JPH1143719A - 高温強度と靭性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処理方法 - Google Patents
高温強度と靭性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処理方法Info
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- JPH1143719A JPH1143719A JP21022197A JP21022197A JPH1143719A JP H1143719 A JPH1143719 A JP H1143719A JP 21022197 A JP21022197 A JP 21022197A JP 21022197 A JP21022197 A JP 21022197A JP H1143719 A JPH1143719 A JP H1143719A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 火力発電、高速増殖炉、核融合炉等の高温用
構造機器に用いられる焼き戻しマルテンサイト組織を有
する高Crを含有するフェライト系耐熱鋼において、熱
処理方法により、優れた高温のクリープ破断強度と低温
靱性を得ることを課題とする。 【解決手段】 重量%で、0.05%≦C+N≦0.3
%,0.002%≦Nb+Ta≦0.3%を含有するフ
ェライト系耐熱鋼において、 T=8065/(3.55−logX)−373(℃) X=(C+N×12/14)×(Nb+Ta/2)
(%) を満たす温度以上、かつオーステナイトが安定なA4 変
態点または1280℃以下の温度で固溶化熱処理を行
い、その後A3 変態点以下に冷却することなく、A3 変
態点以上1050℃以下の温度で炭窒化物の析出熱処理
を行い、その後A3変態点以下に冷却してマルテンサイ
ト組織とし、引き続き焼き戻し処理を行う。
構造機器に用いられる焼き戻しマルテンサイト組織を有
する高Crを含有するフェライト系耐熱鋼において、熱
処理方法により、優れた高温のクリープ破断強度と低温
靱性を得ることを課題とする。 【解決手段】 重量%で、0.05%≦C+N≦0.3
%,0.002%≦Nb+Ta≦0.3%を含有するフ
ェライト系耐熱鋼において、 T=8065/(3.55−logX)−373(℃) X=(C+N×12/14)×(Nb+Ta/2)
(%) を満たす温度以上、かつオーステナイトが安定なA4 変
態点または1280℃以下の温度で固溶化熱処理を行
い、その後A3 変態点以下に冷却することなく、A3 変
態点以上1050℃以下の温度で炭窒化物の析出熱処理
を行い、その後A3変態点以下に冷却してマルテンサイ
ト組織とし、引き続き焼き戻し処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電、高速増
殖炉、核融合炉等の高温用構造機器に用いられる、焼き
戻しマルテンサイト組織を有するフェライト系耐熱鋼に
おいて、特に高温におけるクリープ破断強度および優れ
た靱性を得るための熱処理方法に関する。
殖炉、核融合炉等の高温用構造機器に用いられる、焼き
戻しマルテンサイト組織を有するフェライト系耐熱鋼に
おいて、特に高温におけるクリープ破断強度および優れ
た靱性を得るための熱処理方法に関する。
【0002】
【従来技術】最近の火力発電においては、発電効率の向
上を目的として、蒸気条件の高温高圧化が進められてい
る。このような動向に伴い、発電用高温機器部材に用い
られる耐熱鋼では、高温強度と耐酸化性の観点から、従
来の炭素鋼、低合金鋼に代わり、焼き戻しマルテンサイ
ト組織を有するCrを含有するフェライト系の合金鋼が
耐熱鋼として使用され始めている。
上を目的として、蒸気条件の高温高圧化が進められてい
る。このような動向に伴い、発電用高温機器部材に用い
られる耐熱鋼では、高温強度と耐酸化性の観点から、従
来の炭素鋼、低合金鋼に代わり、焼き戻しマルテンサイ
ト組織を有するCrを含有するフェライト系の合金鋼が
耐熱鋼として使用され始めている。
【0003】また、高速増殖炉、核融合炉等の高温部材
においても、上記の特性に加え、低放射化特性の観点か
ら、オーステナイト系ステンレス鋼に代わり、Crを含
有する合金鋼あるいはフェライト系ステンレス鋼が期待
されている。
においても、上記の特性に加え、低放射化特性の観点か
ら、オーステナイト系ステンレス鋼に代わり、Crを含
有する合金鋼あるいはフェライト系ステンレス鋼が期待
されている。
【0004】このようなニーズに対応して、Crを9%
程度含有する鋼に、Mo,W,V,Nb等の炭窒化物を
形成する元素を添加して、高温クリープ強度を向上させ
たフェライト系の耐熱鋼が各種開発提案されている。こ
れらの鋼は、例えば、ASTM SA213−T91鋼
あるいは火力技術基準告示による火STBA28鋼等と
