JPH11352744A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11352744A
JPH11352744A JP10163395A JP16339598A JPH11352744A JP H11352744 A JPH11352744 A JP H11352744A JP 10163395 A JP10163395 A JP 10163395A JP 16339598 A JP16339598 A JP 16339598A JP H11352744 A JPH11352744 A JP H11352744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンデム構成のカラー画像形成における画像
歪みを補正する。 【解決手段】 複数色の画像形成手段を一列に配置した
画像形成装置において、複数色の特定パターンの画像を
形成し、画像歪み量検出センサにより画像を検出し、検
出結果を基に画像歪み量およびセンサ取り付け誤差を検
出する。得られた画像歪み量とセンサ取り付け誤差に基
づき複数色の画像形成の色ずれを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1スキャンで4色
のカラー画像を同時に形成するカラー画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像形成装置には、1スキャンで
4色を同時に形成するタンデム構成のものがある。カラ
ー画像形成装置内には、4つの印字ユニット(4印字色
のための感光体を含む)が一列に配置され、読み取られ
た4色の画像は、それぞれ,メモリにより、感光体の間
隔に対応して遅延されて各色の露光位置に供給される。
1ポリゴンミラーを用いて4ビームで走査するシステム
では、ラスタースキャンの方向が最初の2色と後の2色
で逆になるので、そのための補正がなされる。その他、
タンデム構成の画像形成装置においては、各種の原因に
より色ずれが起こる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】メモリによる画像遅延
や各色の露光位置のずれにより各色の印字位置がずれ、
画像に色ずれが生じ、画像歪みが発生することがある。
このような画像歪みをなくすと高品質の画像が得られ
る。そこで、印字位置のずれを補正するため、画像歪み
量を検出し、その検出結果に基づいて、主走査方向アド
レスに対する副走査方向の各色に対するラインアドレス
を切り替えることが提案されている。しかし、画像歪み
量の検出結果に基づいて、主走査方向アドレスに対する
副走査方向のラインアドレスを切り替えると、歪み補正
を行うための歪み量検出が複雑である。また、画像歪み
量を正確に検出するためには、画像歪み量検出用のセン
サを正確に取り付けなくてはならないので、取り付けの
ための調整時間がかかる。
【0004】本発明の目的は、カラー画像形成のための
画像歪み補正システムを備える画像形成装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、一列に配置した複数色の印字ユニットを備え、画
像データに基づいてカラー画像を形成するカラー画像形
成手段と、特定パターンの複数の色の画像データを発生
する特定パターン発生手段と、特定パターン発生手段に
より発生される画像データを基に画像形成手段の各印字
ユニットにより形成された複数の特定パターンの画像を
検出する画像歪み量センサと、画像歪み量センサにより
検出された特定パターンの画像の検出データから、画像
歪み量検出センサの取付位置の誤差と、特定パターンの
画像の歪み量とを検出する検出手段と、検出手段により
検出された取付位置の誤差と画像の歪み量とに基づいて
カラー画像形成手段の各印字ユニットの画像印字位置を
補正する印字位置補正データを発生する印字位置補正デ
ータ発生手段と、印字位置補正データ発生手段から発生
される印字位置補正データに基づいて、印字位置を補正
した画像データを出力する画像印字位置補正手段とから
なる。1種類の画像歪み量センサを用いて、取付位置の
誤差と画像の歪み量とを同時に検出して、印字ユニット
の位置の違いによる画像の歪みを補正できる。好ましく
は、前記の検出手段は、基準色(たとえば黒)の特定パ
ターンにより画像歪み量検出センサの取付位置の誤差を
検出し、基準色以外の各色の特定パターンにより基準色
以外の各色について印字位置補正データを発生する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して発明
の実施の形態を説明する。なお、図面において同一の参
照記号は同一または同様なものをさす。図1は、カラー
デジタル複写機の全体構成を示す。この複写機は、自動
原稿送り装置100と画像読み取り部200と画像形成
部300から構成される。通常は自動原稿送り装置10
0により画像読み取り位置に搬送された原稿を画像読み
取り部200で読み取り、読み取られた画像データを画
像形成部300に転送し、画像を形成できる(複写機
能)。またインターフェイス207により外部機器との
接続が可能である。そのため画像読み取り部200で読
み取った画像データを外部機器に出力でき(画像読み取
り機能)、逆に外部機器から受け取った画像データを画
像形成部300に送ることにより、画像を形成できる
(プリンタ機能)。
【0007】次に、自動原稿送り装置100について説
明する。自動原稿送り装置100は、原稿セットトレイ
101にセットされた原稿を画像読み取り部200の画
像読み取り位置に搬送し、画像読み取り終了後に原稿排
出トレイ103上に排出する。原稿搬送の動作は操作パ
ネル(図示しない)からの指令に従って行い、原稿排出
の動作は画像読み取り装置200の読み取り終了信号に
基づいて行う。複数枚の原稿がセットされている場合に
は、これらの制御信号が連続的に発生され、原稿搬送、
読み取り、原稿排出の動作が効率よく行われる。
【0008】次に、画像読み取り部200について説明
すると、露光ランプ201により照射された原稿ガラス
208上の原稿の反射光は、3枚のミラー群202によ
りレンズ203に導かれCCDセンサ204に結像す
る。露光ランプ201と第1ミラーはスキャナモータ2
09により矢印の方向へ倍率に応じた速度Vでスキャン
することにより原稿ガラス208上の原稿を全面にわた
って走査することができる。また露光ランプ201と第
1ミラーのスキャンに伴い、第2ミラーと第3ミラーは
速度V/2で同方向へスキャンされる。露光ランプ20
1の位置はスキャナホームセンサ210とホーム位置か
らの移動量(モータのステップ数)により算出され、制
御される。CCDセンサ204に入射した原稿の反射光
はセンサ内で電気信号に変換され画像処理回路205に
より電気信号のアナログ処理、A/D変換、デジタル画
像処理が行なわれた後、インターフェイス部207と画
像形成部300へ送られる。原稿ガラス208の原稿読
み取り位置とは別に白色のシェーディング補正板209
が配置されており、原稿上の画像情報の読み取りに先立
ちシェーディング補正用の補正データを作成するため、
シェーディング補正板209を読み取る。
【0009】次に、タンデム構成の画像形成部300に
ついて説明する。まず、露光とイメージングについて説
明する。画像読み取り部200またはインターフェイス
207から送られてきた画像データは、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の印
字用データに変換され、各露光ヘッドの制御部(図示せ
ず)に送られる。各露光ヘッド制御部では送られてきた
画像データの電気信号に応じてレーザーを発光させて、
その光をポリゴンミラー301により1次元走査し、各
イメージングユニット302c、302m、302y、
302k内の感光体を露光する。イメージングユニット
302c、302m、302y、302kは、用紙搬送
ベルト304の用紙搬送方向にそって縦に1列に並んで
配置される。各イメージングユニット内部には感光体を
中心に電子写真プロセスを行なうために必要なエレメン
トが配置されている。C,M,Y,K用の各感光体が時
計周りに回転することにより各画像形成プロセスが連続
的に行なわれる。またこれらの画像形成に必要なイメー
ジングユニットは各プロセスごとに一体化され、本体に
着脱自在な構成になっている。各イメージングユニット
内の感光体上の潜像は各色現像器により現像される。感
光体上のトナー像は用紙搬送ベルト304内に上述の各
感光体と対向して設置された転写チャージャ303c、
303m、303y、303kにより、用紙搬送ベルト
304上の用紙に転写される。
【0010】次に、給紙/搬送/定着について説明す
る。転写される側の用紙は以下の順序で転写位置に供給
されて画像をその上に形成する。給紙カセット群310
a、310b、310cの中には様々なサイズの用紙が
セットされており、所望のサイズの用紙が各給紙カセッ
