JPH1142586A - コンプライアンス装置 - Google Patents
コンプライアンス装置Info
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- JPH1142586A JPH1142586A JP9386498A JP9386498A JPH1142586A JP H1142586 A JPH1142586 A JP H1142586A JP 9386498 A JP9386498 A JP 9386498A JP 9386498 A JP9386498 A JP 9386498A JP H1142586 A JPH1142586 A JP H1142586A
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- fixed
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置に回り止め機構を別途設ける必要がな
く、装置を高さ方向に小型化するとともに、長期に亙っ
て高い繰返し位置精度を維持することが可能な相対位置
規制機構21を備えたコンプライアンス装置を提供す
る。 【解決手段】 固定部1および可動部2を、固定部1に
対してx軸方向に相対変位するとともに可動部2に対し
てy軸方向に相対変位する井桁状の連結部3を介して連
結することにした。
く、装置を高さ方向に小型化するとともに、長期に亙っ
て高い繰返し位置精度を維持することが可能な相対位置
規制機構21を備えたコンプライアンス装置を提供す
る。 【解決手段】 固定部1および可動部2を、固定部1に
対してx軸方向に相対変位するとともに可動部2に対し
てy軸方向に相対変位する井桁状の連結部3を介して連
結することにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動組立機におい
て、可動部に固定されたワークと、このワークに対して
作業を行なうツールまたはワークを組み付ける被組付物
等との二次元平面内での相対位置ずれを外力によって補
正するコンプライアンス装置に関する。
て、可動部に固定されたワークと、このワークに対して
作業を行なうツールまたはワークを組み付ける被組付物
等との二次元平面内での相対位置ずれを外力によって補
正するコンプライアンス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種のコンプライアンス装
置として、図20に示すものが知られている(特開昭5
9−110593号公報参照)。
置として、図20に示すものが知られている(特開昭5
9−110593号公報参照)。
【0003】すなわち、このコンプライアンス装置10
1は、電子部品のリード線端子等の装着部(上記ワーク
に相当する)102をプリント基板の孔等の被装着部
(上記被組付物に相当する)103に挿入するときに、
装着部102と被装着部103との間に僅かに位置ずれ
が発生して、装着部102が被装着部103の開口周縁
部に設けられた面取り部104に接触してしまった場合
に、装着部102を保持した装置101の可動部105
が面取り部104に倣って自動的に変位することによ
り、装着部102の軸心と被装着部103の軸心とを一
致させ、挿入を完了させるものである。
1は、電子部品のリード線端子等の装着部(上記ワーク
に相当する)102をプリント基板の孔等の被装着部
(上記被組付物に相当する)103に挿入するときに、
装着部102と被装着部103との間に僅かに位置ずれ
が発生して、装着部102が被装着部103の開口周縁
部に設けられた面取り部104に接触してしまった場合
に、装着部102を保持した装置101の可動部105
が面取り部104に倣って自動的に変位することによ
り、装着部102の軸心と被装着部103の軸心とを一
致させ、挿入を完了させるものである。
【0004】しかしながら、上記従来のコンプライアン
ス装置101においては、固定部109および可動部1
05が上下一対のスラストベアリング108を介して二
次元平面内で相対変位可能に連結されているために、ス
ラストベアリング108を構成する上で固定部109お
よび可動部105の何れか一方を他方に内挿しなければ
ならならず、よって装置101の高さ寸法が大きくなら
ざるを得ない不都合がある。
ス装置101においては、固定部109および可動部1
05が上下一対のスラストベアリング108を介して二
次元平面内で相対変位可能に連結されているために、ス
ラストベアリング108を構成する上で固定部109お
よび可動部105の何れか一方を他方に内挿しなければ
ならならず、よって装置101の高さ寸法が大きくなら
ざるを得ない不都合がある。
【0005】また固定部109および可動部105を初
動位置に復帰させるべく別途、回り止め機構110が必
要とされるために、装置101の構成が複雑である不都
合がある。
動位置に復帰させるべく別途、回り止め機構110が必
要とされるために、装置101の構成が複雑である不都
合がある。
【0006】また従来、図21に示すように、凹形の固
定部121および同じく凹形の可動部122がそれぞれ
長方体形の連結部123を跨ぐ構造のコンプライアンス
装置124を備えたロボットハンド125が知られてい
る(特開平5−192891号公報参照)。
定部121および同じく凹形の可動部122がそれぞれ
長方体形の連結部123を跨ぐ構造のコンプライアンス
装置124を備えたロボットハンド125が知られてい
る(特開平5−192891号公報参照)。
【0007】しかしながら、このロボットハンド125
に備えられたコンプライアンス装置124においては、
固定部121、連結部123および可動部122だけで
なくピン状の案内機構126,127までもが上下に積
み重ねられているために、やはり装置124の高さ寸法
が大きくならざるを得ない不都合がある。
に備えられたコンプライアンス装置124においては、
固定部121、連結部123および可動部122だけで
なくピン状の案内機構126,127までもが上下に積
み重ねられているために、やはり装置124の高さ寸法
が大きくならざるを得ない不都合がある。
【0008】また装置124に設けられた相対位置規制
機構が、互いに交差する二組の案内機構126,127
を避けるようにして連結部123を貫通しているため
に、比較的小さなボール128しか装着することができ
ず、よってボール128と円錐面との接触面積が小さく
なり、応力が高くなる。したがって摩耗が促進され、寿
命に良くない影響を及ぼす不都合がある。
機構が、互いに交差する二組の案内機構126,127
を避けるようにして連結部123を貫通しているため
に、比較的小さなボール128しか装着することができ
ず、よってボール128と円錐面との接触面積が小さく
なり、応力が高くなる。したがって摩耗が促進され、寿
命に良くない影響を及ぼす不都合がある。
【0009】またボール128および円錐面の接触面積
が小さいと、接触面に偏摩耗が発生し、繰返し位置精度
が劣化する不都合がある。
が小さいと、接触面に偏摩耗が発生し、繰返し位置精度
が劣化する不都合がある。
【0010】またボール128とこのボール128を収
容する凹部とが隙間嵌めされる場合には、繰返し位置精
度がピストン129とピストン収容空間とのクリアラン
スに加えて、ボール128とこのボール128を収容す
る凹部とのクリアランスの二箇所で決められることにな
る。したがって繰返し精度が一箇所で決められる場合と
比較して、高精度作動を確保することができない不都合
がある。
容する凹部とが隙間嵌めされる場合には、繰返し位置精
度がピストン129とピストン収容空間とのクリアラン
スに加えて、ボール128とこのボール128を収容す
る凹部とのクリアランスの二箇所で決められることにな
る。したがって繰返し精度が一箇所で決められる場合と
比較して、高精度作動を確保することができない不都合
がある。
【0011】また反対に、ボール128とこのボール1
28を収容する凹部とが締まり嵌めされる場合には、ボ
ール128と円錐面とが転がり接触するのではなく、滑
り接触することになる。したがってこの場合にも、接触
面に偏摩耗が発生し、繰返し位置精度が劣化する不都合
がある。
28を収容する凹部とが締まり嵌めされる場合には、ボ
ール128と円錐面とが転がり接触するのではなく、滑
り接触することになる。したがってこの場合にも、接触
面に偏摩耗が発生し、繰返し位置精度が劣化する不都合
がある。
【0012】これらの問題を解消するには、図21のコ
ンプライアンス装置124に図20の相対位置規制機構
111を内蔵することが考えられるが、図21のコンプ
ライアンス装置124において、ボール128の二次元
平面内の位置を固定部121内部で規制すると、高さ方
向に大きな連結部123を貫通する可動部122の突起
130が極端に細長い形状となるために、撓みによる繰
返し位置精度の劣化を招き、実用的な構成とは言い難
い。
ンプライアンス装置124に図20の相対位置規制機構
111を内蔵することが考えられるが、図21のコンプ
ライアンス装置124において、ボール128の二次元
平面内の位置を固定部121内部で規制すると、高さ方
向に大きな連結部123を貫通する可動部122の突起
130が極端に細長い形状となるために、撓みによる繰
返し位置精度の劣化を招き、実用的な構成とは言い難
い。
【0013】また上記の問題に加えて、図20のコンプ
ライアンス装置101には、以下のような不都合もあ
る。
ライアンス装置101には、以下のような不都合もあ
る。
【0014】すなわち、装置101に連結されたエアチ
ャック106で把持される装着部102の被把持部10
2’と、実際に被装着部103に挿入される装着部10
2の挿入部102”との相対位置のばらつきが大きい部
品が挿入部102”を基準として並べられている場合に
は、装置101を作動させてエアチャック106により
部品の被把持部102’を把持することはできるもの
の、装置101の軸心と被装着部103との軸心とが理
論上一致する点で挿入部102”を被挿入部103の方
向に移動しても、挿入部102”が面取り部104に接
触せずに被装着部103の回りの壁部107に当接して
しまい、挿入部102”を被装着部103に挿入するこ
とができない。したがって装置101がこのような複雑
な形状のワークを取り扱えないことになり、装置101
の用途ないし取り扱い品目が限定されてしまうことにな
る。
ャック106で把持される装着部102の被把持部10
2’と、実際に被装着部103に挿入される装着部10
2の挿入部102”との相対位置のばらつきが大きい部
品が挿入部102”を基準として並べられている場合に
は、装置101を作動させてエアチャック106により
部品の被把持部102’を把持することはできるもの
の、装置101の軸心と被装着部103との軸心とが理
論上一致する点で挿入部102”を被挿入部103の方
向に移動しても、挿入部102”が面取り部104に接
触せずに被装着部103の回りの壁部107に当接して
しまい、挿入部102”を被装着部103に挿入するこ
とができない。したがって装置101がこのような複雑
な形状のワークを取り扱えないことになり、装置101
の用途ないし取り扱い品目が限定されてしまうことにな
る。
【0015】したがって、このような場合には、画像処
理等によって挿入部102”と被装着部103との相対
位置を判断および補正してから挿入作業を行なわなけれ
ばならず、このため設備が高価となるばかりか、生産性
が極端に低下する。また生産性が低下すると、製品の原
価も高騰することになる。
