JPH11345810A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- JPH11345810A JPH11345810A JP8930699A JP8930699A JPH11345810A JP H11345810 A JPH11345810 A JP H11345810A JP 8930699 A JP8930699 A JP 8930699A JP 8930699 A JP8930699 A JP 8930699A JP H11345810 A JPH11345810 A JP H11345810A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 SOI基板に形成したダイオードを有し、降
伏現象を起こした後でも、素子特性が変動しない半導体
装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 SOI基板1の埋込酸化膜19によって
絶縁分離された表面シリコン層3に、その埋込酸化膜1
9側に形成したp型領域5と表面側に形成したn型領域
7とによってPN接合領域6を形成し、そのPN接合領
域6の一端側に低濃度p型領域33を、他端側に低濃度
n型領域31を設ける。その低濃度p型領域33と低濃
度n型領域31の各表面部に、それぞれPN接合領域6
と接しないように高濃度p型領域33と高濃度n型領域
を形成し、その高濃度p型領域33と高濃度n型領域に
それぞれ個別に接続する2つの金属電極を設けて、ダイ
オードを形成する。
伏現象を起こした後でも、素子特性が変動しない半導体
装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 SOI基板1の埋込酸化膜19によって
絶縁分離された表面シリコン層3に、その埋込酸化膜1
9側に形成したp型領域5と表面側に形成したn型領域
7とによってPN接合領域6を形成し、そのPN接合領
域6の一端側に低濃度p型領域33を、他端側に低濃度
n型領域31を設ける。その低濃度p型領域33と低濃
度n型領域31の各表面部に、それぞれPN接合領域6
と接しないように高濃度p型領域33と高濃度n型領域
を形成し、その高濃度p型領域33と高濃度n型領域に
それぞれ個別に接続する2つの金属電極を設けて、ダイ
オードを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板とし
てSOI(Silicon On Insulator)基板を使用して、そ
の表面シリコン層にダイオードを形成した半導体装置、
およびその半導体装置の製造方法に関する。
てSOI(Silicon On Insulator)基板を使用して、そ
の表面シリコン層にダイオードを形成した半導体装置、
およびその半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】SOI基板は、シリコン基板上に埋込酸化
膜によって絶縁分離された複数の表面シリコン層が島状
に形成されている。このSOI基板を使用して、その表
面シリコン層にトランジスタやダイオード等の半導体素
子を形成することが試みられており、それによって、半
導体素子のPN接合部を他の素子から完全に絶縁分離す
ることができ、絶縁分離の不完全さに起因する多くの問
題を解決することができると期待されている。
膜によって絶縁分離された複数の表面シリコン層が島状
に形成されている。このSOI基板を使用して、その表
面シリコン層にトランジスタやダイオード等の半導体素
子を形成することが試みられており、それによって、半
導体素子のPN接合部を他の素子から完全に絶縁分離す
ることができ、絶縁分離の不完全さに起因する多くの問
題を解決することができると期待されている。
【0003】ここで、そのような半導体装置の一例とし
て、SOI基板の表面シリコン層にダイオードを形成し
た半導体装置の例を紹介する。図29はその半導体装置
の要部を示す模式的な断面図である。
て、SOI基板の表面シリコン層にダイオードを形成し
た半導体装置の例を紹介する。図29はその半導体装置
の要部を示す模式的な断面図である。
【0004】この図29に示す半導体装置は、支持基板
であるシリコン基板17上に埋込酸化膜19によって絶
縁分離された複数の表面シリコン層3が島状に設けられ
ている(図では1つの表面シリコン層のみを示してい
る)SOI基板1を使用し、その表面シリコン層3にダ
イオード2が形成されている。
であるシリコン基板17上に埋込酸化膜19によって絶
縁分離された複数の表面シリコン層3が島状に設けられ
ている(図では1つの表面シリコン層のみを示してい
る)SOI基板1を使用し、その表面シリコン層3にダ
イオード2が形成されている。
【0005】そのダイオード2は、表面シリコン層3内
にp型領域5とn型領域7とによるPN接合領域が設け
られており、そのp型領域5の表面側の一部に高濃度p
型領域13が、n型領域7の表面側の一部に高濃度n型
領域9がそれぞれ設けられている。そして、その高濃度
n型領域9,n型領域7,p型領域5,および高濃度p
型領域13の全面を被覆するようにシリコン酸化膜21
が設けられ、さらに、そのシリコン酸化膜21上を被覆
するように絶縁膜23が設けられている。
にp型領域5とn型領域7とによるPN接合領域が設け
られており、そのp型領域5の表面側の一部に高濃度p
型領域13が、n型領域7の表面側の一部に高濃度n型
領域9がそれぞれ設けられている。そして、その高濃度
n型領域9,n型領域7,p型領域5,および高濃度p
型領域13の全面を被覆するようにシリコン酸化膜21
が設けられ、さらに、そのシリコン酸化膜21上を被覆
するように絶縁膜23が設けられている。
【0006】そして、そのシリコン酸化膜21と絶縁膜
23の高濃度n型領域9および高濃度p型領域13に対
応する位置に、それぞれコンタクトホール12,14が
形成され、外部からそのコンタクトホール12,14を
通してそれぞれ高濃度n型領域9および高濃度p型領域
13に電気的に接続する金属電極11,15が設けられ
ている。
23の高濃度n型領域9および高濃度p型領域13に対
応する位置に、それぞれコンタクトホール12,14が
形成され、外部からそのコンタクトホール12,14を
通してそれぞれ高濃度n型領域9および高濃度p型領域
13に電気的に接続する金属電極11,15が設けられ
ている。
【0007】次に、この半導体装置の製造方法につい
て、図30から図41図までの各図を用いて説明する。
これらの各図は、図29に示した半導体装置の製造工程
を順に示す模式的な断面図である。
て、図30から図41図までの各図を用いて説明する。
これらの各図は、図29に示した半導体装置の製造工程
を順に示す模式的な断面図である。
【0008】まず前述したSOI基板1を用意し、その
シリコン基板17上に埋込酸化膜19によって絶縁され
て島状に設けられた表面シリコン層3に、p型不純物を
イオン注入する。そして、熱処理を行うことによって注
入したp型不純物を拡散させて、図30に示すようにp
型領域5を形成する。次に、そのp型領域5の表面を酸
化処理して、表面シリコン層3の全面にシリコン酸化膜
21を形成する。
シリコン基板17上に埋込酸化膜19によって絶縁され
て島状に設けられた表面シリコン層3に、p型不純物を
イオン注入する。そして、熱処理を行うことによって注
入したp型不純物を拡散させて、図30に示すようにp
型領域5を形成する。次に、そのp型領域5の表面を酸
化処理して、表面シリコン層3の全面にシリコン酸化膜
21を形成する。
【0009】続いて、そのシリコン酸化膜21上の全面
に回転塗布法によってフォトレジストを形成し、所定の
フォトマスクを用いて露光処理および現像処理を行い、
図31に示すように、n型領域を形成する領域が開口す
るようにパターニングしたフォトレジスト22を形成す
る。
に回転塗布法によってフォトレジストを形成し、所定の
フォトマスクを用いて露光処理および現像処理を行い、
図31に示すように、n型領域を形成する領域が開口す
るようにパターニングしたフォトレジスト22を形成す
る。
【0010】そして、そのフォトレジスト22をイオン
注入阻止膜として使用して、シリコン酸化膜21を通し
て表面シリコン層3のp型領域5にn型不純物をイオン
注入する。その後、フォトレジスト22を除去し、熱処
理を行って注入したn型不純物を拡散させると、図32
に示すようにn型領域7が形成される。
注入阻止膜として使用して、シリコン酸化膜21を通し
て表面シリコン層3のp型領域5にn型不純物をイオン
注入する。その後、フォトレジスト22を除去し、熱処
理を行って注入したn型不純物を拡散させると、図32
に示すようにn型領域7が形成される。
【0011】次に、シリコン酸化膜21上の全面に再び
回転塗布法によってフォトレジストを形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理および現像処理を行い、図
33に示すように、高濃度n型領域を形成する領域が開
口するようにパターニングしたフォトレジスト24を形
成する。そして、そのフォトレジスト24をイオン注入
阻止膜として使用し、シリコン酸化膜21を通して表面
シリコン層3のn型領域7にn型不純物をイオン注入し
て、図34に示す高濃度n型領域9を形成する。その
後、図33に示したフォトレジスト24を除去する。
回転塗布法によってフォトレジストを形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理および現像処理を行い、図
33に示すように、高濃度n型領域を形成する領域が開
口するようにパターニングしたフォトレジスト24を形
成する。そして、そのフォトレジスト24をイオン注入
阻止膜として使用し、シリコン酸化膜21を通して表面
シリコン層3のn型領域7にn型不純物をイオン注入し
て、図34に示す高濃度n型領域9を形成する。その
後、図33に示したフォトレジスト24を除去する。
【0012】そして、再びシリコン酸化膜21上の全面
に回転塗布法によってフォトレジストを形成し、所定の
フォトマスクを用いて露光処理および現像処理を行い、
図35に示すように、高濃度p型領域を形成する領域が
開口するようにパターニングしたフォトレジスト26を
形成する。そのフォトレジスト26をイオン注入阻止膜
として使用し、シリコン酸化膜21を通して表面シリコ
ン層3のp型領域5にp型不純物をイオン注入して、図
36に示す高濃度p型領域13を形成する。その後、図
35に示したフォトレジスト26を除去する。
に回転塗布法によってフォトレジストを形成し、所定の