して規格化され、高温機器用部材として適用され始めて
いる。
程度含有する鋼に、Mo,W,V,Nb等の炭窒化物を
形成する元素を添加して、高温クリープ強度を向上させ
たフェライト系の耐熱鋼が各種開発提案されている。こ
れらの鋼は、例えば、ASTM SA213−T91鋼
あるいは火力技術基準告示による火STBA28鋼等と
して規格化され、高温機器用部材として適用され始めて
いる。
【0005】これらの鋼は、合金成分を均一化するとと
もに、その優れた高温強度を確保するためには、含有す
る炭窒化物形成元素を完全に固溶させた後、熱処理の冷
却過程で炭窒化物を析出させる必要がある。従って、高
温での焼きならし処理が必須となる。しかし、焼きなら
し温度が高温の場合には、オーステナイト(以下「γ」
という。)結晶粒が粗大化し、クリープ強度は向上する
ものの靱性が劣化する。従って、高温強度向上を目的と
して炭窒化物形成元素を含有した鋼において、この問題
を解決するためには、熱処理方法の最適化を図る必要が
ある。
もに、その優れた高温強度を確保するためには、含有す
る炭窒化物形成元素を完全に固溶させた後、熱処理の冷
却過程で炭窒化物を析出させる必要がある。従って、高
温での焼きならし処理が必須となる。しかし、焼きなら
し温度が高温の場合には、オーステナイト(以下「γ」
という。)結晶粒が粗大化し、クリープ強度は向上する
ものの靱性が劣化する。従って、高温強度向上を目的と
して炭窒化物形成元素を含有した鋼において、この問題
を解決するためには、熱処理方法の最適化を図る必要が
ある。
【0006】従来の熱処理方法は、焼きならし処理を1
回施した後、焼き戻し処理を行うものであり、焼きなら
し温度の最適化と焼きならし後の冷却速度の制御によ
り、所定の諸特性を確保する方法が主であった。しか
し、特開平8−225832号公報号においては、焼き
ならしを2段階に分けて行うことで、高温強度と靱性と
の両立を図る熱処理方法が開示されている。
回施した後、焼き戻し処理を行うものであり、焼きなら
し温度の最適化と焼きならし後の冷却速度の制御によ
り、所定の諸特性を確保する方法が主であった。しか
し、特開平8−225832号公報号においては、焼き
ならしを2段階に分けて行うことで、高温強度と靱性と
の両立を図る熱処理方法が開示されている。
【0007】この熱処理方法は、熱間加工後室温まで冷
却した鋼を、焼きならし処理における昇温中に所定の温
度に保持し、ついでさらに昇温中に再度所定の温度に保
持する、いわゆる2段階の焼きならし処理を行うことを
特徴とするものである。しかしながら、この方法は実際
の製造においては、生産性及び制御性に難点があると考
えられる。
却した鋼を、焼きならし処理における昇温中に所定の温
度に保持し、ついでさらに昇温中に再度所定の温度に保
持する、いわゆる2段階の焼きならし処理を行うことを
特徴とするものである。しかしながら、この方法は実際
の製造においては、生産性及び制御性に難点があると考
えられる。
【0008】特に、後段の高温熱処理におけるγ結晶粒
の粗大化を防止するために、前段の熱処理において、炭
窒化物を十分に析出させてγ結晶粒の成長をピンニング
することが必要であることから、後段の熱処理は、合金
元素の固溶に充分な時間をかけることが難しく、狭い温
度範囲に限定されるという問題点がある。
の粗大化を防止するために、前段の熱処理において、炭
窒化物を十分に析出させてγ結晶粒の成長をピンニング
することが必要であることから、後段の熱処理は、合金
元素の固溶に充分な時間をかけることが難しく、狭い温
度範囲に限定されるという問題点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の欠点である、焼きならし温度が高温では高温強度
は向上するが靱性は劣化する、あるいは、焼きならし温
度が低温では靱性は改善するが高温強度は劣化する、と
いう相反する両特性のいずれも満足すること、及び、そ
の製造条件も広い範囲で可能であることを実現し、これ
によりクリープ破断強度が高く、靱性が良好なフェライ
ト系耐熱鋼を得ることを目的とする。
技術の欠点である、焼きならし温度が高温では高温強度
は向上するが靱性は劣化する、あるいは、焼きならし温
度が低温では靱性は改善するが高温強度は劣化する、と
いう相反する両特性のいずれも満足すること、及び、そ
の製造条件も広い範囲で可能であることを実現し、これ
によりクリープ破断強度が高く、靱性が良好なフェライ
ト系耐熱鋼を得ることを目的とする。
【0010】なお、ここでフェライト系耐熱鋼とは、低
合金鋼、又はフェライト系ステンレス鋼からなる耐熱鋼
であり、Niを実質的に含まず、Crが28%以下の鋼
をいう。従って、少なくとも、JIS G3462「ボ
イラ・熱交換機用合金鋼鋼管」に規格されるSTBA2
5、STBA26の各々Crを約5%あるいは約9%程
度含有する鋼、及び、JIS G3463「ボイラ・熱
交換機用ステンレス鋼鋼管」に規格されるフェライト系
