JPH11356051A - 電源装置及びそれを用いた空気調和機 - Google Patents
電源装置及びそれを用いた空気調和機Info
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- JPH11356051A JPH11356051A JP10158975A JP15897598A JPH11356051A JP H11356051 A JPH11356051 A JP H11356051A JP 10158975 A JP10158975 A JP 10158975A JP 15897598 A JP15897598 A JP 15897598A JP H11356051 A JPH11356051 A JP H11356051A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 力率の改善効率を向上し、かつ構成が簡単な
電源装置及びそれを用いた空気調和機を提供する。 【解決手段】 交流電源ACから電力を入力し、所望の
直流電力を得る電源装置であって、スイッチング素子S
1、S2の開閉動作により交流電源から電流を強制的に
入力し、交流電源からの入力電圧波形と入力電流波形と
を一致させるようにする力率改善回路と、基準波形を示
す情報を記憶した基準波形記憶部13と、入力電流を検
出する入力電流検出回路17と、出力電圧を検出する出
力電圧検出回路19と、入力(電源)電圧の極性が変化
する時点を検出するゼロクロス検出回路15と、力率改
善回路を制御する制御部11とを備えた。制御部11は
入力電流値と、出力電圧値と、ゼロクロス検出時を基準
として基準波形記憶部13から読み出した基準波形の値
とに基づいて決定されるデューティ比でスイッチング素
子S1、S2の開閉動作を制御する。
電源装置及びそれを用いた空気調和機を提供する。 【解決手段】 交流電源ACから電力を入力し、所望の
直流電力を得る電源装置であって、スイッチング素子S
1、S2の開閉動作により交流電源から電流を強制的に
入力し、交流電源からの入力電圧波形と入力電流波形と
を一致させるようにする力率改善回路と、基準波形を示
す情報を記憶した基準波形記憶部13と、入力電流を検
出する入力電流検出回路17と、出力電圧を検出する出
力電圧検出回路19と、入力(電源)電圧の極性が変化
する時点を検出するゼロクロス検出回路15と、力率改
善回路を制御する制御部11とを備えた。制御部11は
入力電流値と、出力電圧値と、ゼロクロス検出時を基準
として基準波形記憶部13から読み出した基準波形の値
とに基づいて決定されるデューティ比でスイッチング素
子S1、S2の開閉動作を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流電源から入力す
る交流を直流に変換して出力する電源装置及び、それを
用いた空気調和機に関する。
る交流を直流に変換して出力する電源装置及び、それを
用いた空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より家電製品やOA機器の電源回路
としてコンデンサ入力型整流回路がよく用いられてい
る。このコンデンサ入力型整流回路では、交流電源から
入力した電圧を整流し、直流に整流した後、コンデンサ
で平滑して直流出力を得る。しかし、コンデンサ入力型
整流回路では、交流電源の入力電圧がコンデンサの両端
電圧より低い間は入力電流が流れないため、高調波電流
の発生の問題があった。高調波電流は同時に使用される
周辺の電気機器に対してのみならず、送配電系統にも影
響を与える。特に、エアコン等の消費電力の大きい電気
機器ではその影響は顕著になる。そこで、従来より高調
波電流を抑制し、力率を改善する力率改善回路を用いた
電源装置が種々考案されてきた。
としてコンデンサ入力型整流回路がよく用いられてい
る。このコンデンサ入力型整流回路では、交流電源から
入力した電圧を整流し、直流に整流した後、コンデンサ
で平滑して直流出力を得る。しかし、コンデンサ入力型
整流回路では、交流電源の入力電圧がコンデンサの両端
電圧より低い間は入力電流が流れないため、高調波電流
の発生の問題があった。高調波電流は同時に使用される
周辺の電気機器に対してのみならず、送配電系統にも影
響を与える。特に、エアコン等の消費電力の大きい電気
機器ではその影響は顕著になる。そこで、従来より高調
波電流を抑制し、力率を改善する力率改善回路を用いた
電源装置が種々考案されてきた。
【0003】図6に従来の一石式昇圧型の力率改善回路
を用いた電源装置を示す。図6に示す電源装置は、交流
を直流に変換する整流回路D0と、力率を高めるための
力率改善部9と、整流された直流を平滑する平滑コンデ
ンサCとを備え、さらに、入力電圧Viを検出する入力
電圧検出回路7と、入力電流Iを検出する入力電流検出
回路17と、出力電圧Voを検出する出力電圧検出回路
19とを有する。このような構成の電源装置では、交流
電源ACから入力した交流を整流回路D0で直流に変換
し、その後、平滑コンデンサCにて平滑した電圧を出力
電圧Voとして得る。
を用いた電源装置を示す。図6に示す電源装置は、交流
を直流に変換する整流回路D0と、力率を高めるための
力率改善部9と、整流された直流を平滑する平滑コンデ
ンサCとを備え、さらに、入力電圧Viを検出する入力
電圧検出回路7と、入力電流Iを検出する入力電流検出
回路17と、出力電圧Voを検出する出力電圧検出回路
19とを有する。このような構成の電源装置では、交流
電源ACから入力した交流を整流回路D0で直流に変換
し、その後、平滑コンデンサCにて平滑した電圧を出力
電圧Voとして得る。
【0004】前述のように、入力電圧Viの電圧がコン
デンサCの電圧より低いときは、入力電流Iは流れない
が、この期間の間、力率改善部9で、スイッチング素子
Sを断続的に開閉させることにより、強制的に入力電流
Iを流し、これにより入力電流Iの波形を入力電圧Vi
の波形に近づける。すなわち、スイッチング素子Sがオ
ンのときはリアクトルLにエネルギーが蓄積され、スイ
ッチング素子Sがオフすると、その蓄積されたエネルギ
ーによりダイオードD7を介して強制的に入力電流Iが
流される。スイッチング素子Sは制御部11aからの制
