JPH1139712A - 光ディスク基板 - Google Patents
光ディスク基板Info
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- JPH1139712A JPH1139712A JP9193813A JP19381397A JPH1139712A JP H1139712 A JPH1139712 A JP H1139712A JP 9193813 A JP9193813 A JP 9193813A JP 19381397 A JP19381397 A JP 19381397A JP H1139712 A JPH1139712 A JP H1139712A
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- Japan
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- component
- disk substrate
- bis
- hydroxyphenyl
- optical disk
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流動性、耐熱性および曲げ弾性率に優れ、光
弾性定数が小さいポリカーボネート樹脂より形成された
面振れが小さい光ディスク基板を提供する。 【解決手段】 全芳香族ジヒドロキシ成分の少くとも8
0モル%が(a)1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンおよび
(b)4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリデ
ン)ジフェノールおよび/または2,2−ビス(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンの特定割合の
範囲で構成されたポリカーボネート共重合体であって、
且つそのMFRが35g/10分以上、Tgが130〜
160℃および曲げ弾性率が2.6×106N/m2以上
であるポリカーボネート共重合体から形成される光ディ
スク基板。
弾性定数が小さいポリカーボネート樹脂より形成された
面振れが小さい光ディスク基板を提供する。 【解決手段】 全芳香族ジヒドロキシ成分の少くとも8
0モル%が(a)1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンおよび
(b)4,4′−(m−フェニレンジイソプロピリデ
ン)ジフェノールおよび/または2,2−ビス(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンの特定割合の
範囲で構成されたポリカーボネート共重合体であって、
且つそのMFRが35g/10分以上、Tgが130〜
160℃および曲げ弾性率が2.6×106N/m2以上
であるポリカーボネート共重合体から形成される光ディ
スク基板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定のポリカーボネ
ート共重合体より形成された光ディスク基板に関する。
更に詳しくは、流動性、耐熱性、曲げ弾性率に優れ、光
弾性定数が小さい特定のポリカーボネート共重合体より
形成された面振れが小さい光ディスク基板に関する。
ート共重合体より形成された光ディスク基板に関する。
更に詳しくは、流動性、耐熱性、曲げ弾性率に優れ、光
弾性定数が小さい特定のポリカーボネート共重合体より
形成された面振れが小さい光ディスク基板に関する。
【0002】
【従来の技術】2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン(通称ビスフェノールA)にホスゲンやジ
フェニルカーボネートを反応させて得られるポリカーボ
ネート樹脂は、その優れた機械的特性、熱的特性から各
種用途に広く用いられている。この樹脂は透明性、耐熱
性、寸法精度がよい等の優れた性質を有することから近
年光ディスク等の分野で情報記録媒体用基板の素材とし
ても広く用いられている。しかしながら、情報記録媒体
用基板の用途が拡大するに従って、用途によっては耐熱
性や曲げ弾性率により優れ、且つ面振れの小さい光ディ
スク基板が求められている。また、ビスフェノールAか
ら得られるポリカーボネート樹脂は、ベンゼン環の光学
異方性から光弾性定数が大きく、成形品の複屈折が大き
い欠点があり、この改善が求められている。
ル)プロパン(通称ビスフェノールA)にホスゲンやジ
フェニルカーボネートを反応させて得られるポリカーボ
ネート樹脂は、その優れた機械的特性、熱的特性から各
種用途に広く用いられている。この樹脂は透明性、耐熱
性、寸法精度がよい等の優れた性質を有することから近
年光ディスク等の分野で情報記録媒体用基板の素材とし
ても広く用いられている。しかしながら、情報記録媒体
用基板の用途が拡大するに従って、用途によっては耐熱
性や曲げ弾性率により優れ、且つ面振れの小さい光ディ
スク基板が求められている。また、ビスフェノールAか
ら得られるポリカーボネート樹脂は、ベンゼン環の光学
異方性から光弾性定数が大きく、成形品の複屈折が大き
い欠点があり、この改善が求められている。
【0003】特開平2−88634号公報には、特定構
造のジヒドロキシジフェニルアルカンおよびそれからの
新規なポリカーボネート樹脂について記載されている。
この公報に開示されている代表例は、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンを全ジヒドロキシ成分の100〜2モル%使
用したポリカーボネート樹脂である。具体的には1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサンを100〜30モル%の割合で使
用したホモまたはコポリカーボネート樹脂が示され、コ
ポリカーボネート樹脂の場合の共重合成分としては、ビ
スフェノールAが30、50、65または70モル%使
用されている。
造のジヒドロキシジフェニルアルカンおよびそれからの
新規なポリカーボネート樹脂について記載されている。
この公報に開示されている代表例は、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンを全ジヒドロキシ成分の100〜2モル%使
用したポリカーボネート樹脂である。具体的には1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサンを100〜30モル%の割合で使
