JPH1135524A - 架橋性化合物およびそれを用いてなる眼用レンズ材料 - Google Patents

架橋性化合物およびそれを用いてなる眼用レンズ材料

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JPH1135524A
JPH1135524A JP9198616A JP19861697A JPH1135524A JP H1135524 A JPH1135524 A JP H1135524A JP 9198616 A JP9198616 A JP 9198616A JP 19861697 A JP19861697 A JP 19861697A JP H1135524 A JPH1135524 A JP H1135524A
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JP
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meth
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acrylate
ophthalmic lens
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JP9198616A
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Haruyuki Hiratani
治之 平谷
Toru Kawaguchi
徹 河口
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Menicon Co Ltd
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Menicon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面濡れ性および透明性にすぐれ、しかも適
度な硬度および酸素透過性を有する眼用レンズ材料、な
らびにかかるすぐれた特性を有する眼用レンズ材料など
をうるための新規な架橋性化合物を提供すること。 【解決手段】 一般式(I): 【化35】 (式中、Z1およびZ2はそれぞれ独立して一般式(I
I): 【化36】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数1
〜10のアルキレン基を示す)で表わされる基、一般式
(III): 【化37】 (式中、R3は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)
で表わされる基または一般式(IV): H2C=CH−O−R4− (IV) (式中、R4は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)
で表わされる基を示す)で表わされる架橋性化合物、な
らびにこれを用いてなる眼用レンズ材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋性化合物およ
びそれを用いてなる眼用レンズ材料に関する。さらに詳
しくは、親水性であり、とくにたとえばコンタクトレン
ズ材料、眼内レンズ材料、人工角膜材料などの眼用レン
ズ材料などの、表面濡れ性や透明性にすぐれ、適度な硬
度および酸素透過性を有するといったすぐれた特性の材
料をうる際に、好適に使用しうる新規な架橋性化合物、
ならびに該架橋性化合物を用いてなり、前記すぐれた特
性を有する眼用レンズ材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンタクトレンズ、眼内レンズな
どの眼用レンズに用いられる眼用レンズ材料は、一般に
すぐれた酸素透過性やすぐれた透明性、良好な硬度など
が必要とされる。
【0003】とくに、たとえば硬質の酸素透過性眼用レ
ンズ材料をうる際には、その酸素透過性を向上させるた
めに、通常、シリコーン含有成分が用いられている。
【0004】しかしながら、前記シリコーン含有成分を
用いたばあいには、確かに酸素透過性にすぐれた眼用レ
ンズ材料をうることができるものの、かかる眼用レンズ
材料は、表面濡れ性(涙に対する濡れ性)に劣るという
欠点を有する。したがって、このような表面濡れ性に劣
る眼用レンズ材料からなるコンタクトレンズを眼に装用
したばあいには、乾燥感やドライアイなどの障害が発生
する割合が高くなるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、表面濡れ性および透明
性にすぐれ、しかも適度な硬度および酸素透過性を有す
る眼用レンズ材料、ならびにかかるすぐれた特性を有す
る眼用レンズ材料などをうるための新規な架橋性化合物
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、 一般式(I):
【0007】
【化4】
【0008】(式中、Z1およびZ2はそれぞれ独立して
一般式(II):
【0009】
【化5】
【0010】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)で表わさ
れる基、一般式(III):
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R3は炭素数1〜10のアルキレ
ン基を示す)で表わされる基または一般式(IV): H2C=CH−O−R4− (IV) (式中、R4は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)
で表わされる基を示す)で表わされる架橋性化合物、な
らびに 前記架橋性化合物および該架橋性化合物と共重合可能
な不飽和二重結合を有するモノマーを含有した重合成分
を重合させてえられた重合体からなる眼用レンズ材料に
関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の架橋性化合物は、前記し
たように、一般式(I):
【0014】
【化7】
【0015】(式中、Z1およびZ2はそれぞれ独立して
一般式(II):
【0016】
【化8】
【0017】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)で表わさ
れる基、一般式(III):
【0018】
【化9】
【0019】(式中、R3は炭素数1〜10のアルキレ
ン基を示す)で表わされる基または一般式(IV): H2C=CH−O−R4− (IV) (式中、R4は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)
で表わされる基を示す)で表わされる化合物である。
【0020】前記一般式(I)で表わされる架橋性化合
物は、重合性不飽和二重結合を2個有し、たとえば他の
モノマーとともに重合させることにより、架橋能を発揮
する化合物である。また、該化合物中には親水性基が存
在するので、該化合物を用いてえられる重合体は、すぐ
れた表面濡れ性(親水性)が付与され、接触角が小さく
なり、さらにはすぐれた透明性、適度な硬度および酸素
透過性も付与される。
【0021】前記架橋性化合物の具体例としては、たと
えば
【0022】
【化10】
【0023】などがあげられ、これらは、たとえば重合
体を調製する際に、単独でまたは2種以上を混合して用
いることができる。これらのなかでは、表面濡れ性の付
与効果がとくに大きいという点から、式:
【0024】
【化11】
【0025】で表わされる化合物が好ましい。
【0026】本発明の架橋性化合物は、たとえば式:
【0027】
【化12】
【0028】で表わされるトリメリット酸無水物クロラ
イドと、水酸基および重合性不飽和二重結合を有する第
1モノマーとを、3級アミンの存在下、たとえば酢酸エ
チル、ベンゼンなどの溶媒中で、室温程度以下の温度で
エステル化反応させ、一般式:
【0029】
【化13】
【0030】(式中、Z3は前記一般式(II)で表わさ
れる基、前記一般式(III)で表わされる基または前記
一般式(IV)で表わされる基を示す)で表わされる重合
性不飽和二重結合含有トリメリット酸無水物を合成し、
さらに、これと、水酸基および重合性不飽和二重結合を
有する第2モノマーとを、3級アミンの存在下、たとえ
ば酢酸エチル、ベンゼンなどの溶媒中で、50℃程度に
加熱しながらエステル化反応させる方法などによって合
成することができる。
【0031】なお、前記第1モノマーおよび第2モノマ
ーは、たとえば2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートなどの一般式:
【0032】
【化14】
【0033】(式中、R1およびR2は前記と同じ)で表
わされるモノマー、たとえば4−ビニルベンジルアルコ
ールなどの一般式:
【0034】
【化15】
【0035】(式中、R3は前記と同じ)で表わされる
モノマー、およびたとえばヒドロキシエチルビニルエー
テルなどの一般式: H2C=CH−O−R4−OH (式中、R4は前記と同じ)で表わされるモノマーのな
かから適宜選択して用いられる。
【0036】また、前記3級アミンとしては、たとえば
ピリジン、トリエチルアミンなどがあげられ、これらの
なかから適宜選択して用いることができる。
【0037】かくしてえられる本発明の一般式(I)で
表わされる親水性の架橋性化合物(以下、架橋性化合物
(A)という)と、該架橋性化合物(A)と共重合可能
な不飽和二重結合を有するモノマー(以下、モノマー
(B)という)とを含有した重合成分を重合させてえら
れた重合体から、本発明の眼用レンズ材料をうることが
できる。
【0038】本発明の眼用レンズ材料は、架橋性化合物
(A)を用いてえられたものであるので、すぐれた表面
濡れ性が付与され、接触角が小さくなり、さらにはすぐ
れた透明性、適度な硬度および酸素透過性があわせて付
与されている。
【0039】なお、もちろん、架橋性化合物(A)は、
種々のモノマー(B)と良好な相溶性を呈するものであ
るので、えられる眼用レンズ材料は、透明性にすぐれた
ものとなる。
【0040】前記重合体をうる際の重合成分中の架橋性
化合物(A)の量は、かかる架橋性化合物(A)を用い
