JPH1138027A5 - - Google Patents
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- JPH1138027A5 JPH1138027A5 JP1997194057A JP19405797A JPH1138027A5 JP H1138027 A5 JPH1138027 A5 JP H1138027A5 JP 1997194057 A JP1997194057 A JP 1997194057A JP 19405797 A JP19405797 A JP 19405797A JP H1138027 A5 JPH1138027 A5 JP H1138027A5
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内周面に外輪軌道を有し使用時にも回転しない外輪と、外周面に上記外輪軌道と対向する内輪軌道を有し、使用時に回転する内輪相当部材と、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、これら各転動体を設置した空間の外端開口部を塞ぐ密封シール部材と、上記内輪相当部材の一部にこの内輪相当部材と同心に固定された、円筒部と円輪部とを有し、このうちの円筒部の特性を円周方向に亙って交互に且つ等間隔に変化させたエンコーダと、検知部を有し、この検知部をこのエンコーダの一部に対向させた状態で上記外輪の一部に支持固定され、このエンコーダの特性の変化に対応して出力信号を変化させるセンサと、上記外輪の外周面から直径方向外方に突出する状態で設けられ、懸架装置の一部に結合固定自在な固定側フランジとを備え、この懸架装置の一部に設けた支持孔の内側に上記外輪の一部を挿入自在とした回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、上記内輪相当部材の一部で、上記固定側フランジ及び上記転動体に関して上記懸架装置と軸方向反対側の位置に上記エンコーダを、上記外輪の一部でこのエンコーダの直径方向外方位置に上記センサを、それぞれ固定すると共に、上記密封シール部材のシールリップの先端縁を、上記エンコーダの円筒部と円輪部とに摺接させた事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するのに、転がり軸受ユニットを使用する。又、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)を制御する為には、上記車輪の回転速度を検出する必要がある。この為、上記転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込んだ、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットにより、上記車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する事が、近年広く行なわれる様になっている。
【0003】
図5は、この様な目的で使用される自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの従来構造の1例として、実開平7−21464号公報に記載されたものを示している。この回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、使用時にも回転しない外輪1の内側に、内輪相当部材であるハブ2を回転自在に支持し、このハブ2の一部に固定したエンコーダ3の回転速度を、上記外輪1に支持したセンサ4により検出自在としている。この為に、上記外輪1の内周面には、複列の外輪軌道5、5を設けている。又、上記ハブ2及びこのハブ2に外嵌固定した内輪6の外周面には、それぞれ内輪軌道7、7を設けている。そして、これら各内輪軌道7、7と上記各外輪軌道5、5との間にそれぞれ複数個ずつの転動体8、8を、転動自在に設け、上記外輪1の内側に、内輪相当部材である上記ハブ2及び内輪6を、回転自在に支持している。
【0004】
又、上記外輪1の外周面の外端(自動車の組み付け状態で幅方向外側となる端部を言い、図5の左端)寄り部分に、円周方向全周に亙り、若しくは円周方向に亙り間欠的に、直径方向外方に突出する状態で固定側フランジ9を設けている。この固定側フランジ9は、自動車の懸架装置の一部である図示しないナックルに対して、図示しない複数のボルトにより結合固定自在である。この為、上記固定側フランジ9に図示しない複数の通孔を設けると共に、上記ナックルの外端面で上記通孔と対向する部分に、複数のねじ孔を形成している。
【0005】
又、上記ハブ2の外端部(図5の左端部)で上記外輪1の外端部から軸方向に突出した部分には、車輪を取り付ける為の回転側フランジ10を設けている。又、上記ハブ2の内周面にはスプライン孔を形成し、このハブ2の内側に図示しない等速ジョイントの回転駆動軸をスプライン結合自在としている。尚、重量の嵩む自動車用の転がり軸受ユニットの場合には、上記複数個の転動体8、8として、図示の様な玉に代えて、テーパころを使用する場合もある。
【0006】
上述の様な転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込むべく、上記内輪6の内端部(図5の右端部)で前記内輪軌道7から外れた部分の外周面には、前記エンコーダ3を締まり嵌めにより外嵌固定、若しくは上記内輪6と一体に形成している。このエンコーダ3は、軟鋼板等の磁性金属板に塑性加工を施して、或は磁性金属製の内輪6の肩部を歯車状に形成して、円周方向に亙り等間隔で直径方向に亙る高さが交互に変化する凹凸部11を形成する事により、このエンコーダ3の磁気特性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔で変化させている。
【0007】
更に、上記外輪1の内端部で、上記固定側フランジ9に関して軸方向内側(図5の右側)に位置する部分には、挿入孔12を形成している。そして、この挿入孔12に上記センサ4を挿入固定し、このセンサ4の検知部13の先端面を、上記エンコーダ3の凹凸部11に、微小隙間を介して対向させている。
【0008】
上述の様な自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの使用時には、前記外輪1の外周面に固設した上記固定側フランジ9を、前記ナックルに対して前記ボルトにより結合固定する。又、前記ハブ2の外周面に固設した回転側フランジ10に車輪を、この回転側フランジ10に設けた図示しないスタッドにより固定する。更に、上記ハブ2の内側に前記等速ジョイントの回転駆動軸を挿通し、上記ハブ2と等速ジョイントとを結合固定する。これにより、自動車の懸架装置を構成するナックルに対して車輪を回転自在に支持すると共に、上記回転駆動軸の回転を上記車輪に伝達自在となる。自動車の運行時に上記車輪が回転すると、上記センサ4の検知部13の端面近傍を、上記エンコーダ3に形成した凹凸部11の凹部と凸部とが交互に通過する。この結果、上記センサ4内を流れる磁束の密度が変化し、このセンサ4の出力が変化する。この様にしてセンサ4の出力が変化する周波数は、上記車輪の回転数に比例する。従って、上記センサ4の出力を図示しない制御器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す様な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを構成する外輪1とナックルとを結合固定する際には、上記外輪1を上記ナックルに設けた支持孔の内側に、このナックルの外端面が固定側フランジ9の内側面(図5の右側面)に当接するまで挿入する。従って、上記外輪1の外周面で上記固定側フランジ9に関して軸方向内側部分が、上記ナックルの支持孔の内周面に対する案内面となる。
