JPH11351331A - 内燃機関の振動低減装置 - Google Patents

内燃機関の振動低減装置

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JPH11351331A
JPH11351331A JP15807098A JP15807098A JPH11351331A JP H11351331 A JPH11351331 A JP H11351331A JP 15807098 A JP15807098 A JP 15807098A JP 15807098 A JP15807098 A JP 15807098A JP H11351331 A JPH11351331 A JP H11351331A
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Japan
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gear
planetary gear
crankshaft
internal
combustion engine
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JP15807098A
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English (en)
Inventor
Izuho Hirano
野 出 穂 平
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ロール振動を低減する装置を備えたエンジン
のコンパクト化を図り、エンジンの車載性を向上させ
る。 【解決手段】 遊星歯車機構の作動により回転させられ
て慣性力を生じる慣性質量体36とを備え、インターナ
ルギヤ26は、クランクシャフト22と同軸上にて一体
的に回転するようにクランクシャフトに固着され、キャ
リア31は、プラネタリギヤ28の公転を禁止するよう
に固定され、慣性質量体36は、クランクシャフトの回
転方向と反対の方向にサンギヤ35と共に一体的に回転
するように形成された内燃機関の振動低減装置におい
て、プラネタリギヤ28をキャリア31に設けられた軸
受32により回動自在に支持される回転軸33の一端側
31に一体的に回転するように固着し、回転軸33の他
端側には、補機を駆動するための駆動用ベルトを巻き掛
ける駆動プーリ34を一体的に回転するように固着し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の回転に
より発生する内燃機関自体の振動を低減する振動低減装
置に関し、特に、クランクシャフトと逆回りに回転する
慣性質量体を用いて内燃機関自体のロール振動を低減す
る内燃機関の振動低減装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の環境問題に対応した自動車の燃費
向上への関心の高まりから、自動車に搭載される内燃機
関(エンジン)として、燃料を直接筒内に噴射する直噴
ガソリンエンジンや直噴ディーゼルエンジンが脚光を浴
びつつあるが、これらのエンジンは、従来のエンジンに
比べ燃焼加振力が大きいためトルク変動に伴うロール振
動も大きくなっており、このロール振動に起因するアイ
ドリング時の車内のこもり音や車体のフロア振動が悪化
するという問題を抱えている。
【0003】このような問題を解決する一手法として、
例えば、特開平6−42591号公報、特開平6−50
388号公報に示されているように、クランクシャフト
直付けのフライホイールと逆回転する別個の副フライホ
イールを追加することにより、トルク発生の反作用とし
てエンジン本体に作用するモーメントと逆方向のモーメ
ントを発生させ、エンジン本体のロール振動を低減させ
る振動低減装置がある。
【0004】また、上記振動低減装置では、エンジンの
質量増加や副フライホイールを配置するための空間確保
の問題等を招くことから、これらの問題を解消する手法
として、例えば、特開平7−35199号公報等に示さ
れているように、副フライホイールといった新規の重量
物を追加することなく、エンジンの補機という既存の慣
性質量体を有効に活用してエンジンのロール振動を低減
させる振動低減装置がある。
【0005】この特開平7−35199号公報に開示の
振動低減装置は、図6(a),(b)に示すように、エ
ンジン1のクランクシャフト2とクランクプーリ3との
間に、インターナルギヤ4,プラネタリギヤ5,サンギ
ヤ6等からなる遊星歯車機構を介在させ、クランクシャ
フト2と遊星歯車機構のインターナルギヤ4とを一体的
に回転するように連結し、クランクプーリ3と遊星歯車
機構のサンギヤ6とを一体的に回転するように連結し、
遊星歯車機構のプラネタリギヤ5の公転を禁止して、ク
ランクプーリ3にクランクシャフト2の回転方向と反対
方向の回転(逆回転)を行なわせるように構成し、さら
に、クランクシャフト2の縮径部2aに第2のクランク
プーリ7を結合して、この第2のクランクプーリ7にク
