JPH11350536A - 油圧作業機械の制御装置 - Google Patents
油圧作業機械の制御装置Info
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- JPH11350536A JPH11350536A JP15891898A JP15891898A JPH11350536A JP H11350536 A JPH11350536 A JP H11350536A JP 15891898 A JP15891898 A JP 15891898A JP 15891898 A JP15891898 A JP 15891898A JP H11350536 A JPH11350536 A JP H11350536A
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Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の油圧アクチュエータを複合操作して作業
装置の動作を制御するときに、油圧機器の製品毎のバラ
ツキや油圧の相互干渉に係わらず、指令電流−流量特性
を適切に補正して作業装置の動作を精度よく制御できる
ようにする。 【解決手段】制御ユニット9の複合操作補正演算部9j
でブームとアームの複合操作による領域制限掘削制御で
指令電流−流量特性の学習補正処理を行う。この処理は
スイッチ7aからの信号が領域制限掘削制御を指示して
いる状態でスイッチ7cで学習補正モードに切り換え、
領域制限掘削制御を行いながら行う。補正の対象はブー
ム用流量制御弁5aの指令電流−流量特性であり、アー
ム用流量制御弁5bの指令電流−流量特性のバラツキは
ブームの特性補正で吸収する。また、学習補正モードで
は操作速度指示スイッチ7dにより操作速度を切り換え
て流量制御弁5aの指令電流−流量特性の補正値を求め
る。
装置の動作を制御するときに、油圧機器の製品毎のバラ
ツキや油圧の相互干渉に係わらず、指令電流−流量特性
を適切に補正して作業装置の動作を精度よく制御できる
ようにする。 【解決手段】制御ユニット9の複合操作補正演算部9j
でブームとアームの複合操作による領域制限掘削制御で
指令電流−流量特性の学習補正処理を行う。この処理は
スイッチ7aからの信号が領域制限掘削制御を指示して
いる状態でスイッチ7cで学習補正モードに切り換え、
領域制限掘削制御を行いながら行う。補正の対象はブー
ム用流量制御弁5aの指令電流−流量特性であり、アー
ム用流量制御弁5bの指令電流−流量特性のバラツキは
ブームの特性補正で吸収する。また、学習補正モードで
は操作速度指示スイッチ7dにより操作速度を切り換え
て流量制御弁5aの指令電流−流量特性の補正値を求め
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の油圧アクチ
ュエータを複合操作して作業装置の動作を制御する油圧
作業機械の制御装置に係わり、更に詳しくは、多関節型
のフロント作業機、特にアーム、ブーム、バケット等の
フロント部材からなるフロント作業機を備えた油圧ショ
ベル等の油圧作業機械の制御装置に関する。
ュエータを複合操作して作業装置の動作を制御する油圧
作業機械の制御装置に係わり、更に詳しくは、多関節型
のフロント作業機、特にアーム、ブーム、バケット等の
フロント部材からなるフロント作業機を備えた油圧ショ
ベル等の油圧作業機械の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の油圧アクチュエータを複合的に操
作して作業装置を駆動する油圧作業機械の一例として、
油圧ショベルなどの建設機械がある。この建設機械は、
下部走行体と、この下部走行体上に設けた上部旋回体
と、ブーム、アーム、バケット等の複数のフロント部材
からなり、上部旋回体に装架されたフロント作業機とで
構成されている。この種の建設機械においては、フロン
ト作業機を構成する各フロント部材はそれぞれが関節部
によって連結され回転運動を行うものであるため、これ
らフロント部材を操作して、法面の直線掘削、配管埋設
のための深さ制限掘削等、所定の領域を直線状に掘削す
ることは、非常に困難な作業である。
作して作業装置を駆動する油圧作業機械の一例として、
油圧ショベルなどの建設機械がある。この建設機械は、
下部走行体と、この下部走行体上に設けた上部旋回体
と、ブーム、アーム、バケット等の複数のフロント部材
からなり、上部旋回体に装架されたフロント作業機とで
構成されている。この種の建設機械においては、フロン
ト作業機を構成する各フロント部材はそれぞれが関節部
によって連結され回転運動を行うものであるため、これ
らフロント部材を操作して、法面の直線掘削、配管埋設
のための深さ制限掘削等、所定の領域を直線状に掘削す
ることは、非常に困難な作業である。
【0003】そこでこのような作業を容易にするため領
域制限掘削制御や軌跡制御が提案されている。領域制限
掘削制御は例えば特開平8−333768号公報に示さ
れている。これらの制御では、電気油圧変換弁(例えば
比例電磁弁)によって流量制御弁の駆動パイロット圧を
調整して油圧シリンダや油圧モータに供給される圧油の
流量を制御し、フロント作業機の動作を制御している。
域制限掘削制御や軌跡制御が提案されている。領域制限
掘削制御は例えば特開平8−333768号公報に示さ
れている。これらの制御では、電気油圧変換弁(例えば
比例電磁弁)によって流量制御弁の駆動パイロット圧を
調整して油圧シリンダや油圧モータに供給される圧油の
流量を制御し、フロント作業機の動作を制御している。
【0004】また、一般に、電気油圧変換弁や流量制御
弁を用いてフロント作業機を動かす場合、油圧シリンダ
や油圧モータを駆動するための指令値は電気油圧変換弁
や流量制御弁の入出力特性をコントローラに予め設定し
ておき、その入出力特性を用いて算出、生成する。この
ような指令値の算出に際して、入出力特性のバラツキを
補正するための方法が特開平4−119203号公報に
提案されている。この従来技術では、ある基準指令電流
値を与えた時のアクチュエータの実際の動作から実流量
を求めてそれを指令電流−流量特性により指令電流値に
変換し、基準指令電流値と指令電流値との偏差を補正値
として求め、指令電流−流量特性をその補正値分平行移
動させて、バラツキの補正を行うものである。また、補
正点を複数設定することにより補正の精度を上げてい
る。
弁を用いてフロント作業機を動かす場合、油圧シリンダ
や油圧モータを駆動するための指令値は電気油圧変換弁
や流量制御弁の入出力特性をコントローラに予め設定し
ておき、その入出力特性を用いて算出、生成する。この
ような指令値の算出に際して、入出力特性のバラツキを
補正するための方法が特開平4−119203号公報に
提案されている。この従来技術では、ある基準指令電流
値を与えた時のアクチュエータの実際の動作から実流量
を求めてそれを指令電流−流量特性により指令電流値に
変換し、基準指令電流値と指令電流値との偏差を補正値
として求め、指令電流−流量特性をその補正値分平行移
動させて、バラツキの補正を行うものである。また、補
正点を複数設定することにより補正の精度を上げてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】領域制限掘削制御や軌
跡制御を行う場合、油圧シリンダや油圧モータを駆動す
るための指令値はコントローラに予め設定した電気油圧
変換弁や流量制御弁の入出力特性を用いて算出、生成す
るため、指令値を正確に計算し制御精度を上げるために
は電気油圧変換弁や流量制御弁の入出力特性を正確に把
握しておく必要がある。しかし、電気油圧変換弁や流量
制御弁は、そのスプールや弁本体の加工誤差及びばね力
のバラツキによってある程度のバラツキを伴うのは避け
られない。このバラツキは領域制限掘削制御や軌跡制御
を行う際の制御精度の低下となってあらわれる。
跡制御を行う場合、油圧シリンダや油圧モータを駆動す
るための指令値はコントローラに予め設定した電気油圧
変換弁や流量制御弁の入出力特性を用いて算出、生成す
るため、指令値を正確に計算し制御精度を上げるために
は電気油圧変換弁や流量制御弁の入出力特性を正確に把
握しておく必要がある。しかし、電気油圧変換弁や流量
制御弁は、そのスプールや弁本体の加工誤差及びばね力
のバラツキによってある程度のバラツキを伴うのは避け
られない。このバラツキは領域制限掘削制御や軌跡制御
を行う際の制御精度の低下となってあらわれる。
【0006】特開平4−119203号公報に記載の補
正方法は、個々の油圧アクチュエータに対する指令電流
−流量特性を実際の特性に一致させるよう補正するもの
であるため、個々のアクチュエータの動作が他のアクチ
ュエータの動作に干渉されないという条件下、すなわち
圧力補償付き流量制御弁を備えた油圧システムを備えた
機械では有効であるが、個々のアクチュエータの動作が
他のアクチュエータの動作に干渉されるような油圧シス
テムでは、必ずしも正確な補正がなされているかどうか
分からないという問題がある。
正方法は、個々の油圧アクチュエータに対する指令電流
−流量特性を実際の特性に一致させるよう補正するもの
であるため、個々のアクチュエータの動作が他のアクチ
ュエータの動作に干渉されないという条件下、すなわち
圧力補償付き流量制御弁を備えた油圧システムを備えた
機械では有効であるが、個々のアクチュエータの動作が
他のアクチュエータの動作に干渉されるような油圧シス
テムでは、必ずしも正確な補正がなされているかどうか
分からないという問題がある。
【0007】つまり、領域制限掘削制御や軌跡制御では
フロント作業機の構成要素であるブームとアームの複合
操作が必須であり、圧力補償付き流量制御弁を備えない
油圧駆動装置でブームとアームを複合操作する場合、そ
れぞれのアクチュエータ間の油圧が干渉する現象が生じ
る。このようにアクチュエータ間の油圧が干渉すると、
それぞれのアクチュエータの速度は、各アクチュエータ
に作用する負荷の影響により、指令値に対して常に一定
の値となる保証はない。換言すれば、単独動作時と複合
動作時では指令電流−流量特性は異なるのが通常であ
る。その結果、ブームとアームを複合操作した場合、ア
ーム先端のバケットは、意図していた移動軌跡とは異な
る軌跡で移動することになり、設定した掘削面を掘削形
成することができなくなる。
フロント作業機の構成要素であるブームとアームの複合
操作が必須であり、圧力補償付き流量制御弁を備えない
油圧駆動装置でブームとアームを複合操作する場合、そ
れぞれのアクチュエータ間の油圧が干渉する現象が生じ
る。このようにアクチュエータ間の油圧が干渉すると、
それぞれのアクチュエータの速度は、各アクチュエータ
に作用する負荷の影響により、指令値に対して常に一定
の値となる保証はない。換言すれば、単独動作時と複合
動作時では指令電流−流量特性は異なるのが通常であ
る。その結果、ブームとアームを複合操作した場合、ア
ーム先端のバケットは、意図していた移動軌跡とは異な
る軌跡で移動することになり、設定した掘削面を掘削形
成することができなくなる。
【0008】本発明の目的は、複数の油圧アクチュエー
タを複合操作して作業装置の動作を制御するときに、油
圧機器の製品毎のバラツキや油圧の相互干渉に係わら
ず、指令電流−流量特性を適切に補正して作業装置の動
作を精度よく制御できる油圧作業機械の制御装置を提供
することである。
タを複合操作して作業装置の動作を制御するときに、油
圧機器の製品毎のバラツキや油圧の相互干渉に係わら
ず、指令電流−流量特性を適切に補正して作業装置の動
作を精度よく制御できる油圧作業機械の制御装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、予め設定した指令電流−制御量特
性に従って制御量の目標値から指令電流の値を計算し、
この指令電流の値を用いて流量制御弁を切り換え操作し
油圧アクチュエータを駆動することにより、その油圧ア
クチュエータを含む複数の油圧アクチュエータを複合操
作して作業装置の動作を制御する油圧作業機械の制御装
置において、複合操作補正指示手段と、複合操作最大速
度指示手段と、前記複合操作補正指示手段からの指令に
より、前記複数の油圧アクチュエータを複合操作して作
業装置の動作を制御する時の位置情報から前記作業装置
の制御動作の誤差を計算し、この誤差に基づいて前記指
令電流−制御量特性の補正値を求める補正値演算手段
と、前記補正値を用いて前記指令電流−制御量特性を補
正する特性補正手段と、前記補正値演算手段で補正値を
求めるとき、前記複合操作最大速度指示手段で指示され
た最大速度を越えないよう前記複数の油圧アクチュエー
タの複合操作速度を制御する速度制御手段とを備えるも
のとする。
るために、本発明は、予め設定した指令電流−制御量特
性に従って制御量の目標値から指令電流の値を計算し、
この指令電流の値を用いて流量制御弁を切り換え操作し
油圧アクチュエータを駆動することにより、その油圧ア
クチュエータを含む複数の油圧アクチュエータを複合操
作して作業装置の動作を制御する油圧作業機械の制御装
置において、複合操作補正指示手段と、複合操作最大速
度指示手段と、前記複合操作補正指示手段からの指令に
より、前記複数の油圧アクチュエータを複合操作して作
業装置の動作を制御する時の位置情報から前記作業装置
の制御動作の誤差を計算し、この誤差に基づいて前記指
令電流−制御量特性の補正値を求める補正値演算手段
と、前記補正値を用いて前記指令電流−制御量特性を補
正する特性補正手段と、前記補正値演算手段で補正値を
求めるとき、前記複合操作最大速度指示手段で指示され
た最大速度を越えないよう前記複数の油圧アクチュエー
タの複合操作速度を制御する速度制御手段とを備えるも
のとする。
【0010】このように補正値演算手段で複数の油圧ア
クチュエータの複合操作による作業装置の制御動作の誤
差から補正値を求めることにより、その補正値には複数
の油圧アクチュエータ間の油圧の干渉による負荷の影響
が含まれることとなり、特性補正手段でその負荷の影響
を含んだ補正値を用いて指令電流―制御量特性を補正す
ることにより、油圧機器の製品毎のバラツキや複数の油
圧アクチュエータの複合操作による油圧の相互干渉があ
っても作業装置の動作を精度良く制御することができ
る。
クチュエータの複合操作による作業装置の制御動作の誤
差から補正値を求めることにより、その補正値には複数
の油圧アクチュエータ間の油圧の干渉による負荷の影響
が含まれることとなり、特性補正手段でその負荷の影響
を含んだ補正値を用いて指令電流―制御量特性を補正す
ることにより、油圧機器の製品毎のバラツキや複数の油
圧アクチュエータの複合操作による油圧の相互干渉があ
っても作業装置の動作を精度良く制御することができ
る。
【0011】また、補正値演算手段で補正値を求めると
き、速度制御手段で複合操作最大速度指示手段で指示さ
れた最大速度を越えないよう複数の油圧アクチュエータ
の複合操作速度を制御するすることにより、その指示最
大速度に対応して指令電流―制御量特性の特定の領域の
みを使用するようになり、その特定の領域における補正
値の演算精度が向上し、速度制御手段を適宜切り換えて
補正値を求めることにより、指令電流―制御量特性の広
い電流範囲にわたって補正値の演算精度が向上する。
き、速度制御手段で複合操作最大速度指示手段で指示さ
れた最大速度を越えないよう複数の油圧アクチュエータ
の複合操作速度を制御するすることにより、その指示最
大速度に対応して指令電流―制御量特性の特定の領域の
みを使用するようになり、その特定の領域における補正
値の演算精度が向上し、速度制御手段を適宜切り換えて
補正値を求めることにより、指令電流―制御量特性の広
い電流範囲にわたって補正値の演算精度が向上する。
【0012】(2)また、上記目的を達成するために、
本発明は、予め設定した指令電流−制御量特性に従って
制御量の目標値から指令電流の値を計算し、この指令電
流の値を用いて流量制御弁を切り換え操作し油圧アクチ
ュエータを駆動することにより、その油圧アクチュエー
タを含む複数の油圧アクチュエータを複合操作して作業
装置の動作を制御する油圧作業機械の制御装置におい
て、複合操作補正指示手段と、複合操作速度指示手段
と、前記複合操作補正指示手段からの指令により、前記
複数の油圧アクチュエータを複合操作して作業装置の動
作を制御する時の位置情報から前記作業装置の制御動作
の誤差を計算し、この誤差に基づいて前記指令電流−制
御量特性の補正値を求める補正値演算手段と、前記補正
値を用いて前記指令電流−制御量特性を補正する特性補
正手段と、前記補正値演算手段で補正値を求めるとき、
前記複合操作速度指示手段で指示された操作速度になる
よう前記複数の油圧アクチュエータの複合操作速度を制
御する速度制御手段とを備えるものとする。
本発明は、予め設定した指令電流−制御量特性に従って
制御量の目標値から指令電流の値を計算し、この指令電
流の値を用いて流量制御弁を切り換え操作し油圧アクチ
ュエータを駆動することにより、その油圧アクチュエー
タを含む複数の油圧アクチュエータを複合操作して作業
装置の動作を制御する油圧作業機械の制御装置におい
て、複合操作補正指示手段と、複合操作速度指示手段