用したホモまたはコポリカーボネート樹脂が示され、コ
ポリカーボネート樹脂の場合の共重合成分としては、ビ
スフェノールAが30、50、65または70モル%使
用されている。
【0004】上記公報には、得られたポリカーボネート
樹脂は、従来のビスフェノールAからのポリカーボネー
ト樹脂の用途、例えば電気分野、被覆および透明板ガラ
スの分野で使用され、高い耐熱性を有する点で優れてい
ることが開示されている。しかしながら、このポリカー
ボネート樹脂は、溶融流動性が悪く良好な成形品が得ら
れ難いという問題がある。また、この公報にはビスフェ
ノールA以外の種々の共重合体に関する記載はあるが、
その具体的事例は何も示されていない。
樹脂は、従来のビスフェノールAからのポリカーボネー
ト樹脂の用途、例えば電気分野、被覆および透明板ガラ
スの分野で使用され、高い耐熱性を有する点で優れてい
ることが開示されている。しかしながら、このポリカー
ボネート樹脂は、溶融流動性が悪く良好な成形品が得ら
れ難いという問題がある。また、この公報にはビスフェ
ノールA以外の種々の共重合体に関する記載はあるが、
その具体的事例は何も示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、流動
性、耐熱性、曲げ弾性率に優れ、光弾性定数が小さいポ
リカーボネート樹脂より形成される面振れが小さい光デ
ィスク基板を提供することにある。本発明者は、上記課
題を達成せんとして、鋭意研究を重ねた結果、特定の2
種の二価フェノールからなる特定の性能を備えたポリカ
ーボネート共重合体から形成された光ディスク基板が、
面振れが小さい光ディスク基板であることを見出し、本
発明に到達した。
性、耐熱性、曲げ弾性率に優れ、光弾性定数が小さいポ
リカーボネート樹脂より形成される面振れが小さい光デ
ィスク基板を提供することにある。本発明者は、上記課
題を達成せんとして、鋭意研究を重ねた結果、特定の2
種の二価フェノールからなる特定の性能を備えたポリカ
ーボネート共重合体から形成された光ディスク基板が、
面振れが小さい光ディスク基板であることを見出し、本
発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、全芳香族ジヒ
ドロキシ成分の少くとも80モル%が(a)1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン(成分a)および(b)4,4′−
(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールお
よび/または2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(成分b)からなり、成分aと成
分bの割合がモル比で99:1〜20:80の範囲で構
成されたポリカーボネート共重合体であって、且つその
MFRが35g/10分以上、Tgが130〜160℃
および曲げ弾性率が2.6×106N/m2以上であるポ
リカーボネート共重合体から形成される光ディスク基板
に係るものである。
ドロキシ成分の少くとも80モル%が(a)1,1−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン(成分a)および(b)4,4′−
(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールお
よび/または2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(成分b)からなり、成分aと成
分bの割合がモル比で99:1〜20:80の範囲で構
成されたポリカーボネート共重合体であって、且つその
MFRが35g/10分以上、Tgが130〜160℃
および曲げ弾性率が2.6×106N/m2以上であるポ
リカーボネート共重合体から形成される光ディスク基板
に係るものである。
【0007】本発明のディスク基板を形成するポリカー
ボネート共重合体は、それを構成する芳香族ジヒドロキ
シ成分として全芳香族ジヒドロキシ成分の少くとも80
モル%が(a)1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(成分
a)(以下ビスフェノールTMCと略称することがあ
る)および(b)4,4′−(m−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノール(以下ビスフェノールMと略
称することがある)および/または2,2−ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン(成分b)
であり、且つ成分aと成分bの割合がモル比で99:1
〜20:80の範囲であることが必要である。
ボネート共重合体は、それを構成する芳香族ジヒドロキ
シ成分として全芳香族ジヒドロキシ成分の少くとも80
モル%が(a)1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(成分
a)(以下ビスフェノールTMCと略称することがあ
る)および(b)4,4′−(m−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノール(以下ビスフェノールMと略
称することがある)および/または2,2−ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン(成分b)
であり、且つ成分aと成分bの割合がモル比で99:1
〜20:80の範囲であることが必要である。
【0008】前述した通り特開平2−88634号公報
には、ビスフェノールTMC単独からのポリカーボネー
ト樹脂またはビスフェノールTMCと他のジヒドロキシ
化合物からのポリカーボネート共重合体について記載さ
れている。しかしながら、本発明者の研究によればビス
フェノールTMC単独からのポリカーボネート樹脂は、
本発明の要件を全て満足するものではなく、光ディスク
基板としては不適当であることが判った。また、前記公
報に記載された具体的な共重合体、つまりビスフェノー
ルTMCとビスフェノールAとからのポリカーボネート
共重合体も、共重合割合に関係なく同様に光ディスク基
板としては、ビスフェノールAからの従来のポリカーボ
ネート樹脂基板に比べて、耐熱性が改良されていること
以外、特に優れているものとは言えないことがわかっ