鋼管、すなわちSUS405TBからSUSXM27T
Bに相当するCrを約10%から28%含有する鋼を包
含する。
合金鋼、又はフェライト系ステンレス鋼からなる耐熱鋼
であり、Niを実質的に含まず、Crが28%以下の鋼
をいう。従って、少なくとも、JIS G3462「ボ
イラ・熱交換機用合金鋼鋼管」に規格されるSTBA2
5、STBA26の各々Crを約5%あるいは約9%程
度含有する鋼、及び、JIS G3463「ボイラ・熱
交換機用ステンレス鋼鋼管」に規格されるフェライト系
鋼管、すなわちSUS405TBからSUSXM27T
Bに相当するCrを約10%から28%含有する鋼を包
含する。
【0011】
【課題を解決するための手段】発明者らは、Crを含有
するフェライト系の耐熱鋼において、高温強度と靭性の
両特性を満たす条件について詳細に検討を重ねた結果、
最終的に得られる鋼のマルテンサイト組織自体を微細に
することが重要であることを知見し、以下の発明をする
に至った。
するフェライト系の耐熱鋼において、高温強度と靭性の
両特性を満たす条件について詳細に検討を重ねた結果、
最終的に得られる鋼のマルテンサイト組織自体を微細に
することが重要であることを知見し、以下の発明をする
に至った。
【0012】即ち、本発明は、重量%で、0.05%≦
C+N≦0.3%,0.002%≦Nb+Ta≦0.3
%を含有するフェライト系耐熱鋼であって、 T=8065/(3.55−logX)−373(℃) X=(C+N×12/14)×(Nb+Ta/2)
(%) を満たす温度以上、かつオーステナイトが安定なA4 変
態点または1280℃以下の温度で固溶化熱処理を行
い、その後A3 変態点以下に冷却することなく、A3 変
態点以上1050℃以下の温度で炭窒化物の析出熱処理
を行い、その後A3 変態点以下に冷却してマルテンサイ
ト組織とし、引き続き焼き戻し処理を行うことを特徴と
する高温強度と靱性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処
理方法である。
C+N≦0.3%,0.002%≦Nb+Ta≦0.3
%を含有するフェライト系耐熱鋼であって、 T=8065/(3.55−logX)−373(℃) X=(C+N×12/14)×(Nb+Ta/2)
(%) を満たす温度以上、かつオーステナイトが安定なA4 変
態点または1280℃以下の温度で固溶化熱処理を行
い、その後A3 変態点以下に冷却することなく、A3 変
態点以上1050℃以下の温度で炭窒化物の析出熱処理
を行い、その後A3 変態点以下に冷却してマルテンサイ
ト組織とし、引き続き焼き戻し処理を行うことを特徴と
する高温強度と靱性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処
理方法である。
【0013】上記熱処理は、フェライト系耐熱鋼である
ASTM SA213−T91鋼、または、通商産業省
令火力技術基準告示に規定する火STBA28(成分組
成:9Cr−1Mo−0.1Nb−0.2V)に望まし
く適用できる。
ASTM SA213−T91鋼、または、通商産業省
令火力技術基準告示に規定する火STBA28(成分組
成:9Cr−1Mo−0.1Nb−0.2V)に望まし
く適用できる。
【0014】また、上記熱処理は、フェライト系耐熱鋼
であるF−82H(商品名)(成分組成:8Cr−2W
−0.05Ta)、NF616( 商品名)(成分組成:
9Cr−0.5Mo−2W−0.2V−0.05Nb−
0.06N)、又はHCM12A( 商品名)(成分組
成:12Cr−0.5Mo−3W−0.2V−1Cu)
のいずれにも適用できる熱処理方法である。
であるF−82H(商品名)(成分組成:8Cr−2W
−0.05Ta)、NF616( 商品名)(成分組成:
9Cr−0.5Mo−2W−0.2V−0.05Nb−
0.06N)、又はHCM12A( 商品名)(成分組
成:12Cr−0.5Mo−3W−0.2V−1Cu)
のいずれにも適用できる熱処理方法である。
【0015】更に、上記熱処理は、従来知られているフ
ェライト系耐熱鋼であるJIS G3462「ボイラ・
熱交換機用合金鋼鋼管」に規格されるSTBA25、ま
たはSTBA26にも適用できる。
ェライト系耐熱鋼であるJIS G3462「ボイラ・
熱交換機用合金鋼鋼管」に規格されるSTBA25、ま
たはSTBA26にも適用できる。
【0016】また、上記熱処理は、フェライト系耐熱鋼
であるJIS G3463「ボイラ熱交換機用ステンレ
ス鋼鋼管」に規格されるSUS405TBからSUSX
M27TBにも適用できる。
であるJIS G3463「ボイラ熱交換機用ステンレ
ス鋼鋼管」に規格されるSUS405TBからSUSX
M27TBにも適用できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の基本となる考え方を以下
に述べる。本発明で対象とするフェライト系耐熱鋼と