と、前記複合操作補正指示手段からの指令により、前記
複数の油圧アクチュエータを複合操作して作業装置の動
作を制御する時の位置情報から前記作業装置の制御動作
の誤差を計算し、この誤差に基づいて前記指令電流−制
御量特性の補正値を求める補正値演算手段と、前記補正
値を用いて前記指令電流−制御量特性を補正する特性補
正手段と、前記補正値演算手段で補正値を求めるとき、
前記複合操作速度指示手段で指示された操作速度になる
よう前記複数の油圧アクチュエータの複合操作速度を制
御する速度制御手段とを備えるものとする。
【0013】このように補正値演算手段と特性補正手段
を設けることにより、上記(1)で述べたように油圧機
器の製品毎のバラツキや複数の油圧アクチュエータの複
合操作による油圧の相互干渉があっても作業装置の動作
を精度良く制御することができる。
を設けることにより、上記(1)で述べたように油圧機
器の製品毎のバラツキや複数の油圧アクチュエータの複
合操作による油圧の相互干渉があっても作業装置の動作
を精度良く制御することができる。
【0014】また、補正値演算手段で補正値を求めると
き、速度制御手段で複合操作速度指示手段で指示された
操作速度になるよう複数の油圧アクチュエータの複合操
作速度を制御することにより、その指示速度に対応して
指令電流―制御量特性の特定の領域のみを使用するよう
になり、その特定の領域における補正値の演算精度が向
上し、速度制御手段を適宜切り換えて補正値を求めるこ
とにより、指令電流―制御量特性の広い電流範囲にわた
って補正値の演算精度が向上する。
き、速度制御手段で複合操作速度指示手段で指示された
操作速度になるよう複数の油圧アクチュエータの複合操
作速度を制御することにより、その指示速度に対応して
指令電流―制御量特性の特定の領域のみを使用するよう
になり、その特定の領域における補正値の演算精度が向
上し、速度制御手段を適宜切り換えて補正値を求めるこ
とにより、指令電流―制御量特性の広い電流範囲にわた
って補正値の演算精度が向上する。
【0015】(3)上記(1)又は(2)において、好
ましくは、前記補正値演算手段は、前記複数の油圧アク
チュエータを複合操作して前記作業装置の動作を制御す
る時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲とを比較
し、現在位置が目標制御範囲外にあるかどうかと、その
目標制御範囲外のいずれの側にあるかを演算する第1演
算手段と、この第1演算手段の演算結果に基づき前記指
令電流−制御量特性の補正値を演算する第2演算手段と
を有する。
ましくは、前記補正値演算手段は、前記複数の油圧アク
チュエータを複合操作して前記作業装置の動作を制御す
る時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲とを比較
し、現在位置が目標制御範囲外にあるかどうかと、その
目標制御範囲外のいずれの側にあるかを演算する第1演
算手段と、この第1演算手段の演算結果に基づき前記指
令電流−制御量特性の補正値を演算する第2演算手段と
を有する。
【0016】このように、第1演算手段で複数の油圧ア
クチュエータを複合操作して作業装置の動作を制御する
時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲とを比較
し、現在位置が目標制御範囲外にあるかどうか、またそ
の目標制御範囲外のいずれの側にあるかを演算すること
により、複数の油圧アクチュエータの複合操作による作
業装置の制御動作の誤差が求まり、第2演算手段でその
演算結果に基づき指令電流−制御量特性の補正値を演算
することにより、その制御動作の誤差に基づいて指令電
流−制御量特性の補正値を求めることができる。
クチュエータを複合操作して作業装置の動作を制御する
時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲とを比較
し、現在位置が目標制御範囲外にあるかどうか、またそ
の目標制御範囲外のいずれの側にあるかを演算すること
により、複数の油圧アクチュエータの複合操作による作
業装置の制御動作の誤差が求まり、第2演算手段でその
演算結果に基づき指令電流−制御量特性の補正値を演算
することにより、その制御動作の誤差に基づいて指令電
流−制御量特性の補正値を求めることができる。
【0017】(4)上記(3)において、好ましくは、
前記作業装置は、建設機械の多関節型のフロント作業機
を構成するブーム及びアームを含み、前記第1演算手段
は、ブーム上げ・アームクラウド又はブーム下げ・アー
ムダンプによる複合操作で前記作業装置の動作を制御す
る時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲とを比較
して前記演算を行い、前記第2演算手段は、前記指令電
流−制御量特性として、ブーム用流量制御弁のブーム上
げ方向又はブーム下げ方向の指令電流−流量特性の補正
値を演算する。
前記作業装置は、建設機械の多関節型のフロント作業機
を構成するブーム及びアームを含み、前記第1演算手段
は、ブーム上げ・アームクラウド又はブーム下げ・アー
ムダンプによる複合操作で前記作業装置の動作を制御す
る時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲とを比較
して前記演算を行い、前記第2演算手段は、前記指令電
流−制御量特性として、ブーム用流量制御弁のブーム上
げ方向又はブーム下げ方向の指令電流−流量特性の補正
値を演算する。
【0018】これにより、ブーム上げ・アームクラウド
又はブーム下げ・アームダンプによる複合操作による作
業装置の制御動作での補正値が求まる。
又はブーム下げ・アームダンプによる複合操作による作
業装置の制御動作での補正値が求まる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。本実施形態は、油圧作業機械として油
圧ショベルを例に取り、かつブームとアームの複合操作
で領域制限掘削制御をする油圧ショベルに本発明を適用
した場合のものである。
用いて説明する。本実施形態は、油圧作業機械として油
圧ショベルを例に取り、かつブームとアームの複合操作
で領域制限掘削制御をする油圧ショベルに本発明を適用
した場合のものである。
【0020】図1において、本発明が適用される油圧シ
ョベルの油圧駆動装置は、油圧ポンプ2と、この油圧ポ
ンプ2からの圧油により駆動されるブームシリンダ3
a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3c、旋回
モータ3d及び左右の走行モータ3e,3fを含む複数
の油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータ3a〜3
fのそれぞれに対応して設けられた複数の操作レバー装
置4a〜4fと、油圧ポンプ2と複数の油圧アクチュエ
ータ3a〜3f間に接続され、操作レバー4a〜4fの
操作信号によって制御され、油圧アクチュエータ3a〜
3fに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御
弁5a〜5fと、油圧ポンプ2と流量制御弁5a〜5f
の間の圧力が設定値以上になった場合に開くリリーフ弁
6とを有している。
ョベルの油圧駆動装置は、油圧ポンプ2と、この油圧ポ
ンプ2からの圧油により駆動されるブームシリンダ3
a、アームシリンダ3b、バケットシリンダ3c、旋回
モータ3d及び左右の走行モータ3e,3fを含む複数
の油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータ3a〜3
fのそれぞれに対応して設けられた複数の操作レバー装
置4a〜4fと、油圧ポンプ2と複数の油圧アクチュエ
ータ3a〜3f間に接続され、操作レバー4a〜4fの
操作信号によって制御され、油圧アクチュエータ3a〜
3fに供給される圧油の流量を制御する複数の流量制御
弁5a〜5fと、油圧ポンプ2と流量制御弁5a〜5f
の間の圧力が設定値以上になった場合に開くリリーフ弁
6とを有している。
【0021】本実施形態では、操作レバー4a〜4fは
油圧パイロット方式であり、それぞれパイロットポンプ
43のパイロット圧により操作レバー40の操作量と操
作方向に応じたパイロット圧を生成し、このパイロット
圧をパイロットライン44a,44b;45a,45
b;46a,46b;47a,47b;48a,48
b;49a,49bを介して対応する流量制御弁の油圧
駆動装置の油圧駆動部50a,50b;51a,51
b;52a,52b;53a,53b;54a,54
b;55a,55bに供給し、これら流量制御弁5a〜
5fを切り換え操作する。
油圧パイロット方式であり、それぞれパイロットポンプ
43のパイロット圧により操作レバー40の操作量と操
作方向に応じたパイロット圧を生成し、このパイロット
圧をパイロットライン44a,44b;45a,45
b;46a,46b;47a,47b;48a,48
b;49a,49bを介して対応する流量制御弁の油圧
駆動装置の油圧駆動部50a,50b;51a,51
b;52a,52b;53a,53b;54a,54
b;55a,55bに供給し、これら流量制御弁5a〜
5fを切り換え操作する。
【0022】ここで、油圧ショベルは、図2に示すよう
に、垂直方向にそれぞれ回動するブーム1a、アーム1
b及びバケット1cからなる多関節型のフロント作業機
1Aと、上部旋回体1d及び下部走行体1eからなる車
体1Bとで構成され、フロント作業機1Aのブーム1a
の基端は上部旋回体1dの前部に支持されている。ブー
ム1a、アーム1b、バケット1c、上部旋回体1d及
び下部走行体1eはそれぞれブームシリンダ3a、アー
ムシリンダ3b、バケットシリンダ3c、旋回モータ3
d及び左右の走行モータ3e,3fによりそれぞれ駆動
され、それらの動作は上記操作レバー装置4a〜4fに
より指示される。
に、垂直方向にそれぞれ回動するブーム1a、アーム1
b及びバケット1cからなる多関節型のフロント作業機
1Aと、上部旋回体1d及び下部走行体1eからなる車
体1Bとで構成され、フロント作業機1Aのブーム1a
の基端は上部旋回体1dの前部に支持されている。ブー
ム1a、アーム1b、バケット1c、上部旋回体1d及
び下部走行体1eはそれぞれブームシリンダ3a、アー
ムシリンダ3b、バケットシリンダ3c、旋回モータ3
d及び左右の走行モータ3e,3fによりそれぞれ駆動
され、それらの動作は上記操作レバー装置4a〜4fに
より指示される。
【0023】以上のような油圧ショベルに領域制限掘削
制御機能と複合操作補正機能を備えた本実施形態の制御
装置が設けられている。この制御装置は、領域制限掘削
制御モードの選択を指示する領域制限スイッチ7aと、
領域制限掘削制御モードで掘削領域(目標掘削面)の設
定を指示する設定スイッチ7bと、領域制限掘削制御モ
ードで複合操作の学習補正モードの選択を指示する複合
操作補正スイッチ7cと、領域制限掘削制御モードで複
合操作の学習補正モード時の最大操作速度を標準速度と
低速度の2種類選択して指示する操作速度指示スイッチ
7dと、ブーム1a、アーム1b及びバケット1cのそ
れぞれの回動支点に設けられ、フロント作業機1Aの位
置と姿勢に関する状態量としてそれぞれの回動角を検出
する角度検出器8a,8b,8cと、一次ポート側がパ
イロットポンプ43に接続され電気信号に応じてパイロ
ットポンプ43からのパイロット圧を減圧して出力する
比例電磁弁10aと、ブーム用の操作レバー装置4aの
パイロットライン44aと比例電磁弁10aの二次ポー
ト側に接続され、パイロットライン44a内のパイロッ
ト圧と比例電磁弁10aから出力される制御圧の高圧側
を選択し、流量制御弁5aの油圧駆動部50aに導くシ
ャトル弁12aと、ブーム用の操作レバー装置4aのパ
イロットライン44bに設置され、電気信号に応じてパ
イロットライン44b内のパイロット圧を減圧して出力
する比例電磁弁10bと、アーム用の操作レバー装置4
bのパイロットライン45a,45bにそれぞれ設置さ
れ、電気信号に応じてパイロットライン45a,45b
内のパイロット圧を減圧して出力する比例電磁弁11
a,11bと、パイロットライン45a,45bに設置
され、操作レバー装置4bの操作量としてそのパイロッ
ト圧を検出する圧力検出器61a,61bと、領域制限
スイッチ7a、設定スイッチ7b、複合操作補正スイッ
チ7c、操作速度指示スイッチ7dからの信号及び角度
検出器8a,8b,8cの検出信号及び圧力検出器61
a,61bの検出信号を入力し、比例電磁弁10a,1
0b及び11a,11bに信号を出力する制御ユニット
9とを備えている。
制御機能と複合操作補正機能を備えた本実施形態の制御
装置が設けられている。この制御装置は、領域制限掘削
制御モードの選択を指示する領域制限スイッチ7aと、
領域制限掘削制御モードで掘削領域(目標掘削面)の設
定を指示する設定スイッチ7bと、領域制限掘削制御モ
ードで複合操作の学習補正モードの選択を指示する複合
操作補正スイッチ7cと、領域制限掘削制御モードで複
合操作の学習補正モード時の最大操作速度を標準速度と
低速度の2種類選択して指示する操作速度指示スイッチ
7dと、ブーム1a、アーム1b及びバケット1cのそ
れぞれの回動支点に設けられ、フロント作業機1Aの位
置と姿勢に関する状態量としてそれぞれの回動角を検出
する角度検出器8a,8b,8cと、一次ポート側がパ
イロットポンプ43に接続され電気信号に応じてパイロ
ットポンプ43からのパイロット圧を減圧して出力する
比例電磁弁10aと、ブーム用の操作レバー装置4aの
パイロットライン44aと比例電磁弁10aの二次ポー
ト側に接続され、パイロットライン44a内のパイロッ
ト圧と比例電磁弁10aから出力される制御圧の高圧側
を選択し、流量制御弁5aの油圧駆動部50aに導くシ
ャトル弁12aと、ブーム用の操作レバー装置4aのパ
イロットライン44bに設置され、電気信号に応じてパ
イロットライン44b内のパイロット圧を減圧して出力
する比例電磁弁10bと、アーム用の操作レバー装置4
bのパイロットライン45a,45bにそれぞれ設置さ
れ、電気信号に応じてパイロットライン45a,45b
内のパイロット圧を減圧して出力する比例電磁弁11
a,11bと、パイロットライン45a,45bに設置
され、操作レバー装置4bの操作量としてそのパイロッ
ト圧を検出する圧力検出器61a,61bと、領域制限
スイッチ7a、設定スイッチ7b、複合操作補正スイッ
チ7c、操作速度指示スイッチ7dからの信号及び角度
検出器8a,8b,8cの検出信号及び圧力検出器61
a,61bの検出信号を入力し、比例電磁弁10a,1
0b及び11a,11bに信号を出力する制御ユニット
9とを備えている。
【0024】領域制限スイッチ7a、設定スイッチ7
b、複合操作補正スイッチ7c、操作速度指示スイッチ
7dは運転席前方の操作パネルに表示装置等の他の補助
手段と共に設けられても良いし、任意の操作レバー40
のグリップ上に設けられても良い。
b、複合操作補正スイッチ7c、操作速度指示スイッチ
7dは運転席前方の操作パネルに表示装置等の他の補助
手段と共に設けられても良いし、任意の操作レバー40
のグリップ上に設けられても良い。
【0025】制御ユニット9の処理機能の概略を図3に
示す。制御ユニット9は、領域設定演算部9a、フロン
ト姿勢演算部9b、アームシリンダ速度演算部9c、ア
ームによる速度ベクトル演算部9d、方向変換制御補正
速度ベクトル演算部9e、補正用目標ブームシリンダ速
度演算部9f、バルブ指令演算部9g、出力部9h、複
合操作補正演算部9j、アームシリンダ速度低速指令演
算部9lの各機能を有し、かつ複合操作補正演算部9j
の演算値(補正値)を記憶するメモリ、例えばEEPR
OM9kを有している。
示す。制御ユニット9は、領域設定演算部9a、フロン
ト姿勢演算部9b、アームシリンダ速度演算部9c、ア
ームによる速度ベクトル演算部9d、方向変換制御補正
速度ベクトル演算部9e、補正用目標ブームシリンダ速
度演算部9f、バルブ指令演算部9g、出力部9h、複
合操作補正演算部9j、アームシリンダ速度低速指令演
算部9lの各機能を有し、かつ複合操作補正演算部9j
の演算値(補正値)を記憶するメモリ、例えばEEPR
OM9kを有している。
【0026】領域設定演算部9aでは、設定スイッチ7
bからの指示でフロント姿勢演算部9bと協働し、バケ
ット1cの先端が動き得る掘削領域の設定演算を行う。
その一例を図4を用いて説明する。なお、本実施形態は
垂直面内に掘削領域を設定するものである。
bからの指示でフロント姿勢演算部9bと協働し、バケ
ット1cの先端が動き得る掘削領域の設定演算を行う。
その一例を図4を用いて説明する。なお、本実施形態は
垂直面内に掘削領域を設定するものである。
【0027】図4において、オペレータの操作でバケッ
ト1cの先端を点P1の位置に動かした後、設定スイッ
チ7bからの指示でその時のバケット1cの先端位置を
計算し、次に設定スイッチ7bを操作してその位置から
の深さh1を入力して、深さにより設定すべき掘削領域
の境界上の点P1*を指定する。次に、バケット1cの
