JPH11347603A - 異形断面条材製造装置及び異形断面条材の製造方法 - Google Patents

異形断面条材製造装置及び異形断面条材の製造方法

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JPH11347603A
JPH11347603A JP10160790A JP16079098A JPH11347603A JP H11347603 A JPH11347603 A JP H11347603A JP 10160790 A JP10160790 A JP 10160790A JP 16079098 A JP16079098 A JP 16079098A JP H11347603 A JPH11347603 A JP H11347603A
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JP
Japan
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shaped
strip
flat
preforming
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JP10160790A
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English (en)
Inventor
Makoto Oba
誠 大場
Kenji Yokomizo
健治 横溝
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】圧延成形箇所の振動、衝撃を低減し、高品質の
異形断面条材を製造する装置及び方法。 【解決手段】軸芯8を中心に回転できるロータ7と、ロ
ータ外周上に等間隔で弾性的に支持される複数個の遊星
圧延ロール6と、円周上の一部分が直線となっている車
輪状レール9とを具備する遊星圧延機5と、遊星圧延機
の直線部を通過する遊星圧延ロールの軌跡に対向する部
位に設置された平盤状V型ダイス2を組み合わせてなる
異形断面条材製造装置の、平盤状V型ダイスの手前位置
に素材の平板状条材1を予備成形できる予備成形ロール
40とガイドロール50とから成る予備成形ガイドを設
置した異形断面条材(パワートランジスタ用リードフレ
ーム材)の製造装置及び方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異形断面条材製造
装置及び異形断面条材の製造方法に関するものである。
更に詳述すれば、本発明は幅方向に厚さが異なる部分が
長手方向に連続して存在するような異形断面条材の製造
装置及び異形断面条材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年における半導体パッケージ等の電子
部品の発展は誠に目覚ましいものがある。
【0003】一般の半導体パッケージのリードフレーム
材料としては、銅合金製平板状条材が用いられている。
【0004】これに対して、パワートランジスター用半
導体パッケージのリードフレーム材料としては、銅合金
製異形断面条材が使用されている。
【0005】図4は、このような異形断面条材の一例の
断面図を示したものである。
【0006】図4において20は異形断面条材、21は
厚肉部、22、22は薄肉部である。
【0007】即ち、この一例の異形断面条材は断面中央
部が厚肉部21、その厚肉部21の両側に薄肉部22、
22があるようになっている。
【0008】さて、軟質低融点金属材料、例えば鉛、ア
ルミ等では、異形断面条材を押し出し方法により容易に
製造することができる。
【0009】これに対して硬質高融点金属材料、例えば
銅、銅合金、鉄鋼等では、異形断面条材を押し出し方法
により製造することが難しく、たとえ製造できたとして
も生産性が低く、製造原価が高いものとなる。
【0010】このため、銅合金製異形断面条材は銅合金
製平板状条材を圧延することにより製造されている。例
えば、図3に示すような薄肉部22、22と厚肉部分2
1とがある銅合金製異形断面条材は次のような方法等に
より製造されている。
【0011】(1)平盤状V型ダイス圧延方法 この方法は、まずV字形の突起部を有する平盤状V型ダ
イスを用意し、次にそのV字形ダイスの突起部上に素材
の平板状条材を置き、次にその平板状条材の上から平ロ
ールを押圧しながら往復転動させて平板状条材の平ロー