【0010】
ところが、図5に示した従来構造の様に、外輪1の直径方向にセンサ4を挿入して、このセンサ4を上記外輪1に対して固定する場合、この外輪1に設けたセンサ4及びこのセンサ4の外径側端部から導出する図示しないハーネスと、上記ナックルの支持孔の内周面との干渉を防止する為には、上記センサ4と固定側フランジ9との間の軸方向距離L4 を、上記ナックルの幅方向に亙る長さよりも大きくする必要がある。この様に、上記センサ4と固定側フランジ9との間の軸方向距離L4 を大きくすると、その分だけ上記外輪1及び内輪6の内端部が軸方向内方(図5の右方)に延びる。自動車の懸架装置を構成するナックルの近傍部分は、狭い空間に多くの部品が配置される為、上記内端部が軸方向内方に延びると、懸架装置並びに回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの設計上の自由度が制限される。
【0011】
又、上記ナックルとセンサ4との干渉を防止する為、上記外輪1に対する上記センサ4の固定作業は、上記外輪1の一部で上記固定側フランジ9よりも軸方向内側部分を、上記ナックルの支持孔の内側に挿入した後で行う必要がある。但し、自動車の組立工場に於いて、上記外輪1を含む転がり軸受ユニットを上記ナックルに組み付けた後で上記外輪1にセンサ4を組み付ける作業は、自動車の車体と懸架装置とで挟まれた狭い空間で行わなければならず、面倒である。
【0012】
一方、上記ナックルの支持孔の内周面に切り欠きを形成する事により、予めセンサ4を外輪1に固定した状態で、この外輪1の軸方向内側部分を上記ナックルの支持孔の内側に挿入できる様にすれば、上述した様な問題をなくせる。即ち、この様にすれば、予め部品製造メーカーに於いて、広い空間で上記センサ4を上記外輪1に固定し、この状態で自動車組立工場に於いて、上記ナックルに上記外輪1を組み付ければ良く、組み付け作業性を向上できる。しかし、上記支持孔の内周面に切り欠きを形成する事は、製造コストが嵩むだけでなく、上記ナックルの肉圧を大きくしない限り、このナックルの剛性が低下して信頼性の低下を招くという問題もあり、好ましくない。
【0013】
又、上述の様な問題を解消する別の手段として、例えば実開昭63−59769号公報等に記載された構造も知られている。この公報に記載された回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、固定側フランジに関してナックルと軸方向反対側の位置に、センサ及びエンコーダをそれぞれ設けている。従って、この様な構造によれば、上記ナックルとセンサとの干渉を防止できるだけでなく、上記センサを外輪に組み付ける作業を、上記ナックルに上記外輪を組み付ける以前に広い空間で行う事ができる。この結果、上述の様な問題を何れもなくせる。
【0014】
ところが、上記公報に記載された構造の場合、上記外輪の一部で、複列に設けた各転動体列同士の間部分に、直径方向に貫通する挿入孔を設け、この挿入孔にセンサを挿入し保持固定している。転がり軸受ユニットの使用時、上記外輪には、複列に設けた上記各転動体列同士の間部分を含み、転動体と固定側フランジとの間部分に大きな応力が発生する。この為、上記公報に記載された構造の様に、上記外輪の一部で、複列に設けた上記各転動体列同士の間部分に、直径方向に貫通する挿入孔を設けると、外輪の許容応力が低下する為、好ましくない。
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、上述した問題を何れも解消して、設計上の自由度及び組み付け作業性の向上を有効に図るべく考えたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、前述した従来の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットと同様に、内周面に外輪軌道を有し使用時にも回転しない外輪と、外周面に上記外輪軌道と対向する内輪軌道を有し、使用時に回転する内輪相当部材と、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、これら各転動体を設置した空間の外端開口部を塞ぐ密封シール部材と、上記内輪相当部材の一部にこの内輪相当部材と同心に固定された、円筒部と円輪部とを有し、このうちの円筒部の特性を円周方向に亙って交互に且つ等間隔に変化させたエンコーダと、検知部を有し、この検知部をこのエンコーダの一部に対向させた状態で上記外輪の一部に支持固定され、このエンコーダの特性の変化に対応して出力信号を変化させるセンサ(センサを保持したホルダを含む)と、上記外輪の外周面から直径方向外方に突出する状態で設けられ、自動車の懸架装置の一部に結合固定自在な固定側フランジとを備え、この懸架装置の一部に設けた支持孔の内側に上記外輪の一部を挿入自在としている。
【0016】
特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いては、上記内輪の一部で、上記固定側フランジ及び上記転動体に関して上記懸架装置と軸方向反対側の位置に上記エンコーダを、上記外輪の一部でこのエンコーダの直径方向外方位置に上記センサを、それぞれ固定すると共に、上記密封シール部材のシールリップの先端縁を、上記エンコーダの円筒部と円輪部とに摺接させている。
【0017】
【作用】
上述の様に構成する本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットが、自動車の懸架装置に対して車輪を回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した従来構造の場合と同様である。特に本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、内輪相当部材の一部で、固定側フランジに関して懸架装置と軸方向反対側の位置にエンコーダを固定し、外輪に対してセンサを固定する位置も、同様に固定側フランジに関して懸架装置と軸方向反対側としている為、センサが上記懸架装置の一部に設けた支持孔の内周面と干渉する事はない。従って、外輪の一部で上記懸架装置と同じ側の端部の軸方向寸法を、上記センサを設置しない分だけ短縮でき、設計上の自由度を向上できる。
【0018】
更に、上記外輪に対して上記センサを固定する位置は、転動体に関して上記懸架装置と軸方向反対側としている。この為、上記外輪の一部で、上記各転動体と固定側フランジとの間部分に、直径方向に貫通する挿入孔を設けなくて良い。従って、上記外輪の許容応力を低下する事はなく、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの信頼性を確保できる。
【0019】
又、センサを外輪に組み付ける作業は、予め部品製造メーカーに於いて広い空間で行うことができ、自動車の組立工場で上記懸架装置の一部に上記外輪を組み付けた後に行う必要がない。従って、懸架装置に対する回転速度検出装置付転がり軸受装置の組み付け作業性の向上を図れる。