先端をP2の位置に動かした後、設定スイッチ7bから
の指示でその時のバケット1cの先端位置を計算し、同
様に設定スイッチ7bを操作してその位置からの深さh
2を入力して、深さにより設定すべき掘削領域の境界上
の点P2*を指定する。そして、P1*,P2*の2点
を結んだ直線式を計算して掘削領域の境界とする。
ト1cの先端を点P1の位置に動かした後、設定スイッ
チ7bからの指示でその時のバケット1cの先端位置を
計算し、次に設定スイッチ7bを操作してその位置から
の深さh1を入力して、深さにより設定すべき掘削領域
の境界上の点P1*を指定する。次に、バケット1cの
先端をP2の位置に動かした後、設定スイッチ7bから
の指示でその時のバケット1cの先端位置を計算し、同
様に設定スイッチ7bを操作してその位置からの深さh
2を入力して、深さにより設定すべき掘削領域の境界上
の点P2*を指定する。そして、P1*,P2*の2点
を結んだ直線式を計算して掘削領域の境界とする。
【0028】制御ユニット9にはフロント作業機1A及
び車体1Bの各部寸法が記憶されており、制御ユニット
9はこれらのデータと、角度検出器8a,8b,8cで
検出した回動角α,β,γの値を用いて2点P1,P2
の位置を計算する。この時2点P1,P2の位置は、例
えばブーム1aの回動支点を原点としたXY座標系の座
標値(X1,Y1)(X2,Y2)として求める。XY
座標系は本体1Bに固定した直行座標系であり、垂直面
内にあるとする。XY座標系の座標値(X1,Y1)
(X2,Y2)は、ブーム1aの回動支点とアーム1b
の回動支点との距離をL1、アーム1bの回動支点とバ
ケット1cの回動支点の距離をL2、バケット1cの回
動支点とバケット1cの先端との距離をL3とすれば、
回動角α,β,γから下記の式より求まる。
び車体1Bの各部寸法が記憶されており、制御ユニット
9はこれらのデータと、角度検出器8a,8b,8cで
検出した回動角α,β,γの値を用いて2点P1,P2
の位置を計算する。この時2点P1,P2の位置は、例
えばブーム1aの回動支点を原点としたXY座標系の座
標値(X1,Y1)(X2,Y2)として求める。XY
座標系は本体1Bに固定した直行座標系であり、垂直面
内にあるとする。XY座標系の座標値(X1,Y1)
(X2,Y2)は、ブーム1aの回動支点とアーム1b
の回動支点との距離をL1、アーム1bの回動支点とバ
ケット1cの回動支点の距離をL2、バケット1cの回
動支点とバケット1cの先端との距離をL3とすれば、
回動角α,β,γから下記の式より求まる。
【0029】 X=L1sinα+L2sin(α+β)+L3sin(α+β+γ)…(1 ) Y=L1cosα+L2cos(α+β)+L3cos(α+β+γ)…(2 ) 制御ユニット9では、掘削領域の境界上の2点P1*,
P2*の座標値を、それぞれ、Y座標の下記の計算、 Y1*=Y1−h1 Y2*=Y2−h2 を行うことにより求める。また、P1*,P2*の2点
を結んだ直線式は下記の式により計算する。
P2*の座標値を、それぞれ、Y座標の下記の計算、 Y1*=Y1−h1 Y2*=Y2−h2 を行うことにより求める。また、P1*,P2*の2点
を結んだ直線式は下記の式により計算する。
【0030】 Y=(Y2*−Y1*)X/(X2−X1) +(X2Y1*−X1Y2*)/(X2−X1) …(3) 更に、上記直線上に原点を持ち当該直線を一軸とする直
行座標系、例えば点P2*を原点とするXaYa座標系
をたて、XY座標系から当該直行座標への変換データを
求める。
行座標系、例えば点P2*を原点とするXaYa座標系
をたて、XY座標系から当該直行座標への変換データを
求める。
【0031】フロント姿勢演算部9bでは、上記のよう
に制御ユニット9に記憶したフロント作業機1A及び車
体1Bの各部寸法と、角度検出器8a,8b,8cで検
出した回動角α,β,γに値を用いてバケットの先端位
置等、フロント作業機1Aの所定部位の位置をXY座標
系の値として演算する。
に制御ユニット9に記憶したフロント作業機1A及び車
体1Bの各部寸法と、角度検出器8a,8b,8cで検
出した回動角α,β,γに値を用いてバケットの先端位
置等、フロント作業機1Aの所定部位の位置をXY座標
系の値として演算する。
【0032】アームシリンダ速度演算部9cでは、圧力
検出器61a,61bで検出したパイロット圧の値を入
力し、流量制御弁5bの吐出流量VAを求め、更にこの
吐出流量からアームシリンダ3bの速度Vaを計算す
る。制御ユニット9には、図5に示すようなパイロット
圧PAC,PADと流量制御弁5bの吐出流量VAとの関係
が記憶されており、アームシリンダ速度演算部9cはこ
の関係を用いて流量制御弁5bの吐出流量VAを求め
る。なお、制御ユニット9に事前に計算したパイロット
圧PAC,PADとアームシリンダ速度Vaとの関係を記憶
しておき、パイロット圧PAC,PADから直接アームシリ
ンダ速度Vaを求めてもよい。
検出器61a,61bで検出したパイロット圧の値を入
力し、流量制御弁5bの吐出流量VAを求め、更にこの
吐出流量からアームシリンダ3bの速度Vaを計算す
る。制御ユニット9には、図5に示すようなパイロット
圧PAC,PADと流量制御弁5bの吐出流量VAとの関係
が記憶されており、アームシリンダ速度演算部9cはこ
の関係を用いて流量制御弁5bの吐出流量VAを求め
る。なお、制御ユニット9に事前に計算したパイロット
圧PAC,PADとアームシリンダ速度Vaとの関係を記憶
しておき、パイロット圧PAC,PADから直接アームシリ
ンダ速度Vaを求めてもよい。
【0033】また、アームシリンダ速度演算部9cはア
ームシリンダ速度低速指令演算部9lを含み、操作速度
指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として低速
度を指示している場合は、圧力検出器61a,61bで
検出したパイロット圧の値が予め定めておいたある値P
o以上ならば、パイロット圧をPoとし、このパイロット
圧Poから図5に示す関係を用いて流量制御弁5bの吐
出流量VAを求め、アームシリンダ3bの速度Vaを演
算する。
ームシリンダ速度低速指令演算部9lを含み、操作速度
指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として低速
度を指示している場合は、圧力検出器61a,61bで
検出したパイロット圧の値が予め定めておいたある値P
o以上ならば、パイロット圧をPoとし、このパイロット
圧Poから図5に示す関係を用いて流量制御弁5bの吐
出流量VAを求め、アームシリンダ3bの速度Vaを演
算する。
【0034】図6にアームシリンダ速度演算部9c及び
アームシリンダ速度低速指令演算部9lの処理内容の詳
細をフローチャートで示す。まず、手順81において、
操作速度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度と
して低速度を指示しているかどうかを判断し、低速度を
指示している場合は手順82に進み、圧力検出器61
a,61bで検出したパイロット圧の値PAC,PADが予
め定めておいたPAC,PADより小さい、低速度対応のパ
イロット圧の値Po以上(即ち、PAC≧Po,PAD≧P
o)であるかどうかを判断し、パイロット圧の値PAC,
PADが値Po以上であれば手順83に進み、パイロット
圧をその値Poとし、このパイロット圧Poから図5に示
す関係を用いて流量制御弁5bの吐出流量VAを計算
し、更に手順85でその吐出流量VAからアームシリン
ダ速度Vaを演算する。一方、手順81において、操作
速度指示スイッチ7dからの信号が低速度を指示してい
ない場合、又は手順82において、圧力検出器61a,
61bで検出したパイロット圧の値PAC,PADがPo未
満である場合は、手順84において通常の通り検出した
パイロット圧の値PAC,PADから図5に示す関係を用い
て流量制御弁5bの吐出流量VAを計算し、更に手順8
5でその吐出流量VAからアームシリンダ速度Vaを演
算する。手順81,82,83,85がアームシリンダ
速度低速指令演算部9lに対応する。
アームシリンダ速度低速指令演算部9lの処理内容の詳
細をフローチャートで示す。まず、手順81において、
操作速度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度と
して低速度を指示しているかどうかを判断し、低速度を
指示している場合は手順82に進み、圧力検出器61
a,61bで検出したパイロット圧の値PAC,PADが予
め定めておいたPAC,PADより小さい、低速度対応のパ
イロット圧の値Po以上(即ち、PAC≧Po,PAD≧P
o)であるかどうかを判断し、パイロット圧の値PAC,
PADが値Po以上であれば手順83に進み、パイロット
圧をその値Poとし、このパイロット圧Poから図5に示
す関係を用いて流量制御弁5bの吐出流量VAを計算
し、更に手順85でその吐出流量VAからアームシリン
ダ速度Vaを演算する。一方、手順81において、操作
速度指示スイッチ7dからの信号が低速度を指示してい
ない場合、又は手順82において、圧力検出器61a,
61bで検出したパイロット圧の値PAC,PADがPo未
満である場合は、手順84において通常の通り検出した
パイロット圧の値PAC,PADから図5に示す関係を用い
て流量制御弁5bの吐出流量VAを計算し、更に手順8
5でその吐出流量VAからアームシリンダ速度Vaを演
算する。手順81,82,83,85がアームシリンダ
速度低速指令演算部9lに対応する。
【0035】アームによる速度ベクトル演算部9dで
は、フロント姿勢演算部9bで求めたバケットの先端位
置及びアームシリンダ速度演算部9cで求めたアームシ
リンダ速度Vaと、制御ユニット9に記憶してある先の
L1,L2,L3等の各部寸法とからアームによるバケ
ット1cの先端の速度ベクトルVcを求める。この時、
速度ベクトルVcは、まず図4に示すXY座標系の値と
して求め、次にこの値を領域設定演算部9aで先に求め
たXaYa座標系への変換データを用いてXaYa座標
系に変換することにより、XaYa座標系の値として求
める。ここで、XaYa座標系での速度ベクトルVcの
Xa座標値Vcxは速度ベクトルVcの設定領域の境界
に平行な方向のベクトルとなり、Ya座標値Vcyは速
度ベクトルVcの設定領域の境界に垂直な方向のベクト
ル成分となる。
は、フロント姿勢演算部9bで求めたバケットの先端位
置及びアームシリンダ速度演算部9cで求めたアームシ
リンダ速度Vaと、制御ユニット9に記憶してある先の
L1,L2,L3等の各部寸法とからアームによるバケ
ット1cの先端の速度ベクトルVcを求める。この時、
速度ベクトルVcは、まず図4に示すXY座標系の値と
して求め、次にこの値を領域設定演算部9aで先に求め
たXaYa座標系への変換データを用いてXaYa座標
系に変換することにより、XaYa座標系の値として求
める。ここで、XaYa座標系での速度ベクトルVcの
Xa座標値Vcxは速度ベクトルVcの設定領域の境界
に平行な方向のベクトルとなり、Ya座標値Vcyは速
度ベクトルVcの設定領域の境界に垂直な方向のベクト
ル成分となる。
【0036】方向変換制御補正速度ベクトル演算部9e
では、バケット1cの先端が設定領域の境界近傍にある
場合、バケット1cの先端が設定領域の境界に近づきな
がら設定領域の境界に沿って動くように、アームによる
バケット先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に接
近する方向の成分を補正する補正速度ベクトルVcy
a′を計算する。
では、バケット1cの先端が設定領域の境界近傍にある
場合、バケット1cの先端が設定領域の境界に近づきな
がら設定領域の境界に沿って動くように、アームによる
バケット先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に接
近する方向の成分を補正する補正速度ベクトルVcy
a′を計算する。
【0037】図7に演算部9eでの処理内容の全体概要
をフローチャートで示す。まず、手順90において、領
域設定演算部9aで先に求めたXY座標系からXaYa
座標系への変換データを用いて、フロント姿勢演算部9
bで求めたバケット1cの先端位置をXaYa座標系に
変換し、そのYa座標値からバケット1cの先端と設定
領域の境界との距離Yaを求める。次いで、手順91で
距離Yaの正負を判定する。ここで、距離Yaが正の場
合、バケット先端が設定領域内にあるので手順92に進
み、設定領域内の方向変換制御の処理をする。距離Ya
が負の場合はバケット先端が設定領域の境界の外に出た
ので、手順93に進み、設定領域外の方向変換制御の処
理をする。
をフローチャートで示す。まず、手順90において、領
域設定演算部9aで先に求めたXY座標系からXaYa
座標系への変換データを用いて、フロント姿勢演算部9
bで求めたバケット1cの先端位置をXaYa座標系に
変換し、そのYa座標値からバケット1cの先端と設定
領域の境界との距離Yaを求める。次いで、手順91で
距離Yaの正負を判定する。ここで、距離Yaが正の場
合、バケット先端が設定領域内にあるので手順92に進
み、設定領域内の方向変換制御の処理をする。距離Ya
が負の場合はバケット先端が設定領域の境界の外に出た
ので、手順93に進み、設定領域外の方向変換制御の処
理をする。
【0038】手順92の設定領域内方向変換制御の処理
の詳細を図8に示す。この処理は、アームによるバケッ
ト先端の速度ベクトルVcが設定領域の境界に接近する
方向の成分を持つ場合、そのベクトル成分を設定領域の
境界に近づくにつれて減じるように補正するための補正
速度ベクトルVcya′を演算するものである。
の詳細を図8に示す。この処理は、アームによるバケッ
ト先端の速度ベクトルVcが設定領域の境界に接近する
方向の成分を持つ場合、そのベクトル成分を設定領域の
境界に近づくにつれて減じるように補正するための補正
速度ベクトルVcya′を演算するものである。
【0039】まず、手順100において、バケット1c
の先端と設定領域の境界との距離Yaから図9に示す関
係を用いて係数hを計算する。ここで、係数hは、距離
Yaが設定値Ya1より大きいときは1であり、距離Y
aが設定値Ya1より小さくなると、距離Yaが小さく
なるに従って1より小さくなり、距離Yaが0になる
と、即ちバケット先端が設定領域の境界上に達すると0
となり、更に距離Yaが0より小さくなると、即ちバケ
ット先端が設定領域の外に出て距離Yaが負の値になる
と、距離Yaが小さくなるに従って(距離Yaの絶対値
が大きくなるに従って)0より小さくなる(絶対値が大
きくなる)値であり、制御ユニット9の記憶装置にはこ
のようなhとYaの関係が記憶されている。ここでの計
算では図8のYa≧0の領域が使われる。
の先端と設定領域の境界との距離Yaから図9に示す関
係を用いて係数hを計算する。ここで、係数hは、距離
Yaが設定値Ya1より大きいときは1であり、距離Y
aが設定値Ya1より小さくなると、距離Yaが小さく
なるに従って1より小さくなり、距離Yaが0になる
と、即ちバケット先端が設定領域の境界上に達すると0
となり、更に距離Yaが0より小さくなると、即ちバケ
ット先端が設定領域の外に出て距離Yaが負の値になる
と、距離Yaが小さくなるに従って(距離Yaの絶対値
が大きくなるに従って)0より小さくなる(絶対値が大
きくなる)値であり、制御ユニット9の記憶装置にはこ
のようなhとYaの関係が記憶されている。ここでの計
算では図8のYa≧0の領域が使われる。
【0040】次いで、手順101において、速度ベクト
ルVcの設定領域の境界に対して垂直な成分、即ちXa
Ya座標系でのYa座標値Vcyの正負を判定し、Vc
yが負の場合は、バケット先端が設定領域の境界に接近
する方向の速度ベクトルであるので、手順102に進
み、速度ベクトルVcのYa座標値Vcyに係数hを乗
じ、この値を補正後の垂直方向のベクトル成分Vcya
とする。
ルVcの設定領域の境界に対して垂直な成分、即ちXa
Ya座標系でのYa座標値Vcyの正負を判定し、Vc
yが負の場合は、バケット先端が設定領域の境界に接近
する方向の速度ベクトルであるので、手順102に進
み、速度ベクトルVcのYa座標値Vcyに係数hを乗
じ、この値を補正後の垂直方向のベクトル成分Vcya
とする。
【0041】Vcyが正の場合はバケット先端が設定領
域の境界から離れる方向の速度ベクトルであるので、手
順104に進み、速度ベクトルVcのYa座標値Vcy
に係数―hを乗じた値を補正後の垂直方向のベクトル成
分Vcyaとする。
域の境界から離れる方向の速度ベクトルであるので、手
順104に進み、速度ベクトルVcのYa座標値Vcy
に係数―hを乗じた値を補正後の垂直方向のベクトル成
分Vcyaとする。
【0042】次いで手順106において、Vcya′=
Vcya−Vcyを計算し、Vcyaを得るための補正
速度ベクトルVcva′を求める。ここで、Vcyが負
の場合は補正速度ベクトルVcya′は正の値(バケッ
ト先端が設定領域の境界から離れる方向の速度ベクト
ル)となり、Vcyが正の場合は補正速度ベクトルVc
ya′は負の値(バケット先端が設定領域の境界に接近
