JPH1143505A - 共重合体の製造方法 - Google Patents
共重合体の製造方法Info
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- JPH1143505A JPH1143505A JP21717897A JP21717897A JPH1143505A JP H1143505 A JPH1143505 A JP H1143505A JP 21717897 A JP21717897 A JP 21717897A JP 21717897 A JP21717897 A JP 21717897A JP H1143505 A JPH1143505 A JP H1143505A
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- represent
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スルホン酸(またはその塩)基含有ビニル系
モノマー、片末端エーテル化ポリアルキレンオキシド鎖
含有ビニル系モノマーおよび他のビニル系モノマーを共
重合するに際し、有機溶媒を必要とすることなく、煩雑
な重合操作を要することなく、全モノマーについて高い
導入率で共重合でき、しかも重合後においても煩雑な処
理操作を要しない、熱着色性の低い共重合体の工業的に
有利な製造方法を提供する。 【解決手段】 重合開始剤として、下記一般式(2)、
(3)または(4)で示される化合物の塩を使用する。 【化1】 【化2】 【化3】 (各式中、R5およびR6;R7およびR8;R9およびR
10;R11およびR12;R1 7およびR18;ならびにR19お
よびR20は、それぞれ(シクロ)アルキル基を示すか、
または両者が一緒になって2価の脂肪族基を示す。
R13、R14、R15およびR16はそれぞれ水素原子、(シ
クロ)アルキル基、アリル基、フェニル基等を示す。X
1およびX2はそれぞれ低級アルキレン基等を示す。)
モノマー、片末端エーテル化ポリアルキレンオキシド鎖
含有ビニル系モノマーおよび他のビニル系モノマーを共
重合するに際し、有機溶媒を必要とすることなく、煩雑
な重合操作を要することなく、全モノマーについて高い
導入率で共重合でき、しかも重合後においても煩雑な処
理操作を要しない、熱着色性の低い共重合体の工業的に
有利な製造方法を提供する。 【解決手段】 重合開始剤として、下記一般式(2)、
(3)または(4)で示される化合物の塩を使用する。 【化1】 【化2】 【化3】 (各式中、R5およびR6;R7およびR8;R9およびR
10;R11およびR12;R1 7およびR18;ならびにR19お
よびR20は、それぞれ(シクロ)アルキル基を示すか、
または両者が一緒になって2価の脂肪族基を示す。
R13、R14、R15およびR16はそれぞれ水素原子、(シ
クロ)アルキル基、アリル基、フェニル基等を示す。X
1およびX2はそれぞれ低級アルキレン基等を示す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共重合体の製造方
法に関する。本発明の製造方法により、スルホン酸基お
よびエチレン性不飽和結合を有する化合物またはその
塩、分子鎖の一方の末端が炭化水素基によって停止され
ているポリアルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽
和結合を有する特定の化合物、ならびにこれら以外のエ
チレン性不飽和結合を有する化合物を重合して得られる
共重合体は、そのままで成形用の帯電防止性樹脂として
使用でき、また、帯電防止剤、表面改質剤等の樹脂用改
質剤としても使用することができる。
法に関する。本発明の製造方法により、スルホン酸基お
よびエチレン性不飽和結合を有する化合物またはその
塩、分子鎖の一方の末端が炭化水素基によって停止され
ているポリアルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽
和結合を有する特定の化合物、ならびにこれら以外のエ
チレン性不飽和結合を有する化合物を重合して得られる
共重合体は、そのままで成形用の帯電防止性樹脂として
使用でき、また、帯電防止剤、表面改質剤等の樹脂用改
質剤としても使用することができる。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、スルホン酸基およびエチ
レン性不飽和結合を有する化合物またはその塩、分子鎖
の一方の末端が炭化水素基によって停止されているポリ
アルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽和結合を有
する特定の化合物、ならびにこれら以外のエチレン性不
飽和結合を有する化合物の共重合体が、長期にわたり良
好な帯電防止性能を保持することができ、また熱安定性
にも優れていることから、そのままで成形用帯電防止性
樹脂として使用でき、また、帯電防止剤、表面改質剤等
の樹脂用改質剤としても使用することができることを見
出し、先に特許出願を行った(特願平8−106241
号)。上記のような親水性ビニル系モノマーおよび親油
性ビニル系モノマーの共重合は、使用したすべての種類
のモノマーについて共重合体への導入率を高めるため
に、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドなどの有機溶媒と水との混合溶媒中で行うのが
望ましい。また、この種の共重合をアルキレンカーボネ
ートと水との混合溶媒中で行うことも提案されている
(特開昭60−51703号公報)。
レン性不飽和結合を有する化合物またはその塩、分子鎖
の一方の末端が炭化水素基によって停止されているポリ
アルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽和結合を有
する特定の化合物、ならびにこれら以外のエチレン性不
飽和結合を有する化合物の共重合体が、長期にわたり良
好な帯電防止性能を保持することができ、また熱安定性
にも優れていることから、そのままで成形用帯電防止性
樹脂として使用でき、また、帯電防止剤、表面改質剤等
の樹脂用改質剤としても使用することができることを見
出し、先に特許出願を行った(特願平8−106241
号)。上記のような親水性ビニル系モノマーおよび親油
性ビニル系モノマーの共重合は、使用したすべての種類
