JPH1123524A - 光走査型二次元濃度分布測定装置 - Google Patents

光走査型二次元濃度分布測定装置

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JPH1123524A
JPH1123524A JP9194940A JP19494097A JPH1123524A JP H1123524 A JPH1123524 A JP H1123524A JP 9194940 A JP9194940 A JP 9194940A JP 19494097 A JP19494097 A JP 19494097A JP H1123524 A JPH1123524 A JP H1123524A
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JP
Japan
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sensor
measuring device
sensor cassette
cassette
electrode
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JP9194940A
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Inventor
Shuji Takamatsu
修司 高松
Satoshi Nomura
聡 野村
Motoi Nakao
基 中尾
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Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶液などの二次元濃度測定は勿論のこと、電
気分解や電気めっきなどにおいて用いる電解液の濃度分
布を簡便にしかも正確に測定することができる光走査型
二次元濃度分布測定装置を提供すること。 【解決手段】 センサホルダ17とホルダカバー18と
の間に挟持されるセンサ30とこのセンサ30から光電
流を取り出すためのオーミックコンタクト36と、対極
39と、参照極40と直流印加用電極41,42とを組
み込んだセンサカセット4と、測定装置本体1内に設け
られ、センサカセット4が着脱自在にセットされるセン
サカセット受け部15とセンサカセット4に組み込まれ
た電極38c〜42cに対して接離可能なように測定装
置本体1内に設けられるコンタクトプローブ54〜58
とからから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気分解や電気
めっきなどにおいて用いる電解液の濃度分布を測定する
ことができる光走査型二次元濃度分布測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】電気分解や電気めっき
などにおいて用いるめっき液の濃度を測定するのに、従
来においては、pH電極を用いたバルク濃度の測定しか
なく、二次元的濃度測定は困難であり、特に、微小領域
についての濃度測定はほとんど不可能であった。
【0003】ところで、近年、液体中あるいは物質中に
しみこんだ液体中に溶存している物質(イオンなど)の
濃度を二次元的に計測する装置の研究・開発が行われ、
この二次元分布の計測を行う手法の一つに、LAPS
(Light−Addressable Potent
iometric Sensor)センサからなる電気
化学画像計測装置がある。このような装置は、例えば、
Jpn.J.Appl.Phys.Vol.33(19
94)pp L394−L397に記載してあるよう
に、イオンなどに感応するセンサ面を形成した半導体基
板を適宜の光でスキャンし、このスキャンによって、半
導体基板中に誘発された光電流を取り出すことにより測
定を行うことができる。
【0004】前記装置のセンサ部を直接計測したい対象
物質に挿入したり接触させることによって溶存物質の濃
度分布を測定する。得られたデータはコンピュータ処理
により、二次元または三次元の濃度分布画像として出力
される。ある時間での濃度分布のみならず、その変化の
様子をリアルタイムに追跡することができる。リアルタ
