JPH11348671A - ルーフレールのレッグ部構造 - Google Patents

ルーフレールのレッグ部構造

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JPH11348671A
JPH11348671A JP16311598A JP16311598A JPH11348671A JP H11348671 A JPH11348671 A JP H11348671A JP 16311598 A JP16311598 A JP 16311598A JP 16311598 A JP16311598 A JP 16311598A JP H11348671 A JPH11348671 A JP H11348671A
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Keiichi Asano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷重によるモーメントの発生の虞れがない、
簡素な構造で強度的にも無理がなく、回止め機能も損な
うことのないルーフレールのレッグ部構造を提供するこ
とを目的とするものである。 【解決手段】 車体パネル上に取り付けられるルーフレ
ール1の両端部を支持結合するレッグ部構造において、
前記レッグ部2(3)はルーフレール1の端部を支持す
る支持部6と該支持部6の上方に形成されてルーフレー
ル1の端部に挿入される挿入支持部7とを備え、前記支
持部6の略直下に車体パネルとの固定部8を配置したこ
とを特徴とするもので、ルーフレール1からの荷重は前
記支持部6の略直下の車体パネルとの固定部8に伝達さ
れるので、不都合なモーメントの発生がなく、簡素な構
造で強度的にも無理がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネル上に取
り付けられるルーフレールの両端部を支持するレッグ部
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体パネル上に取り付けられるルーフレ
ールは、通常、図7(A)に示すように、棒状のルーフ
レール21と、その両端部に結合されて、車体パネルと
の固定部となる前部および後部レッグ部22、23から
構成される。これらのレッグ部は美観等の造形上の問題
から、図7(A)(B)に示すように、固定ボルト2
9、30によるルーフパネルへの固定部であるルーフパ
ネルから傾斜して立ち上がった後、ルーフパネルと略平
行になるように湾曲し、その先端が前記ルーフレール2
1の端部に結合されるように構成されている。このよう
に構成されたルーフレールのレール部には、強度と軽量
化の観点から中空の金属管が多用されており、また、そ
のレッグ部22にはルーフレール全体に加わる全荷重が
作用するため、これらの荷重を負担すべく、図7
(C))に示すように、レッグ部22全体をダイキャス
ト成形による金属製としたもの、あるいは図7(B)に
示すように、ルーフレールの端部への挿入係止部27を
構成する金属の補強材が埋設された樹脂材22を主体と
したものが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図8は、そのような従
来のレッグ部構造として特開平8ー268172号公報
に開示されたものであり、樹脂のガスインジェクション
成形によりレッグ部31が構成されている。これは、植
込みボルト31aおよびボス部31b等のルーフパネル
への固定部から傾斜して立ち上がったレッグ部31の湾
曲部先端側の挿入係止部31hが金属パイプ状のルーフ
レール34の端部に挿入されて結合部を形成する。この
ようなルーフパネル等車体パネルへの固定部に対して、
ルーフレール34の端部への結合部が比較的距離を隔て
た形式のものでは、発生するモーメントに耐えてルーフ
レール全体としての耐荷重性能を高めるために、高価な
エンジニアリングプラスチッックを利用したり、全荷重
が集中する前記挿入係止部31hの径を大きくする必要
があった。したがって、ルーフレールの径も大きくな
り、材料費用コストの上昇や造形の自由度を阻害させる
要因となっていた。
【0004】また、図8において、ルーフレール34に
加わる荷重によって、レッグ部31のルーフレール34
との結合端部に下向きの力が作用した場合、前記植込み
ボルト31aのうちの図面右側のものを支点として他方
の植込みボルト31aが浮き上がり方向に力を受けてし
まい、最悪の場合、その他方の植込みボルト31aの離
脱により、レッグ部31が回止め機能を失う虞れが生じ
た。
【0005】このため本発明は、従来のルーフレールの
