JPH11348305A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH11348305A JPH11348305A JP10162607A JP16260798A JPH11348305A JP H11348305 A JPH11348305 A JP H11348305A JP 10162607 A JP10162607 A JP 10162607A JP 16260798 A JP16260798 A JP 16260798A JP H11348305 A JPH11348305 A JP H11348305A
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Abstract
給路の内面に付着した微小気泡の排出性に優れたインク
ジェット記録装置を提供する。 【解決手段】複数の噴射チャンネル33が2列に整列さ
れたインクジェットヘッド31に、インクカートリッジ
50からインク液を供給するマニホールド40を備えて
いる。マニホールド40は、インクカートリッジ50に
接続される接続部44と、接続部44から、整列された
複数の噴射チャンネル33のインク供給口33aがなす
列端に向かって広がり、インク供給口33aを囲う拡大
部45とからなるインク供給路43を有しており、拡大
部45には、接続部44から供給されるインク液を、拡
大部45の内面に沿って案内する案内部材としてのフロ
ート46が設けられている。
Description
インクジェットヘッドとを、インク供給路を有するマニ
ホールドによって相互に接続したインクジェット記録装
置、特に、パージ処理におけるインク供給路内に存在す
る気泡の排出性に優れ、インク導入性が良好なインクジ
ェット記録装置に関する。
クジェット記録装置は、キャリッジ上に搭載されたイン
クジェットヘッドからインク滴を噴射させて、用紙等の
記録媒体上に文字や画像を記録するものであり、インク
ジェットヘッドには、インクを充填したインクカートリ
ッジが、インク供給路を備えたマニホールドを介して交
換可能に取り付けられている。
態で設けられた多数のインク貯留室と、各インク貯留室
に貯留されたインクをインク滴としてノズルから噴射さ
せる、電気機械変換素子や電気熱変換素子等からなるア
クチュエータとを備えており、インクカートリッジ内の
インクは、マニホールドのインク供給路を通って各イン
ク貯留室に供給され、アクチュエータによってインク貯
留室からインク滴として噴射される。
たインクには、通常少なからず空気が溶解していると共
に、インクカートリッジを交換する際にも、インクカー
トリッジとマニホールドとの接続部分から、ある程度の
容量の空気がマニホールドのインク供給路内に侵入する
ため、こういった空気がインク供給路内で成長してイン
クジェットヘッドのインク貯留室へのインク供給を阻害
したり、インクと共にインクジェットヘッドのインク貯
留室内に取り込まれ、インク貯留室を閉塞することでイ
ンク滴の不吐出による印字不良が発生するといった問題
がある。
交換時や、インクカートリッジの交換後は定期的にイン
クジェットヘッドのノズル側から吸引することによって
マニホールド内の空気をインクと共に外部に排出すると
いったパージ処理が一般的に行われている。
ールドのインク供給路内に存在する空気は微小気泡とし
てインク供給路内に浮遊しているだけならば、パージ処
理によって外部へ排出しやすいが、インク供給路の形状
が変化する部分等のインクが泡立ちやすい箇所において
微小気泡となってインク供給路の内面に付着しているも
のも多く、このようにインク供給路の内面に付着してい
る微小気泡は、上述したようなパージ処理を行っても、
十分に排出することができない。また、マニホールドの
インク供給路は、インクカートリッジとの接続部からイ
ンクジェットヘッドの複数のインク貯留室がなす列方向
に延びているため、パージ処理によって、新しいインク
カートリッジからインクジェットヘッドへインクを導入
するとき、上記の列端にはインクが届きにくく、空気が
残留しやすい。そして、その空気が上記のように、イン
ク供給路の内面に気泡となって付着してしまう。
ずにインク供給路内に残留した微小気泡は、時間の経過
と共に大きな気泡に成長し、最終的にインク貯留室を閉
塞することになる。従って、パージ処理を行っても、短
時間のうちに再び印字不良が発生することが多く、画像
記録装置等の使用中に、頻繁にパージ処理を行わなけれ
ばならないといった問題がある。
る、マニホールドのインク供給路の内面に付着した微小
気泡の排出性に優れ、インク供給路へのインクの導入性
