るブラックマスクについて、ブラックマスクを有するカ
ラーフィルターを用いて説明する。なお、同一要素には
同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0014】(第1の実施形態)図1は、本発明の4層
構造のブラックマスクを備えるカラーフィルター1の断
面図の一例である。カラーフィルター1は、透明ガラス
基板2と、透明ガラス基板2上に順次堆積された反射膜
防止膜3、第1遮光膜4、分割膜5及び第2遮光膜6か
らなるブラックマスクBM(ブラックマトリクス)と、
ブラックマスクBM上に形成されたオーバーコート層7
と、オーバーコート層7上に形成された透明電極8とを
備える。さらに、透明ガラス基板2の裏面側には、偏光
板9が取り付けられている。
構造のブラックマスクを備えるカラーフィルター1の断
面図の一例である。カラーフィルター1は、透明ガラス
基板2と、透明ガラス基板2上に順次堆積された反射膜
防止膜3、第1遮光膜4、分割膜5及び第2遮光膜6か
らなるブラックマスクBM(ブラックマトリクス)と、
ブラックマスクBM上に形成されたオーバーコート層7
と、オーバーコート層7上に形成された透明電極8とを
備える。さらに、透明ガラス基板2の裏面側には、偏光
板9が取り付けられている。
【0015】反射防止膜3は、クロム酸化物、クロム窒
化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭
化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物から
なる群の少なくとも1種を含み、その屈折率及び消衰係
数が反射防止をなすように組成が調整されている。
化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭
化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物から
なる群の少なくとも1種を含み、その屈折率及び消衰係
数が反射防止をなすように組成が調整されている。
【0016】ここで反射防止膜3の膜厚は、反射光を低
減するためには、10〜200nmであることが好まし
く、反射光及びその波長依存性を低減させる観点からは
30〜70nmであることが好ましい。
減するためには、10〜200nmであることが好まし
く、反射光及びその波長依存性を低減させる観点からは
30〜70nmであることが好ましい。
【0017】第1遮光膜4、第2遮光膜6は、金属クロ
ムを含み、合計で20〜500nmの厚みを有するが、
遮光の性能及び製造のスループットの観点からは、50
〜150nmが好ましい。第1遮光膜4、第2遮光膜6
の各膜厚は任意に決定できるが、膜応力緩和の観点から
は1/2ずつの膜厚にすることが好ましい。
ムを含み、合計で20〜500nmの厚みを有するが、
遮光の性能及び製造のスループットの観点からは、50
〜150nmが好ましい。第1遮光膜4、第2遮光膜6
の各膜厚は任意に決定できるが、膜応力緩和の観点から
は1/2ずつの膜厚にすることが好ましい。
【0018】分割膜5は遮光膜を分割して膜応力を緩和
する目的を持ち、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム
炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム
窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物からなる群の少な
くとも1種を含む。その膜厚は特に制限はないが、製造
のスループットの観点からは、1〜50nmが好まし
い。なお、本ブラックマスクは、金属クロムからなる遮
光膜を2層以上の分割膜で厚み方向に分割することとし
ても良い。
する目的を持ち、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム
炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム
窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物からなる群の少な
くとも1種を含む。その膜厚は特に制限はないが、製造
のスループットの観点からは、1〜50nmが好まし
い。なお、本ブラックマスクは、金属クロムからなる遮
光膜を2層以上の分割膜で厚み方向に分割することとし
ても良い。
【0019】なお、上記の膜3、4、5、6は、その光
学特性に影響を与えない程度に多少の不純物を含んでい
てもよい。また、透明電極8はITO(Indium-Tin-Oxi
de)からなる。
学特性に影響を与えない程度に多少の不純物を含んでい
てもよい。また、透明電極8はITO(Indium-Tin-Oxi
de)からなる。
【0020】ブラックマスクBMは複数の開口を有して
おり、隣接する3つの開口内には、それぞれ異なった色
の樹脂が光学フィルタとして充填されている。すなわ
ち、着色樹脂Rは、赤色に着色された樹脂であって、フ
ォトレジストに赤色の顔料を含有させて硬化させたもの
であり、着色樹脂Gは、緑色に着色された樹脂であっ
て、フォトレジストに緑色の顔料を含有させて硬化させ
たものであり、着色樹脂Bは、青色に着色された樹脂で
あって、フォトレジストに青色の顔料を含有させて硬化
させたものである。
おり、隣接する3つの開口内には、それぞれ異なった色
の樹脂が光学フィルタとして充填されている。すなわ
ち、着色樹脂Rは、赤色に着色された樹脂であって、フ
ォトレジストに赤色の顔料を含有させて硬化させたもの
であり、着色樹脂Gは、緑色に着色された樹脂であっ
て、フォトレジストに緑色の顔料を含有させて硬化させ
たものであり、着色樹脂Bは、青色に着色された樹脂で
あって、フォトレジストに青色の顔料を含有させて硬化
させたものである。
【0021】このカラーフィルター1は、ブラックマス
クBMが開口内に配置された着色樹脂R,G,Bを分離
するので、着色樹脂R,G,Bを透過する光を分離す
る。
クBMが開口内に配置された着色樹脂R,G,Bを分離
するので、着色樹脂R,G,Bを透過する光を分離す
る。
【0022】次に、上記第1の実施形態に係るカラーフ
ィルター1の製造方法について説明する。本カラーフィ
ルター1を製造するためには、まず、可視光に対して透
明なガラス基板2を用意し、透明基板2の表面上に、反
射防止膜3、第1遮光膜4、分割膜5 及び第2遮光膜
6を順次堆積する。
ィルター1の製造方法について説明する。本カラーフィ
ルター1を製造するためには、まず、可視光に対して透
明なガラス基板2を用意し、透明基板2の表面上に、反
射防止膜3、第1遮光膜4、分割膜5 及び第2遮光膜
6を順次堆積する。
【0023】反射防止膜3は、反応性スパッタリング法
を用いて形成される。すなわち、透明基板2を図示しな
いチャンバ内に配置した後、透明基板2に対向する位置
にターゲットとして、クロム金属を含む基板を配置す
る。次に、チャンバ内を第1の圧力P1以下に減圧した
後、不活性ガス(希ガス)としてのアルゴンガス、クロ
ムと化合させるための反応ガス(酸素ガス、窒素ガス、
二酸化炭素ガス等の少なくともいずれか1つ又はこれら
