JPH11350350A - ポリエステル繊維布帛の模様付与方法 - Google Patents
ポリエステル繊維布帛の模様付与方法Info
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- JPH11350350A JPH11350350A JP15293598A JP15293598A JPH11350350A JP H11350350 A JPH11350350 A JP H11350350A JP 15293598 A JP15293598 A JP 15293598A JP 15293598 A JP15293598 A JP 15293598A JP H11350350 A JPH11350350 A JP H11350350A
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- polyester fiber
- fiber cloth
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、従来の染色方法では得ることがで
きなかった微細な線による模様の付与が可能になるポリ
エステル繊維布帛の模様付与方法を提案するものであ
る。 【解決手段】 ポリエステル繊維からなる布帛をフクシ
ン塩素塩を含有する処理液に予め浸漬した後、160〜
260nmの波長を有する紫外線パルスレーザー光を照
射するポリエステル繊維布帛の模様付与方法である。
きなかった微細な線による模様の付与が可能になるポリ
エステル繊維布帛の模様付与方法を提案するものであ
る。 【解決手段】 ポリエステル繊維からなる布帛をフクシ
ン塩素塩を含有する処理液に予め浸漬した後、160〜
260nmの波長を有する紫外線パルスレーザー光を照
射するポリエステル繊維布帛の模様付与方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル繊維
からなる布帛に模様を付与する方法に関し、さらに詳し
くは、微細な線による模様の付与が可能であるポリエス
テル繊維布帛の模様を付与する方法に関する。
からなる布帛に模様を付与する方法に関し、さらに詳し
くは、微細な線による模様の付与が可能であるポリエス
テル繊維布帛の模様を付与する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、染色等により布帛に模様を付
与する方法としては、捺染プリントによる方法が用いら
れてきた。これらの捺染プリントには、スクリーン捺染
やローラー捺染等があるが、これらはいずれも染料や顔
料を含む捺染糊を使用するために、付与される模様の線
は、ある程度の太さが必要であった。
与する方法としては、捺染プリントによる方法が用いら
れてきた。これらの捺染プリントには、スクリーン捺染
やローラー捺染等があるが、これらはいずれも染料や顔
料を含む捺染糊を使用するために、付与される模様の線
は、ある程度の太さが必要であった。
【0003】すなわち、捺染プリントに使用する該捺染
糊剤は、その粘度を高くすると糊剤の布帛表面への「ノ
リ」が悪くなり、きれいな線の模様を形成することがで
きないので、捺染糊の粘度をある程度下げて布帛表面の
糊剤の「ノリ」を良くすることが必要であった。このよ
うに捺染糊の粘度を下げると捺染糊剤は布帛表面で拡散
し、模様を形成する線の太さを細くするには限界があ
り、一定太さ以下の細い線を形成することは極めて困難
であった。また、捺染ローラーの模様の線を細くしすぎ
ると捺染糊をローラの上に均等に保持することができ
ず、やはりきれいな模様の線を形成することができなか
った。
糊剤は、その粘度を高くすると糊剤の布帛表面への「ノ
リ」が悪くなり、きれいな線の模様を形成することがで
きないので、捺染糊の粘度をある程度下げて布帛表面の
糊剤の「ノリ」を良くすることが必要であった。このよ
うに捺染糊の粘度を下げると捺染糊剤は布帛表面で拡散
し、模様を形成する線の太さを細くするには限界があ
り、一定太さ以下の細い線を形成することは極めて困難
であった。また、捺染ローラーの模様の線を細くしすぎ
ると捺染糊をローラの上に均等に保持することができ
ず、やはりきれいな模様の線を形成することができなか
った。
【0004】さらに、最近ではコンピュターと連動させ
てインクジェット法などにより、直接布帛に模様を付与