が良好なインクジェット記録装置を提供することを目的
としている。
めに、請求項1に記載の発明のインクジェット記録装置
は、噴射させるインクを貯留する複数のインク貯留室が
複数列に整列した状態で設けられたインクジェットヘッ
ドと、そのインクジェットヘッドとインク供給源とを相
互に接続し、整列された複数の前記インク貯留室に、前
記インク供給源のインクを供給するインク供給路を有す
るマニホールドとを備えたインクジェット記録装置にお
いて、前記インク供給路が、前記インク供給源に接続さ
れる接続部と、この接続部から、整列された複数の前記
インク貯留室のインク供給口がなす列端に向かって広が
り、該インク供給口を囲う拡大部とを有し、前記拡大部
には、前記接続部から供給されるインクを、前記拡大部
の内面に沿って案内する案内部材が設けられていること
を特徴としている。
録装置では、拡大部に設けられた案内部材によって、パ
ージ処理の際に、拡大部に導入されるインクを拡大部の
内面に沿うように案内するようにしたため、パージ処理
における拡大部の内面付近のインク流速が大きくなる。
これによって、拡大部の内面に付着した微小気泡がイン
ク流によって容易に剥離され、剥離された微小気泡がイ
ンク流と共にインク貯留室に取り込まれ、外部に排出さ
れる。また、インクを拡大部の内面に沿って導入するた
め、拡大部の隅に空気が残留しにくく、インク導入性が
良好である。
ット記録装置のように、前記拡大部が、複数の前記イン
ク供給口を、その上方から覆うように位置し、前記案内
部材が、前記接続部から供給されるインクを、前記イン
ク供給口と対向する前記拡大部の天井面に略沿う方向に
案内するようにしておくと、パージ処理の際に、拡大部
の天井面付近のインク流速が大きくなり、浮上して拡大
部の天井面付近に滞留している微小気泡がインク流によ
って外部に排出されやすくなる。
ット記録装置のように、前記接続部を、複数の前記イン
ク供給口がなす列の略中央に対応した位置にくるように
設け、前記拡大部を、前記接続部から複数の前記インク
供給口がなす列の端部に向かって略対象に広がるような
形状にすると共に、前記案内部材を、前記接続部に対し
て略対称の形状となるようにしておくと、パージ処理の
際に、インクが拡大部内全体に均一かつ速やかに導入さ
れる。
ット記録装置のように、複数の前記インク貯留室の噴射
開口に着脱可能に接続され、前記インク供給源のインク
を前記インク供給路に供給する吸引手段を設け、前記案
内部材を、前記吸引手段の吸引によって、前記インク供
給源からインクが供給されたとき、そのインクを前記イ
ンク供給口の列端に向かって案内するようにしておく
と、特に、パージ処理の際の吸引によって全インク貯留
室を通じて拡大部のほぼ全体にインク流速を生じさせる
ことができ、微小気泡の排出性が向上する。
ット記録装置のように、前記案内部材を、インクより比
重が小さく、インクの流れによって移動可能なフロート
によって形成しておくと、パージ処理の際に、案内部材
がインクの流れによって移動することで、案内部材であ
るフロートに付着した微小気泡が案内部材から剥離さ
れ、インク流と共に外部に排出されやすくなる。
ット記録装置のように、前記インク供給路の拡大部が、
複数の前記インク供給口を、その上方から覆うように位
置し、前記接続部を、前記拡大部の天井部に開口すると
共に、前記フロートが、複数の前記インク供給口から離
れて、前記接続部を閉塞する方向に浮上することができ
るようにしておくと、パージ処理の後に、フロートによ
って形成された案内部材が浮上して接続部を閉塞するこ
とで、パージ処理によって排出しきれなかった微小気泡
が浮上して再び接続部に侵入することがなく、常にイン
クジェットヘッドに近い拡大部内に滞留することになる
ので、残留した微小気泡が次回のパージ処理の際に確実
に外部に排出される。
ット記録装置のように、前記拡大部に、その内面から前
記フロートに向かって突出して前記フロートの移動経路
を規制するガイド部を設けておくと、パージ処理によっ
てフロートがインクジェットヘッド側に引き下げられる
ときに、予想外の位置に移動することがなく、パージ処
理の際には、常時一定のインク流路が確保されることに
なるので、安定した気泡排出性とインク導入性を確保す
ることができる。しかも、そのガイド部の存在によっ
て、流路の容積がより小さくなるので、インク流速が全
体的に大きくなり、気泡排出性がさらに向上する。
ット記録装置のように、前記インクジェットヘッドのイ
ンク貯留室が複数列設けられている場合は、前記ガイド
部が、複数列に整列されたインク貯留室のインク供給口
がなす列の間に両端からそれぞれ入り込むようにしてお
くと、インク貯留室のインク供給口がなす列の端部側