の組み合わせ)を適当な比率でチャンバ内に導入し、チ
ャンバ内の圧力を第2の圧力P2に保持する。さらに、
基板2の温度を第1の温度T1に保持しつつ、第1のス
パッタパワーW1をチャンバ内の雰囲気に加え、アルゴ
ンプラズマを発生させてターゲット基板に照射し、ター
ゲット基板のクロムをスパッタリングし、スパッタされ
たクロム原子又は分子とチャンバ内に導入された反応ガ
スとの反応によって、透明基板2上に反射防止膜3を形
成する。
を用いて形成される。すなわち、透明基板2を図示しな
いチャンバ内に配置した後、透明基板2に対向する位置
にターゲットとして、クロム金属を含む基板を配置す
る。次に、チャンバ内を第1の圧力P1以下に減圧した
後、不活性ガス(希ガス)としてのアルゴンガス、クロ
ムと化合させるための反応ガス(酸素ガス、窒素ガス、
二酸化炭素ガス等の少なくともいずれか1つ又はこれら
の組み合わせ)を適当な比率でチャンバ内に導入し、チ
ャンバ内の圧力を第2の圧力P2に保持する。さらに、
基板2の温度を第1の温度T1に保持しつつ、第1のス
パッタパワーW1をチャンバ内の雰囲気に加え、アルゴ
ンプラズマを発生させてターゲット基板に照射し、ター
ゲット基板のクロムをスパッタリングし、スパッタされ
たクロム原子又は分子とチャンバ内に導入された反応ガ
スとの反応によって、透明基板2上に反射防止膜3を形
成する。
【0024】ここで、第1の圧力P1は、1.5Pa以
下であり、より好ましくは0.1Pa以下である。第2
の圧力P2は、0.1Pa〜2Paであるが、好ましく
は0.1Pa〜1.0Paである。なお、第1の温度T
1は、室温(約20℃)〜500℃であり、より好まし
くは室温(約20℃)〜150℃である。また、反射防
止膜3の形成時に投入する第1のスパッタパワーW1
は、0.5〜20W/cm2であるが、好ましくは1〜
12W/cm2である。この際のスパッタリングの速
度、時間に特に制限はないが、目的とする膜厚を得る時
間として10秒以上1時間以内が例示され、20秒以上
20分以内がより好ましい。
下であり、より好ましくは0.1Pa以下である。第2
の圧力P2は、0.1Pa〜2Paであるが、好ましく
は0.1Pa〜1.0Paである。なお、第1の温度T
1は、室温(約20℃)〜500℃であり、より好まし
くは室温(約20℃)〜150℃である。また、反射防
止膜3の形成時に投入する第1のスパッタパワーW1
は、0.5〜20W/cm2であるが、好ましくは1〜
12W/cm2である。この際のスパッタリングの速
度、時間に特に制限はないが、目的とする膜厚を得る時
間として10秒以上1時間以内が例示され、20秒以上
20分以内がより好ましい。
【0025】第1遮光膜4は、反射防止膜3の形成後、
基板2をチャンバから取り出すことなく、反射防止膜3
上に形成される。第1遮光膜4の形成においては、チャ
ンバ内を第3の圧力P3以下に減圧した後、不活性ガス
(希ガス)としてのアルゴンガスをチャンバ内に導入
し、チャンバ内の圧力を第4の圧力P4に保持する。さ
らに、基板2の温度を第2の温度T2に保持しつつ、第
2のスパッタパワーW2をチャンバ内の雰囲気に加え、
アルゴンプラズマを発生させてターゲット基板に照射
し、ターゲット基板のクロムをスパッタリングし、反射
防止膜3上に金属クロムからなる第1遮光膜4を形成す
る。
基板2をチャンバから取り出すことなく、反射防止膜3
上に形成される。第1遮光膜4の形成においては、チャ
ンバ内を第3の圧力P3以下に減圧した後、不活性ガス
(希ガス)としてのアルゴンガスをチャンバ内に導入
し、チャンバ内の圧力を第4の圧力P4に保持する。さ
らに、基板2の温度を第2の温度T2に保持しつつ、第
2のスパッタパワーW2をチャンバ内の雰囲気に加え、
アルゴンプラズマを発生させてターゲット基板に照射
し、ターゲット基板のクロムをスパッタリングし、反射
防止膜3上に金属クロムからなる第1遮光膜4を形成す
る。
【0026】ここで、第3の圧力P3は、1.5Pa以
下であり、より好ましくは0.1Pa以下である。第4
の圧力P4は、0.1Pa〜2Paであるが、好ましく
は0.1Pa〜1.0Paである。なお、第2の温度T
2は、室温(約20℃)〜500℃であり、より好まし
くは室温(約20℃)〜150℃である。また、第1遮
光膜4の形成時に投入する第2のスパッタパワーW2
は、0.5〜20W/cm2であるが、好ましくは1〜
12W/cm2である。この際のスパッタリングの速
度、時間に特に制限はないが、目的とする膜厚を得る時
間として10秒以上1時間以内が例示され、20秒以上
20分以内がより好ましい。
下であり、より好ましくは0.1Pa以下である。第4
の圧力P4は、0.1Pa〜2Paであるが、好ましく
は0.1Pa〜1.0Paである。なお、第2の温度T
2は、室温(約20℃)〜500℃であり、より好まし
くは室温(約20℃)〜150℃である。また、第1遮
光膜4の形成時に投入する第2のスパッタパワーW2
は、0.5〜20W/cm2であるが、好ましくは1〜
12W/cm2である。この際のスパッタリングの速
度、時間に特に制限はないが、目的とする膜厚を得る時
間として10秒以上1時間以内が例示され、20秒以上
20分以内がより好ましい。
【0027】分割膜5は、第1遮光膜4の形成後、基板
2をチャンバから取り出すことなく、第1遮光膜4上に
形成される。チャンバ内を第5の圧力P5以下に減圧し
た後、不活性ガス(希ガス)としてのアルゴンガス、ク
ロムと化合させるための反応ガス(酸素ガス、窒素ガ
ス、二酸化炭素ガス等の少なくともいずれか1つ又はこ
れらの組み合わせ)を適当な比率でチャンバ内に導入
し、チャンバ内の圧力を第6の圧力P6に保持する。さ
らに、基板2の温度を第3の温度T3に保持しつつ、第
3のスパッタパワーW3をチャンバ内の雰囲気に加え、
アルゴンプラズマを発生させてターゲット基板に照射
し、ターゲット基板のクロムをスパッタリングし、スパ
ッタされたクロム原子又は分子とチャンバ内に導入され
た反応ガスとの反応によって、第1遮光膜4上に分割膜
5を形成する。
2をチャンバから取り出すことなく、第1遮光膜4上に
形成される。チャンバ内を第5の圧力P5以下に減圧し
た後、不活性ガス(希ガス)としてのアルゴンガス、ク
ロムと化合させるための反応ガス(酸素ガス、窒素ガ
ス、二酸化炭素ガス等の少なくともいずれか1つ又はこ
れらの組み合わせ)を適当な比率でチャンバ内に導入
し、チャンバ内の圧力を第6の圧力P6に保持する。さ
らに、基板2の温度を第3の温度T3に保持しつつ、第
3のスパッタパワーW3をチャンバ内の雰囲気に加え、
アルゴンプラズマを発生させてターゲット基板に照射
し、ターゲット基板のクロムをスパッタリングし、スパ
ッタされたクロム原子又は分子とチャンバ内に導入され
た反応ガスとの反応によって、第1遮光膜4上に分割膜
5を形成する。
【0028】ここで、第5の圧力P5は、1.5Pa以
下であり、より好ましくは0.1Pa以下である。第6
の圧力P6は、0.1Pa〜2Paであるが、好ましく
は0.1Pa〜1.0Paである。なお、第3の温度T
3は、室温(約20℃)〜500℃であり、より好まし
くは室温(約20℃)〜150℃である。また、分割膜
の形成時に投入する第3のスパッタパワーW3は、0.