た。ところが本発明者の研究によれば、ビスフェノール
TMCに対して特定構造のジヒドロキシ化合物を一定割
合共重合することによって得られたポリカーボネート共
重合体は、曲げ弾性率が高く、吸水率が低く、流動性、
耐熱性、曲げ弾性率に優れ、光弾性定数が小さく、そし
て、このポリカーボネート共重合体から面振れが少ない
光ディスク基板が得られることが見出された。
には、ビスフェノールTMC単独からのポリカーボネー
ト樹脂またはビスフェノールTMCと他のジヒドロキシ
化合物からのポリカーボネート共重合体について記載さ
れている。しかしながら、本発明者の研究によればビス
フェノールTMC単独からのポリカーボネート樹脂は、
本発明の要件を全て満足するものではなく、光ディスク
基板としては不適当であることが判った。また、前記公
報に記載された具体的な共重合体、つまりビスフェノー
ルTMCとビスフェノールAとからのポリカーボネート
共重合体も、共重合割合に関係なく同様に光ディスク基
板としては、ビスフェノールAからの従来のポリカーボ
ネート樹脂基板に比べて、耐熱性が改良されていること
以外、特に優れているものとは言えないことがわかっ
た。ところが本発明者の研究によれば、ビスフェノール
TMCに対して特定構造のジヒドロキシ化合物を一定割
合共重合することによって得られたポリカーボネート共
重合体は、曲げ弾性率が高く、吸水率が低く、流動性、
耐熱性、曲げ弾性率に優れ、光弾性定数が小さく、そし
て、このポリカーボネート共重合体から面振れが少ない
光ディスク基板が得られることが見出された。
【0009】以下、本発明で使用する特定のポリカーボ
ネート共重合体について説明する。本発明の光ディスク
基板を形成するポリカーボネート共重合体は、それを構
成する芳香族ジヒドロキシ成分として、(a)1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン(成分a)および(b)4,4′−
(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールお
よび/または2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(成分b)が全芳香族ジヒドロキ
シ成分の少くとも80モル%、好ましくは少くとも90
モル%であるのが有利であり、典型的には、成分aおよ
び成分bによって実質的に形成されたポリカーボネート
共重合体であるのが望ましい。この成分aおよび成分b
の割合が80モル%未満の場合、本発明の目的であるデ
ィスク基板用材料として不満足な性質になり好ましくな
い。
ネート共重合体について説明する。本発明の光ディスク
基板を形成するポリカーボネート共重合体は、それを構
成する芳香族ジヒドロキシ成分として、(a)1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメ
チルシクロヘキサン(成分a)および(b)4,4′−
(m−フェニレンジイソプロピリデン)ジフェノールお
よび/または2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン(成分b)が全芳香族ジヒドロキ
シ成分の少くとも80モル%、好ましくは少くとも90
モル%であるのが有利であり、典型的には、成分aおよ
び成分bによって実質的に形成されたポリカーボネート
共重合体であるのが望ましい。この成分aおよび成分b
の割合が80モル%未満の場合、本発明の目的であるデ
ィスク基板用材料として不満足な性質になり好ましくな
い。
【0010】成分aと成分bの割合は、モル比で99:
1〜20:80の範囲であり、90:10〜30:70
の範囲が好ましく、80:20〜40:60の範囲がさ
らに好ましい。成分aの割合が99モル%より多く、成
分bの割合が1モル%より少なくなると、得られる共重
合体の溶融流動性が悪く成形不良を生じ、光学的に良好
なディスク基板が得られ難くなる。また、成分aの割合
が20モル%より少なく、成分bの割合が80モル%よ
り少なくなると、得られる共重合体の光弾性定数が大き
くなり、またガラス転移温度も低下する傾向にあるので
好ましくない。
1〜20:80の範囲であり、90:10〜30:70
の範囲が好ましく、80:20〜40:60の範囲がさ
らに好ましい。成分aの割合が99モル%より多く、成
分bの割合が1モル%より少なくなると、得られる共重
合体の溶融流動性が悪く成形不良を生じ、光学的に良好
なディスク基板が得られ難くなる。また、成分aの割合
が20モル%より少なく、成分bの割合が80モル%よ
り少なくなると、得られる共重合体の光弾性定数が大き
くなり、またガラス転移温度も低下する傾向にあるので
好ましくない。
【0011】前記ポリカーボネート共重合体の好ましい
態様の1つは、成分aがビスフェノールTMCであり、
且つ成分bがビスフェノールMである組合せであり、そ
の場合成分a:成分bの割合がモル比で、90:10〜
30:70の範囲、特に80:20〜40:60の範囲
であるのが一層好ましい。
態様の1つは、成分aがビスフェノールTMCであり、
且つ成分bがビスフェノールMである組合せであり、そ
の場合成分a:成分bの割合がモル比で、90:10〜
30:70の範囲、特に80:20〜40:60の範囲
であるのが一層好ましい。
【0012】本発明で使用するポリカーボネート共重合
体において、成分aおよび成分bが全芳香族ジヒドロキ
シ成分の少なくとも80モル%、好ましくは少なくとも
90モル%を占めることが望ましいが、他のジヒドロキ
シ成分(成分c)を全芳香族ジヒドロキシ成分当り20
モル%以下、好ましくは10モル%以下含有していても
特に差支えない。
体において、成分aおよび成分bが全芳香族ジヒドロキ
シ成分の少なくとも80モル%、好ましくは少なくとも
90モル%を占めることが望ましいが、他のジヒドロキ
シ成分(成分c)を全芳香族ジヒドロキシ成分当り20
モル%以下、好ましくは10モル%以下含有していても
特に差支えない。
【0013】かかる成分cとしては、通常ポリカーボネ
ート樹脂のジヒドロキシ成分として使用されている、成
分aおよび成分b以外の成分であればよく、例えばハイ
ドロキノン、レゾルシノール、4,4′−ビフェノー
ル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−イソブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)オクタン、4,4′−(p−フェニレンジ
