JPH1142745A - シール材料 - Google Patents

シール材料

Info

Publication number
JPH1142745A
JPH1142745A JP20138697A JP20138697A JPH1142745A JP H1142745 A JPH1142745 A JP H1142745A JP 20138697 A JP20138697 A JP 20138697A JP 20138697 A JP20138697 A JP 20138697A JP H1142745 A JPH1142745 A JP H1142745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
ethylene
copolymer
vinyl monomer
polar vinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20138697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4008070B2 (ja
Inventor
Kenichi Yoshikawa
研一 吉河
Meirai Uekuzu
明来 上葛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd filed Critical Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
Priority to JP20138697A priority Critical patent/JP4008070B2/ja
Publication of JPH1142745A publication Critical patent/JPH1142745A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4008070B2 publication Critical patent/JP4008070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波シールの困難なポリオレフィンやエチ
レン共重合体でも、それをシール層として、高周波シー
ルが可能となるような積層シール材料の提供。 【解決手段】 エチレン・一酸化炭素共重合体層(A)
及びエチレン・極性ビニルモノマー共重合体(例:エチ
レン・酢酸ビニル共重合体)又はそれと炭化水素系重合
体の組成物であって、極性ビニルモノマー成分が5重量
%以上からなる層(B)を有する積層体からなり、
(B)層がヒートシール層である高周波シール用積層
体。及び、上記(A)層、上記(B)層と同じ成分で、
極性ビニルモノマー成分が7重量%以上の層(C)及び
エチレン・極性ビニルモノマー共重合体、炭化水素系重
合体又はそれらの組成物のいずれかからなる層(D)を
有する積層体からなり、(D)層がヒートシール層であ
る高周波シール用積層体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波加熱によっ
てシールすることができる積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】高周波加熱を利用したシール方法は簡便
であるところから広く使用されているが、高周波加熱に
不活性なポリオレフィンやスチレン系重合体のような非
極性重合体には適用することができない。またオレフィ
ン重合体においては、極性ビニルモノマーを共重合する
と高周波シールが可能となるが、極性ビニルモノマーを
相当量で共重合させる必要があり、例えばエチレン・酢
酸ビニル共重合体においては、酢酸ビニル含量が少なく
とも15重量%以上程度含有する共重合体を、またエチ
レン・不飽和カルボン酸共重合体やエチレン・不飽和カ
ルボン酸エステル共重合体においては、さらに多くの極
性ビニルモノマー含量のものを使用しなければ高周波シ
ールは難しい。
【0003】しかるにこのようなエチレン・極性ビニル
共重合体において極性ビニルモノマー含量が増えてくる
と、耐熱性、機械的強度、剛直性等が低下してくるの
で、用途によっては望ましくないことがある。
【0004】一方、ポリオレフィンやエチレン・極性ビ
ニルモノマー共重合体の高周波シール特性を改善するた
めの方法として、一酸化炭素を共重合したり、あるいは
エチレン・一酸化炭素共重合体を配合すると効果的であ
ることは、特公平7−5771号公報において知られて
いる。このような方法は単にシール特性のみに着目した
場合には優れた方法ではあるが、シール層には必ず一酸
化炭素の共重合単位を有する重合体を含有させなければ
ならないことから、応用範囲に制約を受けることがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記事情
に鑑み、さらに応用範囲の広いシール材料を得るため、
シール層としてポリオレフィンや極性ビニルモノマー含
量のより少ないエチレン共重合体を用いた場合において
も高周波シールが可能となるような処方について検討を
行った。その結果、後記するような積層構造のシール材
料とすればその目的が達成できることを知り、本発明に
