JPH11349477A - 経皮吸収貼付剤 - Google Patents

経皮吸収貼付剤

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JPH11349477A
JPH11349477A JP15764198A JP15764198A JPH11349477A JP H11349477 A JPH11349477 A JP H11349477A JP 15764198 A JP15764198 A JP 15764198A JP 15764198 A JP15764198 A JP 15764198A JP H11349477 A JPH11349477 A JP H11349477A
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JP
Japan
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meth
drug
acrylate
examples
transdermal patch
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Pending
Application number
JP15764198A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Yamamoto
達夫 山本
Hiroko Udagawa
弘子 宇田川
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】薬効の持続性に優れ、貼付中の痒みが生じない
血管拡張薬物を含有する経皮吸収貼付剤を提供する。 【解決手段】 基剤中に、血管拡張薬物0.1〜30重
量%及び鎮痒効果を有する物質0.1〜15重量%を含
有することを特徴とする経皮吸収貼付剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管拡張薬物を含
有する経皮吸収貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】血管拡張薬物は、狭心症に有効な薬物で
あり、硝酸イソソルビド、ニトログリセリンなどが知ら
れている。これらの薬物は、静脈注射により投与すると
一時的にかつ急激に血中濃度が上昇するが、その薬効は
極めて短時間しか持続せず、また、頭痛、めまい、起立
性低血圧などの副作用を引き起こす。そのため、血中濃
度を比較的長時間にわたり所定の値に保つ経皮吸収貼付
剤が望まれていた。このような経皮吸収貼付剤として
は、硝酸イソソルビドの貼付剤(特公平1−3737
5)、ニトログリセリン貼付剤(特公平7−11603
2)などが知られているが、これらの貼付剤は、薬物の
持続的投与に優れているものの、貼付部位での末梢血管
が拡張するため痒み誘導原因物質の血管外放出が生じ、
痒みが生じるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、薬効の持続性
に優れ、貼付中の痒みが生じない血管拡張薬物を含有す
る経皮吸収貼付剤を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の経皮吸収
貼付剤は、基剤中に、血管拡張薬物0.1〜30重量%
及び鎮痒効果を有する物質0.1〜15重量%を含有す
ることを特徴とする経皮吸収貼付剤である。
【0005】請求項2記載の経皮吸収貼付剤は、基剤
が、アクリル系ポリマー、ゴム系ポリマー、シリコン系
ポリマー、ウレタン系ポリマー及び親水性高分子より成
る群から選ばれた少なくとも1種以上からなることを特
徴とする請求項2記載の経皮吸収貼付剤である。
【0006】本発明で用いられる血管拡張薬物は、例え
ば、硝酸イソソルビド、ニトログリセリン、ジルチアゼ
ム、ベラパミル、四硝酸ペンタエリストール、ジピリダ
モール、ニフェジピン等が挙げられる。
【0007】上記血管拡張薬物の配合量は、少なすぎる
と充分な薬効が得られず、多すぎると体内への吸収量に
対して過剰量となり、薬物が無駄になるばかりでなく、
薬剤の物性に悪影響を与えることもあるので、基剤成分
により異なるが通常0.1〜30重量%の範囲が好まし
い。薬物は、基剤中に溶解していてもよいし、一部分散
した状態で配合されていてもよい。
【0008】本発明で用いられる鎮痒効果を有する物質
は、例えば、クロタミトン、アミノ安息香酸エチル等が
挙げられるが、添加剤として使用実績があるクロタミト
ンが好ましい。
【0009】上記鎮痒効果を有する物質の配合量は、少
なすぎると充分な痒み抑制効果が得られず、多すぎると
基剤の物性に悪影響を与えるので、基剤成分により異な
るが、通常0.1〜15重量%の範囲が良く、より好ま
しくは、3〜12重量%の範囲である。
【0010】本発明で用いられる基剤は、上記血管拡張
薬物を安定に保持し、皮膚に投与した際に血管拡張薬物
を体内に吸収させ得るもので、良好な貼付性を持つもの
であれば特に制限はない。例えば、従来より非含水系又
は含水系のプラスター剤、テープ剤、パッチ剤、パップ
剤等の基剤として用いられているものが使用できる。具
体例としては、アクリル系ポリマー、ゴム系ポリマー、
シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー及び親水性高
分子より選ばれる主成分に、必要に応じて架橋剤、可塑
剤、安定剤、水、pH調節剤, 充填剤等が添加されたも
のが挙げられる。
【0011】上記アクリル系ポリマーとしては、(メ
タ)アクリル酸エステルを主体とする粘着剤が好まし
く、(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能な官能性
モノマー及び/又は多官能性モノマーとの共重合体であ
ってもよい。
