JPH1137930A - 吸光光度計 - Google Patents
吸光光度計Info
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- JPH1137930A JPH1137930A JP20382797A JP20382797A JPH1137930A JP H1137930 A JPH1137930 A JP H1137930A JP 20382797 A JP20382797 A JP 20382797A JP 20382797 A JP20382797 A JP 20382797A JP H1137930 A JPH1137930 A JP H1137930A
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- light
- absorbance
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Abstract
(57)【要約】
【課題】明るくても手軽に安定して正確な吸光度測定を
行う。 【解決手段】光源からの光を試料に照射して透過光の光
度を検出しこの検出光度B1に基づいて試料の吸光度D
4を求める吸光光度計において、光源として設けられ発
光波長が試料の吸収波長域に対応した発光ダイオード3
2と、測光に際して発光ダイオード32からの光を光学
的には直接に試料へ照射させる照射機構と、所定周波数
の交流成分Aを含んだ駆動電流を発光ダイオード32に
供給する駆動回路21と、検出光度B1から所定周波数
の該当成分C1を抽出して出力するフィルタ回路23
と、その出力C1に基づいて試料の吸光度D1を求める
吸光度算出等手段24と、検出光度B1から所定周波数
の高調波成分C2を抽出して出力するフィルタ回路25
と、この出力C2に応じて出力C1又は吸光度D1を補
正する補正手段27とを備えた。
行う。 【解決手段】光源からの光を試料に照射して透過光の光
度を検出しこの検出光度B1に基づいて試料の吸光度D
4を求める吸光光度計において、光源として設けられ発
光波長が試料の吸収波長域に対応した発光ダイオード3
2と、測光に際して発光ダイオード32からの光を光学
的には直接に試料へ照射させる照射機構と、所定周波数
の交流成分Aを含んだ駆動電流を発光ダイオード32に
供給する駆動回路21と、検出光度B1から所定周波数
の該当成分C1を抽出して出力するフィルタ回路23
と、その出力C1に基づいて試料の吸光度D1を求める
吸光度算出等手段24と、検出光度B1から所定周波数
の高調波成分C2を抽出して出力するフィルタ回路25
と、この出力C2に応じて出力C1又は吸光度D1を補
正する補正手段27とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸光光度計に関
し、詳しくは、呈色,退色,比色,沈降,懸濁,比濁な
どの分析のために多点・多波長測定を行う吸光光度計に
ついて、明るい所でも手軽に行える吸光光度計の改良に
関する。
し、詳しくは、呈色,退色,比色,沈降,懸濁,比濁な
どの分析のために多点・多波長測定を行う吸光光度計に
ついて、明るい所でも手軽に行える吸光光度計の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】吸光光度計としての比濁計の外観図を図
8に示すが、この比濁計2は、複数の測定部位としての
多数のセル又はウェルが上面にマトリクス状配設された
被検体としてのプレート1を挿着されて、その各セルご
とに分配された試料について、特定物質等による濁度を
得るために吸光度を測定するものである。比濁計2に
は、プレート1の自動供給をサポートするために、セン
ダ・レシーバ3が付設されている。
8に示すが、この比濁計2は、複数の測定部位としての
多数のセル又はウェルが上面にマトリクス状配設された
被検体としてのプレート1を挿着されて、その各セルご
とに分配された試料について、特定物質等による濁度を
得るために吸光度を測定するものである。比濁計2に
は、プレート1の自動供給をサポートするために、セン
ダ・レシーバ3が付設されている。
【0003】この比濁計2は、図9の基本ブロック図に
示した如く、ハロゲンランプ等の光源と、この光源から
の光のうち特定波長域の光だけを選択して透過させる光
学フィルタと、この透過光を測定部位に在る試料にだけ
照射させる絞りと、シャッタを介して到達した照射光を
受け光電変換してその強度を検出する受光器と、検出信
号を増幅する増幅器と、検出・測定した濁度を表示する
表示器とを備えたものである。また、プレート1の各セ
ル総てを順次に測定するために、プレート1をX方向お
よびY方向の直交2軸方向に移動させるXY移動機構
か、あるいは光学フィルタの透過光をプレート1上でX
YスキャンさせるXY走査機構を備えている。さらに、
多波長測定をサポートする比濁計にあっては、複数の干
渉フィルタを搭載した円形ターレットを回したりスライ
ド形ターレットを滑動させたりするターレット切換機構
をも備えたものとなっている。しかも、比濁計2の筺体
はプレート1の搬入口を閉じると暗箱となる筺体を備
え、この中に光学系等を収納して、遮光を行うようにな
っている。
示した如く、ハロゲンランプ等の光源と、この光源から
の光のうち特定波長域の光だけを選択して透過させる光
学フィルタと、この透過光を測定部位に在る試料にだけ
照射させる絞りと、シャッタを介して到達した照射光を
受け光電変換してその強度を検出する受光器と、検出信
号を増幅する増幅器と、検出・測定した濁度を表示する
表示器とを備えたものである。また、プレート1の各セ
ル総てを順次に測定するために、プレート1をX方向お
よびY方向の直交2軸方向に移動させるXY移動機構
か、あるいは光学フィルタの透過光をプレート1上でX
YスキャンさせるXY走査機構を備えている。さらに、
多波長測定をサポートする比濁計にあっては、複数の干
渉フィルタを搭載した円形ターレットを回したりスライ
ド形ターレットを滑動させたりするターレット切換機構
をも備えたものとなっている。しかも、比濁計2の筺体
はプレート1の搬入口を閉じると暗箱となる筺体を備
え、この中に光学系等を収納して、遮光を行うようにな
っている。
【0004】さらに、センダ・レシーバ3は、測定前の
プレートを保持しているカセットから1枚づつプレート
を取り出す払出機構と、この払出機構によって取り出さ
れたプレートをセンダ・レシーバ3から比濁計2まで運
んで比濁計2のXY移動機構に渡すとともに測定後のプ
レートを搬入時と逆方向に運んで比濁計2から運び出す
双方向搬送機構と、このプレートを測定後のプレート保
持用のカセットに収納する受入機構とを備えている。そ
して、1枚のプレート1がセンダ・レシーバ3によって
測定前プレート保持カセットから比濁計2に搬入され比
濁計2によって測定されさらにセンダ・レシーバ3によ
って測定後プレート保持カセットに収納されると、次の
1枚のプレートについて同様の処理が行われる。さら
に、残りの各プレートについて、順次、同様の処理が行
われる。こうして、XY移動機構またはXY走査機構に
よる多点の光度測定が連続的になされる。
プレートを保持しているカセットから1枚づつプレート
を取り出す払出機構と、この払出機構によって取り出さ
れたプレートをセンダ・レシーバ3から比濁計2まで運
んで比濁計2のXY移動機構に渡すとともに測定後のプ
レートを搬入時と逆方向に運んで比濁計2から運び出す
双方向搬送機構と、このプレートを測定後のプレート保
持用のカセットに収納する受入機構とを備えている。そ
して、1枚のプレート1がセンダ・レシーバ3によって
測定前プレート保持カセットから比濁計2に搬入され比
濁計2によって測定されさらにセンダ・レシーバ3によ
って測定後プレート保持カセットに収納されると、次の
1枚のプレートについて同様の処理が行われる。さら
に、残りの各プレートについて、順次、同様の処理が行
われる。こうして、XY移動機構またはXY走査機構に
よる多点の光度測定が連続的になされる。
【0005】また、図10にブロック図を示した吸光光
度計は、特表平5−504624号公報に記載のもので
ある。これは、LED(発光ダイオード)及びPD(フ
ォトダイオード)の対をアレイ状に配設しておき、その
各対の何れかをマルチプレクサ4,5による選択切換に
よって順次駆動するものである。そして、電子回路での
選択切換による多点の光度測定がなされる。
度計は、特表平5−504624号公報に記載のもので
ある。これは、LED(発光ダイオード)及びPD(フ
ォトダイオード)の対をアレイ状に配設しておき、その
各対の何れかをマルチプレクサ4,5による選択切換に
よって順次駆動するものである。そして、電子回路での
選択切換による多点の光度測定がなされる。
【0006】他方、図11にブロック図を示した吸光光
度計は、特開昭62−100646号公報に記載された
ものである。これは、赤外線の投光側でLEDの発光強
度を一定周期にて変じる変調を施すとともに、受光部側
で変調周波数に応じた電気信号のみを通過させるフィル
タ回路を付加したものであり、これによって、テープ6
(被検体)に対する連続的な透過光の光度測定が肉眼で
の監視下で行えるのである。
度計は、特開昭62−100646号公報に記載された
ものである。これは、赤外線の投光側でLEDの発光強
度を一定周期にて変じる変調を施すとともに、受光部側
で変調周波数に応じた電気信号のみを通過させるフィル
タ回路を付加したものであり、これによって、テープ6
(被検体)に対する連続的な透過光の光度測定が肉眼で
の監視下で行えるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の吸光光度計では、XY移動機構またはXY走査機
構によって多点測定を行う吸光光度計の場合(図9)、
XY移動機構等を備えることは、余分な駆動回路や制御
処理等をも必要とするので、装置の複雑化の要因とな
り、さらにはコストアップ要因ともなる。吸光光度計の
XY移動機構との間でプレートの受渡しを行うセンダ・
レシーバの搬送機構等も、双方向搬送等のために、複雑
な機構となる。また、タングステンハロゲンランプ等の
寿命が短い、大出力の安定化電源が要る、高価な干渉フ
ィルタ等が要る、レンズ系などが複雑になりがち、ラン
プ発熱が大きいなどの種々の不都合がある。なお、ラン
プ及びフィルタに代えて半導体レーザ等を用いることも
考えられるが、これにも、いわゆるモード跳びの現象
や、発熱での共振器の膨張、さらには発振閾値のばらつ
き・変動、波長選択の制約、コスト高などの不都合があ
る。
従来の吸光光度計では、XY移動機構またはXY走査機
構によって多点測定を行う吸光光度計の場合(図9)、
XY移動機構等を備えることは、余分な駆動回路や制御
処理等をも必要とするので、装置の複雑化の要因とな
り、さらにはコストアップ要因ともなる。吸光光度計の
XY移動機構との間でプレートの受渡しを行うセンダ・
レシーバの搬送機構等も、双方向搬送等のために、複雑
な機構となる。また、タングステンハロゲンランプ等の
寿命が短い、大出力の安定化電源が要る、高価な干渉フ
ィルタ等が要る、レンズ系などが複雑になりがち、ラン
プ発熱が大きいなどの種々の不都合がある。なお、ラン
プ及びフィルタに代えて半導体レーザ等を用いることも
考えられるが、これにも、いわゆるモード跳びの現象
や、発熱での共振器の膨張、さらには発振閾値のばらつ
き・変動、波長選択の制約、コスト高などの不都合があ
る。
【0008】一方、LEDアレイ及び選択切換回路によ
って多点測定を行う吸光光度計の場合(図10)、光源
としてLEDを採用したことにより、長寿命であって安
定性が高く且つ安価なものとなり、アレイ配置及び選択
切換回路を採用したことにより、XY移動機構等が不要
となった。また、LED発光強度の所定周波数での変調
によって連続測定を行う吸光光度計の場合(図11)、
自然光を遮るための機構が不要となった。
って多点測定を行う吸光光度計の場合(図10)、光源
としてLEDを採用したことにより、長寿命であって安
定性が高く且つ安価なものとなり、アレイ配置及び選択
切換回路を採用したことにより、XY移動機構等が不要
となった。また、LED発光強度の所定周波数での変調
によって連続測定を行う吸光光度計の場合(図11)、
自然光を遮るための機構が不要となった。
【0009】しかしながら、遮光が不要になったとはい
っても、太陽光等の下で測定を行った場合、外光の影響
を完全に排除できる訳では無い。検出光度信号において
外光はオフセット成分となり変調照射光はそれに重畳し
た交流成分となるが、外光が強いと、オフセット値が上
がってその分だけ交流波形が上方へシフトした際に、上
側ピークのところが受光素子の飽和等に起因して歪んで
しまうことがある。このため、検出光度信号における交
流成分が透過光における変調成分よりも少なくなって、
測定結果が不正確になってしまうという不都合がある。
そこで、かかる不正確な吸光度測定を防止することが課
題となる。
っても、太陽光等の下で測定を行った場合、外光の影響
を完全に排除できる訳では無い。検出光度信号において
外光はオフセット成分となり変調照射光はそれに重畳し
た交流成分となるが、外光が強いと、オフセット値が上
がってその分だけ交流波形が上方へシフトした際に、上
側ピークのところが受光素子の飽和等に起因して歪んで
しまうことがある。このため、検出光度信号における交
流成分が透過光における変調成分よりも少なくなって、
測定結果が不正確になってしまうという不都合がある。
そこで、かかる不正確な吸光度測定を防止することが課
題となる。
【0010】また、多波長測定のためのターレット切換
機構を備えたりすることも、余分な駆動機構や制御回路
等を必要とするので、装置の複雑化の要因となり、さら
にはコストアップ要因ともなる。このため、簡素な構成
であっても多波長測定が安定して且つ手軽に行えるよう
な装置を案出することも、課題となる。
機構を備えたりすることも、余分な駆動機構や制御回路
等を必要とするので、装置の複雑化の要因となり、さら
にはコストアップ要因ともなる。このため、簡素な構成
であっても多波長測定が安定して且つ手軽に行えるよう
な装置を案出することも、課題となる。
【0011】さらに、マトリクス状の多数の測定部位を
測定する多点測定のためにそのマトリクスの全要素に対