ト310a、310b、310cに取付けられている給
紙ローラー312により搬送路へ供給される。搬送路へ
供給された用紙は搬送ローラー対313により用紙搬送
ベルト304へ送られる。ここではタイミングセンサ3
06により、用紙搬送ベルト304上の基準マークを検
出し、搬送される用紙の搬送タイミング合わせが行われ
る。またイメージングユニットの最下流には、3個のレ
ジスト補正センサ314が、ベルト304の搬送方向と
垂直な方向(主走査方向に)に一列に配置されている。
用紙搬送ベルト304上のレジストパターンを形成した
際、このセンサによってC,M,Y,K画像の主・副走
査方向の色ずれ量を検出し、プリントイメージング制御
部(PIC部)での描画位置補正と画像歪み補正を行う
ことによって、用紙上のC,M,Y,K画像の色ずれを
防止している。そして転写された用紙上のトナー像は定
着ローラー対307により加熱され溶かされて用紙上に
定着された後、排紙トレイ311へ排出される。また両
面コピーの場合には、裏面の画像形成のため、定着ロー
ラー対307により定着された用紙は用紙反転ユニット
309により反転され、両面ユニット308により導か
れ、両面ユニットから用紙を再給紙する。なお、用紙搬
送ベルト304はベルト退避ローラー305の挙動によ
り、C,M,Yの各イメージングユニットから退避で
き、用紙搬送ベルト304と感光体が非接触状態にでき
る。そこで、モノクロ画像形成時にはC,M,Yの各イ
メージングユニットの駆動を停止できるため、感光体や
周辺プロセスの摩耗を削減できる。
【0011】図2は、ポリゴンミラー301を含むレー
ザー光学系(LDヘッド)の上部からみた構成を示す。
LDヘッドは、1ポリゴン4ビーム方式で構成されてい
る。このため、各色の感光体をレーザーで露光する際、
上流側の描画色であるC,Mは、下流側の描画色Y,K
に対して逆方向からの露光走査になる。このため、後述
するが、プリントイメージング制御部において、上流側
2色の走査方向に対して、鏡像処理を行い、この問題を
解決している。
【0012】次に、画像読み取り部200の信号処理に
ついて説明する。図3と図4は画像読み取り部200に
おける画像処理部205の全体ブロック図である。縮小
型光学系によって原稿面からの反射光をCCDセンサ2
04に結像させて、R,G,Bの各色分解情報に光電変
換されたアナログ信号を得る。A/D変換部401で
は、CCDセンサ204で光電変換された400dpiの
画像データを基準駆動パルス生成部411より転送され
るタイミング信号によって、A/D変換器を用いてR,
G,Bの色情報毎に8ビット(256階調)のデジタル
データに変換する。シェーディング補正部402では、
R,G,Bデータの主走査方向の光量ムラをなくすた
め、各R,G,B毎に独立して、原稿読み取りに先立っ
てシェーディング補正用白色板209を読み取ったデー
タを内部のシェーディングメモリに基準データとして格
納しておき、原稿走査時に逆数変換し、原稿情報の読み
取りデータと乗算して、補正を行なう。
【0013】ライン間補正部403では、R,G,Bの
各センサチップのスキャン方向の読み取り位置を合わせ
るためにスキャン速度(副走査倍率に依存)に応じて、
内部のフィールドメモリを用いて、各色データをライン
単位でディレイ制御する。光学レンズによって生じる色
収差現象によって、主走査側の原稿端部側ほどR,G,
Bの読み取り位相差が大きくなる。この影響によって、
単なる色ずれ以外に後述するACS判定や黒文字判別で
誤判定を引き起こす。そこで色収差補正部404では、
R,G,Bの位相差を彩度情報に基づいて補正する。
【0014】変倍・移動処理部405では、R,G,B
データ毎に変倍用ラインメモリを2個用いて、1ライン
毎に入出力を交互動作させ、そのライト・リードタイミ
ングを独立して制御することで主走査方向の変倍・移動
処理を行う。すなわち、メモリ書き込み時にデータを間
引くことで縮小を行い、メモリ読み出し時にデータを水
増しして拡大を行っている。この制御において、変倍率
に応じて縮小側ではメモリ書き込み前に、拡大側ではメ
モリ読み出し後に補間処理を行い、画像欠損やガタツキ
を防止している。このブロック上の制御とスキャン制御
を組み合わせて、拡大と縮小だけでなく、センタリング
・イメージリピート・拡大連写・綴じ代縮小などを行な
う。
【0015】ヒストグラム生成部412および自動カラ
ー判定(ACS)部413では、原稿をコピーする動作
に先立ち、予備スキャンして得られたR,G,Bデータ
から明度データ生成をして、そのヒストグラムをメモリ
(ヒストグラムメモリ)上に作成する一方、彩度データ
によって1ドット毎にカラードットか否かを判定し、原
稿上512ドット角のメッシュ毎にカラードット数をメ
モリ(ACSメモリ)上に作成する。この結果に基づい
て、コピー下地レベル自動制御(AE処理)およびカラ
ーコピー動作かモノクロコピー動作かの自動カラー判定
(ACS処理)をする。
【0016】ラインバッファ部414では、画像読み取
り部200で読み取ったR,G,Bデータを1ライン分
記憶できるメモリを有し、A/D変換部401でのCC
Dセンサの自動感度補正や自動クランプ補正のための画
像解析用に画像データのモニタができる。また、紙幣認
識部415では、原稿ガラス208上に紙幣などの有価
証券が積載されコピー動作した場合に正常なコピー画像
ができないように、R,G,Bデータの領域切り出しを
随時行い、パターンマッチングによって紙幣か否かを判
断する。紙幣と判断した場合すぐに、画像読み取り部2
00の読み取り動作および画像処理部205を制御する
CPUがプリントイメージング制御部側に対して黒べた
塗りつぶし信号(−PNT="L")を出力して、プリン
トイメージング制御部側でKデータを黒べたに切替えて
正常コピーを禁止している。
【0017】HVC変換部422では、データセレクタ
421を介して入力されたR,G,Bデータから3*3
の行列演算によって、明度(Vデータ)および色差信号
(Cr、Cbデータ)に一旦変換する。次にAE処理部
423で前記した下地レベル制御値に基づいてVデータ
を補正し、操作パネル上で設定された彩度レベルおよび
色相レベルに応じてCr、Cbデータの補正を行なう。
この後、逆HVC変換部424で3*3の逆行列演算を
おこない、R,G,Bデータに再変換する。
【0018】色補正部では、LOG補正部431で各
R,G,Bデータを濃度データ(DR,DG,DBデー
タ)に変換後、墨抽出部432でDR,DG,DBデー
タの最小色レベルを原稿下色成分として検出し、同時に
R,G,Bデータの最大色と最小色の階調レベル差を原
稿彩度データとして検出する。DR,DG,DBデータ
は、マスキング演算部433で3*6の非線型行列演算
処理がされて、プリンタのカラートナーにマッチングし
た色データ(C,M,Y,Kデータ)に変換される。
【0019】下色除去・墨加刷処理部(UCR・BP処
理部)434では、前述した原稿下色成分(Min
(R,G,B))に対して、原稿彩度データに応じたUC
R・BP係数を算出して、乗算処理によってUCR・B
P量を決定し、マスキング演算後のC,M,Yデータか
ら下色除去量(UCR量)を差分して、C,M,Yデー
タを算出し、BP量=Kデータを算出する。また、モノ
クロデータ生成部435では、R,G,Bデータから明
度成分を作成し、LOG補正してブラックデータ(DV
データ)として出力する。最後に色データ選択部436
で、カラーコピー用画像であるC,M,Y,Kデータと
モノクロコピー用画像であるDVデータ(C,M,Yは
白)を選択する。
【0020】領域判別部441では、データセレクタ4
41を介して入力されたR,G,Bデータより最小色
(Min(R,G,B))と最大色と最小色との差(Ma
x(R,G,B)−Min(R,G,B))を検出し、黒文
字判別・色文字判別・網点判別など行う。また、黒文字
判別時の文字エッジ補正を行い、判別結果とともに文字
エッジ再生部451に転送する。同時にプリントイメー
ジング制御部側およびプリントヘッド制御部側に対し
て、階調再現方法を切り替えるための属性信号を作成し
て転送する。
【0021】文字エッジ再生部451では、領域判別結
果から、色補正部からのC,M,Y,Kデータに対し
て、各判別領域に適した補正処理(エッジ強調・スムー
ジング・文字エッジ除去)を行なう。最後に、シャープ
ネス・ガンマ・カラーバランス調整部452は、操作パ
ネル上で指定されたシャープネス・カラーバランス・ガ
ンマレベルに応じてC,M,Y,Kデータの画像補正を
行い、階調再現属性信号−LIMOSをプリントイメー
ジ制御インターフェース453に転送する。また、C,
M,Y,Kデータを、データセレクタ461を介して画
像インタフェース部462へ送る。
【0022】階調再現属性信号−LIMOSについて説
明すると、階調再現属性信号は、後段でのプリントイメ
ージング制御部内の階調再現処理およびプリントヘッド
制御部での階調再現周期を自動的に切り替える目的で、
C,M,Y,Kの画像データとともに転送される。この信
