JPH114264A - ディジタル信号識別回路 - Google Patents
ディジタル信号識別回路Info
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- JPH114264A JPH114264A JP9155475A JP15547597A JPH114264A JP H114264 A JPH114264 A JP H114264A JP 9155475 A JP9155475 A JP 9155475A JP 15547597 A JP15547597 A JP 15547597A JP H114264 A JPH114264 A JP H114264A
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- JP
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- signal
- clock
- phase
- partial response
- digital signal
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- Error Detection And Correction (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 正確なサンプリングクロックでA/D変換し
て正確な復号が可能な微分系のディジタル信号識別回路
を提供する。 【解決手段】 積分等化器1でビデオ再生信号をナイキ
スト等化する。パーシャルレスポンス等化器5でナイキ
スト等化信号をさらにパーシャルレスポンス等化する。
A/D変換器8でPR等化信号をA/D変換する。ナイ
キスト等化信号をコンパレータ2で2値識別した比較結
果信号S2からクロック発生器3においてPLL方式で
クロック信号S3を発生する。位相誤差検出器29にお
いて加算イネーブル信号発生器25からのイネーブル信
号がハイレベルのとき、A/D変換データS8を積分し
て、クロック信号S3とサンプリングクロック信号との
位相誤差を算出し、位相変調器27でその位相誤差に応
じてクロック信号S3を位相調整して、位相変調したク
ロック信号S27をA/D変換器8に印加する。A/D
変換データS8を2値識別回路20で2値識別する。
て正確な復号が可能な微分系のディジタル信号識別回路
を提供する。 【解決手段】 積分等化器1でビデオ再生信号をナイキ
スト等化する。パーシャルレスポンス等化器5でナイキ
スト等化信号をさらにパーシャルレスポンス等化する。
A/D変換器8でPR等化信号をA/D変換する。ナイ
キスト等化信号をコンパレータ2で2値識別した比較結
果信号S2からクロック発生器3においてPLL方式で
クロック信号S3を発生する。位相誤差検出器29にお
いて加算イネーブル信号発生器25からのイネーブル信
号がハイレベルのとき、A/D変換データS8を積分し
て、クロック信号S3とサンプリングクロック信号との
位相誤差を算出し、位相変調器27でその位相誤差に応
じてクロック信号S3を位相調整して、位相変調したク
ロック信号S27をA/D変換器8に印加する。A/D
変換データS8を2値識別回路20で2値識別する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル信号を識
別するディジタル信号識別回路に関する。より特定的に
は、本発明は、パーシャルレスポンス等化を行う振幅検
出方式(微分方式)によるディジタル信号識別を改良し
たディジタル信号識別回路に関する。本発明のディジタ
ル信号識別回路は、たとえば、ディジタル・ビデオ信号
記録再生装置、光ディスク装置、データ伝送系統または
データ通信系統などにおけるディジタル再生信号を識別
して復号する回路に用いられる。
別するディジタル信号識別回路に関する。より特定的に
は、本発明は、パーシャルレスポンス等化を行う振幅検
出方式(微分方式)によるディジタル信号識別を改良し
たディジタル信号識別回路に関する。本発明のディジタ
ル信号識別回路は、たとえば、ディジタル・ビデオ信号
記録再生装置、光ディスク装置、データ伝送系統または
データ通信系統などにおけるディジタル再生信号を識別
して復号する回路に用いられる。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル・ビデオ信号記録再生
装置(ディジタルVTR装置)または光ディスク装置な
どにおける再生信号の2値識別をディジタル的に行うこ
とが多い。2値識別のために種々の方法が提案されてい
る。それらのいずれのディジタル値識別方法において
も、記録媒体、たとえば、ビデオ・テープなどから読み
だした2値識別対象の再生信号を、パーシャルレスポン
スの手法を用いて符号間干渉が存在しないか又はその符
号間干渉が予め知れているように波形等化し、波形等化
した信号から2値識別を行う。そのような識別方法の代
表的な方法として、ナイキスト等化を行う積分検出方法
と、微分系の等化基準を用いる振幅検出方法(微分法)
が知られている。
装置(ディジタルVTR装置)または光ディスク装置な
どにおける再生信号の2値識別をディジタル的に行うこ
とが多い。2値識別のために種々の方法が提案されてい
る。それらのいずれのディジタル値識別方法において
も、記録媒体、たとえば、ビデオ・テープなどから読み
だした2値識別対象の再生信号を、パーシャルレスポン
スの手法を用いて符号間干渉が存在しないか又はその符
号間干渉が予め知れているように波形等化し、波形等化
した信号から2値識別を行う。そのような識別方法の代
表的な方法として、ナイキスト等化を行う積分検出方法
と、微分系の等化基準を用いる振幅検出方法(微分法)
が知られている。
【0003】図7〜図8(A)〜(E)を参照して積分
検出方法について述べる。図7は積分検出方法のディジ
タル信号識別回路の回路構成図である。図8(A)〜
(E)は図7のディジタル信号識別回路の動作を示す信
号波形図である。図9は横軸に周波数をとり縦軸に振幅
をとったときの再生信号のナイキスト第1基準の波形等
化信号を示すグラフである。図10は図9に示したナイ
キスト等化された信号のアイパターンを示すグラフであ
る。図7に示した積分検出方式のディジタル信号識別回
路は、積分等化器1、コンパレータ2、クロック発生器
3、同期化回路4Aによって構成されている。積分等化
器1は、たとえば、積分等化器1はコンサインイコライ
ザー等で構成され、ディジタルVTR装置におけるビデ
オ・テープ(記録媒体)から読みだしたビデオ再生信号
を積分等化する。積分等化信号を図8(B)に示す。積
分等化器1においてナイキスト等化された信号はコンパ
レータ2において基準レベル信号、この例では大地電位
(0V)と比較されて2値化される。2値化された信号
を図8(C)に示す。コンパレータ2において2値化さ
れた信号は同期化回路4Aにおいてクロック発生器3か
らのクロック信号によって同期化される。すなわち、図
8(D)に示すクロック発生器3からのクロック信号
で、コンパレータ2において2値化された信号(図8
(C))を同期化回路4Aにおいてラッチすれば、クロ
ック信号に同期した正確な同期化が得られる(図8
(E))。この同期化信号が復号信号となる。
検出方法について述べる。図7は積分検出方法のディジ
タル信号識別回路の回路構成図である。図8(A)〜
(E)は図7のディジタル信号識別回路の動作を示す信
号波形図である。図9は横軸に周波数をとり縦軸に振幅
をとったときの再生信号のナイキスト第1基準の波形等
化信号を示すグラフである。図10は図9に示したナイ
キスト等化された信号のアイパターンを示すグラフであ
る。図7に示した積分検出方式のディジタル信号識別回
路は、積分等化器1、コンパレータ2、クロック発生器
3、同期化回路4Aによって構成されている。積分等化
器1は、たとえば、積分等化器1はコンサインイコライ
ザー等で構成され、ディジタルVTR装置におけるビデ
オ・テープ(記録媒体)から読みだしたビデオ再生信号
を積分等化する。積分等化信号を図8(B)に示す。積
分等化器1においてナイキスト等化された信号はコンパ
レータ2において基準レベル信号、この例では大地電位
(0V)と比較されて2値化される。2値化された信号
を図8(C)に示す。コンパレータ2において2値化さ
れた信号は同期化回路4Aにおいてクロック発生器3か
らのクロック信号によって同期化される。すなわち、図
8(D)に示すクロック発生器3からのクロック信号
で、コンパレータ2において2値化された信号(図8
(C))を同期化回路4Aにおいてラッチすれば、クロ
ック信号に同期した正確な同期化が得られる(図8
(E))。この同期化信号が復号信号となる。
【0004】クロック発生器3におけるクロック信号の
発生について説明する。クロック発生器3は位相比較器
31、積分器32、電圧制御型発振回路(VCO)33
からなる位相同期型発振回路(PLL回路)として構成
されている。コンパレータ2の出力信号が位相比較器3
1においてVCO33の出力信号と位相比較されて、位
相比較器31において算出された位相誤差が積分器32
で積分され、VCO33はその積分された電圧に応じた
