JPH11344676A - 顕微鏡画像撮影システム - Google Patents

顕微鏡画像撮影システム

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JPH11344676A
JPH11344676A JP10153205A JP15320598A JPH11344676A JP H11344676 A JPH11344676 A JP H11344676A JP 10153205 A JP10153205 A JP 10153205A JP 15320598 A JP15320598 A JP 15320598A JP H11344676 A JPH11344676 A JP H11344676A
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JP
Japan
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photographing
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unit
image
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JP10153205A
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English (en)
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Akitoshi Suzuki
昭俊 鈴木
Takashi Sekiguchi
隆志 関口
Osamu Shoji
修 庄司
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、標本を拡大撮影する範囲を複数の
領域に分割し、各領域を所定の倍率で拡大撮影する顕微
鏡画像撮影システムに関し、重要性の高い領域から拡大
撮影を行える顕微鏡画像撮影システムを提供することを
目的とする。 【解決手段】 標本を拡大撮影する範囲を取得する範囲
取得手段と、拡大撮影する際の倍率を取得する倍率取得
手段と、該倍率に対応する画角に応じ該範囲を複数の領
域に分割する分割手段と、該複数の領域を該倍率で拡大
撮影する撮影手段とを備えた顕微鏡画像撮影システムに
おいて、該範囲を包含する顕微鏡画像を取得して分割手
段で分割された各領域の顕微鏡画像の特性に基づき各領
域の対象物と背景との比を検出する領域特性検出手段
と、対象物の占める割合に応じて各領域を拡大撮影する
際の順序を決定する撮影順序決定手段とを備え、撮影手
段は撮影順序決定手段で決定された順序で各領域を拡大
撮影することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、標本を拡大撮影す
る範囲を複数の領域に分割し、各領域を所定の倍率で拡
大撮影する顕微鏡画像撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の顕微鏡画像撮影システムには、操
作者によって指定された撮影範囲と対物レンズの倍率と
に基づき、その撮影範囲を対物レンズの画角に応じた複
数の領域に分割して撮影するものがある。一般に、この
ような顕微鏡画像撮影システムは、標本全体を撮影する
ための低倍率の対物レンズと、顕微鏡画像を表示するモ
ニタと、撮影範囲を指定する位置入力装置(例えば、マ
ウスなど)を有している。
【0003】操作者は、このような顕微鏡画像撮影シス
テムを用いて標本全体を詳細に観察したい場合、低倍率
の対物レンズによる撮影で得られた画像(以下、「マク
ロ観察画像」という。)から、高倍率で撮影すべき撮影
範囲を位置入力装置を介して指定する。また、特開平9
−138355号公報には、操作者の手間を低減するた
めに、標本全体が含まれる矩形の撮影範囲を自動認識
し、その撮影範囲を対物レンズの画角に応じた複数の領
域に分割して撮影する技術が開示されている。
【0004】さらに、特開平9−138355号公報で
は、分割された複数の領域の内、標本が存在しない領域
を撮影の対象から削除する技術も開示されている。した
がって、特開平9−138355号公報に開示された技
術が適用された顕微鏡画像撮影システムでは、標本が存
在する領域のみを所望の倍率で撮影することができる。
【0005】ところで、標本が存在する領域であって
も、標本の占める割合が低い領域や標本のみで占められ
る領域などがあり、各領域での標本の占める割合は一定
ではない。例えば、臓器の周辺部分に発生するようなが
んの場合、標本の占める割合の低い領域の重要性が高
