JPH11345778A - 成膜装置のクリーニング方法及びそのクリーニング機構 - Google Patents

成膜装置のクリーニング方法及びそのクリーニング機構

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JPH11345778A
JPH11345778A JP10166099A JP16609998A JPH11345778A JP H11345778 A JPH11345778 A JP H11345778A JP 10166099 A JP10166099 A JP 10166099A JP 16609998 A JP16609998 A JP 16609998A JP H11345778 A JPH11345778 A JP H11345778A
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cleaning
film forming
gas
forming apparatus
end point
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Yoshiyuki Fujita
義幸 藤田
Jun Hirai
純 平井
Azusa Iitaka
あずさ 飯高
Tatsuya Tamura
辰也 田村
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Tokyo Electron Ltd
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/52Controlling or regulating the coating process
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10PGENERIC PROCESSES OR APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OR TREATMENT OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10P52/00Grinding, lapping or polishing of wafers, substrates or parts of devices
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    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーニング操作の終点を的確に検出して認
識することができる成膜装置のクリーニング方法を提供
する。 【解決手段】 処理容器内の処理空間にて被処理体に対
して成膜処理を施す成膜装置にクリーニングガスを流し
て内部のクリーニングを行なうに際して、前記処理容器
内に設置したクリーニングガス温度検出手段48Eによ
りクリーニングガスの温度を検出し、このクリーニング
ガス温度検出手段の検出値がピーク値を過ぎたことに応
答してクリーニング操作の終点を検出するようにする。
これにより、クリーニング操作の終点を的確に検出して
認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理体に成膜を施す成膜装置のクリーニング方法及び
そのクリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を製造するため
には半導体ウエハに対して成膜、エッチング処理等の各
種の処理が施される。例えば一度に多数枚のウエハ表面
に成膜するCVD装置においては、ウエハボート上に半
導体ウエハを例えば等ピッチで載置し、これを減圧下に
て所定の温度に加熱しながらウエハ表面に成膜用の処理
ガスを供給し、このガスの分解生成物或いは反応生成物
をウエハ上に堆積させるようになっている。
【0003】このようにしてウエハ表面に成膜を行った
場合、成膜が必要とされるウエハ表面の他に、ウエハボ
ート、処理容器の内側表面等の成膜を意図していない部
分にも不要な膜が付着してしまう。このような不要な部
分における付着膜は、パーティクルとなって浮遊し、半
導体集積回路の欠陥の原因となることから、この不要な
付着膜を除去するために真空処理装置は定期的に或いは
不定期的にクリーニング処理が施される。このようにク