レッグ部取付構造における諸課題を解決して、荷重によ
るモーメントの発生の虞れがない、簡素な構造で強度的
にも無理がなく、回止め機能も損なうことのないルーフ
レールのレッグ部構造を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、車体
パネル上に取り付けられるルーフレールの両端部を支持
結合するレッグ部構造において、前記レッグ部はルーフ
レールの端部を支持する支持部と該支持部の上方に形成
されてルーフレールの端部に挿入される挿入支持部とを
備え、前記支持部の略直下に車体パネルとの固定部を配
置したことを特徴とするものである。また本発明は、前
記ルーフレールの端部は下面より上面側を長くした傾斜
面に形成されたことを特徴とするものである。また本発
明は、前記支持部と挿入支持部との間にこれらを連結す
るごとくリブを設けるとともに、前記ルーフーレールの
端部には前記リブに係合する切欠きを設けたことを特徴
とするものである。また本発明は、前記レッグ部は樹脂
により一体成形されるとともに、前記挿入支持部および
支持部ならびに車体パネルとの固定部の各部を補強する
補強部材が埋設されたことを特徴とするものである。ま
た本発明は、前記補強部材は前記リブ内にも突出して配
置されたことを特徴とするもので、これらを課題解決の
ための手段とするものである。
【0007】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1〜図3は本発明の第1実施の形態を示
すもので、図1(A)は両端部がレッグ部により支持さ
れたルーフレールが車体パネル上に取り付けられた状態
の斜視図、図1(B)は図1(A)のA断面図、図2は
図1(A)のB断面図、図3は図1(A)のC矢視図で
ある。図1(A)に示すように、荷物を積載するための
ルーフレール1は、車両ルーフパネル5上に該ルーフパ
ネル5と所定の間隔を置いて前部レッグ部2、後部レッ
グ部3によって取り付けられ、これら前後レッグ部2、
3間の中間に位置するセンターレッグ部4によって中間
部における積載荷重を負担すべく支持されて構成され
る。
【0008】本発明は、図1(B)に示した1実施の形
態のもののように、主として金属製の中空パイプ状のル
ーフレール1の下面1Bの両端部に取り付けられる前部
および後部レッグ部の構造に適用されるものである。ま
た、本発明のレッグ部構造は、外装品を引き剥がすよう
な力が作用するその他の車両用外装品にも適用が可能で
ある。本実施の形態では、図1(A)におけるルーフレ
ール1と前部レッグ部2(後部レッグ部3における結合
部も同様の構造なので説明を省略する。)との結合部の
A断面を拡大した図1(B)に示すように、前記レッグ
部2はルーフレール1の端部を支持する支持部6と該支
持部6の上方に形成されてルーフレール1の端部に挿入
される挿入支持部7とを備え、前記支持部6の略直下に
車体パネル12(図2参照)との固定部8を配置したこ
とを特徴とするものである。
【0009】前記挿入支持部7は、中空パイプ状のルー
フレール1の端部に過不足なく挿入される。また本発明
では、前記ルーフレール1の端部は下面1Bより上面1
Aの方を長くした傾斜面に形成されており、ルーフレー
ル1に作用した荷重を該ルーフレール1の端部斜面が形
成する比較的広い四角形断面S(図3参照)にて受け
て、面圧が低い状態にて前部レッグ部2に転嫁すること
ができるように構成される。さらに本発明では、前記レ
ッグ部2、3は樹脂により一体成形されるとともに、前
記挿入支持部7および支持部6ならびに車体パネル12
との固定部8の各部には、図2に示すように、これらを
補強する補強部材11が埋設される。前記補強部材11
は挿入支持部補強部11A、支持部補強部11Bおよび
固定部補強部11Cからなる金属板等により一体にて形
成されたクランク状断面を形成しており、ルーフレール
1とレッグ部2、3とが離れる上下方向の力は無論のこ
と、左右方向の力に対しても効果的な高い補強強度を確
保できる上、ルーフレール1からの荷重をこれらの補強
部材を介して車体側に伝えられ、より強度の高いルーフ
レールの支持が可能となる。
【0010】そして、前記ルーフレール1の端部が支持
結合されて車体パネルへの固定部を形成する支持部6の
略直下となるべき部分において、前記補強部材11の中
の車体パネル12との固定部8を補強する固定部補強部
11Cには車体への固定を行う第1固定ボルト9が固着
され、その螺子部は前部レッグ部2の下面から突出して
構成される。なお、符号10は、第1固定ボルト9から
所定距離を隔てて埋設された第2固定ボルトを示す。ま
た、符号16は、挿入部補強部11Aと固定部補強部1
1Cとを連結するほぼ鉛直状の支持部補強部11Bに穿
