JPH11353084A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH11353084A
JPH11353084A JP16117198A JP16117198A JPH11353084A JP H11353084 A JPH11353084 A JP H11353084A JP 16117198 A JP16117198 A JP 16117198A JP 16117198 A JP16117198 A JP 16117198A JP H11353084 A JPH11353084 A JP H11353084A
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JP
Japan
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window
instruction
event
moving
program
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JP16117198A
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Shinichi Suzuki
真一 鈴木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ウインドウ化されたアプリケーショ
ンプログラムのウインドウの移動操作に関し、操作性の
良いGUIを提供することを目的とする。具体的には、
本発明は、マウスカーソルの無駄な移動を少なくし、効
率的なウインドウの移動を可能とすることを目的とす
る。 【解決手段】第1の本発明は、ウインドウ化されたプロ
グラムが動作するコンピュータシステムにおいて、ウイ
ンドウ部内での、当該ウインドウの移動指示のイベント
の発生を判定する判定手段と、当該イベントの発生に対
応して、移動指示が継続する間、当該移動指示に従って
ウインドウを移動するウインドウ制御手段とから構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウインドウ化され
たコンピュータシステムにおける改良されたグラフィカ
ル・ユーザ・インターフェース(以下、「GUI」とい
う)に関し、特にウインドウ化されたアプリケーション
・プログラムのウインドウの効率的な移動を可能とする
コンピュータシステムに関する。
【0002】本発明は、第1図に示すようなコンピュー
タシステム101で実行される。また、本発明は、通
常、ソフトウエアにより実現され、C言語、C++等と
いったプログラム言語により記述されるものである。
【0003】
【従来の技術】近年、ウインドウ化されたコンピュータ
システムの登場により、コンピュータシステムは、飛躍
的にその操作性を向上させた。ウインドウ化されたコン
ピュータシステムにおいては、一般に、ディスプレイ
(以下、不明確にならない範囲で、「デスクトップ」と
いう)上に複数のウインドウをオープンすることができ
る。しかし、デスクトップの表示領域は限られているた
め、複数のウインドウは、通常、重なり合って、デスク
トップ上に表示される。この場合、当該重複部分は非透
過であるため、下のウインドウ(表示優先度の低いウイ
ンドウ)の重複部分を、ユーザは見ることができない。
したがって、あるアプリケーションの文書(ウインドウ
a)を編集中に、他のアプリケーションの文書(ウイン
ドウb)を新たにオープンして編集する場合、両ウイン
ドウが重ならないように、デスクトップ上でウインドウ
を移動する必要が生じる場合がある。このようなウイン
ドウの移動の技術に関して、出願人は、以下の3つの先
行技術(第4図から第6図)を開示する。
【0004】第一の先行技術は、第4図に示され、ウイ
ンドウ化されたアプリケーション・プログラムで、広く
採用されているものである。同図を参照すると、ユーザ
は、プログラムの起動を指示して、デスクトップ400
上に当該プログラムのウインドウ401をオープンして
いることがわかる。ここでは、説明を簡単にするため、
ウインドウ401は、タイトルバー402とそれ以外の
部分であるウインドウ部403の2つの部分から構成さ
れる。したがって、この明細書において、ウインドウ部
403は、編集される文書のウインドウ領域(スクロー