たことによる、とくに表面濡れ性を付与する効果を充分
に発現させるために、0.01重量%以上、好ましくは
0.1重量%以上、さらに好ましくは1重量%以上とな
るように調整することが望ましく、またえられる眼用レ
ンズ材料が硬すぎて脆くなってしまうおそれをなくすた
めに、30重量%以下、好ましくは20重量%以下、さ
らに好ましくは10重量%以下となるように調整するこ
とが望ましい。
【0041】前記モノマー(B)は、目的とする眼用レ
ンズ材料の性質に応じて適宜選択し、重合成分全量が1
00重量%となるようにその量を適宜調整して用いるこ
とができるが、前記架橋性化合物(A)の量を考慮し
て、重合成分の99.99重量%以下、好ましくは9
9.9重量%以下、さらに好ましくは99重量%以下の
量で用いることが望ましく、また70重量%以上、好ま
しくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以
上の量で用いることが望ましい。かかるモノマー(B)
としては、たとえば非含水性の眼用レンズ材料をえよう
とするばあいには、疎水性のモノマーやマクロモノマー
を主として選択し、含水性の眼用レンズ材料をえようと
するばあいには、親水性のモノマーやマクロモノマーを
主として選択すればよい。また、機械的強度にすぐれた
眼用レンズ材料をえようとするばあいには、補強性のモ
ノマーやマクロモノマーなどを選択し、耐水性や耐溶媒
性にすぐれた眼用レンズ材料をえようとするばあいに
は、さらに架橋構造を形成させるための架橋性化合物
(A)以外の架橋性モノマーを選択すればよい。
【0042】具体的には、たとえば、えられる眼用レン
ズ材料に酸素透過性を付与すると同時に、眼用レンズ材
料の機械的強度を補強しようとするばあいには、たとえ
ば重合性基が1個または2個のウレタン結合を介してシ
ロキサン主鎖に結合しているポリシロキサンマクロモノ
マー、重合性基が直接シロキサン主鎖に結合しているポ
リシロキサンマクロモノマー、重合性基がアルキレン基
を介してシロキサン主鎖に結合しているポリシロキサン
マクロモノマーなどのポリシロキサンマクロモノマーが
モノマー(B)として用いられる。
【0043】前記ポリシロキサンマクロモノマーとして
は、たとえば式:
【0044】
【化16】
【0045】で表わされるウレタン結合含有ポリシロキ
サンマクロモノマー(以下、マクロモノマーaという)
などの一般式(V): A1−(U2m2−S3−(T4m4−(U5m5−A6 (V) (式中、A1は一般式: Y11−R12− (式中、Y11はアクリロイルオキシ基、メタクリロイル
オキシ基、ビニル基またはアリル基、R12は炭素数1〜
6の直鎖状または分岐鎖状のアルキレン基を示す)で表
わされる基、A6は一般式: −R62−Y61 (式中、R62は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状の
アルキレン基、Y61はアクリロイルオキシ基、メタクリ
ロイルオキシ基、ビニル基またはアリル基を示す)で表
わされる基、U2は一般式: −X21−E22−X23−R24− (式中、X21は共有結合、酸素原子または炭素数1〜6
のアルキレングリコール基、E22は−NHCO−基また
は飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族系から選ばれた
ジイソシアネート由来の末端が−CONH−基と−NH
CO−基とである2価の基、X23は酸素原子、炭素数1
〜6のアルキレングリコール基または一般式:
【0046】
【化17】
【0047】(式中、R235は炭素数1〜6の3価の炭
化水素基、R232は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖
状のアルキレン基、E234は−CONH−基または飽和
脂肪族系、脂環式系および芳香族系から選ばれたジイソ
シアネート由来の末端が−CONH−基と−NHCO−
基とである2価の基、X233は共有結合、酸素原子また
は炭素数1〜6のアルキレングリコール基、Y231はア
クリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル
基またはアリル基を示す(ただし、X233は、隣接する
234が−CONH−基であるばあい、共有結合であ
り、隣接するE234がジイソシアネート由来の2価の基
であるばあい、酸素原子または炭素数1〜6のアルキレ
ングリコール基であり、E234は、隣接する酸素原子お
よびX233のあいだでウレタン結合を形成している))
で表わされる基、R24は炭素数1〜6の直鎖状または分
岐鎖状のアルキレン基を示す(ただし、X21は、隣接す
るE22が−NHCO−基であるばあい、共有結合であ
り、隣接するE22がジイソシアネート由来の2価の基で
あるばあい、酸素原子または炭素数1〜6のアルキレン
グリコール基であり、E22は、隣接するX21およびX23
のあいだでウレタン結合を形成している))で表わされ
る基、U5は一般式: −R54−X53−E52−X51− (式中、R54は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状の
アルキレン基、X53は酸素原子、炭素数1〜6のアルキ
レングリコール基または一般式:
【0048】
【化18】
【0049】(式中、R535は炭素数1〜6の3価の炭
化水素基、R532は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖
状のアルキレン基、E534は−CONH−基または飽和
脂肪族系、脂環式系および芳香族系から選ばれたジイソ
シアネート由来の末端が−CONH−基と−NHCO−
基とである2価の基、X533は共有結合、酸素原子また
は炭素数1〜6のアルキレングリコール基、Y531はア
クリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル
基またはアリル基を示す(ただし、X533は、隣接する
534が−CONH−基であるばあい、共有結合であ
り、隣接するE534がジイソシアネート由来の2価の基
であるばあい、酸素原子または炭素数1〜6のアルキレ
ングリコール基であり、E534は、隣接する酸素原子お
よびX533のあいだでウレタン結合を形成している))
で表わされる基、E52は−CONH−基または飽和脂肪
族系、脂環式系および芳香族系から選ばれたジイソシア
ネート由来の末端が−CONH−基と−NHCO−基と
である2価の基、X51は共有結合、酸素原子または炭素
数1〜6のアルキレングリコール基を示す(ただし、X
51は、隣接するE52が−CONH−基であるばあい、共
有結合であり、隣接するE52がジイソシアネート由来の
2価の基であるばあい、酸素原子または炭素数1〜6の
アルキレングリコール基であり、E52は、隣接するX51
およびX53のあいだでウレタン結合を形成している))
で表わされる基、S3は一般式:
【0050】
【化19】
【0051】(式中、R31、R32、R33、R35およびR
36はそれぞれ独立して水素原子の一部もしくは全部がフ
ッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖状
または分岐鎖状のアルキル基またはフェニル基、R34
水素原子の一部もしくは全部がフッ素原子で置換されて
いてもよい炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のアル
キル基、フェニル基または一般式:
【0052】
【化20】
【0053】(式中、R346およびR342はそれぞれ独立
して炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のアルキレン
基、X345およびX343は共有結合、酸素原子または炭素
数1〜6のアルキレングリコール基、E344は−CON
H−基または飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族系か
ら選ばれたジイソシアネート由来の末端が−CONH−
基と−NHCO−基とである2価の基、Y341はアクリ
ロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル基ま
たはアリル基を示す(ただし、X345およびX343は、隣
接するE344が−CONH−基であるばあい、それぞれ
共有結合であり、隣接するE344がジイソシアネート由
来の2価の基であるばあい、それぞれ酸素原子または炭
素数1〜6のアルキレングリコール基であり、E
344は、隣接するX345およびX343のあいだでウレタン
結合を形成している))で表わされる基を示し(ただ
し、R31、R32、R33、R34、R35およびR36すべてが
同時に、水素原子の一部もしくは全部がフッ素原子で置
換された炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のアルキ
ル基であるばあい、またはフェニル基であるばあいを除
く)、m31は1〜100の整数、m32は0〜(10
0−(m31))の整数を示す(ただし、(m31)+
(m32)は1〜100の整数を示す))で表わされる
基、T4は一般式: −U41−S42− (式中、U41は一般式: −R411−X412−E413−X414−R415− (式中、R411およびR415はそれぞれ独立して炭素数1
〜6の直鎖状または分岐鎖状のアルキレン基、X412
よびX414はそれぞれ独立して酸素原子、または炭素数
1〜6のアルキレングリコール基、E413は飽和脂肪族
系、脂環式系および芳香族系から選ばれたジイソシアネ
ート由来の末端が−CONH−基と−NHCO−基とで
ある2価の基を示す(ただし、E413は、隣接するX412
およびX414のあいだでウレタン結合を形成してい
る))で表わされる基、S42は一般式:
【0054】
【化21】
【0055】(式中、R421、R422、R423、R425およ
びR426はそれぞれ独立して水素原子の一部もしくは全
部がフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜6の
直鎖状または分岐鎖状のアルキル基またはフェニル基、
