JPH1137450A - ガス器具の火力調節用バルブ - Google Patents

ガス器具の火力調節用バルブ

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JPH1137450A
JPH1137450A JP20714397A JP20714397A JPH1137450A JP H1137450 A JPH1137450 A JP H1137450A JP 20714397 A JP20714397 A JP 20714397A JP 20714397 A JP20714397 A JP 20714397A JP H1137450 A JPH1137450 A JP H1137450A
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JP
Japan
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valve
gas
hole
lever
burner
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Application number
JP20714397A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Hayakawa
勝彦 早川
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HAYAKAWA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HAYAKAWA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガス器具のバーナの微妙な火力調節を行うに
は、かなりの熟練を要する。特に複数のバーナの火力調
節は煩雑である。 【解決手段】図18に示すようにレバー89をC方向へ
10°回動させると、長穴93の内側面94がピン87
を押し、アーム83と共に回動弁53をC方向へ37、
5°回動させる。この状態では、回動弁53の内輪用弁
溝61のD方向側の端部が内輪用ガス供給穴39に対向
する。また、外輪用弁溝63および外輪用弁穴59は、
外輪用ガス供給穴41に対向しない位置となる。従っ
て、内輪バーナ10aは中火で燃焼し、外輪バーナ10
bは消火状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス器具の火力調
節用バルブに係り、特に微妙な火力調節を容易に行うこ
とができるガス器具の火力調節用バルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】中華料理等に用いられるガスコンロは強
い火力が必要であるため、いわゆる多重バーナを備えて
いる。この多重バーナはガス放出口がリング状に配置さ
れた内輪バーナと、この内輪バーナと同心のリング状に
ガス放出口が配置された外輪バーナとによって構成され
ている。この内輪バーナと外輪バーナには、それぞれ独
立したガス供給管が連結され、さらにガス供給管の途中
には、それぞれ開閉バルブが備えられている。そして、
この開閉バルブを操作して、それぞれのバーナ毎に火力
を調節するようにしている。
【0003】しかしながら、内輪バーナと外輪バーナの
それぞれについて開閉バルブをいちいち操作するのは煩
雑であり、また複数のバーナについて微妙な調節を行う
には、かなりの熟練を要するという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点に着目してなされたものであり、レバー等を回動
させて、バーナの微妙な火力調節を容易に行うことがで
きるガス器具の火力調節用バルブを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、ガス器具に備えられたバーナの
火力を調節するためのガス器具の火力調節用バルブにお
いて、ガスが供給されるガス供給室を有するバルブ本体
と、前記バルブ本体に設けられた回動弁収容部と、前記
回動弁収容部に形成され前記バーナに連通するガス供給
穴と、前記回動弁収容部に回動自在に収容された回動弁
と、前記回動弁に形成され前記ガス供給室に連通し、回
動弁が回動し所定位置となると前記ガス供給穴に連通す
る弁穴と、前記回動弁の周面に形成され前記弁穴に連続
し、しかも前記弁穴から離れるに従って断面積が小さく
なり、前記回動弁の回動に伴い前記ガス供給穴と対向す
る位置が変わる弁溝と、前記回動弁を回動させる回動弁
駆動手段とを具備することを特徴とするガス器具の火力