理等によって挿入部102”と被装着部103との相対
位置を判断および補正してから挿入作業を行なわなけれ
ばならず、このため設備が高価となるばかりか、生産性
が極端に低下する。また生産性が低下すると、製品の原
価も高騰することになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、外力の作用によって二次元平面内で相対変位する固
定部および可動部と、相対変位した固定部および可動部
を初動位置に復帰させる相対位置規制機構とを備えたコ
ンプライアンス装置において、回り止め機構を別途設け
る必要がなく、しかも装置を特に高さ方向に小型化する
とともに、長期に亙って高い繰返し位置精度を維持する
ことが可能な相対位置規制機構を備えたコンプライアン
ス装置を提供することを目的とする。
み、外力の作用によって二次元平面内で相対変位する固
定部および可動部と、相対変位した固定部および可動部
を初動位置に復帰させる相対位置規制機構とを備えたコ
ンプライアンス装置において、回り止め機構を別途設け
る必要がなく、しかも装置を特に高さ方向に小型化する
とともに、長期に亙って高い繰返し位置精度を維持する
ことが可能な相対位置規制機構を備えたコンプライアン
ス装置を提供することを目的とする。
【0017】また同様に、外力の作用によって二次元平
面内で相対変位する固定部および可動部と、相対変位し
た固定部および可動部を初動位置に復帰させる相対位置
規制機構とを備えたコンプライアンス装置において、固
定部および可動部の相対変位範囲を規制する機能または
固定部および可動部が相対変位した状態を保持する機能
を備えたコンプライアンス装置を提供することを目的と
する。
面内で相対変位する固定部および可動部と、相対変位し
た固定部および可動部を初動位置に復帰させる相対位置
規制機構とを備えたコンプライアンス装置において、固
定部および可動部の相対変位範囲を規制する機能または
固定部および可動部が相対変位した状態を保持する機能
を備えたコンプライアンス装置を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるコンプライアンス装置は、
外力の作用によって二次元平面内で相対変位する固定部
および可動部と、前記固定部の内部に設けたシリンダ室
に圧縮空気を導入することによって、相対変位した前記
固定部および可動部を初動位置に復帰させる相対位置規
制機構とを備えたコンプライアンス装置であって、前記
固定部および可動部が、前記固定部に対してx軸方向に
相対変位するとともに前記可動部に対してy軸方向に相
対変位する連結部を介して連結されており、前記連結部
が、直線状で互いに平行な一対のx軸連結部と、直線状
で互いに平行な一対のy軸連結部とを備えており、前記
x軸連結部およびy軸連結部がそれぞれの長手方向端部
をz軸方向に重ねて一体化されることにより前記連結部
が井桁状をなしており、前記x軸連結部の内側面に前記
固定部に連係されるx軸ベアリング部が設けられるとと
もに、前記y軸連結部の内側面に前記可動部に連係され
るy軸ベアリング部が設けられていることにした。
め、本発明の請求項1によるコンプライアンス装置は、
外力の作用によって二次元平面内で相対変位する固定部
および可動部と、前記固定部の内部に設けたシリンダ室
に圧縮空気を導入することによって、相対変位した前記
固定部および可動部を初動位置に復帰させる相対位置規
制機構とを備えたコンプライアンス装置であって、前記
固定部および可動部が、前記固定部に対してx軸方向に
相対変位するとともに前記可動部に対してy軸方向に相
対変位する連結部を介して連結されており、前記連結部
が、直線状で互いに平行な一対のx軸連結部と、直線状
で互いに平行な一対のy軸連結部とを備えており、前記
x軸連結部およびy軸連結部がそれぞれの長手方向端部
をz軸方向に重ねて一体化されることにより前記連結部
が井桁状をなしており、前記x軸連結部の内側面に前記
固定部に連係されるx軸ベアリング部が設けられるとと
もに、前記y軸連結部の内側面に前記可動部に連係され
るy軸ベアリング部が設けられていることにした。
【0019】また本発明の請求項2によるコンプライア
ンス装置は、上記した請求項1のコンプライアンス装置
において、固定部にz軸方向に変位可能に案内支持され
た規制部材と、可動部に設けられた倣い面とが、前記規
制部材の変位後退端においても、互いに係合しているこ
とにした。
ンス装置は、上記した請求項1のコンプライアンス装置
において、固定部にz軸方向に変位可能に案内支持され
た規制部材と、可動部に設けられた倣い面とが、前記規
制部材の変位後退端においても、互いに係合しているこ
とにした。
【0020】また本発明の請求項3によるコンプライア
ンス装置は、外力の作用によって二次元平面内で相対変
位する固定部および可動部と、前記固定部の内部に設け
たシリンダ室に圧縮空気を導入することによって、相対
変位した前記固定部および可動部を初動位置に復帰させ
る相対位置規制機構とを備えたコンプライアンス装置で
あって、前記固定部および可動部を相対変位した位置に
保持する相対位置保持機構を備えており、前記相対位置
保持機構が、前記固定部および可動部の何れか一方に組
み込まれ、圧縮空気の供給を受けて前記固定部および可
動部の他方に押し付けられる押圧部材を備えていること
にした。
ンス装置は、外力の作用によって二次元平面内で相対変
位する固定部および可動部と、前記固定部の内部に設け
たシリンダ室に圧縮空気を導入することによって、相対
変位した前記固定部および可動部を初動位置に復帰させ
る相対位置規制機構とを備えたコンプライアンス装置で
あって、前記固定部および可動部を相対変位した位置に
保持する相対位置保持機構を備えており、前記相対位置
保持機構が、前記固定部および可動部の何れか一方に組
み込まれ、圧縮空気の供給を受けて前記固定部および可
動部の他方に押し付けられる押圧部材を備えていること
にした。
【0021】上記構成を備えた本発明の請求項1による
コンプライアンス装置においては先ず、固定部および可
動部が、固定部に対してx軸方向に相対変位するととも
に可動部に対してy軸方向に相対変位する連結部を介し
て連結されているために、固定部および可動部の相対変
位が連結部によって、互いに直交するx軸方向およびy
軸方向の相対変位に限定されることになる。したがって
固定部および可動部が相対回転しないために、相対回転
を防止するための回り止め機構を別途設ける必要がな
い。
コンプライアンス装置においては先ず、固定部および可
動部が、固定部に対してx軸方向に相対変位するととも
に可動部に対してy軸方向に相対変位する連結部を介し
て連結されているために、固定部および可動部の相対変
位が連結部によって、互いに直交するx軸方向およびy
軸方向の相対変位に限定されることになる。したがって
固定部および可動部が相対回転しないために、相対回転
を防止するための回り止め機構を別途設ける必要がな
い。
【0022】また固定部および可動部を相対変位可能に
連結する連結部の形状が井桁状に形成されていて、この
井桁状をなす連結部のx軸連結部の内側面にx軸ベアリ
ング部が設けられるとともにy軸連結部の内側面にy軸
ベアリング部が設けられているために、固定部および可
動部が連結部を介して互いに連結されるものであるにも
拘らず、z軸方向に直接積層した状態で配置される。す
なわち固定部に連係されるx軸ベアリング部を内側面に
配置した直線状の一対のx軸連結部と、可動部に連係さ
れるy軸ベアリング部を内側面に配置した直線状の一対
のy軸連結部とがそれぞれの長手方向端部をz軸方向に
重ねて一体に設けられているために、一対のx軸連結部
の間に固定部が配置されるとともに一対のy軸連結部の
間に可動部が配置され、この結果として固定部および可
動部がz軸方向に重ねて配置される。したがって装置が
相対位置規制機構等を備えていても、装置の高さが固定
部の高さと可動部の高さとの和により構成されることに
なり、これにより装置を高さ方向に小型化することが可
能となる。
連結する連結部の形状が井桁状に形成されていて、この
井桁状をなす連結部のx軸連結部の内側面にx軸ベアリ
ング部が設けられるとともにy軸連結部の内側面にy軸
ベアリング部が設けられているために、固定部および可
動部が連結部を介して互いに連結されるものであるにも
拘らず、z軸方向に直接積層した状態で配置される。す
なわち固定部に連係されるx軸ベアリング部を内側面に
配置した直線状の一対のx軸連結部と、可動部に連係さ
れるy軸ベアリング部を内側面に配置した直線状の一対
のy軸連結部とがそれぞれの長手方向端部をz軸方向に
重ねて一体に設けられているために、一対のx軸連結部
の間に固定部が配置されるとともに一対のy軸連結部の
間に可動部が配置され、この結果として固定部および可
動部がz軸方向に重ねて配置される。したがって装置が
相対位置規制機構等を備えていても、装置の高さが固定
部の高さと可動部の高さとの和により構成されることに
なり、これにより装置を高さ方向に小型化することが可
能となる。
【0023】また連結部が井桁状に形成されているため
に、その平面中央に比較的大きな空間が形成される。し
たがってこの空間に配置される相対位置規制機構の平面
占有スペースを大きくして、相対位置規制機構と可動部
との接触面積を大きく設定することができ、これにより
偏摩耗を防止し、繰返し位置精度を向上させることが可
能となる。
に、その平面中央に比較的大きな空間が形成される。し
たがってこの空間に配置される相対位置規制機構の平面
占有スペースを大きくして、相対位置規制機構と可動部
との接触面積を大きく設定することができ、これにより
偏摩耗を防止し、繰返し位置精度を向上させることが可
能となる。
【0024】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項2によるコンプライアンス装置においては、
固定部にz軸方向に変位可能に案内支持された規制部材
と、可動部に設けられた倣い面とが、規制部材の変位後
退端においても互いに係合するために、変位範囲の規制
機構を別途設けなくても、固定部および可動部の相対変
位範囲を規制することが可能となる。
明の請求項2によるコンプライアンス装置においては、
固定部にz軸方向に変位可能に案内支持された規制部材
と、可動部に設けられた倣い面とが、規制部材の変位後
退端においても互いに係合するために、変位範囲の規制
機構を別途設けなくても、固定部および可動部の相対変
位範囲を規制することが可能となる。
【0025】また上記構成を備えた本発明の請求項3に
よるコンプライアンス装置においては、固定部および可
動部が相対変位した状態で相対位置保持機構に圧縮空気
が供給されると、固定部に組み込まれた押圧部材が可動
部に押し付けられることにより、固定部および可動部が
相対変位した状態に保持される。また押圧部材が可動部
に組み込まれている場合には、押圧部材が固定部に押し
付けられることにより固定部および可動部が相対変位し
た状態に保持される。したがってこの固定部および可動
部が相対変位した状態から爾後の挿入等の作業を円滑に
続行することが可能となる。
よるコンプライアンス装置においては、固定部および可
動部が相対変位した状態で相対位置保持機構に圧縮空気
が供給されると、固定部に組み込まれた押圧部材が可動
部に押し付けられることにより、固定部および可動部が
相対変位した状態に保持される。また押圧部材が可動部
に組み込まれている場合には、押圧部材が固定部に押し
付けられることにより固定部および可動部が相対変位し
た状態に保持される。したがってこの固定部および可動
部が相対変位した状態から爾後の挿入等の作業を円滑に