応した数の光源を備えることは、大きな照射機構やマル
チプレクサ等を必要とするので、装置の複雑化の要因と
なり、さらにはコストアップ要因ともなる。吸光光度計
のXY移動機構との間でプレートの受渡しを行うセンダ
・レシーバの搬送機構等も、双方向搬送等のために、複
雑な機構となる。このため、マトリクス状多点測定を行
う装置については、照射機構や搬送機構を簡略化・簡素
化することも、さらなる課題となる。
測定する多点測定のためにそのマトリクスの全要素に対
応した数の光源を備えることは、大きな照射機構やマル
チプレクサ等を必要とするので、装置の複雑化の要因と
なり、さらにはコストアップ要因ともなる。吸光光度計
のXY移動機構との間でプレートの受渡しを行うセンダ
・レシーバの搬送機構等も、双方向搬送等のために、複
雑な機構となる。このため、マトリクス状多点測定を行
う装置については、照射機構や搬送機構を簡略化・簡素
化することも、さらなる課題となる。
【0012】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、明るくても手軽に安定して正
確な吸光度測定を行える吸光光度計を簡素な構成で実現
することを目的とする。また、本発明は、明るくても手
軽に安定して正確な多波長測定を行える吸光光度計を簡
素な構成で実現することも目的とする。さらに、この発
明は、明るくても手軽に安定して正確なマトリクス状多
点の吸光度測定を行える吸光光度計を簡素な構成で実現
することをも目的とする。
めになされたものであり、明るくても手軽に安定して正
確な吸光度測定を行える吸光光度計を簡素な構成で実現
することを目的とする。また、本発明は、明るくても手
軽に安定して正確な多波長測定を行える吸光光度計を簡
素な構成で実現することも目的とする。さらに、この発
明は、明るくても手軽に安定して正確なマトリクス状多
点の吸光度測定を行える吸光光度計を簡素な構成で実現
することをも目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第4の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。 [第1の解決手段]第1の解決手段の吸光光度計は(、
出願当初の請求項1に記載の如く)、光源からの光を試
料に照射して透過光の光度を検出しこの検出光度に基づ
いて前記試料の吸光度を求める吸光光度計において、前
記光源として設けられ発光波長が前記試料の吸収波長域
に対応した発光ダイオードと、測光に際して前記発光ダ
イオードからの光を光学的には直接に前記試料へ照射さ
せる照射機構と、所定周波数の交流成分を含んだ駆動電
流を前記発光ダイオードに供給する駆動回路と、前記検
出光度から前記所定周波数の該当成分を抽出して出力す
る第1のフィルタ回路と、この第1のフィルタ回路の出
力に基づいて前記試料の吸光度を求める吸光度算出等手
段と、前記検出光度から前記所定周波数の高調波成分を
抽出して出力する第2のフィルタ回路と、この第2のフ
ィルタ回路の出力に応じて前記第1のフィルタ回路の出
力値または前記吸光度算出等手段よる吸光度値を補正す
る補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
るために発明された第1乃至第4の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。 [第1の解決手段]第1の解決手段の吸光光度計は(、
出願当初の請求項1に記載の如く)、光源からの光を試
料に照射して透過光の光度を検出しこの検出光度に基づ
いて前記試料の吸光度を求める吸光光度計において、前
記光源として設けられ発光波長が前記試料の吸収波長域
に対応した発光ダイオードと、測光に際して前記発光ダ
イオードからの光を光学的には直接に前記試料へ照射さ
せる照射機構と、所定周波数の交流成分を含んだ駆動電
流を前記発光ダイオードに供給する駆動回路と、前記検
出光度から前記所定周波数の該当成分を抽出して出力す
る第1のフィルタ回路と、この第1のフィルタ回路の出
力に基づいて前記試料の吸光度を求める吸光度算出等手
段と、前記検出光度から前記所定周波数の高調波成分を
抽出して出力する第2のフィルタ回路と、この第2のフ
ィルタ回路の出力に応じて前記第1のフィルタ回路の出
力値または前記吸光度算出等手段よる吸光度値を補正す
る補正手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】ここで、上記の「発光波長が試料の吸収波
長域に対応」としては、発光ダイオード(LED)の発
光スペクトルにおけるピーク波長が試料の吸収スペクト
ルにおける吸収極大に一致していることや、複数吸収極
大に囲まれていること、これらの近傍にあることなどが
挙げられる。また、「光学的には直接に」とは、検出波
長域において意識的にスペクトル分布を変化させる物す
なわち光学フィルタの如きを介することなくという意味
であり、単に汚れや破損から装置を守るための透明保護
膜等の介在までも除外する訳ではない。さらに、「所定
周波数」は、太陽光の変化する周波数や蛍光灯の明滅の
周波数よりも弁別可能な程度に高い周波数であればよい
が、高速処理等の観点からは数KHz以上で、回路簡素
化等の観点からは数MHz以下が望ましい。「その該当
成分」は、バンドパスフィルタ等で分離抽出される狭い
帯域の成分の他に、外光や別途検出の周波数成分と混同
しなければハイパスフィルタ等で分離抽出され高調波を
含んでいるようなものであってもよい。「高調波成分」
は、2倍周波数の第1高調波だけでもよく、より高次の
高調波まで利用してもよい。
長域に対応」としては、発光ダイオード(LED)の発
光スペクトルにおけるピーク波長が試料の吸収スペクト
ルにおける吸収極大に一致していることや、複数吸収極
大に囲まれていること、これらの近傍にあることなどが
挙げられる。また、「光学的には直接に」とは、検出波
長域において意識的にスペクトル分布を変化させる物す
なわち光学フィルタの如きを介することなくという意味
であり、単に汚れや破損から装置を守るための透明保護
膜等の介在までも除外する訳ではない。さらに、「所定
周波数」は、太陽光の変化する周波数や蛍光灯の明滅の
周波数よりも弁別可能な程度に高い周波数であればよい
が、高速処理等の観点からは数KHz以上で、回路簡素
化等の観点からは数MHz以下が望ましい。「その該当
成分」は、バンドパスフィルタ等で分離抽出される狭い
帯域の成分の他に、外光や別途検出の周波数成分と混同
しなければハイパスフィルタ等で分離抽出され高調波を
含んでいるようなものであってもよい。「高調波成分」
は、2倍周波数の第1高調波だけでもよく、より高次の
高調波まで利用してもよい。
【0015】このような第1の解決手段の吸光光度計に
あっては、試料測定時に、照射機構によって発光ダイオ
ードからの光が直接的に照射される位置に試料が置か
れ、LEDからこの試料に対して、その吸収波長域に対
応した光が照射される。このとき、発光ダイオードには
所定周波数の交流成分を含んだ駆動電流が駆動回路によ
って供給される。そこで、試料への照射光は強度が所定
周波数で変化する。そして、LEDからの透過光の強度
が検出されるが、これも基本的に同じ周波数で変化す
る。一方、太陽光や蛍光灯からの外乱光はそれより低い
周波数で緩やかに変化するが、検出光度としては、これ
ら総ての光が纏めて検出される。
あっては、試料測定時に、照射機構によって発光ダイオ
ードからの光が直接的に照射される位置に試料が置か
れ、LEDからこの試料に対して、その吸収波長域に対
応した光が照射される。このとき、発光ダイオードには
所定周波数の交流成分を含んだ駆動電流が駆動回路によ
って供給される。そこで、試料への照射光は強度が所定
周波数で変化する。そして、LEDからの透過光の強度
が検出されるが、これも基本的に同じ周波数で変化す
る。一方、太陽光や蛍光灯からの外乱光はそれより低い
周波数で緩やかに変化するが、検出光度としては、これ
ら総ての光が纏めて検出される。
【0016】そして、この検出光度から第1のフィルタ
回路によって所定周波数の該当成分が抽出され、この該
当成分に基づいて吸光度算出等手段によって試料の吸光
度が求められる。このとき、外乱光は周波数が異なるこ
とから、第1のフィルタ回路で取り除かれる。これによ
り、太陽光や蛍光灯からの外乱光がLEDからの光と共
に検出されても、外乱光がさほど強くなければLEDの
光だけに基づいて試料の吸光度が求まる。そこで、暗箱
や遮光機構等を省いたり簡略化した場合でも、白日の下
であっても、手軽に、しかも正確に吸光度測定を行うこ
とができる。
回路によって所定周波数の該当成分が抽出され、この該
当成分に基づいて吸光度算出等手段によって試料の吸光
度が求められる。このとき、外乱光は周波数が異なるこ
とから、第1のフィルタ回路で取り除かれる。これによ
り、太陽光や蛍光灯からの外乱光がLEDからの光と共
に検出されても、外乱光がさほど強くなければLEDの
光だけに基づいて試料の吸光度が求まる。そこで、暗箱
や遮光機構等を省いたり簡略化した場合でも、白日の下
であっても、手軽に、しかも正確に吸光度測定を行うこ
とができる。
【0017】一方、外乱光が強くて検出光度信号の上側
ピークが歪んだような場合には、所定周波数の該当成分
の他に、その歪み具合に対応して高調波成分が検出光度
信号に含まれて現出する。そして、高調波成分が第2の
フィルタ回路によって抽出され、さらに、この高調波成
分量に応じて吸光度の値が補正手段によって補正され
る。これにより、検出光度信号が歪んで失われた所定周
波数の交流成分が、又はこれに対応した吸光度の減少量
が、その分だけ補充される。そして、検出光度信号に歪
みの無いときの又はそれに近いときの吸光度が得られ
る。
ピークが歪んだような場合には、所定周波数の該当成分
の他に、その歪み具合に対応して高調波成分が検出光度
信号に含まれて現出する。そして、高調波成分が第2の
フィルタ回路によって抽出され、さらに、この高調波成
分量に応じて吸光度の値が補正手段によって補正され
る。これにより、検出光度信号が歪んで失われた所定周
波数の交流成分が、又はこれに対応した吸光度の減少量
が、その分だけ補充される。そして、検出光度信号に歪
みの無いときの又はそれに近いときの吸光度が得られ
る。
【0018】したがって、この発明によれば、明るくて
も手軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度計
を簡素な構成で実現することができる。
も手軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度計
を簡素な構成で実現することができる。
【0019】[第2の解決手段]第2の解決手段の吸光
光度計は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、上記
の第1の解決手段の吸光光度計であって、前記補正手段
に代えて又はこれに加えて、前記第2のフィルタ回路の
出力に応じて(音,光,映像,文字,振動,表示停止,
作動停止などを利用した)警報を発するアラーム手段を
備えたことを特徴とするものである。
光度計は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、上記
の第1の解決手段の吸光光度計であって、前記補正手段
に代えて又はこれに加えて、前記第2のフィルタ回路の
出力に応じて(音,光,映像,文字,振動,表示停止,
作動停止などを利用した)警報を発するアラーム手段を
備えたことを特徴とするものである。
【0020】この場合、外乱光が強くて検出光度信号の
上側ピークが歪んで高調波成分が第2のフィルタ回路に
よって抽出されると、この高調波成分量に応じてアラー
ム手段により所定の警報が出される。これにより、測定
者等が注意して測定するように促されたり、あるいは測
定自体が停止させられたりして、不足の所定周波数の該
当成分だけに基づく誤測定が回避される。
上側ピークが歪んで高調波成分が第2のフィルタ回路に
よって抽出されると、この高調波成分量に応じてアラー
ム手段により所定の警報が出される。これにより、測定
者等が注意して測定するように促されたり、あるいは測
定自体が停止させられたりして、不足の所定周波数の該
当成分だけに基づく誤測定が回避される。
【0021】したがって、この発明によっても、明るく
ても手軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度
計を簡素な構成で実現することができる。
ても手軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度
計を簡素な構成で実現することができる。
【0022】[第3の解決手段]第3の解決手段の吸光
光度計は(、出願当初の請求項3に記載の如く)、上記
の第1の解決手段または第2の解決手段の吸光光度計で
あって、前記発光ダイオードは、前記試料についての異
なる吸収波長域に対応したそれぞれの発光波長で発光す
る複数のLEDチップが、一体的に組み込まれたもので
あり、前記駆動回路は、前記発光ダイオードの駆動に際
し、それぞれ他の駆動電流に含ませられた交流成分の周
波数とは異なる周波数の交流成分を含んだ複数の駆動電
流を生成し、それぞれの駆動電流を前記複数のLEDチ
ップのそれぞれに供給するものであり、前記第1のフィ
ルタ回路は、前記検出光度から前記複数の周波数の該当
成分を弁別して抽出するものであることを特徴とするも
のである。
光度計は(、出願当初の請求項3に記載の如く)、上記
の第1の解決手段または第2の解決手段の吸光光度計で
あって、前記発光ダイオードは、前記試料についての異
なる吸収波長域に対応したそれぞれの発光波長で発光す
る複数のLEDチップが、一体的に組み込まれたもので
あり、前記駆動回路は、前記発光ダイオードの駆動に際
し、それぞれ他の駆動電流に含ませられた交流成分の周
波数とは異なる周波数の交流成分を含んだ複数の駆動電
流を生成し、それぞれの駆動電流を前記複数のLEDチ
ップのそれぞれに供給するものであり、前記第1のフィ
ルタ回路は、前記検出光度から前記複数の周波数の該当
成分を弁別して抽出するものであることを特徴とするも
のである。
【0023】このような第3の解決手段の吸光光度計に