のモノマーについて共重合体への導入率を高めるため
に、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドなどの有機溶媒と水との混合溶媒中で行うのが
望ましい。また、この種の共重合をアルキレンカーボネ
ートと水との混合溶媒中で行うことも提案されている
(特開昭60−51703号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
有機溶媒と水との混合溶媒中で共重合する方法は、使用
されるジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの有機溶媒について毒性や引火性が高い
こと、重合後の有機溶媒の回収が煩雑であったり、困難
である場合が多いこと、などの点において、工業的に採
用するには不向きな面がある。また、上記のアルキレン
カーボネートと水との混合溶媒中で共重合する方法で
は、その重合溶媒の特殊性のため重合操作が煩雑となっ
たり、得られた共重合体を大量のアセトンや塩酸などの
沈殿剤で析出させて回収するため後処理操作が煩雑とな
ったり、さらに場合によっては共重合体の安定性を損ね
てしまうという問題がある。
有機溶媒と水との混合溶媒中で共重合する方法は、使用
されるジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの有機溶媒について毒性や引火性が高い
こと、重合後の有機溶媒の回収が煩雑であったり、困難
である場合が多いこと、などの点において、工業的に採
用するには不向きな面がある。また、上記のアルキレン
カーボネートと水との混合溶媒中で共重合する方法で
は、その重合溶媒の特殊性のため重合操作が煩雑となっ
たり、得られた共重合体を大量のアセトンや塩酸などの
沈殿剤で析出させて回収するため後処理操作が煩雑とな
ったり、さらに場合によっては共重合体の安定性を損ね
てしまうという問題がある。
【0004】本発明者等は、スルホン酸基およびエチレ
ン性不飽和結合を有する化合物またはその塩、分子鎖の
一方の末端が炭化水素基によって停止されているポリア
ルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽和結合を有す
る特定の化合物、ならびにこれら以外のエチレン性不飽
和結合を有する化合物の共重合について、各種のラジカ
ル重合開始剤を試用した結果、ある種の開始剤では、特
殊な有機溶媒を使用しない水溶媒中で重合反応を行って
も各モノマーの重合率を高めることができるが、得られ
た共重合体は該開始剤の混入のためか、熱的に着色し易
く、成形用材料、樹脂用改質材として使用するうえで問
題となることが判明した。
ン性不飽和結合を有する化合物またはその塩、分子鎖の
一方の末端が炭化水素基によって停止されているポリア
ルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽和結合を有す
る特定の化合物、ならびにこれら以外のエチレン性不飽
和結合を有する化合物の共重合について、各種のラジカ
ル重合開始剤を試用した結果、ある種の開始剤では、特
殊な有機溶媒を使用しない水溶媒中で重合反応を行って
も各モノマーの重合率を高めることができるが、得られ
た共重合体は該開始剤の混入のためか、熱的に着色し易
く、成形用材料、樹脂用改質材として使用するうえで問
題となることが判明した。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するためになされたもので、スルホン酸基および
エチレン性不飽和結合を有する化合物またはその塩、分
子鎖の一方の末端が炭化水素基によって停止されている
ポリアルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽和結合
を有する特定の化合物、ならびにこれら以外のエチレン
性不飽和結合を有する化合物を共重合するに際し、特殊
な有機溶媒を使用することなく、かつ煩雑な操作を要す
ることなく、全モノマーについて高い導入率で共重合で
き、重合後においても煩雑な操作を要しない、共重合体
の工業的に有利な製造方法であって、しかも熱着色性が
低い共重合体を得ることのできる方法を提供することを
目的とする。
を解決するためになされたもので、スルホン酸基および
エチレン性不飽和結合を有する化合物またはその塩、分
子鎖の一方の末端が炭化水素基によって停止されている
ポリアルキレンオキシド鎖およびエチレン性不飽和結合
を有する特定の化合物、ならびにこれら以外のエチレン
性不飽和結合を有する化合物を共重合するに際し、特殊
な有機溶媒を使用することなく、かつ煩雑な操作を要す
ることなく、全モノマーについて高い導入率で共重合で
き、重合後においても煩雑な操作を要しない、共重合体
の工業的に有利な製造方法であって、しかも熱着色性が
低い共重合体を得ることのできる方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、親水性ビニル系
モノマーと親油性ビニル系モノマーの両方を含む上記の
モノマー群の共重合において、ラジカル重合開始剤とし
て特定の水溶性アゾ系化合物を用いることによって、水
中で共重合を行った場合でも共重合体中に親水性ビニル
系モノマーと親油性ビニル系モノマーの両方を確実に導
入でき、重合操作およびその後の共重合体の回収操作が
容易となり、しかも得られた共重合体の熱着色性が低い
ことを見出し、さらに検討を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。
題を解決するために鋭意検討した結果、親水性ビニル系
モノマーと親油性ビニル系モノマーの両方を含む上記の
モノマー群の共重合において、ラジカル重合開始剤とし
て特定の水溶性アゾ系化合物を用いることによって、水
中で共重合を行った場合でも共重合体中に親水性ビニル
系モノマーと親油性ビニル系モノマーの両方を確実に導
入でき、重合操作およびその後の共重合体の回収操作が
容易となり、しかも得られた共重合体の熱着色性が低い
ことを見出し、さらに検討を重ねた結果、本発明を完成
するに至った。
【0007】すなわち、本発明によれば、スルホン酸基
およびエチレン性不飽和結合を有する化合物またはその
塩(A)、一般式(1)
およびエチレン性不飽和結合を有する化合物またはその
塩(A)、一般式(1)
【0008】
【化5】
【0009】(式中、R1は水素原子またはメチル基を