ルの転動面と反対面側に平盤状V型ダイスの突起部を食
い込ませ、次に突起部の先端角に対向する方向へ平板状
条材を断続的に移動させ、そしてこれら一連の操作を繰
り返すことにより異形断面条材を製造する。
【0012】この方法は、素材の平板状条材の幅方向へ
の材料の流れ性が大きく、一工程で成形できるという利
点がある。
【0013】しかしこの方法は、圧延成形加工が断続的
であり、その結果加工速度、生産性の顕著なる向上が望
めないという難点がある。
【0014】(2)生産性向上ダイス圧延方法 この方法は上記(1)の平盤状V型ダイス圧延方法の連
続圧延化を計ることにより生産性を向上しようとしたも
のである。
【0015】この方法では、まず円周上に複数の遊星圧
延ロールを配置して成る遊星圧延機を用意し、次にその
遊星圧延機の外周に突起部を有する圧延加工面を内側に
湾曲させた曲面V型ダイスを配置し、次にその曲面V型
ダイスと遊星圧延機との間に素材の合金製平板状条材を
供給し、それから平板状条材を連続的に異形断面条材へ
圧延成形加工するという方法が提案された。
【0016】この方法は、素材の平板状条材を連続的に
異形断面条材に圧延成形加工できることから加工速度、
生産性の顕著なる向上に効果がある。
【0017】しかしこの方法では、用いる曲面V型ダイ
スの加工が難しく、その結果曲面V型ダイスの価格が高
くなり、しかも圧延成形作業時における圧下寸法の調整
が難しいという難点がある。
【0018】(3)圧延作業性改良平盤状V型ダイス圧
延方法 この方法は、上記(2)の方法の圧延作業性を改良した
方法として提案された。
【0019】図5は、この(3)に示す従来の異形断面
条材製造装置及び異形断面条材の製造方法を示した平面
説明図である。
【0020】図5において1は平板状条材、2は平盤状
V型ダイス、5は遊星圧延機、6は遊星圧延ロール、7
はロータ、8は軸、9は車輪状レール、10は直線部、
14は圧縮バネ、20は異形断面条材である。
【0021】即ち、従来の異形断面条材製造装置及び異
形断面条材の製造方法の要旨は平盤状V型ダイス2とそ
の圧延加工面側に配置された遊星圧延機5の直線部10
との間に素材の平板状条材1を送り込み、公転する遊星
圧延機5で異形断面条材20へ圧延加工するようになっ
ている。
【0022】まず、平盤状V型ダイスについて説明す
る。
【0023】図6は、この本発明の異形断面条材の製造
方法の一実施例に用いた平盤状V型ダイスの平面説明図
である。
【0024】図6において2は平盤状V型ダイス、3は
突起部、4は突起傾斜部である。
【0025】即ち、用いた平盤状V型ダイス2の圧延加
工面は先端側からV字状に末広がりとなる二つの突起部
3、3が幅方向に所定間隔をおいて形成されており、そ
してこれら突起部3、3はそのV字状末広がりの終了し
た後は同一の幅となっている。そしてこの平盤状V型ダ
イス2の先端部の側縁部には、幅方向への圧延面となる
斜面4が形成されている。
【0026】また図示はしないが、この平盤状V型ダイ
ス2の裏面は、ハウジングに取り付けられた寸法調整手
段等で支持されている。
【0027】次に、図5により遊星圧延機について説明
する。
【0028】図5から分かるように遊星圧延機5は、軸
8を中心に回転できるロータ7と、このロータ7と軸芯
を同じくするが回転はしない車輪状レール9と、その円
周上に等間隔に支持された複数の遊星圧延ロール6とか
ら成っている。
【0029】車輪状レール9の平盤状V型ダイス2と対
向する部分は、その平盤状V型ダイス2とほぼ同じ長さ
の直線部10となっている。
【0030】遊星圧延機5の円周上に等間隔に支持され
た複数の遊星圧延ロール6は、その軸芯がそれぞれ公転
の軸芯に対してその放射方向に動き得るように弾性的に
支持されている。ここで、図5の弾性的支持は圧縮バネ
14を用いたが、これに限るものではなく、例えば引張
バネ、流体圧シリンダー、ゴム等でもよい。
【0031】つまり、遊星圧延機5は遊星圧延ロール6
をそれらの軸芯がそれぞれ公転の軸芯に対しその放射方
向に動き得るように圧縮バネ14で弾性的に支持させる
と共に、その公転軌道の一部を直線となし、そしてその
直線部10を通過する各遊星圧延ロール6の軌跡に対向
する部位に平盤状V型ダイス2を配置するようにする。
【0032】次に、このように配置された平盤状V型ダ
イス2と、遊星圧延機5の直線部10を移動する遊星圧
延ロール6とで構成する加工箇所に素材の平板状条材1