続行することが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
したがって説明する。
【0027】第一実施形態・・・図1は、当該実施形態
に係るコンプライアンス装置(位置可変装置とも称す
る)の外観斜視図であり、当該装置を分解した状態が図
2に示されている。また図3は当該装置の底面図、図4
は断面図であり、更に図5に作動状態が示されている。
に係るコンプライアンス装置(位置可変装置とも称す
る)の外観斜視図であり、当該装置を分解した状態が図
2に示されている。また図3は当該装置の底面図、図4
は断面図であり、更に図5に作動状態が示されている。
【0028】図1に示すように、当該コンプライアンス
装置は先ず、固定部1および可動部2を備えており、こ
の固定部1および可動部2が、固定部1に対してx軸方
向に相対変位するとともに可動部2に対してy軸方向に
相対変位する連結部3を介して互いに連結されている。
したがって固定部1を基準にすると、この固定部1に対
して連結部3がx軸方向に相対変位可能であり、この連
結部3に対して可動部2がy軸方向に相対変位可能であ
り、このx軸方向の相対変位およびy軸方向の相対変位
の組み合わせにより、可動部2が固定部1に対してx軸
方向およびy軸方向に相対変位する。
装置は先ず、固定部1および可動部2を備えており、こ
の固定部1および可動部2が、固定部1に対してx軸方
向に相対変位するとともに可動部2に対してy軸方向に
相対変位する連結部3を介して互いに連結されている。
したがって固定部1を基準にすると、この固定部1に対
して連結部3がx軸方向に相対変位可能であり、この連
結部3に対して可動部2がy軸方向に相対変位可能であ
り、このx軸方向の相対変位およびy軸方向の相対変位
の組み合わせにより、可動部2が固定部1に対してx軸
方向およびy軸方向に相対変位する。
【0029】図2に示すように、連結部3は、平面状の
基板部3aと、直線状でかつ互いに平行な一対のx軸連
結部(袖部とも称する)4と、直線状でかつ互いに平行
な一対のy軸連結部5とを一体に備えている。x軸連結
部4は基板部3a上面の対向二辺においてx軸方向に直
線状に延びており、y軸連結部5は基板部3a下面の対
向二辺においてy軸方向に直線状に延びており、このx
軸連結部4および軸連結部5が平面的に見て互いに直角
に配置されている。またx軸連結部4およびy軸連結部
5がそれぞれの長手方向端部をz軸方向に重ねた状態
で、これらが平面ロ字状に一体成形されており、井桁状
をなしている。またx軸連結部4の内側面にそれぞれ断
面略円弧形の転動溝(R溝または転動体案内溝とも称す
る)6がx軸方向に沿って設けられており、y軸連結部
5の内側面にそれぞれ断面略円弧形の転動溝7がy軸方
向に沿って設けられている。
基板部3aと、直線状でかつ互いに平行な一対のx軸連
結部(袖部とも称する)4と、直線状でかつ互いに平行
な一対のy軸連結部5とを一体に備えている。x軸連結
部4は基板部3a上面の対向二辺においてx軸方向に直
線状に延びており、y軸連結部5は基板部3a下面の対
向二辺においてy軸方向に直線状に延びており、このx
軸連結部4および軸連結部5が平面的に見て互いに直角
に配置されている。またx軸連結部4およびy軸連結部
5がそれぞれの長手方向端部をz軸方向に重ねた状態
で、これらが平面ロ字状に一体成形されており、井桁状
をなしている。またx軸連結部4の内側面にそれぞれ断
面略円弧形の転動溝(R溝または転動体案内溝とも称す
る)6がx軸方向に沿って設けられており、y軸連結部
5の内側面にそれぞれ断面略円弧形の転動溝7がy軸方
向に沿って設けられている。
【0030】略長方体形の固定部1が一対のx軸連結部
4の間に配置されており、その両側面の下辺部近傍にそ
れぞれ断面略円弧形の転動溝10がx軸連結部4の転動
溝6と対向するように設けられており、この転動溝6,
10の間にそれぞれ転動体である複数のボール11が転
動自在に介装されて一対のx軸ベアリング部12が構成
されている。x軸ベアリング部12は直線案内機構であ
り、また有限軌道式のリニアベアリングである。ボール
11は、x軸連結部4の転動溝6の端部に取り付けられ
たピン状のストッパ13により一対の転動溝6,10の
間から脱落しないようになっている。x軸ベアリング部
12に固有の部品はこのストッパ13とボール11だけ
である。ボール11および転動溝6,10の表面はそれ
ぞれ熱処理後、研磨により精密加工されており、これに
よりx軸ベアリング部12の高精度作動および高剛性が
確保されている。x軸連結部4の上面にそれぞれ固定部
1の側面に摺動するダストシール61がネジ止めで装着
されており、これにより転動溝6,10にゴミ等の異物
が侵入しないようになっている。
4の間に配置されており、その両側面の下辺部近傍にそ
れぞれ断面略円弧形の転動溝10がx軸連結部4の転動
溝6と対向するように設けられており、この転動溝6,
10の間にそれぞれ転動体である複数のボール11が転
動自在に介装されて一対のx軸ベアリング部12が構成
されている。x軸ベアリング部12は直線案内機構であ
り、また有限軌道式のリニアベアリングである。ボール
11は、x軸連結部4の転動溝6の端部に取り付けられ
たピン状のストッパ13により一対の転動溝6,10の
間から脱落しないようになっている。x軸ベアリング部
12に固有の部品はこのストッパ13とボール11だけ
である。ボール11および転動溝6,10の表面はそれ
ぞれ熱処理後、研磨により精密加工されており、これに
よりx軸ベアリング部12の高精度作動および高剛性が
確保されている。x軸連結部4の上面にそれぞれ固定部
1の側面に摺動するダストシール61がネジ止めで装着
されており、これにより転動溝6,10にゴミ等の異物
が侵入しないようになっている。
【0031】略長方体形の可動部2が一対のy軸連結部
5の間に配置されており、その側面にそれぞれ転動溝1
4がy軸連結部5の転動溝7と対向するように設けられ
ており、この転動溝7,14の間にそれぞれ転動体であ
る複数のボール15が転動自在に介装されて一対のy軸
ベアリング部16が構成されている。y軸ベアリング部
16はx軸ベアリング部12と同様、直線案内機構であ
り、また有限軌道式のリニアベアリングである。ボール
15は、y軸連結部5の転動溝7の端部に取り付けられ
たピン状のストッパ17により一対の転動溝7,14の
間から脱落しないようになっている。y軸ベアリング部
16に固有の部品はこのストッパ17とボール15だけ
である。ボール15および転動溝7,14の表面はそれ
ぞれ熱処理後、研磨により精密加工されており、これに
よりy軸ベアリング部16の高精度作動および高剛性が
確保されている。y軸連結部5の下面にそれぞれ可動部
2の側面に摺動するダストシール62がネジ止めで装着
されており、これにより転動溝7,14にゴミ等の異物
が侵入しないようになっている。
5の間に配置されており、その側面にそれぞれ転動溝1
4がy軸連結部5の転動溝7と対向するように設けられ
ており、この転動溝7,14の間にそれぞれ転動体であ
る複数のボール15が転動自在に介装されて一対のy軸
ベアリング部16が構成されている。y軸ベアリング部
16はx軸ベアリング部12と同様、直線案内機構であ
り、また有限軌道式のリニアベアリングである。ボール
15は、y軸連結部5の転動溝7の端部に取り付けられ
たピン状のストッパ17により一対の転動溝7,14の
間から脱落しないようになっている。y軸ベアリング部
16に固有の部品はこのストッパ17とボール15だけ
である。ボール15および転動溝7,14の表面はそれ
ぞれ熱処理後、研磨により精密加工されており、これに
よりy軸ベアリング部16の高精度作動および高剛性が
確保されている。y軸連結部5の下面にそれぞれ可動部
2の側面に摺動するダストシール62がネジ止めで装着
されており、これにより転動溝7,14にゴミ等の異物
が侵入しないようになっている。
【0032】したがって以上の構成により先ず、上記し
たように固定部1に対して連結部3がx軸方向に相対変
位可能であり、この連結部3に対して可動部2がy軸方
向に相対変位可能であり、このx軸方向の相対変位およ
びy軸方向の相対変位の組み合わせにより、可動部2が
固定部1に対してx軸方向およびy軸方向に相対変位す
る。固定部1および可動部2は一点を規制することで相
対位置を規制することができるために、従来のように回
り止め機構を別途設ける必要がない。
たように固定部1に対して連結部3がx軸方向に相対変
位可能であり、この連結部3に対して可動部2がy軸方
向に相対変位可能であり、このx軸方向の相対変位およ
びy軸方向の相対変位の組み合わせにより、可動部2が
固定部1に対してx軸方向およびy軸方向に相対変位す
る。固定部1および可動部2は一点を規制することで相
対位置を規制することができるために、従来のように回
り止め機構を別途設ける必要がない。
【0033】尚、x軸ベアリング部12およびy軸ベア
リング部16はそれぞれ上記したように総ボールタイプ
であるが、これに代えて、保持器を使用することも可能
である。また剛性を其程必要としない場合には、保持器
を使用して中央部のボールを省いたり、保持ピッチを大
きく設定しても良い。x軸ベアリング部12およびy軸
ベアリング部16、すなわち直線案内機構は、リニアボ
ールベアリングに代えて、クロスローラベアリングであ
っても良い。
リング部16はそれぞれ上記したように総ボールタイプ
であるが、これに代えて、保持器を使用することも可能
である。また剛性を其程必要としない場合には、保持器
を使用して中央部のボールを省いたり、保持ピッチを大
きく設定しても良い。x軸ベアリング部12およびy軸
ベアリング部16、すなわち直線案内機構は、リニアボ
ールベアリングに代えて、クロスローラベアリングであ
っても良い。
【0034】固定部1の上面に、所要数の取付ねじ1
8、丸穴19および長穴20が設けられている。これら
は、ロボットのヘッド部やベースに固定部1をボルトに
より固定するとともに、位置決めピンにより組立後の位
置ずれの防止、組立位置の規制を行なうために設けられ
ている。
8、丸穴19および長穴20が設けられている。これら
は、ロボットのヘッド部やベースに固定部1をボルトに
より固定するとともに、位置決めピンにより組立後の位
置ずれの防止、組立位置の規制を行なうために設けられ
ている。
【0035】また図3に示すように、可動部の下面にも
所要数の取付ねじ18、丸穴19および長穴20が設け
られている。これらは、ワークやツールを可動部2にボ
ルトにより固定するとともに、位置決めピンにより組立
後の位置ずれの防止、組立位置の規制を行なうために設
けられている。
所要数の取付ねじ18、丸穴19および長穴20が設け
られている。これらは、ワークやツールを可動部2にボ
ルトにより固定するとともに、位置決めピンにより組立
後の位置ずれの防止、組立位置の規制を行なうために設
けられている。
【0036】図4に示すように、固定部1の内部に、相
対変位した固定部1および可動部2を初動位置に復帰さ
せる相対位置規制機構21が設けられている。
対変位した固定部1および可動部2を初動位置に復帰さ
せる相対位置規制機構21が設けられている。
【0037】この相対位置規制機構21は、以下のよう
に構成されている。
に構成されている。
【0038】すなわち先ず、固定部1の内部に孔状のシ
リンダ室22がz軸方向に貫通するように設けられてお
り、このシリンダ室22に規制部材であるボール24お
よびピストン26がそれぞれ内挿されている。シリンダ
室22は固定部1の平面略中央に配置されている。シリ
