JPH11113220A - 内燃機関のトルク変動制御装置 - Google Patents

内燃機関のトルク変動制御装置

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JPH11113220A
JPH11113220A JP9271817A JP27181797A JPH11113220A JP H11113220 A JPH11113220 A JP H11113220A JP 9271817 A JP9271817 A JP 9271817A JP 27181797 A JP27181797 A JP 27181797A JP H11113220 A JPH11113220 A JP H11113220A
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JP
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torque fluctuation
gear
control device
internal combustion
crankshaft
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JP9271817A
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Masahiko Kindo
雅彦 金堂
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランク軸のトルク変動を制御してロール振
動等の発生を防止する。 【解決手段】 シリンダブロック2の側壁には、モータ
ジェネレータ10が設けられている。モータジェネレー
タ10に連結されたギヤシャフト12は、クランク軸と
平行に配置されている。ギヤシャフト12の両端側に
は、はすば歯車14,15が設けられ、各はすば歯車1
4,15は、クランク軸20側に設けられた駆動ギヤと
それぞれ歯合している。クランク軸20の回転力は、2
組のギヤ対を介してモータジェネレータ10に直接的に
入力される。モータジェネレータ10の制御トルクを調
整することにより、トルク変動を低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、補機のトルク負荷
を制御することによって、内燃機関のトルク変動を防止
することができる内燃機関のトルク変動制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用エンジン等として代表
的な内燃機関(以下、エンジンともいう)では、シリン
ダ内に供給された混合気を燃焼させ、この燃焼により生
じた燃焼加振力(燃焼圧)をコネクティングロッド(以
下、コンロッドという)及びクランク軸等からなるリン
ク機構によって回転出力に変換している。ここで、各シ
リンダで発生する燃焼加振力は、クランク角によって大
きく変動する。従って、クランク−コンロッド連結機構
で生じる揺動により、クランク軸には、燃焼に同期した
トルク変動が発生する。
【0003】クランク軸に発生したトルク変動は、フラ
イホイール、クラッチ(またはトルクコンバータ)等を
介してパワートレインに伝達される。一方、クランク軸
に発生するトルク変動の反作用は、エンジンブロックに
加振力として働く。従って、エンジンがロール振動し、
エンジンマウントへの変位加振となって車体に加振力が
伝達される。これらの現象は、アイドリング時には、ア
イドリング振動としてステアリングや車体のフロア振動
を増大させる原因となり、また、定常ロックアップ走行
時には、いわゆるロックアップこもり音等を招く原因と
なる。
【0004】図9には、ロール振動発生メカニズムの概
略が示されている。図9中では、シリンダ内に混合気を
供給する従来燃焼による場合とシリンダ内に直接燃料を
噴射する直噴成層燃焼による場合とが、それぞれ示され
ている。図9(A)に示すように、シリンダ内の燃焼圧
はクランク軸の角度θによって大きく変動するため、ク
ランク軸にはトルク変動が発生する。図9(B)に示す
ように、アイドリング回転数付近では、エンジンとエン
ジンマウントとがなす振動系の共振点に燃焼周波数が近
づくため、トルク変動が増大する。図9(C)に示すよ
うに、このトルク変動がロール振動の加振力としてエン
ジンに作用するため、エンジンのロール振動が増大す
る。
【0005】そこで、従来より、クランク軸のトルク変
動を抑制するための技術が提案されている。例えば、19
93年の日本機械学会論文集(C編)59巻560号に
は、クランク軸に発生するトルク変動に応じて、エンジ
ンに設けられた電気補機のトルク負荷をアクティブ制御
することにより、トルク変動を抑制するようにした技術