号は、エッジ処理をするべき領域(非網点領域かつ文字
エッジ領域かつ文字内部側のエッジ領域)において"L"
レベルとなり、解像度を優先した文字がたつきがない階
調再現処理を指示する。プリントイメージング制御部で
の階調再現処理では、通常多値誤差拡散と呼ばれる擬似
256階調処理を行うが、−LIMOS="L"に相当す
る文字エッジ部では、単純量子化処理を行い、エッジの
がたつきを防止している。また、プリントヘッド制御部
では、通常45°方向のスクリーン角に設定された2ド
ットパルス幅変調再現を行うが、−LIMOS="L"に
相当する領域では、解像度を優先した1ドットパルス幅
変調再現を行う。なお、文字エッジ部内の内側エッジに
対して処理を切り替えることで、文字エッジ境界部で、
プリントヘッド制御部の階調再現周期が切り替わるた
め、それによる濃度ジャンプ(ガンマ特性の違いによる)
が目立ちにくくなる。
【0023】最後に、画像インターフェイス部462に
ついて説明すると、外部装置と画像入出力を行う。動作
は、R、G,Bデータの同時入出力とC,M,Y,Kデ
ータの面順次入出力が可能であり、外部装置側は、スキ
ャナ機能やプリンタ機能としてカラー複写機を利用でき
る。
【0024】本システムは、1スキャン4色同時カラー
出力の複写機であり、タンデム構成の画像形成部300
では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(X)の4色のイメージングユニット
302C、302M、302Y、302Kは、用紙搬送
方向に縦に1列に配置されている(図1参照)。図5と
図6は、システム構成とプリントイメージング制御部の
ブロックの関連を示す。この図のように画像読み取り部
200からのC,M,Y,Kデータは、1スキャン動作
によって同時にプリントイメージング制御部側に転送さ
れてくる。したがって、プリントイメージング制御部側
の処理は、C,M,Yデータごとの並列動作が基本にな
る。本システムでは、C,M,Y,Kトナー成分を、用
紙搬送ベルト304上に給紙されたぺーパー上に色ずれ
なく画像を転写する必要がある。しかし、図7に図式的
に示すように各種の要因により色ずれが生じる。C,
M,Y,Kの各トナーの現像タイミングは、各色の感光
体が用紙搬送ベルト304に対してほぼ等間隔で配置さ
れているため、感光体の間隔に応じた時間だけずれて行
われる。したがって、副走査遅延モジュールを用いて、
C,M,Y,K毎に副走査方向に感光体間隔に応じた量
だけ遅延制御をする。しかし、(a)に示すように、副
走査方向にたとえばCの描画位置がずれると、色ずれが
生じる。また、1ポリゴンミラー4ビームによるレーザ
ー走査によって感光体上に画像を潜像させるため、最初
の2色(C,M)と後半の2色(Y,K)では、ラスタ
スキャン方向が逆になるが、この鏡像関係によりずれが
生じる(f)。この他にも各色のレーザー走査による主
走査方向印字開始位置ずれ(e)・主走査倍率歪み
(d)・副走査方向のボー歪み(c)や感光体配置とレ
ーザ走査の平行度ずれによるスキュー歪み(b)が生
じ、色ずれ原因になる。これらの現象をC,M,Y,K
データに対して、位置補正や画像補正を行なうことで色
ずれを防止している。
【0025】これらの補正処理を行なうのが図8に示す
プリントイメージング制御部である。まず、画像処理部
205から転送されたC,M,Y,Kの画像データは、
階調再現部500に入力される。ここでは、−LIMO
S信号(階調再現属性信号)に応じて、文字分離型多値
誤差拡散方式にてC,M,Y,Kデータの階調レベルを
8ビットから3ビットの擬似256階調データに変換す
る。次に、描画位置制御部510において、各感光体間
隔(図1参照)に応じた現像タイミングのずれを補正す
るため、最下流に配置されているK現像ユニットでの描
画位置をぺーパー基準にK成分の位置補正をし、他の色
成分はK成分に対して副走査側の位置補正を行う。次
に、レーザー走査方向の違いと主走査開始位置ずれを補
正するため、C,M像は主走査鏡像処理を行い、副走査
と同様にぺーパー基準に対してK成分位置を補正し、他
の色はK成分に対して位置を補正する。また、フレーム
メモリ部520は、両面コピー時に表面側の画像を前も
って記憶しておく必要があるため、階調再現部500か
らのデータを記憶するA3の1面分のメモリユニットを
搭載している。
【0026】テストデータ生成部530で作成されたレ
ジスト検出用テストパターンデータを用紙搬送ベルト3
04上にC,M,Y,K同時に転写させ、最下流のK現
像ユニットのさらに下流側に配置されたレジスト検出セ
ンサ314によって、K成分に対するC,M,Y成分の
色ずれ量を検出する。この色ずれ検出結果に基づいて、
画像歪み補正部540では、図9に図式的に示すよう
に、C,M,Y成分の主走査倍率歪みと副走査のボー歪
みとスキュー歪みを濃度分配処理による補間処理によっ
て補正する。また、K画像だけ、描画位置制御部510
からのデータを256階調レベルにデコード化し、前記
した紙幣認識結果に基づいて、黒べたデータとの選択が
行われる。最後に補正されたC,M,Y,Kデータをプ
リントイメージング制御部・プリントヘッド制御部イン
ターフェイス部でぺーパー基準の画像位置にシフトし、
プリントヘッド制御部に転送して、画像再現を行なう。
なお、基準位置信号生成部550は、各種入力信号を基
に各種基準位置信号を発生する。
【0027】図10はプリントヘッド制御部を示す。こ
こでは、電子写真プロセスによるガンマ特性による階調
歪みをガンマ補正テーブル320により補正し、次に、
D/Aコンバータ321により各階調レベルのD/A変
換をする。各色の最上位ビットは、画像読み取り部から
転送された−LIMOS信号(階調再現属性信号)に対
応していて、光変調方式は、この階調再現属性信号によ
りスイッチ326で切り替えられる。最上位ビット
が、"L"(=文字エッジ部)の時は、1ドット用リファ
レンス信号322と比較器323で比較する1ドット周
期のパルス幅変調(PWM)により、"H"(=連続階調
部)の時は、2ドット用リファレンス信号324と比較
器325で比較する2ドット周期のパルス幅変調により
LD駆動信号を発生し、これにより半導体レーザーを駆
動して、各感光体上に画像を露光して階調表現をおこな
う。この時、2ドットパルス幅変調は、画像の粒状性が
向上するように45゜方向のスクリーン角を設定してい
る。ここでは、文字エッジ部は解像度を優先した文字切
れのない1ドットパルス幅変調によって再現し、その他
の領域については、2ドットパルス幅変調と45゜スク
リーン角変調による画像ノイズに強い粒状性に優れた滑
らかな階調再現を自動的に行っている。
【0028】次に、プリントイメージング制御部(図8
参照)について説明する。画像読取部200で読み取ら
れたR,G,Bデータを画像処理回路205にて変換さ
れた8ビットC,M,Y,Kデータを、プリントイメー
ジング制御部の階調再現部500が同時に入力する。そ
して、C,M,Y,K各色の画像データ(8ビット)と
階調再現属性信号−LIMOSを受けて、文字分離型多
値誤差拡散手法によって擬似256階調化処理を行い、
3ビット(階調データ)+1ビット(階調再現属性信号)の
各色データを出力する。ここで8ビットの画像データが
階調数の少ない3ビットの階調データに変換される。図
11は、階調再現部500のブロック図を示す。セレク
タ901、902によりレジスト検出用テストデータT
D_C,M,Y,Kか画像読取部200からの画像デー
タC,M,Y,Kかを選択する。選択された8ビットの
データED17-10は、3ビットコード化処理部903(図
12参照)にて単純に0〜255の階調範囲をほぼ7等
分した3ビットの8階調データED62-60に変換され
る。すなわち以下のようなコード化を行う。
【0029】
【0030】一方、誤差拡散処理のため、加算器904
によって、入力データED17-10と誤差拡散されたフィ
ードバック誤差データED47-40を加算し、ED27-20
出力する。次に、減算器905により、加算されたデー
タED27-20からオフセット量(OFFSET7-0=18)
を減算する。これにより、後述するが誤差検出テーブル
906でマイナス値の誤差が出ないようにしたオフセッ
ト誤差データをキャンセルする。誤差検出テーブル90
6では、もしDin−18≧239なら、Dout=
(Din−18)−255+18とし、もし238≧D
in−18≧202なら、Dout=(Din−18)
−220+18とし、もし201≧Din−18≧16
2なら、Dout=(Din−18)−183+18と
し、もし164≧Din−18≧128なら、Dout
=(Din−18)−146+18とし、もし127≧
Din−18≧91なら、Dout=(Din−18)
−109+18とし、もし90≧Din−18≧54な
ら、Dout=(Din−18)−72+18とし、も
し53≧Din−18≧17なら、Dout=(Din
−18)−35+18とし、もし16≧Din−18な
ら、Dout=(Din−18)+18とする。減算し