は、一般に低合金鋼、又はフェライト系ステンレス鋼か
らなる耐熱鋼であり、Niを実質的に含まず、Crが2
8%以下の鋼をいう。このフェライト系耐熱鋼の成分組
成の例は、例えばCr:5〜13%、Mo:2%以下、
W:3%以下、Ni:1%以下、V:0.5%以下、N
b:0.5%以下、Ta:0.5%以下である。
に述べる。本発明で対象とするフェライト系耐熱鋼と
は、一般に低合金鋼、又はフェライト系ステンレス鋼か
らなる耐熱鋼であり、Niを実質的に含まず、Crが2
8%以下の鋼をいう。このフェライト系耐熱鋼の成分組
成の例は、例えばCr:5〜13%、Mo:2%以下、
W:3%以下、Ni:1%以下、V:0.5%以下、N
b:0.5%以下、Ta:0.5%以下である。
【0018】従って、少なくとも、JIS G3462
「ボイラ・熱交換機用合金鋼鋼管」に規格されるSTB
A25、STBA26の各々Crを約5%あるいは約9
%程度含有する鋼を含む。更に、JIS G3463
「ボイラ・熱交換機用ステンレス鋼鋼管」に規格される
フェライト系鋼管、すなわちSUS405TBからSU
SXM27TBに相当するCrを約10%から28%含
有する鋼にも本発明は適用できる。
「ボイラ・熱交換機用合金鋼鋼管」に規格されるSTB
A25、STBA26の各々Crを約5%あるいは約9
%程度含有する鋼を含む。更に、JIS G3463
「ボイラ・熱交換機用ステンレス鋼鋼管」に規格される
フェライト系鋼管、すなわちSUS405TBからSU
SXM27TBに相当するCrを約10%から28%含
有する鋼にも本発明は適用できる。
【0019】本発明が特に望ましく適用される鋼種とし
ては、例えば、ASTM SA213−T91鋼、ある
いは通商産業省令火力技術基準告示に規定する火STB
A28(成分組成:9Cr−1Mo−0.1Nb−0.
2V)鋼にも適用できる。更に、本願の出願人らがすで
に発明しているF−82H(商品名)(成分組成:8C
r−2W−0.05Ta)、NF616( 商品名)(成
分組成:9Cr−0.5Mo−2W−0.2V−0.0
5Nbー0.06N)、,さらにはHCM12A( 商品
名)(成分組成:12Cr−0.5Mo−3W−0.2
V−1Cu)等のいずれのフェライト系耐熱鋼にも適用
できる熱処理方法である。
ては、例えば、ASTM SA213−T91鋼、ある
いは通商産業省令火力技術基準告示に規定する火STB
A28(成分組成:9Cr−1Mo−0.1Nb−0.
2V)鋼にも適用できる。更に、本願の出願人らがすで
に発明しているF−82H(商品名)(成分組成:8C
r−2W−0.05Ta)、NF616( 商品名)(成
分組成:9Cr−0.5Mo−2W−0.2V−0.0
5Nbー0.06N)、,さらにはHCM12A( 商品
名)(成分組成:12Cr−0.5Mo−3W−0.2
V−1Cu)等のいずれのフェライト系耐熱鋼にも適用
できる熱処理方法である。
【0020】上記Cr含有のフェライト鋼で熱処理温度
を最適化するには、二つの視点がある。第一は均質化処
理であり、第二は結晶粒度の調整である。均質化処理の
ためには、高温長時間の熱処理が望ましい。しかし、結
晶粒度は、一般的には、粗粒の方がクリープ破断強度に
優れるが、細粒の方が靱性が良好なため、低温の熱処理
が望ましい。これを、1回の焼ならし熱処理で達成する
には、自由度が小さく、結局両特性を最小限に満足する
限られた狭い範囲で熱処理を行うか、両特性の妥協を図
らざるをえない。
を最適化するには、二つの視点がある。第一は均質化処
理であり、第二は結晶粒度の調整である。均質化処理の
ためには、高温長時間の熱処理が望ましい。しかし、結
晶粒度は、一般的には、粗粒の方がクリープ破断強度に
優れるが、細粒の方が靱性が良好なため、低温の熱処理
が望ましい。これを、1回の焼ならし熱処理で達成する
には、自由度が小さく、結局両特性を最小限に満足する
限られた狭い範囲で熱処理を行うか、両特性の妥協を図
らざるをえない。
【0021】一方、上記Cr含有のフェライト鋼は焼入
れ性が高いため、焼ならし後に空冷で冷却してもマルテ
ンサイト組織が生成する。焼きならし温度を低温にし
て、γ結晶粒を細かくすると靭性が向上するが、これ
は、結晶粒の細粒化とともに、生成するマルテンサイト
組織自体も微細になることが理由の一つであると考えら
れる。従って、γ結晶粒を細かくすることは、必ずしも
絶対的な条件ではなく、マルテンサイト組織自体を微細
にすることで、靭性の向上が期待できる。
れ性が高いため、焼ならし後に空冷で冷却してもマルテ
ンサイト組織が生成する。焼きならし温度を低温にし
て、γ結晶粒を細かくすると靭性が向上するが、これ
は、結晶粒の細粒化とともに、生成するマルテンサイト
組織自体も微細になることが理由の一つであると考えら
れる。従って、γ結晶粒を細かくすることは、必ずしも
絶対的な条件ではなく、マルテンサイト組織自体を微細
にすることで、靭性の向上が期待できる。