又、密封シール部材のシールリップの先端縁を、エンコーダに摺接させている為、この密封シール部材のシール性能を長期間に亙り良好に維持できる。更に、上記エンコーダの円輪部の端縁部により、上記外輪の外端部を覆ってこの部分にラビリンスシールを設ける事で、この外輪の外端面と内輪相当部材の外周面に設けた回転側フランジの内側面との間を通じて、外部からの泥水等の侵入をしにくくできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜2は、本発明に関する参考例の第1例を示している。尚、本発明の特徴は、自動車の懸架装置の一部と結合固定自在な外輪に、センサを組み付ける部分の構造にある。外輪に対してハブと内輪とを組み合わせて成る内輪相当部材を回転自在に支持する事により構成した転がり軸受ユニットの構造及び作用は、前述の図5に示した従来構造と同様である。尚、本発明に関する参考例並びに実施の形態を表す図は、前述の従来構造を表した図5とは、車両の幅方向に関する内外方向が左右逆になっている。
【0021】
外輪1aの外周面の内端(図1の左端)寄り部分に、円周方向に亙り間欠的に直径方向外方に突出する固定側フランジ9を設けている。この固定側フランジ9は、自動車の懸架装置の一部であるナックル14と結合固定自在である。この固定側フランジ9には両側面同士を貫通する複数の通孔18を設けて、これら各通孔18に挿通した図示しないボルトにより、上記ナックル14と上記固定側フランジ9とを結合固定自在としている。この為、上記ナックル14の一部で上記通孔18と整合する部分には、図示しないねじ孔を設けている。又、内輪6と共に内輪相当部材構成するハブ2aの外周面で外端(図1の右端)寄り部分に回転側フランジ10を設けて、この回転側フランジ10に設けた複数のスタッド15により車輪を結合固定自在としている。又、上記外輪1aの内周面に設けた外輪軌道5、5と、上記ハブ2a及び内輪6の外周面に設けた内輪軌道7、7との間に、それぞれ複数の転動体8、8(図示では玉)を配置して、複列の転がり軸受(図示では玉軸受)を構成している。更に、上記ハブ2aの外周面で、上記内輪軌道7と上記回転側フランジ10との間部分に段部33を形成し、この段部33の軸方向両側を、小径部16と大径部17としている。
【0022】
特に、本例の自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、上記ハブ2aの一部で、上記固定側フランジ9及び軸方向外側(図1の右側)の転動体8、8に関して、上記ナックル14と軸方向反対側の位置に、エンコーダ3aを外嵌固定している。このエンコーダ3aは、軟鋼板等の磁性金属板を円筒状に形成して、それぞれが軸方向に長い複数の矩形状の透孔19、19を、円周方向に亙り等間隔で設ける事により、磁気特性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔で変化させている。この様なエンコーダ3aは、上記小径部16に締まり嵌めにより外嵌固定している。又、上記外輪1aの一部で上記エンコーダ3aの一部と対向する位置には、上記外輪1aを直径方向に亙り貫通する挿入孔12を形成している。そして、この挿入孔12に、センサを合成樹脂製のホルダに包埋支持して成るセンサユニット20を挿入し、このセンサユニット20の先端面部分に設けた検知部13を上記エンコーダ3aの外周面に、微小隙間を介して対向させている。尚、上記エンコーダ3aの外径D3 は、上記小径部16に外嵌固定した状態で、上記大径部17の外径D17以下(D3 ≦D17)にしている。
【0023】
上記センサユニット20は、基端側(図1〜2の上端側)に設けた鍔部21と、先端(図1〜2の下端)寄り部分に設けた挿入部22とをそれぞれ備える。上記鍔部21は円周方向(図1〜2の表裏方向)に長い外向フランジ状として、この円周方向両端部に、上記挿入部22の軸方向(図1〜2の上下方向)に貫通する図示しない通孔を形成している。そして、これら各通孔にボルト23を挿通し、上記外輪1aに設けた図示しないねじ孔に上記各ボルト23を螺合緊締する事により、上記センサユニット20を上記外輪1aに結合固定している。又、上記挿入部22は、上記挿入孔12にがたつきなく挿通自在な円柱状としている。そして、上記挿入部22の中間部外周面に、全周に亙り凹溝24を形成し、この凹溝24にOリング25を装着している。このOリング25は、上記挿入部22を上記挿入孔12に挿入した状態で、上記凹溝24の底面と上記挿入孔12の内周面との間で弾性的に圧縮され、上記挿入部22の外周面と上記挿入孔12の内周面との間を密封する。そして、上記挿入部22と上記挿入孔12との間を通じて外部から泥水等が侵入する事を防止する。
【0024】
又、上記外輪1aの外端部内周面と上記ハブ2aの中間部外周面、及び上記外輪1aの内端部内周面と上記内輪6の内端部外周面との間には、それぞれ密封シール部材26a、26bを設ける事により、転動体8、8を設置した空間27の両端開口部を密に塞いでいる。このうち、上記空間27の外端開口を密に塞ぐ密封シール部材26aは、断面L字形で全体を円環状に形成した芯金28と、この芯金28を構成する円輪部の内周縁部に全周に亙って添着した弾性材製のシールリップ30とから成る。このシールリップ30の先端縁は、上記ハブ2aの中間部に設けた大径部17の外周面、及び上記回転側フランジ10の内側面に摺接させている。又、上記空間27の内端開口を密に塞ぐ密封シール部材26bは、1対のシールリングを組み合わせて成る、組み合わせシールリングとしている。これら各密封シール部材26a、26bの構造及び作用は、従来から周知であり、本発明の要旨と関係しない為、詳しい説明は省略する。
【0025】
上述の様に構成する本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットにより、自動車の懸架装置を構成するナックル14に対して、車輪を回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した従来構造の場合と同様である。特に本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、前記エンコーダ3aを前記ハブ2aの一部で、上記固定側フランジ9に関して上記ナックル14と反対側の位置に固定し、前記センサユニット20も、上記エンコーダ3aの設置位置に合わせて、固定側フランジ9に関してナックル14と反対側に設けている為、上記ナックル14への装着作業時に、上記センサユニット20が上記ナックル14に設けた支持孔32の内周面と干渉する事はない。従って、上記外輪1aの一部で上記ナックル14側に位置する内端部(図1の左端部)の軸方向寸法を、上記センサユニット20を設置しない分だけ短縮でき、設計上の自由度を向上できる。
【0026】
更に、上記外輪1aに対して上記センサユニット20を固定する位置は、軸方向外側の転動体8、8に関して上記ナックル14と軸方向反対側としている。この為、上記外輪1aの一部で上記各転動体8、8列同士の間部分に、直径方向に貫通する上記挿入孔12を設けなくて良い。従って、上記外輪1aの許容応力を低下する事はなく、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの信頼性を確保できる。
【0027】
又、上記センサユニット20を上記外輪1aに組み付ける作業は、予め部品製造メーカーの広い空間で行うことができ、自動車の組立工場に於いて上記ナックル14に上記外輪1aを組み付けた後に行う必要がない為、組み付け作業性の向上を図れる。この様に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、製造コストの上昇並びに信頼性の低下を招く事なく、設計上の自由度及び組み付け作業性の向上を図れる。
