JPH1134487A - アブレーション型画像形成材料の製造方法及び該画像形成材料を用いる画像形成方法 - Google Patents

アブレーション型画像形成材料の製造方法及び該画像形成材料を用いる画像形成方法

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JPH1134487A
JPH1134487A JP9195589A JP19558997A JPH1134487A JP H1134487 A JPH1134487 A JP H1134487A JP 9195589 A JP9195589 A JP 9195589A JP 19558997 A JP19558997 A JP 19558997A JP H1134487 A JPH1134487 A JP H1134487A
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Toshihisa Takeyama
敏久 竹山
Kiyoshi Hagiwara
清志 萩原
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像耐久性に優れた欠陥のないアブレーショ
ン型画像形成材料の製造方法及びそれを用いるに好適な
画像形成方法を提供する。 【解決手段】 透明支持体上に色材層及び保護層をこの
順に有するアブレーション型画像形成材料を、色材層形
成塗工液と保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布
して形成するに当たり、色材層形成塗工液の溶剤の蒸
発速度V1と保護層形成塗工液の溶剤の蒸発速度V2
0.25≦V2/V1≦1.50の関係を満たす、色材
層形成塗工液の溶剤の蒸気圧P1と保護層形成塗工液の
溶剤の蒸気圧P2が0.20≦P2/P1≦1.50の関
係を満たす、又は色材層形成塗工液の溶剤の表面張力
τ1と保護層形成塗工液の溶剤の表面張力τ2が0.80
≦τ2/τ1≦1.20の関係を満たすアブレーション型
画像形成材料の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アブレーション型
画像形成材料の製造方法及び該画像形成材料を用いる画
像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザー光線等の光エネルギ
ーを集束させ記録材料に照射して、材料の一部を融解変
形させたり、飛散、燃焼或いは蒸発により除去する(以
下アブレーションと略記する)記録方法が知られてい
る。これらは、薬品等の処理液を要しない乾式処理であ
り、かつ光照射部のみを融解変形、飛散又は蒸発させる
ことから高コントラストが得られる、と言う利点を有し
ており、レジスト材料、光ディスク等の光学的記録材
料、印刷版作成時の透過原稿等に利用されている。
【0003】例えば、特表平4−506709号、特開
平6−43635号、米国特許第5,156,938
号、同5,171,650号、同5,256,506号
等には、レーザー光を吸収して熱エネルギーに変換する
光熱変換物質と熱により分解し得るバインダー樹脂を必
須成分とする画像形成層を備えた画像形成材料が、特開
昭64−56591号、特開平1−99887号、同6
−40163号等には、光熱変換により着色バインダー
層を除去して情報記録するための材料が、更には米国特
許第4,245,003号等にはグラファイト又はカー
ボンブラックを含有する画像形成層を有する画像形成材
料が、それぞれ記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の画像形成材料で
は、十分な解像度が得られなかったり、画像露光部に汚
れが生じる場合が有る。これを解決するために、特開平
8−310124号、同8−334894号、同8−3
37053号、同8−337054号、同8−3370
55号、同9−15849号等には、色材として強磁性
粉末を用いた画像形成材料が提案されており、これらを
用いることにより、汚れの少ない高解像度の画像が得る
ことできる。
【0005】しかしながら、これらの画像形成材料も、
印刷版作成時の透過原稿等に用いる場合においては、形
成された画像の耐久性に劣る場合が有る。そこで、特開
平8−337056号では、画像形成後に画像表面を転
写箔等により保護することが、また特開昭61−618
95号、同61−199990号、同61−20669
1号、同61−284487号等では、色材層上に保護
層を設けることが提案されている。
【0006】これらも、前者では廃材が出る、後者では
色材層が柔らかいために、保護層形成時に色材層に傷が
入ったり、塗布溶剤の浸透によって色材層が侵食される
などの欠陥を生じてしまう場合が有る。
【0007】本発明は上記の事情によって為されたもの
であり、その目的は、画像耐久性に優れた欠陥のないア
ブレーション型画像形成材料の製造方法及びそれを用い
るに好適な画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 透明支持体上に色材層及び保護層をこの順に有する
アブレーション型画像形成材料を、色材層形成塗工液と
保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布して形成す
るに当たり、色材層形成塗工液の溶剤の蒸発速度V1
保護層形成塗工液の溶剤の蒸発速度V2が0.25≦V2
/V1≦1.50の関係を満たすアブレーション型画像
形成材料の製造方法、 透明支持体上に色材層及び保護層をこの順に有する
アブレーション型画像形成材料を、色材層形成塗工液と
保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布して形成す
るに当たり、色材層形成塗工液の溶剤の蒸気圧P1と保
護層形成塗工液の溶剤の蒸気圧P2が0.20≦P2/P
1≦1.50の関係を満たすアブレーション型画像形成
材料の製造方法、 透明支持体上に色材層及び保護層をこの順に有する
アブレーション型画像形成材料を、色材層形成塗工液と
保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布して形成す
るに当たり、色材層形成塗工液の溶剤の表面張力τ1
保護層形成塗工液の溶剤の表面張力τ2が0.80≦τ2
/τ1≦1.20の関係を満たすアブレーション型画像
形成材料の製造方法、 、及びの製造方法において、色材層形成塗工
液の溶剤の溶解度パラメーターの値SP1と保護層形成
塗工液の溶剤の溶解度パラメーターの値SP2が0.9
5≦SP2/SP1≦1.30の関係を満たすこと、 透明支持体上に膜厚Tの色材層及び保護層をこの順
に有するアブレーション型画像形成材料を、色材層形成
塗工液と保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布し
て形成するに当たり、色材層形成塗工液に、平均粒子径
SがT≧2Sの関係を満たす、色材とは異なる無機酸化
物、無機窒化物及び無機炭化物から選ばれる少なくとも
1種を含有せしめて形成するアブレーション型画像形成
材料の製造方法、前記色材とは異なる無機酸化物、無機
窒化物及び無機炭化物の含有量が色材層形成成分の15
重量%以下であること、個別に調整した、色材含有液と
色材とは異なる無機酸化物、無機窒化物及び無機炭化物
を含有する液とを混合して、色材層形成塗工液を調整す
ること、 〜の製造方法において、保護層形成後、保護層
上に剥離シートを貼合すること、 〜の製造方法により形成された画像形成材料に
透明支持体側から高密度エネルギー光による画像露光を
行い、露光部を除去する画像形成方法、 の製造方法により形成された画像形成材料に透明
支持体側から高密度エネルギー光による画像露光を行
い、剥離シートを剥離することにより色材層の露光部分
を剥離シートに転写する画像形成方法、 、の画像露光が、レーザー光による走査露光で
あること、該レーザー光の波長が600〜1200nm
であること、によって達成される。
【0009】以下、本発明について詳述する。
【0010】〈画像形成材料の製造方法〉本発明は、透
明支持体上に色材層と保護層がこの順に積層されたアブ
レーション型画像形成材料の製造方法に係り、前記2層
を塗工する際の溶剤組成の関係を特定したこと、及び色