調節用バルブである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載したガ
ス器具の火力調節用バルブにおいて、回動弁駆動手段
は、回動弁と共に回動するアームと、前記アームに設け
られ前記回動弁の回動中心から離れた位置に備えられた
ピンと、前記回動弁の回動中心から離れた位置に回動中
心をもつレバーと、前記レバーに設けられレバーを回動
させると内側面が前記ピンを押し、前記回動弁を回動さ
せるように形成された長穴とによって構成されているこ
とを特徴とするガス器具の火力調節用バルブである。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
したガス器具の火力調節用バルブのいずれかにおいて、
バーナから放出するガスに点火する点火手段が備えら
れ、前記点火手段を動作させると、点火手段の動作に連
動して弁穴からガス供給穴へ供給されるガス量が増加す
る状態となるように回動弁駆動手段を動作させる点火連
動手段を具備することを特徴とするガス器具の火力調節
用バルブである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載したガ
ス器具の火力調節用バルブにおいて、点火連動手段は、
レバーに設けられた係合穴と、一端が前記係合穴に入り
込み、点火手段を作動させると、前記係合穴の内側面を
押して、前記回動レバーをバーナへ供給されるガス量が
増加する方向へ動作させるレバーカムによって構成され
ていることを特徴とするガス器具の火力調節用バルブで
ある。
【0009】請求項5の発明は、請求項1から4に記載
したガス器具の火力調節用バルブのいずれかにおいて、
ガス供給穴は複数設けられ、燃焼部を構成する複数のバ
ーナのぞれぞれに連通し、弁穴は前記複数のガス供給穴
に対応する数が設けられ、且つ回動弁が回動し所定位置
となると前記複数のガス供給穴のそれぞれに連通するよ
うに備えられていることを特徴とするガス器具の火力調
節用バルブである。
【0010】請求項6の発明は、請求項5に記載したガ
ス器具の火力調節用バルブのいずれかにおいて、複数の
弁溝の延びる方向の長さ寸法が異なることを特徴とする
ガス器具の火力調節用バルブである。
【0011】請求項7の発明は、請求項6、7に記載し
たガス器具の火力調節用バルブのいずれかにおいて、複
数の弁溝の断面積の変化量が異なることを特徴とするガ
ス器具の火力調節用バルブである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
るガス器具の火力調節用バルブ1について説明する。火
力調節用バルブ1は、図6に示す燃焼部としての二重バ
ーナ10の火力を調節するものである。二重バーナ10
は内輪バーナ10aと外輪バーナ10bとによって構成
され、内輪バーナ10aと外輪バーナ10bには、複数
のガス放出口12がリング状に配置されて設けられてい
る。
【0013】符号3はバルブ本体を示し、このバルブ本
体3には第1弁室2および第2弁室4が形成されてい
る。第1弁室2と第2弁室4はバルブ本体3の軸方向
(以下、A−B方向という)へ延びており、連通穴6を
介して連通している。また、バルブ本体3にはガス導入
口5が形成され、このガス導入口5は第1弁室2に連通
している。ガス導入口5には供給管7の一端が接続さ
れ、この供給管7を介して第1弁室2へガスが導入され
る。
【0014】第1弁室2には電磁弁11が収容されてお
り、この電磁弁11には出入軸13が設けられている。
出入軸13には弁体15が取り付けられ、この弁体15
はコイルスプリング17によって弁座19に圧接させら
れている。また、電磁弁11には温度センサ27が設け
られ、この温度センサ27は、内輪バーナ10aに臨む
ように配置されている。出入軸13は完全に引っ込んだ
状態で、温度センサ27が一定以上の温度を感知すると
通電し、マグネットによって出入軸が13が引っ込んだ
状態のまま保持される。
【0015】センターロッド25はバルブ本体3にB方
向側から貫入されており、基端部がバルブ本体3から突
出し、先端部は第2弁室4へ進入している。センターロ
ッド25の先端部には、弁体29が取り付けられ、この
弁体29はコイルスプリング31によって弁座33に圧
接させられている。
【0016】符号35はガス供給室を示し、このガス供
給室35は連通穴37を介して第2弁室4に連通してい
る。ガス供給室35には回動弁収容部51が形成され、
この回動弁収容部51には内輪用ガス供給穴39、外輪
用ガス供給穴41が形成されている。内輪用ガス供給穴
39は回動弁収容部51の上下方向の中央部に形成さ
れ、外輪用ガス供給穴41は回動弁収容部51の下端部
に形成されている。また、内輪用ガス供給穴39は、外
輪用ガス供給穴41に対し、回動弁収容部51の軸心を