イソプロピリデン)ジフェノール、9,9−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピル
シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィ
ド、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホキシドお
よび4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン等が挙
げられ、なかでも2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンおよび9,9−ビス(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンが好ましい。
ート樹脂のジヒドロキシ成分として使用されている、成
分aおよび成分b以外の成分であればよく、例えばハイ
ドロキノン、レゾルシノール、4,4′−ビフェノー
ル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(3−イソブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)オクタン、4,4′−(p−フェニレンジ
イソプロピリデン)ジフェノール、9,9−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フルオレン、9,9−ビス(3−
メチル−4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−イソプロピル
シクロヘキサン、4,4′−ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィ
ド、4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホキシドお
よび4,4′−ジヒドロキシジフェニルスルホン等が挙
げられ、なかでも2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンおよび9,9−ビス(3−メチル−4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンが好ましい。
【0014】本発明で使用されるポリカーボネート共重
合体は、通常のポリカーボネート樹脂を製造するそれ自
体公知の反応手段、例えば芳香族ジヒドロキシ成分にホ
スゲンや炭酸ジエステル等のカーボネート前駆物質を反
応させる方法により製造される。次にこれらの製造方法
について基本的な手段を簡単に説明する。
合体は、通常のポリカーボネート樹脂を製造するそれ自
体公知の反応手段、例えば芳香族ジヒドロキシ成分にホ
スゲンや炭酸ジエステル等のカーボネート前駆物質を反
応させる方法により製造される。次にこれらの製造方法
について基本的な手段を簡単に説明する。
【0015】カーボネート前駆物質として、例えばホス
ゲンを使用する反応では、通常酸結合剤及び溶媒の存在
下に反応を行う。酸結合剤としては、例えば水酸化ナト
リウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物又は
ピリジン等のアミン化合物が用いられる。溶媒として
は、例えば塩化メチレンやクロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素が用いられる。また、反応促進のために例え
ば第三級アミンや第四級アンモニウム塩等の触媒を用い
ることもできる。その際、反応温度は通常0〜40℃で
あり、反応時間は数分〜5時間である。
ゲンを使用する反応では、通常酸結合剤及び溶媒の存在
下に反応を行う。酸結合剤としては、例えば水酸化ナト
リウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物又は
ピリジン等のアミン化合物が用いられる。溶媒として
は、例えば塩化メチレンやクロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素が用いられる。また、反応促進のために例え
ば第三級アミンや第四級アンモニウム塩等の触媒を用い
ることもできる。その際、反応温度は通常0〜40℃で
あり、反応時間は数分〜5時間である。
【0016】カーボネート前駆物質として炭酸ジエステ
ルを用いるエステル交換反応は、不活性ガス雰囲気下所
定割合の芳香族ジヒドロキシ成分を炭酸ジエステルと加
熱しながら撹拌して、生成するアルコール又はフェノー
ル類を留出させる方法により行われる。反応温度は生成
するアルコール又はフェノール類の沸点等により異なる
が、通常120〜300℃の範囲である。反応はその初
期から減圧にして生成するアルコール又はフェノール類
を留出させながら反応を完結させる。また、反応を促進
するために通常エステル交換反応に使用される触媒を使
用することもできる。前記エステル交換反応に使用され
る炭酸ジエステルとしては、例えばジフェニルカーボネ
ート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カ
ーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、ジブチルカーボネート等が挙げられる。これらの
うち特にジフェニルカーボネートが好ましい。
ルを用いるエステル交換反応は、不活性ガス雰囲気下所
定割合の芳香族ジヒドロキシ成分を炭酸ジエステルと加
熱しながら撹拌して、生成するアルコール又はフェノー
ル類を留出させる方法により行われる。反応温度は生成
するアルコール又はフェノール類の沸点等により異なる
が、通常120〜300℃の範囲である。反応はその初
期から減圧にして生成するアルコール又はフェノール類
を留出させながら反応を完結させる。また、反応を促進
するために通常エステル交換反応に使用される触媒を使
用することもできる。前記エステル交換反応に使用され
る炭酸ジエステルとしては、例えばジフェニルカーボネ
ート、ジナフチルカーボネート、ビス(ジフェニル)カ
ーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、ジブチルカーボネート等が挙げられる。これらの
うち特にジフェニルカーボネートが好ましい。
【0017】本発明で使用するポリカーボネート共重合
体は、前記したように芳香族ジヒドロキシ成分として、
成分aと成分b、必要であれば成分cの混合物を使用