【0028】
尚、本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを組み立てる場合、予め転動体8、8及び保持器(図示せず)を内周側に組み込んだ外輪1aの直径方向内側に、内輪6とエンコーダ3aを外嵌固定したハブ2aとを組み付ける。この際、上記ハブ2aに外嵌固定したエンコーダ3aの外径D3 を、前述した様に前記大径部17の外径D17以下(D3 ≦D17)にしている為、前記密封シール部材26aを構成するシールリップ30の先端縁が前記小径部16に外嵌したエンコーダ3aにより変形させられて損傷するのを防止できる。即ち、上記シールリップ30の内径は、上記大径部17の外径D17に合わせて、所望のシール性能を得られる様に規制する必要があり、上記エンコーダ3aの外径D3 が上記大径部17の外径D17より大きい(D3 >D17)と、上記組み付け作業時に、上記エンコーダ3aにより、上記シールリップ30の先端縁を損傷する可能性がある。これに対して本例の場合には、上記エンコーダ3aの外径D3 を上記大径部17の外径D17以下(D3 ≦D17)にしている為、上記シールリップ30の損傷を防止して、上記密封シール部材26aのシール性能を確保できる。
【0029】
次に、図3は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の場合には、前述した参考例の様に、ハブ2bの外周面で内輪軌道7と回転側フランジ10との間部分に段部33(図1〜2参照)を形成していない。又、センサユニット20の検知部13と対向させるエンコーダ3bは、SUS420のステンレス鋼等の、錆びにくい磁性金属板により造り、断面略L字形で全体を円環状に形成している。このエンコーダ3bを構成する円筒部34の軸方向一端寄り(図3の左端寄り)部分には、円周方向に亙り等間隔で軸方向に長い矩形の透孔19を複数形成する事により、磁気特性を円周方向に亙り等間隔で変化させた被検知部を設けている。又、上記エンコーダ3bの一部に設けた円輪部35は、外径側の端縁部36を上記円筒部34と同じ方向に折り曲げている。そして、上記エンコーダ3bを転がり軸受ユニットに組み付けた場合に、上記端縁部36が外輪1aの外端部(図3の右端部)の直径方向外方を覆う様にしている。
【0030】
上述の様にして成るエンコーダ3bは、上記ハブ2bの外周面で内輪軌道7と回転側フランジ10との間部分に外嵌して、上記円輪部35の片側面(図3の右側面)を上記回転側フランジ10の内側面(図3の左側面)に当接させる。そして、上記センサユニット20の検知部13の先端面を上記エンコーダ3bの被検知部に対向させる。上記外輪1aの外端部内周面に内嵌固定した密封シール部材26aのシールリップ30の先端縁は、上記円筒部34の軸方向他端寄り(図3の右端寄り)部分の外周面、及び上記円輪部35の内側面(図3の左側面)に摺接させる。この様に構成する本例の自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、密封シール部材26aのシールリップ30の先端縁は、錆びにくい磁性金属板に摺接させている為、この密封シール部材26aのシール性能を長期間に亙り良好に維持できる。更に、上記円輪部35の端縁部36が、上記外輪1aの外端部を覆ってこの部分にラビリンスシールを設けている為、上記外輪1aの外端面と上記回転側フランジ10の内側面との間を通じて、外部からの泥水等の侵入をしにくくできる。 その他の構成及び作用に就いては、前述した参考例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0031】
次に、図4は本発明に関する参考例の第2例を示している。本例の場合には、外輪1bに設ける挿入孔12aを、外周側に設けた大径部37と、内周側に設けた小径部38とから構成している。又、この様に構成する挿入孔12aの内側にがたつきなく挿入すべく、センサユニット20aの先端寄り部分に設けた挿入部22aを、基端寄り部分に形成した大径の基端側挿入部39と、先端寄り部分に形成した小径の先端側挿入部40とから構成している。更に、この様に上記センサユニット20aの先端側挿入部40を小径にした事に伴い、この先端側挿入部40の先端部に設けた検知部13と対向させるエンコーダ3aの軸方向寸法を短縮している。この様に構成する本例の構造によれば、回転速度検出装置付転がり軸受ユニット全体の軸方向寸法の短縮化を図れる。
その他の構成及び作用に就いては、前述した参考例の第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0032】
尚、本発明の特徴は、自動車の懸架装置の一部と結合固定自在な外輪に、センサを組み付ける部分の構造にある。センサとエンコーダとから成る回転速度検出装置の構造は、図示の各例の様な磁気検知式のものに限らず、渦電流式、光電式等、従来から知られている各種構造のものを採用できる。又、前述した各参考例及び実施の形態の1例の場合、駆動輪を支持する為の転がり軸受ユニットに関して本発明に関する説明を行なったが、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットはこの様な構造に限定するものでなく、従動輪を支持した転がり軸受ユニットにも適用できる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作用する為、製造コストの上昇並びに信頼性の低下を招く事なく、設計上の自由度及び組み付け作業性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に関する参考例の第1例を示す断面図。
【図2】
図1のA部拡大図。
【図3】
本発明の実施の形態の1例を示す、図2と同様の図。
【図4】
本発明に関する参考例の第2例を示す、図2と同様の図。
【図5】
従来構造を示す半部断面図。
【符号の説明】
1、1a、1b 外輪
2、2a、2b ハブ
3、3a、3b エンコーダ
4 センサ
5 外輪軌道
6 内輪
7 内輪軌道
8 転動体
9 固定側フランジ
10 回転側フランジ
11 凹凸部
12、12a 挿入孔
13 検知部
14 ナックル
15 スタッド
16 小径部
17 大径部
18 通孔
19 透孔
20、20a センサユニット
21 鍔部
22、22a 挿入部
23 ボルト
24 凹溝
25 Oリング
26a、26b 密封シール部材
27 空間
28 芯金
30 シールリップ
31 芯金
32 支持孔
33 段部
34 円筒部
35 円輪部
36 端縁部
37 大径部
38 小径部
39 基端側挿入部
40 先端側挿入部