ンダ室22の上側開口は閉止部材27によって閉止され
ており、この閉止部材27が穴用止め輪28により固定
されている。閉止部材27の外周はOリング等のパッキ
ン29によりシールされている。シリンダ室22の下側
開口周縁にはフランジ状の抜け止め部31が一体に設け
られている。この抜け止め部31の内周面は円筒面をな
している。また大気開放孔63が設けられている。
リンダ室22がz軸方向に貫通するように設けられてお
り、このシリンダ室22に規制部材であるボール24お
よびピストン26がそれぞれ内挿されている。シリンダ
室22は固定部1の平面略中央に配置されている。シリ
ンダ室22の上側開口は閉止部材27によって閉止され
ており、この閉止部材27が穴用止め輪28により固定
されている。閉止部材27の外周はOリング等のパッキ
ン29によりシールされている。シリンダ室22の下側
開口周縁にはフランジ状の抜け止め部31が一体に設け
られている。この抜け止め部31の内周面は円筒面をな
している。また大気開放孔63が設けられている。
【0039】ボール24は鋼球であって、シリンダ室2
2の内部にあって抜け止め部31の内周側に転動自在か
つz軸方向に相対変位自在に収容されており、またこの
ボール24に対応して、可動部2の上面に円錐状斜面3
2aを備えた窪み(倣い面とも称する)32が設けられ
ている。連結部3の基板部3aには、このボール24を
上下に挿通させるための平面円形の孔部3bが設けられ
ている。ボール24の大きさはxベアリング部12およ
びy軸ベアリング部16により制限されることがない。
したがって窪み32の円錐状斜面32aとの接触面積を
大きくし、単位面積当たりの応力を低く設定することに
より、長期間安定した動作を行なわせることができる。
また繰り返し位置精度は、ボール24と抜け止め部31
とのクリアランスのみによって決められる。ピストン2
6はその外周をピストンシール33によってシールされ
ており、このピストン26と閉止部材27との間に圧力
室34が形成されており、この圧力室34が連通孔35
を介して、固定部1の端面に開口した配管ポート36に
連通している。
2の内部にあって抜け止め部31の内周側に転動自在か
つz軸方向に相対変位自在に収容されており、またこの
ボール24に対応して、可動部2の上面に円錐状斜面3
2aを備えた窪み(倣い面とも称する)32が設けられ
ている。連結部3の基板部3aには、このボール24を
上下に挿通させるための平面円形の孔部3bが設けられ
ている。ボール24の大きさはxベアリング部12およ
びy軸ベアリング部16により制限されることがない。
したがって窪み32の円錐状斜面32aとの接触面積を
大きくし、単位面積当たりの応力を低く設定することに
より、長期間安定した動作を行なわせることができる。
また繰り返し位置精度は、ボール24と抜け止め部31
とのクリアランスのみによって決められる。ピストン2
6はその外周をピストンシール33によってシールされ
ており、このピストン26と閉止部材27との間に圧力
室34が形成されており、この圧力室34が連通孔35
を介して、固定部1の端面に開口した配管ポート36に
連通している。
【0040】ピストン26がそのストロークの上端限に
位置して閉止部材27に当接した状態であっても、ボー
ル24と窪み32は平面的に互いに係合している。した
がってボール24と窪み32の円錐状斜面32aとが当
接することにより固定部1に対する可動部2の相対変位
範囲を規制することができ、変位範囲の規制機構を別途
設ける必要がない。また閉止部材27とボール24との
間に所要の厚さの円板を介在させたり、閉止部材27に
貫通するボルトを設けてこのボルトのねじ込み量を調節
するようにすると、変位範囲を変えることもできる。
位置して閉止部材27に当接した状態であっても、ボー
ル24と窪み32は平面的に互いに係合している。した
がってボール24と窪み32の円錐状斜面32aとが当
接することにより固定部1に対する可動部2の相対変位
範囲を規制することができ、変位範囲の規制機構を別途
設ける必要がない。また閉止部材27とボール24との
間に所要の厚さの円板を介在させたり、閉止部材27に
貫通するボルトを設けてこのボルトのねじ込み量を調節
するようにすると、変位範囲を変えることもできる。
【0041】つぎに上記構成を備えたコンプライアンス
装置の作動を説明する。
装置の作動を説明する。
【0042】図4は、図示しない圧縮空気供給源および
切換弁から配管ポート36および連通孔35を介して相
対位置規制機構21の圧力室34に圧縮空気が供給され
て、ピストン26を介して圧縮空気に押圧されるボール
24が窪み32に対して同心状に押し付けられており、
これにより可動部2が定位置に保持された状態を示して
いる。上記したようにこの位置の繰返し精度は、ボール
24と抜け止め部31とのクリアランスのみによって決
められる。
切換弁から配管ポート36および連通孔35を介して相
対位置規制機構21の圧力室34に圧縮空気が供給され
て、ピストン26を介して圧縮空気に押圧されるボール
24が窪み32に対して同心状に押し付けられており、
これにより可動部2が定位置に保持された状態を示して
いる。上記したようにこの位置の繰返し精度は、ボール
24と抜け止め部31とのクリアランスのみによって決
められる。
【0043】図4の状態から、相対位置規制機構21の
圧力室34に導入した圧縮空気を連通孔35および配管
ポート36を介して大気へ解放する。この状態で可動部
2に外力が作用すると、図5に示すように、可動部2に
設けた窪み32がボール24を押し上げながら可動部2
が固定部1に対してxyの二次元平面内で相対的に変位
する。
圧力室34に導入した圧縮空気を連通孔35および配管
ポート36を介して大気へ解放する。この状態で可動部
2に外力が作用すると、図5に示すように、可動部2に
設けた窪み32がボール24を押し上げながら可動部2
が固定部1に対してxyの二次元平面内で相対的に変位
する。
【0044】ワークよっては、或る程度の大きさの外力
が作用して初めて可動部2が変位する設定としなければ
ならない。このような場合には、ボール24を窪み32
に向けて押圧する方向に付勢するバネ手段を圧力室34
等に設けたり、レギュレータによって低い圧力に調節し
た圧縮空気を圧力室34に導入したりすることが考えら
れる。
が作用して初めて可動部2が変位する設定としなければ
ならない。このような場合には、ボール24を窪み32
に向けて押圧する方向に付勢するバネ手段を圧力室34
等に設けたり、レギュレータによって低い圧力に調節し
た圧縮空気を圧力室34に導入したりすることが考えら
れる。
【0045】変位した可動部2を固定部1に対して初動
位置に復帰させる場合には、再び圧縮空気供給源および
切換弁から配管ポート36および連通孔35を介して相
対位置規制機構21の圧力室34に圧縮空気を導入し、
ピストン26を介してボール24を窪み32に押し付け
る。すると、窪み32がボール24と同心になるように
可動部2が固定部1に対して相対変位し、図4に示した
初動位置に復帰して、その状態を保持する。
位置に復帰させる場合には、再び圧縮空気供給源および
切換弁から配管ポート36および連通孔35を介して相
対位置規制機構21の圧力室34に圧縮空気を導入し、
ピストン26を介してボール24を窪み32に押し付け
る。すると、窪み32がボール24と同心になるように
可動部2が固定部1に対して相対変位し、図4に示した
初動位置に復帰して、その状態を保持する。
【0046】当該コンプライアンス装置は、上記構成に
より以下の作用効果を奏する。
より以下の作用効果を奏する。
【0047】すなわち先ず第一に、固定部1および可動
部2が、固定部1に対してx軸方向に相対変位するとと
もに可動部2に対してy軸方向に相対変位する連結部3
を介して連結されているために、固定部1および可動部
2の相対変位が連結部3によって、互いに直交するx軸
方向およびy軸方向の相対変位に限定されている。した
がって固定部1および可動部2が相対回転しないため
に、相対回転を防止するための回り止め機構を別途設け
る必要がなく、装置の構成を簡素化することができる。
部2が、固定部1に対してx軸方向に相対変位するとと
もに可動部2に対してy軸方向に相対変位する連結部3
を介して連結されているために、固定部1および可動部
2の相対変位が連結部3によって、互いに直交するx軸
方向およびy軸方向の相対変位に限定されている。した
がって固定部1および可動部2が相対回転しないため
に、相対回転を防止するための回り止め機構を別途設け
る必要がなく、装置の構成を簡素化することができる。
【0048】また固定部1および可動部2を相対変位可
能に連結する連結部3の形状が井桁状に形成されてい
て、この井桁状をなす連結部3のx軸連結部4の内側面
にx軸ベアリング部12が設けられるとともにy軸連結
部5の内側面にy軸ベアリング部16が設けられている
ために、固定部1および可動部2が連結部3を介して互
いに連結されるものであるにも拘らず、z軸方向に直接
積層した状態で配置される。したがって装置が相対位置
規制機構21を備えていても、装置の高さが固定部1の
高さと可動部2の高さとの和により構成されることにな
り、これにより装置を高さ方向に小型化することができ
る。したがって自動組立機自体の精度を向上させるとと
もに、慣性力に起因するタクトタイムを短縮させること
で生産性を向上させることができる。
能に連結する連結部3の形状が井桁状に形成されてい
て、この井桁状をなす連結部3のx軸連結部4の内側面
にx軸ベアリング部12が設けられるとともにy軸連結
部5の内側面にy軸ベアリング部16が設けられている
ために、固定部1および可動部2が連結部3を介して互
いに連結されるものであるにも拘らず、z軸方向に直接
積層した状態で配置される。したがって装置が相対位置
規制機構21を備えていても、装置の高さが固定部1の
高さと可動部2の高さとの和により構成されることにな
り、これにより装置を高さ方向に小型化することができ
る。したがって自動組立機自体の精度を向上させるとと
もに、慣性力に起因するタクトタイムを短縮させること
で生産性を向上させることができる。
【0049】また連結部3が井桁状に形成されているた
めに、その平面中央に比較的大きな空間が形成される。
したがってこの空間に配置される相対位置規制機構21
の平面占有スペースを大きくして、相対位置規制機構2
1のボール24と可動部2の窪み32との接触面積を大
きく設定することができ、これにより偏摩耗を防止して
繰返し位置精度を向上させることができる。また接触面
積の拡大により単位面積当たりの応力が低くなるため
に、長期間安定した動作を行なわせることができる。
めに、その平面中央に比較的大きな空間が形成される。
したがってこの空間に配置される相対位置規制機構21
の平面占有スペースを大きくして、相対位置規制機構2
1のボール24と可動部2の窪み32との接触面積を大
きく設定することができ、これにより偏摩耗を防止して
繰返し位置精度を向上させることができる。また接触面
積の拡大により単位面積当たりの応力が低くなるため
に、長期間安定した動作を行なわせることができる。
【0050】また固定部1、可動部2および連結部3に
それぞれ転動溝6,7,10,14が直接形成されてい
るために、相対変位を案内する案内部材を別途設ける必
要がない。したがって、その分、装置を小型化すること
ができるとともに、案内部材の固定に起因する位置ズレ
やガタの発生を防止することができる。また案内部材の
加工公差の分だけ累積公差が小さくなるために、装置の
作動精度を向上させることができる。