し、それ自体公知のポリカーボネート形成の反応に従っ
て製造することができる。その重合反応において、末端
停止剤として通常使用される単官能フェノール類を使用
することができる。殊にカーボネート前駆物質としてホ
スゲンを使用する反応の場合、単官能フェノール類は末
端停止剤として分子量調節のために一般的に使用され、
また得られたポリカーボネート共重合体は、末端が単官
能フェノール類に基づく基によって封鎖されているの
で、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。か
かる単官能フェノール類としては、ポリカーボネート樹
脂の末端停止剤として使用されるものであればよく、一
般にはフェノール又はp−tert−ブチルフェノー
ル、p−クミルフェノールおよびイソオクチルフェノー
ル等の置換フェノールが用いられる。
体は、前記したように芳香族ジヒドロキシ成分として、
成分aと成分b、必要であれば成分cの混合物を使用
し、それ自体公知のポリカーボネート形成の反応に従っ
て製造することができる。その重合反応において、末端
停止剤として通常使用される単官能フェノール類を使用
することができる。殊にカーボネート前駆物質としてホ
スゲンを使用する反応の場合、単官能フェノール類は末
端停止剤として分子量調節のために一般的に使用され、
また得られたポリカーボネート共重合体は、末端が単官
能フェノール類に基づく基によって封鎖されているの
で、そうでないものと比べて熱安定性に優れている。か
かる単官能フェノール類としては、ポリカーボネート樹
脂の末端停止剤として使用されるものであればよく、一
般にはフェノール又はp−tert−ブチルフェノー
ル、p−クミルフェノールおよびイソオクチルフェノー
ル等の置換フェノールが用いられる。
【0018】本発明で使用されるポリカーボネート共重
合体はその0.7gを100mlの塩化メチレンに溶解
し、20℃で測定した比粘度が0.2〜0.5の範囲の
ものが好ましく、特に好ましくは0.25〜0.4の範
囲のものである。比粘度が0.2未満では成形片が脆く
なり易く、0.5より高くなると溶融流動性が悪くな
り、成形不良を生じ易く、光学的に良好な光ディスク基
板が得られ難くなる。
合体はその0.7gを100mlの塩化メチレンに溶解
し、20℃で測定した比粘度が0.2〜0.5の範囲の
ものが好ましく、特に好ましくは0.25〜0.4の範
囲のものである。比粘度が0.2未満では成形片が脆く
なり易く、0.5より高くなると溶融流動性が悪くな
り、成形不良を生じ易く、光学的に良好な光ディスク基
板が得られ難くなる。
【0019】本発明で使用されるポリカーボネート共重
合体は、JIS K−7210に従って温度280℃、
荷重2.16kgで10分間に流出したポリマー量で示
したMFRが35g/10分以上であり、35〜100
g/10分が好ましく、50〜80g/10分がより好
ましい。35g/10分未満では良好な光ディスク基板
が得られ難く好ましくない。
合体は、JIS K−7210に従って温度280℃、
荷重2.16kgで10分間に流出したポリマー量で示
したMFRが35g/10分以上であり、35〜100
g/10分が好ましく、50〜80g/10分がより好
ましい。35g/10分未満では良好な光ディスク基板
が得られ難く好ましくない。
【0020】また、かかるポリカーボネート共重合体
は、そのガラス転移点(Tg)が130〜160℃であ
り、135〜155℃が好ましい。ガラス転移点が低く
なると、ディスク基板としての耐熱性が不足する。
は、そのガラス転移点(Tg)が130〜160℃であ
り、135〜155℃が好ましい。ガラス転移点が低く
なると、ディスク基板としての耐熱性が不足する。
【0021】本発明で使用されるポリカーボネート共重
合体は、ASTM D−0790に従って測定した曲げ
弾性率が2.6×106N/m2以上であり、2.6×1
06〜5.0×106N/m2が好ましく、2.7×106
〜4.5×106N/m2がより好ましい。曲げ弾性率が
2.6×106N/m2未満では、成形した光ディスク基
板の面振れが大きくなるので好ましくない。
合体は、ASTM D−0790に従って測定した曲げ
弾性率が2.6×106N/m2以上であり、2.6×1
06〜5.0×106N/m2が好ましく、2.7×106
〜4.5×106N/m2がより好ましい。曲げ弾性率が
2.6×106N/m2未満では、成形した光ディスク基
板の面振れが大きくなるので好ましくない。
【0022】また、本発明で使用されるポリカーボネー
ト共重合体は、ASTM D−0570に従って測定し
た吸水率が0.2重量%以下、好ましくは0.18重量
%以下であることが必要である。吸水率が0.2重量%
を超えると、光ディスク基板表面上に金属膜を形成させ
た光ディスクが吸水によって反りを生じ易くなり、トラ
ッキングエラーを起こし易くなるので好ましくない。特
に好ましい吸水率は0.15重量%以下である。
ト共重合体は、ASTM D−0570に従って測定し
た吸水率が0.2重量%以下、好ましくは0.18重量
%以下であることが必要である。吸水率が0.2重量%
を超えると、光ディスク基板表面上に金属膜を形成させ
た光ディスクが吸水によって反りを生じ易くなり、トラ
ッキングエラーを起こし易くなるので好ましくない。特
に好ましい吸水率は0.15重量%以下である。
【0023】本発明で使用されるポリカーボネート共重
合体には、必要に応じて燐系熱安定剤を配合することが
できる。燐系熱安定剤としては亜燐酸エステル、燐酸エ
ステルが好ましく使用される。また、酸化防止の目的で
通常知られた酸化防止剤を配合することもでき、離型性
の改良を目的として多価アルコールの高級脂肪酸エステ
ルを加えることもできる。
合体には、必要に応じて燐系熱安定剤を配合することが
できる。燐系熱安定剤としては亜燐酸エステル、燐酸エ
ステルが好ましく使用される。また、酸化防止の目的で
通常知られた酸化防止剤を配合することもでき、離型性
の改良を目的として多価アルコールの高級脂肪酸エステ
ルを加えることもできる。
【0024】本発明に使用されるポリカーボネート共重
合体には、さらに本発明の目的を損なわない範囲で通常
の光安定剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、充填剤等を添
加してもよい。
合体には、さらに本発明の目的を損なわない範囲で通常
の光安定剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、充填剤等を添
