JPH11349030A - 正倒立注出容器及びこれを用いた液剤製品 - Google Patents

正倒立注出容器及びこれを用いた液剤製品

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JPH11349030A
JPH11349030A JP10153351A JP15335198A JPH11349030A JP H11349030 A JPH11349030 A JP H11349030A JP 10153351 A JP10153351 A JP 10153351A JP 15335198 A JP15335198 A JP 15335198A JP H11349030 A JPH11349030 A JP H11349030A
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JP
Japan
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container
outside air
liquid
air introduction
inverted
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JP10153351A
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English (en)
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Norihiro Tsujii
宣博 辻井
Masahiko Yamamoto
昌彦 山本
Hiroyasu Kato
啓育 加藤
Shigeru Hayakawa
早川  茂
Tatsuo Tsubaki
辰男 椿
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Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Lion Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0059Components or details allowing operation in any orientation, e.g. for discharge in inverted position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
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    • B05B11/0037Containers
    • B05B11/0039Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means
    • B05B11/0044Containers associated with means for compensating the pressure difference between the ambient pressure and the pressure inside the container, e.g. pressure relief means compensating underpressure by ingress of atmospheric air into the container, i.e. with venting means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正立時にも倒立時にも液剤を注出できる正倒
立注出容器であって、倒立使用時にも液漏れを起こすこ
となく液剤注出時の減圧による容器の変形が防止できる
ようにする。 【解決手段】 容器に、0.02mm2 〜1.2mm2 の範
囲内の断面積を有する外気導入路111からなる減圧調
整機構11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正立時にも倒立時
にも注出可能な容器、及びこの容器に液剤が充填された
液剤製品に関するものであり、特に液剤が注出されて容
器内が減圧になったとき、倒立使用時にも液漏れを起こ
さずに減圧を調整し、容器本体の変形を防止することが
できる容器及び液剤製品に関する。
【0002】
【従来の技術】液体化粧料、各種液体洗剤、シャンプ
ー、リンス、各種仕上液、防カビ・消毒液、漂白液など
