JPH11345731A - インダクタの製造方法 - Google Patents

インダクタの製造方法

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JPH11345731A
JPH11345731A JP15305798A JP15305798A JPH11345731A JP H11345731 A JPH11345731 A JP H11345731A JP 15305798 A JP15305798 A JP 15305798A JP 15305798 A JP15305798 A JP 15305798A JP H11345731 A JPH11345731 A JP H11345731A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil wire
metal coil
inductor
ceramic body
ceramic
Prior art date
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Pending
Application number
JP15305798A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yamamoto
高弘 山本
Yutaka Komatsu
裕 小松
Masashi Morimoto
正士 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP15305798A priority Critical patent/JPH11345731A/ja
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属コイル線が所定の位置に精度良く保持さ
れると共に、製造上の制約が少なく、電気特性が優れた
インダクタを製造する。 【解決手段】 セラミック体23の中央部に設けた貫通
穴23aに金属コイル線22を挿入した後、貫通穴23
aにスラリー状のフェライトセラミック原料を流し込
む。このとき、金属コイル線22は貫通穴23aの内壁
面に保持されているので、スラリー状のフェライトセラ
ミック原料を流し込んでも金属コイル線22の位置が動
くことがない。次に、セラミック体23をオーブンの中
に入れて貫通穴23aの中のフェライトセラミック原料
を固化させる。次に、セラミック体を焼成した後、セラ
ミック体23の上下両端部に外部電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタ、特に
電子機器等から放射されるノイズや、電子機器等に侵入
するノイズを除去するために使用される大電流用のイン
ダクタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】金属コイル線を用いたインダクタは、同
じコイル径及び巻数とした場合、積層型インダクタ等と
比較してその電気抵抗値が約1/10以下になり、大電
流用インダクタとして使用するこことができる。そし
て、このような金属コイル線を用いたインダクタの製造
方法として、特開平8−181021号公報記載の方法
が知られている。このインダクタの製造方法は、押し出
し成形されたセラミックに金属コイル線を巻き付けてコ
イル形状にした後、その外被体を連続して成形するの
で、金属コイル線が所定の位置に精度良く保持される。
【0003】しかしながら、コイルピッチを小さくする
ことや、線径が100μm以上の太い金属コイル線の巻
き付け加工が困難である。また、その製造方法の特徴か
ら、インダクタの全長に渡り金属コイル線が粗巻き状態
で周回されるので、密巻きコイル部と直線状の引出し部
を有する金属コイル線と比較してインピーダンスの発生
効率が低くなる。そのため、所望のインピーダンスを得
ようとすると、金属コイル線の長さが長くなり、内部電
極である金属コイル線自身が有する抵抗値が不必要に上
昇してしまうという問題があった。
【0004】この対策として、出願人は、所定の形状に
加工した金属コイル線を型枠にセットした後、スラリー
状セラミック原料を型枠に流し込む方法(ゲルキャスト
法)によりインダクタを製造することを提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法は特開平8−181021号公報記載のインダクタの
製造方法の問題点を解消することができるものの、スラ
リー状セラミック原料を型枠に流し込む際に金属コイル
線の位置がずれ易く、このため電気特性のバラツキが大
きいという新たな問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、金属コイル線が
所定の位置に精度良く保持されると共に、製造上の制約
が少なく、電気特性が優れたインダクタを製造すること
ができるインダクタの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明に係るインダクタの製造方法は、金属コイル
線を収容するための空洞部を有するセラミック体を成形
する工程と、前記セラミック体の空洞部に金属コイル線