中心として90°ずれた位置に配置されている。
【0017】内輪用ガス供給穴39は内輪用ガス送出口
43に、外輪用ガス供給穴41は外輪用ガス送出口45
にそれぞれ連通している。内輪用ガス送出口43にはノ
ズル47が、外輪用ガス送出口45にはノズル49がそ
れぞれ接続されている。図6に示すようにノズル47は
内輪バーナ10aに連通する接続穴50に接続され、ノ
ズル49は外輪バーナ10bに連通する接続穴52に接
続されている。
【0018】回動弁収容部51には回動弁53が回動自
在に収容されている。図5に詳細に示すように、回動弁
53には中心穴55が形成され、この中心穴55は回動
弁53の軸方向へ延びている。また回動弁53の軸方向
の中央部には内輪用弁穴57が形成され、下端部には外
輪用弁穴59が形成されている。内輪用弁穴57、外輪
用弁穴59は、中心穴55に連通し、回動弁53の外周
面に開口している。また、内輪用弁穴57は外輪用弁穴
59に対し、回動弁53の軸心を中心として90°ずれ
て配置されている。内輪用弁穴57は内輪用ガス供給穴
39の重なり合う位置に形成されており、外輪用弁穴5
9は外輪用ガス供給穴41に重なり合う位置に形成され
ている。
【0019】図25に示すように回動弁53の外周面に
は、内輪用弁溝61、外輪用弁溝63が形成されてお
り、内輪用弁溝61は内輪用弁穴57に、外輪用弁溝6
3は外輪用弁穴59にそれぞれ連続している。図26に
示すように内輪用弁穴57の中心と回動弁53の回動中
心とを結ぶ仮想線aと、内輪用弁溝61の終端と回動弁
53の回動中心とを結ぶ仮想線bとがなす角の角度θ1
は、150°である。外輪用弁穴59の中心と回動弁5
3の回動中心とを結ぶ仮想線cと、外輪用弁溝63の終
端と回動弁53の回動中心とを結ぶ仮想線dとがなす角
の角度θ2は、75°である。従って、内輪用弁溝61
の長さ寸法は、外輪用弁溝63の長さ寸法より小さくな
っている。
【0020】内輪用弁溝61は内輪用弁穴57から離れ
るに従って浅くなっており、内輪用弁溝61の断面積
は、内輪用弁穴57から離れるに従って小さくなるよう
に変化している。また、外輪用弁溝63も外輪用弁穴5
9から離れるに従って浅くなっており、外輪用弁溝63
の断面積は、外輪用弁穴59から離れるに従って小さく
なるように変化している。内輪用弁溝61の断面積の変
化量は、外輪用弁溝63の断面積の変化量より小さい。
【0021】また、回動弁53には嵌合溝が形成され、
この嵌合溝にOリング65が嵌合されている。回動弁5
3には、ほぼ円柱形の凸部67が形成され、凸部67の
上端部69は円柱の先端部分を切断した形状に形成され
ている。また、凸部67の先端面には、ネジ穴71が形
成されている。符号73はレバーベースを示し、このレ
バーベース73にはネジ穴75、ネジ挿通穴77、79
が形成され、さらに凸部貫通穴81が形成されている。
また、レバーベース73の上面にはクリック穴74が形
成されている。
【0022】符号83はアームを示し、このアーム83
には回動弁53の凸部67に嵌まり込む形状の穴85が
形成され、さらにピン87が固定されている。符号89
はレバーを示し、このレバー89には円形の取付け穴9
1、レバー89の長手方向へ延びる長穴93が形成され
ている。さらに、レバー89には側片95が設けられ、
この側片95には長方形の係合穴97が形成されてい
る。係合穴97は長穴93に直交する方向へ延びてい
る。レバー89の下面には、クリック凸部99が形成さ
れている。
【0023】符号101はレバーカムを示し、このレバ
ーカム101はバルブ本体3に対しネジ102によって
回動自在に取り付けられている。レバーカム101は、
ほぼ「くの字形」のカム部103と、このカム部103
に一体に形成された折曲片105とによって構成されて
おり、折曲片105はバルブ本体3の軸心に直交する方
向へ延びている。
【0024】ネジ107、109がレバーベース73の
ネジ挿通穴77、79に挿通され、バルブ本体3に形成
されたネジ穴111、113に取り付けられ、レバーベ
ース73はバルブ本体3に固定されている。また、回動
弁53の凸部67は、レバーベース73の凸部貫通穴8
1を貫通し上方へ突出しており、この凸部67の突出部
分にアーム83の穴85が嵌め込まれ、ネジ115がネ
ジ穴71に取り付けられアーム83の抜け止めがされて
いる。
【0025】フランジ付きネジ117には波ワッシャ1
20が嵌められ、フランジ付きネジ117はネジ穴75
に取り付けられており、レバー89は、レバーベース7
3にフランジ付きネジ117を中心として回動自在に取
り付けられている。また、レバー89の長穴93にピン
87が動作自在に入り込んでいる。さらに長方形の係合
穴97にレバーカム101のカム部103の先端が挿入