あっては、異なる発光波長で発光する複数のLEDチッ
プが一体的に組み込まれているので、吸光度測定に当た
っては、複数の発光波長の光が同時に同一測定部位の試
料に照射される。しかも、駆動回路によって、それぞれ
の発光波長の光はそれぞれ異なる周波数で変調される。
そして、単一の受光器によって透過光の強度が検出さ
れ、フィルタ回路によってそれぞれの変調周波数ごとに
弁別して該当成分の光度が抽出される。
あっては、異なる発光波長で発光する複数のLEDチッ
プが一体的に組み込まれているので、吸光度測定に当た
っては、複数の発光波長の光が同時に同一測定部位の試
料に照射される。しかも、駆動回路によって、それぞれ
の発光波長の光はそれぞれ異なる周波数で変調される。
そして、単一の受光器によって透過光の強度が検出さ
れ、フィルタ回路によってそれぞれの変調周波数ごとに
弁別して該当成分の光度が抽出される。
【0024】このように電気的・電子的処理に基づいて
周波数変調・多重化を行うことにより、分光等の光学的
処理によらずに、それぞれの発光波長ごとに区別して光
度を検出することができる。しかも、外光すなわち外乱
光に影響されることなく、他の発光波長の影響を受ける
こともなく、並列に、異なる吸収波長域における試料の
吸光度を測定することができる。さらに、それぞれの吸
収波長域ごとに受光器等を設ける必要がないので、回路
規模が小さくて済む。
周波数変調・多重化を行うことにより、分光等の光学的
処理によらずに、それぞれの発光波長ごとに区別して光
度を検出することができる。しかも、外光すなわち外乱
光に影響されることなく、他の発光波長の影響を受ける
こともなく、並列に、異なる吸収波長域における試料の
吸光度を測定することができる。さらに、それぞれの吸
収波長域ごとに受光器等を設ける必要がないので、回路
規模が小さくて済む。
【0025】これにより、機械的動作を伴うターレット
切換機構等が無くても、簡易な構成で済む駆動回路およ
びフィルタ回路に基づき、並行して、被検体の複数の吸
収波長域における吸光度を測定することができる。
切換機構等が無くても、簡易な構成で済む駆動回路およ
びフィルタ回路に基づき、並行して、被検体の複数の吸
収波長域における吸光度を測定することができる。
【0026】したがって、この発明によれば、明るくて
も手軽に安定して正確な多波長測定を行える吸光光度計
を簡素な構成で実現することができる。
も手軽に安定して正確な多波長測定を行える吸光光度計
を簡素な構成で実現することができる。
【0027】[第4の解決手段]第4の解決手段の吸光
光度計は(、出願当初の請求項4に記載の如く)、上記
の第1の解決手段〜第3の解決手段の吸光光度計であっ
て、試料を保持する複数の測定部位がマトリクス状に配
設された被検体を前記マトリクスの列方向(又は行方
向)に沿って一方向又は往復双方向等の直線的に移送す
る移送手段を備え、前記複数の発光ダイオードは、前記
マトリクスの行方向(又は列方向)に沿って少なくとも
ライン状に配設されたものであることを特徴とするもの
である。
光度計は(、出願当初の請求項4に記載の如く)、上記
の第1の解決手段〜第3の解決手段の吸光光度計であっ
て、試料を保持する複数の測定部位がマトリクス状に配
設された被検体を前記マトリクスの列方向(又は行方
向)に沿って一方向又は往復双方向等の直線的に移送す
る移送手段を備え、前記複数の発光ダイオードは、前記
マトリクスの行方向(又は列方向)に沿って少なくとも
ライン状に配設されたものであることを特徴とするもの
である。
【0028】ここで、上記の「マトリクス状」とは、複
数行と複数列とが平面上で直交する格子状の行列に対し
各交点位置にセル等の測定部位が通常等ピッチで設けら
れた状態をいう、従ってマトリクスの「行」と「列」と
は交換可能な相対的概念である。また、「少なくともラ
イン状」とは、マトリクスの少なくとも1行分をカバー
する状態でという意味であり、2行分等の複数ライン状
であってもよい。なお、ライン状の複数の発光ダイオー
ドは、被検体の移送方向と直交する方向に限られずこれ
と斜めの方向に沿って配設されていてもよく、この場
合、移送手段は、被検体を定速で送るものであり、発光
素子の選択切換は、移送手段による被検体の移送に同期
して且つその移送方向の順に従って駆動電流供給対象を
選択し切り換えるが望ましい。
数行と複数列とが平面上で直交する格子状の行列に対し
各交点位置にセル等の測定部位が通常等ピッチで設けら
れた状態をいう、従ってマトリクスの「行」と「列」と
は交換可能な相対的概念である。また、「少なくともラ
イン状」とは、マトリクスの少なくとも1行分をカバー
する状態でという意味であり、2行分等の複数ライン状
であってもよい。なお、ライン状の複数の発光ダイオー
ドは、被検体の移送方向と直交する方向に限られずこれ
と斜めの方向に沿って配設されていてもよく、この場
合、移送手段は、被検体を定速で送るものであり、発光
素子の選択切換は、移送手段による被検体の移送に同期
して且つその移送方向の順に従って駆動電流供給対象を
選択し切り換えるが望ましい。
【0029】このような第4の解決手段の吸光光度計に
あっては、発光ダイオードの数が被検体の測定部位の数
より少ないので、照射機構の規模を抑制することができ
る。さらには、発光素子選択切換手段等の付随する回路
についても、その規模を抑制することができる。なお、
発光ダイオードの数が被検体の測定部位の数より少なく
ても、移送手段によって被検体が直線的に移送される間
に、被検体におけるマトリクス状の測定部位について、
単一の又は複数のラインごとに、複数のLED光での吸
光度測定が済ませられる。これにより、直線的な移送と
の組み合せに基づいて小規模な照射機構であっても、被
検体のマトリクス状の測定部位総てを速やかに測定する
ことができる。小規模な照射機構は、簡易で、信頼性も
高く、安価である。また、直線的な移送は、移送機構ば
かりか、その駆動回路や制御手順も簡易なので、コスト
面からも有利である。
あっては、発光ダイオードの数が被検体の測定部位の数
より少ないので、照射機構の規模を抑制することができ
る。さらには、発光素子選択切換手段等の付随する回路
についても、その規模を抑制することができる。なお、
発光ダイオードの数が被検体の測定部位の数より少なく
ても、移送手段によって被検体が直線的に移送される間
に、被検体におけるマトリクス状の測定部位について、
単一の又は複数のラインごとに、複数のLED光での吸
光度測定が済ませられる。これにより、直線的な移送と
の組み合せに基づいて小規模な照射機構であっても、被
検体のマトリクス状の測定部位総てを速やかに測定する
ことができる。小規模な照射機構は、簡易で、信頼性も
高く、安価である。また、直線的な移送は、移送機構ば
かりか、その駆動回路や制御手順も簡易なので、コスト
面からも有利である。
【0030】したがって、この発明によれば、明るくて
も手軽に安定してマトリクス状多点の正確な吸光度測定
を行える吸光光度計を簡素な構成で実現することができ
るのである。
も手軽に安定してマトリクス状多点の正確な吸光度測定
を行える吸光光度計を簡素な構成で実現することができ
るのである。
【0031】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明の吸光光度計について、これを実施するための形
態を説明する。
本発明の吸光光度計について、これを実施するための形
態を説明する。
【0032】[第1の実施形態]第1の実施形態の吸光
光度計は、上述した解決手段の吸光光度計であって、前
記駆動回路を収納した本体部と、この本体と別に設けら
れ少なくとも前記照射機構を含む探体部と、前記本体部
と前記探体部との間に介在し少なくとも前記駆動回路か
ら前記発光ダイオードへの駆動電流の伝達を行う可撓性
コードとを備えたことを特徴とするものである。
光度計は、上述した解決手段の吸光光度計であって、前
記駆動回路を収納した本体部と、この本体と別に設けら
れ少なくとも前記照射機構を含む探体部と、前記本体部
と前記探体部との間に介在し少なくとも前記駆動回路か
ら前記発光ダイオードへの駆動電流の伝達を行う可撓性
コードとを備えたことを特徴とするものである。
【0033】このような実施形態の吸光光度計にあって
は、探体部が可撓性コードを介在させて本体とは別に設
けられているので、吸光度測定に当たって、探体部を自
由に動かすことが可能である。また、駆動回路等は本体
部に収納され、発光ダイオードはコードを介して駆動電
流の供給を受けるので、探体部は小型になる。そこで、
このような探体部には、試料チューブ等にセットするに
際しての場所や,向き,広さ等の制約がほとんどない。
そして、チューブ等を本体にセットする代わりに、探体
部を試料チューブ等にセットすることで、吸光度測定が
行われる。これにより、チューブ等を本体にセットする
面倒や制約から解放される。また、硬いチューブや太い
チューブに対しても容易に適合させることができる。そ
こで、手軽に吸光度測定を行うことができる。したがっ
て、この発明によれば、一層手軽に安定して正確な吸光
度測定を行える吸光光度計を簡素な構成で実現すること
ができる。
は、探体部が可撓性コードを介在させて本体とは別に設
けられているので、吸光度測定に当たって、探体部を自
由に動かすことが可能である。また、駆動回路等は本体
部に収納され、発光ダイオードはコードを介して駆動電
流の供給を受けるので、探体部は小型になる。そこで、
このような探体部には、試料チューブ等にセットするに
際しての場所や,向き,広さ等の制約がほとんどない。
そして、チューブ等を本体にセットする代わりに、探体
部を試料チューブ等にセットすることで、吸光度測定が
行われる。これにより、チューブ等を本体にセットする
面倒や制約から解放される。また、硬いチューブや太い
チューブに対しても容易に適合させることができる。そ
こで、手軽に吸光度測定を行うことができる。したがっ
て、この発明によれば、一層手軽に安定して正確な吸光
度測定を行える吸光光度計を簡素な構成で実現すること
ができる。
【0034】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
形態は、上述した解決手段の吸光光度計であって、複雑
な集光機構等が無くても簡易な構成で高速かつ確実にマ
トリクス状などの多点の吸光度測定を安定して行うため
に、前記複数の発光ダイオードのそれぞれに対応して設
けられた複数のフォトダイオード又はフォトトランジス
タ等の受光素子と、前記複数の発光ダイオードそれぞれ
の発光面にそれぞれの受光面が対向するような位置に前
記複数の受光素子を保持する受光素子保持機構とを備え
る。
形態は、上述した解決手段の吸光光度計であって、複雑
な集光機構等が無くても簡易な構成で高速かつ確実にマ
トリクス状などの多点の吸光度測定を安定して行うため
に、前記複数の発光ダイオードのそれぞれに対応して設
けられた複数のフォトダイオード又はフォトトランジス
タ等の受光素子と、前記複数の発光ダイオードそれぞれ
の発光面にそれぞれの受光面が対向するような位置に前
記複数の受光素子を保持する受光素子保持機構とを備え
る。
【0035】
[第1実施例]本発明の吸光光度計の第1実施例につい
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
1は、その要部のブロック図であり、図2は、その探体
部・照射機構としての挟持体の外形図である。
て、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図
1は、その要部のブロック図であり、図2は、その探体
部・照射機構としての挟持体の外形図である。
【0036】この吸光光度計は、光源としてのLED3
2からの光を透明なチューブ7の試料に照射しフォトダ
イオード34で透過光量を検出してこの試料の吸光度を
連続的に測るものであるが、被検体としてのチューブ7
を装置外に置いたままで手軽に測光を行えるようにする
ために、本体20と、一対のLED32及びフォトダイ
オード34が装着された探体部としての挟持体30と、
これらの間に介在するフレキシブルなコード31,33
とから構成されている。
2からの光を透明なチューブ7の試料に照射しフォトダ
イオード34で透過光量を検出してこの試料の吸光度を
連続的に測るものであるが、被検体としてのチューブ7
を装置外に置いたままで手軽に測光を行えるようにする
ために、本体20と、一対のLED32及びフォトダイ
オード34が装着された探体部としての挟持体30と、
これらの間に介在するフレキシブルなコード31,33
とから構成されている。
【0037】LED32は、例えば試料が過マンガン酸
カリウムの呈色溶液の場合であれば発光波長のピークが
535nmに近いAlP製のものが用いられ、発光波長
がチューブ7内の試料の吸収波長域に対応したものとな
っている。なお、チューブ7はこの発光波長を含む波長
域で透明であり、フォトダイオード34はこの発光波長
を含む波長域の光を検出可能なものである。
カリウムの呈色溶液の場合であれば発光波長のピークが
535nmに近いAlP製のものが用いられ、発光波長
がチューブ7内の試料の吸収波長域に対応したものとな
っている。なお、チューブ7はこの発光波長を含む波長
域で透明であり、フォトダイオード34はこの発光波長
を含む波長域の光を検出可能なものである。
【0038】本体20には、照射光を所定周波数で変調
するためにLED32の駆動用の発振回路21が設けら
れている。また、光度を検出するためにフォトダイオー
ド34及びアンプ22が設けられ、所定周波数の該当成
分に基づいて吸光度を求めるために、第1のフィルタ回
路としてのバンドパスフィルタ23と、吸光度算出等手
段としての検波回路24とが、設けられている。さら
に、高調波に基づいて吸光度を補正するために、第2の
フィルタ回路としてのバンドパスフィルタ25と、補正
手段としての検波回路26及び補正値算出回路27とが
設けられている。また、アラーム手段として、アラーム
信号発生回路41とブザー42とが設けられている。こ
れらはアンプ28と共に本体20内に収納されており、
さらに、本体20には表示器29も付設されている。
するためにLED32の駆動用の発振回路21が設けら
れている。また、光度を検出するためにフォトダイオー
ド34及びアンプ22が設けられ、所定周波数の該当成