周波数で発振してクロック信号を発生する。以上の動作
が位相比較器31においてコンパレータ2の出力信号と
VCO33の信号との位相差がなくなるように反復され
る。なおビデオ再生信号のノイズの影響を軽減するため
にVCO33の制御電圧は、積分器32において適切に
積分されている。なお、積分器32に代えてローパスフ
ィルタを用いることもできる。
発生について説明する。クロック発生器3は位相比較器
31、積分器32、電圧制御型発振回路(VCO)33
からなる位相同期型発振回路(PLL回路)として構成
されている。コンパレータ2の出力信号が位相比較器3
1においてVCO33の出力信号と位相比較されて、位
相比較器31において算出された位相誤差が積分器32
で積分され、VCO33はその積分された電圧に応じた
周波数で発振してクロック信号を発生する。以上の動作
が位相比較器31においてコンパレータ2の出力信号と
VCO33の信号との位相差がなくなるように反復され
る。なおビデオ再生信号のノイズの影響を軽減するため
にVCO33の制御電圧は、積分器32において適切に
積分されている。なお、積分器32に代えてローパスフ
ィルタを用いることもできる。
【0005】上述した積分検出方法によるディジタル信
号2値識別回路の動作内容を要約すると、ビデオ再生信
号を積分等化器1において図9に示すような曲線で示さ
れるナイキスト第1基準に波形等化し、波形等化した信
号をコンパレータ2で基準レベル信号と比較し、その結
果を同期化回路4Aで同期化して2値識別信号を復号す
る。積分等化器1における等化信号のアイパターンを図
10に示す。図10に図解のアイパターンから明らかな
ようにアイパターンは明瞭に開いており、簡単な比較回
路であるコンパレータ2によって2値識別は容易であ
る。
号2値識別回路の動作内容を要約すると、ビデオ再生信
号を積分等化器1において図9に示すような曲線で示さ
れるナイキスト第1基準に波形等化し、波形等化した信
号をコンパレータ2で基準レベル信号と比較し、その結
果を同期化回路4Aで同期化して2値識別信号を復号す
る。積分等化器1における等化信号のアイパターンを図
10に示す。図10に図解のアイパターンから明らかな
ようにアイパターンは明瞭に開いており、簡単な比較回
路であるコンパレータ2によって2値識別は容易であ
る。
【0006】しかしながら、積分検出方法による2値識
別は、図9に示す周波数特性曲線から明らかなように低
域成分(直流成分:DC成分)を多く必要とする。その
ため、ビデオ再生信号のDC成分の再生ができないとい
う不利益がある。また、アジマス効果のない低域のクロ
ストークが多いという不利益がある。これを改善するた
めには、たとえば、ディジタルVTR装置内の磁気記録
再生系では過度の低域強調(エンファシス)を行う必要
がある。しかしながら、過度の低域強調を行うと、クロ
ストーク等の低域ノイズの問題に遭遇する。また積分検
出方法においては、図7におけるコンパレータ2の出力
の位相が±T/2以上ずれると誤った復号が行われる。
別は、図9に示す周波数特性曲線から明らかなように低
域成分(直流成分:DC成分)を多く必要とする。その
ため、ビデオ再生信号のDC成分の再生ができないとい
う不利益がある。また、アジマス効果のない低域のクロ
ストークが多いという不利益がある。これを改善するた
めには、たとえば、ディジタルVTR装置内の磁気記録
再生系では過度の低域強調(エンファシス)を行う必要
がある。しかしながら、過度の低域強調を行うと、クロ
ストーク等の低域ノイズの問題に遭遇する。また積分検
出方法においては、図7におけるコンパレータ2の出力
の位相が±T/2以上ずれると誤った復号が行われる。
【0007】図11〜図14(A)〜(E)を参照し
て、振幅検出方法(微分法)について述べる。振幅検出
方法では、通常、パーシャルレスポンス等化を行い、最
短記録波長を1周期とするクロック信号でパーシャルレ
スポンス等化信号をA/D変換し、ディジタル信号に変
換した信号をディジタル演算して2値識別を行う。図1
1は振幅検出方法のディジタル信号識別回路の回路構成
図である。図12(A)〜(F)は図11のディジタル
信号識別回路の動作を示す信号波形図である。図13は
横軸に周波数をとり縦軸に振幅をとった時のビデオ再生
信号のパーシャルレスポンスの波形等化信号を示すグラ
フである。図14は図13に示した信号のアイパターン
を示すグラフである。図11に示す振幅検出方法のディ
ジタル信号識別回路は、ナイキスト等化を行う積分等化
器1、コンパレータ2、クロック発生器3、パーシャル
レスポンス等化器5、2つのコンパレータ6A、6B、
J−K型フリップ・フロップ7を有する。積分等化器
1、コンパレータ2、クロック発生器3は図7に示した
積分検出方法における回路と同様である。積分等化器1
は、上記同様、ナイキスト等化を行う。
て、振幅検出方法(微分法)について述べる。振幅検出
方法では、通常、パーシャルレスポンス等化を行い、最
短記録波長を1周期とするクロック信号でパーシャルレ
スポンス等化信号をA/D変換し、ディジタル信号に変
換した信号をディジタル演算して2値識別を行う。図1
1は振幅検出方法のディジタル信号識別回路の回路構成
図である。図12(A)〜(F)は図11のディジタル
信号識別回路の動作を示す信号波形図である。図13は
横軸に周波数をとり縦軸に振幅をとった時のビデオ再生
信号のパーシャルレスポンスの波形等化信号を示すグラ
フである。図14は図13に示した信号のアイパターン
を示すグラフである。図11に示す振幅検出方法のディ
ジタル信号識別回路は、ナイキスト等化を行う積分等化
器1、コンパレータ2、クロック発生器3、パーシャル
レスポンス等化器5、2つのコンパレータ6A、6B、
J−K型フリップ・フロップ7を有する。積分等化器
1、コンパレータ2、クロック発生器3は図7に示した
積分検出方法における回路と同様である。積分等化器1
は、上記同様、ナイキスト等化を行う。
【0008】この例においては、パーシャルレスポンス
等化器5は、パーシャルレスポンス(1,−1)(以
下、PR(1 ,−1)とも表す)を行う例を述べる。P
R(1、−1)とはデータ1の孤立波形が入力された場
合に、その応答が次のビットに−1の符号間干渉を与え
ることを示す。従ってその出力信号は3値となる。
等化器5は、パーシャルレスポンス(1,−1)(以
下、PR(1 ,−1)とも表す)を行う例を述べる。P
R(1、−1)とはデータ1の孤立波形が入力された場
合に、その応答が次のビットに−1の符号間干渉を与え
ることを示す。従ってその出力信号は3値となる。
【0009】図11の回路において、ビデオ再生信号は
積分等化器1においてナイキスト等化され、パーシャル
レスポンス等化器5における〔sin(πf/fb)〕
のフィルタでPR(1、−1)の特性に波形等化され
る。fは再生信号の周波数を表し、fbはビット周波数
を表す。パーシャルレスポンス等化した信号を図12
(B)に示す。このように振幅検出方式における等化基
準は、前述した積分検出方法におけるナイキスト等化基
準に、パーシャルレスポンス等化器5において〔sin
(πf/fb)〕で表される伝達特性をかけたものであ
る。パーシャルレスポンス等化器5において、PR
(1,−1)等化した3値信号は、図12(C)、
(D)に示すように、2つのコンパレータ6A、6Bで
3値識別され、その結果をJ−K型フリップ・フロップ
7でクロック発生器3からのクロック信号(図12
(E))で同期化して2値識別した復号信号(図12
(F))を得る。
積分等化器1においてナイキスト等化され、パーシャル
レスポンス等化器5における〔sin(πf/fb)〕
のフィルタでPR(1、−1)の特性に波形等化され
る。fは再生信号の周波数を表し、fbはビット周波数
を表す。パーシャルレスポンス等化した信号を図12
(B)に示す。このように振幅検出方式における等化基
準は、前述した積分検出方法におけるナイキスト等化基
準に、パーシャルレスポンス等化器5において〔sin
(πf/fb)〕で表される伝達特性をかけたものであ
る。パーシャルレスポンス等化器5において、PR
(1,−1)等化した3値信号は、図12(C)、
(D)に示すように、2つのコンパレータ6A、6Bで
3値識別され、その結果をJ−K型フリップ・フロップ
7でクロック発生器3からのクロック信号(図12
(E))で同期化して2値識別した復号信号(図12
(F))を得る。
【0010】上述した振幅検出方法によれば、図13に
パーシャルレスポンス等化信号を図解したように、積分
検出方法におけるような直流成分を必要とせず、低域成
分をあまり必要とせず、上述した積分検出方式の不利益
を克服できる。図13において横軸は規格化周波数を示
し、縦軸は振幅を示す。
パーシャルレスポンス等化信号を図解したように、積分
検出方法におけるような直流成分を必要とせず、低域成
分をあまり必要とせず、上述した積分検出方式の不利益
を克服できる。図13において横軸は規格化周波数を示
し、縦軸は振幅を示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】微分系の等化基準(パ
ーシャルレスポンス等化基準)を用いる振幅検出方法は
積分検出方法に対して、DC成分が少なくてよいという