され、カム部103の後方側の側面119が長方形の係
合穴97の後方側の内側面121に接触している。
【0026】バルブ本体3には、ハウジング123が取
り付けられており、このハウジング123内にセンター
ロッド25の基端が突出している。ハウジング123に
は、スライドスイッチ125がA−B方向へ動作自在に
収容され、抜け止め凸部127がハウジング123に係
止することによって抜け止めされる。このスライドスイ
ッチ125はコイルスプリング129によってB方向へ
付勢されている。スライドスイッチ125には押圧ロッ
ド126が形成され、この押圧ロッド126の先端面は
センターロッド25の基端面に対向している。また、ス
ライドスイッチ125にはスイッチ押圧部131が形成
され、このスイッチ押圧部131は側方に突出してい
る。さらに、スライドスイッチ125には折曲片押圧部
132が形成され、この折曲片押圧部132は上方へ突
出している。レバー89の長方形の係合穴97、レバー
カム101および折曲片押圧部132によって点火連動
手段が構成されている。
【0027】スライドスイッチ125の裏面には、溝状
のハートカム133が形成されている。カムピン135
の両端は、同じ方向へほぼ直角に曲げられており、この
カムピン135の基端部はスライドスイッチ125に揺
動自在に支持され、先端部138はハートカム133に
動作自在に入り込んでいる。ハートカム133には、段
差部が形成され、カムピン135の先端部138はハー
トカム133内において矢印で示す方向へのみ動作す
る。ハウジング123にはリミットスイッチ137が備
えられ、このリミットスイッチ137の端子136は、
コード140を介して電源および放電部材139が接続
されている。図6に示すように放電部材139は内輪バ
ーナ10aに臨むように配置されている。リミットスイ
ッチ137には、ボタン141、さらに弾性片143が
設けられている。リミットスイッチ137、放電部材1
39およびコード140によって点火手段が構成されて
いる。
【0028】次に、この火力調節用バルブ1の操作方法
について説明する。図3、図7、図8に示すように点火
前の初期状態においてスライドスイッチ125は、最も
B方向側に位置しており、カムピン135の先端部13
8はハートカム133の最もA方向側の端部に入り込ん
でいる。また、センターロッド25に取り付けられた弁
体29は、コイルスプリング31によって弁座33に圧
接させられ、連通穴37は閉鎖されている。また、電磁
弁11の弁体15もコイルスプリング17によって弁座
19に圧接させられ、連通穴6は閉鎖されている。
【0029】図15に示すようにレバー89は、最も時
計回り方向(以下C方向という)側に位置しており、図
16に示すように回動弁53の内輪用弁溝61の半時計
回り方向(以下D方向という)側の端の一部が内輪用ガ
ス供給穴39に対向している。また、図17に示すよう
に外輪用弁溝63および外輪用弁穴59は、外輪用ガス
供給穴41には対向しない位置となっている。
【0030】上記の初期状態から点火する操作について
説明する。スライドスイッチ125をA方向へ押し、押
圧ロッド126によってセンターロッド25を押して、
コイルスプリング31に抗してA方向へ動作させる。こ
れにより、図9に示すように弁体29が弁座33から離
間し、またセンターロッド25の先端が電磁弁11の出
入軸13を押して弁体15を弁座19から離間させる。
従って、第1弁室2と第2弁室4が連通穴6を介して連
通し、さらに第2弁室4が連通穴37を介してガス供給
室35と連通する。
【0031】一方、スライドスイッチ125がA方向へ
動作すると、図9に示すように折曲片押圧部132がレ
バーカム101の折曲片105を押し、半時計回りの方
向(以下E方向という)へ回動させる。これにより、レ
バーカム101の後方側の側面119が、レバー89の
長方形の係合穴97の内側面121を押し、図15に示
す初期状態からレバー89をD方向へ回動させ、図18
に示す状態とする。この状態では、クリック凸部99が
クリック穴74に嵌まり込むクリックポジションとな
る。また、レバー89が回動すると、長穴93の内側面
94がピン87を押し、アーム83と共に回動弁53を
D方向へ回動させる。かかる状態では、図22に示すよ
うに回動弁53の内輪用弁溝61は、その延びる方向の
ほぼ中央が内輪用ガス供給穴39に対向し、図23に示
すように外輪用弁溝63のD方向の端部が外輪用ガス供
給穴41に対向している。
【0032】従って、ガス導入穴5から第1弁室2へ供
給されたガスは連通穴6を介して、第2弁室4に供給さ
れ、さらに第2弁室4から連通穴37を介してガス供給
室35に供給される。そして、ガス供給室35に供給さ
れたガスは中心穴55から内輪用弁穴57、内輪用弁溝