到達した。したがって本発明の目的は、通常であれば高
周波シールの困難なポリオレフィンやエチレン・極性ビ
ニルモノマー共重合体をシール層とする高周波シール可
能なシール材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、エチレン・一
酸化炭素共重合体層(A)及びエチレン・極性ビニルモ
ノマー共重合体又はエチレン・極性ビニルモノマー共重
合体と炭化水素系重合体の組成物からなり、極性ビニル
モノマー成分が5重量%以上からなる層(B)を有する
積層体からなり、(B)層がヒートシール層である高周
波シール用積層体に関する。
【0007】本発明はまた、エチレン・一酸化炭素共重
合体層(A)、エチレン・極性ビニルモノマー共重合体
又はエチレン・極性ビニルモノマー共重合体と炭化水素
系重合体の組成物からなり、極性ビニルモノマー成分が
7重量%以上の層(C)及びエチレン・極性ビニルモノ
マー共重合体、炭化水素系重合体又はそれらの組成物の
いずれかからなる層(D)を有する積層体からなり、
(D)層がヒートシール層である高周波シール用積層体
に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、シール層
となる(B)層に隣接して、エチレン・一酸化炭素共重
合体の層(A)が設けられた積層構造を有する高周波シ
ール用積層体に関するもので、これらの基本構造を有す
る限りこれら2層構造のもののみならず、さらに(A)
層に隣接した層(X)が設けられた3層以上の構成のも
のであってもよい。
【0009】(A)層に用いられるエチレン・一酸化炭
素共重合体は、エチレンと一酸化炭素のみの共重合体の
みならず、さらに極性ビニルモノマーが共重合された多
元共重合体であってもよい。このような共重合体とし
て、エチレンが50〜95重量%、好ましくは55〜9
0重量%、一酸化炭素が3〜30重量%、好ましくは5
〜20重量%、極性ビニルモノマーが0〜40重量%、
好ましくは5〜30重量%のような割合で共重合された
ものが好ましい。すなわちエチレン含量が上記範囲より
少ないものを用いると、機械的強度が小さく、また
(B)層との層間接着性を充分大きくすることができな
い場合がある。また一酸化炭素含量が上記範囲より少な
いものを用いると、高周波シール性能が低下する一方、
あまりその含量が多いものを用いると、機械的強度や
(B)層との層間接着性に悪影響を及ぼすので避けるべ
きである。さらに極性ビニルモノマーは、高周波シール
性や(B)層との層間接着性を向上させるため、上記の
ような範囲で適量含有されていることが望ましい。この
ような極性ビニルモノマーとしては、後記するエチレン
・極性ビニルモノマー共重合体における極性ビニルモノ
マーとして例示したようなものが使用できる。
【0010】エチレン・一酸化炭素共重合体としてはま
た、190℃、2160g荷重におけるメルトフローレ
ートが0.01〜1000g/10分、好ましくは0.
1〜200g/10分程度のものを使用するのが望まし
い。
【0011】このようなエチレン・一酸化炭素共重合体
は、高圧法ポリエチレンの製法と類似の方法で製造する
ことができる。
【0012】エチレン・一酸化炭素共重合体層(A)
は、エチレン・一酸化炭素共重合体のみで構成してもよ
いが、高周波シール特性を著しく損なわない範囲内にお
いて他の重合体を配合することができる。このような重
合体の1例として、酢酸ビニル含量が15〜35重量%
程度のエチレン・酢酸ビニル共重合体や(メタ)アクリ
ル酸エステル含量が20〜40重量%程度のエチレン・
(メタ)アクリル酸エステル共重合体を挙げることがで
きる。このような共重合体は、例えば、エチレン・一酸
化炭素共重合体の等量以下程度の量で配合することがで
きる。
【0013】第1の発明のシール層(B)は、エチレン
・極性ビニルモノマー共重合体又はエチレン・極性ビニ
ルモノマー共重合体と炭化水素系重合体の組成物であっ
て、極性ビニルモノマー成分の含量が5重量%以上のも
ので形成される。すなわち1種のエチレン・極性ビニル
モノマー共重合体を使用する場合は、極性ビニルモノマ
ー含量が5重量%以上のものを選択し、また2種以上の
エチレン・極性ビニルモノマー共重合体の組成物として
用いる場合は、極性ビニルモノマーの平均含量が5重量
%以上のものとなるようにすればよく、同様に1種又は
2種以上のエチレン・極性ビニルモノマー共重合体と炭
化水素系重合体の組成物を用いる場合には、極性ビニル
モノマーの平均含量が5重量%以上となるようにすれば
よい。
【0014】これらエチレン・極性ビニルモノマー共重
合体における極性ビニルモノマー成分としては、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニルのようなビニルエステル、ア
クリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、マ
レイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、無水マレ
イン酸、無水イタコン酸のような不飽和カルボン酸又は
