JPH1135987A - 硬質表面用固形洗浄剤組成物 - Google Patents

硬質表面用固形洗浄剤組成物

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JPH1135987A
JPH1135987A JP20013697A JP20013697A JPH1135987A JP H1135987 A JPH1135987 A JP H1135987A JP 20013697 A JP20013697 A JP 20013697A JP 20013697 A JP20013697 A JP 20013697A JP H1135987 A JPH1135987 A JP H1135987A
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acid
sodium
potassium
solid
hard surfaces
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JP20013697A
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Yoshihiro Yamazaki
由博 山崎
Yoshihiro Honda
義弘 本多
Tetsuya Okano
哲也 岡野
Noboru Matsuo
登 松尾
Tadashi Moriyama
忠志 守山
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床などの硬質表面を簡易に且つ効果的に漂白
・殺菌できる洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a) 過炭酸ソーダ、過炭酸カリウム、過
硼酸ソーダ、過硼酸カリウム、モノ過硫酸カリウム、モ
ノ過硫酸ソーダ及び硫酸ナトリウム・塩化ナトリウム・
過酸化水素付加体から選ばれる1種以上の無機過酸化
物、(b) カチオン系殺菌剤及び(c) 炭酸塩もしくは重炭
酸塩(c1)と固体酸(c2)とからなる発泡剤を含有する硬質
表面用固形洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック、金
属、ガラス、タイル等の硬質表面に適した、殺菌性能を
有する固形洗浄剤組成物に関するものである。特に本発
明の洗浄剤組成物は、環境中の菌数を減少させる必要が
ある食品工場や、厨房や病院、老人ホーム、公衆トイレ
等の床や器具等の殺菌洗浄剤として適している。
【0002】また、本発明の洗浄剤組成物は固形であ
り、発泡剤を含有しているので、濡れた床などに直接散
布すると炭酸ガスによる泡が発生し散布箇所が判りやす
い上、発生する泡の勢いで軽度の油汚れであれば、ブラ
ッシング等を行わなくても放置後水で流すだけで洗浄と
殺菌ができ、当然ブラッシングすればより効果的な洗
浄、殺菌が可能である。また水に溶かして殺菌性能を有
する浸漬洗浄剤として用いることもできる。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】食品製
造工場、医薬品製造工場、病院、養護施設や、厨房、ト
イレ等は衛生的な環境が望まれる施設は多い。これらに
おいて、衛生的な環境を維持するためには、床、壁等や
使用器具等のこまめな洗浄・殺菌処理が不可欠である。
【0004】一般に、床面に存在する菌の数は他の箇所
に比べて圧倒的に多い。従って、床面に存在する菌の数
はその環境の菌数を左右することになり、床面の殺菌は
環境衛生の向上においては重要な位置付けにある。
【0005】従来、床、壁などのプラスチック、金属、
ガラス、タイル等の硬質表面の洗浄や殺菌には、(1)液
体系洗浄剤、(2) 液体系殺菌洗浄剤、(3) 粉末系洗浄剤
が主に使用されている。
【0006】しかしながら、(1)の液体系洗浄剤は、実
際の使用にあたっては原液を希釈して使用するタイプの
ものがほとんどであり、希釈する手間がかかったり、液
体であるので散布したところが不明確であったりして、
効果的な洗浄が困難である。また、液体であるため適用
後に流失して十分な洗浄効果が発揮できないことがあ
る。また、洗浄成分のみを含むため、殺菌効果は期待で
きず、別途殺菌処理を行う必要がある。また、(2) の液
体系殺菌洗浄剤は洗浄効果と殺菌効果は期待できるが、
(1)の液体系洗浄剤と同様の問題点がある。更に(3) の
粉末系洗浄剤は、現状では殺菌と洗浄を同時にできるも
のがなく、また固体であるため散布量が多くなる傾向に
あり、溶け残りが生じることがある。すなわち、より簡
便、確実に床などの硬質表面の殺菌と洗浄を行うことの
できる剤は知られていなかった。
【0007】
【課題を解決する為の手段】そこで、本発明者らは上記
課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、固形状である
過炭酸ソーダもしくは過硼酸ソーダ等を固形状カチオン
系殺菌剤と混合し、更に炭酸塩もしくは重炭酸塩と固体
酸とからなる発泡剤を添加することにより、洗浄性、殺