た値ED57-50を同様に3ビットコード化処理部907
で3ビットの8階調レベルのデータにコード化する。
【0031】セレクタ908は、階調再現属性信号−L
IMOSにより、誤差拡散処理した画像データED
72-70と単純に入力画像データを8階調化した画像デー
タED62-60のいずれかを選択する。階調再現属性信号
−LIMOSは、画像データに同期して、"L"ならば文
字エッジ部を示し、"H"ならば連続階調部(非エッジ部)
を示している。すなわち、文字エッジ部は、単純に8階
調の3ビットデータにコード化され、非エッジ部は8値
の誤差拡散処理を行った3ビットデータでコード化され
る。これによって、文字エッジ部において誤差拡散特有
のがたつきやテクスチャーがでないようになる一方、連
続階調部では多値誤差拡散による滑らかな階調再現が実
現される。こうして階調再現処理された3ビットのC,
M,Y,K階調データは階調再現属性信号(各色のbit3
のデータ)とともに次段の描画位置補正部に転送され
る。
【0032】つぎに、誤差拡散処理の誤差フィードバッ
ク経路について説明する。フィードバック誤差ED
47-40と入力画像データED17-10の加算値ED
27-20は、次の画素に加算すべき誤差データを求めるた
め、誤差検出テーブル906に入力される。誤差検出テ
ーブル906では、まずオフセット誤差量(=18)を減
算し、次に3ビットコード化処理部907でのしきい値
レベル(=1、7、53、90、127、164、20
1、238)と一致した階調範囲での階調誤差を求め
る。最後に誤差拡散マトリクス911での誤差の重み付
け積分処理を高速で行うことができるように、最大マイ
ナス誤差値分だけオフセット値(=18)を加算する。こ
れらの一連の処理をルックアップテーブル906による
テーブル索引によって演算し、誤差データED37-30
出力する。テーブル内容は、プリントイメージング制御
部のCPUによってダウンロードされ、3ビットコード
化処理のしきい値レベルや後述する階調レベルデコード
部の階調レベルと関連して容易に可変できる。たとえば
本実施形態では0〜255の階調範囲を7等分した誤差
拡散処理を行っている。しかし、ハイライト側の階調を
優先させたければ、3ビットコード化処理内でのしきい
値レベルを0側に間隔をつめた値を設定し、それに応じ
て階調レベルデコード部での階調レベルや誤差検出テー
ブル内での階調誤差をプリントイメージング制御部のC
PUが設定してダウンロードすれば実現できる。このた
め、非常にフレキシブルな階調再現を行うことができ
る。また、この手法によって、テーブル内での一連の処
理が高速に演算できる。
【0033】出力された誤差データED37-30は、ライ
ンメモリ909、910を用いて、誤差拡散マトリクス
911によって注目画素付近の誤差重み付け積分処理を
し、次の画像データのフィードバック誤差データED
47-40を出力する。誤差検出テーブル906の出力段階
で、誤差データにマイナス最大誤差量(=−18)をキャ
ンセルして0にするようにオフセット演算させているた
め、誤差拡散マトリクス内でのマイナス演算が必要がな
くなり(単純な加算回路だけで構成でき)、回路動作が速
く規模も小さくてすむ。誤差フィードバック系の高速化
が必要なのは、入力されたC,M,Y,Kの画像データ
の転送速度が速い場合、誤差拡散処理をした画像の誤差
演算を次の画素データが来る前に求めておく必要がある
ためである。
【0034】上述のように、多値誤差拡散を行った後
で、以下に説明するように、画像遅延を行い、描画位置
ずれを補正する。多値誤差拡散を行った後で、画像遅延
をするので、遅延メモリのメモリ容量が少なくてすむ。
また、多値誤差拡散を行ったデータをいったんもとの階
調数に戻し、ボー補正を行うことにより、きめ細かい補
正が可能になる。ボー補正の後で多値誤差拡散を行う
と、階調再現のスクリーン角にずれが生じ、画像モアレ
が生じる可能性があるが、本実施形態では多値誤差拡散
の後でボー補正をするので、そのような問題は生じな
い。プリントイメージング制御部の描画位置制御部51
0(図8)の機能は以下の2つである。 (1)走査方向の感光体の位置により発生する時間遅延
量分だけメモリに画像を蓄え、遅延させて出力する。 (2)主走査位置制御では主走査のプリントヘッドの取
り付け誤差量を補正するための主走査方向描画開始位置
制御と、プリントヘッドの構成により発生するC,Mデ
ータの鏡像現象を補正する処理を行う。 図13と図14は、副走査側の描画位置制御部510を
示す。C,M,Y,Kの4色について同様な回路が備え
られるが、副走査遅延制御DRAMモジュール513の
数が異なっている。まず、デ―タセレクタ511では、
階調再現部500から送られてくるデータC,M,Y,
23-20とフレームメモリ部520から送られてくるデ
ータC,M,Y,K33-30のいずれかを選択する。どち
らの信号を選択するかは基準位置信号生成部550によ
り設定されるFSEL信号により決定する。8ドットS
/P変換部512では、データセレクタ511により選
択された4ビット画像データ主走査8ドット分を1パッ
クのシリアルデータとして入力し、32ビット幅のパラ
レルデータに変換する。これによって、次段のDRAM
制御では、8ドットを1周期としてメモリのリード・ラ
イト動作を行う。
【0035】副走査遅延制御DRAMモジュール513
(詳細は図15参照)では、副走査方向に対するC,M,
Y,Kデータ毎の遅延制御を行う。メモリ制御は、DR
AMコントローラ514から出力されるアドレスADR
9-0、RAS、−CAS0,1,2、WE、−OEによ
って行われ、ライトアドレスカウンタとリードアドレス
カウンタのカウント値の差によって、副走査の遅延量が
決定される。すなわち、ライトアドレスのカウンタ初期
値が”0"にあるのに対して、リードカウンタの初期値
はプリントイメージング制御部のCPUによって設定さ
れるVSA11-0であるから、各色の副走査遅延量は、そ
れぞれのVSA11-0ライン分ということになる。リード
アドレスカウンタおよびライトアドレスカウンタは、そ
れぞれ主・副走査方向毎にアドレスを生成し、主走査側
アドレスは、VCLK(画像同期クロック)でカウントさ
れ、−TG(主走査同期信号)で初期値にリセットされ
る。副走査側は、−TG信号にてカウントされ、前述し
たようにリード側はプリントイメージング制御部のCP
UによってセットされるVSA11-0にカウント値を定期
的にロードし、ライト側は0にロードされる。これらの
カウント値は、次段のアドレスセレクタによって、DR
AM制御動作に同期して、DRAMモジュール513へ
のアドレスを選択する。
【0036】−FREEZEは基準信号生成部550よ
り送られてくる信号であり、OHP・厚紙コピー時に1
ライン毎に"L"/"H"を繰り返す信号である(通常コピー
時は"H”)。OHPや厚紙上に画像を再現する際、定着
ユニットの熱伝導特性で通常コピー時のぺーパー搬送速
度を1/2に落とす必要がある。この時、副走査方向は
800dpiで再現するように動作する。しかし、通常の
800dpi動作では、遅延メモリの容量が各色とも2倍
必要になり、後述する副走査の歪み補正部でも、FIF
Oバッファ部の容量が2倍必要になる。また、800dp
iデータでは、ペーパー上のトナー付着量が2倍になる
ため、1ライン毎に白データを挿入する必要がある。そ
こで、半速制御時には、この副走査遅延メモリのリード
・ライト動作を1ライン毎に禁止させるため、DRAM
コントローラ514内の制御パルス生成部から出力され
るDRAM制御信号を−FREEZE="L"になると、
非アクティブ状態にし、かつリード・ライトアドレスカ
ウンタをカウントしないように停止させ、メモリ容量の
増加を必要としないようにする。次に、8ドットP/S
変換部515では、副走査DRAM遅延制御モジュール
513から出力された32ビット幅8ドット分のパラレ
ル画像データを元の4ビットシリアルデータC,M,
Y,K43-40に変換して出力する。
【0037】図16は、主走査側描画位置補正部516
を示す。副走査側描画位置制御から送られてくるデータ
C,M,Y,K43-40を入力し、主走査描画位置補正お
よび必要なデータに対して鏡像処理を行った後、画像歪
み補正部540にデータC,M,Y,K53-50を出力す
る。主走査描画位置メモリ5161は、主走査1ライン
分のデータを蓄積できるメモリを2個並列接続で構成さ
れており、ライントグルカウンタ5162により書き込
み動作および読み出し動作をメモリに対して交互に切り
換える。主走査描画位置メモリ5161のライト・リ―
ドアドレスは、どちらもカウンタ5163、5164に
より画像同期クロックVCLKをカウントして主走査ア
ドレスを生成する。主走査の先頭でアドレスカウンタ5
163、5164を初期値に設定するため、主走査同期
信号(−TG)をリセットあるいはロード信号として入力
し、ライト側は"0"にリセットされ、リード側はプリン
トイメージング制御部のCPUが設定するHSA12-0