その無水物、これら不飽和カルボン酸の塩、例えばリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛など
の塩、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸イソブチル、アクリル酸nブチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸イソ
ブチル、マレイン酸ジエチルなどの不飽和カルボン酸エ
ステルなどを例示することができる。これら極性ビニル
モノマーは2種以上含むものであってもよい。
【0015】(B)層におけるエチレン・極性ビニルモ
ノマー共重合体に起因する極性ビニルモノマー成分の含
量は、5重量%以上であるが、それ自体充分な高周波シ
ール性を持つものは本発明を適用する意義が小さいの
で、充分な高周波シール性を有しないものに適用するこ
とが望ましく、例えば該共重合体を単独使用する場合、
エチレン・酢酸ビニル共重合体であれば、酢酸ビニル含
量が5〜17重量%、好ましくは7〜14重量%のも
の、他の共重合体の場合には極性ビニルモノマー含量が
5〜25重量%、好ましくは10〜20重量%のものに
それぞれ適用することが望ましい。
【0016】エチレン・極性ビニルモノマー共重合体を
2種以上用いる場合には、極性ビニルモノマー含量が5
重量%以上のもの同志のみならず、共重合体混合物中の
極性ビニルモノマー含量が5重量%以上となるように、
その含量が5重量%以上のものと5重量%以下のものを
併用することができる。
【0017】エチレン・極性ビニルモノマー共重合体と
炭化水素系重合体の組成物を使用する場合にはシール性
の点から前者が50重量%以上、好ましくは70重量%
以上含有する組成物を使用することが好ましい。組成物
中のエチレン・極性ビニルモノマー共重合体に由来する
極性ビニルモノマー成分の含量は5重量%以上である
が、この場合もこの組成物自体で充分な高周波シール性
を有しないものに適用することが望ましく、例えばエチ
レン・酢酸ビニル共重合体の組成物を使用する場合に
は、酢酸ビニル含量が5〜20重量%、好ましくは7〜
15重量%程度のエチレン・酢酸ビニル共重合体を用
い、組成物中の酢酸ビニル成分含量が5〜17重量%、
好ましくは7〜14重量%となるような組成物を用い、
他のエチレン・極性ビニルモノマー共重合体を使用する
場合は、極性ビニルモノマー含量が5〜30重量%、好
ましくは10〜25重量%の共重合体を用いて、組成物
中の極性ビニルモノマー成分含量が、5〜25重量%、
好ましくは10〜20重量%となるような組成物を使用
することが望ましい。
【0018】ここに炭化水素系重合体としては、各種ポ
リエチレン、例えば中、高密度ポリエチレン、高圧法低
密度ポリエチレン、マルチサイト触媒で重合された直鎖
低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン、シングル
サイト触媒で製造された密度が0.86〜0.94g/
ccのエチレン・α−オレフィン共重合体、他の触媒系
で製造された非晶性又は低結晶性のエチレン・α−オレ
フィン共重合体、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、
ポリ−4−メチル−1−ペンテン、ポリ−1,2−ブタ
ジエンなどのポリオレフィン類、スチレン・ブタジエン
ブロック共重合体又はその水素添加物、スチレン・イソ
プレンブロック共重合体またはその水素添加物のような
スチレン系ブロック共重合体などを例示することができ
る。このような炭化水素系重合体は、無水マレイン酸の
ような極性ビニルモノマーでグラフト変性されたもので
あってもよい。
【0019】(B)層を構成する重合体又はその組成物
としては、190℃、2160g荷重におけるメルトフ
ローレートが0.01〜200g/10分、好ましくは
0.1〜100g/10分程度のものを使用するのがよ
い。
【0020】このような(A)層及び(B)層には任意
に添加物を配合することができる。このような添加剤の
例として、粘着付与樹脂、酸化防止剤、耐候安定剤、光
安定剤、紫外線吸収剤、顔料、染料、滑剤、帯電防止剤
等を代表例として挙げることができる。
【0021】第1の発明において、(A)層の厚みは少
なくとも80μm以上あることが望ましく、例えば80
〜3000μm、好ましくは100〜2000μmの範
囲である。一方、(B)層の厚みが大きくなりすぎると
高周波シール性が低下するので、50μm以下の厚みが
望ましく、たとえば2〜50μm、好ましくは5〜50
μmの範囲である。
【0022】第2の発明においては、シール層となる
(D)層に隣接して、エチレン・極性ビニルモノマー共
重合体を含む(C)層とエチレン・一酸化炭素共重合体
層(A)が設けられた積層構造を有する高周波シール用
積層体に関するもので、シール層(D)とエチレン・一
酸化炭素共重合体層(A)の他にエチレン・極性ビニル
モノマー共重合体を含む(C)層を設けたことにより、
高周波シールが更に困難とされている重合体、例えばポ
リオレフィンや、第1の発明のヒートシール層(B)に
用いられているよりも極性ビニルモノマー含量の少ない
エチレン・極性ビニルモノマー共重合体を高周波シール