イムに得られた画像を、目視、CCDカメラなどによっ
て得られた電磁波画像と容易に比較できる。
【0005】そして、この出願の出願人は、上記光走査
型二次元濃度分布測定装置およびこれに関連した技術を
主題とする発明を、特願平7−39114号(特開平8
−213580号)を始めとして数多く特許出願してい
るところである。
【0006】しかしながら、上記従来の光走査型二次元
濃度分布測定装置には、電気分解や電気めっきに用いる
正負直流電極や制御用の装置やソフトウェアもなく、電
気分解装置を外部に設置して測定しなければならず、そ
のため、外来ノイズの影響を受けやすく、測定に支障を
来すことがあった。
【0007】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、溶液などの二次元濃度測定は勿論のこと、電
気分解や電気めっきなどにおいて用いる電解液の濃度分
布を簡便にしかも正確に測定することができる光走査型
二次元濃度分布測定装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の光走査型二次元濃度分布測定装置は、セ
ンサホルダとセンサカバーとの間に挟持されるセンサ
と、このセンサから光電流を取り出すためのオーミック
コンタクトと、対極と、参照極と、直流印加用電極とを
組み込んだセンサカセットと、測定装置本体内に設けら
れ、前記センサカセットが着脱自在にセットされるセン
サカセット受け部と、前記センサカセットに組み込まれ
た電極に対して接離可能なように前記測定装置本体内に
設けられるコンタクトプローブ部とから構成されてい
る。
【0009】上記構成の光走査型二次元濃度分布測定装
置においては、溶液の二次元濃度分布は勿論のこと、電
気分解や電気めっきなどにおいて用いる電解液の濃度分
布の測定を簡単に行うことができる。
【0010】そして、センサがカセットに組み込まれて
いるので、センサを測定装置本体に対して容易に脱着す
ることができる。そして、センサを保持するセンサカセ
ットの構造が簡単であるため、センサに故障が生じた場
合にもその点検や交換を容易に行えるとともに、センサ
回りの部品を再利用することが可能になり、所謂環境に
優しい構成となっている。
【0011】また、信号の取り出しをコンタクトプロー
ブによって行うようにしているので、信号を安定して取
り出すことができ、安定な測定を行うことができる。
【0012】なお、上記構成の光走査型二次元濃度分布
測定装置において、そのセンサカセットの外周にセンサ
カセット受け部に対する誤セット防止部を形成してあっ
てもよく、また、センサカセット受け部にガイド部を設
ける一方、センサカセットにガイド部によってガイドさ
れる被ガイド部を形成してあってもよい。このように構
成した場合、センサカセットをセンサカセット受け部に
確実にセットすることができ、特に、後者のようにした
場合、センサカセットをセンサカセット受け部に対して
自動装填することも可能になる。
【0013】さらに、オーミックコンタクトに連なる作
用極、対極、参照極および直流印加用電極の全てをセン
サ上面のセルの一方の側にまとめて設けた場合、各電極
に対応するコンタクトプローブ部の構成およびその制御
が簡略化される。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。図1〜図7は、この発明の一つの実施
の形態を示す。まず、図1は、この発明の光走査型二次
元濃度分布測定装置の外観を示す斜視図で、この図1に
おいて、1は測定装置本体で、そのケース2の前面板3
にはセンサカセット4(その構成については後で詳しく
説明する)を出し入れするためのカセット挿抜口5が開
設され、このカセット挿抜口5は、センサカセット4を
保持したオペレータ(測定員)の手が入る程度の大きさ
を有し、これを開閉するための扉6が設けられている。
この扉6は、後述するように、レーザ光78を用いると
ころからこれが外部に漏洩しないように構成されるとと
もに、ボタン7a,7bを操作することにより例えば上
下方向に移動してカセット挿抜口5を開または閉状態に
するように構成されている。そして、8aはケース2の
上部からその下方を、ケース2内の所定の位置にセット
されたセンサカセット4に臨むようにして延設された光
