JPH11347646A - 微小寸法の穴および/またはスリットを有する製品の 製造方法 - Google Patents
微小寸法の穴および/またはスリットを有する製品の 製造方法Info
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- JPH11347646A JPH11347646A JP15559398A JP15559398A JPH11347646A JP H11347646 A JPH11347646 A JP H11347646A JP 15559398 A JP15559398 A JP 15559398A JP 15559398 A JP15559398 A JP 15559398A JP H11347646 A JPH11347646 A JP H11347646A
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Abstract
る製品を、高寸法精度でかつ容易に製造できる方法を提
供する。 【解決手段】 板状部材の端縁部の一部に穴および/ま
たはスリットの横断面輪郭に対応する形状に形成した成
形部と前記端縁部の他の一部に平面への投影輪郭を他の
板状部材との相互間において実質的に同一形状に形成し
た係合部とを有する複数個の板状部材を打抜加工によっ
て成形し、前記複数個の板状部材を、成形部を対向させ
かつ係合部を係合させて一体化する。
Description
0.5mmの穴および/または幅寸法0.1〜0.5mmのスリッ
トのような微小寸法の空隙を有する製品の製造方法に関
するものであり、特に打抜加工によって成形した複数個
の板状部材を係合一体化させて前記微小寸法の穴および
/またはスリットを有する製品を製造する方法に関する
ものである。
製造する場合には、ドリルおよび/またはエンドミルを
使用する機械加工によるのが最も一般的である。しかし
ながら、直径が例えば0.1〜0.5mmのような微小寸法の
穴を加工する場合には、特に被加工材が硬質材料である
ときや、深さ寸法が直径の5倍を超えるものでは、機械
加工が極めて困難であるか、極端な場合には加工が不可
能となることがある。
小寸法の穴および/またはスリットを有する製品を、薄
板材料の部材の積層によって製造する手段がある。この
場合には原材料である薄板を予め製品の外形輪郭に対応
する形状に打抜成形すると共に、前記の穴および/また
はスリットを例えばパンチおよびダイによって打抜き成
形し、これらの穴および/またはスリットの位置を合致
させた状態で積層一体化すればよい。しかしながら、上
記の穴の直径寸法またはスリットの幅寸法は、薄板の厚
さ寸法と同一か、あるいは90%程度までに限定される
のが通常であり、これら以下の寸法のものを例えばパン
チ・ダイによって打抜加工することは不可能である。従
って、例えば0.1〜0.5mmのような微小寸法の穴および
/またはスリットを打抜成形するためには、原材料であ
る薄板の厚さ寸法もまた0.1〜0.5mmに限定されること
となり、所定厚さ寸法の製品を積層成形するためには、
積層枚数が極めて大となる。この結果製造コストの高騰
に加えて、穴および/またはスリットの位置決めが困難
となり、寸法精度を低下させる、という問題点がある。
リットを加工する手段として、例えばレーザ加工または
ワイヤカット放電加工が知られている。しかしながら、
これらの加工手段においては、電源および制御手段等の
付帯設備を必要とし、装置全体が高価であると共に、加
工に要する時間と工数が多大となり、製造コストの高騰
を招来するという問題点がある。
径0.05〜0.25mmのようなワイヤ電極を使用すること
ができるため、微小寸法の穴の加工は勿論のこと、複雑
な曲線状のスリットの加工も可能であるが、ワイヤ電極
を被加工材を貫通させて走行させるために、予め下穴を
穿設するか、被加工材の端縁部から所定の加工部位まで
導入させる必要がある。従って、被加工材の中央部に独
立的に存在する穴またはスリットを加工することは不可