ルバーも含む)の他、コマンドをアイコン化したものが
配置されているツールバー領域、選択するとプルダウン
メニューを表示するメニューバー領域、さらに、該当す
る場合にはステイタスバー、ルーラー等を含むものであ
る。
【0005】同図において、ユーザは、ウインドウ部4
03に表示された文書を編集しているため、通常、マウ
スカーソル404は、ウインドウ部403内にある。マ
ウスカーソル404は、ユーザによるマウスの操作によ
り、デスクトップ領域400を移動するものである。す
なわち、文書編集中は、メニューバーやツールバーに並
ぶアイコン等をマウスカーソルにより選択したり、文書
中の編集箇所をマウスカーソルにより指定するため、マ
ウスカーソル404はウインドウ部403内にあること
が多いのである。
【0006】なお、図示はしないが、編集文書のウイン
ドウ部403に現れるカーソルには、マウスカーソル4
04の他に、キーボードの操作によりウインドウ部40
3内(デスクトップ領域400内ではない)を移動する
ブロックカーソルがある。したがって、一般に、マウス
カーソル404の位置は、ブロックカーソルの位置は一
致しないが、ユーザがウインドウ部403内でマウスを
クリックした場合にのみ、マウスカーソル404の位置
は、ブロックカーソルの位置と一致する。
【0007】第一の先行技術によりウインドウを移動す
る場合、まず、ユーザは、マウスの操作して、マウスカ
ーソル404を、編集箇所であるウインドウ部403か
らタイトルバー402上に移動させる。次に、ユーザ
は、タイトルバー402上でマウスの左ボタンをクリッ
クしてウインドウ402をロックする。このロックによ
り、当該ウインドウは、マウスカーソルと共に動くよう
になる。ユーザが当該左ボタンを押したまま、マウスを
操作してマウスカーソル404を移動させると(ドラッ
グ操作)、ウインドウ401は、マウスカーソル404
の移動軌跡に対応して移動する。ユーザが左ボタンから
指を離すと、その位置にウインドウ401はドロップさ
れ、ウインドウの移動は終了する。このため、ユーザ
は、常に、ウインドウ部403内の編集箇所にあるマウ
スカーソル404を、タイトルバー402上に移動させ
なければならず、ウインドウの移動は操作性が悪く、ユ
ーザの文書編集についての思考は中断されるという不都
合があった。
【0008】この操作性を改良するものとして、198
8年12月2日に日本国において公開された特開昭63
−296132号公報の技術がある。この第2の先行技
術の要点を第5図に示す。第2の先行技術によりウイン
ドウを移動する場合、ユーザは、マウスカーソル404
をウインドウ401(タイトルバー402でもウインド
ウ部403でもよい)上におき、その位置(D1)でマ
ウスをクリックするだけでよい。すると、ウインドウ4
01は、その中心Cがクリックされたマウスカーソルの
位置D1と一致するように移動する。
【0009】したがって、第2の先行技術は、タイトル
バーへのマウスカーソルの移動もいらず、マウスのクリ
ックのみでウインドウの移動ができるため、1回の移動
操作に限れば、操作性もよく、ユーザの思考も中断され
ることも少ない。しかし、D1の位置は、ウインドウ4
01内の点であるため、1回の移動操作による、ウイン
ドウの移動距離は少ない。したがって、ユーザがウイン
ドウを大きく移動したい場合、上述した移動操作を何回
も行うこととなり、操作性が悪く、また、ユーザの思考
も中断されることとなる。
【0010】また、第3の先行技術は、Unixオペレ
ーティングシステム(OS)上でのウインドウの移動に
関する(UnixはX/Openカンパニーリミテッド
の登録商標である)。このOSの例として、WS用OS
ではSolarisを(SolarisはSunMic
rosystems社の商標である)、PC用OSでは
BSD、Linuxを挙げることができる。以下の機能
は、OSにより実現される(「Linux入門」参照/
小山他著/トッパン発行/1996年/ISBN4−8
101−8955−4)。この先行技術の要点を、第6
図に示す。第3の先行技術によりウインドウを移動する
場合、まず、ユーザは、ウインドウ部403内にあるマ
ウスカーソル404を、一旦ウインドウ401外のデス
クトップ領域400に移動し、当該領域上で、マウスの
右ボタンをクリックする。すると、マウスカーソル位置