材層形成組成物に色材以外にある種の化合物を含有せし
めることを特徴とする。
【0011】支持体としては、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナ
イロン、芳香族ポリアミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミド等の各樹脂フィルム、更には前
記樹脂を2層以上積層してなる樹脂フィルム等を挙げる
ことができる。
【0012】本発明において支持体は、フィルム状に延
伸しヒートセットしたものが寸法安定性の点で好まし
い。又、本発明では、後述の画像形成方法を行う際に、
像様に高密度エネルギー光を支持体側から露光すること
から、該エネルギー光の有効波長に対して透過率の高い
ものが好ましく、通常50%以上、更には80%以上の
透過率の支持体を用いることが好ましい。
【0013】尚、本発明の効果を阻害しない範囲で酸化
チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の
フィラーを添加してもよい。
【0014】支持体の厚みは、10〜500μm程度、
好ましくは25〜250μmである。
【0015】色材層は、色材、バインダー樹脂及び必要
に応じて添加される各種添加剤から構成することができ
る。色材は、従来から公知の色材の中から、使用する用
途に応じた色調の色材を適時選択して用いることができ
る。又、色材層には、後述する画像形成方法により効率
的に色材層にアブレーションを生ぜしめるために、その
他の添加剤として、600〜1200nmの波長域に吸
収のある光熱変換物質を含有させるのが好ましく、具体
的には、シアニン色素、ローダシアニン色素、オキソノ
ール色素、カルボシアニン色素、ジカルボシアニン色
素、トリカルボシアニン色素、テトラカルボシアニン色
素、ペンタカルボシアニン色素、スチリル色素、ピリリ
ウム染料、フタロシアニン染料、含金染料等の有機化合
物、グラファイト、カーボンブラック、四三酸化コバル
ト、酸化鉄、酸化クロム、酸化銅、チタンブラック、磁
性粉末等の無機化合物を挙げることができる。これらの
中で、色調が許容されれば、色材と光熱変換物質を兼ね
るものを用いる方が、製造時の塗工液の安定性やコスト
の面から好ましい。
【0016】例えば、印刷版作成時の透過原稿や医療の
診断画像の様に黒色の画像を作成するには、グラファイ
ト、カーボンブラック、磁性粉末等の600〜1200
nmの波長域に吸収のある色材を用いることができ、特
に、画像解像度やアブレーション部分の残存濃度の点か
ら、磁性粉末を用いるのが好ましい。この様な磁性粉末
としては、強磁性酸化鉄粉末、強磁性金属粉末、立方晶
板状粉末等が挙げられ、中でも、強磁性金属粉末を好適
に用いることができる。
【0017】強磁性金属粉末としては、Fe、Coを始
め、Fe−Al系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−
Zn系、Fe−Al−Co系、Fe−Al−Ca系、F
e−Ni系、Fe−Ni−Al系、Fe−Ni−Co
系、Fe−Ni−Zn系、Fe−Ni−Mn系、Fe−
Ni−Si系、Fe−Ni−Si−Al−Mn系、Fe
−Ni−Si−Al−Zn系、Fe−Ni−Si−Al
−Co系、Fe−Al−Si系、Fe−Al−Zn系、
Fe−Co−Ni−P系、Fe−Co−Al−Ca系、
Ni−Co系、Fe、Ni、Co等を主成分とするメタ
ル磁性粉末等の強磁性金属粉末が挙げられ、中でもFe
系金属粉末が好ましい。
【0018】強磁性金属粉末の形状は、長軸径が0.3
0μm以下、好ましくは0.20μm以下の針状が好ま
しく、この様な強磁性金属粉末を用いることにより色材
層の表面性を向上させることができる。
【0019】色材層に含有される色材の含有量は、色材
層形成成分の50〜99重量%程度、好ましくは60〜
95重量%である。
【0020】色材層のバインダー樹脂は、前記色材を十
分に保持できるものであれば、特に制限無く用いること
ができ、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩
化ビニル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、セルロ
ース系樹脂、アクリル系樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカ
ーボネート、ポリアミド系樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂等を挙げることができる。
【0021】後述する保護層を色材層上に形成するため
に、色材層自体の耐久性を向上させておくことが好まし
く、具体的には、色材層形成後、色材層を硬化すること
が好ましい。従って、イソシアネート系、カルボジイミ
ド系の熱硬化剤を用いる場合には、バインダー樹脂とし
て、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビ
ニル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、セルロース
系樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、アクリル
系樹脂等の様に分子内に活性水素基を有するものを適時
選択して用いることができる。
【0022】又、色材として強磁性金属粉末を用いる場
合においては、色材層塗工液の液安定性を考えると、バ
インダー樹脂中に、−SO3M、−OSO3M、−COO
M及び−PO(OM12[ここに、Mは水素原子又はア
ルカリ金属を、M1は水素原子、アルカリ金属又はアル
キル基を表す]から選ばれる少なくとも1種の極性基を
有することが、強磁性金属粉末の分散性を向上させるこ
とができることから好ましい。
【0023】バインダー樹脂の含有量は、色材層形成成
分の1〜50重量%程度、好ましくは5〜60重量%で
ある。
【0024】後述する製造方法において、保護層を塗工
するコーターとして、接触式のグラビアコーターやバー
コーターを用いる場合には、色材層の削れなどを防止す
る目的で、色材層に充填剤を含有させることが好まし
い。充填剤としては、SiO2、TiO2、BaSO4
ZnS、MgCO3、CaCO3、ZnO、CuO、Ca
O、WS2、MoS2、MgO、SnO2、Al23、α
−Fe23、α−FeO2H、SiC、CeO2、Mo
C、BC、WC、BN、SiN、チタンカーバイド、コ
ランダム、人造ダイアモンド、ザクロ石、ガーネット、
ケイ石、トリボリ、ケイソウ土、ドロマイト等の無機化
合物、ポリエチレン樹脂粒子、フッ素樹脂粒子、グアナ
ミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子、
メラミン樹脂粒子等の有機化合物を挙げることができ
る。
【0025】上述の充填剤の中で、塗工溶剤に対して安
定であり、且つ充填剤自体の硬度が高く、研磨剤として
広く利用されている無機酸化物、無機窒化物及び無機炭
化物がより好ましい。
【0026】色材層には、本発明の効果を阻害しない範
囲で、更に、潤滑剤、分散剤、帯電防止剤等の添加剤を
含有せしめてもよい。
【0027】潤滑剤としては、脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミド、(変性)シリコーンオイル、(変
性)シリコーン樹脂、フッ素樹脂、フッ化カーボン、ワ
ックス等を挙げることができ、分散剤としては、ラウリ
ル酸やステアリン酸等の炭素原子数12〜18の脂肪酸
やそれらのアミド、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩;ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸塩、レシ
チン、トリアルキルポリオレフィンオキシ第4級アンモ
ニウム塩;カルボキシル基及びスルホン基を有するアゾ
系化合物等を挙げることができる。帯電防止剤として
は、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非
イオン性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子
等の他「11290の化学商品」化学工業日報社、p.