を挿入した後、前記空洞部にセラミック材を充填し成形
する工程とを備えたことを特徴とする。そして、セラミ
ック体の空洞部にセラミック材を充填し成形する方法と
しては、例えばゲルキャスト法が採用される。
【0008】
【作用】以上の方法により、金属コイル線はセラミック
体の空洞部に挿入されて保持されるため、セラミック材
を空洞部に充填する際に金属コイル線の位置ずれが発生
せず、金属コイル線が精度良く位置決めされる。さら
に、密巻きコイル部と直線状の引出し部を有する構造の
金属コイル線も採用でき、この方法は金属コイル線の構
造等の製造上の制約が少ない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインダクタの
製造方法の実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0010】図1に示すように、金属コイル線22は、
螺旋状に巻回されているコイル部22aと、このコイル
部22aの両端に設けられた直線状の引出し部22b,
22bとからなる。金属コイル線22の材料としては、
例えばAg,Ag−Pd,Pt,Au,Cuのうちのい
ずれかを一種類以上含む金属又は合金が用いられる。本
実施形態の場合、金属コイル線22の材料として線径が
200μmのAg線を用い、このAg線を螺旋状に巻回
してコイル径が1.5mm、長さが約2.4mm、巻き
数が6ターンのコイル部22aを形成すると共に、長さ
がそれぞれ約0.8mmの引出し部22b,22bを形
成した。
【0011】セラミック体23は横断面矩形の直方体で
あり、その長手方向に平行な軸を有する横断面円形の貫
通穴23aが中央部に設けられてる。このセラミック体
23は、以下に詳述するゲルキャスト法により成形され
る。
【0012】まず、原料粉末として平均粒径が2.2μ
mのNiCuZnフェライトセラミック粉末と、硬化性
樹脂として水溶性エポキシ樹脂(ポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル)と、相容性液体として水及び
エタノールと、分散剤としてポリオキシアルキレングリ
コールと、消泡剤としてポリアルキレングリコールと
を、表1に示す割合でポットミルに投入した後、20時
間湿式調合してスラリー状とした。
【0013】
【表1】
【0014】次に、このスラリー状のセラミック原料
に、硬化剤としてジアミンアダクト変成物を0.3重量
%の割合で混入した後、5分間攪拌する。次に、このス
ラリー状のセラミック原料を30分間脱泡し、ポリエチ
レン製の型枠に60cmHgの減圧条件の下で流し込ん
だ。次に、この型枠を90℃に保持されたオーブンの中
に約30分間入れてスラリー状のセラミック原料を固化
させる。次に、固化されたセラミック原料を型枠から取
り出し、さらに30分間乾燥させて、縦が3.0mm、
横が3.0mm、高さが3.84mmの直方体のセラミ
ック体23を得た。このときの固化時における体積収縮
率は約1%であった。
【0015】次に、この直方体のセラミック体23に、
その長手方向に平行な軸を有する横断面円形(直径が
1.5mm)の貫通穴23aをドリルによる切削加工法
によって形成する。ただし、この貫通穴23aは、成型
時に抜き型の型枠を用いる等の方法によって形成しても
よい。この貫通穴23aは、金属コイル線22を収容す
るための空洞部となる。
【0016】次に、セラミック体23の貫通穴23a
に、金属コイル線22を挿入した後、60cmHgの減
圧条件の下で、この貫通穴23aにスラリー状のセラミ
ック原料を流し込んだ。このとき、金属コイル線22は
貫通穴23aの内壁面に保持されているので、スラリー
状のセラミック原料を流し込んでも金属コイル線22の
位置が動くことがない。従って、金属コイル線22の位
置決め精度が高く、得られるインダクタの電気特性のバ
ラツキを抑えることができる。流し込んだスラリー状の
セラミック原料は、原料粉末として平均粒径が2.2μ
mのNiCuZnフェライトセラミック粉末と、硬化性
樹脂として水溶性エポキシ樹脂(ポリエチレングリコー
ルジグリシジルエーテル)と、相容性液体として水及び
エタノールと、分散剤としてポリアルキレングリコール
と、消泡剤としてポリアルキレングリコールとを、表1
に示す割合でポットミルに投入した後、20時間湿式調
合し、次に、硬化剤としてジアミンアダクト変成物を
0.3重量%の割合で混入した後、5分間攪拌して30
分間脱泡したものである。
【0017】次に、このセラミック体23を90℃に保
持されたオーブンの中に約30分間入れて、貫通穴23
aの中のスラリー状のセラミック原料を固化させる。こ
うして、図2に示すように、貫通穴23aに充填されか
つ金属コイル線22を内部に埋設した円柱状のセラミッ
ク体24を、ゲルキャスト法により成形した。次に、セ
ラミック体23を焼成炉に入れ、昇温時間が9時間、4
50℃の温度で3時間保持して脱脂した後、昇温時間が
9時間、900℃の温度で2時間保持して焼成した。こ
うして得られたセラミック体23,24は十分に緻密化
しており、その焼結密度は5.25であった。そして、
焼成後のセラミック体23は、縦が2.5mm、横2.