示し、R2は水酸基を有してもよい2価の炭化水素基を
示し、R3は炭素数2〜4の2価の飽和脂肪族炭化水素
基を示し、R4は炭素数1〜30の1価の炭化水素基を
示し、nは平均値において3〜200の数を示す。)
示し、R2は水酸基を有してもよい2価の炭化水素基を
示し、R3は炭素数2〜4の2価の飽和脂肪族炭化水素
基を示し、R4は炭素数1〜30の1価の炭化水素基を
示し、nは平均値において3〜200の数を示す。)
【0010】で示される化合物(B)、ならびにエチレ
ン性不飽和結合を有し、かつ(A)および(B)とは相
違する化合物(C)を、一般式(2)
ン性不飽和結合を有し、かつ(A)および(B)とは相
違する化合物(C)を、一般式(2)
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R5およびR6はそれぞれアルキル
基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒にな
って2価の脂肪族基を示し、R7およびR8はそれぞれア
ルキル基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一
緒になって2価の脂肪族基を示し、X1およびX2はそれ
ぞれ置換基を有していてもよい低級アルキレン基を示
す)
基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒にな
って2価の脂肪族基を示し、R7およびR8はそれぞれア
ルキル基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一
緒になって2価の脂肪族基を示し、X1およびX2はそれ
ぞれ置換基を有していてもよい低級アルキレン基を示
す)
【0013】、一般式(3)
【0014】
【化7】
【0015】(式中、R9およびR10それぞれアルキル
基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒にな
って2価の脂肪族基を示し、R11およびR12はそれぞれ
アルキル基もしくはシクロアルキル基を示すか、または
一緒になって2価の脂肪族基を示し、R13、R14、R15
およびR16はそれぞれ水素原子、置換基を有していても
よいアルキル基、置換基を有していてもよいシクロアル
キル基、置換基を有していてもよいアリル基または置換
基を有していてもよいフェニル基を示す。)
基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒にな
って2価の脂肪族基を示し、R11およびR12はそれぞれ
アルキル基もしくはシクロアルキル基を示すか、または
一緒になって2価の脂肪族基を示し、R13、R14、R15
およびR16はそれぞれ水素原子、置換基を有していても
よいアルキル基、置換基を有していてもよいシクロアル
キル基、置換基を有していてもよいアリル基または置換
基を有していてもよいフェニル基を示す。)
【0016】または一般式(4)
【0017】
【化8】
【0018】(式中、R17およびR18はそれぞれアルキ
ル基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒に
なって2価の脂肪族基を示し、R19およびR20はそれぞ
れアルキル基もしくはシクロアルキル基を示すか、また
は一緒になって2価の脂肪族基を示す)
ル基もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒に
なって2価の脂肪族基を示し、R19およびR20はそれぞ
れアルキル基もしくはシクロアルキル基を示すか、また
は一緒になって2価の脂肪族基を示す)
【0019】で示される化合物の塩からなる重合開始剤
を用い、水系溶媒中で共重合させることを特徴とする共
重合体の製造方法が提供される。
を用い、水系溶媒中で共重合させることを特徴とする共
重合体の製造方法が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】本発明においては、化合物またはその塩
(A)として、下記一般式(5)
(A)として、下記一般式(5)
【0022】
【化9】
【0023】(式中、R21は水素原子またはメチル基を
示し、R22は2価の炭化水素基を示し、Mはm価のカチ
オンを示し、mはカチオンMのイオン価数を示す。)
示し、R22は2価の炭化水素基を示し、Mはm価のカチ
オンを示し、mはカチオンMのイオン価数を示す。)
【0024】で示されるスルホン酸塩の形態の化合物を
使用するのが好ましい。上記の一般式(5)で示される
化合物の好ましい具体例としては、アリルスルホン酸、
メタリルスルホン酸、p−スチレンスルホン酸、p−ビ
ニルベンジルスルホン酸等のスルホン酸の、ナトリウ
ム、カリウム等に代表されるアルカリ金属との塩または
第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム等に代表され
る有機カチオン化合物との塩が挙げられる。
使用するのが好ましい。上記の一般式(5)で示される
化合物の好ましい具体例としては、アリルスルホン酸、
メタリルスルホン酸、p−スチレンスルホン酸、p−ビ
ニルベンジルスルホン酸等のスルホン酸の、ナトリウ
ム、カリウム等に代表されるアルカリ金属との塩または
第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム等に代表され
る有機カチオン化合物との塩が挙げられる。
【0025】本発明で使用する化合物(B)は、上記一
般式(1)から明らかなように、下記一般式(6)
般式(1)から明らかなように、下記一般式(6)
【0026】
【化10】
【0027】(式中、R1 およびR2は前記定義のとお
りである。)
りである。)
【0028】で示される重合性二重結合含有セグメント
(a)と下記一般式(7)
(a)と下記一般式(7)
【0029】
【化11】
【0030】(式中、R3およびnは前記定義のとおり
である。)
である。)
【0031】で示されるポリアルキレンオキシドセグメ
ント(b)と下記一般式(8)
ント(b)と下記一般式(8)
【0032】
【化12】
【0033】(式中、R4は前記定義のとおりであ
る。)
る。)
【0034】で示される炭化水素基セグメント(c)の
3つのセグメントから構成される。
3つのセグメントから構成される。
【0035】重合性二重結合含有セグメントを示す上記