が開示されている(論文No.92-1175)。
【0006】従来技術のトルク変動制御について、図1
0〜図12に基づき説明する。図10及び図11は、振
動発生メカニズムを説明するための模式図である。図1
0に示すように、エンジン本体100のクランク軸10
1と、オルタネータ等の電気補機102の回転軸103
とは、ベルト104によって連結されている。また、エ
ンジン本体100は、エンジンマウント105を介して
シャーシ106上に支持されている。ここで、シリンダ
内の燃焼により発生するエンジントルクTEは、パワー
トレインや駆動輪を駆動する動力トルクTLと、電気補
機102を駆動する補機トルクTAとして費やされる。
【0007】クランク軸101のトルク変動は、回転系
のイナーシャにクランク軸101の回転角加速度を乗じ
たもので表現できるため、回転角加速度に基づいてクラ
ンク軸101のトルク変動を検出することができる。従
って、図12に示すように、1燃焼サイクル内の全ての
回転角度において回転角加速度が低減するように、補機
トルクTAを制御することにより、クランク軸101の
トルク変動を低減することができる。より正確には、電
気補機102が発電機能及び電動機機能を備えたモータ
ジェネレータの場合は、エンジントルクTEと逆相にな
るように補機トルクTAを制御すればよく、電気補機1
02がオルタネータの場合は、吸収トルクの増減を制御
すればよい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、電気補機102のトルク負荷をアクティブ
制御することにより、クランク軸101のトルク変動を
低減している。しかし、電気補機102とクランク軸1
01とをベルト104によって連結しているため、ベル
ト104の耐久性の点から、トルク変動制御装置の寿命
向上を図れない可能性がある。また、図13に示すよう
に、通常、ベルト104の共振周波数は、数十ヘルツ付
近に存在するため、2次成分で見ると、1000rpm
前後でしかトルク変動の低減効果を得ることができな
い。
【0009】また、図14に示すように、トルク変動を
防止すべく、電気補機102の回転軸102の後端部に
イナーシャプレート104を設け、電気補機102をサ
ブフライホイールとして活用することも考えられる。し
かし、この場合には、回転軸103がねじりバネ(バネ
定数K)となり、イナーシャプレート104を慣性マス
(Ip)とするねじり共振を生じる。従って、常時、ク
ランク軸101からのトルク変動が入力されると、強度
や耐久性が低下する可能性もある。換言すれば、従来技
術では、電気補機102をサブフライホイールとして活
用できないため、クランク軸101のトルク変動を電気
的に解消しなければならない。従って、トルク変動を十
分に低減するには、電気補機102を大型化する必要が
あり、取付空間及び製造コスト等が増大するという問題
がある。
【0010】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、比較的広い回転範囲
にわたってクランク軸のトルク変動を抑制することがで
きるようにした内燃機関のトルク変動制御装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内燃機関の
トルク変動制御装置では、クランク軸のトルク変動を複
数のギヤ手段によって補機に伝達している。
【0012】即ち、請求項1に係る発明では、機関本体
のクランク軸のトルク変動を検出し、検出されたトルク
変動を抑制するためのトルクを補機によって発生させる
ことにより、トルク変動を制御する内燃機関のトルク変
動制御装置であって、前記補機の回転軸と前記クランク
軸とを複数のギヤ手段によって連結したことを特徴とし
ている。
【0013】ここで、「トルク変動を抑制するためのト
ルク」とは、例えば、トルク変動と逆相であるトルク等
を意味する。補機の回転軸とクランク軸とを複数のギヤ
手段によって連結することにより、クランク軸のトルク
変動は、複数のギヤ手段によって直接的に補機に伝達さ
れる。従って、従来技術のようなベルトの共振周波数に
よるトルク伝達特性の悪化を招くことがなく、高回転域
までトルク変動を抑制することができる。また、ギヤ手
段は、その質量等に応じてサブフライホイールとしても
機能するため、かかるサブフライホイールによる機械的
物理的なトルク変動低減作用と補機による電気的もしく
は機械的なトルク変動低減作用とを得ることができる。
【0014】請求項2に係る発明では、前記補機は前記
クランク軸と略平行に配置され、前記補機の回転軸と前
記クランク軸とは、前記補機の回転軸の軸方向両端側に
それぞれ配設されたギヤ手段によって連結されているこ
とを特徴とする。
【0015】ここで、「略平行に配置」とは、物理的に