リーニング処理を施す必要があるのは上述したいわゆる
バッチ式のホットウォール型のLP−CVD(Chem
ical Vapor Deposition)装置の
みならず、ウエハを1枚ずつ処理する枚葉式の成膜装置
においても同様である。
【0004】従来、ホットウォール型のLP−CVD装
置においては、横型、縦型を問わず、その定期洗浄にお
いて、薬液を用いたウエットクリーニング法を行うのが
一般的であった。しかしながら、このウエットクリーニ
ング法は装置保守時間に伴うダウンタイムの増加など生
産性の面から見て以下に示すような問題点が生じる。 生産性向上に関する問題点 石英反応管の脱着に伴う煩雑な作業が要求される。 石英反応管の取り外しの為のヒータ温度の低温化に長
時間を要する。 石英反応管の取り付け後のリークチェック及び温度プ
ロファイルの実施に長時間を要する。
【0005】上記問題点を解決する手段として最も効率
が良いのは、LP−CVD装置を分解することなくこれ
を組み付けた状態でインサイトでクリーニングを行なえ
るようにして、その装置自身にて堆積したCVD膜のク
リーニングを行わせることである。そこで、ホットウォ
ール型LP−CVD装置のクリーニング法として、エッ
チングガスにClF3 ガスを用いたクリーニング法が提
案された(特開平3−31479号公報、特開平4−1
55827号公報、特開平6−151396号公報
等)。このクリーニング方法は、クリーニングガスとし
てClF3 を含むガスを処理容器内へ導入し、このクリ
ーニングガスでウエハボートや処理容器内面等に付着し
た不要な膜を除去するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したク
リーニング操作で重要な点は、クリーニングの終点をい
かにして決定するかという点である。すなわち、クリー
ニング時間が短過ぎれば、エッチング不足でウエハボー
トや処理容器内面に付着していた不要な膜が残留してし
まい、また、クリーニング時間が長過ぎれば、石英製の
ウエハボートや処理容器が反応性の高いClF3 ガスと
反応して削られてしまい、表面に微細な粉末状のパーテ
ィクルが発生してしまう。従って、従来にあっては、製
品ウエハと共に同一のモニタ用のウエハも一緒に成膜処
理し、このモニタ用ウエハに付着した成膜量の積算量が
所定値になった時にクリーニング操作を開始して、予め
求めておいた単位時間当たりのクリーニング量に基づい
て上記所定量の成膜ができた頃を見計らってクリーニン
グ操作を終了するようにしている。
【0007】しかしながら、ウエハ表面に付着する成膜
量と、ウエハボートや処理容器内面に付着する成膜量は
必ずしも一致せず、両者の間には必ず誤差が生じるのみ
ならず、成膜プロセスのプロセス条件も常に一定とは限
らず、プロセス温度を変えたり、例えばポリシリコン成
膜の場合にはドーパントを添加したり、しなかったりす
る場合も生ずる。このため、ウエハボートや処理容器内
面には、異なる種類の膜が多層に付着することになり、
しかも、エッチングレートは膜種によってもかなり異な
るので、前述のように単位時間当たりのクリーニング量
(エッチングレート)を予め求めていたとしても、的確
にエッチング操作の終点を規定するのはかなり困難であ
った。
【0008】このため、オーバーエッチングを防ぐため
に、少し不足気味の時間だけクリーニング操作を行な
い、その時点での不要な膜の除去具合を確認し、再度、
適正と思われる時間だけクリーニング操作を再実行する
などしており、全体のクリーニング操作期間が長くなる
という問題があった。本発明は、以上のような問題点に
着目し、これを有効に解決すべく創案されたものであ
る。本発明の目的は、クリーニング操作の終点を的確に
検出して認識することができる成膜装置のクリーニング
方法及びそのクリーニング機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、エッチン
グガスを用いたエッチング操作について鋭意研究した結
果、エッチングガスに対するポリシリコン膜の反応性と
石英との反応性はポリシリコン膜の方が数10倍程高
く、そのためにポリシリコン膜とエッチングガスとの反
応時には多くの反応熱が発生する、という知見を得るこ
とにより本発明に至ったものである。
【0010】請求項1に規定する発明は、処理容器内の
処理空間にて被処理体に対して成膜処理を施す成膜装置