加してもよい。
【0025】本発明の光ディスク基板は、前記ポリカー
ボネート共重合体を、例えば射出成形法、圧縮成型法、
押出成形法、溶液キャスティング法等任意の方法で成形
することにより得ることができるが、射出成形法により
得られたものが好適である。特に、該ポリカーボネート
共重合体を樹脂温度340〜380℃、金型温度100
〜120℃の条件で射出成形した場合に、より面振れの
小さい光ディスク基板を得ることができる。
ボネート共重合体を、例えば射出成形法、圧縮成型法、
押出成形法、溶液キャスティング法等任意の方法で成形
することにより得ることができるが、射出成形法により
得られたものが好適である。特に、該ポリカーボネート
共重合体を樹脂温度340〜380℃、金型温度100
〜120℃の条件で射出成形した場合に、より面振れの
小さい光ディスク基板を得ることができる。
【0026】本発明の光ディスク基板の片面若しくは両
面に金属薄膜を形成させることにより光学ディスクが得
られる。かかる金属としてはAl、Te、Fe、Co、
Gd、SiN、ZnS−SiO2、GeSbTe、Zn
SおよびAl合金等があり、スパッタリング、蒸着等の
手段で形成させることができる。これらの金属薄膜の形
成手段は、それ自体知られた方法で行うことができる。
面に金属薄膜を形成させることにより光学ディスクが得
られる。かかる金属としてはAl、Te、Fe、Co、
Gd、SiN、ZnS−SiO2、GeSbTe、Zn
SおよびAl合金等があり、スパッタリング、蒸着等の
手段で形成させることができる。これらの金属薄膜の形
成手段は、それ自体知られた方法で行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を更
に説明する。なお、実施例中の部および%は重量部およ
び重量%であり、評価は下記(1)〜(9)の方法によ
った。
に説明する。なお、実施例中の部および%は重量部およ
び重量%であり、評価は下記(1)〜(9)の方法によ
った。
【0028】(1)比粘度:パウダー0.7gを100
mlの塩化メチレンに溶解し、20℃で測定した。
mlの塩化メチレンに溶解し、20℃で測定した。
【0029】(2)ガラス転移点(Tg):パウダーを
用いて、デュポン社製910型DSCにより測定した。
用いて、デュポン社製910型DSCにより測定した。
【0030】(3)流動性(MFR):ペレットを用い
て、JIS K−7210に従って、東洋精機製セミオ
ートメルトインデクサーにより温度280℃、荷重2.
16kgで10分間に流出したポリマー量(g)で示し
た。
て、JIS K−7210に従って、東洋精機製セミオ
ートメルトインデクサーにより温度280℃、荷重2.
16kgで10分間に流出したポリマー量(g)で示し
た。
【0031】(4)吸水率:ペレットを120℃で5時
間乾燥した後、射出成形機[住友重機(株)製SG−1
50]を用い、シリンダー温度340℃で射出成形した
試験片を用い、ASTM D−0570に従って測定し
た。
間乾燥した後、射出成形機[住友重機(株)製SG−1
50]を用い、シリンダー温度340℃で射出成形した
試験片を用い、ASTM D−0570に従って測定し
た。
【0032】(5)曲げ弾性率:ペレットを120℃で
5時間乾燥した後、射出成形機[住友重機(株)製SG
−150]により、シリンダー温度340℃で射出成形
した試験片を用い、ASTM D−0790に従って測
定した。
5時間乾燥した後、射出成形機[住友重機(株)製SG
−150]により、シリンダー温度340℃で射出成形
した試験片を用い、ASTM D−0790に従って測
定した。
【0033】(6)全光線透過率:ディスク基板を用い
て、ASTM D−1003に従って、日本電色シグマ
80により測定した。
て、ASTM D−1003に従って、日本電色シグマ
80により測定した。
【0034】(7)光弾性定数:ディスク基板を用い
て、理研計器(株)製の光弾性測定装置PA−150に
より測定した。
て、理研計器(株)製の光弾性測定装置PA−150に
より測定した。
【0035】(8)斜め入射複屈折位相差:ディスク基
板を用いて、オーク製エリプソメータADR−200B
自動複屈折測定装置により、入射角30度で測定した。
板を用いて、オーク製エリプソメータADR−200B
自動複屈折測定装置により、入射角30度で測定した。
【0036】(9)面振れ:小野測器(株)製LM−1
200を用いて、ディスク基板を内周部でクランプし、
基板上の信号にフォーカスをかけ、基板を回転させた時
のピックアップの上下の変位量を測定した。
200を用いて、ディスク基板を内周部でクランプし、
基板上の信号にフォーカスをかけ、基板を回転させた時
のピックアップの上下の変位量を測定した。
【0037】[実施例1]温度計、撹拌機、還流冷却器
付反応器にイオン交換水2516部、48%水酸化ナト
リウム水溶液306.3部を仕込み、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン142部、4,4′−(m−フェニレンジイ
ソプロピリデン)ジフェノール158.5部およびハイ
ドロサルファイト6部を溶解した後、塩化メチレン13
75部を加えて20〜25℃でホスゲン117部を60
分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後、p−te
rt−ブチルフェノール6.25部を塩化メチレン50
部に溶解した溶液を加え、更に48%水酸化ナトリウム
水溶液38.3部を加えて、乳化させた後トリエチルア
ミン0.231部を加え、25〜30℃で60分撹拌し
て反応を終了した。反応終了後、生成物を塩化メチレン
で希釈して水洗した後塩酸酸性にして水洗し、水相の導
電率がイオン交換水と殆ど同じになったところで、軸受
け部に異物取出口を有する隔離室を設けたニーダーにて
塩化メチレンを蒸発して、ビスフェノールTMCとビス
フェノールMの比がモル比で50:50である無色のパ
ウダー317.8部を得た(収率98%)。このパウダ
ーの比粘度は0.286、Tgは148℃であった。
付反応器にイオン交換水2516部、48%水酸化ナト
リウム水溶液306.3部を仕込み、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン142部、4,4′−(m−フェニレンジイ
ソプロピリデン)ジフェノール158.5部およびハイ
ドロサルファイト6部を溶解した後、塩化メチレン13