分に基づいて吸光度を求めるために、第1のフィルタ回
路としてのバンドパスフィルタ23と、吸光度算出等手
段としての検波回路24とが、設けられている。さら
に、高調波に基づいて吸光度を補正するために、第2の
フィルタ回路としてのバンドパスフィルタ25と、補正
手段としての検波回路26及び補正値算出回路27とが
設けられている。また、アラーム手段として、アラーム
信号発生回路41とブザー42とが設けられている。こ
れらはアンプ28と共に本体20内に収納されており、
さらに、本体20には表示器29も付設されている。
【0039】発振回路21は、発振波形が正弦波であっ
て発振周波数が20KHzでありピーク電圧が0.7V
〜5Vである発振回路であり、その電圧発振信号は、図
示しないバッファアンプで電流信号に変換され、電流制
限抵抗を経た後、コード31を介してLED32に送出
される。これにより、この吸光光度計は、所定周波数の
交流成分Aを含んだ駆動電流を発光ダイオードに供給す
る駆動回路と、この駆動回路から発光ダイオードへの駆
動電流の伝達を行う可撓性コードとを備えたものとなっ
ている。
て発振周波数が20KHzでありピーク電圧が0.7V
〜5Vである発振回路であり、その電圧発振信号は、図
示しないバッファアンプで電流信号に変換され、電流制
限抵抗を経た後、コード31を介してLED32に送出
される。これにより、この吸光光度計は、所定周波数の
交流成分Aを含んだ駆動電流を発光ダイオードに供給す
る駆動回路と、この駆動回路から発光ダイオードへの駆
動電流の伝達を行う可撓性コードとを備えたものとなっ
ている。
【0040】バンドパスフィルタ23は、中心周波数を
20KHzとする狭帯域の成分のみを通過させるフィル
タである。そして、このフィルタ23周りの検出系は、
フォトダイオード34で光電変換されて検出された光度
の信号が、コード33を介してアンプ22に入力され、
アンプ22によって増幅されて検出光度信号B1とな
り、その後にバンドパスフィルタ23によって20KH
z成分のみの所定周波数該当成分信号C1にされ、さら
に検波回路24による包絡線検波によって吸光度信号D
1とされるようになっている。これにより、この吸光光
度計は、検出光度から所定周波数の該当成分を抽出して
出力する第1のフィルタ回路とともに、このフィルタ回
路の出力に基づいて試料の吸光度を求める吸光度算出等
手段も備えたものとなっている。
20KHzとする狭帯域の成分のみを通過させるフィル
タである。そして、このフィルタ23周りの検出系は、
フォトダイオード34で光電変換されて検出された光度
の信号が、コード33を介してアンプ22に入力され、
アンプ22によって増幅されて検出光度信号B1とな
り、その後にバンドパスフィルタ23によって20KH
z成分のみの所定周波数該当成分信号C1にされ、さら
に検波回路24による包絡線検波によって吸光度信号D
1とされるようになっている。これにより、この吸光光
度計は、検出光度から所定周波数の該当成分を抽出して
出力する第1のフィルタ回路とともに、このフィルタ回
路の出力に基づいて試料の吸光度を求める吸光度算出等
手段も備えたものとなっている。
【0041】バンドパスフィルタ25は、中心周波数を
40KHzとする狭帯域の成分のみを通過させるフィル
タであって、検出光度信号B1を入力とし信号C2を出
力することにより、検出光度から上記の所定周波数成分
に対する高調波成分信号C2を抽出して出力する第2の
フィルタ回路を備えたものとなっている。検波回路26
は、包絡線検波の回路であり、高調波成分信号C2を入
力とすることで、歪量検出信号D2を生成出力する。
40KHzとする狭帯域の成分のみを通過させるフィル
タであって、検出光度信号B1を入力とし信号C2を出
力することにより、検出光度から上記の所定周波数成分
に対する高調波成分信号C2を抽出して出力する第2の
フィルタ回路を備えたものとなっている。検波回路26
は、包絡線検波の回路であり、高調波成分信号C2を入
力とすることで、歪量検出信号D2を生成出力する。
【0042】補正値算出回路27は、吸光度信号D1及
び歪量検出信号D2を入力として、定数a,bを用いた
式{a×D1×D2×(b+D2)}に従う演算を行
い、この算出値の補正信号D3を出力するものである。
なお、定数a,bは、検出光度信号B1の上側ピークを
歪ませながらその時に失われた所定周波数の交流成分と
その高調波成分とを予め測定して、上記の式が近似式と
なるように実験的に定められる。また、吸光度信号D1
に補正信号D3を加えて吸光度信号D4を生成出力する
加算回路も設けられている。これにより、この吸光光度
計は、第2のフィルタ回路の出力に応じて吸光度算出等
手段よる吸光度値を補正する補正手段を備えたものとな
っている。
び歪量検出信号D2を入力として、定数a,bを用いた
式{a×D1×D2×(b+D2)}に従う演算を行
い、この算出値の補正信号D3を出力するものである。
なお、定数a,bは、検出光度信号B1の上側ピークを
歪ませながらその時に失われた所定周波数の交流成分と
その高調波成分とを予め測定して、上記の式が近似式と
なるように実験的に定められる。また、吸光度信号D1
に補正信号D3を加えて吸光度信号D4を生成出力する
加算回路も設けられている。これにより、この吸光光度
計は、第2のフィルタ回路の出力に応じて吸光度算出等
手段よる吸光度値を補正する補正手段を備えたものとな
っている。
【0043】アンプ28は、吸光度信号D4を増幅して
表示器29へ送出することにより吸光度を表示させるも
のである。なお、図示は割愛したが、アンプ28の前ま
たは後には、呈色,退色,比色,沈降,懸濁,比濁など
の分析の種類に応じて吸光度やその2次情報などを算出
する演算手段も設けられている。
表示器29へ送出することにより吸光度を表示させるも
のである。なお、図示は割愛したが、アンプ28の前ま
たは後には、呈色,退色,比色,沈降,懸濁,比濁など
の分析の種類に応じて吸光度やその2次情報などを算出
する演算手段も設けられている。
【0044】アラーム信号発生回路41は、歪量検出信
号D2と所定の閾値とを入力するコンパレータと、コン
パレータの出力を増幅して出力するアンプとからなるも
のであり、歪量検出信号D2の値が所定の閾値を超える
とブザー42を駆動可能なアラーム信号を発生するもの
である。これにより、この吸光光度計は、補正手段に加
えて第2のフィルタ回路の出力に応じて音での警報を発
するアラーム手段を備えたものとなっている。
号D2と所定の閾値とを入力するコンパレータと、コン
パレータの出力を増幅して出力するアンプとからなるも
のであり、歪量検出信号D2の値が所定の閾値を超える
とブザー42を駆動可能なアラーム信号を発生するもの
である。これにより、この吸光光度計は、補正手段に加
えて第2のフィルタ回路の出力に応じて音での警報を発
するアラーム手段を備えたものとなっている。
【0045】挟持体30は、切欠を有しLED32が発
光面を切欠側に向けて切欠低部の穿孔内に挿着された挟
持片35と、やはり切欠を有しフォトダイオード34が
受光面を切欠側に向けて切欠低部の穿孔内に挿着された
挟持片36と、それぞれの切欠にチューブ7を挟んだと
きに挟持力を発生するように一端が挟持片35に連結さ
れ他端が挟持片36に連結されたスプリング37と、挟
持片35,36間の距離を調整して並行状態を確保可能
とするために挟持片36を螺合貫通して先端が挟持片3
5に当接したネジ38とからなる。そして、LED32
から発した光がチューブ7及び試料を通ってフォトダイ
オード34に至るようになっている。
光面を切欠側に向けて切欠低部の穿孔内に挿着された挟
持片35と、やはり切欠を有しフォトダイオード34が
受光面を切欠側に向けて切欠低部の穿孔内に挿着された
挟持片36と、それぞれの切欠にチューブ7を挟んだと
きに挟持力を発生するように一端が挟持片35に連結さ
れ他端が挟持片36に連結されたスプリング37と、挟
持片35,36間の距離を調整して並行状態を確保可能
とするために挟持片36を螺合貫通して先端が挟持片3
5に当接したネジ38とからなる。そして、LED32
から発した光がチューブ7及び試料を通ってフォトダイ
オード34に至るようになっている。
【0046】このようにコード31,32を介在させて
本体20と別に設けられた挟持体30は、測光に際して
発光ダイオードからの光を光学的には直接に試料へ照射
させる照射機構を含んだものとなっている。なお、LE
D32,フォトダイオード34は、チューブ7の径や試
料の屈折率によってLED光の焦点位置が変化してもそ
の焦点位置にフォトダイオード34の受光面を一致させ
ることができるように、図示しないネジを操作すること
で穿孔内における挿着位置が調節可能なものとなってい
る。
本体20と別に設けられた挟持体30は、測光に際して
発光ダイオードからの光を光学的には直接に試料へ照射
させる照射機構を含んだものとなっている。なお、LE
D32,フォトダイオード34は、チューブ7の径や試
料の屈折率によってLED光の焦点位置が変化してもそ
の焦点位置にフォトダイオード34の受光面を一致させ
ることができるように、図示しないネジを操作すること
で穿孔内における挿着位置が調節可能なものとなってい
る。
【0047】かかる構成の吸光光度計について、その動
作及び使用態様を、図3の信号波形を参照しながら説明
する。
作及び使用態様を、図3の信号波形を参照しながら説明
する。
【0048】先ず、挟持片35,36を開いてこれらの
切欠間にチューブ7を挟み込み、スプリング37の引張
り力によってチューブ7が挟持された状態で、ネジ38
を回して挟持片35,36を並行にさせる。そして、本
体20の電源を投入する。すると、LED32からフォ
トダイオード34に向けて光が照射されるので、可視光
の場合は目視等に基づいて、不可視の場合は表示器29
への表示値等に基づいて、フォトダイオード34が照射
光を十分に受光できるように、フォトダイオード34の
位置等の調整を行う。これで、連続測定の準備が調う。
消灯や戸締めは要らない。
切欠間にチューブ7を挟み込み、スプリング37の引張
り力によってチューブ7が挟持された状態で、ネジ38
を回して挟持片35,36を並行にさせる。そして、本
体20の電源を投入する。すると、LED32からフォ
トダイオード34に向けて光が照射されるので、可視光
の場合は目視等に基づいて、不可視の場合は表示器29
への表示値等に基づいて、フォトダイオード34が照射
光を十分に受光できるように、フォトダイオード34の
位置等の調整を行う。これで、連続測定の準備が調う。
消灯や戸締めは要らない。
【0049】次に、チューブ7に試料液を継続的に流
す。この状態で、装置のスタートキー等を操作して、装
置に測定を開始させる。そうすると、発振回路21の発
振信号(図3(a)の波形A参照)に応じてLED32
が20KHzの周波数で明滅し、その光がチューブ7の
試料に一部吸収され、透過光だけが外光と共にフォトダ
イオード34に到達する。ここからは、外光が強い場合
とそうでない場合とに分けて説明するが、先ず、外光が
あまり強くなくて検出光度信号が歪まない場合、すなわ
ち検出光度信号B1が図3(b)の波形B0となる場合
について述べる。
す。この状態で、装置のスタートキー等を操作して、装
置に測定を開始させる。そうすると、発振回路21の発
振信号(図3(a)の波形A参照)に応じてLED32
が20KHzの周波数で明滅し、その光がチューブ7の
試料に一部吸収され、透過光だけが外光と共にフォトダ
イオード34に到達する。ここからは、外光が強い場合
とそうでない場合とに分けて説明するが、先ず、外光が
あまり強くなくて検出光度信号が歪まない場合、すなわ
ち検出光度信号B1が図3(b)の波形B0となる場合
について述べる。
【0050】このとき、到達光の検出光度信号B1のう
ち周波数20KHzの成分だけがバンドパスフィルタ2
3を通過して所定周波数該当成分信号C1は図3(c)
の波形C0となり、吸光度信号D1は所定周波数の交流
成分Aに対応した図3(c)の値D0となる。太陽光や
蛍光灯からの外光成分は、周波数が異なるので、除去さ
れる。あるいはその周波数成分が有っても極めて僅かな
ので、無視可能なまで低減される。また、検出光度信号
B1に歪みが無いので高調波成分信号C2及び歪量検出
信号D2は値がほぼ零となり、これに応じて補正信号D
3もほぼ零となり、吸光度信号D4は所定周波数該当成
分信号C1のみに基づく吸光度信号D1に一致する。そ
こで、透過光だけの光度に基づいて吸光度が正確に求め
られる。周囲の状態が明るくても暗くても明暗変化して
も、安定して、吸光度が求まる。その結果値やグラフは
表示器29に表示される。
ち周波数20KHzの成分だけがバンドパスフィルタ2
3を通過して所定周波数該当成分信号C1は図3(c)
の波形C0となり、吸光度信号D1は所定周波数の交流
成分Aに対応した図3(c)の値D0となる。太陽光や
蛍光灯からの外光成分は、周波数が異なるので、除去さ
れる。あるいはその周波数成分が有っても極めて僅かな
ので、無視可能なまで低減される。また、検出光度信号
B1に歪みが無いので高調波成分信号C2及び歪量検出
信号D2は値がほぼ零となり、これに応じて補正信号D
3もほぼ零となり、吸光度信号D4は所定周波数該当成
分信号C1のみに基づく吸光度信号D1に一致する。そ
こで、透過光だけの光度に基づいて吸光度が正確に求め
られる。周囲の状態が明るくても暗くても明暗変化して
も、安定して、吸光度が求まる。その結果値やグラフは
表示器29に表示される。
【0051】これに対し、外光が強くて検出光度信号が
歪んでしまう場合、すなわち検出光度信号B1が上側ピ
ークのところで押さえられて図3(b)の波形B1とな
る場合は、検出光度信号B1のうち周波数20KHzの
成分だけからなる所定周波数該当成分信号C1は振幅が
縮んで図3(c)の波形C1となり、吸光度信号D1は
所定周波数の交流成分Aに対応の値D0よりも小さな図
3(c)の値D1となる。
歪んでしまう場合、すなわち検出光度信号B1が上側ピ
ークのところで押さえられて図3(b)の波形B1とな
る場合は、検出光度信号B1のうち周波数20KHzの
成分だけからなる所定周波数該当成分信号C1は振幅が
縮んで図3(c)の波形C1となり、吸光度信号D1は
所定周波数の交流成分Aに対応の値D0よりも小さな図