にクリーニングガスを流して内部のクリーニングを行な
うに際して、前記処理容器内に設置したクリーニングガ
ス温度検出手段によりクリーニングガスの温度を検出
し、このクリーニングガス温度検出手段の検出値がピー
ク値を過ぎたことに応答してクリーニング操作の終点を
検出するようにしたものである。これにより、処理空間
を通過しているクリーニングガスが、不要な付着膜と反
応してこれをエッチングしている間は次第にクリーニン
グガス温度検出手段の検出値が上昇してくることにな
り、そして、このクリーニングガス温度検出手段の近傍
に付着していた不要な膜がエッチングされると、この
時、検出値はピーク値を示す。そして、このクリーニン
グガス温度検出手段の近傍に付着していた不要な膜が全
てエッチングにより除去されると、検出値はピーク値か
ら低下し始めることになり、この時点をクリーニング操
作の終点とする。実際には、不要な膜が残留することも
考えられるので、ピーク値を過ぎてから所定の時間、例
えば数分程度経過した時点を、クリーニング操作の終了
点とする。これにより、不要な膜を略確実にエッチング
できて、オーバーエッチングも生ずることがない時点を
クリーニング操作の終点として認識することが可能とな
る。
【0011】また、請求項2には規定するように、前記
クリーニングガス温度検出手段を、前記処理容器内であ
って前記処理空間の下流側に設置するのが望ましい。こ
れによれば、処理空間を通過しているクリーニングガス
が、不要な付着膜と反応してこれをエッチングしている
間は次第にクリーニングガス温度検出手段の検出値が上
昇してくることになり、そして、このクリーニングガス
温度検出手段よりも上流側の不要な付着膜のエッチング
が終了すると、いよいよこのクリーニングガス温度検出
手段の近傍に付着していた不要な膜がエッチングされ、
この時、検出値はピーク値を示す。そして、このクリー
ニングガス温度検出手段の近傍に付着していた不要な膜
が全てエッチングにより除去されると、検出値はピーク
値から低下し始めることになり、この時点をクリーニン
グ操作の終点とする。実際には、不要な膜が残留するこ
とも考えられるので、ピーク値を過ぎてから所定の時
間、例えば数分程度経過した時点を、クリーニング操作
の終了点とする。これにより、不要な膜を略確実にエッ
チングできて、オーバーエッチングも生ずることがない
時点をクリーニング操作の終点として認識することが可
能となる
【0012】ここで、処理容器が、内筒をこの外側に同
心円状に所定の間隙を隔てて配置された外筒よりなる場
合には、上記クリーニングガス温度検出手段は、外筒に
設けた排気口の近傍に位置させるようにする。これによ
り、クリーニングガス温度検出手段の近傍に付着した不
要な膜がクリーニングガスと反応して除去が開始される
時は、これより上流側に位置する部分のクリーニング操
作が略完了している時なので、クリーニングの終了点を
的確に検出することが可能となる。特に、この場合に
は、前記クリーニング操作の終点検出用のピーク値は、
クリーニング操作の開始から2番目のピーク値となる。
その理由は、クリーニングガスは内筒の内側底部より供
給されて内筒の内壁面を下から上に向けて少しずつクリ
ーニングし、その後、内筒と外筒との間の間隙内を上か
ら下方へ向けて少しずつクリーニングしてくることにな
るので、内筒の内側底部をクリーニングする時に1番目
の温度ピーク値が検出されるからである。ここで使用さ
れるクリーニングガスは、例えばClF3 ガスを用いる
ことができる。
【0013】請求項7は上記クリーニング方法を実現す
るためのクリーニング機構であり、処理容器内の処理空
間に処理ガスを流して被処理体に対して成膜処理を施す
成膜装置のクリーニング機構において、前記処理容器内
にクリーニングガスを供給するクリーニングガス供給手
段と、前記容器内に設けられてクリーニングガスの温度
を検出するクリーニングガス温度検出手段と、このクリ
ーニングガス温度検出手段の検出値がピーク値を過ぎた
ことに応答してクリーニング操作の終点を検出するクリ
ーニング終点検出手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0014】この場合、前記処理容器は、内筒とこの外
側に同心円状に所定の間隙を隔てて配置された外筒より
なり、前記クリーニングガス温度検出手段を、前記処理
容器内の雰囲気を排気する排気口の近傍に位置させて設