する方向の速度ベクトル)となる。
Vcya−Vcyを計算し、Vcyaを得るための補正
速度ベクトルVcva′を求める。ここで、Vcyが負
の場合は補正速度ベクトルVcya′は正の値(バケッ
ト先端が設定領域の境界から離れる方向の速度ベクト
ル)となり、Vcyが正の場合は補正速度ベクトルVc
ya′は負の値(バケット先端が設定領域の境界に接近
する方向の速度ベクトル)となる。
【0043】以上の補正速度ベクトルVcya′により
アームによるバケット先端の速度ベクトルVcの垂直方
向のベクトル成分VcyをVcyaに補正することによ
り、バケット1cの先端が設定領域の境界に近づく場合
は、図10(a)に示すように距離Yaが小さくなるに
従って垂直方向のベクトル成分Vcyの減少量が大きく
なるよう、速度ベクトルVcはVcaに補正される。そ
の結果、Vcaによるバケット先端の移動軌跡は、設定
領域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状となり、
設定領域の境界上での補正後の速度ベクトルVcaは平
行成分Vcxに一致する。
アームによるバケット先端の速度ベクトルVcの垂直方
向のベクトル成分VcyをVcyaに補正することによ
り、バケット1cの先端が設定領域の境界に近づく場合
は、図10(a)に示すように距離Yaが小さくなるに
従って垂直方向のベクトル成分Vcyの減少量が大きく
なるよう、速度ベクトルVcはVcaに補正される。そ
の結果、Vcaによるバケット先端の移動軌跡は、設定
領域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状となり、
設定領域の境界上での補正後の速度ベクトルVcaは平
行成分Vcxに一致する。
【0044】バケット1cの先端が設定領域の境界から
離れる場合は、図10(b)に示すように、距離Yaが
小さくなるに従って垂直方向のベクトル成分Vcyの−
方向の減少量が小さくなるよう、速度ベクトルVcはV
caに補正され、Vcaによるバケット先端の軌跡はや
はり設定領域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状
となる。
離れる場合は、図10(b)に示すように、距離Yaが
小さくなるに従って垂直方向のベクトル成分Vcyの−
方向の減少量が小さくなるよう、速度ベクトルVcはV
caに補正され、Vcaによるバケット先端の軌跡はや
はり設定領域の境界に近づくにつれて平行となる曲線状
となる。
【0045】手順93の設定領域外方向変換制御の処理
の詳細を図11に示す。この処理は、バケット1cの先
端が設定領域の境界の外に出た時、設定領域の境界から
の距離に関係して、バケット先端が設定領域に戻るよう
にバケット先端の動きを補正するための補正シリンダ速
度Vcya′を演算するものである。
の詳細を図11に示す。この処理は、バケット1cの先
端が設定領域の境界の外に出た時、設定領域の境界から
の距離に関係して、バケット先端が設定領域に戻るよう
にバケット先端の動きを補正するための補正シリンダ速
度Vcya′を演算するものである。
【0046】まず、手順112において、図8の手順1
00と同様、バケット1cの先端と設定領域の境界との
距離Yaから図8に示す関係を用いて係数hを計算す
る。ここでの計算では図8のYa<0の領域が使われ
る。
00と同様、バケット1cの先端と設定領域の境界との
距離Yaから図8に示す関係を用いて係数hを計算す
る。ここでの計算では図8のYa<0の領域が使われ
る。
【0047】次に手順113において、アームによるバ
ケット先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に対し
て垂直な成分、即ちXaYa座標系でのYa座標値Vc
yの正負を判定し、Vcyが負の場合は、バケット先端
が設定領域の境界から離れる方向の速度ベクトルである
ので、手順114に進み、速度ベクトルVcのYa座標
値Vcyに上記の係数h及びKを乗じ、この値を補正後
の垂直方向のベクトル成分Vcyaとする。係数Kは制
御上の特性から決められる任意の値であり、一種のフィ
ードバックゲインである。次いで手順116において、
Vcya′=Vcya−Vcyを計算し、Vcyaを得
るための補正速度ベクトルVcya′を求める。
ケット先端の速度ベクトルVcの設定領域の境界に対し
て垂直な成分、即ちXaYa座標系でのYa座標値Vc
yの正負を判定し、Vcyが負の場合は、バケット先端
が設定領域の境界から離れる方向の速度ベクトルである
ので、手順114に進み、速度ベクトルVcのYa座標
値Vcyに上記の係数h及びKを乗じ、この値を補正後
の垂直方向のベクトル成分Vcyaとする。係数Kは制
御上の特性から決められる任意の値であり、一種のフィ
ードバックゲインである。次いで手順116において、
Vcya′=Vcya−Vcyを計算し、Vcyaを得
るための補正速度ベクトルVcya′を求める。
【0048】手順113でVcyが正の場合は、バケッ
ト先端が設定領域の境界に接近する方向の速度ベクトル
であるので、手順115に進み、速度ベクトルVcのY
a座標値Vcyに上記の係数−h及びKを乗じ、この値
を補正後の垂直方向のベクトル成分Vcyaとする。次
いで手順117において、Vcya′=Vcya−Vc
yを計算し、Vcyaを得るための補正速度ベクトルV
cya′を求める。ただし、Vcya′>0ならばVc
ya′=0とする。なぜならば、この動作はブーム下げ
を制御する動作であるので、Vcya′が正の値ではブ
ーム下げの制御にならないからである。
ト先端が設定領域の境界に接近する方向の速度ベクトル
であるので、手順115に進み、速度ベクトルVcのY
a座標値Vcyに上記の係数−h及びKを乗じ、この値
を補正後の垂直方向のベクトル成分Vcyaとする。次
いで手順117において、Vcya′=Vcya−Vc
yを計算し、Vcyaを得るための補正速度ベクトルV
cya′を求める。ただし、Vcya′>0ならばVc
ya′=0とする。なぜならば、この動作はブーム下げ
を制御する動作であるので、Vcya′が正の値ではブ
ーム下げの制御にならないからである。
【0049】以上の補正速度ベクトルVcya′により
アームによるバケット先端の速度ベクトルVcの垂直方
向のベクトル成分VcyはVcyaに補正され、図12
(a)及び(b)に示すように、設定領域の境界に近づ
くにつれてバケット先端の移動軌跡は平行となるよう、
速度ベクトルVcはVcaに補正される。
アームによるバケット先端の速度ベクトルVcの垂直方
向のベクトル成分VcyはVcyaに補正され、図12
(a)及び(b)に示すように、設定領域の境界に近づ
くにつれてバケット先端の移動軌跡は平行となるよう、
速度ベクトルVcはVcaに補正される。
【0050】即ち、バケット1cの先端が設定領域の境
界から離れる方向の場合は、図12(a)に示すよう
に、アームによるバケット先端の速度ベクトルVcが斜
め下方に一定であるとすると、その平行な方向のベクト
ル成分Vcxは一定となり、垂直方向のベクトル成分V
cyはVcya′(=Vcya−Vcy)によりVcy
a(=K・h・Vcy)に補正され、その結果垂直成分
Vcyはバケット1cの先端が設定領域に近づくに従っ
て(距離Yaが小さくなるに従って)小さくなるので、
それらの合成である補正後の目標速度ベクトルVcaに
よるバケット先端の移動軌跡は、設定領域の境界に近づ
くにつれて平行となる曲線状となり、設定領域の境界上
での補正後の速度ベクトルVcaは平行成分Vcxに一
致する。
界から離れる方向の場合は、図12(a)に示すよう
に、アームによるバケット先端の速度ベクトルVcが斜
め下方に一定であるとすると、その平行な方向のベクト
ル成分Vcxは一定となり、垂直方向のベクトル成分V
cyはVcya′(=Vcya−Vcy)によりVcy
a(=K・h・Vcy)に補正され、その結果垂直成分
Vcyはバケット1cの先端が設定領域に近づくに従っ
て(距離Yaが小さくなるに従って)小さくなるので、
それらの合成である補正後の目標速度ベクトルVcaに
よるバケット先端の移動軌跡は、設定領域の境界に近づ
くにつれて平行となる曲線状となり、設定領域の境界上
での補正後の速度ベクトルVcaは平行成分Vcxに一
致する。
【0051】バケット1cの先端が設定領域の境界に接
近する方向の場合も、図12(b)に示すように、垂直
方向のベクトル成分VcyはVcya′(=Vcya−
Vcy)によりVcya(=K・h・Vcy)に補正さ
れ、その結果垂直成分Vcyはバケット1cの先端が設
定領域に近づくに従って(距離Yaが小さくなるに従っ
て)小さくなるので、補正後の目標速度ベクトルVca
によるバケット先端の移動軌跡は、設定領域の境界に近
づくにつれて平行となる曲線状となる。
近する方向の場合も、図12(b)に示すように、垂直
方向のベクトル成分VcyはVcya′(=Vcya−
Vcy)によりVcya(=K・h・Vcy)に補正さ
れ、その結果垂直成分Vcyはバケット1cの先端が設
定領域に近づくに従って(距離Yaが小さくなるに従っ
て)小さくなるので、補正後の目標速度ベクトルVca
によるバケット先端の移動軌跡は、設定領域の境界に近
づくにつれて平行となる曲線状となる。
【0052】補正用目標ブームシリンダ速度演算部9f
では、演算部9eで求めた補正速度ベクトルVcya′
とフロント姿勢演算部9bで求めたバケットの先端位置
とから補正速度ベクトルVcya′を得るためのブーム
シリンダ3aの補正用目標シリンダ速度Vbrを演算す
る。これは、アームがブームに変わっている点を除いて
アームによる速度ベクトル演算部9dの逆演算である。
また、補正速度ベクトルVcya′が正の値のときはバ
ケット先端が設定領域の境界から離れる方向の速度ベク
トルであるので、ブームシリンダ3aの補正用目標シリ
ンダ速度Vbrとしてブーム上げ方向の目標シリンダ速
度(ブームシリンダ3aの伸長方向の目標シリンダ速
度)が計算され、補正速度ベクトルVcya′が負の値
のときはバケット先端が設定領域の境界に接近する方向
の速度ベクトルであるので、ブームシリンダ3aの補正
用目標シリンダ速度としてブーム下げ方向の目標シリン
ダ速度(ブームシリンダ3aの縮み方向の目標シリンダ
速度)が計算される。
では、演算部9eで求めた補正速度ベクトルVcya′
とフロント姿勢演算部9bで求めたバケットの先端位置
とから補正速度ベクトルVcya′を得るためのブーム
シリンダ3aの補正用目標シリンダ速度Vbrを演算す
る。これは、アームがブームに変わっている点を除いて
アームによる速度ベクトル演算部9dの逆演算である。
また、補正速度ベクトルVcya′が正の値のときはバ
ケット先端が設定領域の境界から離れる方向の速度ベク
トルであるので、ブームシリンダ3aの補正用目標シリ
ンダ速度Vbrとしてブーム上げ方向の目標シリンダ速
度(ブームシリンダ3aの伸長方向の目標シリンダ速
度)が計算され、補正速度ベクトルVcya′が負の値
のときはバケット先端が設定領域の境界に接近する方向
の速度ベクトルであるので、ブームシリンダ3aの補正
用目標シリンダ速度としてブーム下げ方向の目標シリン
ダ速度(ブームシリンダ3aの縮み方向の目標シリンダ
速度)が計算される。
【0053】バルブ指令演算部9gでは、演算部9fで
求めたブームシリンダ3aの補正用目標シリンダ速度V
brがブーム上げ方向のものである場合は流量制御弁5
aのブーム上げの目標流量QBUを求め、ブーム下げ方向
のものである場合はブーム下げの目標流量QBDを求め、
更にこれらの目標流量から比例電磁弁10a,10bの
指令値(指令電流)を計算する。
求めたブームシリンダ3aの補正用目標シリンダ速度V
brがブーム上げ方向のものである場合は流量制御弁5
aのブーム上げの目標流量QBUを求め、ブーム下げ方向
のものである場合はブーム下げの目標流量QBDを求め、
更にこれらの目標流量から比例電磁弁10a,10bの
指令値(指令電流)を計算する。
【0054】ここで、制御ユニット9には、比例電磁弁
10aと流量制御弁5aの指令電流−流量特性及び比例
電磁弁10bと流量制御弁5aの指令電流−流量特性と
して図13に示すようなブーム上げの指令電流IBUと目
標流量QBU及びブーム下げの指令電流IBDと目標流量Q
BDとの関係が記憶されており、バルブ指令演算部9gで
はこの関係を用いて比例電磁弁10a,10bの指令電
流を計算する。
10aと流量制御弁5aの指令電流−流量特性及び比例
電磁弁10bと流量制御弁5aの指令電流−流量特性と
して図13に示すようなブーム上げの指令電流IBUと目
標流量QBU及びブーム下げの指令電流IBDと目標流量Q
BDとの関係が記憶されており、バルブ指令演算部9gで
はこの関係を用いて比例電磁弁10a,10bの指令電
流を計算する。
【0055】なお、制御ユニット9に、事前に計算した
ブーム上げの指令電流と目標シリンダ速度及びブーム下
げの指令電流と目標シリンダ速度との関係を記憶してお
き、目標シリンダ速度から直接指令電流を求めてもよ
い。また、制御ユニット9にブーム上げの目標パイロッ
ト圧と目標流量IBU及びブーム下げの目標パイロット圧
と目標流量IBDとの関係を記憶しておき、流量制御弁5
aの吐出流量(目標流量)から一旦目標パイロット圧を
計算し、この目標パイロット圧から比例電磁弁10a,
10bの指令電流を計算してもよい。
ブーム上げの指令電流と目標シリンダ速度及びブーム下
げの指令電流と目標シリンダ速度との関係を記憶してお
き、目標シリンダ速度から直接指令電流を求めてもよ
い。また、制御ユニット9にブーム上げの目標パイロッ
ト圧と目標流量IBU及びブーム下げの目標パイロット圧
と目標流量IBDとの関係を記憶しておき、流量制御弁5
aの吐出流量(目標流量)から一旦目標パイロット圧を
計算し、この目標パイロット圧から比例電磁弁10a,
10bの指令電流を計算してもよい。
【0056】出力部9hでは、領域制限スイッチ7aか
らの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指示してい
る場合は、バルブ指令演算部9gで計算した指令値を増
幅器で増幅し、電気信号として比例電磁弁10a,10
bに出力する。また、操作速度指示スイッチ7dからの
信号が最大操作速度として低速度を指示している場合
は、アームのパイロット圧を予め定めておいた前述の値
Poとし、アームのパイロットライン45a,45bに
設けられた比例電磁弁11a,11bにパイロット圧P
oに相当する電気信号を出力する。領域制限スイッチ7
aからの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指示し
ていない場合は、比例電磁弁10aを全閉にし、比例電
磁弁10b,11a,11bを全開するための電気信号
を出力する。
らの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指示してい
る場合は、バルブ指令演算部9gで計算した指令値を増
幅器で増幅し、電気信号として比例電磁弁10a,10
bに出力する。また、操作速度指示スイッチ7dからの
信号が最大操作速度として低速度を指示している場合
は、アームのパイロット圧を予め定めておいた前述の値
Poとし、アームのパイロットライン45a,45bに
設けられた比例電磁弁11a,11bにパイロット圧P
oに相当する電気信号を出力する。領域制限スイッチ7
aからの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指示し
ていない場合は、比例電磁弁10aを全閉にし、比例電
磁弁10b,11a,11bを全開するための電気信号
を出力する。
【0057】図14に出力部9hの処理内容の詳細をフ
ローチャートで示す。まず、手順151において領域制
限スイッチ7aからの信号が領域制限掘削制御モードを
指示しているかどうかを判断し、当該制御モードを指示
している場合は手順152に進み、操作速度指示スイッ
チ7dからの信号が最大操作速度として低速度を指示し
ているかどうかを判断し、低速度を指示していない場合
は、手順153に進み、バルブ指令演算部9gで計算し
た指令電流の値IBU, IBDを増幅し、電気信号として比
例電磁弁10a,10bに出力すると共に、比例電磁弁
11a,11bにこれを全開にする電気信号IACmax,
IADmaxを出力する。
ローチャートで示す。まず、手順151において領域制
限スイッチ7aからの信号が領域制限掘削制御モードを
指示しているかどうかを判断し、当該制御モードを指示
している場合は手順152に進み、操作速度指示スイッ
チ7dからの信号が最大操作速度として低速度を指示し
ているかどうかを判断し、低速度を指示していない場合
は、手順153に進み、バルブ指令演算部9gで計算し
た指令電流の値IBU, IBDを増幅し、電気信号として比
例電磁弁10a,10bに出力すると共に、比例電磁弁
11a,11bにこれを全開にする電気信号IACmax,
IADmaxを出力する。
【0058】また、操作速度指示スイッチ7dからの信
号が低速度を指示している場合は、手順154に進み、
予め定めたパイロット圧Poからこれに対応する比例電