を送り込み、それから遊星圧延機5を稼動させることに
より直線部10を通過する各遊星圧延ロール6をもって
素材の平板状条材1を平盤状V型ダイス2の圧延加工面
で圧延成形加工し、それにより平板状条材1を連続的に
異形断面条材20へ圧延加工する。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上記(3)に示す従来
の異形断面条材製造装置及び異形断面条材の製造方法
は、平盤状V型ダイス2と一方向に回転運動する遊星圧
延ロール6とによって高速で素材の平板状条材1を異形
断面条材20へ圧延成形できるという利点がある。
【0034】しかしながら、上記(3)に示す従来の異
形断面条材製造装置及び異形断面条材の製造方法では、
圧延成形する遊星圧延ロール6が高速で公転しながら曲
線部から直線部へ移行するようになっていることから、
平盤状V型ダイス2が設置されている圧延成形箇所で大
きな振動、衝撃が発生するという難点がある。
【0035】また、上記(3)に示す従来の異形断面条
材製造装置及び異形断面条材の製造方法では、圧延成形
する遊星圧延ロール6が高速で公転しながら平盤状V型
ダイス2が設置されている圧延成形箇所に高速で進入し
てくることから、平盤状V型ダイス2の突起部3、3の
先端の摩耗、損傷が大きいという難点がある。
【0036】このように圧延成形箇所が大きな振動、衝
撃を受けると、V型ダイスの先端部で加工される平板状
条材の位置がずれ、その結果圧延成形して得られる異形
断面条材の寸法不良が多発する。また、平盤状V型ダイ
ス2の突起部3、3の先端部が摩耗、損傷すると、圧延
成形して得られる異形断面条材の表面に外傷が多発した
り、寸法精度が低下する。また摩耗、損傷した平盤状V
型ダイス2を交換作業したりすると異形断面条材20の
生産性の低下が避けられない。
【0037】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、圧延成形箇所の振動、衝撃を低減でき、そ
の結果平盤状V型ダイスの摩耗、損傷を顕著に低減で
き、それらにより高品質の異形断面条材を製造すること
ができる異形断面条材製造装置及び異形断面条材の製造
方法を提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、軸芯を中心に回転できるロータと、該ロータの外
周上に等間隔に且つ前記軸芯に対してその放射方向に動
き得るように弾性的に支持された複数個の遊星圧延ロー
ルと、前記ロータと軸芯を同じくし且つ回転できなくし
かも円周上の一部分が直線部となっている車輪状レール
とを具備する遊星圧延機と、該遊星圧延機の直線部を通
過する前記遊星圧延ロールの軌跡に対向する部位に設置
され且つ圧延加工面が先端側からV字状に末広がりとな
っている二つの突起部を有する平盤状V型ダイスを組み
合わせて成る異形断面条材製造装置において、前記平盤
状V型ダイスの手前位置に素材の平板状条材を予備成形
できる予備成形ロールとガイドロールとから成る予備成
形ガイドを設置して成ることを特徴とする異形断面条材
製造装置、及びこの異形断面条材製造装置を用いて平板
状条材を異形断面条材へ圧延加工する異形断面条材の製
造方法にある。
【0039】本発明において、予備成形ロールとしては
圧延して得られる異形断面条材の厚肉部の幅に相当する
距離をおいたロール外周面上の2箇所に円周方向に連な
る突起が設けられたものであり、ガイドロールとしては
平坦ロールであることが好ましい。
【0040】また本発明において、予備成形ロールとし
ては圧延して得られる異形断面条材の厚肉部の幅に相当
する距離をおいたロール外周面上の2箇所に円周方向に
連なる突起が設けられ且つロールの両側面に側面ガイド
板が設けられたものであり、ガイドロールとしては両側
面に側面ガイド板が設けられた平坦ロールであることが
好ましい。ここにおいて両側面の側面ガイド板は、素材
の平板状条材の幅に相当する距離をおいて設置されたも
のであることが好ましい。
【0041】
【発明の実施の形態】次に、本発明の異形断面条材製造
装置及び異形断面条材の製造方法の一実施例を図面によ
り説明する。
【0042】図1は、本発明の異形断面条材製造装置及
び異形断面条材の製造方法の一実施例を示した平面説明
図である。
【0043】図1において1は平板状条材、2は平盤状
V型ダイス、5は遊星圧延機、6は遊星圧延ロール、7