学顕微鏡であり、8bはビデオカメラなどの画像入力装
置である。
【0015】9は前記測定装置本体1を制御するととも
に、これから送られてくる信号を処理し、その結果を表
示したり、記録する制御・画像処理装置で、例えば画像
処理機能を有するコンピュータである。このコンピュー
タ9は、制御や各種の演算などの処理を行うとともに、
データや処理結果を記憶する本体10、例えばカラーデ
ィスレイよりなる表示装置11、入力キーボード12、
マウス13などよりなり、測定装置本体1とは信号ケー
ブル14によって接続されている。
【0016】前記測定装置本体1の構成について、図2
〜図7を参照しながら説明する。図2は、この発明の光
走査型二次元濃度分布測定装置の要部を示す平面図で、
この図2において、15はセンサカセット4を着脱自在
にセットすることができるセンサカセット受け部、16
はこのセンサカセット受け部15にセットされたセンサ
カセット4に形成される電極38,39,40,41,
42(後述する)に対して接離自在に設けられるコンタ
クトプローブ部である。このセンサカセット受け部15
およびコンタクトプローブ部16は、測定装置本体1内
に設けられる。なお、それらの詳細な構成および配置状
態については後で詳しく説明する。
【0017】まず、センサカセット4の構成について、
図2〜図4および図7を参照しながら説明する。図3お
よび図4において、17,18は平面視が方形のセンサ
ホルダ、ホルダカバーで、これらの間に後述するオーミ
ックコンタクト36、センサ30およびパッキン34を
この順に重ねた順で挟持される(図3参照)。
【0018】そして、センサホルダ17、ホルダカバー
18はいずれも適宜厚さの絶縁材料、例えば合成樹脂よ
りなり、それらの平面視の外形寸法は互いに等しく、4
つのコーナーには斜めにカットされた部分19を有する
が、対応する一つのコーナー19aは、他のコーナー1
9とは異なる形状に形成して、センサカセット4がセン
サカセット受け部15に対して誤ってセットされるのを
防止できるようにしてあるとともに、それぞれの中央に
は同サイズの方形の貫通孔20,21が設けられてい
る。この貫通孔20,21は、センサ30の大きさとほ
ぼ同じである。なお、センサホルダ17とホルダカバー
18の平面視の外形寸法は必ずしも等しくする必要はな
い。
【0019】そして、センサホルダ17の貫通孔20の
下端部周囲には、オーミックコンタクト36、センサ3
0およびパッキン34を保持するための座グリ面20a
が形成され、ホルダカバー18の貫通孔21の下端側の
周囲には前記座グリ面20aに対応するようにして突平
面21aが形成されている(図3参照)。
【0020】また、センサホルダ17には、貫通孔20
の外側にねじ22を螺着するための4つのねじ孔23が
等配置的に形成されるとともに、センサカセット受け部
15に設けられたガイドピン50(図2参照)と対応す
る位置に4つの孔(被ガイド部)24が貫設されてい
る。一方、ホルダカバー18には、前記ねじ孔23に対
応する位置にねじ22を挿通させるための孔25が開設
されているとともに、貫通孔21の一辺21b側に4つ
の溝26,27,28,29が適宜の間隔をおいて並設
されている。すなわち、溝26,27は、辺21bの中
間に、また、溝28,29は他の溝26,27を挟むよ
うに、しかも、辺21bとそれぞれ隣接する他の辺21
c,21dに跨がるようにして形成されている。
【0021】30は平面視が方形のセンサで、外形が座
グリ面20aおよび突平面21aの形状および寸法にほ
ぼ合致するように形成されている。このセンサ30は、
図7に示すように、測定分解能より小さい厚みを有する
(例えば100μm以下)シリコンなどの半導体基板3
1の上面にSiO2 層32、センサ面としてのSi3
4 層33を熱酸化、CVDなどの手法によって順次形成
してなるもので、水素イオンに応答するように形成され
ている。
【0022】34は平面視方形のパッキンで、外形が座
グリ面20a、突平面21aの形状および寸法にほぼ合
致し、中央に貫通孔20,21の形状および寸法に合致
する孔35を有している。このパッキン34は、例えば
シリコンゴムよりなる。
【0023】36はセンサ30の半導体基板31に当接
するように設けられる電流信号取出し用の電極であっ