の液剤は、適量注出して使用するために、容器の頂部開
口に注出ポンプ機構を備えた分注ヘッドを装着した注出
容器に充填され市販されている。この分注ヘッドの形式
としては、トリガーレバーを引くことによって注出ポン
プ機構を作動し噴射または噴霧することができるトリガ
ー式分注ヘッドや、注出ポンプ機構が手押しによる上下
動で作動する手押しポンプ式分注ヘッドなどが一般的で
ある。
【0003】これらの液剤製品に用いられる注出容器
は、従来は正立使用が前提とされていたが、最近になっ
て、倒立時にも使用できる容器が求められるようにな
り、正立倒立いずれの場合にも注出できるようにした分
注機構が各種提案されている。これらの倒立使用を可能
とする分注機構は何れも、正立使用時には容器本体の底
部まで延びる吸液チューブの先端から注出ポンプ機構の
吸引力によって容器内液剤を吸い上げ、倒立使用時には
自動的に送液路を容器頂部付近の開口に切替えるように
なっている。
【0004】ところで液剤注出容器は一般に、液剤を注
出すると内部が減圧状態となり、容器本体が可撓性のプ
ラスチック製であるので凹み変形する。そこで、分注の
都度、注出した液量に相当する外気を容器内に導入して
内圧を調整する必要がある。このため液剤注出容器の頂
部には、容器内部が減圧状態になったときに外気を導入
して内外気圧を均衡させるための外気吸入口が設けられ
ている。しかしこの外気吸入口は、倒立使用時には液面
下となるため、正倒立注出容器では倒立使用時に液漏れ
を起こし、使用することができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めに、外気吸入口の内側に弁体とこの弁体を上向きに付
勢するバネとこのバネを支える台座とからなる逆止弁を
取付ける方法が提案されている。この逆止弁は、例えば
トリガーレバーが引かれて液剤が容器から注出され、容
器内が減圧状態となったときにのみ開いて外気を吸入す
るので液漏れは防止できるが、一定の減圧状態になるま
では作動しないので容器の変形を完全には防ぎきれない
上に、分注ヘッドの構造がきわめて複雑で、余分な部品
も必要となるので製造コストが嵩み、安価な液剤製品の
正倒立注出容器に適用するには問題があった。本発明
は、上記の課題を解決するためになされたものであっ
て、従ってその目的は、極めて簡単かつ安価な機構によ
り、正立時にも倒立時にも液漏れを起こさずに減圧を調
整することができる容器入り液剤製品を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに本発明は、正立時にも倒立時にも液剤を注出でき、
かつ液剤を注出した後の容器内の減圧を調整する減圧調
整機構を有する正倒立注出容器であって、前記の減圧調
整機構が、0.02mm2 〜1.2mm2 の範囲内の断面積
を有する少なくとも1つの外気導入路からなる正倒立注
出容器を提供する。前記の減圧調整機構は、2つ以上の
直列に連結した前記外気導入路と、その間に介在した緩
衝空室とからなることが好ましい。また前記の外気導入
路の長さは、0.3mm以上であることが好ましい。本発
明は更に、前記の何れかに記載された正倒立注出容器に
液剤が充填され、前記外気導入路の少なくとも1つの長
さが1.0mm以上であり、かつ容器内部に25℃におい
て1cp〜100cpの粘度を有する液剤が充填されてなる
液剤製品を提供する。前記において、外気導入路の最小
断面積は0.07mm2 〜1.0mm2の範囲内であること
が好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
により図面を用いて説明する。 (実施例1)図1(a)(b)は、減圧調整機構をトリ
ガー式分注ヘッド(以下単に「分注ヘッド」と記す)1
に組込んだ正倒立注出容器入り液剤製品の一実施例を示
している。図1(a)は正立状態、図1(b)は倒立状
態を示す。図1(a)において、下部のみを示す分注ヘ
ッド1は、概略、減圧調整機構11、正倒立切替弁機構
12、及びトリガーポンプ機構13からなっている。こ
の分注ヘッド1は回転キャップ14で容器本体の頸部1
5に螺合により装着されてている。
【0008】前記の分注ヘッド1における減圧調整機構
11は、正倒立切替弁機構12の上部に形成された空室
113の天部外壁115に形成され、外気を容器内に吸
入する外気導入路111からなっている。この外気導入
路111は、断面積が0.02mm2 〜1.2mm2 の範囲
内とされている。またこの外気導入路111の長さは、
好ましくは0.3mm以上、更に好ましくは1mm以上とさ