に、ガイド部と拡大部とによって各列に通じる個別の流
路が形成され、その流路に沿ってインクの流れが生じる
ので、気泡が滞留しやすいインク供給口列の端部付近に
おける気泡排出性及びインク導入性が向上する。
ット記録装置のように、前記フロートが、前記接続部と
対応する部分から、複数の前記インク供給口がなす列に
沿う前記拡大部の略全長にわたって、前記拡大部との内
面に、複数の前記インク供給口に通じる狭小な流路を形
成するようにしておくと、パージ処理の際に、微小気泡
が付着しやすいインク供給路の内面付近のみをインクが
移動すると共にそのインク流速がかなり大きくなるの
で、気泡排出性がさらに向上する。
ェット記録装置のように、前記フロートが、前記接続部
に挿入される部分を有していると、フロートが移動する
際にその姿勢が崩れにくく、フロートの姿勢が崩れた場
合でも、元の姿勢に復帰しやすいので、パージ処理に際
して、安定した気泡排出性とインク導入性を確保するこ
とができる。
ェット記録装置のように、前記案内部材を、前記拡大部
内に、その内面との間に複数の前記インク供給口に通じ
る狭小な流路が形成されるように、収容しておくと、請
求項9に記載の発明のインクジェット記録装置と同様
に、パージ処理の際に、微小気泡が付着しやすいインク
供給路の内面付近のみをインクが移動すると共にそのイ
ンク流速がかなり大きくなるので、気泡排出性がさらに
向上する。
参照して説明する。図1に示すように、このインクジェ
ット記録装置1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラ
ックの4色のカラーインクを記録媒体としての印刷用紙
P上に噴射して印字や画像形成(以下、画像形成を含め
て印字という)を行うものであり、4個のインクジェッ
トヘッド31を備えたヘッドユニット30と、各インク
ジェットヘッド31に4色のインク液をそれぞれ供給す
るインク供給源である4個のインクカートリッジ50と
が、キャリッジ11に搭載されている。
ンクジェットヘッド31の下面に対向して、その往復移
動方向に平行にプラテンローラ18が回転自在に設けら
れており、このプラテンローラ18と各インクジェット
ヘッド31とで印字部が構成される。
(図示せず)に支持された、インクジェットヘッド31
の往復移動方向に延びるキャリッジ軸12及びガイド板
13にスライド自在に支持されていると共に、プーリ1
4、15間に架けられたベルト16に連結されており、
モータ17によって、プーリ14が回転駆動されること
で、キャリッジ11が直線往復移動するようになってい
る。
31とプラテンローラ18との間に挿入され、ここで印
字された後、同図に矢印で示す方向に排出される。な
お、図1においては、これらの印刷用紙Pの給紙機構の
図示を省略している。
ように、各インクジェットヘッド31に、上述した各イ
ンクカートリッジ50をそれぞれ接続するための4個の
マニホールド40が設けられており、各マニホールド4
0は、その一端がインクジェットヘッド31の上面を覆
うように固着されると共に、その他端に、ジョイント部
材50aを介してインクカートリッジ50が着脱自在に
接続されるようになっている。また、インクカートリッ
ジ50は、同図に示すように、ポリウレタンフォーム等
の多孔質のインク吸収材を収容する第1インク室51
と、この第1インク室51に連通した第2インク室52
とを備えており、インク液は、第1インク室51内のイ
ンク液を含浸させたインク吸収材から連通孔51aを通
って第2インク室52を経て、インク供給口部53から
マニホールド40に供給される。なお、インク供給口部
53には、メッシュフィルタ53aが取り付けられてい
る。
び図3に示すように、インク液を噴射させる圧電セラミ
ックからなるアクチュエータ32と、このアクチュエー
タ32の一端面に装着されたノズルプレート34とを備
えており、前記アクチュエータ32には、下面となる一
端面から上面となる他端面まで延びる、インク貯留室と
しての多数の噴射チャンネル33が2列に整列した状態
に形成されていると共に、前記ノズルプレート34に
は、アクチュエータ32の一端面に開放された各噴射チ
ャンネル33に対応して多数のノズル孔(図示せず)が
形成されている。
噴射チャンネル33には、アクチュエータ32の他端面
に開口された各噴射チャンネル33のインク供給口33
aから、前記マニホールド40に形成されたインク供給
路43を介して、インクカートリッジ50内のインク液
が導入されるようになっており、アクチュエータ32が
変形することにより噴射チャンネル33の容積を変化さ
せることで、噴射チャンネル33からのインク液の噴射