利点がある。しかし、図14に示したアイパターンから
明らかなように、振幅検出方式の波形等化信号は3値信
号となる。そのためコンパレータ6A、6Bを用いて2
値より複雑な3値の識別(1、0、−1)を行う必要が
あり、識別回路が複雑になる。
ーシャルレスポンス等化基準)を用いる振幅検出方法は
積分検出方法に対して、DC成分が少なくてよいという
利点がある。しかし、図14に示したアイパターンから
明らかなように、振幅検出方式の波形等化信号は3値信
号となる。そのためコンパレータ6A、6Bを用いて2
値より複雑な3値の識別(1、0、−1)を行う必要が
あり、識別回路が複雑になる。
【0012】また、図10のアイパターンと図14のア
イパターンの比較から明らかなように、図14のアイパ
ターンは十分開いていないから、振幅検出方法における
3値識別はレベル変動に弱く、不安定になる。もちろ
ん、3値識別の不安定を克服するため、高速応答式自動
利得制御(AGC)などの技術を適用しているが、温度
変化に起因する回路の特性変化、経時変化などが起こる
と充分ではなく、さらに改善することが要望されてい
る。特に、A/D変換器8におけるサンプリングタイミ
ングが重要になる。
イパターンの比較から明らかなように、図14のアイパ
ターンは十分開いていないから、振幅検出方法における
3値識別はレベル変動に弱く、不安定になる。もちろ
ん、3値識別の不安定を克服するため、高速応答式自動
利得制御(AGC)などの技術を適用しているが、温度
変化に起因する回路の特性変化、経時変化などが起こる
と充分ではなく、さらに改善することが要望されてい
る。特に、A/D変換器8におけるサンプリングタイミ
ングが重要になる。
【0013】本発明の目的は、振幅検出方法における位
相ずれおよびノイズの影響に対して耐用性のあるサンプ
リング方式を改善し、正確にディジタル信号を2値識別
可能なパーシャルレスポンス等化式のディジタル信号2
値識別回路を提供することにある。
相ずれおよびノイズの影響に対して耐用性のあるサンプ
リング方式を改善し、正確にディジタル信号を2値識別
可能なパーシャルレスポンス等化式のディジタル信号2
値識別回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、パーシャルレ
スポンス等化方式のディジタル信号識別回路においてパ
ーシャルレスポンス等化信号の位相誤差を算出し、その
位相誤差からサンプリングクロック信号の位相を調整し
て、位相誤差のないサンプリングクロック信号でパーシ
ャルレスポンス等化信号をA/D変換した結果を、2値
識別するという構想に基づく。
スポンス等化方式のディジタル信号識別回路においてパ
ーシャルレスポンス等化信号の位相誤差を算出し、その
位相誤差からサンプリングクロック信号の位相を調整し
て、位相誤差のないサンプリングクロック信号でパーシ
ャルレスポンス等化信号をA/D変換した結果を、2値
識別するという構想に基づく。
【0015】したがって、本発明によれば、識別すべき
信号から基準クロック信号を発生するクロック発生手段
と、前記識別すべき信号を積分等化し、該積分等化信号
をパーシャルレスポンス等化する等化手段と、該等化手
段で等化した信号を所定のサンプリングクロック信号で
ディジタル信号に変換するA/D変換手段と、該A/D
変換した結果から位相誤差を算出し、該位相誤差に応じ
て前記クロック信号を位相調整し、該位相調整したクロ
ック信号を前記A/D変換手段のサンプリングクロック
信号として提供するクロック信号調整手段と、前記A/
D変換手段でA/D変換した結果を2値識別する2値識
別手段とを具備するディジタル信号識別回路が提供され
る。
信号から基準クロック信号を発生するクロック発生手段
と、前記識別すべき信号を積分等化し、該積分等化信号
をパーシャルレスポンス等化する等化手段と、該等化手
段で等化した信号を所定のサンプリングクロック信号で
ディジタル信号に変換するA/D変換手段と、該A/D
変換した結果から位相誤差を算出し、該位相誤差に応じ
て前記クロック信号を位相調整し、該位相調整したクロ
ック信号を前記A/D変換手段のサンプリングクロック
信号として提供するクロック信号調整手段と、前記A/
D変換手段でA/D変換した結果を2値識別する2値識
別手段とを具備するディジタル信号識別回路が提供され
る。
【0016】好適には、前記クロック発生手段は、前記
識別すべき信号を積分等化する積分等化器と、該積分等
化信号を所定の基準レベルで比較し、前記積分等化信号
が所定レベルを越えていると第1の論理値を有する比較
結果信号を出力する比較器と、該比較結果を基に位相同
期方式でクロック信号を発生するクロック発振回路とを
有し得る。また好適には、上記前記クロック発振回路
は、位相比較手段と、該位相比較手段からの位相差を積
分する積分手段と、該積分手段で積分した結果に応じた
発振周波数のクロック信号を発生する電圧制御型発振回
路とを有し、前記位相比較手段は、前記比較手段で算出
した比較結果信号と前記電圧制御型発振回路からの信号
との位相差を算出する。
識別すべき信号を積分等化する積分等化器と、該積分等
化信号を所定の基準レベルで比較し、前記積分等化信号
が所定レベルを越えていると第1の論理値を有する比較
結果信号を出力する比較器と、該比較結果を基に位相同
期方式でクロック信号を発生するクロック発振回路とを
有し得る。また好適には、上記前記クロック発振回路
は、位相比較手段と、該位相比較手段からの位相差を積
分する積分手段と、該積分手段で積分した結果に応じた
発振周波数のクロック信号を発生する電圧制御型発振回
路とを有し、前記位相比較手段は、前記比較手段で算出
した比較結果信号と前記電圧制御型発振回路からの信号
との位相差を算出する。
【0017】前記等化手段は、前記識別すべき信号を積
分等化する積分等化器と、該積分等化信号を所定のパー
シャルレスポンス等化するパーシャルレスポンス等化器
とを有する。
分等化する積分等化器と、該積分等化信号を所定のパー
シャルレスポンス等化するパーシャルレスポンス等化器
とを有する。
【0018】好適には、前記クロック発生手段における
積分等化器と、前記等化手段における積分等化器とが両
者に共用させる。好適には、前記積分等化手段はナイキ
スト等化を行う。
積分等化器と、前記等化手段における積分等化器とが両
者に共用させる。好適には、前記積分等化手段はナイキ
スト等化を行う。
【0019】前記パーシャルレスポンス等化手段は、P
R(1,−1)のパーシャルレスポンス等化、PR
(1,0,−1)のパーシャルレスポンス等化、PR
(1,1,−1,−1)のパーシャルレスポンス等化な
どのいずれかを行う。
R(1,−1)のパーシャルレスポンス等化、PR
(1,0,−1)のパーシャルレスポンス等化、PR
(1,1,−1,−1)のパーシャルレスポンス等化な
どのいずれかを行う。
【0020】好適には、前記クロック信号調整手段は、
前記比較手段からの比較結果信号を前記クロック信号に
応じて同期化する同期化手段と、該同期化手段からの同
期化信号と該同期化信号を1クロック分遅延して信号と
のAND論理を取ったイネーブル信号を発生させる位相
誤差算出イネーブル信号発生手段と、前記加算イネーブ
ル信号がイネーブル状態のとき、前記A/D変換信号か
ら位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、該位相誤差
検出手段で検出した位相誤差に基づき、前記クロック信
号発生手段で発生させたクロック信号の位相を変調する
位相変調手段とを有し、該位相変調したクロック信号
を、前記A/D変換手段のサンプリングクロック信号お
よび前記2値識別手段のクロック信号として用いる。
前記比較手段からの比較結果信号を前記クロック信号に
応じて同期化する同期化手段と、該同期化手段からの同
期化信号と該同期化信号を1クロック分遅延して信号と
のAND論理を取ったイネーブル信号を発生させる位相
誤差算出イネーブル信号発生手段と、前記加算イネーブ
ル信号がイネーブル状態のとき、前記A/D変換信号か
ら位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、該位相誤差
検出手段で検出した位相誤差に基づき、前記クロック信
号発生手段で発生させたクロック信号の位相を変調する
位相変調手段とを有し、該位相変調したクロック信号
を、前記A/D変換手段のサンプリングクロック信号お
よび前記2値識別手段のクロック信号として用いる。
【0021】特定的には、前記位相誤差検出手段は、前
記イネーブル信号に応答して前記A/D変換手段から出
力されたディジタル信号を積分する積分手段と、該積分
手段で積分した信号をアナログ信号に変換するD/A変
換手段と、該D/A変換手段で変換したアナログ信号の
低域成分を通過させるフィルタ手段とを有する。
記イネーブル信号に応答して前記A/D変換手段から出
力されたディジタル信号を積分する積分手段と、該積分
手段で積分した信号をアナログ信号に変換するD/A変
換手段と、該D/A変換手段で変換したアナログ信号の
低域成分を通過させるフィルタ手段とを有する。
【0022】また特定的には、前記位相変調手段は、前
記クロック発生手段からのクロック信号から所定周期の