することができるので、更に応用範囲が拡大される。
【0023】第2の発明においても、(A)層には更に
隣接した層(X)が設けられたものであってもよい。
(A)層に用いることのできるエチレン・一酸化炭素共
重合体は、第1の発明のものと同じである。
【0024】(C)層を構成する材料は、第1の発明の
(B)層のものと極性ビニルモノマー含量が若干異なる
以外は、類似した構成となっている。すなわち(C)層
は、極性ビニルモノマー含量が7重量%以上のエチレン
・極性ビニルモノマー共重合体、2種以上のエチレン・
極性ビニルモノマー共重合体からなり、平均極性ビニル
モノマー含量が7重量%以上のもの又はエチレン・極性
ビニルモノマー共重合体と炭化水素系重合体の組成物で
あって、極性ビニルモノマー成分の含量が7重量%以上
の組成物のいずれかにより形成される。
【0025】ここにエチレン・極性ビニルモノマー共重
合体を単独使用する場合の極性ビニルモノマー含量は、
7重量%以上であるが、例えばエチレン・酢酸ビニル共
重合体であれば、酢酸ビニル含量が7〜20重量%、好
ましくは9〜15重量%のもの、他の共重合体の場合に
は極性ビニルモノマー含量が7〜30重量%、好ましく
は10〜25重量%のものにそれぞれ適用することが望
ましい。
【0026】エチレン・極性ビニルモノマー共重合体の
2種以上のブレンドを使用する場合には、極性ビニルモ
ノマー含量が7重量%以上のもの同志のブレンドのみな
らず、その平均含量が7重量%以上となる限り、7重量
%以上のものと7重量%未満のものを併用することがで
きる。
【0027】エチレン・極性ビニルモノマー共重合体と
炭化水素系重合体の組成物を使用する場合は、シール性
の点から前者が50重量%以上、好ましくは70重量%
以上含有する組成物を使用することが好ましい。組成物
中のエチレン・極性ビニルモノマー共重合体に由来する
極性ビニルモノマー成分の含量は7重量%以上である
が、例えばエチレン・酢酸ビニル共重合体の組成物を使
用する場合には、酢酸ビニル含量が7〜25重量%、好
ましくは9〜20重量%程度のエチレン・酢酸ビニル共
重合体を用い、組成物中の酢酸ビニル成分含量が7〜2
0重量%、好ましくは9〜15重量%となるような組成
物を用い、他のエチレン・極性ビニルモノマー共重合体
を使用する場合は、極性ビニルモノマー含量が7〜35
重量%、好ましくは10〜30重量%の共重合体を用い
て、組成物中の極性ビニルモノマー成分含量が、7〜3
0重量%、好ましくは10〜25重量%となるような組
成物を使用することが望ましい。
【0028】ここで使用される炭化水素系重合体の例と
しては、第1の発明の(B)成分として使用できるもの
として例示したものと同様のものが使用できる。
【0029】(C)層を構成する成分としてはまた、1
90℃、2160g荷重におけるメルトフローレート
が、0.1〜1000g/10分、好ましくは1〜50
0g/10分程度のものを使用することが望ましい。
【0030】第2の発明のヒートシール層となる層
(D)は、エチレン・極性ビニルモノマー共重合体、炭
化水素系重合体又はそれらの組成物からなるものであ
り、炭化水素系重合体単独のような、高周波シールに対
し不活性とされている重合体も第2の発明により高周波
シールを行うことができる。
【0031】エチレン・極性ビニルモノマー共重合体と
しては、本来、単独では高周波シールが難しいものを選
択すると、この発明を採用する意義があるので、(B)
や(C)と同様の共重合体であって、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体にあっては、酢酸ビニル含量が15重量%
以下のもの、好ましくは10重量%以下のものを、また
他の共重合体にあっては、極性ビニルモノマー含量が2
0重量%以下、好ましくは15重量%以下のものをそれ
ぞれ選択することが望ましい。
【0032】炭化水素系重合体としては、第1の発明の
(B)層の1成分に使用できるものとして例示したもの
が使用できる。好ましいものは、ポリエチレン又はエチ
レンを主体とするエチレン・α−オレフィン共重合体で
あり、中でも190℃、2160g荷重のメルトフロー
レートが0.01〜200g/10分、とくに0.1〜
100g/10分のものを使用するのが好ましい。
【0033】エチレン・極性ビニルモノマー共重合体同
志の組成物またはエチレン・極性ビニルモノマー共重合
体と炭化水素系重合体の組成物を使用する場合は、両者
の任意割合の組成物であって、本来高周波シールが困難
な組成のもので、溶融粘度が、上記と同様のものを選択
するのが好ましい。
【0034】第2の発明の各層には、各種添加剤を配合
してよいことは第1の発明と同様である。とくに(C)
層には、粘着付与剤、例えば各種炭化水素樹脂、例えば
脂肪族炭化水素樹脂、脂環族炭化水素樹脂、芳香族炭化
水素樹脂、これらの水素添加物、テルペン系樹脂、各種
ロジン類などを配合すると効果的である。これら粘着付
与樹脂は、例えば1〜20重量%程度配合することがで
きる。
【0035】第2の発明における(A)層の厚みは、2
0μm以上、例えば20〜200μm、好ましくは20
〜100μm、(C)層の厚みは、通常2〜20μm、