けるのが望ましい。また、この場合には前記クリーニン
グ終点検出手段は、クリーニング操作の開始から2番目
のピーク値をクリーニング操作の終点検出用のピーク値
であると認識する。
【0015】また、前記クリーニングガス温度検出手段
は、前記間隙内に挿入されている成膜時温度モニタ用の
熱電対が兼用されるようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る成膜装置の
クリーニング方法及びそのクリーニング機構の一実施例
を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るク
リーニング方法を実施するための成膜装置を示す構成図
である。ここでは成膜装置としてLP−CVDによる縦
型の成膜装置を例にとって説明する。図示するようにこ
の成膜装置は、筒体状の石英製の内筒2とその外側に所
定の間隙4を介して同心円状に配置した石英製の外筒6
とよりなる2重管構造の処理容器8を有しており、その
外側は、加熱ヒータ等の加熱手段10と断熱材12を備
えた加熱炉14により覆われている。上記加熱手段10
は断熱材12の内面に全面に亘って設けられている。
【0017】処理容器8の下端は、例えばステンレスス
チール製の筒体状のマニホールド16によって支持され
ており、内筒2の下端は、マニホールド16の内壁より
内側へ突出させたリング状の支持板16Aにより支持さ
れ、このマニホールド16の下方より多数枚の被処理体
としての半導体ウエハWを載置した石英製のウエハボー
ト18が昇降可能に挿脱自在になされている。このウエ
ハボート18は、石英製の保温筒20を介して回転テー
ブル22上に載置されており、この回転テーブル22
は、マニホールド16の下端開口部を開閉する蓋部24
を貫通する回転軸26上に支持される。そして、この回
転軸26の貫通部には、例えば磁性流体シール28が介
設され、この回転軸26を気密にシールしつつ回転可能
に支持している。また、蓋部24の周辺部とマニホール
ド16の下端部には、例えばOリング等よりなるシール
部材30が介設されており、容器内のシール性を保持し
ている。
【0018】上記した回転軸26は、例えばボートエレ
ベータ等の昇降機構32に支持されたアーム34の先端
に取り付けられており、ウエハボート18及び蓋部24
等を一体的に昇降できるようになされている。マニホー
ルド16の側部には、内筒2内に成膜ガスや不活性ガ
ス、例えばN2ガスを導入するためにL字状になされた
ガス導入ノズル36、処理容器8内のクリーニング時に
クリーニングガスを導入するために直線状になされたク
リーニングガス導入ノズル38及び内筒2と外筒6との
間隙4の底部から容器内の雰囲気を排出する排気口40
がそれぞれ設けられており、この排気口40には、図示
しない真空ポンプ等を介設した真空排気系が接続されて
いる。また、上記クリーニングガス導入ノズル38に
は、クリーニングガス供給手段42が接続されている。
このクリーニングガス供給手段42はクリーニングガス
源44に連結したガス通路46を有しており、このガス
通路46に開閉弁48及びマスフローコントローラのよ
うな流量制御器48が介設されて、所望の値に流量制御
されたクリーニングガスを流し得るようになっている。
ここでは、クリーニングガスとしてClF3 ガスを用い
ている。
【0019】一方、上記加熱炉14は、全体の温度を精
度良く制御するために、上下方向に複数、例えば5つの
ゾーンに区分されており、各ゾーンに対応させて、加熱
手段10を設けている。そして、各ゾーンの加熱手段1
0の近傍にそれぞれヒータ温度を検出するヒータ用温度
検出手段(図示せず)が設けられており、各加熱手段1
0をコントロールして個別に温度制御が可能になされて
いる。また、内筒2と外筒6との間には、各ゾーンに対
応させて成膜時温度モニタ用の温度検出手段としてここ
では5つの熱電対48A〜48Eが、1つの密封された
石英製の保護管50内に収容された状態で位置されてお
り、この保護管50の下端は、屈曲されてマニホールド
16を気密に貫通して支持されている。そして、この熱
電対48A〜48Eはクリーニング時には、処理空間S
を通過したクリーニングガスの温度を検出するクリーニ
ングガス温度検出手段として兼用されることになる。特
に、後述するようにクリーニング時には、排気口40に
最も近い熱電対、すなわち間隙4内の最も下端部側に設