て、図3および図4に示すように、外形が座グリ面20
a、突平面21aの形状および寸法にほぼ合致し、中央
に貫通孔20,21の形状および寸法に合致する孔37
を有するとともに、その周囲の適宜箇所から作用極とな
る突片38を備えている。この突片38は、短冊状部分
を両端を互いに異なる方向に互いに平行になるように曲
げてなるもので、オーミックコンタクト36に連なり、
これの上方に直角に折曲された部分38aと、この部分
38aに連なり、これから水平に折曲された部分38b
と、これに連なり、これの上方に直角に折曲され、後述
するコンタクトプローブ54が当接する部分38cとか
らなる。このオーミックコンタクト36およびこれに連
なる作用極38は、適宜厚さの銀または白金などの金属
板よりなり、部分38bは酸化防止および接触抵抗低減
のために例えば金めっきが施されている。
【0024】39,40は対極、参照極で、図4に示す
ように、ホルダカバー18の貫通孔21の一辺21b側
に形成された2つの溝26,27に装着できるようにコ
字状に形成されている。すなわち、対極39および参照
極40は、適宜厚の銀または白金などの金属板よりな
り、短冊状に形成したプレートの両端を同方向に平行と
なるように折曲されている。すなわち、対極39および
参照極40は、その一方の折り曲げ部39a,40aを
貫通孔21を形成する内壁の一部に沿うようにし、水平
部39b,40bを溝26,27に嵌め込み、さらに、
他方の折り曲げ部39c,40cをホルダカバー18の
外面に沿うようにして溝26,27にそれぞれ装着され
るように形成されている。この対極39および参照極4
0のコンタクトプローブ55,56が当接する部分39
c,40cの外面は酸化防止および接触抵抗低減のため
に例えば金めっきが施されている。
【0025】41,42は電気分解用直流電極で、貫通
孔21の側壁に沿う垂直部41a,42aと、溝28,
29に嵌まり込む水平部41b,42bと、センサホル
ダ17の外側部に沿う部分41c,42cとからなる。
この電気分解用直流電極41,42は適宜厚の銀または
白金などの金属板よりなり、コンタクトプローブ57,
58が当接する部分41c,42cの外面は酸化防止お
よび接触抵抗低減のために例えば金めっきが施されてい
る。
【0026】43は前記対極39、参照極40および電
気分解用直流電極41,42をそれぞれ溝26〜29に
装着した状態でこれらを固定するための電極押さえで、
合成樹脂など絶縁性素材よりなり、溝26〜29に嵌合
し、各電極39〜42を強固かつ防水構造的に固定でき
るように構成されている。
【0027】上記センサカセット4を組み立てるには、
センサホルダ17の座グリ面20aに、オーミックコン
タクト36、センサ30およびパッキン34をこの順に
重ねた後、ホルダカバー18をセンサホルダ17の上面
から被せてねじ22で締めつけることによりセンサ30
が水密に保持される。そして、電極39〜42をホルダ
カバー18に形成された溝26〜29に装着し、電極押
さえ43で電極39〜42を固定する。これによって、
センサ30の上面にセル44を有するセンサカセット4
を得ることができる(図2および図3参照)。なお、セ
ンサホルダ17とホルダカバー18との結合は、上記ね
じ止めのほか、嵌合でもよい。
【0028】なお、上述の説明から理解されるように、
センサカセット4においては、センサホルダ17に対し
てホルダカバー18がねじ止めされているだけであるの
で、ねじ22を緩めることにより、両者17,18の間
に挟持されている部材36,30,34を簡単に取り外
すことができ、そして、また、ホルダカバー18に設け
られている電極39〜42も、電極押さえ43を外すこ
とにより簡単に取り外すことができ、これらの部材を取
り替えたり、再利用することができる。
【0029】次に、上記構成のセンサカセット4を保持
するためのセンサカセット受け部15の構成について、
図2、図5〜図7を参照しながら説明する。この実施の
形態においては、センサカセット受け部15は、図5お
よび図6に示すように、XYステージ45の一部として
形成されている。そして、このXYステージ45には、
コンタクトプローブ部16およびこれを水平方向に直線
的に前進また後退するように移動させる移動機構47