設された孔で、前部レッグ部2における樹脂部と金属等
の補強部材との結合を強化するためのものである。
【0011】また、図1(B)に示すように、前部レッ
グ部2の下面における外周面および固定ボルト9、10
の周囲を除いてえぐり部17を設けて、これら固定ボル
ト9、10の周囲が、前記えぐり部17に比較して高く
形成することによって、これらの部分と固定すべき車体
パネル12の背面に配置された固定ナット13とで、前
記ルーフパネル5や車体パネル12を強固に挟持して結
合強度を高めることができる。さらに、本発明では、ル
ーフレール1からの荷重は殆ど前記支持部6の略直下の
固定部8にて受けることが可能なことから、前記第2固
定ボルト10は回止め機能を発揮すれば足りるので、前
部レッグ部2の中間部を中空部18とすることも可能と
なり、軽量化を図ることもできる。
【0012】図4〜図6は、本発明のルーフレールのレ
ッグ部構造の第2実施の形態を示すもので、図4(A)
はレッグ部の斜視図、図4(B)はルーフレールの端部
がレッグ部に支持結合された状態の断面図、図5はその
斜視分解図と図4(B)のD断面図、図6は同じ断面で
補強部材を明示した図である。本実施の形態では、図4
(A)に示すように、前記前部レッグ部2(後部レッグ
部3も同様)における支持部6と挿入支持部7との間に
これらを連結するごとくリブ14を設けるとともに、図
4(B)および図5、6に示すように、前記ルーフーレ
ール1の端部の下面1Bには前記リブ14に係合する切
欠き15を設けたことを特徴とするものである。これに
より、前記リブ14が支持部6と挿入支持部7との間を
補強して、結合されたルーフレール1の端部との支持結
合をより強度の高い確実なものとし、さらに前記リブ1
4を受け入れて係合する切欠き15をルーフレール1の
端部の下面1Bに設けたので、ルーフレール1が横方向
に盲動する虞れがない。
【0013】さらに本発明では、図6に示すように、前
記レッグ部2に埋設される補強部材11は前記リブ14
内にも突出して配置されたことを特徴とするもので、補
強部材11の中の挿入支持部7と車体パネル12との固
定部8をそれぞれ補強する挿入支持部補強部11Aおよ
び固定部補強部11Cとの間に鉛直状に配置される支持
部補強部11Bが、前記リブ14内にも突出して配置さ
れるものである。これにより、ルーフレール1の横方向
への補強効果はより向上する。
【0014】以上、本発明の各実施の形態について説明
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ルーフレールの
形状、材質、レッグ部の形状、材質、ルーフレールとレ
ッグ部との結合形態、レッグ部とルーフパネルないし車
体パネルとの固定形態、支持部および挿入支持部の形
状、リブおよび切欠きの形状、補強部材の形状および材
質、固定ボルトのレッグ部への埋設形態等は適宜採用で
きる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に述べてきたように、本発明に
よれば、車体パネル上に取り付けられるルーフレールの
両端部を支持結合するレッグ部構造において、前記レッ
グ部はルーフレールの端部を支持する支持部と該支持部
の上方に形成されてルーフレールの端部に挿入される挿
入支持部とを備え、前記支持部の略直下に車体パネルと
の固定部を配置したので、ルーフレールから伝達された
荷重は、レッグ部との結合部を構成するルーフレールの
端部を支持する支持部を通じて、該支持部の略直下に位
置した固定ボルトにより車体パネル上に伝達されること
によって、レッグ部に何らの不都合なモーメントを発生
させることがない。したがって、ルーフレールを車体パ
ネルに固定するためのレッグ部を、耐荷重性能の高い高
価なエンジニアリングプラスチッックを用いて構成した
り、全荷重が集中する挿入係止部の径を大きくする必要
もないので、簡素な構造にて強度的にも優れ、安価なレ
ッグ部を提供することができる。
【0016】また、前述したように不都合なモーメント
の発生がないことにより、前記支持部の略直下に位置し
た固定ボルトから所定の距離を隔てて配置されたもう一
つの固定ボルトについても、浮き上がったりする力が発
生することもなく、回止め機能を充足すれば足りるの
で、高い強度を必要とせず、レッグ部の設計についても
自由度を大きく増大させることが可能になる。そして、
前記ルーフレールの端部は下面より上面の方を長くした
傾斜面に形成したので、ルーフレールに作用した荷重を
該ルーフレールの端部斜面が形成する比較的広い四角形
断面にて受けて、面圧が低い状態にて前部レッグ部に転
嫁することができるので、レッグ部における支持部や挿