875〜876等に記載の化合物、等を挙げることがで
きる。これら添加剤の添加量は、色材層形成成分の0〜
20重量%程度、好ましくは0〜15重量%である。
【0028】色材層の厚みは、0.05〜5.0μm程
度、好ましくは0.1〜3.0μmの範囲である。又、
色材層は単層で構成しても組成の異なる多層で構成して
もよい。
【0029】保護層は、バインダー樹脂及び必要に応じ
て添加される各種添加剤から構成することができる。
【0030】バインダー樹脂としては、ポリウレタン系
樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、セルロ
ース系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、フェノキ
シ樹脂、ポリビニルアルコール、ゼラチン等を適時選択
して用いることができ、1種単独でも2種以上を組み合
わせて用いてもよい。保護層中のバインダー樹脂の含有
率は、保護層形成成分の10〜100重量%程度、好ま
しくは40〜100重量%である。
【0031】また保護層の耐久性を高めるために、分子
内に活性水素基を有するバインダー樹脂を用いる場合に
は、色材層同様にイソシアネート系化合物やカルボジイ
ミド系化合物等を、分子内にエポキシ基を有するバイン
ダー樹脂を用いる場合はアミン系化合物等の熱硬化剤を
添加することが好ましい。
【0032】保護層には、本発明の効果を阻害しない範
囲で、充填剤、潤滑剤、分散剤、帯電防止剤等の添加剤
を含有せしめてもよい。これらの充填剤、潤滑剤、分散
剤、帯電防止剤は前述の色材層に添加されるものから適
時選択して用いることができる。尚、添加剤の添加量
は、保護層形成成分の0〜90重量%程度、好ましくは
0〜60重量%である。
【0033】保護層の厚みは、0.03〜2.0μm程
度、好ましくは0.05〜1.0μmであり、保護層は
単層で構成しても組成の異なる多層で構成してもよい。
【0034】画像形成材料の支持体裏面には、帯電防
止、搬送性、複数枚給紙防止を目的とする、厚さ0.0
01〜10μm程度のバッキング層を有してもよい。
【0035】後述する画像形成方法において、画像露光
後に剥離して画像を引き抜くために設ける剥離シート
は、ヒートシール性の有る樹脂シートを剥離シートとし
たり、上記の様な支持体として用いられる樹脂フィルム
上に接着層を設けて形成したものでもよい。接着層は、
それ自身常温で接着性を有するもの、熱や圧力を掛ける
ことにより接着性を発現するもののいずれでもよく、例
えば、低軟化点の樹脂、接着性付与剤、熱溶剤、フィラ
ー等を適宜選択することにより形成することができる。
【0036】低軟化点の樹脂としては、ポリスチレン系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リビニルエーテル系樹脂、アクリル系樹脂、アイオノマ
ー樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられ、接着性付与剤
としては、ロジン、水添ロジン、ロジンマレイン酸、重
合ロジン及びロジンフェノール等の未変性若しくは変性
物、テルペン並びに石油樹脂及びそれらの変性物等が挙
げられる。又、熱溶剤としては、公知の常温で固体であ
り、加熱時に可逆的に液化又は軟化する化合物を適時選
択して用いることができる。又、フィラーは上述の色材
層に用いられるものを適時選択して用いることができ
る。
【0037】剥離シートの厚みは6〜100μm程度、
好ましくは10〜50μmであり、接着層の厚みは0.
05〜30μm程度、好ましくは0.1〜20μmであ
る。
【0038】支持体上に色材層を塗工するに当たり、直
接塗工しても良いし、支持体との接着力や塗布性を改善
するために、必要に応じて表面をコロナ放電処理、アン
カーコート処理等の公知の表面改質技術を用いて改質し
ても良い。
【0039】色材層形成塗工液及び保護層形成塗工液
は、上述した色材層形成成分及び保護層形成成分を、そ
れぞれ溶媒に溶解若しくは混練分散して調整する。
【0040】溶媒としては、有機合成化学協会編の“溶
剤ポケットブック”等に示されている溶解度パラメータ
ーの値が6.0〜15.0の範囲のものであればよく、
水、エタノールやプロパノール等のアルコール類、メチ
ルセロソルブやエチルセロソルブ等のセロソルブ類、ト
ルエンやキシレン等の芳香族類、メチルエチルケトンや
シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチルや酢酸ブチ
ル等のエステル類、ジオキサランやジオキサン等のエー
テル類、クロロホルムやジクロルベンゼン等のハロゲン
系溶剤、ジメチルホルムアミドやN−メチルピロリドン
等の含窒素系溶剤、ジメチルスルホキシド等を含硫黄系
溶剤、等を用いることができる。
【0041】色材として強磁性金属粉末を用いる場合等
の混練分散には、二本ロールミル、三本ロールミル、ボ
ールミル、ペブルミル、コボルミル、トロンミル、サン
ドミル、サンドグラインダー、Sqegvariアトラ
イター、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高
速度衝撃ミル、ディスパー、高速ミキサー、ホモジナイ
ザー、超音波分散機、オープンニーダー、連続ニーダー
等を用いることができる。
【0042】本発明においては、色材層及び保護層塗工
液中の溶媒を以下の態様にすることにより、色材層上に
保護層を設けた際に、層間の接着力が確保されるだけで
はなく、色材層に保護層の溶剤が過度に浸透したり、不
均一に浸透することによって生じる色材層の濃度ムラを
無くすことができる。
【0043】第一の態様として、色材層形成塗工液の溶
剤の蒸発速度V1、保護層形成塗工液の溶剤の蒸発速度
2が、0.25≦V2/V1≦1.50の関係を満たす
様な溶剤組成にする。この様な蒸発速度に設定すること
で、色材層の濃度ムラを無くすことができ、後述する画
像形成方法で高解像度の画像を得ることが可能となる。
尚、ここで言う蒸発速度は酢酸ブチルの蒸発速度を10
0とした場合の、単位体積当たりの相対的な蒸発速度と
し、混合溶剤を使用する場合は、下記の式により求めた
蒸発速度とする。
【0044】混合溶剤の蒸発速度=Σ(溶剤Aの蒸発速
度×溶剤Aの体積/混合溶剤全体の体積) 第二の態様として、色材層形成塗工液の溶剤の蒸気圧を
1、保護層形成塗工液の溶剤の蒸気圧をP2として、
0.20≦P2/P1≦1.50の関係を満たす様な溶剤
組成にする。この様な蒸気圧に設定することで、保護層
のハジキムラを防止できるだけではなく、後述する画像
形成方法で高解像度の画像を得ることが可能となる。
尚、ここで言う蒸気圧は、20℃で測定された値とし、
混合溶剤を使用する場合は、下記の式から求めた蒸気圧
を指す。
【0045】混合溶剤の蒸気圧=Σ(溶剤Aの蒸気圧×
溶剤Aの体積/混合溶剤全体の体積) 第三の態様として、色材層形成塗工液の溶剤の表面張力
をτ1、保護層形成塗工液の溶剤の表面張力をτ2とし
て、0.80≦τ2/τ1≦1.20の関係を満たす様な
溶剤組成にする。この様な表面張力に設定することで、
保護層のハジキムラを防止できるだけではなく、後述す
る画像形成方法で画像露光部の残存濃度を低くすること
ができる。尚、ここで言う表面張力は、20℃で測定さ
れた値とし、混合溶剤を使用する場合は、下記の式から
求めた表面張力を指す。
【0046】混合溶剤の表面張力=Σ(溶剤Aの表面張
力×溶剤Aの体積/混合溶剤全体の体積) 上記の3つの態様において、更に色材層形成塗工液の溶
剤の溶解度パラメーターの値をSP1、保護形成塗工液
の溶剤の溶解度パラメーターの値をSP2として、0.