れる。外気導入路111から容器内に導入された外気
は、空室113の底部に形成された通気路114を通っ
て容器内の気相Gに合流される。
【0009】正倒立切替弁機構12は概略、正立ボール
弁機構121と倒立ボール弁機構122とからなる。正
立時にはトリガーポンプ機構13の作動によって容器底
部に通じる吸液チューブ123から液剤Lが吸上げら
れ、正立ボール弁機構121及び送液管131を順次に
通ってトリガーポンプ機構13の図示しないポンプに充
填されるようになっている。このとき、容器内の気相G
に露出している倒立ボール弁機構122は閉じられてい
るので、気相Gが送液管131を通ってトリガーポンプ
機構13に吸入されることはない。
【0010】正立時にトリガーポンプ機構13の作動に
よって液剤Lが注出されると、その容積分だけ気相Gは
減圧になる。しかし、外気が外気導入路111、空室1
13、及び通気路114を通って容器内に補給されるの
で、容器内の減圧は直ちに調整され、減圧に起因する容
器の変形が防止される。
【0011】次に倒立状態でトリガーポンプ機構13を
作動させると、図1(b)に示すように、正倒立切替弁
機構12の倒立ボール弁機構122は、液剤L中に浸漬
されると共にボールが落下することにより開放されるの
で、液剤Lが開口124から吸入され、倒立ボール弁機
構122及び送液管131を順次に通ってトリガーポン
プ機構13のポンプに充填される。このとき、吸液チュ
ーブ123の先端は気相Gに突出することになるが、正
立ボール弁機構121がボールが落下することにより閉
じられているので、気相Gが吸液チューブ123からト
リガーポンプ機構13に吸入されることはない。
【0012】倒立時にトリガーポンプ機構13の作動に
よって液剤Lが注出されると、それに伴って容器内の気
相Gは減圧になる。しかしこの減圧によって、外気が外
気導入路111、空室113、及び通気路114を通っ
て吸入され、気泡となって液剤L中を上昇し気相Gと合
流するので、容器内の減圧は直ちに調整され、減圧に起
因する容器の変形が防止される。このとき、空室113
の一部又は全部が液剤Lで充たされても、結果は同様で
ある。
【0013】倒立状態で気相Gの減圧が解消されたと
き、外気導入路111は液面下にあるので、液剤Lが逆
流して漏出する可能性がある。しかし本発明の容器で
は、外気導入路111の断面積が0.02mm2 〜1.2
mm2 の範囲内とされ、好ましくは長さが0.3mm以上、
更に好ましくは1mm以上とされているので、細孔の流通
抵抗によって、容器内部の液剤が外気導入路111内を
逆流して漏出し難くなる。特に液剤の粘度が25℃にお
いて1cp〜100cpの範囲内であれば漏出防止の効果は
大きい。すなわち、この減圧調整機構11は、きわめて
簡単な機構でありながら、細孔を通る気体と液剤の流通
抵抗の差を利用し、気体のみを通過させ液剤の漏出を阻
止することができる。
【0014】アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、又は両性界面活性剤を0〜3
0重量%含有し、粘度が1cp〜100cp(25℃)であ
るような各種液剤を液剤として実験した結果、外気導入
路111の断面積が0.02mm 2 〜1.2mm2 の範囲を
越える場合は流通抵抗が過大又は不足となり好適な減圧
調整機能が得難いことがわかった。また外気導入路11
1の長さは、0.3mm未満になると、特に低粘度の液剤
の場合に十分な流通抵抗が得られなくなることがある。
【0015】前記の観点から、粘度が1cp〜100cp
(25℃)の範囲内の液剤を充填する場合は、外気導入
路111の長さを1mm以上とすることがより好ましく、
また外気導入路111の最小断面積を0.07mm2
1.0mm2 の範囲内とすることが好ましい。特に外気導
入路111の長さを1mm以上とし、かつその断面積を
0.07mm2 〜1.0mm2 の範囲内とすることがより好
ましい。
【0016】(実施例2)図2は、減圧調整機構21を
トリガー式分注ヘッド(以下単に「分注ヘッド」と記
す)2に組込んだ正倒立注出容器の他の一実施例を示し
ている。図2は正立状態を示す。以下の説明において、
図1(a)(b)を用いて説明した構成要素と共通のも
のは同一番号を付してその説明を省略または簡略化す
る。図2において、一部のみを示す分注ヘッド2は、概
略、減圧調整機構21、正倒立切替弁機構12、及びト
リガーポンプ機構13からなっている。
【0017】前記の減圧調整機構21は、2つの外気導
入路211,212が直列に連結し、その間に緩衝空室
213が介在してなっている。一方の外気導入路211
は、正倒立切替弁機構12の上部に形成された緩衝空室
213の頂部外壁に形成され、外気を容器内に吸入する
第一の外気導入路となっている。他方の外気導入路21
2は、トリガーポンプ機構13を含む成形ブロックと送
液管131を形成する成形ブロックとの間隙に第二の外
気導入路として形成されている。そしてこの第一及び第
二の外気導入路211,212は何れもその開口断面積
が0.02mm2〜1.2mm2 の範囲内とされ、第一の外
気導入路211は長さが1.0mm以上、第二の外気導入
路212は長さが0.3mm以上とされている。
【0018】実施例2においては、容器の減圧によって
第一の外気導入路211から容器内に導入された外気
は、一旦、緩衝空室213に導入され、次いでトリガー
ポンプ機構13への送液管131の周囲に形成された環
状通気路214を通り、更に、トリガーポンプ機構13
を含む成形ブロックと送液管131を形成する成形ブロ
ックとの間に形成された溝215を経由した後に第二の
外気導入路212を通過して容器内の気相Gに合流する
ようになっている。
【0019】正立時にトリガーポンプ機構13の作動に
よって液剤Lが注出されると、それに伴って容器内の気
相Gは減圧になる。しかし、外気が第一の外気導入路2
11、緩衝空室213、及び第二の外気導入路212を
通って容器内に補給されるので、容器内の減圧は直ちに
調整され、減圧に起因する容器の変形が防止される。
【0020】次に倒立状態でトリガーポンプ機構13を
作動させると、正倒立切替弁機構12の倒立ボール弁機
構122は液剤L中に浸漬されると共にボールが落下す
ることにより開放されるので、液剤Lが開口124から
吸入され、倒立ボール弁機構122及び送液管131を
順次に通ってトリガーポンプ機構13のポンプに充填さ
れる。このとき正立ボール弁機構121は閉じているの
で、これを通って気相Gがトリガーポンプ機構13に吸
入されることはない。
【0021】倒立時にトリガーポンプ機構13の作動に
よって液剤Lが注出されると、それに伴って容器内の気
相Gは減圧になる。しかしこの減圧によって、外気が正
立時と同様な経路で吸入され、第二の外気導入路212
から気泡となって液剤L中を上昇し気相Gと合流するの
で、容器内の減圧は直ちに調整され、減圧に起因する容
器の変形が防止される。
【0022】倒立状態で気相Gの減圧が解消されたと
き、第一の外気導入路211と第二の外気導入路212
は何れも液面下にあるので、液剤Lが逆流して漏出する
可能性がある。しかしこの実施例では倒立状態で使用し
た際に、それぞれ断面積が0.02mm2 〜1.2mm2
範囲内とされた第一及び第二の外気導入路211,21
2が直列に設けられていると共に、その間に緩衝空室2
13が介在しているので、何らかの理由で容器内の気相
Gの圧力が上昇し、液剤が第二の外気導入路212を通
って緩衝空室213に入ったとしても液漏れには至ら
ず、ここに溜まった液剤は次の正立使用で容器内部が減
圧になったとき、外気導入路211から緩衝空室213
に導入された空気と共に容器内に戻ることになる。
【0023】(実施例3)図3(a)(b)は、減圧調
整機構31をトリガー式分注ヘッド(以下単に「分注ヘ
ッド」と記す)3に組込んだ正倒立注出容器の更に他の
一実施例を示している。以下の説明において、図1
(a)(b)を用いて説明した構成要素と共通のものは
同一番号を付してその説明を省略または簡略化する。図
3(a)(b)において、一部のみを示す分注ヘッド3
は、概略、減圧調整機構31、正倒立切替弁機構12、
及びトリガーポンプ機構13からなっている。
【0024】減圧調整機構31は、2つの外気導入路3
11と312とが緩衝空室313を介在させて直列に連
結してなっている。一方の外気導入路311は、正倒立
切替弁機構12の上部に形成された緩衝空室313の頂
部外壁に形成され、外気を容器内に吸入する第一の外気
導入路を形成している。他方の外気導入路(第二の外気
導入路)312は、トリガーポンプ機構13を含む成形
ブロックと送液管131を形成する成形ブロックとの間
隙に形成された溝路からなっている。そしてこの第一及
び第二の外気導入路311,312は何れもその開口断
面積が0.02mm2 〜1.2mm2 の範囲内とされてい
る。また、第二の外気導入路312の長さは1mm以上と
されている。
【0025】実施例3においては、容器の減圧によって
第一の外気導入路311から容器内に導入された外気
は、一旦、緩衝空室313に導入され、次いで送液管1
31の周囲に形成された環状通気路314を経由した後
に第二の外気導入路312を通過し、容器内の気相Gに
合流するようになっている。
【0026】正立時にトリガーポンプ機構13の作動に
よって液剤Lが注出されると、それに伴って容器内の気
相Gは減圧になる。しかし、外気が外気導入路311、
緩衝空室313、環状通気路314、及び外気導入路3
12を通って容器内に補給されるので、容器内の減圧は
直ちに調整され、減圧に起因する容器の変形が防止され
る。
【0027】次に倒立状態でトリガーポンプ機構13を
作動させると、液剤Lは正倒立切替弁機構12の倒立ボ
ール弁機構122の側から吸入され、送液管131を通
ってトリガーポンプ機構13のポンプに充填される。
【0028】倒立時にトリガーポンプ機構13の作動に
よって液剤Lが注出されると、それに伴って容器内の気
相Gは減圧になる。この減圧によって、外気は正立時と
同様な経路で吸入され、気泡となって液剤L中を上昇し
気相Gと合流するので、容器内の減圧は直ちに調整さ
れ、減圧に起因する容器の変形が防止される。
【0029】倒立状態で気相Gの減圧が解消されたと
き、外気導入路311及び外気導入路312は共に液面
下にあるので、液剤Lが逆流して漏出する可能性があ
る。しかし外気導入路311,312の断面積が0.0
2mm2 〜1.2mm2 の範囲内とされ、その間に緩衝空室
313が介在している上に、特に第二の外気導入路31
2の長さが1mm以上と長くなっているので、液剤の粘度
が比較的低い場合であっても十分な流通抵抗が得られ、
液剤Lが外部に漏出することがない。また、実施例3の
構成では実施例2の場合に比べ、第二の外気導入路31
2の寸法精度を向上させることができるので、特性の揃
った正倒立注出容器を製造することができる。
【0030】(実施例4)図4は、実施例3に示した減
圧調整機構の一変形である。すなわちこの減圧調整機構
41は、外気を容器内に吸入する第一の外気導入路41
1と、この外気導入路411から吸入された外気を正立
時に容器内の気相Gとなる部位に導入する第二の外気導
入路412と、この第一及び第二の外気導入路411,
412の間に形成された緩衝空室413とを有してい
る。第二の外気導入路412の長さは1mm以上とされて
いる。
【0031】実施例4においては、正倒立切替弁機構の
倒立ボール弁機構122の頂部封止部材126が上部に
凹部を形成するように緩衝空室413に嵌挿され、その
側壁に縦溝が形成され、この縦溝とトリガーポンプ機構
13から送液管131を嵌挿固定するために垂下したス
リーブ133の外壁とが第二の外気導入路412を形成
している。
【0032】第一の外気導入路411から容器内に導入
された外気は、一旦、緩衝空室413に導入され、第二
の外気導入路412を通過し、次いでスリーブ133の
下端末に形成され送液管131を周回する環状通気路4
14を通って容器内の気相Gに合流するようになってい
る。
【0033】この実施例4における減圧調整機構41
は、実施例3の場合と同様に、正立時にも倒立時にも容
器内の減圧を調整でき、減圧に起因する容器の変形が防
止されると共に、倒立時に容器内圧が変動しても外気導
入路411から液剤が漏出することが効果的に防止され
る。
【0034】(実施例5)図5は、減圧調整機構51を
手押しポンプ式分注ヘッド(以下単に「分注ヘッド」と
記す)5に組込んだ例を示している。図5に示す正倒立
注出容器は、分注ヘッド5と容器本体とからなり、分注
ヘッド5の螺合キャップ54が容器本体の頸部55に螺
合されている。この分注ヘッド5は、減圧調整機構5
1、正倒立切替弁機構12、ポンプ機構53、手押し棒
56及び吐出機構57を有している。
【0035】このうち、正倒立切替弁機構12は実施例
1のものと同様である。ポンプ機構53は、上方に付勢
された手押し棒56が下方に押し込まれたときポンプ内
の液剤を吐出機構57から注出し、手押し棒56が上方
に戻されたとき容器本体から液剤を吸引してポンプ内に
充填するようになっている。
【0036】この減圧調整機構51は、二つの外気導入
路511と512とが緩衝空室513を介在させて直列
に連結してなっている。第一の外気導入路511は螺合
キャップ54の天部に開口し、ポンプ機構53の底部か
らカップ状に凹部を形成して螺合キャップ54の天部内
面に接触するまで延びるカップ部58の側壁内側と、螺
合キャップ54の天部内側からカップ部58の側壁内側
に嵌挿されかつカップ部58の底面に接触しないように
垂下するスカート59の外壁に形成された縦溝とによっ
て形成されている。
【0037】緩衝空室513は、カップ部58とスカー
ト59とによって囲まれた空室として形成されている。
第二の外気導入路512は、スカート59の外壁の、第
一の外気導入路512と対向する位置に形成された縦溝
と、カップ部58の側壁内側とによって形成され、この
第二の外気導入路512は、カップ部側壁の上部に開け
られた通気路515によって容器内部と通じている。第
一の外気導入路512と第二の外気導入路514とは何
れも、断面積が0.02mm2 〜1.2mm2 の範囲内、か
つ長さが1mm以上とされている。
【0038】図5に示すように容器が正立状態にあると
き、手押し棒56を手で押し込むと、ポンプ機構53は
その中の液剤を吐出機構57のノズルから注出する。手
を離すと手押し棒56は元の状態に復元し、液剤Lが器
底まで延びる吸液チューブ123から吸引され正倒立切
替弁機構12を経由してポンプ機構53に充填される。
このとき容器は減圧状態になるが、外気が第一の外気導
入路511から、緩衝空室513、第二の外気導入路5
12及び通気路515を通って容器本体に導入されるの
で直ちに減圧は解消され、容器の変形が防止される。
【0039】液剤注出容器を倒立した状態で手押し棒5
6を押し込むと、ポンプ機構53が液剤Lを吐出機構5
7のノズルから注出する。手を離すと手押し棒56が復
元し、液剤Lが正倒立切替弁機構12の倒立ボール弁機
構を通ってポンプ機構53に吸引充填される。このとき
容器内が減圧状態になるが、外気が第一の外気導入路5
11から緩衝空室513、第二の外気導入路512及び
通気路515を通って気泡となって液相L中を上昇し気
相Gに合流し、直ちに減圧は解消される。
【0040】倒立状態で気相Gの減圧が解消されたと
き、減圧調整機構51は液面下にあるので、液剤Lが逆
流して漏出する可能性がある。しかし第一及び第二の外
気導入路511,512が何れも、断面積が0.02mm
2 〜1.2mm2 の範囲内、かつ長さが0.3mm以上とさ
れているので、1cp〜100cpの範囲内の粘度を有する
液剤Lは、十分に大きい流通抵抗によって、外気導入路
512及び511の双方を通って漏出することができな
い。更に第一及び第二の外気導入路511,512の間
には、液剤が第二の外気導入路512を通過したとして
もこれを貯留する緩衝空室513が設けられているの
で、漏出防止効果は一層確実なものとなる。
【0041】本発明の液剤製品において、容器に充填さ
れる液剤は、液体化粧料、各種液体洗剤、シャンプー、
リンス、各種仕上液、防カビ・消毒液、及び漂白液から
なる群の何れかであることが好ましい。
【0042】次に、本発明の実施の形態を要約して列記
する。 (1)正立時にも倒立時にも液剤を注出でき、かつ液剤
を注出した後の容器内の減圧を調整する減圧調整機構を
有する正倒立注出容器であって、前記の減圧調整機構
が、0.02mm2 〜1.2mm2 の範囲内の断面積を有す
る少なくとも1つの外気導入路からなる正倒立注出容
器。 (2)前記(1)において、減圧調整機構が、2つ以上
の直列に連結した前記外気導入路と、その間に介在した
緩衝空室とからなる正倒立注出容器。 (3)前記(1)又は(2)において、外気導入路の長
さが、0.3mm以上である正倒立注出容器。 (4)前記(1)〜(3)において、前記の減圧調整機
構が、容器頂部に装着されて正立時にも倒立時にも液剤
を注出できるトリガー式分注ヘッド又は手押しポンプ式
分注ヘッドに組込まれた正倒立注出容器。 (5)前記(1)〜(4)の何れかに記載された正倒立
注出容器に液剤が充填され、前記外気導入路の少なくと
も1つの長さが1.0mm以上であり、かつ容器内部に2
5℃において1cp〜100cpの粘度を有する液剤が充填
されてなる液剤製品。 (6)前記(5)において、外気導入路の最小断面積
が、0.07mm2 〜1.0mm2 の範囲内である液剤製
品。 (7)前記(5)又は(6)において、前記の液剤が、
液体化粧料、各種液体洗剤、シャンプー、リンス、各種
仕上液、防カビ・消毒液、及び漂白液からなる群の何れ
かである液剤製品。
【0043】
【発明の効果】本発明の正倒立注出容器は、正倒立注出
容器の減圧調整機構が0.02mm2 〜1.2mm2 の範囲
内の断面積を有する外気導入路からなるものであるの
で、簡単かつ安価な機構でありながら、倒立使用時にも
液漏れを起こさずに減圧を調整し、容器の変形を防止す
ることができる。本発明の液剤製品は、外気導入路の少
なくとも1つの長さが1.0mm以上である前記正倒立注