フォトマスクを用いて露光処理および現像処理を行い、
図35に示すように、高濃度p型領域を形成する領域が
開口するようにパターニングしたフォトレジスト26を
形成する。そのフォトレジスト26をイオン注入阻止膜
として使用し、シリコン酸化膜21を通して表面シリコ
ン層3のp型領域5にp型不純物をイオン注入して、図
36に示す高濃度p型領域13を形成する。その後、図
35に示したフォトレジスト26を除去する。
【0013】続いて、図37に示すように、シリコン酸
化膜21上の全面に絶縁膜23を被膜形成する。その
後、窒素雰囲気中にて熱処理を行うことによって、高濃
度n型領域9と高濃度p型領域13をそれぞれ電気的に
活性化させる。なお、この窒素雰囲気中における熱処理
は、凹凸のある絶縁膜23の表面をリフローして平坦化
させる処理も兼ねている。
化膜21上の全面に絶縁膜23を被膜形成する。その
後、窒素雰囲気中にて熱処理を行うことによって、高濃
度n型領域9と高濃度p型領域13をそれぞれ電気的に
活性化させる。なお、この窒素雰囲気中における熱処理
は、凹凸のある絶縁膜23の表面をリフローして平坦化
させる処理も兼ねている。
【0014】次に、図38に示すように、SOI基板1
上の全面に回転塗布法によってフォトレジスト28を形
成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理および現像
処理を行って、絶縁膜23とシリコン酸化膜21にコン
タクトホールを形成する位置に、開口28a,28bを
設けるようにパターニングする。そして、このフォトレ
ジスト28をマスクに用いて、開口28a,28b内の
絶縁膜23とシリコン酸化膜21を完全に除去するまで
エッチングし、図39に示すコンタクトホール12,1
4を形成する。その後、フォトレジスト28を除去す
る。
上の全面に回転塗布法によってフォトレジスト28を形
成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理および現像
処理を行って、絶縁膜23とシリコン酸化膜21にコン
タクトホールを形成する位置に、開口28a,28bを
設けるようにパターニングする。そして、このフォトレ
ジスト28をマスクに用いて、開口28a,28b内の
絶縁膜23とシリコン酸化膜21を完全に除去するまで
エッチングし、図39に示すコンタクトホール12,1
4を形成する。その後、フォトレジスト28を除去す
る。
【0015】続いて、図40に示すように、SOI基板
1上の全面およびコンタクトホール12,14内に、ア
ルミニウムによる金属電極材料の被膜30を形成する。
次に、その金属電極材料の被膜30上の全面に回転塗布
法によってフォトレジストを形成し、所定のフォトマス
クを用いて露光処理および現像処理を行い、図41に示
すように、金属電極となる領域上にのみフォトレジスト
32が残るようにパターニングする。
1上の全面およびコンタクトホール12,14内に、ア
ルミニウムによる金属電極材料の被膜30を形成する。
次に、その金属電極材料の被膜30上の全面に回転塗布
法によってフォトレジストを形成し、所定のフォトマス
クを用いて露光処理および現像処理を行い、図41に示
すように、金属電極となる領域上にのみフォトレジスト
32が残るようにパターニングする。
【0016】そして、このフォトレジスト32をマスク
に用いて、マスクされていない部分の金属電極材料の被
膜30を完全に除去するまでエッチングして、図29に
示した金属電極11,15を形成する。その金属電極1
1は高濃度n型領域9と、金属電極15は高濃度p型領
域13と、それぞれ電気的に接続している。その後、フ
ォトレジスト32を除去すると、図29に示したダイオ
ード2をSOI基板上に形成した半導体装置が完成す
る。
に用いて、マスクされていない部分の金属電極材料の被
膜30を完全に除去するまでエッチングして、図29に
示した金属電極11,15を形成する。その金属電極1
1は高濃度n型領域9と、金属電極15は高濃度p型領
域13と、それぞれ電気的に接続している。その後、フ
ォトレジスト32を除去すると、図29に示したダイオ
ード2をSOI基板上に形成した半導体装置が完成す
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このようにして製造さ
れる図29に示した半導体装置は、上述のようにイオン
注入と熱処理によって、SOI基板の表面シリコン層に
p型領域とn型領域が形成されているが、イオン注入と
熱処理によってシリコン層中にp型領域あるいはn型領
域を形成した場合の不純物プロファイルは、一般に、シ
リコン層の表面付近において不純物濃度が最も高くなる
曲線を描く。したがって、図29に示した半導体装置内
のダイオード2は、p型領域5とn型領域7とによって
形成されるPN接合の接合面のうち、表面シリコン層3
の表面付近に位置する表面接合部分3aの不純物濃度が
最も高い。
れる図29に示した半導体装置は、上述のようにイオン
注入と熱処理によって、SOI基板の表面シリコン層に
p型領域とn型領域が形成されているが、イオン注入と
熱処理によってシリコン層中にp型領域あるいはn型領
域を形成した場合の不純物プロファイルは、一般に、シ
リコン層の表面付近において不純物濃度が最も高くなる
曲線を描く。したがって、図29に示した半導体装置内
のダイオード2は、p型領域5とn型領域7とによって
形成されるPN接合の接合面のうち、表面シリコン層3
の表面付近に位置する表面接合部分3aの不純物濃度が
最も高い。
【0018】一般に、PN接合においては、不純物濃度
が高いほど空乏層が広がり難く、接合耐圧は低くなるた
め、図29に示したダイオード2の場合は、降伏現象が
表面シリコン層3の表面接合部分3aにおいて最も早く
起こる。また、降伏現象が起こると、キャリアが空乏層
の中でなだれ的に発生するが、その中で高いエネルギー
を得たキャリアは、エネルギー障壁を飛び越えてシリコ
ン酸化膜21に流れ込んでしまう。図29に示したダイ
オード2の場合でいえば、表面接合部分3a付近のn型
領域7から、シリコン酸化膜21中に電子が注入され
る。
が高いほど空乏層が広がり難く、接合耐圧は低くなるた
め、図29に示したダイオード2の場合は、降伏現象が
表面シリコン層3の表面接合部分3aにおいて最も早く
起こる。また、降伏現象が起こると、キャリアが空乏層
の中でなだれ的に発生するが、その中で高いエネルギー
を得たキャリアは、エネルギー障壁を飛び越えてシリコ
ン酸化膜21に流れ込んでしまう。図29に示したダイ
オード2の場合でいえば、表面接合部分3a付近のn型
領域7から、シリコン酸化膜21中に電子が注入され
る。
【0019】このようにしてシリコン酸化膜21中に一
旦注入されたキャリアは、シリコン酸化膜21に捕らえ
られてそこから外に放出され難くい。そのため、シリコ
ン酸化膜21中に電子が蓄積されることとなり、その影
響によってn型領域7の表面からシリコン酸化膜21に
向かう方向の負の電界が形成される。この電界の影響
で、n型領域7の表面は、電子が追い出されて存在しに
くくなる状態となり、n型領域7の表面付近のキャリア
濃度が低下する。それによって、その表面部分の単位面
積当りの抵抗(シート抵抗)の値が高くなり、順バイア
ス時の電流が小さくなる。
旦注入されたキャリアは、シリコン酸化膜21に捕らえ
られてそこから外に放出され難くい。そのため、シリコ
ン酸化膜21中に電子が蓄積されることとなり、その影
響によってn型領域7の表面からシリコン酸化膜21に
向かう方向の負の電界が形成される。この電界の影響
で、n型領域7の表面は、電子が追い出されて存在しに
くくなる状態となり、n型領域7の表面付近のキャリア
濃度が低下する。それによって、その表面部分の単位面
積当りの抵抗(シート抵抗)の値が高くなり、順バイア
ス時の電流が小さくなる。
【0020】また、シリコン酸化膜21中に電子が蓄積
状態でPN接合に逆バイアスを加えたとすると、その電
子が形成する電界の影響でn型領域7の表面から電子が
放出され、空乏層がより広がりやすい状態になる。した
がって、接合耐圧が高くなってしまう。
状態でPN接合に逆バイアスを加えたとすると、その電
子が形成する電界の影響でn型領域7の表面から電子が
放出され、空乏層がより広がりやすい状態になる。した
がって、接合耐圧が高くなってしまう。
【0021】このように、一旦キャリアがシリコン酸化
膜中に注入されると、このダイオードは、順バイアス時
の電流が小さくなり、逆バイアス時の接合耐圧が高くな
るという特性がある。このように図29に示した半導体
装置のダイオードは、降伏現象が起こると、それによる
シリコン酸化膜21中の蓄積電子の影響によって、素子
特性が変動するという問題があった。
膜中に注入されると、このダイオードは、順バイアス時
の電流が小さくなり、逆バイアス時の接合耐圧が高くな
るという特性がある。このように図29に示した半導体
装置のダイオードは、降伏現象が起こると、それによる
シリコン酸化膜21中の蓄積電子の影響によって、素子
特性が変動するという問題があった。
【0022】つまり、このようなSOI基板を用いた半
導体装置としてこれまで検討されてきたダイオードは、
降伏現象が表面シリコン層3とシリコン酸化膜21との
界面近傍で発生し、それに伴ってシリコン酸化膜21中
に流れ込むキャリアの影響により素子特性が変動するた
め、精度の高さが要求される回路において、充分な性能
が得られないばかりか、最悪の場合には誤動作を引き起
こすという問題があった。
導体装置としてこれまで検討されてきたダイオードは、
降伏現象が表面シリコン層3とシリコン酸化膜21との
界面近傍で発生し、それに伴ってシリコン酸化膜21中
に流れ込むキャリアの影響により素子特性が変動するた
め、精度の高さが要求される回路において、充分な性能
が得られないばかりか、最悪の場合には誤動作を引き起
こすという問題があった。
【0023】この発明は、このようなSOI基板の表面
シリコン層にダイオードを形成した半導体装置におい
て、上述した問題を解決して、降伏現象が生じても素子
特性が変動しないようにすること、およびその半導体装
置を効率よく製造するこを目的とする。
シリコン層にダイオードを形成した半導体装置におい
て、上述した問題を解決して、降伏現象が生じても素子
特性が変動しないようにすること、およびその半導体装
置を効率よく製造するこを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体装
置は、シリコン基板上に埋込酸化膜によって絶縁分離さ
れた複数の表面シリコン層を有するSOI基板の該表面