能である。
放電加工においては、被加工材を貫通する穴またはスリ
ットの加工は可能であるが、いわゆる有底状の非貫通の
穴またはスリットは加工できないという問題点がある。
を解決し、微小寸法の穴および/またはスリットを有す
る製品を、高寸法精度でかつ容易に製造できる方法を提
供することを目的とするものである。
めに、本発明においては、板状部材の端縁部の一部に穴
および/またはスリットの横断面輪郭に対応する形状に
形成した成形部と前記端縁部の他の一部に平面への投影
輪郭を他の板状部材との相互間において実質的に同一形
状に形成した係合部とを有する複数個の板状部材を打抜
加工によって成形し、前記複数個の板状部材を、成形部
を対向させかつ係合部を係合させて一体化する、という
技術的手段を採用した。
およびダボ穴を複数対成形し、隣接する板状部材間にお
いて前記ダボとダボ穴とを係合させて複数個の板状部材
を積層一体化することができる。
はダボ穴を複数個成形し、これらのダボまたはダボ穴を
ベース部材に成形した複数個のダボ穴またはダボと係合
させて1層の板状部材をベース部材上に一体化すること
ができる。
のダボまたはダボ穴をベース部材に成形した複数個のダ
ボ穴またはダボと係合させて複数層の板状部材をベース
部材上に一体化することができる。
を長手方向に順送りすると共に、複数個のステージにお
いて複数個の板状部材を打抜き成形し、打抜いた板状部
材をプッシュバックにより被加工材の打抜穴に係止さ
せ、被加工材の順送り最終ステージにおいて板状部材を
順次押抜いて一体化することができる。
を長手方向に順送りすると共に、複数個のステージにお
いてベース部材および複数個の板状部材を打抜き成形
し、打抜いたベース部材および板状部材をプッシュバッ
クにより被加工材の打抜穴に係止させ、被加工材の順送
り最終ステージにおいてベース部材および板状部材を順
次押抜いて一体化することができる。
における製品の例を示す説明図であり、(a)は平面、
(b)は(a)におけるA−A線断面、(c)は(a)
におけるB−B線要部拡大断面、(d)は(a)におけ
るC部拡大平面を示す。図1において、1,2は各々板
状部材であり、例えば厚さ1mmの鉄板の打抜成形によ
り、各々擬似U字形および擬似H形に成形する。
縁部の一部に、例えば直径0.5mmの穴3に対応する半円
形に形成して設けられる。次に4は係合部であり、板状
部材1,2の他の端縁部の一部に、平面への投影輪郭が
相互に実質的に同一形状となるように、例えばジグザグ
状に成形する。なお板状部材1,2の残余の端縁部は、
製品の外周縁に対応する形状に形成する。
状部材1,2の角隅部に例えば2個宛設けられる。この
ようなダボ5およびダボ穴6を形成するには、例えば横
断面が円形のパンチおよびダイを使用し、パンチ先端部
のダイへの進入深さ寸法dを、板状部材2の厚さ寸法t
より小に形成することによって可能である。なお上記ダ
ボ5およびダボ穴6は、板状部材1,2の打抜成形と同
時に形成してもよく、または板状部材1,2の打抜成形
と別個の工程で成形してもよい。なお最下層を形成する
板状部材1,2においては、ダボ5を打抜いて、ダボ穴
6を貫通した状態に形成することが好ましい。
要部斜視図であり、同一部分は図1と同一の参照符号で
示す。図2において、板状部材1,2を、各々の成形部
30を対向させ、かつ係合部4を係合させて一体化す
る。これにより成形部30は、例えば直径0.5mmの穴3
(図1参照)に形成されると共に、ジグザグ状の係合部
4の係合により、板状部材1,2は平面内における相互
移動が拘束されて、隙間なく密着一体化される。
1,2上に載置してダボ穴6にダボ5を係合させて圧着
すれば、両者の対向面を隙間なく密着一体化させること
ができ、所定枚数を積層すれば、所定厚さの製品を製造
することができる。この場合、積層された板状部材1,
2は何れもダボ5およびダボ穴6に対する成形部30お
よび係合部4の相対位置が同一に形成されているため、
成形部30によって形成される穴3の内面は、積層方向