厳密に平行に配置されていることを意味せず、ギヤ手段
によるトルク伝達を正常に行うことができる程度に、平
行配置されることを意味する。補機をクランク軸と略平
行に配置することにより、機関本体のシリンダブロック
長を増大させることなく、トルク変動を抑制することが
できる。また、補機の回転軸の軸方向両端側にギヤ手段
をそれぞれ設けることにより、いわゆる両持ち支持の構
造を得ることができる。
【0016】請求項3に係る発明では、前記各ギヤ手段
にそれぞれ発生するスラスト方向の荷重が相殺されるよ
うに、前記各ギヤ手段を設定したことを特徴としてい
る。
【0017】例えば、ギヤ手段としては、平行な二軸間
で回転運動を伝達できるはすば歯車等を用いることがで
きる。この場合、一方のギヤ手段の歯の傾き角(ねじれ
角)と他方のギヤ手段の歯の傾き角とを逆に設定すれ
ば、各ギヤ手段に発生するスラスト方向の荷重を相殺す
ることができる。
【0018】請求項4に係る発明では、少なくとも前記
各ギヤ手段を収容するハウジングを設け、該ハウジング
を前記機関本体のシリンダブロックに設けたことを特徴
としている。
【0019】ハウジングによって、外部からの塵埃等が
噛合部に侵入するのを防止することができる。また、ハ
ウジングをシリンダブロックに設けることにより、シリ
ンダブロックのねじり剛性が向上する。なお、ハウジン
グによって補機自体をも収容する構成としてもよい。
【0020】請求項5に係る発明では、前記ハウジング
は、前記補機が露出するように、前記各ギヤ手段を収容
することを特徴としている。
【0021】ハウジングによって各ギヤ手段のみを収容
し、補機自体は外部に露出させる構造とすることによ
り、補機を空冷することもできる。
【0022】請求項6に係る発明では、前記各ギヤ手段
の噛合部を潤滑するための潤滑手段を設けたことを特徴
としている。
【0023】例えば、潤滑手段としては、オイルジェッ
トにより潤滑油を噴射する構成を採用することができ
る。潤滑手段を設けることにより、噛合部の損耗を防止
することができる。また、請求項5に係る発明と結合す
る場合は、補機自体は露出しているため、補機を油密構
造にする必要がない。
【0024】請求項7に係る発明では、前記補機は電動
機からなる。さらに請求項8に係る発明では、前記電動
機は、発電機能を備えていることを特徴としている。
【0025】発電機能を備えた電動機とは、発電機とし
ての機能と電動機としての機能との両方を備えたものを
いい、例えば、いわゆるハイブリッドエンジンに用いら
れるモータジェネレータが該当する。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る内燃機
関のトルク変動制御装置によれば、以下の効果を奏す
る。
【0027】請求項1に係る発明では、クランク軸のト
ルク変動を直接的に補機に伝達することができ、共振周
波数によるトルク伝達特性の悪化を招くことなく、高回
転域までトルク変動を抑制することができる。また、ギ
ヤ手段をサブフライホイールとして活用することがで
き、サブフライホイールによるトルクバランサー効果と
補機による電気的なトルク変動低減効果の相乗効果を得
ることができる。
【0028】請求項2に係る発明では、機関本体のシリ
ンダブロック長を増大させることなく、トルク変動を抑
制できる。また、各ギヤ手段による両持ち支持の構造に
よって耐久性を向上させることができる。
【0029】請求項3に係る発明では、各ギヤ手段に発
生するスラスト方向の荷重を相殺することができ、耐久
性を向上させることができる。
【0030】請求項4に係る発明では、ハウジングによ
って、外部からの塵埃等が噛合部に侵入するのを防止で
き、また、シリンダブロックのねじり剛性を向上させる
ことができる。
【0031】請求項5に係る発明では、簡素な構造の補
機を採用することができ、補機を空冷することができ
る。
【0032】請求項6に係る発明では、噛合部の損耗や
焼け付き等を防止でき、耐久性を向上させることができ
る。
【0033】請求項7および請求項8に係る発明では、
いわゆるハイブリッドエンジンにおいて、トルク変動を
抑制することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8に基づき本発明
の実施の形態について詳述する。まず、図1〜図5に基
づいて、本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0035】図1は、エンジン1を上側からみた説明図
であって、エンジン1のシリンダブロック2には、複数
のシリンダ3が設けられている。シリンダブロック2の
側壁には、「ハウジング」としてのギヤハウジング4が
シール部材等を介して油密に設けられている。ギヤハウ
ジング4は、後述のモータジェネレータ10を収容する