それぞれ転動溝6,7,10,14が直接形成されてい
るために、相対変位を案内する案内部材を別途設ける必
要がない。したがって、その分、装置を小型化すること
ができるとともに、案内部材の固定に起因する位置ズレ
やガタの発生を防止することができる。また案内部材の
加工公差の分だけ累積公差が小さくなるために、装置の
作動精度を向上させることができる。
【0051】またこれに加えて、固定部1にz軸方向に
変位可能に案内支持されたボール24と、可動部2に設
けられた窪み32とが、ボール24の変位後退端におい
ても互いに係合するようになっているために、相対変位
範囲の規制機構を別途設けなくても、固定部1および可
動部2の相対変位範囲を規制することができる。相対変
位範囲はボール24の後退端の位置を変更することによ
り、容易に変更することができる。すなわち直線案内機
構および相対位置規制機構21がこれらの機能を兼ね備
えているために、装置を簡素化するとともに相対変位範
囲を容易に変更することができる。
変位可能に案内支持されたボール24と、可動部2に設
けられた窪み32とが、ボール24の変位後退端におい
ても互いに係合するようになっているために、相対変位
範囲の規制機構を別途設けなくても、固定部1および可
動部2の相対変位範囲を規制することができる。相対変
位範囲はボール24の後退端の位置を変更することによ
り、容易に変更することができる。すなわち直線案内機
構および相対位置規制機構21がこれらの機能を兼ね備
えているために、装置を簡素化するとともに相対変位範
囲を容易に変更することができる。
【0052】第二実施形態・・・図6は、当該実施形態
に係るコンプライアンス装置(位置可変装置とも称す
る)の外観斜視図であり、当該装置を固定部1、連結部
3および可動部2の三つの部分に分解した状態が図7に
示されている。また図8は当該装置の底面図、図9は図
6におけるA−A線断面図、図10はB−B線断面図で
あり、更に図11ないし図14にそれぞれ作動状態が示
されている。
に係るコンプライアンス装置(位置可変装置とも称す
る)の外観斜視図であり、当該装置を固定部1、連結部
3および可動部2の三つの部分に分解した状態が図7に
示されている。また図8は当該装置の底面図、図9は図
6におけるA−A線断面図、図10はB−B線断面図で
あり、更に図11ないし図14にそれぞれ作動状態が示
されている。
【0053】図6に示すように、当該コンプライアンス
装置は先ず、固定部1および可動部2を備えており、こ
の固定部1および可動部2が、固定部1に対してx軸方
向に相対変位するとともに可動部2に対してy軸方向に
相対変位する連結部3を介して互いに連結されている。
したがって固定部1を基準にすると、この固定部1に対
して連結部3がx軸方向に相対変位可能であり、この連
結部3に対して可動部2がy軸方向に相対変位可能であ
り、このx軸方向の相対変位およびy軸方向の相対変位
の組み合わせにより、可動部2が固定部1に対してx軸
方向およびy軸方向に相対変位する。
装置は先ず、固定部1および可動部2を備えており、こ
の固定部1および可動部2が、固定部1に対してx軸方
向に相対変位するとともに可動部2に対してy軸方向に
相対変位する連結部3を介して互いに連結されている。
したがって固定部1を基準にすると、この固定部1に対
して連結部3がx軸方向に相対変位可能であり、この連
結部3に対して可動部2がy軸方向に相対変位可能であ
り、このx軸方向の相対変位およびy軸方向の相対変位
の組み合わせにより、可動部2が固定部1に対してx軸
方向およびy軸方向に相対変位する。
【0054】図7に示すように、連結部3は、直線状で
かつ互いに平行な一対のx軸連結部(袖部とも称する)
4と、直線状でかつ互いに平行な一対のy軸連結部5と
を備えている。x軸連結部4はx軸方向に直線状に延び
ており、y軸連結部5はy軸方向に直線状に延びてお
り、このx軸連結部4および軸連結部5が平面的に見て
互いに直角に配置されている。またx軸連結部4および
y軸連結部5がそれぞれの長手方向端部をz軸方向に重
ねた状態で、これらが平面ロ字状に一体成形されてお
り、井桁状をなしている。またx軸連結部4の内側面4
aにそれぞれ断面円弧形の転動溝(R溝または転動体案
内溝とも称する)6がx軸方向に沿って設けられてお
り、y軸連結部5の内側面5aにそれぞれ断面円弧形の
転動溝7がy軸方向に沿って設けられている。
かつ互いに平行な一対のx軸連結部(袖部とも称する)
4と、直線状でかつ互いに平行な一対のy軸連結部5と
を備えている。x軸連結部4はx軸方向に直線状に延び
ており、y軸連結部5はy軸方向に直線状に延びてお
り、このx軸連結部4および軸連結部5が平面的に見て
互いに直角に配置されている。またx軸連結部4および
y軸連結部5がそれぞれの長手方向端部をz軸方向に重
ねた状態で、これらが平面ロ字状に一体成形されてお
り、井桁状をなしている。またx軸連結部4の内側面4
aにそれぞれ断面円弧形の転動溝(R溝または転動体案
内溝とも称する)6がx軸方向に沿って設けられてお
り、y軸連結部5の内側面5aにそれぞれ断面円弧形の
転動溝7がy軸方向に沿って設けられている。
【0055】略長方体形の固定部1の下面1aのy軸方
向に対向する二辺にそれぞれ、x軸連結部4を丁度納め
ることができように切欠状の凹段部8が設けられてお
り、換言すると、固定部1の下面1aに、一対のx軸連
結部4の間に丁度納められる凸部9が下向きに一体成形
されており、この凹段部8の垂直内面ないし凸部9の側
面にそれぞれ転動溝10がx軸連結部4の転動溝6と対
向するように設けられており、この転動溝6,10の間
にそれぞれ転動体である複数のボール11が転動自在に
介装されて一対のx軸ベアリング部12が構成されてい
る。x軸ベアリング部12は直線案内機構であり、また
有限軌道式のリニアベアリングである。ボール11は、
x軸連結部4の転動溝6の端部に取り付けられたピン状
のストッパ13により一対の転動溝6,10の間から脱
落しないようになっている。x軸ベアリング部12に固
有の部品はこのストッパ13とボール11だけである。
またボール11および転動溝6,10の表面はそれぞれ
熱処理後、研磨により精密加工されており、これにより
x軸ベアリング部12の高精度作動および高剛性が確保
されている。
向に対向する二辺にそれぞれ、x軸連結部4を丁度納め
ることができように切欠状の凹段部8が設けられてお
り、換言すると、固定部1の下面1aに、一対のx軸連
結部4の間に丁度納められる凸部9が下向きに一体成形
されており、この凹段部8の垂直内面ないし凸部9の側
面にそれぞれ転動溝10がx軸連結部4の転動溝6と対
向するように設けられており、この転動溝6,10の間
にそれぞれ転動体である複数のボール11が転動自在に
介装されて一対のx軸ベアリング部12が構成されてい
る。x軸ベアリング部12は直線案内機構であり、また
有限軌道式のリニアベアリングである。ボール11は、
x軸連結部4の転動溝6の端部に取り付けられたピン状
のストッパ13により一対の転動溝6,10の間から脱
落しないようになっている。x軸ベアリング部12に固
有の部品はこのストッパ13とボール11だけである。
またボール11および転動溝6,10の表面はそれぞれ
熱処理後、研磨により精密加工されており、これにより
x軸ベアリング部12の高精度作動および高剛性が確保
されている。
【0056】略長方体形の可動部2が一対のy軸連結部
5の間に配置されており、その側面2aにそれぞれ転動
溝14がy軸連結部5の転動溝7と対向するように設け
られており、この転動溝7,14の間にそれぞれ転動体
である複数のボール15が転動自在に介装されて一対の
y軸ベアリング部16が構成されている。y軸ベアリン
グ部16はx軸ベアリング部12と同様、直線案内機構
であり、また有限軌道式のリニアベアリングである。ボ
ール15は、y軸連結部5の転動溝7の端部に取り付け
られたピン状のストッパ17により一対の転動溝7,1
4の間から脱落しないようになっている。y軸ベアリン
グ部16に固有の部品はこのストッパ17とボール15
だけである。またボール15および転動溝7,14の表
面はそれぞれ熱処理後、研磨により精密加工されてお
り、これによりy軸ベアリング部16の高精度作動およ
び高剛性が確保されている。
5の間に配置されており、その側面2aにそれぞれ転動
溝14がy軸連結部5の転動溝7と対向するように設け
られており、この転動溝7,14の間にそれぞれ転動体
である複数のボール15が転動自在に介装されて一対の
y軸ベアリング部16が構成されている。y軸ベアリン
グ部16はx軸ベアリング部12と同様、直線案内機構
であり、また有限軌道式のリニアベアリングである。ボ
ール15は、y軸連結部5の転動溝7の端部に取り付け
られたピン状のストッパ17により一対の転動溝7,1
4の間から脱落しないようになっている。y軸ベアリン
グ部16に固有の部品はこのストッパ17とボール15
だけである。またボール15および転動溝7,14の表
面はそれぞれ熱処理後、研磨により精密加工されてお
り、これによりy軸ベアリング部16の高精度作動およ
び高剛性が確保されている。
【0057】したがって以上の構成により先ず、上記し
たように固定部1に対して連結部3がx軸方向に相対変
位可能であり、この連結部3に対して可動部2がy軸方
向に相対変位可能であり、このx軸方向の相対変位およ
びy軸方向の相対変位の組み合わせにより、可動部2が
固定部1に対してx軸方向およびy軸方向に相対変位す
る。固定部1および可動部2は一点を規制することで相
対位置を規制することができるために、従来のように回
止め機構を別途設ける必要がない。
たように固定部1に対して連結部3がx軸方向に相対変
位可能であり、この連結部3に対して可動部2がy軸方
向に相対変位可能であり、このx軸方向の相対変位およ
びy軸方向の相対変位の組み合わせにより、可動部2が
固定部1に対してx軸方向およびy軸方向に相対変位す
る。固定部1および可動部2は一点を規制することで相
対位置を規制することができるために、従来のように回
止め機構を別途設ける必要がない。
【0058】尚、x軸ベアリング部12およびy軸ベア
リング部16はそれぞれ上記したように総ボールタイプ
であるが、これに代えて、保持器を使用することも可能
である。また剛性を其程必要としない場合には、保持ピ
ッチの長い保持器によってボールを保持することによ
り、装置を軽量化することが可能である。
リング部16はそれぞれ上記したように総ボールタイプ
であるが、これに代えて、保持器を使用することも可能
である。また剛性を其程必要としない場合には、保持ピ
ッチの長い保持器によってボールを保持することによ
り、装置を軽量化することが可能である。
【0059】固定部1の上面1bに、所要数の取付ねじ
18、丸穴19および長穴20が設けられている。これ
らは、ロボットのヘッド部やベースに固定部1をボルト
により固定するとともに、位置決めピンにより組立後の
位置ずれの防止、組立位置の規制を行なうために設けら
れている。
18、丸穴19および長穴20が設けられている。これ
らは、ロボットのヘッド部やベースに固定部1をボルト
により固定するとともに、位置決めピンにより組立後の
位置ずれの防止、組立位置の規制を行なうために設けら
れている。
【0060】また図8に示すように、可動部の下面1b
にも所要数の取付ねじ18、丸穴19および長穴20が
設けられている。これらは、ワークやツールを可動部2
にボルトにより固定するとともに、位置決めピンにより
組立後の位置ずれの防止、組立位置の規制を行なうため
に設けられている。
にも所要数の取付ねじ18、丸穴19および長穴20が