において同一面に形成され、高寸法精度が確保され得
る。
真空または保護雰囲気中において、製品の上下方向の圧
力を印加し、板状部材1,2を形成する材料の固相線以
下の温度に加熱することにより、板状部材1,2の夫々
の積層相互間に拡散を行なわせる、いわゆる拡散溶接を
行なうと、積層製品の固着一体化を更に向上させ得る。
被加工材の加工態様を示す要部平面図であり、同一部分
は前記図1および図2と同一の参照符号で示す。図3に
おいて、7は被加工材であり、長尺状のフープ材を使用
し、パンチおよびダイを備えた打抜加工装置を直列的に
複数個配設してなる順送り加工装置(図示せず)内を矢
印方向に定ピッチP宛間欠的にピッチ送りされる。上記
打抜加工装置は、少なくともダボ穴6およびダボおよび
板状部材1,2を打抜加工するパンチおよびダイを備え
ると共に、被加工材7の送り方向にnP(nは任意の正
の整数)のピッチにて配設され、被加工材7に板状部材
1,2をピッチP宛交互に打抜加工し得るように、それ
らの作動状態が制御されている。
工装置の被加工材7の送り方向最上流側に設けられたも
のにより、被加工材7に定ピッチPの間隔で規則的に加
工され、以後の加工工程における位置決めの基準穴とな
るものである。
イロット穴8の加工と共に、ダボ穴6およびダボ(図示
せず。図1(c)における符号5参照)の成形を行な
い、次に必要に応じて最下層を形成する板状部材1,2
に対応するダボ穴6のダボ抜き加工を行なう。
ら、板状部材1,2の外形形状に対応する横断面形状を
有するパンチおよびダイを備えた打抜加工装置により、
図3に示すように被加工材7から板状部材1,2を交互
に打抜成形し、かつ打抜いた板状部材1,2をプッシュ
バックにより被加工材7の打抜穴に係止させる。そして
最終ステージにおいて、被加工材7にプッシュバックさ
れて送られた板状部材1,2を順次押抜いて、前記図1
および図2に示すように係合させかつ積層するのであ
る。
製品の例を示す説明図であり、(a)は平面、(b)は
(a)におけるD−O−D線断面を示し、同一部分は前
記図1ないし図3と同一の参照符号で示す。図4におい
て、板状部材1は前記図1に示すものと同様の材料によ
り、中空円板状に打抜成形し、内周端縁部に四分円弧状
の例えば幅寸法0.5mmのスリット9,10を外縁を形成
する成形部31,32と、直線状の係合部4を設ける。
等厚の板材により、平面への投影輪郭を鼓状に打抜成形
し、外周端縁部に前記スリット9,10の内縁を形成す
る成形部31,32と、直線状の係合部4とを設け、中
央部に穴11を設ける。なお板状部材1には等軸的に形
成したダボ穴6およびダボ5を、中心から等距離に対向
させて設ける。
要部斜視図であり、同一部分は図4と同一の参照符号で
示す。図5において、板状部材1,2を、各々成形部3
1,32を対向させ、かつ係合部4を係合させて一体化
する。これにより成形部31,32により、例えば幅寸
法が0.5mmの四分円弧状のスリット9,10が形成され
ると共に、直交的に形成された係合部4の係合により、
板状部材1,2は平面内における相対移動が拘束されて
一体化される。板状部材1,2の積層の態様は前記図1
および図2に示すものと同様であり、例えば幅寸法0.5
mm、深さ寸法10mmのスリット9,10が高精度かつ容
易に形成され得るのである。
被加工材の加工態様を示す要部平面図であり、同一部分
は前記図3ないし図5と同一の参照符号で示す。図6に
おいて、ダボ穴6およびダボ(図示せず)は、被加工材
7に2P宛成形される。なお図6に示すものにおける板
状部材1,2の成形加工および積層態様は、前記図3を
参照して記述したものと同様である。
の形態における製品の例を示す平面図および板状部材の
係合状態を示す斜視図であり、同一部分は前記図1およ
び図2と同一の参照符号で示す。図7および図8に示す
ものは、板状部材1,2を係合部4を介して係合一体化
させることにより、板状部材1,2の1枚の厚さ寸法
(例えば1mm)に相当する軸方向寸法を有する例えば0.
5mmの微小直径の穴3を形成する手段であり、必要に応
じて係合部4を例えばレーザ溶接等によって接合し、固
着一体化を向上させることができる。なお12は貫通穴
であり、板状部材1,2の取付用穴を形成し、板状部材
1,2と共に、または別個に成形される。
施の形態における製品の例を示す平面図および板状部材
の係合状態を示す斜視図であり、同一部分は前記図4な
いし図8と同一の参照符号で示す。図9および図10に
示すものは、板状部材1,2の形状が異なるものの、前
記図7および図8に示すものと基本的には同一の構成お
よび作用である。
る製品の例を示す説明図であり、(a)は平面、(b)
は(a)におけるE−E線断面を示し、同一部分は前記
図9および図10と同一の参照符号で示す。図11にお
いて、13は欠円状のスリットであり、板状部材1,2
に設けられた成形部33の対向によって形成される。係
合部4は例えばT字状に形成されている。14はベース
部材であり、円板状に形成され、このベース部材14上
にダボ穴6およびダボ5を介して板状部材1,2が載置
一体化され、スリット13の下方がベース部材14によ
って閉塞されるのである。
よびベース部材14を係合一体化させる状態を示す斜視
図であり、同一部分は前記図11と同一の参照符号で示
す。図12において、まずベース部材14上に板状部材
1をダボ穴6およびダボ5(図示せず、図11(b)参
照)を介して載置一体化し、次に板状部材2を板状部材
1およびベース部材14に係合一体化する。この場合、
板状部材2は係合部4およびダボ穴6とダボ5とによ
り、板状部材1およびベース部材14と係合一体化さ
れ、成形部33により下方が閉塞された欠円状のスリッ
ト13が形成されるのである。なお板状部材1,2を予
め係合させた後、ベース部材14上に係合させてもよ
い。
材14上に1層の板状部材1,2を載置係合させた例に
ついて記述したが、板状部材1,2を前記図4および図
5に示すような多層構造に形成することもできる。
る被加工材の加工態様を示す説明図であり、(a)
(b)は各々被加工材の要部平面、(c)は加工に使用
する金型の要部平面を示し、同一部分は前記図11およ
び図12と同一の参照符号で示す。図13(a)(b)
において、長尺状のフープ材からなる被加工材7は、矢
印方向に所定ピッチP宛間欠的にピッチ送りされ、ダボ
出しパイロット穴抜き工程S1、ダボ抜き工程S2、内
形抜き工程S3、外形抜き工程S4および積層工程S5
を順次経由する間に所定の加工が施されて、前記図11
に示す製品が製造されるのである。なお紙面の都合で被
加工材7は2本に分断した状態で示されているが、連続
した長尺状のフープ材であり、内形抜き工程S3の部分
を重複して示してある。
金型であり、順送り加工装置(図示せず)内に、被加工
材7の送り方向にnP(nは任意の正の整数)のピッチ
にて配設されて、前記の夫々の工程における所定の加工
を行なうものである。まず金型D1にはパイロット穴8
および貫通穴12を加工するパンチ15,16およびダ
ボ穴6とダボ(図示せず)を加工するパンチ17ならび
にこれらのパンチに対応するダイ(図示せず)が設けら
れている。金型D2には前記金型D1のパンチ17に対
応する位置にパンチ18とダイ(図示せず、以下同じ)
が設けられ、前記図12に示すベース部材14のダボ穴
6を貫通させる加工を行なう。
の成形部33および係合部4を打抜加工するパンチ19
およびダイが設けられる。更に金型D4およびD5に
は、夫々前記図12に示す板状部材2ならびに板状部材
1およびベース部材14の外形を打抜き、かつプッシュ
バックするためのパンチ20,21およびこれらのパン
チに対応するダイが設けられている。金型D6には押抜
き積層用のパンチ22,23と平滑な平面を有するダイ
とが設けられており、パンチ22,23の下死点位置を
調整可能とし、必要あれば両者が各々独立して作動可能
とするのが好ましい。なお図13(a)(b)における
符号D1〜D6は、(c)の夫々金型D1〜D6の作動
位置を示している。
ト穴抜き工程S1において金型D1により、2個のパイ
ロット穴8、2個の貫通穴12および5個のダボ穴6お
よびダボ(図示せず、図11(b)における符号5参
照)が、ピッチP毎に被加工材7に加工される。このパ
イロット穴8は以後の加工工程において金型に設けられ
たパイロットピンの係合により、加工位置の基準穴とな
るものである。
2により被加工材7の送りピッチ3P毎に5個のダボ穴
6が貫通加工される。このダボ穴6は図12におけるベ
ース部材14に対するものであり、その下面にダボが突
出するのを防止するためのものである。このダボ抜き工
程S2においては、被加工材7の送りピッチ3P毎に金
型D2を選択的に作動させて行なう。
より図11および図12における板状部材1の内形部分
の穴抜きを行なう。すなわち金型D3のパンチ19およ
びダイにより、成形部33および係合部4が打抜加工さ
れ打抜かれた部分1aは、ダイを経て下方に落下し系外
に排出される。なおこの内形抜き工程S3においても、
打抜き加工は金型D3の選択的作動によって被加工材7
の送りピッチ3P毎に行なわれる。
4,D5により、図12における板状部材1,2および
ベース部材14の外形部分の打抜きおよびこれらの打抜
部分の被加工材7へのプッシュバックが行なわれる。す
なわち、金型D4により図11および図12における板
状部材2の外形部分である成形部33および係合部4が
加工されて打抜かれ、その後被加工材7の打抜穴にプッ
シュバックされて係止される。
れた部分1aに相当する位置において、図11および図
12における板状部材1の外形部分の打抜きとプッシュ
バック、および被加工材7のダボ抜きが行なわれた部分
に相当する位置において、図11および図12における
ベース部材14の外形部分の打抜きとプッシュバックが
行なわれる。なお金型D4の作動は被加工材7の送りピ
ッチ3P毎に行なわれ、金型D5の作動は、被加工材7
の送りピッチ3P毎に1回停止する。
ず金型D6のパンチ23によってベース部材14に相当
する部分が押抜かれ、次に同じパンチ23によって板状
部材1に相当する部分が押抜かれて、ベース部材14上
に積層され、図11(b)に示すようにベース部材14
のダボ穴6に板状部材1のダボ5が係合して一体化され
る。次に金型D6のパンチ22によって板状部材2が押
抜かれ、前記図11に示すように板状部材2と係合部4
を介し、またベース部材14とダボ5およびダボ穴6を
介して一体に係合されるのである。この場合押抜き用の
パンチ22,23の外形寸法は、図12に示す板状部材
2の外形寸法、ならびに板状部材1およびベース部材1
4の外形寸法より若干小さく形成しておくことが好まし
い。
る製品の例を示す説明図であり、(a)は平面、(b)
は(a)におけるF−F線断面を示し、同一部分は前記
図11と同一の参照符号で示す。図14において、24
はカバー部材であり、ベース部材14と同様に、中央部
に穴25を有する中空円板状に形成され、相互に係合一
体化された板状部材1,2をカバー部材24とベース部
材14とによって上下方向から挟着積層一体化し、穴2
5内にスリット13が臨むように形成したものであり、
基本的には前記図11に示すものと同様の構成のもので
ある。
一体化させる状態を示す斜視図であり、同一部分は図1
4と同一の参照符号で示す。図15において、まずベー
ス部材14上に板状部材1をダボ穴6とダボ5(図示せ
ず、図14(b)参照)とを介して載置一体化し、次に
板状部材2を板状部材1に係合部4を介して係合一体化
し、更にカバー部材24を板状部材1,2上に載置一体
化する。これにより、板状部材1,2の係合部4はベー
ス部材14とカバー部材24とによって上下面を挟着さ
れるから、板状部材2の自由端が上下に相対移動するこ
となく、成形部33によって形成されるスリット13の
微小幅寸法が高精度に確保され得るのである。なお夫々
の部材の係合に際して、板状部材1,2を予め係合一体
化させておいてもよいことは勿論である。
る被加工材の加工態様を示す説明図であり、(a)
(b)は各々被加工材の要部平面、(c)は加工に使用
する金型の要部平面を示し、同一部分は前記図13ない
し図15と同一の参照符号で示す。図16において、金
型D7はベース部材14およびカバー部材24の穴25
を打抜くためのパンチ26およびこれと対をなすダイを
備えている。なお金型D5は板状部材1、ベース部材1
4およびカバー部材24の外形の打抜きおよびプッシュ
バックを行なうためのものである。
示す4種の部材を順送り加工により被加工材7から打抜
加工し、プッシュバックによって被加工材7の打抜穴に
係止させ、最終工程においてこれらの部材を順次押抜い
て積層一体化させるのである。すなわち、前記図13に
おけると同様にして、まずダボ出しパイロット穴抜き工
程S1において、金型D1により2個のパイロット穴
8、2個の穴12および3個のダボ穴6とこれらに対応
する3個のダボ(図示せず)が、ピッチP毎に被加工材
7に加工される。
2の選択的作動により、被加工材7の4Pピッチ送り毎
に3個のダボ穴6が貫通加工される。内形抜き工程S3
においては、金型D7によりベース部材14およびカバ
ー部材24の穴25が、貫通ダボ穴6を加工した位置に
相当する位置およびその1P下流側の位置に連続して、
被加工材7の送りピッチ4Pの間に選択的に加工され
る。また内形抜き工程S3において、金型D3の選択的
作動により、板状部材1の内形の部分1aが、被加工材
7の送りピッチ4P毎に打抜かれる。
5によりベース部材14の外形部分、同じく金型D5に
より板状部材1の外形部分、金型D4により板状部材2
の外形部分、および金型D5によりカバー部材24の外
形部分が、夫々金型D4,D5の選択的作動によって打
抜加工され、かつ被加工材7の打抜穴にプッシュバック
により係止されて矢印方向に順送りされる。
D6のパンチ23によってベース部材14、次いで板状
部材1が順に押抜かれて積層され、金型D6のパンチ2
2によって板状部材2が押抜かれて、前記板状部材1と
係合一体化され、最後に金型D6のパンチ23によって
カバー部材24が押抜かれて、板状部材1,2上に積層
一体化されるのである。
の微小寸法の穴を有する製品の例について記述したが、
これに限定されず、角形、星形、楕円その他の幾何学的
形状の穴を有するものであってもよく、またスリットの
平面への投影輪郭形状についても、円弧状、欠円状のも
のに限らず、他の曲線状のもの、または直線の組合せ、
あるいはこれらの組合せ形状のものでもよく、更にはそ
の内形寸法が位置によって異なるものでもよく、要する
に板状部材の端縁部の一部に形成された成形部の対向に
よって形成され得るものであればよい。
板状部材の表面に対してそれらの内形輪郭が直交するも
のについて記述したが、これらのほかに厚さ方向に例え
ばくの字状またはS字状に傾斜するものであってもよ
く、また穴および/またはスリットの内形寸法が、厚さ
方向の位置によって異なるものであっても、本発明の適
用が可能である。
属材料が最も一般的であるが、非金属材料であっても、
いわゆる打抜き、穴抜き等の加工によって成形され得る
ものであれば本発明の適用が可能である。
用であるから、下記の効果を奏することができる。 (1)板状部材の成形部の対向によって微小寸法の間隙
を形成できるため、寸法精度の向上が可能であると共
に、製造コストの低減が可能である。 (2)成形部の形状を選定することにより、間隙寸法が
位置によって異なるようなスリットであっても、また異
形の穴であっても容易に形成できる。 (3)従来のパンチ・ダイを使用する打抜加工における
ような板状部材に対する厚さ寸法の制限がないため、厚
さ寸法の比較的大なる製品であっても、積層枚数を少な
くすることができる。
示す説明図であり、(a)は平面、(b)は(a)にお
けるA−A線断面、(c)は(a)におけるB−B線要
部拡大断面、(d)は(a)におけるC部拡大平面を示
す。
である。
加工態様を示す要部平面図である。
示す説明図であり、(a)は平面、(b)は(a)にお
けるD−O−D線断面を示す。
である。
加工態様を示す要部平面図である。
示す平面図である。
係合状態を示す斜視図である。
示す平面図である。
の係合状態を示す斜視図である。
を示す説明図であり、(a)は平面、(b)は(a)に
おけるE−E線断面を示す。
部材14を係合一体化させる状態を示す斜視図である。
の加工態様を示す説明図であり、(a)(b)は各々被
加工材の要部平面、(c)は加工に使用する金型の要部
平面を示す。
を示す説明図であり、(a)は平面、(b)は(a)に
おけるF−F線断面を示す。
る状態を示す斜視図である。
の加工態様を示す説明図であり、(a)(b)は各々被
加工材の要部平面、(c)は加工に使用する金型の要部
平面を示す。
Claims (6)
- 【請求項1】 板状部材の端縁部の一部に穴および/ま
たはスリットの横断面輪郭に対応する形状に形成した成
形部と前記端縁部の他の一部に平面への投影輪郭を他の
板状部材との相互間において実質的に同一形状に形成し
た係合部とを有する複数個の板状部材を打抜加工によっ
て成形し、前記複数個の板状部材を、成形部を対向させ
かつ係合部を係合させて一体化することを特徴とする微
小寸法の穴および/またはスリットを有する製品の製造
方法。 - 【請求項2】 板状部材に同軸的にダボおよびダボ穴を
複数対成形し、隣接する板状部材間において前記ダボと
ダボ穴とを係合させて複数個の板状部材を積層一体化す
ることを特徴とする請求項1記載の微小寸法の穴および