(後述する)が搭載されているとともに、XYステージ
45は、全体として、走査制御装置48(図7参照)か
らの信号によって制御され、二次元方向、図5において
矢印X方向(左右方向)およびこれに直交するY方向
(紙面に垂直な方向)に移動できるように構成されてい
る。
【0030】そして、センサカセット受け部15には、
図2に示すように、その上面にセンサカセット4を装着
保持させるため、センサカセット4の外形よりやや大き
くかつ所定の深さの凹部49が形成され、その四隅には
ガイド部としてのガイドピン50が立設されているとと
もに、センサホルダ17およびホルダカバー18にそれ
ぞれ形成された誤セット防止部19aに対応する誤セッ
ト防止部51が形成されている。そして、凹部49のほ
ぼ中央には、センサ30の全面に対応する大きさの貫通
孔52が形成されている。
【0031】次に、コンタクトプローブ部16およびこ
れを水平方向に直線的に往復動させるプローブ移動機構
47の構成について、図2および図5〜図7を参照しな
がら説明する。図5および図6において、53は合成樹
脂などの絶縁性素材よりなるコンタクトプローブカート
リッジで、ホルダカバー18に設けられた作用極38、
対極39、参照極40、電気分解用直流電極41,42
の接触部38c,39c,40c,41c,42cとそ
れぞれ適宜の接触圧でもって接触できるように取り付け
られたコンタクトプローブ54,55,56,57,5
8と、これらに接続され、それぞれに対応するレセプタ
クルを有するコネクタ59とからなる。
【0032】60はコネクタ59に挿抜自在に接続され
るプラグで、このプラグ60にはケーブル61,62,
63,64,65が接続され、これらのケーブル61〜
65の他端側は、後述する制御ボックス79に接続され
る。より詳しくは、対極39、参照極40にそれぞれ対
応するケーブル62,63は、制御ボックス79におけ
るポテンショスタット80に接続され、オーミックコン
タクト36に連なる作用極38に対応するケーブル61
は、制御ボックス79における電流−電圧変換器81お
よび演算増幅回路82を介してポテンショスタット80
に接続され、電気分解用直流電極41,42に対応する
ケーブル64,65は、後述する定電流電源84に接続
される。
【0033】前記コンタクトプローブカートリッジ53
を含むコンタクトプローブ部16は、図6に示すよう
に、一対のガイド部材66に沿って矢印A,B方向に直
線的に往復動するスライドベース67に例えばねじ止め
によって固定されている。
【0034】そして、スライドベース67を直線的に前
進または後退させる移動機構47は、図5および図6に
示すように、モータ68の出力軸68aと、スライドベ
ース67との間に回転運動を直線運動に変換する運動変
換機構69を設けている。すなわち、この運動変換機構
69は、例えば前記出力軸68aに固着されるクランク
用円盤70と、この円盤70の偏心した位置に立設され
るピン71と、この偏心ピン71とスライドベース67
の立設部材67aに設けられたブラケット72に立設さ
れたピン73との間を連結する連杆74とから構成され
ている。
【0035】そして、図5および図6に示す状態におい
て、例えば測定装置本体1に設けられた測定開始スイッ
チ75aを操作して前記モータ68を所定方向に回転さ
せると、その回転運動が運動変換機構69を介して直線
運動に変換され、スライドベース67を矢印A方向に直
線的に移動させる。これによって、スライドベース67
上に設けられているコンタクトプローブカートリッジ5
3がセンサカセット受け部15方向に移動し、コンタク
トプローブカートリッジ53に設けられたコンタクトプ
ローブ54〜58がセンサカセット受け部15にセット
されているセンサカセット4側の作用極38、対極3
9、参照極40、電気分解用直流電極41,42の接触
部38c,39c,40c,41c,42cにそれぞれ
所定の接触圧をもって当接し、その状態を維持する。つ
まり、測定可能状態となり、測定を開始する。
【0036】また、前記測定可能状態において、測定装
置本体1に設けられたスイッチ75bを操作してモータ
68を前記所定方向と逆方向に回転させると、スライド
ベース67が矢印B方向に移動し、コンタクトプローブ