本体収容部5と、該本体収容部の両側に一体的に形成さ
れたギヤ収容部6とを備えて構成されている。
【0036】次に、図2は、ギヤハウジング4の一部を
取り除いた状態で側方からみた説明図である。ギヤハウ
ジング4内には、「補機」としてのモータジェネレータ
10が複数のボルト11によって取り付けられている。
このモータジェネレータ10は、電動機としての機能と
発電機としての機能との両方を備えている。なお、モー
タジェネレータ10の配線は、ギヤハウジング4に形成
された開口部を介して外部と接続されている。配線引き
出し用の開口部は、例えば、キャップ部材等によって油
密にシールされている。
【0037】「補機の回転軸」としてのギヤシャフト1
2は、フランジ13を介してモータジェネレータ10に
取り付けられている。ギヤシャフト12の軸方向両端側
には、「ギヤ手段」の一部を構成するはすば歯車14,
15が軸受16を介してそれぞれ取り付けられている。
ここで、各はすば歯車14,15は、互いに歯の傾き角
が逆向きとなるように設定されている。
【0038】図3は、図1または図2中に示す矢示III
−III線からみた断面図である。図3に示すように、ク
ランク軸20には、軸方向に離間して所定の位置に一対
の駆動歯車21,22が設けられており(図3中では、
一方の駆動歯車22のみ図示)、これら各駆動歯車2
1,22は、図4の説明図にも示すように、モータジェ
ネレータ10側の各はすば歯車14,15とそれぞれ噛
合している。そして、各駆動歯車21,22は、クラン
ク軸20と共に回転し、各駆動歯車21,22によって
各はすば歯車14,15が駆動されるようになってい
る。
【0039】ここで、一方のギヤ対14,21は、駆動
歯車21によってはすば歯車14が常時接触するように
取り付けられている。また、他方のギヤ対15,22
は、モータジェネレータ10が電動機として作用すると
きに、ガタつきが生じないように取り付けられている
(図4参照)。これにより、クランク軸20とモータジ
ェネレータ10との間のバックラッシを低減することが
でき、クランク軸20の回転力(トルク変動)をモータ
ジェネレータ10に確実に伝達することができる。な
お、ギヤシャフト12は、ねじり剛性が比較的低いた
め、いわゆるシザーズギヤと同等の機能を発揮し、位置
ずれを吸収することができる。一方のギヤ対14,21
と他方のギヤ対15,22とは、歯の傾き角が逆となる
ように設定されているため、スラスト方向の荷重は打ち
消される。
【0040】次に、図3に基づいて「潤滑手段」の構成
を説明する。図3に示すように、ギヤハウジング4とシ
リンダブロック2との接続部付近には、オイルギャラリ
ー4Aと、各ギヤ対14,21、15,22に対応して
オイルギャラリー4Aに形成された噴射口4B(片側の
み図示)とが設けられている。これにより、各噛合部に
は、オイルギャラリーからのオイルが噴射供給されるよ
うになっている。このオイルギャラリー4Aは、通常、
シリンダブロック2に形成されているものを利用するこ
とができる。なお、これに限らず、シリンダブロック2
にいわゆるオイル落としを形成し、噛合部に向けてオイ
ルを滴下させる構成としてもよい。
【0041】次に、トルク変動の制御方法について図5
を参照しつつ説明する。図5には、エンジン1がエンジ
ンマウント31を介してシャーシ32上に支持された状
態が模式的に示されている。センサ33は、例えば、ク
ランク角や走行レンジ、ブースト圧等のトルク変動制御
に必要な各種信号を検出するためのものであり、クラン
ク角センサや走行レンジセンサ等の複数のセンサを概念
的に一つのセンサとして示したものである。
【0042】センサ33によって検出されたエンジン回
転数やエンジン負荷等は、例えば、CPU(演算処理ユ
ニット)やRAM等からなる制御装置34に入力され
る。また、モータジェネレータ10のトルク負荷は、発
電量として制御装置34に入力されている。制御装置3
4は、これらの各検出信号に基づいてモータジェネレー
タ10が発生すべきトルクを算出し、クランク軸10の
トルク変動と逆相になるように、インバータ35に制御
信号を出力する。インバータ35は、制御装置34から
の制御信号に基づいてモータジェネレータ10への給電
を制御し、モータジェネレータ10のトルクをアクティ
ブに制御する。
【0043】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0044】第1に、モータジェネレータ10に連結さ
れたギヤシャフト12とクランク軸20とを、一方のギ
ヤ対14,21と他方のギヤ対15,22とによって連
結するため、クランク軸20のトルク変動を直接的にモ
ータジェネレータ10に入力することができる。即ち、
ギヤ結合によってクランク軸20の回転力をギヤシャフ
ト12に伝達するため、従来技術のように、ベルトの共