【0022】従って、高温強度と靭性を合わせ持つため
には、従来試みられなかった以下の熱処理方法が効果的
である。すなわち、最初に鋼を均質化と炭窒化物の固溶
化に充分な高温でオーステナイト化し、ついで温度を下
げて、(Nb+Ta)の炭窒化物を析出させる温度域に
保持し、その後冷却してマルテンサイト組織を得る。こ
の時、マルテンサイトは、析出した(Nb+Ta)炭窒
化物により粗大化が抑制できるので、微細なマルテンサ
イト組織が得られる。しかる後に、その鋼についての適
正な温度にて焼き戻しを行い、実用に供する。
には、従来試みられなかった以下の熱処理方法が効果的
である。すなわち、最初に鋼を均質化と炭窒化物の固溶
化に充分な高温でオーステナイト化し、ついで温度を下
げて、(Nb+Ta)の炭窒化物を析出させる温度域に
保持し、その後冷却してマルテンサイト組織を得る。こ
の時、マルテンサイトは、析出した(Nb+Ta)炭窒
化物により粗大化が抑制できるので、微細なマルテンサ
イト組織が得られる。しかる後に、その鋼についての適
正な温度にて焼き戻しを行い、実用に供する。
【0023】従って、本発明においては、オーステナイ
トが安定な高温領域での固溶化処理と、それより低温度
域での(Nb+Ta)の炭窒化物の析出処理とを、A3
変態点以下の温度に下げることなく、二段のステップに
分けて行うことを骨子とする。
トが安定な高温領域での固溶化処理と、それより低温度
域での(Nb+Ta)の炭窒化物の析出処理とを、A3
変態点以下の温度に下げることなく、二段のステップに
分けて行うことを骨子とする。
【0024】以下に、本発明において、成分範囲及び熱
処理条件を限定した理由について述べる。 C+N:オーステナイトを安定化させ、また高温強度の
向上に必要な炭窒化物を生成させる元素であり、CとN
との役割は実用上等価である。これらの効果を生ずるに
は、C+Nが0.05%以上含有する必要があり、一方
過剰に含有すると、溶接性・靱性を阻害し、実用的では
ないことから、その上限を0.3%とする。
処理条件を限定した理由について述べる。 C+N:オーステナイトを安定化させ、また高温強度の
向上に必要な炭窒化物を生成させる元素であり、CとN
との役割は実用上等価である。これらの効果を生ずるに
は、C+Nが0.05%以上含有する必要があり、一方
過剰に含有すると、溶接性・靱性を阻害し、実用的では
ないことから、その上限を0.3%とする。
【0025】Nb+Ta:炭窒化物を生成し高温強度を
向上させるとともに、析出した(Nb+Ta)炭窒化物
が、鋼の冷却中に生成するマルテンサイトの成長を抑制
する役割を果たす。従って、その効果を生ずるには、
0.002%以上の含有が必要であり、一方多すぎると
鋼の溶接性を阻害し実用的でなくなることから、その上
限を0.3%とする。
向上させるとともに、析出した(Nb+Ta)炭窒化物
が、鋼の冷却中に生成するマルテンサイトの成長を抑制
する役割を果たす。従って、その効果を生ずるには、
0.002%以上の含有が必要であり、一方多すぎると
鋼の溶接性を阻害し実用的でなくなることから、その上
限を0.3%とする。
【0026】固溶化温度:固溶化熱処理の目的は、合金
元素を充分に固溶すること及びγ結晶粒度を大きくして
クリープ破断強度を向上させることである。従って、固
溶化熱処理温度の下限は、(Nb+Ta)炭窒化物が完
全に溶け込む温度が好ましい。ただし、固溶化温度がA
3 変態点以上であり、かつ以下の式を満たす温度以上で
あれば、その効果は実用上充分である。 T=8065/(3.55−logX)−373(℃) X=(C+N×12/14)×(Nb+Ta/2)
(%)
元素を充分に固溶すること及びγ結晶粒度を大きくして
クリープ破断強度を向上させることである。従って、固
溶化熱処理温度の下限は、(Nb+Ta)炭窒化物が完
全に溶け込む温度が好ましい。ただし、固溶化温度がA
3 変態点以上であり、かつ以下の式を満たす温度以上で
あれば、その効果は実用上充分である。 T=8065/(3.55−logX)−373(℃) X=(C+N×12/14)×(Nb+Ta/2)
(%)
【0027】一方、固溶化熱処理の上限温度は、高温強
度の点からは高温ほど望ましいが、δフェライトが生成
するような温度域は好ましくない。従って、上限温度
は、A4 変態点を越えない範囲、または、オーステナイ
トが安定な領域である1280℃とする。
度の点からは高温ほど望ましいが、δフェライトが生成
するような温度域は好ましくない。従って、上限温度
は、A4 変態点を越えない範囲、または、オーステナイ
トが安定な領域である1280℃とする。
【0028】(Nb+Ta)の炭窒化物析出温度:固溶
化処理の後、鋼をA3 変態点以下の温度に冷却すること
なく、(Nb+Ta)の炭窒化物の析出温度に保持し、
(Nb+Ta)の炭窒化物を析出させる。この熱処理に
より析出した(Nb+Ta)の炭窒化物が、鋼の冷却中
に生ずるマルテンサイト変態に際して、マルテンサイト