ロードされる。C,Mデータは、基準色信号Kデータに
対してレーザ走査のラスタ方向が逆になるため、ライト
アドレスカウンタ5163を初期値"0"からダウンカウ
ントさせる。このため、Y,K信号用のUDSELを"
H"として正像を制御させ、C,M信号用のUDSEL
を"L"として鏡像を制御させる。リードアドレスにロー
ド値としてプリントイメージング制御部のCPUより設
定されるHSA12-0は、主走査方向の描画開始位置を示
すことになるから、この値によって各色の主走査描画位
置制御が可能となる。ここで、K画像データは、転写ベ
ルト304上に給紙される用紙の適切な描画位置に描画
されるように主・副走査の描画位置を設定し、他の色デ
ータC,M,YはK画像データを基準に描画位置を設定
する。
【0038】図17と図18は、画像歪み補正部540
を示す。画像歪み補正部540では、描画位置制御部5
10から送られてきた4ビットデータC,M,Y,K53-50
に対して主・副走査方向の画像歪み補正処理を行い、プ
リントヘッド制御部へ9ビットデータC,M,Y,K
78-70を出力する。主走査方向と副走査方向の画像補正
は、画素またはライン単位のずれ量は、アドレスを切り
換えて補正する。アドレスの切り替えでは補正しきれな
い例えば0.5画素のずれなどについては、隣り合う2
画素または2ラインにおいて、1画素のデータを2つのア
ドレスに濃度を半減させて分配することにより、微妙な
ずれを補正できる(図9参照)。画像歪み補正部540
の機能は以下の2つである。 (1)各色の感光体上のレーザ露光位置の相対的なずれ
により発生する転写ベルト304上で画像の副走査方向
の歪み量(ボー歪み・スキュー歪み)の最大幅に相当する
ライン数のデータをメモリ上に蓄え、副走査方向の歪み
を補間処理して出力する。 (2)各色の感光体上のレーザ露光位置の相対的なずれ
により発生する転写ベルト304上で画像の主走査方向
の歪み量(主走査倍率ずれ)の最大幅に相当するドット数
のデータをフリップフロップ回路において蓄え、主走査
方向の歪みを補間処理して出力する。 上記に示す画像歪み補正の基準は黒(K)データとし、
他の3色C,M,Yとの相対的な歪み量を補正するた
め、黒データK53-50に対しては画像歪み補正処理は行
わず、その他のデータC,M,Y53-50については黒デ
ータの歪みと一致するように各色ごとに補正データの生
成と補間処理を行う。C,M,Yの3色については同様な
回路が設けられる。補間データKDは、後で説明するよ
うに、あらかじめ主走査アドレスごとにそれぞれ主走査
と副走査についてラインセレクト信号と濃度分配量が計
算されラインメモリに格納されている。ラインメモリ
は、アドレスカウンタから発生するアドレスに応じて連
続的に読み出される(図24参照)。
【0039】図19と図20に示すように、副走査側画
像歪み補正部541〜544では、まず最大歪み幅(2
4ライン分)のデータを蓄えることのできるFIFOバ
ッファ部541に画像データを転送する。FIFOバッ
ファ部541では、1ライン毎に連続的に送られてくる
画像データC,M,Y,K53-50の24ライン分をメモ
リする。FIFOバッファ部541のリード・ライトク
ロックはVCLKであり、−TG信号にてアドレスリセ
ットが行われる。FIFOバッファ部541は、従属接
続されており、1 ライン毎にデータが順次遅延していく
構成である。"H"ならば副走査遅延制御DRAMのリー
ド、ライト動作停止と同様に、ここで、−FREEZE
信号によって、RE/−WE信号を非アクティブとし
て、動作を1ライン毎に停止して、800dpi動作の半
速制御を行う。
【0040】画像セレクタ部542では各FIFOバッ
ファの遅延データを並列入力し、後段の濃度分配処理部
544の動作を行いやすくするために、FIFOバッフ
ァ部541から供給される24ライン*4ビット分のデ
ータから、隣接する2ラインのデータを平行出力する。
どの2ラインを選択するかは、画像歪み補正係数データ
生成部548からセレクト制御端子S4-0に送られてく
る補間データに応じて決定する。すなわち、Xout3-0
nラインディレイデータを選択するとYout3-0はn+1
ラインディレイデータを出力する。Xout3-0に選択出力
する信号は、24ラインのXin003-0〜Xin233-0から選
択され、副走査補間データKD17-13の5ビットの信号
により決定される。階調レベルデコード部543(詳細
は図21参照)では、Din3-0の内、階調コードを示すビ
ット2〜0を階調再現部(図11)での3ビットコード
化処理部(図12)のしきい値レベルに対応した階調レ
ベルに変換(デコ-ド化)する。すなわち、 というように変る。Dout8は、各色の階調再現属性信号
を示し、Dout8としてスルーする。こうして、隣接する
2ラインの画像データを擬似階調再現前の元の階調数に
デコードする。−FREEZE信号="L"の時には、4
00dpiの通常動作時の付着量と等価になるように1ラ
イン毎に白("00")に置換する。
【0041】濃度分配処理部544では、デコードされ
た隣接2ライン間のデータを用いて、1/8ドット毎の
濃度分配型補間処理を行う。すなわち、A=nライン階
調データ、B=n+1ライン階調データとすると、 KD12-10=0 → Y=A KD12-10=1 → Y=(7A+B)/8 KD12-10=2 → Y=(3A+B)/4 KD12-10=3 → Y=(5A+3B)/8 KD12-10=4 → Y=(A+B)/2 KD12-10=5 → Y=(3A+5B)/8 KD12-10=6 → Y=(A+3B)/4 KD12-10=7 → Y=(A+7B)/8 となる。
【0042】このように、副走査補間データKDによっ
て、出力Yに対する入力A:Bの混合比率が8通りに変
化される。どの演算結果を採用するかは、補間データK
Dにより決定する。したがって、補間データKD17-10
は、歪みによる補正量をqラインとすると、KD17-10=
8*qとなる。これによって、歪み補正部540では2
4ライン幅内を1/8ドット毎の高精度な歪み補正が可
能としている。すなわち、階調再現処理部500では、
8ビット画質を維持したまま、4ビットにコード化する
ことで副走査描画位置制御で必要になる遅延メモリの容
量を1/2におさえ(画像歪み補正部のFIFOバッフ
ァ部も同様)、大量のメモリを必要としない補間処理部
では、その前に高精度な補間処理が可能なように階調レ
ベルを8ビットにデコード化して、濃度分配処理を行っ
ている。図9は、副走査側の濃度分配処理を利用した画
像歪み補正の1例を示す。そして副走査側の濃度分配処
理後のデータはC,M,Y67-60として主走査側画像歪
み補正部545〜547へ出力される。
【0043】一方、濃度分配処理部544内の階調再現
属性を示すビットDout8は、同様に隣接2ラインのデー
タから以下のような処理をする。階調再現属性は、先に
述べたように階調再現属性信号−LIMOSから得られ
るものであり、最上位ビットが"L"ならば文字エッジ部
を示す。いま、nラインの属性信号をAとし、n+1ラ
インの属性信号をBとすると、補間データKDに対応し
て以下の値が採用される。すなわち、階調再現属性(エ
ッジ識別データ)の修正においては、3通りの演算処理
(Aのエッジデータを採用/Bのエッジデータを採用/
AとBのどちらかがエッジであればエッジとするエッジ
優先)が行われ、どの演算結果を採用するかは、画像歪
み補正係数データ生成部544から送られてくる補間デ
ータKDによって決定する。ここで、 KD12-10=0 → Y=A KD12-10=1 → Y=A KD12-10=2 → Y=A KD12-10=3 → Y=AまたはB(どちらかがエッ
ジ部ならエッジ) KD12-10=4 → Y=AまたはB KD12-10=5 → Y=AまたはB KD12-10=6 → Y=B KD12-10=7 → Y=B とする。このように、基準位置(Kデータ)に対するライ
ンのずれ量が少ない場合(±2/8ライン以内)には近い
ラインのエッジ属性データを採用し、基準位置に対する
ラインのずれ量が大きい場合(±3/8ラインまたは±
4/8ライン)には両方のエッジ情報のORを参照する
ようにしている(エッジ優先)。さらに、基準位置(Kデ
ータ)に対するラインのずれ量が大きい場合(±5/8ラ
イン以上)には隣のラインのエッジ属性データを採用す
る。そして選択されたエッジ判定されたデータはC,
M,Y68として主走査側画像歪み補正部545〜547
へ出力される。
【0044】図22と図23に示すように、主走査側画
像歪み補正部545〜547では、副走査側歪み補正と
同様に濃度分配による補間処理を行う。副走査側と異な
り、FIFOバッファ部の代わりに主走査方向の連続的
なディレイデータを作成するため、フリップフロップ回
路を用いたシフトレジスタ部545を用いる。この時、
最大歪み補正幅は、32ドットで9ビットのデータを遅
延できる構成になっている。また、画像セレクト部54
6では、今度は隣接2ドットのデータを並行選択し、そ