出容器に、25℃において1cp〜100cpの粘度を有す
る液剤が充填されたものであるので、正立使用時にも倒
立使用時にも液漏れを起こすことなく、また容器内の減
圧によって変形を起こすこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)(b)は、本発明の一実施例を示す部
分断面図で(a)は正立状態、(b)は倒立状態を示
す。
【図2】 本発明の他の一実施例を示す部分断面図。
【図3】 (a)は、本発明の更に他の一実施例を示す
部分断面図、(b)は、その線X−Xで切った部分断面
図。
【図4】 本発明の更に他の一実施例を示す部分断面
図。
【図5】 本発明の更に他の一実施例を示す部分断面
図。
【符号の説明】
1:分注ヘッド 11:減圧調整機構 111:外気導入路 113:空室 114:通気路 115:天部外壁 12:正倒立切替弁機構 121:正立ボール弁機構 122:倒立ボール弁機構 123:吸液チューブ 124:開口 13:トリガーポンプ機構 131:送液管 14:回転キャップ 15:(容器本体)頸部 2:分注ヘッド 21:減圧調整機構 211:外気導入路 212:外気導入路 213:緩衝空室 214:環状通気路 215:溝 3:分注ヘッド 31:減圧調整機構 311:外気導入路 312:外気導入路 313:緩衝空室 314:環状通気路 41:減圧調整機構 411:外気導入路 412:外気導入路 413:緩衝空室 414:環状通気路 126:頂部封止部材 133:スリーブ 5:分注ヘッド 51:減圧調整機構 511:外気導入路 512:外気導入路 513:緩衝空室 515:通気路 53:ポンプ機構 54:螺合キャップ 55:(容器本体)頸部 56:手押し棒 57:吐出機構 58:カップ部 59:スカート L:液剤 G:気相
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 啓育 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 早川 茂 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内 (72)発明者 椿 辰男 東京都江東区大島3丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正立時にも倒立時にも液剤を注出でき、
    かつ液剤を注出した後の容器内の減圧を調整する減圧調
    整機構を有する正倒立注出容器であって、 前記の減圧調整機構が、0.02mm2 〜1.2mm2 の範
    囲内の断面積を有する少なくとも1つの外気導入路から
    なることを特徴とする正倒立注出容器。
  2. 【請求項2】 前記の減圧調整機構が、2つ以上の直列
    に連結した前記外気導入路と、その間に介在した緩衝空
    室とからなることを特徴とする請求項1に記載の正倒立
    注出容器。
  3. 【請求項3】 前記の外気導入路の長さが0.3mm以上
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    正倒立注出容器。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜請求項3の何れかに記載
    された正倒立注出容器に液剤が充填され、 前記外気導入路の少なくとも1つの長さが1.0mm以上
    であり、かつ容器内部に25℃において1cp〜100cp
    の粘度を有する液剤が充填されてなることを特徴とする
    液剤製品。
  5. 【請求項5】 前記外気導入路の最小断面積が0.07
    mm2 〜1.0mm2 の範囲内であることを特徴とする請求
    項4に記載の液剤製品。
JP10153351A 1998-06-02 1998-06-02 正倒立注出容器及びこれを用いた液剤製品 Withdrawn JPH11349030A (ja)

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Cited By (4)

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JP2008073643A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Key Tranding Co Ltd 液体塗布具
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