磁弁11a,11bの指令電流の値IAC,IADを計算
し、手順155において、バルブ指令演算部9gで計算
した指令電流の値IBU, IBDを増幅し、電気信号として
比例電磁弁10a,10bに出力すると共に、手順15
4で計算した指令電流の値IAC,IADを増幅し、電気信
号として比例電磁弁11a,11bに出力する。これに
より、アームシリンダ速度低速指令演算部9lでパイロ
ット圧Poからアームシリンダ速度Vaを演算し(図5
の手順83,85)、このアームシリンダ速度に基づい
て方向変換制御補正速度ベクトル演算部9eで補正速度
ベクトルVcya′を求め、バルブ指令演算部9gでそ
れを実現する指令電流の値IBU, IBDを計算したのに対
応して、実際のアームシリンダ速度もパイロット圧Po
に対応する速度に制限される。
号が低速度を指示している場合は、手順154に進み、
予め定めたパイロット圧Poからこれに対応する比例電
磁弁11a,11bの指令電流の値IAC,IADを計算
し、手順155において、バルブ指令演算部9gで計算
した指令電流の値IBU, IBDを増幅し、電気信号として
比例電磁弁10a,10bに出力すると共に、手順15
4で計算した指令電流の値IAC,IADを増幅し、電気信
号として比例電磁弁11a,11bに出力する。これに
より、アームシリンダ速度低速指令演算部9lでパイロ
ット圧Poからアームシリンダ速度Vaを演算し(図5
の手順83,85)、このアームシリンダ速度に基づい
て方向変換制御補正速度ベクトル演算部9eで補正速度
ベクトルVcya′を求め、バルブ指令演算部9gでそ
れを実現する指令電流の値IBU, IBDを計算したのに対
応して、実際のアームシリンダ速度もパイロット圧Po
に対応する速度に制限される。
【0059】手順151で領域制限スイッチ7aからの
信号が領域制限掘削制御モードを指示していない場合
は、手順156に進み、比例電磁弁10aを全閉にする
電気信号IBUminを出力すると共に、比例電磁弁10
b,11a,11bを全開する電気信号IBDmax,I
ACmax,IADmaxを出力する。
信号が領域制限掘削制御モードを指示していない場合
は、手順156に進み、比例電磁弁10aを全閉にする
電気信号IBUminを出力すると共に、比例電磁弁10
b,11a,11bを全開する電気信号IBDmax,I
ACmax,IADmaxを出力する。
【0060】以上により操作レバー装置4bの操作レバ
ー40をアームクラウド方向に操作した場合は、バケッ
ト先端が設定領域の境界に近づくと補正速度ベクトルV
cya′が正の値として演算され(図8の手順102,
106)、対応する電気信号が比例電磁弁10aに出力
されることによりブームが上げ方向に動かされ、図10
(a)で説明したように、バケット先端は設定領域の境
界に近づくにつれて平行となるように移動し、最終的に
設定領域の境界に沿って移動する。万一、バケット先端
が設定領域の境界を越えて設定領域の外に出た場合は、
バケット先端を設定領域に戻すように補正速度ベクトル
Vcya′が正の値として演算され(図11の手順11
4,116)、対応する電気信号が比例電磁弁10aに
出力されることによりブームが上げ方向に動かされ、図
12(a)に示すようにバケット先端が設定領域の境界
に近づくにつれて平行となるように移動しながら戻され
る。これにより、バケット先端を設定領域の境界に沿っ
て動かすことができる。
ー40をアームクラウド方向に操作した場合は、バケッ
ト先端が設定領域の境界に近づくと補正速度ベクトルV
cya′が正の値として演算され(図8の手順102,
106)、対応する電気信号が比例電磁弁10aに出力
されることによりブームが上げ方向に動かされ、図10
(a)で説明したように、バケット先端は設定領域の境
界に近づくにつれて平行となるように移動し、最終的に
設定領域の境界に沿って移動する。万一、バケット先端
が設定領域の境界を越えて設定領域の外に出た場合は、
バケット先端を設定領域に戻すように補正速度ベクトル
Vcya′が正の値として演算され(図11の手順11
4,116)、対応する電気信号が比例電磁弁10aに
出力されることによりブームが上げ方向に動かされ、図
12(a)に示すようにバケット先端が設定領域の境界
に近づくにつれて平行となるように移動しながら戻され
る。これにより、バケット先端を設定領域の境界に沿っ
て動かすことができる。
【0061】また、バケット先端を設定領域の境界付近
に位置づけた状態で、操作レバー装置40aの操作レバ
ー40をブーム下げ方向にフル操作しかつこれと同時に
操作レバー装置4bの操作レバー40をアームダンプ方
向に操作した場合、バケット先端が設定領域の境界から
離れようとすると補正速度ベクトルVcya′が負の値
として演算され(図8の手順104,106)、対応す
る電気信号が比例電磁弁10bに出力されることによ
り、ブーム下げ方向のフル操作のパイロット圧が減圧し
て出力され、これによりブームが下げ方向に動かされ、
図10(b)で説明したように、バケット先端は設定領
域の境界に近づくにつれて平行となるように移動し、最
終的に設定領域の境界に沿って移動する。万一、バケッ
ト先端が設定領域の境界を越えて設定領域の外に出た場
合は、バケット先端を設定領域に戻すように補正速度ベ
クトルVcya′が正の値として演算され(図11の手
順115,117)、対応する電気信号が比例電磁弁1
0aに出力されることによりブームが上げ方向に動かさ
れ、図12(b)に示すようにバケット先端が設定領域
の境界に近づくにつれて平行となるように移動しながら
戻される。これにより、バケット先端を設定領域の境界
に沿って動かすことができる。
に位置づけた状態で、操作レバー装置40aの操作レバ
ー40をブーム下げ方向にフル操作しかつこれと同時に
操作レバー装置4bの操作レバー40をアームダンプ方
向に操作した場合、バケット先端が設定領域の境界から
離れようとすると補正速度ベクトルVcya′が負の値
として演算され(図8の手順104,106)、対応す
る電気信号が比例電磁弁10bに出力されることによ
り、ブーム下げ方向のフル操作のパイロット圧が減圧し
て出力され、これによりブームが下げ方向に動かされ、
図10(b)で説明したように、バケット先端は設定領
域の境界に近づくにつれて平行となるように移動し、最
終的に設定領域の境界に沿って移動する。万一、バケッ
ト先端が設定領域の境界を越えて設定領域の外に出た場
合は、バケット先端を設定領域に戻すように補正速度ベ
クトルVcya′が正の値として演算され(図11の手
順115,117)、対応する電気信号が比例電磁弁1
0aに出力されることによりブームが上げ方向に動かさ
れ、図12(b)に示すようにバケット先端が設定領域
の境界に近づくにつれて平行となるように移動しながら
戻される。これにより、バケット先端を設定領域の境界
に沿って動かすことができる。
【0062】なお、後者のブーム下げによる方向変換制
御に際して、バケット先端を設定領域の境界付近に位置
づける操作はブーム下げの範囲制限制御により行う。こ
のブーム下げの範囲制限制御では、操作レバー装置40
aの操作レバー40がブーム下げ方向に操作されると比
例電磁弁10bを開き、バケット先端が設定領域の境界
付近に達すると比例電磁弁10bを閉じてブーム下げを
停止させる。なお、この制御は本発明とは直接関係がな
いので、詳細は省略する。
御に際して、バケット先端を設定領域の境界付近に位置
づける操作はブーム下げの範囲制限制御により行う。こ
のブーム下げの範囲制限制御では、操作レバー装置40
aの操作レバー40がブーム下げ方向に操作されると比
例電磁弁10bを開き、バケット先端が設定領域の境界
付近に達すると比例電磁弁10bを閉じてブーム下げを
停止させる。なお、この制御は本発明とは直接関係がな
いので、詳細は省略する。
【0063】また、以上の方向変換制御において、操作
速度指示スイッチ7dからの信号が低速度を指示してい
ない場合、即ち標準速度を指示している場合は、操作レ
バー装置4bで生成されたパイロット圧に基づいて方向
変換制御が行われる。操作レバー装置4bの操作レバー
40の操作量に応じた速度でバケット先端を動かすこと
ができると共に、操作速度指示スイッチ7dからの信号
が低速度を指示している場合は、予め設定したパイロッ
ト圧Poに基づいて方向変換制御が行われ、操作レバー
装置4bの操作レバー40の操作量に係わらずパイロッ
ト圧Poに応じた速度でバケット先端を動かすことがで
き、複合操作補正演算部9jにおける指令電流−流量特
性の学習補正処理において、補正値の演算精度を高める
ことができる(後述)。
速度指示スイッチ7dからの信号が低速度を指示してい
ない場合、即ち標準速度を指示している場合は、操作レ
バー装置4bで生成されたパイロット圧に基づいて方向
変換制御が行われる。操作レバー装置4bの操作レバー
40の操作量に応じた速度でバケット先端を動かすこと
ができると共に、操作速度指示スイッチ7dからの信号
が低速度を指示している場合は、予め設定したパイロッ
ト圧Poに基づいて方向変換制御が行われ、操作レバー
装置4bの操作レバー40の操作量に係わらずパイロッ
ト圧Poに応じた速度でバケット先端を動かすことがで
き、複合操作補正演算部9jにおける指令電流−流量特
性の学習補正処理において、補正値の演算精度を高める
ことができる(後述)。
【0064】複合操作補正演算部9jでは、上記のブー
ムとアームの複合操作による領域制限掘削制御でバルブ
指令演算部9gで用いる図13に示したブーム上げとブ
ーム下げの指令電流−流量特性の学習補正処理を行う。
ムとアームの複合操作による領域制限掘削制御でバルブ
指令演算部9gで用いる図13に示したブーム上げとブ
ーム下げの指令電流−流量特性の学習補正処理を行う。
【0065】まず、本発明の学習補正処理の考え方を説
明する。
明する。
【0066】本発明の学習補正処理は、領域制限スイッ
チ7aからの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指
示している状態で複合操作補正スイッチ7cをONにし
て制御モードを学習補正モードに切り換え、フロント作
業機1Aの動き得る領域を制限する制御(領域制限掘削
制御)を行いながら行う点に特徴がある。また、補正の
対象は図12に示したブーム用流量制御弁5aのブーム
上げ方向の指令電流−流量特性とブーム下げ方向の指令
電流−流量特性であり、アーム用流量制御弁5bの指令
電流−流量特性のバラツキはブームの指令電流−流量特
性の補正で吸収する点にも特徴がある。更に、学習補正
処理をするときは、操作速度指示スイッチ7dを適宜切
り換えて最大操作速度として標準速度と低速度の2種類
を指示し、操作レバーをフル操作することにより、指令
電流−流量特性の広い電流範囲にわたって補正値の演算
精度を向上させる点にも特徴がある。
チ7aからの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指
示している状態で複合操作補正スイッチ7cをONにし
て制御モードを学習補正モードに切り換え、フロント作
業機1Aの動き得る領域を制限する制御(領域制限掘削
制御)を行いながら行う点に特徴がある。また、補正の
対象は図12に示したブーム用流量制御弁5aのブーム
上げ方向の指令電流−流量特性とブーム下げ方向の指令
電流−流量特性であり、アーム用流量制御弁5bの指令
電流−流量特性のバラツキはブームの指令電流−流量特
性の補正で吸収する点にも特徴がある。更に、学習補正
処理をするときは、操作速度指示スイッチ7dを適宜切
り換えて最大操作速度として標準速度と低速度の2種類
を指示し、操作レバーをフル操作することにより、指令
電流−流量特性の広い電流範囲にわたって補正値の演算
精度を向上させる点にも特徴がある。
【0067】そして、補正の対象であるブーム上げ又は
ブーム下げの指令電流−流量特性は図15(a)及び
(b)に示すように、複数本、例えば4本の直線で近似
して表し、直線の折れ点m1〜m8を補正することによ
り指令電流−流量特性を補正する。
ブーム下げの指令電流−流量特性は図15(a)及び
(b)に示すように、複数本、例えば4本の直線で近似
して表し、直線の折れ点m1〜m8を補正することによ
り指令電流−流量特性を補正する。
【0068】例えば、図15(a)に示すブーム上げの
流量制御弁5aの指令電流−流量特性の直線の折れ点m
1〜m4が次のように(x,y)座標で表されていると
する。
流量制御弁5aの指令電流−流量特性の直線の折れ点m
1〜m4が次のように(x,y)座標で表されていると
する。
【0069】m1→(m1x,m1y) m2→(m2x,m2y) m3→(m3x,m3y) m4→(m4x,m4v) 更に、m1−m2間の直線、m2−m3間の直線、m3
−m4間の直線をそれぞれ次の式で表すものとする。
−m4間の直線をそれぞれ次の式で表すものとする。
【0070】y=a1x+bl y=a2x+b2 y=a3x+b3 バルブ指令演算部9gでの制御演算中における目標流量
→指令電流への変換においては、上記の直線の式を使っ
て電流値を求める。ブーム下げの場合も同様である。
→指令電流への変換においては、上記の直線の式を使っ
て電流値を求める。ブーム下げの場合も同様である。
【0071】上記指令電流−流量特性のバラツキによる
制御動作の誤差を算出するためには、領域制限掘削制御
の設定領域の境界すなわち目標掘削面に対し、図16に
示すように目標掘削面を挟んで目標制御範囲を設定す
る。この目標制御範囲は制御の誤差の許容範囲に相当す
る。また、上記指令電流−流量特性の直線の折れ点m1
〜m8に対応して電流範囲1〜8を設定する。
制御動作の誤差を算出するためには、領域制限掘削制御
の設定領域の境界すなわち目標掘削面に対し、図16に
示すように目標掘削面を挟んで目標制御範囲を設定す
る。この目標制御範囲は制御の誤差の許容範囲に相当す
る。また、上記指令電流−流量特性の直線の折れ点m1
〜m8に対応して電流範囲1〜8を設定する。
【0072】アームクラウドとブーム上げの動作による
領域制限掘削制御でバケット先端が目標掘削領域の下を
通る場合、その時の電流範囲における指令電流が足りな
いことになる。例えば、図15(a)の電流範囲3なら
ば、m3点を右あるいは下に補正することにより、同じ
目標流量に対して大きな電流値が出力される。本実施形
態では、m1〜m4を左右に補正することとし、m1x
〜m4xに対する補正値をdmlx〜dm4xとする。
領域制限掘削制御でバケット先端が目標掘削領域の下を
通る場合、その時の電流範囲における指令電流が足りな
いことになる。例えば、図15(a)の電流範囲3なら
ば、m3点を右あるいは下に補正することにより、同じ
目標流量に対して大きな電流値が出力される。本実施形
態では、m1〜m4を左右に補正することとし、m1x
〜m4xに対する補正値をdmlx〜dm4xとする。
【0073】補正値の記憶の仕方としては何通りかあ
る。例えばdm1x〜dm4xをそのまま記憶する方法
や、m1x+dm1x〜m4x+dm4xを新たにm1
x〜m4xとして記憶する方法がある。前者では、記憶
したdm1x〜dm4xを読み出して折れ点のx座標値
をm1x+dm1x〜m4x+dm4xと補正し、補正
後の各折れ点の座標値からa1,b1,a2,b2,a
3,b3を求め各直線の一次式を演算することにより、
指令電流−流量特性を補正する。後者では、記憶したm
1x〜m4xを読み出して直接a1,b1,a2,b
2,a3,b3を求め各直線の一次式を演算することに
より、指令電流−流量特性を補正する。バルブ指令演算
部9gでは制御演算に際してこの補正後の特性を用い
る。
る。例えばdm1x〜dm4xをそのまま記憶する方法
や、m1x+dm1x〜m4x+dm4xを新たにm1
x〜m4xとして記憶する方法がある。前者では、記憶
したdm1x〜dm4xを読み出して折れ点のx座標値
をm1x+dm1x〜m4x+dm4xと補正し、補正
後の各折れ点の座標値からa1,b1,a2,b2,a
3,b3を求め各直線の一次式を演算することにより、
指令電流−流量特性を補正する。後者では、記憶したm
1x〜m4xを読み出して直接a1,b1,a2,b
2,a3,b3を求め各直線の一次式を演算することに
より、指令電流−流量特性を補正する。バルブ指令演算
部9gでは制御演算に際してこの補正後の特性を用い
る。
【0074】図17に複合操作補正演算部9jにおける
学習補正処理の全体をフローチャートで示す。
学習補正処理の全体をフローチャートで示す。
【0075】まず、手順121で制御ユニット9が電源
を入れた直後の立ち上げ時であるかどうかを判断し、立
ち上げ時でなければ手順122に進み、複合操作補正ス
イッチ7cからの信号が複合操作の学習補正モードの選
択を指示してるか否かを判断する。学習補正モードの選
択を指示している場合は手順123に進み、学習補正処
理による補正値の演算・記憶処理を行い、学習補正モー
ドの選択を指示していない場合はその演算サイクルでの
処理を終了する。手順121で制御ユニット9が立ち上
げ時であると判断されると手順124に進み、手順12
3で演算・記憶した補正値を用いて指令電流−流量特性
の補正処理を行う。
を入れた直後の立ち上げ時であるかどうかを判断し、立
ち上げ時でなければ手順122に進み、複合操作補正ス