ランクシャフト2の回転方向と同一方向の回転(順回
転)を行なわせるように構成し、上記逆回転するクラン
クプーリ3により、駆動用ベルト8を介してオルタネー
タ9のロータ部をクランクシャフト2の回転方向と反対
の方向に逆回転させて慣性力を生じさせるようにし、
又、上記順回転する第2のクランクプーリ7により、駆
動用ベルト10を介してパワステポンプ11及びウォー
タポンプ12をクランクシャフト2の回転方向と同一方
向に順回転させてこれら補機の設計変更を最小限に留め
るようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平7−35199号公報に開示の振動低減装置を備え
たエンジンでは、図7に示すように、このエンジン1を
変速機14と結合して、FF横置き車体15のエンジン
ルームEに設置する際に、所定間隔に設定された左右の
クロスメンバ15aとの間に十分な隙間を確保すること
が困難である。
【0007】すなわち、順回転による低増速比での駆動
が要求されるパワステポンプ11,ウォータポンプ12
等の補機は、FF横置き車体15においては一般に車体
の後方に位置し、又、エンジンルームEを画定するサイ
ドメンバ15aは車体後方に向かうにつれて太くなるよ
うに設定されていることから、車体後方に向かうにつれ
てエンジン1とサイドメンバ15aとの隙間が確保され
なくなり、順回転する第2のクランクプーリ7が逆回転
するクランクプーリ3よりも外側にある上記従来の構成
では、パワステポンプ11、ウォータポンプ12等の補
機を駆動する駆動用ベルト10、あるいは、これら補機
のプーリ11a,12a等がA領域でサイドメンバ15
a等と干渉し、エンジン1の車載が困難になるという問
題があった。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、
ロール振動の低減を前提に、既存の補機等の設計変更等
を極力省きその流用を図ると共に、エンジン(内燃機
関)全体としての小型化,コンパクト化、さらには車載
性の向上を図ることのできる内燃機関の振動低減装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
内燃機関の振動低減装置は、サンギヤと前記サンギヤに
噛合するようにキャリアに保持されたプラネタリギヤと
前記プラネタリギヤに噛合するインターナルギヤとを含
む遊星歯車機構と、前記遊星歯車機構の作動により回転
させられて慣性力を生じる慣性質量体とを備え、前記イ
ンターナルギヤは、クランクシャフトと同軸上にて一体
的に回転するように前記クランクシャフトに固着され、
前記キャリアは、前記プラネタリギヤの公転を禁止する
ように固定され、前記慣性質量体は、クランクシャフト
の回転方向と反対の方向に前記サンギヤと共に一体的に
回転するように形成されて、クランクシャフトの回転に
伴なう内燃機関のロール振動を低減するようにした内燃
機関の振動低減装置であって、前記プラネタリギヤは、
前記キャリアに設けられた軸受により回動自在に支持さ
れる回転軸に一体的に回転するように固着され、前記回
転軸には、補機を駆動するための駆動用ベルトを巻き掛
ける駆動プーリが一体的に回転するように固着された、
構成となっている。
【0010】本発明の請求項2に係る内燃機関の振動低
減装置は、請求項1に係る内燃機関の振動低減装置にお
いて、前記キャリアは、前記インターナルギヤ、プラネ
タリギヤ、及びサンギヤを覆うカバー形状をなし、前記
回転軸は、一端側が前記キャリアの内側にかつ他端側が
前記キャリアの外側に突出するように伸長して前記軸受
により支持され、前記回転軸の一端側には前記プラネタ
リギヤが固着され、かつ、前記回転軸の他端側には前記
駆動プーリが固着された、構成となっている。
【0011】本発明の請求項3に係る内燃機関の振動低
減装置は、サンギヤと前記サンギヤに噛合するようにキ
ャリアに保持されたプラネタリギヤと前記プラネタリギ
ヤに噛合するインターナルギヤとを含む遊星歯車機構
と、前記遊星歯車機構の作動により回転させられて慣性
力を生じる慣性質量体とを備え、前記インターナルギヤ
は、クランクシャフトと同軸上にて一体的に回転するよ
うに前記クランクシャフトに固着され、前記キャリア
は、前記プラネタリギヤの公転を禁止するように固定さ
れ、前記慣性質量体は、クランクシャフトの回転方向と
反対の方向に前記サンギヤと共に一体的に回転するよう
に形成されて、クランクシャフトの回転に伴なう内燃機
関のロール振動を低減するようにした内燃機関の振動低
減装置であって、前記プラネタリギヤは、前記キャリア
に設けられた支持軸により回動自在に支持され、前記支
持軸には、前記サンギヤに噛合する第2のプラネタリギ
ヤが回動自在に支持され、前記第2のプラネタリギヤに
は、内周面に内歯を有しかつ外周面に補機を駆動するた
めの駆動用ベルトを巻き掛ける巻掛部を有するインター
ナルギヤ兼駆動プーリが噛合した状態で配置された、構
成となっている。
【0012】本発明の請求項4に係る内燃機関の振動低
減装置は、請求項3に係る内燃機関の振動低減装置にお