く、臓器の内部に発生するようながんの場合、標本の占
める割合の高い領域の重要性が高くなる。
【0006】このように、がんの発生する場所、あるい
は、進行度などにより、標本の占める割合の重要性が異
なる場合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−1
38355号公報では、標本が含まれているか否かを認
識することについては記載されているが、標本の占める
割合に応じて領域を区別することについては何ら記載さ
れていない。すなわち、特開平9−138355号公報
では、標本が存在する領域については、全て一律に取り
扱われることになる。
【0008】したがって、特開平9−138355号公
報に開示された技術では、重要性が高い領域を優先的に
観察したいという要求に応じることができず、検査の効
率を向上することが難しかった。そこで、請求項1ない
し請求項7に記載の発明は、重要性の高い領域から拡大
撮影を行える顕微鏡画像撮影システムを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の顕微鏡
画像撮影システムは、標本を拡大撮影する範囲を取得す
る範囲取得手段と、標本を拡大撮影する際の倍率を取得
する倍率取得手段と、倍率取得手段によって取得された
倍率に対応する画角に応じ、範囲取得手段によって取得
された範囲を複数の領域に分割する分割手段と、分割手
段によって分割された複数の領域を倍率取得手段によっ
て取得された倍率で拡大撮影する撮影手段とを備えた顕
微鏡画像撮影システムにおいて、範囲取得手段によって
取得された範囲を包含する顕微鏡画像を取得し、分割手
段によって分割された各領域に相当する顕微鏡画像の特
性に基づいて各領域に対する対象物と背景との比を検出
する領域特性検出手段と、領域特性検出手段による検出
結果に基づき各領域の対象物の占める割合に応じて、各
領域を拡大撮影する際の順序を決定する撮影順序決定手
段とを備え、撮影手段は、撮影順序決定手段によって決
定された順序で当該領域を拡大撮影することを特徴とす
る。
【0010】請求項2に記載の顕微鏡画像撮影システム
は、請求項1に記載の顕微鏡画像撮影システムにおい
て、領域特性検出手段は、対象物と背景との少なくとも
一方の色情報を予め保持し、分割手段によって分割され
た各領域に相当する顕微鏡画像の内、対象物または背景
の色と一致しているとみなせる部分を色情報に基づいて
識別することによって、対象物と背景との比を検出する
ことを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の顕微鏡画像撮影システム
は、請求項1または請求項2に記載の顕微鏡画像撮影シ
ステムにおいて、撮影順序決定手段は、領域特性検出手
段による検出結果に基づいて対象物の占める割合が予め
決められた閾値を上回る領域を選択し、該領域を拡大撮
影する際の順序を決定することを特徴とする。請求項4
に記載の顕微鏡画像撮影システムは、請求項1ないし請
求項3の何れか1項に記載の顕微鏡画像撮影システムに
おいて、撮影手段による拡大撮影の中断を指示する外部
操作を受け付ける中断指示手段を備え、撮影手段は、中
断指示手段を介して拡大撮影の中断を指示する外部操作
が受け付けられると、拡大撮影を中断することを特徴と
する。
【0012】請求項5に記載の顕微鏡画像撮影システム
は、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の顕微
鏡画像撮影システムにおいて、撮影順序決定手段によっ
て決定された順序を外部に供給する順序出力手段と、撮
影順序決定手段によって決定された順序を変更する外部
操作を受け付ける順序変更手段とを備え、撮影順序決定
手段は、順序変更手段を介して受け付けられた外部操作
に応じて、領域を拡大撮影する際の順序を変更すること
を特徴とする。
【0013】請求項6に記載の顕微鏡画像撮影システム
は、請求項4に記載の顕微鏡画像撮影システムにおい
て、撮像手段による拡大撮影によって得られた顕微鏡画
像を表示する表示手段と、通信システムとを備え、中断
指示手段および表示手段は、通信システムを介して撮像
手段との情報の伝達を行うことを特徴とする。請求項7
に記載の顕微鏡画像撮影システムは、請求項5に記載の
顕微鏡画像撮影システムにおいて、通信システムを備
え、順序出力手段および順序変更手段は、通信システム
を介して撮像手段との情報の伝達を行うことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて請求項1な
いし請求項7に記載の発明の実施形態について詳細を説
明する。図1は、本実施形態の顕微鏡画像撮影システム