けた熱電対48Eを検出値を参照してクリーニングの終
点を検出することになる。
【0020】上記各熱電対48A〜48Eの検出値は、
例えばマイクロコンピュータ等よりなる制御部52へ入
力され、成膜プロセス時にはこの検出値に基づいて各ゾ
ーンの加熱手段10への供給電力を個別的に独立して制
御し、これによっても、各加熱手段10をコントロール
して個別に温度制御が可能となっている。また、この制
御部52には、クリーニング操作時に、上記熱電対48
A〜48Eからの検出値に基づいてクリーニング操作の
終点を検出するクリーニング終点検出手段54が内蔵さ
れており、クリーニング操作の制御を行なうようになっ
ている。すなわち、前記したクリーニングガス供給手段
42とクリーニングガス温度検出手段(熱電対)48A
〜48Eと、クリーニング終点検出手段54とによりク
リーニング機構を構成することになる。また、上記制御
部52には、各熱電対48A〜48Eの温度を表示した
り、クリーニング操作の終点を表示したりするためのモ
ニタ56が設けられており、オペレータがこれを注視し
つつ手動によっても制御ができるようになっている。
【0021】次に、以上のように構成された装置を用い
た成膜プロセスについて説明する。まず、ウエハがアン
ロード状態で成膜装置が待機状態の時には、処理容器8
は成膜プロセス温度、例えば600℃、或いはそれより
も低い温度に維持されており、常温の多数枚のウエハW
が載置された状態のウエハボート18を処理容器8内に
その下方より上昇させてロードし、蓋部24でマニホー
ルド16の下端開口部を閉じることにより容器内を密閉
する。そして、処理容器8内を所定の成膜プロセス圧に
維持すると共に、ウエハ温度が上昇して所定の成膜プロ
セス温度に安定するまで待機し、その後、所定の成膜ガ
ス、例えばシラン等を処理ガス導入ノズル36から処理
容器8内に導入する。成膜ガスは、処理ガス導入ノズル
36から内筒2内の底部に導入された後にこの中を回転
されているウエハWと接触しつつ成膜反応して上昇し
て、天井部から内筒2と外筒6との間の間隙4を流下し
て、排気口40から容器外へ排出される。この結果、ウ
エハW上にポリシリコン等の膜が成膜される。成膜プロ
セス中における温度制御は、熱電対48A〜48Eでの
検出値に基づいてゾーン毎の加熱手段10への供給電力
を制御することによって行なわれる。
【0022】以上が、成膜プロセスの流れであるが、こ
のような成膜プロセスを繰り返し行なっていくと、成膜
ガスの流れ方向に沿ってこれと接触する石英部材の壁面
に不要な膜、例えばポリシリコン膜が僅かずつではある
が、形成されることは避けられない。不要な膜は、ウエ
ハボート18、内筒2の内外面、外筒6の内側面、熱電
対48A〜48Eを収容する保護管50の外側面等に付
着する。このため、ある程度の回数だけ成膜処理を行な
ったならば、パーティクルの原因となる不要な付着膜を
除去するためのクリーニング操作を行なう。このクリー
ニング操作においては、ウエハを載置していない空のウ
エハボート18を処理容器8内へ導入した状態で行な
う。まず、加熱手段10により処理容器8を所定の温度
に維持しつつ、流量制御されたクリーニングガスとして
のClF3 ガスをクリーニングガス導入ノズル38から
内筒2内の底部に供給すると同時に、希釈ガスとして不
活性ガス、例えばN2 ガスを処理ガス導入ノズル36か
ら供給する。
【0023】これらの混合ガスは、前記した成膜ガスと
同様に、内筒2内を上昇して天井部まで届き、そして、
ここで折り返して、内筒2と外筒6との間の間隙4内を
流下して排気口40から容器外へ排出されることにな
る。このClF3 ガスが流れる経路において壁面に付着
している不要な膜が、ClF3 ガスと反応してエッチン
グされ、少しずつ除去されることになる。この際、不要
なポリシリコン膜がClF3 ガスと反応する時には比較
的大きな発熱量を伴ない、また石英とClF3 ガスとは
ポリシリコン膜の場合と比較して反応し難いので、上記
した熱電対48A〜48Eの温度値、特に排気口40に
近い位置に設けた最下流の熱電対48Eの温度値を監視
することにより、クリーニング操作の終点を認識するこ
とができる。
【0024】具体的には、上記最下流の熱電対48Eの
検出温度値が、ピーク値を過ぎたことに応答して、クリ
ーニング操作の終点となる。この理由は、処理容器8に
付着する膜は、クリーニングガスにより均一に除去され