54〜58が接触部38c〜42cから離れ、図5およ
び図6に示す解除状態に復帰する。なお、図6におい
て、76a,76bはそれぞれ上記測定可能状態または
解除状態を維持するためのスライドベース67の位置検
出装置である。
【0037】また、上記段落0035および0036に
記述した動作は、測定スタート/ストップに応じて、コ
ンピュータ9によって自動制御するようにしてあっても
よい。
【0038】そして、図5および図7において、77は
センサカセット受け部15にセットされたセンサカセッ
ト4のセンサ30の半導体基板31に対してプローブ光
としてのレーザ光78を照射するためのレーザ光源で、
XYステージ45の下方に設けられており、後述するイ
ンタフェースボード83を介してコンピュータ9の制御
信号によって断続光を発するとともに、XYステージ4
5によって二次元方向に走査されるセンサ30の半導体
基板31に対して最適なビーム径になるように調整され
たプローブ光78を照射するように構成されている。
【0039】また、図7において、79は測定装置本体
1内に設けられる制御ボックスであって、半導体基板3
1に適宜のバイアス電圧を印加するためのポテンショス
タット80、半導体基板31に形成されたオーミックコ
ンタクト36に連なる作用極38から取り出される電流
信号を電圧信号に変換する電流−電圧変換器81、この
電流−電圧変換器81からの信号が入力される演算増幅
回路82、この演算増幅回路82と信号を授受したり、
走査制御装置48やレーザ光源77および後述する定電
流電源84に対する制御信号を出力するインタフェース
ボード83などよりなる。
【0040】さらに、図7において、84は電気分解用
直流電極41,42に対して定電流の直流電圧を印加す
るための定電流電源である。また、85はセンサカセッ
ト4のセル44に設けられる攪拌羽根で、86はその駆
動用モータ、87はコンピュータ9から指令に基づいて
モータ86を制御するコントローラである。
【0041】上記構成の光走査型二次元濃度分布測定装
置を用いて、例えば電気分解に用いる電解液(水に所定
量のNaOHを加えたもの)の水素イオン濃度(pH)
を測定する場合について説明すると、図2および図3に
示すように組み立てられたセンサカセット4のセル44
内に電解液88(図7参照)を入れる。これにより、セ
ンサ30のセンサ面33に電解液88が接するととも
に、電解液88が対極39、参照極40および電気分解
用直流電極41,42と接触する。
【0042】次に、測定装置本体1のカセット挿抜口5
の扉6を開いて、上記溶液を収容したセンサカセット4
を測定装置本体1内のセンサカセット受け部15にセッ
トする。これらの操作はオペレータ(測定員)が手動で
行う。この場合、センサカセット4の外周にセンサカセ
ット受け部15に対する誤セット防止部19aが形成し
てあるので、カセット挿抜口5に挿入する前に予めセン
サカセット4の向きを確認することができる。そして、
センサカセット受け部15には、ピン50が立設してあ
るので、センサカセット4のセンサカセット受け部15
に正しく容易にセットできる。
【0043】上述のようにしてセンサカセット受け部1
5にセンサカセット4をセットした後、カセット挿抜口
5の扉6を閉じる。この状態においては、測定装置本体
1内は、図5に示すような状態、すなわち、コンタクト
プローブ54〜58がセンサカセット4の作用極38、
対極39、参照極40、電気分解用直流電極41,42
の接触部38c,39c,40c,41c,42cから
離れた解除状態となっている。そこで、スイッチ75a
を操作することにより、スライドベース45が矢印A方
向に所定距離だけ移動し、コンタクトプローブ54〜5
8がセンサカセット4の作用極38、対極39、参照極
40、電気分解用直流電極41,42の接触部38c,
39c,40c,41c,42cと所定の接触圧をもっ
てそれぞれ当接し、測定可能状態となる。
【0044】前記状態において、定電流電源84によっ
て電気分解用直流電極41,42に所定の直流電圧、す
なわち、電極41に正の直流電圧、電極42に負の直流
電圧を印加する。これによって、電解液88は電気分解
される。そして、この状態において、半導体基板31に
空乏層が発生するように、ポテンショスタット80から