御信号に基づいてPWM制御される。
デンサCの電圧より低いときは、入力電流Iは流れない
が、この期間の間、力率改善部9で、スイッチング素子
Sを断続的に開閉させることにより、強制的に入力電流
Iを流し、これにより入力電流Iの波形を入力電圧Vi
の波形に近づける。すなわち、スイッチング素子Sがオ
ンのときはリアクトルLにエネルギーが蓄積され、スイ
ッチング素子Sがオフすると、その蓄積されたエネルギ
ーによりダイオードD7を介して強制的に入力電流Iが
流される。スイッチング素子Sは制御部11aからの制
御信号に基づいてPWM制御される。
【0005】制御部11aは、それぞれの検出回路7、
17、19から入力される入力電圧Vi、入力電流I及
び出力電圧Voをアナログ的に乗算し、スイッチング素
子Sのデューティ比を決定していた。このとき、入力電
流Iの波形を入力電圧Viの波形に近づけるようにデュ
ーティ比を決定することにより力率を向上させ、高調波
電流を抑制する。
17、19から入力される入力電圧Vi、入力電流I及
び出力電圧Voをアナログ的に乗算し、スイッチング素
子Sのデューティ比を決定していた。このとき、入力電
流Iの波形を入力電圧Viの波形に近づけるようにデュ
ーティ比を決定することにより力率を向上させ、高調波
電流を抑制する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
電源装置は、接続する商用電源ACへの影響を防止する
ため一般にはノイズフィルタ等を介して商用電源ACと
接続される場合が多い。このとき、入力電圧波形がこの
ノイズフィルタ等の影響で歪む場合がある。入力電圧波
形に基づきデューティ比を決定する従来の電源装置で
は、入力電圧波形が歪んだ場合、デューティ比が適正に
求められず、力率が十分に改善されないという問題があ
る。
電源装置は、接続する商用電源ACへの影響を防止する
ため一般にはノイズフィルタ等を介して商用電源ACと
接続される場合が多い。このとき、入力電圧波形がこの
ノイズフィルタ等の影響で歪む場合がある。入力電圧波
形に基づきデューティ比を決定する従来の電源装置で
は、入力電圧波形が歪んだ場合、デューティ比が適正に
求められず、力率が十分に改善されないという問題があ
る。
【0007】また、装置の小型化、低コスト化のために
制御部11aを一般的なデジタル信号処理用の半導体集
積回路で構成する場合は、入力電圧、入力電流及び出力
電圧の各検出信号をアナログ−デジタル変換するための
AD変換器をそれぞれ内部に有する必要がある。しか
し、AD変換器を実現する回路は複雑であるため、入力
電圧、出力電圧、入力電流のそれぞれに対してAD変換
器を備えることは半導体集積回路の大型化及びコスト増
を招き、また処理速度においても遅くなるという問題が
ある。
制御部11aを一般的なデジタル信号処理用の半導体集
積回路で構成する場合は、入力電圧、入力電流及び出力
電圧の各検出信号をアナログ−デジタル変換するための
AD変換器をそれぞれ内部に有する必要がある。しか
し、AD変換器を実現する回路は複雑であるため、入力
電圧、出力電圧、入力電流のそれぞれに対してAD変換
器を備えることは半導体集積回路の大型化及びコスト増
を招き、また処理速度においても遅くなるという問題が
ある。
【0008】本発明は、上記課題を解決するためのもの
であり、その目的とするところは、力率の改善効率を向
上し、かつ簡単な構成で実現できる電源装置及びそれを
用いた空気調和機を提供する。
であり、その目的とするところは、力率の改善効率を向
上し、かつ簡単な構成で実現できる電源装置及びそれを
用いた空気調和機を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の電源
装置は、交流電源から入力した交流を直流に変換して出
力する電源装置において、所定の基準波形を示す情報を
記憶する基準波形記憶手段と、上記交流電源からの入力
電流の波形を、上記基準波形記憶手段に記憶された情報
が示す基準波形に近付けるようにする力率改善手段とを
備える。
装置は、交流電源から入力した交流を直流に変換して出
力する電源装置において、所定の基準波形を示す情報を
記憶する基準波形記憶手段と、上記交流電源からの入力
電流の波形を、上記基準波形記憶手段に記憶された情報
が示す基準波形に近付けるようにする力率改善手段とを
備える。
【0010】本発明に係る第2の電源装置は、交流電源
から入力した交流電圧を整流して直流電圧にし、整流さ
れた直流電圧を平滑して直流の出力電圧を得る電源装置
である。電源装置は、スイッチング素子とリアクトルと
を含み、スイッチング素子の開閉動作によりリアクトル
を介して交流電源から入力電流を強制的に引き出すこと
により、入力電流の波形を電源電圧の波形に近付けるよ
うにする力率改善手段と、所定の基準波形を示す情報を
記憶する基準波形記憶手段と、交流電源からの入力電流
を検出する入力電流検出手段と、出力電圧を検出する出
力電圧検出手段と、入力電圧の極性が変化する時点であ
るゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段と、スイッ
チング素子の開閉動作を制御する制御手段とを備える。
このとき、制御手段は、入力電流検出手段により検出さ
れた入力電流値と、出力電圧検出手段により検出された
出力電圧値と、ゼロクロス検出手段によりゼロクロスが
検出されたタイミングを基準として基準波形記憶手段か
ら読み出した基準波形の値とに基づいて、力率改善手段
のスイッチング素子の開閉のタイミングを決定し、その
タイミングを用いてスイッチング素子の開閉動作を制御
する。
から入力した交流電圧を整流して直流電圧にし、整流さ
れた直流電圧を平滑して直流の出力電圧を得る電源装置
である。電源装置は、スイッチング素子とリアクトルと
を含み、スイッチング素子の開閉動作によりリアクトル
を介して交流電源から入力電流を強制的に引き出すこと
により、入力電流の波形を電源電圧の波形に近付けるよ
うにする力率改善手段と、所定の基準波形を示す情報を
記憶する基準波形記憶手段と、交流電源からの入力電流
を検出する入力電流検出手段と、出力電圧を検出する出
力電圧検出手段と、入力電圧の極性が変化する時点であ
るゼロクロスを検出するゼロクロス検出手段と、スイッ