付近に、ウインドウ401に対するコマンド群を含んだ
ポップアップメニュー405が表示される。ユーザがポ
ップアップメニュー405内のコマンド「Move」を
選択すると、OSのモードは、「Moveモード」に変
更される。「Moveモード」とは、ユーザに、マウス
またはキーボードのスクロールキーの操作により、ウイ
ンドウの移動を可能とするモードをいう。その後、ユー
ザは、ウインドウ401内の点までマウスカーソル40
4を戻して、マウスの右ボタンをクリックし、ドラッグ
&ドロップの操作を行うと、ウインドウ401はドロッ
プした位置まで移動する。したがって、モード変更のた
め、ユーザは、マウスを操作して、常に、マウスカーソ
ル404を、編集箇所のウインドウ401の内部からそ
の外まで移動させ、さらにウインドウ401の内部に戻
さなければならず、操作性が悪く、かつ当該操作により
ユーザの思考が中断されるという欠点があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ウインドウ
の移動操作に関し、これらの先行技術の問題点を解消す
るため、改良された、かつ操作性の良いGUIを提供す
ることを目的とする。さらに詳述すると、本発明は、マ
ウスカーソルの無駄な移動を少なくし、ウインドウの移
動を可能とすることにより、操作性の良いGUIを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、ウイン
ドウ化されたプログラムが動作するコンピュータシステ
ムにおいて、ウインドウ部内での、当該ウインドウの移
動指示のイベントの発生を判定する判定手段と、当該イ
ベントの発生に対応して、移動指示が継続する間、当該
移動指示に従ってウインドウを移動するウインドウ制御
手段とから構成される。
【0013】第2の本発明は、ウインドウ化されたプロ
グラムが動作するコンピュータシステムにおいて、ウイ
ンドウ内でのメニュー表示指示に対して、当該指示点付
近に、ウインドウの移動コマンドを含むメニューを表示
するメニュー表示手段と、当該メニューから移動コマン
ドが選択された場合、ウインドウの移動指示が継続する
間、当該移動指示に従ってウインドウを移動するウイン
ドウ制御手段とから構成される。
【0014】また、第3の本発明は、OS上で動作する
ウインドウ化されたプログラムを格納したコンピュータ
読み取り可能な記憶媒体において、当該プログラムは、
当該ウインドウ部内でのウインドウ移動指示のイベント
の発生の監視をOSに依頼するプログラムコード手段
と、当該イベントが発生した旨メッセージを受信した場
合、移動指示が継続する間、当該移動指示に従ってウイ
ンドウを移動するプログラムコード手段とから構成され
る。
【0015】さらに、第4の本発明は、OS上で動作す
るウインドウ化されたプログラムを格納したコンピュー
タ読み取り可能な記憶媒体において、当該プログラム
は、ウインドウ内でのメニュー表示指示である第1イベ
ントの発生の監視を依頼するプログラムコード手段と、
当該第1イベントが発生した旨のメッセージを受信した
場合、当該指示点付近に、当該ウインドウの移動コマン
ドを含むメニューを表示するプログラムコード手段と、
当該メニューからの移動コマンドの選択である第2イベ
ントの発生の監視を依頼するプログラムコード手段と、
当該第2イベントが発生した旨メッセージを受信した場
合、移動指示が継続する間、当該移動指示に従ってウイ
ンドウを移動するプログラムコード手段とから構成され
る。
【0016】
【実施の形態】本発明の実施の形態を、第1図から第3
図および第7図から第14図を用いて説明する。本発明
は、第1図に示すようなコンピュータシステム101で
実行される。コンピュータシステムは、例えば、パーソ
ナルコンピュータ(PC)、ワークステーション(W
S)、ノートブックコンピュータおよびスタイラスペン
を主な入力手段とするパームサイズコンピュータであ
る。また、本発明は、通常、ソフトウエアにより実現さ
れ、C言語、C++等といったプログラム言語により記
述されるものである。以下の実施の形態では、ソフトウ
エアにより、本発明を実現した場合を説明する。この明
細書において、本ソフトウエアとは、本発明を実現した
ソフトウエアをいう。この場合、本ソフトウエアを実際
にプログラミングする際には、文献「インターフェー