設けられている。これらは、ワークやツールを可動部2
にボルトにより固定するとともに、位置決めピンにより
組立後の位置ずれの防止、組立位置の規制を行なうため
に設けられている。
【0061】図10に示すように、固定部1の内部に、
相対変位した固定部1および可動部2を初動位置に復帰
させる相対位置規制機構21が設けられており、またこ
れと並んで、固定部1および可動部2を相対変位した位
置に保持する相対位置保持機構41が設けられている。
相対変位した固定部1および可動部2を初動位置に復帰
させる相対位置規制機構21が設けられており、またこ
れと並んで、固定部1および可動部2を相対変位した位
置に保持する相対位置保持機構41が設けられている。
【0062】相対位置規制機構21は、以下の構成を備
えている。
えている。
【0063】すなわち先ず、固定部1の内部に復帰シリ
ンダ室22がz軸方向に貫通するように設けられてお
り、この復帰シリンダ室22に、スプリング受け23、
規制部材であるボール24、スプリング25およびピス
トン26がそれぞれ内挿されている。復帰シリンダ室2
2の上側開口は閉止部材27により閉止されており、こ
の閉止部材27が穴用止め輪28により固定されてい
る。閉止部材27の外周はOリング等のパッキン29に
よりシールされている。
ンダ室22がz軸方向に貫通するように設けられてお
り、この復帰シリンダ室22に、スプリング受け23、
規制部材であるボール24、スプリング25およびピス
トン26がそれぞれ内挿されている。復帰シリンダ室2
2の上側開口は閉止部材27により閉止されており、こ
の閉止部材27が穴用止め輪28により固定されてい
る。閉止部材27の外周はOリング等のパッキン29に
よりシールされている。
【0064】スプリング受け23は円筒状であって、そ
の外周にフランジ状の突起30を備えており、この突起
30が復帰シリンダ室22の下側開口周縁に設けられた
内向きフランジ状の抜け止め部31に係合することによ
り、このスプリング受け23が復帰シリンダ室22から
脱落しないようになっている。ボール24は鋼球であっ
て、スプリング受け23の内周側に転動自在およびz軸
方向に相対変位自在に収容されており、またこのボール
24に対応して、可動部2の上面2cに円錐状斜面32
aを備えた窪み(倣い面とも称する)32が設けられて
いる。ボール24の大きさはx軸ベアリング部12およ
びy軸ベアリング部16により制限されるとがない。繰
り返し位置精度は、ボール24とスプリング受け23の
内周とのクリアランスのみによって決められる。スプリ
ング25はコイル状であり、スプリング受け23とピス
トン26の間に介装されてピストン26を押し上げるよ
うに弾性作用する。ピストン26はその外周をピストン
シール33によりシールされており、このピストン26
と閉止部材27の間に圧力室34が形成され、図9に示
すようにこの圧力室34が連通孔35を介して配管ポー
ト36に連通している。
の外周にフランジ状の突起30を備えており、この突起
30が復帰シリンダ室22の下側開口周縁に設けられた
内向きフランジ状の抜け止め部31に係合することによ
り、このスプリング受け23が復帰シリンダ室22から
脱落しないようになっている。ボール24は鋼球であっ
て、スプリング受け23の内周側に転動自在およびz軸
方向に相対変位自在に収容されており、またこのボール
24に対応して、可動部2の上面2cに円錐状斜面32
aを備えた窪み(倣い面とも称する)32が設けられて
いる。ボール24の大きさはx軸ベアリング部12およ
びy軸ベアリング部16により制限されるとがない。繰
り返し位置精度は、ボール24とスプリング受け23の
内周とのクリアランスのみによって決められる。スプリ
ング25はコイル状であり、スプリング受け23とピス
トン26の間に介装されてピストン26を押し上げるよ
うに弾性作用する。ピストン26はその外周をピストン
シール33によりシールされており、このピストン26
と閉止部材27の間に圧力室34が形成され、図9に示
すようにこの圧力室34が連通孔35を介して配管ポー
ト36に連通している。
【0065】相対位置保持機構41は、以下の構成を備
えている。
えている。
【0066】すなわち先ず、固定部1の内部に保持シリ
ンダ室42がz軸方向に貫通するように設けられてお
り、この保持シリンダ室42に、スプリング受け43、
スプリング44およびピストン45がそれぞれ内挿され
ている。保持シリンダ室42の上側開口は閉止部材46
により閉止されており、この閉止部材46が穴用止め輪
47により固定されている。閉止部材46の外周はOリ
ング等のパッキン48によりシールされている。
ンダ室42がz軸方向に貫通するように設けられてお
り、この保持シリンダ室42に、スプリング受け43、
スプリング44およびピストン45がそれぞれ内挿され
ている。保持シリンダ室42の上側開口は閉止部材46
により閉止されており、この閉止部材46が穴用止め輪
47により固定されている。閉止部材46の外周はOリ
ング等のパッキン48によりシールされている。
【0067】スプリング受け43は円筒状であって、そ
の外周にフランジ状の突起49を備えており、この突起
49が保持シリンダ室42の下側開口周縁に設けられた
内向きフランジ状の抜止め部50に係合することによ
り、このスプリング受け43が保持シリンダ室42から
脱落しないようになっている。スプリング44はコイル
状であり、スプリング受け43とピストン45の間に介
装されてピストン45を押し上げるように弾性作用す
る。ピストン45はその外周をピストンシール51によ
りシールされており、このピストン45と閉止部材46
の間に圧力室52が形成され、図9に示すようにこの圧
力室52が連通孔53を介して配管ポート54に連通し
ている。またピストン45の図上下端部は比較的長く成
形されていてスプリング受け43の内周に摺動自在に挿
入されており、またスプリング受け43の下端部近傍ま
で達しており、このピストン45の下端面に高摩擦係数
材製の押圧部材55が固着されて、可動部2の上面2c
に対して接離するようになっている。
の外周にフランジ状の突起49を備えており、この突起
49が保持シリンダ室42の下側開口周縁に設けられた
内向きフランジ状の抜止め部50に係合することによ
り、このスプリング受け43が保持シリンダ室42から
脱落しないようになっている。スプリング44はコイル
状であり、スプリング受け43とピストン45の間に介
装されてピストン45を押し上げるように弾性作用す
る。ピストン45はその外周をピストンシール51によ
りシールされており、このピストン45と閉止部材46
の間に圧力室52が形成され、図9に示すようにこの圧
力室52が連通孔53を介して配管ポート54に連通し
ている。またピストン45の図上下端部は比較的長く成
形されていてスプリング受け43の内周に摺動自在に挿
入されており、またスプリング受け43の下端部近傍ま
で達しており、このピストン45の下端面に高摩擦係数
材製の押圧部材55が固着されて、可動部2の上面2c
に対して接離するようになっている。
【0068】つぎに上記構成を備えたコンプライアンス
装置の作動を説明する。
装置の作動を説明する。
【0069】図10は、相対変位保持機構41の圧力室
52に作動圧力である圧縮空気が供給されておらず、ス
プリング44がピストン45を押し上げている状態を示
している。また配管ポート36から相対位置規制機構2
1の圧力室34に圧縮空気が供給されて、ピストン26
を介して圧縮空気に押圧されるボール24が窪み32に
対して同心状に押し付けられており、これにより可動部
2が定位置に保持されている。上記したようにこの位置
の繰返し精度は、ボール24とスプリング受け23の内
周とのクリアランスのみによって決められる。
52に作動圧力である圧縮空気が供給されておらず、ス
プリング44がピストン45を押し上げている状態を示
している。また配管ポート36から相対位置規制機構2
1の圧力室34に圧縮空気が供給されて、ピストン26
を介して圧縮空気に押圧されるボール24が窪み32に
対して同心状に押し付けられており、これにより可動部
2が定位置に保持されている。上記したようにこの位置
の繰返し精度は、ボール24とスプリング受け23の内
周とのクリアランスのみによって決められる。
【0070】図10の状態から、相対位置規制機構21
の圧力室34に供給された圧縮空気を外部に排出する
と、図11に示すようにスプリング25がピストン26
を押し上げる。したがって可動部2はピストンシール3
3の摺動抵抗の影響を受けることなく、弱い力が作用し
ても固定部1に対して二次元平面内で相対変位可能とな
る。またボール24とピストン26とを一体的に形成す
ればボール24の質量の影響も受けないが、通常、ボー
ル24の質量の影響はピストンシール33の摺動抵抗の
影響に比べて無視できる程に小さい。この図11の状態
で外力が作用すると、図12に示すように可動部2が固
定部1に対して二次元平面内で相対変位する。
の圧力室34に供給された圧縮空気を外部に排出する
と、図11に示すようにスプリング25がピストン26
を押し上げる。したがって可動部2はピストンシール3
3の摺動抵抗の影響を受けることなく、弱い力が作用し
ても固定部1に対して二次元平面内で相対変位可能とな
る。またボール24とピストン26とを一体的に形成す
ればボール24の質量の影響も受けないが、通常、ボー
ル24の質量の影響はピストンシール33の摺動抵抗の
影響に比べて無視できる程に小さい。この図11の状態
で外力が作用すると、図12に示すように可動部2が固
定部1に対して二次元平面内で相対変位する。
【0071】図12の状態において、配管ポート54か
ら相対位置保持機構41の圧力室52に作動圧力である
圧縮空気を供給すると、図13に示すようにピストン4
5を介して圧縮空気に押圧される押圧部材55が可動部
2に押し付けられ、これにより可動部2が固定部1に対
して相対変位した状態が保持される。
ら相対位置保持機構41の圧力室52に作動圧力である
圧縮空気を供給すると、図13に示すようにピストン4
5を介して圧縮空気に押圧される押圧部材55が可動部
2に押し付けられ、これにより可動部2が固定部1に対
して相対変位した状態が保持される。
【0072】ついで、この相対位置保持機構41の圧力
室52に供給された圧縮空気を外部に排出するととも
に、配管ポート36から相対位置規制機構21の圧力室
34に圧縮空気を供給すると、相対位置保持機構41の
スプリング44がピストン45および押圧部材55を押
し上げるとともに、相対位置規制機構21のピストン2
6を介して圧縮空気に押圧されるボール24が転がり接
触で窪み32の円錐状斜面32aに押し付けられ、これ
により可動部2を定位置に復帰させた後、保持して、図
10の状態に戻す。この図13の状態から図10の状態
に戻るとき、相対位置保持機構41のピストン45およ
び押圧部材55はスプリング44により押し上げられて
おり、よって可動部2はピストンシール51の摺動抵抗
および押圧部材55の摩擦抵抗の影響を受けることな
く、弱い力が作用しても安定して固定部に対して二次元
平面内で相対変位する。
室52に供給された圧縮空気を外部に排出するととも
に、配管ポート36から相対位置規制機構21の圧力室
34に圧縮空気を供給すると、相対位置保持機構41の
スプリング44がピストン45および押圧部材55を押
し上げるとともに、相対位置規制機構21のピストン2
6を介して圧縮空気に押圧されるボール24が転がり接
触で窪み32の円錐状斜面32aに押し付けられ、これ
により可動部2を定位置に復帰させた後、保持して、図
10の状態に戻す。この図13の状態から図10の状態