の値はすでに階調レベルにデコード化されているため、
デコード回路を必要としない。濃度分配処理部547
は、隣接2ドット間のデータで行われることになる。濃
度分配処理と隣接2ライン画像のセレクトは、主走査補
間データKD27-20によって行われる。
【0045】以上に説明した副走査側の画像歪み補正と
主走査側の画像歪み補正において、エッジ判定結果の補
正において、まず画像描画位置補正部より送られてきた
擬似階調再現後の画像データC,M,Y,Kとエッジ判
定結果とをFIFOバッファ部541、シフトレジスタ
部545の複数ライン、複数画素のメモリに保存する。
すなわち、画像セレクタ部542、546において、複
数ライン、複数画素のメモリから隣り合う2ライン、2
画素を選択する。どのラインを選択するかは、画像歪み
補正係数データ生成部548から送られてくる補間デー
タKDによって決定する。濃度分配処理部544、54
7において、隣り合う2ラインまたは2画素のエッジ判
定結果と濃度分配量信号に基づいてエッジ判定結果の修
正が行われる。なお、補間データはあらかじめ主走査ア
ドレスごとに、それぞれ、主走査、副走査についてライ
ンセレクト信号と濃度分配量が計算され、画像歪み補正
係数データ生成部548においてラインメモリに格納さ
れている。こうして、主走査方向と副走査方向の画像補
正をアドレス切り換えと濃度分配とを組み合わせて行う
ことにより、タンデム構成の画像形成部のためのアドレ
ス単位より高精度の、きめ細かい画像歪み補正システム
を提供できる。
【0046】図24に示す画像歪み補正係数データ生成
部548では、主走査アドレスカウンタ5481と2種
の補正用ラインメモリ5482、5483を用いて、主
・副走査方向の画像歪みを補正するための補正データを
生成する。補正の対象となる主走査方向と副走査方向の
画像歪み補正量は、主走査位置(アドレス)ごとにデータ
が連続的に変化する。したがって、プリントイメージン
グ制御部のCPUがレジスト検出センサ314で得られ
たK画像に対するC,M,Y画像のずれ量を基に1ライン
の連続的な補正分布データに展開して、各主走査画素毎
の補正量を作成する。ここで、画像補正のための補正デ
ータ、すなわち、ライン選択データKD17-13(5ビッ
ト)と濃度補正データKD12-10(3ビット)、を1つのデー
タ単位(1バイト)としてまとめ、主走査アドレスカウ
ンタ5481(図24)に対応したアドレス空間をもつ
主、副走査方向それぞれのラインメモリ5482,54
83に格納する。データの読み出しを主走査アドレスカ
ウンタ5481によりおこなう。補正データを1つのデ
ータ単位にまとめアドレスカウンタに連動してデータを
供給することにより、補正データの管理が簡単になる。
こうして、画像歪み補正システムを従来より小さい回路
規模で提供できる。
【0047】また、K画像はC,M,Y画像に対して、基
準画像データになっていることは前に述べたが、転写ベ
ルト304上の画像すなわち用紙上の適切な位置の描画
形成のため、Kデータは前述した描画位置制御部510
において、遅延メモリで副走査位置が、主走査描画位置
制御部で主走査位置が決定される。しかし、レジスト検
出センサ314(主走査方向に3個)は、転写ベルト30
4上に適切な位置(主走査方向)にマシンばらつきなく配
置されるわけではない。したがって、補正係数を展開す
る2種のラインメモリ(主走査画像歪み補正RAM54
82と副走査画像歪み補正RAM5483)上のアドレ
スとセンサ検出位置の相対関係は、一定していない。こ
のため、Kレジスト画像から得られるセンサ位置によっ
て、補正データの分布もずらす必要があり、プリントイ
メージング制御部のCPUはセンサ検出位置によって歪
み補正量のデータのメモリ展開を変えている。また、主
走査アドレスカウンタ3581の読み出し開始位置は、
プリントイメージング制御部のCPUからセットされる
ADRSET12-0(C,M,Y共通)によって変更できる。
このカウンタは、VCLKによってカウントし、−TG
信号によってADRSET12-0にロードされる。通紙用
紙サイズの変更などにより、補正データの内容が変更さ
れる場合においても、主走査アドレスカウンタ5481
の開始アドレスを変更するだけで対応でき、補正データ
の再設定などの複雑な処理を行う必要がない。この値A
DRSETの可変は、さらに、以下の理由によって制御
される。
【0048】プリントイメージング制御部からプリント
ヘッド制御部にデータを転送する際、画像読取装置20
0の側の画像は、主走査側に対して原稿ガラス208の
端部を基準として原稿が積載されるため、常に片側基準
である。しかし、画像形成装置300の側では、ポリゴ
ンモータの中心位置(転写ベルト中央)が基準で用紙が給
紙される中央合わせが用いられる。このため、図25に
示すように、プリントイメージング制御部とプリントヘ
ッド制御部とのインターフェイス部はインターフェイス
FIFOメモリからなり、プリントイメージング制御部
からの画像出力を、片側基準画像を中央基準画像に変換
してプリントヘッド制御部に転送している。図26は、
このタイミングチャートである。画像読取装置側の主走
査基準信号−TGを、インターフェイス時のアドレスラ
イトリセット−WRESとして、主走査有効領域信号−
HDを、ライトイネーブル(−WE)として、インターフ
ェイスFIFOメモリの書き込み制御を行う。−SOS
は、ポリゴン回転に伴う1ライン毎のLD走査開始信号
であり、−HIAは主走査描画エリア信号であり、リー
ドイネーブル信号−REとしてインターフェイスFIF
Oメモリの読み出し制御を行う。−TGと−SOSは、
どちらも主走査基準信号であるから周期は同じ信号であ
り、CCDセンサの読み取り基準は−TGであり、レー
ザ走査の書き込み基準は−SOSである。−HD信号
は、−TG信号を基準に片側方向から画像読み取りエリ
アに応じて可変されるのに対して、−HIA信号は、−
SOS信号の中心位置を基準に給紙される用紙の主走査
幅に応じて可変される。
【0049】画像歪み補正データを展開するメモリのア
ドレスは−TG基準に生成されており、そのデータ生成
にあたっては、後述するが転写ベルト304上でのレジ
ストパターンの検出によって導かれるため、給紙される
用紙サイズによって、補正データの展開位置を可変する
必要がある。しかし、用紙サイズ決定後に補正メモリ内
の歪み補正データの展開を行うため、時間的に無駄が大
きい。したがって、主走査アドレス生成部のロード値を
給紙された用紙に応じて可変された−HIA、−SOS
信号からの開始位置に応じて可変して、歪み補正係数の
主走査位置を合わせている。
【0050】Kデータは画像歪み補正の後に、プリント
ヘッド制御部とのインターフェスにおいて、FIFOメ
モリへの書き込み前に黒べたデータ(1FF(h))と選択
される。画像読取装置側の画像処理部内の紙幣認識部4
15が原稿ガラスに積載された原稿が紙幣であるか否か
を検出している。この時、紙幣が検出された場合正常な
コピーができないように、画像全面を黒データで塗りつ
ぶす。従来の4回スキャンによる面順次方式のフルカラ
ー複写機では、黒画像形成前のC,M,Y画像形成スキャ
ン時に紙幣を認識し、K画像形成時に黒べた塗りつぶし
を行えばよかったが、本システムのように1スキャン4
色同時カラーコピーでは、スキャンしながら黒べたを描
画すべき原稿かを判断する必要がある。しかし、紙幣認
識にはある程度の原稿領域を随時切り出し、ある基準パ
ターンとのマッチングして判断する構成が必然であるた
め、スキャン時の画像読み取り位置に対して多少の判断
時間が必要になり、画像形成時点では間に合わない場合
が生じる。(ペーパー上の紙幣の画像形成をしてから、
紙幣認識部415が紙幣と判断する。) このため、塗り
つぶし制御は、副走査描画位置制御の後で行うようにし
ている。これだと、少なくとも感光体間隔に相当する分
だけは、K画像の遅延制御をおこなっており、紙幣認識
の判断がスキャン開始からK画像の感光体への画像形成
の間に完了しさえすれば、正常コピー動作を禁止でき
る。こうして、主・副走査方向の画像歪み補正をした
C,M,Y,K画像C,M,Y,K78-70は、プリントイメ
ージング制御部とプリントヘッド制御部のインターフェ
イス部(図25)に転送されて、描画位置をペーパー基準
にシフトし、図10に示すプリントヘッド制御部に転送
され、各色感光体上に光変調されて露光され、画像が形
成される。
【0051】タンデム構成におけるメモリによる画像遅
延と各色の露光位置のずれとにより発生する印字位置ず
れは、以下に説明するように補正する。プリントイメー
ジング制御部において、レジストパターンの印字、レジ
スト量の検出、および、レジスト補正データ設定が行わ
れる。そこで、画像歪み量を測定するためのレジスト検
出センサ314の取り付け位置のずれを検出し、ずれ量
を考慮した上で画像歪み補正データを求める。次にレジ
スト検出センサ314からのずれ量のフィードバックに
ついて説明する。図27は、3個のレジスト検出センサ