の機能ブロック図である。図において、顕微鏡100を
有する顕微鏡画像送信端末101と顕微鏡画像受信端末
102とは、通信回線103を介して接続される。
【0015】顕微鏡画像送信端末101において、顕微
鏡100は、水平移動や上下移動が可能なスキャニング
ステージ104と種々の倍率(例えば、0.5×,1
×,2×,4×,10×,20×,40×,60×,1
00×)に切り換え可能な対物レンズ105とを有す
る。顕微鏡100の上部には、標本を撮影するビデオカ
メラ106が取り付けられている。
【0016】スキャニングステージ104は、スキャニ
ングステージ104の水平移動や上下移動を制御するス
キャニングステージコントローラ107に接続される。
また、顕微鏡画像送信端末101は、制御部108,画
像メモリ109,画像処理部110,操作部111,通
信処理部112,画像入出力部113およびモニタ11
4を有する。
【0017】制御部108は、顕微鏡100の対物レン
ズ105の可動部,スキャニングステージコントローラ
107,画像メモリ109の制御用の端子,画像処理部
110の制御用の端子,操作部111および通信処理部
112の制御用の端子に接続される。なお、制御部10
8の処理については、後述する。画像入出力部113の
入力は、ビデオカメラ106の画像出力用の端子および
画像メモリ109の画像出力用の端子に接続され、画像
入出力部113の出力は、画像メモリ109の画像入力
用の端子およびモニタ114に接続される。
【0018】また、画像メモリ109の画像入力用の端
子は、画像処理部110の画像出力用の端子にも接続さ
れ、画像メモリ109の画像出力用の端子は、画像処理
部110の画像入力用の端子および通信処理部112の
画像入力用の端子にも接続される。なお、図1におい
て、画像の経路については、二重線で示す。
【0019】画像入出力部113は、ビデオカメラ10
6によって撮像された被写体像を顕微鏡画像として取り
込み、取り込んだ顕微鏡画像をAD変換してモニタ11
4および画像メモリ109に供給する。画像メモリ10
9は、画像入出力部113から供給された顕微鏡画像を
記録しつつ、画像処理部110および通信処理部112
に供給する。また、画像メモリ109は、画像処理部1
10によって画像処理が施された画像を記録しつつ、画
像入出力部113に供給する。
【0020】画像入出力部113は、画像処理部110
によって画像処理が施されて画像メモリ109を介して
供給された画像についてもモニタ114に供給する。な
お、通信処理部112に供給された顕微鏡画像は、通信
回線103を介して顕微鏡画像受信端末102に供給さ
れる。顕微鏡画像受信端末102は、制御部120,通
信処理部121,画像メモリ122,画像処理部12
3,操作部124,画像入出力部125およびモニタ1
26を有する。
【0021】制御部120は、通信処理部121の制御
用の端子,画像メモリ122の制御用の端子,画像処理
部123の制御用の端子および操作部124に接続され
る。なお、制御部120の処理については、後述する。
通信処理部121の画像出力用の端子は、画像メモリ1
22の画像入力用の端子に接続される。また、画像メモ
リ122の画像入力用の端子は、画像処理部123の画
像出力用の端子にも接続される。
【0022】画像メモリ122の画像出力用の端子は、
画像処理部123の画像入力用の端子および画像入出力
部125の入力に接続される。画像入出力部125の出
力は、モニタ126に接続される。通信処理部121
は、通信回線103を介して受信した顕微鏡画像を画像
メモリ122に供給する。
【0023】画像メモリ122は、通信処理部121か
ら供給された顕微鏡画像を記録しつつ、画像処理部12
3および画像入出力部125に供給する。また、画像メ
モリ122は、画像処理部123によって画像処理が施
された画像を記録しつつ、画像入出力部125に供給す
る。画像入出力部125は、画像メモリ122から供給
された画像をモニタ126に供給する。
【0024】なお、顕微鏡画像送信端末101内の操作
部111および顕微鏡画像受信端末102内の操作部1
24は、例えば、キーボードやマウスなどである。操作
部111は、操作者による対物レンズ105の倍率の設
定,撮影の順序の変更などの外部操作を受け付け、操作
部124は、撮影の中断の指示を受け付ける。ところ
で、請求項1ないし請求項7に記載の発明と本実施形態
との対応関係については、範囲取得手段は、制御部10
8の「拡大撮影の対象となる領域を決定する機能」に対
応する。
【0025】倍率取得手段は、操作部111の「倍率の
設定を受け付ける機能」に対応する。分割手段は、画像