に戻るとき、相対位置保持機構41のピストン45およ
び押圧部材55はスプリング44により押し上げられて
おり、よって可動部2はピストンシール51の摺動抵抗
および押圧部材55の摩擦抵抗の影響を受けることな
く、弱い力が作用しても安定して固定部に対して二次元
平面内で相対変位する。
【0073】またこの図10の状態で再び、配管ポート
54から相対位置保持機構41の圧力室52に圧縮空気
を供給すると、図14に示すようにボール24による定
位置の保持に加えて、押圧部材55が可動部2に押し付
けられ、これにより定位置保持力を増大させることがで
きる。尚、減圧弁で所要の圧力に下げた圧縮空気を相対
位置規制機構21の圧力室34に供給すれば、外力が作
用する状態においても或る程度の硬直状態を維持するこ
とが可能である。
54から相対位置保持機構41の圧力室52に圧縮空気
を供給すると、図14に示すようにボール24による定
位置の保持に加えて、押圧部材55が可動部2に押し付
けられ、これにより定位置保持力を増大させることがで
きる。尚、減圧弁で所要の圧力に下げた圧縮空気を相対
位置規制機構21の圧力室34に供給すれば、外力が作
用する状態においても或る程度の硬直状態を維持するこ
とが可能である。
【0074】当該コンプライアンス装置は、上記構成に
より以下の作用効果を奏する。
より以下の作用効果を奏する。
【0075】すなわち先ず第一に、図12に示したよう
に固定部1および可動部2が相対変位した状態で相対位
置保持機構41に圧縮空気を供給すると、図13に示し
たように固定部1に組み込まれた高摩擦係数材製の押圧
部材55が可動部2に押し付けられることにより、固定
部1および可動部2が相対変位した状態に保持される。
したがってこの固定部1および可動部2が相対変位した
状態から爾後の挿入等の作業を円滑に続行することがで
きる。
に固定部1および可動部2が相対変位した状態で相対位
置保持機構41に圧縮空気を供給すると、図13に示し
たように固定部1に組み込まれた高摩擦係数材製の押圧
部材55が可動部2に押し付けられることにより、固定
部1および可動部2が相対変位した状態に保持される。
したがってこの固定部1および可動部2が相対変位した
状態から爾後の挿入等の作業を円滑に続行することがで
きる。
【0076】また固定部1および可動部2の相対変位が
連結部3により、互いに直交するx軸方向およびy軸方
向の相対変位に限定されるために、従来のように固定部
1および可動部2を互いに回り止めする回止め機構を設
ける必要がない。したがって装置を簡素化することがで
きる。
連結部3により、互いに直交するx軸方向およびy軸方
向の相対変位に限定されるために、従来のように固定部
1および可動部2を互いに回り止めする回止め機構を設
ける必要がない。したがって装置を簡素化することがで
きる。
【0077】また固定部1に連係されるx軸ベアリング
部12を内側面4aに設けた直線状の一対のx軸連結部
4と、可動部2に連係されるy軸ベアリング部16を内
側面5aに設けた直線状の一対のy軸連結部5とがそれ
ぞれの長手方向端部をz軸方向に重ねて一体に設けられ
ているために、図10に示したように一対のx軸連結部
4の間に固定部1が配置されるとともに一対のy軸連結
部5の間に可動部が配置され、固定部1および可動部2
がz軸方向に重ねて配置されている。したがって装置が
相対位置規制機構21および相対位置保持機構41を備
えていても、装置の高さが固定部1の高さおよび可動部
2の高さの和により構成され、すなわち比較的小さく設
定される。したがって装置の高さ寸法を小型化すること
ができ、これにより自動組立機自体の精度を向上させ、
慣性力に起因するタクトタイムを短縮させ、生産性を向
上させることができる。
部12を内側面4aに設けた直線状の一対のx軸連結部
4と、可動部2に連係されるy軸ベアリング部16を内
側面5aに設けた直線状の一対のy軸連結部5とがそれ
ぞれの長手方向端部をz軸方向に重ねて一体に設けられ
ているために、図10に示したように一対のx軸連結部
4の間に固定部1が配置されるとともに一対のy軸連結
部5の間に可動部が配置され、固定部1および可動部2
がz軸方向に重ねて配置されている。したがって装置が
相対位置規制機構21および相対位置保持機構41を備
えていても、装置の高さが固定部1の高さおよび可動部
2の高さの和により構成され、すなわち比較的小さく設
定される。したがって装置の高さ寸法を小型化すること
ができ、これにより自動組立機自体の精度を向上させ、
慣性力に起因するタクトタイムを短縮させ、生産性を向
上させることができる。
【0078】またx軸ベアリング部12およびy軸ベア
リング部16が平面略ロ字形に配置されていて相対位置
規制機構21のボール24の大きさを制限することがな
いために、接触面を大きく設定することが可能であり、
繰返し位置精度を決めるクリアランスが一箇所であるた
めに、繰返し位置精度を向上させることが可能であり、
ボール24が円錐状斜面32aに転がり接触するため
に、繰返し位置精度の劣化を抑えることが可能である。
したがって、これらのことから長期の作動においても高
い繰返し位置精度を維持することができる。
リング部16が平面略ロ字形に配置されていて相対位置
規制機構21のボール24の大きさを制限することがな
いために、接触面を大きく設定することが可能であり、
繰返し位置精度を決めるクリアランスが一箇所であるた
めに、繰返し位置精度を向上させることが可能であり、
ボール24が円錐状斜面32aに転がり接触するため
に、繰返し位置精度の劣化を抑えることが可能である。
したがって、これらのことから長期の作動においても高
い繰返し位置精度を維持することができる。
【0079】上記第二実施形態に係るコンプライアンス
装置は、以下のようなものであって良い。
装置は、以下のようなものであって良い。
【0080】 図15に示すように、相対位置規制機
構21のボール24を可動部2側に組み込んで、このボ
ール24と窪み32の配置を反対にする。ピストン26
の下端面に円錐状斜面32aを備えた窪み32が設けら
れている。
構21のボール24を可動部2側に組み込んで、このボ
ール24と窪み32の配置を反対にする。ピストン26
の下端面に円錐状斜面32aを備えた窪み32が設けら
れている。
【0081】 図16および図17に示すように、相
対位置規制機構21と相対位置保持機構41とを同心状
に配置し、両機構21,41のピストン26,45を直
列に配置する。相対位置規制機構21のピストン26に
は、その中心軸線上にボール24に代わる球面部57を
備えた軸部56が一体に突設されており、この軸部56
の外周に環状のピストン45が摺動自在に外挿されてい
る。
対位置規制機構21と相対位置保持機構41とを同心状
に配置し、両機構21,41のピストン26,45を直
列に配置する。相対位置規制機構21のピストン26に
は、その中心軸線上にボール24に代わる球面部57を
備えた軸部56が一体に突設されており、この軸部56
の外周に環状のピストン45が摺動自在に外挿されてい
る。
【0082】 図13に示すように、相対位置規制機
構21と相対位置保持機構41とを同心状に配置し、相
対位置保持機構41の外周側に環状に構成した相対位置
規制機構21を配置する。
構21と相対位置保持機構41とを同心状に配置し、相
対位置保持機構41の外周側に環状に構成した相対位置
規制機構21を配置する。
【0083】 図14に示すように、相対位置規制機
構21と相対位置保持機構41とを同心状に配置し、相
対位置規制機構21の外周側に環状に構成した相対位置
保持機構41を配置する。
構21と相対位置保持機構41とを同心状に配置し、相
対位置規制機構21の外周側に環状に構成した相対位置
保持機構41を配置する。
【0084】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0085】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1によるコンプライアンス装置においては、固定
部および可動部が、固定部に対してx軸方向に相対変位
するとともに可動部に対してy軸方向に相対変位する連
結部を介して連結されているために、固定部および可動
部の相対変位が連結部によって、互いに直交するx軸方
向およびy軸方向の相対変位に限定されている。したが
って固定部および可動部が相対回転しないために、相対
回転を防止するための回り止め機構を別途設ける必要が
なく、装置の構成を簡素化することができる。
請求項1によるコンプライアンス装置においては、固定
部および可動部が、固定部に対してx軸方向に相対変位
するとともに可動部に対してy軸方向に相対変位する連
結部を介して連結されているために、固定部および可動
部の相対変位が連結部によって、互いに直交するx軸方
向およびy軸方向の相対変位に限定されている。したが
って固定部および可動部が相対回転しないために、相対
回転を防止するための回り止め機構を別途設ける必要が
なく、装置の構成を簡素化することができる。
【0086】また固定部および可動部を相対変位可能に
連結する連結部の形状が井桁状に形成されていて、この
井桁状をなす連結部のx軸連結部の内側面にx軸ベアリ
ング部が設けられるとともにy軸連結部の内側面にy軸
ベアリング部が設けられているために、固定部および可
動部が連結部を介して互いに連結されるものであるにも
拘らず、z軸方向に直接積層した状態で配置される。し
たがって装置が相対位置規制機構等を備えていても、装
置の高さが固定部の高さと可動部の高さとの和により構
成されることになり、これにより装置を高さ方向に小型
化することができる。したがって自動組立機自体の精度
を向上させるとともに、慣性力に起因するタクトタイム
を短縮させることで生産性を向上させることができる。
連結する連結部の形状が井桁状に形成されていて、この
井桁状をなす連結部のx軸連結部の内側面にx軸ベアリ
ング部が設けられるとともにy軸連結部の内側面にy軸
ベアリング部が設けられているために、固定部および可
動部が連結部を介して互いに連結されるものであるにも
拘らず、z軸方向に直接積層した状態で配置される。し
たがって装置が相対位置規制機構等を備えていても、装
置の高さが固定部の高さと可動部の高さとの和により構
成されることになり、これにより装置を高さ方向に小型
化することができる。したがって自動組立機自体の精度
を向上させるとともに、慣性力に起因するタクトタイム
を短縮させることで生産性を向上させることができる。
【0087】また連結部が井桁状に形成されているため
に、その平面中央に比較的大きな空間が形成される。し
たがってこの空間に配置される相対位置規制機構の平面
占有スペースを大きくして、相対位置規制機構と可動部
との接触面積を大きく設定することができ、これにより
偏摩耗を防止し、繰返し位置精度を向上させることがで
きる。また接触面積の拡大により単位面積当たりの応力
が低くなるために、長期間安定した動作を行なわせるこ
とができる。
に、その平面中央に比較的大きな空間が形成される。し
たがってこの空間に配置される相対位置規制機構の平面
占有スペースを大きくして、相対位置規制機構と可動部
との接触面積を大きく設定することができ、これにより
偏摩耗を防止し、繰返し位置精度を向上させることがで
きる。また接触面積の拡大により単位面積当たりの応力
が低くなるために、長期間安定した動作を行なわせるこ
とができる。
【0088】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項2によるコンプライアンス装置においては、