はロータ、8は軸、9は車輪状レール、10は直線部、
14は圧縮バネ、20は異形断面条材、23は予備成形
溝、40は予備成形ロール、50はガイドロールであ
る。
【0044】即ち、本発明の異形断面条材製造装置及び
異形断面条材の製造方法の一実施例の要旨とするところ
は平盤状V型ダイス2と、遊星圧延機5と、予備成形ロ
ール40とガイドロール50とから成る予備成形ガイド
の3点が特徴である。
【0045】以下、順次にこれらについて説明する。
【0046】まず、平盤状V型ダイス2について説明す
る。
【0047】この平盤状V型ダイス2は、図6に示す従
来の異形断面条材製造装置及び異形断面条材の製造方法
に用いた平盤状V型ダイス2と全く同じなので、詳細な
説明を省略する。
【0048】次に、遊星圧延機5について説明する。
【0049】この遊星圧延機5も、図5に示す従来の異
形断面条材製造装置及び異形断面条材の製造方法に用い
た遊星圧延機5と基本構成は同じである。
【0050】即ち、本発明の異形断面条材製造装置及び
異形断面条材の製造方法の一実施例に用いた遊星圧延機
5の基本構成は、軸8を中心に回転できるロータ7と、
このロータ7と軸芯を同じくするが回転はしない車輪状
レール9と、その円周上に等間隔に支持された複数(こ
の実施例では8個としている)の遊星圧延ロール6とか
ら成っている。そして車輪状レール9の平盤状V型ダイ
ス2と対向する部分は、その平盤状V型ダイス2とほぼ
同じ長さの直線部10となっている。
【0051】遊星圧延機5の円周上に等間隔に支持され
且つ同径の複数の遊星圧延ロール6は、その軸芯がそれ
ぞれ公転の軸芯に対してその放射方向に動き得るように
圧縮バネ14で弾性的に支持されている。なお、この図
1の弾性的支持は圧縮バネ14を用いたが、これに限る
ものではなく、例えば引張バネ、流体圧シリンダー、ゴ
ム等でもよい。
【0052】図7は、この遊星圧延ロール6の支持部の
拡大断面図を示したものである。
【0053】図7において1は平板状条材、2は平盤状
V型ダイス、6は遊星圧延ロール、7はロータ、8は
軸、9は車輪状レール、10は直線部、11、13、1
6はベアリング、14は圧縮バネ、15は車輪、61は
突出軸である。
【0054】図7から分かるようにローター7は、車輪
状レール9の両脇に軸8との間にベアリング11を介し
て配置され、軸8に対して回転可能となっている。従っ
てローター7を回転駆動することによって複数の遊星圧
延ロール6は車輪状レール9の周囲を公転するようにな
っている。
【0055】また、図1及び図7から分かるように複数
の遊星圧延ロール6は両側に突出した突出軸61に回転
自在に支持されており、そしてこの突出軸61はベアリ
ング13を介してロータ7に対して回転自在に支持され
ている。突出軸61の両側の途中にはベアリング16を
介して所定寸法の車輪15が回転自在に取り付けてあ
り、そしてその車輪15の外周には車輪状レール9の外
周面が接触するようになっている。
【0056】そして、遊星圧延機5と平盤状V型ダイス
2との間で構成する圧延成形箇所、つまり図7の場合に
は遊星圧延ロール6と平盤状V型ダイス2との間で構成
する圧延成形箇所に平板状条材1を送り込んで異形断面
条材へ圧延成形するようになっている。
【0057】次に、図1〜3により本発明の特徴である
予備成形ロール40若しくは側面付予備成形ロール41
と、ガイドロール50若しくは側面付51ガイドロール
とから成る予備成形ガイドについて説明する。
【0058】図1から分かるように、本発明の異形断面
条材製造装置及び異形断面条材の製造方法では、平盤状
V型ダイス2の設置位置の手前に予備成形ロール40と
ガイドロール50とから成る予備成形ガイドを設置し、
その予備成形ガイドにより送り込まれてくる平板状条材
1を予備成形及びガイドし、それからその予備成形した
平板状条材1を遊星圧延ロール6と平盤状V型ダイス2
との間で構成する圧延成形箇所に送り込んで異形断面条
材20へ圧延成形するようになっている。
【0059】図2及び図3は、このような予備成形ガイ
ドにより平板状条材を予備成形している状態を示した拡
大一部断面正面図である。
【0060】まず、図2について説明する。
【0061】図2に用いた予備成形ガイドは、所定間隔
をおいた外周面上の2箇所に円周方向に連なる突起2
5、25(ここでは概略V字状突起)を設けた予備成形
ロール40と、平坦ロールのガイドロール50とから成
る。ここにおいて予備成形ロール40の突起25、25