と噴射チャンネル33へのインク液の導入が行われるよ
うになっている。即ち、噴射チャンネル33の容積が減
少するときに、噴射チャンネル33内に貯留されたイン
ク液が、インク滴としてノズルプレート34のノズル孔
から噴射され、噴射チャンネル33の容積が元の状態に
拡大するときに、噴射チャンネル33内にインク液が導
入される。
18の側方に設定されているインクジェットヘッド31
のリセット状態位置には、パージ処理を行うための吸引
手段としてのインク吸引装置21と、インクジェットヘ
ッド31のノズルプレート34を払拭するワイパー装置
26と、印字を行わない際にインクジェットヘッド31
のノズルプレート34を覆ってノズル孔が乾燥するのを
防止する保護キャップ装置27とがそれぞれ配設されて
おり、プラテンローラ18を挟んでリセット状態位置の
反対側に設定されている強制噴射位置には、定期的にイ
ンクジェットヘッド31からインクを強制噴射させるこ
とによってノズルプレート34の目図まり等を防止すべ
く、強制噴射したインクを吸収して保持するインク保持
部材28が設けられている。そして、これらのインク吸
引装置21、ワイパー装置26、保護キャップ装置27
及びインク保持部材28によって、インクジェットヘッ
ド31の噴射機能を回復及び維持するための回復維持部
が構成されている。
2、吸引部23、廃インクタンク24及びカム25を備
えており、図示しない動力伝達機構からカム25を介し
て、吸引ポンプ22及び吸引部23が駆動されるように
なっている。
理を行う場合は、吸引部23がインクジェットヘッド3
1のノズルプレート34を覆った状態で、吸引ポンプ2
2によって負圧を発生させ、マニホールド40のインク
供給路43や噴射チャンネル33内の気泡等を含む不良
インク液を吸引することにより、インクカートリッジ5
0から新たなインク液を噴射チャンネル33内に導入す
ることでインクジェットヘッド31を回復させる。な
お、吸引された不良インク液は、廃インクタンク24に
送られる。また、インクカートリッジ50を交換した
後、新しいインクカートリッジ50からインク液をイン
クジェットヘッド31に導入する(初期導入)場合も、
同様に行われる。
に示すように、枠体41と、この枠体41の内側に配設
され、枠体41の内面に部分的に連結される本体部42
とから構成されており、前記枠体41には、インクジェ
ットヘッド31の他端側の側面に接着剤によって固着さ
れる一対の固着片41aと、マニホールド40をインク
ジェットヘッド31に固着する際に、位置決めするため
の一対の位置決め片41bとが連設されている。なお、
前記固着片41aとインクジェットヘッド31とを接着
剤によって固着した状態で、枠体41と本体部42との
間に形成された空間Sに接着剤を充填することで、イン
クジェットヘッド31の他端面からのインク液の漏れが
阻止されるようになっている。
50内のインク液をインクジェットヘッド31に形成さ
れた複数の噴射チャンネル33に供給するためのインク
供給路43が形成されており、このインク供給路43
は、インクカートリッジ50に接続される、インク流入
口43aを有する小径の接続部44と、この接続部44
から外側に向かってテーパ状に広がって噴射チャンネル
33のインク供給口33aを囲うインク流出口43bを
有する拡大部45とから構成されている。なお、接続部
44のインク流入口43aにはメッシュフィルタ40a
が取り付けられている。
33によって構成されるチャンネル列のほぼ中央部に位
置しており、前記拡大部45は、その接続部44からイ
ンクジェットヘッド31に形成された噴射チャンネル列
の列端に向かってほぼ対称に広がっている(図5参
照)。
の内面が、前記接続部44側では噴射チャンネル33の
列端に向かってテーパ状に広がり、かつ内側に突出する
ように湾曲している第1の湾曲面45aと、インクジェ
ットヘッド31側では第1の湾曲面45aに連続してテ
ーパ状に広がり、かつ外側に突出するように湾曲してい
る第2の湾曲面45bとを有している。つまり、接続部
44のインクジェットヘッド31側端部から噴射チャン
ネル33の列端をほぼ結ぶほぼ直線状のテーパ面に対し
て、接続部44側とインクジェットヘッド31側とでそ
れぞれ上記のように内側に突出する第1の湾曲面45
a、外側に突出する第2の湾曲面45bをつけた形状と
する。拡大部45内には、接続部44から導入されるイ
ンク液を拡大部45の内面に沿って案内する案内部材と
して、インク液より比重が小さい球状のフロート46が
設けられている。
して接続部44を閉塞しており、パージ処理の際に拡大
部45内のインク液が噴射チャンネル33側に吸引され