ス」(1994年3月号、GQ出版社)を参照するとよ
い。この参照により、この文献は、本明細書の一部をな
す。なお、この文献には、C言語またはC++によるW
indowsアプリケーションプログラムの一般的なプ
ログラミングテクニックが紹介されている(Windo
wsは、マイクロソフト社の登録商標である)。
【0017】コンピュータシステム101は、第2図に
示すように、多数のコンポーネントから構成される。ユ
ーザがアプリケーションプログラム(以下、適宜「A
P」、「プログラム」という)を起動すると、当該プロ
グラムは、記憶装置205(ハードディスクドライブ
等)からメモリ204にロードされ、当該プログラムの
ウインドウが、表示装置203(CRTディスプレイ、
液晶ディスプレイ等)に表示される。PCキーボード、
マウスに代表される入力装置202は、ユーザからの命
令を受け付け、CPU201は、当該命令を実行し、実
行結果を表示装置203に表示する。これらのコンポー
ネント間の接続インターフェースは、バス等の周知のイ
ンターフェースのものである。周辺機器206には、フ
ロッピディスクドライブ、CD−ROMドライブのよう
な可搬型記憶媒体に格納された情報を読み取るユニット
が含まれる。
【0018】また、本ソフトウエアは、第1図の可搬型
記憶媒体102に記憶することができ、取引市場を流通
させることができる。可搬型記憶媒体102には、例え
ば、フロッピディスク、CD−ROM、MOがあり、本
ソフトウエアは、その記憶容量に応じて、1または2以
上の可搬型記憶媒体102に記憶される。この場合、本
ソフトウエアの実行が指示されると、周辺機器206に
読み取られ、メモリ204にロードされ、コンピュータ
システム101において実行される。
【0019】さらに、本ソフトウエアは、コンピュータ
システム101とは物理的に離れた場所にある記憶装置
104に記憶することができる。この記憶装置104
は、例えば、インターネットプロバイダのサーバのハー
ドデスクドライブである。コンピュータシステム102
は、記憶装置104と、ネットワーク103を介して接
続され、本ソフトウエアは、ネットワーク103を介し
てダウンロードされ、コンピュータシステム101のハ
ードディスクドライブ205に記憶される。この場合、
本ソフトウエアの実行が指示されると、ハードディスク
ドライブ205からメモリ204にロードされ、コンピ
ュータシステム101において実行される。
【0020】次に、第7図および第8図を用いて、本ソ
フトウエアのGUIを説明する。これらの図において番
号により参照される対象は、第4図から第6図における
同一の番号により参照される対象と同一の対象を示す。
第7図は、本ソフトウエアの第1のGUIを示す。第7
A図は、ウインドウ移動前のデスクトップ領域400の
様子を示す。同図において、ユーザは、ウインドウ部4
03に表示された文書を編集しているため、マウスカー
ソル404は、ウインドウ部403内にある。
【0021】第7B図は、ウインドウの移動後の移動後
のデスクトップ領域400の様子を示す。同図におい
て、点線で描いたウインドウ401は、移動前のウイン
ドウを示し、実線で描いたウインドウ401は、移動後
のウインドウを示す。ユーザは、移動したいウインドウ
部403内の任意の位置で、マウスの右ボタンをクリッ
クし、ウインドウ401をドラッグし、移動したい場所
で、ウインドウ401をドロップする。すると、ウイン
ドウ401は、その位置に表示され、移動は完了する。
【0022】ユーザが右クリックする場所、すなわち、
ウインドウのドラッグを開始する場所は、ウインドウ部
403の内部であれば、いずれの場所でもよい。したが
って、編集中のウインドウ部403内にマウスカーソル
404があることが多いため、ユーザは、マウスカーソ
ル404を移動させることなく、ウインドウを移動させ
ることができ、操作性を向上させることができる。
【0023】第8図は、本ソフトウエアの第2のGUI
を示す。第8A図は、ウインドウ移動前のデスクトップ
領域400の様子を示す。同図においても、ユーザは、
ウインドウ401に表示された文書を編集しているた
め、マウスカーソル404は、ウインドウ401内にあ
る。ウインドウ401を移動したい場合、ユーザはウイ
ンドウ401内のマウスカーソル404のある位置で右
クリックする。すると、同図に示すように、その位置付