処理部110の「マクロ観察画像を複数の領域に分割す
る機能」に対応する。撮影手段は、顕微鏡100(対物
レンズ105およびスキャニングステージ104を含
む),スキャニングステージコントローラ107および
ビデオカメラ106に対応する。
【0026】領域特性検出手段は、画像処理部110の
「標本が示す割合を検出する機能」に対応する。撮影順
序決定手段は、制御部108の「撮影の順序を決定する
機能」に対応する。中断指示手段は、操作部124の
「撮影の中断の指示を受け付ける機能」に対応する。
【0027】順序出力手段は、モニタ114に対応す
る。順序変更手段は、操作部111の「撮影の順序の変
更を受け付ける機能」に対応する。表示手段は、モニタ
126に対応する。通信システムは、通信処理部11
2,121に対応する。
【0028】図2および図3は、顕微鏡画像送信端末の
動作フローチャートである。図4は、顕微鏡画像受信端
末の動作フローチャートである。以下、図1ないし図4
を参照して本実施形態の動作を説明する。なお、本実施
形態では、例えば、病理医のいない病院から大学の医学
部の病理教室へ顕微鏡画像を送信し、がんの進行度に関
するコンサルテーションを依頼する処理を想定してい
る。
【0029】また、コンサルテーションの対象となる標
本は、予め決められた染色方法(例えば、HE染色、ア
ザン染色など)によって染色されているとする。さら
に、画像処理部110には、このような染色方法によっ
て標本が染められる色と同系色の色情報(以下、「染色
の色情報」という。)が予め格納されているとする。こ
こで、図2は、顕微鏡画像送信端末の操作者によって、
コンサルテーションの依頼にかかわる処理の開始が指示
された時点からの動作フローチャートを示し、図4は、
顕微鏡画像の受信が開始された時点からの動作フローチ
ャートを示す。
【0030】図2のS1において、制御部108は、顕
微鏡100に対してマクロ観察画像の生成を指示する。
すなわち、制御部108は、対物レンズ105をマクロ
観察用の倍率(例えば、0.5倍)に切り換えると共
に、スキャニングステージコントローラ107を介して
スキャニングステージ104を所定の位置に固定する。
なお、ビデオカメラ106では、常時撮像が行われて、
被写体像が画像入出力部113に供給される。また、上
述したように画像入出力部113は、ビデオカメラ10
6から供給される被写体像を顕微鏡画像として取り込
み、取り込んだ顕微鏡画像をモニタ114および画像メ
モリ109に供給する。モニタ114では、図5(1)
のように、マクロ観察画像が表示される。
【0031】図2のS2において、制御部108は、操
作者が操作部111を介して対物レンズ105の倍率の
設定を依頼するまで待機する。制御部108は、このよ
うに待機している状態で、操作者が対物レンズ105の
倍率を設定すると、図2のS3の処理を行う。図2のS
3において、制御部108は、操作者によって設定され
た倍率に応じてマクロ観察画像を複数の領域に分割する
ことを画像メモリ109および画像処理部110に指示
する。なお、制御部108は、このような指示に際し、
画像処理部110に対し、操作者によって設定された倍
率を通知する。
【0032】このように指示されると、画像メモリ10
9は、画像入出力部113から供給されるマクロ観察画
像を記録する。なお、画像メモリ109では、ビデオカ
メラ106内の撮像素子(図示省略)の各画素に対応す
る色情報を記録することによって、マクロ観察画像が記
録される。
【0033】一方、画像処理部110は、画像メモリ1
09に記録されたマクロ観察画像を取り込む。また、画
像処理部110は、制御部108から通知された倍率に
対応する画角に応じてマクロ観察画像が複数の領域に分
割されるように、マクロ観察画像にメッシュ状の画像を
重ね合わせる。なお、このようにしてメッシュ状の画像
が重ね合わされたマクロ観察画像は、画像メモリ109
に一旦記録され、画像入出力部113を介してモニタ1
14に供給される。モニタ114では、図5(2)のよ
うな画像が表示される。
【0034】このような処理が行われている過程で、制
御部108は、各領域の中心位置を算出し、図6に示す
ようなテーブルを生成する。なお、この時点では、制御
部108は、「標本の占める割合」および「撮影順序」
の欄を初期化しておく。図2のS4において、制御部1
08は、各領域に対する標本の占める割合の算出を画像
処理部110に指示する。
【0035】画像処理部110は、このように指示され
ると、各領域内の全ての画素の色情報と上述した「染色
の色情報」とを比較することによって、標本が染められ
た色に近い画素を計数する。また、画像処理部110
は、このように計数した画素数(標本が染められた色に