イッチ7cからの信号が複合操作の学習補正モードの選
択を指示してるか否かを判断する。学習補正モードの選
択を指示している場合は手順123に進み、学習補正処
理による補正値の演算・記憶処理を行い、学習補正モー
ドの選択を指示していない場合はその演算サイクルでの
処理を終了する。手順121で制御ユニット9が立ち上
げ時であると判断されると手順124に進み、手順12
3で演算・記憶した補正値を用いて指令電流−流量特性
の補正処理を行う。
【0076】図18及び図19に手順123の補正値演
算・記憶処理の詳細をフローチャートで示す。
算・記憶処理の詳細をフローチャートで示す。
【0077】まず、手順131で圧力検出器61aから
の信号を入力しアームクラウド動作が指示されているか
どうかを判断し、アームクラウド動作が指示されていれ
ば手順132に進み、ブーム上げの学習補正処理をし、
指示されていなければ手順133で圧力検出器61bか
らの信号を入力しアームダンプ動作が指示されているか
どうかを判断し、アームダンプ動作が指示されていれば
手順134に進み、ブーム下げの学習補正処理を行う。
の信号を入力しアームクラウド動作が指示されているか
どうかを判断し、アームクラウド動作が指示されていれ
ば手順132に進み、ブーム上げの学習補正処理をし、
指示されていなければ手順133で圧力検出器61bか
らの信号を入力しアームダンプ動作が指示されているか
どうかを判断し、アームダンプ動作が指示されていれば
手順134に進み、ブーム下げの学習補正処理を行う。
【0078】図19に手順132,134のブーム上
げ、ブーム下げの学習補正処理の詳細をフローチャート
で示す。
げ、ブーム下げの学習補正処理の詳細をフローチャート
で示す。
【0079】まず、手順141でアームクラウド動作又
はアームダンプ動作の指示後所定の時間、例えば3秒経
過したかどうかを判断する。これは、バケット先端が目
標掘削面に沿って動くよう制御されている状態に確実に
するためのものである。バケット先端が目標掘削面から
離れるアームダンプ動作の場合は、前述したように同時
に操作レバー装置4aの操作レバー40をブーム下げ方
向にフル操作してブーム下げを行うことにより、バケッ
ト先端が目標掘削面に沿って動くよう制御される状態に
する。
はアームダンプ動作の指示後所定の時間、例えば3秒経
過したかどうかを判断する。これは、バケット先端が目
標掘削面に沿って動くよう制御されている状態に確実に
するためのものである。バケット先端が目標掘削面から
離れるアームダンプ動作の場合は、前述したように同時
に操作レバー装置4aの操作レバー40をブーム下げ方
向にフル操作してブーム下げを行うことにより、バケッ
ト先端が目標掘削面に沿って動くよう制御される状態に
する。
【0080】手順141で所定時間経過したと判断され
ると手順142に進み、バケット先端が図14に示した
目標制御範囲の下であるかどうかを判断し、バケット先
端が目標制御範囲の下であったら手順143に進み、そ
うでないなら手順144に進む。手順144ではバケッ
ト先端が目標制御範囲の上であるかどうかを判断し、バ
ケット先端が目標制御範囲の上であったら手順145に
進む。
ると手順142に進み、バケット先端が図14に示した
目標制御範囲の下であるかどうかを判断し、バケット先
端が目標制御範囲の下であったら手順143に進み、そ
うでないなら手順144に進む。手順144ではバケッ
ト先端が目標制御範囲の上であるかどうかを判断し、バ
ケット先端が目標制御範囲の上であったら手順145に
進む。
【0081】手順143では現在比例電磁弁10a又は
10bに出力されている指令電流値が図15(a)又は
(b)中のいずれの範囲であるかを判断し、手順146
でその指令電流範囲に対応したカウンタ1〜8のいずれ
かを1つ加算する。
10bに出力されている指令電流値が図15(a)又は
(b)中のいずれの範囲であるかを判断し、手順146
でその指令電流範囲に対応したカウンタ1〜8のいずれ
かを1つ加算する。
【0082】手順145では手順143と同様に、現在
比例電磁弁10a又は10bに出力されている指令電流
値が図15(a)又は(b)中のいずれの範囲であるか
を判断し、手順147でその指令電流範囲に対応したカ
ウンタ1〜8のいずれかを1つ減算する。
比例電磁弁10a又は10bに出力されている指令電流
値が図15(a)又は(b)中のいずれの範囲であるか
を判断し、手順147でその指令電流範囲に対応したカ
ウンタ1〜8のいずれかを1つ減算する。
【0083】手順148では1回のアームクラウド動作
又はアームダンプ動作による1つの制御動作が終了した
かどうかを判断し、終了していなければ上記手順142
〜147を繰り返す。
又はアームダンプ動作による1つの制御動作が終了した
かどうかを判断し、終了していなければ上記手順142
〜147を繰り返す。
【0084】このように学習補正の制御演算を進めてい
くと、ある時点で制御動作が終了する。例えば、アーム
クラウド動作によってブーム上げを自動的に行っていく
場合、アームが目標掘削面に対して鉛直を過ぎればブー
ム上げ動作が終了し、アームダンプ動作によってブーム
下げを自動的に行っていく場合は、最後にアームシリン
ダがストロークエンドになって動作が終了する。手順1
48ではこのような状態になったか否かで1つの制御動
作が終了したかどうかを判断する。1つの制御動作が終
了したならば手順149に進む。
くと、ある時点で制御動作が終了する。例えば、アーム
クラウド動作によってブーム上げを自動的に行っていく
場合、アームが目標掘削面に対して鉛直を過ぎればブー
ム上げ動作が終了し、アームダンプ動作によってブーム
下げを自動的に行っていく場合は、最後にアームシリン
ダがストロークエンドになって動作が終了する。手順1
48ではこのような状態になったか否かで1つの制御動
作が終了したかどうかを判断する。1つの制御動作が終
了したならば手順149に進む。
【0085】手順149では最終的なカウンタ1〜8の
値に従い、上記折れ点m1〜m8の指令電流方向の補正
値を演算する。例えば、m1点に対応するカウンタ1が
最終的に+10ならば、この指令電流範囲において、バ
ケット先端が目標制御範囲の下にある頻度が多かったた
め、この指令電流範囲においてもう少しブーム上げを強
くしなければならないことになる。即ち、m1点に対し
+の値を補正値とする。m2〜m8点も同様にカウンタ
2〜8の値が+であるか−であるかに従って、+あるい
は−の補正値を求める。カウンタが0である場合は補正
を行う必要はないので、補正値は0となる。ここで、補
正値はあまり大きな値にすると次の学習で逆方向に補正
しなければならなくなるので、比較的小さな値にしてお
くのが良い。例えば指令電流が最大で600mA程度な
らば1回の補正値は2〜3mA程度と小さな値で少しず
つ補正する。この場合、カウンタの値に係わらず補正値
は一定であっても良いし、カウンタの値の大小に応じて
補正値も変えてやっても良い。
値に従い、上記折れ点m1〜m8の指令電流方向の補正
値を演算する。例えば、m1点に対応するカウンタ1が
最終的に+10ならば、この指令電流範囲において、バ
ケット先端が目標制御範囲の下にある頻度が多かったた
め、この指令電流範囲においてもう少しブーム上げを強
くしなければならないことになる。即ち、m1点に対し
+の値を補正値とする。m2〜m8点も同様にカウンタ
2〜8の値が+であるか−であるかに従って、+あるい
は−の補正値を求める。カウンタが0である場合は補正
を行う必要はないので、補正値は0となる。ここで、補
正値はあまり大きな値にすると次の学習で逆方向に補正
しなければならなくなるので、比較的小さな値にしてお
くのが良い。例えば指令電流が最大で600mA程度な
らば1回の補正値は2〜3mA程度と小さな値で少しず
つ補正する。この場合、カウンタの値に係わらず補正値
は一定であっても良いし、カウンタの値の大小に応じて
補正値も変えてやっても良い。
【0086】ここで、領域制限掘削制御により水平引
き、水平押しの複合操作を行った場合、操作速度によっ
て図15における指令電流範囲のいずれの範囲を使用す
るか異なってくる。具体的には水平引きの場合、操作速
度が速ければブーム上げでは図15(a)中の3,4の
電流範囲を、操作速度が遅ければ1,2の電流範囲を主
に使用する。水平押しの場合、操作速度が速ければブー
ム下げでは図15(b)中の7,8の電流範囲を、操作
速度が遅ければ5,6の電流範囲を主に使用する。
き、水平押しの複合操作を行った場合、操作速度によっ
て図15における指令電流範囲のいずれの範囲を使用す
るか異なってくる。具体的には水平引きの場合、操作速
度が速ければブーム上げでは図15(a)中の3,4の
電流範囲を、操作速度が遅ければ1,2の電流範囲を主
に使用する。水平押しの場合、操作速度が速ければブー
ム下げでは図15(b)中の7,8の電流範囲を、操作
速度が遅ければ5,6の電流範囲を主に使用する。
【0087】従って、全ての電流範囲において指令電流
−流量特性の補正を行うには、レバーによる操作速度を
変えて広い範囲で補正値を算出する必要がある。しか
し、レバー操作は操作者により異なり、また、同じ操作
者でも常に万遍なく全ての電流範囲で操作することは難
しい。本実施形態では操作速度指示スイッチ7dからの
指示により、操作速度として標準速度と低速度という2
種類の最大操作速度が指示されるようにしており、操作
速度指示スイッチ7dを適宜切り換えてアーム用の操作
レバー装置4bの操作レバー40をフル操作すれば、指
令電流−流量特性のほぼ全ての電流範囲で操作すること
ができる。よって、指令電流−流量特性の各折れ点m1
〜m8に対する補正値の演算精度を容易に高めることが
可能となる。
−流量特性の補正を行うには、レバーによる操作速度を
変えて広い範囲で補正値を算出する必要がある。しか
し、レバー操作は操作者により異なり、また、同じ操作
者でも常に万遍なく全ての電流範囲で操作することは難
しい。本実施形態では操作速度指示スイッチ7dからの
指示により、操作速度として標準速度と低速度という2
種類の最大操作速度が指示されるようにしており、操作
速度指示スイッチ7dを適宜切り換えてアーム用の操作
レバー装置4bの操作レバー40をフル操作すれば、指
令電流−流量特性のほぼ全ての電流範囲で操作すること
ができる。よって、指令電流−流量特性の各折れ点m1
〜m8に対する補正値の演算精度を容易に高めることが
可能となる。
【0088】このようにして補正値を求めたならば、手
順150に進み、その補正値を用いて上述のような考え
方で指令電流−流量特性の補正を行う。
順150に進み、その補正値を用いて上述のような考え
方で指令電流−流量特性の補正を行う。
【0089】再び同様の制御を行い、一回の制御動作を
行う毎に少しずつ指令電流−流量特性を補正し、最終的
にバケット先端が全ての指令電流範囲において目標制御
範囲内におさまるまで学習補正処理を行う。
行う毎に少しずつ指令電流−流量特性を補正し、最終的
にバケット先端が全ての指令電流範囲において目標制御
範囲内におさまるまで学習補正処理を行う。
【0090】指令電流−流量特性の学習補正が完了する
と、最後は補正値を制御ユニット9のメモリ9kに記憶
し、制御ユニット9の立ち上げ時に図17に示すフロー
チャートの手順124でその補正値をメモリ9kから読
み出し、図15に示すブーム上げ及びブーム下げの指令
電流−流量特性の補正を行う。
と、最後は補正値を制御ユニット9のメモリ9kに記憶
し、制御ユニット9の立ち上げ時に図17に示すフロー
チャートの手順124でその補正値をメモリ9kから読
み出し、図15に示すブーム上げ及びブーム下げの指令
電流−流量特性の補正を行う。
【0091】以上のように構成した本実施形態では、実
際に複数の油圧アクチュエータの複合操作により作業装
置の動作を制御して指令電流−制御量特性の補正値を求
めるので、得られた補正値の精度は高く、油圧機器の製
品毎のバラツキや複数の油圧アクチュエータの複合操作
による油圧の相互干渉があっても作業装置の動作を精度
良く制御することができる。また、この補正は、複合操
作補正スイッチ7cをONにすることで通常の制御動作
中に自動的に行われるので、手間がかからず、短い時間
で行うことができる。更に、この補正は圧力補償をして
いるか否かという油圧システムの違いにも係わらず適用
できる。
際に複数の油圧アクチュエータの複合操作により作業装
置の動作を制御して指令電流−制御量特性の補正値を求
めるので、得られた補正値の精度は高く、油圧機器の製
品毎のバラツキや複数の油圧アクチュエータの複合操作
による油圧の相互干渉があっても作業装置の動作を精度
良く制御することができる。また、この補正は、複合操
作補正スイッチ7cをONにすることで通常の制御動作
中に自動的に行われるので、手間がかからず、短い時間
で行うことができる。更に、この補正は圧力補償をして
いるか否かという油圧システムの違いにも係わらず適用
できる。
【0092】また、本実施形態によれば、操作速度指示
スイッチ7dを切り換えて制御を行うことにより指令電
流−制御量特性の広い電流範囲にわたって補正値の演算
精度が向上し、学習補正処理の精度が向上する。
スイッチ7dを切り換えて制御を行うことにより指令電
流−制御量特性の広い電流範囲にわたって補正値の演算
精度が向上し、学習補正処理の精度が向上する。
【0093】本発明の他の実施形態を図20〜図25に
より説明する。図中、先の実施形態に係わる図1、図3
等に示したものと同等の部材、機能には同じ符号を付し
てある。本実施形態は電気レバー方式の操作レバー装置
を用いた油圧駆動装置に本発明を適用したものである。
より説明する。図中、先の実施形態に係わる図1、図3
等に示したものと同等の部材、機能には同じ符号を付し
てある。本実施形態は電気レバー方式の操作レバー装置
を用いた油圧駆動装置に本発明を適用したものである。
【0094】図20において、104a〜104fは油
圧アクチュエータ3a〜3fのそれぞれに対応して設け
られた電気レバー方式の操作レバー装置であり、これら
操作レバー装置104a〜104fからの操作信号(電
気信号)は制御ユニット9Aに入力され、所定の処理を
施された後、指令信号として出力される。流量制御弁1
05a〜105fは電気信号をパイロット圧に変換する
電気油圧変換手段、例えば比例電磁弁150a,150
b〜155a,155bを両端に備えた電気・油圧操作
方式の弁であり、制御ユニット9Aから出力された指令
信号はその比例電磁弁に入力される。
圧アクチュエータ3a〜3fのそれぞれに対応して設け
られた電気レバー方式の操作レバー装置であり、これら
操作レバー装置104a〜104fからの操作信号(電
気信号)は制御ユニット9Aに入力され、所定の処理を
施された後、指令信号として出力される。流量制御弁1
05a〜105fは電気信号をパイロット圧に変換する
電気油圧変換手段、例えば比例電磁弁150a,150
b〜155a,155bを両端に備えた電気・油圧操作
方式の弁であり、制御ユニット9Aから出力された指令
信号はその比例電磁弁に入力される。
【0095】制御ユニット9Aは図21に示すように通
常演算部90a、設定・制御演算部90b、切換出力部
90c、出力部90dの各機能を有している。
常演算部90a、設定・制御演算部90b、切換出力部
90c、出力部90dの各機能を有している。
【0096】通常演算部90aは操作レバー装置104
a〜104fからの操作信号を比例電磁弁150a,1
50b〜155a,155bの指令値に変換する。設定
・制御演算部80bは上記実施形態で述べた掘削領域の
境界(目標掘削面)の設定、領域制限掘削制御、複合操
作の学習補正の各演算処理を行う(後述)。切換出力部
90cは、先の実施形態の図3に示す出力部9hに相当
するものであり、ブーム用の比例電磁弁150a,15
0b及びアーム用の比例電磁弁151a,151bの指
令値として、領域制限スイッチ7aからの信号に応じて
通常演算部90aで計算した指令値と設定・制御演算部
90bで計算した指令値のいずれかを選択し、これを増
幅して出力する(後述)。出力部90dは通常演算部9
0aで計算したブーム及びアーム以外の比例電磁弁の指
令値を増幅して出力する。
a〜104fからの操作信号を比例電磁弁150a,1
50b〜155a,155bの指令値に変換する。設定
・制御演算部80bは上記実施形態で述べた掘削領域の
境界(目標掘削面)の設定、領域制限掘削制御、複合操
作の学習補正の各演算処理を行う(後述)。切換出力部
90cは、先の実施形態の図3に示す出力部9hに相当
するものであり、ブーム用の比例電磁弁150a,15
0b及びアーム用の比例電磁弁151a,151bの指
令値として、領域制限スイッチ7aからの信号に応じて
通常演算部90aで計算した指令値と設定・制御演算部
90bで計算した指令値のいずれかを選択し、これを増
幅して出力する(後述)。出力部90dは通常演算部9
0aで計算したブーム及びアーム以外の比例電磁弁の指
令値を増幅して出力する。
【0097】設定・制御演算部90bの処理機能の概略
を図22に示す。設定・制御演算部90bは、領域設定
演算部9a、フロント姿勢演算部9b、アームシリンダ
速度演算部9Ac、アームによる速度ベクトル演算部9