菌性を兼ね備えた上に、さらにそれらを確実に行うこと
のできる固形状の剤が得られることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、 (a) 過炭酸ソーダ、過炭酸カリウム、過硼酸ソーダ、過
硼酸カリウム、モノ過硫酸カリウム、モノ過硫酸ソーダ
及び硫酸ナトリウム・塩化ナトリウム・過酸化水素付加
体から選ばれる1種以上の無機過酸化物 (b) カチオン系殺菌剤 (c) 炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)と固体酸(c2)とからな
る発泡剤 を含有することを特徴とする殺菌性能を有する硬質表面
用固形洗浄剤組成物を提供するものである。
【0009】(a) 成分は過炭酸ソーダ、過炭酸カリウ
ム、過硼酸ソーダ、過硼酸カリウム、モノ過硫酸カリウ
ム、モノ過硫酸ソーダ及び硫酸ナトリウム・塩化ナトリ
ウム・過酸化水素付加体から選ばれる1種以上の無機過
酸化物であるが、これらのうち過炭酸ソーダ、過硼酸ソ
ーダが好ましい。
【0010】(b) 成分のカチオン系殺菌剤としては、塩
化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム(アルキル基
炭素数8〜18)、ジアルキル (C8〜C18)ジメチルアンモ
ニウムハライド、モノアルキル (C8〜C18)トリメチルア
ンモニウムハライド又はこれらの殺菌剤の対イオンが他
のアニオンに変換されたカチオン界面活性剤系の殺菌
剤;クロルヘキシジン、グルコン酸クロロヘキシジン、
等のビグアナイド系殺菌剤;アルキル (C8〜C18)ジアミ
ノエチルグリシン、ジアルキル (C8〜C18)アミノエチル
グリシン等のアミノ酸系界面活性剤等が挙げられる。
【0011】(c) 成分は、炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)
と固体酸(c2)とからなる発泡剤であり、水の存在下で炭
酸ガスを発生するものである。
【0012】ここで、炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)は、
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩
が好ましく、具体的には、炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ、
炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、炭酸アンモニウム及び重炭酸アンモニウ
ムから選ばれる一種又は二種以上を用いるのが好まし
い。
【0013】また、固体酸(c2)は、粉末、粒状、顆粒な
ど何れの形状でもよく、上記の炭酸塩もしくは重炭酸塩
と水の存在下で反応して炭酸ガスが発生するものが使用
され、有機酸が好ましく使用される。特に、フマル酸、
コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、クエ
ン酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、マロン
酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスコルビン酸、
オキシ酸、安息香酸及びピロリドンカルボン酸から選ば
れる一種又は二種以上を用いるのが好ましい。
【0014】ここで、炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)と固
体酸(c2)は、(c1)/(c2)=0.1 /1〜1/0.1 となるよ
うな比率で使用されるのが望ましく、特に2/1〜1/
2の比率が好ましい。
【0015】本発明の組成物における上記(a) 〜(c) 成
分の重量比率は、(a) 成分100 重量部に対して、(b) 成
分が0.5 〜300 重量部、好ましくは5〜50重量部であ
り、(c) 成分が5〜800 重量部、好ましくは50〜500 重
量部である。この範囲において、優れた殺菌力と洗浄力
が得られる。(a) 成分のみでは有機物の影響等で殺菌効
果が持続しない上、即効性がないが、(b) 成分を併用す
ることで、これらが解消される。更に(c) 成分より泡が
発生するため少量でも散布箇所が確実にわかる。また、
発泡の勢いによる洗浄攪拌効果の向上もあり、より高い
油洗浄性、漂白性、殺菌性を得ることができる。
【0016】本発明の硬質表面用固形洗浄剤組成物にお
いては、金属キレート剤(d) を併用することも好まし
い。またキレート剤を併用すると、有機物存在下での殺
菌効果や即効性が向上するし、保存安定性も向上する。
金属キレート剤(d) としては、エチレンジアミンテトラ
酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸、ジ
エチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ酢酸、ト
リエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸塩、トリ
ポリリン酸、エチレングリコールビス(2−アミノエチ
ルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイン酸、ポリ
アクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合体、ケイ
酸、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミジノ酢酸、イ
ミジノ酢酸及びこれらの塩から選ばれる一種又は二種以
上を用いるのが好ましい。金属キレート剤(d) は(a) 成
分100 重量部に対して、0.5 〜600重量部、好ましくは
5〜100 重量部配合される。
【0017】また、本発明の硬質表面用固形洗浄剤組成
物には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ば
れる1種以上の界面活性剤(e) を配合することもでき
る。界面活性剤(e) は洗浄性能、特に油洗浄性能の向上
に効果的である。界面活性剤(e) の中でも非イオン界面
活性剤と両性界面活性剤が好ましく、非イオン性界面活
性剤は、カチオン系殺菌剤の殺菌性能を低減しないた
め、特に好ましい。
【0018】非イオン性界面活性剤としては、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キレンエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、アルキルポリグリコシド、ショ糖脂肪酸エス
テル、アルキルポリグリセリンエーテルが挙げられ、な
かでもポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平均付
加モル数3〜20)アルキル(炭素数12〜18)エーテルが
好ましい。
【0019】両性界面活性剤としては、アルキルジメチ
ルアミンオキサイド等のアミンオキサイド、アルキルジ
メチルアミノ脂肪酸ベタイン、アルキルカルボキシメチ
ルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン等のベタイ
ンなどが挙げられる。
【0020】アニオン性界面活性剤としては、高級脂肪
酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、高級アルコール
スルホン酸塩、硫酸化脂肪酸塩、スルホン化脂肪酸塩、
リン酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、
脂肪酸エステルのスルホン酸エステル塩、高級アルコー
ルエーテルの硫酸エステル塩、高級アルコールエーテル
のスルホン酸エステル塩、高級アルコールエーテル置換
の酢酸塩、脂肪酸とアミノ酸の縮合物、脂肪酸アミドの
アルキロール化硫酸エステル塩、脂肪酸アミドのアルキ
ル化スルホン酸塩、スルホコハク酸エステル塩、アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェノールスルホン
酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベン
ゾイミダゾールスルホン酸塩、アミドエーテルカルボン
酸又はその塩、エーテルカルボン酸又はその塩、N−ア
シル−N−メチルタウリン又はその塩、アミドエーテル
硫酸又はその塩、N−アシルグルタミン酸又はその塩、
N−アミドエチル−N−ヒドロキシエチル酢酸又はその
塩、アシルオキシエタンスルホン酸又はその塩、N−ア
シル−β−アラニン又はその塩、N−アシル−N−カル
ボキシエチルタウリン又はその塩、N−アシル−N−カ
ルボキシエチルグリシン又はその塩、及びアルキル又は
アルケニルアミノカルボニルメチル硫酸又はその塩等が
挙げられる。
【0021】また、カチオン性界面活性剤としては、カ
チオン系殺菌剤として示した剤を除く第1級アミン塩、
第2級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム
塩が挙げられるが、このうち第4級アンモニウム塩が特
に好ましい。第4級アンモニウム塩としては、下記の一
般式(1)で表される化合物が例示できる。
【0022】
【化1】
【0023】〔式中、R1、R2、R3及びR4のうち少なくと
も1個は総炭素数8〜28の、アルコキシル基、アルケニ
ルオキシ基、アルカノイルアミノ基、アルケノイルアミ
ノ基、アルカノイルオキシ基又はアルケノイルオキシ基
で置換されていてもよいアルキル又はアルケニル基を示
し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基、炭
素数1〜5のヒドロキシアルキル基又は基 -(R5O)mH(こ
こでR5は炭素数2〜3のアルキレン基を示し、m は2〜
20の数を示す)で表される基を示す。〕 界面活性剤(e) は(a) 成分100 重量部に対して、0.5 〜
200 重量部、好ましくは5〜50重量部配合される。