好ましくは5〜10μm、(D)層の厚みは20μm以
下、例えば2〜20μm、好ましくは5〜20μmの範
囲が望ましい。
【0036】第1及び第2の発明において、エチレン・
一酸化炭素共重合体(A)に隣接して設けることのでき
る層(X)としては、各種熱可塑性樹脂、紙、織布、不
織布などからなる1層又はそれ以上の層である。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、本来高周波シールが難
しかった材料をシール層としても、高周波シールによっ
て強固なシール強度を得ることができる。かくして本発
明の高周波シール用積層体は、各種包装材料、ターポリ
ン、各種シートなどの用途に使用することができる。
【0038】[実施例]以下、実施例により本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何
等限定されるものではない。なお実施例及び比較例に用
いた原料樹脂の種類及び試験方法は以下のとおりであ
る。
【0039】1.原料 積層体を構成する各層の樹脂として下記のものを用い
た。
【0040】
【表1】
【0041】上記原料樹脂の組成、物性等は以下のとお
りである。 (1)E・VA・CO 共重合体組成(重量%): エチレン 66 酢酸ビニル 24 一酸化炭素 10 MFR: 35g/10分
【0042】(2)EVA 三井・デュポンポリケミカル(株)製、エチレン・酢酸
ビニル共重合体 ”エバフレックス V5711” VA含量:10重量%、 MFR: 3g/10分)
【0043】(3)EVA 下記2種のエチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)混
合物に粘着付与剤としてアルコンP 100 (荒川化学
(株)製、水添石油樹脂)を下記の比率で配合したも
の。
【0044】
【表2】 混合物のVA含量:12.6重量% 混合物のMFR: 10g/10分
【0045】(4)EEA/PE 低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン・アクリル
酸エチル共重合体(EEA)、エチレン・α−オレフィ
ン共重合体と、粘着付与剤としてアルコンP 115 )荒川
化学(株)製、水添石油樹脂)を下記のとおり配合した
もの。
【0046】
【表3】 混合物中のアクリル酸エチル(EA)含量:4.2重量
% 混合物のMFR: 18.5g/10分
【0047】(5)LDPE 三井石油化学工業(株)製、低密度ポリエチレン ”ミラソン16” MFR=3.7g/10分
【0048】2.試験方法 (a)試料作成条件 (1) エチレン・酢酸ビニル・一酸化炭素共重合体 熱プレスシート成形機を使用して、厚さ1mm及び2m
mのプレスシートを作成した。
【0049】(2) その他の熱可塑性樹脂 30mmΦインフレーション成形機を使用して、厚さ5
0μmのフィルムを作成した。
【0050】(b)高周波ウェルダーシール特性の測定 (B)〜(D)層を構成する熱可塑性樹脂フィルム同士
を重ねあわせ、それぞれの外側にエチレン・不飽和エス
テル・一酸化炭素共重合体のシートを重ねて、E・VA
・CO/熱可塑性樹脂/熱可塑性樹脂/E・VA・CO
の層構成とし、精電舎電子工業(株)製、高周波ウェル
ダーKV−3000TAを使用して、以下の条件で熱可
塑性樹脂フィルム同士を高周波シールした。 発振強度 100% 発振時間 5秒 冷却時間 4秒 圧力 0.15MPa
【0051】フィルムの高周波ウェルダーシール性は下
記2段階により評価した。 ○:フィルム同士が充分融着し、剥そうとすると材料破
壊する。 ×:シール部で界面剥離する。
【0052】[実施例1]厚み1000μmのE・VA
・CO共重合体と厚み50μmのEVA(エバフレッ
クス V5711)フィルムとを前記(b)の方法で積
層し、EVAフィルム同士を接触させて高周波シール
し、高周波ウェルダー性を評価した。結果を表4に示
す。
【0053】[実施例2](A)層のE・VA・CO共
重合体シートの厚みを2000μmとした以外は実施例
1と同様にして高周波ウェルダーシールを行い、高周波
ウェルダー性を評価した。結果を表4に示す。
【0054】[比較例1〜2]実施例1〜2において、
(B)層としてEVAのフィルムの代わりにLDPE
フィルムを用いた以外は実施例1〜2と同様にして高周
波シールし、高周波ウェルダー性を評価した。結果を表
5に示す。
【0055】[比較例3〜4]実施例にて使用したE・
VA・CO共重合体のプレスシートを使用せず、LDP
EまたはEVAのフィルムのみを使用して、実施例1
と同様に高周波シールを行い、フィルムの高周波ウェル
ダーシール性を調べた。結果を表5に示す。
【0056】[実施例3〜4]E・VA・CO共重合体
とEVAとを、多層インフレーションフィルム成形機
を用いて、2層フィルムを成形した。成形した2層フィ
ルムのEVAフィルム層を内側にしてEVAフィルム同
士を接触させて、高周波ウェルダーシールを行った。結
果を表6に示す。
【0057】[比較例5〜6]実施例3〜4において、
(B)層としてEVAフィルムの代わりにLDPEフィ
ルムを用いて、2層フィルムを成形した。成形した2層
