JPH11347593A - 建設汚泥クローズド型リサイクル処理システム - Google Patents

建設汚泥クローズド型リサイクル処理システム

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JPH11347593A
JPH11347593A JP10194931A JP19493198A JPH11347593A JP H11347593 A JPH11347593 A JP H11347593A JP 10194931 A JP10194931 A JP 10194931A JP 19493198 A JP19493198 A JP 19493198A JP H11347593 A JPH11347593 A JP H11347593A
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JP
Japan
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water
sludge
gravel
tank
solidifying agent
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Application number
JP10194931A
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English (en)
Inventor
Kazunori Nakamichi
和徳 中道
Mineharu Shimoda
峰春 下田
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NAKAMICHI KANKYO KAIHATSU KK
Original Assignee
NAKAMICHI KANKYO KAIHATSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】無害な建設系汚泥から、有価物としてそのま
ま利用出来る砂・砂利を分級・分別し、通常埋立処分さ
れている脱水ケーキも、改質固化と同時に造粒・整粒す
る事により、より安定した処理土を可能とする。又、加
熱する事により、付加価値の高い製品化も可能である。
又、排水も循環水として利用する他、シックナーを改良
し小型化する事でコンパクトに組合せされた建設汚泥の
完全クローズド型リサイクル処理システムを提供する事
を目的とする。 【構 成】本発明は、建設系汚泥の完全クローズド型リ
サイクル処理のシステムであり、排水を循環させる事で
循環水の水質を一定の幅に保つ事が可能となった。又、
少量の凝集剤で凝集沈澱の向上を図る為の濃縮タンクを
提案する事で、コンパクトで高い処理能力を有する泥水
処理システムの開発に成功した。又、整粒工程で球状に
整形すると同時に脱水ケーキの添加剤の濃度を内部と表
面で変える事により、物性の質の向上が図れる事の提
案。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】[発明の属する技術分野]本発明は、有害
物質を含まない建設系汚泥を処理する工法で汚泥の中か
ら再利用できる砂及び砂利は分級・分別後、泥水はシッ
クナーにより濃縮し、脱水機により水と脱水ケーキに分
離、泥土は高分子系・セメント系固化剤及び生石灰等を
用いて、改良土として再利用。又、シックナーからの上
澄水及び脱水機からの離脱水は泥土の圧送、砂・砂利の
洗浄水として使用する。分級・分別された砂及び砂利に
水分が含まれる他、脱水ケーキや低含水率の脱水ケーキ
等の造粒固化に際し補給水として使用する為、排水が発
生しないクローズド型のリサイクル処理システム。 【0002】[従来の技術]建設汚泥はスラリー(泥
水)・スラッジ(泥土)・ケーキ(ろ過残渣)等に分類
され、各々についての処理装置は多種多様にわたり、砂
・砂利の再利用を目的としているが、その全てが最終的
に発生する脱水ケーキを含め、埋立処分されている。泥
水あるいは泥土にセメント系あるいは生石灰等で固化
(改質)し、埋戻材・土壌改良材等として使用する場合
は、受け入れる泥水の含水率に限度があり、固化剤の添
加量も多くなる事や、含水率のバラツキによる改良土の
不均一性に加え、汚泥に含まれる砂・砂利等も同時に固
化の対象物となる為、装置の摩耗がはげしい状態であっ
た。又、一つのシステムにてあらゆる性状の汚泥に対応