鋸歯状波を発生させる鋸歯状波発生手段と、該鋸歯状波
信号と前記位相誤差検出手段からの位相誤差信号と比較
して、前記位相誤差信号より鋸歯状波の振幅が高いとき
ハイレベル信号を出力する比較手段とを具備する。
記クロック発生手段からのクロック信号から所定周期の
鋸歯状波を発生させる鋸歯状波発生手段と、該鋸歯状波
信号と前記位相誤差検出手段からの位相誤差信号と比較
して、前記位相誤差信号より鋸歯状波の振幅が高いとき
ハイレベル信号を出力する比較手段とを具備する。
【0023】前記2値識別手段は、前記パーシャルレス
ポンス等化に応じたNRZI処理手段を有する、また
は、前記パーシャルレスポンス等化に応じたビタビ復号
手段を有する。
ポンス等化に応じたNRZI処理手段を有する、また
は、前記パーシャルレスポンス等化に応じたビタビ復号
手段を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明のディジタル信号識別回路
の実施の形態として、ディジタル・ビデオ信号記録再生
装置(ディジタルVTR装置)に適用したディジタル信
号2値識別回路について述べる。もちろん、本発明のデ
ィジタル信号識別回路はビデオ信号の再生復号に適用が
限定されるものではなく、データ伝送系、データ通信系
などにおけるディジタル信号の復号に広く適用できる。
しかしながら、以下の記述においては、記述を明瞭にす
るため、ディジタルVTR装置の再生系統において記録
媒体から読みだされたビデオ再生信号(識別対象信号)
の復号を行う場合について例示する。
の実施の形態として、ディジタル・ビデオ信号記録再生
装置(ディジタルVTR装置)に適用したディジタル信
号2値識別回路について述べる。もちろん、本発明のデ
ィジタル信号識別回路はビデオ信号の再生復号に適用が
限定されるものではなく、データ伝送系、データ通信系
などにおけるディジタル信号の復号に広く適用できる。
しかしながら、以下の記述においては、記述を明瞭にす
るため、ディジタルVTR装置の再生系統において記録
媒体から読みだされたビデオ再生信号(識別対象信号)
の復号を行う場合について例示する。
【0025】本発明のディジタル信号識別回路の実施の
形態としてのディジタル信号2値識別回路について述べ
る。図1は本発明の実施の形態としてのディジタル信号
2値識別回路の構成図である。図2(A)〜(C)はパ
ーシャルレスポンス(1,−1)に等化された信号の2
T,3T,4Tのパルスの応答波形図である。図3
(A)〜(C)はパーシャルレスポンス(1,1,−
1,−1)に等化された信号の2T,3T,4Tのパル
スの応答波形図である。
形態としてのディジタル信号2値識別回路について述べ
る。図1は本発明の実施の形態としてのディジタル信号
2値識別回路の構成図である。図2(A)〜(C)はパ
ーシャルレスポンス(1,−1)に等化された信号の2
T,3T,4Tのパルスの応答波形図である。図3
(A)〜(C)はパーシャルレスポンス(1,1,−
1,−1)に等化された信号の2T,3T,4Tのパル
スの応答波形図である。
【0026】図1に図解したディジタル信号2値識別回
路の構成について述べる。本実施の形態のディジタル信
号2値識別回路は、振幅検出方法(微分系)のディジタ
ル信号2値識別回路であるから、積分等化器1、パーシ
ャルレスポンス等化器5、A/D変換器8および2値識
別回路20を有する。積分等化器1とパーシャルレスポ
ンス等化器5およびA/D変換器8の回路構成は、図1
1に図解した振幅検出方式(微分系)の回路構成の一部
と同じである。積分等化器1およびパーシャルレスポン
スPR(1、−1)等化器5が本発明の等化手段として
機能する。
路の構成について述べる。本実施の形態のディジタル信
号2値識別回路は、振幅検出方法(微分系)のディジタ
ル信号2値識別回路であるから、積分等化器1、パーシ
ャルレスポンス等化器5、A/D変換器8および2値識
別回路20を有する。積分等化器1とパーシャルレスポ
ンス等化器5およびA/D変換器8の回路構成は、図1
1に図解した振幅検出方式(微分系)の回路構成の一部
と同じである。積分等化器1およびパーシャルレスポン
スPR(1、−1)等化器5が本発明の等化手段として
機能する。
【0027】ディジタル信号2値識別回路はさらに、積
分等化器1、コンパレータ2、クロック発生器3を有す
る。これらの回路の目的を述べる。A/D変換器8にお
いてパーシャルレスポンス等化信号をA/D変換するに
はサンプリングクロック信号が必要であるが、図13の
曲線から明瞭なように、パーシャルレスポンス等化信号
からはクロック信号が抽出できない。そこで、本実施の
形態においては、積分等化器1、コンパレータ2、クロ
ック発生器3を用いてクロック信号を抽出する。積分等
化器1、コンパレータ2およびクロック発生器3は本発
明のクロック信号発生手段として機能する。積分等化器
1、コンパレータ2およびクロック発生器3は、図7に
図解した積分検出方法のディジタル信号2値識別回路の
一部と同様である。積分等化器1は、たとえば、本実施
の形態においてはコンサインイコライザー等で構成さ
れ、クロック信号発生手段と等化手段の両者に共用され
ている。クロック発生器3は好適には、図7に図解した
回路構成と同様、位相同期方式(PLL方式)のクロッ
ク発生回路である。クロック信号S3の発生は、上述し
た積分検出方法の回路において述べた方法と同じであ
る。
分等化器1、コンパレータ2、クロック発生器3を有す
る。これらの回路の目的を述べる。A/D変換器8にお
いてパーシャルレスポンス等化信号をA/D変換するに
はサンプリングクロック信号が必要であるが、図13の
曲線から明瞭なように、パーシャルレスポンス等化信号
からはクロック信号が抽出できない。そこで、本実施の
形態においては、積分等化器1、コンパレータ2、クロ
ック発生器3を用いてクロック信号を抽出する。積分等
化器1、コンパレータ2およびクロック発生器3は本発
明のクロック信号発生手段として機能する。積分等化器
1、コンパレータ2およびクロック発生器3は、図7に
図解した積分検出方法のディジタル信号2値識別回路の
一部と同様である。積分等化器1は、たとえば、本実施
の形態においてはコンサインイコライザー等で構成さ
れ、クロック信号発生手段と等化手段の両者に共用され
ている。クロック発生器3は好適には、図7に図解した
回路構成と同様、位相同期方式(PLL方式)のクロッ
ク発生回路である。クロック信号S3の発生は、上述し
た積分検出方法の回路において述べた方法と同じであ
る。
【0028】さらにディジタル信号2値識別回路は、同
期化回路4、加算イネーブル信号発生器25、位相誤差
検出器29、位相変調器27を有する。これらの回路が
クロック信号S3の位相を調整してA/D変換器8に正
確なサンプリングクロックを提供する本発明のサンプリ
ングタイミング調整手段を構成している。これらの回路
の目的について述べる。上述したクロック信号S3は積
分等化信号から発生させたものであるから、パーシャル
レスポンス等化信号の位相と一致するとは限らない。こ
の位相の不一致を、仮に、オープンループの位相調整回
路で調整することも可能であるが、温度変化に起因する
回路定数の変化、経時変化に起因する回路の動作条件の
変化は起こりうる。そこで、本実施の形態においては、
クロック信号S3をパーシャルレスポンス等化信号の位
相に合わせて、正確なタイミングでA/D変換器8を動
作させるため、クロック信号S3の位相を調整する。
期化回路4、加算イネーブル信号発生器25、位相誤差
検出器29、位相変調器27を有する。これらの回路が
クロック信号S3の位相を調整してA/D変換器8に正
確なサンプリングクロックを提供する本発明のサンプリ
ングタイミング調整手段を構成している。これらの回路
の目的について述べる。上述したクロック信号S3は積
分等化信号から発生させたものであるから、パーシャル
レスポンス等化信号の位相と一致するとは限らない。こ
の位相の不一致を、仮に、オープンループの位相調整回
路で調整することも可能であるが、温度変化に起因する
回路定数の変化、経時変化に起因する回路の動作条件の
変化は起こりうる。そこで、本実施の形態においては、
クロック信号S3をパーシャルレスポンス等化信号の位
相に合わせて、正確なタイミングでA/D変換器8を動
作させるため、クロック信号S3の位相を調整する。
【0029】以下、クロック信号の位相調整の原理につ
いて図2(A)〜(C)および図3(A)〜(C)を参
照して述べる。図2(A)〜(C)はパーシャルレスポ
ンス(1,−1)に等化された信号の2T,3T,4T
のパルスの応答波形図である。図3(A)〜(C)はパ
ーシャルレスポンス(1,1,−1,−1)に等化され
た信号の2T,3T,4Tのパルスの応答波形図であ
る。図2(A)〜(C)および図3(A)〜(C)か
ら、それぞれの波形がゼロクロス点を基準として奇対称
であることが判る。位相誤差は下記の条件から得られ
る。
いて図2(A)〜(C)および図3(A)〜(C)を参
照して述べる。図2(A)〜(C)はパーシャルレスポ
ンス(1,−1)に等化された信号の2T,3T,4T
のパルスの応答波形図である。図3(A)〜(C)はパ
ーシャルレスポンス(1,1,−1,−1)に等化され
た信号の2T,3T,4Tのパルスの応答波形図であ