近に、ウインドウ401に対するコマンド群を含んだポ
ップアップメニュー405が表示される。ユーザが当該
コマンド群から「Move」を選択すると、ウインドウ
401のモードは、「Move」モードに変更される。
【0024】第8B図は、ウインドウ移動後のデスクト
ップ領域400の様子を示す。同図において、点線で描
いたウインドウ401は、移動前のウインドウを示し、
実線で描いたウインドウ401は、移動後のウインドウ
を示す。モード変更後、ユーザは、さらに、ウインドウ
401内でマウスの右ボタンをクリックし、ウインドウ
401をドラッグし、移動したい場所で、ウインドウ4
01をドロップする。すると、ウインドウ401は、第
8A図に示すように、ドロップした位置に表示され、移
動は完了する。
【0025】なお、ここでは、モード変更後、ドラッグ
&ドロップの操作により移動すると説明したが、単なる
マウスの移動、PCキーボードのスクロールキーの操作
により、ウインドウを移動させてもよい。したがって、
ユーザは、ウインドウ401内の右クリックにより、当
該ウインドウの「Moveモード」に移行できるため、
カーソルマウス404を一旦ウインドウ401の外に移
動させる必要はなく、ウインドウの移動に関する操作性
を向上させることができる。
【0026】次に、本ソフトウエアは、OS単独で実現
される場合と、OSとアプリケーションプログラムが共
同して実現される場合の2種類がある。後者を説明すれ
ば前者の実現方法は当業者にとって明白であるので、こ
こでは、後者の場合を説明し、前者の説明を省略する。
本ソフトウエアの説明に入る前に、ウインドウ化された
アプリケーションプログラムにおける一般的なウインド
ウの制御、すなわちメッセージの流れを、第3図を用い
て説明する。同図は、OS302上で、デスクトップ領
域400に、プログラムAとプログラムBのウインドウ
が開いている状態を示している。301に示すように、
ユーザが、マウスまたはキーボードを操作して、プログ
ラムAのウインドウのウインドウの移動を指示する。O
S302内のデバイドライバはその指示を受信し、プロ
グラムAのメッセージキュー(MQ)に送る。メッセー
ジキューは、同図に示すように、プログラム毎に設けら
れる。
【0027】プログラムAから特定イベントの監視を依
頼されている場合、モニタリングマネージャはその特定
イベントの発生を監視し、プログラムAのメッセージキ
ューにその特定のイベントが現れた場合、その旨および
必要な情報含むメッセージを、プログラムAに対して送
信する。特定イベントには、プログラムAのウインドウ
の移動の指示、ウインドウのドラッグ&ドロップの指
示、ポップアップメニューの表示指示が含まれる。
【0028】アプリケーションA内のメッセージループ
は、特定のメッセージを受信するまでループし続けるも
のであり、当該特定のメッセージを受信して初めて、所
定の処理を行う。所定の処理がウインドウの制御に関す
るものであれば、AP側のウインドウプロシージャを実
行し、OS側のウインドウマネージャと共同して、所定
の処理を行う。なお、この明細書において、ウインドウ
プロシージャとは、ウインドウプロシージャ自体のほ
か、ウインドウプロシージャから呼び出されるプロシー
ジャをも含む意味である。
【0029】この実施の形態では、本ソフトウエアは、
第3図のメッセージループおよびウインドウプロシージ
ャにおいて実現される。第9図は、OSと本ソフトウエ
アの動作フローを示す。同図において、左側はOS側の
動作フローを示し、右側は本ソフトウエア、すなわちA
P側の動作フローを示す。
【0030】ステップ901 コンピュータシステム101において、本ソフトウエア
の起動が指示されると、本ソフトウエアは、OSに対し
て、特定イベントの発生の監視を依頼する。この場合、
特定のイベントとは、本ソフトウエアのウインドウ内で
右クリックされるイベントである。
【0031】ステップ902 OSのモニタリングマネージャは、所定の間隔で、その
イベントが本ソフトウエア用のメッセージキューにある
か否かを監視する。例えば、所定の間隔には、1ms、
1sを設定できる。モニタリングマネージャは、そのイ
ベントが発生するまで、監視を続ける。なお、モニタリ
ングマネージャのイベント監視のフローは第10図に詳
述される。