シリコン層にダイオードを形成した半導体装置であっ
て、上記目的を達成するため、そのダイオードを次のよ
うに構成したものである。
置は、シリコン基板上に埋込酸化膜によって絶縁分離さ
れた複数の表面シリコン層を有するSOI基板の該表面
シリコン層にダイオードを形成した半導体装置であっ
て、上記目的を達成するため、そのダイオードを次のよ
うに構成したものである。
【0025】すなわち、表面シリコン層の埋込酸化膜側
に形成した第1導電型領域と表面側に形成した第2導電
型領域とによるPN接合領域と、そのPN接合領域の一
端部側に設けた第1導電型の低濃度領域および他端部側
に設けた第2導電型の低濃度領域と、その第1導電型の
低濃度領域の表面部に設けた第1導電型の高濃度領域
と、第2導電型の低濃度領域の表面部に設けた第2導電
型の高濃度領域と、その第1導電型の高濃度領域に接続
する金属電極と、第2導電型の高濃度領域に接続する金
属電極とによって、上記ダイオードを構成する。
に形成した第1導電型領域と表面側に形成した第2導電
型領域とによるPN接合領域と、そのPN接合領域の一
端部側に設けた第1導電型の低濃度領域および他端部側
に設けた第2導電型の低濃度領域と、その第1導電型の
低濃度領域の表面部に設けた第1導電型の高濃度領域
と、第2導電型の低濃度領域の表面部に設けた第2導電
型の高濃度領域と、その第1導電型の高濃度領域に接続
する金属電極と、第2導電型の高濃度領域に接続する金
属電極とによって、上記ダイオードを構成する。
【0026】この半導体装置は、不純物濃度が高い第1
導電型領域と第2導電型領域とによる接合耐圧が低いP
N接合領域が表面シリコン層の内部に形成されているた
め、降伏現象が起っても、シリコン酸化膜中にキャリア
が注入されることはない。したがって、シリコン酸化膜
中に注入されたキャリアに起因する素子特性の変動が起
こらない。また、この半導体装置において、第2導電型
の高濃度領域を、第2導電型の低濃度領域の表面部に設
けるかわりに、上記第2導電型領域の表面部に設けるよ
うにしてもよい。
導電型領域と第2導電型領域とによる接合耐圧が低いP
N接合領域が表面シリコン層の内部に形成されているた
め、降伏現象が起っても、シリコン酸化膜中にキャリア
が注入されることはない。したがって、シリコン酸化膜
中に注入されたキャリアに起因する素子特性の変動が起
こらない。また、この半導体装置において、第2導電型
の高濃度領域を、第2導電型の低濃度領域の表面部に設
けるかわりに、上記第2導電型領域の表面部に設けるよ
うにしてもよい。
【0027】これらの半導体装置において、上記第1導
電型領域、第1導電型の低濃度領域および第1導電型の
高濃度領域を、それぞれp型領域、低濃度p型領域、お
よび高濃度p型領域とし、上記第2導電型領域、第2導
電型の低濃度領域、および第2導電型の高濃度領域を、
それぞれn型領域、低濃度n型領域、および高濃度n型
領域とすることができる。
電型領域、第1導電型の低濃度領域および第1導電型の
高濃度領域を、それぞれp型領域、低濃度p型領域、お
よび高濃度p型領域とし、上記第2導電型領域、第2導
電型の低濃度領域、および第2導電型の高濃度領域を、
それぞれn型領域、低濃度n型領域、および高濃度n型
領域とすることができる。
【0028】あるいは、上記第1導電型領域、第1導電
型の低濃度領域、および第1導電型の高濃度領域を、そ
れぞれn型領域、低濃度n型領域、および高濃度n型領
域とし、上記第2導電型領域、第2導電型の低濃度領
域、および第2導電型の高濃度領域を、それぞれp型領
域、低濃度p型領域、および高濃度p型領域としてもよ
い。
型の低濃度領域、および第1導電型の高濃度領域を、そ
れぞれn型領域、低濃度n型領域、および高濃度n型領
域とし、上記第2導電型領域、第2導電型の低濃度領
域、および第2導電型の高濃度領域を、それぞれp型領
域、低濃度p型領域、および高濃度p型領域としてもよ
い。
【0029】また、この発明による半導体装置の製造方
法は、上述したSOI基板の表面シリコン層にダイオー
ドを形成する半導体装置の製造方法であって、そのダイ
オードを形成する工程が次の各工程からなることを特徴
とする。
法は、上述したSOI基板の表面シリコン層にダイオー
ドを形成する半導体装置の製造方法であって、そのダイ
オードを形成する工程が次の各工程からなることを特徴
とする。
【0030】すなわち、SOI基板の表面シリコン層の
一端部側に第1導電型の不純物原子を選択的にイオン注
入して、第1導電型の低濃度領域を形成する工程と、表
面シリコン層の他端部側に第2導電型の不純物原子を選
択的にイオン注入して、第2導電型の低濃度領域を形成
する工程と、熱処理を行うことによって、上記第1導電
型の低濃度領域および上記第2導電型の低濃度領域の不
純物原子を拡散させる工程とを有する。
一端部側に第1導電型の不純物原子を選択的にイオン注
入して、第1導電型の低濃度領域を形成する工程と、表
面シリコン層の他端部側に第2導電型の不純物原子を選
択的にイオン注入して、第2導電型の低濃度領域を形成
する工程と、熱処理を行うことによって、上記第1導電
型の低濃度領域および上記第2導電型の低濃度領域の不
純物原子を拡散させる工程とを有する。
【0031】さらに、その第1導電型の低濃度領域と第
2導電型の低濃度領域との間の上記表面シリコン層に、
第1導電型の不純物原子を選択的にイオン注入して第1
導電型領域を形成する工程と、その第1導電型領域に、
その厚さ方向の途中まで第2導電型の不純物原子を選択
的にイオン注入して、熱処理を行うことにより、該第1
導電型領域の上部に第2導電型領域を設けてPN接合領
域を形成する工程とを有する。
2導電型の低濃度領域との間の上記表面シリコン層に、
第1導電型の不純物原子を選択的にイオン注入して第1
導電型領域を形成する工程と、その第1導電型領域に、
その厚さ方向の途中まで第2導電型の不純物原子を選択
的にイオン注入して、熱処理を行うことにより、該第1
導電型領域の上部に第2導電型領域を設けてPN接合領
域を形成する工程とを有する。
【0032】その後、酸化雰囲気中で酸化処理を行うこ
とにより、上記表面シリコン層の全面にシリコン酸化膜
を形成する工程と、上記第1導電型の低濃度領域の上記
第2導電型領域と接しない部分に第1導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して、第1導電型の高濃度領域
を形成する工程と、上記第2導電型の低濃度領域の上記
第2導電型領域と接しない部分に第2導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して、第2導電型の高濃度領域
を形成する工程とを有する。
とにより、上記表面シリコン層の全面にシリコン酸化膜
を形成する工程と、上記第1導電型の低濃度領域の上記
第2導電型領域と接しない部分に第1導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して、第1導電型の高濃度領域
を形成する工程と、上記第2導電型の低濃度領域の上記
第2導電型領域と接しない部分に第2導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して、第2導電型の高濃度領域
を形成する工程とを有する。
【0033】さらに、表面シリコン層の全面に絶縁膜を
形成し、フォトエッチング処理によって、上記第1導電
型の高濃度領域および第2導電型の高濃度領域に対応す
る位置にそれぞれコンタクトホールを形成する工程と、
その各コンタクトホールを通して上記第1導電型の高濃
度領域と接続する金属電極と第2導電型の高濃度領域に
接続する金属電極とを形成する工程とを有している。
形成し、フォトエッチング処理によって、上記第1導電
型の高濃度領域および第2導電型の高濃度領域に対応す
る位置にそれぞれコンタクトホールを形成する工程と、
その各コンタクトホールを通して上記第1導電型の高濃
度領域と接続する金属電極と第2導電型の高濃度領域に
接続する金属電極とを形成する工程とを有している。
【0034】この半導体装置の製造方法において、上記
第2導電型の高濃度領域を形成する工程を、上記第2導
電型領域の一部に第2導電型の不純物原子を選択的にイ
オン注入して、第2導電型の高濃度領域を形成する工程
に変えてもよい。
第2導電型の高濃度領域を形成する工程を、上記第2導
電型領域の一部に第2導電型の不純物原子を選択的にイ
オン注入して、第2導電型の高濃度領域を形成する工程
に変えてもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いてこの発明によ
る半導体装置およびその製造方法を実施するための実施
の形態について説明する。
る半導体装置およびその製造方法を実施するための実施
の形態について説明する。
【0036】〔半導体装置の第1の実施形態:図1〕は
じめに、図1を用いてこの発明による半導体装置の第1
の実施形態について説明する。図1は、その半導体装置
の要部を示す模式的な断面図である。すなわち、SOI
基板上部の1つの表面シリコン層にダイオードを形成し
た部分を拡大して示している。なお、この図1におい
て、前述した図29に示した半導体装置の各部と対応す
る部分には同じ符号を付している。
じめに、図1を用いてこの発明による半導体装置の第1
の実施形態について説明する。図1は、その半導体装置
の要部を示す模式的な断面図である。すなわち、SOI
基板上部の1つの表面シリコン層にダイオードを形成し
た部分を拡大して示している。なお、この図1におい
て、前述した図29に示した半導体装置の各部と対応す
る部分には同じ符号を付している。
【0037】この半導体装置は、SOI基板1の表面シ
リコン層3にダイオード2を形成している。SOI基板
1は、支持基板である厚さ600μm程度のシリコン基
板17の上部に膜厚数μm程度の埋込酸化膜19を設
け、その埋込酸化膜19の上部に、複数の表面シリコン
層3を各々絶縁分離して島状に設けている。その表面シ
リコン層の膜厚は1μm程度であり、図1ではダイオー
ド2を形成した1つの表面シリコン層だけを示してい
る。
リコン層3にダイオード2を形成している。SOI基板
1は、支持基板である厚さ600μm程度のシリコン基
板17の上部に膜厚数μm程度の埋込酸化膜19を設
け、その埋込酸化膜19の上部に、複数の表面シリコン
層3を各々絶縁分離して島状に設けている。その表面シ
リコン層の膜厚は1μm程度であり、図1ではダイオー
ド2を形成した1つの表面シリコン層だけを示してい
る。
【0038】そのダイオード2は、表面シリコン層3の
埋込酸化膜19側(図で下側)に形成されたp型領域5