95≦SP2/SP1≦1.30の関係を満たす様な溶剤
組成にすることにより、色材層塗工後カレンダ−処理等
の平滑化処理を行ったり、色材層塗工後、エージングし
て熱硬化させた色材層と保護層の接着性を高めることが
できる。
【0047】本発明に用いられる代表的な溶剤単体の比
重、蒸発速度(V)、蒸気圧(P)、表面張力(τ)及
び溶解度パラメーター(SP)の値を表1に示す。尚、
使用できる溶剤は本発明の範囲であれば表以外の溶剤で
も適時選択して使用することができる。
【0048】
【表1】
【0049】上述の態様は、保護層塗工時の色材層のダ
メージを少なくする方法であるが、更に、次のような方
法も、後述する色材層と接触する塗工方法を用いた場合
には、保護層塗工時に色材層のダメージを少なくできる
ことから有効である。
【0050】即ち、色材とは異なる無機酸化物、無機窒
化物及び無機炭化物のうち少なくとも1種を含有させた
色材層塗工液を用いて形成した色材層を設けることによ
り、保護層塗工時に色材層と接触する塗工方式を選択し
た場合に、該酸化物により塗工時の色材層の押圧削れを
防止することができる。これら色材とは異なる無機酸化
物、無機窒化物及び無機炭化物としては、色材層の乾燥
後の膜厚をTとし、無機酸化物、無機窒化物及び無機炭
化物の平均粒子径をSとした際に、T≧2Sの関係を満
たすような大きさのものを用いるのが、押圧削れを防止
するだけではなく、色材層表面の突起物を少なくしてコ
ーターの接触による引っ掛りを防止することができ、そ
の含有量としては、色材層形成成分の15重量%以下に
するのが好ましい。又、前記無機酸化物、無機窒化物及
び無機炭化物を含有する色材層塗工液を調整するには、
色材含有液と、無機酸化物、無機窒化物及び無機炭化物
を含有する液とを個別に調整し、混合して色材層塗工液
とする方が好ましく、この方法で調整された色材層塗工
液を用いて塗布・乾燥された色材層上に接触するコータ
ーで保護層塗工液を塗工すると、押圧削れをより効果的
に防止することができる。
【0051】上述の色材層塗工液調整方法で形成された
色材層が、接触するコーターでの押圧削れを防止する理
由ははっきりしないが、バインダー樹脂に分散された無
機酸化物、無機窒化物及び無機炭化物が表面に浮き出や
すいためではないかと思われる。尚、別々の含有液は、
色材と無機酸化物、無機窒化物及び無機炭化物とを、前
述の混練分散法で、別々にバインダー樹脂溶解溶液に分
散させることにより調整することができる。
【0052】色材層形成成分、保護層形成成分を溶解及
び/又は分散させた塗工液を塗工するには、エクストル
ージョン方式の押し出しコーター、リバースロールコー
ター、グラビアロールコーター、エアドクターコータ
ー、ブレードコーター、エアナイフコーター、スクイズ
コーター、含浸コーター、バーコーター、トランスファ
ロールコーター、キスコーター、キャストコーター、ス
プレーコーター等の、公知の各種コーターステーション
を適時選択して用いることができる。これらのコーター
の中で、色材層を塗工する場合には、色材層の厚みムラ
を無くすために、エクストルージョン方式の押し出しコ
ーターやリバースロールコーター等のロールコーターを
用いることが好ましい。又、保護層を塗工するには場合
には、色材層がダメージを受けないものであれば特に制
限はないが、保護層の膜厚が薄いことから、上述したコ
ーターステーションの中で、薄層塗工に適したものが好
ましく、エクストルージョン方式の押し出しコーター、
グラビアロールコーター、バーコーター等を使用するこ
とができる。尚、これらの中でグラビアロールコータ
ー、バーコーター等色材層と接触する塗工方法を用いる
場合には、搬送方向に対して、グラビアロールやバーの
回転方向は順転でもリバースでも良く、また順転の場合
には等速でも、周速差を設けても良い。更に、接触する
塗工方法を用いる場合には、色材層塗工後カレンダー処
理等の平滑化処理を行ったり、色材層塗工後、エージン
グして熱硬化させたものを用いるのが好ましく、更に色
材層形成組成物に、色材とは異なる無機酸化物及び/又
は無機窒化物を含有させた組成物を用いるのが、削れを
少なくすることができることから、好適に用いることが
できる。
【0053】尚、カレンダー処理とは色材層を支持体上
に積層したのちに、通常直径1cmから100cmの平
滑性の高いニップローラーとそれに対面する加熱可能な
ローラーの間を温度と圧力をかけて処理することで、色
材層塗工液の塗布、乾燥工程等で生じる色材層の空隙を
減少させ、色材層自体の充填率を高める工程をいう。カ
レンダー処理する際の条件としては、色材層の充填率を
高める為には通常線圧として2〜500kg/cm程
度、好ましくは5〜300kg/cmのニップ圧を掛け
て処理することが好ましく、加熱温度としては、通常4
0℃〜200℃、好ましくは50℃〜120℃である
が、最適な加熱温度は搬送速度によって異なるため、通
常はカレンダー処理時に色材層が昇温する最大瞬間温度
が30℃から100℃程度になるのを目安に設定され
る。又、搬送速度は通常10〜800m/min、好ま
しくは30〜200m/minである。
【0054】色材層をエージングする場合は、使用する
硬化時の種類、使用する支持体の熱収縮にもよるが、熱
硬化剤を使用する場合における加温温度は通常30〜6
5℃、好ましくは45〜60℃であり、加温時間は通常
24〜168時間、好ましくは48〜120時間であ
る。
【0055】又、前記記載のコーターステーションを用
いて各層を塗工後乾燥する場合の、乾燥ゾーンに入るま
での時間は通常0.2〜20秒、好ましくは0.8〜1
0秒であり、乾燥ゾーンを通過する時間は0.3〜18
0秒、好ましくは1.5〜100秒である。更に、乾燥
ゾーンの分割され具合、支持体の熱収縮率、支持体に掛
かる張力によっても異なるが、乾燥ゾーンの温度は通
常、室温〜120℃、好ましくは40〜100℃であ
り、送排出させる風量は通常0〜10000l/秒、好
ましくは10〜5000l/秒である。
【0056】複数種の色材層を設ける場合には、各層毎
に塗布乾燥を繰り返してもよいが、ウェット−オン−ウ
ェット方式で重層塗布して乾燥させてもよい。その場
合、リバースロールコーター、グラビアロールコータ
ー、エアドクターコーター、ブレードコーター、エアナ
イフコーター、スクイズコーター、含浸コーター、バー
コーター、トランスファロールコーター、キスコータ
ー、キャストコーター、スプレーコーター等とエクスト
ルージョン方式の押し出しコータとの組み合わせにより
塗布することができ、この様なウェット−オン−ウェッ
ト方式における重層塗布においては、下側の層が湿潤状
態になったままで上側の層を塗布するので、上下層間の
接着性が向上する。
【0057】剥離シートを予め保護層上に設けておく場
合は、保護層と剥離シートを貼合させることによって形
成することができる。保護層と剥離シートを貼合させる
方法としては、支持体に用いられるような樹脂フィルム
を剥離シートとして用いる場合には、ポリエチレンやポ
リプロピレン等の様なヒートシール性を有するフィルム
であれば、保護層面とフィルムとを積層してヒートロー
ルやホットスタンプを用いて加熱加圧処理することによ
り貼合することができる。支持体に用いられるような樹
脂フィルム上に接着層を設けた剥離シートを用いる場合
は、保護層面と接着層面とを積層してヒートロールやホ
ットスタンプを用いて加熱加圧処理することにより貼合
することができる。加熱加圧処理するための条件として
は、ヒートロールを用いる場合は、加温温度としては通
常室温〜180℃、好ましくは30〜160℃であり、
通常線圧としては0.1〜20kg/cm、好ましくは
0.5〜10kg/cmであり、搬送速度は通常1〜1
000mm/秒、好ましくは5〜500mm/秒であ
る。又、ホットスタンプを用いる場合の加熱温度は室温