チング素子の開閉動作を制御する制御手段とを備える。
このとき、制御手段は、入力電流検出手段により検出さ
れた入力電流値と、出力電圧検出手段により検出された
出力電圧値と、ゼロクロス検出手段によりゼロクロスが
検出されたタイミングを基準として基準波形記憶手段か
ら読み出した基準波形の値とに基づいて、力率改善手段
のスイッチング素子の開閉のタイミングを決定し、その
タイミングを用いてスイッチング素子の開閉動作を制御
する。
【0011】本発明に係る空気調和機は温調に用いる空
気を加熱または冷却するための冷媒を圧縮する電動圧縮
機を有し、さらに、上記の電源装置と、該電源装置から
の出力電圧を所望の交流電圧に変換する変換手段とを備
え、該変換手段からの出力電圧により上記電動圧縮機を
駆動する。
気を加熱または冷却するための冷媒を圧縮する電動圧縮
機を有し、さらに、上記の電源装置と、該電源装置から
の出力電圧を所望の交流電圧に変換する変換手段とを備
え、該変換手段からの出力電圧により上記電動圧縮機を
駆動する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係る電源装置の実施の形態を説明する。本実施形態
の電源装置は、スイッチング素子をスイッチング動作さ
せてリアクトルを通じて強制的に電流を流すことにより
力率を改善する力率改善回路を備えた電源装置であっ
て、力率改善のために入力電流を制御する際の制御目標
となる基準波形を示す情報を記憶する基準波形記憶部を
有する。電源装置は、基準波形記憶部に記憶された基準
波形に基づき、入力電流の波形が基準波形と等しくなる
ようにスイッチング素子のスイッチング動作を制御す
る。これにより、入力電圧を検出する必要がなくなり、
入力電圧の波形に依存しない力率の改善が可能となる。
明に係る電源装置の実施の形態を説明する。本実施形態
の電源装置は、スイッチング素子をスイッチング動作さ
せてリアクトルを通じて強制的に電流を流すことにより
力率を改善する力率改善回路を備えた電源装置であっ
て、力率改善のために入力電流を制御する際の制御目標
となる基準波形を示す情報を記憶する基準波形記憶部を
有する。電源装置は、基準波形記憶部に記憶された基準
波形に基づき、入力電流の波形が基準波形と等しくなる
ようにスイッチング素子のスイッチング動作を制御す
る。これにより、入力電圧を検出する必要がなくなり、
入力電圧の波形に依存しない力率の改善が可能となる。
【0013】<電源装置の構成>図1に本実施形態の電
源装置の回路図を示す。電源装置は、交流電源ACから
入力した電力を整流するためのダイオードD1〜D4
と、スイッチング動作により交流電源ACから強制的に
入力電流Iinを流すようにするためのリアクトルL及び
スイッチング素子S1、S2と、平滑された直流出力を
得るための平滑コンデンサCとからなる二石式昇圧型の
力率改善回路を含む。さらに、電源装置は、その力率改
善回路のスイッチング素子S1、S2の開閉を制御する
制御部11と、入力電流Iinの波形の制御目標である基
準波形を記憶した基準波形記憶部13と、交流電源AC
の極性が切り換わる時点であるゼロクロスを検出するゼ
ロクロス検出回路15と、入力電流Iinを検出する入力
電流検出回路17と、出力電圧Voutを検出する出力電
圧検出回路19とを備える。
源装置の回路図を示す。電源装置は、交流電源ACから
入力した電力を整流するためのダイオードD1〜D4
と、スイッチング動作により交流電源ACから強制的に
入力電流Iinを流すようにするためのリアクトルL及び
スイッチング素子S1、S2と、平滑された直流出力を
得るための平滑コンデンサCとからなる二石式昇圧型の
力率改善回路を含む。さらに、電源装置は、その力率改
善回路のスイッチング素子S1、S2の開閉を制御する
制御部11と、入力電流Iinの波形の制御目標である基
準波形を記憶した基準波形記憶部13と、交流電源AC
の極性が切り換わる時点であるゼロクロスを検出するゼ
ロクロス検出回路15と、入力電流Iinを検出する入力
電流検出回路17と、出力電圧Voutを検出する出力電
圧検出回路19とを備える。
【0014】制御部11は、スイッチング素子S1、S
2をPWM制御する際のデューティ比を決定するデュー
ティ比決定部21と、デューティ比決定部21により決
定されたデューティ比に基づいてスイッチング素子S
1、S2の開閉を制御するための制御信号を出力するP
WM制御部23とからなる。制御部11には、ゼロクロ
ス検出回路15と、入力電流検出回路17と、出力電力
検出回路19とからそれぞれの検出信号が入力される。
ここで、制御部11はデジタル信号を処理する半導体集
積回路により構成される。
2をPWM制御する際のデューティ比を決定するデュー
ティ比決定部21と、デューティ比決定部21により決
定されたデューティ比に基づいてスイッチング素子S
1、S2の開閉を制御するための制御信号を出力するP
WM制御部23とからなる。制御部11には、ゼロクロ
ス検出回路15と、入力電流検出回路17と、出力電力
検出回路19とからそれぞれの検出信号が入力される。
ここで、制御部11はデジタル信号を処理する半導体集
積回路により構成される。
【0015】基準波形記憶部13は、入力電流の波形の
制御目標となる基準波形を示すデータを記憶する。基準
波形記憶部13は、通常は力率を高めるために電源電圧
の波形すなわち正弦波の波形を基準波形として記憶す
る。例えば、図2の(a)に示すように、時刻と、その
時刻での正規化された正弦波の波高値とを対応させてテ
ーブルとして記憶する。図2の(a)に示すデータは、
図2の(b)に示すような正弦波の波形を表す。基準波
形記憶部13は制御部11中に含まれてもよい。
制御目標となる基準波形を示すデータを記憶する。基準
波形記憶部13は、通常は力率を高めるために電源電圧
の波形すなわち正弦波の波形を基準波形として記憶す
る。例えば、図2の(a)に示すように、時刻と、その
時刻での正規化された正弦波の波高値とを対応させてテ
ーブルとして記憶する。図2の(a)に示すデータは、
図2の(b)に示すような正弦波の波形を表す。基準波
形記憶部13は制御部11中に含まれてもよい。
【0016】図3の(a)にゼロクロス検出回路15の
構成の一例を示す。図3の(a)に示すように、ゼロク
ロス検出回路15は抵抗31、33とコンパレータ35
とから構成される。ゼロクロス検出回路15は、交流電
源ACの基準電位と、交流電源ACの出力電圧を抵抗3
1、33で分圧して得られる電位とをコンパレータ35
で比較することにより、交流電源ACの電圧の極性が変
化する時点(ゼロクロス)を検出する。図3の(b)
は、交流電源ACの電圧波形すなわちゼロクロス検出回
路15の入力を示す。図3の(c)は、図3の(b)の
入力に対するゼロクロス検出回路15の出力(以下、
「ゼロクロス検出信号」という。)を示す。図に示すよ
うに、ゼロクロスの検出は、ゼロクロス検出信号の立ち
上がり又は立ち下がりにより認識できる。このような、
信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジの検出はデジタ
ル処理回路においては一般に簡単な回路構成で実現でき
る。
構成の一例を示す。図3の(a)に示すように、ゼロク
ロス検出回路15は抵抗31、33とコンパレータ35
とから構成される。ゼロクロス検出回路15は、交流電
源ACの基準電位と、交流電源ACの出力電圧を抵抗3
1、33で分圧して得られる電位とをコンパレータ35
で比較することにより、交流電源ACの電圧の極性が変
化する時点(ゼロクロス)を検出する。図3の(b)
は、交流電源ACの電圧波形すなわちゼロクロス検出回
路15の入力を示す。図3の(c)は、図3の(b)の
入力に対するゼロクロス検出回路15の出力(以下、
「ゼロクロス検出信号」という。)を示す。図に示すよ
うに、ゼロクロスの検出は、ゼロクロス検出信号の立ち
上がり又は立ち下がりにより認識できる。このような、
信号の立ち上がり又は立ち下がりエッジの検出はデジタ
ル処理回路においては一般に簡単な回路構成で実現でき
る。
【0017】<電源装置の動作>以上のように構成され
る電源装置では、交流電源ACから入力した交流電圧を
ダイオードD1〜D4により整流し、平滑コンデンサC
により平滑して得られる直流電圧を出力電圧Voutとす
る。出力電圧Voutは負荷LDに印加される。一方、交
流電源ACからの入力電流Iinは、スイッチング素子S
1、S2のスイッチング動作により、基準波形記憶部1
3に記憶された基準波形の波形になるように制御され
る。
る電源装置では、交流電源ACから入力した交流電圧を
ダイオードD1〜D4により整流し、平滑コンデンサC
により平滑して得られる直流電圧を出力電圧Voutとす
る。出力電圧Voutは負荷LDに印加される。一方、交
流電源ACからの入力電流Iinは、スイッチング素子S
1、S2のスイッチング動作により、基準波形記憶部1
3に記憶された基準波形の波形になるように制御され
る。
【0018】つまり、スイッチング素子S1、S2が断
続的に開閉されると、それにともないリアクトルLでエ
ネルギーが蓄積または放出され、これによって交流電源
ACから強制的に入力電流Iinが引き出されることによ
り、入力電流Iinの波形を基準波形に近付ける。具体的
には、スイング素子S1、S2の開閉のタイミングすな
わちデューティ比を適宜制御することにより、入力電流
Iinの波形を基準波形に一致するようにする。
続的に開閉されると、それにともないリアクトルLでエ
ネルギーが蓄積または放出され、これによって交流電源
ACから強制的に入力電流Iinが引き出されることによ
り、入力電流Iinの波形を基準波形に近付ける。具体的
には、スイング素子S1、S2の開閉のタイミングすな
わちデューティ比を適宜制御することにより、入力電流
Iinの波形を基準波形に一致するようにする。
【0019】図4の(a)に電源装置における入力電圧
(交流電源ACの電圧)Vin、入力電流Iin及び出力電
圧Voutの波形を、図4の(b)、(c)にスイッチン
グ素子S1、S2の開閉を制御するための制御信号の波
形をそれぞれ示す。本実施形態では、図4の(b)、
(c)に示すように電源周波数の全域に亘りスイッチン
グ動作を行うことにより、入力電流波形を基準波形(ま
たは、電源電圧波形)に同期させるようにする。このと
き、入力電圧Vinが平滑コンデンサCの両端電圧より低
くなる期間だけ、部分的にスイッチング動作を行うよう
にしてもよい。また、図4の(b)、(c)に示すよう
にスイッチング素子S1、S2は、電源電圧の極性に応
じていずれか一方のみが選択的にスイッチング動作を行
う。このときのスイッチング素子の選択については後述
する。
(交流電源ACの電圧)Vin、入力電流Iin及び出力電
圧Voutの波形を、図4の(b)、(c)にスイッチン
グ素子S1、S2の開閉を制御するための制御信号の波
形をそれぞれ示す。本実施形態では、図4の(b)、
(c)に示すように電源周波数の全域に亘りスイッチン
グ動作を行うことにより、入力電流波形を基準波形(ま
たは、電源電圧波形)に同期させるようにする。このと
き、入力電圧Vinが平滑コンデンサCの両端電圧より低
くなる期間だけ、部分的にスイッチング動作を行うよう
にしてもよい。また、図4の(b)、(c)に示すよう
にスイッチング素子S1、S2は、電源電圧の極性に応
じていずれか一方のみが選択的にスイッチング動作を行
う。このときのスイッチング素子の選択については後述
する。
【0020】以下に、スイッチング素子S1、S2のP
WM制御におけるデューティ比の決定について説明す
る。スイッチング素子S1、S2のデューティ比(図4
の(c)において、Ton/T)は、制御部11中のデュ
ーティ比決定部21により決定される。デューティ比決
定部21は、入力電流検出回路17により検出される入
力電流値Iinと、出力電圧検出回路19により検出され
る出力電圧値Voutと、基準波形記憶部13に記憶され
た基準波形の波高値とに基づいてデューティ比を決定す
る。
WM制御におけるデューティ比の決定について説明す
る。スイッチング素子S1、S2のデューティ比(図4
の(c)において、Ton/T)は、制御部11中のデュ
ーティ比決定部21により決定される。デューティ比決
定部21は、入力電流検出回路17により検出される入
力電流値Iinと、出力電圧検出回路19により検出され
る出力電圧値Voutと、基準波形記憶部13に記憶され
た基準波形の波高値とに基づいてデューティ比を決定す
る。
【0021】この場合、デューティ比決定部21は、ゼ
ロクロス検出回路15により入力電圧のゼロクロスが検
出されたタイミングを基準として、基準波形記憶部13
から基準波形の波高値を読み出す。例えば、ゼロクロス
検出信号の立ち上がりが検出されたとき(電源電圧の負
から正へのゼロクロスが検出されたとき)は、その時点
を波形の立ち上がり時(図2の時刻0)と同期させ、そ
こからの経過時間に応じて基準波形記憶部13から基準
波形の波高値を読み出す。また、ゼロクロス検出信号の
立ち下がりが検出されたとき(電源電圧の正から負への
ゼロクロスが検出されたとき)は、その時点を波形の立
ち下がり時(図2の時刻tm)と同期させて基準波形の
波高値を読み出す。このように、本実施形態の電源装置
では、基準波形記憶部13から基準波形の波高値を読み
出す際には、ゼロクロス検出回路15により検出された
ゼロクロスのタイミングを基準として読み出される。
ロクロス検出回路15により入力電圧のゼロクロスが検
出されたタイミングを基準として、基準波形記憶部13
から基準波形の波高値を読み出す。例えば、ゼロクロス
検出信号の立ち上がりが検出されたとき(電源電圧の負
から正へのゼロクロスが検出されたとき)は、その時点
を波形の立ち上がり時(図2の時刻0)と同期させ、そ
こからの経過時間に応じて基準波形記憶部13から基準
波形の波高値を読み出す。また、ゼロクロス検出信号の
立ち下がりが検出されたとき(電源電圧の正から負への
ゼロクロスが検出されたとき)は、その時点を波形の立
ち下がり時(図2の時刻tm)と同期させて基準波形の
波高値を読み出す。このように、本実施形態の電源装置
では、基準波形記憶部13から基準波形の波高値を読み
出す際には、ゼロクロス検出回路15により検出された
ゼロクロスのタイミングを基準として読み出される。
【0022】デューティ比決定部21は、以上のように
して基準波形記憶部13から読み出した基準波形の波高
値Vsと、入力電流検出回路17により検出される入力
電流値Iinと、出力電圧検出回路19により検出される
出力電圧値Voutとに基づいてデューティ比Dtを決定す
る。すなわち、以下の関係が成り立つ。 Dt=f(Iin,Vout,Vs) …(1) ここで、f(x)はxに基づいた関数であることを表
す。
して基準波形記憶部13から読み出した基準波形の波高
値Vsと、入力電流検出回路17により検出される入力
電流値Iinと、出力電圧検出回路19により検出される
出力電圧値Voutとに基づいてデューティ比Dtを決定す
る。すなわち、以下の関係が成り立つ。 Dt=f(Iin,Vout,Vs) …(1) ここで、f(x)はxに基づいた関数であることを表
す。
【0023】制御部11において、PWM制御部23
は、上記のようにしてデューティ比決定部21で求めら
れたデューティ比Dtでスイッチング素子S1、S2を
PWM制御するためにスイッチング素子S1、S2に対
して制御信号を出力する。このとき、PWM制御部23
は、ゼロクロス検出回路15による検出信号に基づき、
デューティ比決定部21で求められたデューティ比でス
イッチング動作させるスイッチング素子を選択する。す
なわち、図4に示すように、PWM制御部23は、電源
電圧が正のとき、すなわち、ゼロクロス検出信号の立ち
上がりが検出されてから立ち下がりが検出されるまでの
間は、スイッチング素子S1を動作させるように制御信
号を出力し(この間、スイッチング素子S2は常に
閉)、逆に、電源電圧が負のとき、すなわち、ゼロクロ
ス検出信号の立ち下がりが検出されてから立ち上がりが
検出されるまでの間は、スイッチング素子S2を動作さ
せるように制御信号を出力する(この間、スイッチング
素子S1は常に閉)。
は、上記のようにしてデューティ比決定部21で求めら
れたデューティ比Dtでスイッチング素子S1、S2を
PWM制御するためにスイッチング素子S1、S2に対
して制御信号を出力する。このとき、PWM制御部23
は、ゼロクロス検出回路15による検出信号に基づき、
デューティ比決定部21で求められたデューティ比でス
イッチング動作させるスイッチング素子を選択する。す
なわち、図4に示すように、PWM制御部23は、電源
電圧が正のとき、すなわち、ゼロクロス検出信号の立ち
上がりが検出されてから立ち下がりが検出されるまでの
間は、スイッチング素子S1を動作させるように制御信
号を出力し(この間、スイッチング素子S2は常に
閉)、逆に、電源電圧が負のとき、すなわち、ゼロクロ
ス検出信号の立ち下がりが検出されてから立ち上がりが
検出されるまでの間は、スイッチング素子S2を動作さ
せるように制御信号を出力する(この間、スイッチング
素子S1は常に閉)。
【0024】ここで、本実施形態において、基準波形記
憶部13に記憶される基準波形としては、正弦波に限ら
ず、種々の負荷の状況等に応じた基準波形を記憶してお
いてもよい。例えば、周期的な負荷変動に対応した波形
を記憶しておいてもよい。これにより、負荷の状況に応
じた適正な力率改善が可能となる。このように、本実施
形態では、力率を改善するための制御において基準とす
る入力電圧の波形を、負荷の状況に応じて調整すること
ができる。これにより、周期的な負荷変動がある場合で
も、適正に高い力率を得ることができる。また、デュー
ティ比決定部21は、基準波形記憶部13から入力電圧
の基準波形を読み出すかわりに、ゼロクロス検出回路1
5でゼロクロスが検出されたタイミングをトリガとして
内部で正弦波の値を算出し、この値を用いてデューティ
比を求めるようにしてもよい。このような方法でも入力
電圧を検出せずに力率を改善できる。
憶部13に記憶される基準波形としては、正弦波に限ら
ず、種々の負荷の状況等に応じた基準波形を記憶してお
いてもよい。例えば、周期的な負荷変動に対応した波形
を記憶しておいてもよい。これにより、負荷の状況に応
じた適正な力率改善が可能となる。このように、本実施
形態では、力率を改善するための制御において基準とす
る入力電圧の波形を、負荷の状況に応じて調整すること
ができる。これにより、周期的な負荷変動がある場合で
も、適正に高い力率を得ることができる。また、デュー
ティ比決定部21は、基準波形記憶部13から入力電圧
の基準波形を読み出すかわりに、ゼロクロス検出回路1
5でゼロクロスが検出されたタイミングをトリガとして
内部で正弦波の値を算出し、この値を用いてデューティ
比を求めるようにしてもよい。このような方法でも入力
電圧を検出せずに力率を改善できる。
【0025】また、本実施形態では、二石式昇圧型の力
率改善回路に対して適用した例を示したが、従来技術で
示すような一石式の昇圧型力率改善回路や、また降圧型
または昇降圧型の力率改善回路に対しても同様に適用で
きる。すなわち、これらの力率改善回路に対しても、入
力電圧の基準波形を記憶しておき、力率改善の制御にお
いて入力電圧を検出するかわりに、記憶した基準波形の
値を用いて、前述の実施形態と同様にスイッチング素子
の開閉を制御することにより、前述の実施形態と同様の
効果が得られる。
率改善回路に対して適用した例を示したが、従来技術で
示すような一石式の昇圧型力率改善回路や、また降圧型
または昇降圧型の力率改善回路に対しても同様に適用で
きる。すなわち、これらの力率改善回路に対しても、入
力電圧の基準波形を記憶しておき、力率改善の制御にお
いて入力電圧を検出するかわりに、記憶した基準波形の
値を用いて、前述の実施形態と同様にスイッチング素子
の開閉を制御することにより、前述の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0026】以上のように、本実施形態の電源装置で
は、基準波形記憶部13に基準波形を予め記憶してお
き、入力電流Iinの波形をこの記憶した基準波形に一致
させるように、スイッチング素子S1、S2をPWM制
御する際のデューティ比を求める。これにより、本実施
形態の電源装置では、入力電圧を検出する必要がなく、
実際の入力電圧波形に依存しない力率改善が可能とな
り、入力電圧が歪んだ場合でも適正に力率を改善でき
る。また、入力電圧を検出するための回路を必要としな
いため、電源装置を制御する制御部11をデジタル信号
処理用の半導体集積回路で構成する場合に、入力電圧波
形を読み込むためのAD変換器を必要としないため、半
導体集積回路の回路構成が簡単となり、小型化、低コス
ト化が可能となる。また、基準波形として状況に応じて
生成した波形を記憶させておくことが可能であるため、
動作状況に応じてデューティ比の制御を変化させること
ができ、例えば、周期的な負荷変動等に対応した力率改
善制御が可能となる。
は、基準波形記憶部13に基準波形を予め記憶してお
き、入力電流Iinの波形をこの記憶した基準波形に一致
させるように、スイッチング素子S1、S2をPWM制
御する際のデューティ比を求める。これにより、本実施
形態の電源装置では、入力電圧を検出する必要がなく、
実際の入力電圧波形に依存しない力率改善が可能とな
り、入力電圧が歪んだ場合でも適正に力率を改善でき
る。また、入力電圧を検出するための回路を必要としな
いため、電源装置を制御する制御部11をデジタル信号
処理用の半導体集積回路で構成する場合に、入力電圧波
形を読み込むためのAD変換器を必要としないため、半
導体集積回路の回路構成が簡単となり、小型化、低コス
ト化が可能となる。また、基準波形として状況に応じて
生成した波形を記憶させておくことが可能であるため、
動作状況に応じてデューティ比の制御を変化させること
ができ、例えば、周期的な負荷変動等に対応した力率改
善制御が可能となる。
【0027】<空気調和機の構成及び動作>図5は、本
実施形態の電源装置を用いた空気調和機の構成を示した
概略ブロック図である。図5に示すように空気調和機
は、電動圧縮機31、室外熱交換器33、膨張弁35、
室内熱交換器37、及び四方弁39とからなる冷凍サイ
クルを備えている。また各熱交換器33、37に対して
送風機33a、37aが設けられている。冷凍サイクル
中は熱媒体である冷媒が循環する。冷媒は電動圧縮機3
1により圧縮され、室外熱交換器33にて送風機33a
からの送風により室外の空気と熱交換され、また、室内
熱交換器37にて送風機37aからの送風により室内の
空気と熱交換される。室内熱交換器37での熱交換後の
空気により室内の冷暖房が行われる。冷房または暖房の
切り換えは、四方弁39により冷媒の循環方向を反転さ
せることにより行われる。
実施形態の電源装置を用いた空気調和機の構成を示した
概略ブロック図である。図5に示すように空気調和機
は、電動圧縮機31、室外熱交換器33、膨張弁35、
室内熱交換器37、及び四方弁39とからなる冷凍サイ
クルを備えている。また各熱交換器33、37に対して
送風機33a、37aが設けられている。冷凍サイクル
中は熱媒体である冷媒が循環する。冷媒は電動圧縮機3
1により圧縮され、室外熱交換器33にて送風機33a
からの送風により室外の空気と熱交換され、また、室内
熱交換器37にて送風機37aからの送風により室内の
空気と熱交換される。室内熱交換器37での熱交換後の
空気により室内の冷暖房が行われる。冷房または暖房の
切り換えは、四方弁39により冷媒の循環方向を反転さ
せることにより行われる。
【0028】空気調和機は、以上のような冷凍サイクル
に加え、電源装置Aと、電源装置Aからの直流電圧を三
相交流に変換する直流交流変換回路41と、ユーザが操
作等を行う操作パネル43とをさらに備える。直流交流
変換回路41は複数のスイッチング素子からなってお
り、スイッチング素子の開閉が制御されることにより電
源装置Aから出力された直流電圧を所望の電力の交流電
圧に変換する。この変換された交流電圧は電動圧縮機3
1に対して駆動電源として供給される。電源装置Aの構
成および動作については前述のものと同じであるので説
明は省略する。電源装置Aは,空気調和機において電動
圧縮機や、熱交換器33、37に対する送風機33a、
37a等を作動させるための電源として電力を供給す
る。
に加え、電源装置Aと、電源装置Aからの直流電圧を三
相交流に変換する直流交流変換回路41と、ユーザが操
作等を行う操作パネル43とをさらに備える。直流交流
変換回路41は複数のスイッチング素子からなってお
り、スイッチング素子の開閉が制御されることにより電
源装置Aから出力された直流電圧を所望の電力の交流電
圧に変換する。この変換された交流電圧は電動圧縮機3
1に対して駆動電源として供給される。電源装置Aの構
成および動作については前述のものと同じであるので説
明は省略する。電源装置Aは,空気調和機において電動
圧縮機や、熱交換器33、37に対する送風機33a、
37a等を作動させるための電源として電力を供給す
る。
【0029】以上のように、空気調和機において、本実
施形態の電源装置Aが電源として用いられることによ
り、入力電流の力率が改善され、高調波電流の発生が抑
制されるため、送配電系統等に悪影響を与えない空気調
和機を実現できる。
施形態の電源装置Aが電源として用いられることによ
り、入力電流の力率が改善され、高調波電流の発生が抑
制されるため、送配電系統等に悪影響を与えない空気調
和機を実現できる。
【0030】
【発明の効果】本発明の電源装置によれば、入力電圧波
形の情報を記憶する波形記憶手段を備え、この波形記憶
手段に記憶された基準波形に基づいて力率改善のための
制御を行う。このため、実際の入力電圧の波形に依存し
ない力率改善が可能となり、入力電圧波形が歪んだ場合
であっても適正な力率改善が可能となる。また、入力電
圧を検出する必要がないため、電源装置を制御する制御
手段をデジタル信号処理用の半導体集積回路で構成する
場合に、その入力電圧を取り込むためのAD変換器を必
要としないため、半導体集積回路の回路構成がより簡単
になり、小型化、低コスト化が実現できる。さらに、波
形記憶手段において、周期的な負荷変動等に応じた基準
波形を記憶させておくことにより、負荷変動等がある場
合でも適正な力率改善が可能となる。
形の情報を記憶する波形記憶手段を備え、この波形記憶
手段に記憶された基準波形に基づいて力率改善のための
制御を行う。このため、実際の入力電圧の波形に依存し
ない力率改善が可能となり、入力電圧波形が歪んだ場合
であっても適正な力率改善が可能となる。また、入力電
圧を検出する必要がないため、電源装置を制御する制御
手段をデジタル信号処理用の半導体集積回路で構成する
場合に、その入力電圧を取り込むためのAD変換器を必
要としないため、半導体集積回路の回路構成がより簡単
になり、小型化、低コスト化が実現できる。さらに、波
形記憶手段において、周期的な負荷変動等に応じた基準
波形を記憶させておくことにより、負荷変動等がある場
合でも適正な力率改善が可能となる。
【0031】本発明の空気調和機によれば、上記電源装
置を電源として用いて電動圧縮機を駆動するため、入力
電流の力率が改善され、高調波電流の発生が抑制される
ため、送配電系統等に悪影響を与えない空気調和機を実
現できる。
置を電源として用いて電動圧縮機を駆動するため、入力
電流の力率が改善され、高調波電流の発生が抑制される
ため、送配電系統等に悪影響を与えない空気調和機を実
現できる。
【図1】 本発明に係る電源装置の構成を示す回路図。
【図2】 (a)基準波形記憶部に記憶される基準波形
データを示す図、及び(b)(a)の基準波形データが
示す基準波形を表した図。
データを示す図、及び(b)(a)の基準波形データが
示す基準波形を表した図。
【図3】 (a)ゼロクロス検出回路の一例を示す回路
図、(b)ゼロクロス検出回路への入力電圧波形を示す
図、及び(c)ゼロクロス検出回路の出力信号の波形を
示す図。
図、(b)ゼロクロス検出回路への入力電圧波形を示す
図、及び(c)ゼロクロス検出回路の出力信号の波形を
示す図。
【図4】 (a)電源装置の入力(電源)電圧、入力電
圧、出力電圧の波形を示す図、(b)スイッチング素子
S1の開閉を制御する制御信号の波形を示す図、及び
(c)スイッチング素子S2の開閉を制御する制御信号
の波形を示す図。
圧、出力電圧の波形を示す図、(b)スイッチング素子
S1の開閉を制御する制御信号の波形を示す図、及び
(c)スイッチング素子S2の開閉を制御する制御信号
の波形を示す図。
【図5】 本発明に係る空気調和機の構成ブロック図。
【図6】 従来の電源装置の構成を示す回路図。
11 制御部 13 基準波形記憶部 15 ゼロクロス検出回路 17 入力電流検出回路 19 出力電圧検出回路 21 デューティ比決定部 23 PWM制御部 31 電動圧縮機 41 直流交流変換回路 A 電源装置 AC 商用電源 C 平滑コンデンサ S1,S2 スイッチング素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥井 博司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 交流電源から入力した交流を直流に変換
して出力する電源装置において、 所定の基準波形を示す情報を記憶する基準波形記憶手段
と、 上記交流電源からの入力電流の波形を、上記基準波形記
憶手段に記憶された情報が示す基準波形に近付けるよう
にする力率改善手段とを備えたことを特徴とする電源装
置。 - 【請求項2】 交流電源から入力した交流電圧を整流し
て直流電圧にし、該整流された直流電圧を平滑して直流
の出力電圧を得る電源装置において、 スイッチング素子とリアクトルとを含み、該スイッチン
グ素子の開閉動作により上記リアクトルを介して上記交
流電源から入力電流を強制的に引き出すことにより、該
入力電流の波形を上記電源電圧の波形に近付けるように
する力率改善手段と、 所定の基準波形を示す情報を記憶する基準波形記憶手段
と、 上記交流電源からの入力電流を検出する入力電流検出手
段と、 上記出力電圧を検出する出力電圧検出手段と、 上記入力電圧の極性が変化する時点であるゼロクロスを
検出するゼロクロス検出手段と、 上記入力電流検出手段により検出された入力電流値と、
上記出力電圧検出手段により検出された出力電圧値と、
上記ゼロクロス検出手段によりゼロクロスが検出された
タイミングを基準として上記基準波形記憶手段から読み
出した基準波形の値とに基づいて、上記力率改善手段の
スイッチング素子の開閉のタイミングを決定し、該タイ
ミングを用いてスイッチング素子の開閉動作を制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする電源装置。 - 【請求項3】 温調に用いる空気を加熱または冷却する
ための冷媒を圧縮する電動圧縮機を備えた空気調和機に
おいて、 請求項1または請求項2に記載の電源装置と、該電源装
置からの出力電圧を所望の交流電圧に変換する変換手段
とを備え、該変換手段からの出力電圧により上記電動圧
縮機を駆動することを特徴とした空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10158975A JPH11356051A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 電源装置及びそれを用いた空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10158975A JPH11356051A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 電源装置及びそれを用いた空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11356051A true JPH11356051A (ja) | 1999-12-24 |
Family
ID=15683476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10158975A Pending JPH11356051A (ja) | 1998-06-08 | 1998-06-08 | 電源装置及びそれを用いた空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11356051A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100690693B1 (ko) | 2005-11-24 | 2007-03-09 | 엘지전자 주식회사 | 직류 전원 공급 장치 및 그 방법 |
| US8085557B2 (en) | 2007-07-24 | 2011-12-27 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Bidirectional DC/AC inverter |
| JP2013115928A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Sanken Electric Co Ltd | 同期整流回路 |
| JP2013165553A (ja) * | 2012-02-09 | 2013-08-22 | Minebea Co Ltd | 力率改善回路 |
| JP5642243B1 (ja) * | 2013-10-04 | 2014-12-17 | 三菱電機株式会社 | 整流装置 |
| JP2015139301A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | サンケン電気株式会社 | 力率改善回路 |
| WO2016031061A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 新電元工業株式会社 | 力率改善コンバータ、及び、力率改善コンバータを備えた電源装置 |
| JP2017011778A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
-
1998
- 1998-06-08 JP JP10158975A patent/JPH11356051A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100690693B1 (ko) | 2005-11-24 | 2007-03-09 | 엘지전자 주식회사 | 직류 전원 공급 장치 및 그 방법 |
| US8085557B2 (en) | 2007-07-24 | 2011-12-27 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Bidirectional DC/AC inverter |
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| EP3054576A4 (en) * | 2013-10-04 | 2017-05-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Rectification device |
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| WO2015049882A1 (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | 三菱電機株式会社 | 整流装置 |
| US9660548B2 (en) | 2013-10-04 | 2017-05-23 | Mitsubishi Electric Corporation | Rectification device for improved short-circuit protection |
| JP2015139301A (ja) * | 2014-01-23 | 2015-07-30 | サンケン電気株式会社 | 力率改善回路 |
| JPWO2016031061A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2017-04-27 | 新電元工業株式会社 | 力率改善コンバータ、及び、力率改善コンバータを備えた電源装置 |
| WO2016031061A1 (ja) * | 2014-08-29 | 2016-03-03 | 新電元工業株式会社 | 力率改善コンバータ、及び、力率改善コンバータを備えた電源装置 |
| US10601308B2 (en) | 2014-08-29 | 2020-03-24 | Shindengen Electric Manufacturing Co., Ltd. | Power factor improving converter, and power supply device including power factor improving converter |
| JP2017011778A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 株式会社富士通ゼネラル | 空気調和機 |
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