424は水素原子の一部もしくは全部がフッ素原子で置
換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖
状のアルキル基、フェニル基または一般式:
【0056】
【化22】
【0057】(式中、R4246およびR4242はそれぞれ独
立して炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のアルキレ
ン基、X4245およびX4243は共有結合、酸素原子または
炭素数1〜6のアルキレングリコール基、E4244は−C
ONH−基または飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族
系から選ばれたジイソシアネート由来の末端が−CON
H−基と−NHCO−基とである2価の基、Y4241はア
クリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル
基またはアリル基を示す(ただし、X4245およびX4243
は、隣接するE4244が−CONH−基であるばあい、そ
れぞれ共有結合であり、隣接するE4244がジイソシアネ
ート由来の2価の基であるばあい、それぞれ酸素原子ま
たは炭素数1〜6のアルキレングリコール基であり、E
4244は、隣接するX4245およびX4243のあいだでウレタ
ン結合を形成している))で表わされる基を示し(ただ
し、R421、R422、R423、R424、R425およびR426
べてが同時に、水素原子の一部もしくは全部がフッ素原
子で置換された炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状の
アルキル基であるばあい、またはフェニル基であるばあ
いを除く)、m421は1〜100の整数、m422は
0〜(100−(m421))の整数を示す(ただし、
(m421)+(m422)は1〜100の整数を示
す))で表わされる基または一般式:
【0058】
【化23】
【0059】(式中、T43は一般式:
【0060】
【化24】
【0061】(式中、R431、R435およびR437はそれ
ぞれ独立して炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のア
ルキレン基、X432、X434およびX436はそれぞれ独立
して酸素原子、または炭素数1〜6のアルキレングリコ
ール基、T433は式:
【0062】
【化25】
【0063】で表わされる基(ただし、隣接する
423、X434およびX436のあいだでウレタン結合を形
成している)、S44は一般式:
【0064】
【化26】
【0065】(式中、R441、R442、R443、R445およ
びR446はそれぞれ独立して水素原子の一部もしくは全
部がフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜6の
直鎖状または分岐鎖状のアルキル基またはフェニル基、
444は水素原子の一部もしくは全部がフッ素原子で置
換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖
状のアルキル基、フェニル基または一般式:
【0066】
【化27】
【0067】(式中、R4446およびR4442はそれぞれ独
立して炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のアルキレ
ン基、X4445およびX4443は共有結合、酸素原子または
炭素数1〜6のアルキレングリコール基、E4444は−C
ONH−基または飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族
系から選ばれたジイソシアネート由来の末端が−CON
H−基と−NHCO−基とである2価の基、Y4441はア
クリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル
基またはアリル基を示す(ただし、X4445およびX4443
は、隣接するE4444が−CONH−基であるばあい、そ
れぞれ共有結合であり、隣接するE4444がジイソシアネ
ート由来の2価の基であるばあい、それぞれ酸素原子ま
たは炭素数1〜6のアルキレングリコール基であり、E
4444は、隣接するX4445およびX4443のあいだでウレタ
ン結合を形成している))で表わされる基を示し(ただ
し、R441、R442、R443、R444、R445およびR446
べてが同時に、水素原子の一部もしくは全部がフッ素原
子で置換された炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状の
アルキル基であるばあい、またはフェニル基であるばあ
いを除く)、m441は1〜100の整数、m442は
0〜(100−(m441))の整数を示す(ただし、
(m441)+(m442)は1〜100の整数を示
す))で表わされる基、S45は一般式:
【0068】
【化28】
【0069】(式中、R451、R452、R453、R455およ
びR456はそれぞれ独立して水素原子の一部もしくは全
部がフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1〜6の
直鎖状または分岐鎖状のアルキル基またはフェニル基、
454は水素原子の一部もしくは全部がフッ素原子で置
換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖
状のアルキル基、フェニル基または一般式:
【0070】
【化29】
【0071】(式中、R4546およびR4542はそれぞれ独
立して炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状のアルキレ
ン基、X4545およびX4543は共有結合、酸素原子または
炭素数1〜6のアルキレングリコール基、E4544は−C
ONH−基または飽和脂肪族系、脂環式系および芳香族
系から選ばれたジイソシアネート由来の末端が−CON
H−基と−NHCO−基とである2価の基、Y4541はア
クリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル
基またはアリル基を示す(ただし、X4545およびX4543
は、隣接するE4544が−CONH−基であるばあい、そ
れぞれ共有結合であり、隣接するE4544がジイソシアネ
ート由来の2価の基であるばあい、それぞれ酸素原子ま
たは炭素数1〜6のアルキレングリコール基であり、E
4544は、隣接するX4545およびX4543のあいだでウレタ
ン結合を形成している))で表わされる基を示し(ただ
し、R451、R452、R453、R454、R455およびR456
べてが同時に、水素原子の一部もしくは全部がフッ素原
子で置換された炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状の
アルキル基であるばあい、またはフェニル基であるばあ
いを除く)、m451は1〜100の整数、m452は
0〜(100−(m451))の整数を示す(ただし、
(m451)+(m452)は1〜100の整数を示
す))で表わされる基、U46は一般式: −R461−X462−E463−X464− (式中、R461は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状
のアルキレン基、X462は酸素原子、炭素数1〜6のア
ルキレングリコール基または一般式:
【0072】
【化30】
【0073】(式中、R4625は炭素数1〜6の3価の炭
化水素基、R4622は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖
状のアルキレン基、E4624は−CONH−基または飽和
脂肪族系、脂環式系および芳香族系から選ばれたジイソ
シアネート由来の末端が−CONH−基と−NHCO−
基とである2価の基、X4623は共有結合、酸素原子また
は炭素数1〜6のアルキレングリコール基、Y4621はア
クリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、ビニル
基またはアリル基を示す(ただし、X4623は、隣接する
4624が−CONH−基であるばあい、共有結合であ
り、隣接するE4624がジイソシアネート由来の2価の基
であるばあい、酸素原子または炭素数1〜6のアルキレ
ングリコール基であり、E4624は、隣接する酸素原子お
よびX4623のあいだでウレタン結合を形成している))
で表わされる基、E463は−CONH−基または飽和脂
肪族系、脂環式系および芳香族系から選ばれたジイソシ
アネート由来の末端が−CONH−基と−NHCO−基
とである2価の基、X464は共有結合、酸素原子または
炭素数1〜6のアルキレングリコール基を示す(ただ
し、X464は、隣接するE463が−CONH−基であるば
あい、共有結合であり、隣接するE463がジイソシアネ
ート由来の2価の基であるばあい、酸素原子または炭素
数1〜6のアルキレングリコール基であり、E463は、
隣接するX462およびX464のあいだでウレタン結合を形
成している))で表わされる基、A47は一般式: −R472−Y471 (式中、R472は炭素数1〜6の直鎖状または分岐鎖状
のアルキレン基、Y471はアクリロイルオキシ基、メタ
クリロイルオキシ基、ビニル基またはアリル基を示す)
で表わされる基、m46は0または1を示す)で表わさ
れる基、m2は0または1、m4は0、1、2または
3、m5は0または1を示す(ただし、m2、m5およ
びm46はすべて同一である))で表わされるマクロモ
ノマーなどがあげられる。
【0074】前記ポリシロキサンマクロモノマーは、単
独でまたは2種以上を混合して用いることができ、その
量は、目的とする眼用レンズ材料の性質に応じて適宜調
整すればよい。
【0075】たとえば、えられる眼用レンズ材料の酸素
透過性を向上させようとするばあいには、たとえばシリ
コン含有アルキル(メタ)アクリレート、シリコン含有
スチレン誘導体、アルキルビニルシランなどのシリコン
含有モノマーがモノマー(B)として用いられる。
【0076】なお、本明細書において、「〜(メタ)ア