3(c)の値D1となる。
【0052】また、検出光度信号B1に歪みが有るの
で、バンドパスフィルタ25を通過した40KHzの高
調波成分信号C2は振幅が有意水準のものとなり、これ
に伴って検波回路26からの歪量検出信号D2も検出光
度信号B1の歪量に対応した図3(d)の値D2とな
る。そして、これに応じて補正信号D3も値(D0−D
1)となり、吸光度信号D4は、所定周波数該当成分信
号C1のみに基づく吸光度信号D1ではなく、検出光度
信号に歪が無いときの値D0に十分近い値となる。そこ
で、この場合も、補正によって吸光度が正確に求めら
れ、その結果値やグラフは表示器29に表示される。
で、バンドパスフィルタ25を通過した40KHzの高
調波成分信号C2は振幅が有意水準のものとなり、これ
に伴って検波回路26からの歪量検出信号D2も検出光
度信号B1の歪量に対応した図3(d)の値D2とな
る。そして、これに応じて補正信号D3も値(D0−D
1)となり、吸光度信号D4は、所定周波数該当成分信
号C1のみに基づく吸光度信号D1ではなく、検出光度
信号に歪が無いときの値D0に十分近い値となる。そこ
で、この場合も、補正によって吸光度が正確に求めら
れ、その結果値やグラフは表示器29に表示される。
【0053】さらに、外光が一層強くなって、歪量検出
信号D2がアラーム信号発生回路41に既設定の閾値を
超えると、アラーム信号発生回路41によりブザー42
が駆動されて、警報音が発せられる。そして、測定精度
が低下する前に補正信号D3が値(D0−D1)の良い
近似値でなくなりつつあることを検知することが可能と
なる。
信号D2がアラーム信号発生回路41に既設定の閾値を
超えると、アラーム信号発生回路41によりブザー42
が駆動されて、警報音が発せられる。そして、測定精度
が低下する前に補正信号D3が値(D0−D1)の良い
近似値でなくなりつつあることを検知することが可能と
なる。
【0054】こうして、試料を流している間は、連続し
て試料の吸光度が測定され、試料液の状態変化がリアル
タイムで表示される。また、誤測定のおそれが有る場合
には、警報音によって注意が促される。したがって、こ
の吸光光度計を使用すれば、チューブ7を流れる試料液
について、明るくても手軽に安定して正確に吸光度測定
を行うことができる。
て試料の吸光度が測定され、試料液の状態変化がリアル
タイムで表示される。また、誤測定のおそれが有る場合
には、警報音によって注意が促される。したがって、こ
の吸光光度計を使用すれば、チューブ7を流れる試料液
について、明るくても手軽に安定して正確に吸光度測定
を行うことができる。
【0055】[第2実施例]本発明の吸光光度計の第2
実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して
説明する。図4は、その要部の構成を示すブロック図で
あり、図5は、そのLEDの構造を示す一部断面図であ
る。なお、この第2実施例の吸光光度計は第1実施例の
ものが一部2重化されたものなので、以下、その相違点
を中心に説明する。
実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して
説明する。図4は、その要部の構成を示すブロック図で
あり、図5は、そのLEDの構造を示す一部断面図であ
る。なお、この第2実施例の吸光光度計は第1実施例の
ものが一部2重化されたものなので、以下、その相違点
を中心に説明する。
【0056】その基本的な相違点は、図1のLED32
に代わるLEDが、2種の異なる波長で発光しうること
である。そのために、このLEDは、発光波長の異なる
2つのLEDチップ32a,32bが1素子内に埋設さ
れて構成されている(図5参照)。各チップは、それぞ
れの発光波長が試料の2種の吸収波長域に対応するよう
に、材質が選定されている。具体的には、脱酸素状態の
デオキシヘモグロビンが波長555nmの光を吸収する
のに対し酸素結合状態のオキシヘモグロビンが波長57
7nmの光を吸収することに基づいて、ヘモグロビンの
酸素結合率を測定するために、LEDチップ32aは発
光波長のピークが555nmにあるGaP製チップとさ
れ、LEDチップ32bは発光波長のピークが574n
mにあるInGaAlP/GaAs製チップとされたも
のである。
に代わるLEDが、2種の異なる波長で発光しうること
である。そのために、このLEDは、発光波長の異なる
2つのLEDチップ32a,32bが1素子内に埋設さ
れて構成されている(図5参照)。各チップは、それぞ
れの発光波長が試料の2種の吸収波長域に対応するよう
に、材質が選定されている。具体的には、脱酸素状態の
デオキシヘモグロビンが波長555nmの光を吸収する
のに対し酸素結合状態のオキシヘモグロビンが波長57
7nmの光を吸収することに基づいて、ヘモグロビンの
酸素結合率を測定するために、LEDチップ32aは発
光波長のピークが555nmにあるGaP製チップとさ
れ、LEDチップ32bは発光波長のピークが574n
mにあるInGaAlP/GaAs製チップとされたも
のである。
【0057】また、LEDの駆動側には、発振回路21
の他に、高調波の周波数も重ならない77KHzで発振
する発振回路21aが設けられている。これにより、L
EDチップ32aは第1実施例同様に周波数20KHz
で変調・駆動されるが、LEDチップ32bは、周波数
77KHzで変調・駆動される。すなわち、発振回路2
1等からなる駆動回路は、発光ダイオードの駆動に際し
それぞれ他の駆動電流に含ませられた交流成分の周波数
とは異なる周波数の交流成分を含んだ複数の駆動電流を
生成しそれぞれの駆動電流を複数のLEDチップ32
a,32bのそれぞれに供給するものとなっている。
の他に、高調波の周波数も重ならない77KHzで発振
する発振回路21aが設けられている。これにより、L
EDチップ32aは第1実施例同様に周波数20KHz
で変調・駆動されるが、LEDチップ32bは、周波数
77KHzで変調・駆動される。すなわち、発振回路2
1等からなる駆動回路は、発光ダイオードの駆動に際し
それぞれ他の駆動電流に含ませられた交流成分の周波数
とは異なる周波数の交流成分を含んだ複数の駆動電流を
生成しそれぞれの駆動電流を複数のLEDチップ32
a,32bのそれぞれに供給するものとなっている。
【0058】さらに、光度検出側には、20KHz成分
および40KHz成分に基づいて吸光度を求める上述の
回路23〜27の他に、これと並列に、アンプ22の出
力を受けて77KHz成分を通過させるバンドパスフィ
ルタ23aと、これの出力を包絡線検波する検波回路2
4aと、アンプ22の出力を受けて154KHzの高調
波成分を通過させるバンドパスフィルタ25aと、これ
の出力を包絡線検波する検波回路26aと、補正値算出
回路27同様の演算を行って補正値を算出する補正値算
出回路27aとが設けられている。これにより、LED
チップ32aからの透過光に対応する20KHz成分お
よび40KHz成分はバンドパスフィルタ23及びバン
ドパスフィルタ25によって分離抽出される一方、LE
Dチップ32bからの透過光に対応する77KHz成分
および154KHz成分はバンドパスフィルタ23a,
BPF25aによって分離抽出される。すなわち、これ
らのフィルタ回路は、検出光度の信号から複数の周波数
の該当成分を弁別して抽出するものとなっている。
および40KHz成分に基づいて吸光度を求める上述の
回路23〜27の他に、これと並列に、アンプ22の出
力を受けて77KHz成分を通過させるバンドパスフィ
ルタ23aと、これの出力を包絡線検波する検波回路2
4aと、アンプ22の出力を受けて154KHzの高調
波成分を通過させるバンドパスフィルタ25aと、これ
の出力を包絡線検波する検波回路26aと、補正値算出
回路27同様の演算を行って補正値を算出する補正値算
出回路27aとが設けられている。これにより、LED
チップ32aからの透過光に対応する20KHz成分お
よび40KHz成分はバンドパスフィルタ23及びバン
ドパスフィルタ25によって分離抽出される一方、LE
Dチップ32bからの透過光に対応する77KHz成分
および154KHz成分はバンドパスフィルタ23a,
BPF25aによって分離抽出される。すなわち、これ
らのフィルタ回路は、検出光度の信号から複数の周波数
の該当成分を弁別して抽出するものとなっている。
【0059】そして、検波回路24,26,24a,2
6aさらには補正値算出回路27,27aに後続して設
けられた演算回路28aによって、検出光度の信号に含
まれた20KHz成分が40KHz成分に基づいて補正
され、さらに77KHz成分も154KHz成分に基づ
いて補正され、これらの補正後の成分の割合が算出され
るとともに、この算出結果が表示器29に表示されるよ
うになっている。このような構成の採用により、この吸
光光度計は、フォトダイオード34等が共用されている
ので、波長555nmに対する系と波長574nmに対
する系とを2重に設けた場合に較べて、小規模・簡素な
ものとなっている。
6aさらには補正値算出回路27,27aに後続して設
けられた演算回路28aによって、検出光度の信号に含
まれた20KHz成分が40KHz成分に基づいて補正
され、さらに77KHz成分も154KHz成分に基づ
いて補正され、これらの補正後の成分の割合が算出され
るとともに、この算出結果が表示器29に表示されるよ
うになっている。このような構成の採用により、この吸
光光度計は、フォトダイオード34等が共用されている
ので、波長555nmに対する系と波長574nmに対
する系とを2重に設けた場合に較べて、小規模・簡素な
ものとなっている。
【0060】かかる吸光光度計を使用して、チューブ7
に血液を流しながら吸光度測定を行うと、LEDチップ
32aから発した光は、周波数20KHzで明滅しなが
ら、チューブ7内の脱酸素状態のデオキシヘモグロビン
によって一部吸収された後に、フォトダイオード34,
アンプ22,バンドパスフィルタ23,検波回路24の
系によって検出される。しかも、その際に、バンドパス
フィルタ25の系によって波形歪み分が補正される。
に血液を流しながら吸光度測定を行うと、LEDチップ
32aから発した光は、周波数20KHzで明滅しなが
ら、チューブ7内の脱酸素状態のデオキシヘモグロビン
によって一部吸収された後に、フォトダイオード34,
アンプ22,バンドパスフィルタ23,検波回路24の
系によって検出される。しかも、その際に、バンドパス
フィルタ25の系によって波形歪み分が補正される。
【0061】一方、これと並列に、LEDチップ32b
から発した光は、周波数77KHzで明滅しながら、チ
ューブ7内の酸素結合状態のオキシヘモグロビンによっ
て一部吸収された後に、フォトダイオード34,アンプ
22,バンドパスフィルタ23a,検波回路24aの系
によって検出される。この際にも、バンドパスフィルタ
25aの系によって波形歪み分が補正される。そして、
双方の系によって得られた吸光度の割合、すなわちデオ
キシヘモグロビンとオキシヘモグロビンとの割合が、演
算回路28aで演算されて、表示器29に表示される。
から発した光は、周波数77KHzで明滅しながら、チ
ューブ7内の酸素結合状態のオキシヘモグロビンによっ
て一部吸収された後に、フォトダイオード34,アンプ
22,バンドパスフィルタ23a,検波回路24aの系
によって検出される。この際にも、バンドパスフィルタ
25aの系によって波形歪み分が補正される。そして、
双方の系によって得られた吸光度の割合、すなわちデオ
キシヘモグロビンとオキシヘモグロビンとの割合が、演
算回路28aで演算されて、表示器29に表示される。
【0062】こうして、例えば透析中あるいは手術中の
看者等の血中酸素濃度をリアルタイムで監視すること
を、透析装置等の改造なしで容易に行うことができる。
しかも、監視等に必要な測定を、高調波成分に基づく補
正によって、かなり明るいところでも正確に行うことが
できる。
看者等の血中酸素濃度をリアルタイムで監視すること
を、透析装置等の改造なしで容易に行うことができる。
しかも、監視等に必要な測定を、高調波成分に基づく補
正によって、かなり明るいところでも正確に行うことが
できる。
【0063】[第3実施例]本発明の吸光光度計の第3
実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して
説明する。この吸光光度計は、上述のものが多数のプレ
ート1を連続して測定するようにされたものである。図
6は、その装置全体の正面図であり、内部におけるプレ
ートの搬送状態が破線で示されている。また、図7は、
その要部の構成を示すブロック図である。
実施例について、その具体的な構成を、図面を引用して
説明する。この吸光光度計は、上述のものが多数のプレ
ート1を連続して測定するようにされたものである。図
6は、その装置全体の正面図であり、内部におけるプレ
ートの搬送状態が破線で示されている。また、図7は、
その要部の構成を示すブロック図である。
【0064】この吸光光度計は、光源としてのLED
(発光ダイオード)からの光を試料に照射してPD(フ
ォトダイオード)で透過光量を検出して各試料の吸光度
を測るものであるが、被検体としてのガラス製透明プレ
ート1の上面に4行×4列のマトリクス状に配設された
複数の測定部位としての16個のセル1aについて各試
料の吸光度を迅速に測るために、その行に対応して上下
4組の発光素子としてのLED62および受光素子とし
てのPD63がライン状に配設されたラインホルダ61
等からなる照射機構60と、プレート1を列方向に定速
で移送する移送機構70とが、本体50部分に、設けら
れている。
(発光ダイオード)からの光を試料に照射してPD(フ
ォトダイオード)で透過光量を検出して各試料の吸光度
を測るものであるが、被検体としてのガラス製透明プレ
ート1の上面に4行×4列のマトリクス状に配設された
複数の測定部位としての16個のセル1aについて各試
料の吸光度を迅速に測るために、その行に対応して上下
4組の発光素子としてのLED62および受光素子とし
てのPD63がライン状に配設されたラインホルダ61
等からなる照射機構60と、プレート1を列方向に定速
で移送する移送機構70とが、本体50部分に、設けら
れている。
【0065】各LED62は、発光波長がセル1aの試