いて、前記キャリア及び前記慣性質量体が、前記インタ
ーナルギヤ、プラネタリギヤ、サンギヤ、第2のプラネ
タリギヤ、及びインターナルギヤ兼駆動プーリの内歯を
覆うように形成された、構成となっている。
【0013】本発明の請求項5に係る内燃機関の振動低
減装置は、請求項1ないし4に係る内燃機関の振動低減
装置において、前記慣性質量体及び前記サンギヤは、前
記クランクシャフトに対して回動自在に支持され、か
つ、スラスト軸受により前記クランクシャフトの軸線方
向における移動が拘束された、構成となっている。
【0014】本発明の請求項6に係る内燃機関の振動低
減装置は、請求項1ないし5に係る内燃機関の振動低減
装置において、前記慣性質量体と前記サンギヤとが、一
体的に形成された、構成となっている。
【0015】本発明の請求項7に係る内燃機関の振動低
減装置は、請求項1ないし6に係る内燃機関の振動低減
装置において、前記慣性質量体が、補機を駆動するため
の駆動用ベルトを巻き掛けるクランクプーリである、構
成となっている。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る内燃機関の振動
低減装置によれば、クランクシャフトが回転すると、こ
のクランクシャフトと一体的に遊星歯車機構のインター
ナルギヤが回転し、このインターナルギヤ及びサンギヤ
に噛合しかつ公転が禁止されたプラネタリギヤを介し
て、サンギヤがクランクシャフトの回転方向と反対の方
向に増速されて逆回転することになる。そして、この増
速逆回転するサンギヤと共に慣性質量体が増速逆回転し
て、ロール振動の根源であるトルク反力を打ち消すキャ
ンセルトルクとして作用することになる。従って、増速
逆回転する慣性質量体により、エンジンのロール振動を
低減することができる。
【0017】また、クランクシャフトと共にインターナ
ルギヤが回転するとこのインターナルギヤに噛合したプ
ラネタリギヤが回転し、このプラネタリギヤに回転軸を
介して結合された駆動プーリがプラネタリギヤと同一方
向すなわちクランクシャフトの回転方向と同一の方向に
回転(順回転)することになる。そして、この駆動プー
リに巻き掛けられた駆動用ベルトを介して、パワステポ
ンプ,ウォータポンプ等の補機が順回転駆動されること
になる。従って、従来の如くクランクシャフトに直付け
された駆動プーリ(クランクプーリ)ではなく、プラネ
タリギヤと一体的に回転する回転軸に直付けされた駆動
プーリにより補機を回転駆動することができるため、上
記回転軸に固着される駆動プーリをクランクシャフトの
軸線方向においてエンジン中心(内側)寄りに位置付け
ることで、この駆動プーリにより駆動される補機等もエ
ンジン中心寄りに配置することができる。これにより、
上記補機,駆動用ベルト等と車体サイドメンバ等との隙
間を十分確保することができ、車載性を向上させること
ができる。
【0018】本発明の請求項2に係る内燃機関の振動低
減装置によれば、プラネタリギヤを支持するキャリアに
より、インターナルギヤ、プラネタリギヤ、サンギヤが
覆われるようになっているため、これらのギヤ噛合領域
に潤滑油を供給して潤滑作用を行なわせることができる
と共に、キャリアの外側であるドライ雰囲気において駆
動プーリ、駆動用ベルト等を作動させることができる。
【0019】従って、潤滑作用を必要とする領域と必要
としない領域とを二分割して、それぞれの領域に配置さ
れる機構の機能上の信頼性を確保することができる。
【0020】本発明の請求項3に係る内燃機関の振動低
減装置によれば、クランクシャフトが回転すると、この
クランクシャフトと一体的に遊星歯車機構のインターナ
ルギヤが回転し、このインターナルギヤ及びサンギヤに
噛合しかつ公転が禁止されたプラネタリギヤを介して、
サンギヤがクランクシャフトの回転方向と反対の方向に
増速されて逆回転することになる。そして、この増速逆
回転するサンギヤと共に慣性質量体が増速逆回転して、
ロール振動の根源であるトルク反力を打ち消すキャンセ
ルトルクとして作用することになる。従って、増速逆回
転する慣性質量体により、エンジンのロール振動を低減
することができる。
【0021】また、クランクシャフトと共にインターナ
ルギヤが回転すると、このインターナルギヤに噛合した
プラネタリギヤがクランクシャフトと同一方向に回転
し、このプラネタリギヤに噛合したサンギヤがクランク
シャフトと反対の方向に回転する。そして、この反対の
方向に回転するサンギヤに噛合した第2のプラネタギリ
ヤがクランクシャフトと同一の方向に回転し、この第2
のプラネタリギヤに噛合するインターナルギヤ兼駆動プ
ーリがクランクシャフトと同一の方向に回転(順回転)
することになる。そして、このインターナルギヤ兼駆動
プーリに巻き掛けられた駆動用ベルトを介して、パワス
テポンプ,ウォータポンプ等の補機が順回転駆動される
ことになる。従って、従来の如くクランクシャフトに直
付けされた駆動プーリ(クランクプーリ)ではなく、プ
ラネタギリヤ及びサンギヤを介して回転させられる第2
のプラネタギリヤ及びこの第2のプラネタリギヤに噛合