と、表面側(図で上側)に形成されたn型領域7とによ
って表面シリコン層3の内部にPN接合領域6を形成し
ている。このPN接合領域6の一端側(図面で左側)に
低濃度p型領域33を設け、他端側(図面では右側)に
低濃度n型領域31を設けている。
埋込酸化膜19側(図で下側)に形成されたp型領域5
と、表面側(図で上側)に形成されたn型領域7とによ
って表面シリコン層3の内部にPN接合領域6を形成し
ている。このPN接合領域6の一端側(図面で左側)に
低濃度p型領域33を設け、他端側(図面では右側)に
低濃度n型領域31を設けている。
【0039】そして、低濃度n型領域31には、その表
面部にn型領域7に接しないようにして高濃度n型領域
9を設け、低濃度p型領域33には、同じくその表面部
にn型領域7に接しないようにして高濃度p型領域13
を設けている。これらのp型領域5,低濃度p型領域3
3,および高濃度p型領域13の不純物はボロン原子を
用いている。また、n型領域7,低濃度n型領域31,
および高濃度n型領域9の不純物はリン原子を用いてい
る。
面部にn型領域7に接しないようにして高濃度n型領域
9を設け、低濃度p型領域33には、同じくその表面部
にn型領域7に接しないようにして高濃度p型領域13
を設けている。これらのp型領域5,低濃度p型領域3
3,および高濃度p型領域13の不純物はボロン原子を
用いている。また、n型領域7,低濃度n型領域31,
および高濃度n型領域9の不純物はリン原子を用いてい
る。
【0040】さらに、この表面シリコン層3の上面を被
覆するようにシリコン酸化膜21が設けられ、そのシリ
コン酸化膜21を被覆するように絶縁膜23が設けられ
ている。そして、そのシリコン酸化膜21と絶縁膜23
の高濃度p型領域13と高濃度n型領域9にそれぞれ対
応する位置にコンタクトホール12,14が形成されて
おり、その各コンタクトホール12,14を通して、外
部からそれぞれ高濃度p型領域13に接続する金属電極
11と、高濃度n型領域9に接続する金属電極15とが
設けられている。
覆するようにシリコン酸化膜21が設けられ、そのシリ
コン酸化膜21を被覆するように絶縁膜23が設けられ
ている。そして、そのシリコン酸化膜21と絶縁膜23
の高濃度p型領域13と高濃度n型領域9にそれぞれ対
応する位置にコンタクトホール12,14が形成されて
おり、その各コンタクトホール12,14を通して、外
部からそれぞれ高濃度p型領域13に接続する金属電極
11と、高濃度n型領域9に接続する金属電極15とが
設けられている。
【0041】このダイオード2は、3種類のPN接合を
有している。1つめは、p型領域5とp型領域7とによ
るPN接合領域6であり、2つめは、低濃度n型領域3
1とp型領域5によるPN接合、3つめは、低濃度p型
領域33とn型領域7とによるPN接合である。
有している。1つめは、p型領域5とp型領域7とによ
るPN接合領域6であり、2つめは、低濃度n型領域3
1とp型領域5によるPN接合、3つめは、低濃度p型
領域33とn型領域7とによるPN接合である。
【0042】これらの3種類のPN接合のなかで、接合
する両領域の不純物濃度が最も高いのはPN接合領域6
である。前述したように、PN接合における接合耐圧は
不純物濃度が高いほど低くなる。他の2つのPN接合
は、接合する一方の領域が低濃度領域であるから接合耐
圧が高い。したがって、このダイオード2においては、
PN接合領域6の接合耐圧が最も低く、最初に降伏現象
が起る。しかし、このPN接合領域6は表面シリコン層
3の内部に形成されており、その両端は低濃度p型領域
33と低濃度n型領域31にのみ接し、シリコン酸化膜
21には接していない。
する両領域の不純物濃度が最も高いのはPN接合領域6
である。前述したように、PN接合における接合耐圧は
不純物濃度が高いほど低くなる。他の2つのPN接合
は、接合する一方の領域が低濃度領域であるから接合耐
圧が高い。したがって、このダイオード2においては、
PN接合領域6の接合耐圧が最も低く、最初に降伏現象
が起る。しかし、このPN接合領域6は表面シリコン層
3の内部に形成されており、その両端は低濃度p型領域
33と低濃度n型領域31にのみ接し、シリコン酸化膜
21には接していない。
【0043】したがって、たとえ降伏現象が生じて高い
エネルギーを得たキャリアが発生したとしても、そのキ
ャリアは、表面シリコン層3の内部に閉じ込められ、シ
リコン酸化膜21に流れ込むことはななく、シリコン酸
化膜21中にキャリアが蓄積されることもない。そのた
め、このダイオード2は、素子特性が変動することがな
い。このダイオード2を使用すれば、精度の高い回路を
構成することができ、その回路において、誤作動を起す
ことがない充分な性能を得ることができる。なおこの第
1の実施形態では、第1の導電型をp型とし、第2の導
電型をn型としたが、逆に第1の導電型をn型とし、第
2の導電型をp型としてもよい。
エネルギーを得たキャリアが発生したとしても、そのキ
ャリアは、表面シリコン層3の内部に閉じ込められ、シ
リコン酸化膜21に流れ込むことはななく、シリコン酸
化膜21中にキャリアが蓄積されることもない。そのた
め、このダイオード2は、素子特性が変動することがな
い。このダイオード2を使用すれば、精度の高い回路を
構成することができ、その回路において、誤作動を起す
ことがない充分な性能を得ることができる。なおこの第
1の実施形態では、第1の導電型をp型とし、第2の導
電型をn型としたが、逆に第1の導電型をn型とし、第
2の導電型をp型としてもよい。
【0044】〔半導体装置の製造方法の第1の実施形
態:図2から図18〕次に、この発明による半導体装置
の製造方法の第1の実施形態として、図1に示した半導
体装置を製造するための方法について、図2から図18
を用いて説明する。図2から図18はその半導体装置の
製造工程の各段階を示す図1に対応する断面図である。
まず、図2に示すように、支持基板であるシリコン基板
17の上部に埋込酸化膜19によって絶縁分離された表
面シリコン層3が島状に設けられたSOI基板1を用意
する。シリコン基板17および表面シリコン層3の導電
型はn型でもp型でもよい。
態:図2から図18〕次に、この発明による半導体装置
の製造方法の第1の実施形態として、図1に示した半導
体装置を製造するための方法について、図2から図18
を用いて説明する。図2から図18はその半導体装置の
製造工程の各段階を示す図1に対応する断面図である。
まず、図2に示すように、支持基板であるシリコン基板
17の上部に埋込酸化膜19によって絶縁分離された表
面シリコン層3が島状に設けられたSOI基板1を用意
する。シリコン基板17および表面シリコン層3の導電
型はn型でもp型でもよい。
【0045】そして、このSOI基板1の全面に回転塗
布法によってフォトレジスト34を形成した後、所定の
フォトマスクを用いた露光処理および現像処理を行っ
て、表面シリコン層3の図1に示した低濃度n型領域3
1となる部分上にのみ残るように、このフォトレジスト
34をパターニングする。
布法によってフォトレジスト34を形成した後、所定の
フォトマスクを用いた露光処理および現像処理を行っ
て、表面シリコン層3の図1に示した低濃度n型領域3
1となる部分上にのみ残るように、このフォトレジスト
34をパターニングする。
【0046】次に、そのフォトレジスト34をイオン注
入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50Ke
V、打ち込みドーズ量を1×1012cm-2程度とした条
件下で、p型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純
物としてはボロン原子を用いる。その後、硫酸(H2S
O4)を用いてフォトレジスト34を除去すると、図3
に示すように、表面シリコン層3のフォトレジスト34
にマスクされていなかった部分が低濃度p型領域16と
なる。
入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50Ke
V、打ち込みドーズ量を1×1012cm-2程度とした条
件下で、p型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純
物としてはボロン原子を用いる。その後、硫酸(H2S
O4)を用いてフォトレジスト34を除去すると、図3
に示すように、表面シリコン層3のフォトレジスト34
にマスクされていなかった部分が低濃度p型領域16と
なる。
【0047】引き続き、このSOI基板1上の全面に回
転塗布法によって図4に示すフォトレジスト36を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、表面シリコン層3の図1に示した低濃度n
型領域31となる部分を開口するようにパターニングす
る。
転塗布法によって図4に示すフォトレジスト36を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、表面シリコン層3の図1に示した低濃度n
型領域31となる部分を開口するようにパターニングす
る。
【0048】次に、そのフォトレジスト36をイオン注
入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50Ke
V、打ち込みドーズ量を1×1012cm-2程度とした条
件下でn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物
としてはリン原子を用いる。その後、硫酸を用いてフォ
トレジスト36を除去すると、図5に示すように、表面
シリコン層3の図で右端側に低濃度n型領域31が形成
される。
入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50Ke
V、打ち込みドーズ量を1×1012cm-2程度とした条
件下でn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物
としてはリン原子を用いる。その後、硫酸を用いてフォ
トレジスト36を除去すると、図5に示すように、表面
シリコン層3の図で右端側に低濃度n型領域31が形成
される。
【0049】さらにその後、窒素雰囲気中で、1000
℃の温度で3時間程度の熱処理を行い、低濃度p型領域
16に注入したp型不純物と低濃度n型領域31に注入
したn型不純物を拡散させる。
℃の温度で3時間程度の熱処理を行い、低濃度p型領域
16に注入したp型不純物と低濃度n型領域31に注入
したn型不純物を拡散させる。