料の吸収波長域に対応したものである。例えば試料が過
マンガン酸カリウムの呈色溶液の場合、LED62は、
発光波長のピークが535nmに近いAlP製のものと
なっている。そして、吸光光度計本体50には、LED
62やPD63を電子的に選択切換して駆動する発光素
子選択切換回路および受光素子選択切換回路としてのド
ライバ80と、測定のための装置制御や測定データの演
算等を行うコントローラ90も具備されている。
料の吸収波長域に対応したものである。例えば試料が過
マンガン酸カリウムの呈色溶液の場合、LED62は、
発光波長のピークが535nmに近いAlP製のものと
なっている。そして、吸光光度計本体50には、LED
62やPD63を電子的に選択切換して駆動する発光素
子選択切換回路および受光素子選択切換回路としてのド
ライバ80と、測定のための装置制御や測定データの演
算等を行うコントローラ90も具備されている。
【0066】また、多数のプレート1を連続して自動測
定するために、吸光光度計本体50に対し、移送機構7
0のプレート搬入口側にはカセットから測定前のプレー
トを順に払い出す機構を持ったセンダユニット51が付
設され、移送機構70のプレート搬出口側には測定後の
プレートを空カセットに順に受け入れる機構を持ったレ
シーバユニット52が付設された全体構成となってい
る。
定するために、吸光光度計本体50に対し、移送機構7
0のプレート搬入口側にはカセットから測定前のプレー
トを順に払い出す機構を持ったセンダユニット51が付
設され、移送機構70のプレート搬出口側には測定後の
プレートを空カセットに順に受け入れる機構を持ったレ
シーバユニット52が付設された全体構成となってい
る。
【0067】そして、移送機構70は、プレート1をセ
ンダユニット51から吸光光度計本体50経由でレシー
バユニット52に次々に移送するために、定速駆動回路
71によって一定速度で回転するモータ72と、このモ
ータ72の出力軸に接続された駆動輪73によって牽引
され乗載プレート1を運ぶ樹脂製の一対のベルト74と
を備えている。これにより、移送機構70は、被検体上
の測定部位配設におけるマトリクスの列方向に沿って一
方向に被検体を定速で移送するものとなっている。
ンダユニット51から吸光光度計本体50経由でレシー
バユニット52に次々に移送するために、定速駆動回路
71によって一定速度で回転するモータ72と、このモ
ータ72の出力軸に接続された駆動輪73によって牽引
され乗載プレート1を運ぶ樹脂製の一対のベルト74と
を備えている。これにより、移送機構70は、被検体上
の測定部位配設におけるマトリクスの列方向に沿って一
方向に被検体を定速で移送するものとなっている。
【0068】照射機構60は、「コ」の字状のラインホ
ルダ61を主体に構成されており、ラインホルダ61
は、上方水平部材のLEDアレイモジュールと、下方水
平部材のPDアレイモジュールと、これらの部材を剛に
連結させる側方垂直部材とからなるものである。
ルダ61を主体に構成されており、ラインホルダ61
は、上方水平部材のLEDアレイモジュールと、下方水
平部材のPDアレイモジュールと、これらの部材を剛に
連結させる側方垂直部材とからなるものである。
【0069】そのLEDアレイモジュールは、両面配線
されたプリント基板で構成され、この基板には、プレー
ト1上のセル1aのマトリクス状配置における行ピッチ
よりも大きなピッチで鉛直に貫通穴が4つ形成され、各
貫通穴にはLED62が発光面を下に向けて挿入され固
定されている。これらのLED62は、プリント配線に
よって、アノードがそれぞれLED選択回路82の各出
力端子に接続され、カソードが総て接地されている。そ
して、このLEDアレイモジュールは、プレート1が移
送機構70によって吸光光度計本体50を移送されてい
るときにプレート1の上方となる位置に支持されるもの
である。これにより、照射機構60は、測光に際して発
光ダイオードからの光をそれぞれ光学的には直接に被検
体へ照射させるものとなっている。
されたプリント基板で構成され、この基板には、プレー
ト1上のセル1aのマトリクス状配置における行ピッチ
よりも大きなピッチで鉛直に貫通穴が4つ形成され、各
貫通穴にはLED62が発光面を下に向けて挿入され固
定されている。これらのLED62は、プリント配線に
よって、アノードがそれぞれLED選択回路82の各出
力端子に接続され、カソードが総て接地されている。そ
して、このLEDアレイモジュールは、プレート1が移
送機構70によって吸光光度計本体50を移送されてい
るときにプレート1の上方となる位置に支持されるもの
である。これにより、照射機構60は、測光に際して発
光ダイオードからの光をそれぞれ光学的には直接に被検
体へ照射させるものとなっている。
【0070】そのPDアレイモジュールは、LEDアレ
イモジュールとほぼ同様のものであるが、LED62に
代えてPD63が受光面を上にして保持されているもの
である。そして、PDアレイモジュールは移送中のプレ
ート1を挟む対向位置でLEDアレイモジュールの下方
に支持されている。これにより、PDアレイモジュール
は、複数の発光ダイオードそれぞれの発光面にそれぞれ
の受光面が対向するような位置に複数の受光素子を保持
するものとなっている。
イモジュールとほぼ同様のものであるが、LED62に
代えてPD63が受光面を上にして保持されているもの
である。そして、PDアレイモジュールは移送中のプレ
ート1を挟む対向位置でLEDアレイモジュールの下方
に支持されている。これにより、PDアレイモジュール
は、複数の発光ダイオードそれぞれの発光面にそれぞれ
の受光面が対向するような位置に複数の受光素子を保持
するものとなっている。
【0071】また、ラインホルダ61は上下連結側の支
軸64を中心として水平面内で僅かな摩擦力を持って回
転可能なように軸支されている。これにより、ラインホ
ルダ61は、非連結側を調整ネジ等で押引することで、
発光ダイオードのライン状配設方向とマトリクスの行方
向との傾き角を変更し得るものとなっており、発光ダイ
オードのライン状配設方向を、マトリクスの行方向に一
致して沿わせることも(図7一点鎖線部分参照)、マト
リクスの行方向からずらせてその斜めの方向に沿わせる
(図7実線部分参照)ことも可能なものである。
軸64を中心として水平面内で僅かな摩擦力を持って回
転可能なように軸支されている。これにより、ラインホ
ルダ61は、非連結側を調整ネジ等で押引することで、
発光ダイオードのライン状配設方向とマトリクスの行方
向との傾き角を変更し得るものとなっており、発光ダイ
オードのライン状配設方向を、マトリクスの行方向に一
致して沿わせることも(図7一点鎖線部分参照)、マト
リクスの行方向からずらせてその斜めの方向に沿わせる
(図7実線部分参照)ことも可能なものである。
【0072】ドライバ80は、コントローラ90から送
出された行アドレスを保持してLED選択回路82及び
PD選択回路83に出力するアドレスレジスタ81と、
発振回路21から受けたLED駆動電流を入力としLE
D62ごとの4つの接続ラインを出力先としアドレスレ
ジスタ81の保持する行アドレスを選択信号とするセレ
クタからなるLED選択回路82とを備えている。これ
により、ドライバ80は、LED62の行アドレスを順
次に受けると、これに応じて複数の発光ダイオードのう
ちから駆動電流供給対象の発光ダイオードを順次に選択
して切り換えるものとなっている。
出された行アドレスを保持してLED選択回路82及び
PD選択回路83に出力するアドレスレジスタ81と、
発振回路21から受けたLED駆動電流を入力としLE
D62ごとの4つの接続ラインを出力先としアドレスレ
ジスタ81の保持する行アドレスを選択信号とするセレ
クタからなるLED選択回路82とを備えている。これ
により、ドライバ80は、LED62の行アドレスを順
次に受けると、これに応じて複数の発光ダイオードのう
ちから駆動電流供給対象の発光ダイオードを順次に選択
して切り換えるものとなっている。
【0073】発振回路21は、上述したように発振波形
が正弦波であって発振周波数が20KHzでありピーク
電圧が0.7V〜5Vである発振回路であり、その電圧
発振信号は、図示しないバッファアンプで電流信号に変
換され、電流制限抵抗を経た後、LED選択回路82に
入力されてLED62の何れかへ選択的に送出される。
これにより、ドライバ80は、所定周波数の交流成分を
含んだ駆動電流を発光ダイオードに供給するものとなっ
ている。
が正弦波であって発振周波数が20KHzでありピーク
電圧が0.7V〜5Vである発振回路であり、その電圧
発振信号は、図示しないバッファアンプで電流信号に変
換され、電流制限抵抗を経た後、LED選択回路82に
入力されてLED62の何れかへ選択的に送出される。
これにより、ドライバ80は、所定周波数の交流成分を
含んだ駆動電流を発光ダイオードに供給するものとなっ
ている。
【0074】また、ドライバ80は、電源電圧Vccから
所定のバイアス抵抗を介して受けたフォトダイオードの
ドライブ電流を入力としPD63ごとの4つの接続ライ
ンを出力先としアドレスレジスタ81の保持する行アド
レスを選択信号とするセレクタからなるPD選択回路8
3も備えている。これにより、ドライバ80は、LED
選択回路82と同じ行アドレスを受けて、駆動電流供給
対象の発光ダイオードに対応した受光素子を複数の受光
素子のうちから選択するように、測光対象を切り換える
ものとなっている。
所定のバイアス抵抗を介して受けたフォトダイオードの
ドライブ電流を入力としPD63ごとの4つの接続ライ
ンを出力先としアドレスレジスタ81の保持する行アド
レスを選択信号とするセレクタからなるPD選択回路8
3も備えている。これにより、ドライバ80は、LED
選択回路82と同じ行アドレスを受けて、駆動電流供給
対象の発光ダイオードに対応した受光素子を複数の受光
素子のうちから選択するように、測光対象を切り換える
ものとなっている。
【0075】さらに、ドライバ80は、PD選択回路8
3で選択されたPD63による光度検出信号を入力して
増幅するアンプ22と、これに続く上述のバンドパスフ
ィルタ23,25及び検波回路24,25と、検波回路
24の出力をデジタル値に変換するA/D変換回路84
及び検波回路26の出力をデジタル値に変換するA/D
変換回路85とを備えている。これにより、ドライバ8
0は、検出光度から所定周波数の該当成分およびその第
1高調波成分を抽出してコントローラ90へ出力するも
のとなっている。
3で選択されたPD63による光度検出信号を入力して
増幅するアンプ22と、これに続く上述のバンドパスフ
ィルタ23,25及び検波回路24,25と、検波回路
24の出力をデジタル値に変換するA/D変換回路84
及び検波回路26の出力をデジタル値に変換するA/D
変換回路85とを備えている。これにより、ドライバ8
0は、検出光度から所定周波数の該当成分およびその第
1高調波成分を抽出してコントローラ90へ出力するも
のとなっている。
【0076】コントローラ90は、余分な発熱を抑制す
るために測光に必要な時以外はLED62への駆動電流
を遮断する処理を行う発光制御プログラム91と、図示
しないセンサによってプレート1がLED62下へ移送
されて来るとその移送に連れて行アドレスを例えば1,
2,3,4,1,2,…,4の如くプレート1上のマト
リクスの列数分だけ巡回させながら順次にアドレスレジ
スタ81に送出する処理を行うスキャン制御プログラム
92と、スキャン制御プログラム92のアドレス送出に
同期して順次にA/D変換回路84,85から光度デー
タを入力するとともに補正処理をも行う補正手段として
の光度入力プログラム93とを備えて、4行×4列の測
定部位を自動的に順次選択して測定する制御を行うもの
となっている。これにより、この吸光光度計は、被検体
の移送に同期して且つその移送方向の順に従って駆動電
流供給対象の選択切換を行うものとなっている。
るために測光に必要な時以外はLED62への駆動電流
を遮断する処理を行う発光制御プログラム91と、図示
しないセンサによってプレート1がLED62下へ移送
されて来るとその移送に連れて行アドレスを例えば1,
2,3,4,1,2,…,4の如くプレート1上のマト
リクスの列数分だけ巡回させながら順次にアドレスレジ
スタ81に送出する処理を行うスキャン制御プログラム
92と、スキャン制御プログラム92のアドレス送出に
同期して順次にA/D変換回路84,85から光度デー
タを入力するとともに補正処理をも行う補正手段として
の光度入力プログラム93とを備えて、4行×4列の測
定部位を自動的に順次選択して測定する制御を行うもの
となっている。これにより、この吸光光度計は、被検体
の移送に同期して且つその移送方向の順に従って駆動電
流供給対象の選択切換を行うものとなっている。
【0077】この光度入力プログラム93による補正処
理では、予め外乱光および照射光の強度を変えながらA
/D変換回路84,85の出力を測定してA/D変換回
路84,85の出力を基準とした二次元テーブルに変換
しておき、このテーブルについて表引き及び内挿演算を
行うことで所定周波数該当成分に基づく吸光度および高
調波成分に基づく補正値が算出される。これにより、上
述した補正値算出回路27の算出式に基づく場合より
も、一層正確な近似値を得ることができるようになって
いる。
理では、予め外乱光および照射光の強度を変えながらA
/D変換回路84,85の出力を測定してA/D変換回
路84,85の出力を基準とした二次元テーブルに変換
しておき、このテーブルについて表引き及び内挿演算を
行うことで所定周波数該当成分に基づく吸光度および高
調波成分に基づく補正値が算出される。これにより、上
述した補正値算出回路27の算出式に基づく場合より
も、一層正確な近似値を得ることができるようになって
いる。
【0078】また、コントローラ90は、RAM上にア
ロケートされた1行×4列のアレイからなりLED62
の非発光時にスキャン制御プログラム92の処理に応じ
た光度入力プログラム93の処理によって入力された光
度データを保持する0%テーブル94と、同じくRAM
上の1行×4列のアレイからなりLED62の発光時で
あって被検体の不存在時にスキャン制御プログラム92
の処理に応じた光度入力プログラム93の処理によって
入力された光度データを保持する100%テーブル95