5〜20W/cm2であるが、好ましくは1〜12W/
cm2である。この際のスパッタリングの速度、時間に
特に制限はないが、目的とする膜厚を得る時間として1
0秒以上1時間以内が例示され、20秒以上20分以内
がより好ましい。
下であり、より好ましくは0.1Pa以下である。第6
の圧力P6は、0.1Pa〜2Paであるが、好ましく
は0.1Pa〜1.0Paである。なお、第3の温度T
3は、室温(約20℃)〜500℃であり、より好まし
くは室温(約20℃)〜150℃である。また、分割膜
の形成時に投入する第3のスパッタパワーW3は、0.
5〜20W/cm2であるが、好ましくは1〜12W/
cm2である。この際のスパッタリングの速度、時間に
特に制限はないが、目的とする膜厚を得る時間として1
0秒以上1時間以内が例示され、20秒以上20分以内
がより好ましい。
【0029】第2遮光膜6は、分割膜5の形成後、基板
2をチャンバから取り出すことなく、分割膜5上に形成
される。その製造方法は第1遮光膜4の製造法方法と同
様である。
2をチャンバから取り出すことなく、分割膜5上に形成
される。その製造方法は第1遮光膜4の製造法方法と同
様である。
【0030】またインライン型のスパッタ装置にてブラ
ックマスクを形成する場合には、製造タクト短縮の観点
から、通常1つのチャンバ内には複数の金属ターゲット
が具備されている。従って遮光膜を形成するチャンバ内
の金属ターゲットの一部を金属酸化物、金属窒化物等の
ターゲットに交換して遮光膜を形成することにより、金
属化合物膜で分割された遮光膜を形成することができ
る。
ックマスクを形成する場合には、製造タクト短縮の観点
から、通常1つのチャンバ内には複数の金属ターゲット
が具備されている。従って遮光膜を形成するチャンバ内
の金属ターゲットの一部を金属酸化物、金属窒化物等の
ターゲットに交換して遮光膜を形成することにより、金
属化合物膜で分割された遮光膜を形成することができ
る。
【0031】なお、上記反射防止膜3、第1遮光膜4、
分割膜5及び第2遮光膜6の製造方法として、CVD法
又は蒸着法を用いてもよい。
分割膜5及び第2遮光膜6の製造方法として、CVD法
又は蒸着法を用いてもよい。
【0032】次に、ポジ型のフォトレジストを第2遮光
膜6の露出表面上に塗布し、プリベークを行った後、フ
ォトレジストに複数の開口を有するパターンを光照射
し、フォトレジストを感光させた後、フォトレジストの
感光領域を有機溶剤を用いて溶解することにより現像
し、ベーキングを行うことによって複数の開口を有する
フォトレジスト層を第2遮光膜6上に形成するさらに、
複数の開口を有するフォトレジスト層をマスクとして、
所定のエッチング液を開口直下の第2遮光膜6、分割膜
5、第1遮光膜4及び反射防止膜3の領域に接触させ
て、これらの領域をエッチングし、エッチングの終了
後、フォトレジスト層を有機溶剤を用いて第2遮光膜6
上から除去し、複数の開口を有するブラックマスクBM
を形成する。なお、このエッチング液としては、硝酸セ
リウム第二アンモニウムを主成分とするエッチング液等
を使用できる。また、リフトオフ法等の手段を用いて複
数の開口を有するブラックマスクBMを形成することも
できる。
膜6の露出表面上に塗布し、プリベークを行った後、フ
ォトレジストに複数の開口を有するパターンを光照射
し、フォトレジストを感光させた後、フォトレジストの
感光領域を有機溶剤を用いて溶解することにより現像
し、ベーキングを行うことによって複数の開口を有する
フォトレジスト層を第2遮光膜6上に形成するさらに、
複数の開口を有するフォトレジスト層をマスクとして、
所定のエッチング液を開口直下の第2遮光膜6、分割膜
5、第1遮光膜4及び反射防止膜3の領域に接触させ
て、これらの領域をエッチングし、エッチングの終了
後、フォトレジスト層を有機溶剤を用いて第2遮光膜6
上から除去し、複数の開口を有するブラックマスクBM
を形成する。なお、このエッチング液としては、硝酸セ
リウム第二アンモニウムを主成分とするエッチング液等
を使用できる。また、リフトオフ法等の手段を用いて複
数の開口を有するブラックマスクBMを形成することも
できる。
【0033】次に、赤色の顔料を含むことにより、赤色
に着色されたネガ型のフォトレジストを、基板2の上方
に配置されたディスペンサからブラックマスクBM上に
供給し、ブラックマスクBMの全ての開口内に充填す
る。
に着色されたネガ型のフォトレジストを、基板2の上方
に配置されたディスペンサからブラックマスクBM上に
供給し、ブラックマスクBMの全ての開口内に充填す
る。
【0034】しかる後、赤色フォトレジストの塗布され
た基板2をプリベークし、均一な厚みを有するフォトレ
ジスト層を形成する。なお、プリベークの前に、赤色フ
ォトレジスト層の厚みが均一になるように、基板2を、
その厚み方向を回転軸として回転させてもよい。
た基板2をプリベークし、均一な厚みを有するフォトレ
ジスト層を形成する。なお、プリベークの前に、赤色フ
ォトレジスト層の厚みが均一になるように、基板2を、
その厚み方向を回転軸として回転させてもよい。
【0035】次に、ブラックマスクBMのマトリクス状
の配置された開口の行方向及び列方向に対して3つおき
であって、対角方向に対して隣接する開口領域上のみに
赤色フォトレジストが残留するように、赤色フォトレジ
スト層を露光し、非感光領域の赤色フォトレジストを有
機溶剤を用いて除去した後、ベーキングを行い、ブラッ
クマスクBMの所定の開口内に赤色の樹脂Rを形成す
る。
の配置された開口の行方向及び列方向に対して3つおき
であって、対角方向に対して隣接する開口領域上のみに
赤色フォトレジストが残留するように、赤色フォトレジ
スト層を露光し、非感光領域の赤色フォトレジストを有
機溶剤を用いて除去した後、ベーキングを行い、ブラッ
クマスクBMの所定の開口内に赤色の樹脂Rを形成す
る。
【0036】さらに、赤色フォトレジストに代えて、緑
色に着色されたフォトレジスト及び青色に着色されたフ
ォトレジストを用い、赤色の樹脂Rの形成工程と同様の
方法を用いて、ブラックマスクBMの所定の開口内に緑
色の樹脂G及び青色の樹脂Bを形成する。各着色樹脂
R,G,Bは、ブラックマスクBMの開口の行方向及び
列方向に対して3つおきであって、対角方向に対して隣
接するように配置されている。
色に着色されたフォトレジスト及び青色に着色されたフ
ォトレジストを用い、赤色の樹脂Rの形成工程と同様の
方法を用いて、ブラックマスクBMの所定の開口内に緑
色の樹脂G及び青色の樹脂Bを形成する。各着色樹脂
R,G,Bは、ブラックマスクBMの開口の行方向及び
列方向に対して3つおきであって、対角方向に対して隣
接するように配置されている。
【0037】次に、着色樹脂R,G,B上に、その表面
が均一になるようにオーバーコート層7を堆積し、さら
に、オーバーコート層7上に透明電極8を堆積し、最後
に透明基板2の裏面側に偏光板9を取り付けて、図1に
示したカラーフィルター1が完成する。
が均一になるようにオーバーコート層7を堆積し、さら
に、オーバーコート層7上に透明電極8を堆積し、最後
に透明基板2の裏面側に偏光板9を取り付けて、図1に
示したカラーフィルター1が完成する。