【0050】次に、再びSOI基板1上の全面に回転塗
布法によって図6に示すフォトレジスト38を形成し、
所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処理を
行って、表面シリコン層3の図1に示したn型領域7お
よびp型領域5を形成する部分が開口するようにそのフ
ォトレジスト38をパターニングする。
布法によって図6に示すフォトレジスト38を形成し、
所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処理を
行って、表面シリコン層3の図1に示したn型領域7お
よびp型領域5を形成する部分が開口するようにそのフ
ォトレジスト38をパターニングする。
【0051】そして、そのフォトレジスト38をイオン
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50K
eV、打ち込みドーズ量を6×1012cm-2程度とした
条件下でp型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純
物としてもボロン原子を用いる。それによって図7に示
すように、表面シリコン層3のフォトレジスト38にマ
スクされていなかった領域がp型領域5となる。そし
て、フォトレジスト38にマスクされていた部分(図の
左端側の部分)が図1に示した低濃度p型領域33とな
る。
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50K
eV、打ち込みドーズ量を6×1012cm-2程度とした
条件下でp型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純
物としてもボロン原子を用いる。それによって図7に示
すように、表面シリコン層3のフォトレジスト38にマ
スクされていなかった領域がp型領域5となる。そし
て、フォトレジスト38にマスクされていた部分(図の
左端側の部分)が図1に示した低濃度p型領域33とな
る。
【0052】引き続き、フォトレジスト38をイオン注
入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを25Ke
V、打ち込みドーズ量を6×1012cm-2程度とした条
件下でn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物
としてはリン原子を用いる。この場合は、打ち込みエネ
ルギーをp型不純物のイオン注入を行ったときの半分程
度としているが、それは、図8に示すようにp型領域5
にその表面から厚さ方向の途中までn型不純物のイオン
注入層40を形成するためである。その後、硫酸を用い
て図7に示したフォトレジスト38を除去すると、図8
に示す状態となる。
入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを25Ke
V、打ち込みドーズ量を6×1012cm-2程度とした条
件下でn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物
としてはリン原子を用いる。この場合は、打ち込みエネ
ルギーをp型不純物のイオン注入を行ったときの半分程
度としているが、それは、図8に示すようにp型領域5
にその表面から厚さ方向の途中までn型不純物のイオン
注入層40を形成するためである。その後、硫酸を用い
て図7に示したフォトレジスト38を除去すると、図8
に示す状態となる。
【0053】次に、窒素雰囲気中で、1100℃の温度
で4時間程度の熱処理を加えることによって、p型領域
5およびn型不純物のイオン注入層40に注入したp型
不純物とn型不純物をそれぞれ活性化させることによ
り、図9に示すp型領域5とその上部にn型領域7が形
成され、その両領域の接合によりPN接合領域6が形成
される。
で4時間程度の熱処理を加えることによって、p型領域
5およびn型不純物のイオン注入層40に注入したp型
不純物とn型不純物をそれぞれ活性化させることによ
り、図9に示すp型領域5とその上部にn型領域7が形
成され、その両領域の接合によりPN接合領域6が形成
される。
【0054】さらに、酸素雰囲気中で、1000℃の温
度で2時間程度の熱処理を行って、図9に示すように、
表面シリコン層3の表面全体を被覆するように、膜厚8
0nm程度のシリコン酸化膜21を形成する。
度で2時間程度の熱処理を行って、図9に示すように、
表面シリコン層3の表面全体を被覆するように、膜厚8
0nm程度のシリコン酸化膜21を形成する。
【0055】次に、SOI基板1上の全面に回転塗布法
によって図10に示すフォトレジスト42を形成し、所
定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処理を行
って表面シリコン層3上の図1に示した高濃度n型領域
9を形成する領域が開口するようにパターニングする。
によって図10に示すフォトレジスト42を形成し、所
定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処理を行
って表面シリコン層3上の図1に示した高濃度n型領域
9を形成する領域が開口するようにパターニングする。
【0056】そして、そのフォトレジスト42をイオン
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50K
eV、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした
条件下で、シリコン酸化膜21を通して低濃度n型領域
31にn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物
としてもリン原子を用いる。その後、硫酸を用いてフォ
トレジスト42を除去する。これによって図11に示す
ように、低濃度n型領域31の上部にn型領域7に接し
ないように高濃度n型領域9が形成される。
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50K
eV、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした
条件下で、シリコン酸化膜21を通して低濃度n型領域
31にn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物
としてもリン原子を用いる。その後、硫酸を用いてフォ
トレジスト42を除去する。これによって図11に示す
ように、低濃度n型領域31の上部にn型領域7に接し
ないように高濃度n型領域9が形成される。
【0057】その後再びSOI基板1上の全面に回転塗
布法によって図12に示すフォトレジスト44を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、表面シリコン層3上の図1に示した高濃度
p型領域13を形成する領域を露出させるようにパター
ニングする。
布法によって図12に示すフォトレジスト44を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、表面シリコン層3上の図1に示した高濃度
p型領域13を形成する領域を露出させるようにパター
ニングする。
【0058】そして、そのフォトレジスト44をイオン
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを35K
eV、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした
条件下でp型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純
物としてもボロン原子を用いる。その後、硫酸を用いて
フォトレジスト44を除去する。これによって図13に
示すように、低濃度p型領域33の上部にn型領域7に
接しないように高濃度p型領域13が形成される。
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを35K
eV、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした
条件下でp型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純
物としてもボロン原子を用いる。その後、硫酸を用いて
フォトレジスト44を除去する。これによって図13に
示すように、低濃度p型領域33の上部にn型領域7に
接しないように高濃度p型領域13が形成される。
【0059】次に、モノシラン(SiH4)とフォスフ
ィン(PH3)およびジボラン(B2H6)を反応ガスと
して用いるCVD法によって、図14に示すように、シ
リコン酸化膜21の全面を被覆するように絶縁膜23を
形成する。この絶縁膜23は、不純物としてリンとボロ
ンを含むシリコン酸化膜であり、膜厚は0.5μm程度
とする。
ィン(PH3)およびジボラン(B2H6)を反応ガスと
して用いるCVD法によって、図14に示すように、シ
リコン酸化膜21の全面を被覆するように絶縁膜23を
形成する。この絶縁膜23は、不純物としてリンとボロ
ンを含むシリコン酸化膜であり、膜厚は0.5μm程度
とする。
【0060】その後、窒素雰囲気中で、900℃の温度
て30分程度の熱処理を加える。それによって、高濃度
p型領域13および高濃度n型領域9にそれぞれイオン
注入したp型不純物およびn型不純物を活性化するとと
もに、凹凸のある絶縁膜23の表面をリフローして平坦
化する。
て30分程度の熱処理を加える。それによって、高濃度
p型領域13および高濃度n型領域9にそれぞれイオン
注入したp型不純物およびn型不純物を活性化するとと
もに、凹凸のある絶縁膜23の表面をリフローして平坦
化する。
【0061】続いて、SOI基板1の上部全面に回転塗
布法によって図15に示すフォトレジスト46を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、高濃度p型領域13上および高濃度n型領
域9上に対応する位置に開口46a,46bを形成する
ようにパターニングする。
布法によって図15に示すフォトレジスト46を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、高濃度p型領域13上および高濃度n型領
域9上に対応する位置に開口46a,46bを形成する
ようにパターニングする。
【0062】そして、反応ガスとして、四フッ化炭素