る。図2(A)〜(C)および図3(A)〜(C)か
ら、それぞれの波形がゼロクロス点を基準として奇対称
であることが判る。位相誤差は下記の条件から得られ
る。
【0030】2T信号:図2(A)および図3(A)の
データB ピーク・ピーク間(正のピークと負のピークまたは、負
のピークと正のピーク)のデータ 3T信号:図2(B)および図3(B)のデータB,C ピーク・ピーク間(正のピークと負のピークまたは、負
のピークと正のピーク)のデータ 4T信号:図2(C)および図3(C)のデータB,
C,D ピーク・ピーク間(正のピークと負のピークまたは、負
のピークと正のピーク)のデータ
データB ピーク・ピーク間(正のピークと負のピークまたは、負
のピークと正のピーク)のデータ 3T信号:図2(B)および図3(B)のデータB,C ピーク・ピーク間(正のピークと負のピークまたは、負
のピークと正のピーク)のデータ 4T信号:図2(C)および図3(C)のデータB,
C,D ピーク・ピーク間(正のピークと負のピークまたは、負
のピークと正のピーク)のデータ
【0031】なお、1Tの信号は位相誤差からは得られ
ないが、位相変動は温度変化、経時変化など比較的長時
間に渡る変化であるから、1Tの位相誤差を使用しなく
も実用上は問題ない。
ないが、位相変動は温度変化、経時変化など比較的長時
間に渡る変化であるから、1Tの位相誤差を使用しなく
も実用上は問題ない。
【0032】以上のように、本実施の形態においては、
パーシャルレスポンス等化信号のピーク・ピーク間のデ
ータを演算して位相誤差を得る。そのためには、ピーク
位相を得る必要がある。図11に図解したように、積分
等化器1において積分等化された信号のゼロクロス点が
微分系の等化基準に等化された信号のピーク位相を示す
ことが判る。そこで、この信号を用いて微分系の等化信
号のピーク位相を知る。
パーシャルレスポンス等化信号のピーク・ピーク間のデ
ータを演算して位相誤差を得る。そのためには、ピーク
位相を得る必要がある。図11に図解したように、積分
等化器1において積分等化された信号のゼロクロス点が
微分系の等化基準に等化された信号のピーク位相を示す
ことが判る。そこで、この信号を用いて微分系の等化信
号のピーク位相を知る。
【0033】したがって、同期化回路4においてクロッ
ク信号S3の立ち下がりエッジに同期して比較結果信号
S2をラッチして同期化信号S4を得る。同期化信号S
4は図6(C)、(E)に図解したように、比較結果信
号S2より最大、1クロック信号S3分だけ遅延してい
る。タイミングによっては、同期化信号S4のパルス幅
は、比較結果信号S2より最大、1クロック信号S3だ
け短くなることもある。加算イネーブル信号発生器25
において、同期化信号S4とこの同期化信号S4を1ク
ロック信号S3だけ遅延した信号とAND演算して、図
6(E)、(F)に図解したように、位相誤差を算出す
るイネーブル信号、すなわち、タイミング信号を算出す
る。
ク信号S3の立ち下がりエッジに同期して比較結果信号
S2をラッチして同期化信号S4を得る。同期化信号S
4は図6(C)、(E)に図解したように、比較結果信
号S2より最大、1クロック信号S3分だけ遅延してい
る。タイミングによっては、同期化信号S4のパルス幅
は、比較結果信号S2より最大、1クロック信号S3だ
け短くなることもある。加算イネーブル信号発生器25
において、同期化信号S4とこの同期化信号S4を1ク
ロック信号S3だけ遅延した信号とAND演算して、図
6(E)、(F)に図解したように、位相誤差を算出す
るイネーブル信号、すなわち、タイミング信号を算出す
る。
【0034】図4は図1に示したディジタル信号2値識
別回路における位相誤差検出器29の回路構成図であ
る。位相誤差検出器29は、積算器291、D/A変換
器292、ローパスフィルタ293で構成されている。
積算器291は、パーシャルレスポンス等化器5のPR
等化信号S5をA/D変換器8においてA/D変換した
データS8を加算イネーブル信号発生器25からの加算
イネーブル信号S25がハイレベル(イネーブル)のと
き積算する。図6(H)に図解した例示においては、A
/D変換データS8のうち、太線で示したB,C:G:
L,Mのタイミングのデータが積算されて位相誤差算出
に用いられる。D/A変換器292は算出されたディジ
タル位相誤差をアナログ信号に変換する。ローパスフィ
ルタ293はアナログ形式の位相誤差信号を低域成分を
通過させる。ローパスフィルタ293の出力は、位相誤
差信号S29として位相変調器27に印加される。位相
誤差信号S29は、A/D変換器8に印加されるサンプ
リングクロック信号がクロック信号S3より位相が進む
と大きな値を示し、サンプリングクロック信号がクロッ
ク信号S3より遅れると小さな値になる。
別回路における位相誤差検出器29の回路構成図であ
る。位相誤差検出器29は、積算器291、D/A変換
器292、ローパスフィルタ293で構成されている。
積算器291は、パーシャルレスポンス等化器5のPR
等化信号S5をA/D変換器8においてA/D変換した
データS8を加算イネーブル信号発生器25からの加算
イネーブル信号S25がハイレベル(イネーブル)のと
き積算する。図6(H)に図解した例示においては、A
/D変換データS8のうち、太線で示したB,C:G:
L,Mのタイミングのデータが積算されて位相誤差算出
に用いられる。D/A変換器292は算出されたディジ
タル位相誤差をアナログ信号に変換する。ローパスフィ
ルタ293はアナログ形式の位相誤差信号を低域成分を
通過させる。ローパスフィルタ293の出力は、位相誤
差信号S29として位相変調器27に印加される。位相
誤差信号S29は、A/D変換器8に印加されるサンプ
リングクロック信号がクロック信号S3より位相が進む
と大きな値を示し、サンプリングクロック信号がクロッ
ク信号S3より遅れると小さな値になる。
【0035】位相変調器27は、位相誤差検出器29で
検出した位相誤差信号S29に応じてクロック信号S3
の位相を変調して、A/D変換器8のサンプリングクロ
ックとして提供する。この位相変調方法としては、種々
の方法が可能であるが、図5にその回路構成例を示す。
図5は図1に示したディジタル信号2値識別回路におけ
る位相変調器の回路構成図である。位相変調器27は、
鋸歯状波発生回路271、コンパレータ272、パルス
整形回路273で構成されており、クロック信号S3か
ら鋸歯状波を生成し、この鋸歯状波を位相誤差信号S2
9でスライスして、位相誤差に基づいて位相変調したク
ロック信号S27を発生する。この回路例においては、
位相誤差が大きくなると(サンプリングクロック信号が
クロック信号S3より位相が進むと)、サンプリングク
ロック信号の位相を遅延する。鋸歯状波発生回路271
は、クロック信号S3がハイレベルのとき積分し、クロ
ック信号S3/ローレベルになると急速に0レベルまで
放電する積分回路を有している。したがって、鋸歯状波
発生回路271はクロック信号S3に応じた周期の鋸歯
状波形の信号を発生する。この鋸歯状信号は、コンパレ
ータ272に印加される。コンパレータ272は、位相
誤差検出器29からの位相誤差信号S29と鋸歯状波発
生回路271からの鋸歯状波信号S271とを比較し
て、鋸歯状波信号S271が位相誤差信号S29よりハ
イレベルのとき、ハイレベルの比較結果信号S272を
出力する。パルス整形回路273は、コンパレータ27
2の比較結果信号S272をパルス整形する。このよう
に位相誤差に基づいて位相変調したクロック信号S27
をサンプリングクロック信号として、A/D変換器8、
2値識別回路20に印加する。
検出した位相誤差信号S29に応じてクロック信号S3
の位相を変調して、A/D変換器8のサンプリングクロ
ックとして提供する。この位相変調方法としては、種々
の方法が可能であるが、図5にその回路構成例を示す。
図5は図1に示したディジタル信号2値識別回路におけ
る位相変調器の回路構成図である。位相変調器27は、
鋸歯状波発生回路271、コンパレータ272、パルス
整形回路273で構成されており、クロック信号S3か
ら鋸歯状波を生成し、この鋸歯状波を位相誤差信号S2
9でスライスして、位相誤差に基づいて位相変調したク
ロック信号S27を発生する。この回路例においては、
位相誤差が大きくなると(サンプリングクロック信号が
クロック信号S3より位相が進むと)、サンプリングク
ロック信号の位相を遅延する。鋸歯状波発生回路271
は、クロック信号S3がハイレベルのとき積分し、クロ
ック信号S3/ローレベルになると急速に0レベルまで
放電する積分回路を有している。したがって、鋸歯状波
発生回路271はクロック信号S3に応じた周期の鋸歯
状波形の信号を発生する。この鋸歯状信号は、コンパレ
ータ272に印加される。コンパレータ272は、位相
誤差検出器29からの位相誤差信号S29と鋸歯状波発
生回路271からの鋸歯状波信号S271とを比較し
て、鋸歯状波信号S271が位相誤差信号S29よりハ
イレベルのとき、ハイレベルの比較結果信号S272を
出力する。パルス整形回路273は、コンパレータ27
2の比較結果信号S272をパルス整形する。このよう
に位相誤差に基づいて位相変調したクロック信号S27