するインターナルギヤ兼駆動プーリにより補機を回転駆
動することができるため、上記第2のプラネタリギヤさ
らにはインターナルギヤ兼駆動プーリをエンジン中心
(内側)寄りに位置付けることで、このインターナルギ
ヤ兼駆動プーリにより駆動される補機等もエンジン中心
寄りに配置することができる。これにより、上記補機,
駆動用ベルト等と車体サイドメンバ等との隙間を十分確
保することができ、車載性を向上させることができる。
【0022】さらに、補機を駆動するインターナルギヤ
兼駆動プーリに回転力を伝える第2のプラネタギリヤ及
びプラネタリギヤの対が複数対適用される場合は、それ
らの対の全てを用いて回転力を伝えるようにすることが
できるため、1つの対の第2のプラネタリギヤ及びプラ
ネタリギヤに加わる負荷を低減することができ、機構上
の耐久性,信頼性等を向上させることができる。
【0023】本発明の請求項4に係る内燃機関の振動低
減装置によれば、プラネタリギヤを支持するキャリアと
慣性質量体とにより、インターナルギヤ、プラネタリギ
ヤ、サンギヤ、第2のプラネタリギヤ、及びインターナ
ルギヤ兼駆動プーリの内歯が覆われるようになっている
ため、これらのギヤ噛合領域に潤滑油を供給して潤滑作
用を行なわせることができると共に、潤滑油が供給され
ないドライ雰囲気においてインターナルギヤ兼駆動プー
リに駆動用ベルトを巻き掛けて作動させることができ
る。
【0024】従って、潤滑作用を必要とする領域と必要
としない領域とを二分割して、それぞれの領域に配置さ
れる機構の機能上の信頼性を確保することができる。
【0025】本発明の請求項5に係る内燃機関の振動低
減装置によれば、慣性質量体及びサンギヤが、クランク
シャフトの軸線方向の所定位置に位置決めされた状態で
回転させられることになり、機構上の信頼性を確保する
ことができる。
【0026】本発明の請求項6に係る内燃機関の振動低
減装置によれば、サンギヤと慣性質量体とが一体的に形
成されていることから、このサンギヤと慣性質量体とが
一体となった状態で回転バランスの調整等を行なうこと
ができるため、別々に形成されたサンギヤと慣性質量体
とを後でボルト等により結合するものに比べて、組み付
け時のアラインメントを高精度に管理する必要がなく、
よって、組み付けの容易化、回転バランスの高精度化を
達成することができる。
【0027】本発明の請求項7に係る内燃機関の振動低
減装置によれば、サンギヤと一体的に回転する慣性質量
体がクランクプーリであることから、このクランクプー
リに巻き掛けられた駆動用ベルトを介して回転駆動され
る補機の回転部をもキャンセルトルクを生じる慣性質量
体として適用することができ、その分より大幅にロール
振動を低減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付図面
に基づいて説明する。
【0029】図1は、本発明に係る振動低減装置を備え
たエンジンの第1実施例を示すものであり、このエンジ
ン20においては、図1に示すように、エンジン本体の
シリンダブロック21に回動自在に設けられたクランク
シャフト22のうち、シリンダブロック21の端面21
aから突出した縮径部22aに、動弁系駆動用のチェー
ンスプロケット23及びオイルポンプ(不図示)駆動用
のチェーンスプロケット24が外嵌され、キー25によ
り回転方向における位置決めがなされており、続いて、
遊星歯車機構の一部をなすインターナルギヤ26が外嵌
され、キー27により回転方向における位置決めがなさ
れている。
【0030】上記インターナルギヤ26と噛合するプラ
ネタリギヤ28は、シリンダブロック21にボルト等に
より結合されたフロントカバー29及びオイルパン30
に対して固着されたキャリア31に回動自在に支持され
ている。すなわち、インターナルギヤ26の周方向にお
いて例えば等間隔(中心角90度)でキャリアに31固
定された4個のラジアル軸受32に、それぞれ回動自在
に回転軸33が支持されており、この回転軸33の一端
側33aに上記プラネタリギヤ28が外嵌固着されてい
る。ここで、上記キャリア31は、フロントカバー29
及びオイルパン30(すなわちシリンダブロック21)
に対して固定されていることから、プラネタリギヤ28
は、その公転が禁止された状態となっている。
【0031】一方、上記回転軸33の他端側33bに
は、それぞれ補機を駆動するための駆動プーリ34が外
嵌固着されており、クランクシャフト22と共にインタ
ーナルギヤ26が回転すると、プラネタリギヤ28の回
転が回転軸33を介して駆動プーリ34に伝えられ、こ
れら駆動プーリ34は、クランクシャフト22の回転方
向と同一方向に回転(順回転)するようになっている。
【0032】また、上記プラネタリギヤ28と噛合する
サンギヤ35は、慣性質量体としてのクランクプーリ3
6と一体的に形成されたサンギヤ兼クランクプーリ37
として、クランクシャフト22の縮径部22aに対して
回動自在に支持されている。すなわち、このサンギヤ兼
クランクプーリ37は、小径円筒部37aと大径円筒部
37aとを円盤部37cで結合した2段構成からなり、