(CF4)と三フッ化メタン(CHF3)とヘリウム(H
e)とを用いた反応性イオンエッチングによって、フォ
トレジスト46の開口46a,46b内の絶縁膜23と
シリコン酸化膜21を完全に除去するまでエッチングを
行い、図16に示すようにコンタクトホール12,14
を形成する。その後硫酸を用いて図15に示したフォト
レジスト46を除去する。
(CF4)と三フッ化メタン(CHF3)とヘリウム(H
e)とを用いた反応性イオンエッチングによって、フォ
トレジスト46の開口46a,46b内の絶縁膜23と
シリコン酸化膜21を完全に除去するまでエッチングを
行い、図16に示すようにコンタクトホール12,14
を形成する。その後硫酸を用いて図15に示したフォト
レジスト46を除去する。
【0063】続いて、SOI基板1の上部全面とコンタ
クトホール12,14内に、スパッタリング法によっ
て、図17に示すように金属電極材料の被膜30を、膜
厚1μm程度に形成する。その金属電極材料としてはア
ルミニウムを用いる。
クトホール12,14内に、スパッタリング法によっ
て、図17に示すように金属電極材料の被膜30を、膜
厚1μm程度に形成する。その金属電極材料としてはア
ルミニウムを用いる。
【0064】次に、この金属電極材料の被膜30の上部
全面に回転塗布法によって図18に示すフォトレジスト
48を形成し、所定のフォトマスクを用いた露光処理お
よび現像処理を行って、金属電極材料の被膜30の金属
電極となる領域以外の部分が露出するように、フォトレ
ジスト48をパターニングする。
全面に回転塗布法によって図18に示すフォトレジスト
48を形成し、所定のフォトマスクを用いた露光処理お
よび現像処理を行って、金属電極材料の被膜30の金属
電極となる領域以外の部分が露出するように、フォトレ
ジスト48をパターニングする。
【0065】そして、そのフォトレジスト48をエッチ
ングマスクとして使用して、反応ガスに三塩化ホウ素
(BCl3)と塩素(Cl2)を用いた反応性イオンエッ
チングによって、フォトレジスト48によってマスクさ
れていない部分の被膜30を完全に除去するまでエッチ
ングして図1に示した金属電極11,15を形成する。
その後、硝酸(HNO3)を用いてフォトレジスト48
を除去する。それによって、図1に示したように、SO
I基板1上にダイオード2を形成した半導体装置が完成
する。なお、上述のp型とn型を全て逆にしても、全く
同じダイオードを形成することができる。
ングマスクとして使用して、反応ガスに三塩化ホウ素
(BCl3)と塩素(Cl2)を用いた反応性イオンエッ
チングによって、フォトレジスト48によってマスクさ
れていない部分の被膜30を完全に除去するまでエッチ
ングして図1に示した金属電極11,15を形成する。
その後、硝酸(HNO3)を用いてフォトレジスト48
を除去する。それによって、図1に示したように、SO
I基板1上にダイオード2を形成した半導体装置が完成
する。なお、上述のp型とn型を全て逆にしても、全く
同じダイオードを形成することができる。
【0066】この製造方法によれば、図1に示したよう
にPN接合領域6が表面シリコン層3の内部に閉じ込め
られたダイオード2を容易に形成することができる。こ
のPN接合領域6は、接合する両領域の不純物濃度が他
のPN接合領域よりも高くて接合耐圧が最も低いため降
伏現象が最も早く起こる。しかし、その降伏現象は、表
面シリコン層3の内部で起こるので、降伏現象により発
生したキャリアがシリコン酸化膜21中に注入されるこ
とはない。そのため、シリコン酸化膜21中のキャリア
に起因する素子特性の変動が発生しない。
にPN接合領域6が表面シリコン層3の内部に閉じ込め
られたダイオード2を容易に形成することができる。こ
のPN接合領域6は、接合する両領域の不純物濃度が他
のPN接合領域よりも高くて接合耐圧が最も低いため降
伏現象が最も早く起こる。しかし、その降伏現象は、表
面シリコン層3の内部で起こるので、降伏現象により発
生したキャリアがシリコン酸化膜21中に注入されるこ
とはない。そのため、シリコン酸化膜21中のキャリア
に起因する素子特性の変動が発生しない。
【0067】〔半導体装置の第2の実施形態:図19〕
次に、この発明による半導体装置の第2の実施形態につ
いて図19によって説明する。図19は、その半導体装
置の構造を示す図1と同様な模式的断面図であり、図1
と対応する部分には同一の符号を付している。
次に、この発明による半導体装置の第2の実施形態につ
いて図19によって説明する。図19は、その半導体装
置の構造を示す図1と同様な模式的断面図であり、図1
と対応する部分には同一の符号を付している。
【0068】この半導体装置は、図1に示した第1の実
施形態の半導体装置と比較して、次の点だけが相違す
る。それは、ダイオード2の高濃度n型領域9が、低濃
度n型領域31の上部ではなくn型領域7の表面部に設
けられており、それに伴ってコンタクトホール14およ
び金属電極15の位置が変わっている点である。その他
の構造は、前述した第1の実施形態の半導体装置と同じ
なので、その説明を省略する。
施形態の半導体装置と比較して、次の点だけが相違す
る。それは、ダイオード2の高濃度n型領域9が、低濃
度n型領域31の上部ではなくn型領域7の表面部に設
けられており、それに伴ってコンタクトホール14およ
び金属電極15の位置が変わっている点である。その他
の構造は、前述した第1の実施形態の半導体装置と同じ
なので、その説明を省略する。
【0069】この半導体装置においても、ダイオード2
は、接合する両領域の不純物濃度が最も高く、接合耐圧
が最も低いPN接合であるPN接合領域6が、表面シリ
コン層3の内部に閉じ込められているので、第1の実施
形態の場合と同様の作用効果が得られる。
は、接合する両領域の不純物濃度が最も高く、接合耐圧
が最も低いPN接合であるPN接合領域6が、表面シリ
コン層3の内部に閉じ込められているので、第1の実施
形態の場合と同様の作用効果が得られる。
【0070】〔半導体装置の製造方法の第2の実施形
態:図20から図28〕次に、この発明による半導体装
置の製造方法の第2の実施形態として、図19に示した
半導体装置を製造するための方法について、図20から
図28を用いて説明する。図20から図28はそのその
半導体装置の製造工程の各段階を示す図19に対応する
断面図である。
態:図20から図28〕次に、この発明による半導体装
置の製造方法の第2の実施形態として、図19に示した
半導体装置を製造するための方法について、図20から
図28を用いて説明する。図20から図28はそのその
半導体装置の製造工程の各段階を示す図19に対応する
断面図である。
【0071】この第2の実施形態の製造方法において
も、前述の第1の実施形態の製造方法において、図2か
ら図9によって説明したシリコン酸化膜21を形成する
までの工程は同じであるから、それらの工程についての
説明は省略する。そこで、図9に示したように、SOI
基板1上の埋込酸化膜19によって絶縁分離されて設け
られた表面シリコン層3に、PN接合領域6を形成する
p型領域5とn型領域7、およびそれを挟むように両端
部に低濃度p型領域33と低濃度n型領域31を形成
し、その上面にシリコン酸化膜21を形成した後の工程
について説明する。
も、前述の第1の実施形態の製造方法において、図2か
ら図9によって説明したシリコン酸化膜21を形成する
までの工程は同じであるから、それらの工程についての
説明は省略する。そこで、図9に示したように、SOI
基板1上の埋込酸化膜19によって絶縁分離されて設け
られた表面シリコン層3に、PN接合領域6を形成する
p型領域5とn型領域7、およびそれを挟むように両端
部に低濃度p型領域33と低濃度n型領域31を形成
し、その上面にシリコン酸化膜21を形成した後の工程
について説明する。
【0072】まず、そのSOI基板の上部全面に回転塗
布法によって図20に示すフォトレジスト50を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、表面シリコン層3のn型領域7上の一部に
開口50aを形成するように、そのフォトレジスト50
をパターニングする。
布法によって図20に示すフォトレジスト50を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、表面シリコン層3のn型領域7上の一部に
開口50aを形成するように、そのフォトレジスト50
をパターニングする。
【0073】そして、そのフォトレジスト50をイオン
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50K
eV、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした
条件下で、シリコン酸化膜21を通してn型領域7の一
部にn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物と
してはリン原子を用いる。それによって、図21に示す
ように、n型領域7の上部に高濃度n型領域9を形成す
る。その後、硫酸を用いて図20に示したフォトレジス
ト50を除去する。
注入阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを50K
eV、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした
条件下で、シリコン酸化膜21を通してn型領域7の一
部にn型不純物のイオン注入を行う。そのn型不純物と
してはリン原子を用いる。それによって、図21に示す
ように、n型領域7の上部に高濃度n型領域9を形成す
る。その後、硫酸を用いて図20に示したフォトレジス
ト50を除去する。
【0074】次に、再びSOI基板1の上部全面に回転
塗布法によって図22に示すフォトレジスト52を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、低濃度p型領域33の図19に示した高濃
度p型領域13を形成する領域を露出させるように、そ
のフォトレジスト52をパターニングする。
塗布法によって図22に示すフォトレジスト52を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、低濃度p型領域33の図19に示した高濃
度p型領域13を形成する領域を露出させるように、そ
のフォトレジスト52をパターニングする。
【0075】そして、フォトレジスト52をイオン注入
阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを35Ke