クリ‥‥‥」とは、「〜アクリ‥‥‥」および/または
「〜メタクリ‥‥‥」を意味する。
【0077】前記シリコン含有アルキル(メタ)アクリ
レートとしては、たとえばペンタメチルジシロキサニル
メチル(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシジメ
チルシリルプロピル(メタ)アクリレート、メチルビス
(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メタ)アクリ
レート、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル
(メタ)アクリレート、モノ[メチルビス(トリメチル
シロキシ)シロキシ]ビス(トリメチルシロキシ)シリ
ルプロピル(メタ)アクリレート、トリス[メチルビス
(トリメチルシロキシ)シロキシ]シリルプロピル(メ
タ)アクリレート、メチル[ビス(トリメチルシロキ
シ)]シリルプロピルグリセリル(メタ)アクリレー
ト、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピルグリ
セリル(メタ)アクリレート、モノ[メチルビス(トリ
メチルシロキシ)シロキシ]ビス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、
トリメチルシリルエチルテトラメチルジシロキサニルプ
ロピルグリセリル(メタ)アクリレート、トリメチルシ
リルメチル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプ
ロピル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプロピ
ルグリセリル(メタ)アクリレート、ペンタメチルジシ
ロキサニルプロピルグリセリル(メタ)アクリレート、
メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルエチルテトラ
メチルジシロキサニルメチル(メタ)アクリレート、テ
トラメチルトリイソプロピルシクロテトラシロキサニル
プロピル(メタ)アクリレート、テトラメチルトリイソ
プロピルシクロテトラシロキシビス(トリメチルシロキ
シ)シリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメチル
シロキシジメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート
などのオルガノポリシロキサン含有アルキル(メタ)ア
クリレートなどがあげられる。
【0078】前記シリコン含有スチレン誘導体として
は、たとえば一般式(VI):
【0079】
【化31】
【0080】(式中、pは1〜15の整数、qは0また
は1、rは1〜15の整数を示す)で表わされるシリコ
ン含有スチレン誘導体などがあげられる。なお、かかる
一般式(VI)で表わされるシリコン含有スチレン誘導体
においては、pまたはrが16以上の整数であるばあい
には、その合成や精製が困難となり、さらにはえられる
眼用レンズ材料の硬度が低下する傾向がある。また、q
が2以上の整数であるばあいには、該シリコン含有スチ
レン誘導体の合成が困難となる傾向がある。
【0081】前記一般式(VI)で表わされるシリコン含
有スチレン誘導体の代表例としては、たとえばトリス
(トリメチルシロキシ)シリルスチレン、ビス(トリメ
チルシロキシ)メチルシリルスチレン、ジメチルシリル
スチレン、トリメチルシリルスチレン、トリス(トリメ
チルシロキシ)シロキサニルジメチルシリルスチレン、
[ビス(トリメチルシロキシ)メチルシロキサニル]ジ
メチルシリルスチレン、ペンタメチルジシロキサニルス
チレン、ヘプタメチルトリシロキサニルスチレン、ノナ
メチルテトラシロキサニルスチレン、ペンタデカメチル
ヘプタシロキサニルスチレン、ヘンエイコサメチルデカ
シロキサニルスチレン、ヘプタコサメチルトリデカシロ
キサニルスチレン、ヘントリアコンタメチルペンタデカ
シロキサニルスチレン、トリメチルシロキシペンタメチ
ルジシロキシメチルシリルスチレン、トリス(ペンタメ
チルジシロキシ)シリルスチレン、(トリストリメチル
シロキシ)シロキサニルビス(トリメチルシロキシ)シ
リルスチレン、ビス(ヘプタメチルトリシロキシ)メチ
ルシリルスチレン、トリス(メチルビストリメチルシロ
キシシロキシ)シリルスチレン、トリメチルシロキシビ
ス(トリストリメチルシロキシシロキシ)シリルスチレ
ン、ヘプタキス(トリメチルシロキシ)トリシロキサニ
ルスチレン、トリス(トリストリメチルシロキシシロキ
シ)シリルスチレン、(トリストリメチルシロキシヘキ
サメチル)テトラシロキシ(トリストリメチルシロキ
シ)シロキシトリメチルシロキシシリルスチレン、ノナ
キス(トリメチルシロキシ)テトラシロキサニルスチレ
ン、ビス(トリデカメチルヘキサシロキシ)メチルシリ
ルスチレン、ヘプタメチルシクロテトラシロキサニルス
チレン、ヘプタメチルシクロテトラシロキシビス(トリ
メチルシロキシ)シリルスチレン、トリプロピルテトラ
メチルシクロテトラシロキサニルスチレンなどがあげら
れる。
【0082】前記アルキルビニルシランとしては、たと
えばトリメチルビニルシランなどがあげられる。
【0083】前記シリコン含有モノマーのなかでは、他
の重合成分との相溶性にすぐれ、えられる眼用レンズ材
料の酸素透過性を向上させる効果が大きいという点か
ら、トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル(メ
タ)アクリレートおよびトリス(トリメチルシロキシ)
シリルスチレンがとくに好ましい。
【0084】前記シリコン含有モノマーは、単独でまた
は2種以上を混合して用いることができ、その量は、目
的とする眼用レンズ材料の性質に応じて適宜調整すれば
よい。
【0085】また、えられる眼用レンズ材料の親水性を
さらに向上させ、眼用レンズ材料に含水性を付与しよう
とするばあいには、たとえば水酸基、アミド基、カルボ
キシル基、アミノ基、グリコール残基、ピロリドン骨格
などを有する、架橋性化合物(A)以外の親水性モノマ
ーなどがモノマー(B)として用いられる。
【0086】前記親水性モノマーとしては、たとえば2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートなどのヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレート;2−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、2−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート
などの(アルキル)アミノアルキル(メタ)アクリレー
ト;N,N−ジメチルアクリルアミドなどのアルキル
(メタ)アクリルアミド;プロピレングリコールモノ
(メタ)アクリレートなどのポリグリコールモノ(メ
タ)アクリレート;ビニルピロリドン;(メタ)アクリ
ル酸;無水マレイン酸;フマル酸;フマル酸誘導体;ア
ミノスチレン;ヒドロキシスチレンなどがあげられる。
【0087】前記親水性モノマーのなかでは、他の重合
成分との相溶性にすぐれ、えられる眼用レンズ材料の親
水性を向上させる効果が大きいという点から、アルキル
(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸およびヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレートがとくに好まし
い。
【0088】前記親水性モノマーは、単独でまたは2種
以上を混合して用いることができ、その量は、目的とす
る眼用レンズ材料の性質に応じて適宜調整すればよい。
【0089】また、えられる眼用レンズ材料の機械的強
度や耐久性を向上させ、眼用レンズ材料に耐水性、耐溶
媒性を付与させようとするばあいには、共重合可能な不
飽和二重結合を2以上有する多官能性重合性化合物であ
る、架橋性化合物(A)以外の架橋性モノマーをモノマ
ー(B)として用いることが好ましい。
【0090】前記架橋性モノマーとしては、たとえばエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、
ビニル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、メタクリロイルオキシエチ
ルアクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレー
ト、アジピン酸ジアリル、トリアリルイソシアヌレー
ト、α−メチレン−N−ビニルピロリドン、4−ビニル
ベンジル(メタ)アクリレート、3−ビニルベンジル
(メタ)アクリレート、2,2−ビス(p−(メタ)ア
クリロイルオキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、
2,2−ビス(m−(メタ)アクリロイルオキシフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(o−(メ
タ)アクリロイルオキシフェニル)ヘキサフルオロプロ
パン、2,2−ビス(p−(メタ)アクリロイルオキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(m−(メタ)アク
リロイルオキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(o
−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)プロパン、
1,4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシヘキサ
フルオロイソプロピル)ベンゼン、1,3−ビス(2-
(メタ)アクリロイルオキシヘキサフルオロイソプロピ
ル)ベンゼン、1,2−ビス(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシヘキサフルオロイソプロピル)ベンゼン、1,
4−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシイソプロピ
ル)ベンゼン、1,3−ビス(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシイソプロピル)ベンゼン、1,2−ビス(2−
(メタ)アクリロイルオキシイソプロピル)ベンゼンな
どがあげられる。
【0091】前記架橋性モノマーのなかでは、他の重合
成分との相溶性にすぐれ、えられる眼用レンズ材料の機
械的強度を向上させる効果が大きいという点から、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレートおよび4−ビニ
ルベンジル(メタ)アクリレートがとくに好ましい。
【0092】前記架橋性モノマーは、単独でまたは2種
以上を混合して用いることができ、その量は、目的とす
る眼用レンズ材料の性質に応じて適宜調整すればよい
が、かかる架橋性モノマーを用いるばあいには、とくに
機械的強度を向上させる効果を充分に発現させるため
に、重合成分の0.1重量%以上とすることが好まし
く、また眼用レンズ材料が脆くなるおそれをなくすため
に、重合成分の10重量%以下とすることが好ましい。
【0093】また、えられる眼用レンズ材料に耐汚染性
を付与させようとするばあいには、炭化水素基の水素原
子の一部がフッ素原子で置換された重合性化合物である
フッ素含有モノマーなどがモノマー(B)として用いら
れる。
【0094】前記フッ素含有モノマーとしては、たとえ
ば一般式(VII): CH2=CR5COOCs(2s-t-u+1)t(OH)u (VII) (式中、R5は水素原子またはCH3、sは1〜15の整
数、tは1〜(2s+1)の整数、uは0〜2の整数を
示す)で表わされるモノマーなどがあげられる。
【0095】前記一般式(VII)で表わされるモノマー
の代表例としては、たとえば2,2,2−トリフルオロ
エチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラ
フルオロプロピル(メタ)アクリレート、2,2,3,
3−テトラフルオロ−t−ペンチル(メタ)アクリレー
ト、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル
(メタ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキ
サフルオロ−t−ヘキシル(メタ)アクリレート、2,
3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2,4−ビス
(トリフルオロメチル)ペンチル(メタ)アクリレー
ト、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブチル
(メタ)アクリレート、2,2,2,2′,2′,2′
−ヘキサフルオロイソプロピル(メタ)アクリレート、
2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル
(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,4,5,
5−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、
2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペ
ンチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4,
4,5,5,6,6,7,7−ドデカフルオロヘプチル
(メタ)アクリレート、3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8−ドデカフルオロオクチル(メタ)
アクリレート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8,8−トリデカフルオロオクチル(メタ)ア
クリレート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,7−トリデカフルオロヘプチル(メタ)ア
クリレート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,
7,8,8,9,9,10,10−ヘキサデカフルオロ
デシル(メタ)アクリレート、3,3,4,4,5,
5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,1
0−ヘプタデカフルオロデシル(メタ)アクリレート、
3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,
9,9,10,10,11,11−オクタデカフルオロ
ウンデシル(メタ)アクリレート、3,3,4,4,
5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,1
0,11,11,11−ノナデカフルオロウンデシル
(メタ)アクリレート、3,3,4,4,5,5,6,
6,7,7,8,8,9,9,10,10,11,1
1,12,12−エイコサフルオロドデシル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,
7,7,7−オクタフルオロ−6−トリフルオロメチル
ヘプチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−4,
4,5,5,6,6,7,7,8,9,9,9−ドデカ
フルオロ−8−トリフルオロメチルノニル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシ−4,4,5,5,6,6,
7,7,8,8,9,9,10,11,11,11−ヘ
キサデカフルオロ−10−トリフルオロメチルウンデシ
ル(メタ)アクリレートなどがあげられる。
【0096】前記フッ素含有モノマーのなかでは、えら
れる眼用レンズ材料の耐汚染性を向上させる効果が大き
いという点から、2,2,2−トリフルオロエチル(メ
タ)アクリレートおよび2,2,2,2′,2′,2′
−ヘキサフルオロイソプロピル(メタ)アクリレートが
とくに好ましい。
【0097】前記フッ素含有モノマーは、単独でまたは
2種以上を混合して用いることができ、その量は、目的
とする眼用レンズ材料の性質に応じて適宜調整すればよ
い。たとえば、えられる眼用レンズ材料の硬度を調節
し、硬質性または軟質性を付与しようとするばあいに
は、たとえばアルキル基を有する重合性化合物であるア
ルキル(メタ)アクリレート類、アルキルスチレン類
や、スチレンなどの硬度調節モノマーがモノマー(B)
として用いられる。
【0098】前記アルキル(メタ)アクリレート類とし
ては、たとえばメチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレ
ート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソブチル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オ
クチル(メタ)アクリレート、n−デシル(メタ)アク
リレート、n−ドデシル(メタ)アクリレート、t−ブ
チル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレ
ート、t−ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル
(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレー
ト、ノニル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)
アクリレート、シクロペンチル(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレートなどの直鎖状、分
岐鎖状または環状のアルキル(メタ)アクリレート;た
とえば2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、3−
エトキシプロピル(メタ)アクリレート、2−メトキシ
エチル(メタ)アクリレート、3−メトキシプロピル
(メタ)アクリレートなどのアルコキシアルキル(メ
タ)アクリレート;たとえばエチルチオエチル(メタ)
アクリレート、メチルチオエチル(メタ)アリクレート
などのアルキルチオアルキル(メタ)アクリレートなど
があげられる。
【0099】前記アルキルスチレン類としては、たとえ
ばα−メチルスチレン;メチルスチレン、エチルスチレ
ン、プロピルスチレン、ブチルスチレン、t-ブチルスチ
レン、イソブチルスチレン、ペンチルスチレンなどのア
ルキルスチレン;メチル−α−メチルスチレン、エチル
−α−メチルスチレン、プロピル−α−メチルスチレ
ン、ブチル−α−メチルスチレン、t−ブチル−α−メ
チルスチレン、イソブチル−α−メチルスチレン、ペン
チル−α−メチルスチレンなどのアルキル−α−メチル
スチレンなどがあげられる。
【0100】なお、前記硬度調節モノマーのなかでも、
たとえば軟質コンタクトレンズなどをえようとするばあ
いには、単独重合体としたばあいにそのガラス転移温度
(以下、Tgという)が40℃以下となるようなものが
好ましく用いられる。また、たとえば硬質コンタクトレ
ンズなどをえようとするばあいには、単独重合体とした
ばあいにそのTgが40℃よりも高いものが好ましく用
いられる。さらに、他の重合成分との相溶性や共重合性
にすぐれるという点から、スチレン、アルキル(メタ)
アクリレートおよびアルキルスチレンがとくに好まし
い。
【0101】前記硬度調節モノマーは、単独でまたは2
種以上を混合して用いることができ、その量は、目的と
する眼用レンズ材料の材質に応じて適宜調整すればよ
い。
【0102】また、えられる眼用レンズ材料に紫外線吸
収性を付与したり、眼用レンズ材料を着色しようとする
ばあいには、たとえば重合性紫外線吸収剤、重合性色
素、重合性紫外線吸収性色素などがモノマー(B)とし
て用いられる。
【0103】前記重合性紫外線吸収剤の具体例として
は、たとえば2−ヒドロキシ−4−(メタ)アクリロイ
ルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(メ
タ)アクリロイルオキシ−5−t−ブチルベンゾフェノ
ン、2−ヒドロキシ−4−(メタ)アクリロイルオキシ
−2′,4′−ジクロロベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−(2′−ヒドロキシ−3′−(メタ)アクリロ
イルオキシプロポキシ)ベンゾフェノンなどのベンゾフ
ェノン系重合性紫外線吸収剤;2−(2′−ヒドロキシ
−5′−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル)
−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ
−5′−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル)
−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2′
−ヒドロキシ−5′−(メタ)アクリロイルオキシプロ
ピルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−(メタ)アクリロイルオキ
シプロピル−3′−t−ブチルフェニル)−5−クロロ
−2H−ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール
系重合性紫外線吸収剤;2−ヒドロキシ−4−メタクリ
ロイルオキシメチル安息香酸フェニルなどのサリチル酸
誘導体系重合性紫外線吸収剤;その他2−シアノ−3−
フェニル−3−(3′−(メタ)アクリロイルオキシフ
ェニル)プロペニル酸メチルエステルのような重合性紫
外線吸収剤などがあげられ、これらは単独でまたは2種
以上を混合して用いることができる。
【0104】前記重合性色素の具体例としては、たとえ
ば1−フェニルアゾ−4−(メタ)アクリロイルオキシ
ナフタレン、1−フェニルアゾ−2−ヒドロキシ−3−
(メタ)アクリロイルオキシナフタレン、1−ナフチル
アゾ−2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキ
シナフタレン、1−(α−アントリルアゾ)−2−ヒド
ロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシナフタレン、
1−((4′−(フェニルアゾ)−フェニル)アゾ)−
2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシナフ
タレン、1−(2′,4′−キシリルアゾ)−2−(メ
タ)アクリロイルオキシナフタレン、1−(o−トリル
アゾ)−2−(メタ)アクリロイルオキシナフタレン、
2−(m−(メタ)アクリロイルアミド−アニリノ)−
4,6−ビス(1′−(o−トリルアゾ)−2′−ナフ
チルアミノ)−1,3,5−トリアジン、2−(m−ビ
ニルアニリノ)−4−(4′−ニトロフェニルアゾ)−
アニリノ)−6−クロロ−1,3,5−トリアジン、2
−(1′−(o−トリルアゾ)−2′−ナフチルオキ
シ)−4−(m−ビニルアニリノ)−6−クロロ−1,
3,5−トリアジン、2−(p−ビニルアニリノ)−4
−(1′−(o−トリルアゾ)−2′ナフチルアミノ)
−6−クロロ−1,3,5−トリアジン、N−(1′−
(o−トリルアゾ)−2′−ナフチル)−3−ビニルフ
タル酸モノアミド、N−(1′-(o−トリルアゾ)−
2′−ナフチル)−6−ビニルフタル酸モノアミド、3
−ビニルフタル酸−(4′−(p−スルホフェニルア
ゾ)−1′−ナフチル)モノエステル、6−ビニルフタ
ル酸−(4′−(p−スルホフェニルアゾ)−1′−ナ
フチル)モノエステル、3−(メタ)アクリロイルアミ
ド−4−フェニルアゾフェノール、3−(メタ)アクリ
ロイルアミド−4−(8′−ヒドロキシ−3′,6′−
ジスルホ−1′−ナフチルアゾ)−フェノール、3−
(メタ)アクリロイルアミド−4−(1′−フェニルア
ゾ−2′−ナフチルアゾ)−フェノール、3−(メタ)
アクリロイルアミド−4−(p−トリルアゾ)−フェノ
ール、2−アミノ−4−(m−(2′−ヒドロキシ−
1′−ナフチルアゾ)アニリノ)−6−イソプロペニル
−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4−(N−メ
チル−p−(2′−ヒドロキシ−1′−ナフチルアゾ)
アニリノ)−6−イソプロペニル−1,3,5−トリア
ジン、2−アミノ−4−(m−(4′−ヒドロキシ−
1′−フェニルアゾ)アニリノ)−6−イソプロペニル
−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4−(N−メ
チル−p−(4′−ヒドロキシフェニルアゾ)アニリ
ノ)−6−イソプロペニル−1,3,5−トリアジン、
2−アミノ−4−(m−(3′−メチル−1′−フェニ
ル−5′−ヒドロキシ−4′−ピラゾリルアゾ)アニリ
ノ)−6−イソプロペニル−1,3,5−トリアジン、
2−アミノ−4−(N−メチル−p−(3′−メチル−
1′−フェニル−5′−ヒドロキシ−4′−ピラゾリル
アゾ)アニリノ)−6−イソプロペニル−1,3,5−
トリアジン、2−アミノ−4−(p−フェニルアゾアニ
リノ)−6−イソプロペニル−1,3,5−トリアジ
ン、4−フェニルアゾ−7−(メタ)アクリロイルアミ
ド−1−ナフトールなどのアゾ系重合性色素;1,5−
ビス((メタ)アクリロイルアミノ)−9,10−アン
トラキノン、1−(4′−ビニルベンゾイルアミド)−
9,10−アントラキノン、4−アミノ−1−(4′−
ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノ
ン、5−アミノ−1−(4′−ビニルベンゾイルアミ
ド)−9,10−アントラキノン、8−アミノ−1−
(4′−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−アント
ラキノン、4−ニトロ−1−(4′−ビニルベンゾイル
アミド)−9,10−アントラキノン、4−ヒドロキシ
−1−(4′−ビニルベンゾイルアミド)−9,10−
アントラキノン、1−(3′−ビニルベンゾイルアミ
ド)−9,10−アントラキノン、1−(4′−イソプ
ロペニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノ
ン、1−(3′−イソプロペニルベンゾイルアミド)−
9,10−アントラキノン、1−(2′−イソプロペニ
ルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノン、
1,4−ビス(4′−ビニルベンゾイルアミド)−9,
10−アントラキノン、1,4−ビス−(4′−イソプ
ロペニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノ
ン、1,5′−ビス−(4′−ビニルベンゾイルアミ
ド)−9,10−アントラキノン、1,5−ビス−
(4′−イソプロペニルベンゾイルアミド)−9,10
−アントラキノン、1−メチルアミノ−4−(3′−ビ
ニルベンゾイルアミド)−9,10−アントラキノン、
1−メチルアミノ−4−(4′−ビニルベンゾイルオキ
シエチルアミノ)−9,10−アントラキノン、1−ア
ミノ−4−(3′−ビニルフェニルアミノ)−9,10
−アントラキノン−2−スルホン酸、1−アミノ−4−
(4′−ビニルフェニルアミノ)−9,10−アントラ
キノン−2−スルホン酸、1−アミノ−4−(2′−ビ
ニルベンジルアミノ)−9,10−アントラキノン−2
−スルホン酸、1−アミノ−4−(3′−(メタ)アク
リロイルアミノフェニルアミノ)−9,10−アントラ
キノン−2−スルホン酸、1−アミノ−4−(3′−
(メタ)アクリロイルアミノベンジルアミノ)−9,1
0−アントラキノン−2−スルホン酸、1−(β−エト
キシカルボニルアリルアミノ)−9,10−アントラキ
ノン、1−(β−カルボキシアリルアミノ)−9,10
−アントラキノン、1,5−ジ−(β−カルボキシアリ
ルアミノ)−9,10−アントラキノン、1,5−ジ−
(β−イソプロポキシカルボニルアリルアミノ)−5−
ベンゾイルアミド−9,10−アントラキノン、2−
(3′−(メタ)アクリロイルアミド−アニリノ)−4
−(3′−(3″−スルホ−4″−アミノアントラキノ
ン−1″−イル)−アミノ−アニリノ)−6−クロロ−
1,3,5−トリアジン、2−(3′−(メタ)アクリ
ロイルアミド−アニリノ)−4−(3′−(3″−スル
ホ−4″−アミノアントラキノン−1″−イル)−アミ
ノ−アニリノ)−6−ヒドラジノ−1,3,5−トリア
ジン、2,4−ビス−((4″−メトキシアントラキノ
ン−1″−イル)−アミノ)−6−(3′−ビニルアニ
リノ)−1,3,5−トリアジン、2−(2′−ビニル
フェノキシ)−4−(4′−(3″−スルホ−4″−ア
ミノアントラキノン−1″−イル−アミノ)−アニリ
ノ)−6−クロロ−1,3,5−トリアジンなどのアン
トラキノン系重合性色素;o−ニトロアニリノメチル
(メタ)アクリレートなどのニトロ系重合性色素;(メ
タ)アクリロイル化テトラアミノ銅フタロシアニン、
(メタ)アクリロイル化(ドデカノイル化テトラアミノ
銅フタロシアニン)などのフタロシアニン系重合性色素
などがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合
して用いることができる。
【0105】前記重合性紫外線吸収色素の具体例として
は、たとえば2,4−ジヒドロキシ−3(p−スチレノ
アゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−
(p−スチレノアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒド
ロキシ−3−(p−(メタ)アクリロイルオキシメチル
フェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ
−5−(p−(メタ)アクリロイルオキシメチルフェニ
ルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3−