小径円筒部37aの外周面にサンギヤ35が形成され、
又、大径円筒部37bの外周面に巻掛部36aが形成さ
れ、これら巻掛部36a及び円盤部37cによりクラン
クプーリ36が形成されている。そして、このサンギヤ
兼クランクプーリ37は、縮径部22aに外嵌されてキ
ー27,38により回転方向の位置決めがなされたカラ
ー39の外周面に設けられたニードルベアリング40に
より、縮径部22aに対して回動自在に支持されてい
る。
【0033】上記のように、縮径部22aに対して回動
自在に支持されたサンギヤ兼クランクプーリ37におい
て、その小径円筒部37a外周面とキャリア31との間
にはオイルシール41が取り付けられ、小径円筒部37
aの一端部はカラー39に保持されたスラスト軸受42
に当接させられ、小径円筒部37aの他端はストッパ部
材43に保持されたスラスト軸受44に当接させられ
て、クランクシャフト22の軸線方向における位置決め
がなされている。
【0034】ここで、上記ストッパ部材43は、縮径部
22aの先端側に外嵌されると共にキー38により回転
方向の位置決めがなされた状態で、縮径部22aに対し
てボルト45及びワッシャ46により締め付け固定され
ている。また、上記ストッパ部材43のフランジ部43
aとサンギヤ兼クランクプーリ37の円盤部37cとの
間にはオイルシール47が配置されている。
【0035】上記キャリア31は、オイルシール41、
オイルシール47と協働して遊星歯車機構の噛み合い領
域等に供給された潤滑油が外部に洩れないように、イン
ターナルギヤ26,プラネタリギヤ28,サンギヤ35
等を覆うカバー形状となっている。
【0036】次に、上記遊星歯車機構及びサンギヤ兼ク
ランクプーリ37の作用について図2に基づき説明す
る。図3(a)に示すように、エンジン本体が燃焼時の
爆発力によりトルクT(Tは時間の関数)を発生してい
るとすると、クランクシャフト22と直結されたインタ
ーナルギヤ26には、上記トルクT、プラネタリギヤ2
8からの抗力N、及びこの抗力Nをその回転軸部で支え
る結果生じる反力Nが作用する。
【0037】また、プラネタリギヤ28の慣性モーメン
トが十分小さいと仮定すると、このプラネタリギヤ28
には、インターナルギヤ26からの駆動力N、サンギヤ
35からの抗力N、及びこの駆動力Nと抗力Nとをその
回転軸部で支える結果生じる反力2Nが作用する。
【0038】さらに、サンギヤ35には、プラネタリギ
ヤ28からの駆動力N、及びこの駆動力をその回転軸部
で支える結果生じる反力Nが作用する。
【0039】一方、エンジン本体には、図2(b)に示
すように、上記爆発力により生じるトルクTの反作用と
して生じる反トルク−Tと、各ギヤの回転軸部に発生す
る反力の反作用として生じる力とが作用する。この力
は、大きさが2Nで、モーメントアーム長がR+R
(ここで、Rはサンギヤ35のピッチ円半径、R
プラネタリギヤ28のピッチ円半径を示す)であり、エ
ンジン本体の反トルク−Tの逆向きの偶力として作用す
る。この偶力が反トルク−Tを打ち消すキャンセルトル
クとして作用し、その結果、エンジン本体のロール振動
が低減されることになる。
【0040】ここで、エンジン本体のロール軸まわりの
慣性モーメントをΙ、エンジン本体のロール変位角を
φ、エンジン本体の回転系(フライホイール又はドライ
ブプレート、クランクシャフト22、コネクティングロ
ッド回転相当部、及びインターナルギヤ26)の慣性モ
ーメントをΙ、慣性質量体としてのサンギヤ兼クラン
クプーリ37及びこのサンギヤ兼クランクプーリ37に
より回転させられる補機の慣性モーメントをI,イン
ターナルギヤ26に対するサンギヤ35の増速比をρと
すると、エンジン本体のロール振動に関する運動方程式
は、次式(1)で表わされる。
【0041】 上記式(1)から理解されるように、右辺のTに掛かる
係数(Ι−ρ・Ι)/(Ι+ρ・Ι)が0に
近づくほど、ロール振動の低減代は大きくなる。すなわ
ち、次式(2)、 Ι=ρ・Ι ・・・(2) を満足するように、エンジン本体の回転系の慣性モーメ
ントΙに対して、インターナルギヤ26及びサンギヤ
35のピッチ円半径R,R、サンギヤ兼クランクプ
ーリ37、さらに補機を加えた全体の慣性モーメントΙ
を設定すれば、ロール振動の低減は最も大きくなる。
【0042】また、本実施例においては、クランクシャ
フト22と共にインターナルギヤ26が回転すると、プ
ラネタリギヤ28と一体的に駆動プーリ34がクランク
シャフト32と同一方向に回転し、図3(a)に示すよ
うに、この駆動プーリ34に巻き掛けられた駆動用ベル
ト10を介して、パワステポンプ11及びウォータポン
プ12がクランクシャフト22と同一方向に回転(順回
転)し、さらに、プラネタリギヤ28と噛合するサンギ
ヤ兼クランクプーリ37がクランクシャフト22と反対
の方向に増速逆回転し、巻掛部36aに巻き掛けられた
駆動用ベルト8を介して、オルタネータ9がクランクシ
ャフトと反対の方向に増速逆回転する。
【0043】ここで、図3(b)に示すように、上記駆
動プーリ34は、サンギヤ兼クランクプーリ37よりも