の直流電圧を参照極40とオーミックコンタクト36と
の間に印加して、半導体基板31に所定のバイアス電圧
を印加する。この状態で半導体基板31に対してプロー
ブ光78を一定周期(例えば、5kHz)で断続的に照
射することによって半導体基板31に交流光電流を発生
させる。このプローブ光78の断続照射は、コンピュー
タ9の制御信号がインタフェースボード83を介して入
力されることによって行われる。前記光電流は、半導体
基板31の照射点に対向する点で、センサ30に接して
いる溶液におけるpHを反映した値であり、その値を測
定することにより、この部分でのpH値を知ることがで
きる。
【0045】そして、走査制御装置48によって、XY
ステージ45をX,Y方向に移動させることにより、半
導体基板31にはプローブ光70が二次元方向に走査さ
れるようにして照射され、電解液88における位置信号
(X,Y)と、その場所で観測された交流光電流値によ
り、表示装置11の画面上にpHを表す二次元画像が表
示される。
【0046】なお、前記電気分解を行う際、攪拌羽根8
5を動作させて電解液88を攪拌するようにしてもよ
く、さらに、光学顕微鏡8によってセル44内における
電解液88の状態を確認するようにしてもよい。そし
て、この観察画像をコンピュータ9において、前記pH
を表す二次元画像とスーパーインポーズなどの手法によ
り組み合わせるようにしてもよい。
【0047】上述のように、この発明の光走査型二次元
濃度分布測定装置においては、電気分解の電解液88の
濃度の測定や画像処理を行うことができる。したがっ
て、電解液88の挙動を観察したり、濃度量の算出およ
び測定結果を画像表示することができる。また、電解液
88の濃度分布による電極41,42の表面におけるア
パタイトなどの生成物の状態との関連付けを行うことも
できる。
【0048】そして、前記光走査型二次元濃度分布測定
装置においては、定電流電源84によって電気分解用直
流電極41,42に所定の直流電圧を印加しない状態で
も使用することができる。すなわち、セル44内に溶液
やゲルなどの試料を収容し、pHを測定することができ
る。
【0049】また、前記光走査型二次元濃度分布測定装
置においては、測定部を、測定装置本体1側のセンサカ
セット受け部15およびコンタクトプローブ部16と、
測定装置本体1に対して着脱自在なセンサカセット4と
から構成しており、センサ30がセンサカセット4に組
み込まれているので、センサ30を測定装置本体1に対
して容易に脱着することができる。そして、センサ30
を保持するセンサカセット4の構造が簡単であるため、
センサ30に故障が生じた場合にもその点検や交換を容
易に行えるとともに、センサ回りの部品を再利用するこ
とが可能になり、所謂環境に優しい構成となっている。
【0050】さらに、信号の取り出しを、センサカセッ
ト4に対して接離自在なコンタクトプローブ部16によ
って行うようにしているので、信号を安定して取り出す
ことができ、安定な測定を行うことができる。
【0051】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、種々に変形して実施することができ、セ
ル44に電気めっきに用いる電解液を収容し、この電解
液の挙動を観察したり、濃度量の算出および測定結果を
画像表示することもできる。この場合、センサ面33を
電解液に含まれるイオンに応答する物質で修飾する必要
がある。例えば、カリウムイオンを測定する場合は、セ
ンサ面33をバリノマイシンやクラウンエーテルで修飾
すればよく、塩化物イオンを測定する場合は、センサ面
33を4級アンモニウムで修飾すればよい。さらに、セ
ンサ面33を適宜の応答物質で修飾するとともに、用い
る溶液を適宜選択することにより、他のイオン濃度の測
定を行うことができる。
【0052】また、XYステージ45を二次元方向
(X,Y方向)に走査させるのに代えて、レーザ光源7
7に光照射部走査装置を設け、このレーザ光源77を
X,Y方向に走査させるようにしてもよく、また、レー
ザ光源77とセンサカセット受け部15との間にプロー
ブ光走査装置を設け、プローブ光78をX,Y方向に走
査させるようにしてもよい。これらいずれの場合におい
ても、センサカセット受け部15、コンタクトプローブ