【0038】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
に係るブラックマスクBMについて説明する。図2は、
第2の実施形態に係るブラックマスクBMを含んだカラ
ーフィルター1の断面図である。このブラックマスクB
Mは、第1反射防止膜10、第2反射防止膜11、第1
遮光膜4、分割膜5及び第2遮光膜6から構成されてい
る。
に係るブラックマスクBMについて説明する。図2は、
第2の実施形態に係るブラックマスクBMを含んだカラ
ーフィルター1の断面図である。このブラックマスクB
Mは、第1反射防止膜10、第2反射防止膜11、第1
遮光膜4、分割膜5及び第2遮光膜6から構成されてい
る。
【0039】第1、第2反射防止膜10、11は、クロ
ム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒
化物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム
酸化窒化炭化物からなる群から選ばれる少なくとも1種
を含む。ここで、第1、第2反射防止膜10、11の膜
厚は、反射光を低減させるためには、20〜200nm
であることが好ましく、10〜70nmであることがさ
らに好ましい。なお、それぞれの膜10,11は、上記
第1の実施形態の反射防止膜3の形成方法と同一の方法
を用いて形成することができる。また、第1、第2反射
防止膜10、11は、反射防止をなすようにその屈折
率、消衰係数が調整されており、これらの膜中の組成は
互いに異なる。なお、本ブラックマスクは、互いに組成
の異なる3層以上の反射防止膜を備えることとしても良
い。
ム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒
化物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム
酸化窒化炭化物からなる群から選ばれる少なくとも1種
を含む。ここで、第1、第2反射防止膜10、11の膜
厚は、反射光を低減させるためには、20〜200nm
であることが好ましく、10〜70nmであることがさ
らに好ましい。なお、それぞれの膜10,11は、上記
第1の実施形態の反射防止膜3の形成方法と同一の方法
を用いて形成することができる。また、第1、第2反射
防止膜10、11は、反射防止をなすようにその屈折
率、消衰係数が調整されており、これらの膜中の組成は
互いに異なる。なお、本ブラックマスクは、互いに組成
の異なる3層以上の反射防止膜を備えることとしても良
い。
【0040】第1遮光膜4、分割膜5及び第2遮光膜6
は、第1の実施形態に係る膜と同等である。なお、本ブ
ラックマスクは金属クロムからなる遮光膜を2層以上の
分割膜で分割することとしてもよい。なお、上記の膜1
0、11、4、5、6は、その光学特性に影響を与えな
い程度に多少の不純物を含んでいても良い。
は、第1の実施形態に係る膜と同等である。なお、本ブ
ラックマスクは金属クロムからなる遮光膜を2層以上の
分割膜で分割することとしてもよい。なお、上記の膜1
0、11、4、5、6は、その光学特性に影響を与えな
い程度に多少の不純物を含んでいても良い。
【0041】次に、上記カラーフィルター1を用いた液
晶ディスプレイについて説明する。
晶ディスプレイについて説明する。
【0042】図3は、この液晶ディスプレイ100を示
す断面図である。本液晶ディスプレイ100は、カラー
フィルター1と、カラーフィルター1の透明電極8に貼
りつけられたTFT(薄膜トランジスタ)基板20と、
TFT基板20をカラーフィルター1とともに挟む位置
に固定されたバックライトとを備える。
す断面図である。本液晶ディスプレイ100は、カラー
フィルター1と、カラーフィルター1の透明電極8に貼
りつけられたTFT(薄膜トランジスタ)基板20と、
TFT基板20をカラーフィルター1とともに挟む位置
に固定されたバックライトとを備える。
【0043】TFT基板20は、カラーフィルター1の
表面外周部を囲む遮光性樹脂からなる外枠21、外枠2
1内に充填されたネマティック液晶からなる液晶層2
2、液晶層22のブラックマスクBM開口部に対応する
領域毎に設けられた複数の画素電極23、画素電極23
がその上に形成された透明ガラス基板24及び透明ガラ
ス基板24の露出表面に形成された偏光板25を備え
る。
表面外周部を囲む遮光性樹脂からなる外枠21、外枠2
1内に充填されたネマティック液晶からなる液晶層2
2、液晶層22のブラックマスクBM開口部に対応する
領域毎に設けられた複数の画素電極23、画素電極23
がその上に形成された透明ガラス基板24及び透明ガラ
ス基板24の露出表面に形成された偏光板25を備え
る。
【0044】偏光板又は偏光膜9及び25の偏光方位は
直交しており、ポリイミド等の有機材料から構成され
る。複数の画素電極23は、TFT基板20のガラス基
板24上に形成された複数の薄膜トランジスタにそれぞ
れ接続されており、特定の画素電極23に所定の電位を
与えると、特定の画素電極23と透明電極8との間に所
定電圧が印加され、電圧に応じて形成される電界によっ
て、液晶層22の特定の画素電極23に対応する領域の
配向が変化する。
直交しており、ポリイミド等の有機材料から構成され
る。複数の画素電極23は、TFT基板20のガラス基
板24上に形成された複数の薄膜トランジスタにそれぞ
れ接続されており、特定の画素電極23に所定の電位を
与えると、特定の画素電極23と透明電極8との間に所
定電圧が印加され、電圧に応じて形成される電界によっ
て、液晶層22の特定の画素電極23に対応する領域の
配向が変化する。
【0045】バックライトから出射した白色光LT1の
うちの特定方向の偏光成分が、偏光板又は偏光膜25を
通過することによって、液晶層22に入射する。入射し
た偏光は、画素電極23毎に分割され、液晶層22の配
向量に応じて偏光方位が変化する。画素電極23毎に分
割された光は、カラーフィルター1の着色樹脂R,G,
Bにそれぞれ入射し、これを透過する。カラーフィルタ
ー1の出射面側には、偏光板又は偏光膜9が設けられて
いるため、液晶層22の配向量に応じて偏光板又は偏光
膜9を透過する光の光量が変化する。液晶層22の配向
量は、画素電極23に与えられる電位に比例するので、
画素電極23に与える電位を制御することによって、出
射光LT2の光量を制御することができる。
うちの特定方向の偏光成分が、偏光板又は偏光膜25を
通過することによって、液晶層22に入射する。入射し
た偏光は、画素電極23毎に分割され、液晶層22の配
向量に応じて偏光方位が変化する。画素電極23毎に分
割された光は、カラーフィルター1の着色樹脂R,G,
Bにそれぞれ入射し、これを透過する。カラーフィルタ
ー1の出射面側には、偏光板又は偏光膜9が設けられて
いるため、液晶層22の配向量に応じて偏光板又は偏光
膜9を透過する光の光量が変化する。液晶層22の配向
量は、画素電極23に与えられる電位に比例するので、
画素電極23に与える電位を制御することによって、出
射光LT2の光量を制御することができる。
【0046】以上、説明したように、上記実施の実施形
態に係るカラーフィルター1は、ブラックマスクBM
と、ブラックマスクBMがその上に形成された透明基板