5mm、高さが3.2mmの直方体となり、焼成収縮率
は1.20%であった。
【0018】次に、図3に示すように、セラミック体2
3の上下両端部に外部電極26,26を形成する。外部
電極26,26は、それぞれセラミック体23の上下両
端面に露出している金属コイル線22の引出し部22
b,22bに電気的に接続している。外部電極26の材
料としては、例えば、Cu,Ni,Ag,Ag−Pd等
のうちいずれか一種類以上含む金属又は合金が用いられ
る。
【0019】こうして得られたインダクタ30の電気抵
抗値及びインダクタンス値を測定した結果を表2に示す
(実施例参照)。比較のため、特開平8−181021
号公報記載の方法で製造したインダクタの電気抵抗値及
びインダクタンス値(比較例1参照)と、従来のゲルキ
ャスト法で製造したインダクタの電気抵抗値及びインダ
クタンス値(比較例2参照)とを併せて表2に載せてい
る。なお、インダスタンス値の設計値はいずれの場合
も、4.0μHであった。表2より、本実施形態の方法
によって製造されたインダクタ30の電気抵抗値は低
く、また、インダクタンス値のバラツキが小さいことが
わかる。
【0020】
【表2】
【0021】なお、本発明に係るインダクタの製造方法
は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変更することができる。例えば、セラミッ
ク体は横断面矩形の他に、横断面円形等のものであって
もよく、また、セラミック体に設ける貫通穴の横断面形
状も全面コイル線の形状に合わせて種々に変更される。
【0022】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、金属コイル線をセラミック体に設けた空洞部に
挿入して保持するので、金属コイル線の位置ずれが発生
せず、金属コイル線を精度良く位置決めすることができ
る。さらに、金属コイル線の構造等に制約されることも
なく、製造上の制約を少なくすることができる。この結
果、金属コイル線が所定の位置に精度良く保持されると
共に、製造上の制約が少なく、電気特性が優れたインダ
クタを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインダクタの製造方法の一実施形
態を示す斜視図。
【図2】図1に続く製造工程を示す斜視図。
【図3】図2に続く製造工程を示す斜視図。
【符号の説明】
22…金属コイル線 23…セラミック体 23a…貫通穴(空洞部) 24…セラミック体 30…インダクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属コイル線を収容するための空洞部を
    有するセラミック体を成形する工程と、 前記セラミック体の空洞部に金属コイル線を挿入した
    後、前記空洞部にセラミック材を充填し成形する工程
    と、 を備えたことを特徴とするインダクタの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記セラミック体の空洞部にゲルキャス
    ト法でセラミック材を充填し成形することを特徴とする
    請求項1記載のインダクタの製造方法。
JP15305798A 1998-06-02 1998-06-02 インダクタの製造方法 Pending JPH11345731A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016531A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Ngk Insulators Ltd アンテナ装置及びアンテナ装置の製造方法
EP2194029A1 (en) 2008-10-29 2010-06-09 NGK Insulators, Ltd. Ferrite powder and its production method
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EP2368865A1 (en) 2010-03-18 2011-09-28 NGK Insulators, Ltd. Powders used for producing Ni-Cu-Zn system ferrite ceramics sintered body and method for manufacturing the same

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