て薄くなるのではなく、クリーニングガスの流れ方向の
上流側に付着する膜から次第に除去されることになるか
らである。ClF3 ガスが導入されると、まず、ウエハ
ボート18の下部や内筒2の内壁の下部に付着している
不要な膜が略完全にクリーニング除去され、次第にクリ
ーニング箇所がウエハボート18や内筒2の内面を上昇
してくることになる。
【0025】そして、クリーニング箇所が処理容器8の
天井部まで到達すると、今度は間隙4に面する部分、す
なわち内筒2の外周面と外筒6の内周面に付着する膜
が、クリーニング除去されることになり、このクリーニ
ング箇所はその上方より下方へ向けて次第に降下してく
ることになる。この時、熱電対48A〜48Eを収容す
る石英製の保護管60の表面に付着していた不要な膜の
クリーニング箇所も、その上方より下方に向けて次第に
降下してくることになる。この時、各熱電対48A〜4
8Eが位置する部分の不要な膜がClF3 ガスと反応し
て除去される時には、前述のように大きな発熱量を伴な
うので、従って、最下流の熱電対48Eの検出温度値が
ピーク値を過ぎた時に、熱電対48の近傍に付着してい
た膜が除去されたこととなり、処理容器8内の全ての不
要な膜のクリーニング除去が完了したと認識することが
できる。実際には、オーバーエッチングをしない範囲で
クリーニングの完全を図るために、ピーク値を過ぎてか
ら数分間程度経過した時点をクリーニング操作の終点と
する。クリーニング操作の終点を認識したならば、自動
で、或いは手動でクリーニングガスの供給を停止するこ
とになる。
【0026】ここで実際の成膜装置において、クリーニ
ング操作を行なった時の各熱電対の検出温度値とクリー
ニング操作の終点との関係について検証したので、その
結果を図2に基づいて説明する。図2に示すグラフにお
いては、各熱電通48A〜48Eの検出温度値を示して
おり、試験開始から10分程度経過した時に、クリーニ
ングガスとしてのClF3 ガスとN2 ガスを流し始め、
クリーニングを開始している。そして、試験開始後、4
7分程度経過した時点をクリーニング終点としている。
ここでクリーニング条件は、処理容器8の加熱温度が4
00℃、圧力が1.0Torr、ClF3ガスの流量が
1800sccm、N2 ガスの流量が3200sccm
であり、外筒6の直径が略300mm程度、高さは12
70mm程度、内筒2の直径が略260mm程度、高さ
が1260mm程度である。
【0027】ここで排気口40に最も近い最下流の熱電
対48Eの温度がクリーニング開始前に425℃程度に
高めに設定されている理由は、この部分における下方の
マニホールド16側に対する放熱量が、他の部分よりも
多いので、これを補償するために温度を少し高く設定
し、処理空間Sにおける温度の均一性を確保しているか
らである。さて、図から明らかなように、クリーニング
開始から時間が経過するに従って、クリーニング時の反
応熱によって各熱電対の検出温度値は次第に上昇してお
り、クリーニング開始から10分程度すると、一部の熱
電対では温度上昇が一時的に緩和している。
【0028】そして、最下流(最下段)の熱電対48E
の検出温度値は、クリーニング開始から10分程度した
時に一時的に擬似ピークP0が表れており、その後、最
上段の熱電対48Aから下段の熱電対48B、48C、
48Dの順序で、検出温度値のピークP1、P2、P
3、P4が表れており、最後に最下段の熱電対48Eの
検出温度値にピークP5が表れている。すなわち、この
現象は、熱電対48A〜48Eを収容する保護管50に
付着していた不要な膜が、その上方より下方に向けて次
第にクリーニング除去されてその時の発生反応熱の推移
を示しており、従って、最下段の熱電対48Eがピーク
値を示した時に略クリーニングが完了したことを示して
いる。不要なポリシリコン膜が除去されて処理容器8や
保護管50の石英表面が露出すると、これはポリシリコ
ン膜と比較して遥かに反応性が劣るので、急激に発熱量
が減少してその部分における熱電対の検出温度値が低下
する。
【0029】実際には、最下段の熱電対48Eの検出温
度値がピークP5になった後、所定の時間tだけ経過し
た時点をクリーニングの終点とするのが好ましい。ピー
クP5を検出した時点を、クリーニングの終点としても
よく、この時には処理容器8の下部において外筒6の内
周面と内筒2の外周面に不都合がない程度に僅かに残留
するポリシリコン膜が見られた。上記所定の時間tの経
