JPH1137953A - 光走査型二次元濃度分布測定装置 - Google Patents

光走査型二次元濃度分布測定装置

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JPH1137953A
JPH1137953A JP9214131A JP21413197A JPH1137953A JP H1137953 A JPH1137953 A JP H1137953A JP 9214131 A JP9214131 A JP 9214131A JP 21413197 A JP21413197 A JP 21413197A JP H1137953 A JPH1137953 A JP H1137953A
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JP
Japan
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sensor
cassette
measuring device
sensor cassette
main body
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Application number
JP9214131A
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English (en)
Inventor
Shuji Takamatsu
修司 高松
Motoi Nakao
基 中尾
Satoshi Nomura
聡 野村
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CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Horiba Ltd
Original Assignee
CHIKYU KANKYO SANGYO GIJUTSU KENKYU KIKO
Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン濃度などの測定を自動的でしかも安全
に行うことができるきわめて実用的な構造を備えた光走
査型二次元濃度分布測定装置を提供すること。 【解決手段】 半導体基板34の上面にセンサ面36を
有するセンサ33を組み込んだセンサカセット6を、測
定装置本体1内にセンサカセット搬送手段48を用いて
搬入し、この搬入されたセンサカセット6を測定装置本
体1内の所定の位置に設けられたセンサカセット受け部
46にセットするとともに、センサカセット6に設けら
れた電極39,42,43に、測定装置本体1内に移動
自在に設けられたコンタクトプローブ部47を電気的に
接続した状態で、前記半導体基板34に対してプローブ
光80を二次元的に走査しながら照射して測定を行うよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、溶液などの試料
におけるイオン濃度などを二次元的に測定することがで
きる光走査型二次元濃度分布測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液体中あるいは物質中にしみこん
だ液体中に溶存している物質(イオンなど)の濃度を二
次元的に計測する装置の研究・開発が行われ、この二次
元分布の計測を行う手法の一つに、LAPS(Ligh
t−AddressablePotentiometr
ic Sensor)センサからなる電気化学画像計測
装置がある。このような装置は、例えば、Jpn.J.
Appl.Phys.Vol.33(1994)pp
L394−L397に記載してあるように、イオンなど
に感応するセンサ面を形成した半導体基板を適宜の光で
スキャンし、このスキャンによって、半導体基板中に誘
発された光電流を取り出すことにより測定を行うことが
できる。
【0003】前記装置のセンサ部を直接計測したい対象
物質に挿入したり接触させることによって溶存物質の濃
度分布を測定する。得られたデータはコンピュータ処理
により、二次元または三次元の濃度分布画像として出力
される。ある時間での濃度分布のみならず、その変化の
様子をリアルタイムに追跡することができる。リアルタ
イムに得られた画像を、目視、CCDカメラなどによっ
て得られた電磁波画像と容易に比較できる。
【0004】そして、この出願の出願人は、上記光走査
型二次元濃度分布測定装置およびこれに関連した技術を
主題とする発明を、特願平7−39114号(特開平8
−213580号)を始めとして数多く特許出願してい
るところである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記光走査