【発明の名称】 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内周面に外輪軌道を有し使用時にも回転しない外輪と、外周面に上記外輪軌道と対向する内輪軌道を有し、使用時に回転する内輪相当部材と、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、これら各転動体を設置した空間の外端開口部を塞ぐ密封シール部材と、上記内輪相当部材の一部にこの内輪相当部材と同心に固定された、円筒部と円輪部とを有し、このうちの円筒部の特性を円周方向に亙って交互に且つ等間隔に変化させたエンコーダと、検知部を有し、この検知部をこのエンコーダの一部に対向させた状態で上記外輪の一部に支持固定され、このエンコーダの特性の変化に対応して出力信号を変化させるセンサと、上記外輪の外周面から直径方向外方に突出する状態で設けられ、懸架装置の一部に結合固定自在な固定側フランジとを備え、この懸架装置の一部に設けた支持孔の内側に上記外輪の一部を挿入自在とした回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いて、上記内輪相当部材の一部で、上記固定側フランジ及び上記転動体に関して上記懸架装置と軸方向反対側の位置に上記エンコーダを、上記外輪の一部でこのエンコーダの直径方向外方位置に上記センサを、それぞれ固定すると共に、上記密封シール部材のシールリップの先端縁を、上記エンコーダの円筒部と円輪部とに摺接させた事を特徴とする回転速度検出装置付転がり軸受ユニット。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係る回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持するのに、転がり軸受ユニットを使用する。又、アンチロックブレーキシステム(ABS)やトラクションコントロールシステム(TCS)を制御する為には、上記車輪の回転速度を検出する必要がある。この為、上記転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込んだ、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットにより、上記車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する事が、近年広く行なわれる様になっている。
【0003】
図5は、この様な目的で使用される自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの従来構造の1例として、実開平7−21464号公報に記載されたものを示している。この回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、使用時にも回転しない外輪1の内側に、内輪相当部材であるハブ2を回転自在に支持し、このハブ2の一部に固定したエンコーダ3の回転速度を、上記外輪1に支持したセンサ4により検出自在としている。この為に、上記外輪1の内周面には、複列の外輪軌道5、5を設けている。又、上記ハブ2及びこのハブ2に外嵌固定した内輪6の外周面には、それぞれ内輪軌道7、7を設けている。そして、これら各内輪軌道7、7と上記各外輪軌道5、5との間にそれぞれ複数個ずつの転動体8、8を、転動自在に設け、上記外輪1の内側に、内輪相当部材である上記ハブ2及び内輪6を、回転自在に支持している。
【0004】
又、上記外輪1の外周面の外端(自動車の組み付け状態で幅方向外側となる端部を言い、図5の左端)寄り部分に、円周方向全周に亙り、若しくは円周方向に亙り間欠的に、直径方向外方に突出する状態で固定側フランジ9を設けている。この固定側フランジ9は、自動車の懸架装置の一部である図示しないナックルに対して、図示しない複数のボルトにより結合固定自在である。この為、上記固定側フランジ9に図示しない複数の通孔を設けると共に、上記ナックルの外端面で上記通孔と対向する部分に、複数のねじ孔を形成している。
【0005】
又、上記ハブ2の外端部(図5の左端部)で上記外輪1の外端部から軸方向に突出した部分には、車輪を取り付ける為の回転側フランジ10を設けている。又、上記ハブ2の内周面にはスプライン孔を形成し、このハブ2の内側に図示しない等速ジョイントの回転駆動軸をスプライン結合自在としている。尚、重量の嵩む自動車用の転がり軸受ユニットの場合には、上記複数個の転動体8、8として、図示の様な玉に代えて、テーパころを使用する場合もある。
【0006】
上述の様な転がり軸受ユニットに回転速度検出装置を組み込むべく、上記内輪6の内端部(図5の右端部)で前記内輪軌道7から外れた部分の外周面には、前記エンコーダ3を締まり嵌めにより外嵌固定、若しくは上記内輪6と一体に形成している。このエンコーダ3は、軟鋼板等の磁性金属板に塑性加工を施して、或は磁性金属製の内輪6の肩部を歯車状に形成して、円周方向に亙り等間隔で直径方向に亙る高さが交互に変化する凹凸部11を形成する事により、このエンコーダ3の磁気特性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔で変化させている。
【0007】
更に、上記外輪1の内端部で、上記固定側フランジ9に関して軸方向内側(図5の右側)に位置する部分には、挿入孔12を形成している。そして、この挿入孔12に上記センサ4を挿入固定し、このセンサ4の検知部13の先端面を、上記エンコーダ3の凹凸部11に、微小隙間を介して対向させている。
【0008】
上述の様な自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの使用時には、前記外輪1の外周面に固設した上記固定側フランジ9を、前記ナックルに対して前記ボルトにより結合固定する。又、前記ハブ2の外周面に固設した回転側フランジ10に車輪を、この回転側フランジ10に設けた図示しないスタッドにより固定する。更に、上記ハブ2の内側に前記等速ジョイントの回転駆動軸を挿通し、上記ハブ2と等速ジョイントとを結合固定する。これにより、自動車の懸架装置を構成するナックルに対して車輪を回転自在に支持すると共に、上記回転駆動軸の回転を上記車輪に伝達自在となる。自動車の運行時に上記車輪が回転すると、上記センサ4の検知部13の端面近傍を、上記エンコーダ3に形成した凹凸部11の凹部と凸部とが交互に通過する。この結果、上記センサ4内を流れる磁束の密度が変化し、このセンサ4の出力が変化する。この様にしてセンサ4の出力が変化する周波数は、上記車輪の回転数に比例する。従って、上記センサ4の出力を図示しない制御器に送れば、ABSやTCSを適切に制御できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す様な回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを構成する外輪1とナックルとを結合固定する際には、上記外輪1を上記ナックルに設けた支持孔の内側に、このナックルの外端面が固定側フランジ9の内側面(図5の右側面)に当接するまで挿入する。従って、上記外輪1の外周面で上記固定側フランジ9に関して軸方向内側部分が、上記ナックルの支持孔の内周面に対する案内面となる。
【0010】
ところが、図5に示した従来構造の様に、外輪1の直径方向にセンサ4を挿入して、このセンサ4を上記外輪1に対して固定する場合、この外輪1に設けたセンサ4及びこのセンサ4の外径側端部から導出する図示しないハーネスと、上記ナックルの支持孔の内周面との干渉を防止する為には、上記センサ4と固定側フランジ9との間の軸方向距離L4 を、上記ナックルの幅方向に亙る長さよりも大きくする必要がある。この様に、上記センサ4と固定側フランジ9との間の軸方向距離L4 を大きくすると、その分だけ上記外輪1及び内輪6の内端部が軸方向内方(図5の右方)に延びる。自動車の懸架装置を構成するナックルの近傍部分は、狭い空間に多くの部品が配置される為、上記内端部が軸方向内方に延びると、懸架装置並びに回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの設計上の自由度が制限される。