過後をクリーニングの終点とした時には、残留するポリ
シリコン膜は全くなく、また、オーバーエッチングの形
跡もなく、良好な結果を示していた。この所定の時間t
は、クリーニングガスの流量やクリーニング温度にもよ
るが、本実施例の場合には5分程度に設定してある。ま
た、ピークP5を検出した後、10分程度更にクリーニ
ングを継続した時には、オーバーエッチングの形跡が見
られ、好ましくはなかった。
【0030】また、温度やガス流量等のクリーニング条
件を種々変更してクリーニング操作を行なったところ、
圧力は0.5〜10Torrの範囲内、温度は200〜
720℃の範囲内、ClF3 ガスの流量は1600〜2
000sccmの範囲内、N2 ガスの流量は3000〜
3400sccmの範囲内でも効率的にクリーニングを
行なうことができた。図2に示す場合には、クリーニン
グ箇所の推移の状態が判り易くするために、5つの熱電
対48A〜48Eの検出温度値を示しているが、実際に
は最下段の熱電対48Eより上段に位置する4つの熱電
対48A〜48Dの検出温度値を参照しなくても、最下
段の熱電対48Eの検出温度値のみを参照してクリーニ
ングの終了を検出するようにすればよい。すなわち、1
番目の擬似ピークP0が表れる点を無視して、2番目の
ピークP5を検出した時から、所定の時間tだけ経過し
た時をクリーニングの終点とすればよい。
【0031】また、ここでは成膜プロセス時の温度検出
を行なう熱電対48A〜48Eを、クリーニングガスの
温度を検出するクリーニングガス温度検出手段と兼用す
るようにしたが、これに限定されず、最下段の熱電対4
8Eと略同じ位置にクリーニング時専用のクリーニング
ガス温度検出手段として熱電対を保護管内に収容して固
定的に設けるようにしてもよい。また、ここでは不活性
ガスとしてN2 ガスを用いたが、他の不活性ガスAr、
He等を用いてもよいし、また、クリーニングガスとし
てClF3 ガスに限らず、他のクリーニングガス、例え
ばNF3 ガス等を用いてもよい。
【0032】更に、ここではクリーニングすべき不要な
膜としてポリシリコン膜を用いた場合を例にとって説明
したが、これに限定されず、不純物がドープされたドー
プドポリシリコン膜、シリコンナイトライド膜、タンタ
ル酸化膜等をクリーニングする場合にも適用することが
できる。また、ここでは2重管構造のバッチ式の成膜装
置を例にとって説明したが、単管構造の成膜装置或いは
枚葉式の成膜装置にも適用することができる。この場合
には、いずれも、不要な膜が最後にクリーニング除去さ
れることになる箇所であるガス流の流れ方向の下流側、
すなわち排気口の近傍に保護管に収容した熱電対をクリ
ーニングガス温度測定手段として設けるようにしておけ
ばよい。また、被処理体としては、半導体ウエハに限定
されず、ガラス基板、LCD基板の成膜装置にも適用で
きるのは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の成膜装置
のクリーニング方法及びそのクリーニング機構によれ
ば、次のように優れた作用効果を発揮することができ
る。クリーニング操作時に、処理容器内に配置したクリ
ーニングガス温度検出手段の検出値がピーク値を過ぎた
ことに応答してクリーニング操作の終点としたので、ク
リーニング不足やオーバーエッチングを発生させること
なく、的確にクリーニングの終点を検出してクリーニン
グ操作を略完全に行なうことができる。特に、処理容器
内であって処理空間の下流側、例えば排気口の近傍にク
リーニングガス温度検出手段を配置しておくことによ
り、クリーニングの終点をより的確に検出することがで
きる。また、検出値がピーク値を過ぎてから所定の時間
経過した時点をクリーニング操作の終点とすることによ
り、より完全にクリーニング操作を行なうことができ
る。また、クリーニングガス温度検出手段を、成膜時温
度モニタ用の熱電対と兼用することにより、クリーニン
グ用に特別な部品を設けることもなく、本発明を実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクリーニング方法を実施するため
の成膜装置を示す構成図である。
【図2】各熱電対の検出温度値とクリーニング操作の終
点との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