することが困難で、受入の制限をせざるを得ない。建設
汚泥の処理に関して、再利用が求められている今日、小
型で合理的でしかも100%再利用可能なシステムの開
発が必要視されていた。 【0003】[発明が解決しようとする課題]近年、廃
棄物を埋立処分するための廃棄物管理型埋立処分場の残
余年数に限りがあり、加えて新設することが地形上の適
地不足や社会的な環境から、困難である。実に建設汚泥
に関するリサイクルの遅れが指摘される中、建設汚泥か
ら砂・砂利を資源として分別し、残りの泥水からは改良
土の原材料を取り出し、発生する水は砂・砂利の洗浄等
に利用することで排水をなくしたクローズド型のリサイ
クル処理システムを捉供することを目的とする。 【0004】[課題を解決するための手段]前記目的に
添う請求項目1記載のシステムとは、建設汚泥をリサイ
クルする際、砂・砂利については、振動振い機・セパレ
ーター・トロンメル等にて資源別に分別し、必要サイズ
に分級する。泥水は凝集沈澱にて濃縮後、脱水機により
脱水ケーキと離脱水に分離。脱水ケーキは、主に生石灰
やセメント系固化剤にて改質固化後再生資源化し、凝集
沈澱の上澄水及び脱水機の離脱水は汚泥の圧送・砂・砂
利の洗浄の他、固化時の調整水として使用する為、排水
をなくしたクローズド型の処理システムであり、100
%リサイクル可能な処理システムである。請求項目2
は、汚水及び泥土は投入ホッパーあるいは原水ピットよ
り、又、脱水ケーキは混練機や解砕機又は反応機にて改
質固化する為、いかなる性状に対しても処理受入が可能
なシステムとして使用できる事を意味する。請求項目3
は、濃縮タンクの構造上の発明であり、コンパクトで処
理能力を改善する為に考案したもので、スラリーの性状
に合わせ上記凝集剤を添加後、フロックを形成し濃縮タ
ンクにて沈降分離するが、分離効率を向上させる為、通
常の排出口を改善する事により、渦流を防止し沈降効率
を上げる事が可能となった。請求項目4は、このシステ
ムにおける水の収支に関する請求であり、建設汚泥に含
まれる水分については、通常加熱し乾燥するか、生石灰
の発熱により水分を水和反応にて蒸発させるか、あるい
は水処理にて処理後放流する等の処理をしているが、今
回のシステムにおける建設汚泥に含まれる水分は砂・砂
利の洗浄に使用し、再資源としての砂・砂利に付着する
他、受け入れ時のホッパーからの圧送・低含水率の汚泥
の水分の補給等に使用する為、排水が発生しないシステ
ムとなる。請求項目5は、脱水ケーキの改質固化に関す
る請求であり、通常泥水に直接高分子・セメント系ある
いは生石灰を投入させる事により、ポゾラン反応・水和
硬化により改良固化する。特に生石灰に関しては、水和
反応を利用し水分を蒸発させ固化する為、含水率によっ
ては固化が不可能かあるいは固化できたとしても多量の
生石灰を必要とする為、ランニングコストが高い上、処
理物の水素イオン濃度が高く安定まで時間がかかる事等
の問題があった。今回のシステムは脱水機を使用し、砂
・砂利を分級・分別後の濃縮スラリーを脱水する為、脱
水ケーキの性状が安定している。従って、改質固化に必
要なセメント系あるいは生石灰の添加量が少量で、変動
幅が少ない利点がある。又、改質した処理土に付加価値
をつけるのと同時に、今後の処理土利用の為、球状等に
整形するが、押し出し整形機のダイスの形状を変える事
により、球径も自由に変える事が可能である。又、ラン
ニングコストの低下と、製品の性状の安定を図る為、固
化剤全添加量の5〜30%を整形後添加することによ
り、処理後の表面の炭酸化反応(生石灰)・水和硬化
(セメント系固化剤)を促進することが出来るシステム
である。請求項目6は、請求項目5にて混練機にて脱水
ケーキを固化する為に固化剤を添加するが、乾燥機ある
いは焼成設備を利用し、園芸用の保水材や景観・美観用
材あるいは製鉄所で利用される保温剤等に利用する場
合、上記固化剤の代わりに粘土・アルミナ・二酸化ケイ
素(シラス)・フライアッシュその他の材料を混合添加
する場合もある。 【0005】ここで再生利用できる建設汚泥とは、無機
質で有害物質を含有しないスラリー(泥水)・スラッジ
(汚土)・ケーキ(ろ過残渣)等を指し、有害物質を含
む物の再生利用には適さない。砂・砂利の分級・分別方
法としては、一段あるいは多段の振動振い機・ハイメッ
シュセパレーター・トロンメル等多種あるが、砂・砂利
の分級サイズにより選択が可能である。建設汚泥に含ま
れる水分あるいは圧送・洗浄に利用された水分は泥水と
