JPH1135813A - メッキ性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いた成形品の製造方法 - Google Patents
メッキ性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いた成形品の製造方法Info
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- JPH1135813A JPH1135813A JP9195686A JP19568697A JPH1135813A JP H1135813 A JPH1135813 A JP H1135813A JP 9195686 A JP9195686 A JP 9195686A JP 19568697 A JP19568697 A JP 19568697A JP H1135813 A JPH1135813 A JP H1135813A
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- unsaturated polyester
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Abstract
(57)【要約】
【課題】表面平滑性に優れメッキ特性の良好な不飽和ポ
リエステル樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】不飽和ポリエステル樹脂、ビニル単量体、
芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体、炭酸カル
シウムおよび耐薬品性の良い充填材を含有してなる不飽
和ポリエステル樹脂組成物を用いて成形品となしメッキ
処理を施す。
リエステル樹脂組成物を提供すること。 【解決手段】不飽和ポリエステル樹脂、ビニル単量体、
芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体、炭酸カル
シウムおよび耐薬品性の良い充填材を含有してなる不飽
和ポリエステル樹脂組成物を用いて成形品となしメッキ
処理を施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物及びそれを用いたメッキされた成形品の製
造方法に関する。
ル樹脂組成物及びそれを用いたメッキされた成形品の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】不飽和ポリエステル樹脂成形品は、優れ
た機械的強度、耐熱性、耐水性、耐薬品性を有する上に
生産性が高く、例えば浴槽、浴室パネル、水タンクパネ
ル、浄化槽、キッチンカウンタートップ等に広く利用さ
れている。近年、不飽和ポリエステル系シートモールデ
ィングコンパウンド(SMC)あるいはバルクモールデ
ィングコンパウンド(BMC)が、自動車外板、外装用
プラスチック材料として脚光を浴び、例えばトランクリ
ッド、ルーフ、フェンダー等の主要材外板やスポイラー
等の主要外板やスポイラー等の外装部品にも使用される
に至っている。自動車外板、外装に用いられるSMCあ
るいはBMCは、特に高い表面平滑性が要求されてお
り、近年その成形品にメッキを施した製品が注目を浴び
ており、トラックのフロントパネル等に利用されてい
る。この工法は、SMC成形品に無電解メッキされやす
い塗料をインモールドコート(IMC)工法で塗装し、
無電解メッキを経て電気メッキを行っている。(特開平
4−228592号公報)。しかしながら、従来行われ
ている技術は、IMC塗料が無電解メッキされやすくな
ければならず、塗料の選択技が少なく制約が大きい。ま
た、IMC工法は、SMC等の圧縮成形途中で塗料を金
型内に注入する方法であり、注入するための設備や成形
条件の制約が多い。また、この工法は、IMC塗膜が表
面にしか形成されないため、メッキが成形品の表面側に
しか施せない。このため、表裏面共にメッキする場合に
は、IMC塗膜のない面にメッキされやすい塗料を吹き
付けた後、メッキを行っている。次に、IMC工法を用
いるためには成形品の形状に制約が多い。すなわち、圧
縮成形中にIMC塗料を成形品の上面に流すため、流す
面に段差や垂直に近い面があると、塗料の流れが遮断さ
れたり塗膜厚さが薄くなったりする。このように、従来
技術では多くの問題を併せ持ち、不飽和ポリエステル樹
脂成形品のメッキ製品開発の大きな障壁の一つとなって
いる。
た機械的強度、耐熱性、耐水性、耐薬品性を有する上に
生産性が高く、例えば浴槽、浴室パネル、水タンクパネ
ル、浄化槽、キッチンカウンタートップ等に広く利用さ
れている。近年、不飽和ポリエステル系シートモールデ
ィングコンパウンド(SMC)あるいはバルクモールデ
ィングコンパウンド(BMC)が、自動車外板、外装用
プラスチック材料として脚光を浴び、例えばトランクリ
ッド、ルーフ、フェンダー等の主要材外板やスポイラー
等の主要外板やスポイラー等の外装部品にも使用される
に至っている。自動車外板、外装に用いられるSMCあ
るいはBMCは、特に高い表面平滑性が要求されてお
り、近年その成形品にメッキを施した製品が注目を浴び
ており、トラックのフロントパネル等に利用されてい
る。この工法は、SMC成形品に無電解メッキされやす
い塗料をインモールドコート(IMC)工法で塗装し、
無電解メッキを経て電気メッキを行っている。(特開平
4−228592号公報)。しかしながら、従来行われ
ている技術は、IMC塗料が無電解メッキされやすくな