型二次元濃度分布測定装置は、その全体構造は実験室レ
ベルのものであり、例えば、半導体基板の上面にセンサ
面を有してなるセンサは、これを保持する受け部と一体
的な構造であり、センサを必要に応じて交換することは
できなかった。
【0006】これに対して、この出願の出願人は、半導
体基板の上面にセンサ面を有するセンサを組み込んだセ
ンサカセットを、測定装置本体に設けられたセンサカセ
ット受け部にセットし、さらに、このセットされたセン
サカセットに設けられた電極に、測定装置本体内に移動
自在に設けられたコンタクトプローブ部を電気的に接続
した状態で、前記半導体基板に対してプローブ光を二次
元的に走査しながら照射して測定を行うようにした光走
査型二次元濃度分布測定装置を特許出願している。
【0007】しかし、上記光走査型二次元濃度分布測定
装置は、センサカセットのセンサカセット受け部に対す
る装着あるいは離脱に際しては、オペレータがセンサカ
セットを手によって保持しながら測定装置本体に設けら
れたセンサカセットの出入り口を経て測定装置本体内の
所定の位置にセットしたり、また、セットしてあるセン
サカセットを手によって測定装置本体外に取り出す必要
があったため、十分な省力化が図れてなく、また、前記
装着あるいは離脱の際、前記出入り口に手や指を引っ掛
けたり、センサカセットをぶつけ、これを損傷するとい
った不都合が生ずるおそれがあった。
【0008】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、イオン濃度などの測定を自動的でしかも安全
に行うことができるきわめて実用的な構造を備えた光走
査型二次元濃度分布測定装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の光走査型二次元濃度分布測定装置は、半
導体基板の上面にセンサ面を有するセンサを組み込んだ
センサカセットを、測定装置本体に設けられたカセット
挿抜口を自在に通過するセンサカセット搬送手段を用い
て測定装置本体内に搬入し、この搬入されたセンサカセ
ットを測定装置本体内の所定の位置に設けられたセンサ
カセット受け部にセットするとともに、センサカセット
に設けられた電極に、測定装置本体内に移動自在に設け
られたコンタクトプローブ部を電気的に接続した状態
で、前記半導体基板に対してプローブ光を二次元的に走
査しながら照射して測定を行い、その後、測定済みのセ
ンサカセットをセンサカセット搬送手段によって測定装
置本体外に搬出するように構成している。
【0010】上記構成の光走査型二次元濃度分布測定装
置においては、センサカセットの測定装置本体に対する
装着、離脱が自動的に行われるので、省力化が図れると
ともに、安全性が向上する。そして、センサがカセット
に組み込まれているので、センサを測定装置本体に対し
て容易に脱着することができる。そして、センサを保持
するセンサカセットの構造が簡単であるため、センサに
故障が生じた場合にもその点検や交換を容易に行えると
ともに、センサ回りの部品を再利用することが可能にな
り、所謂環境に優しい構成となっている。
【0011】そして、信号の取り出しをコンタクトプロ
ーブによって行うようにしているので、信号を安定して
取り出すことができ、安定な測定を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1〜図13は、この発明の一つの実
施の形態を示す。まず、図1は、この発明の光走査型二
次元濃度分布測定装置の外観を示す斜視図で、この図1
において、1は測定装置本体で、そのケース2の前面板
3は、図2に示すように、ヒンジ4を中心にして両矢印
5方向に回動し、開閉できるように構成されている。そ
して、この前面板3にはセンサカセット6(その構成に
ついては後で詳しく説明する)を出し入れするためのカ
セット挿抜口7が開設されている。
【0013】8は前記カセット挿抜口7を開閉する扉
で、この扉8は、図2に示すように、例えば適宜の部材
9に保持され、上下方向に適宜の間隔おいて設けられた
二つのプーリ10a,10bの間に掛けわたされ、扉8
の上端と連結部材11を介して連結されるベルト12
と、一つのプーリ10a側に設けられる駆動モータ13
とからなる駆動装置14によって、前面板3に沿って上
下方向に移動し、測定装置本体1内において用いられる
レーザ光80が外部に漏洩しないように構成されてい
る。15a,15bは扉開閉用スイッチである。
【0014】再び図1において、16aはケース2の上
部からその下方を、ケース2内の所定の位置にセットさ
れたセンサカセット6に臨むようにして延設された光学
顕微鏡であり、16bはビデオカメラなどの観察画像入
力装置である。なお、測定装置本体1の内部構成につい
ては、後で詳しく説明する。