〜180℃、好ましくは30〜150℃であり、圧力は
通常0.05〜10kg/cm2、好ましくは0.5〜
5kg/cm2であり、加熱加圧時間は通常0.1〜5
0秒、好ましくは0.5〜20秒である。
【0058】〈画像形成方法〉上述の製造方法で製造さ
れるアブレーション型画像形成材料を用いて画像形成を
行うには、図1(a)の様に支持体1上に色材層2、保
護層3が順次積層された画像形成材料4を用いて、支持
体1側から高密度エネルギー光による画像露光を行い、
露光された部分の色材層2にアブレーションを生ぜし
め、該画像形成材料4の保護層面と、図2に示す様な支
持体1′上に接着層5を有する剥離シート6の接着層面
とを対面させ、図1(b)の様に、加圧若しくは加熱加
圧処理して貼合させ、次いで、図1(c)の様に画像形
成材料4と剥離シート6とを剥離することにより、露光
部分を剥離シート6に転写して画像形成を行うことがで
きる。
【0059】ここで言うアブレーションとは、物理的或
いは化学的変化により色材層2と保護層3が完全に飛散
する、色材層2と保護層3の一部が破壊される及び/又
は飛散する、色材層2のみが破壊される、色材層2の支
持体1の界面近傍のみに物理的或いは化学的変化が起こ
る現象を含む。
【0060】高密度エネルギー光による画像露光におい
ては、アブレーションを生ぜしめることのできる光源で
あれば特に制限はなく用いることができ、その中で、高
解像度を得るためには、エネルギー印加面積が絞り込め
る電磁波、特に波長が1nm〜1mmの紫外線、可視光
線、赤外線が好ましい。このような光エネルギーを印加
し得る光源としては、例えばレーザー、発光ダイオー
ド、キセノンフラッシュランプ、ハロゲンランプ、カー
ボンアーク燈、メタルハライドランプ、タングステンラ
ンプ、石英水銀ランプ、高圧水銀ランプ等を挙げること
ができる。この際加えられるエネルギーは、画像形成材
料の種類により、露光距離、時間、強度を調整すること
により適時選択して用いることができる。
【0061】光源としてレーザー光を用いる場合には、
光をビーム状に絞り、画像データに応じた走査露光を行
うことが可能であり、更に、レーザーを光源として用い
ると、露光面積を微小サイズに絞ることが容易で高解像
度の画像形成が可能となる。
【0062】本発明で用いられるレーザー光源として
は、一般によく知られている、ルビーレーザー、YAG
レーザー、ガラスレーザー等の固体レーザー;He−N
eレーザー、Arイオンレーザー、Krイオンレーザ
ー、CO2レーザー、COレーザー、He−Cdレーザ
ー、N2レーザー、エキシマーレーザー等の気体レーザ
ー;InGaPレーザー、AlGaAsレーザー、Ga
AsPレーザー、InGaAsレーザー、InAsPレ
ーザー、CdSnP2レーザー、GaSbレーザー等の
半導体レーザー;化学レーザー、色素レーザー等を挙げ
ることができ、これらの中でも効率的にアブレーション
を起こさせるためには、波長が600〜1200nmの
レーザーを用いるのが、光エネルギーを熱エネルギーに
変換できることから、感度の面で好ましい。
【0063】又、支持体と色材層の界面のみにアブレー
ションが起こる様に画像露光させるのが、ゴミ等が画像
露光中に飛散せず、均一に画像露光部分を転写できるこ
とから好ましい。
【0064】剥離シート6としては、市販されている剥
離シート、ヒートシール材或いはラミネート材等をその
まま使用することもできるし、上述した接着層を付した
剥離層を剥離シートとして使用することもできる。
【0065】画像形成材料と剥離シートとを対面させて
加圧又は加熱加圧処理するには、密着性が稼げて気泡等
が混入せずに加圧又は加熱加圧処理できるものであれば
特に制限なく用いることができ、加圧する場合には圧力
ロールやスタンパー等を、加熱加圧処理する場合にはサ
ーマルヘッド、ヒートロール、ホットスタンプ等を用い
ることができる。
【0066】圧力ロールを用いる場合の圧力は、通常
0.1〜20kg/cmが好ましく、更に好ましくは
0.5〜10kg/cmであり、又搬送速度は、通常
0.1〜1000mm/秒が好ましく、更に好ましくは
0.5〜500mm/秒であり、スタンパーを用いる場
合の圧力としては、通常0.05〜10kg/cm2
好ましく、更に好ましくは0.5〜5kg/cm2、又
加圧時間は、通常0.1〜50秒が好ましく、更に好ま
しくは0.5〜20秒である。ヒートロールを用いる場
合の加熱温度は、通常60〜200℃が好ましく、更に
好ましくは80〜180℃の範囲であり、圧力は、通常
0.1〜20kg/cmが好ましく、更に好ましくは
0.5〜10kg/cmであり、又搬送速度は、通常
0.1〜1000mm/秒が好ましく、更に好ましくは
0.5〜500mm/秒であり、更に、ホットスタンプ
を用いる場合の加熱温度は、通常60〜200℃が好ま
しく、更に好ましくは80〜150℃の範囲、圧力とし
ては、通常0.05〜10kg/cm2が好ましく、更
に好ましくは0.5〜5kg/cm2、又加熱時間は、
通常0.1〜50秒が好ましく、更に好ましくは0.5
〜20秒である。
【0067】引き剥がす際の方法としては、剥離板、剥
離ロールによる剥離角度固定方法、手で剥離シートと画
像形成材料を固定せずに引き剥がす手剥離方法等、画像
形成に影響を与えなければ種々の剥離方法を用いること
ができる。
【0068】本発明においては、画像形成材料4に形成
された画像でも、剥離シート6に転写された画像でも、
用途に応じて画像として用いることができる。しかしな
がら、高濃度及び/又は耐傷性等を考慮する場合には、
支持体1の未露光部を画像として用いるのが好ましく、
印刷版作成時の透過原稿やOHP、医療画像等として使
用する場合、傷等が付きにくいことから好ましい。
【0069】一方、次の方法によっても画像形成を行う
ことができる。
【0070】図3(a)に示す、画像形成材料4に、予
め剥離シート6を密着させた画像形成材料を用いて、図
3(b)の様に、画像形成材料4の支持体1側から高密
度エネルギー光による画像露光を行い、色材層2の露光
部分の支持体1と画像形成層間の結合力を低下せしめ、
剥離シート6を剥離することにより、露光部の色材層2
と保護層3を剥離シート6側に転写して画像形成を行う
方法である。
【0071】この方法では、前述の画像形成方法の場合
には、高密度エネルギー光による画像露光時に、露光条
件によっては画像形成層の飛散等を起こす場合があった
が、本方法では、画像形成材料の画像形成層上に剥離層
が設けられていることから、そのような飛散は生じるこ
とがなく画像形成を行うことができる。
【0072】この場合、画像形成材料4と剥離シート6
とが単に密着して重ね合わされている状態でも良いし、
画像形成材料4と剥離シート6とが貼合により一体化さ
れたものでも適時選択して用いることができる。前者の
様な、単に密着させただけの画像形成材料4と剥離シー
ト6を用いる場合には、高密度エネルギー光による画像
露光後に、加熱加圧処理し、次いで剥離シート6を剥離
することにより画像を形成することができる。また後者
の場合は、予め貼合されていることから、単に剥離する
だけで画像が形成され、画像形成プロセスが簡単にな
り、加熱加圧装置も必要がないことから、装置がコンパ
クトにでき、より好ましい。
【0073】尚、画像形成材料4と剥離シート6とが密
着された材料を用いる画像形成方法に用いられる高密度
エネルギー光の光源や、加圧又は加熱加圧処理方法及び
装置、及び画像形成材料4と剥離シート6との剥離方法
は、上述の画像形成方法に用いられる方法や装置等を適
時選択して用いることができる。
【0074】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、以下に
おいて「部」は特に断りがない限り「有効成分としての
重量部」を表す。