なり、原水ピットにて貯留後、濃縮タンクにて凝集沈澱
するが、その際利用する凝集剤は無機凝集剤あるいは有
機高分子凝集剤、又その組合せとなる。無機系凝集剤と
して、硫酸アルミニウムAl(SO・18H
O(硫酸バン土)がその代表的なものであるが、泥水の
水素イオン濃度から判断すると、鉄塩例えば硫酸鉄(I
I)・塩化鉄(III)・硫酸鉄(III)・塩素化コ
ッパラス等を使用するよりは、アルミニウム例えば硫酸
アルミニウム・アルミン酸ナトリウム・塩基性塩化アル
ミニウム等の使用が好ましい様である。又、この時点で
PHの調整を行う必要性がある。有機高分子凝集剤とし
ては、アニオン系ポリマーとしてアルギン酸ナトリウム
・CMCナトリウム塩・ポリアクリル酸ナトリウム・ボ
リアクリルアミドの部分加水分解塩・マレイン酸共重合
物・カチオン系ポリマーとして、水溶性アニリン樹脂・
ポリチオ尿素・ポリエチレンイミン・ポリビニルピリジ
ン類・非イオン性ポリマーとして、ポリアクリルアミド
・ポリオキシエチレン等があるが凝集に適した水素イオ
ン濃度等から判断し、適切な凝集剤の選択が必要であ
る。セメント・石灰ともそれぞれJIS規格品があり、
これを母材としたセメント系及び石灰系固化剤がある。
さらに近年では両者の中庸的なセメント・石灰複合系の
固化材も開発されている。その他、水ガラス・コロイド
セメント超速硬セメント等もある。セメント系固化剤に
は、多量の水を結合水として取り込むエトリンガイドの
生成を助ける為の石膏や、ポラゾン反応を進める為のス
ラグ・フライアッシュ、固化性能を高める為のアルミナ
セメントやジェットセメント、あるいはその成分を調整
し焼成した特殊なクリンカーが用いられる等、固化剤の
選定にあたっては対象となる物性・処理した物の物性を
検討の上、決定が必要となる。脱水機とは、ベルトプレ
ス・フィルタープレス・遠心分離機・真空脱水機・ワイ
ヤーバレル方式等の総称であり、対象物の性状により選
定が必要である。濃縮タンクとは、凝集剤添加後沈降分
離し濃縮するタンクの事で、地上型と地下ピットが考え
られる。濃縮タンクはストークの方式により形成したフ
ロックにより沈降スピードが異なる為、凝集剤の選定と
脱水機の能力を考慮に入れその形状を選定する必要があ
るが、今回基本的に地上形での選定の理由は、凝集剤添
加後の泥水の流出口の改善を行う事で撹拌機を除去し、
形状をコンパクトにする事が可能になった為である。原
水槽とは、ホッパー内に汚泥を流し込み、砂・砂利の分
級・分別後シックナーにより沈降分離する前に一時保管
するピットであり、原水槽より定量的にシックナーにポ
ンプアップし凝集剤添加後、濃縮槽にて沈降分離する。
脱水機の離脱水やベルトプレスの洗浄水も、水質により
原水槽へ導水する。清水ピットとは、濃縮槽内の上澄液
を中和後保管するピットである。混練機とは、脱水ケー
キにセメント系固化剤、あるいは生石灰等の固化剤を混
合する機械であり、十分な撹拌が可能であればその種類
は特に制限されるものではないが、処理量・撹拌能力を
考慮の上、選定すべきである。押し出し成形機は、整粒
の前処理で処理物の高密度化が要求される場合は、真空
押し出し成形機等を必要とするが、その目的が埋戻・改
良土として使用する場合は、通常の押し出し成形機等も
使用可能である。整粒機とは、押し出し成形機にて成形
した処理土を回転ドラムにて回転させることにより、円
柱状から球形に形状変更するもので、回転しながら自然
落下する為に処理能力に併せて傾斜している。整粒機上
部(入口に近い所)に請求項目5の微粉の生石灰等固化
剤の散布装置を有する。 【0006】 【発明の実施の形態】続いて添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し本発明
の理解に供する。ここに、図1は本発明の建設汚泥クロ
ーズド型リサイクルシステムの処理フロー図の一例であ
り、図2(a)〜(c)は濃縮槽の流出口の構造説明図
である。図3は、本発明の建設汚泥クローズド型リサイ
クルシステムの内、水の流れを説明するものである。 【0007】図1で示すように受け入れホッパー1に投
入された建設汚泥は、振動振い機2によって砂利が分級
され、コンベアベルト3・4によって、サイズ毎の砂利
に分別する。振動振い機2をパスした汚泥は、ハイメッ
シュセパレーター5にて砂を洗浄し、コンベア6にて搬
送する。ハイメッシュセパレーター5をパスした汚水
は、原水ピット7にて一時保管され、必要量ポンプにて
凝集剤添加槽8に搬送、凝集剤を添加された泥水は濃縮