【0015】17は前記測定装置本体1を制御するとと
もに、これから送られてくる信号を処理し、その結果を
表示したり、記録する制御・画像処理装置で、例えば画
像処理機能を有するコンピュータである。このコンピュ
ータ17は、制御や各種の演算などの処理を行うととも
に、データや処理結果を記憶する本体18、例えばカラ
ーディスプレイよりなる表示装置19、入力キーボード
20、マウス21などよりなり、測定装置本体1とは信
号ケーブル22によって接続されている。
【0016】ここで、測定装置本体1内部の構成を説明
する前に、測定装置本体1に対して搬入・搬出されるセ
ンサカセット6の構成について、図3〜図9を参照しな
がら説明する。図6〜図8において、23,24は平面
視方形のセンサホルダ、ホルダカバーで、これらの間に
後述するオーミックコンタクト37、センサ33および
パッキン40をこの順に重ねた順で挟持される(図7お
よび図8参照)。
【0017】そして、センサホルダ23、ホルダカバー
24はいずれも適宜厚さの絶縁材料、例えば合成樹脂よ
りなり、それらの平面視の外形寸法は互いに等しく、4
つのコーナーには斜めにカットされた部分25を有する
が、対応する一つのコーナー25aは、他のコーナー2
5とは異なる形状に形成して、センサカセット6が後述
するセンサカセット受け部46に対して誤ってセットさ
れるのを防止できるようにしてあるとともに、それぞれ
の中央には同サイズの方形の貫通孔26,27が設けら
れている。この貫通孔26,27は、センサ33の大き
さとほぼ同じである。なお、センサホルダ23とホルダ
カバー24との平面視の外形寸法は必ずしも等しくする
必要はない。
【0018】そして、センサホルダ23の貫通孔26の
下端部周囲には、オーミックコンタクト37、センサ3
3およびパッキン40を保持するためのザグリ面26a
が形成され、ホルダカバー24の貫通孔27の下端側の
周囲には前記ザグリ面26aに対応するようにして突平
面27aが形成されている(図7参照)。
【0019】また、センサホルダ23には、貫通孔26
の外側にねじ28を螺着するための4つのねじ孔29が
等配置的に形成されるとともに、センサカセット受け部
46に設けられたガイドピン56(図6参照)と対応す
る位置に4つの孔(被ガイド部)30が貫設されてい
る。一方、ホルダカバー24には、前記ねじ孔29に対
応する位置にねじ28を挿通させるための孔31が開設
されているとともに、貫通孔27の一辺側に2つの溝3
2が適宜の間隔をおいて並設されている。
【0020】33は平面視方形のセンサで、外形がザグ
リ面26aおよび突平面27aの形状および寸法にほぼ
合致するように形成されている。このセンサ33は、図
9に示すように、測定分解能よりも小さい厚みを有する
(例えば100μm)シリコンなどの半導体基板34の
上面にSiO2 層35、センサ面としてのSi3 N4層
36を熱酸化、CVDなどの手法によって順次形成して
なるもので、水素イオンに応答するように形成されてい
る。
【0021】37はセンサ33の半導体基板34に当接
するように設けられる電流信号取出し用のオーミックコ
ンタクトであって、外形がザグリ面26a、突平面27
aの形状および寸法にほぼ合致し、中央に貫通孔26,
27の形状および寸法に合致する孔38を有するととも
に、その周囲の適宜箇所から作用極となる突片39を備
えている。この突片39は、短冊状部分を両端を互いに
異なる方向に互いに平行になるように曲げてなるもの
で、すなわち、オーミックコンタクト37に連なり、こ
れの上方に直角に折曲された部分39aと、この部分3
9aに連なり、これから水平に折曲された部分39b
と、これに連なり、これの上方に直角に折曲された部分
39cとからなる。なお、オーミックコンタクト37お
よび作用極39は、適宜厚さの銀または白金などの導電
性に優れた金属板よりなり、特に、作用極39の部分c
のコンタクトプローブ60(後述する)が当接する面に
は例えば金めっきが施されている。
【0022】40は平面視方向のパッキンで、外形がザ
グリ面26a、突平面27aの形状および寸法にほぼ合
致し、中央に貫通孔26,27の形状および寸法に合致
する孔41を有している。このパッキン40は、例えば
シリコンゴムよりなる。
【0023】そして、図6および図8において、42,
43はホルダカバー24の貫通孔27の一辺側に形成さ
れた2つの溝32に装着できるようにコ字状に形成され
た対極、参照極である。この対極42および参照極43
はともにオーミックコンタクト37と同様の素材、すな
わち、適宜厚の銀または白金などの金属板よりなり、短
冊状に形成した金属板の両端を同方向に平行となるよう
に折曲されている。そして、対極42および参照極43
は、その一方の折り曲げ部42a,43aを貫通孔27