ることに伴って生じるインク流によって下方側に引き下
げられ、接続部44を拡大部45に開放することで接続
部44から拡大部45内に新たなインク液が導入される
ようになっている。なお、このようなフロート46の動
きは、パージ処理を行うときだけでなく、通常の印字動
作によって拡大部45内のインク液が噴射チャンネル3
3内に取り込まれる際にも生じることはいうまでもな
い。
拡大部45内に導入される新たなインク液は、図5に矢
印で示すように、下方側に引き下げられたフロート46
と拡大部45の天井面との間を通って拡大部45の内面
に沿うように侵入するため、フロート46が存在しない
場合に比べて、拡大部45の内面付近のインク流速が大
きくなり、インク流によって拡大部45の内面に付着し
ている微小気泡が拡大部45の内面から剥離され、イン
ク液と共に噴射チャンネル33内に容易に取り込まれ
る。また、インク液が拡大部45の端部へ向けられるた
め、端部において空気が残留しにくく、インク液がイン
ク供給路43に良好に充填される。
て対称形状である球状となっているため、接続部44か
ら導入されるインク液が、一方側に偏ることなく、拡大
部45内全体に均一かつ速やかに導入される。
続部44からインクジェットヘッド31に形成された噴
射チャンネル列の列端に向かってほぼ対称に広がってい
るため、拡大部45の内面に沿うインク流が噴射チャン
ネル列の両端部まである程度大きい流速を保持しながら
到達し、拡大部45の内面とインクジェットヘッド33
の他端面とによって形成される隅部分に滞留した微小気
泡が噴射チャンネル33内に容易に導かれる。従って、
通常のマニホールドでは排出しにくい隅部分に滞留した
微小気泡の排出性が向上する。
に行われるパージ処理(インク液の初期導入時)におい
ては、マニホールド40とインクカートリッジ50の接
続部分からある程度の容積を有する空気がマニホールド
40のインク供給路43内に侵入することになるが、上
述したように、接続部44から拡大部45内に導入され
るインク液は、フロート46の存在によって、拡大部4
5の内面に沿って噴射チャンネル列の両端部側から導入
されるので、侵入した空気が気泡としてマニホールド4
0内の隅部分に残留しにくいという効果がある。
45は、その内面が、2列に整列された両チャンネル列
の間に、その両端部からそれぞれ入り込んでフロート4
6の移動経路を規制するガイド部45cを有しており、
このガイド部45cは、複数の噴射チャンネル33のイ
ンク供給口33aと対向する拡大部45の天井面に接続
され、接続部44に近接する位置まで延びている。
ート45aは常に拡大部45の中央部を上下方向に移動
するので、拡大部45内において偏った位置に移動する
ことがなく、安定した気泡排出性とインク導入性を確保
することができる。しかも、このガイド部45cの存在
によって、流路の容積がより小さくなるので、インク流
速が全体的に大きくなり、気泡排出性がさらに向上する
という効果もある。
列の端部側に、ガイド部45cと拡大部45の内面とに
よって、各噴射チャンネル列に通じる個別の流路が形成
され、その流路に沿ってインク液の流れが生じるので、
気泡が滞留しやすい噴射チャンネル列の端部付近におけ
る気泡排出性及びインク導入性が向上する。
吸引力は大きいが、その吸引力が時間と共に徐々に低下
していくので、気泡が接続部44のように、噴射チャン
ネル33のインク供給口33aからある程度離れた位置
に存在している場合は、吸引力の大きい初期段階におい
て、気泡を噴射チャンネル33内に取り込むことができ
ない場合があり、このようにして残留した気泡はなかな
か排出することができないといった問題がある。
ジ処理が完了した段階、即ち、インク吸引装置21によ
る吸引が停止された状態では、再浮上したフロート46
によって接続部44が閉塞されるので、そのパージ処理
によって排出しきれずに拡大部45内に残留した気泡が
再び浮上して接続部44内に侵入することはなく、常
に、噴射チャンネル33のインク供給口33aに近い拡
大部45内に滞留することになる。従って、パージ処理
の吸引、停止を複数回繰返すことで、1回目のパージ処
理によって排出しきれなかった気泡は、次回のパージ処
理の際に確実に排出される。
泡は、フロート46の表面にも付着するが、フロート4
6に付着した微小気泡は、パージ処理の際に、フロート
46自体が下方側に移動することによってその表面から
剥離され、インク流と共に噴射チャンネル33内に取り
込まれ、外部に排出される。
外側に突出するように湾曲しインクジェットヘッド31
の他端面に対し急勾配で接続しているので、第2の湾曲
面45bとインクジェットヘッド31の他端面とによっ