【0011】
又、上記ナックルとセンサ4との干渉を防止する為、上記外輪1に対する上記センサ4の固定作業は、上記外輪1の一部で上記固定側フランジ9よりも軸方向内側部分を、上記ナックルの支持孔の内側に挿入した後で行う必要がある。但し、自動車の組立工場に於いて、上記外輪1を含む転がり軸受ユニットを上記ナックルに組み付けた後で上記外輪1にセンサ4を組み付ける作業は、自動車の車体と懸架装置とで挟まれた狭い空間で行わなければならず、面倒である。
【0012】
一方、上記ナックルの支持孔の内周面に切り欠きを形成する事により、予めセンサ4を外輪1に固定した状態で、この外輪1の軸方向内側部分を上記ナックルの支持孔の内側に挿入できる様にすれば、上述した様な問題をなくせる。即ち、この様にすれば、予め部品製造メーカーに於いて、広い空間で上記センサ4を上記外輪1に固定し、この状態で自動車組立工場に於いて、上記ナックルに上記外輪1を組み付ければ良く、組み付け作業性を向上できる。しかし、上記支持孔の内周面に切り欠きを形成する事は、製造コストが嵩むだけでなく、上記ナックルの肉圧を大きくしない限り、このナックルの剛性が低下して信頼性の低下を招くという問題もあり、好ましくない。
【0013】
又、上述の様な問題を解消する別の手段として、例えば実開昭63−59769号公報等に記載された構造も知られている。この公報に記載された回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、固定側フランジに関してナックルと軸方向反対側の位置に、センサ及びエンコーダをそれぞれ設けている。従って、この様な構造によれば、上記ナックルとセンサとの干渉を防止できるだけでなく、上記センサを外輪に組み付ける作業を、上記ナックルに上記外輪を組み付ける以前に広い空間で行う事ができる。この結果、上述の様な問題を何れもなくせる。
【0014】
ところが、上記公報に記載された構造の場合、上記外輪の一部で、複列に設けた各転動体列同士の間部分に、直径方向に貫通する挿入孔を設け、この挿入孔にセンサを挿入し保持固定している。転がり軸受ユニットの使用時、上記外輪には、複列に設けた上記各転動体列同士の間部分を含み、転動体と固定側フランジとの間部分に大きな応力が発生する。この為、上記公報に記載された構造の様に、上記外輪の一部で、複列に設けた上記各転動体列同士の間部分に、直径方向に貫通する挿入孔を設けると、外輪の許容応力が低下する為、好ましくない。
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、上述した問題を何れも解消して、設計上の自由度及び組み付け作業性の向上を有効に図るべく考えたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、前述した従来の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットと同様に、内周面に外輪軌道を有し使用時にも回転しない外輪と、外周面に上記外輪軌道と対向する内輪軌道を有し、使用時に回転する内輪相当部材と、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の転動体と、これら各転動体を設置した空間の外端開口部を塞ぐ密封シール部材と、上記内輪相当部材の一部にこの内輪相当部材と同心に固定された、円筒部と円輪部とを有し、このうちの円筒部の特性を円周方向に亙って交互に且つ等間隔に変化させたエンコーダと、検知部を有し、この検知部をこのエンコーダの一部に対向させた状態で上記外輪の一部に支持固定され、このエンコーダの特性の変化に対応して出力信号を変化させるセンサ(センサを保持したホルダを含む)と、上記外輪の外周面から直径方向外方に突出する状態で設けられ、自動車の懸架装置の一部に結合固定自在な固定側フランジとを備え、この懸架装置の一部に設けた支持孔の内側に上記外輪の一部を挿入自在としている。
【0016】
特に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットに於いては、上記内輪の一部で、上記固定側フランジ及び上記転動体に関して上記懸架装置と軸方向反対側の位置に上記エンコーダを、上記外輪の一部でこのエンコーダの直径方向外方位置に上記センサを、それぞれ固定すると共に、上記密封シール部材のシールリップの先端縁を、上記エンコーダの円筒部と円輪部とに摺接させている。
【0017】
【作用】
上述の様に構成する本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットが、自動車の懸架装置に対して車輪を回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した従来構造の場合と同様である。特に本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、内輪相当部材の一部で、固定側フランジに関して懸架装置と軸方向反対側の位置にエンコーダを固定し、外輪に対してセンサを固定する位置も、同様に固定側フランジに関して懸架装置と軸方向反対側としている為、センサが上記懸架装置の一部に設けた支持孔の内周面と干渉する事はない。従って、外輪の一部で上記懸架装置と同じ側の端部の軸方向寸法を、上記センサを設置しない分だけ短縮でき、設計上の自由度を向上できる。
【0018】
更に、上記外輪に対して上記センサを固定する位置は、転動体に関して上記懸架装置と軸方向反対側としている。この為、上記外輪の一部で、上記各転動体と固定側フランジとの間部分に、直径方向に貫通する挿入孔を設けなくて良い。従って、上記外輪の許容応力を低下する事はなく、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの信頼性を確保できる。
【0019】
又、センサを外輪に組み付ける作業は、予め部品製造メーカーに於いて広い空間で行うことができ、自動車の組立工場で上記懸架装置の一部に上記外輪を組み付けた後に行う必要がない。従って、懸架装置に対する回転速度検出装置付転がり軸受装置の組み付け作業性の向上を図れる。
又、密封シール部材のシールリップの先端縁を、エンコーダに摺接させている為、この密封シール部材のシール性能を長期間に亙り良好に維持できる。更に、上記エンコーダの円輪部の端縁部により、上記外輪の外端部を覆ってこの部分にラビリンスシールを設ける事で、この外輪の外端面と内輪相当部材の外周面に設けた回転側フランジの内側面との間を通じて、外部からの泥水等の侵入をしにくくできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜2は、本発明に関する参考例の第1例を示している。尚、本発明の特徴は、自動車の懸架装置の一部と結合固定自在な外輪に、センサを組み付ける部分の構造にある。外輪に対してハブと内輪とを組み合わせて成る内輪相当部材を回転自在に支持する事により構成した転がり軸受ユニットの構造及び作用は、前述の図5に示した従来構造と同様である。尚、本発明に関する参考例並びに実施の形態を表す図は、前述の従来構造を表した図5とは、車両の幅方向に関する内外方向が左右逆になっている。
【0021】