【0075】実施例1 下記の色材層形成組成物をヘンシェルミキサー、サンド
ミルを用いて混練分散し、次いでポリイソシアネート化
合物〔日本ポリウレタン工業(株)製、コロネート30
41;有効成分50%〕を5.90部添加した後、ディ
ゾルバーで撹拌して色材層形成塗工液を調製した。
【0076】調整した色材層形成塗工液を、超音波分散
後、エクストルージョン方式の押し出し塗布で、厚み1
00μmの片面をコロナ放電処理した透明ポリエチレン
テレフタレートフィルム〔東レ(株)製、ルミラーT6
0〕上に塗布・乾燥し、次いでヒートロール温度90
℃、線圧150kg/cm、搬送速度50m/秒でカレ
ンダー処理を行い、更に、60℃で72時間エージング
させて、厚み1.0μmの色材層を形成した。
【0077】 (色材層形成組成物) Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:4、 平均長軸径:0.14μm〕 100部 塩化ビニル系樹脂〔日本ゼオン(株)製、MR−110〕 10.0部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 5.0部 リン酸エステル〔東邦化学工業(株)製、フォスファノールRE610〕 3.0部 溶剤 300.0部 次いで、下記の組成の保護層形成塗工液を調整し、超音
波分散後、エクストルージョン方式の押し出し塗布で、
上記色材層上に塗布・乾燥してから、更に60℃で72
時間エージングさせて、厚み0.2μmの保護層を形成
した。
【0078】 (保護層形成塗工液) アクリル樹脂〔三菱レイヨン(株)製、ダイアナールBR77〕 7.30部 シリカ〔富士シリシア(株)製、サイロホービック200〕 0.20部 ポリエチレンワックス分散物(有効成分15重量%) 〔興洋化学(株)製、ミクロフラットCE−155〕 3.33部 カルボジイミド基含有化合物〔日本触媒(株)製、 カルボジライトV−03〕 2.00部 溶剤 87.17部 尚、使用したそれぞれの層の溶剤組成、蒸発速度、溶解
度パラメータと、上記の様にして作成したアブレーショ
ン型画像形成材料の濃度の均一性を下記の基準で評価し
た。
【0079】〈濃度の均一性〉透明支持体上に色材層と
保護層を設けた50cm×10cmの面積を2.5cm
×1cmの200の領域に分割し、それぞれの領域の透
過濃度を、濃度計〔X−rite社製:X−rite
310TR〕のビジュアル濃度を用いて測定し、測定点
中の平均濃度(Dav)と濃度のバラツキ(ΔD)を評価
した。尚、濃度のバラツキは、ΔD=(測定点中の最大
濃度−測定点中の最低濃度の値)である。
【0080】次いで、各画像形成材料に、半導体レーザ
ー〔シャープ社製LT090MD、主波長830nm〕
を用い、色材層と透明支持体との界面に焦点を合わせ、
支持体側から走査露光することにより画像露光し、画像
形成材料の色材層側表面と粘着テープ〔3M社製、スコ
ッチNo.845ブックテープ〕の粘着層面とを対面さ
せて、気泡の入らないように加圧処理〔圧力ロール、搬
送速度;30mm/秒、圧力3.0kg/cm〕して密
着させ、画像形成材料を平板に固定し、粘着テープを剥
離〔剥離角度90度、剥離速度40mm/秒〕すること
により画像露光部分を粘着テープ側に引き抜いて画像形
成を行った。
【0081】形成された画像の解像度、色材層側を粘着
テープに転写させ除去した部分の残色濃度を下記の基準
で評価した。
【0082】〈解像度〉ビーム径10μm、走査ピッチ
20μm、露光エネルギーは300mJ/cm2で走査
露光を行い、形成された画像を顕微鏡観察し画像形成可
能な1mm当たりの解像度〔N;最大100picel
/mm〕を評価した。
【0083】〈残存濃度〉ビーム径10μm、走査ピッ
チ10μm、露光エネルギーは300mJ/cm2で5
mm×5mmのベタ画像が形成されるように走査露光を
行い、画像が引き抜かれた画像形成材料の透過濃度(O
D:実測透過濃度−支持体自体の透過濃度)を、濃度計
〔前出〕のビジュアル濃度を用いて測定評価した。
【0084】以上の結果を表2に示す。
【0085】
【表2】
【0086】実施例2 下記の色材層形成組成物をヘンシェルミキサー、サンド
ミルを用いて混練分散し、次いでポリイソシアネート化
合物〔日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートH
X;有効成分100%〕を1.55部添加した後、ディ
ゾルバーで撹拌して色材層形成塗工液を調製した。
【0087】調整した色材層形成塗工液を、超音波分散
後、エクストルージョン方式の押し出し塗布で、厚み1
00μmの片面をコロナ放電処理した透明ポリエチレン
テレフタレートフィルム〔東レ(株)製、ルミラーT6
0〕上に塗布・乾燥し、次いでヒートロールを用い、温
度100℃、線圧150kg/cm、搬送速度40m/
秒でカレンダー処理を行い、更に、60℃で72時間エ
ージングさせて、厚み0.9μmの色材層を形成した。
【0088】 (色材層形成組成物) Fe−Si−Al−Ni−Co系強磁性金属粉末 〔Fe:Si:Al:Ni:Co原子数比=100:1:4:3:5、 平均長軸径:0.14μm〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 15.0部 酸化クロム(平均粒子径:0.13μm) 〔日本化学工業(株)製、U−1〕 5.0部 リン酸エステル〔東邦化学工業(株)製、フォスファノールRE610〕 3.0部 溶剤 300.0部 次いで、下記の組成物の保護層形成塗工液を調整し、超
音波分散後、リバースのグラビア塗布で、上記色材層上
に塗布・乾燥してから、更に60℃で72時間エージン
グさせて、厚み0.2μmの保護層を形成した。
【0089】 (保護層形成塗工液) ポリビニルアセタール樹脂〔積水化学工業(株)製、 エスレックBX−55〕 7.30部 シリカ〔富士シリシア(株)製、サイリシア300〕 0.20部 ポリエチレンワックス分散物(有効成分15重量%) 〔興洋化学(株)製、ミクロフラットS−15〕 3.33部 カルボジイミド基含有化合物 〔日本触媒(株)製、カルボジライトV−03〕 2.00部 溶剤 187.17部 作成したアブレーション型画像形成材料の濃度の均一性
を実施例1と同じ基準で評価し、又、使用したそれぞれ
の層の溶剤組成、蒸気圧、溶解度パラメータと、保護層
形成時のはじき故障を下記の基準で評価した。
【0090】〈はじき故障〉作成したアブレーション型
画像形成材料の30cm×30cmの面積を40倍のル
ーぺで観察し、直径100μm以上のはじき故障(N)
の個数を測定した。
【0091】別途、25μmの片面易接処理した透明ポ
リエチレンテレフタレートフィルム〔ダイヤホイルヘキ
スト(株)製、T100E〕の易接面に、トルエン/メ
チルエチルケトン/シクロヘキサノン=4/4/2の混
合溶剤に溶解した固形分5%のポリウレタン樹脂〔日本
ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン3109〕をバ
ーコータで、塗布乾燥し膜厚0.45μmの接着層を設
け、剥離シートを作成した。
【0092】次いで、上述の画像形成材料の保護層面
と、剥離シートの接着層面を対面させ、加熱加圧処理
〔ロール温度;75℃、搬送速度;80mm/秒、圧力
6.0kg/cm〕し、剥離シートが貼合された一体型
画像形成材料を作成した。
【0093】上述の一体型画像形成材料を、半導体レー
ザー〔シャープ社製LT090MD、主波長830n
m〕を用い、色材層と100μm透明支持体との界面に
焦点を合わせ、支持体側から走査露光することにより画
像露光した。次いで、100μmの透明支持体を平板に
固定し、剥離シートを剥離〔剥離角度180度、剥離速
度40mm/秒〕することにより露光部分を剥離シート
側に引き抜いて画像形成を行った。