【0024】更に、本発明の硬質表面用固形洗浄剤組成
物には、珪酸塩及び/又は硫酸塩(f) を配合することが
好ましい。これら珪酸塩や硫酸塩を配合することによ
り、カチオン系殺菌剤(b) 、金属キレート剤(d) 、界面
活性剤(e) 等の成分を固形状でなく水溶液で用いること
ができる。この場合、珪酸塩及び/又は硫酸塩(f) に、
カチオン系殺菌剤(b) 、金属キレート剤(d) 、界面活性
剤(e) 等の水溶液を担持させ、その後もしくは加熱乾燥
後、(a) 成分、(c) 成分と混合し製剤化することによ
り、本発明の固形洗浄剤組成物が得られる。
【0025】珪酸塩及び/又は硫酸塩(f) としては、珪
酸或いは硫酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
アンモニウム塩が好ましく、具体的は、珪酸ソーダ、珪
酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、硫酸
ソーダ、硫酸カリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシ
ウム及び硫酸アンモニウムから選ばれる一種又は二種以
上を用いるのが好ましい。珪酸塩及び/又は硫酸塩(f)
は(a) 成分100 重量部に対して、5〜500 重量部、好ま
しくは50〜200 重量部配合される。
【0026】更に本発明の殺菌性能を有する硬質表面用
固形洗浄剤組成物においては、必要に応じて他の添加
剤、例えば他の殺菌性剤、増量剤、増粘剤、酵素、香
料、着色剤、研磨剤、バインダー、pH調整剤としての酸
やアルカリ等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配
合することができる。
【0027】本発明の殺菌性能を有する硬質表面用固形
洗浄剤組成物は、各成分が粉体、粒状等水分を含まない
固体である場合は混合攪拌することにより得られる。ま
た含水物を(水溶液を含む)含む場合は固体酸、(b) 成
分と任意成分をまず混合攪拌後60〜120 ℃で乾燥させ、
最後に(a) 成分と(c) 成分と混合攪拌し製造する方法が
望ましい。また最終剤型は粉体、粒状、錠剤等の固形で
有れば特に制限されない。錠剤タイプならば、適当な場
所に置くだけでその周囲を洗浄、殺菌することが可能と
なる。
【0028】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0029】実施例1〜5及び比較例1〜4 表1に示す殺菌性能を有する洗浄剤組成物を調製した。
この組成物を 3.5°DH硬水で30倍に希釈した水溶液を実
際使用系として用意した。この希釈液を用いて下記の方
法で油汚れ、蛋白質汚れ及び澱粉汚れに対する洗浄力と
殺菌力の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0030】〔1〕洗浄力評価 <1−1;洗浄条件> 使用洗浄機 :リーナツ改良洗浄試験機 洗浄温度 :25±2℃ 洗浄、濯ぎ水: 3.5°DH硬水 洗浄時間 :5分 <1−2;油汚れ洗浄試験>牛脂と大豆油を体積比1:
1で混合した油脂20g、モノオレイン0.25g及びオイル
レッド 0.1gをクロロホルム60mlに溶かして油汚れ液を
調製する。また、モデルガラス汚れ片を清浄なスライド
ガラスを用いて調製する。このガラス片は6枚1組と
し、1mgまで質量を測定しておく。25℃±1℃の油汚れ
液にスライドガラスを1枚ずつ約55mmのところまで約2
秒間浸し、油汚れを付着させた後取り出す。スライドガ
ラスの下部に付着した油汚れのたまりは清浄なガーゼ等
の布や濾紙を用いて吸い取らせ、油汚れの付着を均一な
状態にして、25±1℃で風乾し質量を測定する。風乾放
置時間1時間以上2時間以内にモデル汚れガラス片を試
験に用いる。この際モデル汚れガラス片の6枚あたりの
油汚れ付着量は0.140 ±0.010 gになるようにする。上
記モデル汚れガラス片を洗浄液(希釈液)作成後すぐに
洗浄、質量を測定し洗浄率(%)を算出する。即ち 洗浄率(%)=(洗浄前重量−洗浄後重量)/油汚れ付
着量×100 である。結果は表1に示す。
【0031】<1−3;蛋白質汚れ洗浄試験>脱脂粉乳
20gを60℃に温めたイオン交換水で希釈、溶解し、トー
タル 100gとし、蛋白汚れ液とする。また、モデルガラ
ス汚れ片を清浄なスライドガラスを用いて調製する。25
℃±1℃の蛋白汚れ液にスライドガラスを1枚ずつ約55
mmのところまで約2秒間浸し、蛋白汚れを付着させた後
取り出す。スライドガラスの下部に付着した蛋白汚れの
たまりは清浄なガーゼ等の布や濾紙を用いて吸い取ら
せ、蛋白汚れの付着を均一な状態にして、25±1℃で風
乾する。これをもう1度繰り返し、片面の汚れを完全に
除去後、風乾し 110℃×1時間変性を行い、試験サンプ
ルとする。このモデル汚れガラス片を12時間以上24時間
以内に試験に用いる。上記モデル汚れガラス片を洗浄液
(希釈液)作成後すぐに洗浄、濯ぎ後70℃乾燥機で30分
乾燥し、エリスロシン1%溶液で着色後、着色面積 (S