61、内輪用ガス供給穴39、内輪用ガス送出口43、
ノズル47および接続穴50を通り、内輪バーナ10a
へ供給されてガス放出口12から放出される。また、ガ
ス供給室35に供給されたガスは中心穴55から外輪用
弁穴59、外輪用弁溝63、外輪用ガス供給穴41、外
輪用ガス送出口45、ノズル49および接続穴52を通
り、外輪バーナ10bへ供給されてガス放出口12から
放出される。
【0033】また、図9に示すようにスライドスイッチ
125がA方向へ動作すると、スイッチ押圧部131が
弾性片143を押し下げ、弾性片143はボタン141
を押す。ボタン141が押されると、リミットスイッチ
137がオンになり、放電部材139から電気火花が飛
び、内輪バーナ10aおよび外輪バーナ10bのガス放
出口12から放出されるガスに点火され、燃焼が開始さ
れる。スライドスイッチ125がA方向へ動作すると、
カムピン135の先端部138は、ハートカム133の
図10に示す位置へ動作し、スライドスイッチ125か
ら手を離すと、B方向へ戻り図12に示す位置(以下、
固定ポジションという)に保持される。従って、スライ
ドスイッチ125は図11に示す状態に保持される。即
ち、押圧ロッド126はセンターロッド25をA方向へ
押したままの状態で、弁体29は弁座33から離間した
状態となっている。また、スイッチ押圧部131は弾性
片143を押圧しない位置に移動した状態となる。
【0034】この状態では、図22に示すように回動弁
53の内輪用弁溝61は、その延びる方向のほぼ中央が
内輪用ガス供給穴39に対向しているので、内輪バーナ
10aには、内輪用弁溝61の内輪バーナ10aが中火
で燃焼するガスを通過させる断面積の部分を介してガス
が供給される。また、図23に示すように外輪用弁溝6
3のD方向の端部が外輪用ガス供給穴41に対向してい
るので、外輪用バーナ10bには、外輪用弁溝63の外
輪バーナ10bが中火で燃焼するガスを通過させる断面
積の部分を介してガスが供給される。従って、内輪バー
ナ10aと外輪バーナ10bの両方とも、中火で燃焼す
る。
【0035】図21に示す状態から図18に示すように
レバー89をC方向へ10°回動させると、長穴93の
内側面94がピン87を押し、アーム83と共に回動弁
53をC方向へ37、5°回動させる。この状態では、
図19に示すように回動弁53の弁溝61のD方向側の
端部が内輪用ガス供給穴39に対向する。また、図20
に示すように外輪用弁溝63および外輪用弁穴59は、
外輪用ガス供給穴41に対向しない位置となる。従っ
て、内輪バーナ10aは中火で燃焼し、外輪バーナ10
bは消火状態となる。
【0036】図18に示す状態から前記した図15に示
すようにレバー89をC方向へ10°回動させると、長
穴93の内側面94がピン87を押し、アーム83と共
に回動弁53をC方向へ37、5°回動させる。この状
態では、前記した図16に示すように回動弁53の内輪
用弁溝61のD方向の端の一部が内輪用ガス供給穴39
に対向するので、内輪バーナ10aには、内輪用弁溝6
1の内輪バーナ10aが弱火で燃焼するガスを通過させ
る断面積の部分を介してガスが供給される。また、前記
した図17に示すように外輪用弁溝63および外輪用弁
穴59は、外輪用ガス供給穴41には対向しない位置と
なるので、外輪用バーナ10bにはガスは供給されな
い。従って、内輪バーナ10aは弱火で燃焼し、外輪バ
ーナ10bは消火状態となる。
【0037】また、図21に示す状態からレバー89を
D方向へ20°回動させ、図24に示す状態とすると、
回動弁53がD方向へ75°回動して、図25に示すよ
うに回動弁53の内輪用弁穴57が内輪用ガス供給穴3
9に対向するので、内輪バーナ10aが強火で燃焼する
ガスが供給される。また、図26に示すように外輪用弁
溝63が外輪用ガス供給穴41に対向するので、外輪バ
ーナ10bが強火で燃焼するガスが供給される。従っ
て、内輪バーナ10aと外輪バーナ10bの両方とも、
強火で燃焼する。
【0038】二重バーナ10を消火するには、前記した
図11、図12に示す状態から、スライドスイッチ12
5を押し、A方向へ動作させる。これによりカムピン1
35の先端部138がハートカム133の固定ポジショ
ンから外れ、スライドスイッチ125はコイルスプリン
グ129によってB方向へ動作させられて、図7、図8
に示した初期状態となり、コイルスプリング17によっ
て弁体29が弁座33に圧接させられ、連通穴37が閉
鎖させる。従って、二重バーナ10へのガスの供給が停
止して、消火される。二重バーナ10が消火されると、
温度センサ27が感知している温度が一定以下となり、
通電が停止してマグネットによる出入軸13の保持が解
除され、コイルスプリング17によって弁体15が弁座