近い画素の数)と各領域内の全画素数とに基づき、各領
域毎に標本の占める割合を算出する。
【0036】なお、このように算出された各領域毎の標
本の占める割合は、制御部108に通知され、各領域に
対応付けられて上述したテーブルの「標本の占める割
合」の欄に格納される。図2のS5において、制御部1
08は、標本の占める割合が予め決められた値を下回る
領域を拡大撮影の対象から外して、拡大撮影の対象とな
る領域を決定する。
【0037】すなわち、制御部108は、テーブルを参
照して、標本の占める割合が予め決められた値を下回る
領域を検出し、その領域に関する情報を削除する。図2
のS6において、制御部108は、標本の占める割合に
基づき拡大撮影の対象となる領域の撮影順序を決定す
る。本実施形態では、上述したように、がんの進行度に
関するコンサルテーションを依頼する処理を想定してい
るため、撮影順序を標本の占める割合が高い順とする。
【0038】すなわち、制御部108は、テーブルの
「標本の占める割合」の欄に格納された値が大きい順に
撮影順序を決定し、このように決定した撮影順序をテー
ブルの「撮影順序」の欄に格納する。なお、制御部10
8は、標本の占める割合が一致する領域については、
「領域の識別番号」が小さい順に撮影順序を決定する。
【0039】ところで、初期のがんに関するコンサルテ
ーションを依頼する処理では、拡大撮影の対象となる領
域の撮影順序を標本の占める割合が低い順にしても良
い。また、撮影順序を標本の示す割合の高い順とするか
低く順とするかは、操作者が操作部111を介して指示
するものとする。図2のS7において、制御部108
は、撮影順序をマクロ観察画像上に表示することを画像
処理部110に指示する。なお、制御部108は、この
ような指示に際し、画像処理部110に対して、各領域
に対応する撮影順序を通知する。
【0040】画像処理部110は、このように指示され
ると、マクロ観察画像の各領域に撮影順序を示す数字を
重ね合わせる。なお、このようにして撮影順序を示す数
字が重ね合わされたマクロ観察画像は、画像メモリ10
9に一旦記録され、画像入出力部113を介してモニタ
114に供給される。モニタ114では、図5(3)の
ような画像が表示される。
【0041】したがって、操作者は、モニタ114に表
示された画像によって、撮影順序を確認することができ
る。図2のS8において、制御部108は、操作者が操
作部111を介して各領域の撮影の開始を依頼するまで
待機する。制御部108は、このように待機している状
態において、図2S9の処理を行う。
【0042】図2S9において、制御部108は、操作
者が操作部111を介して撮影順序の変更を指示したか
否かを判定する。このような判定によって操作者が撮影
順序の変更を指示したことを認識した場合、制御部10
8は、図2S10の処理を行う。図2S10において、
制御部108は、操作者による撮影順序の変更の指示に
応じて撮影順序を変更する。
【0043】ここで、モニタ114に図7(1)に示す
ようなメニューが表示でき、操作者が操作部111を介
して特定の領域やメニューの項目が選択できる顕微鏡画
像撮影システムを考える。このような顕微鏡画像撮影シ
ステムにおいて、例えば、図7(2)に示すように、撮
影順序が4番目の領域とメニュー内の「一番前」の項目
が選択された場合、制御部108は、上述したテーブル
の「撮影順序」の欄の値を以下のように変更する。
【0044】 1->2 2->3 3->4 4->1 なお、このように変更された撮影順序は、図2のS7と
同様にマクロ観察画像上に表示される。すなわち、モニ
タ114では、図7(3)のような画像が表示される。
【0045】ところで、制御部108は、操作者が操作
部111を介して各領域の撮影の開始を依頼した場合、
図3のS11の処理を行う。図3のS11において、制
御部108は、顕微鏡100に対して撮影順序に応じて
各領域の顕微鏡画像を生成することを指示する。すなわ
ち、制御部108は、対物レンズ105を操作者から依
頼させた倍率に切り換えると共に、スキャニングステー
ジコントローラ107に対して、テーブルの「撮影順
序」の順に「中心位置」の値を通知する。また、制御部
108は、スキャニングステージコントローラ107に
よってスキャニングステージ104が固定されるタイミ
ングを画像メモリ109に通知する。
【0046】なお、このような状態において、ビデオカ
メラ106では拡大撮影が行われ、拡大撮影によって得
られた顕微鏡画像は、画像入出力部113を介して画像
メモリ109に常時供給される。スキャニングステージ
コントローラ107は、制御部108から通知される
「中心位置」に応じてスキャニングステージ104を固