ければならず、塗料の選択技が少なく制約が大きい。ま
た、IMC工法は、SMC等の圧縮成形途中で塗料を金
型内に注入する方法であり、注入するための設備や成形
条件の制約が多い。また、この工法は、IMC塗膜が表
面にしか形成されないため、メッキが成形品の表面側に
しか施せない。このため、表裏面共にメッキする場合に
は、IMC塗膜のない面にメッキされやすい塗料を吹き
付けた後、メッキを行っている。次に、IMC工法を用
いるためには成形品の形状に制約が多い。すなわち、圧
縮成形中にIMC塗料を成形品の上面に流すため、流す
面に段差や垂直に近い面があると、塗料の流れが遮断さ
れたり塗膜厚さが薄くなったりする。このように、従来
技術では多くの問題を併せ持ち、不飽和ポリエステル樹
脂成形品のメッキ製品開発の大きな障壁の一つとなって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる状況に
鑑みなされたもので、不飽和ポリエステル樹脂組成物の
組成を規定することにより、この組成物を含む混和物を
用いて成形した成形品に、無電解メッキを経て電気メッ
キを可能にした不飽和ポリエステル樹脂成形品を提供す
ることにある。
鑑みなされたもので、不飽和ポリエステル樹脂組成物の
組成を規定することにより、この組成物を含む混和物を
用いて成形した成形品に、無電解メッキを経て電気メッ
キを可能にした不飽和ポリエステル樹脂成形品を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニル単量体、芳香族ビニル/共
役ジエンブロック共重合体、炭酸カルシウムおよび耐薬
品性の良い充填材を含有することを特徴とする不飽和ポ
リエステル樹脂組成物並びに該組成物からなる成形材料
でえられた成形品にメッキを施す方法に関する。上記不
飽和ポリエステル樹脂組成物は、優れた機械的強度、耐
熱性、耐水性、耐薬品性を示す上に、特に自動車外板へ
の適用に必要な高面品質性(表面平滑性)及び、速硬化
性を有し、併せて非常に良好な保存安定性を示す。ま
た、この不飽和ポリエステル樹脂組成物と共にガラス繊
維、例えば1/4インチ〜4インチの長さのものが全組
成物当たり10〜40重量%となるように、ガラス繊維
に含浸させて得られるシート状あるいはバルク状の成形
材料は、自動車外板、外装部品を製造する際の成形材料
として有用である。更に、この成形材料は、優れた表面
平滑性(波打ちが少ない、あるいはリブ・ボス部のひけ
が小さい)を有する成形品)を与え、この成形品は、通
常のABS樹脂等のメッキで用いられている化学エッチ
ング処理、無電解メッキ、を経て電気メッキを行うこと
ができる。これで得られたメッキ成形品は、不飽和ポリ
エステル樹脂成形品本来の優れた表面平滑性を損なうこ
となく、メッキ面が得られるため、特に自動車外板への
適用に有用である。
和ポリエステル樹脂、ビニル単量体、芳香族ビニル/共
役ジエンブロック共重合体、炭酸カルシウムおよび耐薬
品性の良い充填材を含有することを特徴とする不飽和ポ
リエステル樹脂組成物並びに該組成物からなる成形材料
でえられた成形品にメッキを施す方法に関する。上記不
飽和ポリエステル樹脂組成物は、優れた機械的強度、耐
熱性、耐水性、耐薬品性を示す上に、特に自動車外板へ
の適用に必要な高面品質性(表面平滑性)及び、速硬化
性を有し、併せて非常に良好な保存安定性を示す。ま
た、この不飽和ポリエステル樹脂組成物と共にガラス繊
維、例えば1/4インチ〜4インチの長さのものが全組
成物当たり10〜40重量%となるように、ガラス繊維
に含浸させて得られるシート状あるいはバルク状の成形
材料は、自動車外板、外装部品を製造する際の成形材料
として有用である。更に、この成形材料は、優れた表面
平滑性(波打ちが少ない、あるいはリブ・ボス部のひけ
が小さい)を有する成形品)を与え、この成形品は、通
常のABS樹脂等のメッキで用いられている化学エッチ
ング処理、無電解メッキ、を経て電気メッキを行うこと
ができる。これで得られたメッキ成形品は、不飽和ポリ
エステル樹脂成形品本来の優れた表面平滑性を損なうこ
となく、メッキ面が得られるため、特に自動車外板への
適用に有用である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いる不飽和ポリエステ
ル樹脂は、α、β−不飽和二塩基酸と2価のグリコール
の縮合で合成されるものである。該不飽和ポリエステル
樹脂の合成には、従来から知られているように、これら
2成分の他に飽和二塩基酸や二塩基酸と反応するジシク
ロペンタジエン等も併用することができる。 α、β−
不飽和二塩基酸の例としては、マレイン酸、フマル酸、
ハロゲン化無水マレイン酸等が挙げられる。併用される
飽和二塩基酸の例としては、フタル酸、無水フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ハロゲン化無水フタル
酸、コハク酸、アジピン酸等が挙げられる。2価のグリ
コールの例としては、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、水添ビスフェノールA、1,6−ヘキサンジオー
ル等が挙げられる。本発明で用いるビニル単量体として
は、例えば、スチレン、ビニルトルエン等が挙げられ
る。これらのビニル単量体は、通常、希釈剤として前述
した不飽和ポリエステル樹脂や後述する芳香族ビニル/
共役ジエンブロック共重合体に配合されるか、またはそ
のまま添加される。本発明で用いる芳香族ビニル/共役
ジエンブロック共重合体としては、スチレン/ブタジエ
ン/スチレンブロック共重合体等が挙げられる。この芳