2と、ブラックマスクBMの複数の開口内に配置された
着色樹脂R,G,Bとを備える。このカラーフィルター
1は、ブラックマスクBMが開口内に配置された着色樹
脂R,G,Bを分離するので、着色樹脂R,G,Bを透
過する光を分離する。透明基板2を介してブラックマス
クBMに照射される光の反射率及び反射率の波長依存性
は小さくため、着色樹脂R,G,Bを透過した光LT2
に対する反射光の比率を低減させることができ、着色樹
脂R,G,Bを透過した光の視認性を向上させることが
できる。
態に係るカラーフィルター1は、ブラックマスクBM
と、ブラックマスクBMがその上に形成された透明基板
2と、ブラックマスクBMの複数の開口内に配置された
着色樹脂R,G,Bとを備える。このカラーフィルター
1は、ブラックマスクBMが開口内に配置された着色樹
脂R,G,Bを分離するので、着色樹脂R,G,Bを透
過する光を分離する。透明基板2を介してブラックマス
クBMに照射される光の反射率及び反射率の波長依存性
は小さくため、着色樹脂R,G,Bを透過した光LT2
に対する反射光の比率を低減させることができ、着色樹
脂R,G,Bを透過した光の視認性を向上させることが
できる。
【0047】また、上記実施の形態に係る液晶ディスプ
レイ100は、カラーフィルター1と、カラーフィルタ
ー1に対向する位置に設けられた液晶層22と、所定の
電位を印加することにより、液晶層22のブラックマス
クBMの複数の開口に対向する領域毎に液晶層の配向を
変化させることができる位置に設けられた複数の電極2
3と、を備える。この液晶ディスプレイ100において
は、電極23に所定の電位を印加することにより、液晶
層22のブラックマスクBMの複数の開口に対向する領
域毎にその配向を変化させることができるため、液晶層
22に入力される光LT1の光量をブラックマスクBM
の開口毎に制御することができる。ブラックマスクBM
の開口内には、着色樹脂R,G,Bが配置されているの
で、上記領域毎に着色樹脂R,G,Bに対応した波長成
分の光を出射することができる。この液晶ディスプレイ
100のカラ−フィルタ1は、着色樹脂R,G,Bを透
過した光の視認性を向上させることができため、この液
晶ディスプレイ100に鮮明な画像を表示することがで
きる。
レイ100は、カラーフィルター1と、カラーフィルタ
ー1に対向する位置に設けられた液晶層22と、所定の
電位を印加することにより、液晶層22のブラックマス
クBMの複数の開口に対向する領域毎に液晶層の配向を
変化させることができる位置に設けられた複数の電極2
3と、を備える。この液晶ディスプレイ100において
は、電極23に所定の電位を印加することにより、液晶
層22のブラックマスクBMの複数の開口に対向する領
域毎にその配向を変化させることができるため、液晶層
22に入力される光LT1の光量をブラックマスクBM
の開口毎に制御することができる。ブラックマスクBM
の開口内には、着色樹脂R,G,Bが配置されているの
で、上記領域毎に着色樹脂R,G,Bに対応した波長成
分の光を出射することができる。この液晶ディスプレイ
100のカラ−フィルタ1は、着色樹脂R,G,Bを透
過した光の視認性を向上させることができため、この液
晶ディスプレイ100に鮮明な画像を表示することがで
きる。
【0048】なお、本発明に係るブラックマスクは、上
述の実施形態に限られるものではなく、種々の変形が可
能である。
述の実施形態に限られるものではなく、種々の変形が可
能である。
【0049】
【実施例】上記第1及び第2の実施形態に係るブラック
マスクBMについて、そのパターニング性及び反射率に
ついて評価した。
マスクBMについて、そのパターニング性及び反射率に
ついて評価した。
【0050】(実施例1)第1の実施形態に係るブラッ
クマスクBMは、以下の方法により製造した。まず、ガ
ラス基板2を、スパッタリング装置のチャンバ内に装着
し、チャンバ内を1.0×10-4Paまで排気した後、
チャンバ内にアルゴンガス、窒素ガス及び二酸化炭素ガ
スの混合ガスをチャンバ内の圧力が0.4Paになるま
で導入した。このチャンバに供給される混合ガスの流量
パーセント比は、Ar:N2:CO2=8:4:1であ
る。さらに、スパッタパワーを2W/cm2にして、金
属クロムをターゲットとしてスパッタリングを行い、ク
ロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化
窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロ
ム酸化窒化炭化物を含む膜厚40nmの反射防止膜3を
基板2上に形成した。
クマスクBMは、以下の方法により製造した。まず、ガ
ラス基板2を、スパッタリング装置のチャンバ内に装着
し、チャンバ内を1.0×10-4Paまで排気した後、
チャンバ内にアルゴンガス、窒素ガス及び二酸化炭素ガ
スの混合ガスをチャンバ内の圧力が0.4Paになるま
で導入した。このチャンバに供給される混合ガスの流量
パーセント比は、Ar:N2:CO2=8:4:1であ
る。さらに、スパッタパワーを2W/cm2にして、金
属クロムをターゲットとしてスパッタリングを行い、ク
ロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化
窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロ
ム酸化窒化炭化物を含む膜厚40nmの反射防止膜3を
基板2上に形成した。
【0051】次にチャンバ内の圧力が1.0×10-4P
aになるまで排気した後、アルゴンガスをチャンバ内の
圧力が0.4Paになるまで導入した。さらに、スパッ
タパワーを5W/cm2にして、金属クロムをターゲッ
トとしてスパッタリングを行い、金属クロムからなる膜
厚100nmの第1遮光膜4を反射防止膜3上に形成し
た。
aになるまで排気した後、アルゴンガスをチャンバ内の
圧力が0.4Paになるまで導入した。さらに、スパッ
タパワーを5W/cm2にして、金属クロムをターゲッ
トとしてスパッタリングを行い、金属クロムからなる膜
厚100nmの第1遮光膜4を反射防止膜3上に形成し
た。
【0052】次にチャンバ内の圧力が1.0×10-4P
aになるまで排気した後、チャンバ内にアルゴンガス、
窒素ガス、二酸化炭素ガスの混合ガスをチャンバ内の圧
力が0.4Paになるまで導入した。このチャンバに供
給される混合ガスの流量パーセント比は、Ar:N2 :
CO2=4:2:1である。さらに、スパッタパワーを
2W/cm2にして、金属クロムをターゲットとしてス
パッタリングを行い、クロム酸化物、クロム窒化物、ク
ロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、ク
ロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物を含む膜厚5
nmの分割膜5を第1遮光膜4上に形成した。
aになるまで排気した後、チャンバ内にアルゴンガス、
窒素ガス、二酸化炭素ガスの混合ガスをチャンバ内の圧
力が0.4Paになるまで導入した。このチャンバに供
給される混合ガスの流量パーセント比は、Ar:N2 :