入支持部に掛かる荷重の負担を分担させて、レッグ部に
おける接触部を傷める虞れが少ない。
【0017】さらに、前記支持部と挿入支持部レールと
の間にこれらを連結するごとくリブを設けるとともに、
前記ルーフーレールの端部には前記リブに係合する切欠
きを設けたことにより、前記リブが支持部と挿入支持部
との間を補強して、結合されたルーフレールの端部との
支持結合をより強度の高い確実なものとし、さらに前記
リブを受け入れて係合する切欠きをルーフレールの端部
の下面に設けたので、ルーフレールが横方向に盲動する
虞れがない。
【0018】さらにまた、前記レッグ部は樹脂により一
体成形されるとともに、前記挿入支持部および支持部な
らびに車体パネルとの固定部の各部を補強する補強部材
が埋設されたことにより、ルーフレールとレッグ部とが
離れる上下方向の力は無論のこと、左右方向の力に対し
ても効果的な高い補強強度を確保できる上、ルーフレー
ルからの荷重をこれらの補強部材を介して車体側に伝え
られ、より強度の高いルーフレールの支持が可能とな
る。また、前記補強部材を前記リブ内にも突出して配置
すれば、ルーフレールの横方向への補強効果はより向上
する。このように、本発明によれば、荷重によるモーメ
ントの発生の虞れがない、簡素な構造で強度的にも無理
がなく、回止め機能も損なうことのないルーフレールの
レッグ部構造が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のルーフレールのレッグ部構造の第1実
施の形態を示すもので、図1(A)は両端部がレッグ部
により支持されたルーフレールが車体パネル上に取り付
けられた状態の斜視図、図1(B)は図1(A)のA断
面図せある。
【図2】図1(A)のB断面図である。
【図3】図1(A)のC矢視平面図である
【図4】本発明のルーフレールのレッグ部構造の第2実
施の形態を示すもので、図4(A)はレッグ部の斜視
図、図4(B)はルーフレールの端部がレッグ部に支持
結合された状態の断面図である。
【図5】その斜視分解図と図4(B)のD断面図であ
る。
【図6】図4(B)のD断面と同じ断面で補強部材を明
示した図である。
【図7】一般的なルーフレールのレッグ部構造図であ
る。
【図8】従来のルーフレールのレッグ部構造図である。
【符号の説明】
1 ルーフレール 1A 上面 1B 下面 2 前部レッグ部 3 後部レッグ部 4 センターレッグ部 5 ルーフパネル 6 支持部 7 挿入支持部 8 固定部 9 第1固定ボルト 10 第2固定ボルト 11 補強部材 11A 挿入支持部補強部 11B 支持部補強部 11C 車体パネルとの固定部補強部 12 車体パネル 13 固定ナット 14 リブ 15 切欠き

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネル上に取り付けられるルーフレ
    ールの両端部を支持結合するレッグ部構造において、前
    記レッグ部はルーフレールの端部を支持する支持部と該
    支持部の上方に形成されてルーフレールの端部に挿入さ
    れる挿入支持部とを備え、前記支持部の略直下に車体パ
    ネルとの固定部を配置したことを特徴とするルーフレー
    ルのレッグ部取付構造。
  2. 【請求項2】 前記ルーフレールの端部は下面より上面
    側を長くした傾斜面に形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載のルーフレールのレッグ部構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部と挿入支持部との間にこれら
    を連結するごとくリブを設けるとともに、前記ルーフー
    レールの端部には前記リブに係合する切欠きを設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のルーフレール
    のレッグ部構造。
  4. 【請求項4】 前記レッグ部は樹脂により一体成形され
    るとともに、前記挿入支持部および支持部ならびに車体
    パネルとの固定部の各部を補強する補強部材が埋設され
    たことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    のルーフレールのレッグ部取付構造。
  5. 【請求項5】 前記補強部材は前記リブ内にも突出して
    配置されたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かに記載のルーフレールのレッグ部構造。
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