75部を加えて20〜25℃でホスゲン117部を60
分を要して吹込んだ。ホスゲン吹込み終了後、p−te
rt−ブチルフェノール6.25部を塩化メチレン50
部に溶解した溶液を加え、更に48%水酸化ナトリウム
水溶液38.3部を加えて、乳化させた後トリエチルア
ミン0.231部を加え、25〜30℃で60分撹拌し
て反応を終了した。反応終了後、生成物を塩化メチレン
で希釈して水洗した後塩酸酸性にして水洗し、水相の導
電率がイオン交換水と殆ど同じになったところで、軸受
け部に異物取出口を有する隔離室を設けたニーダーにて
塩化メチレンを蒸発して、ビスフェノールTMCとビス
フェノールMの比がモル比で50:50である無色のパ
ウダー317.8部を得た(収率98%)。このパウダ
ーの比粘度は0.286、Tgは148℃であった。
【0038】このパウダーに、該パウダー100部に対
して、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを0.0
0094部、トリメチルホスフェートを0.00157
部およびステアリン酸モノグリセリドを0.014部加
えた。次に、かかるパウダーをベント式二軸押出機[神
戸製鋼(株)製KTX−46]によりシリンダー温度24
0℃で脱気しながら溶融混練し、ペレット化した。そし
て、このペレットを住友重機(株)製DISK5M11
1を用いて樹脂温度380℃、金型温度115℃、冷却
時間3.7秒、射出速度200mm/秒で120mm
φ、0.6mm厚みのディスク基板に射出成形した。こ
のディスク基板の面振れは、ディスク半径25mmのと
ころで20μm、ディスク半径55mmのところで60
μmであった。また、前記測定方法によるMFRは65
g/10分、曲げ弾性率は2.87×106N/m2、吸
水率は0.15重量%、全光線透過率は89%、光弾性
定数は39×10-13cm2/dyn、斜め入射複屈折位
相差は20nmであった。
して、トリス(ノニルフェニル)ホスファイトを0.0
0094部、トリメチルホスフェートを0.00157
部およびステアリン酸モノグリセリドを0.014部加
えた。次に、かかるパウダーをベント式二軸押出機[神
戸製鋼(株)製KTX−46]によりシリンダー温度24
0℃で脱気しながら溶融混練し、ペレット化した。そし
て、このペレットを住友重機(株)製DISK5M11
1を用いて樹脂温度380℃、金型温度115℃、冷却
時間3.7秒、射出速度200mm/秒で120mm
φ、0.6mm厚みのディスク基板に射出成形した。こ
のディスク基板の面振れは、ディスク半径25mmのと
ころで20μm、ディスク半径55mmのところで60
μmであった。また、前記測定方法によるMFRは65
g/10分、曲げ弾性率は2.87×106N/m2、吸
水率は0.15重量%、全光線透過率は89%、光弾性
定数は39×10-13cm2/dyn、斜め入射複屈折位
相差は20nmであった。
【0039】[実施例2]実施例1の1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンを170.4部、4,4′−(m−フェニレ
ンジイソプロピリデン)ジフェノールを126.6部と
する以外は実施例1と同様にして、ビスフェノールTM
CとビスフェノールMの比がモル比で60:40である
パウダーを得た。このパウダーの比粘度は0.280、
Tgは157℃であった。
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサンを170.4部、4,4′−(m−フェニレ
ンジイソプロピリデン)ジフェノールを126.6部と
する以外は実施例1と同様にして、ビスフェノールTM
CとビスフェノールMの比がモル比で60:40である
パウダーを得た。このパウダーの比粘度は0.280、
Tgは157℃であった。
【0040】このパウダーに実施例1と同様の添加剤を
同量加え、実施例1と同様に溶融混練しペレット化し
た。そして、このペレットを実施例1と同様の成形機を
用いて、120mmφ、0.6mm厚みのディスク基板
を射出成形した。このディスク基板の面振れは、ディス
ク半径25mmのところで25μm、ディスク半径55
mmのところで70μmであった。また、前記測定方法
によるMFRは55g/10分、曲げ弾性率は2.85
×106N/m2、吸水率は0.17重量%、全光線透過
率は89%、光弾性定数は37×10-13cm2/dy
n、斜め入射複屈折位相差は20nmであった。
同量加え、実施例1と同様に溶融混練しペレット化し
た。そして、このペレットを実施例1と同様の成形機を
用いて、120mmφ、0.6mm厚みのディスク基板
を射出成形した。このディスク基板の面振れは、ディス
ク半径25mmのところで25μm、ディスク半径55
mmのところで70μmであった。また、前記測定方法
によるMFRは55g/10分、曲げ弾性率は2.85
×106N/m2、吸水率は0.17重量%、全光線透過
率は89%、光弾性定数は37×10-13cm2/dy
n、斜め入射複屈折位相差は20nmであった。
【0041】[実施例3]実施例1の1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン113.5部、4,4′−(m−フェニレン
ジイソプロピリデン)ジフェノール190.3部とする
以外は実施例1と同様にして、ビスフェノールTMCと
ビスフェノールMの比がモル比で40:60であるパウ
ダーを得た。このパウダーの比粘度は0.291、Tg
は134℃であった。
−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン113.5部、4,4′−(m−フェニレン
ジイソプロピリデン)ジフェノール190.3部とする
以外は実施例1と同様にして、ビスフェノールTMCと
ビスフェノールMの比がモル比で40:60であるパウ
ダーを得た。このパウダーの比粘度は0.291、Tg
は134℃であった。
【0042】このパウダーに実施例1と同様の添加剤を
同量加え、実施例1と同様に溶融混練しペレット化し
た。そして、このペレットを実施例1と同様の成形機を
用いて、120mmφ、0.6mm厚みのディスク基板
を射出成形した。このディスク基板の面振れは、ディス
ク半径25mmのところで18μm、ディスク半径55
mmのところで55μmであった。また、前記測定方法
によるMFRは88g/10分、曲げ弾性率は2.9×
106N/m2、吸水率は0.12重量%、全光線透過率