固定部にz軸方向に変位可能に案内支持されたボール等
の規制部材ボールと、可動部に設けられた倣い面とが、
規制部材の変位後退端においても互いに係合するように
なっているために、相対変位範囲の規制機構を別途設け
なくても、固定部および可動部の相対変位範囲を規制す
ることができる。相対変位範囲は規制部材の後退端の位
置を変更することにより、容易に変更することができ
る。すなわち、x軸ベアリング部およびy軸ベアリング
部よりなる直線案内機構ならびに相対位置規制機構がこ
れらの機能を兼ね備えているために、装置を簡素化する
ことができるとともに、相対変位範囲を容易に変更する
ことができる。
明の請求項2によるコンプライアンス装置においては、
固定部にz軸方向に変位可能に案内支持されたボール等
の規制部材ボールと、可動部に設けられた倣い面とが、
規制部材の変位後退端においても互いに係合するように
なっているために、相対変位範囲の規制機構を別途設け
なくても、固定部および可動部の相対変位範囲を規制す
ることができる。相対変位範囲は規制部材の後退端の位
置を変更することにより、容易に変更することができ
る。すなわち、x軸ベアリング部およびy軸ベアリング
部よりなる直線案内機構ならびに相対位置規制機構がこ
れらの機能を兼ね備えているために、装置を簡素化する
ことができるとともに、相対変位範囲を容易に変更する
ことができる。
【0089】また上記構成を備えた本発明の請求項3に
よるコンプライアンス装置においては、固定部および可
動部が相対変位した状態で相対位置保持機構に圧縮空気
が供給されると、固定部に組み込まれた押圧部材が可動
部に押し付けられることにより、固定部および可動部が
相対変位した状態に保持される。また押圧部材が可動部
に組み込まれている場合には、押圧部材が固定部に押し
付けられることにより固定部および可動部が相対変位し
た状態に保持される。したがってこの固定部および可動
部が相対変位した状態から爾後の挿入等の作業を円滑に
続行することができる。
よるコンプライアンス装置においては、固定部および可
動部が相対変位した状態で相対位置保持機構に圧縮空気
が供給されると、固定部に組み込まれた押圧部材が可動
部に押し付けられることにより、固定部および可動部が
相対変位した状態に保持される。また押圧部材が可動部
に組み込まれている場合には、押圧部材が固定部に押し
付けられることにより固定部および可動部が相対変位し
た状態に保持される。したがってこの固定部および可動
部が相対変位した状態から爾後の挿入等の作業を円滑に
続行することができる。
【図1】本発明の第一実施形態に係るコンプライアンス
装置の外観斜視図
装置の外観斜視図
【図2】同装置の分解斜視図
【図3】同装置の底面図
【図4】同装置の断面図
【図5】同装置の作動状態を示す断面図
【図6】本発明の第二実施形態に係るコンプライアンス
装置の外観斜視図
装置の外観斜視図
【図7】同装置の分解斜視図
【図8】同装置の底面図
【図9】図6におけるA−A線断面図
【図10】図6におけるB−B線断面図
【図11】同装置の作動状態を示す断面図
【図12】同装置の作動状態を示す断面図
【図13】同装置の作動状態を示す断面図
【図14】同装置の作動状態を示す断面図
【図15】本発明の第三実施形態に係るコンプライアン
ス装置の断面図
ス装置の断面図
【図16】本発明の第四実施形態に係るコンプライアン
ス装置の外観斜視図
ス装置の外観斜視図
【図17】図16におけるC−C線断面図
【図18】本発明の第五実施形態に係るコンプライアン
ス装置の断面図
ス装置の断面図
【図19】本発明の第六実施形態に係るコンプライアン
ス装置の断面図
ス装置の断面図
【図20】従来例に係るコンプライアンス装置の断面図
【図21】他の従来例に係るコンプライアンス装置の断
面図
面図
1 固定部 2 可動部 3 連結部 4 x軸連結部 5 y軸連結部 6,7,10,14 転動溝 8 凹段部 9 凸部 11,15 ボール 12 x軸ベアリング部 13,17 ストッパ 16 y軸ベアリング部 18 取付ねじ 19 丸穴 20 長穴 21 相対位置規制機構 22 シリンダ室(復帰シリンダ室) 23,43 スプリング受け 24 ボール(規制部材) 25,44 スプリング 26,45 ピストン 27,46 閉止部材 28,47 穴用止め輪 29,48 パッキン 30,49 突起 31,50 抜け止め部 32 窪み(倣い面) 32a 円錐状斜面 33,51 ピストンシール 34,52 圧力室 35,53 連通孔 36,54 配管ポート 41 相対位置保持機構 42 保持シリンダ室 55 押圧部材 56 軸部 57 球面部 61,62 ダストシール 63 大気開放孔
Claims (3)
- 【請求項1】 外力の作用によって二次元平面内で相対
変位する固定部(1)および可動部(2)と、前記固定
部(1)の内部に設けたシリンダ室(22)に圧縮空気
を導入することによって、相対変位した前記固定部
(1)および可動部(2)を初動位置に復帰させる相対
位置規制機構(21)とを備えたコンプライアンス装置
であって、 前記固定部(1)および可動部(2)が、前記固定部
(1)に対してx軸方向に相対変位するとともに前記可
動部(2)に対してy軸方向に相対変位する連結部
(3)を介して連結されており、 前記連結部(3)が、直線状で互いに平行な一対のx軸
連結部(4)と、直線状で互いに平行な一対のy軸連結
部(5)とを備えており、 前記x軸連結部(4)およびy軸連結部(5)がそれぞ
れの長手方向端部をz軸方向に重ねて一体化されること
により前記連結部(3)が井桁状をなしており、 前記x軸連結部(4)の内側面に前記固定部(1)に連
係されるx軸ベアリング部(12)が設けられるととも
に、前記y軸連結部(5)の内側面に前記可動部(2)
に連係されるy軸ベアリング部(16)が設けられてい
ることを特徴とするコンプライアンス装置。 - 【請求項2】 請求項1のコンプライアンス装置におい
て、 固定部(1)にz軸方向に変位可能に案内支持された規
制部材(24)と、可動部(2)に設けられた倣い面
(32)とが、前記規制部材(24)の変位後退端にお
いても、互いに係合していることを特徴とするコンプラ
イアンス装置。 - 【請求項3】 外力の作用によって二次元平面内で相対
変位する固定部(1)および可動部(2)と、前記固定
部(1)の内部に設けたシリンダ室(22)に圧縮空気
を導入することによって、相対変位した前記固定部
(1)および可動部(2)を初動位置に復帰させる相対
位置規制機構(21)とを備えたコンプライアンス装置
であって、 前記固定部(1)および可動部(2)を相対変位した位
置に保持する相対位置保持機構(41)を備えており、 前記相対位置保持機構(41)が、前記固定部(1)お
よび可動部(2)の何れか一方に組み込まれ、圧縮空気
の供給を受けて前記固定部(1)および可動部(2)の
他方に押し付けられる押圧部材(55)を備えているこ
とを特徴とするコンプライアンス装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9386498A JPH1142586A (ja) | 1997-05-30 | 1998-03-24 | コンプライアンス装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15606797 | 1997-05-30 | ||
| JP9-156067 | 1997-05-30 | ||
| JP9386498A JPH1142586A (ja) | 1997-05-30 | 1998-03-24 | コンプライアンス装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1142586A true JPH1142586A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=26435146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9386498A Pending JPH1142586A (ja) | 1997-05-30 | 1998-03-24 | コンプライアンス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1142586A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326183A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-12 | Smc Corp | コンプライアンスユニット |
| WO2005063456A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Koganei Corporation | ハンドリング装置 |
| WO2020079939A1 (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社コガネイ | 調心装置 |
| DE102024001262A1 (de) * | 2024-04-19 | 2025-10-23 | Günther Zimmer | Lagerungssystem für ein Greifersystem |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP9386498A patent/JPH1142586A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326183A (ja) * | 2001-04-26 | 2002-11-12 | Smc Corp | コンプライアンスユニット |
| WO2005063456A1 (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Koganei Corporation | ハンドリング装置 |
| US7520714B2 (en) | 2003-12-25 | 2009-04-21 | Koganei Corporation | Handling apparatus |
| WO2020079939A1 (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社コガネイ | 調心装置 |
| JP2020062694A (ja) * | 2018-10-15 | 2020-04-23 | 株式会社コガネイ | 調心装置 |
| US12109685B2 (en) | 2018-10-15 | 2024-10-08 | Koganei Corporation | Alignment device |
| DE102024001262A1 (de) * | 2024-04-19 | 2025-10-23 | Günther Zimmer | Lagerungssystem für ein Greifersystem |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050525 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050601 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050729 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060118 |