の間隔は、圧延成形する異形断面条材20の厚肉部の
幅、即ち図4に示す厚肉部21の幅である。
【0062】この予備成形ロール40とガイドロール5
0とから成る予備成形ガイドを通過した平板状条材1
は、所定間隔を空けた表面上の2箇所に予備成形溝2
3、23が予備成形される。
【0063】次に、この表面上の2箇所に予備成形溝2
3、23を予備成形された平板状条材1は、遊星圧延ロ
ール6と平盤状V型ダイス2との間で構成する圧延成形
箇所に送り込まれ異形断面条材20へ圧延成形する。こ
の際平板状条材1はその表面上の2箇所に予備成形溝2
3、23が予備成形されていることから、平盤状V型ダ
イス2の突起部3、3の先端部による圧延成形負荷が顕
著に小さくなり、その結果平盤状V型ダイス2の突起部
3、3の先端部の摩耗、損傷も顕著に低減することがで
き、それらにより外傷がなく且つ高精度寸法の高品質の
異形断面条材20を高能率で成形することができる。
【0064】次に、図3について説明する。
【0065】図3に用いた予備成形ガイドは、所定間隔
をおいた外周面上の2箇所に円周方向に連なる突起2
5、25を設け且つその両側側面に側面ガイド板24、
24を設けた側面付予備成形ロール41と、平坦ロール
の両側側面に側面ガイド板24、24を設けた側面付ガ
イドロール51とから成る。
【0066】ここにおいて側面付予備成形ロール41の
突起25、25の間隔は、圧延成形する異形断面条材2
0の厚肉部の幅、即ち図4に示す厚肉部21の幅であ
り、また側面付予備成形ロール41の側面ガイド板2
4、24の間隔は素材の平板状条材1の幅である。同様
に、側面付ガイドロール51の側面ガイド板24、24
の間隔も素材の平板状条材1の幅である。
【0067】この図3に示す予備成形ガイドは、所定間
隔をおいた外周面上の2箇所に突起25、25を設け且
つその両側側面に側面ガイド板24、24を設けた側面
付予備成形ロール41と、平坦ロールの両側側面に側面
ガイド板24、24を設けた側面付ガイドロール51と
から成ることから、送り込む平板状条材1を幅方向から
押さえながら予備成形溝23、23を予備成形でき、そ
の結果予備成形溝23、23が所定位置で且つ正確に予
備成形できる。そしてこの予備成形した平板状条材1を
遊星圧延ロール6と平盤状V型ダイス2との間で構成す
る圧延成形箇所に送り込んで異形断面条材20へ圧延成
形したときには、平盤状V型ダイス2の突起部3、3の
先端部による圧延成形負荷が一段と顕著に小さくなり、
その結果平盤状V型ダイス2の突起部3、3の先端部の
摩耗、損傷も一段と顕著に低減することができ、それに
より外傷がなく且つ高精度寸法の高品質の異形断面条材
20を高能率で成形することができる。
【0068】
【発明の効果】本発明の異形断面条材製造装置及び異形
断面条材の製造方法によれば、平盤状V型ダイスの突起
部の先端部の摩耗、損傷も顕著に低減でき、その結果外
傷がなく且つ高精度寸法の高品質の異形断面条材を高い
生産性のもとで生産することができるものであり、工業
上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異形断面条材製造装置及び異形断面条
材の製造方法の一実施例を示した平面説明図である。
【図2】本発明の異形断面条材製造装置及び異形断面条
材の製造方法の一実施例に用いた予備成形ガイドの拡大
一部断面正面図である。
【図3】本発明の異形断面条材製造装置及び異形断面条
材の製造方法の他の一実施例に用いた予備成形ガイドの
拡大一部断面正面図である。
【図4】異形断面条材の一例の断面図を示したものであ
る。
【図5】従来の異形断面条材製造装置及び異形断面条材
の製造方法を示した平面説明図である。
【図6】本発明の一実施例に用いた平盤状V型ダイスの
平面説明図である。
【図7】遊星圧延ロールの支持部の拡大断面図を示した
ものである。
【符号の説明】
1 平板状条材 2 平盤状V型ダイス 3 突起部 4 突起傾斜部 5 遊星圧延機 6 遊星圧延ロール 7 ロータ 8 軸 9 車輪状レール 10 直線部 11、13、16 ベアリング 14 圧縮バネ 15 車輪 20 異形断面条材 21 厚肉部 22 薄肉部 23 予備成形溝 24 側面ガイド板 25 突起 40 予備成形ロール 41 側面付予備成形ロール 50 ガイドロール 51 側面付ガイドロール 61 突出軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸芯を中心に回転できるロータと、該ロー