振周波数による伝達特性の悪化等を招くことがなく、高
回転域までトルク変動を防止することができ、騒音や振
動を低減して乗り心地を向上することができる。
【0045】第2に、各ギヤ対14,21、15,22
を所定の質量を有する補助的なフライホイール(サブフ
ライホイール)として利用できるため、かかるサブフラ
イホイールによる機械的物理的なトルクバランサー効果
を得ることができ、トルク変動制御装置をコンパクトに
形成できる。つまり、各ギヤ対14,21、15,22
による機械的物理的なトルク変動除去作用と、モータジ
ェネレータ10による電気的なトルク変動除去作用との
両方の除去作用を活用できるため、モータジェネレータ
10のみで電気的にトルク変動を防止する場合に比較し
て、モータジェネレータ10を小型化することができ、
システム全体をコンパクトに形成することができる。
【0046】第3に、モータジェネレータ10とクラン
ク軸20とを平行に配置しているため、シリンダブロッ
ク2のブロック長を増大させることがなく、全体をコン
パクトに形成することができる。
【0047】第4に、ギヤシャフト12の両端側に各は
すば歯車14,15を設けて、クランク軸20側の駆動
ギヤ21,22にギヤ結合させるため、いわゆる両持ち
支持の構造を得ることができ、モータジェネレータ10
等の耐久性を向上させることができる。
【0048】第5に、各ギヤ対14,21、15,22
の歯の傾き角を逆に設定してスラスト方向の荷重を相殺
するため、前記両持ち支持構造と相まって、モータジェ
ネレータ10等の耐久性をより一層向上させることがで
きる。
【0049】第6に、各ギヤ対14,21、15,22
等を収容するギヤハウジング4をシリンダブロック2の
側壁に設けるため、オイルが外部に飛散するのを防止で
き、また、外部の塵埃等が噛合部に侵入するのを防止で
きる。さらに、シリンダブロック2の側壁部はギヤハウ
ジング4によって補強されるため、シリンダブロック2
のねじり剛性を高めることができる。
【0050】第7に、オイルギャラリー4Aからのオイ
ルを噛合部に供給するため、潤滑用の新たな通路を形成
する必要がなく、低コストに噛合部の損耗を防止するこ
とができる。
【0051】第8に、補機としてモータジェネレータ1
0を採用するため、エンジン駆動力及びモータ回転力を
利用するいわゆるハイブリッドエンジンに好適に用いる
ことができる。
【0052】次に、図6及び図7に基づいて、本発明の
第2の実施の形態を説明する。なお、以下の各実施の形
態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0053】図6及び図7に示すように、本実施の形態
によるギヤハウジングは、各はすば歯車14,15をそ
れぞれ収容する一対のギヤ収容部41A,41Bから構
成されている(全体としてギヤハウジング41とい
う)。モータジェネレータ10は、ギヤハウジング41
により覆われておらず、外部に露出している。
【0054】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、モータジェネ
レータ10を露出させる構造のため、油密構造のモータ
ジェネレータ10を採用する必要が無く、より低コスト
に製造することができる。また、モータジェネレータ1
0が外部に露出しているため、空冷することもできる。
【0055】次に、図8に基づいて、本発明の第3の実
施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、第2の実
施の形態において、単純なはすば歯車14,15に代え
て、メインギヤとサブギヤとを重ね合わせてなる公知の
シザーズギヤ51,52を用いたことにある。
【0056】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第2の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、はすば歯車1
4,15に代えてシザーズギヤ51,52を用いるた
め、ギヤの取付精度が厳密に要求されず、組立作業の効
率を高めることができる。
【0057】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限らず、種々の変形等を行うことができる。例えば、単
一のモータジェネレータ10に代えて、モータとジェネ
レータをそれぞれ別個に設け、ギヤ結合によってクラン
ク軸20に連結させることも可能である。
【0058】また、はすば歯車やシザーズギヤに限ら
ず、平行な2軸間で回転力を伝達可能な種々のギヤを採
用することができる。
【0059】さらに、各実施の形態では、2組のギヤ対
によって回転力を伝達する場合を例示したが、本発明は