の成長を抑制するため、微細なマルテンサイト組織を得
ることができ、これにより、靱性を改善される。
化処理の後、鋼をA3 変態点以下の温度に冷却すること
なく、(Nb+Ta)の炭窒化物の析出温度に保持し、
(Nb+Ta)の炭窒化物を析出させる。この熱処理に
より析出した(Nb+Ta)の炭窒化物が、鋼の冷却中
に生ずるマルテンサイト変態に際して、マルテンサイト
の成長を抑制するため、微細なマルテンサイト組織を得
ることができ、これにより、靱性を改善される。
【0029】従って、固溶化処理の後、鋼をA3 変態点
以下の温度に冷却してしまうと、(Nb+Ta)炭窒化
物が析出しない状態でマルテンサイト変態が生じるた
め、マルテンサイト組織は粗大化し、高温強度は良好で
あるが、靱性が劣化してしまう。従って、炭窒化物の析
出熱処理温度の下限はA3 変態点以上とする。
以下の温度に冷却してしまうと、(Nb+Ta)炭窒化
物が析出しない状態でマルテンサイト変態が生じるた
め、マルテンサイト組織は粗大化し、高温強度は良好で
あるが、靱性が劣化してしまう。従って、炭窒化物の析
出熱処理温度の下限はA3 変態点以上とする。
【0030】一方、析出処理温度が高温すぎると、析出
物が粗大となり、マルテンサイト組織の微細化に寄与し
ないので、その上限を1050℃とする。なお、加熱時
間は、析出温度で、5分以上保持することが望ましい。
物が粗大となり、マルテンサイト組織の微細化に寄与し
ないので、その上限を1050℃とする。なお、加熱時
間は、析出温度で、5分以上保持することが望ましい。
【0031】焼き戻し処理:最終的な材料の常温強度、
すなわち引張強さは、焼き戻し条件によって決まるの
で、固溶化処理・析出処理に引き続いて、所定の強度を
得るために必要な、標準的な焼き戻し条件にて熱処理を
行う必要がある。
すなわち引張強さは、焼き戻し条件によって決まるの
で、固溶化処理・析出処理に引き続いて、所定の強度を
得るために必要な、標準的な焼き戻し条件にて熱処理を
行う必要がある。
【0032】本発明においては、マルテンサイト組織の
微細化を(Nb+Ta)の炭窒化物で実現するものであ
るが、以上の考えを基にすれば、Nb,Taの代わり
に、同様な炭窒化物形成元素である、Ti,Al,V等
も使うことも出来る。
微細化を(Nb+Ta)の炭窒化物で実現するものであ
るが、以上の考えを基にすれば、Nb,Taの代わり
に、同様な炭窒化物形成元素である、Ti,Al,V等
も使うことも出来る。
【0033】本発明は、ボイラ・タービン部材等の高温
構造材料を基本的な対象物としているが、一般的な機械
部品、原子力部品等への適用も可能である。また、本発
明は、鋼管、鋼板のほか他の各種形状の耐熱部材に施す
ことも可能である。また、本発明は、基本的には、焼き
ならし+焼き戻しの工程を経て製品とする鋼材を対象と
するが、これに加えて、焼きならし、焼き戻し工程を単
独で、あるいは工程を複数回繰り返して適用する鋼材に
も適用が可能であり、本発明の効果に何等影響を与える
ものではない。
構造材料を基本的な対象物としているが、一般的な機械
部品、原子力部品等への適用も可能である。また、本発
明は、鋼管、鋼板のほか他の各種形状の耐熱部材に施す
ことも可能である。また、本発明は、基本的には、焼き
ならし+焼き戻しの工程を経て製品とする鋼材を対象と
するが、これに加えて、焼きならし、焼き戻し工程を単
独で、あるいは工程を複数回繰り返して適用する鋼材に
も適用が可能であり、本発明の効果に何等影響を与える
ものではない。
【0034】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1とし
て示す表1に、供試鋼の化学成分を示す。これらの鋼
は、Crを5〜12%(重量%)含有したフェライト系
の耐熱鋼である。これらの鋼を150kg真空溶解炉で溶
解した後、熱間圧延にて、板厚50mmの鋼板とした。こ
の鋼板に図2として示す表2に示す条件で、熱処理を行
った。
て示す表1に、供試鋼の化学成分を示す。これらの鋼
は、Crを5〜12%(重量%)含有したフェライト系
の耐熱鋼である。これらの鋼を150kg真空溶解炉で溶
解した後、熱間圧延にて、板厚50mmの鋼板とした。こ
の鋼板に図2として示す表2に示す条件で、熱処理を行
った。
【0035】各々の熱処理を行った鋼板の板厚中心部よ
り、クリープ破断試験片およびシャルピー衝撃試験片を
採取した。クリープ破断試験は、600℃−180MP
aの条件にて試験を行いその破断時間を求めた。また、
シャルピー衝撃試験は脆性−延性破面遷移温度を求め
た。結果を図3として示す表3に示す。
り、クリープ破断試験片およびシャルピー衝撃試験片を
採取した。クリープ破断試験は、600℃−180MP
aの条件にて試験を行いその破断時間を求めた。また、
シャルピー衝撃試験は脆性−延性破面遷移温度を求め
た。結果を図3として示す表3に示す。
【0036】鋼AからCにおいて、1050℃にて焼き