をサンプリングクロック信号として、A/D変換器8、
2値識別回路20に印加する。
【0036】図6(A)〜(H)は図1のディジタル信
号2値識別回路の各部における信号波形を示すグラフで
ある。図1に図解したディジタル信号2値識別回路の動
作を図6(A)〜(H)の波形図を参照して述べる。積分等化器1〜同期化回路4の動作 図6(A)に図示したディジタル・ビデオ記録信号は、
ディジタルVTR装置における記録時に、ディジタルV
TR装置の記録系統において、変調・シャフリング、誤
り訂正符号の付加などの種々の信号処理を施されてビデ
オ・テープに記録される。再生時に、ビデオ・テープに
記録されたビデオ信号は、ディジタルVTR装置の再生
系統においてビデオ・テープから読みだされ、記録時と
逆の種々の信号処理を施されてビデオ再生信号として積
分等化器1に入力される。積分等化器1に印加されるビ
デオ再生信号は図6(A)に準じた波形を示すが、ノイ
ズが重畳されたり、位相ずれなどがある場合がある。積
分等化器1は、ディジタルVTR装置のビデオテープ
(記録媒体)から読みだしたビデオ再生信号を、たとえ
ば、ナイキスト第1基準に基づいて、積分等化する。積
分等化信号S1は図6(B)に示す曲線で示される波形
になる。コンパレータ2は積分等化器1からの積分等化
信号S1を基準レベル信号(本実施例では大地電圧、0
V)と2値比較して、図6(C)に図解したように、基
準レベルより積分等化信号S1が高いとき「ハイ
(H)」レベルの信号(これを比較結果信号S2とい
う)を出力する。
号2値識別回路の各部における信号波形を示すグラフで
ある。図1に図解したディジタル信号2値識別回路の動
作を図6(A)〜(H)の波形図を参照して述べる。積分等化器1〜同期化回路4の動作 図6(A)に図示したディジタル・ビデオ記録信号は、
ディジタルVTR装置における記録時に、ディジタルV
TR装置の記録系統において、変調・シャフリング、誤
り訂正符号の付加などの種々の信号処理を施されてビデ
オ・テープに記録される。再生時に、ビデオ・テープに
記録されたビデオ信号は、ディジタルVTR装置の再生
系統においてビデオ・テープから読みだされ、記録時と
逆の種々の信号処理を施されてビデオ再生信号として積
分等化器1に入力される。積分等化器1に印加されるビ
デオ再生信号は図6(A)に準じた波形を示すが、ノイ
ズが重畳されたり、位相ずれなどがある場合がある。積
分等化器1は、ディジタルVTR装置のビデオテープ
(記録媒体)から読みだしたビデオ再生信号を、たとえ
ば、ナイキスト第1基準に基づいて、積分等化する。積
分等化信号S1は図6(B)に示す曲線で示される波形
になる。コンパレータ2は積分等化器1からの積分等化
信号S1を基準レベル信号(本実施例では大地電圧、0
V)と2値比較して、図6(C)に図解したように、基
準レベルより積分等化信号S1が高いとき「ハイ
(H)」レベルの信号(これを比較結果信号S2とい
う)を出力する。
【0037】クロック発生器3は、比較結果信号S2か
ら位相同期方式でクロック信号S3を発生させる。クロ
ック発生器3の回路構成は、図7に図解した回路と同等
の位相同期型回路(Phase Locked Loop 回路:PLL回
路)である。すなわち、クロック発生器3は、位相比較
器31、積分器32、電圧制御型発振回路(VCO)3
3からなり、コンパレータ2の比較結果信号S2がクロ
ック発生器3の位相比較器31においてVCO33の発
振出力信号と位相比較されて、位相比較器31で算出さ
れた位相誤差が積分器32で積分され、VCO33はそ
の積分電圧に応じた周波数で発振してクロック信号S3
を発生する。以上の動作が位相比較器31においてコン
パレータ結果信号S2とVCO33の信号との位相差が
なくなるように反復される。なお、積分等化器1に入力
されるビデオ再生信号のノイズの影響を軽減するために
VCO33の制御電圧は、積分器32において適切に積
分されている。図6(D)はクロック信号S3の波形を
示すグラフである。クロック発生器3において発生させ
たクロック信号S3は、同期化回路4、加算イネーブル
信号発生器25、位相誤差検出器29、位相変調器27
のクロック信号として用いられる。
ら位相同期方式でクロック信号S3を発生させる。クロ
ック発生器3の回路構成は、図7に図解した回路と同等
の位相同期型回路(Phase Locked Loop 回路:PLL回
路)である。すなわち、クロック発生器3は、位相比較
器31、積分器32、電圧制御型発振回路(VCO)3
3からなり、コンパレータ2の比較結果信号S2がクロ
ック発生器3の位相比較器31においてVCO33の発
振出力信号と位相比較されて、位相比較器31で算出さ
れた位相誤差が積分器32で積分され、VCO33はそ
の積分電圧に応じた周波数で発振してクロック信号S3
を発生する。以上の動作が位相比較器31においてコン
パレータ結果信号S2とVCO33の信号との位相差が
なくなるように反復される。なお、積分等化器1に入力
されるビデオ再生信号のノイズの影響を軽減するために
VCO33の制御電圧は、積分器32において適切に積
分されている。図6(D)はクロック信号S3の波形を
示すグラフである。クロック発生器3において発生させ
たクロック信号S3は、同期化回路4、加算イネーブル
信号発生器25、位相誤差検出器29、位相変調器27
のクロック信号として用いられる。
【0038】同期化回路4は、図6(E)に図解したよ
うに、クロック信号S3に同期して比較結果信号S2を
ラッチする。図6(C)に図解した比較結果信号S2と
図6(E)に図解した同期化信号S4とを比較すると、
同期化信号S4はクロック信号S3に同期しているが、
比較結果信号S2よりも幾分遅延している。このよう
に、図1における同期化回路4からの同期化信号S4
は、1クロック分の時間の不確定要素を持つ。換言すれ
ば、同期化回路4において同期化されたビデオ再生信号
(同期化信号S4)は積分等化器1に印加されるビデオ
再生信号のS/Nが悪くても所定位相の1クロック以内
にほとんどが収まる。クロック信号S3と同期化信号S
4とのタイミングによっては比較結果信号S2の波形よ
り同期化信号S4が短くなることもある。図7を参照し
て述べた同期化回路4Aにおいては、コンパレータ2か
らの比較結果信号S2が最も安定にラッチできるように
クロック発生器3からのクロック信号S3の位相を設定
していたが(図8(D)参照)、本発明の実施の形態と
しての図1に示すディジタル信号2値識別回路において
は、クロック発生器3で発生するクロック信号S3の位
相はコンパレータ2からの比較結果信号S2と同位相に
設定する。
うに、クロック信号S3に同期して比較結果信号S2を
ラッチする。図6(C)に図解した比較結果信号S2と
図6(E)に図解した同期化信号S4とを比較すると、
同期化信号S4はクロック信号S3に同期しているが、
比較結果信号S2よりも幾分遅延している。このよう
に、図1における同期化回路4からの同期化信号S4
は、1クロック分の時間の不確定要素を持つ。換言すれ
ば、同期化回路4において同期化されたビデオ再生信号
(同期化信号S4)は積分等化器1に印加されるビデオ
再生信号のS/Nが悪くても所定位相の1クロック以内
にほとんどが収まる。クロック信号S3と同期化信号S
4とのタイミングによっては比較結果信号S2の波形よ
り同期化信号S4が短くなることもある。図7を参照し
て述べた同期化回路4Aにおいては、コンパレータ2か
らの比較結果信号S2が最も安定にラッチできるように
クロック発生器3からのクロック信号S3の位相を設定
していたが(図8(D)参照)、本発明の実施の形態と
しての図1に示すディジタル信号2値識別回路において
は、クロック発生器3で発生するクロック信号S3の位
相はコンパレータ2からの比較結果信号S2と同位相に
設定する。
【0039】積分等化器1、パーシャルレスポンス等化
器5〜2値識別回路20の動作 積分等化器1からの積分等化信号S1をパーシャルレス
ポンス等化器5でパーシャルレスポンス等化、たとえ
ば、PR(1、−1)等化することは、図11を参照し
て述べた振幅検出方法の一部と同じである。本実施の形
態においては、パーシャルレスポンス等化器5は、パー
シャルレスポンス(1,−1)(以下、PR(1 ,−
1)とも表す)を行う例を述べる。PR(1、−1)と
はデータ1の孤立波形が入力された場合に、その応答が
次のビットに−1の符号間干渉を与えることを示す。従
ってその出力信号は3値となる。ビデオ再生信号は積分
等化器1においてナイキスト等化され、パーシャルレス
ポンス等化器5における〔sin(πf/fb)〕のフ
ィルタでPR(1、−1)の特性に波形等化される。f
は再生信号の周波数を表し、fbはビット周波数を表
す。パーシャルレスポンス等化した信号を図6(G)に
示す。このように振幅検出方式における等化基準は、前
述した積分検出方法におけるナイキスト等化基準に、パ
ーシャルレスポンス等化器5において〔sin(πf/
fb)〕で表される伝達特性をかけたものである。
器5〜2値識別回路20の動作 積分等化器1からの積分等化信号S1をパーシャルレス
ポンス等化器5でパーシャルレスポンス等化、たとえ
ば、PR(1、−1)等化することは、図11を参照し