1)を写真判定により測定し、初期の蛋白汚れ付着面積
(S0)から洗浄率(%)を算出する。即ち、 洗浄率(%)=(S0−S1)/S0×100 である。尚、洗浄試験はモデル汚れガラス片6枚に対し
て行い、それぞれの値の、最大、最小値を示した2枚を
除いた、4枚の洗浄率値の平均から求める。結果は表1
に示す。
【0032】<1−4;澱粉汚れ洗浄試験>モデルガラ
ス汚れ片を清浄なスライドガラスを用いて調製する。30
分間室温で放置した軟質の炊きあがり米飯 0.2gをスラ
イドガラスの片面全体に引き伸ばし塗布し、室温で1昼
夜乾燥したものを6枚作成し試験サンプルとする。この
モデル汚れガラス片を12時間以内に試験に用いる。上記
モデル汚れガラス片を洗浄液(希釈液)作成後すぐに洗
浄し、ヨウ素の呈色反応によって生じた青色部分の面積
(P1)を写真判定により測定し、初期の蛋白汚れ付着面
積 (P0)から洗浄率(%)を算出する。即ち 洗浄率(%)=(P0−P1)/P0×100 である。尚、洗浄試験はモデル汚れガラス片6枚に対し
て行い、それぞれの値の、最大、最小値を示した2枚を
除いた、4枚の洗浄率値の平均から求める。結果は表1
に示す。
【0033】〔2〕殺菌力評価 殺菌力の評価は、被検菌としてEscherichia coli IFO39
72、Staphylococcus aureus IFO12732を用い、接触時間
を60秒に固定し、組成物を希釈していった時の、 100%
殺菌できる最大の希釈倍率を求めた。即ち、SCD培地
(日本製薬(株)製)に前培養した菌(約 109〜1010 c
ell/ml)を 0.1ml取り、組成物を滅菌した 3.5°DH硬水
で希釈し、液10mlに接種し、室温にて60秒間作用させ
た。60秒後に菌接触液を一白金耳量採取し、後培養用S
CD培地 0.3mlの入ったミクロシャーレー(CORNING 社
製、96-Cell Wells )へ接種した。30℃3日間培養し、
菌の発育を肉眼で観察し、効果の強度を判定した。つま
りミクロプランター上で菌の生育が認められない最大の
希釈倍率を求め、その倍率が高いほど殺菌効果が高いと
した。得られた結果を表1に示した。
【0034】
【表1】
【0035】*1:アルキル組成が、ラウリル/ミリス
チル=2/1(モル比)のもの。 *2:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(商品名:
エマルゲン120 、花王株式会社製) *3:ラウリルジメチルアミンオキサイド(商品名:ア
ンヒトール20N 、花王株式会社製) *4:比較例2は炭酸ソーダの代わりにCMC (カルボキ
シメチルセルロース)を用いた。
【0036】実施例6〜10 表2に示す殺菌性能を有する洗浄剤組成物を調製した。
これらの組成物を用いて実施例1〜5及び比較例1〜4
と同様に洗浄力と殺菌力の評価を行った。その結果を表
2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】*1:アルキル組成が、ラウリル/ミリス
チル=2/1(モル比)のもの。 *2:ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(商
品名:エマルゲン910 、花王株式会社製) *3:ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド(商
品名:コータミン24P 、花王株式会社製)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 47/44 A01N 47/44 C11D 3/04 C11D 3/04 (72)発明者 松尾 登 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 守山 忠志 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 過炭酸ソーダ、過炭酸カリウム、過硼
    酸ソーダ、過硼酸カリウム、モノ過硫酸カリウム、モノ
    過硫酸ソーダ及び硫酸ナトリウム・塩化ナトリウム・過
    酸化水素付加体から選ばれる1種以上の無機過酸化物 (b) カチオン系殺菌剤 (c) 炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)と固体酸(c2)とからな
    る発泡剤 を含有することを特徴とする殺菌性能を有する硬質表面
    用固形洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 カチオン系殺菌剤(b) が、カチオン界面
    活性剤系殺菌剤、ビグアナイド系殺菌剤及びアミノ酸系
    界面活性剤から選ばれるものである請求項1記載の硬質
    表面用固形洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 炭酸塩もしくは重炭酸塩が、炭酸ソー
    ダ、重炭酸ソーダ、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、炭
    酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸アンモニウム及
    び重炭酸アンモニウムから選ばれる請求項1又は2に記
    載の硬質表面用固形洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】 固体酸がフマル酸、コハク酸、グルタル
    酸、アジピン酸、マレイン酸、クエン酸、グルコン酸、
    乳酸、リンゴ酸、酒石酸、マロン酸、アスパラギン酸、
    グルタミン酸、アスコルビン酸、オキシ酸、安息香酸及
    びピロリドンカルボン酸から選ばれるものである請求項
    1〜3の何れか1項記載の硬質表面用固形洗浄剤組成
    物。
  5. 【請求項5】(a) 過炭酸ソーダ、過炭酸カリウム、過硼
    酸ソーダ、過硼酸カリウム、モノ過硫酸カリウム、モノ
    過硫酸ソーダ及び硫酸ナトリウム・塩化ナトリウム・過
    酸化水素付加体から選ばれる1種以上の無機過酸化物 (b) カチオン系殺菌剤 (c) 炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)と固体酸(c2)とからな
    る発泡剤 (d) 金属キレート剤 を含有することを特徴とする殺菌性能を有する硬質表面
    用固形洗浄剤組成物。
  6. 【請求項6】 金属キレート剤(d) が、エチレンジアミ
    ンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ
    酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロトリ
    酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、ホスホン酸
    塩、トリポリリン酸、エチレングリコールビス(2−ア
    ミノエチルエーテル)テトラ酢酸、クエン酸、マレイン
    酸、ポリアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合
    体、ケイ酸、グルコン酸、ヒドロキシベンジルイミジノ
    酢酸、イミジノ酢酸及びこれらの塩から選ばれるもので
    ある請求項5に記載の硬質表面用固形洗浄剤組成物。
  7. 【請求項7】(a) 過炭酸ソーダ、過炭酸カリウム、過硼
    酸ソーダ、過硼酸カリウム、モノ過硫酸カリウム、モノ
    過硫酸ソーダ及び硫酸ナトリウム・塩化ナトリウム・過
    酸化水素付加体から選ばれる1種以上の無機過酸化物 (b) カチオン系殺菌剤 (c) 炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)と固体酸(c2)とからな
    る発泡剤 (d) 金属キレート剤 (e) 非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カ
    チオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1
    種以上の界面活性剤 を含有することを特徴とする殺菌性能を有する硬質表面
    用固形洗浄剤組成物。
  8. 【請求項8】 界面活性剤(e) が、非イオン性界面活性
    剤及び/又は両性界面活性剤である請求項7記載の硬質
    表面用固形洗浄剤組成物。
  9. 【請求項9】 非イオン性界面活性剤がポリオキシエチ
    レンアルキルエーテルであり、両性界面活性剤がアミン
    オキサイドである請求項8記載の硬質表面用固形洗浄剤
    組成物。
  10. 【請求項10】(a) 過炭酸ソーダ、過炭酸カリウム、過
    硼酸ソーダ、過硼酸カリウム、モノ過硫酸カリウム、モ
    ノ過硫酸ソーダ及び硫酸ナトリウム・塩化ナトリウム・
    過酸化水素付加体から選ばれる1種以上の無機過酸化物 (b) カチオン系殺菌剤 (c) 炭酸塩もしくは重炭酸塩(c1)と固体酸(c2)とからな
    る発泡剤 (d) 金属キレート剤 (e) 非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カ
    チオン性界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる1
    種以上の界面活性剤 (f) 珪酸塩及び/又は硫酸塩 を含有することを特徴とする殺菌性能を有する硬質表面
    用固形洗浄剤組成物。
  11. 【請求項11】 珪酸塩及び/又は硫酸塩(f) が、珪酸
    ソーダ、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシ
    ウム、硫酸ソーダ、硫酸カリウム、硫酸カルシウム、硫
    酸マグネシウム及び硫酸アンモニウムから選ばれるもの
    である請求項9に記載の硬質表面用固形洗浄剤組成物。
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