ならし後750℃前後にて焼き戻し処理を行う標準的な
条件の場合は、クリープ破断時間が必ずしも十分ではな
い。これに対して、焼きならし温度を1100〜115
0℃に高めると、クリープ破断時間は向上するが、衝撃
試験の破面遷移温度は約20℃以上劣化している。
ならし後750℃前後にて焼き戻し処理を行う標準的な
条件の場合は、クリープ破断時間が必ずしも十分ではな
い。これに対して、焼きならし温度を1100〜115
0℃に高めると、クリープ破断時間は向上するが、衝撃
試験の破面遷移温度は約20℃以上劣化している。
【0037】一方、鋼Dにおいては、焼きならし温度を
970℃とすると、靭性は向上するが、クリープ破断時
間は著しく劣化する。また、鋼Eは低温で焼き戻した場
合であるが、鋼材の常温強度は著しく高強度化し、クリ
ープ破断時間も極めて優れたものであるが、靭性の劣化
が大きく実用に供さない。
970℃とすると、靭性は向上するが、クリープ破断時
間は著しく劣化する。また、鋼Eは低温で焼き戻した場
合であるが、鋼材の常温強度は著しく高強度化し、クリ
ープ破断時間も極めて優れたものであるが、靭性の劣化
が大きく実用に供さない。
【0038】これらの通常の熱処理方法に比較して、本
発明の方法である、1040〜1200℃にて固溶化処
理を行い、次いで940〜970℃にて炭窒化物の析出
処理を行う熱処理を行った場合、同一の成分を有する鋼
において、通常の焼きならしよりも高温で固溶化熱処理
を行えるためクリープ破断強度が向上する。また、マル
テンサイト組織の微細化が図られるため、シャルピー衝
撃特性も著しく改善されていることが分かる。
発明の方法である、1040〜1200℃にて固溶化処
理を行い、次いで940〜970℃にて炭窒化物の析出
処理を行う熱処理を行った場合、同一の成分を有する鋼
において、通常の焼きならしよりも高温で固溶化熱処理
を行えるためクリープ破断強度が向上する。また、マル
テンサイト組織の微細化が図られるため、シャルピー衝
撃特性も著しく改善されていることが分かる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、高温強度の確
保を、高温の固溶化処理時の合金元素の固溶量の増加、
γ結晶粒度の粗大化により達成し、一方、靱性の確保
を、低温での(Nb+Ta)炭窒化物の微細析出処理と
これによるマルテンサイト組織の微細化及びそれの焼き
戻しにより達成するものである。これにより、同一成分
を有する従来の材料と比べて、高強度高靱性のフェライ
ト系耐熱鋼が得られる。この手法を用いれば、溶接性、
靱性、加工性、コスト面等で不利となるNb,Ta等の
炭窒化物を生成する合金元素を必要最小限にすることが
可能となり、実用上の貢献は極めて大である。
保を、高温の固溶化処理時の合金元素の固溶量の増加、
γ結晶粒度の粗大化により達成し、一方、靱性の確保
を、低温での(Nb+Ta)炭窒化物の微細析出処理と
これによるマルテンサイト組織の微細化及びそれの焼き
戻しにより達成するものである。これにより、同一成分
を有する従来の材料と比べて、高強度高靱性のフェライ
ト系耐熱鋼が得られる。この手法を用いれば、溶接性、
靱性、加工性、コスト面等で不利となるNb,Ta等の
炭窒化物を生成する合金元素を必要最小限にすることが
可能となり、実用上の貢献は極めて大である。
【図1】供試鋼の化学成分を表1として示す図である。
【図2】供試鋼の熱処理条件を表2として示す図であ
る。
る。
【図3】供試鋼の試験結果を表3として示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 重量%で、0.05%≦C+N≦0.3
%,0.002%≦Nb+Ta≦0.3%を含有するフ
ェライト系耐熱鋼であって、 T=8065/(3.55−logX)−373(℃) X=(C+N×12/14)×(Nb+Ta/2)
(%) を満たす温度以上、かつオーステナイトが安定なA4 変
態点または1280℃以下の温度で固溶化熱処理を行
い、その後A3 変態点以下に冷却することなく、A3 変
態点以上1050℃以下の温度で炭窒化物の析出熱処理
を行い、その後A3変態点以下に冷却してマルテンサイ
ト組織とし、引き続き焼き戻し処理を行うことを特徴と
する高温強度と靱性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処
理方法。 - 【請求項2】 前記フェライト系耐熱鋼が、ASTM
SA213−T91鋼、または、通商産業省令火力技術
基準告示に規定する火STBA28(成分組成:9Cr
−1Mo−0.1Nb−0.2V)鋼であることを特徴
とする請求項1記載の高温強度と靱性に優れたフェライ
ト系耐熱鋼の熱処理方法。 - 【請求項3】 前記フェライト系耐熱鋼が、F−82H
(商品名)(成分組成:8Cr−2W−0.05T
a)、HCM12A( 商品名)(成分組成:12Cr−