【0012】上記(メタ)アクリル酸エステルとして
は、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、
(メタ)アクリル酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、
(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステ
アリル、(メタ)アクリル酸トリメチルヘキシル、(メ
タ)アクリル酸イソデシル等が挙げられる。
【0013】上記官能性モノマーとしては、例えば、水
酸基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノマ
ー、アミド基を有するモノマー、アミノ基を有するモノ
マー、窒素含有複素環を有するモノマー等が挙げられ
る。具体的には、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸、アクリルアミド、エトキ
シメチルアクリルアミドジアセトンアクリルアミド、ア
クリル酸ジメチルアミノエチル、ビニルピロリドン、ビ
ニルイミダゾール等が挙げられる。
【0014】上記多官能性モノマーとしては、例えば、
(メタ)アクリル酸とヘキサメチレングリコール等のポ
リメチレングリコール類、ポリエチレングリコール等の
ポリアルキレングリコール類、その他グリセリン、ペン
タエリスリトール等と反応させて得られるジ(メタ)ア
クリレート、トリ(メタ)アクリレート、テトラ(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0015】上記ゴム系ポリマーとしては、例えば、天
然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソブチレ
ン、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−オレフィン−スチレンブロック共重合体
等が挙げられる。これらには一般に、ロジン、水添ロジ
ン、ロジンエステル、テルペン樹脂、テルペンフェノー
ル樹脂、石油系樹脂、クマロン樹脂、クマロン−インデ
ン樹脂等の粘着付与樹脂が添加される。
【0016】上記シリコン系ポリマーとしては、例え
ば、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン
等が挙げられる。
【0017】上記ウレタン系ポリマーとしては、従来か
ら経皮吸収貼付剤用の粘着剤に用いられてきたウレタン
系粘着剤のいずれをも使用可能であり、特に限定されな
い。
【0018】上記親水性高分子としては、例えば、ポリ
ビニルピロリドン、架橋型ポリビニルピロリドン、ポリ
アクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、ゼラチン、メチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルエーテル、デンプン、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレングリコール、デキストラン等
が挙げられる。
【0019】上記架橋剤としては、例えば、水酸化アル
ミニウム、水酸化カルシウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、イソシアネート類、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、
尿素樹脂、アンモニウム類等が挙げられる。
【0020】上記可塑剤としては、例えば、流動パラフ
ィン等の炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、モノラ
ウリン酸グリセリン、セバシン酸ジエチル等の脂肪酸と
1価または多価のアルコールのエステル、オレイン酸、
ラウリン酸等の高級脂肪酸、オクチルドデカノール、ミ
リスチルアルコール等の高級アルコール、その他ラノリ
ン、オリーブ油、ヤシ油等の天然物由来の油脂等が挙げ
られる。上記可塑剤の含有量は、少なすぎると薬効が現
れず、多すぎると貼付性を悪くする場合があるので、基
剤や薬物との組み合わせで異なるが、通常基剤中1〜5
0重量%の範囲が好ましい。
【0021】上記安定化剤は、薬物や他の成分の酸化・
分解を抑え、貼付剤の経時変化を防ぐために用いるもの
で、例えば、ブチルヒドロキシトルエン、ソルビン酸等
の酸化防止剤、その他シクロデキストリン、エチレンジ
アミン四酢酸等が挙げられる。
【0022】上記充填剤は、基剤の貼付性の調節及び基
剤中の薬物の均一分散・保持のために用いるもので、例
えば、炭酸カルシウム、酸化チタン、乳糖、結晶セルロ
ース、無水ケイ酸等が挙げられる。
【0023】本発明の経皮吸収貼付剤としては、例え
ば、支持体の片面に、基剤、血管拡張薬物及び鎮痒効果
を有する物質からなる薬物含有粘着基剤層を設け、その
上を剥離紙で保護したもの等が挙げられる。また、上記
薬物含有粘着基剤層の代わりに薬物を含有するリザーバ
層とし、該リザーバ層の該支持体とは反対の面に粘着剤
層を設けたものであってもよい。上記粘着剤層は、例え
ば、上記アクリル系ポリマー、ゴム系ポリマー、シリコ
ン系ポリマー、ウレタン系ポリマー等からなるものが挙
げられる。
【0024】上記リザーバ層は、皮膚への粘着性は必要
とされず、血管拡張薬物を安定に保持し、血管拡張薬物
を必要な速度で放出しうるものであればよい。
【0025】上記リザーバ層には、(メタ)アクリル
酸、(メタ)アクリル酸エステル、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン等のポリマー、乳糖、セルロ
ース類、油脂、アルコール類等が適宜用いられ、必要に
応じて乳化剤、溶解剤、可塑剤、安定剤、水、pH調節