V、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした条
件下でシリコン酸化膜21を通して低濃度p型領域33
にp型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純物とし
てはボロン原子を用いる。それによって図23に示すよ
うに、低濃度p型領域33の上部にn型領域7に接しな
いように高濃度p型領域13を形成する。その後、硫酸
を用いて図22に示したフォトレジスト52を除去す
る。
阻止膜として用いて、打ち込みエネルギーを35Ke
V、打ち込みドーズ量を5×1015cm-2程度とした条
件下でシリコン酸化膜21を通して低濃度p型領域33
にp型不純物のイオン注入を行う。そのp型不純物とし
てはボロン原子を用いる。それによって図23に示すよ
うに、低濃度p型領域33の上部にn型領域7に接しな
いように高濃度p型領域13を形成する。その後、硫酸
を用いて図22に示したフォトレジスト52を除去す
る。
【0076】次に、図24に示すように、シリコン酸化
膜21の全面を被覆するように絶縁膜23を形成し、窒
素雰囲気中での熱処理を加え、高濃度n型領域9と高濃
度p型領域13に注入したn型不純物およびp型不純物
を、それぞれ電気的に活性化させる。
膜21の全面を被覆するように絶縁膜23を形成し、窒
素雰囲気中での熱処理を加え、高濃度n型領域9と高濃
度p型領域13に注入したn型不純物およびp型不純物
を、それぞれ電気的に活性化させる。
【0077】その後、SOI基板1の上部全面に回転塗
布法によって図25に示すフォトレジスト54を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、高濃度p型領域13上および高濃度n型領
域9上に対応する位置に開口54a,54bを形成する
ように、フォトレジスト54をパターニングする。
布法によって図25に示すフォトレジスト54を形成
し、所定のフォトマスクを用いた露光処理および現像処
理を行って、高濃度p型領域13上および高濃度n型領
域9上に対応する位置に開口54a,54bを形成する
ように、フォトレジスト54をパターニングする。
【0078】そして、そのフォトレジスト54をエッチ
ングマスクとして使用して、第1の実施形態の場合と同
様な反応性イオンエッチングを行い、フォトレジスト5
4の開口54a,54b内の絶縁膜23とシリコン酸化
膜21を完全に除去するまでエッチングして、図26に
示すようにコンタクトホール12,14を形成する。そ
の後、硫酸を用いて図25に示したフォトレジスト54
を除去する。
ングマスクとして使用して、第1の実施形態の場合と同
様な反応性イオンエッチングを行い、フォトレジスト5
4の開口54a,54b内の絶縁膜23とシリコン酸化
膜21を完全に除去するまでエッチングして、図26に
示すようにコンタクトホール12,14を形成する。そ
の後、硫酸を用いて図25に示したフォトレジスト54
を除去する。
【0079】続いて、このSOI基板の上部全面とコン
タクトホール12,14内に、図27に示すように金属
電極材料の被膜30を形成する。その金属電極材料とし
てはアルミニウムを使用する。次いで、その金属電極材
料の被膜30の上部全面に回転塗布法によって図28に
示すフォトレジスト56を形成し、所定のフォトマスク
を用いた露光処理および現像処理を行って、金属電極と
なる領域上にのみ残るようにそのフォトレジスト56を
パターニングする。
タクトホール12,14内に、図27に示すように金属
電極材料の被膜30を形成する。その金属電極材料とし
てはアルミニウムを使用する。次いで、その金属電極材
料の被膜30の上部全面に回転塗布法によって図28に
示すフォトレジスト56を形成し、所定のフォトマスク
を用いた露光処理および現像処理を行って、金属電極と
なる領域上にのみ残るようにそのフォトレジスト56を
パターニングする。
【0080】そして、そのフォトレジスト56をエッチ
ングマスクとして使用して、第1の実施形態の場合と同
様な反応性イオンエッチングを行い、フォトレジスト5
6にマスクされた部分以外の被膜30を完全に除去する
までエッチングして、図19に示した金属電極11,1
5を形成する。その後、硝酸(HNO3)を用いて図2
8に示したフォトレジスト56を除去する。
ングマスクとして使用して、第1の実施形態の場合と同
様な反応性イオンエッチングを行い、フォトレジスト5
6にマスクされた部分以外の被膜30を完全に除去する
までエッチングして、図19に示した金属電極11,1
5を形成する。その後、硝酸(HNO3)を用いて図2
8に示したフォトレジスト56を除去する。
【0081】それによって、図19に示したように、S
OI基板1上にダイオード2を形成した半導体装置が完
成する。なお、上述のp型とn型を全て逆にしても、全
く同じダイオードを形成することができる。
OI基板1上にダイオード2を形成した半導体装置が完
成する。なお、上述のp型とn型を全て逆にしても、全
く同じダイオードを形成することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る半導体装置は、SOI基板上の表面シリコン層に形成
されたダイオードにおいて、接合耐圧が最も低いPN接
合領域が、表面シリコン層の内部に閉じ込められた構造
であるため、ダイオードに電圧を印加したことによって
そのPN接合領域に降伏現象が起っても、それによって
発生するキャリアがシリコン酸化膜21中に注入され
て、そこに蓄積されることはない。そのため、シリコン
酸化膜中のキャリアに起因する素子特性の変動が発生し
ない。また、接合耐圧が変化することもない。また、こ
の発明による半導体装置の製造方法によれば、この発明
による半導体装置を容易に製造することができる。
る半導体装置は、SOI基板上の表面シリコン層に形成
されたダイオードにおいて、接合耐圧が最も低いPN接
合領域が、表面シリコン層の内部に閉じ込められた構造
であるため、ダイオードに電圧を印加したことによって
そのPN接合領域に降伏現象が起っても、それによって
発生するキャリアがシリコン酸化膜21中に注入され
て、そこに蓄積されることはない。そのため、シリコン
酸化膜中のキャリアに起因する素子特性の変動が発生し
ない。また、接合耐圧が変化することもない。また、こ
の発明による半導体装置の製造方法によれば、この発明
による半導体装置を容易に製造することができる。
【図1】この発明による半導体装置の第1の実施形態の
要部の構造を示す模式的な断面図である。
要部の構造を示す模式的な断面図である。
【図2】図1に示した半導体装置の製造方法を説明する
ための最初の工程を示す図1と同様な模式的な断面図で
ある。
ための最初の工程を示す図1と同様な模式的な断面図で
ある。
【図3】同じく次の工程を示す模式的な断面図である。
【図4】同じく次の工程を示す模式的な断面図である。
【図5】同じく次の工程を示す模式的な断面図である。
【図6】同じく次の工程を示す模式的な断面図である。
【図7】同じく次の工程を示す模式的な断面図である。
【図8】同じく次の工程を示す模式的な断面図である。
【図9】同じく次の工程を示す模式的な断面図である。
【図10】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図11】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図12】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図13】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図14】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図15】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図16】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図17】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図18】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図19】この発明による半導体装置の第2の実施形態
の要部の構造を示す模式的な断面図である。
の要部の構造を示す模式的な断面図である。
【図20】図19に示した半導体装置の製造方法を説明
するための途中の工程を示す図19と同様な模式的な断
面図である。
するための途中の工程を示す図19と同様な模式的な断
面図である。
【図21】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図22】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図23】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図24】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図25】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図26】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図27】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図28】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図29】この発明に関連するSOI基板上にダイオー
ドを形成した半導体装置の要部の構造を示す模式的な断
面図である。
ドを形成した半導体装置の要部の構造を示す模式的な断
面図である。
【図30】図29に示した半導体装置の製造方法を説明
するための最初の工程を示す図29と同様な模式的な断
面図である。
するための最初の工程を示す図29と同様な模式的な断
面図である。