て形成される隅部分に、インク液がほぼ上方から流れ込
み、その部分に残留する気泡をきわめて小さくできる。
そして、その気泡が成長したとしても、上記のように第
2の湾曲面45bが外側に突出するように湾曲している
ことで、隅部分の上方に、ある程度の奥行きhが確保さ
れるので、気泡が第2の湾曲面45bへ浮上して付着し
成長したとしても、成長した気泡が噴射チャンネル33
のインク供給口33aに到達するまでにはある程度の時
間を要することになる。
内面が、インクジェットヘッド31の他端面に対して急
勾配となっているので、パージ処理によって排出できな
かった微小気泡が、その隅部分に残留して成長した場合
でも、その気泡が浮力によって容易に接続部44側に浮
上するので、パージ処理を行った後、短時間のうちに噴
射チャンネル33内に気泡が取り込まれることがない。
ジェットヘッド31側を外側に突出するように湾曲させ
ることにより、拡大部45内に残留した気泡が成長する
ことによってインクジェットヘッド31の噴射チャンネ
ル33内に取り込まれるまでの時間が長くなるので、パ
ージ処理を行った後、インク液の不吐出状態に至るまで
の時間を延すことができる。従って、数分の処理時間を
要するパージ処理を頻繁に行う必要がなくなり、快適な
環境でインクジェット記録装置1を使用することができ
る。
記録装置1に使用されるマニホールドの他の実施形態を
示している。このマニホールド60も、上述したマニホ
ールド40と同様に、枠体61と本体部62とから構成
されており、枠体61には、インクジェットヘッド31
の他端側の側面に固着される一対の固着片61aと、マ
ニホールド60をインクジェットヘッド31に位置決め
するための一対の位置決め片61bとが連設されてい
る。
0に接続される小径の接続部64と、この接続部64か
ら外側にほぼ対称に広がって複数の噴射チャンネル33
のインク供給口33aを囲う拡大部65とからなるイン
ク供給路63を有しているが、接続部64の長さが、前
記マニホールド40の接続部44に比べて長くなってい
ると共に拡大部65の形状が、前記マニホールド40の
拡大部45とは大きく異なっている。なお、接続部64
が噴射チャンネル列のほぼ中央に位置している点及び接
続部64のインク流入口63aにメッシュフィルタ60
aが設けられている点は、前記マニホールド40の場合
と同様である。
噴射チャンネル列の長手方向には、接続部64から噴射
チャンネル列の両端に向かってほぼ水平方向に広がった
後、両端で外側に突出するように湾曲した形状を有して
いると共に、図12に示すように、噴射チャンネル列の
幅方向には、両側面が内側に突出するように湾曲した略
台形状を有しており、拡大部65の全体の容積が、上述
したマニホールド40の拡大部45に比べてかなり小さ
く設定されている。
示すように、拡大部65の内面との間に、2列に整列さ
れた両噴射チャンネル列に通じる狭小のインク流路がそ
れぞれ形成されるように、両噴射チャンネル列の間に、
拡大部65とほぼ相似形状で拡大部65より一回り小さ
い、インク液より比重の大きいスペーサ66が案内部材
として収容されており、このスペーサ66は、その長手
方向の中央部上面から上方に突出して接続部64内に挿
入される円柱部67を有している。
13に示すように、長手方向の中央部の両側面がそれぞ
れ部分的に外側に湾曲しながら僅かに張りだした突出部
66aを有しており、この突出部66aに対応する拡大
部65の内面も、この突出部66aに沿うように、僅か
に窪んだ窪み部65aを有している。但し、突出部66
aと窪み部65aの間隙は、それ以外のスペーサ66の
側面と拡大部65の内面との間の間隙より小さく設定さ
れているので、スペーサ66が、その幅方向に位置ずれ
することで突出部66aと窪み部65aとが接触した場
合でも、その突出部66a以外の部分においてスペーサ
66の側面と拡大部65の内面とが接触して片側の噴射
チャンネル列に通じるインク流路が完全に閉塞されるこ
とがなく、インク液を確実に各噴射チャンネル33のイ
ンク供給口33aに供給することができるようになって
いる。
に、スペーサ66の底面は、その幅方向の中央部から両
側部に向かって僅かに上方に傾斜したテーパ面66bを
有しているため、スペーサ66が、その幅方向に位置ず
れすることで噴射チャンネル33のインク供給口33a
を部分的に覆った場合でも、スペーサ66の底面とイン
ク供給口33aとの間に僅かな間隙が確保され、その間
隙を通ってインク液がインク供給口33aから噴射チャ
ンネル33内に供給されるので、スペーサ66の存在に
よってインク液の噴射チャンネル33への供給が極端に
妨げられることもない。