19に圧接させられる。
【0039】このように、火力調節用バルブ1では、レ
バー89を角度40°の範囲で回動させれば、回動弁5
3は角度150°の範囲で回動することになる。即ちレ
バー89の回動角度が小さいにもかかわらず、回動弁5
3の回動角度を大きくすることができる。従って、レバ
ー89の小さな回動角度の範囲でも内輪バーナ10aお
よび外輪バーナ10bの火加減を微妙に調節することが
可能となる。また、内輪用弁溝61の長さ寸法と外輪用
弁溝63の長さ寸法が異なるので、例えば内輪バーナ1
0aを弱火で燃焼させ、外輪バーナ10bを消火すると
いう異なる状態を1つのレバー89を操作するだけで得
ることができるようになる。
【0040】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、実
施の形態においては、二重バーナを示したが、三重以上
のバーナに本発明を適用することも可能である。この場
合には、バルブ本体のガス供給穴、回動弁の弁穴および
弁溝をバーナの数に対応させて増やすようにする。ま
た、本発明を1つのバーナを具備するガス器具に適用
し、1つのバーナの火力調節に使用することも可能であ
る。この場合にはバルブ本体のガス供給穴、回動弁の弁
穴および弁溝をそれぞれ1つずつ設ける。
【0041】本発明は、上記したガス放出口がリング状
に配置されたバーナだけでなく、ガス放出口がU字状や
棒状等に配置されたバーナを具備するガス器具にも適用
することができる。さらに、いわゆる両面焼きグリルの
ように、上下に独立して配置された複数のバーナを具備
するガス器具にも適用することも可能である。この場合
には、上側のバーナと下側のバーナの火力を、一つのレ
バー等の部材を操作するだけで同時に調節することがで
きる。また、内輪用弁溝61、外輪用弁溝63の断面積
は、深さではなく、幅寸法を変えることによって変化さ
せるようにしてもよい。なお、内輪用弁溝61、外輪用
弁溝63の変化量は、使用するガス器具やガスの種類に
よって適宜変更する。また、回動弁53の内輪用弁穴5
7と外輪用弁穴59との間に嵌合溝を形成し、この嵌合
溝にOリングを嵌めて取り付ければ、内輪用弁穴57と
外輪用弁穴59との間をより確実にシールでき、内輪用
弁穴57と外輪用弁穴59との間のガス流入を完全に防
止できるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明では、バ
ーナの火力調節を微妙に行うことができるようになる。
請求項2の発明によれば、レバーの回動角度が小さいに
もかかわらず、回動弁の回動角度を大きくすることがで
きる。従って、レバーの小さな回動角度の範囲でもバー
ナへ供給されるガス流量の微妙な調節ができ、バーナの
火加減を微妙に調節することが可能となる。また、請求
項3、4の発明によれば、点火連動手段を具備したの
で、点火手段によってガスに点火する際、バーナへ供給
されるガス量が増え、点火しやすくなる。
【0043】請求項5の発明によれば、複数のバーナの
火加減を微妙に調節することが可能となる。請求項6の
発明によれば、複数の弁溝の長さ寸法が異なるので、1
つの部材を操作するだけで、複数のバーナについて、そ
れぞれ消火および燃焼の状態に切り替えすることができ
るようになる。請求項7の発明によれば、複数の弁溝の
断面積の変化量が異なるので、複数のバーナについて弱
火と中火のように異なる燃焼状態を、1つの部材を操作
するだけで得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブの一部分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブの縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブに備えられる回動弁の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブに備えられる回動弁の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブに接続される二重バーナの平面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説明
するための図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説明
するための図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調節
用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説明
するための図である。