は89%、光弾性定数は39×10-13cm2/dyn、
斜め入射複屈折位相差は22nmであった。
同量加え、実施例1と同様に溶融混練しペレット化し
た。そして、このペレットを実施例1と同様の成形機を
用いて、120mmφ、0.6mm厚みのディスク基板
を射出成形した。このディスク基板の面振れは、ディス
ク半径25mmのところで18μm、ディスク半径55
mmのところで55μmであった。また、前記測定方法
によるMFRは88g/10分、曲げ弾性率は2.9×
106N/m2、吸水率は0.12重量%、全光線透過率
は89%、光弾性定数は39×10-13cm2/dyn、
斜め入射複屈折位相差は22nmであった。
【0043】[比較例1]ビスフェノールAより得た比
粘度が0.284、Tgが143℃であるポリカーボネ
ートパウダーに実施例1と同様の添加剤を同量加え、実
施例1と同様に溶融混練しペレット化した。そして、こ
のペレットを実施例1と同様の成形機を用いて、120
mmφ、0.6mm厚みのディスク基板を射出成形し
た。このディスク基板の面振れは、ディスク半径25m
mのところで30μm、ディスク半径55mmのところ
で105μmと大きな値を示した。また、前記測定方法
によるMFRは60g/10分、曲げ弾性率は2.4×
106N/m2、吸水率は0.32重量%、全光線透過率
は89%、光弾性定数は82×10-13cm2/dyn、
斜め入射複屈折位相差は68nmであった。
粘度が0.284、Tgが143℃であるポリカーボネ
ートパウダーに実施例1と同様の添加剤を同量加え、実
施例1と同様に溶融混練しペレット化した。そして、こ
のペレットを実施例1と同様の成形機を用いて、120
mmφ、0.6mm厚みのディスク基板を射出成形し
た。このディスク基板の面振れは、ディスク半径25m
mのところで30μm、ディスク半径55mmのところ
で105μmと大きな値を示した。また、前記測定方法
によるMFRは60g/10分、曲げ弾性率は2.4×
106N/m2、吸水率は0.32重量%、全光線透過率
は89%、光弾性定数は82×10-13cm2/dyn、
斜め入射複屈折位相差は68nmであった。
【0044】
【発明の効果】本発明のポリカーボネート共重合体より
形成される光ディスク基板は、耐熱性や曲げ弾性率に優
れ、光弾性定数が小さく且つ面振れが小さいので、光学
ディスクとして好適に用いられる。
形成される光ディスク基板は、耐熱性や曲げ弾性率に優
れ、光弾性定数が小さく且つ面振れが小さいので、光学
ディスクとして好適に用いられる。
Claims (4)
- 【請求項1】 全芳香族ジヒドロキシ成分の少くとも8
0モル%が(a)1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(成分
a)および(b)4,4′−(m−フェニレンジイソプ
ロピリデン)ジフェノールおよび/または2,2−ビス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン(成
分b)からなり、成分aと成分bの割合がモル比で9
9:1〜20:80の範囲で構成されたポリカーボネー
ト共重合体であって、且つそのMFRが35g/10分
以上、Tgが130〜160℃および曲げ弾性率が2.
6×106N/m2以上であるポリカーボネート共重合体
から形成される光ディスク基板。 - 【請求項2】 該成分bが、4,4′−(m−フェニレ
ンジイソプロピリデン)ジフェノールである請求項1記
載の光ディスク基板。 - 【請求項3】 該光ディスク基板は、該ポリカーボネー
ト共重合体を樹脂温度340〜380℃、金型温度10
0〜120℃にて射出成形して得られるものである請求
項1記載の光ディスク基板。 - 【請求項4】 該ポリカーボネート共重合体が、その
0.7gを塩化メチレン100mlに溶解した溶液の2
0℃において測定された比粘度が0.2〜0.5の範囲
である請求項1記載の光ディスク基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193813A JPH1139712A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 光ディスク基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9193813A JPH1139712A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 光ディスク基板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1139712A true JPH1139712A (ja) | 1999-02-12 |
Family
ID=16314196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9193813A Pending JPH1139712A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | 光ディスク基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1139712A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002117580A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-19 | Teijin Chem Ltd | 光ディスク基板および光ディスク |
| JP2006193751A (ja) * | 2006-04-14 | 2006-07-27 | Kaneka Corp | 樹脂組成物 |
-
1997
- 1997-07-18 JP JP9193813A patent/JPH1139712A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002117580A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-19 | Teijin Chem Ltd | 光ディスク基板および光ディスク |
| JP2006193751A (ja) * | 2006-04-14 | 2006-07-27 | Kaneka Corp | 樹脂組成物 |
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