を形成する内壁の一部に沿うようにし、水平部42b,
43bを溝32の上面に当接させ、さらに、他方の折り
曲げ部42c,43cをホルダカバー24の外面に沿う
ようにして溝32にそれぞれ装着されるように形成され
ている。なお、折り曲げ部42c,43cのコンタクト
プローブ61,62(後述する)がそれぞれ当接する面
には例えば金めっきが施されている。
【0024】44は前記対極42、参照極43を、溝3
2に装着した状態でこれらを固定するための電極押さえ
で、合成樹脂など絶縁性素材よりなり、溝32に嵌合
し、対極42、参照極43を強固に固定できるように構
成されている。
【0025】上記センサカセット6を組み立てるには、
センサホルダ22のザグリ面26aに、オーミックコン
タクト37、センサ33およびパッキン40をこの順に
重ねた後、ホルダカバー24をセンサホルダ23の上面
から被せてねじ28で締めつけることによりセンサ33
が水密に保持される。そして、対極42、参照極43を
ホルダカバー24に形成された溝32に装着し、電極押
さえ44で対極42、参照極43を固定する。これによ
って、センサ33の上面にセル45を有するセンサカセ
ット6を得ることができる(図3〜図9参照)。なお、
センサホルダ23とホルダカバー24との結合は、上記
ねじ止めのほか、嵌合でもよい。
【0026】次に、測定装置本体1側の構成について、
図2〜図6、図8および図9を参照しながら説明する。
測定装置本体1には、図2に示すように、センサカセッ
ト6を着脱自在にセットすることができるセンサカセッ
ト受け部46、このセンサカセット受け部46にセット
されたセンサカセット6の信号取り出し用電極39,4
2,43に対して接離自在に設けられるコンタクトプロ
ーブ部47および測定に際してセンサカセット6を測定
装置本体1内のセンサカセット受け部46に対して搬送
し、測定後にはセンサカセット6を測定装置本体1外に
搬出するセンサカセット搬送手段48が設けられてい
る。
【0027】まず、センサカセット受け部46の構成に
ついて、図2〜図6および図9を参照しながら説明す
る。この実施の形態においては、センサカセット受け部
46は、図2および図5に示すように、XYステージ4
9の一部として形成されている。そして、このXYステ
ージ49には、コンタクトプローブ部47およびこれを
水平方向に直線的に前進また後退するように移動させる
移動機構50(後述する)が搭載されており、XY走査
機構51によってX方向(図面の左右方向)およびこれ
に直交するY方向(紙面に垂直な方向)の二次元方向に
走査されるとともに、上下動機構52によってX,Y方
向と直交するZ方向に上昇または下降するように構成さ
れている。なお、53は保持ベースである。また、図9
においては、XYステージ49のうちのセンサカセット
受け部46のみ示している。さらに、この図9におい
て、51AはXY走査機構51を制御する走査制御装置
である。
【0028】前記XY走査機構51、上下動機構52お
よび保持ベース53は、いずれも、それらの上下方向に
光を通過させる孔54が形成されている。これは、後述
するように、センサカセット受け部46にセットされる
センサカセット6のセンサ33の半導体基板34に向け
てレーザ光源79から発せられるプローブ光としてのレ
ーザ光80を通過させるためである。
【0029】そして、センサカセット受け部46には、
図6に示すように、その上面にセンサカセット6を装着
保持させるため、センサカセット6の外形よりやや大き
く、所定の深さの凹部55が形成され、その四隅にはガ
イド部としてのガイドピン56が立設されているととも
に、センサホルダ23およびホルダカバー24にそれぞ
れ形成された誤セット防止部25aに対応する誤セット
防止部57が形成されている。そして、凹部55のほぼ
中央には、センサ33の全面に対応する大きさの貫通孔
58が形成されている。
【0030】次に、コンタクトプローブ部47およびこ
れを水平方向に直線的に往復動させるプローブ移動機構
50の構成について、図2〜図6を参照しながら説明す
る。図2〜図6において、59は合成樹脂製のコンタク
トプローブカートリッジで、センサカセット6に設けら
れた作用極39、対極42および参照極43の接触部3
9c,42c,43cとそれぞれ適宜の接触圧でもって
接触できるように取り付けられたコンタクトプローブ6
0,61,62とこれらに接続され、それぞれに対応す
るレセプタクルを有するコネクタ63とからなる。
【0031】64はコネクタ63に挿抜自在に接続され
るプラグで、このプラグ64にはケーブル65,66,
67が接続され、これらのケーブル65〜67の他端側
は、後述する制御ボックス99に接続される。より詳し
くは、対極42、参照極43にそれぞれ対応するケーブ