槽9にて沈降分離し、濃縮スラリーをスラリータンク1
0にて一時保管する。撹拌機11にて沈澱物の固化がな
い程度の撹拌を行うが、形成されたフロックが破壊しな
い様、低速で且つ最低限の撹拌を行う。スラリータンク
10より凝集槽12に搬送し、再ブロック化する。脱水
機13にて脱水した脱水ケーキは、コンベアベルト14
にて混練機15に搬送し、ここで固化剤の一部を添加す
る。混練機15にて十分に混練された処理土は、押し出
し成形機16にて加圧され、ダイス17の形状にて円柱
状の処理土に成形する。円柱状に成形された処理土は、
整粒機19にて回転される事で、落下しながら球状に整
形されると同時に、微粉末添加用パイプ18より固化剤
の一部を添加し、整形品の表面に密度の高い層を形成す
る事が可能となる。 【0008】図2(a)で示す様に、凝集剤添加槽で高
分子凝集剤あるいはPAC(ポリ塩化アルミニウム)等
にてフロックが形成された汚泥は、濃縮タンク22にて
沈降分離されるが、流入口20より流入し流出口21よ
り流出される。一般的に流出口は(b)・(c)で示す
様に、25あるいは26の形状を有している。25の場
合、清水分離槽内23にて渦流が発生し、沈降分離速度
を低下させる。26の場合濃縮槽の底部への流出となる
為、反発して上部への乱流水が発生する。そこで、流出
口21を濃縮スラリーバルブ24と180度向きを変え
る事により、濃縮槽の内のスラリーの乱流を最小限に留
める事で沈降スピードを増加させ、通常のシックナーと
比較し約1/2のコンパクトな直径で沈降分離効率を向
上させた構造である。流出口21と流入口20及び濃縮
タンク22の管径サイズに関してはここでの制限はしな
いが、直径20と直径21は直径21≧直径20とす
る。 【0009】図3は、本発明を建設汚泥クローズド型リ
サイクルシステムのうち、水の収支を図示したもので、
矢印は全て水の流れを示している。建設汚泥は含水率に
より汚水(スラリー)27と汚土28・脱水ケーキ29
に大別される。汚水27・汚土28は、砂利41・砂4
2を分級・分別し、汚水は原水ピット32に入る。原水
ピット32よりポンプアップされ高分子凝集剤PAC等
の凝集剤が添加され、濃縮槽33により沈降分離され
る。上澄液は中和装置38にて中和後、清水ピット39
に一時保管される。濃縮スラリーは、スラリータンク3
4にて一時保管される。スラリータンク34よりモノマ
ーポンプ等にて脱水機35へ送られ脱水し、脱水ケーキ
と離脱水に分離する。離脱水は原水ピッド32へ戻す。
脱水ケーキは生石灰あるいはセメント系固化材等を用い
て改質固化し、整粒機37にて球状に整形し固化後製品
として出荷する。脱水35による脱水ケーキ又脱水ケー
キ29としての受入物については、脱水機の種類あるい
は乾燥状態によって異なるが、含水率の低いものについ
ては造粒性を良くする為あるいは水和反応の為、水の添
加が必要となる。この場合、清水ピット39より補給す
る。水の収支上増加するものとしては、受入時の汚水・
汚土・脱水ケーキに含まれる水分である。減少するもの
として分級・分別時に砂・砂利に付着して、処理のライ
ンから排出されるものや脱水ケーキに含まれるもの、及
び自然蒸発分又造粒の補給水として使用するものであ
り、増加する水分≦減少する水分の関係が実証されてい
る。従って、水の収支は減少して、クローズド型の処理
システムとなる。 【0010】脱水ケーキを生石灰にて改質固化する場
合、本発明の請求項目5で造粒後、整粒機にて円柱状よ
り球形に整粒するが、整粒物間の付着防止と整粒物の化
学的物性安定促進の為、投入口上部に生石灰の添加装置
を設置する。この装置により添加する生石灰量は、球径
によって異なるがφ3mm〜φ15mmで全添加量の1
0%〜50%程度、脱水ケーキ1kg当たり20g〜1
00gが良好である。球の表面全体を生石灰でコーティ
ングし、均一な反応が出来る様微粉末を使用する。粒径
として300メッシュ以下のものが適している。生石灰
は脱水ケーキ中の水分と化1の水和反応で15.2Kc
al/molの発量をする。 【0011】この反応熱が脱水ケーキの水分を蒸発さ
せ、脱水ケーキの含水率を低下させる。従って、処理直
後は高い水素イオン濃度を示す。その後、イオン交換反
応・ポゾラン反応を伴い、空気中の二酸化炭素と反応
し、表面より化2の反応をおこす。 【0012】この炭酸化反応が徐々に内部まで進み炭酸
カルシウム化され、水素イオン濃度が中性化する。消石
灰Ca(OH)に変化すると水に対する溶解度は0.