部16および移動装置47を二次元的に移動させる必要
がなくなり、それだけ構成が簡単になる。
【0053】さらに、上記実施の形態における光走査型
二次元濃度分布測定装置においては、作用極38、対極
39、参照極40、電気分解用直流電極41,42の5
つの電極を、センサ上面のセル44の一方の側にまとめ
て設けてあったが、これに代えて、図8に示すように、
作用極38、対極39、参照極40をセル44の一つの
辺側に設け、電気分解用直流電極41,42を前記辺に
対応する辺にそれぞれ対応するように設けてもよい。
【0054】
【発明の効果】この発明の光走査型二次元濃度分布測定
装置によれば、電気分解や電気めっきなどに用いる電解
液の挙動を観察したり、濃度量の算出および測定結果を
画像表示することができる。
【0055】そして、センサを安定かつ交換容易に保持
することができるとともに、信号を安定に取り出すこと
ができる。したがって、この発明によれば、実用的な構
造を有し、しかも使い勝手に優れた光走査型二次元濃度
分布測定装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光走査型二次元濃度分布測定装置の
外観を示す斜視図である。
【図2】センサカセットとセンサカセット受け部の一構
成例を示す斜視図である。
【図3】前記センサカセットの断面図である。
【図4】前記センサカセットの分解斜視図である。
【図5】測定装置本体側に設けられる主要構成部の一例
を示す断面図である。
【図6】前記主要構成部の平面図である。
【図7】前記装置の構成概略的に示すブロック図であ
る。
【図8】センサカセットとセンサカセット受け部の他の
構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…測定装置本体、4…センサカセット、15…センサ
カセット受け部、16…コンタクトプローブ部、17…
センサホルダ、18…ホルダカバー、19a…誤セット
防止部、24…被ガイド部、30…センサ、36…オー
ミックコンタクト、38…作用極、39…対極、40…
参照極、41,42…直流印加用電極、50…ガイド
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサホルダとセンサカバーとの間に挟
    持されるセンサと、このセンサから光電流を取り出すた
    めのオーミックコンタクトと、対極と、参照極と、直流
    印加用電極とを組み込んだセンサカセットと、測定装置
    本体内に設けられ、前記センサカセットが着脱自在にセ
    ットされるセンサカセット受け部と、前記センサカセッ
    トに組み込まれた電極に対して接離可能なように前記測
    定装置本体内に設けられるコンタクトプローブ部とから
    なる光走査型二次元濃度分布測定装置。
  2. 【請求項2】 センサカセットの外周にセンサカセット
    受け部に対する誤セット防止部を形成してある請求項1
    に記載の光走査型二次元濃度分布測定装置。
  3. 【請求項3】 センサカセット受け部にガイド部を設け
    る一方、センサカセットに前記ガイド部によってガイド
    される被ガイド部を形成してある請求項1または2に記
    載の光走査型二次元濃度分布測定装置。
  4. 【請求項4】 オーミックコンタクトに連なる作用極、
    対極、参照極および直流印加用電極をセンサ上面のセル
    の一方の側にまとめて設けてある請求項1〜3のいずれ
    かに記載の光走査型二次元濃度分布測定装置。
JP9194940A 1997-07-05 1997-07-05 光走査型二次元濃度分布測定装置 Pending JPH1123524A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2025178764A1 (en) * 2024-02-23 2025-08-28 Wolfspeed, Inc. Device package having a contactless sensor and process of implementing the same

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