香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体は、上記の重
合体をカルボキシ変性したものでもよい。本発明で用い
る炭酸カルシウムは、従来から不飽和ポリエステル樹脂
組成物に用いられている粒子径0.1〜200μm(望
ましくは0.1〜10μm)のものを用いることができ
る。本発明で用いる耐薬品性の良い充填材としては、水
酸化アルミニウム、ガラスビーズ、シリカ、プラスチッ
クバルーンを用いることができる。
ル樹脂は、α、β−不飽和二塩基酸と2価のグリコール
の縮合で合成されるものである。該不飽和ポリエステル
樹脂の合成には、従来から知られているように、これら
2成分の他に飽和二塩基酸や二塩基酸と反応するジシク
ロペンタジエン等も併用することができる。 α、β−
不飽和二塩基酸の例としては、マレイン酸、フマル酸、
ハロゲン化無水マレイン酸等が挙げられる。併用される
飽和二塩基酸の例としては、フタル酸、無水フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、ハロゲン化無水フタル
酸、コハク酸、アジピン酸等が挙げられる。2価のグリ
コールの例としては、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジ
オール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、水添ビスフェノールA、1,6−ヘキサンジオー
ル等が挙げられる。本発明で用いるビニル単量体として
は、例えば、スチレン、ビニルトルエン等が挙げられ
る。これらのビニル単量体は、通常、希釈剤として前述
した不飽和ポリエステル樹脂や後述する芳香族ビニル/
共役ジエンブロック共重合体に配合されるか、またはそ
のまま添加される。本発明で用いる芳香族ビニル/共役
ジエンブロック共重合体としては、スチレン/ブタジエ
ン/スチレンブロック共重合体等が挙げられる。この芳
香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体は、上記の重
合体をカルボキシ変性したものでもよい。本発明で用い
る炭酸カルシウムは、従来から不飽和ポリエステル樹脂
組成物に用いられている粒子径0.1〜200μm(望
ましくは0.1〜10μm)のものを用いることができ
る。本発明で用いる耐薬品性の良い充填材としては、水
酸化アルミニウム、ガラスビーズ、シリカ、プラスチッ
クバルーンを用いることができる。
【0006】本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物
は、必要に応じて重合禁止作用を示す化合物、有機過酸
化物、増粘剤、離型剤、顔料を配合することができる。
有機過酸化物としては、ターシャリブチルペルオキシベ
ンゾエート、ターシャリブチルイソプロピルカーボネー
ト等が挙げられる。増粘剤としては、マグネシウム、カ
ルシウムの酸化物または水酸化物が挙げられる。離型剤
として、ステアリン酸、ミスチリン酸等の脂肪酸、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属
塩等の界面活性剤等が用いられる。本発明の不飽和ポリ
エステル樹脂組成物は、必要に応じて、充填剤、増粘
剤、顔料を配合することができる。充填剤としては、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、クレー、ガラスバ
ルーン、シリカ、プラスチックバルーン等が挙げられ
る。増粘剤としては、マグネシウム、カルシウムの酸化
物または水酸化物が挙げられる。離型剤としては、ステ
アリン酸、ミスチリン酸等の脂肪酸、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、リン酸
エステル等の界面活性剤等が用いられる。このような各
種配合物が配合された不飽和ポリエステル樹脂組成物
は、通常の手段、装置を用いてガラス繊維(例えば繊維
径8〜20μmで長さが1/4〜4インチのもの)に含
浸させることにより、シート状のシートモールディング
コンパウンド(SMC)、あるいはバルク状のバルクモ
ールディングコンパウンド(BMC)等の成形材料とす
ることができる。ガラス繊維は、通常、不飽和ポリエス
テル樹脂組成物全量に対して、10〜40重量%が配合
される。本発明の成形材料は、金型中で加熱圧縮(圧力
20〜130kgf/cm2 、温度110〜180°)
して硬化させることにより、成形品を製造することがで
きる。
は、必要に応じて重合禁止作用を示す化合物、有機過酸
化物、増粘剤、離型剤、顔料を配合することができる。
有機過酸化物としては、ターシャリブチルペルオキシベ
ンゾエート、ターシャリブチルイソプロピルカーボネー
ト等が挙げられる。増粘剤としては、マグネシウム、カ
ルシウムの酸化物または水酸化物が挙げられる。離型剤
として、ステアリン酸、ミスチリン酸等の脂肪酸、ステ
アリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属
塩等の界面活性剤等が用いられる。本発明の不飽和ポリ
エステル樹脂組成物は、必要に応じて、充填剤、増粘
剤、顔料を配合することができる。充填剤としては、炭
酸カルシウム、水酸化アルミニウム、クレー、ガラスバ
ルーン、シリカ、プラスチックバルーン等が挙げられ
る。増粘剤としては、マグネシウム、カルシウムの酸化
物または水酸化物が挙げられる。離型剤としては、ステ