d、方向変換制御補正速度ベクトル演算部9e、補正用
目標ブームシリンダ速度演算部9f、バルブ指令演算部
9Ag、複合操作補正演算部9j、アームシリンダ速度
低速指令演算部9Alの各機能を有し、かつ複合操作補
正演算部9jの演算値(補正値)を記憶するメモリ、例
えばEEPROM9kを有している。
を図22に示す。設定・制御演算部90bは、領域設定
演算部9a、フロント姿勢演算部9b、アームシリンダ
速度演算部9Ac、アームによる速度ベクトル演算部9
d、方向変換制御補正速度ベクトル演算部9e、補正用
目標ブームシリンダ速度演算部9f、バルブ指令演算部
9Ag、複合操作補正演算部9j、アームシリンダ速度
低速指令演算部9Alの各機能を有し、かつ複合操作補
正演算部9jの演算値(補正値)を記憶するメモリ、例
えばEEPROM9kを有している。
【0098】領域設定演算部9a、フロント姿勢演算部
9bの処理機能は先の実施形態に係わる図3に示したも
のと同じである。
9bの処理機能は先の実施形態に係わる図3に示したも
のと同じである。
【0099】アームシリンダ速度演算部9Acでは、ア
ーム用の操作レバー装置104bからのアームの操作信
号(電気信号)SAを入力し、この操作信号SAのレベル
範囲からその操作信号SAをアームクラウドの操作信号
SAC及びアームダンプの操作信号SADのいずれかに分類
した後、制御ユニット9Aに記憶した図5に示したのと
同様な操作信号SAC,SADと流量制御弁105bの吐出
流量VAとの関係から、操作信号SAC又はSADに対応す
る流量制御弁105bの吐出流量VAを求め、更にこの
吐出流量からアームシリンダ3bの目標速度(以下、目
標アームシリンダ速度という)Varを計算する。制御
ユニット9Aに操作信号SAC,SADと目標アームシリン
ダ速度Varとの関係を記憶しておき、操作信号SAC,
SADから直接目標アームシリンダ速度Varを求めても
よい。
ーム用の操作レバー装置104bからのアームの操作信
号(電気信号)SAを入力し、この操作信号SAのレベル
範囲からその操作信号SAをアームクラウドの操作信号
SAC及びアームダンプの操作信号SADのいずれかに分類
した後、制御ユニット9Aに記憶した図5に示したのと
同様な操作信号SAC,SADと流量制御弁105bの吐出
流量VAとの関係から、操作信号SAC又はSADに対応す
る流量制御弁105bの吐出流量VAを求め、更にこの
吐出流量からアームシリンダ3bの目標速度(以下、目
標アームシリンダ速度という)Varを計算する。制御
ユニット9Aに操作信号SAC,SADと目標アームシリン
ダ速度Varとの関係を記憶しておき、操作信号SAC,
SADから直接目標アームシリンダ速度Varを求めても
よい。
【0100】また、アームシリンダ速度演算部9Acは
アームシリンダ速度低速指令演算部9Alを含み、操作
速度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として
低速度を指示している場合は、操作信号SAC,SADに代
え、予め定めておいた低速度対応の操作信号の値Soを
用い、この値Soから目標アームシリンダ速度Varを
演算する。
アームシリンダ速度低速指令演算部9Alを含み、操作
速度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として
低速度を指示している場合は、操作信号SAC,SADに代
え、予め定めておいた低速度対応の操作信号の値Soを
用い、この値Soから目標アームシリンダ速度Varを
演算する。
【0101】図23にアームシリンダ速度演算部9Ac
及びアームシリンダ速度低速指令演算部9Alの処理内
容の詳細をフローチャートで示す。まず、手順87にお
いて、操作信号SAをそのレベル範囲に応じてアームク
ラウドの操作信号SAC及びアームダンプの操作信号SAD
のいずれかに分類し、次いで手順81において、操作速
度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として低
速度を指示しているかどうかを判断し、低速度を指示し
ている場合は手順83に進み、予め定めておいた低速度
対応の操作信号の値Soから流量制御弁105bの吐出
流量VAを計算し、更に手順85Aでその吐出流量VA
から目標アームシリンダ速度Varを演算する。一方、
手順81において、操作速度指示スイッチ7dからの信
号が低速度を指示していない場合は、手順84Aにおい
て通常の通り検出した操作信号SAC,SADから流量制御
弁105bの吐出流量VAを計算し、更に手順85Aで
その吐出流量VAから目標アームシリンダ速度Varを
演算する。手順81,83,85Aがアームシリンダ速
度低速指令演算部9lに対応する。
及びアームシリンダ速度低速指令演算部9Alの処理内
容の詳細をフローチャートで示す。まず、手順87にお
いて、操作信号SAをそのレベル範囲に応じてアームク
ラウドの操作信号SAC及びアームダンプの操作信号SAD
のいずれかに分類し、次いで手順81において、操作速
度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として低
速度を指示しているかどうかを判断し、低速度を指示し
ている場合は手順83に進み、予め定めておいた低速度
対応の操作信号の値Soから流量制御弁105bの吐出
流量VAを計算し、更に手順85Aでその吐出流量VA
から目標アームシリンダ速度Varを演算する。一方、
手順81において、操作速度指示スイッチ7dからの信
号が低速度を指示していない場合は、手順84Aにおい
て通常の通り検出した操作信号SAC,SADから流量制御
弁105bの吐出流量VAを計算し、更に手順85Aで
その吐出流量VAから目標アームシリンダ速度Varを
演算する。手順81,83,85Aがアームシリンダ速
度低速指令演算部9lに対応する。
【0102】なお、図23に示した上記の例では、操作
速度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として
低速度を指示している場合は、操作信号SAC,SADの如
何に係わらず予め定めておいた低速度対応の操作信号の
値Soを用いたが、図5に示した先の実施形態と同様、
操作信号SAC,SADがSoを越える場合のみ低速度対応
の操作信号の値Soを用いてもよい。
速度指示スイッチ7dからの信号が最大操作速度として
低速度を指示している場合は、操作信号SAC,SADの如
何に係わらず予め定めておいた低速度対応の操作信号の
値Soを用いたが、図5に示した先の実施形態と同様、
操作信号SAC,SADがSoを越える場合のみ低速度対応
の操作信号の値Soを用いてもよい。
【0103】アームによる速度ベクトル演算部9d、方
向変換制御補正速度ベクトル演算部9e、補正用目標ブ
ームシリンダ速度演算部9fの処理内容は、先の実施形
態に係わる図3の演算部9d,9e,9fと同じであ
る。ただし、アームによる速度ベクトル演算部9dでは
アームシリンダ速度Vaに代え目標アームシリンダ速度
Varからバケット1cの先端の速度ベクトルVcを求
める。
向変換制御補正速度ベクトル演算部9e、補正用目標ブ
ームシリンダ速度演算部9fの処理内容は、先の実施形
態に係わる図3の演算部9d,9e,9fと同じであ
る。ただし、アームによる速度ベクトル演算部9dでは
アームシリンダ速度Vaに代え目標アームシリンダ速度
Varからバケット1cの先端の速度ベクトルVcを求
める。
【0104】バルブ指令演算部9Agでは、演算部9f
で求めたブームシリンダ3aの補正用目標シリンダ速度
Vbrから比例電磁弁150a,150bの指令電流I
BU,IBDを計算し、かつ演算部9Acで求めたアームシ
リンダ3bの目標シリンダ速度Varから比例電磁弁1
51a,151bの指令電流IAC,IADを計算する。
で求めたブームシリンダ3aの補正用目標シリンダ速度
Vbrから比例電磁弁150a,150bの指令電流I
BU,IBDを計算し、かつ演算部9Acで求めたアームシ
リンダ3bの目標シリンダ速度Varから比例電磁弁1
51a,151bの指令電流IAC,IADを計算する。
【0105】図24にバルブ指令演算部9Agの処理内
容の詳細を示す。まず、手順171において、ブームシ
リンダ3aの補正用目標シリンダ速度Vbrがブーム上
げ方向のものである場合は流量制御弁105aのブーム
上げの目標流量QBUを求め、ブーム下げ方向のものであ
る場合はブーム下げの目標流量QBDを求め、手順172
において、これらの目標流量から比例電磁弁150a,
150bの指令電流IBU,IBDを計算する。
容の詳細を示す。まず、手順171において、ブームシ
リンダ3aの補正用目標シリンダ速度Vbrがブーム上
げ方向のものである場合は流量制御弁105aのブーム
上げの目標流量QBUを求め、ブーム下げ方向のものであ
る場合はブーム下げの目標流量QBDを求め、手順172
において、これらの目標流量から比例電磁弁150a,
150bの指令電流IBU,IBDを計算する。
【0106】ここで、制御ユニット9Aには、比例電磁
弁150aと流量制御弁105aの指令電流−流量特性
及び比例電磁弁150bと流量制御弁105aの指令電
流−流量特性として図13に示したのと同様なブーム上
げの指令電流IBUと目標流量QBU及びブーム下げの指令
電流IBDと目標流量QBDとの関係が記憶されており、手
順172ではこの関係を用いて比例電磁弁150a,1
50bの指令電流IBU,IBDを計算する。
弁150aと流量制御弁105aの指令電流−流量特性
及び比例電磁弁150bと流量制御弁105aの指令電
流−流量特性として図13に示したのと同様なブーム上
げの指令電流IBUと目標流量QBU及びブーム下げの指令
電流IBDと目標流量QBDとの関係が記憶されており、手
順172ではこの関係を用いて比例電磁弁150a,1
50bの指令電流IBU,IBDを計算する。
【0107】次に、手順173において、アームシリン
ダ3bの目標シリンダ速度Varがアームクラウド方向
のものである場合は流量制御弁105bのアームクラウ
ドの目標流量QACを求め、アームダンプ方向のものであ
る場合はアームダンプの目標流量QADを求め、手順17
4において、これらの目標流量から比例電磁弁151
a,151bの指令電流IAC,IADを計算する。この場
合も、制御ユニット9Aには、比例電磁弁151aと流
量制御弁105bの指令電流−流量特性及び比例電磁弁
151bと流量制御弁105bの指令電流−流量特性と
して指令電流IACと目標流量QAC及び指令電流IADと目
標流量QADの関係が記憶されており、手順174ではこ
の関係を用いて指令電流IAC,IADを計算する。
ダ3bの目標シリンダ速度Varがアームクラウド方向
のものである場合は流量制御弁105bのアームクラウ
ドの目標流量QACを求め、アームダンプ方向のものであ
る場合はアームダンプの目標流量QADを求め、手順17
4において、これらの目標流量から比例電磁弁151
a,151bの指令電流IAC,IADを計算する。この場
合も、制御ユニット9Aには、比例電磁弁151aと流
量制御弁105bの指令電流−流量特性及び比例電磁弁
151bと流量制御弁105bの指令電流−流量特性と
して指令電流IACと目標流量QAC及び指令電流IADと目
標流量QADの関係が記憶されており、手順174ではこ
の関係を用いて指令電流IAC,IADを計算する。
【0108】なお、制御ユニット9に、ブーム上げ、ブ
ーム下げ、アームクラウド、アームダンプに関しそれぞ
れ指令電流と目標シリンダ速度の関係を記憶しておき、
目標シリンダ速度から直接指令電流を求めてもよい。ま
た、制御ユニット9に、ブーム上げ、ブーム下げ、アー
ムクラウド、アームダンプに関しそれぞれ目標パイロッ
ト圧と目標流量の関係を記憶しておき、流量制御弁の吐
出流量(目標流量)から一旦目標パイロット圧を計算
し、この目標パイロット圧から比例電磁弁の指令電流を
計算してもよい。
ーム下げ、アームクラウド、アームダンプに関しそれぞ
れ指令電流と目標シリンダ速度の関係を記憶しておき、
目標シリンダ速度から直接指令電流を求めてもよい。ま
た、制御ユニット9に、ブーム上げ、ブーム下げ、アー
ムクラウド、アームダンプに関しそれぞれ目標パイロッ
ト圧と目標流量の関係を記憶しておき、流量制御弁の吐
出流量(目標流量)から一旦目標パイロット圧を計算
し、この目標パイロット圧から比例電磁弁の指令電流を
計算してもよい。
【0109】複合操作補正演算部9jでは、上記のブー
ムとアームの複合操作による領域制限掘削制御でバルブ
指令演算部9Agで用いる、図13に示したのと同様な
ブーム上げとブーム下げの指令電流−流量特性の学習補
正処理を行う。この演算部9jの処理内容は先の実施形
態に係わる図3の演算部9jと同じである。
ムとアームの複合操作による領域制限掘削制御でバルブ
指令演算部9Agで用いる、図13に示したのと同様な
ブーム上げとブーム下げの指令電流−流量特性の学習補
正処理を行う。この演算部9jの処理内容は先の実施形
態に係わる図3の演算部9jと同じである。
【0110】図25に切換出力部90cの処理内容の詳
細を示す。まず、手順181において、領域制限スイッ
チ7aからの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指
示しているかどうかを判断し、領域制限掘削制御モード
を指示していない場合は、手順182に進み、ブーム用
の比例電磁弁150a,150b及びアーム用の比例電
磁弁151a,151bの指令値として通常演算部90
aで計算した指令電流IBU,IBD,IAC,IADを選択
し、これを増幅して出力し、領域制限掘削制御モードの
選択を指示している場合は、手順183に進み、ブーム
用の比例電磁弁150a,150b及びアーム用の比例
電磁弁151a,151bの指令値として設定・制御演
算部90bで計算した指令電流IBU,IBD,IAC,IAD
を選択し、これを増幅して出力する。
細を示す。まず、手順181において、領域制限スイッ
チ7aからの信号が領域制限掘削制御モードの選択を指
示しているかどうかを判断し、領域制限掘削制御モード
を指示していない場合は、手順182に進み、ブーム用
の比例電磁弁150a,150b及びアーム用の比例電
磁弁151a,151bの指令値として通常演算部90
aで計算した指令電流IBU,IBD,IAC,IADを選択
し、これを増幅して出力し、領域制限掘削制御モードの
選択を指示している場合は、手順183に進み、ブーム
用の比例電磁弁150a,150b及びアーム用の比例
電磁弁151a,151bの指令値として設定・制御演
算部90bで計算した指令電流IBU,IBD,IAC,IAD
を選択し、これを増幅して出力する。
【0111】以上のように構成した本実施形態によって
も、電気レバー方式の操作レバー装置を用いた油圧駆動
装置において、ブームとアームによる複合操作で領域制
限掘削制御を行うとき、油圧機器の製品毎のバラツキや
油圧の相互干渉に係わらず、指令電流−流量特性を適切
に補正してフロント作業機1Aの動作を精度よく制御で
きるなど、先の実施形態と同様の効果が得られる。
も、電気レバー方式の操作レバー装置を用いた油圧駆動
装置において、ブームとアームによる複合操作で領域制
限掘削制御を行うとき、油圧機器の製品毎のバラツキや
油圧の相互干渉に係わらず、指令電流−流量特性を適切
に補正してフロント作業機1Aの動作を精度よく制御で
きるなど、先の実施形態と同様の効果が得られる。
【0112】特に、本実施形態においても、アームシリ
ンダ速度演算部9cにアームシリンダ速度低速指令演算
部9lを設け、操作速度指示スイッチ7dからの信号が
最大操作速度として低速度を指示している場合は、その
目標アームシリンダ速度を低速度とし、この低速度の目
標アームシリンダ速度により方向変換制御を行うように
したので、操作速度指示スイッチ7dを適宜切り換えて
アーム用の操作レバー装置104bの操作レバーをフル
操作すれば、指令電流−流量特性のほぼ全ての電流範囲
で操作することができ、図15に示した指令電流−流量
特性の各折れ点m1〜m8に対する補正値の演算精度を
容易に高めることが可能となり、以て学習補正処理の精
度が向上する。
ンダ速度演算部9cにアームシリンダ速度低速指令演算
部9lを設け、操作速度指示スイッチ7dからの信号が
最大操作速度として低速度を指示している場合は、その
目標アームシリンダ速度を低速度とし、この低速度の目
標アームシリンダ速度により方向変換制御を行うように
したので、操作速度指示スイッチ7dを適宜切り換えて
アーム用の操作レバー装置104bの操作レバーをフル
操作すれば、指令電流−流量特性のほぼ全ての電流範囲
で操作することができ、図15に示した指令電流−流量
特性の各折れ点m1〜m8に対する補正値の演算精度を
容易に高めることが可能となり、以て学習補正処理の精
度が向上する。
【0113】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
は、フロント作業機1Aの位置と姿勢に関する状態量を
検出する手段として角度検出器を用いたが、シリンダの
ストロークを検出するストローク計を用いても良い。