2 内筒 4 間隙 6 外筒 8 処理容器 18 ウエハボート 38 クリーニングガス導入ノズル 42 クリーニングガス供給手段 48A〜48E 熱電対(クリーニングガス温度検出手
段) 50 保護管 52 制御部 54 クリーニング終点検出手段 56 モニタ S 処理空間 W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 辰也 岩手県江刺市岩谷堂字松長根52番地 東京 エレクトロン東北株式会社東北事業所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内の処理空間にて被処理体に対
    して成膜処理を施す成膜装置にクリーニングガスを流し
    て内部のクリーニングを行なうに際して、前記処理容器
    内に設置したクリーニングガス温度検出手段によりクリ
    ーニングガスの温度を検出し、このクリーニングガス温
    度検出手段の検出値がピーク値を過ぎたことに応答して
    クリーニング操作の終点を検出するようにしたことを特
    徴とする成膜装置のクリーニング方法。
  2. 【請求項2】 前記クリーニングガス温度検出手段は、
    前記処理容器内であって前記処理空間の下流側に設置さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の成膜装置のク
    リーニング方法。
  3. 【請求項3】 前記処理容器は、内筒とこの外側に同心
    円状に所定の間隙を隔てて配置された外筒よりなり、前
    記クリーニングガス温度検出手段は、前記処理容器内の
    雰囲気を排気する排気口の近傍に位置されていることを
    特徴とする請求項1または2記載の成膜装置のクリーニ
    ング方法。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング操作の終点検出用のピ
    ーク値は、クリーニング操作の開始から2番目のピーク
    値であることを特徴とする請求項3記載の成膜装置のク
    リーニング方法。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング操作の終点は、前記ピ
    ーク値を過ぎてから所定の時間経過した時点であること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の成膜装
    置のクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 前記クリーニングガスは、ClF3 ガス
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の成膜装置のクリーニング方法。
  7. 【請求項7】 処理容器内の処理空間に処理ガスを流し
    て被処理体に対して成膜処理を施す成膜装置のクリーニ
    ング機構において、前記処理容器内にクリーニングガス
    を供給するクリーニングガス供給手段と、前記処理容器
    内に設けられてクリーニングガスの温度を検出するクリ
    ーニングガス温度検出手段と、このクリーニングガス温
    度検出手段の検出値がピーク値を過ぎたことに応答して
    クリーニング操作の終点を検出するクリーニング終点検
    出手段とを備えたことを特徴とする成膜装置のクリーニ
    ング機構。
  8. 【請求項8】 前記処理容器は、内筒とこの外側に同心
    円状に所定の間隙を隔てて配置された外筒よりなり、前
    記クリーニングガス温度検出手段は、前記処理容器内の
    雰囲気を排気する排気口の近傍に位置されていることを
    特徴とする請求項7記載の成膜装置のクリーニング機
    構。
  9. 【請求項9】 前記クリーニング終点検出手段は、クリ
    ーニング操作の開始から2番目のピーク値をクリーニン
    グ操作の終点検出用のピーク値であると認識することを
    特徴とする請求項8記載の成膜装置のクリーニング機
    構。
  10. 【請求項10】 前記クリーニングガス温度検出手段
    は、前記間隙内に挿入されている成膜時温度モニタ用の
    熱電対が兼用されることを特徴とする請求項7乃至9の
    いずれかに記載の成膜装置のクリーニング機構。
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