【0032】ステップ903 ユーザが本ソフトウエアのウインドウ内で右クリックを
すると、OSのデバイスドライバは、そのイベントの発
生のメッセージを、本ソフトウエア用のメッセージキュ
ーに送る。モニタリングマネージャは、当該イベントの
発生のメッセージを、本ソフトウエアに対して送る。
【0033】ステップ904 本ソフトウエア内のメッセージループは、当該メッセー
ジを受信すると、ウインドウプロシージャに記載されて
いる内容を実行する。具体的には、ユーザの操作するマ
ウスのドラッグ&ドロップの操作に応じて、ウインドウ
を移動する。本ソフトウエアのイベントに対応した処理
については、第11図の説明において詳述する。
【0034】第10図は、OS側のモニタリングマネー
ジャの特定イベントの監視フローを示す。 ステップ1001 モニタリングマネージャは、デバイスドライブから逐次
通知される現在のマウスカーソルの位置を検出する。
【0035】ステップ1002 モニタリングマネージャは、マウスカーソルの位置は本
ソフトウエアのウインドウ内にあるかを判定する。マウ
スカーソルの位置がウインドウ外にある場合は、ステッ
プ1001に戻り、ウインドウ内にある場合は、ステッ
プ1003に進む。
【0036】ウインドウの座標は、OS内において、第
13図に示すようなパラメータにより、OS内、アプリ
ケーションプログラム内またはOSとアプリケーション
プログラムの双方で管理される。第13図において、デ
スクトップ400の左上の座標を原点とし、管理パラメ
ータは、ウインドウの左上の座標Xa、Ya、ウインド
ウの高さnHight、ウインドウの幅nWidth、
ウインドウを重ねて表示する場合の上下関係を示すpr
iorityおよびその他のパラメータである。したが
って、モニタリングマネージャは、これらのパラメータ
と、前記マウスカーソルの座標とを比較することによ
り、上記判定を行う。
【0037】ステップ1003 モニタリングマネージャは、その位置で、右クリックさ
れたかを判定する。その判定は、デバイスドライバから
通知されるメッセージに基づき行う。右クリックでない
場合は、ステップ1001に戻り、右クリックである場
合はステップ1004に進む。
【0038】ステップ1004 モニタリングマネージャは、ステップ1002およびス
テップ1003の判定結果に基づき、特定イベントの発
生を認識する。モニタリングマネージャは、特定イベン
トの発生を、本ソフトウエアのメッセージループに対し
て通知する。第11図は、本ソフトウエアのイベントに
対応した処理のフローを示し、当該フローは、第7図で
説明した、第1のGUIに対応する。
【0039】ステップ1101 本ソフトウエア内のメッセージループは、モニタリング
マネージャから、依頼した特定イベントが発生した旨の
メッセージを受信する。ステップ1101とステップ1
102の間にある「A」は、オプションとして、第12
図のフローが挿入されうることを示す。
【0040】ステップ1102 メッセージループは、ウインドウプロシージャを起動す
る。ウインドウプロシージャは、現在のマウスカーソル
の位置でウインドウ401をロックする旨のメッセージ
を、OSのウインドウマネージャに対して送信する。こ
れにより、本ソフトウエアのウインドウ401は、ドラ
ッグ操作による移動が可能となる。
【0041】ステップ1103 ウインドウプロシージャは、OS内ウインドウマネージ
ャと連係しながら、ドラッグ操作によるマウスカーソル
の動作軌跡に沿って、デスクトップ領域400上で、ウ
インドウ401を移動する。例えば、OS内ウインドウ
マネージャは、ドラッグ操作の間、ウインドウがドラッ
グされている旨を逐次ウインドウプロシージャに通知
し、ウインドウプロシージャは、その間、ウインドウの
ロックを維持する旨のメッセージを、OS内ウインドウ
マネージャに対して送信する。OS内ウインドウマネー
ジャは、ウインドウプロシージャの当該メッセージに基
づき、ウインドウの移動を続ける。
【0042】ステップ1104 OS内ウインドウマネージャは、デバイスドライバから
ドロップ操作のイベントが発生したとのメッセージを受
信すると、そのメッセージを、ウインドウプロシージャ
に送信する。ウインドウプロシージャは、現在のマウス
カーソルの位置でウインドウのロックを解除するよう、
OS内ウインドウマネージャに依頼する。OS内ウイン