式(6)中のR2は水酸基を有してもよい2価の炭化水
素基であるが、炭素数1〜4の2価の炭化水素基である
ことが好ましい。上記のポリアルキレンオキシドセグメ
ント(b)としては、ポリエチレングリコール鎖、ポリ
プロピレングリコール鎖などが挙げられるが、好ましく
はポリエチレングリコール鎖である。ここで、ポリアル
キレンオキシド単位の繰り返し数を示すnは平均値にお
いて3〜200である。なお、セグメント(b)中に含
まれるn個のR3は、炭素数2〜4の2価の飽和脂肪族
炭化水素基である限りにおいては、全てが同一の炭化水
素基であっても、また、2種以上の炭化水素基であって
もよい。上記の炭化水素基セグメント(c)は、炭素数
1から30の炭化水素基であり、直鎖または分岐状のア
ルキル基や、脂肪族基を有する芳香族基等が包含され
る。その好ましい例としては、メチル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ステアリル基、ノニルフェニル基等が
挙げられる。
式(6)中のR2は水酸基を有してもよい2価の炭化水
素基であるが、炭素数1〜4の2価の炭化水素基である
ことが好ましい。上記のポリアルキレンオキシドセグメ
ント(b)としては、ポリエチレングリコール鎖、ポリ
プロピレングリコール鎖などが挙げられるが、好ましく
はポリエチレングリコール鎖である。ここで、ポリアル
キレンオキシド単位の繰り返し数を示すnは平均値にお
いて3〜200である。なお、セグメント(b)中に含
まれるn個のR3は、炭素数2〜4の2価の飽和脂肪族
炭化水素基である限りにおいては、全てが同一の炭化水
素基であっても、また、2種以上の炭化水素基であって
もよい。上記の炭化水素基セグメント(c)は、炭素数
1から30の炭化水素基であり、直鎖または分岐状のア
ルキル基や、脂肪族基を有する芳香族基等が包含され
る。その好ましい例としては、メチル基、ドデシル基、
テトラデシル基、ステアリル基、ノニルフェニル基等が
挙げられる。
【0036】上記の化合物(B)は、例えば、ポリオキ
シアルキレンモノエーテルとアクリル酸クロライドまた
はメタクリル酸クロライドとの反応により製造すること
ができる。
シアルキレンモノエーテルとアクリル酸クロライドまた
はメタクリル酸クロライドとの反応により製造すること
ができる。
【0037】本発明で使用する上記の化合物(C)とし
ては、必ずしも限られるものではないが、例えば、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステア
リル等に代表されるアクリル酸誘導体;メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステア
リル等に代表されるメタクリル酸誘導体;酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル等のビニルエステル化合物;スチレ
ン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物等を挙
げることができ、これらは単独でもしくは2種類以上で
使用することができる。
ては、必ずしも限られるものではないが、例えば、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステア
リル等に代表されるアクリル酸誘導体;メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステア
リル等に代表されるメタクリル酸誘導体;酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル等のビニルエステル化合物;スチレ
ン、α−メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物等を挙
げることができ、これらは単独でもしくは2種類以上で
使用することができる。
【0038】本発明では、重合開始剤として特定の水溶
性アゾ系ラジカル重合開始剤を使用する。該水溶性アゾ
系ラジカル重合開始剤としては、上記一般式(2)で示
される環状アゾアミジン、上記一般式(3)で示される
アゾアミジン、および/または上記一般式(4)で示さ
れるアゾアミドオキシムが塩の形態で使用される。
性アゾ系ラジカル重合開始剤を使用する。該水溶性アゾ
系ラジカル重合開始剤としては、上記一般式(2)で示
される環状アゾアミジン、上記一般式(3)で示される
アゾアミジン、および/または上記一般式(4)で示さ
れるアゾアミドオキシムが塩の形態で使用される。
【0039】上記の環状アゾアミジンの塩としては、具
体的には、2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリ
ン−2−イル)プロパン〕ジヒドロクロライド、2,
2’−アゾビス〔2−(3,4,5,6−テトラヒドロ
ピリミジン−2−イル)プロパン〕ジヒドロクロライ
ド、2,2’−アゾビス〔2−(4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−1,3−ジアゼピン−2−イル)プロ
パン〕ジヒドロクロライドなどが挙げられる。上記のア
ゾアミジンの塩としては、具体的には、2,2’−アゾ
ビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロラ
イド、2,2’−アゾビス(2−メチル−N−フェニル
プロピオンアミジン)ジヒドロクロライド、2,2’−
アゾビス〔2−メチル−N−(フェニルメチル)プロピ
オンアミジン〕ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビ
ス〔N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチルプロピ
オンアミジン〕ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビ
ス〔N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロ
ピオンアミジン〕ジヒドロクロライド、2,2’−アゾ
ビス〔N−(4−クロロフェニル)−2−メチルプロピ
オンアミジン〕ジヒドロクロライドなどが挙げられる。
上記のアゾアミドオキシムの塩としては、具体的には、
2,2’−アゾビス(2−メチルブタンアミドオキシ
ム)ジヒドロクロライドなどが挙げられる。