【0094】形成された画像の解像度、露光部分の残色
濃度を実施例1と同じ基準で評価した。
【0095】以上の結果を表3に示す。
【0096】
【表3】
【0097】実施例3 下記の色材層形成組成物をヘンシェルミキサー、サンド
ミルを用いて混練分散し、次いでポリイソシアネート化
合物〔日本ポリウレタン工業(株)製、コロネートH
X;有効成分100%〕を1.61部添加した後、ディ
ゾルバーで撹拌して色材層形成塗工液を調製した。
【0098】調整した色材層形成塗工液を、超音波分散
後、エクストルージョン方式の押し出し塗布で、厚み1
00μmの片面をコロナ放電処理した透明ポリエチレン
テレフタレートフィルム〔東レ(株)製、ルミラーT6
0〕上に塗布・乾燥し、次いでヒートロールを用い、温
度100℃、線圧150kg/cm、搬送速度60m/
秒でカレンダー処理を行い、更に、60℃で72時間エ
ージングさせて、厚み0.8μmの色材層を形成した。
【0099】 (色材層形成組成物) Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:3、 平均長軸径:0.16μm〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 10.0部 ポリエステル樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロン200〕 5.0部 窒化ケイ素(平均粒子径:0.30μm)〔不二見研磨材工業(株)製、 GC−5A〕 5.0部 リン酸エステル〔東邦化学工業(株)製、フォスファノールRE610〕 3.0部 溶剤 300.0部 次いで、下記の組成の保護層形成塗工液を調整し、超音
波分散後、順転の等速グラビア塗布で、上記色材層上に
塗布・乾燥してから、更に60℃で72時間エージング
させて、厚み0.15μmの保護層を形成した。
【0100】 (保護層形成塗工液) フェノキシ樹脂〔フェノキシアソシエート社製、PKHH〕 7.30部 シリカ〔富士シリシア(株)製、サイロホービック200〕 0.20部 ポリエチレンワックス分散物(有効成分15重量%) 〔興洋化学(株)製、ミクロフラットS−15〕 3.33部 ポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレタン工業(株)製、 コロネートHX〕 2.00部 溶剤 187.17部 作成したアブレーション型画像形成材料の濃度の均一性
を実施例1と同じ基準で評価し、又、使用したそれぞれ
の層の溶剤組成、表面張力、溶解度パラメータと、保護
層形成時のはじき故障を実施例2と同じ基準で評価し
た。
【0101】別途、厚さ38μmの片面易接処理した透
明ポリエチレンテレフタレートフィルム〔ダイヤホイル
ヘキスト(株)製、T100E〕の易接面に、トルエン
/メチルエチルケトン/シクロヘキサノン=4/4/2
の混合溶剤に溶解した固形分5%のポリウレタン樹脂
〔日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン311
6〕をバーコータで、塗布乾燥し膜厚0.55μmの接
着層を設け、剥離シートを作成した。
【0102】次いで、上述の画像形成材料の保護層面
と、剥離シートの接着層面を対面させ、加熱加圧処理
〔ロール温度;85℃、搬送速度;100mm/秒、圧
力6.0kg/cm〕し、剥離シートが貼合された一体
型画像形成材料を作成した。
【0103】上述の一体型画像形成材料を、半導体レー
ザー〔シャープ社製LT090MD、主波長830n
m〕を用い、色材層と透明支持体との界面に焦点を合わ
せ、支持体側から走査露光することにより画像露光し
た。
【0104】次いで、100μmの透明支持体を平板に
固定し、剥離シートを剥離〔剥離角度180度、剥離速
度40mm/秒〕することにより露光部分を剥離シート
側に引き抜いて画像形成を行った。形成された画像の解
像度、露光部分の残色濃度を実施例1と同じ基準で評価
した。
【0105】以上の結果を表4に示す。
【0106】
【表4】
【0107】実施例4 色材層形成組成物中の窒化ケイ素に代えて、表5で示し
た無機粒子を用いた以外は、実施例3と同様の方法で、
実験No.3−1と同様にして画像形成材料を得た。
【0108】濃度の均一性を実施例1と同じ基準で評価
し、保護層形成時のはじき故障を実施例2と同じ基準で
評価した。
【0109】又、実施例3で作成した剥離シートを用い
て、同じ条件で一体型画像形成材料を作成し、同様の方
法で画像形成を行った。
【0110】形成された画像の解像度、露光部分の残色
濃度を実施例1と同じ基準で評価した。
【0111】結果を表5に示す。
【0112】
【表5】
【0113】実施例5 下記の色材層形成組成物A、Bをヘンシェルミキサー、
サンドミルを用いて別々に混練分散して、次いで前記A
液、B液及びポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレ
タン工業(株)製、コロネートHX;有効成分100
%〕を重量比で100:2.39:0.37に混合し、
ディゾルバーで撹拌して色材層形成塗工液を調製した。
【0114】調整した色材層形成塗工液を、超音波分散
後、エクストルージョン方式の押し出し塗布で、厚み1
00μmの片面をコロナ放電処理した透明ポリエチレン
テレフタレートフィルム〔東レ(株)製、ルミラーT6
0〕上に塗布・乾燥し、次いでヒートロールを用い、温
度100℃、線圧150kg/cmので搬送速度60m
/秒でカレンダー処理を行い、更に、60℃で72時間
エージングさせて、厚み0.8μmの色材層を形成し
た。
【0115】 (色材層形成組成物) A液 Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:3、 平均長軸径:0.16μm〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 10.0部 ポリエステル樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロン200〕 5.0部 リン酸エステル〔東邦化学工業(株)製、フォスファノールRE610〕 3.0部 溶剤A 300.0部 B液 α−アルミナ(平均粒子径:0.18μm) 〔住友化学(株)製、高純度アルミナHIT60G〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8700〕 15部 リン酸エステル〔東邦化学工業(株)製、フォスファノールRE610〕 3.0部 溶剤B 118部 次いで、下記組成の保護層形成塗工液を調整し、超音波
分散後、リバースのバーコータ塗布で、上記色材層上に
塗布・乾燥してから、更に60℃で72時間エージング
させて、厚み0.20μmの保護層を形成した。
【0116】 (保護層形成塗工液) フェノキシ樹脂〔フェノキシアソシエート社製、PKHH〕 7.65部 ポリエチレンワックス分散物(有効成分15重量%) 〔興洋化学(株)製、ミクロフラットS−15〕 0.35部 ポリイソシアネート化合物〔日本ポリウレタン工業(株)製、 コロネートHX〕 2.0部 溶剤 200部 作成したアブレーション型画像形成材料の濃度の均一性
を実施例1と同じ基準で評価し、バーコータ塗布時に生
じる傷故障を下記の基準で評価し、使用した溶剤組成と
併せて、結果を表6に示した。
【0117】〈傷故障〉作成したアブレーション型画像
形成材料の50cm×20cmの面積を透過光で観察
し、長さ5mm以上の透過傷本数(n)を測定。
【0118】別途、厚さ38μmの片面易接処理した透
明ポリエチレンテレフタレートフィルム〔ダイヤホイル
ヘキスト(株)製、T100E〕の易接面に、下記の組
成の接着層組成物をバーコータで塗布、乾燥し膜厚1.