ル66,67は、制御ボックス99におけるポテンショ
スタット100に接続され、オーミックコンタクト37
に連なる作用極39に対応するケーブル65は、制御ボ
ックス99における電流−電圧変換器101および演算
増幅回路102を介してポテンショスタット100に接
続される。
【0032】前記コンタクトプローブカートリッジ59
を含むコンタクトプローブ部47は、図4に示すよう
に、一対のガイド部材68に沿って矢印A,B方向に直
線的に往復動するスライドベース69に例えばねじ止め
によって固定されている。
【0033】そして、コンタクトプローブ部47を搭載
したスライドベース69を直線的に前進または後退させ
るプローブ移動機構50は、図4および図5に示すよう
に、モータ70の出力軸70aとスライドベース69と
の間に回転運動を直線運動に変換する運動変換機構71
を設けている。すなわち、この運動変換機構71は、例
えば前記出力軸70aに固着されるクランク用円盤72
と、この円盤72の偏心した位置に立設されるピン73
と、この偏心ピン73とスライドベース69の立設部材
69aに設けられたブラケット74に立設されたピン7
5との間を連結する連杆76とから構成されている。
【0034】そして、図4および図5に示す状態におい
て、例えば測定装置本体1に設けられた測定開始スイッ
チ77aを操作すると、モータ70が所定方向に回転
し、その回転運動が運動変換機構71を介して直線運動
に変換され、スライドベース69を矢印A方向に直線的
に移動させる。これによって、スライドベース69上に
設けられているコンタクトプローブカートリッジ59が
センサカセット受け部46方向に移動し、コンタクトプ
ローブカートリッジ59に設けられたコンタクトプロー
ブ60〜62がセンサカセット受け部46にセットされ
ているセンサカセット6側の作用極39、対極42およ
び参照極43の接触部39c,42c,43cにそれぞ
れ所定の接触圧をもって当接し、その状態を維持する。
つまり、測定可能状態となり、測定を開始する。
【0035】また、前記測定可能状態において、測定装
置本体1に設けられた測定終了スイッチ77bを操作す
ると、モータ70が前記所定方向と逆方向に回転し、ス
ライドベース69が矢印B方向に移動し、コンタクトプ
ローブ60〜62が接触部39c,42c,43cから
離れ、図4および図5に示す解除状態に復帰する。な
お、78aおよび78bは上記測定可能状態または解除
状態をそれぞれ維持するためのスライドベース69の位
置検出装置である。また、上記段落0034および00
35に記述した動作は、測定スタート/ストップに応じ
て、コンピュータ17によって自動制御するようにして
あってもよい。
【0036】そして、図2、図4および図9において、
79はセンサカセット受け部46にセットされたセンサ
カセット6のセンサ33の半導体基板34に対してプロ
ーブ光80を照射するためのレーザ光源で、XYステー
ジ49の下方、より詳しくは、XYステージ49などを
保持する保持ベース53の下方に設けられており、後述
するインタフェースボード103を介してコンピュータ
17の制御信号によって断続光を発するとともに、XY
ステージ49によって二次元方向に走査されるセンサ3
3の半導体基板34に対して最適なビーム径になるよう
に調整されたプローブ光80を照射するものである。
【0037】次に、測定に際してセンサカセット6を測
定装置本体1内のセンサカセット受け部46に対して搬
送し、測定後にはセンサカセット6を測定装置本体1外
に搬出するセンサカセット搬送手段48の構成につい
て、図2、図3、図5および図10を参照しながら説明
する。このセンサカセット搬送手段48は、図2および
図5に示すように、センサカセット6を搭載して直線的
に走行するカセットキャリア81と、このカセットキャ
リア81を、測定装置本体1のカセット挿抜口7と測定
装置本体1内のセンサカセット受け部46との間におい
てガイドするキャリアガイド82と、カセットキャリア
81を所定方向に駆動するキャリア駆動機構83とから
構成される。
【0038】すなわち、前記カセットキャリア81は、
センサカセット6を落下させることなく固定的に搭載す
ることができるように、キャリア本体84とこれから前
方に適宜の間隔をおいて突出した二つのフォーク部85
a,85bとからなるとともに、底部に前後左右に4つ
の係合爪86a,86b,87a,87bを備えてい
る。
【0039】そして、前記キャリアガイド82は、適宜
の部材によって水平に保持され、その内部を、センサカ
セット6を搭載したカセットキャリア81が移動できる
ように、上板部88、左右側板部89a,89bを有
し、その前後両端部と下方とが開放されているととも
に、左右側板部89a,89bはその下方がそれぞれ内
側に折曲されて、カセットキャリア81を保持しこれを