とを具備したものとなっている。
ロケートされた1行×4列のアレイからなりLED62
の非発光時にスキャン制御プログラム92の処理に応じ
た光度入力プログラム93の処理によって入力された光
度データを保持する0%テーブル94と、同じくRAM
上の1行×4列のアレイからなりLED62の発光時で
あって被検体の不存在時にスキャン制御プログラム92
の処理に応じた光度入力プログラム93の処理によって
入力された光度データを保持する100%テーブル95
とを具備したものとなっている。
【0079】さらに、コントローラ90は、0%テーブ
ル94の各要素における光度データを受光量0%とし、
100%テーブル95の各要素における光度データを受
光量100%として、プレート1のLED62下への移
送時にスキャン制御プログラム92の処理によってLE
D62を順次発光させたときに光度入力プログラム93
の処理によって入力された光度データから、4行×4列
の各測定部位について呈色,退色,比色,沈降,懸濁,
比濁などの分析の種類に応じて吸光度やその2次情報な
どを算出する処理を行う吸光率演算プログラム96も備
えている。
ル94の各要素における光度データを受光量0%とし、
100%テーブル95の各要素における光度データを受
光量100%として、プレート1のLED62下への移
送時にスキャン制御プログラム92の処理によってLE
D62を順次発光させたときに光度入力プログラム93
の処理によって入力された光度データから、4行×4列
の各測定部位について呈色,退色,比色,沈降,懸濁,
比濁などの分析の種類に応じて吸光度やその2次情報な
どを算出する処理を行う吸光率演算プログラム96も備
えている。
【0080】これにより、コントローラ90は、BPF
23,25の出力に基づいて試料の吸光度を求めるもの
となっている。そして、算出された吸光率等は、表示制
御プログラム97の処理によってモニタ等に表示され、
あるいは他のプログラム処理によってプリンタ等で印刷
されるようになっている。
23,25の出力に基づいて試料の吸光度を求めるもの
となっている。そして、算出された吸光率等は、表示制
御プログラム97の処理によってモニタ等に表示され、
あるいは他のプログラム処理によってプリンタ等で印刷
されるようになっている。
【0081】この実施例の吸光光度計について、その具
体的な動作および使用態様を、説明する。
体的な動作および使用態様を、説明する。
【0082】先ず、吸光光度計本体50の前面カバーを
開けて、測定したいプレート1等と同形で試料の入って
いないダミープレートをLED62下のベルト74に載
せる。そして、吸光光度計本体50の電源を投入する。
すると、LED62からPD63に向けて光が照射され
るので、可視光の場合は目視等に基づいて、不可視の場
合は表示器等への表示値等に基づいて、各PD63が何
れも照射光を十分に受光できるように、ラインホルダ6
1の傾斜角等の調整を行う。
開けて、測定したいプレート1等と同形で試料の入って
いないダミープレートをLED62下のベルト74に載
せる。そして、吸光光度計本体50の電源を投入する。
すると、LED62からPD63に向けて光が照射され
るので、可視光の場合は目視等に基づいて、不可視の場
合は表示器等への表示値等に基づいて、各PD63が何
れも照射光を十分に受光できるように、ラインホルダ6
1の傾斜角等の調整を行う。
【0083】この調整終了後、ダミープレートを抜き取
って、前面カバーを閉める。なお、測定室の消灯は不要
である。そして、空のカセットをレシーバユニット52
に載せ、測定したいプレート1等が収納されているカセ
ットをセンダユニット51に載せる。これで、連続測定
の準備が調う。
って、前面カバーを閉める。なお、測定室の消灯は不要
である。そして、空のカセットをレシーバユニット52
に載せ、測定したいプレート1等が収納されているカセ
ットをセンダユニット51に載せる。これで、連続測定
の準備が調う。
【0084】この状態で、吸光光度計本体50のリセッ
トキー等を操作して、コントローラ90に初期化処理等
を行わせる。そうすると、各プログラムやドライバ80
等の初期化に続けて、発光制御プログラム91の処理に
よってLED62が非発光状態にされたままで、スキャ
ン制御プログラム92の処理およびこれに従うドライバ
80によって各PD63が順にドライブされるととも
に、各PD63からの光度データが光度入力プログラム
93等によって入力されて0%テーブル94に記憶され
る。
トキー等を操作して、コントローラ90に初期化処理等
を行わせる。そうすると、各プログラムやドライバ80
等の初期化に続けて、発光制御プログラム91の処理に
よってLED62が非発光状態にされたままで、スキャ
ン制御プログラム92の処理およびこれに従うドライバ
80によって各PD63が順にドライブされるととも
に、各PD63からの光度データが光度入力プログラム
93等によって入力されて0%テーブル94に記憶され
る。
【0085】さらに、続けて、発光制御プログラム91
の処理によってLED62が発光可能状態にされて、ス
キャン制御プログラム92の処理およびこれに従うドラ
イバ80によって各LED62及び対応の各PD63が
順にドライブされるとともに、各PD63からの光度デ
ータが光度入力プログラム93等によって100%テー
ブル95に記憶される。こうして、素子特性のばらつき
に対応した受光量の上下限値が各LED62及びPD6
3の対ごとに求められ、素子特性のばらつきによる変動
を排除した吸光率を算出するための準備が調う。
の処理によってLED62が発光可能状態にされて、ス
キャン制御プログラム92の処理およびこれに従うドラ
イバ80によって各LED62及び対応の各PD63が
順にドライブされるとともに、各PD63からの光度デ
ータが光度入力プログラム93等によって100%テー
ブル95に記憶される。こうして、素子特性のばらつき
に対応した受光量の上下限値が各LED62及びPD6
3の対ごとに求められ、素子特性のばらつきによる変動
を排除した吸光率を算出するための準備が調う。
【0086】そこで、次に、吸光光度計本体50のスタ
ートキー等を操作して、コントローラ90に移送および
測定の制御を開始させる。そうすると、吸光光度計本体
50では、ベルト74が駆動され、センダユニット51
では、そのカセットが下降させられて、各プレート1が
下方のものから順に幾らかの間隙を空けてベルト74に
移載されて吸光光度計本体50に一定速度で移送され
る。
ートキー等を操作して、コントローラ90に移送および
測定の制御を開始させる。そうすると、吸光光度計本体
50では、ベルト74が駆動され、センダユニット51
では、そのカセットが下降させられて、各プレート1が
下方のものから順に幾らかの間隙を空けてベルト74に
移載されて吸光光度計本体50に一定速度で移送され
る。
【0087】各プレート1は、吸光光度計本体50内で
の移送中に、ラインホルダ61のLEDアレイモジュー
ルとPDアレイモジュールとの間に到達し、この移送に
連れて各セル1aは順次にLED62とPD63との間
に位置する。このとき、発光制御プログラム91の処理
によってLED62が発光可能状態にされて、スキャン
制御プログラム92の処理およびこれに従うドライバ8
0によって該当位置のLED62とPD63とが順にド
ライブされる。
の移送中に、ラインホルダ61のLEDアレイモジュー
ルとPDアレイモジュールとの間に到達し、この移送に
連れて各セル1aは順次にLED62とPD63との間
に位置する。このとき、発光制御プログラム91の処理
によってLED62が発光可能状態にされて、スキャン
制御プログラム92の処理およびこれに従うドライバ8
0によって該当位置のLED62とPD63とが順にド
ライブされる。
【0088】そうすると、発振回路21の発振信号に応
じて該当LED62が20KHzの周波数で明滅し、そ
の光が該当セル1aの試料に一部吸収され、透過光だけ
が外光と共に該当PD63に到達する。そして、到達光
の検出光度のうち周波数20KHzの成分だけがバンド
パスフィルタ23を通過する。また、40KHzの高調
波成分だけがバンドパスフィルタ25を通過する。太陽
光や蛍光灯からの外光成分は、周波数が異なるので、除
去される。あるいはその周波数成分が有っても極めて僅
かなので、無視可能なまで低減される。
じて該当LED62が20KHzの周波数で明滅し、そ
の光が該当セル1aの試料に一部吸収され、透過光だけ
が外光と共に該当PD63に到達する。そして、到達光
の検出光度のうち周波数20KHzの成分だけがバンド
パスフィルタ23を通過する。また、40KHzの高調
波成分だけがバンドパスフィルタ25を通過する。太陽
光や蛍光灯からの外光成分は、周波数が異なるので、除
去される。あるいはその周波数成分が有っても極めて僅
かなので、無視可能なまで低減される。
【0089】そこで、透過光だけの光度に基づく光度デ
ータが光度入力プログラム93によって入力される。さ
らに、20KHzの周波数成分についてその歪みによる
減少分が40KHzの高調波成分に基づいて補充され
る。そして、その入力および補正処理の度に、吸光率演
算プログラム96の処理によってテーブル94,95の
該当要素を基準にして吸光率が算出され、表示制御プロ
グラム97の処理によってその値が表示される。
ータが光度入力プログラム93によって入力される。さ
らに、20KHzの周波数成分についてその歪みによる
減少分が40KHzの高調波成分に基づいて補充され
る。そして、その入力および補正処理の度に、吸光率演
算プログラム96の処理によってテーブル94,95の
該当要素を基準にして吸光率が算出され、表示制御プロ
グラム97の処理によってその値が表示される。
【0090】こうして、0%テーブル94及び100%
テーブル95に基づいて自動的に、素子特性のばらつき
が吸光率から除去されるので、複数のLED及び複数の
フォトダイオードを用いた多点測定であっても、正確な
測定結果を容易に得ることができる。しかも、明るいと
ころで、プレート移送を継続しながら連続的に、吸光度
を測定することができる。
テーブル95に基づいて自動的に、素子特性のばらつき
が吸光率から除去されるので、複数のLED及び複数の
フォトダイオードを用いた多点測定であっても、正確な
測定結果を容易に得ることができる。しかも、明るいと
ころで、プレート移送を継続しながら連続的に、吸光度
を測定することができる。
【0091】そして、1つのプレート1に対する測定が
済んだ後は、これに続く次のプレート1が移送されて来
てその測定が行われる。この処理は、センダユニット5
1から吸光光度計本体50にプレート1が移送されて来
る間、続けられる。また、この間、測定の済んだ各プレ
ート1は、ベルト74に載せられて吸光光度計本体50
からレシーバユニット52へ運び出される。そして、レ
シーバユニット52では、そのカセットに到達したプレ
ート1がカセットの上方から順にカセットに収納され、
この収納の度にカセットが一段上昇して次のプレート1
の受入に備えるという処理が繰り返し行われる。
済んだ後は、これに続く次のプレート1が移送されて来
てその測定が行われる。この処理は、センダユニット5
1から吸光光度計本体50にプレート1が移送されて来
る間、続けられる。また、この間、測定の済んだ各プレ
ート1は、ベルト74に載せられて吸光光度計本体50
からレシーバユニット52へ運び出される。そして、レ
シーバユニット52では、そのカセットに到達したプレ
ート1がカセットの上方から順にカセットに収納され、
この収納の度にカセットが一段上昇して次のプレート1
の受入に備えるという処理が繰り返し行われる。
【0092】こうして、センダ側カセットに収納されて
いた総てのプレートを連続的に速やかに測定してレシー
バ側カセットに収納することができる。また、この吸光
光度計は、センダ上のカセットやレシーバ上のカセット
を適宜交換すれば、幾ら多数であっても所望の数のプレ
ートについて、吸光度を測定することができる。
いた総てのプレートを連続的に速やかに測定してレシー
バ側カセットに収納することができる。また、この吸光
光度計は、センダ上のカセットやレシーバ上のカセット
を適宜交換すれば、幾ら多数であっても所望の数のプレ
ートについて、吸光度を測定することができる。
【0093】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の吸光光度計にあっては、LED光の
所定周波数での電気的・電子的変調に基づいて吸光度測
定を行うとともに、外乱光により検出光度信号が歪んで
失われた所定周波数の交流成分等の減少量が高調波成分
に基づいて補充されるようにしたことにより、明るくて
も手軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度計
を簡素な構成で実現することができたという有利な効果
が有る。
の第1の解決手段の吸光光度計にあっては、LED光の
所定周波数での電気的・電子的変調に基づいて吸光度測
定を行うとともに、外乱光により検出光度信号が歪んで
失われた所定周波数の交流成分等の減少量が高調波成分
に基づいて補充されるようにしたことにより、明るくて
も手軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度計
を簡素な構成で実現することができたという有利な効果
が有る。
【0094】また、本発明の第2の解決手段の吸光光度
計にあっては、高調波成分量に応じて警報を出すことで
誤測定を回避するようにしたことにより、明るくても手
軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度計を簡
素な構成で実現することができたという有利な効果を奏
する。
計にあっては、高調波成分量に応じて警報を出すことで
誤測定を回避するようにしたことにより、明るくても手
軽に安定して正確な吸光度測定を行える吸光光度計を簡
素な構成で実現することができたという有利な効果を奏
する。
【0095】さらに、本発明の第3の解決手段の吸光光
度計にあっては、電気的・電子的処理に基づいて周波数
変調および多重化を行うとともに高調波に基づく補正も
行うようにしたことにより、分光等の光学的処理によら
ずに、複数の発光波長それぞれに区別して、外光等に影