体的には、2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリ
ン−2−イル)プロパン〕ジヒドロクロライド、2,
2’−アゾビス〔2−(3,4,5,6−テトラヒドロ
ピリミジン−2−イル)プロパン〕ジヒドロクロライ
ド、2,2’−アゾビス〔2−(4,5,6,7−テト
ラヒドロ−1H−1,3−ジアゼピン−2−イル)プロ
パン〕ジヒドロクロライドなどが挙げられる。上記のア
ゾアミジンの塩としては、具体的には、2,2’−アゾ
ビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒドロクロラ
イド、2,2’−アゾビス(2−メチル−N−フェニル
プロピオンアミジン)ジヒドロクロライド、2,2’−
アゾビス〔2−メチル−N−(フェニルメチル)プロピ
オンアミジン〕ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビ
ス〔N−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチルプロピ
オンアミジン〕ジヒドロクロライド、2,2’−アゾビ
ス〔N−(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロ
ピオンアミジン〕ジヒドロクロライド、2,2’−アゾ
ビス〔N−(4−クロロフェニル)−2−メチルプロピ
オンアミジン〕ジヒドロクロライドなどが挙げられる。
上記のアゾアミドオキシムの塩としては、具体的には、
2,2’−アゾビス(2−メチルブタンアミドオキシ
ム)ジヒドロクロライドなどが挙げられる。
【0040】重合開始剤としては、一般式(2)で示さ
れる環状アゾアミジンの塩、上記一般式(3)で示され
るアゾアミジンの塩および上記一般式(4)で示される
アゾアミドオキシムの塩からなる群から選ばれる一種ま
たは二種以上の塩を使用することができる。なお、これ
らの塩は水和物の形態のものを使用してもよい。
れる環状アゾアミジンの塩、上記一般式(3)で示され
るアゾアミジンの塩および上記一般式(4)で示される
アゾアミドオキシムの塩からなる群から選ばれる一種ま
たは二種以上の塩を使用することができる。なお、これ
らの塩は水和物の形態のものを使用してもよい。
【0041】なお、上記の環状アゾアミジンの塩または
アゾアミジンの塩は、必ずしも限られるものではない
が、例えば特開昭63−301852号公報記載の方法
等により製造することができる。また、上記のアゾアミ
ドオキシムの塩は、必ずしも限られるものではないが、
例えば、小竹無二雄監修「大有機化学第4巻 脂肪族化
合物III」(朝倉書店1958年発行)第303頁に記
載された方法に準じて製造することができる。
アゾアミジンの塩は、必ずしも限られるものではない
が、例えば特開昭63−301852号公報記載の方法
等により製造することができる。また、上記のアゾアミ
ドオキシムの塩は、必ずしも限られるものではないが、
例えば、小竹無二雄監修「大有機化学第4巻 脂肪族化
合物III」(朝倉書店1958年発行)第303頁に記
載された方法に準じて製造することができる。
【0042】本発明に従う共重合反応は、水系溶媒中に
上記のモノマー(化合物またはその塩(A)、化合物
(B)および化合物(C))の一部または全部を溶解ま
たは乳化・分散させた後、上記の水溶性アゾ系ラジカル
重合開始剤(一般式(2)、(3)または(4)で示さ
れる化合物の塩)を添加することによって開始される。
上記のモノマー(化合物またはその塩(A)、化合物
(B)および化合物(C))の一部または全部を溶解ま
たは乳化・分散させた後、上記の水溶性アゾ系ラジカル
重合開始剤(一般式(2)、(3)または(4)で示さ
れる化合物の塩)を添加することによって開始される。
【0043】上記の化合物またはその塩(A)、化合物
(B)および化合物(C)の使用量は、必ずしも限られ
るものではないが、長期にわたって優れた帯電防止性能
を発揮し得る共重合体を得る目的においては、(A)、
(B)および(C)の合計量(モノマーの全量)を基準
として、(A)および(B)がそれぞれ5〜30重量%
および10〜70重量%を占め、かつ(A)と(B)の
合計量が20〜90重量%を占めるような割合とするこ
とが好ましい。また、一般式(2)、(3)または
(4)で示される化合物の塩は、通常、前記モノマーの
合計量に対して約0.001〜1重量%の量で使用する
のが好ましい。
(B)および化合物(C)の使用量は、必ずしも限られ
るものではないが、長期にわたって優れた帯電防止性能
を発揮し得る共重合体を得る目的においては、(A)、
(B)および(C)の合計量(モノマーの全量)を基準
として、(A)および(B)がそれぞれ5〜30重量%
および10〜70重量%を占め、かつ(A)と(B)の
合計量が20〜90重量%を占めるような割合とするこ
とが好ましい。また、一般式(2)、(3)または
(4)で示される化合物の塩は、通常、前記モノマーの
合計量に対して約0.001〜1重量%の量で使用する
のが好ましい。
【0044】本発明において重合系を構成する水系溶媒
は、水を主体とする溶媒であり、水を単独で使用するの
が好ましく、蒸留水またはイオン交換水を使用するのが
特に好ましい。ただし、重合およびその後の処理操作に
悪影響を与えない程度の少量であれば、テトラヒドロフ
ラン、メタノール、エタノール等の有機溶媒を混合して
も差し支えない。水系溶媒の使用量については、モノマ
ーおよび重合開始剤が溶解または乳化・分散し、重合中
の撹拌に支障とならない程度の粘度となるような量であ
れば特に制限されないが、通常は、モノマーの合計重量
に対して約2〜10倍の範囲内の重量であることが好ま
しい。
は、水を主体とする溶媒であり、水を単独で使用するの
が好ましく、蒸留水またはイオン交換水を使用するのが
特に好ましい。ただし、重合およびその後の処理操作に
悪影響を与えない程度の少量であれば、テトラヒドロフ
ラン、メタノール、エタノール等の有機溶媒を混合して
も差し支えない。水系溶媒の使用量については、モノマ
ーおよび重合開始剤が溶解または乳化・分散し、重合中
の撹拌に支障とならない程度の粘度となるような量であ
れば特に制限されないが、通常は、モノマーの合計重量
に対して約2〜10倍の範囲内の重量であることが好ま
しい。
【0045】重合系にはできるだけ分子状の酸素を混入
させないことが望ましいので、使用する各モノマーおよ