ガイドするレール部90a,90bに形成されている。
【0040】また、前記キャリア駆動機構83は、キャ
リアガイド82の左右側板部89a,89bのそれぞれ
ほぼ真下に設けられる一対の搬送ベルト91a,91b
と、これらを所定の方向に回転駆動させるための正逆回
転可能なモータ92からなる。93a,94aおよび9
3b,94bはそれぞれ搬送ベルト91a,91bが掛
けわたされるプーリー、95,96はプーリー93a,
93bおよび94a,94bをそれぞれ保持する軸で、
一方の軸95にモータ92の回転が伝達されるように構
成されている。
【0041】さらに、前記搬送ベルト91a,91bの
それぞれの外面には、そのベルト長を二分する位置に係
合爪97a,98aおよび97b,98bが、前記カセ
ットキャリア81の下部に設けられた係合爪86a,8
6b,87a,87bと係合する位置に設けられてい
る。
【0042】そして、図2において実線で示すように、
カセットキャリア81は、その前端側(右端側)をキャ
リアガイド82の後端側(左端側)に保持されるように
して測定装置本体1のカセット挿抜口7から手前(図に
おいては左側)に突出させた位置(以下、これをキャリ
ア取出位置という)にあるときは、カセットキャリア8
1の爪86a,86bが搬送ベルト91a,91bの爪
93a,93bと係合している。
【0043】上記状態において、例えば測定装置本体1
に設けられたスイッチ97aを操作してモータ92を所
定方向に回転させると、搬送ベルト91a,91bが所
定方向に回転すると、カセットキャリア81は、測定装
置本体1内に設けられているキャリアガイド82を経て
搬送されるが、この搬送途中において、搬送ベルト91
a,91bの爪94a,94bがカセットキャリア81
の爪87a,87bと係合することにより、図2におい
て仮想線で示すように、その後端側(左端側)をキャリ
アガイド82の前端側(右端側)に保持されるようにし
て測定装置本体1のXYステージ49に設けられたセン
サカセット受け部46の上方位置(以下、これをキャリ
ア受取位置という)に至る。
【0044】そして、カセットキャリア81が前記キャ
リア受取位置にあるとき、測定装置本体1に設けられた
スイッチ97bを操作して、モータ92を前記所定方向
とは逆の方向に回転させると、カセットキャリア81は
キャリアガイド82内に収容されるようにして停止する
(以下、これを待機位置という)。
【0045】99は測定装置本体1に設けられる制御ボ
ックスであって、半導体基板34に適宜のバイアス電圧
を印加するためのポテンショスタット100、半導体基
板34に形成されたオーミックコンタクト37に連なる
作用極39から取り出される電流信号を電圧信号に変換
する電流−電圧変換器101、この電流−電圧変換器1
01からの信号が入力される演算増幅回路102、この
演算増幅回路102と信号を授受したり、走査制御装置
51Aやレーザ光源79に対する制御信号を出力するイ
ンタフェースボード103などよりなる。
【0046】上記構成の光走査型二次元濃度分布測定装
置を用いて、溶液の水素イオン濃度(pH)を測定する
場合について、図10をも参照しながら説明する。図6
および図7に示すように組み立てられたセンサカセット
6のセル45内に試料として溶液104(図9参照)を
入れる。これにより、センサ33のセンサ面36に溶液
104が接するとともに、溶液104が対極42および
参照極43と接触する。
【0047】次に、測定装置本体1のスイッチ15aを
操作して、測定装置本体1のカセット挿抜口7の扉8を
開く。なお、カセットキャリア81は、通常、図10
(A)において仮想線で示すように、キャリアガイド8
2内に収容された待機位置にあるので、スイッチ97b
を操作することにより、図10(A)において実線で示
すキャリア取出位置に突出させる。なお、カセットキャ
リア81は、スイッチ15aを操作して扉8が開いたと
き、自動的にキャリア取出位置に出てくるようにしても
よい。
【0048】前記キャリア取出位置にあるカセットキャ
リア81に対して、試料104を収容したセンサカセッ
ト6を載置する。このセンサカセット6の載置はオペレ
ータ(測定員)が行う。この場合、センサカセット3の
外周にセンサカセット受け部46に対する誤セット防止
部25aが形成してあるので、カセットキャリア81に
載置する前に予めセンサカセット6の向きを確認するこ
とができる。
【0049】センサカセット6をカセットキャリア81
に搭載した後、スイッチ97aを押すと、モータ92が
動作して搬送ベルト91a,91bが所定方向に回転
し、これにより、図10(B)に示すように、カセット
キャリア81は測定装置本体1内に搬入され、キャリア
受取位置に至る。この搬入が終わる頃に、スイッチ15