314、レジストパターンおよび各種のずれ量などを示
す。レジストパターンは、テストデータ生成部530に
よって生成され、階調再現部500で画像データとして
選択される。3個のレジスタ検出センサ314に対し
て、4色C,M,Y,Kのレジストパターンのため、主
走査方向に3個のZ文字状のデータを生成している。
【0052】レジストパターンは次のように印字され
る。 (1) プリントイメージング制御部のCPU(PIC_CP
U)は、副走査描画位置制御の各色の副走査遅延量C,
M,Y,K_VSA11-0をC,M,Y,Kデータとも同一
値Voに設定する。ここで、Voは、K画像の設計上の基
準位置である。 (2) 次に、主走査描画位置制御の各色の主走査描画
開始位置C,M,Y,K_HSA11-0を、C,M,Y,
Kとも、K画像が転写ベルト304上の適切な描画位置
に描画されるように設定された同一値Hoに設定する。
ここで、Hoは、K画像の設計上の基準位置である。 (3) そして、C,Mについては鏡像処理(UDSE
L)を設定する。 (4) 歪み補正を行わないようにするため、画像補正
係数データ生成部548の主副走査画像歪み補正RAM
(図24、5482、5483)の値をクリアする。す
なわち、メモリのデータKD17-10とKD27-20にすべて
0を書きこむ。すなわち、主・副走査方向とも画像歪み
補正値(補間データK17-10とK27-20)は0になるよう
にしておく。そして、テストデータ生成部530から各
色に対応したZパターンを出力する。
【0053】次に、レジスト量(副走査ずれ量)の検出
について説明する。各色のZパターンが最初にセンサ上
に通過する時間差によって、レジスト量Vck,Vmk,V
ykは、Zパターンがセンサ314上を通過する時間差
によって検出される。Z文字のパターンは、横方向に対
して斜め方向に45゜にしているため、Z文字の横線と
斜め線の通過時間がわかれば、最初の交差から次の交差
までの時間差により、横方向(主走査方向)の位置ずれは
検出できる。すなわち、各色のKに対する主走査方向色
ずれ量Hck1〜3,Hmk1〜3,Hyk1〜3は、Kの
位置ずれ量Hk1〜3と各色の位置ずれ量Hc1〜3,
Hm1〜3,Hy1〜3との差によって求められる。ま
た、各色間の横方向のずれ量は、Zパターンの上辺の水
平線間の距離をKパターンとY,M,Cパターンの間で
時間差を測定し、同様に求めることができる。
【0054】まず、基準色KのZパターン(Kパター
ン)を読み取ったときの読み取り量と設計値とのずれを
演算し、このずれから3個のセンサ314の取り付け位
置のずれ量(誤差)Tk1〜Tk3を算出する。 Tk1=Hk0−Hk1 Tk2=Hk0−Hk2 Tk3=Hk0−Hk3 この値Tk1〜Tk3とZパターンの印字アドレスα1
α3によって、センサ314の取り付け位置β1〜β3
検出できる。次に、基準色以外の色のZパターンを読み
取ったときの読み取り量と設計値とのずれを求め、この
ずれから各色における画像歪み量を検出する。まず、
Y,M,Cパターンから各色のKパターンに対する相対
的な主走査方向ずれ量を算出する。すなわち、 Hck1〜3=Hc1〜3−Hk1〜3 Hmk1〜3=Hm1〜3−Hk1〜3 Hyk1〜3=Hy1〜3−Hk1〜3 次に、各色の感光体間の相対的な距離を測定するため
に、3個のセンサ314の平均値を求める。 Hyk=(Hyk1+Hyk2+Hyk3)/3 Hmk=(Hmk1+Hmk2+Hmk3)/3 Hyk=(Hck1+Hck2+Hck3)/3 同様に、Y,M,Cパターンから各色のKパターンに対
する相対的な副走査方向のずれ量を算出する。すなわ
ち、各色の感光体間の相対的な距離を測定するために、
3個のセンサ314のずれ量の平均値を求める。 Vyk=(Vyk1+Vyk2+Vyk3)/3 Vmk=(Vmk1+Vmk2+Vmk3)/3 Vyk=(Vck1+Vck2+Vck3)/3
【0055】以上に説明したように、レジストパターン
を検出することによりレジスト検出センサ314からプ
リントイメージング制御部のCPUに転送される色ずれ
データは、センサ毎の、主走査方向における色ずれ量
(Hck1〜3、Hmk1〜3、Hyk1〜3)、副走査方
向における色ずれ量(Vck1〜3、Vmk1〜3、Vyk
1〜3)、および、K画像から算出した各センサ位置ず
れ量Tk1〜Tk3である(図27参照)。これによっ
て、基準色(K)に対する他の色(C,M,Y)の副走査
方向色ずれ量Vyk1〜3、Vmk1〜3、Vck1〜3
はほぼ各色の感光体間隔値と一致している。
【0056】次に、レジスト補正データ設定を説明す
る。ここで、主走査方向と副走査方向のHck、Hm
k、Hyk、Vck、Vmk、Vykなどの補正データ
の演算結果の絶対値は、Hen/2またはVen/2以
下であるものとする。Hck、Hmk、Hyk、Vc
k、Vmk、Vykの絶対値がHen/2またはVen
/2より大きい場合には、補正可能幅以上の補正は不可
能であるため、Hen/2またはVen/2の値に書き
かえるクランプ処理を行うものとする。すなわち、画像
歪み量検出による歪み量検出結果(補正データ)がボー
歪み補正可能な歪み量(Hen/2またはVen/2)
を超えていた場合においても、その部分の値をボー歪み
可能な最大の歪み量に置き換えて補正をする。これによ
り、わずかな歪み量であれば、歪み補正回路の能力を最
大限に活用することにより、コピー可能な条件を整え
る。主走査方向描画位置補正データを次のように設定す
る。ここで、デフォルトが水平方向補正可能幅の中央と
なるように、オフセットをはかせる。 K−HSA12-0=Ho Y−HSA12-0=Ho−Hen/2−Hyk M−HSA12-0=Ho−Hen/2−Hmk C−HSA12-0=Ho−Hen/2−Hck ここに、Hoは、K画像の設計上の基準位置であり、H
enは、水平方向の補正可能幅(たとえば32)であ
る。また、副走査方向描画位置補正データを次のように
設定する。ここで、デフォルトが垂直方向補正可能幅の
中央となるように、オフセットをはかせる。 K−VSA12-0=Vo Y−VSA12-0=Vo−Ven/2−Vyk M−VSA12-0=Vo−Ven/2−Vmk C−VSA12-0=Vo−Ven/2−Vck ここに、Hoは、K画像の設計上の基準位置であり、H
enは、水平方向の補正可能幅(たとえば32)であ
る。
【0057】次に、主走査歪み補正データを次のように
設定する。各センサの取り付け位置ずれ量Tk1〜Tk3
と、K画像に対する水平方向のずれ量Hck1〜3、H
mk1〜3、Hyk1〜3から、主走査方向歪み補正メ
モリ内に、図28に示す主走査方向に2次近似曲線とな
るように展開する。歪み補正部540ではqライン分の
ずれ量は、補間データKD17-10にとって8*qであ
る。次に、副走査歪み補正データを次のように設定す
る。各センサ314の取り付け位置ずれ量Tk1〜Tk3
と、各色のK画像に対する垂直方向のずれ量Vck1〜
3、Vmk1〜3、Vyk1〜3から、副走査方向歪み
補正メモリ内に、図29に示す主走査方向に2次近似曲
線となるように展開する。歪み補正部540ではqライ
ン分のずれ量は、補間データKD27-20にとって8*q
である。
【0058】図30は、プリントイメージング制御部の
メインルーチンを示す。初期設定(ステップS2)と前
処理(ステップS4)を行った後で、各種処理を行う。
まず補正データ演算処理であるか否かを判定する(ステ
ップS6)。補正データ演算である場合、レジストパタ
ーン印字処理(ステップS8)、レジスト量検出処理
(ステップS10)およびレジスト補正データ設定処理
(ステップS12)を行う。次に、画像形成であるか否
かを判定し、画像形成処理であると判断されると(ステ
ップS14でYES)、画像形成処理(ステップS1
6)を行う。そして、その他の処理(ステップS18)
をして、ステップS4に戻り、次の処理を行う。
【0059】図31はレジストパターン印字処理(図3
0、ステップS8)のフローを示す。副走査方向の描画
位置アドレスのデフォルト設定(ステップS82)と主
走査方向の描画位置アドレスのデフォルト設定(ステッ
プS84)とをした後で、鏡像設定処理(ステップS8
6)をする。そして、主副走査方向の歪み補正をし、R
AMをゼロにクリアする(ステップS88)。そして、
Zパターンを印字して(ステップS810)、リターン
する。図32は、レジスト量検出処理(図30、ステッ
プS10)のフローを示す。各センサ314の位置ずれ
量を算出し(ステップS102)、それを基に、主走査
方向のずれ量を算出し(ステップS104)、副走査方
向のずれ量を算出する(ステップS106)。
【0060】図33は、レジスト補正データ設定処理
(図30、ステップS12)のフローを示す。まず、主
走査方向の描画位置補正データを演算し(ステップS1
22)、クランプ処理をする(ステップS124)。そ
して、主走査方向の描画位置補正データを書込む(ステ
ップS126)。また、副走査方向の描画位置補正デー
タを演算し(ステップS128)、クランプ処理をする