響されることなく、並列に、異なる吸収波長域における
試料の吸光度を、正確に測定することができる。したが
って、明るくても手軽に安定して正確な多波長測定を行
える吸光光度計を簡素な構成で実現することができたと
いう有利な効果が有る。
度計にあっては、電気的・電子的処理に基づいて周波数
変調および多重化を行うとともに高調波に基づく補正も
行うようにしたことにより、分光等の光学的処理によら
ずに、複数の発光波長それぞれに区別して、外光等に影
響されることなく、並列に、異なる吸収波長域における
試料の吸光度を、正確に測定することができる。したが
って、明るくても手軽に安定して正確な多波長測定を行
える吸光光度計を簡素な構成で実現することができたと
いう有利な効果が有る。
【0096】また、本発明の第4の解決手段の吸光光度
計にあっては、小規模な照射機構と直線的な移送との組
み合せに基づいて発光ダイオードの数が少なくても被検
体のマトリクス状の測定部位総てを速やかに測定しうる
ようにしたことにより、明るくても手軽に安定してマト
リクス状多点の正確な吸光度測定を行える吸光光度計を
簡素な構成で実現することができたという有利な効果を
奏する。
計にあっては、小規模な照射機構と直線的な移送との組
み合せに基づいて発光ダイオードの数が少なくても被検
体のマトリクス状の測定部位総てを速やかに測定しうる
ようにしたことにより、明るくても手軽に安定してマト
リクス状多点の正確な吸光度測定を行える吸光光度計を
簡素な構成で実現することができたという有利な効果を
奏する。
【図1】 この発明の吸光光度計の第1実施例につい
て、その要部の構成を示すブロック図である。
て、その要部の構成を示すブロック図である。
【図2】 その挟持体の外形図である。
【図3】 その信号の波形例である。
【図4】 この発明の吸光光度計の第2実施例につい
て、その要部の構成を示すブロック図である。
て、その要部の構成を示すブロック図である。
【図5】 そのLEDの構造を示す一部断面図であ
る。
る。
【図6】 この発明の吸光光度計の第3実施例につい
て、その全体の正面図である。
て、その全体の正面図である。
【図7】 その要部の構成を示すブロック図である。
【図8】 従来の吸光光度計の外観図である。
【図9】 従来の吸光光度計(XY走査)のブロック
図である。
図である。
【図10】 従来の吸光光度計(LEDアレイ)のブロ
ック図である。
ック図である。
【図11】 従来の吸光光度計(LED変調)のブロッ
ク図である。
ク図である。
1 プレート(マイクロプレート;測定容器;被検
体) 1a セル(ウェル;試料室;測定部位) 2 比濁計(吸光光度計) 3 センダ・レシーバ 4 マルチプレクサ(LED選択切換回路) 5 マルチプレクサ(PD選択切換回路) 6 テープ(被検体) 7 チューブ(被検体) 20 本体 21 発振回路 22 アンプ 23 バンドパスフィルタ(BPF;第1のフィルタ
回路) 24 検波回路(吸光度算出等手段) 25 バンドパスフィルタ(BPF;第2のフィルタ
回路) 26 検波回路(補正手段) 27 補正値算出回路(補正手段) 28 アンプ 29 表示器 30 挟持体(探子;探触部;探体部;別体) 31 コード 32 LED(発光ダイオード;発光素子;発光体;
光源) 33 コード 34 フォトダイオード(受光素子;受光器;検出素
子) 35 挟持片(照射機構) 36 挟持片(受光素子保持機構) 37 スプリング 38 ネジ 41 アラーム信号発生回路(アラーム手段) 42 ブザー(アラーム手段) 21a 発振回路 23a バンドパスフィルタ(BPF) 24a 検波回路(吸光度算出等手段) 25a BPF(バンドパスフィルタ) 26a 検波回路(補正手段) 27a 補正値算出回路(補正手段) 28a 演算回路(吸光度算出等手段) 32a,32b LEDチップ 50 吸光光度計本体 51 センダユニット 52 レシーバユニット 60 照射機構(兼受光素子保持機構) 61 ラインホルダ 62 LED(発光ダイオード;発光素子;発光体;
光源) 63 PD(フォトダイオード;受光素子;検出素
子) 64 支軸 70 移送機構 71 定速駆動回路 72 モータ 73 駆動輪 74 ベルト 80 ドライバ(駆動回路) 81 アドレスレジスタ 82 LED選択回路 83 PD選択回路 84 A/D変換回路 85 A/D変換回路 90 コントローラ(制御演算部) 91 発光制御プログラム 92 スキャン制御プログラム 93 光度入力プログラム(補正手段) 94 0%テーブル(吸光度算出等手段) 95 100%テーブル(吸光度算出等手段) 96 吸光率演算プログラム(吸光度算出等手段) 97 表示制御プログラム
体) 1a セル(ウェル;試料室;測定部位) 2 比濁計(吸光光度計) 3 センダ・レシーバ 4 マルチプレクサ(LED選択切換回路) 5 マルチプレクサ(PD選択切換回路) 6 テープ(被検体) 7 チューブ(被検体) 20 本体 21 発振回路 22 アンプ 23 バンドパスフィルタ(BPF;第1のフィルタ
回路) 24 検波回路(吸光度算出等手段) 25 バンドパスフィルタ(BPF;第2のフィルタ
回路) 26 検波回路(補正手段) 27 補正値算出回路(補正手段) 28 アンプ 29 表示器 30 挟持体(探子;探触部;探体部;別体) 31 コード 32 LED(発光ダイオード;発光素子;発光体;
光源) 33 コード 34 フォトダイオード(受光素子;受光器;検出素
子) 35 挟持片(照射機構) 36 挟持片(受光素子保持機構) 37 スプリング 38 ネジ 41 アラーム信号発生回路(アラーム手段) 42 ブザー(アラーム手段) 21a 発振回路 23a バンドパスフィルタ(BPF) 24a 検波回路(吸光度算出等手段) 25a BPF(バンドパスフィルタ) 26a 検波回路(補正手段) 27a 補正値算出回路(補正手段) 28a 演算回路(吸光度算出等手段) 32a,32b LEDチップ 50 吸光光度計本体 51 センダユニット 52 レシーバユニット 60 照射機構(兼受光素子保持機構) 61 ラインホルダ 62 LED(発光ダイオード;発光素子;発光体;
光源) 63 PD(フォトダイオード;受光素子;検出素
子) 64 支軸 70 移送機構 71 定速駆動回路 72 モータ 73 駆動輪 74 ベルト 80 ドライバ(駆動回路) 81 アドレスレジスタ 82 LED選択回路 83 PD選択回路 84 A/D変換回路 85 A/D変換回路 90 コントローラ(制御演算部) 91 発光制御プログラム 92 スキャン制御プログラム 93 光度入力プログラム(補正手段) 94 0%テーブル(吸光度算出等手段) 95 100%テーブル(吸光度算出等手段) 96 吸光率演算プログラム(吸光度算出等手段) 97 表示制御プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大科 千鶴子 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 山田 泰 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】光源からの光を試料に照射して透過光の光
度を検出しこの検出光度に基づいて前記試料の吸光度を
求める吸光光度計において、前記光源として設けられ発
光波長が前記試料の吸収波長域に対応した発光ダイオー
ドと、測光に際して前記発光ダイオードからの光を光学
的には直接に前記試料へ照射させる照射機構と、所定周
波数の交流成分を含んだ駆動電流を前記発光ダイオード
に供給する駆動回路と、前記検出光度から前記所定周波
数の該当成分を抽出して出力する第1のフィルタ回路
と、この第1のフィルタ回路の出力に基づいて前記試料
の吸光度を求める吸光度算出等手段と、前記検出光度か
ら前記所定周波数の高調波成分を抽出して出力する第2
のフィルタ回路と、この第2のフィルタ回路の出力に応
じて前記第1のフィルタ回路の出力値または前記吸光度
算出等手段よる吸光度値を補正する補正手段とを備えた
ことを特徴とする吸光光度計。 - 【請求項2】前記補正手段に代えて又はこれに加えて、
前記第2のフィルタ回路の出力に応じて警報を発するア
ラーム手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の吸
光光度計。 - 【請求項3】前記発光ダイオードは、前記試料について
の異なる吸収波長域に対応したそれぞれの発光波長で発
光する複数のLEDチップが、一体的に組み込まれたも
のであり、前記駆動回路は、前記発光ダイオードの駆動
に際し、それぞれ他の駆動電流に含ませられた交流成分
の周波数とは異なる周波数の交流成分を含んだ複数の駆
動電流を生成し、それぞれの駆動電流を前記複数のLE
Dチップのそれぞれに供給するものであり、前記第1の
フィルタ回路は、前記検出光度から前記複数の周波数の
該当成分を弁別して抽出するものであることを特徴とす
る請求項1又は請求項2に記載された吸光光度計。 - 【請求項4】試料を保持する複数の測定部位がマトリク
ス状に配設された被検体を前記マトリクスの列方向(又
は行方向)に沿って一方向又は往復双方向等の直線的に
移送する移送手段を備え、前記複数の発光ダイオード
は、前記マトリクスの行方向(又は列方向)に沿って少
なくともライン状に配設されたものであることを特徴と
する請求項1乃至請求項3の何れかに記載された吸光光
度計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20382797A JPH1137930A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 吸光光度計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20382797A JPH1137930A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 吸光光度計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1137930A true JPH1137930A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16480375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20382797A Pending JPH1137930A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 吸光光度計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1137930A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008020380A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Aloka Co Ltd | 吸光度測定装置 |
| JP2008020381A (ja) * | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Aloka Co Ltd | 吸光度測定装置 |
| JP2011080959A (ja) * | 2009-10-09 | 2011-04-21 | Graduate School For The Creation Of New Photonics Industries | 屋外用農作物内部品質測定装置 |
| JP2017040662A (ja) * | 2016-10-31 | 2017-02-23 | 株式会社アクロエッジ | 測定方法 |
| JP2019039931A (ja) * | 2018-11-19 | 2019-03-14 | 株式会社アクロエッジ | 測定方法 |
| JP2020139871A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 横河電機株式会社 | 濁度測定方法及び濁度計 |
| WO2022153753A1 (ja) * | 2021-01-13 | 2022-07-21 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置および自動分析方法 |
| US11513061B2 (en) | 2018-06-29 | 2022-11-29 | University Of Maryland, Baltimore | System for nondestructive spectroscopic analysis of biologic specimens |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP20382797A patent/JPH1137930A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US11513061B2 (en) | 2018-06-29 | 2022-11-29 | University Of Maryland, Baltimore | System for nondestructive spectroscopic analysis of biologic specimens |
| JP2019039931A (ja) * | 2018-11-19 | 2019-03-14 | 株式会社アクロエッジ | 測定方法 |
| JP2020139871A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 横河電機株式会社 | 濁度測定方法及び濁度計 |
| WO2022153753A1 (ja) * | 2021-01-13 | 2022-07-21 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置および自動分析方法 |
| JPWO2022153753A1 (ja) * | 2021-01-13 | 2022-07-21 |
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