外輪1aの外周面の内端(図1の左端)寄り部分に、円周方向に亙り間欠的に直径方向外方に突出する固定側フランジ9を設けている。この固定側フランジ9は、自動車の懸架装置の一部であるナックル14と結合固定自在である。この固定側フランジ9には両側面同士を貫通する複数の通孔18を設けて、これら各通孔18に挿通した図示しないボルトにより、上記ナックル14と上記固定側フランジ9とを結合固定自在としている。この為、上記ナックル14の一部で上記通孔18と整合する部分には、図示しないねじ孔を設けている。又、内輪6と共に内輪相当部材構成するハブ2aの外周面で外端(図1の右端)寄り部分に回転側フランジ10を設けて、この回転側フランジ10に設けた複数のスタッド15により車輪を結合固定自在としている。又、上記外輪1aの内周面に設けた外輪軌道5、5と、上記ハブ2a及び内輪6の外周面に設けた内輪軌道7、7との間に、それぞれ複数の転動体8、8(図示では玉)を配置して、複列の転がり軸受(図示では玉軸受)を構成している。更に、上記ハブ2aの外周面で、上記内輪軌道7と上記回転側フランジ10との間部分に段部33を形成し、この段部33の軸方向両側を、小径部16と大径部17としている。
【0022】
特に、本例の自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、上記ハブ2aの一部で、上記固定側フランジ9及び軸方向外側(図1の右側)の転動体8、8に関して、上記ナックル14と軸方向反対側の位置に、エンコーダ3aを外嵌固定している。このエンコーダ3aは、軟鋼板等の磁性金属板を円筒状に形成して、それぞれが軸方向に長い複数の矩形状の透孔19、19を、円周方向に亙り等間隔で設ける事により、磁気特性を円周方向に亙り交互に且つ等間隔で変化させている。この様なエンコーダ3aは、上記小径部16に締まり嵌めにより外嵌固定している。又、上記外輪1aの一部で上記エンコーダ3aの一部と対向する位置には、上記外輪1aを直径方向に亙り貫通する挿入孔12を形成している。そして、この挿入孔12に、センサを合成樹脂製のホルダに包埋支持して成るセンサユニット20を挿入し、このセンサユニット20の先端面部分に設けた検知部13を上記エンコーダ3aの外周面に、微小隙間を介して対向させている。尚、上記エンコーダ3aの外径D3 は、上記小径部16に外嵌固定した状態で、上記大径部17の外径D17以下(D3 ≦D17)にしている。
【0023】
上記センサユニット20は、基端側(図1〜2の上端側)に設けた鍔部21と、先端(図1〜2の下端)寄り部分に設けた挿入部22とをそれぞれ備える。上記鍔部21は円周方向(図1〜2の表裏方向)に長い外向フランジ状として、この円周方向両端部に、上記挿入部22の軸方向(図1〜2の上下方向)に貫通する図示しない通孔を形成している。そして、これら各通孔にボルト23を挿通し、上記外輪1aに設けた図示しないねじ孔に上記各ボルト23を螺合緊締する事により、上記センサユニット20を上記外輪1aに結合固定している。又、上記挿入部22は、上記挿入孔12にがたつきなく挿通自在な円柱状としている。そして、上記挿入部22の中間部外周面に、全周に亙り凹溝24を形成し、この凹溝24にOリング25を装着している。このOリング25は、上記挿入部22を上記挿入孔12に挿入した状態で、上記凹溝24の底面と上記挿入孔12の内周面との間で弾性的に圧縮され、上記挿入部22の外周面と上記挿入孔12の内周面との間を密封する。そして、上記挿入部22と上記挿入孔12との間を通じて外部から泥水等が侵入する事を防止する。
【0024】
又、上記外輪1aの外端部内周面と上記ハブ2aの中間部外周面、及び上記外輪1aの内端部内周面と上記内輪6の内端部外周面との間には、それぞれ密封シール部材26a、26bを設ける事により、転動体8、8を設置した空間27の両端開口部を密に塞いでいる。このうち、上記空間27の外端開口を密に塞ぐ密封シール部材26aは、断面L字形で全体を円環状に形成した芯金28と、この芯金28を構成する円輪部の内周縁部に全周に亙って添着した弾性材製のシールリップ30とから成る。このシールリップ30の先端縁は、上記ハブ2aの中間部に設けた大径部17の外周面、及び上記回転側フランジ10の内側面に摺接させている。又、上記空間27の内端開口を密に塞ぐ密封シール部材26bは、1対のシールリングを組み合わせて成る、組み合わせシールリングとしている。これら各密封シール部材26a、26bの構造及び作用は、従来から周知であり、本発明の要旨と関係しない為、詳しい説明は省略する。
【0025】
上述の様に構成する本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットにより、自動車の懸架装置を構成するナックル14に対して、車輪を回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した従来構造の場合と同様である。特に本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、前記エンコーダ3aを前記ハブ2aの一部で、上記固定側フランジ9に関して上記ナックル14と反対側の位置に固定し、前記センサユニット20も、上記エンコーダ3aの設置位置に合わせて、固定側フランジ9に関してナックル14と反対側に設けている為、上記ナックル14への装着作業時に、上記センサユニット20が上記ナックル14に設けた支持孔32の内周面と干渉する事はない。従って、上記外輪1aの一部で上記ナックル14側に位置する内端部(図1の左端部)の軸方向寸法を、上記センサユニット20を設置しない分だけ短縮でき、設計上の自由度を向上できる。
【0026】
更に、上記外輪1aに対して上記センサユニット20を固定する位置は、軸方向外側の転動体8、8に関して上記ナックル14と軸方向反対側としている。この為、上記外輪1aの一部で上記各転動体8、8列同士の間部分に、直径方向に貫通する上記挿入孔12を設けなくて良い。従って、上記外輪1aの許容応力を低下する事はなく、回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの信頼性を確保できる。
【0027】
又、上記センサユニット20を上記外輪1aに組み付ける作業は、予め部品製造メーカーの広い空間で行うことができ、自動車の組立工場に於いて上記ナックル14に上記外輪1aを組み付けた後に行う必要がない為、組み付け作業性の向上を図れる。この様に、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、製造コストの上昇並びに信頼性の低下を招く事なく、設計上の自由度及び組み付け作業性の向上を図れる。
【0028】
尚、本例の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットを組み立てる場合、予め転動体8、8及び保持器(図示せず)を内周側に組み込んだ外輪1aの直径方向内側に、内輪6とエンコーダ3aを外嵌固定したハブ2aとを組み付ける。この際、上記ハブ2aに外嵌固定したエンコーダ3aの外径D3 を、前述した様に前記大径部17の外径D17以下(D3 ≦D17)にしている為、前記密封シール部材26aを構成するシールリップ30の先端縁が前記小径部16に外嵌したエンコーダ3aにより変形させられて損傷するのを防止できる。即ち、上記シールリップ30の内径は、上記大径部17の外径D17に合わせて、所望のシール性能を得られる様に規制する必要があり、上記エンコーダ3aの外径D3 が上記大径部17の外径D17より大きい(D3 >D17)と、上記組み付け作業時に、上記エンコーダ3aにより、上記シールリップ30の先端縁を損傷する可能性がある。これに対して本例の場合には、上記エンコーダ3aの外径D3 を上記大径部17の外径D17以下(D3 ≦D17)にしている為、上記シールリップ30の損傷を防止して、上記密封シール部材26aのシール性能を確保できる。