フィルムのLDPEフィルム層を内側にしてLDPE同
士を接触させて、高周波ウェルダーシールを行った。結
果を表6に示す。(B)層にLDPEを用いたため、比
較例5〜6の試料では、高周波シールができず、E・V
A・CO共重合体とLDPEフィルムとの間で層間剥離
を起こした。
【0058】
【表4】
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】[実施例5〜8]3層インフレーションフ
ィルム成形機を使用して、内層(A層)にE・VA・C
O共重合体、接着層(C層)にEVA(混合EVA)
フィルムを、また外層(D層)にLDPEからなる3層
構成のフィルムを成形した。成形した3層フィルムのL
DPE層を内側にしてLDPE同士を接触させて、高周
波ウェルダーシールを行った。結果を表7に示す。E・
VA・CO共重合体(A)層と、EVA層(C)層を設
けたことにより、(D)層に本来高周波加熱シールが困
難とされていたポリオレフィン系重合体を用いても、高
周波加熱シールができた。
【0062】[実施例9〜10]実施例7〜8におい
て、(D)層として、LDPEの代わりにEVAのフ
ィルムを用い、実施例7〜8と同様にしてEVAフィル
ム層同士を接触させて、高周波ウェルダーシールを行っ
た。結果を表7に示す。
【0063】[比較例7〜12]実施例5〜10におい
て、(C)層として、EVAの代わりにEEA/PE
組成物のフィルムを用いて実施例5〜10と同様にして
(D)層のLDPEまたはEVA単体フィルム同士を接
触させて、高周波ウェルダーシールを行った。結果を表
8に示す。(C)層に用いたEEA/PEは、エチレン
・極性ビニルモノマー共重合体と炭化水素系重合体との
混合物であるが、混合物中のアクリル酸エチル含量の少
ないものであるため、(D)層のLDPEまたはEVA
フィルム同士の高周波シールはできなかった。
【0064】
【表7】
【0065】
【表8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン・一酸化炭素共重合体層(A)
    及びエチレン・極性ビニルモノマー共重合体又はエチレ
    ン・極性ビニルモノマー共重合体と炭化水素系重合体の
    組成物からなり、極性ビニルモノマー成分が5重量%以
    上からなる層(B)を有する積層体からなり、(B)層
    がヒートシール層である高周波シール用積層体。
  2. 【請求項2】 エチレン・一酸化炭素共重合体層
    (A)、エチレン・極性ビニルモノマー共重合体又はエ
    チレン・極性ビニルモノマー共重合体と炭化水素系重合
    体の組成物からなり、極性ビニルモノマー成分が7重量
    %以上の層(C)及びエチレン・極性ビニルモノマー共
    重合体、炭化水素系重合体又はそれらの組成物のいずれ
    かからなる層(D)を有する積層体からなり、(D)層
    がヒートシール層である高周波シール用積層体。
  3. 【請求項3】 エチレン・一酸化炭素共重合体が、エチ
    レン・一酸化炭素・極性ビニルモノマー共重合体である
    請求項1又は2に記載の高周波シール用積層体。
  4. 【請求項4】 (B)、(C)、(D)のエチレン・極
    性ビニルモノマー共重合体の極性ビニルモノマーが、不
    飽和カルボン酸、その無水物、その塩又は不飽和エステ
    ルから選ばれたものである請求項1〜3のいずれかに記
    載の高周波シール用積層体。
  5. 【請求項5】 炭化水素系重合体が、ポリオレフィン及
    びスチレン系重合体から選ばれるものである請求項1〜
    4のいずれかに記載の高周波シール用積層体。
JP20138697A 1997-07-28 1997-07-28 シール材料 Expired - Fee Related JP4008070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20138697A JP4008070B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 シール材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20138697A JP4008070B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 シール材料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1142745A true JPH1142745A (ja) 1999-02-16
JP4008070B2 JP4008070B2 (ja) 2007-11-14

Family

ID=16440233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20138697A Expired - Fee Related JP4008070B2 (ja) 1997-07-28 1997-07-28 シール材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4008070B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003027043A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 高周波融着性に優れたシール材料