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態で
は、フロント作業機1Aの位置と姿勢に関する状態量を
検出する手段として角度検出器を用いたが、シリンダの
ストロークを検出するストローク計を用いても良い。
【0114】また、指令電流−流量特性は4本の直線で
近似したが、それ以上あるいはそれ以下の数の直線で近
似しても良い。更に、カウンタが+か−かで補正値を求
めたが、カウンタの値に不感帯を設けてカウンタ値があ
る値以上あるいは以下の場合に補正値を求めるようにし
ても良い。
近似したが、それ以上あるいはそれ以下の数の直線で近
似しても良い。更に、カウンタが+か−かで補正値を求
めたが、カウンタの値に不感帯を設けてカウンタ値があ
る値以上あるいは以下の場合に補正値を求めるようにし
ても良い。
【0115】また、上記実施形態では、学習補正モード
時にメモリ9kに補正値を記憶し、制御モード時にその
補正値を用いて指令電流−制御量特性を補正するように
したが、学習補正モード時に補正値を用いて指令電流−
制御量特性を補正してしまい、その補正後の指令電流−
制御量特性をメモリ9kに記憶し、制御モード時にその
補正後の指令電流−制御量特性を用いてもよい。
時にメモリ9kに補正値を記憶し、制御モード時にその
補正値を用いて指令電流−制御量特性を補正するように
したが、学習補正モード時に補正値を用いて指令電流−
制御量特性を補正してしまい、その補正後の指令電流−
制御量特性をメモリ9kに記憶し、制御モード時にその
補正後の指令電流−制御量特性を用いてもよい。
【0116】更に、上記実施形態では、操作速度指示ス
イッチ7dによる指示速度は2種類としたが、それ以上
の速度の種類があっても良い。
イッチ7dによる指示速度は2種類としたが、それ以上
の速度の種類があっても良い。
【0117】また、上記実施形態では、指令電流−流量
特性を補正したが、バルブ指令演算部9g,9Agで指
令電流−流量特性ではなく指令電流−アクチュエータ速
度特性を用いる場合は、指令電流−アクチュエータ速度
特性等、その他の特性を補正しても良い。
特性を補正したが、バルブ指令演算部9g,9Agで指
令電流−流量特性ではなく指令電流−アクチュエータ速
度特性を用いる場合は、指令電流−アクチュエータ速度
特性等、その他の特性を補正しても良い。
【0118】更に、上記実施形態では、領域制限掘削制
御を行う油圧ショベルに本発明を適用したが、軌跡制御
等あるいはそれ以外の制御を行う油圧ショベルに本発明
を適用しても良い。
御を行う油圧ショベルに本発明を適用したが、軌跡制御
等あるいはそれ以外の制御を行う油圧ショベルに本発明
を適用しても良い。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、実際に複数の油圧アク
チュエータの複合操作により作業装置の動作を制御して
指令電流−制御量特性の補正値を求めるので、得られた
補正値の精度は高く、油圧機器の製品毎のバラツキや複
数の油圧アクチュエータの複合操作による油圧の相互干
渉があっても作業装置の動作を精度良く制御することが
できる。また、この補正は通常の制御動作中に自動的に
行われるので、手間がかからず、短時間で行うことがで
きる。更に、この補正は圧力補償をしているか否かとい
う油圧システムの違いにも係わらず適用でき、汎用性に
優れる。
チュエータの複合操作により作業装置の動作を制御して
指令電流−制御量特性の補正値を求めるので、得られた
補正値の精度は高く、油圧機器の製品毎のバラツキや複
数の油圧アクチュエータの複合操作による油圧の相互干
渉があっても作業装置の動作を精度良く制御することが
できる。また、この補正は通常の制御動作中に自動的に
行われるので、手間がかからず、短時間で行うことがで
きる。更に、この補正は圧力補償をしているか否かとい
う油圧システムの違いにも係わらず適用でき、汎用性に
優れる。
【0120】また、指令電流−制御量特性の補正値を求
める際、速度制御手段を適宜切り換えて補正値を求める
ことができるので、指令電流―制御量特性の広い電流範
囲にわたって補正値の演算精度が向上する。
める際、速度制御手段を適宜切り換えて補正値を求める
ことができるので、指令電流―制御量特性の広い電流範
囲にわたって補正値の演算精度が向上する。
【図1】本発明の一実施形態による油圧作業機械の制御
装置をその油圧駆動装置と共に示す図である。
装置をその油圧駆動装置と共に示す図である。
【図2】本発明が適用される油圧ショベルの外観とその
周囲の設定領域の形状を示す図である。
周囲の設定領域の形状を示す図である。
【図3】制御ユニットの制御機能を示すブロック図であ
る。
る。
【図4】本実施形態の領域制限掘削で用いる座標系と領
域の設定方法を示す図である。
域の設定方法を示す図である。
【図5】パイロット圧とアーム用の流量制御弁の吐出流
量との関係を示す図である。
量との関係を示す図である。
【図6】アームシリンダ速度演算部及びアームシリンダ
速度低速指令演算部における全体の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
速度低速指令演算部における全体の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図7】方向変換制御補正速度ベクトル演算部における
全体の処理内容を示すフローチャートである。
全体の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】方向変換制御補正速度ベクトル演算部における
設定領域内での方向変換制御演算の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
設定領域内での方向変換制御演算の処理内容を示すフロ
ーチャートである。
【図9】方向変換制御演算におけるバケット先端と設定
領域の境界との距離Yaと係数hとの関係を示す図であ
る。
領域の境界との距離Yaと係数hとの関係を示す図であ
る。
【図10】バケット先端が設定領域内で方向変換制御さ
れた時の軌跡の一例を示す図で、(a)がバケット先端
が設定領域の境界に近づく場合、(b)がバケット先端
が設定領域の境界から離れる場合である。
れた時の軌跡の一例を示す図で、(a)がバケット先端
が設定領域の境界に近づく場合、(b)がバケット先端
が設定領域の境界から離れる場合である。
【図11】方向変換制御補正速度ベクトル演算部におけ
る設定領域外での方向変換制御演算の処理内容を示すフ
ローチャートである。
る設定領域外での方向変換制御演算の処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図12】バケット先端が設定領域内で方向変換制御さ
れた時の軌跡の一例を示す図で、(a)がバケット先端
が設定領域の境界から離れる場合、(b)がバケット先
端が設定領域の境界に近づく場合である。
れた時の軌跡の一例を示す図で、(a)がバケット先端
が設定領域の境界から離れる場合、(b)がバケット先
端が設定領域の境界に近づく場合である。
【図13】ブーム上げの目標流量と指令電流との関係、
及びブーム下げの目標流量と指令電流との関係を示す図
である。
及びブーム下げの目標流量と指令電流との関係を示す図
である。
【図14】出力部における全体の処理内容を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図15】指令電流−流量特性の補正の考え方を示す図
である。
である。
【図16】指令電流−流量特性の補正値を求めるのに使
用する目標制御範囲を示す図である。
用する目標制御範囲を示す図である。
【図17】複合操作補正演算部における学習補正処理の
全体の処理内容を示すフローチャートである。
全体の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】学習モード処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図19】学習モード処理におけるブーム上げ、ブーム
下げの学習補正処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
下げの学習補正処理の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図20】本発明の他の実施形態による油圧作業機械の
制御装置を示す、図1と同様な図である。
制御装置を示す、図1と同様な図である。
【図21】制御ユニットの制御機能を示すブロック図で
ある。
ある。
【図22】制御ユニットの設定・制御演算部の処理機能
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図23】アームシリンダ速度演算部及びアームシリン
ダ速度低速指令演算部での処理内容を示すフローチャー
トである。
ダ速度低速指令演算部での処理内容を示すフローチャー
トである。
【図24】バルブ指令演算部の処理内容を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図25】切換出力部の処理内容を示すフローチャート
である。
である。
1A フロント作業機 1B 車体 1a ブーム 1b アーム 1c バケット 1d 上部旋回体 1e 下部走行体 2 油圧ポンプ 3a〜3f 油圧アクチュエータ 4a〜4f 操作レバー装置 5a〜5f 流量制御弁 6 リリーフ弁 7a 領域制限スイッチ 7b 設定スイッチ 7c 複合操作補正スイッチ 7d 操作速度指示スイッチ 8a,8b,8c 角度検出器 9 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 ▲禎▼久 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内
Claims (4)
- 【請求項1】予め設定した指令電流−制御量特性に従っ
て制御量の目標値から指令電流の値を計算し、この指令
電流の値を用いて流量制御弁を切り換え操作し油圧アク
チュエータを駆動することにより、その油圧アクチュエ
ータを含む複数の油圧アクチュエータを複合操作して作
業装置の動作を制御する油圧作業機械の制御装置におい
て、 複合操作補正指示手段と、 複合操作最大速度指示手段と、 前記複合操作補正指示手段からの指令により、前記複数
の油圧アクチュエータを複合操作して作業装置の動作を
制御する時の位置情報から前記作業装置の制御動作の誤
差を計算し、この誤差に基づいて前記指令電流−制御量
特性の補正値を求める補正値演算手段と、 前記補正値を用いて前記指令電流−制御量特性を補正す
る特性補正手段と、 前記補正値演算手段で補正値を求めるとき、前記複合操
作最大速度指示手段で指示された最大速度を越えないよ
う前記複数の油圧アクチュエータの複合操作速度を制御
する速度制御手段とを備えることを特徴とする油圧作業
機械の制御装置。 - 【請求項2】予め設定した指令電流−制御量特性に従っ
て制御量の目標値から指令電流の値を計算し、この指令
電流の値を用いて流量制御弁を切り換え操作し油圧アク
チュエータを駆動することにより、その油圧アクチュエ
ータを含む複数の油圧アクチュエータを複合操作して作
業装置の動作を制御する油圧作業機械の制御装置におい
て、 複合操作補正指示手段と、 複合操作速度指示手段と、 前記複合操作補正指示手段からの指令により、前記複数
の油圧アクチュエータを複合操作して作業装置の動作を
制御する時の位置情報から前記作業装置の制御動作の誤
差を計算し、この誤差に基づいて前記指令電流−制御量
特性の補正値を求める補正値演算手段と、 前記補正値を用いて前記指令電流−制御量特性を補正す
る特性補正手段と、 前記補正値演算手段で補正値を求めるとき、前記複合操
作速度指示手段で指示された操作速度になるよう前記複
数の油圧アクチュエータの複合操作速度を制御する速度
制御手段とを備えることを特徴とする油圧作業機械の制
御装置。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の油圧作業機械の制御
装置において、前記補正値演算手段は、前記複数の油圧
アクチュエータを複合操作して前記作業装置の動作を制
御する時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲とを
比較し、現在位置が目標制御範囲外にあるかどうかと、
その目標制御範囲外のいずれの側にあるかを演算する第
1演算手段と、この第1演算手段の演算結果に基づき前
記指令電流−制御量特性の補正値を演算する第2演算手
段とを有することを特徴とする油圧作業機械の制御装
置。 - 【請求項4】請求項3記載の油圧作業機械の制御装置に
おいて、前記作業装置は、建設機械の多関節型のフロン
ト作業機を構成するブーム及びアームを含み、前記第1
演算手段は、ブーム上げ・アームクラウド又はブーム下
げ・アームダンプによる複合操作で前記作業装置の動作
を制御する時のその作業装置の現在位置と目標制御範囲
とを比較して前記演算を行い、前記第2演算手段は、前
記指令電流−制御量特性として、ブーム用流量制御弁の
ブーム上げ方向又はブーム下げ方向の指令電流−流量特
性の補正値を演算することを特徴とする油圧作業機械の
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15891898A JPH11350536A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 油圧作業機械の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15891898A JPH11350536A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 油圧作業機械の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11350536A true JPH11350536A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15682196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15891898A Pending JPH11350536A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 油圧作業機械の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11350536A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010007264A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | 学習機能を備える駆動制御装置及びこれを含む建設機械 |
| JP2017115402A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | キャタピラー エス エー アール エル | 建設機械におけるアクチュエータ駆動制御装置 |
| WO2023191014A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP15891898A patent/JPH11350536A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010007264A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | 学習機能を備える駆動制御装置及びこれを含む建設機械 |
| JP2017115402A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | キャタピラー エス エー アール エル | 建設機械におけるアクチュエータ駆動制御装置 |
| WO2017108455A1 (en) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | Caterpillar Sarl | Actuator drive control system in construction machine |
| DE112016005381T5 (de) | 2015-12-24 | 2018-08-02 | Caterpillar Sarl | Aktorantriebsteuersystem in einer Baumaschine |
| WO2023191014A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
| US12371881B2 (en) | 2022-03-31 | 2025-07-29 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Work machine |
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