剤、充填剤等が添加される。また、リザーバ層と粘着剤
層の間に薬物の通過できる放出制御膜があってもよい。
【0026】本発明の支持体は、貼付面の反対側を保護
するものであり、特に限定されないが、通常、フィル
ム、不織布、織布、発泡体、アルミ箔等の単層もしくは
積層体が用いられる。
【0027】上記フィルムとしては、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
メチル共重合体、ポリウレタン、ナイロン、スチレン−
イソプレン−スチレン共重合体等が挙げられる。
【0028】上記不織布及び織布としては、例えば、ポ
リエステル、ポリオレフィン、レーヨン、綿、アクリ
ル、ナイロン等からなる繊維を用いて形成されたものが
挙げられる。
【0029】上記発泡体としては、例えば、ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、
ポリエチレンオキサイド等のポリオレフィン系、スチレ
ン−ブタジエン共重合体等のゴム系のも等が挙げられ
る。
【0030】上記支持体の単体もしくは積層体の厚さ
は、薄すぎると貼付剤の強度不足とともに、貼りにくく
しわができやすくなり、厚すぎると皮膚に貼ったときに
違和感が大きく、また衣服などにひっかかって剥がれや
すくなるので、通常20〜3000μmの範囲が好まし
い。
【0031】上記支持体は、その一部あるいは全部につ
いて必要に応じて穴をあけたり、エンボスやポイントシ
ール等の凹凸を施す等の加工もできる。これによって、
通気性を高めたり、皮膚への追従性を良くしたり、強度
を増す効果が得られる。
【0032】本発明の剥離紙は、薬物含有粘着基剤層あ
るいは粘着剤層を保護するものであれば特に限定されな
いが、通常、フィルム、紙等の単層もしくは積層体の表
面に離型処理を施したものが用いられる。上記フィルム
としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン等が挙げられる。上記紙においては、ポバー
ル等の樹脂を含浸させたものも用いることができる。
【0033】本発明の貼付剤の製法は、基剤や構成によ
って異なるが、例えば、薬物含有粘着基剤層、支持体、
剥離紙からなる構成の場合、ホットメルト法、溶液法等
の常法を用いることができる。例えば、アクリル系ポリ
マーに薬物及び必要な添加剤と、酢酸エチル、エタノー
ル等の適当な溶媒を加え、均一になるまで攪拌混合す
る。この液を離型処理したポリエチレンテレフタレート
フィルム等に均一な厚みになるように塗布し、溶媒を乾
燥させた後に支持体をラミネートする。このシートを、
必要な大きさにカットし、貼付剤とすることができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるも
のではない。
【0035】実施例1 (アクリル粘着剤の調製)アクリル酸−2−エチルヘキ
シルを65モル%(302.0g)、ビニルピロリドン
を35モル%(98.0g)、ヘキサメチレングリコー
ルメタクリレート0.02重量%(40.0mg)をセ
パラブルフラスコに入れ、酢酸エチル70. 6gを加え
て初期モノマー濃度を85重量%とした。この溶液を窒
素雰囲気下65℃に加熱し、重合開始剤である過酸化ラ
ウロイルのシクロヘキサン・酢酸エチル溶液を逐次分割
添加し、32時間重合した。重合終了後、酢酸エチルを
更に加えて均一に混合した後取り出し、アクリル粘着剤
の酢酸エチル溶液(不揮発分35.76%)を得た。
【0036】(投与サンプルの調製)硝酸イソソルビド
15g,クロタミトン10gをアクリル粘着剤の酢酸エ
チル溶液209.7gに加えて均一になるまで混合し塗
工液を調製した。この塗工液を、硝酸イソソルビド含量
が単位面積当たり1.5mg/cmになるよう剥離
処理を施したポリエステルフィルム上に均一に塗工し、
60℃で30分乾燥させた。これに支持体としてポリエ
チレンテレフタレートとエチレン−酢酸ビニル共重合体
のラミネートフィルムを張り合わせ、テープ剤とした。
【0037】比較例1 硝酸イソソルビド15gを実施例1のアクリル粘着剤の
酢酸エチル溶液237.7gに加えて均一になるまで混
合し塗工液を調製した。この塗工液を、硝酸イソソルビ
ド含量が単位面積当たり1.5mg/cmになるよ
う剥離処理を施したポリエステルフィルム上に均一に塗
工し、60℃で30分乾燥させた。これに支持体として
ポリエチレンテレフタレートとエチレン−酢酸ビニル共
重合体のラミネートフィルムを張り合わせ、テープ剤と
した。
【0038】性能評価 (かゆみ評価)健常人の腕に実施例1又は比較例1の貼
付剤を貼付して、30分後に痒みの評価をした。結果を
表1に示した。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の経皮吸収
貼付剤は、基剤中に、血管拡張薬物と鎮痒効果を有する
物質を含有する経皮吸収貼付剤であるので、薬効の持続
性に優れ、貼付中の痒みが生じない効果を奏する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基剤中に、血管拡張薬物0.1〜30重
    量%及び鎮痒効果を有する物質0.1〜15重量%を含
    有することを特徴とする経皮吸収貼付剤。
  2. 【請求項2】 基剤が、アクリル系ポリマー、ゴム系ポ
    リマー、シリコン系ポリマー、ウレタン系ポリマー及び
    親水性高分子より成る群から選ばれた少なくとも1種以
    上であることを特徴とする請求項1記載の経皮吸収貼付
    剤。
JP15764198A 1998-06-05 1998-06-05 経皮吸収貼付剤 Pending JPH11349477A (ja)

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