する方法も実用化されている。これらの方法は、顔料な
どを直接布帛に塗布するものであり、ジェットにより吐
出する顔料を含む液は、一定の太さを有するものであ
り、例えば、線間隔が0.1mm以下というような微細
な線により形成される模様の付与はできない問題点を有
している。
てインクジェット法などにより、直接布帛に模様を付与
する方法も実用化されている。これらの方法は、顔料な
どを直接布帛に塗布するものであり、ジェットにより吐
出する顔料を含む液は、一定の太さを有するものであ
り、例えば、線間隔が0.1mm以下というような微細
な線により形成される模様の付与はできない問題点を有
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な問題点を解消し、物理エネルギー付与による繊維布帛
の表面にある化学物質の改質を利用して、微細な線によ
る模様の付与を可能にする方法を提案するものである。
な問題点を解消し、物理エネルギー付与による繊維布帛
の表面にある化学物質の改質を利用して、微細な線によ
る模様の付与を可能にする方法を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリエステル
繊維布帛に吸収波長を有する光源を選択し、予め該布帛
に特定成分を含有する液状物を含浸させた後、該光源の
所定のエネルギーによるパルスを照射して、布帛表面の
照射部分に反応を起こさせて着色させて模様を付与しよ
うとするものであり、着色された部分は化学的にも安定
であり、堅牢性にも優れたものである。
繊維布帛に吸収波長を有する光源を選択し、予め該布帛
に特定成分を含有する液状物を含浸させた後、該光源の
所定のエネルギーによるパルスを照射して、布帛表面の
照射部分に反応を起こさせて着色させて模様を付与しよ
うとするものであり、着色された部分は化学的にも安定
であり、堅牢性にも優れたものである。
【0007】即ち、本発明は、ポリエステル繊維からな
る布帛をフクシン塩素塩を含有する処理液に予め浸漬し
た後、該湿潤状態の布帛に160〜260nmの範囲の
波長を有する紫外線パルスレーザー光を、該パルスエネ
ルギーとして30〜150mJ/cm2の範囲内で照射
することを特徴とするポリエステル繊維布帛の模様付与
方法にある。
る布帛をフクシン塩素塩を含有する処理液に予め浸漬し
た後、該湿潤状態の布帛に160〜260nmの範囲の
波長を有する紫外線パルスレーザー光を、該パルスエネ
ルギーとして30〜150mJ/cm2の範囲内で照射
することを特徴とするポリエステル繊維布帛の模様付与
方法にある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用する布帛は、ポリエステル繊維からなる必
要がある。すなわち、ポリエステル繊維に紫外線パルス
レーザーを照射すると繊維表層部にアルデヒド基が生成
すると考えられるが、本発明で使用するポリエステル繊
維の種類としては、該アルデヒド基を生成するものであ
れば特に制限されるものではない。
本発明に使用する布帛は、ポリエステル繊維からなる必
要がある。すなわち、ポリエステル繊維に紫外線パルス
レーザーを照射すると繊維表層部にアルデヒド基が生成
すると考えられるが、本発明で使用するポリエステル繊
維の種類としては、該アルデヒド基を生成するものであ
れば特に制限されるものではない。
【0009】従って、具体的に本発明で使用されるポリ
エステル繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテフタレート、ポリヘキサメチレンテレフ
タレート、ポリ−1,4−ジメチルシクロヘキサンテレ
フタレート、ポリエチレン(2,6−ナフタレート)、
又は、これらの共重合体エステルからなるポリマーによ
るポリエステル繊維が例示される。
エステル繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテフタレート、ポリヘキサメチレンテレフ
タレート、ポリ−1,4−ジメチルシクロヘキサンテレ
フタレート、ポリエチレン(2,6−ナフタレート)、
又は、これらの共重合体エステルからなるポリマーによ
るポリエステル繊維が例示される。
【0010】また、本発明に使用する布帛の形態は、織
物、編物、不織布等の従来から使用されているものが使
用可能であるが、繊細な線からなる模様を付与するに