これに限らず、例えば、3組以上のギヤ対によって回転
力を伝達するように構成してもよい。
【0060】また各実施の形態では、補機として電動機
を用いたが、何らかの機械的にトルク変動を抑制するも
のであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内燃機関のト
ルク変動制御装置を上方からみた説明図である。
【図2】ギヤハウジングの一部を取り除いた状態で側方
からみた説明図である。
【図3】図1または図2中の矢示III-III線方向の断面
図である。
【図4】クランク軸と駆動ギヤ等との関係を示す説明図
である。
【図5】クランク角等に基づいてトルク変動を制御する
ための電気的構造を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る内燃機関のト
ルク変動制御装置を示す説明図である。
【図7】ギヤハウジングを除いた状態で側方からみた説
明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る内燃機関のト
ルク変動制御装置を示す説明図である。
【図9】従来技術によるロール振動発生メカニズムを示
す説明図である。
【図10】従来技術によるトルク変動制御装置を模式的
に示す説明図である。
【図11】従来技術によるトルク変動制御装置を側方か
らみた説明図である。
【図12】エンジントルクを電気補機のトルクによって
キャンセルする状態を示す説明図である。
【図13】ベルトの共振周波数特性を示す特性図であ
る。
【図14】モータジェネレータのねじり共振を示すため
の模式図である。
【符号の説明】
1…エンジン 2…シリンダブロック 4…ギヤハウジング 4A…オイルギャラリー 4B…噴射口 10…モータジェネレータ 12…ギヤシャフト 14…はすば歯車 15…はすば歯車 20…クランク軸 21…駆動ギヤ 22…駆動ギヤ 33…センサ 34…制御装置 41A…ギヤ収容部 41B…ギヤ収容部 51…シザーズギヤ 52…シザーズギヤ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関本体のクランク軸のトルク変動を検
    出し、検出されたトルク変動を抑制するためのトルクを
    補機によって発生させることにより、トルク変動を制御
    する内燃機関のトルク変動制御装置であって、 前記補機の回転軸と前記クランク軸とを複数のギヤ手段
    によって連結したことを特徴とする内燃機関のトルク変
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記補機は前記クランク軸と略平行に配
    置され、前記補機の回転軸と前記クランク軸とは、前記
    補機の回転軸の軸方向両端側にそれぞれ配設されたギヤ
    手段によって連結されていることを特徴とする請求項1
    に記載の内燃機関のトルク変動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記各ギヤ手段にそれぞれ発生するスラ
    スト方向の荷重が相殺されるように、前記各ギヤ手段を
    設定したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の
    トルク変動制御装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも前記各ギヤ手段を収容するハ
    ウジングを設け、該ハウジングを前記機関本体のシリン
    ダブロックに設けたことを特徴とする請求項2または請
    求項3のいずれかに記載の内燃機関のトルク変動制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングは、前記補機が露出する
    ように、前記各ギヤ手段を収容することを特徴とする請
    求項4に記載の内燃機関のトルク変動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記各ギヤ手段の噛合部を潤滑するため
    の潤滑手段を設けたことを特徴とする請求項4または請
    求項5のいずれかに記載の内燃機関のトルク変動制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記補機は電動機からなることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関のトルク
    変動制御装置。
  8. 【請求項8】 前記電動機は、発電機能を備えているこ
    とを特徴とする請求項7記載の内燃機関のトルク変動制
    御装置。
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