JP2004249714A (ja) * 2003-01-31 2004-09-09 Achilles Corp オレフィン系樹脂多層シートまたはフィルム
JP2005248016A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Nippon Polyethylene Kk エチレン系重合体組成物、それからなるフィルムおよびシート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003027043A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd 高周波融着性に優れたシール材料
JP2004249714A (ja) * 2003-01-31 2004-09-09 Achilles Corp オレフィン系樹脂多層シートまたはフィルム
JP2005248016A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Nippon Polyethylene Kk エチレン系重合体組成物、それからなるフィルムおよびシート

Also Published As

Publication number Publication date
JP4008070B2 (ja) 2007-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4198327A (en) Grafted polyolefin composition having improved adhesiveness
CA1136322A (en) Adhesive blends
JP3681488B2 (ja) エチレン共重合体組成物及びそれを用いた易開封性シール材料
US6855432B1 (en) Low activation temperature adhesive composition with high peel strength and cohesive failure
WO2001018141A1 (en) Low activation temperature adhesive composition with high peel strength and cohesive failure
JP2003526697A (ja) グラフトポリエチレンおよび非グラフトポリエチレンのブレンドならびにスチレン含有ゴムをベースとする接着剤組成物
JPH0126870B2 (ja)
JP2004263171A (ja) 金属化多層フィルム
US5024888A (en) Modified polybutylene-base hot melt compositions
JPH08193148A (ja) 接着性樹脂組成物ならびにその積層体およびその製造方法
JP6473009B2 (ja) 積層フィルム、包装材料及び包装容器
US5574108A (en) Extrudable adhesive compositions and methods relating thereto
JP6262071B2 (ja) ヒートシール性フィルム及び積層体
JPS5814742A (ja) 積層体
JP6471017B2 (ja) 接着性樹脂組成物、積層フィルム、包装材料及び包装容器
JP4008070B2 (ja) シール材料
JP2017056722A (ja) 積層体及びそれよりなる蓋材
JPS6031669B2 (ja) 多層積層構造物
JP3251714B2 (ja) ガスバリヤー性積層体及びその製造方法
JP2503260B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびそれを用いた積層物
US4977206A (en) Modified polybutylene-based hot melt compositions
JP4438108B2 (ja) エチレン重合体組成物及びそれを用いた易開封性シール材料
JP3719804B2 (ja) 接着性ポリエチレン組成物およびその組成物を用いた多層積層フィルム
JPH0463114B2 (ja)
JP3941897B2 (ja) シール材料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040603

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060302

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070828

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070829

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees