JPH11347795A - プレス機 - Google Patents

プレス機

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JPH11347795A
JPH11347795A JP16248098A JP16248098A JPH11347795A JP H11347795 A JPH11347795 A JP H11347795A JP 16248098 A JP16248098 A JP 16248098A JP 16248098 A JP16248098 A JP 16248098A JP H11347795 A JPH11347795 A JP H11347795A
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link mechanism
slide
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晶洋 吉田
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    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0029Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height
    • B30B15/0035Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height using an adjustable connection between the press drive means and the press slide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/10Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism
    • B30B1/14Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism operated by cams, eccentrics, or cranks

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライドのストロークを変えることな
く、上下運動の行程をプレス加工の種類に応じて設定可
能にすることにある。 【解決手段】 クランク軸の回転運動を上下運動に変換
してスライドを往復移動させる手段としてリンク機構を
用い、このリンク機構の固定側支点をスライダに連結
し、上下方向におけるスライダの位置(固定側支点)を
位置調整装置より変更可能にしたことを特徴とする。こ
れにより、スライドの行程曲線をプレス加工の種類に応
じて調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームに支承さ
れたクランク軸の回転運動をリンク機構等により往復運
動に変換してスライドに伝達するプレス機に関する。
【0002】
【従来の技術】リンクプレスのように、クランク軸の回
転運動をナックル機構、トグル機構等のリンク機構によ
り上下運動に変換してスライドに伝達するプレス機で
は、一般に、スライドの上下運動が精密加工(低速加
工)、打ち抜き加工のような加工(高速加工)等、加工
の種類に応じて定まる一定の行程に限定されている。
【0003】すなわち、スライドの上下運動は、上下方
向におけるスライドの位置(スライドの変位量)を縦軸
とし、クランク軸の回転角度を横軸とした行程曲線とし
て表すことができるが、従来のプレス機ではそのような
行程曲線が不変であった。
【0004】このため、従来のこの種のプレス機では、
同じストローク長さにおいてスライドの上下運動におけ
る各時点の速度(各時点における瞬時速度)を変更する
ことができないから、同じプレス機を精密加工(低速加
工)及び打ち抜き加工のような加工(高速加工)等各種
のプレス加工に共通に用いることができない。
【0005】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、スライドの
上下運動のストロークを変えることなく上下運動の行程
をプレス加工の種類に応じて設定可能にすることにあ
る。
【0006】
【解決手段、作用及び効果】本発明のプレス機は、フレ
ームと、該フレームに上下運動可能に配置されたスライ
ドと、前記フレームに支承されたクランク軸と、該クラ
ンク軸の回転運動を前記スライドの上下運動に変換する
運動変換装置とを含む。
【0007】前記運動変換装置は、屈伸運動可能に連結
された一対のリンクを有するリンク機構であって一方の
リンクが前記スライドに連結されたリンク機構と、前記
リンク機構の他方のリンクに枢軸的に連結されかつ上下
方向へ移動可能に前記フレームに配置されたスライダ
と、上下方向における前記スライダの位置を調整する位
置調整装置とを備え、前記リンク機構は前記クランク軸
の回転にともなって屈伸運動をするべく前記クランク軸
に連結されている。
【0008】上下方向におけるスライダの位置を位置調
整装置により変更すると、スライダと他方のリンクとの
連結点がフレームに対し上方又は下方へ変位し、それに
よりスライドの上下運動における各時点の速度(瞬時速
度)が変化し、スライドの行程曲線が変化する。
【0009】本発明によれば、クランク軸の回転運動を
上下運動に変換してスライドを往復移動させる運動変換
装置の運動変換手段としてリンク機構を用い、この運動
変換装置のリンク機構の固定側支点をスライダに連結
し、上下方向におけるスライダの位置(固定側支点)を
位置調整装置より変更可能にしたから、スライドの行程
曲線を調整することができ、その結果スライドの上下運
動のストロークがほぼ同じであるにもかかわらず、上下
運動の各時点における瞬時速度をプレス加工の種類に応
じて調整することができる。
【0010】前記位置調整装置は、上下方向へ伸びる軸
線の周りに回転可能に及び上下方向へ移動不能に前記フ
レームに配置された円板状の回転体であって雌ねじ穴を
有する回転体と、該回転体を回転させる回転機構とを含
み、前記スライダは前記雌ねじ穴に螺合された雄ねじ部
を有することができる。これにより、スライダの上下方
向における位置を微細に調整することができるから、ス
ライドの行程曲線及び上下運動の各時点における瞬時速
度をプレス加工の種類に応じてより微細に調整すること
ができる。
【0011】前記フレームは、前記スライダの往復移動
を上下方向に規制するガイド部を有することができる。
これにより、スライダがフレームに安定した状態に受け
られるから、リンク機構の屈伸運動が安定化し、スライ
ドの上下運動が安定化する。
【0012】プレス機は、それぞれが前記リンク機構、
前記スライダ及び前記位置調整装置を備える一対の前記
運動変換装置を含むことができる。この場合、両リンク
機構が前記連結装置により前記クランク軸に共通に連結
され、両位置調整装置は同期して駆動される。これによ
り、スライドが一対のリンク機構の同期した屈伸運動に
より上下方向へ往復移動されるから、スライドの上下運
動が安定化する。
【0013】プレス機が一対の運動変換装置を含む実施
例においては、前記連結装置は、運動変換装置に個々に
対応された前記第2のリンク機構と、前記第2のスライ
ダと、前記第2の位置調整装置とを備える。両第2のリ
ンク機構は、クランク軸に共通に接続されて、同期して
駆動される。これにより、スライドが一対の第2のリン
ク機構の同期した屈伸運動を介して上下方向へ往復移動
されるから、スライドの上下運動がより安定化する。
【0014】プレス機は、さらに、前記運動変換装置を
前記クランク軸に連結する連結装置を含むことができ
る。前記連結装置は、屈伸運動可能に連結された一対の
第2のリンクを有する第2のリンク機構と、一方の第2
のリンクに枢軸的に連結されかつ上下方向へ移動可能に
前記フレームに配置された第2のスライダと、上下方向
における前記第2のスライダの位置を調整する第2の位
置調整装置と、前記クランク軸の回転にともなって前記
第2のリンク機構に屈伸運動させるべく前記第2のリン
ク機構を前記クランク軸に連結する連結片とを備えるこ
とができる。これにより、上下方向における第2のスラ
イダの位置を調整すれば、スライドに連結されたリンク
機構の屈伸範囲が上下方向に平衡移動することなく変化
するから、スライドの下死点位置及びストローク長さを
第2の位置調整装置により調整することができる。
【0015】第2の位置調整装置は、上下方向へ伸びる
軸線の周りに回転可能に及び上下方向へ移動不能に前記
フレームに配置された円板状の第2の回転体であって第
2の雌ねじ穴を有する第2の回転体と、該第2の回転体
を回転させる第2の回転機構と、前記第2のスライダに
連結されかつ前記第2の雌ねじ穴に螺合された第2の雄
ねじとを備えることができる。これにより、第2のスラ
イダの上下方向における位置を微細に調整することがで
きるから、スライドの下死点位置及びストローク長さを
より微細に調整することができる。
【0016】好ましい実施例において、前記第1及び第
2の回転体はウォームホィールであり、前記第1及び第
2の回転機構は前記ウォームホィールに噛合するウォー
ムねじ及び該ウォームねじに取り付けられたスプロケッ
トを含む。
【0017】プレス機は、さらに、前記スライドの上下
運動に起因する不平衡力を平衡させるべく前記運動変換
装置のリンク機構の他方のリンクに連結された平衡装置
を含むことができる。これにより、スライドの上下運動
に起因する振動が低減される。
【0018】プレス機が平衡装置を含む場合、前記リン
ク機構の他方のリンクを、その長手方向中央部において
前記スライダに枢軸的に連結し、一端部において前記平
衡装置に枢軸的に連結し、他端部において前記一方のリ
ンクに枢軸的に連結することができる。このようにすれ
ば、平衡装置とスライドとが同じリンク機構により18
0度移相した状態で上下方向へ移動されるから、スライ
ドの上下運動に起因する振動がより低減される。
【0019】前記平衡装置は、前記リンク機構及び前記
クランク軸より上方にあって前記フレームに上下方向へ
往復移動可能に配置された平衡重りと、前記平衡重りを
前記スライドと逆に移動させるべく前記平衡重りを前記
リンク機構の他方のリンクに枢軸的に連結する連結リン
クとを備えることができる。これにより、平衡重りとス
ライドとの上下運動は逆になり、スライドと平衡重りと
の上下運動に起因する不平衡力は相互に減殺される。
【0020】前記平衡装置は、さらに、前記平衡重りの
往復移動を上下方向に規制する少なくとも1つの重りガ
イドを備えることができる。これにより、平衡重りの往
復移動が下方向に規制されるから、水平方向への平衡重
りの往復運動が防止され、平衡重りの運動に起因する水
平方向へのプレス機の振動が防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1から図7を参照するに、プレ
ス機10は、下型を載置する下部フレーム12と、下部
フレーム12に支持された上部フレーム14とを含む。
クランク軸16は、上部フレーム14に水平方向へ伸び
る軸線の周りに回転可能に支持されており、またフライ
ホィール18(図3参照)を端部に支持している。上型
を組み付けるスライド20は、上部フレーム14の下端
部を上下方向へ移動可能に貫通する一対のロッド22の
下端に取り付けられている。
【0022】なお、クランク軸16の主軸部の回転軸線
24及び偏心軸部の偏心軸線26をそれぞれ図2に示
す。
【0023】ロッド22は、スライド20の両端部から
上方へ平行に伸びており、またクランク軸16の回転運
動を上下方向への往復運動に変換する運動変換装置30
に個々に対応されて、対応する運動変換装置30により
上下方向へ同期して移動される。これにより、スライド
20は下部フレーム12に対し上下方向へ往復移動され
る。
【0024】各運動変換装置30は、屈伸運動可能に連
結された一対の第1のリンク32a,32bを有する第
1のリンク機構32と、上部フレーム14に上下方向へ
移動可能に配置された第1のスライダ34と、上下方向
における第1のスライダ34の位置を調整する第1の位
置調整装置36とを備える。
【0025】両第1のリンク機構32は、クランク軸1
6の回転にともなって第1のリンク機構32に屈伸運動
をするように、連結装置38によりクランク軸16の偏
心軸部に連結されている。
【0026】各両第1のリンク機構32において、一方
の第1のリンク32aは一端部においてロッド22に枢
軸40により枢軸的に連結されており、他方の第1のリ
ンク32bは一端部において枢軸42により第1のスラ
イダ34の下端部に枢軸的に連結されている。両第1の
リンク32a,32bは、他端部において枢軸44によ
り枢軸的に連結されている。
【0027】各第1のスライダ34は、上部フレーム1
4に対する移動を、その移動方向が上下方向となるよう
に、上部フレーム14に形成された第1のガイド部46
により規制されており、また上方へ伸びる第1の雄ねじ
48を上部に有する。
【0028】各第1の位置調整装置36は、上部フレー
ム14に支持された第1のウォームホィール50と、第
1のウォームホィール50に噛合する第1のウォームね
じ52と、第1のウォームねじ52に取り付けられたス
第1のプロケット54とを含む。
【0029】各第1のウォームホィール50は、上下方
向へ伸びる軸線の周りの回転は可能であるが、水平面内
における二次元的な移動及び上下方向への移動は不能で
ある。また、各第1のウォームホィール50は、第1の
スライダ34の雄ねじ48と螺合する第1の雌ねじ穴を
有する。
【0030】各第1の位置調整装置36において、第1
のスプロケット54が回転されると、第1のウォームね
じ52が回転されるから、第1のウォームねじ52と歯
合する第1のウォームホィール50が回転される。これ
により、第1のウォームホィール50の第1の雌ねじ穴
に螺合する第1の雄ねじ48を有する第1のスライダ3
4が上方又は下方へ移動される。
【0031】しかし、両第1のスプロケット54がチェ
ーン等により連結されて同期して回転されるから、両第
1のウォームホィール50が同期して回転される。これ
により、両第1のスライダ34は同期して上下方向へ変
位される。
【0032】連結装置38は、屈伸運動可能に連結され
た一対の第2のリンク56a,56bを有する一対の第
2のリンク機構56と、上部フレーム14に上下方向へ
移動可能に配置された一対の第2のスライダ58と、上
下方向における第2のスライダ58の位置を調整する第
2の位置調整装置60と、クランク軸16の回転にとも
なって第2のリンク機構56に屈伸運動させるべく両第
2のリンク機構56をクランク軸56の偏心軸部に連結
する連結片62と、各第2のリンク機構56を第1のリ
ンク機構32に連結する連結リンク64とを備える。
【0033】両第2のリンク56aは一端部において両
第2のスライダ58に枢軸66により枢軸的に連結され
ており、両第2のリンク56bは他端部において枢軸6
8により連結片62及び一対の第3のスライダ72に枢
軸的に連結されている。各第2のリンク機構56におい
て、第2のリンク56a,56bは、第2のリンク56
aの中央部と第2のリンク56bの他端部において枢軸
70により枢軸的に連結されている。
【0034】連結片62は、クランク軸16の偏心軸部
に結合されている。各連結リンク64は、枢軸74によ
り第2のリンク66aの他端部に枢軸的に連結されてい
ると共に、枢軸46により第1のリンク機構32に枢軸
的に連結されている。
【0035】第2及び第3のスライダ58,72は、上
部フレーム14に対する移動を、これが上下方向となる
ように、上部フレーム14に形成された第2のガイド部
78により規制されている。
【0036】第2の位置調整装置60は、枢軸66によ
り両第2のリンク56b及び両第2のスライダ58に枢
軸運動可能に連結された二股状のブラケット80と、上
部フレーム14に支持された第2のウォームホィール8
2と、第2のウォームホィール82に噛合する第2のウ
ォームねじ84と、第2のウォームねじ84に取り付け
られた第2のスプロケット86とを含む。
【0037】第2のウォームホィール84は、上下方向
へ伸びる軸線の周りの回転は可能であるが、水平面内に
おける二次元的な移動及び上下方向へ移動は不能であ
る。第2のウォームホィール86は、ブラケット80の
下端部に形成された第2の雄ねじ88に螺合された第2
の雌ねじ穴を有する。
【0038】図示の例では、枢軸66,68は、それら
の枢軸線がクランク軸16の回転軸線を経て上下方向へ
伸びる軸線90と一致するように設けられている。この
ため、両第2のリンク機構56は、軸線90に関して対
称的に配置されている。また、両運動変換装置30は、
両第2のリンク機構56及び軸線90に関して対称的に
配置されている。
【0039】図示の例では、両第2のリンク56aを連
結片62と第3のスライダ72とに直接連結している
が、両第2のリンク56aを連結片62及び第3のスラ
イダ72の一方にのみ連結してもよい。また、枢軸6
6,68を上記のように配置しなくてもよい。
【0040】第1及び第2のウォームホィール50,8
2の代わりに、歯車、爪車、スプロケット、タイミング
プーリー等、他の平板状回転体を用いてもよい。また、
第1及び第2のウォームねじ52並びに第1及び第2の
スプロケット54,86の代わりに、回転体に応じて、
ラチェット、チェーン、タイミングプーリー、タイミン
グベルト等の他の部材を含む回転機構を用いてもよい。
【0041】プレス機10において、第1のスライダ3
4は、第1のウォームホィール50が回転されない限り
移動されない。このため、第1のリンク機構32におい
て、枢軸40は可動側支点として作用するが、枢軸42
は位置調整可能の固定側支点として作用する。
【0042】これに対し、第3のスライダ72は、クラ
ンク軸16の回転にともなって連結片62が上下方向へ
往復移動されることにより、同方向へ往復移動される。
しかし、第2のスライダ58及びブラケット80は、第
2のウォームホィール82が回転されない限り移動され
ない。このため、第2のリンク機構56において、枢軸
68は可動側支点として作用し、枢軸66は位置調整可
能の固定側支点として作用する。
【0043】これにより、両第2のリンク機構56は、
クランク軸16の回転運動に起因する第3のスライダ7
2の上下動により同期して屈伸運動をする。各第2のリ
ンク機構56の屈伸運動は、枢軸44を水平方向へ往復
移動させる。枢軸44が水平方向へ往復移動されると、
両第1のリンク機構32が同期して屈伸運動をするか
ら、枢軸40は上下方向へ移動される。その結果、ロッ
ド22及びスライド20は上下方向へ往復移動される。
【0044】スライド20の上下運動は、スライド20
が一対の第1のリンク機構32の同期した屈伸運動及び
一対の第2のリンク機構56の同期した屈伸運動により
上下方向へ往復移動されるから、著しく安定化する。
【0045】クランク軸16の回転と無関係に、第1の
スライダ34(枢軸42)の位置を上方又は下方へ移動
させると、第1のリンク機構32が上方又は下方へ変位
するから、第1及び第2のリンク機構32,56の連結
状態が変化し、それによりスライド20の上下運動にお
ける各時点の瞬時速度(上下運動の行程曲線)が変化す
る。
【0046】このため、第1のウォームホィール50を
回転させて、第1のスライダ34(枢軸42)の位置を
上方又は下方へ移動させることにより、ほぼ同じストロ
ーク長さにおいて、スライド20の上下運動における各
時点の瞬時速度(スライドの行程曲線)を調整及び変更
することができる。特に、下死点付近における速度変化
は、第1のスライダ34(枢軸42)が上方であるほ
ど、遅くなる。
【0047】例えば、第1のリンク機構32の固定側支
点(枢軸42)を上方へ移動させて距離Aを図1に示す
状態に設定したとき、スライド20の上下運動の行程曲
線は、図8に実線で示す曲線92になる。これに対し、
第1のリンク機構32の固定側支点(枢軸42)を下方
へ移動させて距離Aを図2に示す状態に設定したとき、
スライド20の上下運動の行程曲線は図8に点線で示す
曲線94になる。
【0048】それゆえに、第1のリンク機構32の固定
側支点(枢軸42)を上昇させることにより下死点付近
の速度変化を遅くして低速で精密加工をすることがで
き、第1のスライダ34(枢軸42)を下降させること
により下死点付近の速度変化を速くして高速で加工をす
ることができる。図8から明らかなように、両者のスト
ローク長さはほぼ同じである。
【0049】クランク軸16の回転と無関係に、第2の
スライダ58(枢軸66)を上方へ移動させると、第2
のリンク機構56の屈曲角度が小さくなり、それにより
第1のリンク機構32の屈曲角度が大きくなるから、ス
ライド20は下方へ変位される。これに対し、第2のス
ライダ58(枢軸66)を下方へ移動させると、第2の
リンク機構56の屈曲角度が大きくなり、それにより第
1のリンク機構32の屈曲角度が小さくなるから、スラ
イド20は上方へ移動される。
【0050】すなわち、第2のスライダ58(枢軸6
6)が上方又は下方へ移動されるとき、上下方向におけ
る第3のスライダ72(枢軸68)の位置が変化しない
から、第2のリンク機構56の屈曲角度は変化するが、
屈伸範囲は上下方向に平行移動しない。このため、第2
のウォームホィール82を回転させて第2のリンク機構
56の固定側支点(枢軸66)の位置を調整することに
より、スライド20の下死点位置及びストローク長さを
調整することができる。
【0051】位置調整装置36,60のように、スライ
ダ34,58の雄ねじ48,88と螺合するウォームホ
ィール50,82を回転させることにより、第2のリン
ク機構56の固定側支点の位置を変位させるならば、リ
ンク機構32,56の固定側支点(スライダ34,5
8)の位置を微細に調整することができるから、スライ
ド20の行程曲線、下死点及びストローク長さをプレス
加工の種類に応じて微細に調整することができる。
【0052】また、スライダ34,58,72の移動を
ガイド部46,78により上下方向に規制するならば、
フレーム14に対するスライダ34,58,72の移動
が安定化するから、リンク機構32,56の屈伸運動が
安定化し、スライド20の上下運動が安定化する。
【0053】図9及び図10を参照するに、プレス機1
00は、さらに、スライド20の上下運動に起因する不
平衡力を平衡させる平衡装置102を含む。この平衡装
置102は、フレーム14に上下方向へ往復移動可能に
配置された平衡重り104とを含む。平衡重り104の
往復移動は、複数の重りガイド106により上下方向に
規制されている。
【0054】平衡重り104は、リンク機構32,58
及びクランク軸16より上方に配置されている。平衡重
り104は、また、主体部の両端から下方へ伸びる延長
部108を有しており、延長部108において連結リン
ク110により両第1のリンク機構32の第1のリンク
32aに枢軸的に連結されている。
【0055】プレス機100の場合、第1のリンク32
aは、枢軸42の側からさらに伸びる延長部を有してお
り、その端部において連結リンク110に枢軸112に
より連結されている。枢軸42は、枢軸44及び112
の間の中心位置に配置されている。それゆえに、枢軸4
4及び112の運動量は同じであるが運動の方向は逆で
ある。
【0056】連結リング110は第1のリンク32aと
共に第3のリンク機構を形成しており、枢軸112と反
対側の端部において枢軸114により平衡重り104の
延長部108に連結されている。
【0057】第1のリンク機構32aと連結リンク11
0とからなる第3のリンク機構は、第1のリンク機構3
2の屈伸運動に追従して第1のリンク機構に対し180
度移相して屈伸運動をする。これにより、平衡重り10
4は、スライド20に対し180度移相して上下方向へ
往復運動をする。
【0058】このため、スライド20の上下運動に起因
する振動は、180度移相した平衡重り104の上下運
動により相殺される。このとき、平衡重り104の移動
が重りガイド106により上下方向に規制されるから、
水平方向への平衡重り104の往復運動が防止され、平
衡重り104の運動に起因する水平方向へのプレス機の
振動が防止される。
【0059】本発明は、上記の実施例に限定されない。
たとえば、第1及び第2のリンク機構32,56とし
て、それぞれ1組のリンク機構のみを用いてもよく、こ
の場合平衡重り104はフレーム14に枢軸支持された
複数のリンクにより水平方向中央部下側においてリンク
機構32に連結される。
【0060】また、第1及び第2のリンク機構32,5
6として、それぞれ1組のリンク機構のみを用いる場
合、それぞれ2組のリンク機構32,56のみを用い場
合のいずれであっても、リンク32b,56bを用いな
くてもよい。
【0061】さらに、図示の例のような連結装置38の
代わりに、他の連結装置を用いてクランク軸16の回転
運動を運動変換装置30に伝達してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス機の一実施例を示す、一部
を断面した正面図である。
【図2】図1のプレス機の運動変換部分を拡大して示す
断面図であって、図1に比べ第1のスライダを下降させ
た状態の図である。
【図3】図1における3−3線に沿って得た断面図であ
る。
【図4】図1における4−4線に沿って得た断面図であ
る。
【図5】図1における5−5線に沿って得た断面図であ
る。
【図6】図1における6−6線に沿って得た断面図であ
る。
【図7】図1における7−7線に沿って得た断面図であ
る。
【図8】図1に示すプレス機におけるスライドの行程線
を示す図である。
【図9】本発明に係るプレス機の他の実施例を示す、図
2と類似の断面図である。
【図10】図9における10−10線に沿って得た断面
図である。
【符号の説明】
10,100 プレス機 12,14 フレーム 16 クランク軸 18 フライホィール 20 スライド 22 ロッド 30 運動変換達装置 32 第1のリンク機構 32a,32b 第1のリンク 34 第1のスライダ 36 位置調整機構 38 連結装置 46,78 ガイド部 48 第1の雄ねじ 50 第1のウォームホィール(第1の回転体) 52 第1のウォームねじ(第1の回転機構) 54 第1のスプロケット(第1の回転機構) 56 第2のリンク機構 56a,56b 第2のリンク 58 第2のスライダ 60 第2の位置調整機構 62 連結片 62 連結リンク 72 第3のスライダ 80 ブラケット 82 第2のウォームホィール(第2の回転体) 84 第2のウォームねじ(第2の回転機構) 86 第2のスプロケット(第2の回転機構) 88 第2の雄ねじ 102 平衡装置 104 平衡重り 106 重りガイド 108 延長部 110 連結リンク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、該フレームに上下運動可能
    に配置されたスライドと、前記フレームに支承されたク
    ランク軸と、該クランク軸の回転運動を前記スライドの
    上下運動に変換する運動変換装置とを含み、前記運動変
    換装置は、屈伸運動可能に連結された一対のリンクを有
    するリンク機構であって一方のリンクが前記スライドに
    連結されたリンク機構と、前記リンク機構の他方のリン
    クに枢軸的に連結されかつ上下方向へ移動可能に前記フ
    レームに配置されたスライダと、上下方向における前記
    スライダの位置を調整する位置調整装置とを備え、前記
    リンク機構は前記クランク軸の回転にともなって屈伸運
    動をするべく前記クランク軸に連結されている、プレス
    機。
  2. 【請求項2】 前記位置調整装置は、上下方向へ伸びる
    軸線の周りに回転可能に及び上下方向へ移動不能に前記
    フレームに配置された円板状の回転体であって雌ねじ穴
    を有する回転体と、該回転体を回転させる回転機構とを
    含み、前記スライダは前記雌ねじ穴に螺合された雄ねじ
    部を有する、請求項1に記載のプレス機。
  3. 【請求項3】 前記フレームは、前記スライダの往復移
    動を上下方向に規制するガイド部を有する、請求項1又
    は2に記載のプレス機。
  4. 【請求項4】 それぞれが前記リンク機構、前記スライ
    ダ及び前記位置調整装置を備える一対の前記運動変換装
    置を含み、両リンク機構が前記連結装置により前記クラ
    ンク軸に共通に連結され、両位置調整装置は同期して駆
    動される、請求項1から3のいずれか1項に記載のプレ
    ス機。
  5. 【請求項5】 さらに、前記運動変換装置を前記クラン
    ク軸に連結する連結装置を含み、前記連結装置は、屈伸
    運動可能に連結された一対の第2のリンクを有する第2
    のリンク機構と、一方の第2のリンクに枢軸的に連結さ
    れかつ上下方向へ移動可能に前記フレームに配置された
    第2のスライダと、上下方向における前記第2のスライ
    ダの位置を調整する第2の位置調整装置と、前記クラン
    ク軸の回転にともなって前記第2のリンク機構に屈伸運
    動させるべく前記第2のリンク機構を前記クランク軸に
    連結する連結片とを備える、請求項1から4のいずれか
    1項に記載のプレス機。
  6. 【請求項6】 さらに、前記スライドの上下運動に起因
    する不平衡力を平衡させるべく前記運動変換装置のリン
    ク機構の他方のリンクに連結された平衡装置を含む、請
    求項1から5のいずれか1項に記載のプレス機。
  7. 【請求項7】 前記運動変換装置のリンク機構の他方の
    リンクは、長手方向中央部において前記スライダに枢軸
    的に連結され、また一端部において前記平衡装置に枢軸
    的に連結され、さらに他端部において前記一方のリンク
    に枢軸的に連結されている、請求項6に記載のプレス
    機。
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