定する。
【0047】また、画像メモリ109は、画像入出力部
113から供給される顕微鏡画像を制御部108から通
知されるタイミングで一時記録する。したがって、画像
メモリ109では、スキャニングステージ104が固定
された状態で拡大撮影によって得られた顕微鏡画像が一
時記録される。図3のS12において、制御部108
は、通信処理部112に対して、画像メモリ109に一
時記録された顕微鏡画像を顕微鏡画像受信端末102に
送信することを指示する。
【0048】通信処理部112では、このように指示さ
れると、画像メモリ109に顕微鏡画像が記録される度
に、その顕微鏡画像を顕微鏡画像受信端末102内の通
信処理部121に送信する。なお、通信処理部112
は、顕微鏡画像受信端末102内の通信処理部121と
の間で所定の通信プロトコルに応じて通信制御を行い、
顕微鏡画像受信端末102に対してコンサルテーション
を依頼する旨を予め通知しているものとする。また、通
信処理部112は、顕微鏡画像受信端末102に対して
顕微鏡画像の送信の開始や終了などを通知できる。
【0049】図3S13において、制御部108は、拡
大撮影の対象となった全ての領域の顕微鏡画像の生成お
よび送信が終了したか否かを判定する。このような判定
によって、全ての領域の顕微鏡画像の生成および送信が
終了していないことを認識した場合、制御部108は、
図3S14の処理を行う。ところで、図4S101にお
いて、顕微鏡画像受信端末102内の制御部120は、
顕微鏡画像送信端末101による顕微鏡画像の送信が開
始されるまで待機する。制御部120は、このように待
機している状態で、通信処理部121を介して、顕微鏡
画像送信端末101内の通信処理部112による顕微鏡
画像の送信が開始される旨が通知されると、図4のS1
02以降の処理を行う。
【0050】図4のS102において、制御部120
は、顕微鏡画像の受信を通信処理部121および画像メ
モリ122に指示する。通信処理部121は、このよう
に指示されると、顕微鏡画像送信端末101によって送
信される顕微鏡画像を受信し、画像メモリ122に供給
する。画像メモリ122では、通信処理部121から供
給された顕微鏡画像を記録する。
【0051】このようにして画像メモリ122に記録さ
れた顕微鏡画像は、画像入出力部125を介してモニタ
126に供給される。すなわち、図4のS103におい
て、モニタ126には、顕微鏡画像が表示される。図4
のS104において、制御部120は、顕微鏡画像送信
端末101による顕微鏡画像の送信が終了したか否かを
判定する。このような判定によって、顕微鏡画像の送信
が終了していないことを認識した場合、制御部120
は、図4S105の処理を行う。
【0052】図4のS105において、制御部120
は、操作者(ここでは、病理医に相当する)が操作部1
24を介して顕微鏡画像の受信を中断する指示を行った
か否かを判定する。このような判定によって、顕微鏡画
像の受信の中断が指示されたことを認識した場合、制御
部120は、図4のS106の処理を行う。また、顕微
鏡画像の受信の中断が指示されていないことを認識した
場合、制御部120は、図4のS102以降の処理を繰
り返し行う。
【0053】図4のS106において、制御部120
は、通信処理部121を介し、顕微鏡画像送信端末10
1に対して顕微鏡画像の生成および送信の中断を指示す
る。図3のS14において、制御部108は、顕微鏡画
像受信端末102から顕微鏡画像の生成および送信の中
断が指示されたか否かを判定する。このような判定によ
って、顕微鏡画像の生成および送信の中断が指示された
ことを認識した場合、制御部108は、図3のS15の
処理を行う。また、顕微鏡画像の生成および送信の中断
が指示されていないことを認識した場合、制御部108
は、図3のS11以降の処理を繰り返し行う。
【0054】図3のS15において、制御部108は、
顕微鏡画像の生成を中断することをスキャニングステー
ジコントローラ107および画像メモリ109に指示
し、顕微鏡画像の送信を中断することを通信処理部11
2に指示する。この時、制御部108は、スキャニング
ステージコントローラ107に対する「中心位置」の値
の通知も中断する。
【0055】以上説明したように、本実施形態では、顕
微鏡画像受信端末102側の操作者である病理医は、が
んの進行度に関するコンサルテーションを依頼された場
合、標本の内部(標本の占める割合が高い領域)の顕微
鏡画像を優先的に観察することができる。すなわち、病
理医は、重要性が高い顕微鏡画像を優先的に観察するこ
とができる。
【0056】したがって、本実施形態によれば、コンサ
ルテーションの対象である標本の観察を効率良く行うこ