【0029】
次に、図3は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の場合には、前述した参考例の様に、ハブ2bの外周面で内輪軌道7と回転側フランジ10との間部分に段部33(図1〜2参照)を形成していない。又、センサユニット20の検知部13と対向させるエンコーダ3bは、SUS420のステンレス鋼等の、錆びにくい磁性金属板により造り、断面略L字形で全体を円環状に形成している。このエンコーダ3bを構成する円筒部34の軸方向一端寄り(図3の左端寄り)部分には、円周方向に亙り等間隔で軸方向に長い矩形の透孔19を複数形成する事により、磁気特性を円周方向に亙り等間隔で変化させた被検知部を設けている。又、上記エンコーダ3bの一部に設けた円輪部35は、外径側の端縁部36を上記円筒部34と同じ方向に折り曲げている。そして、上記エンコーダ3bを転がり軸受ユニットに組み付けた場合に、上記端縁部36が外輪1aの外端部(図3の右端部)の直径方向外方を覆う様にしている。
【0030】
上述の様にして成るエンコーダ3bは、上記ハブ2bの外周面で内輪軌道7と回転側フランジ10との間部分に外嵌して、上記円輪部35の片側面(図3の右側面)を上記回転側フランジ10の内側面(図3の左側面)に当接させる。そして、上記センサユニット20の検知部13の先端面を上記エンコーダ3bの被検知部に対向させる。上記外輪1aの外端部内周面に内嵌固定した密封シール部材26aのシールリップ30の先端縁は、上記円筒部34の軸方向他端寄り(図3の右端寄り)部分の外周面、及び上記円輪部35の内側面(図3の左側面)に摺接させる。この様に構成する本例の自動車用回転速度検出装置付転がり軸受ユニットの場合、密封シール部材26aのシールリップ30の先端縁は、錆びにくい磁性金属板に摺接させている為、この密封シール部材26aのシール性能を長期間に亙り良好に維持できる。更に、上記円輪部35の端縁部36が、上記外輪1aの外端部を覆ってこの部分にラビリンスシールを設けている為、上記外輪1aの外端面と上記回転側フランジ10の内側面との間を通じて、外部からの泥水等の侵入をしにくくできる。 その他の構成及び作用に就いては、前述した参考例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0031】
次に、図4は本発明に関する参考例の第2例を示している。本例の場合には、外輪1bに設ける挿入孔12aを、外周側に設けた大径部37と、内周側に設けた小径部38とから構成している。又、この様に構成する挿入孔12aの内側にがたつきなく挿入すべく、センサユニット20aの先端寄り部分に設けた挿入部22aを、基端寄り部分に形成した大径の基端側挿入部39と、先端寄り部分に形成した小径の先端側挿入部40とから構成している。更に、この様に上記センサユニット20aの先端側挿入部40を小径にした事に伴い、この先端側挿入部40の先端部に設けた検知部13と対向させるエンコーダ3aの軸方向寸法を短縮している。この様に構成する本例の構造によれば、回転速度検出装置付転がり軸受ユニット全体の軸方向寸法の短縮化を図れる。
その他の構成及び作用に就いては、前述した参考例の第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0032】
尚、本発明の特徴は、自動車の懸架装置の一部と結合固定自在な外輪に、センサを組み付ける部分の構造にある。センサとエンコーダとから成る回転速度検出装置の構造は、図示の各例の様な磁気検知式のものに限らず、渦電流式、光電式等、従来から知られている各種構造のものを採用できる。又、前述した各参考例及び実施の形態の1例の場合、駆動輪を支持する為の転がり軸受ユニットに関して本発明に関する説明を行なったが、本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットはこの様な構造に限定するものでなく、従動輪を支持した転がり軸受ユニットにも適用できる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の回転速度検出装置付転がり軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作用する為、製造コストの上昇並びに信頼性の低下を招く事なく、設計上の自由度及び組み付け作業性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に関する参考例の第1例を示す断面図。
【図2】
図1のA部拡大図。
【図3】
本発明の実施の形態の1例を示す、図2と同様の図。
【図4】
本発明に関する参考例の第2例を示す、図2と同様の図。
【図5】
従来構造を示す半部断面図。
【符号の説明】
1、1a、1b 外輪
2、2a、2b ハブ
3、3a、3b エンコーダ
4 センサ
5 外輪軌道
6 内輪
7 内輪軌道
8 転動体
9 固定側フランジ
10 回転側フランジ
11 凹凸部
12、12a 挿入孔
13 検知部
14 ナックル
15 スタッド
16 小径部
17 大径部
18 通孔
19 透孔
20、20a センサユニット
21 鍔部
22、22a 挿入部
23 ボルト
24 凹溝
25 Oリング
26a、26b 密封シール部材
27 空間
28 芯金
30 シールリップ
31 芯金
32 支持孔
33 段部
34 円筒部
35 円輪部
36 端縁部
37 大径部
38 小径部
39 基端側挿入部
40 先端側挿入部
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9194057A JPH1138027A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9194057A JPH1138027A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004173419A Division JP2004324891A (ja) | 2004-06-11 | 2004-06-11 | 転がり軸受ユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1138027A JPH1138027A (ja) | 1999-02-12 |
| JPH1138027A5 true JPH1138027A5 (ja) | 2005-04-21 |
Family
ID=16318237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9194057A Pending JPH1138027A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 回転速度検出装置付転がり軸受ユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1138027A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1997
- 1997-07-18 JP JP9194057A patent/JPH1138027A/ja active Pending
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