て述べた振幅検出方法の一部と同じである。本実施の形
態においては、パーシャルレスポンス等化器5は、パー
シャルレスポンス(1,−1)(以下、PR(1 ,−
1)とも表す)を行う例を述べる。PR(1、−1)と
はデータ1の孤立波形が入力された場合に、その応答が
次のビットに−1の符号間干渉を与えることを示す。従
ってその出力信号は3値となる。ビデオ再生信号は積分
等化器1においてナイキスト等化され、パーシャルレス
ポンス等化器5における〔sin(πf/fb)〕のフ
ィルタでPR(1、−1)の特性に波形等化される。f
は再生信号の周波数を表し、fbはビット周波数を表
す。パーシャルレスポンス等化した信号を図6(G)に
示す。このように振幅検出方式における等化基準は、前
述した積分検出方法におけるナイキスト等化基準に、パ
ーシャルレスポンス等化器5において〔sin(πf/
fb)〕で表される伝達特性をかけたものである。
【0040】A/D変換器8は、位相変調器27からの
位相誤差に基づいて位相変調したクロック信号S27を
サンプリングクロック信号として、パーシャルレスポン
ス等化器5におけるPR等化信号S5をサンプリングし
てディジタル信号に変換する(図6(H))。上述した
ように、位相誤差に基づいて位相変調したクロック信号
S27は位相誤差がないから、パーシャルレスポンス等
化信号に対して正確なタイミングがA/D変換できる。
位相誤差に基づいて位相変調したクロック信号S27を
サンプリングクロック信号として、パーシャルレスポン
ス等化器5におけるPR等化信号S5をサンプリングし
てディジタル信号に変換する(図6(H))。上述した
ように、位相誤差に基づいて位相変調したクロック信号
S27は位相誤差がないから、パーシャルレスポンス等
化信号に対して正確なタイミングがA/D変換できる。
【0041】2値識別回路20はA/D変換データS8
を2値識別する。パーシャルレスポンス等化器5におけ
るPR等化信号S5は図6(G)または図13に例示し
た波形となり、そのアイパターンは図14に示したよう
に、通常は、3値識別を必要とするものとなる。本実施
の形態においては、位相誤差に基づいて位相変調したク
ロック信号S27を用いてPR等化信号S5をA/D変
換しているので、位相ずれなどが起きない。
を2値識別する。パーシャルレスポンス等化器5におけ
るPR等化信号S5は図6(G)または図13に例示し
た波形となり、そのアイパターンは図14に示したよう
に、通常は、3値識別を必要とするものとなる。本実施
の形態においては、位相誤差に基づいて位相変調したク
ロック信号S27を用いてPR等化信号S5をA/D変
換しているので、位相ずれなどが起きない。
【0042】パーシャルレスポンス等化器5においてP
R(1,−1)等化した場合2値識別回路20における
2値識別について述べる。PR(1,−1)は、1Tの
孤立波形が与えられたとき、〔1,−1〕の応答をする
等化基準である。また、2Tのパルスは1Tの孤立波形
を足し合わせたものと考えられるから、下記の応答波形
になる。
R(1,−1)等化した場合2値識別回路20における
2値識別について述べる。PR(1,−1)は、1Tの
孤立波形が与えられたとき、〔1,−1〕の応答をする
等化基準である。また、2Tのパルスは1Tの孤立波形
を足し合わせたものと考えられるから、下記の応答波形
になる。
【0043】さらに、3Tのパルスは下記の応答波形に
なる。
なる。
【0044】以上から、2値識別回路20において、
〔1,0,−1〕を検出し、−1を1にして、NRZI
変換すれば、それぞれ、1T,2Tの復調が可能であ
る。
〔1,0,−1〕を検出し、−1を1にして、NRZI
変換すれば、それぞれ、1T,2Tの復調が可能であ
る。
【0045】以上のように、本発明の実施の形態によれ
ば、A/D変換器8において位相ずれがないので、ビデ
オ信号再生信号を正確に2値識別できる。
ば、A/D変換器8において位相ずれがないので、ビデ
オ信号再生信号を正確に2値識別できる。
【0046】なお2値識別回路20としては、ビタビ復
号方式によって3値データを2値識別することもでき
る。ビタビ復号方式は、データの系列から最も確からし
いものを選択する復号方式である。
号方式によって3値データを2値識別することもでき
る。ビタビ復号方式は、データの系列から最も確からし
いものを選択する復号方式である。
【0047】パーシャルレスポンス等化器5において
は、上述したPR(1,−1)だけでなく、その他、種
々のパーシャルレスポンス等化を行うことができる。パ
ーシャルレスポンス等化としては、実際にはPR(1、
−1)等化よりも信号帯域を狭められる他のパーシャル
レスポンス等化を用いることが好ましい。本発明におい
ては、そのような他のパーシャルレスポンス等化におい
ても有効である。他のパーシャルレスポンス等化の例と
して、たとえば、図3(A)〜(C)に図解したPR
(1,1,−1,−1)を行うことができる。この場
合、2値識別回路20としては、このPR(1,1,−
1,−1)に応じた2値識別処理を行う。もちろん、2
値識別回路20をビタビ復号回路で実現することができ
る。
は、上述したPR(1,−1)だけでなく、その他、種
々のパーシャルレスポンス等化を行うことができる。パ
ーシャルレスポンス等化としては、実際にはPR(1、
−1)等化よりも信号帯域を狭められる他のパーシャル
レスポンス等化を用いることが好ましい。本発明におい
ては、そのような他のパーシャルレスポンス等化におい
ても有効である。他のパーシャルレスポンス等化の例と
して、たとえば、図3(A)〜(C)に図解したPR
(1,1,−1,−1)を行うことができる。この場
合、2値識別回路20としては、このPR(1,1,−
1,−1)に応じた2値識別処理を行う。もちろん、2
値識別回路20をビタビ復号回路で実現することができ
る。
【0048】また、他のパーシャルレスポンス等化の例
として、PR(1,0,−1)のパーシャルレスポンス
等化を行うこともできる。2値識別回路20としては、
このPR(1,0,−1)に応じた2値識別処理を行
う。もちろん、2値識別回路20をビタビ復号回路で実
現することができる。
として、PR(1,0,−1)のパーシャルレスポンス
等化を行うこともできる。2値識別回路20としては、
このPR(1,0,−1)に応じた2値識別処理を行
う。もちろん、2値識別回路20をビタビ復号回路で実
現することができる。
【0049】上述したディジタル信号識別回路は、ディ
ジタル・ビデオ信号記録再生装置(ディジタルVTR装
置)におけるビデオ再生信号の復号を例示したが、本発
明のディジタル信号識別回路はディジタルVTR装置に
限定されず、種々のディジタル信号識別回路、たとえ
ば、光ディスク装置などにおけるディジタル信号識別回
路などもな適用できる。
ジタル・ビデオ信号記録再生装置(ディジタルVTR装
置)におけるビデオ再生信号の復号を例示したが、本発
明のディジタル信号識別回路はディジタルVTR装置に
限定されず、種々のディジタル信号識別回路、たとえ
ば、光ディスク装置などにおけるディジタル信号識別回
路などもな適用できる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、微分系の等化を行う利
点を活かしながら、正確なサンプリングクロックによっ
て、位相ずれ、レベル変動の影響を受けず、かつ、温度
変化または経年変化の影響を受けない、精度のよい迅速
な2値復号が行える。従って高速レート/高密度の記録
が実現できる。
点を活かしながら、正確なサンプリングクロックによっ
て、位相ずれ、レベル変動の影響を受けず、かつ、温度
変化または経年変化の影響を受けない、精度のよい迅速
な2値復号が行える。従って高速レート/高密度の記録
が実現できる。
【図1】図1は本発明の実施の形態としてのディジタル
信号2値識別回路の構成図である。
信号2値識別回路の構成図である。
【図2】図2(A)〜(C)はパーシャルレスポンス
(1,−1)に等化された信号の2T,3T,4Tのパ
ルスの応答波形図である。
(1,−1)に等化された信号の2T,3T,4Tのパ
ルスの応答波形図である。
【図3】図3(A)〜(C)はパーシャルレスポンス
(1,1,−1,−1)に等化された信号の2T,3
T,4Tのパルスの応答波形図である。
(1,1,−1,−1)に等化された信号の2T,3
T,4Tのパルスの応答波形図である。
【図4】図4は図1に示したディジタル信号2値識別回
路における位相誤差検出器の回路構成図である。
路における位相誤差検出器の回路構成図である。
【図5】図5は図1に示したディジタル信号2値識別回
路における位相変調器の回路構成図である。
路における位相変調器の回路構成図である。
【図6】図6(A)〜(H)は図1のディジタル信号2
値識別回路の各部における信号波形を示すグラフであ
る。
値識別回路の各部における信号波形を示すグラフであ
る。
【図7】図7は積分検出方法のディジタル信号識別回路
の回路構成図である。
の回路構成図である。
【図8】図8(A)〜(E)は図7のディジタル信号識
別回路の動作を示す信号波形図である。
別回路の動作を示す信号波形図である。
【図9】図9は横軸に周波数をとり縦軸に振幅をとった
ときの再生信号のナイキスト第1基準の波形等化信号を