bを操作して扉8を閉じる。なお、スイッチ15bを操
作してカセットキャリア81がキャリア受取位置に来た
とき、扉8が自動的に閉じるようにしてあってもよい。
【0050】センサカセット6を搭載したカセットキャ
リア81が前記キャリア受取位置に至り、この位置に静
止している状態においては、図10(B)に示すよう
に、上下動機構52は縮んだ状態にあり、XYステージ
49はキャリア受取位置の下方に位置している。
【0051】その状態で、スイッチ操作を行って上下動
機構52を伸長させると、XYステージ49が上昇し、
カセットキャリア81に保持されているセンサカセット
6に対して、XYステージ49のセンサカセット受け部
46が下方から密着する程度に接近する。このとき、図
10(C)に示すように、カセットキャリア81を待機
位置方向に移動させることにより、センサカセット6
は、その被ガイド部30をセンサカセット受け部46の
ガイド部56にガイドされるようにしてセンサカセット
受け部46の凹部55に載置される。
【0052】上述のようにして、カセットキャリア81
が待機状態となり、センサカセット受け部46にセンサ
カセット6がセットされた状態において、上下動機構5
2を縮ませることにより、XYステージ49がやや下降
した状態で停止するこの状態において、測定スイッチ7
7aを操作してモータ70を所定方向に回転させると、
コンタクトプローブカートリッジ59がセンサカセット
受け部46方向に移動し、図10(D)に示すように、
コンタクトプローブカートリッジ59に設けられたコン
タクトプローブ60〜62がセンサカセット受け部46
にセットされているセンサカセット6の作用極39、対
極42および参照極43の接触部39c,42c,43
cにそれぞれ所定の接触圧をもって当接し、測定可能状
態となり、測定を開始する。
【0053】前記測定可能状態において、半導体基板3
4に空乏層が発生するように、ポテンショスタット10
0からの直流電圧を参照極43とオーミックコンタクト
37との間に印加して、半導体基板34に所定のバイア
ス電圧を印加する。この状態で半導体基板34に対して
プローブ光80を一定周期(例えば、5kHz)で断続
的に照射することによって半導体基板34に交流光電流
を発生させる。このプローブ光80の断続照射は、コン
ピュータ17の制御信号がインタフェースボード103
を介して入力されることによって行われる。前記光電流
は、半導体基板34の照射点に対向する点で、センサ3
3に接している溶液104におけるpHを反映した値で
あり、その値を測定することにより、この部分でのpH
値を知ることができる。
【0054】そして、走査制御装置41Aによって、X
Yテーブル41をX,Y方向に移動させることにより、
半導体基板28にはプローブ光68が二次元方向に走査
されるようにして照射され、溶液における位置信号
(X,Y)と、その場所で観測された交流光電流値によ
り、表示装置10の画面上にpHを表す二次元画像が表
示される。
【0055】前記測定が完了すると、上述とは逆の手順
によって、センサカセット6を搭載したカセットキャリ
ア81を測定装置本体1の外部に搬出する。すなわち、
測定終了スイッチ77bを押すと、測定可能状態にある
コンタクトプローブカートリッジ59がセンサカセット
受け部46から離れるように移動し、その後、XYステ
ージ49が上昇する。そして、待機位置のカセットキャ
リア81をセンサカセット受け部46に接近させ、この
センサカセット受け部46にセットされている測定済み
のセンサカセット6をカセットキャリア81に搭載す
る。その後、扉8を開き、測定済みのセンサカセット6
を搭載したカセットキャリア81を扉8方向に走行させ
て、測定装置本体1外に搬出するのである。
【0056】前記測定装置本体1外に搬出されたカセッ
トキャリア81に搭載されているセンサカセット6をオ
ペレータが手で保持して取り出し、カセットキャリア8
1を待機位置に戻した後、扉8を閉じる。
【0057】図11〜図13は、上記光走査型二次元濃
度分布測定装置を用いて測定を行うときの測定装置本体
1における動作(メカ動作)と、CPUにおける作用
と、人間(オペレータ)の動作(あるいは操作)の関係
の一例を示すものである。
【0058】上述のように、この発明の光走査型二次元
濃度分布測定装置においては、センサ33を分解自在に
組み込んだセンサカセット6の測定装置本体1に対する
装着、離脱が自動的に行われるので、省力化が図れると
ともに、安全性が向上する。そして、センサ33を保持
するセンサカセット6の構造が簡単であるため、センサ
33に故障が生じた場合にもその点検や交換を容易に行
えるとともに、センサ33回りの部品を再利用すること
が可能になり、所謂環境に優しい構成となっている。
【0059】そして、信号の取り出しをコンタクトプロ