(p−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルア
ゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−(p
−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルアゾ)ベ
ンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3−(p−(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルフェニルアゾ)ベンゾ
フェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−(p−(メタ)
アクリロイルオキシプロピルフェニルアゾ)ベンゾフェ
ノン、2,4−ジヒドロキシ−3−(o−(メタ)アク
リロイルオキシメチルフェニルアゾ)ベンゾフェノン、
2,4−ジヒドロキシ−5−(o−(メタ)アクリロイ
ルオキシメチルフェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4
−ジヒドロキシ−3−(o−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルフェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシ−5−(o−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルフェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキ
シ−3−(o−(メタ)アクリロイルオキシプロピルフ
ェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−
5−(o−(メタ)アクリロイルオキシプロピルフェニ
ルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3−
(p−(N,N−ジ(メタ)アクリロイルオキシエチル
アミノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシ−5−(p−(N,N−ジ(メタ)アクリロイ
ルオキシエチルアミノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシ−3−(o−(N,N−ジ
(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノ)フェニルア
ゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−(o
−(N,N−ジ(メタ)アクリロイルオキシエチルアミ
ノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロ
キシ−3−(p−(N−エチル−N−(メタ)アクリロ
イルオキシエチルアミノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシ−5−(p−(N−エチル−
N−ジ(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノ)フェ
ニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3
−(o−(N−エチル−N−(メタ)アクリロイルオキ
シエチルアミノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,
4−ジヒドロキシ−5−(o−(N−エチル−N−ジ
(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノ)フェニルア
ゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−3−(p
−(N−エチル−N−(メタ)アクリロイルアミノ)フ
ェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−
5−(p−(N−エチル−N−ジ(メタ)アクリロイル
アミノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシ−3−(o−(N−エチル−N−(メタ)アク
リロイルアミノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノン、2,
4−ジヒドロキシ−5−(o−(N−エチル−N−ジ
(メタ)アクリロイルアミノ)フェニルアゾ)ベンゾフ
ェノンなどのベンゾフェノン系重合性紫外線吸収性色素
や、2−ヒドロキシ−4−(p−スチレノアゾ)安息香
酸フェニルなどの安息香酸系重合性紫外線吸収性色素な
どがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合し
て用いることができる。
【0106】前記重合性紫外線吸収剤、重合性色素およ
び重合性紫外線吸収性色素の量は、目的とする眼用レン
ズ材料の性質に応じて適宜調整すればよいが、レンズの
厚さに大きく影響されることを考慮することが好まし
い。なお、眼用レンズ材料の物性、たとえば機械的強度
などが低下しないようにしたり、また紫外線吸収剤や色
素の生体適合性を考慮し、生体組織に直接接触するコン
タクトレンズや生体中に埋め込む眼内レンズなどのよう
な眼用レンズの材料としては適さなくなるおそれをなく
すためには、これらの量は、重合成分の3重量%以下で
あることが好ましく、さらに好ましくは0.1〜2重量
%である。このほか、とくに色素のばあいには、その量
が多すぎるとレンズの色が濃くなりすぎて透明性が低下
し、レンズが可視光線を透過しにくくなることを考慮
し、適宜調整することが好ましい。
【0107】なお、本発明においては、前記モノマー
(B)のうち、ポリシロキサンマクロモノマー以外のモ
ノマーも、いずれも1種または2種以上を選択してマク
ロモノマーとし、これをモノマー(B)の1つとして重
合成分に配合してもよい。
【0108】前記架橋性化合物(A)およびモノマー
(B)を含有した重合成分は、たとえばコンタクトレン
ズや眼内レンズなどの目的とする眼用レンズの用途に応
じて適宜調整し、重合に供せられる。
【0109】本発明では、架橋性化合物(A)およびモ
ノマー(B)を含有した重合成分を、たとえば前記した
量の範囲内で所望量を調整し、これにラジカル重合開始
剤を添加して通常の方法で重合させることにより、重合
体をうることができる。
【0110】前記通常の方法とは、たとえばラジカル重
合開始剤を添加したのち、室温〜約130℃の温度範囲
で徐々に加熱するか、マイクロ波、紫外線、放射線(γ
線)などの電磁波を照射して重合を行なう方法である。
加熱重合させるばあいには、段階的に昇温させてもよ
い。重合は塊状重合法によってなされてもよいし、溶媒
などを用いた溶液重合法によってなされてもよく、また
その他の方法によってなされてもよい。
【0111】前記ラジカル重合開始剤の代表例として
は、たとえばアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジ
メチルバレロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、t
−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパー
オキサイドなどがあげられ、これらは単独でまたは2種
以上を混合して用いることができる。なお、光線などを
利用して重合させるばあいには、光重合開始剤や増感剤
をさらに添加することが好ましい。前記重合開始剤や増
感剤の量は、重合成分全量100部(重量部、以下同
様)に対して約0.001〜2部、なかんづく約0.0
1〜1部であることが好ましい。
【0112】コンタクトレンズや眼内レンズなどの眼用
レンズとして成形するばあいには、当業者が通常行なっ
ている成形方法を採用することができる。かかる成形方
法としては、たとえば切削加工法や鋳型(モールド)法
などがある。切削加工法は、重合を適当な型または容器
中で行ない、棒状、ブロック状、板状の素材(重合体)
をえたのち、切削加工、研磨加工などの機械的加工によ
って所望の形状に加工する方法である。また鋳型法は、
所望の眼用レンズの形状に対応した型を用意し、この型
のなかで前記重合成分の重合を行なって成形物をえ、必
要に応じて機械的に仕上げ加工を施す方法である。
【0113】本発明の眼用レンズ材料を、室温付近の温
度で軟質な材料としてうるばあいには、眼用レンズを成
形する際には、一般に、鋳型法による成形方法を採用す
ることが好ましい。かかる鋳型法としては、たとえばス
ピンキャスト法やスタティックキャスト法などがある。
【0114】また、これらの方法とは別に、たとえば軟
質な眼用レンズ材料に硬質ポリマーを与えるモノマーを
含浸させ、しかるのちに該モノマーを重合せしめ、全体
を硬質化させ、切削加工を施し、所望の形状に加工した
成形物から硬質ポリマーを除去し、軟質材料からなる成
形品(眼用レンズ)をうる方法(特開昭62−2780
241号公報、特開平1−11854号公報)なども、
本発明に好ましく適用することができる。
【0115】さらに、眼内レンズをうるばあいには、レ
ンズの支持部をレンズとは別に作製し、あとでレンズに
取付けてもよいし、レンズと同時に(一体的に)成形し
てもよい。
【0116】このように、本発明の架橋性化合物(A)
は、親水性であり、えられる重合体にすぐれた表面濡れ
性および透明性、ならびに適度な硬度および酸素透過性
を付与するものであり、該重合体からなる本発明の眼用
レンズ材料は、これらの特性にすぐれたものである。
【0117】
【実施例】つぎに、本発明の架橋性化合物およびそれを
用いてなる眼用レンズ材料を実施例に基づいてさらに詳
細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定され
るものではない。
【0118】実施例1(架橋性化合物(A)の合成) トリメリット酸無水物クロライド10.5g(0.05
モル)、4−ビニルベンジルアルコール6.7g(0.
05モル)およびピリジン3.9g(0.05モル)
を、酢酸エチル中、15℃の水浴にて3時間反応させ
た。反応終了後、反応液を濾過し、酢酸エチルを除去し
て固化させた。えられた固体を四塩化炭素を用いて再結
晶させ、中間体である4−ビニルベンジルトリメリット
酸無水物5gをえた。
【0119】つぎに、この4−ビニルベンジルトリメリ
ット酸無水物4.41g(15ミリモル)、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート2.21g(17ミリモル)
およびトリエチルアミン(スポイドで1滴程度の触媒
量)を、ベンゼン中、50℃で6時間反応させた。反応
終了後、減圧下でベンゼンを除去し、酢酸エチル50m
lを加えた。これを20mlの食塩水にて5回洗浄した
のち、脱水、脱酢酸エチルを行ない、目的物である生成
物3.5gをえた。収率は55%であった。
【0120】えられた生成物について、日本分光工業
(株)製のFT−IR8300を用い、KBr錠剤法に
て赤外吸収スペクトルを測定した。その結果、つぎの特
徴的な吸収が認められることがわかった。
【0121】 2600〜3500cm-1 −COOH由来の吸収 1722cm-1 エステル結合由来の吸収 1635cm-1 −C=C−二重結合由来の吸収
【0122】また、えられた生成物について、Vari
an社製の超伝導FT−NMR GEMINI 200
0/400を用いて1H−NMRスペクトルを測定し
た。その結果、つぎの特徴的なシグナルが認められるこ
とがわかった。
【0123】
【化32】
【0124】これらの結果から、えられた生成物は、
式:
【0125】
【化33】
【0126】で表わされる化合物であることが確認され
た。
【0127】実施例2および比較例1〜2(眼用レンズ
材料の作製) 表1に示される重合成分および重合開始剤として2,
2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル0.
1部(重合成分全量100部に対して)を均一に混合
し、透明な溶液をえた。これを内径が15mmのガラス
製の試験管内に注入し、脱酸素剤を備え付けて密栓し
た。
【0128】つぎに、かかる試験管を循環式恒温水槽内
に移し、35℃で40時間、50℃で8時間重合させた
のち、熱風循環式乾燥器内に試験管を移し、60〜12
0℃の温度範囲で、約16時間にわたって徐々に昇温さ
せながら加熱して重合を完結し、直径約15mmの棒状
の重合体(眼用レンズ材料)をえた。
【0129】えられた棒状の重合体を所望の厚さになる
ように切断し、切削研磨加工を施して試験片を作製し
た。この試験片の物性として、透明性、接触角、ショア
D硬度および酸素透過係数を以下の方法にしたがって調
べた。その結果を表1に示す。
【0130】(イ)透明性 厚さ4mmの試験片を目視にて観察し、以下の評価基準
に基づいて評価した。
【0131】(評価基準) ○:曇りや濁りがまったくなく、無色透明である。 ×:白濁が認められる。
【0132】(ロ)接触角 ゴニオメータを用い、厚さ4mmの乾燥試験片の接触角
(度)を、温度25℃で気泡法にて測定した。
【0133】(ハ)ショアD硬度 ショアDタイプ硬度計GS−720G((株)テクロッ
ク製)を用い、厚さ4mm、直径12.7mmの試験片
のショアD硬度(単位なし)を、温度25℃、相対湿度
50%の条件下で測定した。
【0134】(ニ)酸素透過係数(DK0.2) 理科精機工業(株)製の製科研式フィルム酸素透過率計
を用い、35℃の生理食塩水中にて試験片の酸素透過係
数を測定した。
【0135】なお、かかる酸素透過係数の単位は、ml
(STP)・cm2/(cm3・sec・mmHg)であ
り、表1中の数値は、試験片の厚さが0.2mmのとき
の酸素透過係数に1011を乗じた値である。
【0136】また、表1中の重合成分の略号は、以下に
示すとおりである。
【0137】MEVBTA:式:
【0138】
【化34】
【0139】で表わされる化合物(実施例1にて合成さ
れたもの) SiSt:トリス(トリメチルシロキシ)シリルスチレ
ン 6FMA:2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフル
オロイソプロピルメタクリレート MMA:メチルメタクリレート VBMA:4−ビニルベンジルメタクリレート EGDMA:エチレングリコールジメタクリレート
【0140】
【表1】
【0141】表1に示された結果から、実施例2でえら
れた試験片は、透明性にすぐれたものであることがわか
る。しかも架橋性化合物(A)が用いられた実施例2の
試験片と、実施例2において、架橋性化合物(A)を用
いるかわりに従来の架橋性モノマーが用いられた比較例
1〜2の試験片とを比較すると、実施例2の試験片は比
較例1〜2の試験片と同程度の適度な硬度を有するう
え、酸素透過係数も比較的高く、接触角がかなり小さ
く、表面濡れ性が大きく向上したものであることがわか
る。
【0142】
【発明の効果】本発明の架橋性化合物は、親水性であ
り、これを用いてえられる重合体に、すぐれた表面濡れ
性および透明性、ならびに適度な硬度や酸素透過性を付
与しうるものである。
【0143】したがって、前記架橋性化合物を用いてな
る本発明の眼用レンズ材料は、表面濡れ性および透明性
にすぐれ、適度な硬度および酸素透過性を有するもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 290/06 C08F 290/06 G02C 7/02 G02C 7/02 7/04 7/04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、Z1およびZ2はそれぞれ独立して一般式(I
    I): 【化2】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数1
    〜10のアルキレン基を示す)で表わされる基、一般式
    (III): 【化3】 (式中、R3は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)
    で表わされる基または一般式(IV): H2C=CH−O−R4− (IV) (式中、R4は炭素数1〜10のアルキレン基を示す)
    で表わされる基を示す)で表わされる架橋性化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の架橋性化合物および該架
    橋性化合物と共重合可能な不飽和二重結合を有するモノ
    マーを含有した重合成分を重合させてえられた重合体か
    らなる眼用レンズ材料。
  3. 【請求項3】 架橋性化合物の量が重合成分の0.01
    〜30重量%である請求項2記載の眼用レンズ材料。
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