エンジン中心側寄りに配置されていることから、駆動用
ベルト10により駆動されるパワステポンプ11及びウ
ォータポンプ12もエンジン中心側寄りに配置されるこ
とになり、パワステポンプ11のプーリ11a,ウォー
タポンプ12のプーリ12a,駆動用ベルト10等と車
体サイドメンバ15aとの隙間を十分確保することがで
き、エンジンの車載性を向上させることができる。
【0044】図4は、本発明に係る振動低減装置を備え
たエンジンの第2実施例を示すものであり、エンジン本
体のシリンダブロック21に回動自在に設けられたクラ
ンクシャフト22のうち、シリンダブロック21の端面
21aから突出した縮径部22aに、動弁系駆動用のチ
ェーンスプロケット23及びオイルポンプ(不図示)駆
動用のチェーンスプロケット24が外嵌され、キー25
により回転方向における位置決めがなされており、続い
て、遊星歯車機構の一部をなすインターナルギヤ26が
外嵌され、キー27により回転方向における位置決めが
なされている点は、前述第1実施例と同様である。
【0045】本実施例のエンジン50においては、図4
に示すように、シリンダブロック21にボルト等により
結合されたフロントカバー29及びオイルパン30に対
して固着されたキャリア51に固設された支持軸51a
の一端側51a´に、上記インターナルギヤ26と噛合
するプラネタリギヤ52が回動自在に支持されている。
すなわち、インターナルギヤ26の周方向において例え
ば等間隔(中心角90度)でキャリア51に固定して設
けられた4本の支持軸51aの一端側51a´に、合計
4個のプラネテリギヤ52がそれぞれニードルベアリン
グ(不図示)等を介して回動自在に支持され、ストッパ
片51bによりその脱落が防止されている。ここで、上
記キャリア51は、フロントカバー29及びオイルパン
30(すなわちシリンダブロック21)に対して固定さ
れていることから、プラネタリギヤ52はその公転が禁
止された状態となっている。
【0046】一方、上記4本の支持軸51aの他端側5
1a´´には、合計4個の第2のプラネタリギヤ53が
それぞれニードルベアリング(不図示)等を介して回動
自在に支持され、ストッパ片51bによりその脱落が防
止されている。
【0047】また、上記プラネタリギヤ52と噛合する
サンギヤ54は、慣性質量体としてのクランクプーリ5
5と一体的に形成されたサンギヤ兼クランクプーリ56
として、クランクシャフト22の縮径部22aに対して
回動自在に支持され、さらに、このサンギヤ54は、上
記第2のプラネタリギヤ53とも噛合するように配置さ
れている。すなわち、このサンギヤ兼クランクプーリ5
6は、小径円筒部56aと大径円筒部56bとを円盤部
56cで結合した2段構成からなり、小径円筒部56a
の外周面に、プラネタリギヤ52及び第2のプラネタリ
ギヤ53に噛合するサンギヤ54が形成され、又、大径
円筒部56bの外周面に巻掛部55aが形成され、これ
ら巻掛部55a及び円盤部56cによりクランクプーリ
55が形成されている。
【0048】そして、このサンギヤ兼クランクプーリ5
6は、前述第1実施例同様に、縮径部22aに外嵌され
てキー27,38により回転方向の位置決めがなされた
カラー39の外周面に設けられたニードルベアリング4
0により、縮径部22aに対して回動自在に支持されて
いる。また、上記のように、縮径部22aに対して回動
自在に支持されたサンギヤ兼クランクプーリ56におい
て、その小径円筒部56aの一端部はカラー39に保持
されたスラスト軸受42に当接させられ、小径円筒部5
6aの他端部はストッパ部材43に保持されたスラスト
軸受44に当接させられて、クランクシャフト22の軸
線方向における位置決めがなされている。
【0049】さらに、上記ストッパ部材43は、前述第
1実施例同様に、縮径部22aの先端側に外嵌されると
共にキー38により回転方向の位置決めがなされた状態
で、縮径部22aに対してボルト45及びワッシャ46
により締め付け固定され、上記ストッパ部材43のフラ
ンジ部43aとサンギヤ兼クランクプーリ56の円盤部
56cとの間にはオイルシール47が配置されている。
【0050】上記第2のプラネタリギヤ53の径方向外
側の領域には、内周面に内歯57aを有しかつ外周面に
巻掛部57bを有するインターナルギヤ兼駆動プーリ5
7が配置されており、その内歯57aが4個の第2のプ
ラネタリギヤ53と噛合している。
【0051】また、このインターナルギヤ兼駆動プーリ
57の一側面とサンギヤ兼クランクプーリ56の円盤部
56cとの間、及び他側面とキャリア51の端面との間
には、それぞれオイルシール58が配置されている。
【0052】そして、上記キャリア51及びサンギヤ兼
クランクプーリ56の円盤部51cは、オイルシール4
7,58等と協働して、遊星歯車機構の噛み合い領域等
に供給された潤滑油が外部に洩れないように、インター
ナルギヤ26,プラネタリギヤ52,サンギヤ54,第
2のプラネタリギヤ53,内歯57a等を覆うように形
成されている。
【0053】上記構成からなる遊星歯車機構及びサンギ