とができる。また、本実施形態では、病理医は、コンサ
ルテーションに必要な顕微鏡画像が受信された時点で、
顕微鏡画像の伝送を中断することができる。したがっ
て、本実施形態によれば、コンサルテーションが完了す
るまでに要する顕微鏡画像の伝送時間を短縮することが
できる。
【0057】ところで、標本の占める割合を算出する方
法として、マクロ観察画像をモノクロ画像に変換し、そ
のモノクロ画像を予め決められた閾値によって2値化し
て標本部分か否かを示す2値化データを生成する方法が
考えられる。しかし、このような方法は、ノイズなどに
影響されて2値化データを精度良く生成することができ
ない可能性がある。
【0058】これに対して本実施形態では、標本の占め
る割合を算出する際に色情報を用いているため、標本部
を精度良く認識することができる。なお、本実施形態で
は、染色された標本をコンサルテーションの対象として
いるため標本の占める割合を算出する際に「染色の色情
報」を用いているが、標本部分と背景部分とを判別でき
る色情報であれば、如何なる色情報を用いても良い。
【0059】また、本実施形態では、顕微鏡画像送信端
末101側の操作者の指示によって撮影順序の変更が行
われるが、図2のS7〜S10の処理を顕微鏡画像受信
端末102で行って、顕微鏡画像受信端末102側の操
作者である病理医の指示によって撮影順序の変更が行わ
れても良い。さらに、本実施形態では、標本全体を拡大
撮影の対象物とし、標本が存在する領域を拡大撮影の範
囲としているが、このような拡大撮影の範囲について
は、モニタ114にマクロ観察画像が表示された際に操
作部111を介して操作者が指定した範囲でも良い。
【0060】また、マクロ観察画像を通信回線103を
介して顕微鏡画像受信端末102内のモニタ126に表
示できる顕微鏡画像撮影システムでは、顕微鏡画像受信
端末102側の操作者によって拡大撮影する撮影範囲が
指示されても良い。さらに、本実施形態では、ビデオカ
メラ106によって顕微鏡撮影が行われるが、例えば、
電子スチルカメラであっても良い。ただし、本発明が適
用された顕微鏡画像撮影システムに用いる電子スチルカ
メラは、ファインダ画面をモニタ114に表示でき、制
御部108によって撮影のタイミングが制御される必要
がある。
【0061】ところで、本実施形態では、標本が存在す
る領域を拡大撮影の対象としているが、例えば、標本の
一部が染色されている場合、その部分を拡大撮影の対象
とすることができる。
【0062】
【発明の効果】上述したように、請求項1に記載の発明
では、対象物の占める割合に応じ、重要である可能性が
高い領域の顕微鏡画像を速やかに生成することができ
る。
【0063】請求項2に記載の発明では、各領域の対象
物の占める割合を精度良く検出することができる。請求
項3に記載の発明では、対象物が存在しない領域や対象
物の占める割合が低い領域を拡大撮影の対象から外すこ
とができる。請求項4に記載の発明では、操作者の指示
によって拡大撮影が中断できる。また、請求項6に記載
の発明では、顕微鏡画像の観察者が遠隔地にいる場合で
あっても、その観察者の指示によって拡大撮影の中断が
行える。
【0064】そのため、請求項4および請求項6に記載
の発明では、重要な領域の拡大撮影が完了した時点で拡
大撮影を中断することができる。請求項5に記載の発明
では、操作者の指示に基づき拡大撮影を行う順序が変更
できる。また、請求項7に記載の発明では、顕微鏡画像
の観察者が遠隔地にいる場合であっても、その観察者の
指示に基づき拡大撮影を行う順序が変更できる。
【0065】そのため、請求項5および請求項7に記載
の発明では、対象物だけで占められる領域が複数存在し
た場合や対象物の占める割合が高いにもかかわらず重要
である可能性が低い領域が存在した場合のように、対象
物の占める割合だけでは重要性が判断できない場合であ
っても柔軟に対応することができる。したがって、請求
項1ないし請求項7に記載の発明では、顕微鏡画像撮影
システムによる検査の効率を確実に向上することができ
る。
【0066】特に、請求項6および請求項7に記載の発
明では、顕微鏡画像の送信に要する時間を短縮すること
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】顕微鏡画像撮影システムの機能ブロック図であ
る。
【図2】顕微鏡画像送信端末の動作フローチャートであ
る。
【図3】顕微鏡画像送信端末の動作フローチャート(続
き)である。
【図4】顕微鏡画像受信端末の動作フローチャートであ
る。
【図5】モニタの表示例を示す図である。
【図6】テーブルの構成を示す図である。
【図7】撮影順序の変更の方法を説明する図である。