では、上述したように、インク流入口63aからインク
供給路63に導入されるインク液が、インク供給路63
の内面とスペーサ66とによって形成される狭小なイン
ク流路を通って各噴射チャンネル33に供給されること
により、インク供給路63内を通過するインク液の流速
がかなり大きくなると共にインク供給路63内を通過す
るインク液の全てがインク供給路63の内面近傍を流れ
るので、パージ処理の際に、マニホールド60のインク
供給路63の内面に付着した微小気泡が、インク流によ
ってほとんど剥離され、インク液と共に噴射チャンネル
33を通って確実に外部に排出される。
66とによって形成される狭小なインク流路を通って、
噴射チャンネル列の一端から他端にわたってほぼ均一に
インク液が供給されるので、従来のマニホールドでは、
微小気泡が滞留しやすかった噴射チャンネル列の両端部
付近における気泡排出性が向上する。
66の存在によって、マニホールド60内に占めるイン
ク流路の容積が極めて小さくなっているが、インクジェ
ットヘッド31から離反する方向に延びる接続部44内
にかなりの容積が確保されているので、クロストークの
影響を受けにくい構造となっている。さらに、図9ない
し図11に示すように、スペーサ66の中央部底面には
凹部66cが形成されており、この凹部66c内に滞留
して成長した気泡によっても、クロストークの影響が抑
えられるようになっている。なお、凹部66cはインク
ジェットヘッド31の他端面によって概ね閉塞されてい
るので、この凹部66c内に入り込んで成長した気泡
が、印字動作によって凹部66c内から拡大部65内に
排出されて噴射チャンネル33内に取り込まれることは
ほとんどなく、印字不良等の要因となることはない。
ニホールド60内に収容しているだけであるが、インク
供給路63の内面とインクジェットヘッド31の他端面
(上端面)との間に所定の間隙が形成されるように、イ
ンク供給路63の天井面に部分的に突出させたリブ等に
スペーサ66を接着固定、あるいは突出部66aを窪み
部65aに圧入する寸法に設定し、その圧入によって固
定しておくことも可能である。
インク液より比重の大きい材料によって形成している
が、スペーサ66をインク液より比重の小さい材料によ
って形成することで、フロートとしてインク供給路63
内に浮遊させておくことも可能である。その場合、円柱
部67の基端部66d(図13参照)によって、浮遊し
たスペーサ66が接続部64の下端に係止されることに
なるが、突出部66aは基端部66dより下方側に形成
されているので、スペーサ66によって接続部64が完
全に閉塞されることはなく、突出部66aの上方からイ
ンク液が拡大部65内に導入されるので、印字動作の際
の吸引力によってスペーサ66を下方に引き下げること
ができなくてもインク液の供給が阻止されることはな
い。また、パージ処理の際には大きな吸引力が働くの
で、スペーサ66が確実に引き下げられ、問題なくパー
ジ処理を行うことができる。
させた場合、何らかの要因によって浮遊しているスペー
サ66が傾くことがあるが、接続部64内に挿入されて
いる円柱部67に常時起立しようとする力が作用するの
で、円柱部67の存在によってその傾きが即座に修正さ
れ、スペーサ66によってインク流路が閉塞されるとい
った問題も生じない。
ンネル列が2列に整列されたインクジェットヘッド31
を使用した場合について説明したが、噴射チャンネル列
は、2列に限定されるものではなく、1列または3列以
上設けられたインクジェットヘッドについても適用する
ことが可能である。
では、インクジェットヘッド31のノズルプレート34
側から吸引するインク吸引装置21によってパージ処理
を行っているが、必ずしもこういった吸引手段によって
パージ処理を行う必要はなく、インクカートリッジ側か
ら新たなインク液をインクジェットヘッド側に押し込む
インク押込手段によってパージ処理を行うようにしても
よい。
のインクジェット記録装置は、マニホールドに形成され
たインク供給路の拡大部に設けられた案内部材によっ
て、パージ処理の際に拡大部に導入されるインクを、拡
大部の内面に沿うように案内することで、拡大部の内面
付近のインク流速を大きくするようにしたので、パージ
処理によって排出しずらい拡大部の内面に付着した微小
気泡の排出性が飛躍的に向上し、少ない回数のパージ処
理によって、良好な印字状態を長時間維持することがで
きる。これによって、数分間の処理時間を要するパージ
処理を頻繁に行う必要がなく、快適な環境でインクジェ
ット記録装置を使用することができる。また、インクを
拡大部の内面に沿って導入することで、拡大部の隅に空
気が残留しにくく、良好に充填することができる。