【図31】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図32】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図33】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図34】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図35】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図36】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図37】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図38】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図39】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図40】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
【図41】同じく次の工程を示す模式的な断面図であ
る。
る。
1:SOI基板 2:ダイオード 3:表面シリコン層 5:p型領域 6:PN接合領域 7:n型領域 9:高濃度n型領域 11,15:金属電極 12,14:コンタクトホール 13:高濃度p型領域 17:シリコン基板 19:埋込酸化膜 21:シリコン酸化膜 23:絶縁膜 30:金属電極材料の被膜 31:低濃度n型領域 33:低濃度p型領域 34,36,38,42,44,46,48,50,5
2,54,56:フォトレジスト
2,54,56:フォトレジスト
Claims (6)
- 【請求項1】 シリコン基板上に埋込酸化膜によって絶
縁分離された複数の表面シリコン層を有するSOI基板
の該表面シリコン層にダイオードを形成した半導体装置
であって、 前記ダイオードが、 前記表面シリコン層の前記埋込酸化膜側に形成した第1
導電型領域と表面側に形成した第2導電型領域とによる
PN接合領域と、 該PN接合領域の一端部側に設けた第1導電型の低濃度
領域および他端部側に設けた第2導電型の低濃度領域
と、 前記第1導電型の低濃度領域の表面部に設けた第1導電
型の高濃度領域と、 前記第2導電型の低濃度領域の表面部に設けた第2導電
型の高濃度領域と、 前記第1導電型の高濃度領域に接続する金属電極と、 前記第2導電型の高濃度領域に接続する金属電極と、か
らなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 シリコン基板上に埋込酸化膜によって絶
縁分離された複数の表面シリコン層を有するSOI基板
の該表面シリコン層にダイオードを形成した半導体装置
であって、 前記ダイオードが、 前記表面シリコン層の前記埋込酸化膜側に形成した第1
導電型領域と表面側に形成した第2導電型領域とによる
PN接合領域と、 該PN接合領域の一端部側に設けた第1導電型の低濃度
領域および他端部側に設けた第2導電型の低濃度領域
と、 前記第1導電型の低濃度領域の表面部に設けた第1導電
型の高濃度領域と、 前記第2導電型領域の表面部に設けた第2導電型の高濃
度領域と、 前記第1導電型の高濃度領域に接続する金属電極と、 前記第2導電型の高濃度領域に接続する金属電極と、か
らなることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 前記第1導電型領域、第1導電型の低濃
度領域、および第1導電型の高濃度領域が、それぞれp
型領域、低濃度p型領域、および高濃度p型領域であ
り、 前記第2導電型領域、第2導電型の低濃度領域、および
第2導電型の高濃度領域が、それぞれn型領域、低濃度
n型領域、および高濃度n型領域である請求項1又は2
に記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1導電型領域、第1導電型の低濃
度領域、および第1導電型の高濃度領域が、それぞれn
型領域、低濃度n型領域、および高濃度n型領域出あ
り、 前記第2導電型領域、第2導電型の低濃度領域、および
第2導電型の高濃度領域が、それぞれp型領域、低濃度
p型領域、および高濃度p型領域である請求項1又は2
に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 シリコン基板上に埋込酸化膜によって絶
縁分離された複数の表面シリコン層を有するSOI基板
の該表面シリコン層にダイオードを形成する半導体装置
の製造方法であって、 前記ダイオードを形成する工程が、 前記SOI基板の表面シリコン層の一端部側に第1導電
型の不純物原子を選択的にイオン注入して、第1導電型
の低濃度領域を形成する工程と、 前記表面シリコン層の他端部側に第2導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して、第2導電型の低濃度領域
を形成する工程と、 熱処理を行うことによって、前記第1導電型の低濃度領
域および第2導電型の低濃度領域の不純物原子を拡散さ
せる工程と、 前記第1導電型の低濃度領域と第2導電型の低濃度領域
との間の前記表面シリコン層に、第1導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して第1導電型領域を形成する
工程と、 該第1導電型領域に、その厚さ方向の途中まで第2導電
型の不純物原子を選択的にイオン注入して、熱処理を行
うことにより、該第1導電型領域の上部に第2導電型領
域を設けてPN接合領域を形成する工程と、 酸化雰囲気中で酸化処理を行うことにより、前記表面シ
リコン層の全面にシリコン酸化膜を形成する工程と、 前記第1導電型の低濃度領域の前記第2導電型領域と接
しない部分に第1導電型の不純物原子を選択的にイオン
注入して、第1導電型の高濃度領域を形成する工程と、 前記第2導電型の低濃度領域の前記第2導電型領域と接
しない部分に第2導電型の不純物原子を選択的にイオン
注入して、第2導電型の高濃度領域を形成する工程と、 前記表面シリコン層の全面に絶縁膜を形成し、フォトエ
ッチング処理によって前記第1導電型の高濃度領域およ
び第2導電型の高濃度領域に対応する位置にそれぞれコ
ンタクトホールを形成する工程と、 その各コンタクトホールを通して前記第1導電型の高濃
度領域と接続する金属電極と第2導電型の高濃度領域に
接続する金属電極とを形成する工程とを有することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 シリコン基板上に埋込酸化膜によって絶
縁分離された複数の表面シリコン層を有するSOI基板
の該表面シリコン層にダイオードを形成する半導体装置
の製造方法であって、 前記ダイオードを形成する工程が、 前記SOI基板の表面シリコン層の一端部側に第1導電
型の不純物原子を選択的にイオン注入して、第1導電型
の低濃度領域を形成する工程と、 前記表面シリコン層の他端部側に第2導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して、第2導電型の低濃度領域
を形成する工程と、 熱処理を行うことによって、前記第1導電型の低濃度領
域および第2導電型の低濃度領域の不純物原子を拡散さ
せる工程と、 前記第1導電型の低濃度領域と第2導電型の低濃度領域
との間の前記表面シリコン層に、第1導電型の不純物原
子を選択的にイオン注入して第1導電型領域を形成する
工程と、 該第1導電型領域に、その厚さ方向の途中まで第2導電
型の不純物原子を選択的にイオン注入して、熱処理を行
うことにより、該第1導電型領域の上部に第2導電型領
域を設けてPN接合領域を形成する工程と、 酸化雰囲気中で酸化処理を行うことにより、前記表面シ
リコン層の全面にシリコン酸化膜を形成する工程と、 前記第1導電型の低濃度領域の前記第2導電型領域と接
しない部分に第1導電型の不純物原子を選択的にイオン
注入して、第1導電型の高濃度領域を形成する工程と、 前記第2導電型領域の一部に第2導電型の不純物原子を
選択的にイオン注入して、第2導電型の高濃度領域を形
成する工程と、 前記表面シリコン層の全面に絶縁膜を形成し、フォトエ
ッチング処理によって前記第1導電型の高濃度領域およ
び第2導電型の高濃度領域に対応する位置にそれぞれコ
ンタクトホールを形成する工程と、 その各コンタクトホールを通して前記第1導電型の高濃
度領域と接続する金属電極と第2導電型の高濃度領域に
接続する金属電極とを形成する工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8930699A JPH11345810A (ja) | 1998-04-01 | 1999-03-30 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10-88522 | 1998-04-01 | ||
| JP8852298 | 1998-04-01 | ||
| JP8930699A JPH11345810A (ja) | 1998-04-01 | 1999-03-30 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11345810A true JPH11345810A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=26429884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8930699A Pending JPH11345810A (ja) | 1998-04-01 | 1999-03-30 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11345810A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010106707A1 (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | シャープ株式会社 | 半導体装置、その製造方法及び表示装置 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP8930699A patent/JPH11345810A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010106707A1 (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-23 | シャープ株式会社 | 半導体装置、その製造方法及び表示装置 |
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