/またはスリットを有する製品の製造方法。 - 【請求項3】 板状部材にダボまたはダボ穴を複数個成
形し、これらのダボまたはダボ穴をベース部材に成形し
た複数個のダボ穴またはダボと係合させて1層の板状部
材をベース部材上に一体化することを特徴とする請求項
1記載の微小寸法の穴および/またはスリットを有する
製品の製造方法。 - 【請求項4】 最下層の板状部材のダボまたはダボ穴を
ベース部材に成形した複数個のダボ穴またはダボと係合
させて複数層の板状部材をベース部材上に一体化するこ
とを特徴とする請求項2記載の微小寸法の穴および/ま
たはスリットを有する製品の製造方法。 - 【請求項5】 フープ状の被加工材を長手方向に順送り
すると共に、複数個のステージにおいて複数個の板状部
材を打抜き成形し、打抜いた板状部材をプッシュバック
により被加工材の打抜穴に係止させ、被加工材の順送り
最終ステージにおいて板状部材を順次押抜いて一体化す
ることを特徴とする請求項1または2記載の微小寸法の
穴および/またはスリットを有する製品の製造方法。 - 【請求項6】 フープ状の被加工材を長手方向に順送り
すると共に、複数個のステージにおいてベース部材およ
び複数個の板状部材を打抜き成形し、打抜いたベース部
材および板状部材をプッシュバックにより被加工材の打
抜穴に係止させ、被加工材の順送り最終ステージにおい
てベース部材および板状部材を順次押抜いて一体化する
ことを特徴とする請求項3または4記載の微小寸法の穴
および/またはスリットを有する製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15559398A JP4220590B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 微小寸法の穴および/またはスリットを有する製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15559398A JP4220590B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 微小寸法の穴および/またはスリットを有する製品の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11347646A true JPH11347646A (ja) | 1999-12-21 |
| JP4220590B2 JP4220590B2 (ja) | 2009-02-04 |
Family
ID=15609430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15559398A Expired - Lifetime JP4220590B2 (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 微小寸法の穴および/またはスリットを有する製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4220590B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115229051A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-10-25 | 聊城市博源节能科技有限公司 | 一种插销式下料冲组件及冲压装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6164757B2 (ja) * | 2015-12-24 | 2017-07-19 | 株式会社放電精密加工研究所 | 加工品及びプレス加工方法 |
-
1998
- 1998-06-04 JP JP15559398A patent/JP4220590B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| CN115229051A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-10-25 | 聊城市博源节能科技有限公司 | 一种插销式下料冲组件及冲压装置 |
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| JP4220590B2 (ja) | 2009-02-04 |
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