ーブ60〜62によって行うようにしているので、信号
を安定して取り出すことができ、安定な測定を行うこと
ができる。
【0060】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、種々に変形して実施することができる。
例えば、溶液中のカリウムイオンや塩化物イオンなど、
水素イオン以外の他の物質の濃度を測定することができ
る。その場合、センサ面36をカリウムイオンや塩化物
イオンに応答する物質で修飾する必要があり、例えば、
カリウムイオンを測定する場合は、センサ面36をバリ
ノマイシンやクラウンエーテルで修飾すればよく、塩化
物イオンを測定する場合は、センサ面36を4級アンモ
ニウムで修飾すればよい。さらに、センサ面36を適宜
の応答物質で修飾するとともに、用いる溶液を適宜選択
することにより、他のイオン濃度の測定を行うことがで
きる。
【0061】そして、測定対象としての試料104は、
溶液など液体のほか、ゲル状体であってもよい。
【0062】また、XYステージ49を二次元方向
(X,Y方向)に走査させるのに代えて、レーザ光源7
9に光照射部走査装置を設け、このレーザ光源79を
X,Y方向に走査させるようにしてもよく、また、レー
ザ光源79とセンサカセット受け部46との間にプロー
ブ光走査装置を設け、プローブ光80をX,Y方向に走
査させるようにしてもよい。これらいずれの場合におい
ても、センサカセット受け部46、コンタクトプローブ
部47および移動装置50を二次元的に移動させる必要
がなくなり、それだけ構成が簡単になる。
【0063】
【発明の効果】この発明の光走査型二次元濃度分布測定
装置においては、センサを安定かつ交換容易に保持する
ことができるとともに、信号を安定に取り出すことがで
きる。そして、測定操作などを自動的にしかも安全に行
うことができる。したがって、この発明によれば、実用
的な構造を有し、しかも使い勝手に優れた光走査型二次
元濃度分布測定装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光走査型二次元濃度分布測定装置の
外観を示す斜視図である。
【図2】前記装置の要部を示す断面図である。
【図3】前記装置において用いられるXYステージ上に
おける構成を示す平面図である。
【図4】前記XYステージ上の縦断面図である。
【図5】前記装置において用いるセンサカセット搬送手
段を示す斜視図である。
【図6】センサカセットとその受け部を示す分解斜視図
である。
【図7】前記センサカセットの縦断面図である。
【図8】前記センサカセットの分解斜視図である。
【図9】前記装置の構成概略的に示すブロック図であ
る。
【図10】前記装置の動作説明図である。
【図11】図12および図13とともに前記装置の動作
を示すフローチャートである。
【図12】図11および図13とともに前記装置の動作
を示すフローチャートである。
【図13】図11および図12とともに前記装置の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…測定装置本体、6…センサカセット、7…カセット
挿抜口、33…センサ、34…半導体基板、36…セン
サ面、39…作用極、42…対極、43…参照極、46
…センサカセット受け部、47…コンタクトプローブ
部、48…センサカセット搬送手段、80…プローブ
光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 聡 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上面にセンサ面を有するセ
    ンサを組み込んだセンサカセットを、測定装置本体に設
    けられたカセット挿抜口を自在に通過するセンサカセッ
    ト搬送手段を用いて測定装置本体内に搬入し、この搬入
    されたセンサカセットを測定装置本体内の所定の位置に
    設けられたセンサカセット受け部にセットするととも
    に、センサカセットに設けられた電極に、測定装置本体
    内に移動自在に設けられたコンタクトプローブ部を電気
    的に接続した状態で、前記半導体基板に対してプローブ
    光を二次元的に走査しながら照射して測定を行い、その
    後、測定済みのセンサカセットをセンサカセット搬送手
    段によって測定装置本体外に搬出するように構成したこ
    とを特徴とする光走査型二次元濃度分布測定装置。
JP9214131A 1997-07-23 1997-07-23 光走査型二次元濃度分布測定装置 Pending JPH1137953A (ja)

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