ドウマネージャは、現在のマウスカーソルの位置でウイ
ンドウのロックを解除する。これにより、デスクトップ
上では、ドロップした位置にウインドウが表示され、ウ
インドウの移動が終了する(第7B図)。
【0043】第12図は、本ソフトウエアのイベントに
対応した処理のフローを示し、当該フローは、第11図
のフローの「A」の位置に挿入されて、第11図と共
に、第8図で説明した第2のGUIに対応する。この場
合、第9図ステップ901におけて監視依頼するイベン
トは、ポップアップメニューの表示指示のイベント(第
1イベント)、ポップアップメニューからコマンドが選
択された旨のイベント(第2イベント)である。
【0044】ステップ1201 ステップ1101において、本ソフトウエアは、第1イ
ベントが発生した旨のメッセージを、既に受信してい
る。ウインドウプロシージャは、マウスカーソルの位置
に、ポップアップメニュー405を表示することを、O
S内ウインドウマネージャに依頼する。具体的には、ポ
ップアップメニュー405の定義体は、ウインドウプロ
シージャ内に記載されており、ウインドウプロシージャ
は、前記依頼メッセージと共にこの定義体を、OS内ウ
インドウマネージャに送信する。OS内ウインドウマネ
ージャは、マウスカーソルの位置に、ポップアップメニ
ュー405を表示する(第8A図)。
【0045】ステップ1202 ユーザがポップアップメニュー405からコマンドを選
択すると(第2イベントが発生すると)、OS内モニタ
リングマネージャは、その旨のメッセージをデバイスド
ライバから受信し、その旨のメッセージをウインドウプ
ロシージャに送信する。ウインドウプロシージャは、当
該コマンドが「Move」コマンドでない場合は、ステ
ップ1203に進み、当該コマンドに対応した処理を、
OS内ウインドウマネージャに対して送信する。一方、
送信コマンドが「Move」の場合、ウインドウプロシ
ージャは、ウインドウを「Moveモード」にする。こ
の場合、ステップ1102に進む。この場合において、
ステップ1103での継続した移動指示には、マウスに
よるドラッグ操作の他、ドラッグ操作を伴わないマウス
による移動操作、PCキーボードのスクロールキーを押
したままにするスクロールキーの継続的押下およびスク
ロールキーを連続的に多数回押下するスクロールキーの
多数回押下のいずれでもよい。
【0046】なお、以上の説明では、マウスの右クリッ
クにより所定のイベントが発生するとして説明したが、
マウスの左クリックにより発生するイベントの認識をし
てもよく、また、あるイベントについては右クリック、
他のイベントには左クリックというようにしてもよい。
また、パームサイズコンピュータのように、主な入力手
段をスタイラスペンとする場合は、ウインドウの移動指
示またはメニュー表示指示を、ウインドウ部内における
スタイラスペンによるタップ操作とすることができる。
タップ操作は、シングルタップ、ダブルタップのいずれ
でもよい。その場合、ウインドウの移動指示の継続は、
スタイラスペンによるドラッグ操作とすることができ
る。
【0047】上述したように、この実施の形態では、O
Sとアプリケーションが共同して本発明を実現する場合
を示したが、これをOS単独で実現することは、この明
細書の記載によれば、当業者には明白であろう。上記の
実施形態では本発明を実現したアプリケーションプログ
ラムのみしか本発明の利益を享受できないのに対し、O
S単独で実現した場合には、すべてのアプリケーション
プログラムで本発明の利益を享受できる点に留意すべき
である。なお、この場合であっても、本発明の利益を享
受するアプリケーションプログラムをアクティブウイン
ドウのものに制限することもできる。この場合、OS
は、上述のウインドウの表示優先度(priorit
y)の値に基づき、どのウインドウがアクティブかを判
断することにより、本発明の実現する。
【0048】
【発明の効果】したがって、本発明は、マウスカーソル
を移動させることなく、ウインドウの移動が可能となる
ため、操作性の良いGUIを提供することができる。さ
らに、この操作性の向上に伴い、文書編集中にウインド
ウの移動を行う場合、ユーザの思考を中断させる時間が
短くなり、ユーザの文書編集の効率を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が実施されるコンピュータシステムを示