CO2=4:2:1である。さらに、スパッタパワーを
2W/cm2にして、金属クロムをターゲットとしてス
パッタリングを行い、クロム酸化物、クロム窒化物、ク
ロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、ク
ロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物を含む膜厚5
nmの分割膜5を第1遮光膜4上に形成した。
【0053】次に、チャンバ内の圧力が1.0×10-4
Paになるまでチャンバ内の雰囲気を排気した後、アル
ゴンガスを、チャンバ内の圧力が0.4Paになるまで
チャンバ内に導入した。しかる後、スパッタパワーを5
W/cm2に設定し、金属クロムをターゲットとしてス
パッタリングを行い、金属クロムからなる膜厚100n
mの第2遮光膜6を分割膜5上に形成した。なお、上記
膜3、4、5、6の形成時の基板2の温度は、すべて室
温である。
Paになるまでチャンバ内の雰囲気を排気した後、アル
ゴンガスを、チャンバ内の圧力が0.4Paになるまで
チャンバ内に導入した。しかる後、スパッタパワーを5
W/cm2に設定し、金属クロムをターゲットとしてス
パッタリングを行い、金属クロムからなる膜厚100n
mの第2遮光膜6を分割膜5上に形成した。なお、上記
膜3、4、5、6の形成時の基板2の温度は、すべて室
温である。
【0054】(実施例2)第2の実施形態に係るブラッ
クマスクBMは、以下の方法により製造した。まず、ガ
ラス基板2を、スパッタリング装置のチャンバ内に装着
し、チャンバ内を1.0×10-4Paまで排気した後、
チャンバ内に窒素ガス、酸素ガスの混合ガスをチャンバ
内の圧力が0.4Paになるまで導入した。このチャン
バに供給される混合ガスの流量パーセント比は、 N2:
O2=1:1である。さらに、スパッタパワーを10W
/cm2にして、金属クロムをターゲットとしてスパッ
タリングを行い、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム
酸化窒化物を含む膜厚54nmの第1反射防止膜10を
基板2上に形成した。
クマスクBMは、以下の方法により製造した。まず、ガ
ラス基板2を、スパッタリング装置のチャンバ内に装着
し、チャンバ内を1.0×10-4Paまで排気した後、
チャンバ内に窒素ガス、酸素ガスの混合ガスをチャンバ
内の圧力が0.4Paになるまで導入した。このチャン
バに供給される混合ガスの流量パーセント比は、 N2:
O2=1:1である。さらに、スパッタパワーを10W
/cm2にして、金属クロムをターゲットとしてスパッ
タリングを行い、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム
酸化窒化物を含む膜厚54nmの第1反射防止膜10を
基板2上に形成した。
【0055】次に、チャンバ内の圧力が1.0×10-4
Paになるまでチャンバ内の雰囲気を排気した後、アル
ゴンガス、窒素ガス、酸素ガスの混合ガスをチャンバ内
の圧力が0.4Paになるまで導入した。このチャンバ
に供給される混合ガスの流量パーセント比は、 Ar:
N2:O2=10:5:1である。しかる後、スパッタパ
ワーを7W/cm2に設定し、金属クロムをターゲット
としてスパッタリングを行い、クロム酸化物、クロム窒
化物、クロム酸化窒化物を含む膜厚41nmの第2反射
防止膜11を第1反射防止膜10上に形成した。
Paになるまでチャンバ内の雰囲気を排気した後、アル
ゴンガス、窒素ガス、酸素ガスの混合ガスをチャンバ内
の圧力が0.4Paになるまで導入した。このチャンバ
に供給される混合ガスの流量パーセント比は、 Ar:
N2:O2=10:5:1である。しかる後、スパッタパ
ワーを7W/cm2に設定し、金属クロムをターゲット
としてスパッタリングを行い、クロム酸化物、クロム窒
化物、クロム酸化窒化物を含む膜厚41nmの第2反射
防止膜11を第1反射防止膜10上に形成した。
【0056】次にチャンバ内の圧力が1.0×10-4P
aになるまで排気した後、アルゴンガスをチャンバ内の
圧力が0.4Paになるまで導入した。さらに、スパッ
タパワーを5W/cm2にして、金属クロムをターゲッ
トとしてスパッタリングを行い、金属クロムからなる膜
厚100nmの第1遮光膜4を第2反射防止膜11上に
形成した。
aになるまで排気した後、アルゴンガスをチャンバ内の
圧力が0.4Paになるまで導入した。さらに、スパッ
タパワーを5W/cm2にして、金属クロムをターゲッ
トとしてスパッタリングを行い、金属クロムからなる膜
厚100nmの第1遮光膜4を第2反射防止膜11上に
形成した。
【0057】次にチャンバ内の圧力が1.0×10-4P
aになるまで排気した後、チャンバ内にアルゴンガス、
窒素ガス、酸素ガスの混合ガスをチャンバ内の圧力が
0.4Paになるまで導入した。このチャンバに供給さ
れる混合ガスの流量パーセント比は、Ar:N2:O2=
2:1:1である。さらに、スパッタパワーを2W/c
m2にして、金属クロムをターゲットとしてスパッタリ
ングを行い、クロム酸化物、クロム窒化物及びクロム酸
化窒化物を含む膜厚5nmの分割膜5を第1遮光膜4上
に形成した。
aになるまで排気した後、チャンバ内にアルゴンガス、
窒素ガス、酸素ガスの混合ガスをチャンバ内の圧力が
0.4Paになるまで導入した。このチャンバに供給さ
れる混合ガスの流量パーセント比は、Ar:N2:O2=
2:1:1である。さらに、スパッタパワーを2W/c
m2にして、金属クロムをターゲットとしてスパッタリ
ングを行い、クロム酸化物、クロム窒化物及びクロム酸
化窒化物を含む膜厚5nmの分割膜5を第1遮光膜4上
に形成した。
【0058】次に、チャンバ内の圧力が1.0×10-4
Paになるまでチャンバ内の雰囲気を排気した後、アル
ゴンガスを、チャンバ内の圧力が0.4Paになるまで
チャンバ内に導入した。しかる後、スパッタパワーを5
W/cm2に設定し、金属クロムをターゲットとしてス
パッタリングを行い、金属クロムからなる膜厚100n
mの第2遮光膜6を分割膜5上に形成した。なお、上記
膜10、11、4、5、6の形成時の基板2の温度は、
すべて室温である。
Paになるまでチャンバ内の雰囲気を排気した後、アル
ゴンガスを、チャンバ内の圧力が0.4Paになるまで
チャンバ内に導入した。しかる後、スパッタパワーを5
W/cm2に設定し、金属クロムをターゲットとしてス
パッタリングを行い、金属クロムからなる膜厚100n
mの第2遮光膜6を分割膜5上に形成した。なお、上記
膜10、11、4、5、6の形成時の基板2の温度は、
すべて室温である。
【0059】(比較例)比較例に係るブラックマスクB
Mは、以下の方法により製造した。まず、ガラス基板2
を、スパッタリング装置のチャンバ内に装着し、チャン
バ内を1.0×10-4Paまで排気した後、チャンバ内
にアルゴンガス、窒素ガス及び二酸化炭素ガスの混合ガ
スをチャンバ内の圧力が0.4Paになるまで導入し
た。このチャンバに供給される混合ガスの流量パーセン
ト比は、Ar:N2:CO2=8:4:1である。さら
に、スパッタパワーを2W/cm2にして、金属クロム
をターゲットとしてスパッタリングを行い、クロム酸化