アリン酸、ミスチリン酸等の脂肪酸、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、リン酸
エステル等の界面活性剤等が用いられる。このような各
種配合物が配合された不飽和ポリエステル樹脂組成物
は、通常の手段、装置を用いてガラス繊維(例えば繊維
径8〜20μmで長さが1/4〜4インチのもの)に含
浸させることにより、シート状のシートモールディング
コンパウンド(SMC)、あるいはバルク状のバルクモ
ールディングコンパウンド(BMC)等の成形材料とす
ることができる。ガラス繊維は、通常、不飽和ポリエス
テル樹脂組成物全量に対して、10〜40重量%が配合
される。本発明の成形材料は、金型中で加熱圧縮(圧力
20〜130kgf/cm2 、温度110〜180°)
して硬化させることにより、成形品を製造することがで
きる。
【0007】上記で得られた成形品をABS樹脂等の通
常のメッキ処理、すなわち、脱脂、水洗、エッチング、
水洗、感応性付与、水洗、活性化付与、水洗、化学メッ
キ(無電解メッキ)、水洗、ストライクメッキ、水洗、
電気銅メッキ、水洗、電気ニッケルメッキ、水洗、電気
クロムメッキ、水洗、乾燥、の順で行われる処理により
高表面平滑なメッキ成形品を得ることができる。また、
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物の構成要素であ
る、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル単量体、芳香族ビ
ニル/共役ジエンブロック共重合体、炭酸カルシウム、
耐薬品性の良い充填材のうち一つでも欠けると、それを
成形した成形品に本発明で述べている通常のメッキ方法
でメッキすることが困難となる。本発明で得られた不飽
和ポリエステル樹脂成形品をメッキするために、化学エ
ッチングを行うが、この際炭酸カルシウム、芳香族ビニ
ル/共役ジエンブロック共重合体が侵され、また、耐薬
品性の良い充填材は侵されないため、表面に多数の微細
な穴が開く。メッキ工程でこれらのアンカー状の穴にメ
ッキ層が強固に付着し、密着性良好な表面が平滑なメッ
キ面が得られる。以下本発明を実施例により説明する。
常のメッキ処理、すなわち、脱脂、水洗、エッチング、
水洗、感応性付与、水洗、活性化付与、水洗、化学メッ
キ(無電解メッキ)、水洗、ストライクメッキ、水洗、
電気銅メッキ、水洗、電気ニッケルメッキ、水洗、電気
クロムメッキ、水洗、乾燥、の順で行われる処理により
高表面平滑なメッキ成形品を得ることができる。また、
本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成物の構成要素であ
る、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル単量体、芳香族ビ
ニル/共役ジエンブロック共重合体、炭酸カルシウム、
耐薬品性の良い充填材のうち一つでも欠けると、それを
成形した成形品に本発明で述べている通常のメッキ方法
でメッキすることが困難となる。本発明で得られた不飽
和ポリエステル樹脂成形品をメッキするために、化学エ
ッチングを行うが、この際炭酸カルシウム、芳香族ビニ
ル/共役ジエンブロック共重合体が侵され、また、耐薬
品性の良い充填材は侵されないため、表面に多数の微細
な穴が開く。メッキ工程でこれらのアンカー状の穴にメ
ッキ層が強固に付着し、密着性良好な表面が平滑なメッ
キ面が得られる。以下本発明を実施例により説明する。
【0008】
実施例1 表1に示す組成でシートモールディングコンパウンド
(SMC)を調整した。各SMCを圧力100kgf/
cm2 、金型温度150°で所定の条件下で加圧し、板
状(500×300×2.5mm)の成形品を製造し
た。なお比較例は、本発明の必須成分である芳香族ビニ
ル/共役ジエンブロック共重合体、耐薬品性の良い充填
材、炭酸カルシウムを使用しないものから成形品を示
す。また、表2には実施したメッキ工程を示す。成形品
の表面平滑性は、米国アシュランド社製、表面平滑性測
定機ルローリアを用い、該成形品の中央10×10イン
チの面積について測定した、測定値は小さいほど表面平
滑性が良好であることを示す。表面粗さは、JIS−B
−0601に基づく中心線平均粗さ(Ra)である。密
着性は、メッキ層にカッターナイフで10mmの傷を付
け、その端部を引っ張り試験機のチャックに挟み、90
°の角度で引張り試験を行い、密着力を測定した。
(SMC)を調整した。各SMCを圧力100kgf/
cm2 、金型温度150°で所定の条件下で加圧し、板
状(500×300×2.5mm)の成形品を製造し
た。なお比較例は、本発明の必須成分である芳香族ビニ
ル/共役ジエンブロック共重合体、耐薬品性の良い充填
材、炭酸カルシウムを使用しないものから成形品を示
す。また、表2には実施したメッキ工程を示す。成形品
の表面平滑性は、米国アシュランド社製、表面平滑性測
定機ルローリアを用い、該成形品の中央10×10イン
チの面積について測定した、測定値は小さいほど表面平
滑性が良好であることを示す。表面粗さは、JIS−B
−0601に基づく中心線平均粗さ(Ra)である。密
着性は、メッキ層にカッターナイフで10mmの傷を付
け、その端部を引っ張り試験機のチャックに挟み、90
°の角度で引張り試験を行い、密着力を測定した。
【0009】