は、平面のプレーンなものが好ましく使用され、織物で
あれば平織組織に織成したものが、又、編物であれば、
スムースやプレーンなトリコットに編成されたものが好
ましく使用される。さらに、場合によっては、それら布
帛の表面をよりプレーンにするためにカレンダー加工な
どの処理をした後に、模様を付与する処理を行ってもよ
い。
物、編物、不織布等の従来から使用されているものが使
用可能であるが、繊細な線からなる模様を付与するに
は、平面のプレーンなものが好ましく使用され、織物で
あれば平織組織に織成したものが、又、編物であれば、
スムースやプレーンなトリコットに編成されたものが好
ましく使用される。さらに、場合によっては、それら布
帛の表面をよりプレーンにするためにカレンダー加工な
どの処理をした後に、模様を付与する処理を行ってもよ
い。
【0011】次に、本発明に使用するフクシン塩素塩
は、水に溶解させ、これに亜硫酸を加えた後、長時間
(例えば、24時間)放置すると脱色され無色の液体と
なるが、この状態になったものを処理液として使用す
る。すなわち、前記のようなポリエステル繊維布帛を該
フクシン塩素塩を含有する処理液に浸漬して、処理液を
十分に含浸させた湿潤状態のままの布帛に紫外線パルス
レーザーを照射するものである。このように湿潤状態の
ままの布帛を使用することにより、紫外線パルスレーザ
ーにより生成したアルデヒド基とフクシン塩素塩とが反
応し発色するものである。
は、水に溶解させ、これに亜硫酸を加えた後、長時間
(例えば、24時間)放置すると脱色され無色の液体と
なるが、この状態になったものを処理液として使用す
る。すなわち、前記のようなポリエステル繊維布帛を該
フクシン塩素塩を含有する処理液に浸漬して、処理液を
十分に含浸させた湿潤状態のままの布帛に紫外線パルス
レーザーを照射するものである。このように湿潤状態の
ままの布帛を使用することにより、紫外線パルスレーザ
ーにより生成したアルデヒド基とフクシン塩素塩とが反
応し発色するものである。
【0012】本発明に使用するパルスレーザーは、16
0〜260nmの範囲の波長にピークを有する紫外線パ
ルスレーザーを使用するものである。この範囲外の波長
の光源では、アルデヒド基が生成せず、したがって、前
記フクシン塩素塩との反応がなく模様を得ることができ
ない。また、該紫外線パルスレーザーは、パルスエネル
ギーとして30〜150mJ/cm2の範囲で使用する
必要があり、該パルスエネルギーが30mJ/cm2未
満では、レーザーを照射しても発色が得られず、また、
該パルスエネルギーが150mJ/cm2を超える場合
には、発色部分が黄変し、模様の線が崩れシャープな模
様が得られないので好ましくない。
0〜260nmの範囲の波長にピークを有する紫外線パ
ルスレーザーを使用するものである。この範囲外の波長
の光源では、アルデヒド基が生成せず、したがって、前
記フクシン塩素塩との反応がなく模様を得ることができ
ない。また、該紫外線パルスレーザーは、パルスエネル
ギーとして30〜150mJ/cm2の範囲で使用する
必要があり、該パルスエネルギーが30mJ/cm2未
満では、レーザーを照射しても発色が得られず、また、
該パルスエネルギーが150mJ/cm2を超える場合
には、発色部分が黄変し、模様の線が崩れシャープな模
様が得られないので好ましくない。
【0013】なお、該パルスレーザーは、その周波数に
より周期に長短があるが、本発明では該ポリエステル繊
維布帛に対して、トータルで1〜50パルスを照射する
ことにより行われる。すなわち、長周期のパルスでは、
少ないパルス数でよく、周期が短くにしたがい、適宜パ
ルス数を多くして用いることができる。
より周期に長短があるが、本発明では該ポリエステル繊
維布帛に対して、トータルで1〜50パルスを照射する
ことにより行われる。すなわち、長周期のパルスでは、
少ないパルス数でよく、周期が短くにしたがい、適宜パ
ルス数を多くして用いることができる。
【0014】本発明では、このようにしてポリエステル
繊維布帛に紫外線パルスレーザーを照射するが、該照射
をマスクを通して行うことによりポリエステル繊維布帛
にマスクの模様に対応した模様を付与することができ
る。このようなマスクとしては、薄いステンレス製の金
属板に線幅が0.1mm以下の繊細なスリットによる透
かし模様を施したものや、紫外線パルスレーザー光線を