び水系溶媒は、重合開始前に、窒素等の不活性ガスの吹
き込み処理等により酸素除去処理を行っておくことが好
ましく、また重合反応は不活性ガスの雰囲気下で行うこ
とが好ましい。
させないことが望ましいので、使用する各モノマーおよ
び水系溶媒は、重合開始前に、窒素等の不活性ガスの吹
き込み処理等により酸素除去処理を行っておくことが好
ましく、また重合反応は不活性ガスの雰囲気下で行うこ
とが好ましい。
【0046】重合の際の温度としては、使用する重合開
始剤に適した温度を適宜採用すればよいが、一般的には
10〜100℃の範囲内である。また、重合の際にアル
キルチオール等の連鎖移動剤を用いることもできる。な
お、重合中、反応混合液を十分な撹拌下に置くことが好
ましい。得られる共重合体の平均分子量は、連鎖移動剤
の添加量など重合条件の設定により任意に制御できる。
重合時間は、必ずしも限られるものではないが、通常、
約0.5〜15時間の範囲内で重合を終了することがで
きる。
始剤に適した温度を適宜採用すればよいが、一般的には
10〜100℃の範囲内である。また、重合の際にアル
キルチオール等の連鎖移動剤を用いることもできる。な
お、重合中、反応混合液を十分な撹拌下に置くことが好
ましい。得られる共重合体の平均分子量は、連鎖移動剤
の添加量など重合条件の設定により任意に制御できる。
重合時間は、必ずしも限られるものではないが、通常、
約0.5〜15時間の範囲内で重合を終了することがで
きる。
【0047】重合終了後、スプレードライ法、溶液の加
熱による溶媒や未反応モノマーの除去等の処理により、
重合系から共重合体を分離、取得することができる。
熱による溶媒や未反応モノマーの除去等の処理により、
重合系から共重合体を分離、取得することができる。
【0048】本発明の方法によれば、上記モノマー
(A)、(B)および(C)のいずれについても、反応
系に供給したものを効率的に共重合させることができる
ので、本発明の方法により得られる共重合体は、モノマ
ー間での相対量において使用割合に近い共重合割合を有
し、しかも熱着色性が低いことから、成形用帯電防止性
樹脂;帯電防止剤、表面改質剤等の樹脂用改質剤などし
て使用することができる。
(A)、(B)および(C)のいずれについても、反応
系に供給したものを効率的に共重合させることができる
ので、本発明の方法により得られる共重合体は、モノマ
ー間での相対量において使用割合に近い共重合割合を有
し、しかも熱着色性が低いことから、成形用帯電防止性
樹脂;帯電防止剤、表面改質剤等の樹脂用改質剤などし
て使用することができる。
【0049】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらにより限定されるもので
はない。
に説明するが、本発明はこれらにより限定されるもので
はない。
【0050】実施例1 攪拌機および還流冷却器の付いたガラス製反応容器の内
部を窒素置換し、その中に、蒸留水8000gを仕込ん
だ。次いで、水酸化ナトリウム水溶液で処理した後に水
洗、蒸留したメタクリル酸メチル200g、水酸化ナト
リウム水溶液で処理した後に水洗、減圧蒸留したメタク
リル酸2−エチルヘキシル200g、p−スチレンスル
ホン酸ナトリウム(東ソー(株)製スピノマーNaS
S)100g、およびアクリル酸ポリエチレングリコー
ルマクロモノマー(一般式(1)においてR1が水素原
子、R2およびR3がそれぞれエチレン基、R4がドデシ
ル基、nの平均値が29である化合物)500gを仕込
み、攪拌しながら窒素ガス吹き込み処理をした。その
後、2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2
−イル)プロパン〕ジヒドロクロライド(和光純薬工業
(株)製VA−044)10gを仕込んで、55℃で5
時間、さらに95℃で2時間重合を行った。得られた反
応混合液を80℃の熱風乾燥機で乾燥した後、60℃で
減圧乾燥することによって共重合体(1)を得た。使用
したモノマー全体についてのモル基準での重合率を、核
磁気共鳴スペクトルに基づくエチレン性不飽和結合部分
の定量分析により算出した。なお、この定量分析は、共
重合体の試料をd6−ジメチルスルホキシドに溶解し、
日本電子製JNM−LA400により水素原子核の核磁
気共鳴スペクトルを測定することによって行った。
部を窒素置換し、その中に、蒸留水8000gを仕込ん
だ。次いで、水酸化ナトリウム水溶液で処理した後に水
洗、蒸留したメタクリル酸メチル200g、水酸化ナト
リウム水溶液で処理した後に水洗、減圧蒸留したメタク
リル酸2−エチルヘキシル200g、p−スチレンスル
ホン酸ナトリウム(東ソー(株)製スピノマーNaS
S)100g、およびアクリル酸ポリエチレングリコー
ルマクロモノマー(一般式(1)においてR1が水素原
子、R2およびR3がそれぞれエチレン基、R4がドデシ
ル基、nの平均値が29である化合物)500gを仕込
み、攪拌しながら窒素ガス吹き込み処理をした。その
後、2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2
−イル)プロパン〕ジヒドロクロライド(和光純薬工業
(株)製VA−044)10gを仕込んで、55℃で5
時間、さらに95℃で2時間重合を行った。得られた反
応混合液を80℃の熱風乾燥機で乾燥した後、60℃で
減圧乾燥することによって共重合体(1)を得た。使用
したモノマー全体についてのモル基準での重合率を、核
磁気共鳴スペクトルに基づくエチレン性不飽和結合部分
の定量分析により算出した。なお、この定量分析は、共
重合体の試料をd6−ジメチルスルホキシドに溶解し、
日本電子製JNM−LA400により水素原子核の核磁
気共鳴スペクトルを測定することによって行った。
【0051】実施例2 メタクリル酸2−エチルヘキシル200gに代えて同様
の前処理を施したメタクリル酸ステアリル200g、
2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒ
ドロクロライド(和光純薬工業(株)製V−50)8g
をそれぞれ使用した以外は、実施例1と同様に反応操作
および後処理操作を行うことによって共重合体(2)を
得た。使用したモノマー全体についての重合率を下記の
表1に示す。
の前処理を施したメタクリル酸ステアリル200g、
2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて2,
2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)ジヒ
ドロクロライド(和光純薬工業(株)製V−50)8g
をそれぞれ使用した以外は、実施例1と同様に反応操作
および後処理操作を行うことによって共重合体(2)を
得た。使用したモノマー全体についての重合率を下記の
表1に示す。
【0052】実施例3 メタクリル酸2−エチルヘキシル200gに代えて同様
の前処理を施したメタクリル酸ブチル200g、2,
2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イル)
プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて2,2’
−アゾビス(2−メチルブタンアミドオキシム)ジヒド
ロクロライドの4水和物(大塚化学(株)製OTAZO
−30)10gをそれぞれ使用した以外は、実施例1と
同様に反応操作および後処理操作を行うことによって共
重合体(3)を得た。使用したモノマー全体についての
重合率を下記の表1に示す。
の前処理を施したメタクリル酸ブチル200g、2,
2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イル)
プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて2,2’
−アゾビス(2−メチルブタンアミドオキシム)ジヒド
ロクロライドの4水和物(大塚化学(株)製OTAZO
−30)10gをそれぞれ使用した以外は、実施例1と
同様に反応操作および後処理操作を行うことによって共
重合体(3)を得た。使用したモノマー全体についての
重合率を下記の表1に示す。
【0053】比較例1 2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
(和光純薬工業(株)製V−65)8gを使用した以外
は、実施例1と同様に反応操作および後処理操作を行う
ことによって共重合体(4)を得た。使用したモノマー
全体についての重合率を下記の表1に示す。
ル)プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて2,
2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
(和光純薬工業(株)製V−65)8gを使用した以外
は、実施例1と同様に反応操作および後処理操作を行う
ことによって共重合体(4)を得た。使用したモノマー
全体についての重合率を下記の表1に示す。
【0054】比較例2 2,2’−アゾビス〔2−(2−イミダゾリン−2−イ
ル)プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて過硫
酸カリウム12gおよびメタ重亜硫酸ナトリウム12g
を使用した以外は実施例1と同様に、反応操作および後
処理操作を行うことによって共重合体(5)を得た。使
用したモノマー全体についての重合率を下記の表1に示
す。
ル)プロパン〕ジヒドロクロライド10gに代えて過硫
酸カリウム12gおよびメタ重亜硫酸ナトリウム12g
を使用した以外は実施例1と同様に、反応操作および後
処理操作を行うことによって共重合体(5)を得た。使
用したモノマー全体についての重合率を下記の表1に示
す。
【0055】
【表1】
【0056】参考例1〜4 実施例1、実施例2、実施例3または比較例2で得られ
た共重合体(1)、(2),(3)または(5)の15
重量部を、アクリル樹脂(クラレ製 パラペットEH)
85重量部および酸化防止剤(旭電化製 アデカスタブ
PEP−36)0.5重量部と、2軸押出機にて240
℃で溶融混練した。得られたアクリル樹脂組成物を24
0℃で圧縮成形することにより各種試験片を作製し、そ
の色調を目視で判定し、さらにそれを用いて曲げ弾性率
の測定(ASTM D−790に準拠)および帯電防止
性能の評価を行った。
た共重合体(1)、(2),(3)または(5)の15
重量部を、アクリル樹脂(クラレ製 パラペットEH)
85重量部および酸化防止剤(旭電化製 アデカスタブ
PEP−36)0.5重量部と、2軸押出機にて240
℃で溶融混練した。得られたアクリル樹脂組成物を24
0℃で圧縮成形することにより各種試験片を作製し、そ
の色調を目視で判定し、さらにそれを用いて曲げ弾性率
の測定(ASTM D−790に準拠)および帯電防止
性能の評価を行った。
【0057】なお、帯電防止性能の評価法としては以下
の方法を採用した。樹脂組成物から作製した厚さ1mm
の試験片を25℃、50%RHの条件で1週間調湿した
後、スタチックオネストメーター((株)宍戸商会販
売)を用いて下記の条件で帯電圧減衰半減期を測定し
た。さらに、この試験片を蒸留水400mlで洗浄して
乾燥した後、再度同様の試験を行った。
の方法を採用した。樹脂組成物から作製した厚さ1mm
の試験片を25℃、50%RHの条件で1週間調湿した
後、スタチックオネストメーター((株)宍戸商会販
売)を用いて下記の条件で帯電圧減衰半減期を測定し
た。さらに、この試験片を蒸留水400mlで洗浄して
乾燥した後、再度同様の試験を行った。
【0058】・印可電圧:8000V ・印可時間:3分間 ・測定温度:25℃ ・測定湿度:50%RH
【0059】以上の評価結果をまとめて下記の表2に示
す。
す。
【0060】
【表2】
【0061】上記の表1および2から、本発明に従う実
施例1、2および3ではモノマーの重合率が高く、かつ
得られた重合体が優れた帯電防止性能を発揮したことか
ら、各モノマーがいずれも効率的に所定の共重合に消費
されたことがわかる。しかも、これらの場合の重合体で
は、それを含有する樹脂組成物における色調が良好であ
ることから、熱着色性が低いことがわかる。これに対
し、重合開始剤として特定の水溶性アゾ系ラジカル重合
開始剤以外のものを使用した点で本発明以外である比較
例1では、モノマーの重合率が低かったことから、所定
の共重合をうまく行うことができないことがわかる。ま
た、重合開始剤として特定の水溶性アゾ系ラジカル重合
開始剤以外のもの(ただし比較例1のものとも別のも
の)を使用した点で本発明以外である比較例2では、モ
ノマーの重合率が高かったものの、得られた重合体を含
有する樹脂組成物における着色が著しく、帯電防止性能
もあまり高くなかったことから、得られた重合体は熱着
色性が高く、熱的に劣化を起こしたものと推定される。
施例1、2および3ではモノマーの重合率が高く、かつ
得られた重合体が優れた帯電防止性能を発揮したことか
ら、各モノマーがいずれも効率的に所定の共重合に消費
されたことがわかる。しかも、これらの場合の重合体で
は、それを含有する樹脂組成物における色調が良好であ
ることから、熱着色性が低いことがわかる。これに対
し、重合開始剤として特定の水溶性アゾ系ラジカル重合
開始剤以外のものを使用した点で本発明以外である比較
例1では、モノマーの重合率が低かったことから、所定
の共重合をうまく行うことができないことがわかる。ま
た、重合開始剤として特定の水溶性アゾ系ラジカル重合
開始剤以外のもの(ただし比較例1のものとも別のも
の)を使用した点で本発明以外である比較例2では、モ
ノマーの重合率が高かったものの、得られた重合体を含
有する樹脂組成物における着色が著しく、帯電防止性能
もあまり高くなかったことから、得られた重合体は熱着
色性が高く、熱的に劣化を起こしたものと推定される。
【0062】
【発明の効果】本発明の製造方法では、特定の重合開始
剤を使用することによって、親水性ビニル系モノマーお
よび親油性ビニル系モノマーの両方を含む3種類のモノ
マーを水系溶媒中で重合させるにもかかわらず、共重合
体中にすべての種類のモノマーを確実に導入することが
できる。また、共重合体の分離取得も容易に行うことが
できる。さらに、本発明の製造方法によって得られた共
重合体は、帯電防止性能が高く、熱的に着色し難いこと
から、成形用樹脂、樹脂用改質材などとして有用であ
る。
剤を使用することによって、親水性ビニル系モノマーお
よび親油性ビニル系モノマーの両方を含む3種類のモノ
マーを水系溶媒中で重合させるにもかかわらず、共重合
体中にすべての種類のモノマーを確実に導入することが
できる。また、共重合体の分離取得も容易に行うことが
できる。さらに、本発明の製造方法によって得られた共
重合体は、帯電防止性能が高く、熱的に着色し難いこと
から、成形用樹脂、樹脂用改質材などとして有用であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 スルホン酸基およびエチレン性不飽和結
合を有する化合物またはその塩(A)、一般式(1) 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基を示し、R2は水
酸基を有してもよい2価の炭化水素基を示し、R3は炭
素数2〜4の2価の飽和脂肪族炭化水素基を示し、R4
は炭素数1〜30の1価の炭化水素基を示し、nは平均
値において3〜200の数を示す。)で示される化合物
(B)、ならびにエチレン性不飽和結合を有し、かつ
(A)および(B)とは相違する化合物(C)を、一般
式(2) 【化2】 (式中、R5およびR6はそれぞれアルキル基もしくはシ
クロアルキル基を示すか、または一緒になって2価の脂
肪族基を示し、R7およびR8はそれぞれアルキル基もし
くはシクロアルキル基を示すか、または一緒になって2
価の脂肪族基を示し、X1およびX2は置換基を有してい
てもよい低級アルキレン基を示す)、一般式(3) 【化3】 (式中、R9およびR10はそれぞれアルキル基もしくは
シクロアルキル基を示すか、または一緒になって2価の
脂肪族基を示し、R11およびR12はそれぞれアルキル基
もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒になっ
て2価の脂肪族基を示し、R13、R14、R15およびR16
はそれぞれ水素原子、置換基を有していてもよいアルキ
ル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、置
換基を有していてもよいアリル基または置換基を有して
いてもよいフェニル基を示す。)または一般式(4) 【化4】 (式中、R17およびR18はそれぞれアルキル基もしくは
シクロアルキル基を示すか、または一緒になって2価の
脂肪族基を示し、R19およびR20はそれぞれアルキル基
もしくはシクロアルキル基を示すか、または一緒になっ
て2価の脂肪族基を示す)で示される化合物の塩からな
る重合開始剤を用い、水系溶媒中で共重合させることを
特徴とする共重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21717897A JPH1143505A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 共重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21717897A JPH1143505A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 共重合体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143505A true JPH1143505A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16700093
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21717897A Pending JPH1143505A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | 共重合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1143505A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100789730B1 (ko) | 2006-05-30 | 2008-01-02 | 재단법인 산재의료관리원 | 아크릴계 이온성 고분자 전위구동 물질 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP21717897A patent/JPH1143505A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100789730B1 (ko) | 2006-05-30 | 2008-01-02 | 재단법인 산재의료관리원 | 아크릴계 이온성 고분자 전위구동 물질 |
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