【表1】 表1において、 不飽和ポリエステル樹脂:日立化成工業商品名、ポリセット9120 スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体 :シエルジャパン製商品名、クレイトンD−KX410CS 飽和ポリエステル :日立化成工業商品名、ポリセットB9201 炭酸カルシウム :日東粉化工業製商品名、S−lite 1200 水酸化アルミニウム :昭和電工製商品名、ハイジライトH−31 離型剤 :ステアリン酸亜鉛 増粘剤 :酸化マグネシウム ガラス繊維 :繊維径13μm、長さ1インチ
【0010】
【表2】
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、表面粗さが小さく平滑
性に優れメッキ特性の良好な成形品を提供することが可
能になる。
性に優れメッキ特性の良好な成形品を提供することが可
能になる。
Claims (5)
- 【請求項1】不飽和ポリエステル樹脂、ビニル単量体、
芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体、炭酸カル
シウムおよび耐薬品性の良い充填材を含有することを特
徴とする不飽和ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項2】芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合
体が、スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合
体である請求項1記載の不飽和ポリエステル樹脂組成
物。 - 【請求項3】耐薬品性の良い充填材が、水酸化アルミで
ある請求項1記載の不飽和ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項4】耐薬品性の良い充填材が水酸化アルミであ
り、且つ芳香族ビニル/共役ジエンブロック共重合体
が、スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体
である請求項1記載の不飽和ポリエステル樹脂組成物。 - 【請求項5】請求項1記載の不飽和ポリエステル樹脂組
成物を含む混和物を金型内において加熱・加圧成形し、
次いで、得られた成形品を金型から取り出した後、該成
形品にメッキを施すことを特徴とする成形品の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9195686A JPH1135813A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | メッキ性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いた成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9195686A JPH1135813A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | メッキ性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いた成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1135813A true JPH1135813A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16345321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9195686A Pending JPH1135813A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | メッキ性に優れた不飽和ポリエステル樹脂組成物及びそれを用いた成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1135813A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001059006A3 (en) * | 2000-02-09 | 2002-03-14 | Avonite Inc | Unsaturated polyester resin modified with a block copolymer |
| WO2019116691A1 (ja) * | 2017-12-11 | 2019-06-20 | 昭和電工株式会社 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物、その硬化物を含む成形体、及び該成形体を含むランプリフレクター |
| WO2025004979A1 (ja) * | 2023-06-29 | 2025-01-02 | ジャパンコンポジット株式会社 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物、成形材料、および、成形品 |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP9195686A patent/JPH1135813A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001059006A3 (en) * | 2000-02-09 | 2002-03-14 | Avonite Inc | Unsaturated polyester resin modified with a block copolymer |
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