0.5Mo−3W−0.2V−1Cu)、又はNF61
6( 商品名)(成分組成:9Cr−0.5Mo−2W−
0.2V−0.05Nbー0.06N)のいずれかであ
ることを特徴とする請求項1記載の高温強度と靱性に優
れたフェライト系耐熱鋼の熱処理方法。 - 【請求項4】 前記フェライト系耐熱鋼が,JIS G
3462「ボイラ・熱交換機用合金鋼鋼管」に規格され
るSTBA25、またはSTBA26であることを特徴
とする請求項1記載の高温強度と靱性に優れたフェライ
ト系耐熱鋼の熱処理方法。 - 【請求項5】 前記フェライト系耐熱鋼が,JIS G
3463「ボイラ・熱交換機用ステンレス鋼鋼管」に規
格されるSUS405TBからSUSXM27TBであ
ることを特徴とする請求項1記載の高温強度と靱性に優
れたフェライト系耐熱鋼の熱処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21022197A JPH1143719A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 高温強度と靭性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21022197A JPH1143719A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 高温強度と靭性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1143719A true JPH1143719A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16585800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21022197A Pending JPH1143719A (ja) | 1997-07-22 | 1997-07-22 | 高温強度と靭性に優れたフェライト系耐熱鋼の熱処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1143719A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102534394A (zh) * | 2010-12-23 | 2012-07-04 | 核工业西南物理研究院 | 一种聚变堆用控氮型低活性铁素体/马氏体钢 |
| CN102588659A (zh) * | 2012-02-23 | 2012-07-18 | 武汉大禹阀门制造有限公司 | 带开度指示液压控制阀门的可伸缩加长杆装置 |
| JP6113359B1 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-04-12 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | クリープ特性に優れたAl含有フェライト系ステンレス鋼材と、燃料電池用部材 |
| JP2021143354A (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-24 | 日鉄ステンレス株式会社 | レーザー溶接用のマルテンサイト系ステンレス鋼 |
-
1997
- 1997-07-22 JP JP21022197A patent/JPH1143719A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102534394A (zh) * | 2010-12-23 | 2012-07-04 | 核工业西南物理研究院 | 一种聚变堆用控氮型低活性铁素体/马氏体钢 |
| CN102588659A (zh) * | 2012-02-23 | 2012-07-18 | 武汉大禹阀门制造有限公司 | 带开度指示液压控制阀门的可伸缩加长杆装置 |
| JP6113359B1 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-04-12 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | クリープ特性に優れたAl含有フェライト系ステンレス鋼材と、燃料電池用部材 |
| WO2017073094A1 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | クリープ特性に優れたAl含有フェライト系ステンレス鋼材及びその製造方法と、燃料電池用部材 |
| JP2021143354A (ja) * | 2020-03-10 | 2021-09-24 | 日鉄ステンレス株式会社 | レーザー溶接用のマルテンサイト系ステンレス鋼 |
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