(ステップS1210)。そして、副走査方向の描画位
置補正データを書込む(ステップS1212)。次に、
主走査方向の歪み補正データを演算し(ステップS12
14)、クランプ処理をする(ステップS1216)。
そして、主走査方向の歪み補正データを書込む(ステッ
プS1218)。また、副走査方向の歪み補正データを
演算し(ステップS1220)、クランプ処理をする
(ステップS1222)。そして、副走査方向の歪み補
正データを書込む(ステップS1224)。
【0061】図34と図35は、フレームメモリ部52
0を示す。本システムの両面動作(A4横サイズの時)
は、転写ベルト上および用紙反転経路上に5枚の描画を
行う。したがって、マルチ両面動作は、5ごとに表面コ
ピーと裏面コピーを繰り返すことになる。このため、表
面コピーに対応する原稿面のC,M,Y,Kデータを画
像読取装置がいったんフレームメモリ上に蓄積する必要
がある。なお、裏面コピー側の原稿面は、画像読取装置
の繰り返し読み取り(通常コピーと同じ)によって行う。
このメモリおよびその制御部がフレームメモリ部520
の役割である。DRAMコントローラ部4401では、
主走査方向のアドレスをVCLK(画像同期クロック)で
カウントし、−TG信号(主走査同期信号)でクリアし、
DRAM制御に必要な−RAS、−CAS、−WE信号
を生成する。副走査側は、TG信号でカウントし、−V
D信号(副走査有効領域信号)でクリアする。これととも
に各色のデータライト許可エリア信号−C,M,Y,K
_WEとデータリード許可エリア信号−C,M,Y,K_
REとを入力し、DRAMモジュール4402へのWE
信号,−CAS信号を許可・禁止制御することによっ
て、各色毎に独立してライト/リード動作を領域毎に可
能にしている。具体的には、−C,M,Y,K_WE信
号のいずれかがアクティブ("L")なエリアでは、WE信
号は所定のタイミングでアクティブになる。このとき、
各色の−C,M,Y,K_WE信号のアクティブなエリ
アでは、−C,M,Y,K_CAS信号を独立して出力
が許可され、色データ毎のDRAMモジュールの任意の
領域へ書き込みを制御する。また、−C,M,Y,K_RE
信号のいずれかがアクティブなエリアでは、WE信号を
不許可とし、各色の−C,M,Y,K_CAS信号を許
可することによって、所定のエリアでの各色データのD
RAMモジュールからの読み出しを行うことができる。
−RAS信号については、所定のタイミングで常に出て
おり、メモリのリフレッシュ動作は保証されている。複
数個のDRAMより構成されたDRAMモジュールは、
A3原稿1面のCMYK各色のデータを格納する領域を
持つ。DRAMコントローラ4401からのWE、−C
AS、−RASに応じてライト/リードが行われる。
【0062】入出力の画像データは、描画位置制御部の
副走査側と同様に、入力側は主走査8ドットを1パック
S/P変換して、32ビット幅のパラレルデータをライ
トし、出力側は逆にP/S変換して、4ビットのシリア
ルデ−タでリード動作する。入力側では、−WHDWR
信号がアクティブ("L")であるとき、メモリを初期化
するためのデータ(4h)をフレ−ムメモリ部への入力
データとして、ライト制御に従いメモリ内のイレース処
理を行う。−WHDWR信号が非アクティブ("H")で
あるとき、階調再現部500からのデータC,M,Y,
23-20をフレームメモリ部への入力データとしてライ
ト制御を行い、メモリ内への各色データの書き込みを行
う。出力側では、−C,M,Y,K_CLR信号が"H"
である時、所定の値(4h)をフレームメモリからの出
力データとして次段(描画位置制御部)への転送デー夕
C,M,Y,K33-30とする。これは、主・副走査側の
有効領域でないエリア(−HD="H"または−VD="
H")の1ノード制御や各色のデータリード許可エリア
信号(−C,M,Y,K_RE)が非アクティブの領域
は、画像データをクリアして出力するためである。この
メモリ制御を利用して、外部装置から転送されるC,
M,Y,Kの面順次データをプリントアウトする動作に
対しては、面順次入力で転送されるC,M,Y,Kの画
像データを各色毎の所定色フレームメモリに順次書き込
みを行い、4色同時に読み出し、フルカラープリントを
行う。
【0063】
【発明の効果】各色の特定のパターンを1種類のセンサ
で読み取ることにより、センサの取付誤差量と各色にお
ける画像歪み量を同時に検出できるため、複雑な構成を
用いることなく、画像の歪みが補正できる。また、従来
行っていたセンサの取り付け位置調整は必要が無くなる
ので、機械の組み立て時間が短縮できる。したがって、
印字ユニットを1列に配置するタンデム構成の画像歪み
補正システムを安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カラーデジタル複写機の断面図。
【図2】 レーザー光学系の構成の概略を示す図。
【図3】 画像処理部の1部のブロック図。
【図4】 画像処理部の残りの部分のブロック図。
【図5】 複写機のシステム構成とプリントイメージン
グ制御部のブロックとの関連を示す図の1部。
【図6】 複写機のシステム構成とプリントイメージン
グ制御部のブロックとの関連を示す図の残りの部分。
【図7】 6種の要因による色ずれ現象を示す図。
【図8】 プリントイメージング制御部のブロック図。
【図9】 濃度分配による画像補正の1例の図。
【図10】 プリントヘッド制御部の図。
【図11】 プリントイメージング制御部の階調再現部
のブロック図。
【図12】 3ビットコード化処理部のブロック図。
【図13】 副走査側描画位置制御部の1部のブロック
図。
【図14】 副走査側描画位置制御部の残りの部分ブロ
ック図。
【図15】 副走査側描画位置制御部の図。
【図16】 主走査側描画位置補正部のブロック図。
【図17】 画像歪み補正部の1部のブロック図。
【図18】 画像歪み補正部の残りの部分のブロック
図。
【図19】 副走査側画像歪み補正の1部のブロック
図。
【図20】 副走査側画像歪み補正の残りの部分のブロ
ック図。
【図21】 階調レベルデコード部のブロック図。
【図22】 主走査側画像歪み補正部の1部のブロック
図。
【図23】 主走査側画像歪み補正部の残りの部分のブ
ロック図。
【図24】 画像歪み係数データ生成部のブロック図。
【図25】 プリントイメージング制御部とプリントヘ
ッド制御部との間のインターフェイスの図。
【図26】 プリントイメージング制御部からプリント
ヘッド制御部へのデータ転送のタイミングチャート。
【図27】 レジストパターンの図。
【図28】 副走査歪み補正の図。
【図29】 主走査歪み補正の図。
【図30】 プリントイメージング制御部のメインフロ
ーチャート。
【図31】 レジストパターン印字処理のフローチャー
ト。
【図32】 レジスト量検出処理のフローチャート。
【図33】 レジスト補正データ設定処理のフローチャ
ート。
【図34】 フレームメモリの1部のブロック図。
【図35】 フレームメモリの残りの部分のブロック
図。
【符号の説明】
302k、302y、302m、302c イメージン
グユニット、 305 転写ベルト、 312 レジ
スト検出センサ、 541〜544 副走査側画像歪
み補正部、 545〜547 主走査側画像歪み補正
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一列に配置した複数色の印字ユニットを
    備え、画像データに基づいてカラー画像を形成するカラ
    ー画像形成手段と、 特定パターンの複数の色の画像データを発生する特定パ
    ターン発生手段と、 特定パターン発生手段により発生される画像データを基
    に画像形成手段の各印字ユニットにより形成された複数
    の特定パターンの画像を検出する画像歪み量センサと、 画像歪み量センサにより検出された特定パターンの画像
    の検出データから、画像歪み量検出センサの取付位置の
    誤差と、特定パターンの画像の歪み量とを検出する検出
    手段と、 検出手段により検出された取付位置の誤差と画像の歪み
    量とに基づいてカラー画像形成手段の各印字ユニットの
    画像印字位置を補正する印字位置補正データを発生する
    印字位置補正データ発生手段と、 印字位置補正データ発生手段から発生される印字位置補
    正データに基づいて、印字位置を補正した画像データを
    出力する画像印字位置補正手段とからなることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、 前記の検出手段は、基準色の特定パターンにより画像歪
    み量検出センサの取付位置の誤差を検出し、基準色以外
    の各色の特定パターンにより基準色以外の各色について
    印字位置補正データを発生することを特徴とする画像形
    成装置。
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