物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、
クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒
化炭化物を含む膜厚40nmの反射防止膜3を基板2上
に形成した。
Mは、以下の方法により製造した。まず、ガラス基板2
を、スパッタリング装置のチャンバ内に装着し、チャン
バ内を1.0×10-4Paまで排気した後、チャンバ内
にアルゴンガス、窒素ガス及び二酸化炭素ガスの混合ガ
スをチャンバ内の圧力が0.4Paになるまで導入し
た。このチャンバに供給される混合ガスの流量パーセン
ト比は、Ar:N2:CO2=8:4:1である。さら
に、スパッタパワーを2W/cm2にして、金属クロム
をターゲットとしてスパッタリングを行い、クロム酸化
物、クロム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、
クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒
化炭化物を含む膜厚40nmの反射防止膜3を基板2上
に形成した。
【0060】次にチャンバ内の圧力が1.0×10-4P
aになるまで排気した後、アルゴンガスをチャンバ内の
圧力が0.4Paになるまで導入した。さらに、スパッ
タパワーを5W/cm2にして、金属クロムをターゲッ
トとしてスパッタリングを行い、金属クロムからなる膜
厚200nmの遮光膜4を反射防止膜3上に形成した。
なお、上記膜3、4の形成時の基板2の温度は、すべて
室温である。
aになるまで排気した後、アルゴンガスをチャンバ内の
圧力が0.4Paになるまで導入した。さらに、スパッ
タパワーを5W/cm2にして、金属クロムをターゲッ
トとしてスパッタリングを行い、金属クロムからなる膜
厚200nmの遮光膜4を反射防止膜3上に形成した。
なお、上記膜3、4の形成時の基板2の温度は、すべて
室温である。
【0061】(評価方法及び結果)実施例1、実施例2
及び比較例に係るブラックマスクBMを用いてブラック
マスクパターンを形成した場合、実施例1及び実施例2
のブラックマスクBMには膜剥離等は発生せず、微細で
良好なエッジ形状を得ることができる。しかし比較例の
ブラックマスクBMには膜応力によって膜剥離が発生す
る場合があり、微細なエッジ形状を得ることができな
い。
及び比較例に係るブラックマスクBMを用いてブラック
マスクパターンを形成した場合、実施例1及び実施例2
のブラックマスクBMには膜剥離等は発生せず、微細で
良好なエッジ形状を得ることができる。しかし比較例の
ブラックマスクBMには膜応力によって膜剥離が発生す
る場合があり、微細なエッジ形状を得ることができな
い。
【0062】また、実施例1、実施例2及び比較例に係
るブラックマスクBMが形成された透明基板2を用意
し、透明基板2側から入射光を照射して、ブラックマス
クBMからの光の反射率を測定した。この反射率は、ミ
ノルタCM−2002分光測色計を用いて測定した。
るブラックマスクBMが形成された透明基板2を用意
し、透明基板2側から入射光を照射して、ブラックマス
クBMからの光の反射率を測定した。この反射率は、ミ
ノルタCM−2002分光測色計を用いて測定した。
【0063】図4は、このようにして測定した入射光の
波長(nm)と反射率(%)との関係を示すグラフであ
る。実施例1に係るブラックマスクBMを透明基板2上
に形成した場合、その反射率(E1)は、波長500〜
600nmの領域において6%以下である。さらに、実
施例2に係るブラックマスクBMを透明基板2上に形成
した場合、その反射率(E2)は、波長400〜700
nmの領域において6%以下であり、波長依存性は実施
例1のものよりも低減されている。なお、比較例の反射
率は実施例1の反射率(E1)の場合と同一であり、分
割膜の導入によって反射率には影響しない。
波長(nm)と反射率(%)との関係を示すグラフであ
る。実施例1に係るブラックマスクBMを透明基板2上
に形成した場合、その反射率(E1)は、波長500〜
600nmの領域において6%以下である。さらに、実
施例2に係るブラックマスクBMを透明基板2上に形成
した場合、その反射率(E2)は、波長400〜700
nmの領域において6%以下であり、波長依存性は実施
例1のものよりも低減されている。なお、比較例の反射
率は実施例1の反射率(E1)の場合と同一であり、分
割膜の導入によって反射率には影響しない。
【0064】なお、上記実施例に係るブラックマスクB
Mについて、さらに、この上に赤色のレジストを塗布
後、露光、現像を行って赤色画素の形成を行い、青、緑
の画素を作製し、さらに、この上に、ITO電極を成膜
したのち、配向膜の作製、ラビング、スペーサーの散
布、ラビングした配向膜を表面に有する対向電極基板の
接着、液晶の注入、封止、偏光膜の接着等の一連の操作
を行うことにより製造される液晶ディスプレイは、従来
の液晶ディスプレイよりも、低反射で、コントラスト等
の表示性能が優るものである。
Mについて、さらに、この上に赤色のレジストを塗布
後、露光、現像を行って赤色画素の形成を行い、青、緑
の画素を作製し、さらに、この上に、ITO電極を成膜
したのち、配向膜の作製、ラビング、スペーサーの散
布、ラビングした配向膜を表面に有する対向電極基板の
接着、液晶の注入、封止、偏光膜の接着等の一連の操作
を行うことにより製造される液晶ディスプレイは、従来
の液晶ディスプレイよりも、低反射で、コントラスト等
の表示性能が優るものである。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、膜応力により膜剥離等
の発生しないブラックマスク、鮮明な画像が得られるカ
ラーフィルター及び液晶ディスプレイを提供することが
可能である。
の発生しないブラックマスク、鮮明な画像が得られるカ
ラーフィルター及び液晶ディスプレイを提供することが
可能である。
【図1】カラーフィルターの断面図。
【図2】別の実施形態に係るカラーフィルターの断面
図。
図。
【図3】液晶ディスプレイの断面図。
【図4】入射光の波長(nm)と反射率(%)との関係
を示すグラフである。
を示すグラフである。
【図5】比較例に係るカラーフィルターの断面図。
3…反射防止膜、4…第1遮光膜、5…分割膜、6…第
2遮光膜、10…第1反射防止膜、11…第2反射防止
膜、BM…ブラックマスク、1…カラーフィルター、1
00…液晶ディスプレイ。
2遮光膜、10…第1反射防止膜、11…第2反射防止
膜、BM…ブラックマスク、1…カラーフィルター、1
00…液晶ディスプレイ。
Claims (7)
- 【請求項1】 ブラックマスクにおいて、透明基板上に
形成され、少なくとも1層以上の金属化合物からなる反
射防止膜と、前記反射防止膜上に形成され、金属膜を少
なくとも1層以上の金属化合物膜で厚み方向に分割した
遮光膜と、を備えることを特徴とするブラックマスク。 - 【請求項2】 前記遮光膜は、金属クロム膜を、少なく
とも1層以上のクロム化合物膜で厚み方向に分割するこ
とにより形成することを特徴とする請求項1に記載のブ
ラックマスク。 - 【請求項3】 前記遮光膜を分割する前記クロム化合物
膜は、クロム酸化物、クロム窒化物、クロム炭化物、ク
ロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロム窒化炭化物
及びクロム酸化窒化炭化物からなる群から選ばれる少な
くとも1種を含むことを特徴とする請求項1又は2に記
載のブラックマスク。 - 【請求項4】 前記反射防止膜は、クロム酸化物、クロ
ム窒化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸
化炭化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物
からなる群から選ばれる少なくとも1種を含むことを特
徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブラッ
クマスク。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
ブラックマスクと、 前記ブラックマスクがその上に形成された前記透明基板
と、 前記ブラックマスクの複数の開口内に配置された着色樹
脂と、 を備えることを特徴とするカラーフィルター。 - 【請求項6】 請求項5に記載のカラーフィルターを備
える第1基板と、 複数の電極を備える第2基板と、 前記第1及び第2基板間に挟持され、前記電極に所定の
電位を印加することにより、前記ブラックマスクの複数
の開口に対向する領域毎にその配向を変化させることが
できる液晶層と、 を備えることを特徴とする液晶ディスプレイ。 - 【請求項7】 透明基板上に、クロム酸化物、クロム窒
化物、クロム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭
化物、クロム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物から
なる群から選ばれる少なくとも1種を含む組成の異なる
反射防止膜を1層以上形成する工程と、 前記反射防止膜上に金属クロムを含む第1遮光膜を形成
する工程と、 前記第1遮光膜上にクロム酸化物、クロム窒化物、クロ
ム炭化物、クロム酸化窒化物、クロム酸化炭化物、クロ
ム窒化炭化物及びクロム酸化窒化炭化物からなる群から
選ばれる少なくとも1種を含む分割膜を形成する工程と
前記分割膜上に金属クロムを含む第2遮光膜を形成する
工程と、を備えることを特徴とするブラックマスクの製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15159498A JPH11344603A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | ブラックマスク、カラーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマスクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15159498A JPH11344603A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | ブラックマスク、カラーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマスクの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11344603A true JPH11344603A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15521944
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15159498A Pending JPH11344603A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-01 | ブラックマスク、カラーフィルター、液晶ディスプレイ及びブラックマスクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11344603A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010088332A (ko) * | 2000-02-16 | 2001-09-26 | 카나가와 치히로 | 포토마스크 블랭크, 포토마스크 및 이들의 제조 방법 |
| WO2008059712A1 (fr) * | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Élément optique, moule de transfert, procédé de fabrication de moule de transfert et procédé de fabrication d'élément optique |
| CN100403150C (zh) * | 2004-03-03 | 2008-07-16 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 主动矩阵型液晶显示装置 |
| CN100405135C (zh) * | 2002-07-02 | 2008-07-23 | Idc公司 | 一种具有光吸收掩模的装置及其加工方法 |
| JP2014232530A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. | 表示装置 |
-
1998
- 1998-06-01 JP JP15159498A patent/JPH11344603A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010088332A (ko) * | 2000-02-16 | 2001-09-26 | 카나가와 치히로 | 포토마스크 블랭크, 포토마스크 및 이들의 제조 방법 |
| CN100405135C (zh) * | 2002-07-02 | 2008-07-23 | Idc公司 | 一种具有光吸收掩模的装置及其加工方法 |
| CN100403150C (zh) * | 2004-03-03 | 2008-07-16 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 主动矩阵型液晶显示装置 |
| WO2008059712A1 (fr) * | 2006-11-17 | 2008-05-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Élément optique, moule de transfert, procédé de fabrication de moule de transfert et procédé de fabrication d'élément optique |
| JP2014232530A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. | 表示装置 |
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