【図10】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説
明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説
明するための図である。
【図12】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説
明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説
明するための図である。
【図14】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるスライドスイッチ等の動作を説
明するための図である。
【図15】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるレバー等の動作を説明するため
の図である。
【図16】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図15に対応する動作
を説明するための断面図である。
【図17】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図15に対応する動作
を説明するための断面図である。
【図18】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるレバー等の動作を説明するため
の図である。
【図19】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図18に対応する動作
を説明するための断面図である。
【図20】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図18に対応する動作
を説明するための断面図である。
【図21】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるレバー等の動作を説明するため
の図である。
【図22】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図21に対応する動作
を説明するための断面図である。
【図23】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図21に対応する動作
を説明するための断面図である。
【図24】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられるレバー等の動作を説明するため
の図である。
【図25】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図24に対応する動作
を説明するための断面図である。
【図26】本発明の実施の形態に係るガス器具の火力調
節用バルブに備えられる回動弁の図24に対応する動作
を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 ガス器具の火力調節用バルブ 2 第1弁室 3 バルブ本体 4 第2弁室 5 ガス導入口 6 連通穴 7 供給管 10 二重バーナ 10a 内輪バーナ 10b 外輪バーナ 11 電磁弁 12 ガス放出口 13 出入軸 15 弁体 17 コイルスプリング 19 弁座 25 センターロッド 27 温度センサ 29 弁体 31 コイルスプリング 33 弁座 35 ガス供給室 37 連通穴 39 内輪用ガス供給穴 41 外輪用ガス供給穴 43 内輪用ガス送出口 45 外輪用ガス送出口 47 ノズル 49 ノズル 50 接続穴 51 回動弁収容室 52 接続穴 53 回動弁 55 中心穴 57 内輪用弁穴 59 外輪用弁穴 61 内輪用弁溝 63 外輪用弁溝 65 Oリング 67 回動弁の凸部 69 凸部の上端部 71 ネジ穴 73 レバーベース 74 クリック穴 75 ネジ穴 77 ネジ挿通穴 79 ネジ挿通穴 81 凸部貫通穴 83 アーム 85 穴 87 ピン 89 レバー 91 取付け穴 93 長穴 94 長穴の内側面 95 側片 97 長方形の係合穴 99 クリック凸部 101 レバーカム 102 ネジ 103 カム部 105 折曲片 107 ネジ 109 ネジ 111 ネジ穴 113 ネジ穴 115 ネジ 117 フランジ付きネジ 119 カム部の後方側の側面 120 波ワッシャ 121 長方形の穴の内側面 123 ハウジング 125 スライドスイッチ 126 押圧ロッド 127 抜け止め凸部 129 コイルスプリング 131 スイッチ押圧部 132 折曲片押圧部 133 ハートカム 135 カムピン 137 リミットスイッチ 138 カムピンの先端部 139 放電部材 140 コード 141 ボタン 143 弾性片