    タの外周上に等間隔に且つ前記軸芯に対してその放射方
    向に動き得るように弾性的に支持された複数個の遊星圧
    延ロールと、前記ロータと軸芯を同じくし且つ回転でき
    なくしかも円周上の一部分が直線部となっている車輪状
    レールとを具備する遊星圧延機と、該遊星圧延機の直線
    部を通過する前記遊星圧延ロールの軌跡に対向する部位
    に設置され且つ圧延加工面が先端側からV字状に末広が
    りとなっている二つの突起部を有する平盤状V型ダイス
    を組み合わせて成る異形断面条材製造装置において、前
    記平盤状V型ダイスの手前位置に素材の平板状条材を予
    備成形できる予備成形ロールとガイドロールとから成る
    予備成形ガイドを設置して成ることを特徴とする異形断
    面条材製造装置。
  2. 【請求項2】予備成形ロールが、圧延して得られる異形
    断面条材の厚肉部の幅に相当する距離をおいたロール外
    周面上の2箇所に円周方向に連なる突起が設けられたも
    のであることを特徴とする請求項1記載の異形断面条材
    製造装置。
  3. 【請求項3】予備成形ロールが、圧延して得られる異形
    断面条材の厚肉部の幅に相当する距離をおいたロール外
    周面上の2箇所に円周方向に連なる突起が設けられてお
    り且つ両側面に側面ガイド板が設けられたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の異形断面条材製造装置。
  4. 【請求項4】両側面の側面ガイド板が、素材の平板状条
    材の幅に相当する距離をおいて設置されたものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の異形断面条材製造装置。
  5. 【請求項5】軸芯を中心に回転できるロータと、該ロー
    タの外周上に等間隔に且つ前記軸芯に対してその放射方
    向に動き得るように弾性的に支持され、しかもその公転
    軌道の一部を直線とした複数個の遊星圧延ロールと、前
    記ロータと軸芯を同じくし且つ回転できなくしかも円周
    上の一部分が直線部となっている車輪状レールとを具備
    する遊星圧延機の前記車輪状レールの直線部を通過する
    前記遊星圧延ロールの軌跡に対向する部位に、圧延加工
    面が先端側からV字状に末広がりとなっている二つの突
    起部を有する平盤状V型ダイスを組み合わせて成る異形
    断面条材製造装置を用い、該異形断面条材製造装置の前
    記遊星圧延機と前記平盤状V型ダイスとの間に素材の平
    板状条材を導入してから前記遊星圧延機を稼働すること
    により、前記直線軌道部でそこを通過する前記遊星圧延
    ロールをもって前記平板状条材を異形断面条材へ圧延加
    工する異形断面条材の製造方法において、素材の前記平
    板状条材を前記遊星圧延機と前記平盤状V型ダイスとの
    間に送り込む直前に予備成形ロールとガイドロールとか
    ら成る予備成形ガイドを通過させることにより予備成形
    することを特徴とする異形断面条材の製造方法。
  6. 【請求項6】予備成形ロールが、圧延して得られる異形
    断面条材の厚肉部の幅に相当する距離をおいたロール外
    周面上の2箇所に円周方向に連なる突起が設けられたも
    のであることを特徴とする請求項5記載の異形断面条材
    の製造方法。
  7. 【請求項7】予備成形ロールが、圧延して得られる異形
    断面条材の厚肉部の幅に相当する距離をおいたロール外
    周面上の2箇所に円周方向に連なる突起が設けられてお
    り且つ両側面に側面ガイド板が設けられたものであるこ
    とを特徴とする請求項5記載の異形断面条材の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT510957A4 (de) * 2011-03-10 2012-08-15 Voestalpine Krems Gmbh Verfahren und vorrichtung zum herstellen eines metallischen bandes
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