通さない樹脂などで模様を描いた石英板などを使用した
ものが例示されるが、紫外線パルスレーザー光線を透過
するものと透過しないものとの組み合わせによる模様を
形成するものであれば、特に限定されるものではない。
繊維布帛に紫外線パルスレーザーを照射するが、該照射
をマスクを通して行うことによりポリエステル繊維布帛
にマスクの模様に対応した模様を付与することができ
る。このようなマスクとしては、薄いステンレス製の金
属板に線幅が0.1mm以下の繊細なスリットによる透
かし模様を施したものや、紫外線パルスレーザー光線を
通さない樹脂などで模様を描いた石英板などを使用した
ものが例示されるが、紫外線パルスレーザー光線を透過
するものと透過しないものとの組み合わせによる模様を
形成するものであれば、特に限定されるものではない。
【0015】
【発明の作用】このようにポリエステル繊維布帛の表面
に160〜260nmの範囲の波長にピークを有する紫
外線パルスレーザーを照射すると、その表層部では非晶
化が起こり、また、該表層部にはアルデヒド基が生成す
ると考えられ、予めフクシン塩素塩を溶解した処理液を
含浸せしめてあるので、その中のフクシン塩素塩と反応
して発色するためと考えられる。
に160〜260nmの範囲の波長にピークを有する紫
外線パルスレーザーを照射すると、その表層部では非晶
化が起こり、また、該表層部にはアルデヒド基が生成す
ると考えられ、予めフクシン塩素塩を溶解した処理液を
含浸せしめてあるので、その中のフクシン塩素塩と反応
して発色するためと考えられる。
【0016】紫外線パルスレーザーは極めて指向性が強
いため、微細な線によるマスクを通しても線間で干渉が
発生することがなく、そのままの形態を布帛表面に投影
することが可能である。そのために0.1mm以下のよ
うな間隔の微細な模様も付与することが可能である。ま
た、化学反応で発色すると同時に、その部分が非晶部に
取り込まれ安定化するため、得られるポリエステル繊維
布帛は、熱水や、摩擦などに対する堅牢度も向上するも
のと考えられる。
いため、微細な線によるマスクを通しても線間で干渉が
発生することがなく、そのままの形態を布帛表面に投影
することが可能である。そのために0.1mm以下のよ
うな間隔の微細な模様も付与することが可能である。ま
た、化学反応で発色すると同時に、その部分が非晶部に
取り込まれ安定化するため、得られるポリエステル繊維
布帛は、熱水や、摩擦などに対する堅牢度も向上するも
のと考えられる。
【0017】また、本発明により付与される模様は、こ
のように繊細な線により形成されるために、模様の輪郭
線はよりシャープになり、従来の方法では得られない鮮
明模様とすることができる。
のように繊細な線により形成されるために、模様の輪郭
線はよりシャープになり、従来の方法では得られない鮮
明模様とすることができる。
【0018】
【実施例】以下、実例をあげて本発明を具体的に説明す
る。 [実施例1〜6]経糸、及び緯糸にポリエチレンテレフ
タレートからなるマルチフィラメント糸(帝人株式会社
製、数平均分子量=14900、カルボキシル末端基数
=46当量/1トン、75デニール/50フィラメン
ト)を用いて平織組織に織成し、目付:100g/m2
の織物を用意し、200mリットルの水に、フクシン塩
素塩(試薬1級、キシダ化学(株)製):0.2gを溶
かし、これに別途、準備した200mリットルの水に二
酸化硫黄(試薬1級、キシダ化学(株)製)を飽和させ
たものを加え、よく混合して一昼夜放置し、脱色されて
無色となった状態の処理液を準備する。
る。 [実施例1〜6]経糸、及び緯糸にポリエチレンテレフ
タレートからなるマルチフィラメント糸(帝人株式会社
製、数平均分子量=14900、カルボキシル末端基数
=46当量/1トン、75デニール/50フィラメン
ト)を用いて平織組織に織成し、目付:100g/m2
の織物を用意し、200mリットルの水に、フクシン塩
素塩(試薬1級、キシダ化学(株)製):0.2gを溶
かし、これに別途、準備した200mリットルの水に二
酸化硫黄(試薬1級、キシダ化学(株)製)を飽和させ
たものを加え、よく混合して一昼夜放置し、脱色されて
無色となった状態の処理液を準備する。
【0019】前記のポリエステル織物を、該フクシン塩
素塩含有の処理液に浸漬した後、マングルで絞り、乾燥
させずに湿潤状態のままの織物表面に、0.08〜0.