30μmの接着層を設け、剥離シートを作成した。
【0119】 (接着層組成物) ウレタン樹脂〔日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン3109〕 4.90部 シリコーン樹脂粒子〔東芝シリコーン(株)製、トスパール120〕 0.10部 トルエン 42.75部 メチルエチルケトン 42.75部 シクロヘキサノン 9.50部 次いで、上述の画像形成材料の保護層面と、剥離シート
の接着層面を対面させ、加熱加圧処理〔ロール温度;7
0℃、搬送速度;80mm/秒、圧力6.0kg/c
m〕し、剥離シートが貼合された一体型画像形成材料を
作成し、YAGレーザー〔アドラス社製DPY521C
−NP、出力4000mW、主波長1064nm〕を用
い、色材層と透明支持体との界面に焦点を合わせ、支持
体側から走査露光することにより画像露光した。
【0120】次いで、厚さ100μmの透明支持体を平
板に固定し、剥離シートを剥離〔剥離角度180度、剥
離速度50mm/秒〕することにより露光部分を剥離シ
ート側に引き抜いて画像形成を行った。
【0121】形成された画像の解像度、露光部分の残色
濃度を下記の基準で評価した。
【0122】〈解像度〉ビーム径10μm、走査ピッチ
20μm、露光エネルギーは200mJ/cm2で走査
露光を行い、形成された画像を顕微鏡観察し画像形成可
能な1mm当たりの解像度〔N;最大100picel
/mm〕を評価した。
【0123】〈残存濃度〉ビーム径10μm、走査ピッ
チ10μm、露光エネルギーは200mJ/cm2で5
mm×5mmの画像が形成されるように走査露光を行
い、画像形成された画像形成材料の透過濃度(OD:実
測透過濃度−支持体自体の透過濃度)を、濃度計〔X−
rite社製:X−rite 310TR〕のビジュア
ル濃度を用いて測定評価した。
【0124】以上の結果を表6に示す。
【0125】
【表6】
【0126】実施例6 色材層形成塗工液B液中のα−アルミナに代えて、表7
で示した無機酸化物、無機窒化物及び無機炭化物を用い
た以外は、実験No.5−1と同様の方法で、色材層及
び保護層を設けた。
【0127】濃度の均一性を実施例1と同じ基準で、保
護層形成時の傷故障を実施例5と同じ基準で、形成され
た画像の解像度、露光部分の残色濃度を実施例5と同じ
基準で評価した。
【0128】結果を表7に示す。
【0129】
【表7】
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、画像形成層上に保護層
を塗工しても画像形成層に影響を与えず、形成される画
像の耐久性に優れ、欠陥がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法の1例を示す図。
【図2】剥離シートを示す図。
【図3】他の本発明の画像形成方法を示す図。
【符号の説明】
1,1′ 画像形成材料及び剥離シートの支持体 2 色材層 3 保護層 4 画像形成材料 5 接着層 6 剥離シート

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明支持体上に色材層及び保護層をこの
    順に有するアブレーション型画像形成材料を、色材層形
    成塗工液と保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布
    して形成するに当たり、色材層形成塗工液の溶剤の蒸発
    速度V1と保護層形成塗工液の溶剤の蒸発速度V2が0.
    25≦V2/V1≦1.50の関係を満たすことを特徴と
    するアブレーション型画像形成材料の製造方法。
  2. 【請求項2】 透明支持体上に色材層及び保護層をこの
    順に有するアブレーション型画像形成材料を、色材層形
    成塗工液と保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布
    して形成するに当たり、色材層形成塗工液の溶剤の蒸気
    圧P1と保護層形成塗工液の溶剤の蒸気圧P2が0.20
    ≦P2/P1≦1.50の関係を満たすことを特徴とする
    アブレーション型画像形成材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 透明支持体上に色材層及び保護層をこの
    順に有するアブレーション型画像形成材料を、色材層形
    成塗工液と保護層形成塗工液を透明支持体上に順次塗布
    して形成するに当たり、色材層形成塗工液の溶剤の表面
    張力τ1と保護層形成塗工液の溶剤の表面張力τ2が0.
    80≦τ2/τ1≦1.20の関係を満たすことを特徴と
    するアブレーション型画像形成材料の製造方法。
  4. 【請求項4】 色材層形成塗工液の溶剤の溶解度パラメ
    ーターの値SP1と保護層形成塗工液の溶剤の溶解度パ
    ラメーターの値SP2が0.95≦SP2/SP1≦1.
    30の関係を満たすことを特徴とする請求項1、2又は
    3に記載のアブレーション型画像形成材料の製造方法。
  5. 【請求項5】 透明支持体上に膜厚Tの色材層及び保護
    層をこの順に有するアブレーション型画像形成材料を、
    色材層形成塗工液と保護層形成塗工液を透明支持体上に
    順次塗布して形成するに当たり、色材層形成塗工液に、
    平均粒子径SがT≧2Sの関係を満たす、色材とは異な
    る無機酸化物、無機窒化物及び無機炭化物から選ばれる
    少なくとも1種を含有せしめて形成することを特徴とす
    るアブレーション型画像形成材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記色材とは異なる無機酸化物、無機窒
    化物及び無機炭化物の含有量が色材層形成成分の15重
    量%以下であることを特徴とする請求項5に記載のアブ
    レーション型画像形成材料の製造方法。
  7. 【請求項7】 個別に調整した、色材含有液と色材とは
    異なる無機酸化物、無機窒化物及び無機炭化物を含有す
    る液とを混合して、色材層形成塗工液を調整することを
    特徴とする請求項5又は6に記載のアブレーション型画
    像形成材料の製造方法。
  8. 【請求項8】 保護層形成後、保護層上に剥離シートを
    貼合することを特徴とする前記請求項1、2、3、4、
    5、6又は7に記載のアブレーション型画像形成材料の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7に記載の製造方法により
    形成された画像形成材料に透明支持体側から高密度エネ
    ルギー光による画像露光を行い、露光部を除去すること
    を特徴とする画像形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の製造方法により形成
    された画像形成材料に透明支持体側から高密度エネルギ
    ー光による画像露光を行い、剥離シートを剥離すること
    により色材層の露光部分を剥離シートに転写することを
    特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記画像露光が、レーザー光による走
    査露光であることを特徴とする請求項9又は10に記載
    の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 画像露光に用いるレーザー光の波長が
    600〜1200nmであることを特徴とする請求項1
    1に記載の画像形成方法。
JP9195589A 1997-07-22 1997-07-22 アブレーション型画像形成材料の製造方法及び該画像形成材料を用いる画像形成方法 Pending JPH1134487A (ja)

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JP2005335286A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Dainippon Printing Co Ltd 印字記録媒体

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