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項7の発明は、請求項6に記載したガ
ス器具の火力調節用バルブのいずれかにおいて、複数の
弁溝の断面積の変化量が異なることを特徴とするガス器
具の火力調節用バルブである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス器具に備えられたバーナの火力を調節
    するためのガス器具の火力調節用バルブにおいて、ガス
    が供給されるガス供給室を有するバルブ本体と、前記バ
    ルブ本体に設けられた回動弁収容部と、前記回動弁収容
    部に形成され前記バーナに連通するガス供給穴と、前記
    回動弁収容部に回動自在に収容された回動弁と、前記回
    動弁に形成され前記ガス供給室に連通し、回動弁が回動
    し所定位置となると前記ガス供給穴に連通する弁穴と、
    前記回動弁の周面に形成され前記弁穴に連続し、しかも
    前記弁穴から離れるに従って断面積が小さくなり、前記
    回動弁の回動に伴い前記ガス供給穴と対向する位置が変
    わる弁溝と、前記回動弁を回動させる回動弁駆動手段と
    を具備することを特徴とするガス器具の火力調節用バル
    ブ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したガス器具の火力調節用
    バルブにおいて、回動弁駆動手段は、回動弁と共に回動
    するアームと、前記アームに設けられ前記回動弁の回動
    中心から離れた位置に備えられたピンと、前記回動弁の
    回動中心から離れた位置に回動中心をもつレバーと、前
    記レバーに設けられレバーを回動させると内側面が前記
    ピンを押し、前記回動弁を回動させるように形成された
    長穴とによって構成されていることを特徴とするガス器
    具の火力調節用バルブ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載したガス器具の火力
    調節用バルブのいずれかにおいて、バーナから放出する
    ガスに点火する点火手段が備えられ、前記点火手段を動
    作させると、点火手段の動作に連動して弁穴からガス供
    給穴へ供給されるガス量が増加する状態となるように回
    動弁駆動手段を動作させる点火連動手段を具備すること
    を特徴とするガス器具の火力調節用バルブ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載したガス器具の火力調節用
    バルブにおいて、点火連動手段は、レバーに設けられた
    係合穴と、一端が前記係合穴に入り込み、点火手段を作
    動させると、前記係合穴の内側面を押して、前記回動レ
    バーをバーナへ供給されるガス量が増加する方向へ動作
    させるレバーカムによって構成されていることを特徴と
    するガス器具の火力調節用バルブ。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載したガス器具の火力
    調節用バルブのいずれかにおいて、ガス供給穴は複数設
    けられ、燃焼部を構成する複数のバーナのぞれぞれに連
    通し、弁穴は前記複数のガス供給穴に対応する数が設け
    られ、且つ回動弁が回動し所定位置となると前記複数の
    ガス供給穴のそれぞれに連通するように備えられている
    ことを特徴とするガス器具の火力調節用バルブ。
  6. 【請求項6】請求項5に記載したガス器具の火力調節用
    バルブにおいて、複数の弁溝の延びる方向の長さ寸法が
    異なることを特徴とするガス器具の火力調節用バルブ。
  7. 【請求項7】請求項6、7に記載したガス器具の火力調
    節用バルブのいずれかにおいて、複数の弁溝の断面積の
    変化量が異なることを特徴とするガス器具の火力調節用
    バルブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103867772A (zh) * 2012-12-13 2014-06-18 博西华电器(江苏)有限公司 燃气灶
CN105715818A (zh) * 2016-03-15 2016-06-29 宁波来特燃气具有限公司 可实现外环火和内环火同步变化的燃气阀
CN109084076A (zh) * 2018-09-20 2018-12-25 中山古奇诺智能厨房有限公司 一种多样控火的燃气灶气阀

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