12%に低下し、固化した脱水ケーキ全体が疎水性を帯
びる。更に炭酸カルシウム化されると水に対する溶解度
は0.0014%と、極端に低くなり再泥化しなくな
る。従って、請求項目5で微粉体の生石灰を整粒の過程
で表面に付着させるのは、上記の反応のうち水和反応・
炭酸化反応を整粒物の表面にて促進させ、再泥化の防止
と水索イオン濃度の中性化を促進する為に考案した物で
ある。 【0013】ここで固化剤を使用するのは、無加熱ある
いは低加熱で固化し再利用できる性状を有する物の処理
工程で、高加熱乾燥あるいは焼成を行う場合は、生石灰
の使用は好ましくない。炭酸化反応にて、消石灰(Ca
(OH))あるいは、炭酸カルシウム化され疎水性の
物質が形成されるが、加熱されると再び生石灰に戻り、
水分の吸収により再アルカリ化、あるいは形状の破壊が
起こる事が予想できる。請求項目6は、特に焼成工程を
行う場合を記載したものである。他の無機系、例えば粘
土系・酸化アルミニウム・二酸化ケイ素・陶石等使用す
る。目的に応じて、造粒の過程で添加材を混練する事も
できる。 例えば RO群 :MgOの場合 電気伝導度の低下 BaOの場合 耐火度の上昇 R群:Alの場合 機械的強度の増加・熱
膨張率の増加 RO群 :ZrOの場合 耐酸・耐塩基性の増加 その他として Pの場合 耐火度の低下 SiCの場合 機械的強度の増加 上記は一例であるが、焼成する場合、目的に応じ添加物
を添加する事により、性状を変えることが可能であるこ
とを示している。本発明での請求範囲として建設系汚泥
を処理する際、脱水ケーキが発生し生石灰系・セメント
系・高分子系にて固化、一部再利用されているが、固化
剤に限定されるものではなく、必要に応じ上記添加物を
添加しあるいは無添加で焼成し素焼、あるいは焼結させ
商品化できる事を意味する。 【0014】[発明の効果]請求項目1〜5記載の建設
汚土処理システムにおいては、受け入れたスラリー(汚
水)・スラッジ(汚土)・ケーキ(ろ過残渣)等の含水
率の如何にかかわらず、処理が可能である。又、搬入物
から有効利用できる砂・砂利を分級・分別し、泥水を凝
集沈澱後、脱水機により水と脱水ケーキに分類する。今
まで脱水物については、埋立処分場にて最終処分されて
いた。この脱水ケーキに固化剤を添加し、埋戻し材ある
いは砕石の石粉として混合する事により再利用できる事
も確認できた。凝集沈澱時の上澄液、脱水機の離脱水は
受入物の圧送、砂・砂利の洗浄、固化時の補給水等に使
用する事により、排水のないクローズド型が可能となっ
た。廃棄物として受入れられた無害な建設系の汚泥は、
本プラントにより100%再利用可能となり、基本的に
完全クローズド型リサイクル処理システムとなる。請求
項目5・6は、汚水ケーキの固化法の提案であり、汚水
ケーキを比較的小さな球形にする事により大気接解面積
を広くし、又、整粒時に微粉体を添加する事によって、
反応を促進させる事が可能である事、又一塊としての強
度の向上が可能な事を意味している。又、生石灰・セメ
ント系あるいは高分子系固化剤を使用せず、その他の添
加剤を目的に合わせ混合し、焼成あるいは高温度の乾燥
をする事で、建設現場での再利用のみならず、園芸用材
・土木建設用・軽量骨材・製鉄所での保温剤等多くの利
用法を見出す事が出来る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成11年7月23日 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】図面の簡単な説明 【補正方法】追加 【補正内容】 【図面の簡単な説明】 【図1】本説明の建設汚泥クローズド型リサイクルシス
テムの処理方法の説明図である。 【図2】(A)〜(C)は濃縮槽内汚水の流れを示す図
である。 【図3】本機械の水の流れを図示したものである。 【符号の説明】 1 ホッパー 2 振動篩機 3 コンベアベルト 4 コンベアベ
ルト 5 ハイメッシュセパレーター 6 コンベアベ
ルト 7 原水ピット 8 凝縮剤添加
槽 9 濃縮槽 10 スラリータ
ンク 11 攪拌機 12 凝集槽 13 脱水機 14 コンベア
ベルト 15 混練機 16 押出し成
形機 17 ダイス 18 微粉末添