1mmの線間距離を有する微細な模様を刻み込んだステ
ンレス製のテストマスクを置き、該マスクを通して紫外
線パルスレーザーを表1に示すパルス数により照射し
た。
素塩含有の処理液に浸漬した後、マングルで絞り、乾燥
させずに湿潤状態のままの織物表面に、0.08〜0.
1mmの線間距離を有する微細な模様を刻み込んだステ
ンレス製のテストマスクを置き、該マスクを通して紫外
線パルスレーザーを表1に示すパルス数により照射し
た。
【0020】なお、該紫外線パルスレーザーは、ラムダ
フィジック社エキシマレーザー発生装置(LP120c
ci)を使用し、KrFレーザー(波長;248nm)
を用いたもの(実施例1〜3)、及び、ArFレーザー
(波長;193nm)を用いたもの(実施例4〜6)に
より、繰り返し周波数2Hz、フルエンスは30〜15
0mJ/cm2の範囲で、パルス幅は半値幅で20ns
の条件下で行った。
フィジック社エキシマレーザー発生装置(LP120c
ci)を使用し、KrFレーザー(波長;248nm)
を用いたもの(実施例1〜3)、及び、ArFレーザー
(波長;193nm)を用いたもの(実施例4〜6)に
より、繰り返し周波数2Hz、フルエンスは30〜15
0mJ/cm2の範囲で、パルス幅は半値幅で20ns
の条件下で行った。
【0021】表1に、照射エネルギー、パルス数を変化
させた場合の模様の発色状態を視感判定した結果と識別
可能な最小線間距離を示す。
させた場合の模様の発色状態を視感判定した結果と識別
可能な最小線間距離を示す。
【0022】[比較例1〜3]実施例1と同様の織物を
使用して、紫外線パルスレーザーの条件として表1に示
すように、フルエンス(パルスエネルギー)を20mJ
で使用し、KrF(波長;193nm)を用いたもの
(比較例1)、並びに、フルエンス160mJで使用
し、KrF(波長;193nm)を用いたもの(比較例
2)及びArF(波長;193nm)を用いたもの(比
較例3)の場合の模様の発色状態を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表1に合わせて示す。
使用して、紫外線パルスレーザーの条件として表1に示
すように、フルエンス(パルスエネルギー)を20mJ
で使用し、KrF(波長;193nm)を用いたもの
(比較例1)、並びに、フルエンス160mJで使用
し、KrF(波長;193nm)を用いたもの(比較例
2)及びArF(波長;193nm)を用いたもの(比
較例3)の場合の模様の発色状態を実施例1と同様にし
て評価した。結果を表1に合わせて示す。
【0023】[比較例4〜5]実施例1で使用した紫外
線パルスレーザーに替えて、通常の高圧水銀灯(400
W,センライト株式会社製)を用いて5分、及び30分
間照射する以外は、実施例1と同様にして処理した場合
の結果を表1に合わせて示す。
線パルスレーザーに替えて、通常の高圧水銀灯(400
W,センライト株式会社製)を用いて5分、及び30分
間照射する以外は、実施例1と同様にして処理した場合
の結果を表1に合わせて示す。
【0024】
【表1】
【0025】実施例で得られたポリエステル織物は、マ
スクを通して、レーザー光の照射された部分のみが鮮や
かな赤紫色に着色した。特に、実施例4〜6のもので
は、識別可能な線間距離が0.08mmと非常に微細な
模様を付与することができた。また、実施例では照射
後、該ポリエステル布帛を洗剤入りの熱水(80℃)に
て30分間洗浄し、この間に脱色は見られなかった。
スクを通して、レーザー光の照射された部分のみが鮮や
かな赤紫色に着色した。特に、実施例4〜6のもので
は、識別可能な線間距離が0.08mmと非常に微細な
模様を付与することができた。また、実施例では照射
後、該ポリエステル布帛を洗剤入りの熱水(80℃)に
て30分間洗浄し、この間に脱色は見られなかった。
【0026】表1に示すように、実施例1〜6では紫外
線パルスレーザーのエネルギー範囲が30〜150mJ
/cm2の範囲の場合であるが、識別可能線間が0.1
mm以下の微細な模様が得られるのに対して、該パルス
エネルギーがこの範囲を外れたものでは、発色が認めら
れず(比較例1)、さらに該発色が鮮やかな赤紫色とな
らず、赤紫色が濁って黄変し、さらに、線らしきものは
見えるが拡大すると線と線の間が崩れ、線間がシャープ
な模様が得られず(比較例2〜3)、また、紫外線パル
スレーザーを使用しないもの(比較例4〜5)では本発
明の効果が得られなかった。
線パルスレーザーのエネルギー範囲が30〜150mJ
/cm2の範囲の場合であるが、識別可能線間が0.1