【符号の説明】
100 顕微鏡 101 顕微鏡画像送信端末 102 顕微鏡画像受信端末 103 通信回線 104 スキャニングステージ 105 対物レンズ 106 ビデオカメラ 107 スキャニングステージコントローラ 108、120 制御部 109、122 画像メモリ 110、123 画像処理部 111、124 操作部 112、121 通信処理部 113、125 画像入出力部 114、126 モニタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本を拡大撮影する範囲を取得する範囲
    取得手段と、 前記標本を拡大撮影する際の倍率を取得する倍率取得手
    段と、 前記倍率取得手段によって取得された倍率に対応する画
    角に応じ、前記範囲取得手段によって取得された範囲を
    複数の領域に分割する分割手段と、 前記分割手段によって分割された複数の領域を前記倍率
    取得手段によって取得された倍率で拡大撮影する撮影手
    段とを備えた顕微鏡画像撮影システムにおいて、 前記範囲取得手段によって取得された範囲を包含する顕
    微鏡画像を取得し、前記分割手段によって分割された各
    領域に相当する顕微鏡画像の特性に基づいて各領域に対
    する対象物と背景との比を検出する領域特性検出手段
    と、 前記領域特性検出手段による検出結果に基づき各領域の
    対象物の占める割合に応じて、各領域を拡大撮影する際
    の順序を決定する撮影順序決定手段とを備え、 前記撮影手段は、 前記撮影順序決定手段によって決定された順序で当該領
    域を拡大撮影することを特徴とする顕微鏡画像撮影シス
    テム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の顕微鏡画像撮影システ
    ムにおいて、 前記領域特性検出手段は、 対象物と背景との少なくとも一方の色情報を予め保持
    し、前記分割手段によって分割された各領域に相当する
    顕微鏡画像の内、対象物または背景の色と一致している
    とみなせる部分を前記色情報に基づいて識別することに
    よって、対象物と背景との比を検出することを特徴とす
    る顕微鏡画像撮影システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の顕微鏡
    画像撮影システムにおいて、 前記撮影順序決定手段は、 前記領域特性検出手段による検出結果に基づいて対象物
    の占める割合が予め決められた閾値を上回る領域を選択
    し、該領域を拡大撮影する際の順序を決定することを特
    徴とする顕微鏡画像撮影システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の顕微鏡画像撮影システムにおいて、 前記撮影手段による拡大撮影の中断を指示する外部操作
    を受け付ける中断指示手段を備え、 前記撮影手段は、 前記中断指示手段を介して拡大撮影の中断を指示する外
    部操作が受け付けられると、拡大撮影を中断することを
    特徴とする顕微鏡画像撮影システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の顕微鏡画像撮影システムにおいて、 前記撮影順序決定手段によって決定された順序を外部に
    供給する順序出力手段と、 前記撮影順序決定手段によって決定された順序を変更す
    る外部操作を受け付ける順序変更手段とを備え、 前記撮影順序決定手段は、 前記順序変更手段を介して受け付けられた外部操作に応
    じて、領域を拡大撮影する際の順序を変更することを特
    徴とする顕微鏡画像撮影システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の顕微鏡画像撮影システ
    ムにおいて、 前記撮像手段による拡大撮影によって得られた顕微鏡画
    像を表示する表示手段と、 通信システムとを備え、 前記中断指示手段および前記表示手段は、 前記通信システムを介して前記撮像手段との情報の伝達
    を行うことを特徴とする顕微鏡画像撮影システム。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の顕微鏡画像撮影システ
    ムにおいて、 通信システムを備え、 前記順序出力手段および前記順序変更手段は、 前記通信システムを介して前記撮像手段との情報の伝達
    を行うことを特徴とする顕微鏡画像撮影システム。
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