ヤ兼クランクプーリ56のロール振動低減作用について
は、前述第1実施例と同様である。また、上記構成にお
いては、クランクシャフト22と共にインターナルギヤ
26が回転すると、プラネタリギヤ52がクランクシャ
フト22と同一方向に回転し、このプラネタリギヤ52
と噛合するサンギヤ54を有するサンギヤ兼クランクプ
ーリ56がクランクシャフトと反対の方向に増速逆回転
する。従って、この増速逆回転するサンギヤ兼クランク
プーリ56の巻掛部55aに巻き掛けられた駆動用ベル
ト8を介して、図5に示すように、オルタネータ9がク
ランクシャフト22と反対の方向に増速逆回転する。
【0054】また、上記サンギヤ54に噛合する第2の
プラネタリギヤ53がクランクシャフト22と同一方向
に回転し、この第2のプラネタリギヤ53に嵌合するイ
ンターナルギヤ兼駆動プーリ57がクランクシャフト2
2と同一方向に回転(順回転)する。従って、この順回
転するインターナルギヤ兼駆動プーリ57の巻掛部57
bに巻き掛けられた駆動用ベルト10を介して、図5に
示すように、パワステポンプ11及びウォータポンプ1
2がクランクシャフト22と同一方向に順回転する。
【0055】ここで、上記インターナルギヤ兼駆動プー
リ57は、サンギヤ兼クランクプーリ56よりもエンジ
ン中心側寄りに配置されていることから、前述第1実施
例同様に、駆動用ベルト10により駆動されるパワステ
ポンプ11及びウォータポンプ12もエンジン中心側寄
りに配置されることになり、パワステポンプ11のプー
リ11a,ウォータポンプ12のプーリ12a,駆動用
ベルト10等と車体サイドメンバ15aとの隙間を十分
確保することができ、エンジンの車載性を向上させるこ
とができる。
【0056】また、上記インターナルギヤ兼駆動プーリ
57は、第2のプラネタリギヤ53の全てによって駆動
されるため、第2のプラネタリギヤ53の1つに加わる
負荷が低減され、機構上の耐久性、信頼性が向上すると
いう利点がある。
【0057】以上述べた第1及び第2実施例において
は、サンギヤ35,54とクランクプーリ36,55と
を一体的に形成した例を示したが、これに限定されるも
のではなく、それぞれ別体のものとして形成し、ボルト
などにより両者を結合して一体的に回転するように構成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る内燃機関の振動低減装置の第1
の実施例を示す概略構成図である。
【図2】 本発明に係る振動低減装置の作用を説明する
ための図であり、(a)は遊星歯車機構のそれぞれのギ
ヤに作用する力関係を示す模式図、(b)はエンジン本
体に作用する力関係を示す模式図である。
【図3】 (a)は第1の実施例に係る内燃機関の正面
図、(b)は第1の実施例に係る内燃機関を車体に搭載
した状態を示す平面図である。
【図4】 本発明に係る内燃機関の振動低減装置の第2
の実施例を示す概略構成図である。
【図5】 第2の実施例に係る内燃機関の正面図であ
る。
【図6】 従来の振動低減装置を示すものであり、
(a)は一部縦断面図、(b)は振動低減装置を備えた
内燃機関の正面図である。
【図7】 従来の振動低減装置を備えた内燃機関を車体
に搭載した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
8 駆動用ベルト 9 オルタネータ 10 駆動用ベルト 11 パワステポンプ 12 ウォータポンプ 15 車体 15a サイドメンバ 21 シリンダブロック 22 クランクシャフト 22a 縮径部 23,24 チェーンスプロケット 25 キー 26 インターナルギヤ 27 キー 28 プラネタリギヤ 29 フロントカバー 30 オイルパン 31 キャリア 32 軸受 33 回転軸 33a 一端側 33b 他端側 34 駆動プーリ 35 サンギヤ 36 クランクプーリ(慣性質量体) 36a 巻掛部 37 サンギヤ兼クランクプーリ 37a 小径円筒部 37b 大径円筒部 37c 円盤部 38 キー 39 カラー 40 ニードルベアリング 41 オイルシール 42,44 スラスト軸受 43 ストッパ部材 43a フランジ部 45 ボルト 46 ワッシャ 47 オイルシール 51 キャリア 51a 支持軸 51a´ 一端側 51a´´ 他端側 51b ストッパ片 52 プラネタリギヤ 53 第2のプラネタギリヤ 54 サンギヤ 55 クランクプーリ(慣性質量体) 55a 巻掛部 56 サンギヤ兼クランクプーリ 56a 小径円筒部 56b 大径円筒部 56c 円盤部 57 インターナルギヤ兼駆動プーリ 57a 内歯 57b 巻掛部 58 オイルシール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンギヤと前記サンギヤに噛合するよう
    にキャリアに保持されたプラネタリギヤと前記プラネタ
    リギヤに噛合するインターナルギヤとを含む遊星歯車機
    構と、前記遊星歯車機構の作動により回転させられて慣
    性力を生じる慣性質量体とを備え、前記インターナルギ