mm以下の微細な模様が得られるのに対して、該パルス
エネルギーがこの範囲を外れたものでは、発色が認めら
れず(比較例1)、さらに該発色が鮮やかな赤紫色とな
らず、赤紫色が濁って黄変し、さらに、線らしきものは
見えるが拡大すると線と線の間が崩れ、線間がシャープ
な模様が得られず(比較例2〜3)、また、紫外線パル
スレーザーを使用しないもの(比較例4〜5)では本発
明の効果が得られなかった。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエステル繊維からなる布帛をフクシ
ン塩素塩を含有する処理液に予め浸漬した後、該湿潤状
態の布帛に160〜260nmの範囲の波長を有する紫
外線パルスレーザー光を、該パルスエネルギーとして3
0〜150mJ/cm2の範囲内で照射することを特徴
とするポリエステル繊維布帛の模様付与方法。 - 【請求項2】 フクシン塩素塩を含有する処理液が、フ
クシン塩素塩を溶解した水に、亜硫酸を加えた後、長時
間放置し脱色され無色となった処理液である請求項1に
記載のポリエステル繊維布帛の模様付与方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15293598A JPH11350350A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | ポリエステル繊維布帛の模様付与方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15293598A JPH11350350A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | ポリエステル繊維布帛の模様付与方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11350350A true JPH11350350A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15551372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15293598A Pending JPH11350350A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | ポリエステル繊維布帛の模様付与方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11350350A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007100257A (ja) * | 2005-10-06 | 2007-04-19 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 布帛表面仕上法と有毛布帛 |
| JP2008169518A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 有毛布帛と図柄模様描出法 |
| JP2008240171A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 合成繊維の光改質方法および装置 |
| JP2008240166A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 天然繊維の光改質方法および装置 |
| JP2008240175A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 再生繊維の光改質方法および装置 |
| JP2009068139A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 合成繊維又は繊維製品の改質方法とその装置 |
| JP2015536038A (ja) * | 2012-09-06 | 2015-12-17 | サーティ エス.ピー.エー. | フレキシブル回路を作る方法 |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP15293598A patent/JPH11350350A/ja active Pending
Cited By (7)
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