す。
【図2】本発明の実施されるコンピュータシステムのハ
ードウエア構成を示す。
【図3】ウインドウ化されたAPにおける一般的なウイ
ンドウの制御を示す。
【図4】先行技術1のGUIを示す。
【図5】先行技術2のGUIを示す。
【図6】先行技術3のGUIを示す。
【図7】本ソフトウエアの第1のGUIを示す。
【図8】本ソフトウエアの第2のGUIを示す。
【図9】OSと本ソフトウエアの動作フローチャートを
示す。
【図10】モニタリングマネージャのイベント監視のフ
ローチャートを示す。
【図11】AP側のイベント発生に対する処理の第1の
フローチャートを示す。
【図12】AP側のイベント発生に対する処理の第2の
フローチャートを示す。
【図13】ウインドウ情報の管理パラメータを示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドウ化されたプログラムが動作する
    コンピュータシステムにおいて、 ウインドウ部内での、当該ウインドウの移動指示のイベ
    ントの発生を判定する判定手段と、 当該イベントの発生に対応して、移動指示が継続する
    間、当該移動指示に従ってウインドウを移動するウイン
    ドウ制御手段とを有することを特徴とするコンピュータ
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1の移動指示はマウスのクリックで
    あり、移動指示の継続はマウスのドラッグ指示であるこ
    とを特徴とする請求項1のコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】ウインドウ化されたプログラムが動作する
    コンピュータシステムにおいて、 ウインドウ内でのメニュー表示指示に対して、当該指示
    点付近に、ウインドウの移動コマンドを含むメニューを
    表示するメニュー表示手段と、 当該メニューから移動コマンドが選択された場合、ウイ
    ンドウの移動指示が継続する間、当該移動指示に従って
    ウインドウを移動するウインドウ制御手段とを有するこ
    とを特徴とするコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】請求項3のウインドウの移動指示および移
    動指示の継続は、マウスによる移動指示であることを特
    徴とする請求項3のコンピュータシステム。
  5. 【請求項5】OS上で動作するウインドウ化されたプロ
    グラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
    において、当該プログラムは、 当該ウインドウ部内でのウインドウ移動指示のイベント
    の発生の監視をOSに依頼するプログラムコード手段
    と、 当該イベントが発生した旨メッセージを受信した場合、
    移動指示が継続する間、当該移動指示に従ってウインド
    ウを移動するプログラムコード手段ととを含むことを特
    徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  6. 【請求項6】OS上で動作するウインドウ化されたプロ
    グラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
    において、当該プログラムは、 ウインドウ内でのメニュー表示指示である第1イベント
    の発生の監視をOSに依頼するプログラムコード手段
    と、 当該第1イベントが発生した旨のメッセージを受信した
    場合、当該指示点付近に、当該ウインドウの移動コマン
    ドを含むメニューを表示するプログラムコード手段と、 当該メニューからの移動コマンドの選択である第2イベ
    ントの発生の監視をOSに依頼するプログラムコード手
    段と、 当該第2イベントが発生した旨メッセージを受信した場
    合、移動指示が継続する間、当該移動指示に従ってウイ
    ンドウを移動するプログラムコード手段ととを含むこと
    を特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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