    ヤは、クランクシャフトと同軸上にて一体的に回転する
    ように前記クランクシャフトに固着され、前記キャリア
    は、前記プラネタリギヤの公転を禁止するように固定さ
    れ、前記慣性質量体は、クランクシャフトの回転方向と
    反対の方向に前記サンギヤと共に一体的に回転するよう
    に形成されて、クランクシャフトの回転に伴なう内燃機
    関のロール振動を低減するようにした内燃機関の振動低
    減装置であって、 前記プラネタリギヤは、前記キャリアに設けられた軸受
    により回動自在に支持される回転軸に一体的に回転する
    ように固着され、 前記回転軸には、補機を駆動するための駆動用ベルトを
    巻き掛ける駆動プーリが一体的に回転するように固着さ
    れている、 ことを特徴とする内燃機関の振動低減装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリアは、前記インターナルギ
    ヤ、プラネタリギヤ、及びサンギヤを覆うカバー形状を
    なし、 前記回転軸は、一端側が前記キャリアの内側にかつ他端
    側が前記キャリアの外側に突出するように伸長して前記
    軸受により支持され、 前記回転軸の一端側には前記プラネタリギヤが固着さ
    れ、かつ、前記回転軸の他端側には前記駆動プーリが固
    着されている、 ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の振動低減装
    置。
  3. 【請求項3】 サンギヤと前記サンギヤに噛合するよう
    にキャリアに保持されたプラネタリギヤと前記プラネタ
    リギヤに噛合するインターナルギヤとを含む遊星歯車機
    構と、前記遊星歯車機構の作動により回転させられて慣
    性力を生じる慣性質量体とを備え、前記インターナルギ
    ヤは、クランクシャフトと同軸上にて一体的に回転する
    ように前記クランクシャフトに固着され、前記キャリア
    は、前記プラネタリギヤの公転を禁止するように固定さ
    れ、前記慣性質量体は、クランクシャフトの回転方向と
    反対の方向に前記サンギヤと共に一体的に回転するよう
    に形成されて、クランクシャフトの回転に伴なう内燃機
    関のロール振動を低減するようにした内燃機関の振動低
    減装置であって、 前記プラネタリギヤは、前記キャリアに設けられた支持
    軸により回動自在に支持され、 前記支持軸には、前記サンギヤに噛合する第2のプラネ
    タリギヤが回動自在に支持され、 前記第2のプラネタリギヤには、内周面に内歯を有しか
    つ外周面に補機を駆動するための駆動用ベルトを巻き掛
    ける巻掛部を有するインターナルギヤ兼駆動プーリが噛
    合した状態で配置されている、 ことを特徴とする内燃機関の振動低減装置。
  4. 【請求項4】 前記キャリア及び前記慣性質量体は、前
    記インターナルギヤ、プラネタリギヤ、サンギヤ、第2
    のプラネタリギヤ、及びインターナルギヤ兼駆動プーリ
    の内歯を覆うように形成されている、 ことを特徴とする請求項3記載の内燃機関の振動低減装
    置。
  5. 【請求項5】 前記慣性質量体及び前記サンギヤは、前
    記クランクシャフトに対して回動自在に支持され、か
    つ、スラスト軸受により前記クランクシャフトの軸線方
    向における移動が拘束されている、 ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つに記載
    の内燃機関の移動低減装置。
  6. 【請求項6】 前記慣性質量体と前記サンギヤとは、一
    体的に形成されている、ことを特徴とする請求項1ない
    し5いずれか1つに記載の内燃機関の振動低減装置。
  7. 【請求項7】 前記慣性質量体は、補機を駆動するため
    の駆動用ベルトを巻き掛けるクランクプーリである、こ
    とを特徴とする請求項1ないし6いずれか1つに記載の
    内燃機関の振動低減装置。
JP15807098A 1998-06-05 1998-06-05 内燃機関の振動低減装置 Pending JPH11351331A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002099263A1 (en) * 2001-06-05 2002-12-12 Volvo Aero Corporation Gas turbine arrangement
KR100739444B1 (ko) 2006-09-26 2007-07-13 쌍용자동차 주식회사 자동차용 엔진의 고압펌프
US7396311B2 (en) * 2004-02-18 2008-07-08 The Gates Corporation Transmission and constant speed accessory drive

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