実施形態を示す概略図である。
図である。
るマニホールドを示す斜視図である。
記録装置を示す部分断面図である。
を示す斜視図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 噴射させるインクを貯留する複数のイン
ク貯留室が複数列に整列した状態で設けられたインクジ
ェットヘッドと、 そのインクジェットヘッドとインク供給源とを相互に接
続し、整列された複数の前記インク貯留室に、前記イン
ク供給源のインクを供給するインク供給路を有するマニ
ホールドとを備えたインクジェット記録装置において、 前記インク供給路が、前記インク供給源に接続される接
続部と、この接続部から、整列された複数の前記インク
貯留室のインク供給口がなす列端に向かって広がり、該
インク供給口を囲う拡大部とを有し、 前記拡大部には、前記接続部から供給されるインクを、
前記拡大部の内面に沿って案内する案内部材が設けられ
ていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記拡大部は、複数の前記インク供給口
を、その上方から覆うように位置し、 前記案内部材は、前記接続部から供給されるインクを、
前記インク供給口と対向する前記拡大部の天井面に略沿
う方向に案内することを特徴とする請求項1に記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記接続部は、複数の前記インク供給口
がなす列の略中央に対応して位置し、 前記拡大部は、前記接続部から、複数の前記インク供給
口がなす列の端部に向かって略対象に広がっており、 前記案内部材は、前記接続部に対して略対称の形状をな
していることを特徴とする請求項2に記載のインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項4】 複数の前記インク貯留室の噴射開口に着
脱可能に接続され、前記インク供給源のインクを前記イ
ンク供給路に供給する吸引手段を有し、 前記案内部材は、前記吸引手段の吸引によって、前記イ
ンク供給源からインクが供給されたとき、そのインクを
前記インク供給口の列端に向かって案内することを特徴
とする請求項1、2または3に記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項5】 前記案内部材は、インクより比重が小さ
く、インクの流れによって移動可能なフロートであるこ
とを特徴とする請求項1、2、3または4に記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項6】 前記インク供給路の拡大部は、複数の前
記インク供給口を、その上方から覆うように位置し、 前記接続部は、前記拡大部の天井部に開口されており、 前記フロートは、複数の前記インク供給口から離れて、
前記接続部を閉塞する方向に浮上可能であることを特徴
とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記拡大部は、その内面から前記フロー
トに向かって突出して前記フロートの移動経路を規制す
るガイド部を有していることを特徴とする請求項5また
は6に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項8】 前記インクジェットヘッドのインク貯留
室が複数列設けられ、前記ガイド部が、複数列に整列さ
れたインク貯留室のインク供給口がなす列の間に両端か
らそれぞれ入り込んでいることを特徴とする請求項7に
記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項9】 前記フロートは、前記接続部と対応する
部分から、複数の前記インク供給口がなす列に沿う前記
拡大部の略全長にわたって、前記拡大部との内面に、複
数の前記インク供給口に通じる狭小な流路を形成するこ
とを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項10】 前記フロートは、前記接続部に挿入さ
れる部分を有することを特徴とする請求項9に記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項11】 前記案内部材は、前記拡大部内に、そ
の内面との間に複数の前記インク供給口に通じる狭小な
流路を形成するように、収容されていることを特徴とす
る請求項1、2、3または4に記載のインクジェット記
録装置。
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