示すグラフである。
ときの再生信号のナイキスト第1基準の波形等化信号を
示すグラフである。
【図10】図10は図9に示したナイキスト等化された
信号のアイパターンを示すグラフである。
信号のアイパターンを示すグラフである。
【図11】図11は振幅検出方法のディジタル信号識別
回路の回路構成図である。
回路の回路構成図である。
【図12】図12(A)〜(F)は図15のディジタル
信号識別回路の動作を示す信号波形図である。
信号識別回路の動作を示す信号波形図である。
【図13】図13は横軸に周波数をとり縦軸に振幅をと
った再生信号のパーシャルレスポンスの波形等化信号を
示すグラフである。
った再生信号のパーシャルレスポンスの波形等化信号を
示すグラフである。
【図14】図14は図13に示した信号のアイパターン
を示すグラフである。
を示すグラフである。
1・・積分等化器 S1・・積分等
化信号 2・・コンパレータ S2・・比較結
果信号 3・・クロック発生器 S3・・クロッ
ク信号 4・・同期化回路 S4・・同期化
信号 5・・パーシャルレスポンス等化器 S5・・PR等
化信号 8・・A/D変換器 S8・・A/D
変換データ 20・・2値識別回路 25・・加算イネーブル信号発生器 S25・・加算
イネーブル信号 27・・位相変調器 S27・・位相誤差に基づいて位相 271・・鋸歯状波発生回路 変調したクロック信号 272・・コンパレータ 273・・パルス整形回路 29・・位相誤差検出器 S29・・位相
誤差信号 291・・積算器 292・・D/A変換器 293・・ローパスフィルタ
化信号 2・・コンパレータ S2・・比較結
果信号 3・・クロック発生器 S3・・クロッ
ク信号 4・・同期化回路 S4・・同期化
信号 5・・パーシャルレスポンス等化器 S5・・PR等
化信号 8・・A/D変換器 S8・・A/D
変換データ 20・・2値識別回路 25・・加算イネーブル信号発生器 S25・・加算
イネーブル信号 27・・位相変調器 S27・・位相誤差に基づいて位相 271・・鋸歯状波発生回路 変調したクロック信号 272・・コンパレータ 273・・パルス整形回路 29・・位相誤差検出器 S29・・位相
誤差信号 291・・積算器 292・・D/A変換器 293・・ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04L 25/40 H04L 25/40 C // H03M 5/04 H03M 5/04
Claims (14)
- 【請求項1】識別すべき信号から基準クロック信号を発
生するクロック発生手段と、 前記識別すべき信号を積分等化し、該積分等化信号をパ
ーシャルレスポンス等化する等化手段と、 該等化手段で等化した信号を所定のサンプリングクロッ
ク信号でディジタル信号に変換するA/D変換手段と、 該A/D変換した結果から位相誤差を算出し、該位相誤
差に応じて前記クロック信号を位相調整し、該位相調整
したクロック信号を前記A/D変換手段のサンプリング
クロック信号として提供するクロック信号調整手段と、 前記A/D変換手段でA/D変換した結果を2値識別す
る2値識別手段とを具備するディジタル信号識別回路。 - 【請求項2】前記クロック発生手段は、 前記識別すべき信号を積分等化する積分等化器と、 該積分等化信号を所定の基準レベルで比較し、前記積分
等化信号が所定レベルを越えていると第1の論理値を有
する比較結果信号を出力する比較器と、 該比較結果を基に位相同期方式でクロック信号を発生す
るクロック発振回路とを有する請求項1記載のディジタ
ル信号識別回路。 - 【請求項3】前記クロック発振回路は、位相比較手段
と、該位相比較手段からの位相差を積分する積分手段
と、該積分手段で積分した結果に応じた発振周波数のク
ロック信号を発生する電圧制御型発振回路とを有し、 前記位相比較手段は、前記比較手段で算出した比較結果
信号と前記電圧制御型発振回路からの信号との位相差を
算出する請求項2記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項4】前記等化手段は、 前記識別すべき信号を積分等化する積分等化器と、 該積分等化信号を所定のパーシャルレスポンス等化する
パーシャルレスポンス等化器とを有する請求項1記載の
ディジタル信号識別回路。 - 【請求項5】前記クロック発生手段における積分等化器
と、前記等化手段における積分等化器とが両者に共用さ
れている請求項4記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項6】前記積分等化手段はナイキスト等化を行
う、請求項5記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項7】前記パーシャルレスポンス等化手段はPR
(1,−1)のパーシャルレスポンス等化を行う、請求
項4記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項8】前記パーシャルレスポンス等化手段はPR
(1,0,−1)のパーシャルレスポンス等化を行う、
請求項4記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項9】前記パーシャルレスポンス等化手段はPR
(1,1,−1,−1)のパーシャルレスポンス等化を
行う、請求項4記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項10】前記クロック信号調整手段は、 前記比較手段からの比較結果信号を前記クロック信号に
応じて同期化する同期化手段と、 該同期化手段からの同期化信号と該同期化信号を1クロ
ック分遅延して信号とのAND論理を取ったイネーブル
信号を発生させる位相誤差算出イネーブル信号発生手段
と、 前記加算イネーブル信号がイネーブル状態のとき、前記
A/D変換信号から位相誤差を検出する位相誤差検出手
段と、 該位相誤差検出手段で検出した位相誤差に基づき、前記
クロック信号発生手段で発生させたクロック信号の位相
を変調する位相変調手段とを有し、 該位相変調したクロック信号を、前記A/D変換手段の
サンプリングクロック信号および前記2値識別手段のク
ロック信号として用いる請求項1記載のディジタル信号
識別回路。 - 【請求項11】前記位相誤差検出手段は、 前記イネーブル信号に応答して前記A/D変換手段から
出力されたディジタル信号を積分する積分手段と、 該積分手段で積分した信号をアナログ信号に変換するD
/A変換手段と、 該D/A変換手段で変換したアナログ信号の低域成分を
通過させるフィルタ手段とを有する請求項10記載のデ
ィジタル信号識別回路。 - 【請求項12】前記位相変調手段は、 前記クロック発生手段からのクロック信号から所定周期
の鋸歯状波を発生させる鋸歯状波発生手段と、 該鋸歯状波信号と前記位相誤差検出手段からの位相誤差
信号と比較して、前記位相誤差信号より鋸歯状波の振幅
が高いときハイレベル信号を出力する比較手段とを具備
する請求項10記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項13】前記2値識別手段は、前記パーシャルレ
スポンス等化に応じたNRZI処理手段を有する請求項
1記載のディジタル信号識別回路。 - 【請求項14】前記2値識別手段は、前記パーシャルレ
スポンス等化に応じたビタビ復号手段を有する、請求項
1記載のディジタル信号識別回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155475A JPH114264A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | ディジタル信号識別回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9155475A JPH114264A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | ディジタル信号識別回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH114264A true JPH114264A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=15606870
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9155475A Pending JPH114264A (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | ディジタル信号識別回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH114264A (ja) |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP9155475A patent/JPH114264A/ja active Pending
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