加用パイプ 19 整粒機 20 流入口 21 流出口 22 濃縮タン
ク 23 清水分離板 24 濃縮スラ
リーバルブ 25 清水分離槽内の渦流の 26 清水分離槽内の乱流の 発生状態を示す 発生状態を示す 27 汚水(スラリー) 28 建設汚泥
(スラッジ) 29 脱水ケーキ 30 砂利分級
分別 31 砂分別 32 原水ピッ
ト 33 濃縮槽 34 スラリー
タンク 35 脱水 36 造粒 37 整粒 38 中和 39 清水ピット 40 固化土
(改良土)等

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項目1】建設汚泥から砂・砂利を分級分別後、泥
    水は凝集沈殿にて濃縮。濃縮スラリーは、脱水機等を利
    用し、脱水ケーキと離脱水に分離。脱水ケーキは固化剤
    を用い固化後再利用、離脱水は砂・砂利の洗浄の他、汚
    泥の圧送・固化時の補給水として使用し、砂・砂利・脱
    水ケーキに含まれる為、排水がなく汚泥の完全再利用を
    特徴とする組合せシステム。 【請求項目2】建設系汚泥は、スラリー(泥水)・スラ
    ッジ(汚土)・ケーキ(ろ過残渣)等に分離されるが、
    含水率及び土質・粘度分布等の異なる物性の汚泥に対
    し、請求項目1記載の工程の途中からの投入が可能な
    上、固化剤によりフロック化され、その後、脱水するた
    め脱水ケーキの質的な変動が少なく再生品の質の安定が
    図れる処理システム。 【請求項目3】砂及び砂利は分級・分別され再利用され
    る。請求項目1・2記載の泥水は、濃縮タンクにて約1
    /3に濃縮するが、タンクでの沈降分離前処理として高
    分子凝集剤等を添加しフロックを形成後、濃縮タンクに
    て沈降分離する。その際、分離効率をあげる為の流出口
    構造を有するシステム。 【請求項目4】建設汚泥に含まれる水分は、砂及び砂利
    を分級・分別後泥水として原水槽に集水する。集水した
    泥水は、高分子凝集剤PAC(ポリ塩化アルミニウム)
    等の凝集剤を添加し、濃縮槽にて約1/3に濃縮し、上
    澄水は中和後清水ピットへ移す。又、濃縮槽のスラリー
    は、ベルトプレス・フィルタープレス・遠心分離機等の
    脱水機を使用し、水と脱水ケーキに分離。その離脱水は
    原水槽又は清水ピットへ移す。清水ピットの水は汚泥投
    入時の圧送、砂・砂利の洗浄として使用する他、低含水
    率の汚泥に対する水分の補給等に使用する為、基本的に
    このシステムからの排水が発生しないクローズドの構造
    を有するシステム。 【請求項目5】このシステムは、建設汚泥の100%リ
    サイクル可能な処理システムであり、脱水後泥土を改質
    固化する機構を有する。固化剤として生石灰系・セメン
    ト系固化剤あるいは高分子系固化剤、又その組合せを用
    い、従来の混練機にて混練し、改良土の作成を行うが、
    本システムは混練後、押し出し成形機を利用し、ダイス
    の形状を変更する事により成形品の形状を変更する事が
    出来る。この状態では円柱形であるが、整粒機を用いる
    ことにより、球状に造粒する事が可能である。整粒機に
    て造粒する際、処理品の製品の強度・再泥化防止安定化
    の時間短縮・処理品同志の付着防止の為、微粉の生石灰
    等固化剤を混合する機構を有するシステム。 【請求項目6】請求項目1〜5にて発生する脱水ケーキ
    には、砂・砂利等は含まれておらず、建設現場の土質に
    よってその成分・性状は変わるものの、かなり均一な含
    水率・粒度分布を有する為、高分子凝集剤・セメント固
    化剤、あるいは、生石灰等の添加により改質固化する際
    の造粒も容易となり、添加剤の量の変動も少ない。又、
    粘土・アルミナ・二酸化ケイ素・フライアッシュ・その
    他の材料を混練時に添加し、乾燥あるいは焼却する事に
    より園芸用の保水材、景観・美観向上のための材料等他
    の目的に使用可能な泥土の造粒処理システム。
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